JP3898001B2 - 階段隙間カバーの取付け構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、建物の外壁と階段ささら桁との隙間を安全のために覆い隠す階段隙間カバーの取付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
共同住宅の共用階段は、施工段階においても使用するため、鉄骨工事と同時期に施工される。したがって、外壁工事時の施工クリアランスを確保するためには、外壁と階段ささら桁との間には隙間を設ける必要があり、この隙間には、一般的に、安全のための隙間カバーが取り付けられる。図7に示すように、隙間カバー(31)は、垂直片(32)のボルト孔(33)(33)とささら桁(34)のボルト孔(35)(35)とを合わせるようにしてそのささら桁(34)に沿って配置し、それらボルト孔(33)(35)に外壁側から差し込んだボルト(36)(36)と、ワッシャー(37)(38)及びナット(39)(39)とで締め付けるようにして取り付けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、ボルト・ナットによる締め付け作業は、ささら桁(34)の両側から行う必要があり面倒であった。特に、一人でこの作業をする時は、階段側から一方の手を外壁側に廻して、手探りでボルト孔(33)にボルト(36)を差し込んだ後、そのボルト(36)を手で押さえながら、階段側から他方の手でナット(39)を締めつけるといった煩雑な作業を強いられていた。また、近年は施工精度が向上し、階段と外壁との隙間が小さくなったために、その隙間内で手や道具を自由に動かして作業することが困難となっていた。
【0004】
そこで、この発明は、上記不具合を解消し、ささら桁と外壁の隙間が狭い場合でも、簡単に一人で作業することができる階段隙間カバーの取付け構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、この発明では、建物の外壁面に沿って配置される階段部において、階段の外壁側ささら桁と外壁との隙間を覆う階段隙間カバーの取付け構造であって、ささら桁の外壁側の面には、階段内側からの操作によって内側に向けて締め付け保持される支持具が取り付けられて、この支持具とささら桁の間に、上方から階段隙間カバーの垂直片を差し込んで、それら支持具とささら桁とで締め付け固定することを特徴とする。
【0006】
具体的には、ささら桁のボルト孔に階段側から差し込んだボルトを、ささら桁の外壁側の面に配した支持具にねじ込み、そのささら桁に取り付けるとともに、前記ボルトをさらに前記支持具にねじ込んで、階段内側に向けてその支持具を締め付けた。また、支持具を、その支持具に形成された突片をささら桁のツメ孔に差し込むようにして取り付けた。加えて、支持具は、ささら桁の外壁側の面に沿って配されるプレートであって、そのプレートの上端部付近が、ささら桁側と反対の方向にくの字に折り曲げられている。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の一実施形態に係る階段隙間カバーの取付け構造を、図面に基づいて詳細に説明する。図6は、建物(1)の外壁(2)に沿って取り付けられた階段部を示したもので、階段部(3)は、並行に配された一対のささら桁(4)(5)と、これらささら桁(4)(5)間に配された階段(6)とからなる。そして、外側のささら桁(5)には、手摺(8)が取り付けられている。
【0008】
外壁側のささら桁(4)の外壁側の面には、外壁(2)と階段(3)の間に生じる隙間を覆い隠すための階段隙間カバー(7)が取り付けられている。この階段隙間カバー(7)は、図1及び2に示すように、その階段隙間カバー(7)の垂直片(9)(9)…をささら桁(4)に固定することによって取り付けられている。
【0009】
ささら桁(4)には、鉛直方向に並んだ一対の取付け孔(11)及びツメ孔(12)が、そのささら桁(4)の長手方向に沿って、複数対適宜間隔をあけて形成されている。これら取付け孔(11)(11)…及びツメ孔(12)(12)…は、ささら桁(4)の外壁側の面に支持具(10)(10)…を取り付けるためのもので、それら支持具(10)(10)…によって、垂直片(9)(9)…がささら桁(4)の外壁側の面に固定される。
【0010】
各支持具(10)は、図3に示すように、金属製のプレートを折り曲げ成形したもので、当接片(13)、締付け片(14)、受け片(15)からなる。
【0011】
当接片(13)は、支持具(10)をささら桁(4)に取り付ける際に、ささら桁(4)の外壁側の面に当接させる部分で、この当接片(13)の下端部中央付近には、当接片(13)と直角に折り曲げられたツメ(16)が階段内側に向けて形成されている。
【0012】
締付け片(14)は、当接片(13)の上端部と連続する外壁側に傾いた縦断面略くの字形であって、くの字のコーナー部分が、外壁側に位置するように配置されている。したがって、支持具(10)をささら桁(4)に取り付けると、そのささら桁(4)と締付け片(12)との間には隙間が生じ、その隙間に階段隙間カバー(7)の垂直片(9)が差し込まれる。また、締付け片(14)の中央やや上方の位置には、螺旋溝を有する支持具(10)取付け用のボルト孔(17)が形成されている。
【0013】
受け片(15)は、締付け片(14)の上端部と連続する外壁側に傾いた板状であって、支持具(10)をささら桁(4)に取り付けた際、上方ほどささら桁(4)と支持具(10)の隙間が大きくなるように配置されている。したがって、支持具(12)とささら桁(4)の隙間に上方から垂直片(9)を差し込み易くなっている。
