JP2003012641A - 過酢酸の製造方法 - Google Patents
過酢酸の製造方法Info
- Publication number
- JP2003012641A JP2003012641A JP2002101290A JP2002101290A JP2003012641A JP 2003012641 A JP2003012641 A JP 2003012641A JP 2002101290 A JP2002101290 A JP 2002101290A JP 2002101290 A JP2002101290 A JP 2002101290A JP 2003012641 A JP2003012641 A JP 2003012641A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- acid
- reaction medium
- distillate
- peracetic acid
- weight
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Abandoned
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C407/00—Preparation of peroxy compounds
- C07C407/003—Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives
- C07C407/006—Stabilisation; Use of additives
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C407/00—Preparation of peroxy compounds
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C407/00—Preparation of peroxy compounds
- C07C407/003—Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C409/00—Peroxy compounds
- C07C409/24—Peroxy compounds the —O—O— group being bound between a >C=O group and hydrogen, i.e. peroxy acids
- C07C409/26—Peracetic acid
Abstract
提供する。 【解決手段】過酸化水素と酢酸を連続的に酸触媒を有す
る反応媒体中に供給し、蒸留して過酢酸の濃縮水性蒸留
物を取り出す製造方法において、該蒸留物と、該反応媒
体と該酸触媒を部分的に中和する物質とが混合されるこ
とにより、貯蔵安定性のある過酢酸生成物を製造でき
る。
Description
に、過酸化水素、酢酸、過酢酸、及び酸触媒を含有する
水性反応媒体中に供給し、該媒体中で過酸化水素と酢酸
とが反応して過酢酸を形成し、蒸留して反応媒体から過
酢酸の濃縮水性蒸留物を取り出すことにより安定な過酢
酸生成物を製造する方法に関する。本発明はまた、安定
化した過酢酸生成物と、過酢酸、水及び他の物質を含有
する生成物の安定化方法とに関する。
ることができる。蒸留された過酢酸(dPAA)は、環
境に優しい化学品であり、同時に、パルプの漂白に極め
て良く適している。過酢酸の助けで、TCF漂白(Tota
l Chlorin Free、塩素フリー)の全選択性が、アルカリ
工程(ケミラ特許出願第FI 974575)間の酸脱リグニン
工程の採用により、改善されることができる。脱リグニ
ンに加えて、過酢酸工程はまた、パルプの白色度を改善
する。その理由のために、それは、ECF及びTCFパ
ルプ(ケミラ特許出願第FI 990445)の両方に非常に適
している。
の貯蔵寿命を改善する過程で開発され、ペースト状廃物
を製紙工場内でリサイクルされることができるようにす
る(フィンランド特許出願第982735)。過酢酸の漂白性
能は、抄紙機で使用される顔料懸濁物の漂白過程で開発
された(FI 980417)。
て、その化学物質の特別な特性が考慮されねばならな
い。
2O+1/2O2)を禁止するために、生成物は製造に関
して安定化されている。過酢酸に関しては、その貯蔵と
輸送との両方が冷蔵下に行われねばならないことが、考
慮されるべきことである。高い温度では、蒸留された過
酢酸は、初期の化合物に戻り、これによって過酢酸の所
謂平衡混合物が形成される(CH3COOOH+H2O
→CH3COOH+H 2O2)。
て、大量の過酢酸が、問題が製造及び本格的規模の試行
操業に拘わらず、要求される。
して、過酢酸製造工程の中間で、所謂塔底生成物(eP
AAb)すなわち平衡混合物が常に生成する。そして、
定常状態でその分解を維持するような努力がなされてい
る。プロセスの途中で、少量の不純物がまた反応媒体中
で濃縮し、これはまた過酢酸溶液を稀釈することでもあ
る。すなわち、蒸留の塔底生成物(ePAAb)が、と
りわけ、原料物質に起因する、一次的には酢酸に起源を
発する全ての金属不純物を含有する。その貯蔵及び輸送
は、それ故に、非常な注意をもって、執り行われねばな
らない。
素、酢酸、過酢酸及び酸触媒を含有する水性反応媒体中
に、供給され、その水性反応媒体中で、過酸化水素と酢
酸とが反応して過酢酸が形成され、該反応媒体から過酢
酸を連続的に蒸留して濃縮された蒸留物とすることによ
り、過酢酸を製造することは、一般に知られている(De
ggusa US3,264,346, DGS GB 949,094, Solvay EP 1 004
