JP2003012561A - セルロース・エーテルを含有しているディップ・コーティング組成物 - Google Patents

セルロース・エーテルを含有しているディップ・コーティング組成物

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JP2003012561A JP2002139169A JP2002139169A JP2003012561A JP 2003012561 A JP2003012561 A JP 2003012561A JP 2002139169 A JP2002139169 A JP 2002139169A JP 2002139169 A JP2002139169 A JP 2002139169A JP 2003012561 A JP2003012561 A JP 2003012561A
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シンシア・ガリアン
Walter G Gowan Jr
ウォルター・ジー・ゴーワン・ジュニア
Kishor B Parekh
キショー・ビー・パレック
Joseph M Morris
ジョセフ・エム・モリス
Thomas J Markley
トーマス・ジェイ・マークレー
Dennis C Wieand
デニス・シー・ウィーアンド
Gerard P Mcnally
ジェラード・ピー・マクナリー
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 セルロース・エーテルを含有しているディッ
プ・コーティング用組成物を提供する。 【解決手段】 本発明はHPMCおよびキサンタン・ガ
ム、カラギーナン、およびこれらの混合物、あるいは、
HPMCおよびひまし油またはマルトデキストリンを含
有している錠剤等の薬剤用の固形の投薬形態における水
溶性で無ゼラチン質のディップ・コーティング材料に関
する。

Description

【発明の詳細な説明】
関連出願に対するクロスリファレンス 本特許出願は2001年5月15日に出願されている米
国特許出願第60/291,127号および2001年
9月28日に出願されている米国特許出願第60/32
5,726号の恩典を主張しており、これらの特許出願
はそれぞれの内容全体が本明細書に参考文献として含ま
れる。
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は錠剤およびカプセル
等のディップ・コーティング用の下地のための新規で水
溶性の無ゼラチン質組成物、および当該投薬形態を製造
するための方法に関する。本発明はさらにディップ・コ
ーティング処理した錠剤またはキャプレッツにおいてコ
ーティングを形成する水溶性の無ゼラチン質皮膜の増量
を高めるための方法に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の100年間における大部分におい
て、硬質ゼラチン・カプセルが処方用および売店用(ov
er-the-counter(OTC))の薬物の一般的な投薬形態
であった。異なる色のカプセルの各半体部分を結合する
能力は各製造者に種々の薬剤製品を識別する独特の手段
を提供してきた。多くの患者は錠剤よりもカプセルを好
み、これらが飲み込みやすいと感じている。このような
消費者の好みが特定の製品がたとえ錠剤の形態で利用可
能であってもこれらをカプセルの形態で販売することを
薬剤製造者に促してきた。
【0003】一般に、空の硬質ゼラチン・カプセルは自
動化設備により製造される。このような設備は棒材また
はプレートに取り付けたステンレス・スチール・ピンの
列を採用しており、これらのピンが均一の温度および流
動性に維持されているゼラチン溶液中に浸される。その
後、これらのピンはゼラチン溶液から取り出され、回転
された後に乾燥用のキルンの中に挿入され、これらのキ
ルンを通して調整した湿度のフィルターを通した空気の
強力な吹き付けが強制的に行なわれる。これにより、粗
製のカプセル半体部分が乾燥中に各ピンの上に形成され
る。その後、各カプセル半体部分が剥がされ、均一な長
さに整形されて、適当な相手側の半体部分に詰め込まれ
て結合される。
【0004】カプセル製品の別の例はキャプレッツであ
り、これらはその美的価値観、安定性、および飲み込み
性を改善するためにセルロース・エーテルを含む種々の
ポリマーによりコーティングされている場合の多い長円
形の錠剤として販売されている。一般的に、これらのポ
リマーは有機溶媒中の溶液によるか、スプレー処理を介
する水性分散液により、各錠剤に塗布される。しかしな
がら、これらのスプレー・コーティング処理した錠剤は
光沢のある表面および硬質ゼラチン・カプセルの品位の
点で劣っている。加えて、錠剤の各端部に異なる色のコ
ーティングを吹付塗布することは大量生産に適していな
い。
【0005】カプセル製品のさらに別の例は「ゲルキャ
ップ(gelcaps)」であり、これらは細長い錠剤の各端
部を2種類の異なる色のゼラチン溶液の中に浸漬するこ
とにより調製される品位の高い光沢のある消費者に好ま
れる投薬形態である。これについては、全て本明細書に
参考文献として含まれている、米国特許第4,820,
524号、同第5,538,125号、同第5,68
5,589号、同第5,770,225号、同第5,1
98,227号、および同第5,296,233号を参
照されたい。また、「ゲルタブ(geltab)」として市販
されている類似の投薬形態が、全て本明細書に参考文献
として含まれている、米国特許第5,228,916
号、同第5,436,026号および同第5,679,
406号に記載されているように、丸い凸状の錠剤の各
半分を異なる色のゼラチン溶液中に浸漬することにより
調製される。本明細書において使用されているように、
上記の「ゲルキャップ」および「ゲルタブ」はさらに広
義の用語の「錠剤(tablets)」に含まれるものとす
る。
【0006】しかしながら、薬剤用のコーティング材料
としてのゼラチンの使用には、ゼラチンの架橋による長
期の貯蔵後に低下する溶解速度の可能性、処理中におけ
るゼラチン溶液の微生物による汚染の可能性、長時間の
乾燥処理の必要による長い処理時間を含む特定の不都合
点および制限がある。さらに、ゼラチン材料が一般的に
ゼラチンの流動性を維持するために少なくとも約40℃
の昇温条件下において下地に塗布されると共に、これら
の下地が微生物の成長を最少にするために約50℃に維
持されるので、ゼラチン・コーティングに付随するエネ
ルギーに関する費用が高くなる傾向がある。
【0007】それゆえ、無ゼラチン質の硬質外殻を有す
るカプセルを製造するための種々の試みが行なわれてき
た。例えば、PCT国際公開第WO00/18835号
は従来的な浸漬成形法による硬質のカプセル外殻の調製
において使用するためのデンプン・エーテルまたは酸化
デンプンおよびヒドロコロイドの組み合わせ物を開示し
ている。これについては、米国特許第4,001,21
1号(熱ゲル化処理したメチルセルロース・エーテル組
成物によるピン・ディップ・コーティングにより調整し
たカプセル)も参照されたい。しかしながら、潜在的な
干渉への関与性により、硬質ゼラチン質のカプセルはも
はや消費者(売店)用の薬剤、食事療法用のサプリメン
ト類、またはその他の同類の製品のための好ましい供給
システムではない。加えて、スチール製のピン上に硬質
のカプセル外殻を形成するためにこれらのピンを浸漬し
て乾燥する場合における理想的な組成物の諸特性は錠剤
を浸漬してこれらの上にコーティングを形成する場合の
組成物の諸特性と必ずしも同一ではない。例えば、粘
度、増量性、膜厚、引張強さ、弾性、および含水率等の
関連物性は硬質のカプセル成形物およびコーティングの
錠剤における各組成物の間で異なる。例えば、米国特許
第1,787,777号(最適な下地およびコーティン
グ溶液の各温度、溶液中に存在している時間、および乾
燥の諸条件が異なる)を参照されたい。
【0008】無ゼラチン質のコーティング・システムの
中に錠剤またはカプセルを浸漬することに付随する不都
合点の一つは得られるコーティングが適当な引張強さ、
可塑性、硬度、および厚さの点で劣る場合が多いことで
ある。さらに、このような無ゼラチン質のコーティング
・システムの中に可塑剤を混合することにより、形状を
維持するために十分な硬度または取り扱い中における滑
らかさの無い軟質で粘着質のコーティングを有する錠剤
が得られる場合が多い。加えて、多くの無ゼラチン質の
組成物は1回の浸漬処理で錠剤を均一に被覆するために
十分な量でその錠剤の下地に付着しない。さらに、多く
の無ゼラチン質の組成物は上記の浸漬処理および乾燥処
理を通して均一な色の分散を維持するために必要である
十分な流動学的特性の点で劣っている。このような組成
物の流動学的な諸特性を改善するために、例えば、粘度
上昇のための固形物含有量の増加等による試みが行なわ
れている。しかしながら、このような組成物は表面の粗
さ、つやの低下、および不均一なコーティングの厚さ等
の不所望なコーティングの美観的価値を不都合に生じる
場合が多い。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って、ゼラチン・コ
ーティング処理した形態と同等の高品位で、光沢があ
り、豊かなつやのある、消費者に好まれる投薬形態を製
造するだけでなく、特に上述したような、ゼラチンにお
ける制約の無いディップ・コーティング材料を見出すこ
とが望ましい。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は下地をディップ
・コーティングするための皮膜形成性の組成物を提供
し、当該組成物は、(a)ヒドロキシプロピルメチルセ
ルロース、および(b)キサンタン・ガム、カラギーナ
ン、およびこれらの混合物から成る群から選択される増
粘剤を含むか、これらにより実質的に構成されている
か、これらのみにより構成されており、上記組成物は下
地にディップ・コーティングにより塗布された場合に少
なくとも150の表面光沢度を有している。
【0011】本発明の別の実施形態は下地をディップ・
コーティングするための水溶性の組成物を目的としてお
り、当該組成物は、(a)ヒドロキシプロピルメチルセ
ルロース、および(b)ひまし油を含むか、これらによ
り実質的に構成されているか、これらのみにより構成さ
れており、上記組成物は下地にディップ・コーティング
により塗布された場合に少なくとも150の表面光沢度
を有している。
【0012】本発明の別の実施形態は下地をディップ・
コーティングするための水溶性の組成物を目的としてお
り、当該組成物は、(a)ヒドロキシプロピルメチルセ
ルロース、および(b)マルトデキストリン(maltodex
trin)を含むか、これらにより実質的に構成されている
か、これらのみにより構成されており、上記組成物は下
地にディップ・コーティングにより塗布された場合に少
なくとも150の表面光沢度を有している。
【0013】本発明者は投薬形態が本発明の組成物によ
りコーティングされている場合に、得られる形態がゼラ
チン・コーティング処理した形態と同等の高品位で、光
沢があり、豊かなつやのある、消費者に好まれる投薬形
態であると共に、特に上述したようなゼラチンに付随す
る制約の無い形態であることを見出した。また、本発明
者は上記組成物をディップ・コーティング処理および噴
霧塗布処理において使用する場合に、当該組成物がこの
組成物によりコーティングされる活性物質の溶解を阻害
しないことも見出した。さらに、本発明者は上記組成物
によりコーティングした投薬形態における色の均一性が
増量向上剤を当該組成物に添加することにより改善され
ることを見出した。
【0014】
【発明の実施の形態】本明細書において使用されている
ように、「カプセル(capsules)」は投薬可能な成分を
囲む硬質の外殻区画部分を意味する。また、「錠剤(ta
blets)」は、本明細書において使用されているよう
に、任意の形状または寸法の圧縮または成形された固形
の投薬形態を意味する。「キャプレッツ(caplets)」
は、本明細書において使用されているように、固形の長
円形状の錠剤を意味する。また、「ゲルキャップ(gelc
aps)」は光沢のあるゼラチン質のコーティングを有す
る固形のキャプレッツを意味し、「ゲルタブ(geltab
s)」は平坦な側面、凸状の対向面部、および光沢のあ
るゼラチン質のコーティングを有する固形の錠剤を意味
する。「硬度(hardness)」は、皮膜またはコーティン
グに関連して本明細書において使用されているように、
衝撃時における変形に対する皮膜/コーティングの抵抗
性を示す。「水溶性(water soluble)」は、非高分子
材料に関連して本明細書において使用されているよう
に、乏しい溶解性から極めて高い溶解性までの性質、す
なわち、1重量部の当該非高分子の水溶性の溶質を溶解
するために100重量部以下の水が必要である性質を意
味する。これについては、Remingtonの「薬学の科学お
よび実践(The Science and Practice of Pharmac
y)」、208頁乃至209頁(2000年)を参照さ
れたい。さらに、「水溶性(watersoluble)」は、高分
子材料に関連して本明細書において使用されているよう
に、そのポリマーが水中において膨潤し、分子量レベル
で分散して均質な分散液またはコロイド状の「溶液(so
lution)」を形成できることを意味する。さらに、「表
面光沢度(surface gloss)」は、本明細書において使
