JP3698695B2 - 持ち出し手摺 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はマンション等集合住宅のバルコニーや廊下の外部側に立設される持ち出し手摺に関するものであり、特に本発明はバルコニーや廊下のコンクリートスラブの鼻先部までをカバーした持ち出し手摺に関するものである。
【0002】
高層マンションにあっては、手摺も外壁と同一面で設置され外壁の一部、または他の外壁と連続するファサードを構成する一部外壁材としてのデザイン的な要素を有する手摺の製作、並びに施工の要求がなされるようになってきた。この要求を満たすために、建物の外部側からは、バルコニーや廊下のコンクリートスラブの鼻先部を見せないように、手摺の腰壁材であるガラスやアルミパネル、または格子等で覆い隠したり、同様に手摺上部の笠木や支柱を手摺の腰壁材で覆い隠し、手摺の笠木や支柱を当該建物の外部側より見せないよう構成する手法が必要になってきた。
【0003】
【従来の技術】
マンション等の集合住宅のバルコニーや廊下の手摺はコンクリートスラブの立ち上がり部に手摺用支柱を一定間隔を持って複数本植設して、該手摺用支柱間に笠木材を架設し、前記手摺用支柱よりブラケットを介して手摺腰壁材を取り付けている。従って手摺全体の自重や片持ち形状でコンクリートスラブに植設されている手摺用支柱の強度を考慮すると前記手摺用支柱間のピッチは900〜1000mmと小さくなり、手摺用支柱の部材断面形状も大きくなる。
【0004】
斯くして、手摺用支柱間にブラケットを介して取り付けられるガラス入り枠やアルミパネルまたは、格子等の手摺腰壁材も小分割されたものになり、高層マンションや大型集合住宅の意匠設計者からは、手摺腰壁材が連続して見える手摺、外観上は手摺用支柱や、場合によっては手摺用笠木をも見せない手摺、コンクリートスラブの鼻先部を手摺腰壁材にて覆い隠す構成の手摺が求められ、且つ手摺の腰壁材の表面が、当該建物の外壁と同一面で設置され外壁の一部、または他の外壁と連続するファサードを構成する一部外壁材としてのデザイン的な要素を満足できる手摺が求められてきている。
【0005】
而して上述の手法を実施するには建物のバルコニーや廊下のコンクリートスラブに一定間隔を持って手摺用支柱を植設し、該手摺用支柱の上端部に笠木材を装架して手摺を構成する。手摺腰壁材は笠木材及び手摺用支柱の立設位置より建物外部側に大きく張り出して設けるため、手摺用支柱から持ち出した四本のアーム形状ブラケットにより手摺腰壁材を建物外部側に張り出して取り付ける、所謂、持ち出し手摺が用いられる。
【0006】
また、手摺用支柱にルーバー等の手摺腰壁材を見栄えよく取り付けるため持ち出しブラケット形状を特開平11−172878号の如く工夫しているものもある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の持ち出し手摺の使用目的が、バルコニーや廊下の狭さを少しでも解消し、手摺の腰壁材による圧迫感を生じさせないためのものであったのに対し、最近建設の盛んな高層マンション等集合住宅においては、手摺も外壁と同一面上に設置され外壁の一部、または他の外壁と連続するファサードを構成する一部外壁材としてのデザイン的な要素を追求されるようになってきており、本発明はこの課題を解決するための持ち出し手摺に関するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明に係る持ち出し手摺は、バルコニーや廊下の外部側に一定間隔を持って植設される複数本の手摺用支柱、該植設された複数本の手摺用支柱の上端部に笠木材を架設して手摺を構成し、該手摺用支柱にはそれぞれの手摺用支柱見込み面に対向して当接されビスまたはボルト・ナットにて前記手摺用支柱に固着された一対の板状持ち出しブラケット、該持ち出しブラケットの断面形状をそれぞれ手摺用支柱の見込面を覆い且つ見付面半