JPH09242291A - デザイン可変手摺装置 - Google Patents

デザイン可変手摺装置

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Publication number
JPH09242291A
JPH09242291A JP7835796A JP7835796A JPH09242291A JP H09242291 A JPH09242291 A JP H09242291A JP 7835796 A JP7835796 A JP 7835796A JP 7835796 A JP7835796 A JP 7835796A JP H09242291 A JPH09242291 A JP H09242291A
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JP
Japan
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handrail
external
design
groove
locking
Prior art date
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Pending
Application number
JP7835796A
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English (en)
Inventor
Toshimaro Nakatani
寿麿 中谷
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Swan Shoji Co Ltd
Original Assignee
Swan Shoji Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 手摺の強度等を確保した上,手摺デザインを
フロア毎,同一フロア内で多様化する。 【解決手段】 設置基準をなす手摺支柱10の外側4面
に係止溝14を設けて,該係止溝14に手摺支柱10に
介装する介設手摺体3の端部縦枠20,外付手摺体4や
補助手摺材の持ち出しブラケット30,手摺支柱10連
結用の連結枠,残余の係止溝14の閉塞プレート40等
を互換的に取付自在とし,また手摺体3,4をそれぞれ
異なる構造,寸法のものとして構成し,これらを組合わ
せてフロア毎の手摺又は同一フロアの手摺Aを形成する
ようにして,取付の安定性とデザインの自由度を確保す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はベランダ等に設置す
る手摺に関し,特にデザインを変化して設置し得るよう
にしたデザイン可変手摺装置に関する。
【0002】
【従来の技術】手摺は,例えば矩形の手摺支柱と,該手
摺支柱に添設固定自在の端部ブラケットを具備して手摺
支柱間に介設自在とした手摺体とを備えたものとされ,
また場合によって手摺体は,これを,例えば縦格子枠組
みのもの,不透明又は半透明の目隠しパネル枠組みのも
のといったように異種構造による複数デザインのものを
選択設置自在に備えたものとされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍らこの場合,
例えばマンションのビル1棟分に手摺のデザインが同一
となり,ビル外観が損われたり,景観とマッチしなかっ
たりし易く,また複数デザインの手摺体を選択設置自在
としたものにあっても,その選択の基準が目隠し機能の
採否によるものとされるから,結局ビル1棟分に単一の
デザインのものが共通に使用されて,同様に手摺のデザ
インが同一になるに至っている。
【0004】然るにビルにおいて手摺は,ビル外観に大
きな影響を与えて,これを決する要因でもあるために,
ビル設計者や管理者等の立場から,手摺機能の確保とと
もにそのデザイン的な配慮が求められる一方,デザイン
が同一であるために,マンションにあっては居住者の立
場から,同じく手摺機能の確保とともにその個性的な配
慮が求められている。
