JPH11148214A - 曲がり階段の手摺装置 - Google Patents

曲がり階段の手摺装置

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JPH11148214A
JPH11148214A JP9316682A JP31668297A JPH11148214A JP H11148214 A JPH11148214 A JP H11148214A JP 9316682 A JP9316682 A JP 9316682A JP 31668297 A JP31668297 A JP 31668297A JP H11148214 A JPH11148214 A JP H11148214A
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JP
Japan
Prior art keywords
plate
wooden
board
iron
step board
Prior art date
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Pending
Application number
JP9316682A
Other languages
English (en)
Inventor
Riyouichi Toguchi
良一 渡口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui House Ltd
Original Assignee
Sekisui House Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui House Ltd filed Critical Sekisui House Ltd
Priority to JP9316682A priority Critical patent/JPH11148214A/ja
Publication of JPH11148214A publication Critical patent/JPH11148214A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 曲がり階段において、曲がり部を介して連結
される直線部と直線部との間に設けられる手摺壁の笠木
の取付けを簡単に行う。 【解決手段】 笠木(48)の下端の段板(40)及びけこみ板
(42)との干渉部を予め切欠いておく。具体的には、複数
段のけこみ板(42)の外側面に対応して段状に切欠くとと
もに、更に、けこみ板(42)より突出する段板(40)の先端
部に対応して、その段板(40)の先端部がはまる溝状の切
欠部(53)(54)を形成しておいて現場での加工をなくす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、曲がり階段の手
摺装置であって、特に、曲がり部によって連結される直
線部と直線部との間に設けられる手摺壁の笠木の取付構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】住宅に設けられる曲がり階段には、曲が
り部を介して互いに逆方向に傾斜した状態で連結される
直線部と直線部との間に手摺壁を取り付けたものがあ
る。このような手摺壁の曲がり部中心側の端部及び上端
には、それぞれ笠木が取り付けられて、住宅の室内階段
にふさわしい外観を持たせるようにしている。
【0003】そして、曲がり部中心側の笠木について
は、その下端部分に曲がり部の段板先端部及びけこみ板
外側面が突出している場合、これらとの干渉部を手摺壁
の施工時に現場にて切欠くようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現場に
て笠木の切欠き作業を行っているので、その分だけ笠木
の取付作業が面倒で手間を要する欠点があった。しか
も、笠木の切欠部と曲がり部の段板先端部及びけこみ板
外側面との間に少しでも隙間が生じる、すなわちこれら
がきっちりと嵌合しないと、見た目が非常に悪くなるの
で、突出した段板先端部及びけこみ板外側面に対応して
笠木を高精度に切欠かなければならず、このため現場で
は常に熟練工を必要としていた。
【0005】この発明は、このような従来の欠点を解消
して、手摺壁の笠木を曲がり部に対して簡単に取付ける
ことができる曲がり階段の手摺装置の提供を目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明は、曲がり部を介して連結される直線部と
直線部との間に設けられる手摺壁の笠木において、その
笠木下端の段板及びけこみ板との干渉部を予め切欠いて
あることを特徴とする。
【0007】また、上記において、笠木の下端部分が、
複数段のけこみ板外側面に対応して段状に切欠されると
ともに、更に、けこみ板より突出する段板先端部に対応
して、その段板先端部がはまる溝状の切欠部が形成して
あるものが考えられる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を、
施工順に従って説明すると、図2において、(11)は、建
物の外壁若しくは間仕切り壁の壁フレーム、(12)は、そ
の壁フレーム(11)の上に取り付けた梁、(13)は、その梁
(12)と平行な2階の床梁を示している。
【0009】この実施形態の階段は曲がり階段であっ
て、まず、1階の基礎コンクリート(14)上に立設した支
