JP2761309B2 - 電気掃除機の床用吸込具 - Google Patents

電気掃除機の床用吸込具

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JP2761309B2
JP2761309B2 JP3211843A JP21184391A JP2761309B2 JP 2761309 B2 JP2761309 B2 JP 2761309B2 JP 3211843 A JP3211843 A JP 3211843A JP 21184391 A JP21184391 A JP 21184391A JP 2761309 B2 JP2761309 B2 JP 2761309B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モータで回転する回転
ブラシを有する電気掃除機の床用吸込具に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】この種の床用吸込具は、一般にパワーブ
ラシと呼ばれ(以下パワーブラシと言う)、図22に概
略構造図を示している。図23は図22の要部断面図で
ある。当パワーブラシ1は、吸込口本体2とソリ3と吸
口パイプ4とで外観が構成され、内部には、モータ5と
このモータ5を駆動源とし、モータ5の軸に軸止されて
いるギャ6と回転ブラシ7の回転軸7aに軸止したギャ
8とを連結するベルト9が設けられている。10は回転
ブラシ7の他端に設けられたリングである。
【0003】11は、モータ5の安全装置として、電流
ヒューズ12やポジスター13等を配線した基板で、一
方は図示しない延長管、サクションホースを介して、掃
除機本体に接続され、他方はモータ5に接続されてい
る。
【0004】前記モータ5の駆動は、図24に示す回路
図によってサクションホースに設けられたスイッチ14
を切替えることによってON−OFFがおこなわれる。
モータ5の正逆回転は、モータ5が直流モータである
故、整流された電源の極性を変えることによって行なう
ことができる。
【0005】回転ブラシ7は、図25に示すように、回
転体7bにゴムや塩化ビニール等の軟質材の板状のブレ
ード15を設けたものや図26のように動物の毛やナイ
ロン等のブラシ16が植毛されたものや、図27のよう
にブレード15とブラシ16が部分的に植毛されたもの
が知られている。
【0006】上記のように構成されたパワーブラシ1
は、一般にじゅうたんを掃除する時に回転ブラシ7を回
転させ、ブレード15やブラシ16によって、じゅうた
んの中にもぐり込んだごみや、じゅうたんにからみつい
た毛髪や糸くずをかきあげ掃除に用いられていた。
【0007】なお、床面(フローリング)や畳では、上
記じゅうたん掃除と同じ使用であれば掃除面に傷を付け
たり、騒音の原因のため、回転ブラシ7の回転を止めた
り、図18のように二列に植毛されたブラシの一方を他
方よりやわらかいブラシとするとか、また図26のよう
にブレード15はじゅうたん,ブラシ16は他の掃除面
との使い分けで、回転ブラシ7を反転させて使用してい
たものがあった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のパワーブラシに
あっては、回転体7bにブレード15が設けられたもの
では、床面,畳では回転ブラシ7の回転を止め、真空吸
塵のみで掃除をしていた。
【0009】また図26の回転ブラシ7を有するもの
は、ブラシ16による掃き出し掃除をおこなっていたが
ブラシ16に毛髪や糸くずがからみ易くそのため回転不
能の原因になっていた。
【0010】また図27のものは、ブレード15を有し
ているので、畳面を掃除するとき、吸引力によって畳表
が吸いあげられ、ブレード15があたって、傷付きの原
因にもなっていた。
【0011】以上のようにパワーブラシは、じゅうたん