576)。該蒸留された過酢酸及び該反応媒体はともに、
生産物として得られる。
使用済み反応媒体(ePAA)は、問題のある副生成物
として(廃物として)しか、言われていない。
するための方法を提供することにある。過酸化水素、酢
酸、少量の過酢酸及び酸触媒を含有する反応媒体ePA
Abが、過酢酸が濃縮された蒸留物dPAAと混合され
ると、形成される混合物のePAAb+dPAAの安定
性が非常に悪くなり、その過酢酸濃度が貯蔵中に急速に
減少する。低温貯蔵(0℃−10℃)しておいても過酢
酸を安定化することができないことは、予想外に、観察
されてきた。
新プロセスによって解消された。該プロセスは、蒸留
物、反応媒体、及び少なくとも酸触媒で部分的に中和さ
れた物質を共存させることにより、主に特徴付けられ
る。
すなわち過酢酸の蒸留により生成する反応媒体廃物とし
て形成された塔底生成物が実際の生成物と混合されるこ
とができることである。塔底生成物と共に得られる酸触
媒は、混合される前に中和される。かくして、稀釈され
て余り純粋ではない過酢酸の貯蔵及び輸送が、避けられ
ることになる。
及びその蒸留物と中和剤との混合は、連続的に行われ
る。この場合、反応媒体は、生成する蒸留物に対して所
望の比率である量で除去され、蒸留物及び中和剤と混合
される。
りにも大きくて過酢酸の製造が乱されるようなときに
は、反応媒体は、回分方式で除去される。不純物、すな
わち、この場合においては塔底生成物を含有する回収反
応媒体は、その後、蒸留物と中和剤と混合される。金属
含有不純物は、過酢酸生成物の安定性を阻害しないこと
は、予想外なこととして観察されてきた。
任意の比率で混合されることができる。これは、酸触媒
を中和する剤が反応媒体と蒸留物との混合物を、これら
の比率にかかわりなく、安定化することを意味する。
ながら、反応媒体に対する蒸留物の重量比は1:50−
500:1、好適には1:1−100:1、更に好適に
は4:1−40:1、最も国的には10:1−30:1
の範囲内にある。
度が10−68重量%、好ましくは29−59重量%に
成るように、蒸留物を反応媒体及び中和剤と共に一緒に
混合することが好ましい。
過酢酸+水)を加速する典型的な酸である。好適な酸触
媒は、無機酸又はその混合物であり、より好適な無機酸
はリン酸、硫酸であり、更に好適なのは硫酸である。
ような量である。過酸化水素及び酢酸が反応混合物に添
加され、過酢酸及び水がそれから除かれて行くと、酸触
媒は技術的要求に従って上記平衡反応において反応を右
側へと加速することができるように成らねばならない。
酸触媒の濃度は、最も普通の触媒すなわち硫酸の濃度に
一致すると、言える。反応媒体中における硫酸の好適な
濃度は、1−20重量%、好ましくは1−10重量%、
最も好ましくは1−4重量%の範囲内である。
物のpHに対する酸触媒の効果を低減させるようなこと
を減少させるか、そのようなことを除去するということ
を、意味する。該効果がなくなると、生成物は酸性とな
り続ける。なぜならば、それは過酢酸及び少量の酢酸を
含有するからである。中和剤は、生成物の有益な特性に
マイナスの効果を与えることなく、酸触媒を中和するこ
とができるものでなければならない。好適には、それは
無機塩基、無機塩基を形成する化合物、又はそれら二種
の何れかを含有する混合物であり、更に好適な無機塩基
はアルカリ金属水酸化物、又はアルカリ土類金属水酸化
物であり、最も好適な無機塩基は水酸化ナトリウムであ
る。中和剤が水酸化ナトリウムであるときには、その水
酸化ナトリウムは、20−60重量%、好ましくは40
−50重量%の濃度を有する水性溶液として、蒸留物と
反応媒体とに一緒に好適に混合される。
合には、中和剤が、蒸留物と反応媒体とに、酸触媒量に
つき実質的な化学量論量で、接触させられる。これは、
例えば、反応混合物に、混合物中の硫酸(98g)1モ
ルにつき水酸化ナトリウム(80g)2モルが添加され
ることを、意味する。
順序で添加されて混合されてもよいとはいうものの、最
初に反応媒体と中和剤とが混合されて混合物を形成し、
その混合物中で酸触媒が少なくとも中和され、その後
に、この混合物が蒸留物と混合される。本発明のプロセ
スにおいては、上記の基本的な成分が他の成分と混合さ
れることができる。
過酢酸プロセスの反応媒体であるならば、混合前のその
pHは典型的には0.001−1.0の範囲内であり、
好ましくは0.01−0.5の範囲内であり、最も典型
的には0.02−0.2の範囲内である。
以下の量の成分を含有する。過酸化水素の濃度は、典型
的には4−40重量%の範囲内であり、好ましくは5−
30重量%の範囲内であり、最も好ましくは10−20
重量%の範囲内である。酸触媒の濃度は、典型的には
0.1−40重量%の範囲内であり、好ましくは1−3
0重量%の範囲内であり、最も好ましくは15−30重
量%の範囲内である。酢酸に対する過酸化水素のモル比
は、一般的に0.3:1−30:1、好ましくは0.
5:1−10:1の範囲内である。過酢酸の濃度は、典
型的には1−30重量%、好ましくは5−20重量%の
範囲内である。
が0.3−30重量%、好ましくは1−20重量%、も
っとも好ましくは1−10重量%の範囲内である硫酸の
濃度に一致するような量である。水の濃度は、典型的に
は10−75重量%の範囲内であり、好ましくは20−
60重量%、もっとも好ましくは30−50重量%の範
囲内である。反応媒体は、典型的には、好ましくはホス
ホン酸、それらの塩、及びジピコリン酸ナトリウム塩、
又はこれらの任意の混合物から選択される安定化剤を含
む。典型的な安定化剤は、公開公報ER−B1−078
9016の2ページ右欄45〜58行に列挙されてい
る。反応媒体における好ましい安定化剤の濃度は、0.