用されているように、本明細書における実施例7におい
て記載されている方法により60度の入射角度において
測定した場合の光反射率の量を意味する。
【0015】ジメチコーンは式[(CH3 )3 SiO-]のトリメ
チルシロキシ末端ブロック単位により安定化されている
式{-(CH2 )2 SiO}n の反復単位を含む線形のシロキサン
・ポリマーにより構成されている周知の薬剤物質であ
る。また、シメチコーン(simethicone)はジメチコー
ンおよび二酸化シリコンの混合物である。本発明の目的
において、これら2種類の材料を交換可能に使用でき
る。
【0016】本発明の第1の実施形態は錠剤をディップ
・コーティング処理するための、またはディップ成形処
理によりカプセルを製造するための水溶性で、実質的に
無ゼラチン質の皮膜形成性の組成物を目的としている。
この組成物の一例は、例えば、ヒドロキシプロピルメチ
ルセルロース等のセルロース・エーテルのような皮膜形
成剤、および、例えば、キサンタン・ガムまたはカラギ
ーナン等のヒドロコロイドのような増粘剤を含むか、こ
れらにより実質的に構成されているか、これらのみによ
り構成されている。別の実施形態において、上記組成物
は蝋質メイズ・デンプン、タピオカ・デキストリン、お
よびこれらの誘導体および混合物から選択される変性デ
ンプンのような皮膜形成剤、スクロース、デキストロー
ス、フルクトース、マルトデキストリン、ポリデキスト
ロース、およびこれらの誘導体および混合物から選択さ
れる増粘剤、および、例えば、ポリエチレン・グリコー
ル、プロピレン・グリコール、ひまし油等の植物油、グ
リセリン、およびこれらの混合物等の可塑剤を含むか、
これらにより実質的に構成されているか、これらのみに
より構成されている。さらに別の実施形態において、上
記組成物は、例えば、ヒドロキシプロピルメチルセルロ
ース等のセルロース・エーテルのような皮膜形成剤、お
よび随意的に、例えば、ひまし油等の植物油のような可
塑剤を含むか、これらにより実質的に構成されている
か、これらのみにより構成されていて、随意的に、例え
ば、キサンタン・ガム等のヒドロコロイドのような増粘
剤を実質的に含まないことも有り得る。さらに別の実施
形態において、上記組成物は、例えば、ヒドロキシプロ
ピルメチルセルロース等のセルロース・エーテルのよう
な皮膜形成剤、例えば、マルトデキストリン等のポリカ
ルボヒドレート(ポリ炭水化物)のような増量剤、およ
び随意的に、例えば、ポリエチレン・グリコール等のグ
リコールのような可塑剤を含むか、これらにより実質的
に構成されているか、これらのみにより構成されてい
て、随意的に、例えば、キサンタン・ガム等のヒドロコ
ロイドのような増粘剤を実質的に含まないことも有り得
る。本明細書において使用されているように、「実質的
に無ゼラチン質(substantially gelatin-free)」と
は、約1%以下、例えば、約0.5%以下の組成物中に
おけるゼラチンを意味し、「実質的に増粘剤を含まない
(substantially free of thickeners)」とは約1%以
下、例えば、約0.01%以下の組成物中における増粘
剤を意味する。
【0017】当業界において既知の任意の皮膜形成剤が
本発明の皮膜形成性の組成物における使用に適してい
る。適当な皮膜形成剤の例はポリビニルアルコール(P
VA)、ヒドロキシプロピル・デンプン、ヒドロキシエ
チル・デンプン、プルルラン(pullulan)、メチルエチ
ル・デンプン、カルボキシメチル・デンプン、メチルセ
ルロース、ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)、
ヒドロキシエチルメチルセルロース(HEMC)、ヒド
ロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、ヒドロ
キシブチルメチルセルロース(HBMC)、ヒドロキシ
エチルエチルセルロース(HEEC)、ヒドロキシエチ
ルヒドロキシプロピルセルロース(HEMPMC)、予
備ゼラチン化したデンプン、およびこれらのポリマーお
よび誘導体および混合物を含むがこれらに限らない。
【0018】適当なヒドロキシプロピルメチルセルロー
スの化合物の一例は「HPMC2910」であり、この
化合物は約1.9の置換度および0.23のヒドロキシ
プロピルのモル置換度を有していて、当該化合物の全重
量に基づいて、約29%乃至約30%のメトキシル基お
よび約7%乃至約12%のヒドロキシルプロピル基を含
有しているセルロース・エーテルである。このHPMC
2910は商品名を「Methocel E」としてDow Chemical
Companyから市販されている。本発明における使用に適
しているHPMC−2910における一つの品位の製品
である「Methocel E5」はウッベローデ(Ubbelohde)粘
度計により決定した場合に2%の水溶液中において20
℃で約4cps乃至6cps(4ミリパスカル・秒乃至
6ミリパスカル・秒)の粘度を有している。同様に、本
発明における使用に適しているHPMC−2910にお
ける別の品位の製品である「Methocel E6」はウッベロ
ーデ粘度計により決定した場合に2%の水溶液中におい
て20℃で約5cps乃至7cps(5ミリパスカル・
秒乃至7ミリパスカル・秒)の粘度を有している。さら
に、本発明における使用に適しているHPMC−291
0における別の品位の製品である「Methocel E15」はウ
ッベローデ粘度計により決定した場合に2%の水溶液中
において20℃で約15000cps(15ミリパスカ
ル・秒)の粘度を有している。本明細書において使用さ
れているように、「置換度(degree of substitutio
n)」はアンヒドログルコース環に連結している置換基
の平均数を意味し、「ヒドロキシプロピルのモル置換度
(hydroxypropyl molar substitution)」は1モル当た
りのアンヒドログルコースにおけるヒドロキシプロピル
基のモル数を意味する。
【0019】本明細書において使用されているように、
「変性デンプン(modified starches)」は架橋処理、
改善された安定性のための化学的変性処理、または改善
された諸特性のための物理的変性処理により変性されて
いるデンプンを含む。本明細書において使用されている
ように、「予備ゼラチン化したデンプン(pre-gelatini
zed starches)」または「インスタント化したデンプン
(instantized starches)」は予め湿潤化されていて、
その後に冷水における溶解度を高めるために乾燥処理さ
れている変性デンプンを意味する。適当な変性デンプン
は、例えば、A.E. Staley Manufacturing Companyおよ
びNational Starch & Chemical Company等の幾つかの供
給者から市販されている。適当な変性デンプンの一例は
商品名を「Purity Gum」および「FilmSet」としてNatio
nal Starch & Chemical Companyから市販されている予
備ゼラチン化した蝋質のメイズ誘導体デンプン、および
これらの誘導体、コポリマー、および混合物を含む。こ
のような蝋質のメイズ・デンプンは一般的に、当該デン
プンの全重量に基づいて、約0%乃至約18%のアミロ
ースおよび約100%乃至約88%のアミロペクチンを
含有している。
【0020】適当なタピオカ・デキストリンは商品名を
「Crystal Gum」または「K-4484」としてNational Star
ch & Chemical Companyから市販されている材料、およ
び商品名を「Purity Gum 40」としてNational Starch &
Chemical社から市販されているタピオカから誘導した
変性食品用デンプンを含む上記材料の誘導体、およびこ
れらのコポリマー、および混合物を含む。
【0021】当業界において既知の任意の増粘剤が本発
明の皮膜形成性組成物における使用に適している。この
ような増粘剤の例はアルギネート、寒天、グアー・ゴ
ム、イナゴマメ、カラギーナン、タラ(tara)、アラビ
ア・ゴム、トラガカント、ペクチン、キサンタン、ゲラ
ン(gellan)、マルトデキストリン、ガラクトマンナン
(galactomannan)、プスツラン(pusstulan)、ラミナ
リン、スクレログルカン(scleroglucan)、アラビア・
ゴム、イヌリン、ペクチン、ウェラン(whelan)、ラム
サン(rhamsan)、ズーグラン(zooglan)、メチラン
(methylan)、キチン、シクロデキストリン、キトサン
等のヒドロコロイド、およびこれらの誘導体および混合
物を含むがこれらに限らない。また、別の適当な増粘剤
はスクロース、デキストロース、フルクトース、マルト
デキストリン、ポリデキストロース等、およびこれらの
誘導体および組み合わせ物を含む。
【0022】適当なキサンタン・ガムは商品名を「Kelt
rol 1000」、「Xantrol 180」、または「K9B310」とし
てC.P. Kelco Companyから入手可能な材料を含む。
【0023】薬剤の技術分野において既知の任意の可塑
剤が本発明における使用に適しており、これらはポリエ
チレン・グリコール、グリセリン、ソルビトール、クエ
ン酸トリエチル、クエン酸トリブチル、セバシン酸ジブ
チル、ひまし油等の植物油、ポリソルベート、ラウリル
硫酸ナトリウム、およびジオクチル−スルホコハク酸ナ
トリウム等の界面活性剤、プロピレン・グリコール、グ
リセロールのモノアセテート、グリセロールのジアセテ
ート、グリセロールのトリアセテート、天然ゴムおよび
これらの混合物を含むがこれらに限らない。セルロース
・エーテル皮膜形成剤を含有している溶液中において、
随意的な可塑剤は、当該溶液の全重量に基づいて、約0
%乃至約40%の量で存在できる。
【0024】実施形態の一例において、上記の下地をデ
ィップ・コーティングするための皮膜形成性の組成物は
実質的にゼラチンを実質的に含まないこと、すなわち、
例えば、約1%以下、さらに約0.01%以下のゼラチ
ンを含有することが可能である。
【0025】別の実施形態において、上記下地をディッ
プ・コーティングするための皮膜形成性の組成物はウシ
から誘導した材料を実質的に含まないこと、すなわち、
例えば、約1%以下、さらに約0.01%以下のウシか
ら誘導した材料を含有することが可能である。
【0026】組成物中にセルロース・エーテル皮膜形成
剤を使用している各実施形態において、この下地をディ
ップ・コーティングするための皮膜形成性組成物はヒド
ロコロイドを実質的に含まないこと、すなわち、例え
ば、約1%以下、さらに約0.01%以下のヒドロコロ
イドを含有することが可能である。
【0027】さらに別の実施形態において、上記下地を
ディップ・コーティングするための皮膜形成性組成物は
可塑剤を実質的に含まないこと、すなわち、例えば、約
1%以下、さらに約0.01%以下の可塑剤を含有する
ことが可能である。
【0028】実施形態の一例において、上記下地をディ
ップ・コーティングするための皮膜形成性組成物は、当
該組成物における乾燥状態の固形物の全重量に基づい
て、約95%乃至約100%以下、例えば、約95%乃
至約99.5%の、例えば、ヒドロキシプロピルメチル
セルロース等のセルロース・エーテルのような皮膜形成
剤、および約0.5%乃至約5%の、例えば、キサンタ
ン・ガム等のヒドロコロイドのような増粘剤を含有して
いる。
【0029】別の実施形態において、上記下地をディッ
プ・コーティングするための皮膜形成性組成物は、当該
組成物における乾燥状態の固形物の全重量に基づいて、
約40%乃至約60%、例えば、約50%乃至約55%
の、例えば、蝋質メイズ・デンプン、タピオカ・デキス
トリン、および/またはこれらの混合物および誘導体等
の変性デンプン、約15%乃至約30%、例えば、約2
0%乃至約25%の、例えば、グリセリン、ポリエチレ
ン・グリコール、プロピレン・グリコール、ひまし油、
およびこれらの混合物等の可塑剤、および約5%乃至約
25%、例えば、約10%乃至約20%の、例えば、ス
クロース、デキストロース、フルクトース、マルトデキ
ストリン、ポリデキストロース、およびこれらの混合物
等の増粘剤を含有している。
【0030】さらに、別の実施形態において、上記下地
をディップ・コーティングするための皮膜形成性組成物
は、当該組成物における乾燥状態の固形物の全重量に基
づいて、約95%乃至約100%、例えば、約97%乃
至約100%の、例えば、ヒドロキシプロピルメチルセ
ルロース等のセルロース・エーテルのような皮膜形成剤
を含有している。
【0031】さらに、別の実施形態において、上記下地
をディップ・コーティングするための皮膜形成性組成物
は、当該組成物における乾燥状態の固形物の全重量に基
づいて、約95%乃至約100%、例えば、約97%乃
至約100%の、例えば、ヒドロキシプロピルメチルセ
ルロース等のセルロース・エーテルのような皮膜形成剤
を含有していて、ヒドロコロイドを実質的に含有してい
ない、すなわち、例えば、約1%以下、さらに約0.0
1%以下のヒドロコロイドを含有している。
【0032】さらに、別の実施形態において、上記下地
をディップ・コーティングするための皮膜形成性組成物
は、当該組成物における乾燥状態の固形物の全重量に基
づいて、約95%乃至約100%、例えば、約97%乃
至約100%の、例えば、ヒドロキシプロピルメチルセ
ルロース等のセルロース・エーテルのような皮膜形成
剤、および約0.1%乃至約1.0%、例えば、約0.