専用のものとして、じゅうたん上では、ブレード15に
よるかき出しと真空吸塵との相乗効果によって、吸塵性
能は良いが床面,畳では、上記問題点により回転ブラシ
7の回転を止めて使われているため、真空吸塵のみとな
り、吸塵性能はじゅうたんの場合より効率の良い掃除が
できなかった。
【0012】本発明は、上記課題を解決するために、床
面や畳の上でも回転ブラシ7が使用できるパワーブラシ
1を提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、ブラシ ブレード等の異なる種類の掃除体を有した
回転ブラシを正逆回転手段によって正逆回転させる電気
掃除機の床用吸込具において、前記回転ブラシの回転体
に、前記回転ブラシの正回転時には一方の掃除体を掃除
面に対してほぼ直立させるとともに他方の掃除体を掃除
面に対して傾斜させ、前記回転ブラシの逆回転時には他
方の掃除体を掃除面に対してほぼ直立させるとともに一
方の掃除体を掃除面に対して傾斜させるために掃除体を
揺動自在に取り付ける溝を設ける。
【0014】また、前記ブラシ台と溝を略円形断面形状
にし、この溝に、この溝と同心の扇形の開口部を設け
て、ブラシ台が揺動しやすくし、一定の揺動角度を得る
ようにする。
【0015】また前記掃除体であるブラシをブラシ台に
装着したブラシ組品と、ブレードをブラシ台に装着した
ブレード組品とを設け、これらを挿着する前記溝の扇形
の開口の角度において、前記ブラシ組品の挿着溝の開口
の角度を、ブラシの厚みを考慮して、ブレード組品の挿
着溝の開口の角度より大きい角度を設ける。
【0016】なお、回転体の溝に、前記ブラシ組品かブ
レード組品のいずれか一方を装着した場合、扇形の開口
部は、後述する理由により、回転体の軸心と溝の中心と
を結んだ回転体の中心線に対して、回転体の回転方向に
対して大なる角度を、逆回転方向に対して小なる角度を
有するものとする。
【0017】回転体の溝にブレード組品とブラシ組品の
双方を装着する場合、ブレード組品を装着した溝の扇形
開口角度に、回転体の軸心と溝の中心とを結んだ回転体
の中心線に対して、回転体の回転方向に大なる角度を、
逆回転方向に小なる角度を設け、ブラシ組品を装着した
溝には、回転体の回転方向に小なる角度を逆回転方向に
大なる角度を設ける。
【0018】なお、ブレード組品とブラシ組品の双方を
溝に挿着すると、前記溝の構成では、回転ブラシを回転
させるとアンバランスになる場合があるので、ブレード
組品の挿着の溝を回転体の中心線上に設け、ブラシ組品
の装着の溝を前記回転体の中心線より一定角度振った線
上に設け、そして二つの溝は、回転体の同心円上に設け
る。
【0019】また、ブラシ組品のブラシ台にはブラシよ
り短い壁をブラシと平行に設け、ブラシへの糸や髪のか
らみつきを少なくし、またブレードはゴムや塩化ビニー
ル等の軟質材を用い、ブラシ台と一体に成型し、ブレー
ドの側面にじゅうたんのごみをかき上げるための突起を
設ける。
【0020】そして、前記溝に、前記ブラシ組品とブレ
ード組品の一方または双方を挿着する場合、挿着のしや
すさ及び揺動のしやすさ等を考慮して、ブラシ組品,ブ
レード組品は、複数個に等分して挿着するとよい。
【0021】また前記ブラシ組品とブレード組品のブラ
シ台にブラシ台回転軸を設け、ブラシ台を挿着,揺動す
る回転体の溝にブラシ台回転軸の軸受を設け、さらに回
転体の両端に設けられたギャとリングにもブラシ台回転
軸の軸受を設けることで、ブラシ組品およびブレード組
品の揺動をより効果的にすることができる。
【0022】
【作用】上記のように構成されたパワープラシで、掃除
面を掃除すると、じゅうたんの時は、正回転方向でブレ
ード組品でごみがかき出され、逆回転の時は、ブレード
組品の反対面が掃除面に当たって回転方向に揺動し、掃
除面より逃げ掃除面に接触状態となるので、床、畳の掃
除に使用できる。ブラシ組品を設けた場合でも同じであ