05−1重量%、もっとも好ましくは0.1−0.4重
量%の範囲内である。1−ヒドロキシエチレン−1,1
−二リン酸及び/又はジピコリン酸のナトリウム塩を使
用することが好ましい。
反応媒体から除去されるので多くのモル数の過酸化水素
及び酢酸を反応媒体中に供給し、平衡反応速度が十分に
高くなるであろう40〜60℃の温度に反応媒体を維持
することによって、反応媒体の定常状態を維持すること
が、好ましい。
触媒が原理的には、存在しない。このような蒸留物中の
水素イオン濃度、すなわちpH値は、その中に存在する
過酢酸から誘導される。蒸留物の酢酸濃度は一般に低
い。そしてその影響はこのような環境においては考慮さ
れる。典型的には、蒸留物、反応媒体及び中和剤が混合
されて一緒になる前の蒸留物のpHは、1−3の範囲内
であり、好ましくは1.5−2.5の範囲内である。蒸
留物は、少量しか過酸化水素を含んでおらず、この過酸
化水素の濃度は、典型的には、約1重量%以下であり、
好ましくは0.1−0.5重量%の範囲内である。蒸留
物中の酢酸濃度は、およそ1重量%以下であり、好まし
くは0.05−0.5重量%の範囲内である。
る。典型的には、蒸留物は、40−60℃で、30−1
20ミリバールの減圧下で、反応媒体を蒸留することに
より、製造される。一般に、蒸留条件は、得られる蒸留
物中の過酢酸の濃度が10−70重量%、好ましくは3
0−60重量%の範囲内となるように、調整される。蒸
留物中の水の含有量は、20−80重量%、好ましくは
40−70重量%の範囲内である。蒸留物に安定化剤を
添加することが可能であり、その安定化剤は、リン酸、
その塩、ジピコリン酸、その塩、又はこれらの任意の混
合物から、好適に選択される。典型的には、安定化剤
は、例えば、上述した公開公報EPP−B1−0789
016の第2ページ右欄第45〜58行の記載をもっ
て、引用される。安定化剤濃度は、典型的には0.00
1−0.5重量%、好ましくは0.01−0.1重量%
の範囲内である。安定化剤としてもっとも好ましくは、
1−ヒドロキシエチレン−1,1−ジホスホン酸(二リ
ン酸)(Dequest 2010)及び/又はジピコリン酸の
ナトリウム塩が、使用される。
につき、反応媒体は最も酸性である。なぜならば、酸触
媒を含んでいるからである。その場合、その酸触媒は、
一般に無機強酸である。もしも反応媒体が酸触媒を含ん
でいなかったら、過酢酸と酢酸との低い濃度のために、
蒸留物より弱い酸性になる。一般に、蒸留物、反応媒
体、及び中和剤は、形成される混合物のpHが1.0−
3.0、好ましくは1.0−2.0の範囲内でとなるよ
うに、混合されて一緒になる。
とも部分中和する物質を混合して一緒にすることにつ
き、あるいは混合して一緒にした後に、該成分及び/又
は該混合物を好ましくは−10-±0℃に冷却し、好ま
しくはその温度に維持することが、更に有利である。生
成物の安定性は、このように、pH及び温度の両方に影
響を受ける。
れた過酢酸生成物に関する。過酢酸生成物は、過酸化水
素、酢酸、過酢酸、水及び無機酸の実質的に中性の塩を
含有することを、特徴とする。
無機強酸と強塩基との塩である。過酢酸生成物は、硫酸
ソーダとして等モル換算して、実質的に、0.03−
2.2%、さらに好ましくは0.07−1.5%、最も
好ましくは0.07−0.75%の範囲内の量で、無機
酸の実質的に中性の塩を含有する。
影響を受けず、制限されない。しかしながら、実際問題
として、過酢酸生成物は、過酢酸をおよそ10−68重
量%、好ましくは29−59重量%の割合で、残余は主
に、水と少量の過酸化水素、酢酸及び可能な不純物を含
んでいる。
酸を含有する過酢酸生成物の安定化を図るための塩基の
使用に関する。該生成物が0℃−−10℃もの低温で貯
蔵されていても該酸生成物の過酢酸が維持されないだろ
うと言うことが、予想外に観察されて来た。その代わり
に、塩基は、該生成物の貯蔵寿命をかなり改善する。過
酢酸よりも強い酸は、好適には、無機酸、又はその混合
物であり、より好ましい無機酸はリン酸又は硫酸であ
り、最も好ましい無機酸は硫酸である。硫酸の濃度は、
好ましくは1−20重量%、さらに好ましくは1−10
重量%、最も好ましくは1−4重量%の範囲内である。
塩基は、好適には、無機塩基、それを形成する物質、又
はそれらの何れか一つを含有する混合物であり、無機塩
基は、アルカリ金属水酸化物又はアルカリ土類金属水酸
化物が好適であり、水酸化ナトリウムが最も好適であ
る。過酢酸生成物と接触させられる塩基の好適な量は、
過酢酸より強い酸の量に対して実質的に化学量論量であ
る。
らず実質的に安定するであろう。実際には、該生成物は
過酢酸工程から製造され、その場合に、該生成物は、1
0−68重量%の範囲内で過酢酸を含有する。この場
合、pHは1.0−3.0の範囲内の大まかな値に調整
される。好適には、該生成物は、過酢酸を約29−59
