JPH05263488A - パネル取付構造 - Google Patents
パネル取付構造Info
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- JPH05263488A JPH05263488A JP9033492A JP9033492A JPH05263488A JP H05263488 A JPH05263488 A JP H05263488A JP 9033492 A JP9033492 A JP 9033492A JP 9033492 A JP9033492 A JP 9033492A JP H05263488 A JPH05263488 A JP H05263488A
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- adjusting bolt
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 狭いスペース内におけるパネルの取付を容易
にすると共に、高さ調節及び連結移動調節を容易にす
る。 【構成】 床面3に敷設される隔てパネル用幅木4b上
に設置される隔てパネル6を下部取付機構10によって
高さ調節可能に設置する。隔てパネル6と前パネル7の
連結部に装着される締結具21,22同士を固定ボルト
24をもって互いに連結移動調節可能に連結する。隔て
パネル6に連結される前パネル7に、調節ボルト23を
もって締結具22を高さ調節可能に装着する。これによ
り、パネルを予め組立てることなく、現場へ容易に運搬
することができ、現場において、容易に高さ調節及び連
結移動調節を行うことができる。
にすると共に、高さ調節及び連結移動調節を容易にす
る。 【構成】 床面3に敷設される隔てパネル用幅木4b上
に設置される隔てパネル6を下部取付機構10によって
高さ調節可能に設置する。隔てパネル6と前パネル7の
連結部に装着される締結具21,22同士を固定ボルト
24をもって互いに連結移動調節可能に連結する。隔て
パネル6に連結される前パネル7に、調節ボルト23を
もって締結具22を高さ調節可能に装着する。これによ
り、パネルを予め組立てることなく、現場へ容易に運搬
することができ、現場において、容易に高さ調節及び連
結移動調節を行うことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はパネル取付構造に関す
るもので、更に詳細には、例えばトイレブースや間仕切
等を構成するパネルの取付構造に関するものである。
るもので、更に詳細には、例えばトイレブースや間仕切
等を構成するパネルの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、トイレブースは、鋼板製パネル
を床面に敷設された幅木の上に設置すると共に、これら
パネル同士を直状あるいは交差状に連結することによっ
て構成されている。このように構成されるトイレブース
を組立てるには、従来では、予め工場において、合成樹
脂製の継ぎ部材を用いてパネル同士を組立てて現場へ搬
入したり、あるいは、現場の空き空間を利用して、予め
パネル同士を直状に、あるいは隔てパネルと前パネルと
を一体に組み付けた後、床面に敷設された幅木の上に設
置している。
を床面に敷設された幅木の上に設置すると共に、これら
パネル同士を直状あるいは交差状に連結することによっ
て構成されている。このように構成されるトイレブース
を組立てるには、従来では、予め工場において、合成樹
脂製の継ぎ部材を用いてパネル同士を組立てて現場へ搬
入したり、あるいは、現場の空き空間を利用して、予め
パネル同士を直状に、あるいは隔てパネルと前パネルと
を一体に組み付けた後、床面に敷設された幅木の上に設
置している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、工場で
予め組立てて現場へ搬入する場合、運搬に労力がかかる
と共に、エレベータ等の搬送手段によって制限を受ける
という問題があった。また、現場で組立てる場合には、
一般にトイレルーム内のスペースは狭小なため、特に交
差状に組立てる隔てパネルと前パネルの組立スペースは
限られてしまうという問題があり、しかも隔てパネルと
前パネルを持ち運び可能に一体としなければならないの
で、パネルの上下部をねじ止め等で連結するには、パネ