持フレーム(15)と前記の壁フレーム(11)の中間との間
に、一対のささら桁(16)(16)が架け渡されている。これ
らのささら桁(16)(16)の上端側は水平方向に折曲され、
この水平方向への折曲部間と上端間にそれぞれささら桁
繋ぎ(17)(18)が取り付けられている。また、この水平方
向への折曲部より先端側は、2段の曲がり部となるもの
で、曲がり方向側のささら桁(16)先端部と同じく先端側
のささら桁繋ぎ(18)の一端側は、段部(19)(19)を介して
1段高くなるように折り曲げて第2段目を形成してあ
る。
【0010】上記のささら桁(16)(16)には、図3で示す
ように、直線部の鉄製段板(20)(20)…と曲がり部の鉄製
段板(21)が取り付けられ、更に、図4に示すように、こ
のささら桁(16)(16)へ繋ぐようにして、逆方向に傾斜し
た2階側のささら桁(22)(22)が、前記の壁フレーム(11)
と床梁(13)との架け渡して取り付けられる。
【0011】直線部の鉄製段板(20)は、図5で示すよう
に、帯板状の鉄板からなる段板本体(23)の両端の下面
に、側面から見てV字型に折り曲げられた取付けプレー
ト(24)(24)を固着したもので、それら取付けプレート(2
4)の一方の傾斜部(25)を、ささら桁(16)の上面に載置し
て、ボルト(26)で固定される。
【0012】曲がり部の鉄製段板(21)は、所定の形状に
打ち抜いた鉄板を適宜折曲することによって、2段分の
段板(27)(28)を予め一体に形成したもので、具体的に
は、第1段目の段板(27)の一端を垂直に折り曲げてけこ
み板(29)とし、そのけこみ板(29)の上端を水平に折り曲
げて第2段目の段板(28)を一体に形成してなる。この鉄
製段板(21)は、前記ささら桁繋ぎ(17)(18)間へ上方から
被せるようにして設置されて、前記と同様にボルト(26)
で固定される。
【0013】2階側のささら桁(22)(22)は、図4で示す
ように、その下端が2段の曲がり部を形成するよう、一
方のささら桁(22)と先端部のささら桁繋ぎ(30)を二段に
折り曲げており、この部分に、図6で示すように、前記
と同じく鉄板を予め折曲げて、曲がり部の第3及び第4
段目の段板(31)(32)とこれらを連結するけこみ板(33)と
を一体に形成した鉄製段板(34)を設置する。なお、2階
側の直線部には1階側と同様の鉄製段板(20)(20)…を取
り付ける。
【0014】上記のようにして取り付けられた段板(20)
(21)(34)の上面には、図7のように部分的に接着剤(35)
を塗布した後、図8のように木製段板(36)(40)を取り付
ける。
【0015】図5は、前記直線部の段板(20)の取付け部
の構造を示したもので、前記のようにこの直線部におい
ては、鉄製段板(20)の長手方向の両端部に沿って2列に
接着剤(35)を塗布しており、その上に木製段板(36)を載
置して接着するとともに、鉄製段板(20)の段板本体(23)
の裏面から差し込んだボルト(37)を、木製段板(36)の裏
面へねじ込んで固定する。
【0016】この木製段板(36)には予め外周にスクリュ
ーを形成したナット(38)がねじ込まれており、このナッ
ト(38)へ前記のボルト(37)をねじ込んで固定する。この
ボルト(37)による固定は、木製段板(36)の長手方向に間
隔をおいて複数個所例えば3個所程度とする。なお、鉄
製段板(20)の段板本体(23)には、予めボルト(37)を挿入
するためのボルト穴が形成されている。
【0017】また、木製段板(36)は、その先端部が鉄製
段板(20)より突出し、木製けこみ板(42)の上端が、この
先端部の裏面に形成した溝(41)へクッション材(43)を介
して嵌合されるともに、下段の木製段板(36)の裏側の端
面にその木製けこみ板(42)の下端がビス止めして固定さ
れている。
【0018】曲がり部においては、鉄製段板(21)(34)の
各段板(27)(28)(31)(32)にそれぞれ、木製段板(40)を取
り付けるが、その取付け構造は、直線部と同様に、各段
板(27)(28)(31)(32)の裏面からこれらの各ボルト穴に差
し込んだボルトを、木製段板(40)に予めねじ込んである
スクリュー付きナットにねじ込んで固定する。さらに、
上側の木製段板(40)と下側の木製段板(40)との間には、
鉄製段板(21)(34)のけこみ板(29)(33)に沿って木製けこ
み板(42)が介装されている。従って、曲がり部の中心部
分は、図1に示すように、木製段板(40)の先端部及び木
製けこみ板(42)の外側面が入り組んだ状態となってい
る。
【0019】また、この段階で、直線部と直線部との間
すなわち1階側のささら桁(16)と2階側のささら桁(22)
との間に手摺壁フレーム(45)が取り付けられる。(46)
は、手摺壁フレーム(45)の端部に接続されて前記曲がり
部の中心部分に立設した中心柱である。そして、図8に
示すように、この手摺壁フレーム(45)の両面に壁板(47)
が張り付けられ、図9に示すように、中心柱(46)に沿っ
た垂直部と、2階側のささら桁(22)と平行な手摺壁フレ
ーム(45)の上端の手摺部とに、それぞれ笠木(48)(49)が
取り付けられて手摺壁が構成される。
【0020】上記において、垂直部に取り付けられる笠
木(48)については、その下端部分が、図1のように、木
製段板(40)の先端部及び木製けこみ板(42)の外側面に適
合するように予め工場等において切欠かれている。
【0021】具体的には、図1及び図10に示すよう