重量%で含み、その場合に、pHは1.0−2.0の範
囲内の大まかな値に調整される。
その中に存在する過酢酸によって要求されるpH以上の
pH値を与える如何なる成分を含有してもよい。通常、
酸触媒は過酢酸を製造するプロセスで使用されるので、
該生成物は好適には無機酸を含有する。その場合に、該
生成物のpHは、塩基で前記値に調整される。
%、好ましくは40−50重量%の濃度を有する水性水
酸化ナトリウム溶液の形態と成っている。
は過酢酸工程から製造される。有利には、それは上記し
たプロセスの生成物であり、すなわち、それは、過酸化
水素及び酢酸を、過酸化水素、酢酸、過酢酸及び前記無
機酸から形成された触媒を含有する反応媒体中に連続的
に供給し、濃縮された過酢酸の蒸留物が反応媒体から連
続的に蒸留される過酢酸プロセスの蒸留物及び反応媒体
から、製造される。
出願の対象である本発明を説明することである。
造プロセスの過酸化水素、酢酸、過酢酸、硫酸及び水性
反応媒体ePAAb、過酢酸と水とを主に含んでいる蒸
留物dPAA、及び硫酸を中和させる物質が混合された
場合に、形成する混合物の過酢酸の安定性が研究され
た。
使用された。 1) 蒸留物(dPAA)中の、蒸留により生成する塔
底生成物(ePAAb)の割合が、過酢酸の総重量(1
00%PAA)の0.2重量%と5重量%とであった。 2) 純粋のePAAb溶液と、金属イオン(5ppm
のFe2+、1.3ppmのCr、及び少量のNi)で
汚染された、一つのePAAb溶液とが、使用された。 3) ひとつの中和された溶液(実施例)ePAAbと
ひとつの非中和溶液(対照)ePAAbが使用された。 4) 0℃と−10℃の貯蔵温度が採用された。
変数の影響が研究された。
量%とのそれぞれの量で、dPAA溶液に加えられた。
二種のePAAbが調製された。ひとつは純粋で、ひと
つは、製造プロセスの反応媒体中に典型的に蓄積する金
属塩を添加して汚染された。使用された中和剤は水酸化
ナトリウムであった。その水酸化ナトリウムが、後者が
dPPA溶液に混合される前に、ePAAb生成物に加
えられた。
れた。生成物の分析は、それらの調製後に迅速に開始さ
れ、おおよそ9週後に停止された。PAA(=過酢
酸)、H 2O2(過酸化水素)、及びAA(酢酸)の濃
度が、それらの調製から1日以内に測定され、その後は
試験期間の終わりまで週に一度測定された。硫酸、Dequ
est 2010安定化剤(=HEDPA =1−ヒドロキシエ
チレン−1,1−ジホスホン酸)、及びジピコリン酸
(DPA=2,6 ピリジン ジカルボン酸)安定化剤の濃
度が、試験の開始時及び一月に一度の割合で、分析され
た。
200ppmとDPA50ppmとで、安定化された。
該ePAAb生成物において、各安定化剤の量が、わず
かに、つまり2000ppmと200ppmとに、大き
くなった。このように、dPAA−ePAAb混合物に
おける安定化剤の量が、多くのePAAbが使用される
ときに、多少増加した。
和に用いられた。それは、水酸化ナトリウムの添加モル
量がePAAb中に存在する硫酸の量とほぼ同じ量とな
るように、用いられた。この場合、得られた最終的なp
Hは1.3−1.5の範囲内であった。水酸化ナトリウ
ムが少し過剰に使用された場合、得られた最終的なpH
は2であった。種々の例とそれらの値は図1に示され
る。比較を容易にするために、最初のPAAの割合は、
全ての混合物につき、「通常」から38%であった。
かった。すなわち、混合物中のePAAb生成物の濃度
に依存して、Dequest 2010の濃度は200〜300pp
mの範囲内で、DPAの濃度は50〜60ppmの範囲
内で変化した。 (結果)表1の最後の欄と図1、2、及び3にグラフ的
に、結果が示されている。
混合物中のPAA濃度の減少によるePAA濃度の影響
を示している。
す。
きに、0℃と−10℃との温度での時間の関数として、
混合物中のPAA濃度の減少によるePAAb濃度の影
響を示す。
ことが示された。 − 本発明の試料では、硫酸の酸性度は除去され、PA
Aの濃度は高く維持された。 − 金属の不純物は、PAAの濃度の減少に対して、こ
れらの試験において重大な影響を与えなかった。
が、観察された。ePAAb/dPAAの比率が高い
と、逆反応(反応式における左へ)が早くなる。もしも
硫酸が中和されるなら、硫酸の存在しない0−例におけ
るようにPAAが僅かに減少するので、混合物は安定化
する。
の分解の影響
いて行われた。中和の一つの事例において、硫酸に対す
る水酸化ナトリウムの化学量論量(H2SO41モルに
対してNaOH2モル)で、中和が行われた。その場
合、最終pHが1.4であった。このpHは、残る過酢
酸と酢酸とによって与えられるpH値に一致する。別の
事例では、硫酸の量に対して過剰の(16%)水酸化ナ
トリウムが添加され、その場合に、最終的なpHが2.