25%乃至約0.5%の、例えば、ひまし油等の植物油
のような可塑剤を含有している。
【0033】さらに、別の実施形態において、上記下地
をディップ・コーティングするための皮膜形成性組成物
は、当該組成物における乾燥状態の固形物の全重量に基
づいて、約5%乃至約99%、例えば、約50%乃至約
90%、あるいは、約80%乃至約90%の、例えば、
ヒドロキシプロピルメチルセルロース等のセルロース・
エーテルのような皮膜形成剤、約1%乃至約80%、例
えば、約5%乃至約50%、あるいは、約5%乃至約4
0%の、例えば、マルトデキストリン等のポリカルボヒ
ドレートのような増量剤、および約0.1%乃至約20
%、例えば、約2.5%乃至約15%の、例えば、ポリ
エチレン・グリコール等のグリコールのような可塑剤を
含有している。適当な乾燥状態の組成物の例が、例え
ば、米国特許第5,470,581号および同第6,1
83,808号において開示されており、これらの特許
は本明細書に参考文献として含まれる。
【0034】上記の皮膜形成性組成物は下地をその中に
ディップ・コーティングすることを容易にするために分
散液の形態であるのが一般的である。このような分散液
は、当該分散液の全重量に基づいて、約30%乃至約9
7%、例えば、約80%乃至約92%、あるいは、約4
0%乃至約75%の一定の量で溶媒を含有している。適
当な溶媒の例は水、メタノール、エタノールおよびイソ
プロパノール等のアルコール、塩化メチレン、アセトン
等の有機溶媒、およびこれらの混合物を含むがこれらに
限らない。実施形態の一例において、上記の溶媒は水で
ある。上記の結果として得られる皮膜形成性の分散液は
一般的に、当該皮膜形成性の分散液の全重量に基づい
て、約3%乃至約70%、例えば、約8%乃至約20
%、あるいは、約25%乃至約60%の固形物量を有し
ている。
【0035】実施形態の一例において、上記下地をディ
ップ・コーティングするための皮膜形成性組成物は、そ
のディッピング用分散液の組成物の全重量に基づいて、
約5%乃至約20%、例えば、約8%乃至約15%、あ
るいは、約10%乃至約14%のヒドロキシプロピルメ
チルセルロース等の皮膜形成剤、および約0.05%乃
至約0.2%、例えば、約0.08%乃至約0.16
%、あるいは、約0.1%乃至約0.14%のキサンタ
ン・ガム等の増粘剤を含有している。
【0036】別の実施形態において、上記下地をディッ
プ・コーティングするための皮膜形成性組成物は、その
ディッピング用分散液の組成物の全重量に基づいて、約
20%乃至約35%、例えば、約25%乃至約30%の
蝋質メイズ・デンプン、タピオカ・デキストリン、およ
び/またはこれらの誘導体および混合物等の皮膜形成
剤、約5%乃至約20%、例えば、約10%乃至約15
%のグリセリン、ポリエチレン・グリコール、プロピレ
ン・グリコール、ひまし油、およびこれらの混合物等の
可塑剤、および約5%乃至約15%のスクロース、フル
クトース、デキストロース、マルトデキストリン、ポリ
デキストロース、およびこれらの混合物等から選択され
る増粘剤を含有している。
【0037】さらに別の実施形態において、上記下地を
ディップ・コーティングするための皮膜形成性組成物
は、そのディッピング用分散液の組成物の全重量に基づ
いて、約5%乃至約25%、例えば、約8%乃至約20
%、あるいは、約10%乃至約16%の、例えば、ヒド
ロキシプロピルメチルセルロース等のセルロース・エー
テルのような皮膜形成剤を含有している。
【0038】さらに別の実施形態において、上記下地を
ディップ・コーティングするための皮膜形成性組成物
は、そのディッピング用分散液の組成物の全重量に基づ
いて、約5%乃至約25%、例えば、約8%乃至約20
%、あるいは、約10%乃至約16%の、例えば、ヒド
ロキシプロピルメチルセルロース等のセルロース・エー
テルのような皮膜形成剤を含有していて、ヒドロコロイ
ドを実質的に含有していない、すなわち、例えば、約1
%以下、さらに約0.01%以下のヒドロコロイドを含
有している。
【0039】さらに別の実施形態において、上記下地を
ディップ・コーティングするための皮膜形成性組成物
は、そのディッピング用分散液の組成物の全重量に基づ
いて、約5%乃至約25%、例えば、約8%乃至約20
%、あるいは、約10%乃至約16%の、例えば、ヒド
ロキシプロピルメチルセルロース等のセルロース・エー
テルのような皮膜形成剤、および約0.001%乃至約
0.1%、例えば、約0.01%乃至約0.09%の、
例えば、ひまし油等の植物油のような可塑剤を含有して
いる。
【0040】さらに別の実施形態において、上記下地を
ディップ・コーティングするための皮膜形成性組成物
は、そのディッピング用分散液の組成物の全重量に基づ
いて、約1%乃至約21%、例えば、約10%乃至約1
9%、あるいは、約16%乃至約19%の、例えば、ヒ
ドロキシプロピルメチルセルロース等のセルロース・エ
ーテルのような皮膜形成剤、約0.1%乃至約17%、
例えば、約1%乃至約11%あるいは約1%乃至約8%
の、例えば、マルトデキストリン等のポリカルボヒドレ
ートのような増粘剤、および約0.02%乃至約4%、
例えば、約0.5%乃至約3%の、例えば、ポリエチレ
ン・グリコール等のグリコールのような可塑剤を含有し
ている。
【0041】随意的に、上記ディッピング用の組成物は
さらに、当該ディップイング溶液の全重量に基づいて、
約0%乃至約2%のメチルパラベンおよびプロピルパラ
ベン等の保存剤、約0%乃至約14%の二酸化チタン等
の不透明化剤、および/または約0%乃至約14%の着
色剤のような別の諸成分も含有できる。これについて
は、本明細書に参考文献として含まれるRemingtonの
「薬学の実践(Practice ofPharmacy)」(Martin & Co
ok社、第17版、1625頁乃至1630頁)を参照さ
れたい。
【0042】薬剤の用途における使用に適している任意
の着色剤が本発明において使用可能であり、アゾ色素、
キノフタロン(quinopthalone)色素、トリフェニルメ
タン色素、キサンテン色素、インジゴ染料、酸化鉄、水
酸化鉄、二酸化チタン、天然色素、およびこれらの混合
物を含むがこれらに限らない。特に、適当な着色剤はパ
テント・ブルーV、アシッド・ブリリアント・グリーン
BS、レッド2G、アゾルビン(azorubine)、ポンソ
ー4R、アマラント、D&Cレッド33、D+Cレッド
22、D+Cレッド26、D+Cレッド28、D+Cイ
エロー10、FD+Cイエロー5、FD+Cイエロー
6、FD+Cレッド3、FD+Cレッド40、FD+C
ブルー1、FD+Cブルー2、FD+Cグリーン3、ブ
リリアント・ブラックBN、カーボン・ブラック、黒色
酸化鉄、赤色酸化鉄、黄色酸化鉄、二酸化チタン、リボ
フラビン、カロチン、アンチホシアニン(antyhocyanin
es)、ターメリック、コチニール抽出物、クロロフィリ
ン(clorophyllin)、カンタキサンチン、カラメル、ベ
タニン(betanin)、およびこれらの混合物を含むがこ
れらに限らない。
【0043】実施形態の一例において、錠剤またはカプ
セルの各端部は異なる色のディップ・コーティング材に
よりコーティングされて各特製品のための特有の外観を
提供することができる。このことについては本明細書に
参考文献として含まれる米国特許第4,820,524
号を参照されたい。
【0044】実施形態の一例において、上記の薬剤用の
投薬形態は(a)活性成分を含有しているコア部分、
(b)当該コア部分を実質的に被覆する下層コーティン
グ材により構成されている随意的な第1のコーティング
層、および(c)当該第1のコーティング層の表面上の
第2のコーティング層により構成されており、当該第2
のコーティング層が本発明のディップ・コーティング組
成物により構成されている。本明細書において使用され
ているように、「実質的に被覆している(substantiall
y covers)」とは、上記コア部分の表面積の少なくとも
約95%が上記下層コーティング材により被覆されてい
ることを意味する。
【0045】別の実施形態において、第1の活性成分が
上記第1のコーティング層に含有でき、上記コア部分が
第2の活性成分および/または付加的な量の上記第1の
活性成分を含有できる。さらに別の実施形態において、
上記活性成分が上記第1のコーティング層に含有でき、
上記コア部分が活性成分を実質的に含有していない、す
なわち、約1%以下、さらに約0.1%以下の活性成分
を含有している。
【0046】上記下層コーティング材の使用は当業界に
おいて周知であり、例えば、本明細書に参考文献として
含まれる米国特許第3,185,626号において開示
されている。錠剤に皮膜をコーティングするために適し
ている任意の組成物が本発明による下層コーティング材
として使用できる。適当な下層コーティング材の例が米
国特許第4,683,256号、同第4,543,37
0号、同第4,643,894号、同第4,828,8
41号、同第4,725,441号、同第4,802,
924号、同第5,630,871号、および同第6,
274,162号において開示されており、これらの特
許は全て本明細書に参考文献として含まれる。別の適当
な下層コーティング材は以下の成分、すなわち、ヒドロ
キシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセ
ルロース、およびヒドロキシエチルセルロール等のセル
ロース・エーテル、キサンタン・ガム、デンプン、およ
びマルトデキストリン等のポリカルボヒドレート、例え
ば、グリセリン、ポリエチレン・グリコール、プロピレ
ン・グリコール、セバシン酸ジブチル、クエン酸トリエ
チル、ひまし油等の植物油、ポリソルベート−80、ラ
ウリル硫酸ナトリウムおよびジオクチル−スルホコハク
酸ナトリウム等の界面活性剤を含む可塑剤、ポリカルボ
ヒドレート、顔料、および不透明化剤の内の1種類以上
を含む。
【0047】実施形態の一例において、上記下層コーテ
ィング材は、当該下層コーティング材の全重量に基づい
て、約2%乃至約8%、例えば、約4%乃至約6%の水
溶性セルロース・エーテル、および約0.1%乃至約1
%の本明細書に参考文献として含まれる米国特許第5,
658,589号に詳細に開示されているひまし油によ
り構成できる。また、別の実施形態において、上記下層
コーティング材は、当該下層コーティング材の全重量に
基づいて、約20%乃至約50%、例えば、約25%乃
至約40%のHPMC、約45%乃至約75%、例え
ば、約50%乃至約70%のマルトデキストリン、およ
び約1%乃至約10%、例えば、約5%乃至約10%の
PEG400により構成できる。
【0048】乾燥状態の下層コーティング材は一般的
に、上記コア部分の乾燥状態の重量に基づいて、約0%
乃至約5%の範囲内の一定量で存在している。また、乾
燥状態のディップ・コーティング層は一般的に、上記コ
ア部分および随意的な下層コーティング材の乾燥状態の
重量に基づいて、約1.5%乃至約10%の範囲内の一
定量で存在している。
【0049】上記乾燥状態のディップ・コーティング層
の平均の厚さは一般的に約40ミクロン乃至約400ミ
クロンの範囲内である。しかしながら、当該技術分野に
おける熟練者であれば上記ディップ・コーティングの厚
さが滑らかさの向上、飲みやすさ、所望の溶解特性を達
成するための投薬形態を実現するために変更可能である
ことが過度の実験を伴うことなく容易に認識できると考
える。さらに、浸漬処理した皮膜コーティングの厚さも
その形状に応じて下地の異なる場所において変化する可
能性がある。例えば、下地のエッジ部分または角部にお
けるコーティング材の厚さはその下地の中心面部または
主面部におけるコーティングの厚さよりも50%乃至7
0%程度になる可能性がある。この差は、例えば、さら
に厚い下層コーティング材の使用、または下地上におい
てさらに高い増量効果を生じる浸漬用組成物の使用によ
り最小化できる。
【0050】比較的に厚いディップ・コーティング材が
望まれる場合の実施形態において、本発明者はシメチコ
ーン、ポリソルベート80およびこれらの混合物から成
る群から選択される有効量の増量向上剤が皮膜形成剤お
よびヒドロコロイド等の随意的な増粘剤を含むか、これ
らにより実質的に構成されているか、これらのみにより
構成されている皮膜形成性組成物に添加できることを見
出した。この増量向上剤は、例えば、乾燥時における下
地上において少なくとも約10%だけ、または少なくと
も約20%だけ、または少なくとも約30%だけ上記コ
ーティング溶液の増量性を高めるために十分な量で使用
される。この増量率は増量向上剤を含むコーティング組
成物によりコーティングした下地の全重量と、有効量の
増量向上剤を含まないコーティング組成物により同様の
処理条件下においてコーティングされているコーティン
グ処理した等価な下地の全重量との間における差に基づ
いて決定される。
【0051】実施形態の一例において、上記皮膜形成剤
はHPMC等のセルロース・エーテルであり、上記増粘
剤はキサンタン・ガム等のヒドロコロイドであり、上記
増量向上剤はシメチコーンである。
【0052】下地上のディップ・コーティングにおける
高められた増量性を達成できる適当な皮膜形成性組成物
は、当該皮膜形成性組成物の乾燥状態における全重量に
基づいて、約40%乃至約99.9%、例えば、約95
%乃至約99.5%、あるいは、約40%乃至約60%
の皮膜形成剤、約0%乃至約60%、例えば、約0%乃
至約10%、あるいは、約0.5%乃至約5%、あるい
は、約10%乃至約25%の増粘剤、および約0.01
%乃至約0.25%、例えば、約0.03%乃至約0.