分をそれぞれ覆うようにL字型として互いに当接するL字型端部より手摺外部側に伸張するリブ形状の持ち出しアームを条設し、該アームを有する持ち出しブラケットを前記手摺の笠木下部からバルコニーや廊下のコンクリートスラブの厚さを加えた長さとし、該持ち出しブラケット下部を前記バルコニーや廊下のコンクリートスラブの略断面形状に合わせて欠き取り、前記持ち出しブラケットアーム上端側面と対向する他の手摺用支柱に設けられた同一形状の持ち出しブラケットアーム上端側面間に手摺の腰壁材取付用上枠横桟材を取り付け、該持ち出しブラケット下端側面間には手摺の腰壁材取付用下枠横桟材を取り付けて、該上下枠横桟材を用いて手摺の腰壁材となるガラス、アルミパネル、格子等を固定せしめ、該手摺の腰壁材取付面が当該建物の他の外壁面と同一面上に持ち出して取付可能となし、該腰壁材が前記笠木の直下より装架され下部はバルコーや廊下のコンクリートスラブ鼻先を覆い隠し当該建物外部から見えないよう構成するか、前記コンクリートスラブ下部水切部上端までを覆い隠す構成とする。
【0009】
また、請求項2に記載の発明に係る持ち出し手摺は、バルコニーや廊下の外部に一定間隔を持って植設される複数本の手摺用支柱、該植設された複数本の手摺用支柱の上端部に笠木材を架設して手摺を構成し、該手摺用支柱にはそれぞれの手摺用支柱見込面に対向して当接されビスまたはボルト・ナットにて手摺用支柱に固着された一対の板状持ち出しブラケット、該持ち出しブラケットの断面形状をそれぞれ手摺用支柱の見込面を覆い且つ見付面半分をそれぞれ覆うようにL字型として互いに当接するL字型端部より手摺外部側に伸張するリブ形状の持ち出しアームを条設し、該アームを有する持ち出しブラケットを前記手摺の高さにバルコニーや廊下のコンクリートスラブの厚さを加えた長さとし、該持ち出しブラケット下部を前記バルコニーや廊下のコンクリートスラブの略断面形状に合わせて欠き取り、また該持ち出しブラケット上部を笠木が障害なく使えるよう間隙を有して欠きとり、前記持ち出しブラケットアーム上端側面と対向する他の手摺用支柱に設けられた同一形状の持ち出しブラケットアーム上端側側面間に手摺の腰壁材取付用上枠横桟材を取り付け、該持ち出しブラケット下端側面間には手摺の腰壁材取付用下枠横桟材を取り付けて、該上下枠横桟材を用いて手摺の腰壁材となるガラス、アルミパネル、格子等を固定せしめ、該手摺の腰壁材の取付面が当該建物の他の外壁面と同一面上持ち出して取付可能となし、該腰壁材が上部で前記笠木材を覆い隠して装架され下部はバルコニーや廊下のコンクリートスラブ鼻先部を覆い隠し当該建物外部から見えないように構成するか、前記コンクリートスラブ下部水切部上端までを覆い隠すように構成したものである。
斯くして、本発明においては、手摺用支柱にビスまたはボルト・ナットにて固着される持ち出しブラケットのリブ状アームの突設される長さを選択して製作することにより、該持ち出しブラケットのアームの先端部に取り付けられるガラス、アルミパネル、格子等の手摺腰壁材を当該建物の外壁面と同一面上に位置して取り付けることができ、建物の外部側からは、バルコニーや廊下のコンクリートスラブの鼻先部を見せないように、手摺の腰壁材であるガラスやアルミパネル、または格子で覆い隠したり、同様に手摺上部の笠木や支柱を手摺の腰壁材で覆い隠し、当該建物の他の外壁と連続するファサードを構成する一部外壁材としてのデザイン的な要求を満たすことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係る具体例を図面に基づき説明する。
図1乃至図4は本発明をガラス入り手摺として実施した例を示すもので、図1は正面図、図2は図1のA−A拡大断面図、図3は図1のB−B拡大断面図、図4は本実施例の取付手順を示す斜視説明図を示している。
【0011】