0となった。これらの結果をもとにすると、硫酸に対す
る化学量論量の水酸化ナトリウムが、混合物を十分に安
定化させた。ところが、過剰の水酸化ナトリウムは、混
合物の安定性を多少縮小させた。良い結果というもの
は、中和剤がdPPA溶液に混合される以前に迅速に、
ePAAb生成物中の酸触媒を中和剤で中和することを
必要条件とすることが、また観察された。ePAAb溶
液のpH値とそれに使用された水酸化ナトリウムの量
が、表3に示される。
溶液95重量%とePAAb生成物5重量%とを含有す
る混合物が主に使用された。
能なことが、この試験で示された。もしも該ePAAb
中に存在する硫酸が中和されないでいると、過酢酸はそ
の原料へ逆戻りする。dPAA/ePAAbの混合物に
おいて、温度がそれぞれ0℃及び−10℃であると、4
%及び1.4%のPAAが1週間で酢酸と過酸化水素と
に逆戻りする。硫酸が中和されたとき、それぞれの値は
1.2%と0.4%とであった。dPAA単独について
は、それぞれの値は1.0%と2.0%であった。この
結果の要約を表5に示す。
物中のPAA濃度の減少によるePAA濃度の影響を示
している。
に、0℃と−10℃との温度での時間の関数として、混
合物中のPAA濃度の減少によるePAAb濃度の影響
を示す。
Claims (27)
- 【請求項1】過酸化水素と酢酸とを連続的に、過酸化水
素、酢酸、過酢酸、及び酸触媒を含有する水性反応媒体
中に供給し、該媒体中で過酸化水素と酢酸とが反応して
過酢酸を形成し、蒸留して反応媒体から過酢酸の濃縮水
性蒸留物を取り出すことにより安定な過酢酸生成物を製
造する方法であって、 該蒸留物と、該反応媒体と、該酸触媒を部分中和する物
質とが混合されることを特徴とする過酢酸の製造方法。 - 【請求項2】反応媒体が、生成する蒸留物に対して所望
の比率で除去され、蒸留物と中和剤とが混合されること
を特徴とする請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】反応媒体が生成蒸留物に対する所望割合で
取り除かれ、反応媒体と蒸留物と中和剤とが混合される
ことを特徴とする請求項2に記載の方法。 - 【請求項4】反応媒体が回分方式で除去され、回収され
た反応媒体が蒸留物と中和剤と混合されることを特徴と
する請求項1に記載の方法。 - 【請求項5】蒸留物と反応媒体と中和剤とが、反応媒体
に対する蒸留物の重量比が1:50−500:1、好ま
しくは1:1−100:1、もっとも好ましくは10:
1−30:1の範囲内となるように、混合されることを
特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。 - 【請求項6】蒸留物と反応媒体と中和剤とが、生成する
混合物中の過酢酸濃度が10−68重量%、好ましくは
29−59重量%となるように、混合されることを特徴
とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。 - 【請求項7】酸触媒が、無機酸、又はその混合物であ
り、無機酸が好ましくは燐酸又は硫酸、もっとも好まし
くは硫酸であることを特徴とする請求項1〜6のいずれ
か1項に記載の方法。 - 【請求項8】反応媒体中の硫酸の濃度が、1−20重量
%、好ましくは1−10重量%、もっとも好ましくは1
−4重量%の範囲内であることを特徴とする請求項7に
記載の方法。 - 【請求項9】中和剤が、無機塩基、無機塩基を形成する
物質、またはそれらの何れかを含んでいる混合物からな
り、無機塩基が好ましくはアルカリ金属水酸化物又はア
ルカリ土類金属水酸化物であり、もっとも好ましくは水
酸化ナトリウムであることを特徴とする請求項1〜8の
いずれか1項に記載の方法。 - 【請求項10】中和剤が水酸化ナトリウムであり、該水
酸化ナトリウムが、20−60重量%、好ましくは40
〜50重量%の濃度である水溶液となるように、反応媒
体と蒸留物と混合されることを特徴とする請求項1〜9
のいずれか1項に記載の方法。 - 【請求項11】中和剤が、酸触媒の量に対して実質上化
学量論量で、蒸留物と反応媒体と混合されることを特徴
とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の方法。 - 【請求項12】最初に、反応媒体と中和剤とが混合され
て混合物を形成し、該混合物中で酸触媒が実質的に中和
され、次いでこの混合物が蒸留物と混合されることを特
徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の方法。 - 【請求項13】混合前の反応媒体のpHが、0.001
−1.0の範囲内であり、好ましくは0.01−0.5
の範囲内であり、もっとも好ましくは0.02−0.2
の範囲内であることを特徴とする請求項1〜12のいず
れか1項に記載の方法。 - 【請求項14】蒸留物、反応媒体及び中和剤を混合する
前の蒸留物のpHが、1−3の範囲内、好ましくは1.