15%の増量向上剤を含有できる。最終製品の錠剤の美
的価値観が特に関心事である場合に、約0.25%以上
の増量向上剤を使用しないことが薦められる。既に示し
ているように、上記組成物における使用に適している増
粘剤の量は、例えば、選択される特定の増粘剤およびコ
ーティングにおける所望の特性等により変化する。例え
ば、キサンタン・ガムが選択される増粘剤である場合
に、このキサンタン・ガム増粘剤の量は、その皮膜形成
性組成物の乾燥状態における全重量に基づいて、約0.
5%乃至約5%の範囲内にできる。
【0053】本発明の皮膜形成性組成物は上記の皮膜形
成剤、増粘剤、および可塑剤、保存剤、着色剤、不透明
化剤、増量向上剤、またはその他の成分を含む任意の随
意的な各成分を溶媒と共に高剪断ミキサーにより周囲条
件下で均質になるまで混合することにより調製できる。
また、皮膜形成剤として蝋質メイズ・デンプン誘導体を
使用する場合の実施形態においては、上記混合物は各成
分の分散を速めるために約60℃乃至約90℃の温度に
加熱できる。あるいは、上記の皮膜形成剤および増粘剤
を乾燥パウダーとして予め混合した後に、得られたパウ
ダー混合物を水および随意的な増量向上剤に高速混合処
理により添加することができる。得られる混合物から実
質的に全ての気泡を除くために、内部に渦が生じないよ
うに混合速度を下げた状態で約5インチHg(12.7
cmHg)に圧力を減少できる。その後、その他の任意
の付加的で随意的な各成分を定常的な混合状態において
上記混合物に加えることができる。
【0054】浸漬成形処理したゼラチン・コーティング
を有する錠剤の製造において用いる場合と同一の設備お
よび同様の範囲の処理条件により上記の本発明の各溶液
の中に各支持層を浸漬処理できることが予想外に見出さ
れた。例えば、錠剤および硬質カプセルの両方が既知の
ゼラチン−浸漬処理の各パラメータおよび設備により本
発明の水性分散液を用いてコーティングできる。このよ
うな設備および処理条件の詳細は当業界において既知で
あり、例えば、本明細書に参考文献として含まれる米国
特許第4,820,524号に開示されている。都合の
良いことに、本発明のコーティング溶液は室温で流体で
あり、ゼラチン組成物よりも微生物が成長しにくいため
に、そのディップ・コーティング処理が周囲の温度およ
び圧力の条件下で行なえる。
【0055】本発明の組成物によりディップ・コーティ
ング処理した錠剤は1種類以上の活性物質を含有でき
る。この用語の「活性物質(active agent)」は広い意
味で本明細書において使用されており、当該システムに
より搬送可能であり当該システム中に伴うことのできる
あらゆる物質を含み得る。例えば、この活性物質は薬
剤、栄養剤、ビタミン、食事療法用のサプリメント、栄
養素、ハーブ、食料品、染料、栄養物摂取的、鉱物、サ
プリメント(補充物)、または嗜好剤等またはこれらの
組み合わせ物とすることができる。
【0056】本明細書において有用な活性物質は以下の
治療的カテゴリ、すなわち、アクネ症抑制剤、アルカロ
イド、制酸薬、鎮痛薬、同化剤、抗狭心症薬、抗アレル
ギー剤、抗不整脈剤、喘息治療薬、抗生物質、抗コレス
テロール血症薬、抗痙攣薬、抗凝固薬、抗うつ薬、下痢
止め製剤、制吐薬、抗ヒスタミン剤、抗高血圧症薬、抗
感染症薬、抗炎症薬、抗脂肪剤、抗躁病薬、抗偏頭痛
薬、抗催吐薬、抗精神病薬、抗発作薬、抗甲状腺製剤、
同化薬、抗肥満症剤、抗寄生虫薬、抗精神病薬、解熱
薬、鎮痙薬、抗血栓薬、抗腫瘍剤、咳止め薬、抗潰瘍
剤、抗尿酸血症剤(anti-uricemic agents)、抗不安
薬、食欲刺激薬、食欲抑制薬、ベータ遮断薬、気管支拡
張薬、心臓血管薬、大脳拡張薬、キレート化剤、コレシ
ストキニン拮抗薬、化学療法剤、認識活性化剤、避妊
薬、冠状動脈拡張薬、せき抑制薬、うっ血除去薬、消臭
薬、皮膚科学的薬剤、糖尿病薬、利尿薬、軟化薬、酵
素、赤血球生成薬、去痰薬、交配因子、殺真菌薬、胃腸
薬、成長調製剤、ホルモン補充剤、高血糖薬、低血糖
薬、イオン交換樹脂、緩下薬、偏頭痛治療薬、ミネラル
補充物質、粘液溶解剤、麻酔薬、神経弛緩薬、神経筋
薬、非ステロイド系抗炎症剤(NSAIDs)、栄養性
添加物、末梢血管拡張薬、ポリペプチド、プロスタグラ
ンジン、神経作用薬、レニン阻害剤、呼吸刺激薬、鎮静
薬、ステロイド、刺激薬、交感神経遮断薬、甲状腺製
剤、トランキライザー、子宮弛緩薬、膣製剤、血管収縮
薬、血管拡張薬、めまい薬、ビタミン、傷治癒薬等にお
ける物質の種類から選択できる。
【0057】本発明において使用できる活性物質はアセ
トアミノフェン、酢酸、緩衝化した形態を含むアセチル
サリチル酸、アクリバスチン(acrivastine)、アルブ
テロールおよびその硫酸塩、アルコール、アルカリ・ホ
スファターゼ、アラントイン、アロエ、アルミニウムの
酢酸塩、炭酸塩、クロロヒドレート(chlorohydrate)
および水酸化物、アルプラゾラム、アミノ酸、アミノ安
息香酸、アモキシリン、アンピシリン、アンサクリン
(amsacrine)、アムサログ(amsalog)、アネソール
(anethole)、アスコルビン酸、アスパルテーム、アス
テミゾール、アテノロール、アザタジンおよびそのマレ
イン酸塩、バシトラシン、バルサム・ペルー、BCNU
(カルムスチン)、ジプロピオン酸ベクロメタゾン、ベ
ンゾカイン、安息香酸、ベンゾフェノン、過酸化ベンゾ
イル、ベンズキナミドおよびその塩酸塩、ベタネコー
ル、ビオチン、ビサコジル、ビスマス亜サリチル酸塩
(bismuthsubsalicylate)、酢酸ボルニル、ブロモフェ
ニラミンおよびそのマレイン酸塩、ブスピロン、カフェ
イン、カラミン、カルシウムの炭酸塩、カシネート(ca
sinate)および水酸化物、カンファー、カプトプリル、
カスカラ・サグラダ、ひまし油、セファクロール、セフ
ァドロキシル、セファレキシン、セントリジン(centri
zine)およびその塩酸塩、セチリジン(cetirizine)、
セチル・アルコール、塩化セチルピリジニウム、キレー
ト化ミネラル、クロラムフェニコール、塩酸クロルサイ
クリジン、クロルヘキシジン・グルコネート、クロロキ
シレノール、クロロペントスタチン、クロルフェニラミ
ンおよびそのマレイン酸塩およびタンニン酸塩、クロル
プロマジン、コレスチラミン樹脂、コリン酒石酸水素
塩、軟骨形成刺激性タンパク質、シメチジン、塩酸シン
ナメドリン、シタロプラム(citalopram)、クエン酸、
クラリスロマイシン(clarithromycin)、クレマスチン
およびそのフマル酸塩、クロニジン、クロフィブレー
ト、ココア・バター、タラ肝油、コデインおよびそのフ
マル酸塩およびリン酸塩、酢酸コルチゾン、塩酸シプロ
フロキサシン、シアノコバラミン、塩酸サイクリジン、
シプロヘプタジン、ダントロン、デキシブロモフェニラ
ミン(dexbromopheniramine)のマレイン酸塩、デキス
トロメトルファンおよびそのハロゲン化水素化物、ジア
ゼパム、ジブカイン、ジクロラルフェナゾン(dichlora
lphenazone)、ジクロフェンおよびそのアルカリ金属
塩、ジクロフェナク・ナトリウム、ジゴキシン、ジヒド
ロエルゴタミンおよびその水素化物/メチル化物、ジル
チアゼム、ジメチコーン、ジオキシベンゾン、ジフェン
ヒドラミンおよびそのクエン酸塩、ジフェンヒドラミン
およびその塩酸塩、ジバルプロックスおよびそのアルカ
リ金属塩、ドキュセート・カルシウム、カリウム、およ
びナトリウム、ドキシサイクリン・ヒドレート、コハク
酸ドキシルアミン、ドロナビノール、エファロキサン
(efaroxan)、エナラプリル、エノキサシン(enoxaci
n)、エルゴタミンおよびその酒石酸塩、エリスロマイ
シン、エストロピペート(estropipate)、エチニル・
エストラジオール、エフェドリン、酒石酸水素エピネフ
リン、エリスロポイエチン、ユーカリプトール、ファモ
チジン、フェノプロフェンおよびその金属塩、フマル酸
第一鉄、グルコン酸第一鉄および硫酸第一鉄、フェキソ
フェナジン(fexofenadine)、フルオキセチン、葉酸、
フォスフェニトイン(fosphenytoin)、5−フルオロウ
ラシル(5−FU)、フルオキセチン、フルルビプロフ
ェン、フロセミド、ガバペンタン(gabapentan)、ゲン
タマイシン、ゲムフィブロジル、グリピジド、グリセリ
ン、グリセリル・ステアレート、グラニセトロン(gran
isetron)、グリセオフルビン、成長ホルモン、グアフ
ェネシン(guafenesin)、ヘキシルレゾルシノール、ヒ
ドロクロロチアジド、ヒドロコドンおよびその酒石酸
塩、ヒドロコルチゾンおよびその酢酸塩、硫酸8−ヒド
ロキシキノリン、ヒドロキシジンおよびそのパモエート
塩および塩酸塩、イブプロフェン、インドメタシン、イ
ノシトール、インシュリン、ヨウ素、トコン、鉄、イソ
ソルビドおよびそのモノ−およびジ−硝酸塩、イソキシ
カム、ケタミン、カオリン、ケトプロフェン、乳酸、ラ
ノリン、レシチン、酢酸ロイプロリド、リドカインおよ
びその塩酸塩、リジノプリル、リオトリクス、ロペラミ
ド、ロラタジン(loratadine)、ロバスタチン、黄体形
成ホルモン、LHRH(黄体形成ホルモン補充ホルモ
ン)、マグネシウムの炭酸塩、水酸化物、サリチル酸
塩、および三ケイ酸塩(トリシリケート)、メクリジ
ン、メフェナム酸、メクロフェナム酸、メクロフェナム
酸ナトリウム、酢酸メドロキシプロゲステロン、マンデ
ル酸メテナミン、メントール、塩酸メペリジン、硫酸メ
タプロテレノール、メトスコポラミンおよびその硝酸
塩、メトセルジド(methsergide)およびそのマレイン
酸塩、ニコチン酸メチル、サリチル酸メチル、メチル・
セルロース、メトスクシミド、メトクロプラミドおよび
そのハロゲン化物/水化物、メトロニダゾール、酒石酸
メトプロロール、硝酸ミコナゾール、鉱油、ミノキシジ
ル、モルフィネ、ナプロキセンおよびそのアルカリ金属
塩、ニフェジピン、硫酸ネオマイシン、ニアシン、ニア
シナミド、ニコチン、ニコチンアミド、ニメスリド(ni
mesulide)、ニトログリセリン、ノノキシノール−9、
ノルエチンドロンおよびその酢酸塩、ナイスタチン、オ
クトキシノール、オクトキシノール−9、オクチル・ジ
メチルPABA、メトキシケイ皮酸オクチル、オメガ−
3・ポリ不飽和脂肪酸、オメプラゾール、オンダンセト
ロンおよびその塩酸塩、オキソリン酸、オキシベンゾ
ン、オクストリフィリン、パラ−アミノ安息香酸(PA
BA)、パジメート−O、パラメタジオン、ペンタスタ
チン、ペパーミント・オイル、四酒石酸ペンタエリスリ
トール、ペントバルビタール・ナトリウム、ペルフェナ
ジン、硫酸フェネルジン、フェニンダミンおよびその酒
石酸塩、マレイン酸フェニラミン、フェノバルビター
ル、フェノール、フェノールフタレイン、フェニレフリ
ンおよびそのタンニン酸塩および塩酸塩、フェニルプロ
パノールアミン、フェニトイン、ピルメノール(pirmen
ol)、ピロキシカムおよびその塩、硫酸ポリマイシンB
(polymicin B sulfate)、カリウムの塩化物および硝
酸塩、プラゼパム、塩酸プロカインアミド、プロカテロ
ール(procaterol)、プロメタジンおよびその塩酸塩、
プロポキシフェンおよびその塩酸塩およびナプシレート
(napsylate)、プラミラセチン(pramiracetin)、プ
ラモキシンおよびその塩酸塩、プロクロルペラジンおよ
びそのマレイン酸塩、プロパノロールおよびその塩酸
塩、プロメタジンおよびその塩酸塩、プロパノロール、
プソイドエフェドリンおよびその硫酸塩および塩酸塩、
