JP3150459B2 - 仕上材の固定構造 - Google Patents

仕上材の固定構造

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JP3150459B2
JP3150459B2 JP32007392A JP32007392A JP3150459B2 JP 3150459 B2 JP3150459 B2 JP 3150459B2 JP 32007392 A JP32007392 A JP 32007392A JP 32007392 A JP32007392 A JP 32007392A JP 3150459 B2 JP3150459 B2 JP 3150459B2
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ゆかり 村山
克則 大西
直人 田中
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、階段ささら桁等の仕上
材の固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、実公昭61-34467号公報に
記載される如くのユニット階段等においては、工場から
据付け現場への輸送上の高さ制限により、工場生産段階
では階段の上部側の一部を除いて製造し、その上部側の
一部を現地施工することとしている。この時、階段の上
部側の一部を構成するささら桁(仕上材)は、現地施工
にて、その表側から裏側支持部材にねじ止めされること
となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来技術
では、ささら桁の如くの仕上材をその表側からねじ止め
するものであるから、表側にねじ頭部が露呈し、外観を
損なう。尚、ねじ頭部をパテ埋めして塗装する場合に
は、現地での作業工数が多大となる。
【0004】本発明は、固定済の仕上材に未固定の仕上
材を隣接設置するに際し、作業工数を多大とすることな
く、外観向上することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、固定済の仕上
材に未固定の仕上材を隣接設置する仕上材の固定構造に
おいて、固定済の仕上材と未固定の仕上材の隣接設置領
域の表側に表側設置部材を設置し、固定済の仕上材の裏
側に固定される支持具を上記隣接設置領域の裏側に延在
させるとともに、該支持具を未固定の仕上材の裏面に係
着可能とし、未固定の仕上材を上記隣接設置領域にて表
側設置部材と支持具との間に挟持してなるようにしたも
のである。
【0006】
【作用】固定済の仕上材に未固定の仕上材を隣接設置す
るに際し、未固定の仕上材は、固定済の仕上材との隣接
設置領域において、表側設置部材と支持具との間に差し
込まれ、それらの両者に挟持される。この時、支持具
は、未固定の仕上材の裏面に係着して該仕上材を固定
し、かつ該仕上材の裏面側に隠れる。
【0007】従って、仕上材の表側に格別の固定手段を
露出することがなく、外観向上できる。また、未固定の
仕上材は、表側設置部材と支持具との間に差し込まれる
だけで設置完了せしめられ、作業工数を低減できる。
【0008】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す模式図、図2
は本発明が適用された階段を示す模式図である。
【0009】階段10は、図2に示す如く、ユニット建
物11内で、下階建物ユニット12の側から上階建物ユ
ニット13の側に設けられるものである。
【0010】階段10は、階段フレームを構成する両側
のささら桁14の間に、多数の段板15を順次取付けて
いる。
【0011】尚、階段10は、ささら桁14の上端部を
下階建物ユニット12の天井梁12Aに支持させること
にて、建物11内に組付けられるようになっている。
【0012】然るに、階段10は、工場にて建物ユニッ
ト12内に組付けられた後、建築現場に輸送されてくる
ものであるが、輸送上の高さ制限により、最上部のささ
ら桁21及び段板22は現地にて設置するものとされて
いる。即ち、未固定のささら桁21は固定済のささら桁
14の上部に隣接して固定設置され、未固定の段板22
は固定済の段板15の上部に隣接して固定設置されるの
である。
【0013】以下、階段10におけるささら桁21の固
定構造について説明する(図1)。即ち、階段10にあ
っては、固定済のささら桁14と未固定のささら桁21
の隣接設置領域の表側に、表側設置部材としての段板1
5を設置している。
【0014】そして、ささら桁14の裏側に固定される
ばね板からなる支持具23を上記隣接設置領域の裏側に
延在させるとともに、該支持具23の先端係止部23A
をささら桁21の裏面に設けた係止溝21Aに係着可能
としている。支持具23は、ささら桁14の裏側に接着
剤、止めねじ等により固定される。
【0015】これにより、ささら桁21は、上記隣接設
置領域にて、段板15と支持具23との間に挟持される
(図1(B))。
【0016】尚、階段10にあっては、ささら桁21を
段板15と支持具23との間に挟持した後、ささら桁2
1の裏側に固定されてなる止め金具24を上階建物ユニ
ット13の床梁13Aにリベット等にて抜け止め固定さ
れる。止め金具24は、床面材等にて隠蔽される。
【0017】以下、本実施例の作用について説明する。
固定済のささら桁14に未固定のささら桁21を隣接設
置するに際し、未固定のささら桁21は、固定済のささ
ら桁14との隣接設置領域において、表側設置部材とし
ての段板15と支持具23との間に差し込まれ、それら
の両者に挟持される。この時、支持具23は、未固定の
ささら桁21の裏面に設けた係止溝21Aに係着して該
ささら桁21を固定し、かつ該ささら桁21の裏面側に
隠れる。
【0018】従って、ささら桁21の表側に格別の固定
手段を露出することがなく、外観向上できる。また、未
固定のささら桁21は、表側設置部材としての段板15
と支持具23との間に差し込まれるだけで設置完了せし
められ、作業工数を低減できる。
【0019】尚、本発明は、建物内において、階段周り
に限らず、仕上材の固定構造として広く適用できる。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、固定済の
仕上材に未固定の仕上材を隣接設置するに際し、作業工
数を多大とすることなく、外観向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例を示す模式図である。
【図2】図2は本発明が適用された階段を示す模式図で
ある。
【符号の説明】
14 ささら桁(固定済の仕上材) 15 段板(表側設置部材) 21 ささら桁(未固定の仕上材) 23 支持具

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定済の仕上材に未固定の仕上材を隣接
    設置する仕上材の固定構造において、固定済の仕上材と
    未固定の仕上材の隣接設置領域の表側に表側設置部材を
    設置し、固定済の仕上材の裏側に固定される支持具を上
    記隣接設置領域の裏側に延在させるとともに、該支持具
    を未固定の仕上材の裏面に係着可能とし、未固定の仕上
    材を上記隣接設置領域にて表側設置部材と支持具との間
    に挟持してなることを特徴とする仕上材の固定構造
JP32007392A 1992-11-30 1992-11-30 仕上材の固定構造 Expired - Fee Related JP3150459B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102533997B1 (ko) * 2015-05-13 2023-05-19 세브 에스.아. 바닥부 및 바닥부에 대하여 캔틸레버식으로 장착된 손잡이를 포함하는 다리미를 포함하는 다림질용 가전기기
KR102536074B1 (ko) * 2015-05-13 2023-05-24 세브 에스.아. 다리미 및 다리미를 놓기 위한 리셉터클을 포함하는 기부를 포함하는 다림질용 가전기기

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KR102533997B1 (ko) * 2015-05-13 2023-05-19 세브 에스.아. 바닥부 및 바닥부에 대하여 캔틸레버식으로 장착된 손잡이를 포함하는 다리미를 포함하는 다림질용 가전기기
KR102536074B1 (ko) * 2015-05-13 2023-05-24 세브 에스.아. 다리미 및 다리미를 놓기 위한 리셉터클을 포함하는 기부를 포함하는 다림질용 가전기기

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