ルを寝かせて組立を行わなければならず施工に手間がか
かるという問題があった。また、パネルを連結する場
合、クランク状の連結金具を用いるため、パネルの高さ
方向の調節が難しいという問題もあった。
予め組立てて現場へ搬入する場合、運搬に労力がかかる
と共に、エレベータ等の搬送手段によって制限を受ける
という問題があった。また、現場で組立てる場合には、
一般にトイレルーム内のスペースは狭小なため、特に交
差状に組立てる隔てパネルと前パネルの組立スペースは
限られてしまうという問題があり、しかも隔てパネルと
前パネルを持ち運び可能に一体としなければならないの
で、パネルの上下部をねじ止め等で連結するには、パネ
ルを寝かせて組立を行わなければならず施工に手間がか
かるという問題があった。また、パネルを連結する場
合、クランク状の連結金具を用いるため、パネルの高さ
方向の調節が難しいという問題もあった。
【0004】更に、連結されたL形あるいはT形のパネ
ルは重量が嵩む上、持ちづらい形状のため、運搬に多く
の労力及び時間がかかり、またパネルの移動時に、その
他の現場設備を傷付ける可能性があった。
ルは重量が嵩む上、持ちづらい形状のため、運搬に多く
の労力及び時間がかかり、またパネルの移動時に、その
他の現場設備を傷付ける可能性があった。
【0005】この発明は上記事情に鑑みなされたもの
で、狭いスペース内におけるパネルの取付を容易にする
と共に、高さ調節及び連結移動調節を容易にするパネル
取付構造を提供することを目的とするものである。
で、狭いスペース内におけるパネルの取付を容易にする
と共に、高さ調節及び連結移動調節を容易にするパネル
取付構造を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明のパネル取付構造は、床面に敷設される幅
木上に設置されると共に、互いに連結されるパネルの取
付構造において、上記幅木上に下部取付機構をもって上
記パネルを高さ調節可能に設置し、上記パネルの上部連
結部に装着される締結具同士を互いに連結移動調節可能
に連結し、互いに連結される少なくとも一方のパネルに
上記締結具を高さ調節可能に装着してなるものである。
に、この発明のパネル取付構造は、床面に敷設される幅
木上に設置されると共に、互いに連結されるパネルの取
付構造において、上記幅木上に下部取付機構をもって上
記パネルを高さ調節可能に設置し、上記パネルの上部連
結部に装着される締結具同士を互いに連結移動調節可能
に連結し、互いに連結される少なくとも一方のパネルに
上記締結具を高さ調節可能に装着してなるものである。
【0007】この発明において、上記下部取付機構はパ
ネルを幅木上に高さ調節可能及び連結移動調節可能に設
置する構造のものであれば任意のものでよいが、好まし
くは幅木に固定されるアジャストボルト受けと、パネル
の下部端面から水平に突設されるねじ孔を有するアジャ
ストボルト取付板と、このアジャストボルト取付板のね
じ孔にねじ込まれて下方に突出する高さ調節用アジャス
トボルトと、アジャストボルト受けとアジャストボルト
取付板との間に介在されて上記アジャストボルトの位置
を保持する保持部材とで構成する方がよい。
ネルを幅木上に高さ調節可能及び連結移動調節可能に設
置する構造のものであれば任意のものでよいが、好まし
くは幅木に固定されるアジャストボルト受けと、パネル
の下部端面から水平に突設されるねじ孔を有するアジャ
ストボルト取付板と、このアジャストボルト取付板のね
じ孔にねじ込まれて下方に突出する高さ調節用アジャス
トボルトと、アジャストボルト受けとアジャストボルト
取付板との間に介在されて上記アジャストボルトの位置
を保持する保持部材とで構成する方がよい。
【0008】
【作用】上記のように構成されるこの発明のパネル取付
構造によれば、幅木上にパネルを高さ調節可能に設置
し、パネルの上部連結部に装着される締結具同士を互い
に連結移動調節可能に連結し、互いに連結される少なく
とも一方のパネルに締結具を高さ調節可能に装着するこ
とにより、パネルを一体化することなく、施工現場まで
パネルを運搬することができ、運搬中に周囲の設備を傷
付けることがない。また、パネルの高さ調節及び連結移
動調節が容易となり、現場作業の能率を向上することが
できる。
構造によれば、幅木上にパネルを高さ調節可能に設置
し、パネルの上部連結部に装着される締結具同士を互い