ピリドキシン、ピリラミンおよびその塩酸塩およびタン
ニン酸塩、キナプリル(quinapril)、キニジンのグル
コネートおよび硫酸塩、キネストロール、ラリトリン
(ralitoline)、ラニチジン(ranitidine)、レゾルシ
ノール、リボフラビン、サリチル酸、スコポラミン、ご
ま油、サメ肝油、シメチコーン、ナトリウムの炭酸水素
塩、クエン酸塩、および弗化物、モノフルオロリン酸ナ
トリウム、スクラルファート、スルファメトキサゾー
ル、スルファサラジン、イオウ、スマトリプタン(suma
triptan)およびそのコハク酸塩、タクリンおよびその
塩酸塩、テオフィリン、テルフェナジン、チエチルペラ
ジンおよびそのマレイン酸塩、チモロールおよびそのマ
レイン酸塩、チオペリドン(thioperidone)、トラマド
ール、トリメトレキセート、トリアゾラム、トレチノイ
ン、塩酸テトラサイクリン、トルメチン、トルナフテー
ト、トリクロサン、トリメトベンズアミドおよびその塩
酸塩、トリペレナミンおよびその塩酸塩、塩酸トリポリ
ジン(tripolidine hydrochloride)、ウンデシレン
酸、バンコマイシン、塩酸ベラパミル、リン酸ビダラビ
ン、ビタミンA,B,C,D,B1 ,B2 ,B6
12,EおよびK、アメリカ・マンサク、塩酸キシロメ
タゾリン、亜鉛、硫酸亜鉛、およびウンデシレン酸亜鉛
を含むがこれらに限らない。さらに、上記活性物質は食
物酸、不溶性の金属および鉱物の水酸化物、炭酸塩、酸
化物、ポリカルボフィル(polycarbophils)、およびこ
れらの塩、マグネシウム・トリシリケートの基材上およ
びマグネシウム・アルミニウム・シリケート上における
活性薬物の吸着物、およびこれらの混合物を含むがこれ
らに限らない。また、上記およびそれ以外の活性物質の
混合物および薬剤的に許容可能な塩類もまた使用可能で
ある。
【0058】実施形態の一例において、本発明のディッ
プ・コーティングによりコーティングした投薬形態は上
記活性成分の即時の放出、すなわち、採用された特定の
活性成分を含有している即時放出性の錠剤に対応するU
SP指定に一致している投薬形態の溶解を実現した。例
えば、アセトアミノフェンの錠剤の場合に、USP24
はpH5.8のリン酸塩緩衝液中において、50rpm
におけるUSP装置2(パドル)の使用により、投薬形
態に含有されているアセトアミノフェンの少なくとも8
0%が投薬後30分以内に当該形態から放出されるよう
に指定しており、イブプロフェンの錠剤の場合には、上
記USP24はpH7.2のリン酸塩緩衝液中におい
て、50rpmにおけるUSP装置2(パドル)の使用
により、投薬形態に含有されているイブプロフェンの少
なくとも80%が投薬後60分以内に当該形態から放出
されるように指定している。これらについてはUSP2
4の2000年版、19頁乃至20頁および856頁
(1999年)を参照されたい。
【0059】本発明者は本発明の組成物中に下地を浸漬
することにより形成したコーティングが、例えば、耐ク
ラック性、硬度、厚さ、色の均一性、滑らかさ、および
光沢等において、ゼラチン・コーティングにより得られ
る特性に比して優れた特性を有していることを予想外に
発見した。一般的に、本発明のコーティングは、本明細
書における実施例7において記載されている方法に従っ
て測定した場合に、約150以上、例えば、約190以
上、あるいは、約210以上の表面光沢度を有してい
た。
【0060】加えて、本発明の組成物によりディップ・
コーティングした錠剤は幾つかの重要な点で従来的なゼ
ラチン基材のコーティング材によりディップ・コーティ
ングした錠剤よりも優れていた。第1に、本発明の組成
物によりディップ・コーティングした錠剤は高められた
温度および湿度の条件下で所望の保存寿命および貯蔵期
間にわたり許容可能な溶解性を好都合に維持した。特
に、本発明によるセルロース・エーテルを基材とする組
成物は微生物の成長に対する抵抗性も好都合に高く、こ
れにより、比較的に長い保存寿命および使用寿命が可能
になると共に、製造コストが削減できる。第2に、本発
明による糖類により粘度増加した浸漬用の分散液はゼラ
チン含有の分散液の含水率に比して低い含水率を効果的
に採用しているので、さらに短い乾燥工程時間を可能に
している。また、本発明における別の浸漬用の分散液に
おける含水率をゼラチン基材の浸漬用溶液において一般
的に見られる含水率よりも高くすることも可能である
が、予想外にも、これらの本発明のセルロース・エーテ
ルを基材とする組成物はゼラチン含有の組成物における
乾燥工程時間よりも短い乾燥工程時間を必要とした。第
3に、本発明の組成物により構成されている乾燥状態の
コーティングもまた予想外に、そして好都合に、乾燥状
態のゼラチン基材の浸漬用組成物における存在量よりも
少ない気泡を含んでいた。第4に、ゼラチン含有の組成
物による浸漬処理とは異なり、下地を随意的に室温にお
いて本発明の溶液中に浸漬することが可能であり、この
ことは経済的にさらに有益である。第5に、本発明のデ
ィップ・コーティング処理した組成物は当業界において
既知の噴霧塗布法により塗布した同様のコーティングよ
りも高い光沢度を有していた。また、本発明のディップ
・コーティング処理した組成物はゼラチン含有のディッ
プ・コーティングまたはエンローブ式(enrobing)コー
ティングにより得られる光沢度に比して同等の光沢度も
有しており、この光沢度は高度な光沢のコーティングに
対応する工業的な水準として現在において考えることが
できる。これについては、例えば、米国特許第6,27
4,162号(標準的な市販のゲル浸漬処理またはゼラ
チンをエンローブ処理した錠剤における典型的な光沢度
の読取値は約200乃至240の光沢単位の範囲内であ
り、標準的な市販の糖類をコーティングした薬物におけ
る光沢度の読取値は177乃至209の光沢単位の範囲
内であり、新規の高光沢度コーティング・システムにお
ける光沢度の読取値は約148乃至約243の光沢単位
の範囲内である。)を参照されたい。
【0061】さらに、本発明者は皮膜形成剤およびヒド
ロコロイドにより構成されている皮膜形成性組成物に有
効量の増量向上剤を添加することが得られる下地上のデ
ィップ・コーティングの乾燥状態における重量を有意差
をもって増加するばかりでなく、当該コーティングにお
ける色の均一性も改善することを予想外に見出した。
【0062】本明細書において例示的に開示されている
本発明は本明細書において特定して開示されていない任
意の部分、成分、または工程を含むことなく適宜に実施
可能である。本発明の本質および本発明を実施する方法
をさらに説明するために幾つかの実施例を以下に説明す
る。しかしながら、本発明がこれらの詳細な部分に制限
されると考えるべきではない。
【0063】実施例 実施例1.下層コーティング用分散液の調製 表1に記載する各成分を含有する水性分散液をこれら各
成分の全てを周囲条件下でビーカーの中において混合す
ることにより調製した。
【表1】
【0064】また、表2における各成分を含有する別の
水性分散液を同様に調製した。
【表2】
【0065】さらに、表3における各成分を含有する別
の水性分散液を同様に調製した。
【表3】
【0066】実施例2.下層コーティング処理した錠剤
の調製 本明細書に参考文献として含まれる米国特許第5,65
8,589号(「’589号特許」)の実施例1におい
て記載されている手順に従って圧縮状態の錠剤を調製し
た。
【0067】その後、上記実施例1の分散液を’589
号特許の各実施例において記載されている手順に従って
スプレー噴霧によりこの圧縮状態の錠剤の上に塗布し
た。以下の表4において示されているように、この乾燥
状態の下層コーティング処理した錠剤は下層コーティン
グの無い錠剤の重量に比して平均で2%乃至4%だけ増
量していた。
【0068】上記の方法を別の圧縮状態の各錠剤につい
て繰り返したが、それぞれの錠剤に対して、実施例1A
乃至実施例1Hにおいて製造した下層コーティング用の
各分散液を実施例1の分散液の代わりに用いた。これら
の乾燥状態の下層コーティング処理した各錠剤の増量率
を以下の表4に示す。
【表4】
【0069】実施例3.HPMCコーティング処理した
錠剤の調製 表5において記載されている各成分を含有している水性
のHPMC浸漬用溶液を調製した。
【表5】
【0070】実施例3A:実施例3Aの浸漬用溶液の調
HPMCを70℃の温度で200mlの脱イオン水中に
分散した。約1重量%のFD&Cブルー色素をこれに加
えた後に、この溶液を均質になるまで混合した。その
後、この溶液を約22℃の温度に冷却した。
【0071】実施例3B:実施例3Bの浸漬用溶液の調
実施例3Aの手順を繰り返したが、HPMC−E5の代
わりにHPMC(2910,15mPs)を用いた。
【0072】実施例3C:実施例3Cの浸漬用溶液の調
HPMCを70℃の温度で200mlの脱イオン水中に
分散した。PEG400をこれに加えた後に、この溶液
を均質になるまで混合した。その後、この溶液を約22
℃の温度に冷却した。
【0073】実施例3D:実施例3Dの浸漬用溶液の調
HPMCおよびキサンタン・ガムをこれらのパウダーが
分散状になるまで80℃の温度で純水に加えた。加熱を
止めた後に、この溶液を2個の部分に分けた。商品名を
「Opatint Yellow DD-2115」としてColorcon社から入手
可能な黄色の分散液の4.35重量%分を上記の第1の
部分に加えて分散状になるまで低速で混合した。また、
商品名を「Opatint Green DD-11000」としてColorcon社
から入手可能な緑色の分散液の5.8%分を上記の第2
の部分に加えて分散状になるまで低速で混合した。その
後、これら2種類の分散状の溶液を約12時間にわたり
周囲条件下において貯蔵した。
【0074】実施例3E:実施例3Eの浸漬用溶液の調
実施例3Eの各成分を用いて実施例3Dの手順を繰り返
した。
【0075】実施例3F:実施例3Fの浸漬用溶液の調
実施例3Fの各成分を用いて実施例3Dの手順を繰り返
した。
【0076】実施例3G:手動浸漬処理によりディップ
・コーティングした錠剤の調製 実施例1Hにおいて製造した下層コーティング材を用い
て実施例2に従って調製した下層コーティング処理した
錠剤を1秒の静止時間にわたり実施例3Aの浸漬用溶液
中に手動で浸漬し、当該浸漬用溶液から取り出して、周
囲条件下で乾燥した。
【0077】さらに、上記の手順を繰り返したが、実施
例3Aの浸漬用溶液の代わりに、実施例3Bおよび3C
の各浸漬用溶液をそれぞれ用いた。
【0078】得られた各コーティングの観察結果は以下
のようである。実施例3Aのコーティング材によりコーティングした錠
これらのコーティングは滑らかで、硬質であり、光沢を
有していて、気泡またはクラックが全く無かった。しか
しながら、これらのコーティングは不均一で薄く、十分
に被覆されていない島状の領域が存在していた。6ヶ月
間にわたる周囲条件に対する曝露により、各コーティン
グ中にクラックは全く見られなかった。
【0079】実施例3Bのコーティング材によりコーテ
ィングした錠剤 これらのコーティングは光沢があり、気泡が少なく、ク
ラックが無かった。これらのコーティングは実施例3A
のコーティングよりもさらに不均一で粗い状態であっ
た。また、これらのコーティングも幾分粘着質で薄く、
十分に被覆されていない島状の領域が存在していた。6
ヶ月間にわたる周囲条件に対する曝露により、各コーテ
ィング中にクラックは全く見られなかった。