図1乃至図4において、1は笠木材、2a、2b、2cは手摺用支柱、3a、3b、3cはガラス(手摺の腰壁材)を示している。4a、4b、4c、4d、4eは手摺の持ち出しブラケットアームであり、該対向するアーム上端側面間にはそれぞれガラスを嵌合可能な上枠横桟材6a、6b、6cがアーム間に挟持された形状で固定されている。
【0012】
また持ち出しブラケットアーム4a、4b、4c、4d、4eの下端側面間には同様に下枠横桟材7a、7b、7cが固定されており、前記ガラス3a、3b、3cは上枠横桟材6a、6b、6cと下枠横桟材7a、7b、7c間に嵌着されて手摺の腰壁材8を形成している。
尚、9はバルコニーまたは廊下のコンクリート鼻先部であり、10は例えば当該部分をコンクリートで立ち上げタイル貼り仕上げを施した壁面を示している。
【0013】
図2は図1のA−A断面拡大図を示しており、図2において、1は笠木材、2bは手摺用支柱、3bはガラス、4cはブラケットアームであり、該ブラケットアーム4cはその端部をボルト・ナット11a、11bにて前記手摺用支柱2bに固着された持ち出しブラケット12cのリブ形状の条設部を称している。
【0014】
笠木材1はベース材13を手摺用支柱2bの上端部にビス14a、14bにて固着した後、笠木材上部を嵌着して構成されており、また手摺用支柱2bはバルコニーや廊下のコンクリート立ち上がり部15に一定間隔を持って穿たれた支柱植設孔16に嵌挿され無膨張コンクリート17を充填することで強固に立設されている。尚、18は雨水の浸入防止用コーキングである。
【0015】
而して前記持ち出しブラケット12cは笠木材1の下部からバルコニーや廊下のコンクリートスラブ立ち上がり部15の厚さを加えた長さLとし、前記持ち出しブラケット下部をバルコニーや廊下のコンクリートスラブ立ち上がり部15の略断面形状に合わせて欠き取った欠切部19を設けることにより、持ち出しブラケット12cのブラケットアーム4cの下端をコンクリートスラブ鼻先部9の下端まで伸張できる。6bはブラケットアーム4cの上端部に固着された上枠横桟材、7bはブラケットアーム4cの下端部に固着された下枠横桟材であり、該上下枠横桟材6a、7bはそれぞれブラケットアーム4cの背面よりビスにて固着されている。ガラス3bは前記上下枠横桟材6a、7b間に嵌合され、上下枠横桟材6a、7bにそれぞれ設けられている押縁を介してコーキングにて嵌着されている。
【0016】
持ち出しブラケット12cにより挟持固定された上下枠横桟材6a、7bやガラス3b等からなる手摺腰壁材8は本実施例では笠木材1の直下より装架され、その下端部はコンクリートスラブの鼻先部9を覆い隠す構成となっている。
【0017】
図3は図1のB−B断面拡大図を示しており、持ち出しブラケット12a、12b、12c、12dの断面形状を詳説する説明図である。図3において、2a、2bは手摺用支柱、20a、20bは支柱の補強用心材、21a、21bは化粧用カバー材、12a、12b、12c、12dは持ち出しブラケツト、11aは前記持ち出しブラケツト12a、12b・・・を手摺用支柱2a、2bに固定するためのボルト・ナット、4a、4b、4c、4dは前記持ち出しブラケット12a、12bの一部からなるブラケットアーム、15はコンクリートスラブ立ち上がり部、7a、7b、7cは下枠横桟材、3a、3b、3cはガラスをそれぞれ示している。手摺用支柱2a、2bにはそれぞれの手摺用支柱見込面Dに対向して当接されボルト・ナット11a、11bにて手摺用支柱2a、2bに固着された一対ずつの持ち出しブラケット12aと12b、及び12cと12dが設けられており、例えば、持ち出しブラケット12aと12bの断面形状を説明すれば、前記手摺用支柱見込面Dに当接された板状持ち出しブラケット12a、12bは互いに手摺用支柱2aの見込面Dを覆い、且つ手摺用支柱2aの見付面Wを半分ずつ覆うL字型として互いに当接し、該当接部のL字型端部より手摺外部側に伸張するリブ形状のブラケットアーム4a、4bを有する持ち出しブラケット12a、12bを形成する。