5−2.5の範囲内であることを特徴とする請求項1〜
13のいずれか1項に記載の方法。 - 【請求項15】生成する混合物のpHが1.0−3.0
の範囲内、好ましくは1.0−2.0の範囲内、もっと
も好ましくは1.3−1.5の範囲内となるように、蒸
留物、反応媒体、及び中和剤が混合されることを特徴と
する請求項1〜14のいずれか1項に記載の方法。 - 【請求項16】蒸留物と、反応媒体と、酸触媒を少なく
とも部分的に中和する中和剤とを混合するに当たり、又
は混合した後に、該成分及び/又は該混合物が冷却さ
れ、好ましくは−10℃−±0℃の範囲の温度に冷却さ
れ、好ましくはその温度で貯蔵されることを特徴とする
請求項1〜15のいずれか1項に記載の方法。 - 【請求項17】過酸化水素と、酢酸と、過酢酸と、水
と、無機酸の実質上の中性塩とを含んでいることを特徴
とする安定化過酢酸生成物。 - 【請求項18】無機酸の実質的に中性の塩が無機強酸と
無機強塩基との塩であることを特徴とする請求項17に
記載の過酢酸生成物。 - 【請求項19】それが、無機酸の実質的に中性の塩を、
硫酸ナトリウムと同モルに計算して、0.03−2.2
重量%の量で、好ましくは0.07−1.5重量%の量
で、もっとも好ましくは0.7−0.75重量%の量
で、含有されることを特徴とする請求項17又は18に
記載の過酢酸生成物。 - 【請求項20】それが、過酢酸を10−68重量%、好
ましくは29−59重量%含んでいることを特徴とする
請求項17,18,及び19の何れか1項に記載の過酢
酸生成物。 - 【請求項21】過酢酸よりも強い他の酸を含有する過酢
酸生成物を安定化させるための、塩基の使用。 - 【請求項22】過酢酸より強い酸が、無機酸又はその混
合物であり、無機酸が、好ましくは燐酸であり、もっと
も好ましくは硫酸である請求項21に記載の使用。 - 【請求項23】過酢酸生成物における硫酸の濃度が1−
20重量%の範囲内であり、好ましくは1−10重量%
の範囲内であり、もっとも好ましくは1−4重量%の範
囲内である請求項22に記載の使用。 - 【請求項24】塩基が無機塩基、無機塩基を形成する物
質、又はこれらの何れか一種を含有する混合物であり、
無機塩基は好ましくはアルカリ金属水酸化物、又はアル
カリ土類金属水酸化物であり、もっとも好ましくは水酸
化ナトリウムである請求項21〜23の何れか1項に記
載の使用。 - 【請求項25】過酢酸と接触する塩基の量が、過酢酸よ
りも強い酸の量に対して実質的に化学量論量である請求
項21〜24のいずれか1項に記載の使用。 - 【請求項26】生成物のpHが、過酸化物と水とで形成
される同濃度の純粋な溶液のpH値に実質的に調整され
てなる請求項21〜25のいずれか1項に記載の使用。 - 【請求項27】過酢酸生成物が、過酢酸を10−68重
量%の範囲内で含有し、そのpHは1.0−3.0の範
囲内の値に調整されている請求項26に記載の使用。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FI20010705A FI111459B (fi) | 2001-04-04 | 2001-04-04 | Menetelmä stabiilin peretikkahappotuotteen valmistamiseksi |
FI20010705 | 2001-04-04 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003012641A true JP2003012641A (ja) | 2003-01-15 |
Family
ID=8560920
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002101290A Abandoned JP2003012641A (ja) | 2001-04-04 | 2002-04-03 | 過酢酸の製造方法 |
Country Status (9)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6677477B2 (ja) |
EP (1) | EP1247802B1 (ja) |
JP (1) | JP2003012641A (ja) |
KR (1) | KR20020079493A (ja) |
AT (1) | ATE285400T1 (ja) |
BR (1) | BR0201828B1 (ja) |
CA (1) | CA2380191A1 (ja) |
DE (1) | DE60202314T2 (ja) |
FI (1) | FI111459B (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100597092B1 (ko) | 2005-01-27 | 2006-07-04 | 이승훈 | 과초산 수용액 및 그 제조방법 |
JP2010184868A (ja) * | 2009-02-10 | 2010-08-26 | Mitsubishi Gas Chemical Co Inc | 安定性に優れる過酢酸水溶液 |
KR101032872B1 (ko) | 2008-10-30 | 2011-05-06 | 이진식 | 컬럼형 반응기 및 코일관형 숙성반응기를 사용한 과초산용액의 제조방법 |
JP2011522785A (ja) * | 2008-04-29 | 2011-08-04 | アルケマ フランス | 塩基性媒体中で安定な過プロピオン酸組成物 |
Families Citing this family (19)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FI116466B (fi) * | 2001-10-30 | 2005-11-30 | Kemira Oyj | Menetelmä perkarboksyylihapon valmistamiseksi |
US7012154B2 (en) * | 2004-07-28 | 2006-03-14 | Peragen Systems, Llc | Continuous process for on-site and on-demand production of aqueous peracteic acid |
US20080087390A1 (en) * | 2006-10-11 | 2008-04-17 | Fort James Corporation | Multi-step pulp bleaching |
WO2008140988A1 (en) * | 2007-05-10 | 2008-11-20 | Danisco Us Inc., Genencor Division | Stable enzymatic peracid generating systems |
US8809392B2 (en) | 2008-03-28 | 2014-08-19 | Ecolab Usa Inc. | Sulfoperoxycarboxylic acids, their preparation and methods of use as bleaching and antimicrobial agents |
MX2010010236A (es) | 2008-03-28 | 2010-10-20 | Ecolab Inc | Acidos sulfoperoxicarboxilicos, su preparacion y metodos de uso como agentes blanqueadores y antimicrobianos. |
US8871807B2 (en) | 2008-03-28 | 2014-10-28 | Ecolab Usa Inc. | Detergents capable of cleaning, bleaching, sanitizing and/or disinfecting textiles including sulfoperoxycarboxylic acids |
CN102219722B (zh) * | 2011-07-27 | 2013-10-30 | 上海哈勃化学技术有限公司 | 一种高纯过氧乙酸的生产工艺 |
US9321664B2 (en) | 2011-12-20 | 2016-04-26 | Ecolab Usa Inc. | Stable percarboxylic acid compositions and uses thereof |
