JP2003000493A - 掃除機用床ノズルの回転ロータ - Google Patents
掃除機用床ノズルの回転ロータInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 掃除機のアタッチメントとして使用される床
ノズルにおいて、床面の細かな溝等の塵埃にたいしても
確実に掻き出すことのできる回転ロータを提供する。 【解決手段】 底面に塵埃を吸引するための横長の開口
を有する本体ケースに、回転ロータを前記開口の近傍に
備えた掃除機用床ノズルで、外周に開口する一条ないし
複数条の支持溝を有するロータ、前記ロータの前記支持
溝に挿入固定された一条ないし複数条の清掃体、前記ロ
ータの両端に取り付けられるブラケットより構成される
前記回転ロータにおいて、前記清掃体は基布、ブラシ部
及び帯状体より形成され、前記基布に前記ブラシ部及び
前記帯状体を、前記基布の長手方向にたいして並列に形
成した。
ノズルにおいて、床面の細かな溝等の塵埃にたいしても
確実に掻き出すことのできる回転ロータを提供する。 【解決手段】 底面に塵埃を吸引するための横長の開口
を有する本体ケースに、回転ロータを前記開口の近傍に
備えた掃除機用床ノズルで、外周に開口する一条ないし
複数条の支持溝を有するロータ、前記ロータの前記支持
溝に挿入固定された一条ないし複数条の清掃体、前記ロ
ータの両端に取り付けられるブラケットより構成される
前記回転ロータにおいて、前記清掃体は基布、ブラシ部
及び帯状体より形成され、前記基布に前記ブラシ部及び
前記帯状体を、前記基布の長手方向にたいして並列に形
成した。
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、掃除機のアタッチ
メントとして使用される床ノズルに内蔵される回転ロー
タに関するものである。 【０００２】 【従来の技術】図７に従来の回転ロータを示す。図にお
いて、５１は回転ロータで回転ロータを構成するロータ
５２を金属製の円柱条とし、ロータ５２を軸の周りに捩
りを加えてロータ５２の外周に開口する複数の支持溝５
３を螺旋状にし、この支持溝５３に清掃体５４を挿入固
定することで清掃体５４を螺旋状とし、ロータ５２の両
端部に各々従動プーリ５５及び軸５６を一体に有する従
動側ブラケット５７、軸５６を一体に有する遊び側ブラ
ケット５８を固着している。 【０００３】このように構成した回転ロータ５１の外側
にはワッシャ５９を介して軸受け６０を圧入保持した軸
受けホルダー６１が取り付けられ、回転ロータ５１が回
転自在に軸支された状態に組み立てられている。このよ
うな従来の掃除機用床ノズルの回転ロータ５１を回転さ
せると清掃体５４が床面を擦り、床面にある塵埃をかき
上げて、清掃効果を発揮するものである。 【０００４】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うに構成した掃除機用床ノズルの回転ロータ５１によれ
ば清掃体５４は、ゴム等の弾性体からなるブレードもし
くはブラシから形成されてあった。その為、ブレードに
おいては、床面の細かな溝等の塵埃が取れないという欠
点を有していた。また、ブラシにおいては、床面に接触
した時に、容易に毛倒れが発生してしまい、所定の清掃
効果が達成できないという欠点を有していた。 【０００５】本発明は、上記のような問題を解決するた
めになされたもので、床面の細かな溝等の塵埃にたいし
ても確実に掻き出すことのできる回転ロータを提供する
ことを目的としている。 【０００６】 【課題を解決するための手段】本発明にかかる掃除機用
床ノズルの回転ロータは、次のように構成したものであ
る。 （１）底面に塵埃を吸引するための横長の開口を有する
本体ケースに、回転ロータを前記開口の近傍に備えた掃
除機用床ノズルで、外周に開口する一条ないし複数条の
支持溝を有するロータ、前記ロータの前記支持溝に挿入
固定された一条ないし複数条の清掃体、前記ロータの両