る。
【0023】またブラシ組品やブレード組品のブラシ台
は略円形断面形状にしてあるので揺動しやすい。
【0024】また、溝に扇形の開口部を設けているの
で、ブラシ組品やブレード組品が一定角度で揺動し、各
掃除面での使い分けが明確になる。
【0025】そして、ブラシ組品のブラシ厚はブレード
組品のブレードより厚いので、ブラシ組品の挿着溝の扇
形の角度をブレード組品の溝より大きくすることによっ
て、ブラシ組品がブレード組品と同じ揺動角度を得るこ
とができる。
【0026】なお、扇形の開口部は、回転体の軸心と溝
の中心とを結んだ回転体の中心線に対して、回転体の軸
心より見て、回転体の回転方向に対して大なる角度を、
逆回転方向に対して小なる角度を設けているので、ブラ
シ組品およびブレード組品のそれぞれの目的に適した掃
除をする場合は、ブラシ組品またはブレード組品は掃除
面に対してほぼ直立した状態となり、また目的外の掃除
面では、揺動して掃除面に傾斜して接触するか離間した
状態となる。
【0027】さらに、二つの溝を設けた場合、双方の溝
を回転体の同心円上に設け、双方の溝を各溝の中心と回
転体の軸心とを結んだ線上に設けるのではなく、他方の
溝の中心を一定角度振った位置に設けているので、一方
の溝にブラシ組品を、他方の溝にブレード組品を設ける
と、回転バランスのよい回転ブラシを得ることができ
る。
【0028】さらに、ブラシ組品のブラシ台にブラシと
平行してブラシより短い壁を設けているのでブラシに糸
や毛髪がからみにくくなり、またブレード組品はブラシ
台とブレードを一体化し、ブレードの側面に突起を設け
ているのでブレード組品が安価に出来、突起を設けた側
でじゅうたん掃除、反対側で床、畳掃除ができる。
【0029】そして、回転ブラシの掃除面への負荷軽減
を考慮して、溝は回転体の軸心に対して、ねじったもの
が一般的に設けられており、そのため、ブラシ組品及び
ブレード組品を複数個に等分して、前記溝に挿着するこ
とによって、挿着がしやすく、また個々のブラシ組品,
ブレード組品に対する挿着角度が小さくなるので、揺動
しやすくなる。さらに分割しているため、部品交換時、
不良部品のみを交換すればよいので、部品交換単価は安
価になる。
【0030】また、ブラシ組品とブレード組品のブラシ
台にブラシ台回転軸を設け、回転体の溝と回転体の両端
に装着しているギャとリングとに軸受けを設けることに
より、ブラシ組品及びブレード組品の揺動がより効果的
に行なわれる。
【0031】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面に基
づいて説明する。なお、パワーブラシの概略構造図は、
図22に基づき、従来の技術と同一または相当箇所には
同じ符号を付す。
【0032】図1は本発明の回転ブラシの一実施例を示
す外観斜視図で、図2は図1のAーA線断面図である。
図3は回転体の断面図である。図4は各掃除面における
回転ブラシの状態を示す断面図である。図5はブラシ組
品の拡大断面図、図6はブレード組品の拡大断面図であ
る。
【0033】なお、パワーブラシの構造は、従来の技術
で説明した内容と同じであるので詳細な説明は省略す
る。
【0034】回転ブラシ21は、回転体22に設けられ
た溝23にブラシ組品24とブレード組品25が挿着さ
れている。
【0035】ブラシ組品24はブラシ台(A)26にナ
イロン等の合成樹脂製のブラシ27を植毛、溶着等で装
着したものであり、ブレード組品25は、ブラシ台
(B)25aに一体成型したブレード25bを有するも
のである。
【0036】なお、ブラシ組品24のブラシ27の硬さ
は、毛の太さによって、細いものを用いると軟らかく、
太いものを用いると硬くなるもので、太さを変えること
によって、硬さを変えることができる。なお、ブラシ組
品24の高さは、ブレード組品25より若干高くしてあ
る。