に連結移動調節可能に連結し、互いに連結される少なく
とも一方のパネルに締結具を高さ調節可能に装着するこ
とにより、パネルを一体化することなく、施工現場まで
パネルを運搬することができ、運搬中に周囲の設備を傷
付けることがない。また、パネルの高さ調節及び連結移
動調節が容易となり、現場作業の能率を向上することが
できる。
【0009】また、幅木上にパネルを高さ調節可能に設
置する下部取付機構を、幅木に固定されるアジャストボ
ルト受けと、パネルの下部端面から水平に突設されるね
じ孔を有するアジャストボルト取付板と、このアジャス
トボルト取付板のねじ孔にねじ込まれて下方に突出する
高さ調節用アジャストボルトと、アジャストボルト受け
とアジャストボルト取付板との間に介在されてアジャス
トボルトの位置を保持する保持部材とで構成することに
より、パネルの高さ調節を更に容易にすることができ
る。
置する下部取付機構を、幅木に固定されるアジャストボ
ルト受けと、パネルの下部端面から水平に突設されるね
じ孔を有するアジャストボルト取付板と、このアジャス
トボルト取付板のねじ孔にねじ込まれて下方に突出する
高さ調節用アジャストボルトと、アジャストボルト受け
とアジャストボルト取付板との間に介在されてアジャス
トボルトの位置を保持する保持部材とで構成することに
より、パネルの高さ調節を更に容易にすることができ
る。
【0010】
【実施例】以下にこの発明の実施例を図面に基いて詳細
に説明する。この実施例では、パネルを用いてトイレブ
ースを形成する場合について説明する。
に説明する。この実施例では、パネルを用いてトイレブ
ースを形成する場合について説明する。
【0011】図1はこの発明のパネル取付構造を有する
トイレブース全体の斜視図、図2はパネル取付前の幅木
の敷設状態の斜視図が示されている。
トイレブース全体の斜視図、図2はパネル取付前の幅木
の敷設状態の斜視図が示されている。
【0012】トイレブースは、建物内の直角な2つの壁
面1のコーナー部を利用して設けられる3連式のトイレ
ブースユニット2にて形成されている。この場合、トイ
レブースユニット2は、床面3に沿って配設された側パ
ネル用幅木4a、隔てパネル用幅木4b及び前パネル用
幅木4cの上方に立設される側パネル5、隔てパネル6
及び前パネル7とで区画形成されており、前パネル7に
設けられた出入口8に扉9が開閉可能に装着されてい
る。なお、側パネル5、隔てパネル6及び前パネル7の
上端はアルミニウム合金製押出形材にて形成される頭継
ぎ2aによって連結されている。なお、トイレブースユ
ニット2内には、例えば衛生陶器Aと連結するトイレユ
ニットBあるいは清掃用のSKユニットCが配設され
る。
面1のコーナー部を利用して設けられる3連式のトイレ
ブースユニット2にて形成されている。この場合、トイ
レブースユニット2は、床面3に沿って配設された側パ
ネル用幅木4a、隔てパネル用幅木4b及び前パネル用
幅木4cの上方に立設される側パネル5、隔てパネル6
及び前パネル7とで区画形成されており、前パネル7に
設けられた出入口8に扉9が開閉可能に装着されてい
る。なお、側パネル5、隔てパネル6及び前パネル7の
上端はアルミニウム合金製押出形材にて形成される頭継
ぎ2aによって連結されている。なお、トイレブースユ
ニット2内には、例えば衛生陶器Aと連結するトイレユ
ニットBあるいは清掃用のSKユニットCが配設され
る。
【0013】上記隔てパネル6の下部には、図3及び図
4に示すように、高さ調節可能な下部取付機構10が設
けられており、また、隔てパネル6と前パネル7の上部
には、図3及び図5に示すように、高さ調節及び連結移
動調節可能な上部連結機構20が設けられている。
4に示すように、高さ調節可能な下部取付機構10が設
けられており、また、隔てパネル6と前パネル7の上部
には、図3及び図5に示すように、高さ調節及び連結移
動調節可能な上部連結機構20が設けられている。
【0014】この場合、下部取付機構10は、断面U字
状の隔てパネル用幅木4b内に嵌挿固定されるアジャス
トボルト受け11と、隔てパネル6の下部端面から水平
に突設されるねじ孔12(具体的にはナットにて形成さ
れる)を有するアジャストボルト取付板13と、このア
ジャストボルト取付板13のねじ孔すなわちナット12
にねじ込まれて下方に突出する高さ調節用のアジャスト
ボルト14とで高さ調節部が構成されている。このアジ
