JP3884233B2 - 金具取付プレート - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、所定の金具を取付けるための金具取付プレートに関し、具体的には建物の例えばバルコニーに手摺りを取付ける際の金具取付プレートとして利用される。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の金具取付プレートとしては、図3に示すように固定プレートaと、上記固定プレートaから延設された取付プレートbとを備えてなるものが提供されている。
【0003】
具体的には、建物の例えばバルコニーに手摺りを取付ける場合には、図4に示すように、固定プレートaを建物に配設された左右一対の溝形鋼A、Aの間に挿入配置し、当該固定プレートaに設けられた挿通孔a1を通じて左右の溝形鋼A、Aにボルト・ナットcにより固定するとともに、取付プレートbに設けられた取付孔b1に手摺りdの取付部材d1をネジeとボルトfにより固定することで、当該手摺りdをバルコニーに取付けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の金具取付プレートは、固定プレートaを溝形鋼A、Aの隙間に安定的に挿入して固定するため、当該固定プレートaの厚みを溝形鋼A、Aの隙間の幅と同じにしている。このため固定プレートaの重量、つまり金具取付プレート全体の重量が重くなり、施工作業に負担がかかるとともに、材料も多く使用することから製品コストの増加を招いていた。
【0005】
本発明は、上記問題点に鑑みなされたもので、その目的とするところは、軽量化による施工作業の負担、並びに製品コストの低減を図ることのできる金具取付プレートを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明の金具取付プレートは、所定の金具を取付けるための金具取付プレートであって、一対の支柱間の隙間に挿入されて固定される固定部と、支柱から突出して配置されるように上記固定部から延設され上記金具を取付ける取付部とで形成され、上記固定部は、支柱間の隙間よりも薄く形成されるとともに、支柱間に固定するための取付孔が形成され、該取付孔に支柱間の隙間と同じ長さの鋼管が固設されたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0008】
図1は、本発明の金具取付プレートを示している。
【0009】
この金具取付プレート1は、建物の例えばバルコニーなどに手摺りを取付ける際に用いられるもので、所定の厚みを有する固定部2と取付部3とで全体として鉤状の平板に形成されている。
【0010】
固定部2は、図2に示すように手摺りBを取付ける建物の取付位置に配設された左右一対の支柱としての溝形鋼A(図2では手前の溝形鋼のみ図示している)間に挿入されて固定される。
【0011】
この固定部2の厚みは、取付部3とともに上記溝形鋼A、A間の隙間よりも薄く形成されている。また、固定部2の上下には取付孔21が形成されており、この取付孔21に溝形鋼A、A間の隙間と同じ長さの鋼管22が溶接により固設されている。つまり、上下の鋼管22の長さにより固定部2が溝形鋼A、A間にガタなく安定的に配置される。
【0012】
取付部3は、手摺りBを固定するための部位であり、その上下には楕円形状の取付孔31が設けられ、この取付孔31を通じて手摺りBを固定するようになされている。
【0013】
次に、このように構成された金具取付プレートの取付けについて説明する。
【0014】
まず、図2に示すように建物の取付位置となる左右一対の溝形鋼A間に取付部3が外方となるように固定部2を挿入して配置し、固定部2の鋼管22の位置と、予め溝形鋼Aに形成されている取付孔の位置とを合致させる。そして、一方の溝形鋼A側からボルト23を上記取付孔を通じて鋼管22内を挿通して他方の溝形鋼Aに貫通させてナット24を螺入することで、固定部2を溝形鋼Aに固定する。この際、鋼管22の長さが溝形鋼A間の隙間と同じになされていることから、上下の鋼管22が溝形鋼A間の隙間にぴったりと嵌まり込み、これにより固定部2と溝形鋼A間との間には隙間があるものの、当該固定部2を安定的に固定することができる。
【0015】
このように固定部2を固定することで取付部3が溝形鋼Aの外方に突出配置され、この取付部3に手摺りBの取付部材B1を取付孔31を通じてボルト・ネジ32によって締め付けることで、手摺りBを安定的に取り付けることができる。
【0016】
このように金具取付プレート1は、固定部2が溝形鋼Aの隙間に比べて薄肉に形成されているため、従来のように溝形鋼Aの隙間と同じ厚さのものよりも格段に軽量であり、この軽量化により金具取付プレート1を取付ける施工作業の負担を低減できるとともに、軽量化の分だけ材料も少なくて済み製品コストの軽減を図ることができる。
【0017】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明の金具取付プレートによれば、固定部を支柱間の隙間よりも薄く形成するとともに、支柱間に固定するための取付孔が形成され、該取付孔に支柱間の隙間と同じ長さの鋼管を固設したことで、固定部の重量、つまり金具取付プレート全体の重量の軽量化を図ることができ、これにより金具取付プレートを取付ける施工作業の負担を低減できるとともに、軽量化の分だけ材料も少なくて済み製品コストの軽減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の金具取付プレートを示し、(a)は側面図、(b)は正面図である。
【図2】本発明の金具取付プレートの取付状態を示す側面図である。
【図3】従来の金具取付プレートを示し、(a)は側面図、(b)は正面図である。
【図4】従来の金具取付プレートの取付状態の概略を示す平面図である。
【符号の説明】
1 金具取付プレート
2 固定部
21 取付孔
22 鋼管
3 取付部
A 溝形鋼(支柱)
Claims (1)
- 所定の金具を取付けるための金具取付プレートであって、
一対の支柱間の隙間に挿入されて固定される固定部と、支柱から突出して配置されるように上記固定部から延設され上記金具を取付ける取付部とで形成され、上記固定部は、支柱間の隙間よりも薄く形成されるとともに、支柱間に固定するための取付孔が形成され、該取付孔に支柱間の隙間と同じ長さの鋼管が固設されたことを特徴とする金具取付プレート。
Priority Applications (1)
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JP2001013265A JP3884233B2 (ja) | 2001-01-22 | 2001-01-22 | 金具取付プレート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001013265A JP3884233B2 (ja) | 2001-01-22 | 2001-01-22 | 金具取付プレート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2002213059A JP2002213059A (ja) | 2002-07-31 |
JP3884233B2 true JP3884233B2 (ja) | 2007-02-21 |
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---|---|---|---|
JP2001013265A Expired - Fee Related JP3884233B2 (ja) | 2001-01-22 | 2001-01-22 | 金具取付プレート |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3884233B2 (ja) |
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2001
- 2001-01-22 JP JP2001013265A patent/JP3884233B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2002213059A (ja) | 2002-07-31 |
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