【0080】実施例3Cのコーティング材によりコーテ
ィングした錠剤 これらのコーティングは光沢があり、気泡が少なく、ク
ラックが無かった。これらのコーティングは実施例3A
のコーティングよりもさらに不均一で粗い状態であっ
た。また、これらのコーティングも幾分粘着質で薄く、
十分に被覆されていない島状の領域が存在していた。6
ヶ月間にわたる周囲条件に対する曝露により、各コーテ
ィング中にクラックは全く見られなかった。
【0081】実施例3H:製造スケールの浸漬処理した
錠剤の調製 実施例1Hにおいて製造した下層コーティング材を用い
て実施例2に従って調製した別の下層コーティング処理
した錠剤を本明細書に参考文献として含まれる米国特許
第4,820,524号において記載されている手順に
従って市販品級のゲル浸漬装置により実施例3Dにおい
て得た浸漬用溶液によりコーティングした。
【0082】さらに、上記の手順を繰り返したが、実施
例3Dの浸漬用溶液の代わりに、実施例3Eおよび3F
の各浸漬用溶液をそれぞれ用いた。
【0083】上記の乾燥状態の浸漬処理した各コーティ
ングにおける平均の増量率を表6に示す。
【表6】
【0084】上記の実施例により、上記HPMC浸漬用
溶液へのキサンタン・ガムの添加はディップ・コーティ
ング材の粘度を高めて、各錠剤における当該ディップ・
コーティング材の増量率を高めることが分かった。
【0085】実施例3I:実施例3Iの浸漬用溶液の調
表7において記載されている実施例3Iの各成分を用い
て上記実施例3Dの手順を繰り返した。
【表7】
【0086】実施例3J:実施例3Jの浸漬用溶液の調
上記表7において記載されている実施例3Jの各成分を
用いて上記実施例3Dの手順を繰り返した。
【0087】実施例4.予めゼラチン化したデンプンを
含有しているディップ・コーティング用溶液の調製 表8において記載されている各成分により構成されてい
る各浸漬用溶液を混合により75gの変性した蝋質メイ
ズ・デンプンを周囲条件下で200mlの水に分散する
ことにより調製した。
【表8】
【0088】表9において記載されている各成分により
構成されている各浸漬用溶液を得られる溶液が透明にな
るまで混合することにより各成分の全てを周囲条件下で
200mlの水に分散することにより調製した。
【表9】
【0089】実施例1Hにおいて製造した下層コーティ
ング材を用いて実施例2に従って調製した下層コーティ
ング処理した錠剤の各端部を約1秒の静止時間にわたり
実施例4Aの浸漬溶液中に手動より浸漬し、引き上げた
後に、周囲条件下において乾燥した。
【0090】上記の手順を繰り返したが、上記実施例4
Aの浸漬用溶液の代わりに実施例4Bの浸漬用溶液を使
用し、当該浸漬用溶液の製造完了からディップ・コーテ
ィング処理の開始までの間に約3日間の期間を置いた。
【0091】さらに、上記の手順を繰り返し、上記実施
例4Aの浸漬用溶液の代わりに実施例4Cの浸漬用溶液
を使用して、当該浸漬用溶液の製造完了からディップ・
コーティング処理の開始までの間に約12時間の期間を
置いた。
【0092】得られた各コーティングの観察結果は以下
のようである。実施例4Aの浸漬用溶液によりコーティングした錠剤 これらのコーティングは極めて光沢があり、硬質で、滑
らかであり、均一で、粘着性またはクラックが全く無か
った。しかしながら、これらのコーティングは過度に薄
く、島状の各領域が被覆されていなかった。6ヶ月間に
わたる周囲条件に対する曝露により、クラックは全く見
られなかった。
【0093】各実施例4Bの浸漬用溶液によりコーティ
ングした錠剤 これらのコーティングは滑らかで光沢があった。初期的
に島状の各領域は被覆されていたが、各コーティングは
6ヶ月間にわたる周囲条件に対する曝露後にクラックを
生じた。
【0094】各実施例4Cの浸漬用溶液によりコーティ
ングした錠剤 これらのコーティングは優れた光沢および被覆状態を有
しており、滑らかでクラックが全く無かった。2ヶ月間
にわたる周囲条件に対する曝露後にクラックが全く見ら
れなかった。
【0095】実施例5.予めゼラチン化したデンプンを
含有しているディップ・コーティング溶液の調製 シメチコーンを含まずに実施例4Cにおいて説明した手
順を繰り返した。下地をコーティングするまえに、溶液
を5インチHg(12.7cmHg)の減圧環境に曝し
て溶液から目に見える実質的に全ての気泡を除去した。
得られたコーティングは優れた光沢および被覆性を有し
ていて、滑らかでクラックが全く無かった。
【0096】実施例6.コーティングの増量性における
シメチコーンの作用 増量向上剤としてのシメチコーンの作用を説明するため
に表10において記載されている以下の各ディップ・コ
ーティング溶液を調製した。各量はコーティング溶液の
全重量に基づくパーセント値である。
【表10】
【0097】上記の各浸漬用溶液A乃至Eは以下の様式
でそれぞれ調製した。先ず、純水を約35℃に加熱し
た。その後、各パウダーが均一な分散状に見えるように
なるまで、約1000rpmにおいてプロペラ・ブレー
ドを備えた実験室スケールの電気ミキサー(ドイツ国、
スタウフェンのIKA Labortechnik社のJanke and Kunke
l)により混合しながらHPMCおよびキサンタン・ガ
ムを添加した。加熱を止めて、得られた分散液を室温で
一晩放置した。その後、シメチコーンおよび黄色分散液
約500rpmで混合しながら添加した。
【0098】実施例1Aの方法により調製した下層コー
ティング処理したコア部分を予め秤量した後に、約2秒
の静止時間以上にわたり、各溶液A,B,C,Dおよび
Eの中に浸漬して、引き上げた後に、周囲条件(約22
℃)において乾燥した。これらのコア部分は7個の組で
同時に浸漬処理した。先ず、7個のコア部分の3個の別
の組を各溶液A乃至Eの中に浸漬処理した。各コーティ
ング溶液により浸漬処理したコア部分のこれら3個の組
から平均の増量を決定した。
【0099】上記の各得られた増量結果を以下の表11
に示す。
【表11】
【0100】実施例7.コーティング処理した錠剤にお
ける表面光沢度測定 上記の各実施例に従って作成した各錠剤の表面光沢度に
ついて、商品名を「Tri-Cor Model 805A/806H Surface
Analysis System」としてTriCor Systems社(イリノイ
州、エルジン)から入手可能な装置を用いて、以下の変
更を除いて、本明細書に参考文献として含まれる「TriC
or Systems WGLOSS 3.4 Model 805A/806H Surface Anal
ysis System Reference Manual」(1996年)におい
て記載されている手順に概ね従って試験した。
【0101】上記の装置はCCDカメラ検出器を利用し
て、平坦拡散光源により、各錠剤サンプルと参考基準試
料を比較して、60度の入射角度における平均の光沢度
値を決定した。この動作中に、この装置はグレー・スケ
ール画像を発生し、この場合に、比較的に明るい画素の
発生がその任意の場所におけるさらに多量の光沢の存在
を示した。
【0102】上記の装置はさらに光沢度を定量化するた
めの組み分け法、すなわち、平均化の目的のために同様
の明るさを有する各画素を合わせて組み分けする方法を
利用しているソフトウエアも備えている。
【0103】「パーセント・フル・スケール(percent
full scale)」または「パーセント・イデアル(percen
t ideal)」の設定値(「パーセント・サンプル・グル
ープ(percent sample group)」の設定値とも言う)が
1個のグループとして考えられてこのグループの中にお
いて平均化される閾値よりも高い最高の明度の画素の部
分を指示するように使用者により指定される。この「閾
値(threshold)」は、本明細書において使用されてい
るように、平均の光沢度値の計算に含まれない最大の光
沢度値として定められる。従って、サンプルの背景、ま
たは光沢の無い領域はこの平均の光沢度値の計算から除
外される。異なる錠剤形状により生じる影響を最少にし
て、当該産業において同等である測定基準を報告するた
めに、K.FegleyおよびC. Veseyの「高光沢度の皮膜コー
ティング・システムの知覚における錠剤形状の影響(Th
e Effect of Tablet Shape on the Perception of High
Gloss Film Coating Systems)」(この文献は2002
年3月18日の時点における“www.clorcon.com”にお
いて入手可能であり、本明細書に参考文献として含まれ
る)において開示されている方法を採用した。(錠剤の
表面粗さの各測定値から類似データを最良に概算する設
定値として50%のサンプル・グループ設定値を選択し
た。)
【0104】先ず、目盛り基準プレートにより装置の目
盛り合わせ(190乃至228、294度基準、マスク
無し、回転0、深さ0)を行なった後に、基準の表面光
沢度値を商品名を「Extra Strength Tylenol Gelcaps」
としてMcNEIL-PPC社から入手可能なゲル・コーティング
処理したキャプレッツを用いて定めた。その後、25m
mのフル・ビュー・マスク(190乃至280)を採用
し、装置を以下の設定値に設定して、これら112個の
ゲル・コーティング処理したキャプレッツのサンプルに
ついて平均の光沢度値を決定した。 回転:0 深さ:0.25インチ(約0.64cm) 光沢度閾値:95 %フル・スケール値:50% 屈折率:1.57
【0105】上記の参考基準値に対する平均の表面光沢
度値は、50%のイデアル(50%のフル・スケール)
設定値により、269であると決定された。
【0106】その後、上記の各実施例に従って調整した
コーティング処理した各錠剤のサンプルを上記と同一の
手順に従って試験した。得られた50%のイデアル設定
値における表面光沢度値を以下の表12にまとめた。
【表12】
【0107】別の市販のゲル・コーティング処理した錠
剤の付加的なサンプルも上記と同一の手順に従って試験
して上記と同一の基準に対して比較した。これらの結果
を以下の表13にまとめた。
【表13】
【0108】上記の実施例により、本発明の組成物によ
りコーティング処理した各錠剤が市販のゼラチン・コー
ティング処理した各錠剤により得られる光沢度値と同等
かこれよりも優れている高い表面光沢度値を有すること
が分かった。これに対して、典型的な噴霧処理した皮膜
はこの実施例において、例えば、119乃至125の実
質的に低い表面光沢度を有していた。
【0109】実施例8:コーティング処理した錠剤の調
実施例8A:Opadry(登録商標)IIの下層コーティング
材により噴霧塗布処理した錠剤の調製 HPMC2910−6cP、マルトデキストリン、HP
MC2910−3cP、HPMC2910−50cP、
およびPEG−400を含有して調製されている混合物
(「Opadry(登録商標)II」としてペンシルバニア州ウ
エスト・ポイントのColorcon社から市販されている)の
122.8kg(18%重量/重量)を従来的な圧力ポ
ットの中において559.7kg(82%重量/重量)
の35℃の純水の中に混合しながら加えて、空気駆動式
のプロペラ型Lightninミキサーにより500rpmの速
度で混合した。上記パウダーを完全に加えた後に、その
分散液を500rpmで2時間にわたり混合してから、
12時間にわたり周囲条件において混合せずに放置し
た。
【0110】その後、得られた皮膜コーティング分散液