ャストボルト14の頂部には六角穴14aが設けられて
おり、この六角穴14aに六角レンチを差込んで斜め上
方からアジャストボルト14を回転することができるよ
うになっている。なお、アジャストボルト受け11は、
予め工場において隔てパネル用幅木4bに溶接によって
固定されている。また、下部取付機構10には、アジャ
ストボルト受け11とアジャストボルト取付板13との
間に介在されてアジャストボルト14の水平方向のずれ
を防止すべく位置を保持する保持部材15が設けられて
いる。この保持部材15は、アジャストボルト14を貫
挿するガイド孔16と移動方向に沿う長孔17とを有す
る保持板18と、この保持板18の長孔17を貫通して
アジャストボルト受け11の上面に設けられたねじ孔1
1aにねじ結合する止めねじ19とで構成されている。
なお、隔てパネル用幅木4bの小口側端面には前パネル
用幅木4cが固定ボルト11bによって固定されて、前
パネル用幅木4cのがたつきが防止されている。
状の隔てパネル用幅木4b内に嵌挿固定されるアジャス
トボルト受け11と、隔てパネル6の下部端面から水平
に突設されるねじ孔12(具体的にはナットにて形成さ
れる)を有するアジャストボルト取付板13と、このア
ジャストボルト取付板13のねじ孔すなわちナット12
にねじ込まれて下方に突出する高さ調節用のアジャスト
ボルト14とで高さ調節部が構成されている。このアジ
ャストボルト14の頂部には六角穴14aが設けられて
おり、この六角穴14aに六角レンチを差込んで斜め上
方からアジャストボルト14を回転することができるよ
うになっている。なお、アジャストボルト受け11は、
予め工場において隔てパネル用幅木4bに溶接によって
固定されている。また、下部取付機構10には、アジャ
ストボルト受け11とアジャストボルト取付板13との
間に介在されてアジャストボルト14の水平方向のずれ
を防止すべく位置を保持する保持部材15が設けられて
いる。この保持部材15は、アジャストボルト14を貫
挿するガイド孔16と移動方向に沿う長孔17とを有す
る保持板18と、この保持板18の長孔17を貫通して
アジャストボルト受け11の上面に設けられたねじ孔1
1aにねじ結合する止めねじ19とで構成されている。
なお、隔てパネル用幅木4bの小口側端面には前パネル
用幅木4cが固定ボルト11bによって固定されて、前
パネル用幅木4cのがたつきが防止されている。
【0015】上記のように構成される下部取付機構10
によれば、隔てパネル用幅木4b上に隔てパネル6を設
置する際、アジャストボルト14の六角穴14aに六角
レンチを差込んでアジャストボルト14を回転すること
によって、保持板18のガイド孔16を貫通するアジャ
ストボルト14をアジャストボルト受け11に押し当て
て隔てパネル6の高さ調節を行うことができ、また、保
持板18の長孔17を貫通する止めねじ19をアジャス
トボルト受け11のねじ孔11aにねじ締めすることに
よってアジャストボルト14の横ずれを阻止して固定す
ることができる。
によれば、隔てパネル用幅木4b上に隔てパネル6を設
置する際、アジャストボルト14の六角穴14aに六角
レンチを差込んでアジャストボルト14を回転すること
によって、保持板18のガイド孔16を貫通するアジャ
ストボルト14をアジャストボルト受け11に押し当て
て隔てパネル6の高さ調節を行うことができ、また、保
持板18の長孔17を貫通する止めねじ19をアジャス
トボルト受け11のねじ孔11aにねじ締めすることに
よってアジャストボルト14の横ずれを阻止して固定す
ることができる。
【0016】上記上部連結機構20は、隔てパネル6の
連結側端面に逆L字状に固定される隔てパネル側締結具
21と、前パネル7の連結側面に調節ボルト23によっ
て高さ調節可能に装着されると共に隔てパネル側締結具
21に対して連結移動調節可能に載置するL字状の前パ
ネル側締結具22と、両締結具21,22を固定する固
定ボルト24とで構成されている。この場合、隔てパネ
ル側締結具21の水平片21aには固定ボルト24のね
じ孔21bが設けられており、前パネル側締結具22の
水平片22aには固定ボルト24を遊嵌する長孔22b
が連結移動方向に沿って設けられている。したがって、
固定ボルト24を長孔22bを貫通してねじ孔21bに
ねじ結合することによって隔てパネル6と前パネル7を
連結移動調節した後に連結することができる。また、前