端に取り付けられるブラケットより構成される前記回転
ロータにおいて、前記清掃体は基布、ブラシ部及び帯状
体より形成され、前記基布に前記ブラシ部及び前記帯状
体を、前記基布の長手方向にたいして並列に形成したも
のである。 【０００７】 【発明の実施の形態】実施の形態 図１から図３に実施の形態を示す。図１は本発明の実施
の形態の回転ロータを示す斜視図である。図１におい
て、１は回転ロータ、２はロータ、３は清掃体、４はブ
ラケットである。図２は清掃体の正面図である。図２に
おいて、５は基布、６はブラシ部、７は帯状体である。
図３は清掃体の斜視図である。本発明の回転ロータは、
図１の如く、ロータ２、清掃体３、ブラケット４より構
成されてある。ロータ２は、概円柱形状を形成してい
て、外周部に、軸の周りに所定の角度捩りを加えて開口
する複数条の支持溝８を有している。清掃体３は、ロー
タ２の支持溝８にたいして、挿入固定されて複数条、形
成されてある。ブラケット４は、ロータ２の両端部に取
り付けられてある。 【０００８】清掃体３は、図２及び図３の如く、基布
５、ブラシ部６、帯状体７より構成されてある。基布５
は、概長方形の平板状を形成していて、上面には、ブラ
シ部６及び帯状体７が、基布５の長手方向にたいして並
列に形成されてある。ブラシ部６は、帯状体７を挟み込
むように両側から形成されてある。また、帯状体７は、
概Ｖ字形状になるように折り込まれて基布５にたいして
一体的に形成されてある。帯状体７には、ポリプロピレ
ンン等の樹脂材料が使用されてある。 【０００９】回転ロータの回転時には、まず、帯状体７
を挟み込むように両側から形成されてあるブラシ部６の
外面が、床面に接触して、床面の塵埃を掻き出す。この
時、ブラシ部６の内面に隣接して形成されてある帯状体
７が、ブラシ部６が内面側に毛倒れする事を防止する。 【００１０】本発明の回転ロータは、上記の如くの構成
となっている為、ブラシ部６が、床面の細かな溝等の塵
埃を効果的に掻き出す。また、帯状体７がブラシ部６の
内面に隣接して形成されてある為、ブラシ部６が、床面
に接触した時に、毛倒れを発生させる事無く、所定の清
掃効果を達成することができる。また、ブラシ部６は、
帯状体７を挟み込むように両側から形成されてある為、
回転ロータの回転方向が逆転した時であっても、同様の
効果を発揮できる。さらにまた、フローリング等の床面
に対しては、帯状体７が拭き効果を発揮する。 【００１１】本発明の回転ロータは、帯状体に、ポリプ
ロピレンン等の樹脂材料が使用されてあるが、帯状体の
材料として、目的に応じて、他に織布、不織布、紙、塩
化ビニル系樹脂、オレフィン系樹脂、ポリアセタール系
樹脂、ポリウレタン系エラストマー、スチレン系エラス
トマー、オレフィン系エラストマー、ポリエステル系エ
ラストマー、ポリアミド系エラストマー、ポリ塩化ビニ
ル系エラストマー等を使用する。 【００１２】また、図４にて本発明の回転ロータに使用
する清掃体の他の実施例を示す。図４は清掃体の正面図
である。図４において、１５は基布、１６はブラシ部、
１７は帯状体である。清掃体は、図４の如く、基布１
５、ブラシ部１６、帯状体１７より構成されてある。基
布１５は、概長方形の平板状を形成していて、上面に
は、ブラシ部１６及び帯状体１７が、互いに隣接するよ
うに、形成されてある。ブラシ部１６は、帯状体１７よ
りも高くなるように毛丈が設定されてある。帯状体１７
は、概Ｖ字形状になるように折り込まれて、ブラシ部１
６に隣接するように、基布１５にたいして一体的に形成
されてある。 【００１３】清掃体１３は、上記の如くの構成となって
いる為、ブラシ部１６が、床面の細かな溝等の塵埃を効
果的に掻き出す。また、帯状体１７がブラシ部１６に隣
接して形成されてあると共に、ブラシ部１６が、帯状体
１７よりも高くなるように毛丈が設定されてある為、ブ
ラシ部１６は、毛倒れをする事無く、かつ毛先の腰が強
くなり、床面の細かな溝等に入り込んだ塵埃であって