【0037】また回転体22に設けられた溝23は、ブ
ラシ台26及び25aが挿着されたとき、揺動自在にな
るようブラシ台26及び25aと溝23は略円形断面形
状に形成されている。
【0038】さらに、ブラシ台(A)26は、ブラシ台
27に沿って、ブラシ27より短い壁26aがブラシ台
26に一体に成型してある。一方ブレード組品25のブ
レード25bの一方の側面に突起25cが複数個設けて
ある。
【0039】また溝23には、溝23と同心の扇形の開
口部(A)23aを有したブレード組品25挿着用の溝
(A)23bと、開口部23aより大きい角度の扇形の
開口部(B)23cを有するブラシ組品24挿着用の溝
(B)23dとに形成してある。
【0040】なお溝(A)23b,溝(B)23dの扇
形の開口部(A)23a,(B)23cにおいて、開口
部(A)23aは、回転体22の軸心と溝23の中心と
を結んだ回転体22の中心線Hに対して、回転体22の
軸心より見て回転体22の正回転方向(図3の矢印方
向)に大なる角度(α1)を有し、逆回転方向に対して
は小なる角度(β1)を有するものとする。
【0041】一方の開口(B)23cは、回転体の逆回
転方向に大なる角度(α2)を有し、正回転方向に小な
る角度(β2)を有するものとする。
【0042】なお、ブラシ組品またはブレード組品のい
ずれかを複数個設ける場合は、前記扇形の開口を有した
溝23dを回転体22に等角度で順次設けることはいう
までもない。
【0043】すなわち、ブラシ組品24とブレード組品
25の二種類の掃除体を設けるときの回転体22の溝2
3の扇形開口は、一方が正回転方向に対して、回転体2
2の中心線に対して広がりを有するように設けると、他
方は逆回転方向に対して広がりを有するように設けるも
のである。
【0044】また、ブラシ組品24かブレード組品25
のどちらかのみを複数個挿着するときは、同じ扇形の開
口を有した溝を、等角度間隔で回転体22に順次設ける
ものである。
【0045】なお、どちらか一方のみを1個設ける場合
は、前述した溝をそれぞれに対応して設けると良い。
【0046】さらに、溝(A)23aと溝(B)23c
は回転体22の同心円上に設け、一方の溝(A)23a
は、溝(A)23aの中心と回転体22の中心線H上に
設け、他方の溝(B)23cは、中心線Hより一定角度
γ振った位置に設けてある(図8)。
【0047】そして、回転体22の溝23は、それぞれ
回転体22の軸心に対して180度ねじり、溝23に挿
着するブラシ組品24またはブレード組品25は、二つ
以上に等分して、溝23に設けている。
【0048】なお、後述するが、回転体22に、ブラシ
組品またはブレード組品のいずれか一方のみを挿着する
ときの溝の扇形の開口23cは、図9の如く、回転体2
2の軸心と溝23dの中心とを結んだ回転体22の中心
線Hに対して、回転体22の正回転方向に大なる角度
(α1)を有し、逆回転方向に対しては小なる角度
(β1)を有するものとする(図7)。
【0049】本発明は上記したように構成されているの
で、本発明のパワーブラシ1を用いて掃除する動作につ
いて次に説明する。
【0050】いま仮に、回転ブラシ21を正回転(図4
で時計方向)した時はじゅうたん,逆回転(図4で反時
計方向)した時は床,畳の掃除に使用するものとする
と、じゅうたん28上では、図4(a)に示すように、
ブレード組品はほぼ回転体22の中心と溝(A)23b
の中心とを結んだ線上に位置し、じゅうたん28の中に
入りこんで突起25cによってごみがかき上げられる。
【0051】他方、ブラシ組品24は、図4(b)に示
すように、じゅうたん28に当たって、溝(B)23d
内でブラシ台26が揺動し、末広がりの開口部(B)2
3のほぼ同角度だけじゅうたん28面に対して傾斜し、
回転ブラシ21の回転に従って、ブラシ組品24はたえ
ずじゅうたん28面を掃く如く状態となる。
【0052】また、床面29を掃除する場合は、図4