パネル側締結具22の垂直片22cには調節ボルト23
を遊嵌する垂直方向に沿う長孔22dが設けられてお
り、この長孔22dを貫通する調節ボルト23を、前パ
ネル7の連結面に埋設されたナット25にねじ結合する
ことによって前パネル側締結具22を高さ調節すなわち
隔てパネル側締結具21との位置合わせを行った後に前
パネル側締結具22を前パネル7に固定することができ
る。
連結側端面に逆L字状に固定される隔てパネル側締結具
21と、前パネル7の連結側面に調節ボルト23によっ
て高さ調節可能に装着されると共に隔てパネル側締結具
21に対して連結移動調節可能に載置するL字状の前パ
ネル側締結具22と、両締結具21,22を固定する固
定ボルト24とで構成されている。この場合、隔てパネ
ル側締結具21の水平片21aには固定ボルト24のね
じ孔21bが設けられており、前パネル側締結具22の
水平片22aには固定ボルト24を遊嵌する長孔22b
が連結移動方向に沿って設けられている。したがって、
固定ボルト24を長孔22bを貫通してねじ孔21bに
ねじ結合することによって隔てパネル6と前パネル7を
連結移動調節した後に連結することができる。また、前
パネル側締結具22の垂直片22cには調節ボルト23
を遊嵌する垂直方向に沿う長孔22dが設けられてお
り、この長孔22dを貫通する調節ボルト23を、前パ
ネル7の連結面に埋設されたナット25にねじ結合する
ことによって前パネル側締結具22を高さ調節すなわち
隔てパネル側締結具21との位置合わせを行った後に前
パネル側締結具22を前パネル7に固定することができ
る。
【0017】ここでは、前パネル側締結具22の水平片
22a及び垂直片22cに、それぞれ水平方向あるいは
垂直方向に沿う長孔22b,22dを設けた場合につい
て説明したが、必ずしもこのような長孔22b,22d
である必要はなく、固定ボルト24あるいは調節ボルト
23を遊嵌する大径の円孔としてもよい。
22a及び垂直片22cに、それぞれ水平方向あるいは
垂直方向に沿う長孔22b,22dを設けた場合につい
て説明したが、必ずしもこのような長孔22b,22d
である必要はなく、固定ボルト24あるいは調節ボルト
23を遊嵌する大径の円孔としてもよい。
【0018】なお、調節ボルト23及び固定ボルト24
は、図5に示すように、それぞれ頭部23a,24aに
六角穴23b,24bが設けられており、締付の際にユ
ニバーサル式六角レンチ(図示せず)によって軸心に対
して斜め方向からでも締付けが可能になっている。
は、図5に示すように、それぞれ頭部23a,24aに
六角穴23b,24bが設けられており、締付の際にユ
ニバーサル式六角レンチ(図示せず)によって軸心に対
して斜め方向からでも締付けが可能になっている。
【0019】上記説明では、隔てパネル6と前パネル7
との連結について述べたが側パネル5と前パネル7との
連結も同様に行うことができる。
との連結について述べたが側パネル5と前パネル7との
連結も同様に行うことができる。
【0020】一方、隔てパネル同士の連結は、図6に示
すように、一方すなわち壁面側の隔てパネル6の下部に
は、上記と同様の構造を有する高さ調節及びアジャスト
ボルト14の保持が可能な下部取付機構10が設けられ
ており、また、両隔てパネル6,6の上部には、上記と
同様に高さ調節及び連結移動調節可能な上部連結機構2
0が設けられている(図6及び図7参照)。なお、図6
及び図7において、各構成部材は上記隔てパネル6と前
パネル7の連結と同じであるので、同一部分には、同一
符号を付してその説明は省略する。
すように、一方すなわち壁面側の隔てパネル6の下部に
は、上記と同様の構造を有する高さ調節及びアジャスト
ボルト14の保持が可能な下部取付機構10が設けられ
ており、また、両隔てパネル6,6の上部には、上記と
同様に高さ調節及び連結移動調節可能な上部連結機構2
0が設けられている(図6及び図7参照)。なお、図6
及び図7において、各構成部材は上記隔てパネル6と前
パネル7の連結と同じであるので、同一部分には、同一
符号を付してその説明は省略する。
【0021】このように、隔てパネル6,6同士を連結
することにより、従来のように工場や現場の空き空間を
利用して予め隔てパネル6,6同士を連結する必要がな
くなり、各隔てパネル6を取付位置に運んで連結するこ
とができる。
することにより、従来のように工場や現場の空き空間を