も、効果的に掻き出すことができる。 【００１４】また、図５にて本発明の回転ロータに使用
する清掃体の他の実施例を示す。図５は清掃体の正面図
である。図５において、２５は基布、２６はブラシ部、
２７は帯状体である。清掃体は、図２の如く、基布２
５、ブラシ部２６、帯状体２７より構成されてある。基
布２５は、概長方形の平板状を形成していて、上面の中
央部には、ブラシ部２６が形成されてある。また、ブラ
シ部２６を挟み込むように、帯状体２７が両側から形成
されてある。ブラシ部２６は、帯状体２７よりも高くな
るように、毛丈が設定されてある。帯状体２７は、概Ｖ
字形状になるように折り込まれて、ブラシ部２６の両側
に隣接するように、基布２５にたいして一体的に形成さ
れてある。 【００１５】清掃体２３は、上記の如くの構成となって
いる為、ブラシ部２６が、床面の細かな溝等の塵埃を効
果的に掻き出す。また、帯状体２７がブラシ部２６の両
側に隣接して形成されてあると共に、ブラシ部２６が、
帯状体２７よりも高くなるように毛丈が設定されてある
為、ブラシ部２６は、毛倒れをする事無く、かつ毛先の
腰が強くなり、回転ロータの回転方向が逆転した時であ
っても、床面の細かな溝等に入り込んだ塵埃を、効果的
に掻き出すことができる。 【００１６】さらにまた、図６にて本発明の回転ロータ
の他の実施例を示す。図６は本発明の他の実施例の回転
ロータを示す斜視図である。図６において、３は清掃
体、１１は回転ロータ、１２はロータ、１４はブラケッ
ト、１８は支持溝である。本発明の回転ロータは、図６
の如く、ロータ１２、清掃体３、ブラケット１４より構
成されてある。ロータ１２は、概円柱形状を形成してい
て、外周部に、軸の長手方向にたいして平行に開口する
複数条の支持溝１８を有している。清掃体３は、ロータ
１２の支持溝１８にたいして、挿入固定されて複数条、
形成されてある。ブラケット１４は、ロータ１２の両端
部に取り付けられてある。 【００１７】本発明の他の実施例の回転ロータは、上記
の如くの構成となっている為、ロータ１２を、軸の周り
に所定の角度捩りを加えていない。その為、ロータの捩
り加工が不要であり、安価かつ芯振れ等の精度の良い回
転ロータを製作できる。 【００１８】本発明の回転ロータは、上記の如くの構成
となっているが、清掃体の本数、ブラシ部及び帯状体の
形状については、目的に応じて、適時設定しても、何ら
支障は無い。 【００１９】 【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の掃除機用床ノズルは次に示すような効果を得ることが
できる。 【００２０】（１）ブラシ部が、床面の細かな溝等の塵
埃を効果的に掻き出す。また、帯状体がブラシ部の内面
に隣接して形成されてある為、ブラシ部が、床面に接触
した時に、毛倒れを発生させる事無く、かつ、糸くずや
毛髪がブラシ部の根元まで巻き付く事が無く、所定の清
掃効果を達成することができる。また、ブラシ部は、帯
状体を挟み込むように両側から形成されてある為、回転
ロータの回転方向が逆転した時であっても、同様の効果
を発揮できる。さらにまた、フローリング等の床面に対
しては、帯状体が拭き効果を発揮する。 【００２１】ブラシ部及び帯状体が、互いに隣接し、ブ
ラシ部が、帯状体よりも高くなるように毛丈が設定され
て、形成されてある清掃体を使用した時には、ブラシ部
が、床面の細かな溝等の塵埃を効果的に掻き出す。ま
た、ブラシ部は、毛倒れをする事無く、かつ毛先の腰が
強くなり、床面の細かな溝等に入り込んだ塵埃であって
も、効果的に掻き出すことができる。 【００２２】中央部にブラシ部が形成され、ブラシ部を
挟み込むように、帯状体が両側から形成されてあると共
に、ブラシ部の毛丈が、帯状体よりも高くなるように設
定されてある清掃体を使用した時には、ブラシ部が、床
面の細かな溝等の塵埃を効果的に掻き出す。また、ブラ
シ部は、毛倒れをする事無く、かつ毛先の腰が強くな
り、回転ロータの回転方向が逆転した時であっても、床
