JP2003013574A - 階段隙間カバーの取付け構造 - Google Patents

階段隙間カバーの取付け構造

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JP2003013574A
JP2003013574A JP2001199381A JP2001199381A JP2003013574A JP 2003013574 A JP2003013574 A JP 2003013574A JP 2001199381 A JP2001199381 A JP 2001199381A JP 2001199381 A JP2001199381 A JP 2001199381A JP 2003013574 A JP2003013574 A JP 2003013574A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建物の外壁面に沿って配置される階段部に
おいて、階段の外壁側ささら桁と外壁との隙間が狭い場
合でも、簡単に一人で作業することができる階段隙間カ
バーの取付け構造を提供することを目的とする。 【解決手段】 ささら桁(4)の外壁側の面に、階段内側
からの操作によって階段内側に向けて締め付け保持され
る支持具(10)(10)…を取り付けるとともに、この支持具
(10)(10)…によって、隙間の上方から差し込んだ階段隙
間カバー(7)の垂直片(9)を締め付け保持し、階段隙間
カバー(7)をささら桁(4)に固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、建物の外壁と階
段ささら桁との隙間を安全のために覆い隠す階段隙間カ
バーの取付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】共同住宅の共用階段は、施工段階におい
ても使用するため、鉄骨工事と同時期に施工される。し
たがって、外壁工事時の施工クリアランスを確保するた
めには、外壁と階段ささら桁との間には隙間を設ける必
要があり、この隙間には、一般的に、安全のための隙間
カバーが取り付けられる。図7に示すように、隙間カバ
ー(31)は、垂直片(32)のボルト孔(33)(33)とささら桁(3
4)のボルト孔(35)(35)とを合わせるようにしてそのささ
ら桁(34)に沿って配置し、それらボルト孔(33)(35)に外
壁側から差し込んだボルト(36)(36)と、ワッシャー(37)
(38)及びナット(39)(39)とで締め付けるようにして取り
付けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ボルト・ナッ
トによる締め付け作業は、ささら桁(34)の両側から行う
必要があり面倒であった。特に、一人でこの作業をする
時は、階段側から一方の手を外壁側に廻して、手探りで
ボルト孔(33)にボルト(36)を差し込んだ後、そのボルト
(36)を手で押さえながら、階段側から他方の手でナット
(39)を締めつけるといった煩雑な作業を強いられてい
た。また、近年は施工精度が向上し、階段と外壁との隙
間が小さくなったために、その隙間内で手や道具を自由
に動かして作業することが困難となっていた。
【0004】そこで、この発明は、上記不具合を解消
し、ささら桁と外壁の隙間が狭い場合でも、簡単に一人
で作業することができる階段隙間カバーの取付け構造を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明では、建物の外壁面に沿って配置される階
段部において、階段の外壁側ささら桁と外壁との隙間を
覆う階段隙間カバーの取付け構造であって、ささら桁の
外壁側の面には、階段内側からの操作によって内側に向
けて締め付け保持される支持具が取り付けられて、この
支持具とささら桁の間に、上方から階段隙間カバーの垂
直片を差し込んで、それら支持具とささら桁とで締め付
け固定することを特徴とする。
【0006】具体的には、ささら桁のボルト孔に階段側
から差し込んだボルトを、ささら桁の外壁側の面に配し
た支持具にねじ込み、そのささら桁に取り付けるととも
に、前記ボルトをさらに前記支持具にねじ込んで、階段
内側に向けてその支持具を締め付けた。また、支持具
を、その支持具に形成された突片をささら桁のツメ孔に
差し込むようにして取り付けた。加えて、支持具は、さ
さら桁の外壁側の面に沿って配されるプレートであっ