【0014】
階段隙間カバー(7)は、水平板(19)及び垂直板(20)からなる断面L字形のカバー本体(21)と、その垂直板(20)の階段側の面に取り付けられた複数の垂直片(9)(9)…とからなる。これら垂直片(9)(9)…は、階段隙間カバー(7)をささら桁(4)に取り付けるためのもので、各垂直片(9)(9)…の下端部中央付近には、凹形のくぼみ(22)(22)…が形成されている。
【0015】
次に、図4及び5に基づいて、階段隙間カバー(7)の取付け手順を説明する。
【0016】
まず、図4に示すように、ささら桁(4)には、その外壁側の面に沿って複数の支持具(10)(10)…が取り付けられる。各支持具(10)は、支持具(10)のボルト孔(17)とささら桁(4)の取付け孔(11)とを合わせながら、それら支持具(10)のツメ(16)をささら桁(4)のツメ孔(12)に差し込むようにして位置決めされた後、ささら桁(4)の階段側からワッシャー(24)(25)及び取付け孔(11)を貫通させたボルト(23)を、ボルト孔(17)にねじ込むことによって取り付けられている。この際、ボルト(23)は完全に締め込まれておらず、支持具(10)は、ささら桁(4)に仮固定状態とされている。
【0017】
階段隙間カバー(7)の垂直片(9)(9)…は、図5に示すように、ささら桁(4)と支持具(10)(10)…との間に生じる隙間に、上方から差し込まれる。このとき、各垂直片(9)(9)…は、ボルト(23)(23)…が垂直片(9)(9)…のくぼみ(22)(22)…に嵌まり込むようにして位置合わせされる。最後に、階段内側からボルト(23)(23)…を本締めすることにより、差し込まれた各垂直片(9)(9)…は、ささら桁(4)と支持具(10)(10)…とで挟持され、ささら桁(4)に階段隙間カバー(7)が固定される。
【0018】
この発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正及び変更を加え得ることは勿論である。例えば、支持具(10)のツメ(16)やささら桁(4)のツメ孔(12)(12)…を形成することなく、ボルト(23)のみで支持具を固定することも考えられる。この場合、回転防止のために1つの支持具(10)を複数のボルト(23)(23)…で固定するようにしても良い。
【0019】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、この発明の階段隙間カバーの取付け構造は、階段内側から支持具を操作して、その支持具とささら桁の間に上方から差し込んだ垂直片を締め付け保持し、階段隙間カバーを固定している。したがって、外壁とささら桁との間に垂直片を差し込める大きさの隙間があれば取り付けが可能であるとともに、現場作業を一人で簡単に行うことができる。また、階段隙間カバーのサイズや材質にかかわらず実施が可能であるとともに、階段隙間カバーの構造を単純化することができる。
【0020】
さらに、支持具の取付け作業及び支持具による締付け作業は、階段内側から差し込んだボルトを締め付けるだけであり、施工性の向上とコストダウンを実現することができる。また、支持具は、その支持具に形成されたツメをささら桁のツメ孔に差し込むようにして取り付けられるので、ボルト締めの時に支持具が回転することがなく、正確に支持具を取り付けることが出来る。その上、支持具は、その上端部付近が外壁側に折り曲げられているので、支持具とささら桁との間が上方ほど広くなっており、階段隙間カバーの垂直片を簡単にその隙間に差し込むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態に係る階段隙間カバーの取付構造を示す縦断面図である。
【図2】同じく側面図である。
【図3】支持具を示す斜視図である。
【図4】支持具の取り付け状態を示す分解斜視図である。
【図5】階段隙間カバーの取付構造を示す分解斜視図である。
【図6】階段部の斜視図である。
【図7】従来の階段隙間カバーの取付構造を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
(1) 建物
(2) 外壁
(3) 階段部
(4) ささら桁
(7) 階段隙間カバー
(9) 垂直片
(10) 支持具
(12) ツメ孔
(15) プレートの上端部付近
(16) ツメ
(17) ボルト孔
(23) ボルト

Claims (4)

  1. 建物の外壁面に沿って配置される階段部において、階段の外壁側ささら桁と外壁との隙間を覆う階段隙間カバーの取付け構造であって、そのささら桁の外壁側の面には、階段内側からの操作によって階段内側に向けて締め付け保持される支持具が取り付けられて、この支持具によって、支持具とささら桁の間に上方から差し込んだ階段隙間カバーの垂直片を締め付け保持し、階段隙間カバーをささら桁に固定することを特徴とする階段隙間カバーの取付け構造。
  2. 階段内側からささら桁のボルト孔に差し込んだボルトを、ささら桁の外壁側の面に配した支持具にねじ込んで、その支持具をささら桁に取り付けるとともに、前記ボルトをさらに支持具にねじ込んで、その支持具を階段内側に向けて締め付け保持する請求項1記載の階段隙間カバーの取付け構造。
  3. 支持具は、その支持具に形成された突片をささら桁のツメ孔に差し込むようにして取り付けられる請求項1又は2記載の階段隙間カバーの取付け構造。
  4. 支持具は、ささら桁の外壁側の面に沿って配置されるプレートであって、そのプレートの上端部付近が外壁側に折り曲げられている請求項1乃至3のいずれかに記載の階段隙間カバーの取付け構造。
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