面の細かな溝等に入り込んだ塵埃を、効果的に掻き出す
ことができる。 【００２３】外周部に、軸の長手方向にたいして平行に
開口する複数条の支持溝を有するロータを使用した時に
は、ロータの捩り加工が不要であり、安価かつ芯振れ等
の精度の良い回転ロータを製作できる。
メントとして使用される床ノズルに内蔵される回転ロー
タに関するものである。 【０００２】 【従来の技術】図７に従来の回転ロータを示す。図にお
いて、５１は回転ロータで回転ロータを構成するロータ
５２を金属製の円柱条とし、ロータ５２を軸の周りに捩
りを加えてロータ５２の外周に開口する複数の支持溝５
３を螺旋状にし、この支持溝５３に清掃体５４を挿入固
定することで清掃体５４を螺旋状とし、ロータ５２の両
端部に各々従動プーリ５５及び軸５６を一体に有する従
動側ブラケット５７、軸５６を一体に有する遊び側ブラ
ケット５８を固着している。 【０００３】このように構成した回転ロータ５１の外側
にはワッシャ５９を介して軸受け６０を圧入保持した軸
受けホルダー６１が取り付けられ、回転ロータ５１が回
転自在に軸支された状態に組み立てられている。このよ
うな従来の掃除機用床ノズルの回転ロータ５１を回転さ
せると清掃体５４が床面を擦り、床面にある塵埃をかき
上げて、清掃効果を発揮するものである。 【０００４】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うに構成した掃除機用床ノズルの回転ロータ５１によれ
ば清掃体５４は、ゴム等の弾性体からなるブレードもし
くはブラシから形成されてあった。その為、ブレードに
おいては、床面の細かな溝等の塵埃が取れないという欠
点を有していた。また、ブラシにおいては、床面に接触
した時に、容易に毛倒れが発生してしまい、所定の清掃
効果が達成できないという欠点を有していた。 【０００５】本発明は、上記のような問題を解決するた
めになされたもので、床面の細かな溝等の塵埃にたいし
ても確実に掻き出すことのできる回転ロータを提供する
ことを目的としている。 【０００６】 【課題を解決するための手段】本発明にかかる掃除機用
床ノズルの回転ロータは、次のように構成したものであ
る。 （１）底面に塵埃を吸引するための横長の開口を有する
本体ケースに、回転ロータを前記開口の近傍に備えた掃
除機用床ノズルで、外周に開口する一条ないし複数条の
支持溝を有するロータ、前記ロータの前記支持溝に挿入
固定された一条ないし複数条の清掃体、前記ロータの両
端に取り付けられるブラケットより構成される前記回転
ロータにおいて、前記清掃体は基布、ブラシ部及び帯状
体より形成され、前記基布に前記ブラシ部及び前記帯状
体を、前記基布の長手方向にたいして並列に形成したも
のである。 【０００７】 【発明の実施の形態】実施の形態 図１から図３に実施の形態を示す。図１は本発明の実施
の形態の回転ロータを示す斜視図である。図１におい
て、１は回転ロータ、２はロータ、３は清掃体、４はブ
ラケットである。図２は清掃体の正面図である。図２に
おいて、５は基布、６はブラシ部、７は帯状体である。
図３は清掃体の斜視図である。本発明の回転ロータは、
図１の如く、ロータ２、清掃体３、ブラケット４より構
成されてある。ロータ２は、概円柱形状を形成してい
て、外周部に、軸の周りに所定の角度捩りを加えて開口
する複数条の支持溝８を有している。清掃体３は、ロー
タ２の支持溝８にたいして、挿入固定されて複数条、形
成されてある。ブラケット４は、ロータ２の両端部に取
り付けられてある。 【０００８】清掃体３は、図２及び図３の如く、基布
５、ブラシ部６、帯状体７より構成されてある。基布５
は、概長方形の平板状を形成していて、上面には、ブラ
シ部６及び帯状体７が、基布５の長手方向にたいして並
列に形成されてある。ブラシ部６は、帯状体７を挟み込
むように両側から形成されてある。また、帯状体７は、
概Ｖ字形状になるように折り込まれて基布５にたいして