て、そのプレートの上端部付近が、ささら桁側と反対の
方向にくの字に折り曲げられている。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態に係
る階段隙間カバーの取付け構造を、図面に基づいて詳細
に説明する。図6は、建物(1)の外壁(2)に沿って取り
付けられた階段部を示したもので、階段部(3)は、並行
に配された一対のささら桁(4)(5)と、これらささら桁
(4)(5)間に配された階段(6)とからなる。そして、外
側のささら桁(5)には、手摺(8)が取り付けられてい
る。
【0008】外壁側のささら桁(4)の外壁側の面には、
外壁(2)と階段(3)の間に生じる隙間を覆い隠すための
階段隙間カバー(7)が取り付けられている。この階段隙
間カバー(7)は、図1及び2に示すように、その階段隙
間カバー(7)の垂直片(9)(9)…をささら桁(4)に固定
することによって取り付けられている。
【0009】ささら桁(4)には、鉛直方向に並んだ一対
の取付け孔(11)及びツメ孔(12)が、そのささら桁(4)の
長手方向に沿って、複数対適宜間隔をあけて形成されて
いる。これら取付け孔(11)(11)…及びツメ孔(12)(12)…
は、ささら桁(4)の外壁側の面に支持具(10)(10)…を取
り付けるためのもので、それら支持具(10)(10)…によっ
て、垂直片(9)(9)…がささら桁(4)の外壁側の面に固
定される。
【0010】各支持具(10)は、図3に示すように、金属
製のプレートを折り曲げ成形したもので、当接片(13)、
締付け片(14)、受け片(15)からなる。
【0011】当接片(13)は、支持具(10)をささら桁(4)
に取り付ける際に、ささら桁(4)の外壁側の面に当接さ
せる部分で、この当接片(13)の下端部中央付近には、当
接片(13)と直角に折り曲げられたツメ(16)が階段内側に
向けて形成されている。
【0012】締付け片(14)は、当接片(13)の上端部と連
続する外壁側に傾いた縦断面略くの字形であって、くの
字のコーナー部分が、外壁側に位置するように配置され
ている。したがって、支持具(10)をささら桁(4)に取り
付けると、そのささら桁(4)と締付け片(12)との間には
隙間が生じ、その隙間に階段隙間カバー(7)の垂直片
(9)が差し込まれる。また、締付け片(14)の中央やや上
方の位置には、螺旋溝を有する支持具(10)取付け用のボ
ルト孔(17)が形成されている。
【0013】受け片(15)は、締付け片(14)の上端部と連
続する外壁側に傾いた板状であって、支持具(10)をささ
ら桁(4)に取り付けた際、上方ほどささら桁(4)と支持
具(10)の隙間が大きくなるように配置されている。した
がって、支持具(12)とささら桁(4)の隙間に上方から垂
直片(9)を差し込み易くなっている。
【0014】階段隙間カバー(7)は、水平板(19)及び垂
直板(20)からなる断面L字形のカバー本体(21)と、その
垂直板(20)の階段側の面に取り付けられた複数の垂直片
(9)(9)…とからなる。これら垂直片(9)(9)…は、階
段隙間カバー(7)をささら桁(4)に取り付けるためのも
ので、各垂直片(9)(9)…の下端部中央付近には、凹形
のくぼみ(22)(22)…が形成されている。
【0015】次に、図4及び5に基づいて、階段隙間カ
バー(7)の取付け手順を説明する。
【0016】まず、図4に示すように、ささら桁(4)に
は、その外壁側の面に沿って複数の支持具(10)(10)…が
取り付けられる。各支持具(10)は、支持具(10)のボルト
孔(17)とささら桁(4)の取付け孔(11)とを合わせなが
ら、それら支持具(10)のツメ(16)をささら桁(4)のツメ
孔(12)に差し込むようにして位置決めされた後、ささら
桁(4)の階段側からワッシャー(24)(25)及び取付け孔(1
1)を貫通させたボルト(23)を、ボルト孔(17)にねじ込む
ことによって取り付けられている。この際、ボルト(23)
は完全に締め込まれておらず、支持具(10)は、ささら桁
(4)に仮固定状態とされている。
【0017】階段隙間カバー(7)の垂直片(9)(9)…
は、図5に示すように、ささら桁(4)と支持具(10)(10)
…との間に生じる隙間に、上方から差し込まれる。この
とき、各垂直片(9)(9)…は、ボルト(23)(23)…が垂直
片(9)(9)…のくぼみ(22)(22)…に嵌まり込むようにし