【0005】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
で,その解決課題とする処は,手摺機能を確保するとと
もにビルのフロア毎やビルの同一フロア内で,任意にデ
ザインを変化して設置し得るデザイン可変手摺装置を提
供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題に添って本発明
は,ビルのフロア毎やビルの同一フロア内でデザイン変
化の可能性を確保するように,手摺支柱,手摺支柱間に
介設設置自在とした介設手摺体,手摺支柱間に外付け設
置自在とした外付手摺体及び外付補助手摺材とを備え,
手摺支柱間にこれらを選択設置可能とするものとし,手
摺機能の強度と安定性を確保するように,介設手摺体の
設置を,設置基準をなす手摺支柱に設けた係止溝に端部
縦枠を嵌合又はスライド嵌合することによって行い,外
付手摺体及び外付補助手摺材の設置を,上記係止溝に嵌
合固定する持ち出しブラケットを介して,これに固定す
ることによって行い,これらを上記介装設置手段,外付
け設置手段とし,設置の容易性と上記選択設置の自在性
を確保するように,上記設置基準をなす手摺支柱を方形
のものとするとともに上記係止溝をその外側4面のそれ
ぞれに同一断面形状に形成して上記各設置手段による設
置を互換的になし得るものとし,また仕上り外観を良好
に確保するように,残余の係止溝を溝閉塞プレートによ
って閉塞するものとするとともにその閉塞を上記係止溝
に対して各設置手段と互換的になし得るものとしたもの
であって,即ち請求項1はこれを,外側4面に同一断面
C字状の係止溝をそれぞれ長手方向全長に亘って形成し
た方形の手摺支柱と,上記係止溝に嵌合又はスライド嵌
合自在の嵌合部を形成した端部縦枠を具備して手摺支柱
間に介装設置自在とした介設手摺体と,上記係止溝にス
ライド嵌合自在にして係止溝の底壁に螺着固定する嵌合
固定部を形成した持ち出しブラケットと,該持ち出しブ
ラケットにそれぞれ固定することにより手摺支柱間正面
又は背面に外付け設置自在とした外付手摺体及び外付補
助手摺材と,上記係止溝に押圧係止自在の係止部を形成
した溝閉塞プレートとを備え,介設手摺体,外付手摺
体,外付補助手摺材を手摺支柱間に選択設置可能とする
とともに手摺支柱の残余の各係止溝を溝閉塞プレートで
閉塞自在としてなることを特徴とするデザイン可変手摺
装置とし,請求項2は,上記に加えて選択設置の可能性
を拡大し,手摺機能の安全性を向上するようにこれを,
上記手摺支柱間上端に載架固定して選択的に設置自在と
した載架手摺材を追加的に備えてなることを特徴とする
請求項1のデザイン可変手摺装置とし,請求項3は,同
じく上記に加えて手摺機能の強度を向上し,手摺支柱の
設置態様をデザインの要素として選択可能とするように
これを,上記手摺支柱の係止溝にそれぞれスライド嵌合
自在の一対の嵌合部を各手摺支柱との対向面に形成した
支柱連結枠を追加的に備えてなることを特徴とする請求
項1又は2のデザイン可変手摺装置とし,請求項4は,
同じく上記に加えて,支柱連結枠を用いるに際して,該
支柱連結枠をデザインの要素として選択可能とするよう
にこれを,上記支柱連結枠を,一対の嵌合部間に一体の
面壁を介設して形成してなることを特徴とする請求項3
のデザイン可変手摺装置とし,請求項5は,同じく上記
に加えて,更に介設手摺体と外付手摺体の選択設置の可
能性を拡大するようにこれを,上記介設手摺体及び/又
は外付手摺体を,それぞれ異種構造又は異種寸法による
複数デザインの手摺体として構成し,これらを選択設置
自在としてなることを特徴とする請求項1,2,3又は
4のデザイン可変手摺装置とし,これらをそれぞれ発明
の要旨として,上記課題解決の手段としたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下図面に従って本発明を更に具
体的に説明すれば,Aは手摺,10は手摺支柱,20は
介設手摺体3の端部縦枠,30は外付手摺体4又は外付
補助手摺材5固定用の持ち出しブラケット,40は溝閉
塞プレート,更に50は載架手摺材,60は支柱連結枠
であり,手摺Aは,これらを用いて手摺支柱10を設置
基準として,後述のように各種デザインを変化して設置