一体的に形成されてある。帯状体７には、ポリプロピレ
ンン等の樹脂材料が使用されてある。 【０００９】回転ロータの回転時には、まず、帯状体７
を挟み込むように両側から形成されてあるブラシ部６の
外面が、床面に接触して、床面の塵埃を掻き出す。この
時、ブラシ部６の内面に隣接して形成されてある帯状体
７が、ブラシ部６が内面側に毛倒れする事を防止する。 【００１０】本発明の回転ロータは、上記の如くの構成
となっている為、ブラシ部６が、床面の細かな溝等の塵
埃を効果的に掻き出す。また、帯状体７がブラシ部６の
内面に隣接して形成されてある為、ブラシ部６が、床面
に接触した時に、毛倒れを発生させる事無く、所定の清
掃効果を達成することができる。また、ブラシ部６は、
帯状体７を挟み込むように両側から形成されてある為、
回転ロータの回転方向が逆転した時であっても、同様の
効果を発揮できる。さらにまた、フローリング等の床面
に対しては、帯状体７が拭き効果を発揮する。 【００１１】本発明の回転ロータは、帯状体に、ポリプ
ロピレンン等の樹脂材料が使用されてあるが、帯状体の
材料として、目的に応じて、他に織布、不織布、紙、塩
化ビニル系樹脂、オレフィン系樹脂、ポリアセタール系
樹脂、ポリウレタン系エラストマー、スチレン系エラス
トマー、オレフィン系エラストマー、ポリエステル系エ
ラストマー、ポリアミド系エラストマー、ポリ塩化ビニ
ル系エラストマー等を使用する。 【００１２】また、図４にて本発明の回転ロータに使用
する清掃体の他の実施例を示す。図４は清掃体の正面図
である。図４において、１５は基布、１６はブラシ部、
１７は帯状体である。清掃体は、図４の如く、基布１
５、ブラシ部１６、帯状体１７より構成されてある。基
布１５は、概長方形の平板状を形成していて、上面に
は、ブラシ部１６及び帯状体１７が、互いに隣接するよ
うに、形成されてある。ブラシ部１６は、帯状体１７よ
りも高くなるように毛丈が設定されてある。帯状体１７
は、概Ｖ字形状になるように折り込まれて、ブラシ部１
６に隣接するように、基布１５にたいして一体的に形成
されてある。 【００１３】清掃体１３は、上記の如くの構成となって
いる為、ブラシ部１６が、床面の細かな溝等の塵埃を効
果的に掻き出す。また、帯状体１７がブラシ部１６に隣
接して形成されてあると共に、ブラシ部１６が、帯状体
１７よりも高くなるように毛丈が設定されてある為、ブ
ラシ部１６は、毛倒れをする事無く、かつ毛先の腰が強
くなり、床面の細かな溝等に入り込んだ塵埃であって
も、効果的に掻き出すことができる。 【００１４】また、図５にて本発明の回転ロータに使用
する清掃体の他の実施例を示す。図５は清掃体の正面図
である。図５において、２５は基布、２６はブラシ部、
２７は帯状体である。清掃体は、図２の如く、基布２
５、ブラシ部２６、帯状体２７より構成されてある。基
布２５は、概長方形の平板状を形成していて、上面の中
央部には、ブラシ部２６が形成されてある。また、ブラ
シ部２６を挟み込むように、帯状体２７が両側から形成
されてある。ブラシ部２６は、帯状体２７よりも高くな
るように、毛丈が設定されてある。帯状体２７は、概Ｖ
字形状になるように折り込まれて、ブラシ部２６の両側
に隣接するように、基布２５にたいして一体的に形成さ
れてある。 【００１５】清掃体２３は、上記の如くの構成となって
いる為、ブラシ部２６が、床面の細かな溝等の塵埃を効
果的に掻き出す。また、帯状体２７がブラシ部２６の両
側に隣接して形成されてあると共に、ブラシ部２６が、
帯状体２７よりも高くなるように毛丈が設定されてある
為、ブラシ部２６は、毛倒れをする事無く、かつ毛先の
腰が強くなり、回転ロータの回転方向が逆転した時であ
っても、床面の細かな溝等に入り込んだ塵埃を、効果的
に掻き出すことができる。 【００１６】さらにまた、図６にて本発明の回転ロータ
の他の実施例を示す。図６は本発明の他の実施例の回転
ロータを示す斜視図である。図６において、３は清掃
体、１１は回転ロータ、１２はロータ、１４はブラケッ