て位置合わせされる。最後に、階段内側からボルト(23)
(23)…を本締めすることにより、差し込まれた各垂直片
(9)(9)…は、ささら桁(4)と支持具(10)(10)…とで挟
持され、ささら桁(4)に階段隙間カバー(7)が固定され
る。
【0018】この発明は、上記実施形態に限定されるも
のではなく、この発明の範囲内で上記実施形態に多くの
修正及び変更を加え得ることは勿論である。例えば、支
持具(10)のツメ(16)やささら桁(4)のツメ孔(12)(12)…
を形成することなく、ボルト(23)のみで支持具を固定す
ることも考えられる。この場合、回転防止のために1つ
の支持具(10)を複数のボルト(23)(23)…で固定するよう
にしても良い。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明の階段隙間カバーの取付け構造は、階段内側から支持
具を操作して、その支持具とささら桁の間に上方から差
し込んだ垂直片を締め付け保持し、階段隙間カバーを固
定している。したがって、外壁とささら桁との間に垂直
片を差し込める大きさの隙間があれば取り付けが可能で
あるとともに、現場作業を一人で簡単に行うことができ
る。また、階段隙間カバーのサイズや材質にかかわらず
実施が可能であるとともに、階段隙間カバーの構造を単
純化することができる。
【0020】さらに、支持具の取付け作業及び支持具に
よる締付け作業は、階段内側から差し込んだボルトを締
め付けるだけであり、施工性の向上とコストダウンを実
現することができる。また、支持具は、その支持具に形
成されたツメをささら桁のツメ孔に差し込むようにして
取り付けられるので、ボルト締めの時に支持具が回転す
ることがなく、正確に支持具を取り付けることが出来
る。その上、支持具は、その上端部付近が外壁側に折り
曲げられているので、支持具とささら桁との間が上方ほ
ど広くなっており、階段隙間カバーの垂直片を簡単にそ
の隙間に差し込むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る階段隙間カバーの
取付構造を示す縦断面図である。
【図2】同じく側面図である。
【図3】支持具を示す斜視図である。
【図4】支持具の取り付け状態を示す分解斜視図であ
る。
【図5】階段隙間カバーの取付構造を示す分解斜視図で
ある。
【図6】階段部の斜視図である。
【図7】従来の階段隙間カバーの取付構造を示す分解斜
視図である。
【符号の説明】
(1) 建物 (2) 外壁 (3) 階段部 (4) ささら桁 (7) 階段隙間カバー (9) 垂直片 (10) 支持具 (12) ツメ孔 (15) プレートの上端部付近 (16) ツメ (17) ボルト孔 (23) ボルト

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の外壁面に沿って配置される階段部
    において、階段の外壁側ささら桁と外壁との隙間を覆う
    階段隙間カバーの取付け構造であって、そのささら桁の
    外壁側の面には、階段内側からの操作によって階段内側
    に向けて締め付け保持される支持具が取り付けられて、
    この支持具によって、支持具とささら桁の間に上方から
    差し込んだ階段隙間カバーの垂直片を締め付け保持し、
    階段隙間カバーをささら桁に固定することを特徴とする
    階段隙間カバーの取付け構造。
  2. 【請求項2】 階段内側からささら桁のボルト孔に差し
    込んだボルトを、ささら桁の外壁側の面に配した支持具
    にねじ込んで、その支持具をささら桁に取り付けるとと
    もに、前記ボルトをさらに支持具にねじ込んで、その支
    持具を階段内側に向けて締め付け保持する請求項1記載
    の階段隙間カバーの取付け構造。
  3. 【請求項3】 支持具は、その支持具に形成された突片
    をささら桁のツメ孔に差し込むようにして取り付けられ
    る請求項1又は2記載の階段隙間カバーの取付け構造。
  4. 【請求項4】 支持具は、ささら桁の外壁側の面に沿っ
    て配置されるプレートであって、そのプレートの上端部
    付近が外壁側に折り曲げられている請求項1乃至3のい
    ずれかに記載の階段隙間カバーの取付け構造。
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