利用して予め隔てパネル6,6同士を連結する必要がな
くなり、各隔てパネル6を取付位置に運んで連結するこ
とができる。
【0022】なお、上記説明では隔てパネル6,6同士
の連結の場合について述べたが、側パネル5,5同士の
連結の場合も上記と同様の構造とすることができる。
の連結の場合について述べたが、側パネル5,5同士の
連結の場合も上記と同様の構造とすることができる。
【0023】上記側パネル用幅木4a、隔てパネル用幅
木4b及び前パネル用幅木4cは、いずれも断面U字状
のステンレス鋼製部材にて形成されており、アンカーボ
ルト40をもって床面3に固定されている(図2ないし
図4及び図6参照)。また、側パネル5、隔てパネル6
及び前パネル7は、いずれもペーパーハニカム等の芯材
50の表面に、両面に塗装若しくは塩化ビニルシートを
貼着した鋼板製表面板51をコールドプレスで圧着した
サンドイッチパネルにて形成されている(図3及び図4
参照)。
木4b及び前パネル用幅木4cは、いずれも断面U字状
のステンレス鋼製部材にて形成されており、アンカーボ
ルト40をもって床面3に固定されている(図2ないし
図4及び図6参照)。また、側パネル5、隔てパネル6
及び前パネル7は、いずれもペーパーハニカム等の芯材
50の表面に、両面に塗装若しくは塩化ビニルシートを
貼着した鋼板製表面板51をコールドプレスで圧着した
サンドイッチパネルにて形成されている(図3及び図4
参照)。
【0024】次に、この発明のパネル取付構造を有する
トイレブースの組立手順について説明する。
トイレブースの組立手順について説明する。
【0025】まず、図2に示すように、トイレルームの
所定位置に、側パネル用幅木4a、隔てパネル用幅木4
b及び前パネル用幅木4cをアンカーボルト40をもっ
て床面3に敷設固定する。次に、側パネル5と隔てパネ
ルを側パネル用幅木4a及び隔てパネル用幅木4b上に
設置する。この際、側パネル5,5同士、あるいは隔て
パネル6,6同士を連結する場合には、壁面側の側パネ
ル5あるいは隔てパネル6(以下に隔てパネル6の場合
について説明する)を隔てパネル用幅木4bの上に載置
した後、下部取付機構10のアジャストボルト14によ
って隔てパネル6の高さ寸法を調整すると共に、保持板
18の長孔17を貫通する止めねじ19をアジャストボ
ルト受け11のねじ孔11aにねじ締めすることによっ
て壁面側隔てパネル6を隔てパネル用幅木4b上に設置
固定する。このとき、隔てパネル6の他端部は図示しな
い固定具を介して隔てパネル用幅木4bに固定される。
このようにして固定された壁面側隔てパネル6の連結部
に前パネル側隔てパネル6の連結部を位置させて締結具
21の水平片21a上に締結具22の水平片22aを載
置し、固定ボルト24にて仮固定する。
所定位置に、側パネル用幅木4a、隔てパネル用幅木4
b及び前パネル用幅木4cをアンカーボルト40をもっ
て床面3に敷設固定する。次に、側パネル5と隔てパネ
ルを側パネル用幅木4a及び隔てパネル用幅木4b上に
設置する。この際、側パネル5,5同士、あるいは隔て
パネル6,6同士を連結する場合には、壁面側の側パネ
ル5あるいは隔てパネル6(以下に隔てパネル6の場合
について説明する)を隔てパネル用幅木4bの上に載置
した後、下部取付機構10のアジャストボルト14によ
って隔てパネル6の高さ寸法を調整すると共に、保持板
18の長孔17を貫通する止めねじ19をアジャストボ
ルト受け11のねじ孔11aにねじ締めすることによっ
て壁面側隔てパネル6を隔てパネル用幅木4b上に設置
固定する。このとき、隔てパネル6の他端部は図示しな
い固定具を介して隔てパネル用幅木4bに固定される。
このようにして固定された壁面側隔てパネル6の連結部
に前パネル側隔てパネル6の連結部を位置させて締結具
21の水平片21a上に締結具22の水平片22aを載
置し、固定ボルト24にて仮固定する。
【0026】壁面側隔てパネル6に仮固定された前パネ
ル側隔てパネル6の前パネル側連結部において、下部取
付機構10のアジャストボルト14によって隔てパネル
6の高さ寸法を調整すると共に、保持板18の長孔17
を貫通する止めねじ19をアジャストボルト受け11の
ねじ孔11aにねじ締めすることによって前パネル側隔
てパネル6を隔てパネル用幅木4b上に設置固定する。
このとき、隔てパネル6,6同士の仮固定部の固定ボル