【0018】
この持ち出しブラケット12a、12bは前記手摺用支柱2aへの固定用ボルト・ナット11a、11bを螺着しない状態では2分割でき、下枠横桟材7b等の取付は、該下枠横桟材7bを介して互いに対向するブラケットアーム4b、4cの背面からビス22a、22b、22c、22dにより螺着できる。
【0019】
斯くして、本実施例の取付手順は図4に示す如く、コンクリートスラブ立ち上がり部15上に一定間隔で手摺用支柱2a、2b、2cを植設し、該手摺用支柱上端部に笠木材1を架設固定する。手摺腰壁材8は工場にて組立られたユニット部品として、両側持ち出しブラケット12b、12c、上下枠横桟材6b、7b及び、該上下枠横残材6b、7bに嵌着されたガラス3bからなる。
【0020】
而して、図1乃至図4にて説明した本実施例は、図1の正面図の如く笠木材1が腰壁材8のトップレールとして構成され、笠木材1の下部よりガラス3a、3b、3cと上枠横桟材6a、6b及び下枠横桟材7a、7bとで構成される腰壁材8が持ち出しブラケット12a、12b、12c・・・により当該建物の他の外壁10と同一面状まで持ち出して設置することができ、且つコンクリートスラブの鼻先部9を覆い隠すことが可能である。また本発明にあっては、ガラス3a、3b、3c等は上枠横桟材6a、6b・・・及び下枠横桟材7a、7b・・・にて嵌着しているため、所謂竪桟の部位には持ち出しブラケット12a、12b、12c・・・のブラケットアーム4a、4b、4c・・・の板厚が見付面として見えるのみであるから、ガラス3a、3b、3c・・・の作り出すスクリーンは表面上、横連窓で連続したパネルとして取り付けることができる。また本発明の持ち出し手摺は、初めに手摺用支柱2a、2b、2c・・・をコンクリートスラブ立ち上がり部15に植設して、笠木材1を装架固定して取付場所の安全を確保してからユニット形状に工場にて組立したガラスパネルを揚重して取り付けるため、外部足場のない高層マンションの手摺として最適である。
【0021】
図5及び図6は上述のガラス型式持ち出し手摺の他の実施形態を示すもので図5は正面図、図6は図5のC−C断面図を示している。
【0022】
図5及び図6において、1は笠木材、2は手摺用支柱で、該手摺用支柱2は一定間隔を持ってコンクリートスラブ立ち上がり部15に複数本植設されている。12は手摺用支柱にボルト・ナット11a、11bにて固定される持ち出しブラケットであり、該持ち出しブラケツト12は前述の実施様態と同様の断面形状を有し、それぞれの手摺用支柱12に一対ずつ配置される(但し、手摺端部は片側のみでよい)。
【0023】
4a、4b、4c、4d、4eは前記持ち出しブラケツトよりそれぞれリブ状に突設されたブラケットアームであり、本実施様態では前記ブラケットアーム4a、4b、4c、4d、4eの上端部を図6の如く笠木材1の上端と揃え、且つ笠木材1を障害なく使えるように間隙を有して欠き取り欠切部23を設ける。またブラケットアーム4a、4b、4c、4d、4e・・・はその長手方向で笠木材1の上端から前記コンクリートスラブ立ち上がり部15の水切部24上端までの長さLとして製作して、下部には欠切部19を設ける。
【0024】
そしてブラケットアーム4a、4b、4c・・・の上下端部にそれぞれ挟持する形で上枠横桟材6及び下枠横桟材7を架設する。ガラス3a、3b、3c・・・は前記上下枠横桟材間6、7に嵌着され、これらを施工すると略連続に見えるガラススクリーンは持ち出し手摺構造により他の外壁面10と同一面状までガラス枠スクリーンを持ち出して取り付けることができ、当該建物の外部側よりみると図5に示す如く、ガラスからなる手摺腰壁材は、上部で笠木材1を覆い隠し、下部はコンクリートスラブ下部水切部上端までを覆い隠す構成とすることができる。尚、前述の実施様態は手摺腰壁材として、ガラスを一例にあげ説明してきたが、該腰壁材はアルミハニカム材等の材料であっても、本発明の要旨を逸脱するものではない。