し得るようにしてある。
【0008】このとき手摺支柱10は,外側4面に同一
断面C字状の係止溝14をそれぞれ長手方向全長に亘っ
て形成した方形のものとし,介設手摺体3の端部縦枠2
0は,上記係止溝14に嵌合又はスライド嵌合自在の嵌
合部22を形成したものとして,介設手摺体3を手摺支
柱10間に介装設置自在としてあり,外付手摺体4又は
外付補助手摺材5固定用の持ち出しブラケット30は,
上記係止溝14にスライド嵌合自在にして係止溝14の
底壁に嵌合固定部31を形成したものとして,外付手摺
体4又は外付補助手摺材5を手摺支柱10間正面又は背
面に外付け設置自在としたものとしてあり,溝閉塞プレ
ート40は,上記係止溝14に押付係止自在の係止部4
2を形成したものとしてあり,更に載架手摺材50は,
上記手摺支柱10間上端に載架固定するものとしてあ
り,支柱連結枠60は上記手摺支柱10の係止溝14に
それぞれスライド嵌合自在の一対の嵌合部63を各手摺
支柱10との対向面に形成したものとしてある。
【0009】本例にあって手摺支柱10は,図1に示す
ように中空にして方形の支柱基部11と該支柱基部11
の各隅角部において支柱基部11の側面と平行な直角二
辺を有するように突設した直角二等辺三角形状にして中
空の各隅角突条12とを備えて方形のものとしてあり,
係止溝14は,各隣接する隅角部の隅角突条12間に凹
陥形成された支柱基部11の側面をそれぞれ底壁とする
凹陥部と上記各隅角突条12の底辺側において支柱基部
11の側面側にそれぞれ張出し状に突設した上記凹陥部
の開口を狭める各一対の短突条13とによってC字溝に
よる各同一断面C字状のものとしてあり,手摺支柱10
は,これをアルミ押出材による一体成型のものとしてそ
の長手方向に同一断面形状を呈するものとしてある。
【0010】介設手摺体3の端部縦枠20は,図2乃至
図4に示すように,一側にパネル受溝21を開口した矩
形のものとし,その後端部の寸法を上記係止溝14の短
突条13間寸法に合わせて,該係止溝14に嵌合自在と
することによって嵌合部22を形成したものとして,単
一のアルミ押出材による一体成型のものとし,又は複数
のアルミ押出材部材を組合わせたものとしてある。
【0011】持ち出しブラケット30は,図5乃至図9
に示すように,それぞれ嵌合固定部31,該嵌合固定部
31から水平又は上向きの方向に向けて突出した持ち出
しアーム33及び該持ち出しアーム33先端の手摺固定
部34を備え,嵌合固定部31の両側に係合条32を突
設することにより,該係合条32により手摺支柱10の
各係止溝14にスライド嵌合自在とするとともに支柱基
部11側面の底壁に対してネジにより螺着固定するよう
にした,図5において外付補助手摺材5用アルミ鋳物に
よる一体成型のものとし,図6乃至図9において,外付
手摺体4又は外付補助手摺材5に合わせて手摺固定部3
4の形状を変えるとともに上記持ち出しアーム33を,
嵌合固定部31及び手摺固定部34に突設した支軸35
と,これを被嵌螺着する軸受部材36とを備えてアルミ
鋳物による3部材の複数部材によって形成し,図示省略
のネジによってこれらを固定することにより,嵌合固定
部31と手摺固定部34の角度を変化し,手摺支柱10
に対して水平及び階段等における傾斜に対応し得るよう
にしたものとしてある。
【0012】溝閉塞プレート40は,図1中に示すよう
に閉塞基板41と,該閉塞基板41裏面に突設した一対
の脚片による係止部42とを備えてアルミ押出材により
一体成型した手摺支柱10と同長又は適宜長さに切断し
たものとし,上記一対の係止部42を手摺支柱10の係
止溝14に押付け状に押圧することによって,これに係
止自在としてあり,本例にあってこの係止は,上記係止
溝14の短突条13と係止部42とのスナップイン手段
によって行うものとしてある。
【0013】更に載架手摺材50は,図10及び図11
に示すように上面を湾曲した中空にして断面矩形又は円
形のアルミ押出材により一体成型し又は上下に2分割し
たアルミ押出材部材を組合せたものとし,手摺支柱10
上端に載置固定した取付部材51を介してこれに螺着固
定することによって手摺支柱10間上端に載架固定する
ものとしてある。