ト24を本締めして連結固定する。また、前パネル側隔
てパネル6の壁面側端部は固定具60をもって隔てパネ
ル用幅木4bに固定されている(図6参照)。
ル側隔てパネル6の前パネル側連結部において、下部取
付機構10のアジャストボルト14によって隔てパネル
6の高さ寸法を調整すると共に、保持板18の長孔17
を貫通する止めねじ19をアジャストボルト受け11の
ねじ孔11aにねじ締めすることによって前パネル側隔
てパネル6を隔てパネル用幅木4b上に設置固定する。
このとき、隔てパネル6,6同士の仮固定部の固定ボル
ト24を本締めして連結固定する。また、前パネル側隔
てパネル6の壁面側端部は固定具60をもって隔てパネ
ル用幅木4bに固定されている(図6参照)。
【0027】上記のようにして各トイレブースユニット
2の側パネル5、隔てパネル6及び前パネル7をそれぞ
れ側パネル用幅木4a、隔てパネル用幅木4b及び前パ
ネル用幅木4c上に設置した後、各パネル5〜7の上端
部に頭継ぎ2aを取付け、そして、前パネルに設けられ
た出入口8に扉9を装着して組立作業は完了する。
2の側パネル5、隔てパネル6及び前パネル7をそれぞ
れ側パネル用幅木4a、隔てパネル用幅木4b及び前パ
ネル用幅木4c上に設置した後、各パネル5〜7の上端
部に頭継ぎ2aを取付け、そして、前パネルに設けられ
た出入口8に扉9を装着して組立作業は完了する。
【0028】なお、上記実施例では、この発明のパネル
取付構造をトイレブースに適用した場合について説明し
たが、必ずしもトイレブースに限定されるものではな
く、トイレブース以外の間仕切システムのパネルの取付
にも適用できることは勿論である。
取付構造をトイレブースに適用した場合について説明し
たが、必ずしもトイレブースに限定されるものではな
く、トイレブース以外の間仕切システムのパネルの取付
にも適用できることは勿論である。
【0029】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明のパネ
ル取付構造によれば、上記のように構成されているの
で、以下のような効果が得られる。
ル取付構造によれば、上記のように構成されているの
で、以下のような効果が得られる。
【0030】1)請求項1記載のパネル取付構造によれ
ば、幅木上に下部取付機構をもってパネルを高さ調節可
能に設置し、パネルの上部連結部に装着される締結具同
士を互いに連結移動調節可能に連結し、互いに連結され
る少なくとも一方のパネルに締結具を高さ調節可能に装
着するので、パネルを予め連結することなく、施工現場
まで容易に運搬することができ、しかも運搬中に周囲の
設備を傷付けることがない。また、パネルの高さ調節及
び連結移動調節が容易となり、現場作業の能率を向上す
ることができる。
ば、幅木上に下部取付機構をもってパネルを高さ調節可
能に設置し、パネルの上部連結部に装着される締結具同
士を互いに連結移動調節可能に連結し、互いに連結され
る少なくとも一方のパネルに締結具を高さ調節可能に装
着するので、パネルを予め連結することなく、施工現場
まで容易に運搬することができ、しかも運搬中に周囲の
設備を傷付けることがない。また、パネルの高さ調節及
び連結移動調節が容易となり、現場作業の能率を向上す
ることができる。
【0031】2)請求項2記載のパネル取付構造によれ
ば、下部取付機構を、幅木に固定されるアジャストボル
ト受けと、パネルの下部端面から水平に突設されるねじ
孔を有するアジャストボルト取付板と、このアジャスト
ボルト取付板のねじ孔にねじ込まれて下方に突出する高
さ調節用アジャストボルトと、アジャストボルト受けと
アジャストボルト取付板との間に介在されてアジャスト
ボルトの位置を保持する保持材とで構成するので、上記
1)に加えてパネルの高さ調節を更に容易にすることが
できる。
ば、下部取付機構を、幅木に固定されるアジャストボル
ト受けと、パネルの下部端面から水平に突設されるねじ
孔を有するアジャストボルト取付板と、このアジャスト
ボルト取付板のねじ孔にねじ込まれて下方に突出する高
さ調節用アジャストボルトと、アジャストボルト受けと
アジャストボルト取付板との間に介在されてアジャスト
ボルトの位置を保持する保持材とで構成するので、上記
1)に加えてパネルの高さ調節を更に容易にすることが
できる。
【図1】この発明のパネル取付構造を有するトイレユニ
ットの全体を示す斜視図である。