【0025】
斯くして、本発明の実施様態は他に手摺腰壁材の形態が異なる例えば、竪格子、横桟ルーバー及びアルミパンチングパネル等でも応用でき、建物の外装をを多彩な構成要素で形創ることも、本発明の優れた特徴であり、図7乃至図12において、それらを詳説する。
【0026】
図7及び図8は本発明を竪格子型式の持ち出し手摺に使用した実施形態を説明するもので、図8は図7のD−D断面図を示している。図7及び図8において、1は笠木材、2は手摺用支柱で、該手摺用支柱2は一定間隔を持ってコンクリートスラブ立ち上がり部15に複数本植設されている。12は手摺用支柱ボルト・ナット11a、11bにて固定される持ち出しブラケットであり、該持ち出しブラケット12は前記実施様態と同様の断面形状を有し、それぞれ一対ずつ配置されている。
【0027】
4a、4b、4c、4dは前記持ち出しブラケットよりそれぞれリブ状に突設されたブラケットアームであり、本実施様態ではブラケットアーム4a、4b、4c、4dの上端部を図8の如く笠木材1の上端と揃え、且つ笠木材1を障害なく使える用に間隙を有して欠き取り欠切部23を設ける。
【0028】
またブラケットアーム4a、4b、4c、4d・・・はその長手方向で笠木材1の上端から前記コンクリートスラブ立ち上がり部15の下端までの長さとして製作して、下部には欠切部19を設ける。そしてブラケットアーム4a、4b、4c・・・の上下端部にそれぞれ挟持する形で上枠横桟材6及び下枠横桟材7を架設する。竪格子材24a、24b、24c・・・は前記上枠横桟材6及び下枠横桟材7間に一定ピッチ間隔を持って装架固定され、ピッチ間隔にもよるが図7の如く笠木材1からコンクリートスラブ鼻先部9までを当該建物の外観上は竪格子24a、24b、24c・・・で覆うことができる。
【0029】
しかして前記上枠横桟材6は後方に位置する笠木材1と重複し、また下枠横桟材7は後方のコンクリートスラブ鼻先部9と重複しているから透視上では上下枠横桟材6,7は目立つことなく、本発明の特徴である横連続性のある意匠と相まって、すっきりした竪格子持ち出し手摺を提供できるほか、他の外壁10と同一面に前記竪格子24a、24b、24c・・・の表面を揃えること可能である。
【0030】
図9及び図10は本発明をアルミパンチングパネルの持ち出し手摺に使用した実施形態を示すもので、図10は図9のE−E断面図を示している。
【0031】
図9及び図10において前記実施形態と同一符号は同一構成要素を示しており、1は笠木材、2は手摺用支柱で、該手摺用支柱2は図10に示す如く上方部で当該建物内部側に屈折した形状を有して上端部に架設される笠木材1が支障なく使える用に形成されている。
【0032】
12は前記手摺用支柱2にボルト・ナット11a、11bにて固定される持ち出しブラケットであり、該持ち出しブラケット12は他の実施様態と同様の断面形状を有し、それぞれの手摺用支柱12に一対ずつ配置されている(但し、手摺端部は片側のみ)。4a、4b、4c・・・は前記持ち出しブラケットよりそれぞれリブ状に突設されたブラケットアームであり、本実施様態では前記ブラケットアーム12の長手方向の長さは、図10の如く笠木材1の直下からコンクリートスラブ鼻先部9の下端までの長さとして製作して、下部には欠切部19を設ける。
【0033】
前記ブラケットアーム4a、4b、4c・・・の上下端部にそれぞれ設けられる上枠横桟材6及び下枠横桟材7は本実施様態ではアルミパンチングパネル25a、25b、25c・・・の補強骨材としてパンチングパネル25a、25b、25c・・・にそれぞれ内蔵され、該パンチングメタル25a、25b、25c・・・は前記ブラケットアーム4a、4b、4c・・に挟持されパンチングパネル型式の持ち出し手摺が構成されている。尚、図10の想像線26にて示すパンチングパネルの伸張部は前述の実施様態と同様、本実施例がパンチングパネルによっても、外観上、当該建物の笠木材1、手摺用支柱12、及びコンクリートスラブ鼻先部9を任意に覆い隠すことができる発明であることを示している。