を圧縮状のアセトアミノフェンの錠剤の上に塗布した。
これらのアセトアミノフェンの錠剤は、本明細書に参考
文献として含まれる、米国特許第5,658,589号
(「’589号特許」)の実施例1において説明されて
いる手順に従い、当該’589号特許の各実施例におい
て説明されている手順に従う噴霧処理により調製した。
得られた噴霧塗布処理した各錠剤はコーティング処理し
ていない錠剤のコア部分の重量に比して4%の増量を示
した。
【0111】実施例8B:HPMC/ひまし油の下層コ
ーティング材により噴霧塗布処理した錠剤の調製 88.4kg(9%重量/重量)のヒドロキシプロピル
メチルセルロース2910,5mPsおよび0.347
kg(0.04%重量/重量)のひまし油を1750r
pmの速度でミキサーを備えているタンク(Lee Indust
ries社)の中において593.8kg(91%重量/重
量)の純水に混合した。上記のパウダーを完全に加えた
後に、ミキサーの速度を15分間にわたり3500rp
mに増加した。その後、ミキサーの速度を1750rp
mに下げると共に、2時間にわたり圧力を15インチ−
水(約38cm−水)に減少して分散液を脱気した。
【0112】その後、得られた皮膜コーティング分散液
を実施例8Aにおいて既に説明した手順に従って噴霧処
理により実施例8Aの圧縮状のアセトアミノフェンの錠
剤の上に塗布した。これらの得られた噴霧塗布処理した
錠剤はコーティング処理していない錠剤のコア部分の重
量に比して4%の増量を示した。
【0113】実施例8C:HPMC/ひまし油の浸漬用
溶液によりディップ・コーティング処理した錠剤の調製 以下の表14において記載した各成分により構成されて
いる浸漬用溶液を製造した。
【表14】
【0114】純水を80℃に加熱した後に、1750r
pmの速度で混合しながらLeeジャケット型混合タンク
に加えた。HPMC2910,5mPsおよびひまし油
を混合しながらこの水に加えた後に、ミキサーの速度を
15分間にわたり3500rpmに上昇した。その後、
ミキサーの速度を1750rpmに下げると共に、脱気
のために、分散液の温度を35℃に下げて圧力を15イ
ンチ−水(約38cm−水)に下げた。2時間にわたり
分散液を混合した後に、得られた分散液を混合せずにさ
らに3時間にわたり一定の圧力条件下に維持した。
【0115】その後、実施例8C−aにおける着色剤を
以下の表15に記載されている各量において1750r
pmの速度で混合しながら96kgの上記の得られた透
明な各浸漬用溶液に加えた。
【表15】
【0116】上記の手順は表15に記載した各着色剤の
それぞれについて独立して繰り返した。
【0117】上記実施例8Aにおいて説明した手順に従
って調製した下層コーティング処理した各錠剤を、上記
錠剤において報告した浸漬用溶液の各温度において、市
販品級のゲル浸漬装置を用いて、本明細書に参考文献と
して含まれる米国特許第4,820,524号において
記載されている手順に従って各実施例8C−aおよび8
C−bにより調整した各ディップ・コーティング溶液に
よりディップ・コーティング処理した。さらに、この手
順を、上記表15における着色した各浸漬用溶液8C−
c乃至8C−fについて、上記実施例8Bにおいて説明
した手順に従って調製した下層コーティング処理した各
錠剤においてそれぞれ別に繰り返した。
【0118】実施例8C−aおよび実施例8C−bに従
って調製したディップ・コーティング処理した各錠剤と
実施例8C−c乃至実施例8C−fに従って調製した各
錠剤との視覚的な比較により、前記が各錠剤のエッジ部
分の周りに完全なコーティングの被覆度を有していない
ことが分かった。これに対して、実施例8C−c乃至実
施例8C−fに従って調製したディップ・コーティング
処理した各錠剤は錠剤のエッジ部分の周りに優れた良好
なコーティングの被覆度を有していた。このことによ
り、ゲルキャップ1個当たりに16mgの増量(実施例
8C−aおよび実施例8C−bの9%HPMCの配合物
により製造した場合のような増量)はHPMC/ひまし
油の浸漬方式において不十分であるが、ゲルキャップ/
ゲルタブ1個当たりに20mg乃至26mgの増量(実
施例8C−c乃至実施例8C−fの13%HPMCの配
合物により製造した場合のような増量)は良好な被覆度
を提供することが分かった。
【0119】加えて、上記実施例8C−c乃至実施例8
C−fのHPMC/ひまし油をディップ・コーティング
処理した各錠剤と上記実施例3Iおよび実施例3JのH
PMC/キサンタン・ガムをディップ・コーティング処
理した各錠剤との視覚的な比較により、前者が優れた光
沢および表面の滑らかさを有していることが分かった。
これらの優れた光沢および滑らかさはディップ・コーテ
ィング材中におけるひまし油の含有に起因すると思われ
る。
【0120】実施例9.HPMC/マルトデキストリン
/PEGの浸漬用溶液によりディップ・コーティング処
理した錠剤の調製 実施例8Aの143.3kg(21%重量/重量)のOp
adry(登録商標)IIの混合物を15分間にわたり350
0rpmの速度で混合しながら539.2kg(79%
重量/重量)の35℃の純水に加えた。その後、ミキサ
ーの速度を1750rpmに下げて、タンクを30PS
IA(約2×105 パスカル)に排気して5時間にわた
り溶液を脱気した。その後、2.70kgの着色剤(Co
lorcon社によるOpatint(登録商標)Red DD-1761)を1
750rpmの速度で混合しながら上記の透明な浸漬用
溶液の96kg分に加えた。次に、2.570kgの着
色剤(Colorcon社によるOpatint(登録商標)Yellow DD
-2125)を分散するまで1750rpmの速度で混合し
ながら上記の透明な浸漬用溶液の96kg分に加えた。
【0121】上記実施例8Bにおいて説明した手順およ
び各材料により調製した下層コーティング処理した錠剤
を、30℃の浸漬用溶液の温度において、市販品級のゲ
ル浸漬装置を用いて、本明細書に参考文献として含まれ
る米国特許第4,820,524号において記載されて
いる手順に従って、実施例8Bにより調整したディップ
・コーティング溶液によりディップ・コーティング処理
した。この浸漬用溶液の粘度はその黄色溶液の場合に3
0℃において607cPsであり、赤色溶液の場合に3
0℃において677cPsであった。この結果、約27
mg/ゲルキャップの平均増量が得られた。
【0122】上記実施例に従って製造した72個の浸漬
処理したゲルキャップを実施例7において説明した手順
に従って表面光沢度について試験した。この結果、これ
らの浸漬処理したゲルキャップの平均の表面光沢度は2
58の光沢度単位であった。
【0123】実施例10.HPMC/カラギーナンの浸
漬用溶液によりディップ・コーティング処理した錠剤の
調製 88.4kg(13%重量/重量)のHPMC2910
−5mPs、0.347kg(0.05%重量/重量)
のひまし油、および0.68kg(0.1%重量/重
量)のカッパ・カラギーナンー911を1750rpm
の速度で混合しながら590kg(87%重量/重量)
の80℃の純水を入れたタンクに加えた。この添加が完
了した後に、ミキサーの速度を15分間にわたり350
0rpmに上昇した。その後、ミキサーの速度を175
0rpmに下げて、タンクを15インチ−水(約38c
m−水)に排気して2時間にわたり溶液を脱気した。そ
の後、混合を停止して、分散液をさらに3時間にわたり
一定圧力において放置した。その後、2.175kgの
着色剤(Colorcon社によるOpatint(登録商標)WhiteDD
-18000)を1750rpmの速度で混合しながら上記の
透明な浸漬用溶液の96kg分に加えた。次に、4.0
72kgの着色剤(Colorcon社によるOpatint(登録商
標)Blue DD-10516)を分散状になるまで1750rp
mの速度で混合しながら上記の透明な浸漬用溶液の別の
96kg分に加えた。
【0124】上記実施例8Bにおいて説明した手順およ
び各材料により調製した下層コーティング処理した錠剤
を、40℃の浸漬用溶液の温度において、市販品級のゲ
ル浸漬装置を用いて、本明細書に参考文献として含まれ
る米国特許第4,820,524号において記載されて
いる手順に従って、実施例8Bにより調整したディップ
・コーティング溶液によりディップ・コーティング処理
した。この結果、約20mg/ゲルキャップの平均増量
が得られた。
【0125】上記実施例に従って製造した88個の浸漬
処理したゲルキャップを実施例7において説明した手順
に従って表面光沢度について試験した。この結果、これ
らの浸漬処理したゲルキャップの平均の表面光沢度は2
32の光沢度単位であった。
【0126】本発明の実施態様は以下の通りである。 (1)前記組成物が、当該組成物の乾燥状態における全
重量に基づいて、(a)約95%乃至約99.5%のヒ
ドロキシプロピルメチルセルロース、および(b)約
0.5%乃至約5%のキサンタン・ガムを含有している
請求項1に記載の組成物。 (2)さらに、前記組成物の乾燥状態における全重量に
基づいて、約40%までの可塑剤を含有している請求項
2に記載の組成物。 (3)前記可塑剤がポリエチレン・グリコール、グリセ
リン、ソルビトール、クエン酸トリエチル、クエン酸ト
リブチル、セバシン酸ジブチル、植物油、界面活性剤、
プロピレン・グリコール、グリセロールのモノアセテー
ト、グリセロールのジアセテート、グリセロールのトリ
アセテート、天然ゴム、およびこれらの混合物から成る
群から選択される実施態様(2)に記載の組成物。 (4)前記可塑剤がグリセリン、ポリエチレン・グリコ
ール、プロピレン・グリコール、ひまし油、およびこれ
らの混合物から成る群から選択される実施態様(2)に
記載の組成物。 (5)さらに、前記組成物の乾燥状態における全重量に
基づいて、約14%までの着色剤を含有している請求項
2に記載の組成物。
【0127】(6)前記着色剤がアゾ色素、キノフタロ
ン色素、トリフェニルメタン色素、キサンテン色素、イ
ンジゴ染料、酸化鉄、水酸化鉄、二酸化チタン、天然色
素、およびこれらの混合物から成る群から選択される実
施態様(5)に記載の組成物。 (7)前記下層コーティングがセルロース・エーテル、
可塑剤、ポリカルボヒドレート、顔料、不透明化剤、お
よびこれらの混合物を含有している請求項5に記載のコ
ーティング処理した投薬形態。 (8)前記下層コーティングがヒドロキシプロピルメチ
ルセルロース、ひまし油、ポリエチレン・グリコール、
ポリソルベート80、マルトデキストリン、およびこれ
らの混合物から成る群から選択される材料を含有してい
る請求項5に記載のコーティング処理した投薬形態。 (9)前記下層コーティングが、当該下層コーティング
の乾燥状態における全重量に基づいて、(a)約2%乃
至約8%のヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒド
ロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロー
ス、およびこれらの混合物から成る群から選択される水
溶性のセルロース・エーテル、および(b)約0.1%
乃至約1%のひまし油を含有している請求項5に記載の
投薬形態。 (10)前記下層コーティングが、当該下層コーティン
グの乾燥状態における全重量に基づいて、(a)約4%
乃至約6%のヒドロキシプロピルメチルセルロース、お
よび(b)約0.1%乃至約1%のひまし油を含有して
いる請求項5に記載の投薬形態。