CN106396037B (zh) | 2012-03-30 | 2019-10-15 | 艺康美国股份有限公司 | 过乙酸/过氧化氢和过氧化物还原剂用于处理钻井液、压裂液、回流水和排放水的用途 |
US10165774B2 (en) | 2013-03-05 | 2019-01-01 | Ecolab Usa Inc. | Defoamer useful in a peracid composition with anionic surfactants |
US20140256811A1 (en) | 2013-03-05 | 2014-09-11 | Ecolab Usa Inc. | Efficient stabilizer in controlling self accelerated decomposition temperature of peroxycarboxylic acid compositions with mineral acids |
US8822719B1 (en) | 2013-03-05 | 2014-09-02 | Ecolab Usa Inc. | Peroxycarboxylic acid compositions suitable for inline optical or conductivity monitoring |
RU2687901C1 (ru) | 2015-12-16 | 2019-05-16 | ЭКОЛАБ ЮЭсЭй ИНК. | Композиции надмуравьиной кислоты для очистки систем мембранной фильтрации |
EP3442334B9 (en) | 2016-04-15 | 2023-08-02 | Ecolab USA Inc. | Performic acid biofilm prevention for industrial co2 scrubbers |
FI127996B (en) | 2016-07-01 | 2019-07-15 | Kemira Oyj | Process for treating cellulose |
EP3554238A4 (en) | 2016-12-15 | 2020-05-27 | Ecolab USA Inc. | PEROXYFORMIC ACID COMPOSITIONS FOR CLEANING FILTRATION MEMBRANES IN ENERGY SERVICES |
WO2019048698A1 (en) | 2017-09-11 | 2019-03-14 | Kemira Oyj | PROCESS FOR TREATING PULP |
KR102520527B1 (ko) | 2020-12-24 | 2023-04-11 | 군산대학교산학협력단 | 안정성이 향상된 저농도 과초산계 소독제조성물 |
Family Cites Families (21)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2347434A (en) | 1941-06-30 | 1944-04-25 | Du Pont | Stabilization of peracid solutions |
US3168554A (en) * | 1960-05-26 | 1965-02-02 | Union Carbide Corp | Stabilizers for peracids |
NL267716A (ja) | 1960-08-06 | |||
BE630363A (ja) | 1962-04-04 | |||
BE841203A (fr) * | 1975-04-30 | 1976-10-28 | Procede de preparation de solutions organiques d'acides percarboxyliques | |
NL7608265A (nl) * | 1975-08-16 | 1977-02-18 | Henkel & Cie Gmbh | Bij opslag stabiele concentraten van functionele middelen. |
US4115410A (en) | 1977-09-15 | 1978-09-19 | Olin Corporation | Process for making peroxycarboxylic acid |
DE2930546A1 (de) * | 1978-10-25 | 1980-05-08 | Degussa | Verfahren zur phlegmatisierung von wasserunloeslichen peroxycarbonsaeuren |
DE2929839C2 (de) * | 1979-07-23 | 1983-01-27 | Degussa Ag, 6000 Frankfurt | Verfahren zur Herstellung von Peroxyphthalsäuren |
FR2462425A1 (fr) * | 1979-08-01 | 1981-02-13 | Air Liquide | Procede de fabrication de solutions diluees stables de peracides carboxyliques aliphatiques |
US5656302A (en) * | 1987-05-14 | 1997-08-12 | Minntech Corporation | Stable, shippable, peroxy-containing microbicide |
DE3720562A1 (de) | 1987-06-22 | 1989-01-05 | Degussa | Verfahren zur herstellung von peressigsaeure |
DE3822798A1 (de) * | 1988-07-06 | 1990-01-11 | Huels Chemische Werke Ag | Verfahren zur herstellung von phlegmatisierten aliphatischen diperoxidicarbonsaeuren |
US5098607A (en) * | 1989-12-08 | 1992-03-24 | Ube Industries Ltd. | Process for stabilizing percarboxylic acid |
SE9600347L (sv) * | 1996-01-31 | 1997-08-01 | Eka Chemicals Ab | Sätt att framställa kemisk produkt |
US6223081B1 (en) | 1996-03-28 | 2001-04-24 | Medtronic, Inc. | Implantable stimulus system having stimulus generator with pressure sensor and common lead for transmitting stimulus pulses to a body location and pressure signals from the body location to the stimulus generator |
FI112958B (fi) | 1997-12-19 | 2004-02-13 | Kemira Oyj | Menetelmä kemiallisen massan valkaisemiseksi sekä valkaisuliuoksen käyttö |
FI111167B (fi) | 1998-02-24 | 2003-06-13 | Kemira Chemicals Oy | Menetelmä lietteen säilyvyyden parantamiseksi |
FI103801B (fi) | 1998-02-24 | 1999-09-30 | Kemira Oyj | Menetelmä pigmenttien valkaisemiseksi |
EP1004576A1 (en) | 1998-11-23 | 2000-05-31 | SOLVAY (Société Anonyme) | Process for producing peracetic acid |