【0034】
斯くして、本発明は請求項1の構成として、バルコニーや廊下の外部側に一定間隔を持って複数本の手摺用支柱2a、2b、2c・・・植設し、該植設された複数本の手摺用支柱の上端部に笠木材1を架設して手摺を構成し、該手摺用支柱2a、2b、2c・・・にはそれぞれの手摺用支柱見込面Dに対向して当接されたビスまたはボルト・ナット11a、11bにて前記手摺用支柱に固着された一対の板状持ち出しブラケット12a、12b・・・を備え、該持ち出しブラケット12a、12b・・・の断面形状をそれぞれ前記手摺用支柱2a、2b、2c・・・の見込面Dを覆い且つ見付面W半分をそれぞれ覆うようにL字型として互いに当接するL字型端部より手摺外部側に突設するリブ形状のブラケットアーム4a、4b、4c・・・を設け、該ブラケットアームを包括する前記持ち出しブラケット12a、12b、12c・・を手摺の笠木材1直下部からコンクリートスラブの鼻先部9の厚さを加えた長さとし、該持ち出しブラケット12a、12b、12c・・・下部を前記コンクリートスラブの鼻先部9の略断面形状に合わせて欠き取り欠切部19を設け、前記持ち出しブラケット12a、12b、12c・・・より突設して設けられたブラケットアーム4a、4b、4c・・・の上端側面とそれぞれ対向する他の手摺用支柱2a、2b、2c・・・に設けられた同一形状のブラケットアーム4a、4b、4c・・・の上端間に手摺の腰壁材8取付用上枠横桟材6a、6b、6c・・・をそれぞれ取り付けて固着し、該ブラケットアーム4a、4b、4c・・・下端間には手摺の腰壁材8取付用下枠横桟材7a、7b、7c・・・をそれぞれ取り付けて、該上下枠横桟材を用いて手摺の腰壁材8となるガラス、アルミパネル、格子等を固定せしめ、該手摺の腰壁材8の取付面が当該建物の他の外壁面と同一面状に持ち出して取付可能となし、該腰壁材8が前記笠木材1の直下より装架され下部はコンクリートスラブ鼻先部9を覆い隠し当該建物外部から見えないよう構成するか、前記コンクリートスラブ下部水切部24上端までを覆い隠す構成としたことを特徴とした。
【0035】
また、本発明は請求項2の構成として、バルコニーや廊下の外部側に一定間隔を持って複数本の手摺用支柱2a、2b、2c・・・を植設し、該植設された複数本の手摺用支柱の上端部に笠木材1を架設して手摺を構成し、該手摺用支柱2a、2b、2c・・・にはそれぞれの手摺支柱見込面Dに対向して当接されたビスまたはボルト・ナット11a、11bにて前記手摺用支柱に固着された一対の板状持ち出しブラケット12a、12b、12c・・・を備え、該持ち出しブラケット12a、12b、12c・・・の断面形状をそれぞれ前記手摺用支柱2a、2b、2c・・・の見込面Dを覆い且つ見付面Wの半分をそれぞれ覆うようにL字型として互いに当接するL字型端部より手摺外部側に突設するリブ状のブラケットアーム4a、4b、4c・・・を設け、該ブラケットアームを包括する前記持ち出しブラケット12a、12b、12c・・・の長さを手摺の笠木材1の天端の高さに合わせ手摺高さにコンクリートスラブの鼻先部9の厚さを加えた長さとして、該それぞれの持ち出しブラケット下部を前記コンクリートスラブ鼻先部9の略断面形状に合わせて欠き取り欠切部部19を設け、また該持ち出しブラケット上部を笠木材1が支障なく使えるよう間隙を有して欠き取り欠切部23を設け、前記持ち出しブラケット12a、12b、12c・・・より突設して設けられたブラケットアーム4あ、4b、4c・・・の上端側面とそれぞれ対向するたの手摺用支柱2a、2b、2c・・・に設けられた上側面とそれぞれ対向する他の手摺用支柱2a、2b、2c・・・に設けられた同一形状のブラケットアーム4a、4b、4c・・・の上端間に手摺の腰壁材8取付用上枠横桟材6a、6b、6c・・・をそれぞれ取り付けて固着し、該ブラケットアーム4a、4b、4c・・・下端間には手摺の腰壁材8取付用下枠横桟材7a、7b、7c・・・をそれぞれ取り付けて、該上下枠横桟材を用いて手摺の腰壁材8となるガラス、アルミパネル、格子等を固定せしめ、該手摺の腰壁材8の取付面が当該建物の他の外壁面と同一面状に持ち出して取付可能となし、該腰壁材8が前記笠木材1の天端同一高さより装架され下部はコンクリートスラブ鼻先部9を覆い隠し当該建物外部から見えないよう構成するか、前記コンクリートスラブ下部水切部24上端までを覆い隠す構成としたことを特徴とした。