【0014】支柱連結枠60は,図12及び図13に示
すように,両側に一対の嵌合部63を突出したアルミ押
出材による一体成型のものとし,該嵌合部63をそれぞ
れ手摺支柱10の係止溝14にスライド嵌合することに
よって手摺支柱10を相互に並置して連結するものとし
てあり,このとき図12においては,手摺支柱10の係
止溝14深さの2倍幅とした幅狭の中空基部61に一対
の嵌合部63を設置し,手摺支柱10連結を,支柱連結
枠60がその係止溝14内に納まり,隅角突条12の突
合せによって手摺支柱10を対接した状態に行うものと
し,図13においては,幅広単一の面壁62に一対の嵌
合部63を設置することにより,一対の嵌合部63間に
面壁62を介設して形成したものとし,手摺支柱10の
連結を,手摺支柱10間に面壁62が露出し,手摺支柱
10を離隔した状態に行うものとし,このとき本例にあ
っては面壁62に透孔64を透設したり,面壁62を波
形にしたりする等の意匠措置を施したものとしてある。
【0015】以上により手摺支柱10の係止溝14に対
する,介設手摺体3の端部縦枠20の嵌合,持ち出しブ
ラケット30のスライド嵌合と螺着固定溝閉塞プレート
40の押圧係止,支柱連結枠60の嵌合の取付を互換的
になし得るとともに上記持ち出しブラケット30への外
付手摺体4又は外付補助手摺材5の固定,載架手摺材5
0の設置をなし得ることになり,係止溝14は嵌合と係
止を兼ねる嵌合係止溝となり,これを用いて介設手摺体
3,外付手摺体4,外付補助手摺材5を手摺支柱10間
に選択設置可能とし,更に載架手摺材50の選択設置,
各単一の手摺支柱10の使用に代えた手摺支柱10の対
接又は面壁62を介した離隔の選択的連結を可能とする
とともに手摺支柱10の残余の各係止溝14を溝閉塞プ
レート40で閉塞自在とすることができ,従って手摺A
は,手摺支柱10と溝閉塞プレート40を常に用いる
も,その余の部材を選択的に用いることによってデザイ
ンを多種多様に変化したデザイン可変のシステム化され
たシステム手摺となり,またこのとき端部縦枠20や持
ち出しブラケット30を共通にして,介設手摺体3及び
/又は外付手摺体4をそれぞれ異種構造又は異種寸法に
よる複数デザインの手摺体として構成し,これらを選択
設置自在とすることにより,上記多種多様のデザインの
可変性は,更に飛躍的に拡大するに至る。
【0016】このとき異種構造の手摺体は,縦,横の
桟,パイプ又は板格子,硝子パネル,パネルに対するX
字状,V字状等の桟模様,例えばパンチングメタル材,
鋳物材の全部又は一部の使用によるパネル使用等々,材
質,構造の変化によればよく,また異種寸法の手摺体
は,例えば同一材質の硝子パネルを用いるも,その高さ
寸法の変化や幅寸法の変化によればよく,もとより異種
構造に加えて異種寸法のものを併用する如くにすること
もできる。
【0017】なお載架手摺材50を用いないとき手摺支
柱10上端には図示省略のキャップを用いればよく,ま
た手摺支柱10を立設するに用いる支柱ブラケット30
は,これを上記手摺支柱10に互換的に使用できる複数
のものとして,現場に応じて選択使用するようにするこ
とによって,例えば新築建物への手摺Aの新設,既設建
物への手摺Aの改修設置等に対応することができる。
【0018】図14乃至図19にこれらによる手摺A又
はその一部の例を示せば,図14乃至図16において手
摺Aは,手摺支柱10に持ち出しブラケット30を介し
て縦格子状の外付手摺体4を外付け設置し,載架手摺材
50を設置した例であり,このとき手摺支柱10は,改
修用の支柱ブラケット1を用い,手摺支柱10を高さ調
整自在とするとともにその回動自在な支柱受け2によ
り,手摺支柱10を正背面側に回動して垂直出しを行
い,既設のコンクリート躯体の長手方向波打ち及び水切
り傾斜や凹凸に対してこれを吸収して,手摺支柱10を
同高垂直に立設してあり,外付手摺体4は上下桟間に縦
格子を起立固定した一連のものを用いる一方,図6の持
ち出しブラケット30を各手摺支柱10に上下一対用い
て,外付手摺体4の上記上下桟を持ち出しブラケット3
0の手摺固定部34に,該手摺固定部34側からのネジ
によって螺着固定し,手摺支柱10の残余の係止溝1
4,即ち外側3面及び持ち出しブラケット30上方及び