FI117392B (fi) | 1999-03-02 | 2006-09-29 | Kemira Oyj | Monivaiheinen valkaisumenetelmä kemiallisen selluloosamassan valkaisemiseksi |
-
2001
- 2001-04-04 FI FI20010705A patent/FI111459B/fi not_active IP Right Cessation
-
2002
- 2002-04-03 CA CA002380191A patent/CA2380191A1/en not_active Abandoned
- 2002-04-03 JP JP2002101290A patent/JP2003012641A/ja not_active Abandoned
- 2002-04-03 US US10/114,178 patent/US6677477B2/en not_active Expired - Lifetime
- 2002-04-04 DE DE60202314T patent/DE60202314T2/de not_active Expired - Lifetime
- 2002-04-04 EP EP02396042A patent/EP1247802B1/en not_active Expired - Lifetime
- 2002-04-04 KR KR1020020018629A patent/KR20020079493A/ko active IP Right Grant
- 2002-04-04 AT AT02396042T patent/ATE285400T1/de not_active IP Right Cessation
- 2002-04-04 BR BRPI0201828-4A patent/BR0201828B1/pt active IP Right Grant
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100597092B1 (ko) | 2005-01-27 | 2006-07-04 | 이승훈 | 과초산 수용액 및 그 제조방법 |
JP2011522785A (ja) * | 2008-04-29 | 2011-08-04 | アルケマ フランス | 塩基性媒体中で安定な過プロピオン酸組成物 |
KR101032872B1 (ko) | 2008-10-30 | 2011-05-06 | 이진식 | 컬럼형 반응기 및 코일관형 숙성반응기를 사용한 과초산용액의 제조방법 |
JP2010184868A (ja) * | 2009-02-10 | 2010-08-26 | Mitsubishi Gas Chemical Co Inc | 安定性に優れる過酢酸水溶液 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20020193626A1 (en) | 2002-12-19 |
DE60202314T2 (de) | 2005-12-08 |
ATE285400T1 (de) | 2005-01-15 |
FI20010705A (fi) | 2002-10-05 |
FI20010705A0 (fi) | 2001-04-04 |
EP1247802A1 (en) | 2002-10-09 |
BR0201828A (pt) | 2003-06-10 |
KR20020079493A (ko) | 2002-10-19 |
FI111459B (fi) | 2003-07-31 |
BR0201828B1 (pt) | 2013-03-19 |
US6677477B2 (en) | 2004-01-13 |
EP1247802B1 (en) | 2004-12-22 |
DE60202314D1 (de) | 2005-01-27 |
CA2380191A1 (en) | 2002-10-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2003012641A (ja) | 過酢酸の製造方法 | |
AU653330B2 (en) | Solutions of peracids | |
EP0009839B1 (en) | Alkaline aqueous hydrogen peroxide solutions stabilised against decomposition | |
US8029693B2 (en) | Rapid dilution of peracid solutions to equilibrated solutions | |
DE2405215C3 (de) | Stabilisierte konzentrierte wäßrige Wasserstoffperoxidlösungen | |
EP0636106B1 (en) | Process for the production of chlorine dioxide | |
JPH0814079B2 (ja) | 過酸化水素によるセルロースパルプの改良された漂白方法 | |
JPH034545B2 (ja) | ||
JPH03153505A (ja) | 過酸化水素濃厚水溶液を分解に対して安定化させる方法 | |
US5616280A (en) | Bleaching composition | |
EP0460164B1 (en) | Stabilisation of hydrogen peroxide solutions | |
CA1332665C (en) | Process and agent for bleaching wood pulp | |
Brown et al. | Effects of metal ions and stabilisers on peroxide decomposition during bleaching | |
WO1997006303B1 (de) | Verfahren zur stabilisierung von alkalischen peroxidenthaltenden bleichflotten für die bleiche von zellstoffen und anderen faserstoffen | |
JP3234436B2 (ja) | 二酸化塩素の製造方法 | |
US20200039822A1 (en) | Hydrogen peroxide composition and method for producing chlorine dioxide | |
JPS6261716B2 (ja) | ||
DE4210425A1 (de) | Stabilisierte Percarbonsäurelösungen und Verfahren zu deren Herstellung | |
US5356606A (en) | Peroxidic compositions | |
EP0449797A1 (en) | Method for the preparation and/or maintenance of alkaline bleaching baths and hydrogen peroxide solutions for use therein | |
RU2109679C1 (ru) | Способ получения пероксида водорода | |
JP2001172110A (ja) | 安定性の優れた平衡過酢酸組成物、及びその製造方法 | |
JPS6354838B2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20040513 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20040609 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050223 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080815 |
|
A762 | Written abandonment of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762 Effective date: 20081003 |