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したとおり、本発明においては、手摺用支柱にビスまたはボルト・ナットにて固着される持ち出しブラケットにリブ状突設部を有するブラケットアームを設け、該ブラケットアームの長さを選択して製作すること、及び、前記ブラケットアームの上端部を笠木の使用に支障がないよう欠き取り、またブラケットアームの下端部はコンクリートスラブの鼻先部の形状に合わせて欠き取った持ち出しブラケットを用いることにより、前記ブラケットアームに取り付けられるガラス、アルミパネル、格子等の手摺腰壁材を当該建物の外壁面と同一面状に位置して取り付けることが出来、建物の外部側からはバルコニーや廊下のコンクリートスラブの鼻先部を見せないように、手摺の腰壁材であるガラスやアルミパネル、または格子で覆い隠したり、同様に手摺上部の笠木や支柱を手摺の腰壁材で覆い隠し当該建物の他の外壁面と連続するファサードを構成する外壁材ととしての要素を持つ、持ち出し手摺を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図 1】本発明の一実施例を示す正面図である。
【図 2】図1のA−A断面拡大図である。
【図 3】図1のB−B断面拡大断面図である。
【図 4】)図1の施工手順を説明する斜視図である。
【図 5】図1乃至図4にて説明した実施例の他の実施様態を説明する正面図である。
【図 6】図5のC−C側断面図図である。
【図 7】本発明の他の実施例を示す正面図である。
【図 8】図7のD−D側断面図である。
【図 9】本発明をアルミパネル型式の手摺に用いた実施例を示す正面図である。
【図10】図9のE−E側断面図である。
【符号の説明】
1 笠木材
2a、2b、2c・・・ 手摺用支柱
3a、3b、3c・・・ ガラス
4a、4b、4c・・・ ブラケットアーム
6a、6b、6c・・・ 上枠横桟材
7a、7b、7c・・・ 下枠横桟材
8 手摺の腰壁材
9 コンクリートスラブ鼻先部
10 外壁面
11a、11b ボルト・ナット
12a、12b、12c・・・ 持ち出しブラケット
13 ベース材
14a、14b ビス
15 コンクリートスラブ立ち上がり部
16 支柱植設孔
17 無膨張コンクリート
18 コーキング
19 下部欠切部
20a、20b 支柱の補強用芯材
21a、21b 化粧用カバー材
22a、22b、22c、22d ビス
23 上部欠切部
24a、24b、24c・・・ 竪格子材
25a、25b、25c・・・ パンチングパネル
26 パンチングパネル伸張部(想像線)

Claims (5)

  1. バルコニーや廊下の外部側に一定間隔を持って複数本の手摺用支柱を植設し、
    該植設された複数本の手摺用支柱の上端部に笠木材を架設して手摺を構成し、該手摺用支柱にはそれぞれの手摺用支柱見込面に対向して当接されビスまたはボルト・ナットにて前記手摺用支柱に固着された一対の板状持ち出しブラケットを備え、
    該持ち出しブラケットの断面形状をそれぞれ手摺用支柱の見込面を覆い且つ見付面の半分をそれぞれ覆うようにL字型として互いに当接するL字型端部より手摺外部側に突設するリブ形状の持ち出しアームを設け、
    該ブラケットアームを包括する前記持ち出しブラケットを手摺の笠木材直下部からコンクリートスラブの鼻先部の厚さを加えた長さとし、