ットの全体を示す斜視図である。
【図2】パネル取付前の幅木の敷設状態を示す斜視図で
ある。
ある。
【図3】この発明のパネル取付構造を示す断面図であ
る。
る。
【図4】この発明におけるパネル下部の取付部を示す分
解斜視図である。
解斜視図である。
【図5】パネル上部の取付部を示す分解斜視図である。
【図6】別のパネル取付部を示す断面図である。
【図7】図6の VII−VII 線に沿う断面図である。
3 床面 4a 側パネル用幅木 4b 隔てパネル用幅木 4c 前パネル用幅木 5 側パネル 6 隔てパネル 7 前パネル 10 下部取付機構 11 アジャストボルト受け 14 アジャストボルト 15 保持部材 20 上部連結機構 21 締結具 22 締結具 23 調節ボルト 24 固定ボルト
Claims (2)
- 【請求項1】 床面に敷設される幅木上に設置されると
共に、互いに連結されるパネルの取付構造において、 上記幅木上に下部取付機構をもって上記パネルを高さ調
節可能に設置し、 上記パネルの上部連結部に装着される締結具同士を互い
に連結移動調節可能に連結し、 互いに連結される少なくとも一方のパネルに上記締結具
を高さ調節可能に装着してなることを特徴とするパネル
取付構造。 - 【請求項2】 下部取付機構を、幅木に固定されるアジ
ャストボルト受けと、パネルの下部端面から水平に突設
されるねじ孔を有するアジャストボルト取付板と、この
アジャストボルト取付板のねじ孔にねじ込まれて下方に
突出する高さ調節用アジャストボルトと、アジャストボ
ルト受けとアジャストボルト取付板との間に介在されて
上記アジャストボルトの位置を保持する保持部材とで構
成してなることを特徴とする請求項1記載のパネル取付
構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09033492A JP3180144B2 (ja) | 1992-03-16 | 1992-03-16 | パネル取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09033492A JP3180144B2 (ja) | 1992-03-16 | 1992-03-16 | パネル取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05263488A true JPH05263488A (ja) | 1993-10-12 |
JP3180144B2 JP3180144B2 (ja) | 2001-06-25 |
Family
ID=13995624
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09033492A Expired - Fee Related JP3180144B2 (ja) | 1992-03-16 | 1992-03-16 | パネル取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3180144B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006188886A (ja) * | 2005-01-06 | 2006-07-20 | Okamura Corp | 間仕切装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009108662A (ja) * | 2007-11-01 | 2009-05-21 | Okamura Corp | 移動間仕切装置 |
-
1992
- 1992-03-16 JP JP09033492A patent/JP3180144B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006188886A (ja) * | 2005-01-06 | 2006-07-20 | Okamura Corp | 間仕切装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3180144B2 (ja) | 2001-06-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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