【0128】(11)前記ヒドロキシプロピルメチルセ
ルロースが2重量%のヒドロキシプロピルメチルセルロ
ースを含有している水溶液中において約5000cps
の粘度を有している実施態様(10)に記載の投薬形
態。 (12)前記下層コーティングが、当該下層コーティン
グの乾燥状態における全重量に基づいて、(a)約20
%乃至約50%のヒドロキシプロピルメチルセルロー
ス、(b)約45%乃至約75%のマルトデキストリ
ン、および(c)約1%乃至約10%のPEG400を
含有している請求項5に記載の投薬形態。 (13)前記下層コーティングが、当該下層コーティン
グの乾燥状態における全重量に基づいて、(a)約25
%乃至約40%のヒドロキシエチルセルロース、(b)
約50%乃至約70%のマルトデキストリン、および
(c)約5%乃至約10%のPEG400を含有してい
る請求項5に記載のコーティング処理した投薬形態。 (14)さらに、有効量の薬剤用の活性成分を含有して
おり、前記投薬形態が前記薬剤用の活性成分の迅速な放
出形態に対するUSPの溶解についての要求条件を満た
す請求項5に記載のコーティング処理した投薬形態。 (15)前記水性分散液の全重量に基づいて、(a)約
10%乃至約14%のヒドロキシプロピルメチルセルロ
ース、および(b)約0.1%乃至約0.14%のキサ
ンタン・ガムを含有している請求項7に記載の水性分散
液。
【0129】(16)実質的にゼラチンを含まない請求
項1に記載の組成物。 (17)さらに、シメチコーン、ポリソルベート80、
およびこれらの混合物から成る群から選択される増量向
上剤を含有している請求項2に記載の組成物。 (18)前記第1のコーティング層および前記第2のコ
ーティング層の少なくとも一方がコーティング用の組成
物を含有しており、このコーティング用組成物が当該コ
ーティング用組成物の乾燥状態における全重量に基づい
て、(a)約95%乃至約100%以下のヒドロキシプ
ロピルメチルセルロース、および(b)約0.5%乃至
約5%のキサンタン・ガムを含有している請求項10に
記載の薬物。 (19)さらに、前記コア部分を実質的に被覆している
下層コーティング層を備えており、当該下層コーティン
グ層が前記コア部分と前記第1のコーティング層および
前記第2のコーティング層との間に形成されている実施
態様(18)に記載の薬物。 (20)前記下層コーティングがセルロース・エーテ
ル、可塑剤、ポリカルボヒドレート、顔料、不透明化
剤、およびこれらの混合物から成る群から選択される材
料を含有している実施態様(19)に記載の薬物。 (21)さらに、ポリエチレン・グリコールを含有して
いる請求項14に記載の組成物。
【0130】
【発明の効果】従って、本発明によれば、ゼラチン・コ
ーティング処理した形態と同等の高品位で、光沢があ
り、豊かなつやのある、消費者に好まれる投薬形態が提
供できるだけでなく、ゼラチン・コーティングの場合に
おける制約の無いディップ・コーティング用の材料が提
供できる。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年8月20日(2002.8.2
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0129
【補正方法】変更
【補正内容】
【0129】(16)実質的にゼラチンを含まない請求
項1に記載の組成物。(17) 前記第1のコーティング層および前記第2のコ
ーティング層の少なくとも一方がコーティング用の組成
物を含有しており、このコーティング用組成物が当該コ
ーティング用組成物の乾燥状態における全重量に基づい
て、(a)約95%乃至約100%以下のヒドロキシプ
ロピルメチルセルロース、および(b)約0.5%乃至
約5%のキサンタン・ガムを含有している請求項10に
記載の薬物。(18) さらに、前記コア部分を実質的に被覆している
下層コーティング層を備えており、当該下層コーティン
グ層が前記コア部分と前記第1のコーティング層および
前記第2のコーティング層との間に形成されている実施
態様(17)に記載の薬物。(19) 前記下層コーティングがセルロース・エーテ
ル、可塑剤、ポリカルボヒドレート、顔料、不透明化
剤、およびこれらの混合物から成る群から選択される材
料を含有している実施態様(18)に記載の薬物。(20) さらに、ポリエチレン・グリコールを含有して
いる請求項14に記載の組成物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 47/26 A61K 47/26 47/46 47/46 (72)発明者 シンシア・ガリアン アメリカ合衆国、19446 ペンシルベニア 州、ランズデール、クレストウッド・ドラ イブ 117 (72)発明者 ウォルター・ジー・ゴーワン・ジュニア アメリカ合衆国、30189 ジョージア州、 ウッドストック、ラビンググッド・トレイ ル 608 (72)発明者 キショー・ビー・パレック アメリカ合衆国、19044 ペンシルベニア 州、ホーシャム、グリーンウッズ・ドライ ブ 33 (72)発明者 ジョセフ・エム・モリス アメリカ合衆国、19320 ペンシルベニア 州、コーテスビル、ラファイェット・ロー ド 180 (72)発明者 トーマス・ジェイ・マークレー アメリカ合衆国、19454 ペンシルベニア 州、ノース・ウェールズ、グリーン・ツリ ー・タバーン・ロード 111 (72)発明者 デニス・シー・ウィーアンド アメリカ合衆国、18036 ペンシルベニア 州、クーパーズバーグ、ポッサム・ホロ ウ・ロード 2650 (72)発明者 ジェラード・ピー・マクナリー アメリカ合衆国、19312 ペンシルベニア 州、バーウィン、コールドストリーム・ド ライブ 177 Fターム(参考) 4C076 AA44 AA54 AA60 EE23K EE32H EE32K EE38K EE53K EE58H EE58K FF21 FF27 FF28 FF36

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下地をディップ・コーティングするため
    の水溶性の組成物において、 (a)ヒドロキシプロピルメチルセルロース、および (b)キサンタン・ガム、カラギーナン、およびこれら
    の混合物から成る群から選択される増粘剤を含有してお
    り、 前記組成物が下地に対してディップ・コーティングによ
    り塗布された場合に少なくとも150の表面光沢度を有
    する組成物。
  2. 【請求項2】 前記組成物が、当該組成物の乾燥状態に
    おける全重量に基づいて、 (a)約95%乃至約100%以下のヒドロキシプロピ
    ルメチルセルロース、および (b)約0.5%乃至約5%のキサンタン・ガム、カラ
    ギーナン、およびこれらの混合物から成る群から選択さ
    れる増粘剤を含有している請求項1に記載の組成物。
  3. 【請求項3】 活性物質を供給するための投薬形態にお
    いて、当該形態が外側コーティングを備えており、当該
    外側コーティングが請求項2の組成物を含有している投
    薬形態。
  4. 【請求項4】 請求項2の組成物の外側コーティングを
    備えている薬剤用の投薬形態。
  5. 【請求項5】 コア部分、当該コア部分を実質的に被覆
    している下層コーティング、および当該下層コーティン
    グを実質的に被覆している外側コーティングを備えてお
    り、当該外側コーティングが請求項2に記載の組成物を
    含有している薬剤用の投薬形態。
  6. 【請求項6】 請求項2に記載の皮膜形成性組成物によ
    りコーティング処理した錠剤。
  7. 【請求項7】 ディップ・コーティング処理した錠剤を
    製造するための請求項2に記載の組成物の水性分散液。
  8. 【請求項8】 ディップ・コーティング処理した錠剤を
    製造するための請求項7に記載の水性分散液の使用方
    法。
  9. 【請求項9】 コア部分およびコーティングを備えてい
    る薬剤用の投薬形態において、 前記コーティングが前記コア部分を実質的に被覆してい
    て、少なくとも150の表面光沢度を有しており、当該
    コーティングが請求項1に記載の組成物を含有している
    投薬形態。
  10. 【請求項10】 擬似的なカプセル状の薬物において、 (a)第1の端部および第2の端部を有するコア部分、 (b)前記コア部分の第1の端部に形成されている第1
    の色を有する第1のコーティング層、および (c)前記コア部分の第2の端部に形成されている第2
    の色を有する第2のコーティング層を備えており、前記
    第1の色が当該第2の色と異なっており、 前記第1のコーティング層および第2のコーティング層
    の少なくとも一方が請求項1に記載の組成物を含有して
    いる薬物。
  11. 【請求項11】 下地をディップ・コーティング処理す
    るための水溶性組成物において、 (a)ヒドロキシプロピルメチルセルロース、および (b)ひまし油を含有しており、 前記組成物が下地に対してディップ・コーティングによ
    り塗布された場合に少なくとも150の表面光沢度を有
    している組成物。
  12. 【請求項12】 コア部分およびコーティングを備えて
    いる薬剤用の投薬形態において、 前記コーティングが前記コア部分を実質的に被覆してお
    り、当該コーティングが請求項11に記載の組成物を含
    有している投薬形態。
  13. 【請求項13】 ディップ・コーティング処理した錠剤
    を製造するための請求項11に記載の組成物の使用方
    法。
  14. 【請求項14】 下地をディップ・コーティング処理す
    るための水溶性組成物において、 (a)ヒドロキシプロピルメチルセルロース、および (b)マルトデキストリンを含有しており、 前記組成物が下地に対してディップ・コーティングによ
    り塗布された場合に少なくとも150の表面光沢度を有
    している組成物。
  15. 【請求項15】 コア部分およびコーティングを備えて
    いる薬剤用の投薬形態において、 前記コーティングが前記コア部分を実質的に被覆してお
    り、当該コーティングが請求項14に記載の組成物を含
    有している投薬形態。
  16. 【請求項16】 ディップ・コーティング処理した錠剤
    を製造するための請求項14に記載の組成物の使用方
    法。
  17. 【請求項17】 前記組成物が、当該組成物の乾燥状態
    における全重量に基づいて、 (a)約95%以上乃至約99.5%以下のヒドロキシ
    プロピルメチルセルロース、および (b)約0.5%以上乃至約5%以下のカラギーナンを
    含有しており、 前記組成物が支持体に対してディップ・コーティングに
    より塗布された場合に少なくとも150の表面光沢度を
    有している請求項1に記載の水溶性組成物。
  18. 【請求項18】 コア部分およびコーティングを備えて
    いる薬剤用の投薬形態において、 前記コーティングが前記コア部分を実質的に被覆してお
    り、当該コーティングが請求項17に記載の組成物を含
    有している投薬形態。
  19. 【請求項19】 ディップ・コーティング処理した錠剤
    を製造するための請求項17に記載の組成物の使用方
    法。
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