    該持ち出しブラケット下部を前記コンクリートスラブの鼻先部の略断面形状に合わせて欠き取り欠切部を設け、
    前記持ち出しブラケットアームより突設して設けられたブラケットアームの上端側面とそれぞれ対向する他の手摺用支柱に設けられた同一形状のブラケットアームの上端間に手摺の腰壁材取付用上枠横桟材をそれぞれ取け付けて固着し、
    該ブラケットアーム下端間には手摺の腰壁材取付用下枠横桟材をそれぞれ取り付けて、
    該上下枠横桟材を用いて手摺の腰壁材となるガラス、アルミパネル、格子等を固定せしめ、
    該手摺の腰壁材の取付面が当該建物の他の外壁面と同一面上に持ち出して取付可能となし、
    該腰壁材が前記笠木材の直下より装架され下部はコンクリートスラブ鼻先部を覆い隠し当該建物外部から見えないように構成するか、前記コンクリートスラブ下部水切部上端までを覆い隠す構成にしたこと、
    を特徴とする持ち出し手摺。
  2. バルコニーや廊下の外部側に一定間隔を持って複数本の手摺用支柱を植設し、
    該植設された複数本の手摺用支柱の上端部に笠木材を架設して手摺を構成し、該手摺用支柱にはそれぞれの手摺用支柱見込面に対向して当接されビスまたはボルト・ナットにて前記手摺用支柱に固着された一対の板状持ち出しブラケットを備え、
    該持ち出しブラケットの断面形状をそれぞれ前記手摺用支柱の見込面を覆い且つ見付面の半分をそれぞれ覆うようにL字型として互いに当接するL字型端部より手摺外部側に突設するリブ形状のブラケットアームを設け、
    該ブラケットアームを包括する前記持ち出しブラケットの長さを手摺の笠木材の天端高さに合わせ手摺高さにコンクリートスラブの鼻先部の厚さを加えた長さとして、
    該それぞれの持ち出しブラケット下部を前記コンクリートスラブの鼻先部の略断面形状に合わせて欠き取り欠切部を設け、また該持ち出しブラケット上部を笠木が支障なく使えるよう間隙を有して欠き取り欠切部を設け、
    前記持ち出しブラケットより突設して設けられたブラケットアームの上端側面とそれぞれ対向する他の手摺用支柱に設けられた同一形状の持ち出しブラケットアーム上端間に手摺の腰壁材取付用上枠横桟材それぞれを取り付け固着し、
    該ブラケットアーム下端間には手摺の腰壁材取付用下枠横桟材をそれぞれ取り付て、
    該上下枠横桟材を用いて手摺の腰壁材となるガラス、アルミパネル、格子等を固定せしめ、
    該手摺の腰壁材の取付面が当該建物の他の外壁面と同一面上に持ち出して取付可能となし、
    該腰壁材が上部で前記笠木材の天端同一高さより笠木材を覆い隠して装架され下部はコンクリートスラブ鼻先部を覆い隠し当該建物外部から見えないように構成するか、前記コンクリートスラブ下部水切部上端までを覆い隠す構成にしたこと、
    を特徴とする持ち出し手摺。
  3. 前記ブラケットアーム上端間に設けられた上枠横桟材及びブラケットアーム下端間に設けられた下枠横桟材にそれぞれ押縁を有するガラス枠またはパネル枠を固設してガラス又はアルミパネルをはめ込んだことを特徴とする請求項1乃至請求項2記載のガラス又はパネル形式の持ち出し手摺。
  4. 前記ブラケットアーム上端間に設けられた上枠横桟材からブラケットアーム下端間に設けられた下枠横桟材間に任意ピッチを有して格子部材を装架固定して、該装架固定した格子部材の建物外部側面が当該建物の他の外装面と同一面上に持ち出ししたことを特徴とする請求項1乃至請求項2記載の竪格子形式の持ち出し手摺。
  5. 前記ブラケットアーム上端面に設けられる上枠横桟材及びブラケットアーム下端面に設けられる下枠横桟材を箱曲げ形状のアルミパネルの補強骨材とし、前記ブラケットアーム間に挟持固定したことを特徴とする請求項1乃至請求項2記載のパネル形式持ち出し手摺。
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