これらの間の係止溝14はこれを溝閉塞プレート40で
閉塞したものとしてある。
【0019】図17乃至図19において手摺Aは,手摺
支柱10間に介設手摺体3を介装設置するとともに持ち
出しブラケット30を用いてX字状の桟模様を入れた外
付手摺体4を外付け設置し,同じく載架手摺材50を設
置した例であり,このとき手摺支柱10は,新設用の支
柱ブラケット30を用いて,これに高さ調整自在とし
て,新設のコンクリート躯体の長手方向波打ちに対して
これを吸収して,同じく手摺支柱10を同高垂直に立設
してあり,介設手摺体3は硝子パネルに端部縦枠20を
含む枠組みを施したものを用い,外付手摺体4は上記上
下桟間に格子を起立固定又は傾斜固定して上記X字状の
模様としたものを用い,同様に持ち出しブラケット30
に上下桟を螺着固定し,残余の係止溝14,即ち背面側
の外側1面及び持ち出しブラケット30上方及びこれら
の間の係止溝14を溝閉塞プレート40で閉塞したもの
としてある。
【0020】図20乃至図22において手摺Aは,手摺
支柱10間に介設手摺体3を介装設置するとともに持ち
出しブラケット30を用いて外付補助手摺材5を外付け
設置し,同じく載架手摺材50を設置した例であり,こ
のとき支柱ブラケット1は上記改修用のものを用いて手
摺支柱10を立設する一方,介設手摺体3は硝子パネル
に端部縦枠20を含む枠組みを施したものを用い,外付
補助手摺材5は,円形パイプ状の一連のものを用いる一
方,図5の持ち出しブラケット30を各手摺支柱10上
方に各単一に用いて,外付補助手摺材5を持ち出しブラ
ケット30の手摺固定部34に同様にネジによって螺着
固定し,残余の係止溝14,即ち背面側外側1面及び持
ち出しブラケット30上方及び下方の係止溝14を溝閉
塞プレート40で閉塞したものとしてある。
【0021】図23は,一対の手摺支柱10を手摺長手
方向に対接連結した例であり,このとき支柱連結枠60
は図12のものを用いて手摺支柱10同士を,隅角突条
12を突き合せ状にして対接連結し,各正面,背面,一
方側面側の外側3面,連結状態で外側6面に係止溝14
を有して,手摺Aを構成し得るものとしてある。
【0022】なお図14乃至図23の係止溝14に対す
る端部縦枠20,持ち出しブラケット30,溝閉塞プレ
ート40を含めた関係は,上記に示したとおりであるの
で,その重複する説明を省略する。
【0023】図中6は笠木,15は手摺支柱10の中空
部に嵌合した補強芯である。
【0024】図示した例は以上のとおりとしたが,端部
縦枠の端部に係止溝に係合する係合条を突設して,該端
部縦枠を手摺支柱の係止溝にスライド嵌合自在とするこ
と,介設手摺体と外付手摺体とを間欠交互に設置するこ
と,同様に外付補助手摺材と載架手摺材を間欠交互に設
置すること,複数形態に構成した上記例の,例えば手摺
ブラケットを外付手摺体,外付補助手摺材に共用する如
くに,部材の共通化を図ること等も可能であり,これら
を含めて,手摺支柱,介設手摺体,持ち出しブラケッ
ト,外付手摺体,外付補助手摺材,溝閉塞プレート,更
には載架手摺材,支柱連結枠等の各具体的構造,形状,
材質,数,これらの関係,これらに対する付加等は,上
記発明の要旨に反しない限り,これを様々に変更した形
態のものとし得る。
【0025】
【発明の効果】本発明は以上のとおりに構成したので,
請求項1は,手摺支柱,手摺支柱間に介装設置自在とし
た介設手摺体,手摺支柱間に外付け設置自在とした外付
手摺体及び外付補助手摺材とを備え,手摺支柱間にこれ
らを選択設置可能とするものとし,介設手摺体の設置
を,設置基準をなす手摺支柱に設けた係止溝に端部縦枠
を嵌合又はスライド嵌合することによって行い,外付手
摺体及び外付補助手摺材の設置を,上記係止溝に嵌合固
定する持ち出しブラケットを介して,これに固定するこ
とによって行い,これらを上記介装設置手段,外付け設
置手段として,手摺機能の強度と安定性を確保し,上記
設置基準をなす手摺支柱を方形のものとするとともに上
記係止溝をその外側4面のそれぞれに同一断面形状に形
成して上記各設置手段による設置を互換的になし得るも
のとして,設置の容易性と上記選択設置の自在性を確保