ト、１８は支持溝である。本発明の回転ロータは、図６
の如く、ロータ１２、清掃体３、ブラケット１４より構
成されてある。ロータ１２は、概円柱形状を形成してい
て、外周部に、軸の長手方向にたいして平行に開口する
複数条の支持溝１８を有している。清掃体３は、ロータ
１２の支持溝１８にたいして、挿入固定されて複数条、
形成されてある。ブラケット１４は、ロータ１２の両端
部に取り付けられてある。 【００１７】本発明の他の実施例の回転ロータは、上記
の如くの構成となっている為、ロータ１２を、軸の周り
に所定の角度捩りを加えていない。その為、ロータの捩
り加工が不要であり、安価かつ芯振れ等の精度の良い回
転ロータを製作できる。 【００１８】本発明の回転ロータは、上記の如くの構成
となっているが、清掃体の本数、ブラシ部及び帯状体の
形状については、目的に応じて、適時設定しても、何ら
支障は無い。 【００１９】 【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の掃除機用床ノズルは次に示すような効果を得ることが
できる。 【００２０】（１）ブラシ部が、床面の細かな溝等の塵
埃を効果的に掻き出す。また、帯状体がブラシ部の内面
に隣接して形成されてある為、ブラシ部が、床面に接触
した時に、毛倒れを発生させる事無く、かつ、糸くずや
毛髪がブラシ部の根元まで巻き付く事が無く、所定の清
掃効果を達成することができる。また、ブラシ部は、帯
状体を挟み込むように両側から形成されてある為、回転
ロータの回転方向が逆転した時であっても、同様の効果
を発揮できる。さらにまた、フローリング等の床面に対
しては、帯状体が拭き効果を発揮する。 【００２１】ブラシ部及び帯状体が、互いに隣接し、ブ
ラシ部が、帯状体よりも高くなるように毛丈が設定され
て、形成されてある清掃体を使用した時には、ブラシ部
が、床面の細かな溝等の塵埃を効果的に掻き出す。ま
た、ブラシ部は、毛倒れをする事無く、かつ毛先の腰が
強くなり、床面の細かな溝等に入り込んだ塵埃であって
も、効果的に掻き出すことができる。 【００２２】中央部にブラシ部が形成され、ブラシ部を
挟み込むように、帯状体が両側から形成されてあると共
に、ブラシ部の毛丈が、帯状体よりも高くなるように設
定されてある清掃体を使用した時には、ブラシ部が、床
面の細かな溝等の塵埃を効果的に掻き出す。また、ブラ
シ部は、毛倒れをする事無く、かつ毛先の腰が強くな
り、回転ロータの回転方向が逆転した時であっても、床
面の細かな溝等に入り込んだ塵埃を、効果的に掻き出す
ことができる。 【００２３】外周部に、軸の長手方向にたいして平行に
開口する複数条の支持溝を有するロータを使用した時に
は、ロータの捩り加工が不要であり、安価かつ芯振れ等
の精度の良い回転ロータを製作できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明の実施の形態の回転ロータを示す斜視
図である。 【図２】 回転ロータに使用する清掃体の正面図であ
る。 【図３】 回転ロータに使用する清掃体の斜視図であ
る。 【図４】 回転ロータに使用する清掃体の他の実施例を
示す正面図である。 【図５】 回転ロータに使用する清掃体の他の実施例を
示す正面図である。 【図６】 本発明の他の実施例の回転ロータを示す斜視
図である。 【図７】 従来の回転ロータを示す断面図である。 【符号の説明】 １、１１、５１ 回転ロータ ２、１２、５２ ロータ ３、１３、２３、５４ 清掃体 ４、１４ ブラケット ５、１５、２５ 基布 ６ ブラシ部 ７、１７、２７
帯状体 ８、１８、５３ 支持溝 ５５ 従動プーリ ５６ 軸 ５７ 従動側ブラケット ５８ 遊び側ブラケット ５
９ ワッシャ ６０ 軸受け ６１ 軸受けホルダー
図である。 【図２】 回転ロータに使用する清掃体の正面図であ
る。 【図３】 回転ロータに使用する清掃体の斜視図であ
る。 【図４】 回転ロータに使用する清掃体の他の実施例を