に、中心柱(46)の垂直面(50)に対して直交する下側けこ
み板(42)の外側面に面接触する垂直面(51)と、中心柱(4
6)の垂直面(50)に対して傾斜状態で交わる上側けこみ板
(42)の外側面に面接触する傾斜面(52)とを有するよう
に、これら上下の木製けこみ板(42)に対応して段状に切
欠されるとともに、下側けこみ板(42)上に位置する下側
段板(40)の先端部に対応して、その先端部が嵌り込む溝
状の下切欠部(53)と、上側けこみ板(42)上に位置する上
側段板(40)の先端部に対応して、その先端部が嵌り込む
溝状の上切欠部(54)とが垂直面(50)及び傾斜面(51)に連
続して形成されている。
【0022】これにより、現場で新たに笠木(48)に対し
て加工を行うことなく、速やかにしかも木製段板(40)や
木製けこみ板(42)との間に隙間が生じることなくきっち
りと取付けることができる。
【0023】
【発明の効果】この発明によれば、笠木下端の段板及び
けこみ板との干渉部を予め切欠いてあるので、現場では
笠木の切欠き作業を必要とせず、素人にでも極めて簡単
に笠木を取付けることができる。
【0024】また、けこみ板外側面及びけこみ板より突
出する段板先端部に対応して切欠いているので、段板先
端部及びけこみ板外側面に対して笠木をきっちりと隙間
なく取付けることができ、外観も良好である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る手摺壁の笠木の取
付け構造を示す要部拡大斜視図である。
【図2】1階側のささら桁を取り付けた状態の階段の斜
視図である。
【図3】1階側のささら桁へ鉄製段板を取付けた状態の
階段の斜視図である。
【図4】2階側のささら桁を取付けた状態の階段の斜視
図である。
【図5】木製段板の取付け部の断面図である。
【図6】2階側のささら桁へ鉄製段板を取付けた状態の
階段の斜視図である。
【図7】鉄製段板に接着剤を塗布した状態の階段の斜視
図である。
【図8】木製段板及び階段仕切り壁を取付けた状態の階
段の斜視図である。
【図9】手摺壁の笠木の取付け構造を示す斜視図であ
る。
【図10】笠木の切欠部分の斜視図である。
【符号の説明】
(40) 段板 (42) けこみ板 (48) 笠木 (53)(54) 切欠部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 曲がり部を介して連結される直線部と直
    線部との間に設けられる手摺壁の笠木において、その笠
    木下端の段板及びけこみ板との干渉部を予め切欠いてあ
    ることを特徴とする曲がり階段の手摺装置。
  2. 【請求項2】 笠木の下端部分が、複数段のけこみ板外
    側面に対応して段状に切欠されるとともに、更に、けこ
    み板より突出する段板先端部に対応して、その段板先端
    部がはまる溝状の切欠部が形成してある請求項1記載の
    曲がり階段の手摺装置。
JP9316682A 1997-11-18 1997-11-18 曲がり階段の手摺装置 Pending JPH11148214A (ja)

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JP9316682A JPH11148214A (ja) 1997-11-18 1997-11-18 曲がり階段の手摺装置

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JP9316682A JPH11148214A (ja) 1997-11-18 1997-11-18 曲がり階段の手摺装置

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JPH11148214A true JPH11148214A (ja) 1999-06-02

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ID=18079742

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JP9316682A Pending JPH11148214A (ja) 1997-11-18 1997-11-18 曲がり階段の手摺装置

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JP (1) JPH11148214A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015209693A (ja) * 2014-04-25 2015-11-24 株式会社デイエムウッドラボ 廻り階段用縦ささら材
JP2017179910A (ja) * 2016-03-30 2017-10-05 積水化学工業株式会社 階段の仕切り構造及びそれを備えた建物
JP2018016964A (ja) * 2016-07-26 2018-02-01 積水ハウス株式会社 階段下地構造、階段、及び階段の施工方法

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JP2017179910A (ja) * 2016-03-30 2017-10-05 積水化学工業株式会社 階段の仕切り構造及びそれを備えた建物
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040309