し,また残余の係止溝を溝閉塞プレートによって閉塞す
るものとするとともにその閉塞を上記係止溝に対し各設
置手段と互換的になし得るものとして仕上り外観を良好
に確保したから,手摺機能を確保するとともにビルのフ
ロア毎やビルの同一フロア内で,任意にデザインを変化
して設置し,手摺のデザインを向上し,個性化をなし得
るデザイン可変手摺装置を提供することができる。
【0026】請求項2は,上記に加えて選択設置の可能
性を拡大し,手摺機能の安全性を向上することができ
る。
【0027】請求項3は,同じく上記に加えて手摺機能
の強度を向上し,手摺支柱の設置態様をデザインの要素
として選択可能とすることができる。
【0028】請求項4は,同じく上記に加えて支柱連結
枠を用いるに際して,該支柱連結枠をデザインの要素と
して選択可能とすることができる。
【0029】請求項5は,同じく上記に加えて更に介設
手摺体と外付手摺体の選択設置の可能性を拡大すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】手摺支柱の横断面図
【図2】端部縦枠の横断面図
【図3】端部縦枠の横断面図
【図4】端部縦枠の横断面図
【図5】持ち出しブラケットの斜視図
【図6】持ち出しブラケットの斜視図
【図7】持ち出しブラケットの分解斜視図
【図8】持ち出しブラケットの斜視図
【図9】持ち出しブラケットの分解斜視図
【図10】載架手摺材の縦断面図
【図11】載架手摺材の縦断面図
【図12】支柱連結枠の縦断面図
【図13】支柱連結枠の縦断面図
【図14】手摺の正面図
【図15】手摺の縦断面図
【図16】手摺の横断面図
【図17】手摺の正面図
【図18】手摺の縦断面図
【図19】手摺の横断面図
【図20】手摺の正面図
【図21】手摺の縦断面図
【図22】手摺の横断面図
【図23】手摺支柱連結状態の横断面図
【符号の説明】
A 手 摺 3 介設手摺体 4 外付手摺体 5 外付補助手摺材 10 手摺支柱 14 係止溝 20 端部縦枠 30 持ち出しブラケット 31 嵌合固定部 40 溝閉塞プレート 50 載架手摺材 60 支柱連結枠

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外側4面に同一断面C字状の係止溝をそ
    れぞれ長手方向全長に亘って形成した方形の手摺支柱
    と,上記係止溝に嵌合又はスライド嵌合自在の嵌合部を
    形成した端部縦枠を具備して手摺支柱間に介装設置自在
    とした介設手摺体と,上記係止溝にスライド嵌合自在に
    して係止溝の底壁に螺着固定する嵌合固定部を形成した
    持ち出しブラケットと,該持ち出しブラケットにそれぞ
    れ固定することにより手摺支柱間正面又は背面に外付け
    設置自在とした外付手摺体及び外付補助手摺材と,上記
    係止溝に押圧係止自在の係止部を形成した溝閉塞プレー
    トとを備え,介設手摺体,外付手摺体,外付補助手摺材
    を手摺支柱間に選択設置可能とするとともに手摺支柱の
    残余の各係止溝を溝閉塞プレートで閉塞自在としてなる
    ことを特徴とするデザイン可変手摺装置。
  2. 【請求項2】 上記手摺支柱間上端に載架固定して選択
    的に設置自在とした載架手摺材を追加的に備えてなるこ
    とを特徴とする請求項1のデザイン可変手摺装置。
  3. 【請求項3】 上記手摺支柱の係止溝にそれぞれスライ
    ド嵌合自在の一対の嵌合部を各手摺支柱との対向面に形
    成した支柱連結枠を追加的に備えてなることを特徴とす
    る請求項1又は2のデザイン可変手摺装置。
  4. 【請求項4】 上記支柱連結枠を,一対の嵌合部間に一
    体の面壁を介設して形成してなることを特徴とする請求
    項3のデザイン可変手摺装置。
  5. 【請求項5】 上記介設手摺体及び/又は外付手摺体
    を,それぞれ異種構造又は異種寸法による複数デザイン
    の手摺体として構成し,これらを選択設置自在としてな
    ることを特徴とする請求項1,2,3又は4のデザイン
    可変手摺装置。
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