示す正面図である。 【図５】 回転ロータに使用する清掃体の他の実施例を
示す正面図である。 【図６】 本発明の他の実施例の回転ロータを示す斜視
図である。 【図７】 従来の回転ロータを示す断面図である。 【符号の説明】 １、１１、５１ 回転ロータ ２、１２、５２ ロータ ３、１３、２３、５４ 清掃体 ４、１４ ブラケット ５、１５、２５ 基布 ６ ブラシ部 ７、１７、２７
帯状体 ８、１８、５３ 支持溝 ５５ 従動プーリ ５６ 軸 ５７ 従動側ブラケット ５８ 遊び側ブラケット ５
９ ワッシャ ６０ 軸受け ６１ 軸受けホルダー
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項１】 底面に塵埃を吸引するための横長の開口
を有する本体ケースに、回転ロータを前記開口の近傍に
備えた掃除機用床ノズルで、外周に開口する一条ないし
複数条の支持溝を有するロータ、前記ロータの前記支持
溝に挿入固定された一条ないし複数条の清掃体、前記ロ
ータの両端に取り付けられるブラケットより構成される
前記回転ロータにおいて、前記清掃体は基布、ブラシ部
及び帯状体より形成され、前記基布に前記ブラシ部及び
前記帯状体を、前記基布の長手方向にたいして並列に形
成したことを特徴とする掃除機用床ノズルの回転ロー
タ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001234219A JP2003000493A (ja) | 2001-06-18 | 2001-06-18 | 掃除機用床ノズルの回転ロータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001234219A JP2003000493A (ja) | 2001-06-18 | 2001-06-18 | 掃除機用床ノズルの回転ロータ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003000493A true JP2003000493A (ja) | 2003-01-07 |
| JP2003000493A5 JP2003000493A5 (ja) | 2008-12-04 |
Family
ID=19065867
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001234219A Pending JP2003000493A (ja) | 2001-06-18 | 2001-06-18 | 掃除機用床ノズルの回転ロータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003000493A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011055894A (ja) * | 2009-09-07 | 2011-03-24 | Tsuchiya Tsco Co Ltd | ブラシ及び回転ブラシ |
| JP2011235131A (ja) * | 2011-07-12 | 2011-11-24 | Toshiba Corp | 回転清掃体及びこれを備えた電気掃除機 |
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| JP2019217321A (ja) * | 2019-08-28 | 2019-12-26 | 日立グローバルライフソリューションズ株式会社 | 電気掃除機 |
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-
2001
- 2001-06-18 JP JP2001234219A patent/JP2003000493A/ja active Pending
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