(c)の如くパワーブラシ1に内蔵されたモータ5を図
示しない正逆回転手段によって、例えば電流を正(+)
負(−)逆にする切替スイッチで切替えると、モータ5
は逆回転し、回転ブラシ21はじゅうたんの場合とは逆
の回転をする。
【0053】この場合は、ブラシ組品24とブレード組
品25は前述のじゅうたんの場合と逆の状態となり床面
29ではブラシ組品24によって掃除される。なお、ブ
ラシ27はブレード25bより長くしてあり、また、床
面29上では、パワーブラシ1は掃除面より沈み込まな
いので、ブレード組品25は、図4(d)の如く床面2
9に当接しない。
【0054】なお、畳面30上では、吸込力によって畳
表が吸い上げられるため、ブラシ組品24は図4(e)
の如く回転方向とは逆に湾曲したようになって畳面30
を掃く状態となる。またブレード組品25は畳面30に
当接するが、溝23b内で揺動して傾動し、図4(f)
の如く畳面30を掃く状態となり、ブラシ組品24とブ
レード組品25によって畳面30が掃除される。
【0055】以上のように、じゅうたん28上ではブレ
ード組品25によって掃除され、また床,畳29上で
は、回転ブラシ21を逆回転させることによって、ブラ
シ組品24によって掃除され、それぞれ専用の回転ブラ
シ21で掃除すると同じ効果がある。以上説明した本発
明の一実施例については、溝を二つ設け、それぞれの溝
にブラシ組品とブレード組品を設けたものについて説明
したが、本発明は何も、これに限定するものではない。
【0056】例えば、図9は二つの溝にブレード組品2
5のみを挿着したものである。この場合は双方のブレー
ド組品25は回転ブラシ31の同回転方向では同じ働き
をするので、溝32は回転体33の中心に対して対象に
設けられている。図10は図9のBーB線の断面図で、
図11は回転体の断面図である。図12はじゅうたん2
8上での回転ブラシ31の状態図、図13は床,畳29
上での回転ブラシ31の状態を示している図である。な
お、ブラシ組品24を複数個設けても上記と同じ構成と
なる。
【0057】また図14はブラシ組品24を回転体22
の一つの溝23dに挿着した実施例の断面図である。図
15はブレード組品25を回転体22の一つの溝23b
に挿着した実施例の断面図である。なお、いずれの溝も
前記したように回転体22の軸心に対してねじった場合
は、ブラシ組品24またはブレード組品25は二つ以上
に等分するとよい。
【0058】さらに図16は他の実施例の回転ブラシ5
1の分解組立図で、該回転ブラシ51はブラシ台にブラ
シ台回転軸52を設け、回転体の溝23bと23dに軸
受(A)53を設け、回転体22の両端に設けられたギ
ャ8とリング10に軸受(B)54をそれぞれ設ける。
【0059】ブラシ組品55は、図17の如くブラシ2
7とブラシ台(A)26とブラシ台回転軸52とから構
成されており、ブラシ27はブラシ台回転軸52に巻着
しブラシ台(A)26に設けられたU字型の溝26bに
挿着され、溶着等によって固着される。なお、ブラシ台
回転軸52は、ブラシ台(A)26の中心に位置される
ことは言うまでもない。
【0060】一方ブレード組品56は図18の如くブレ
ード組品25のブラシ台(B)25aの中心にブラシ台
回転軸52を挿入したものである。この挿入方法は、ブ
ラシ台(B)25aを押し出し成型時と同時にブラシ台
回転軸52をインサートして押し出し成型することによ
り構成されるものである。
【0061】なお、ブラシ組品55およびブレード組品
56それぞれ成形後、必要寸法にカットし、さらに両端
はブラシ台回転軸52の突出が必要である故、必要寸法
に相当するブラシ台とブレード及びブラシを除去する
と、ブラシ台回転軸52のみが露出した状態となり、図
15のブラシ組品55と図16のブレード組品56が得
られる。図19はブレード組品56の成形後の仕上げ状
態を示すもので、斜線部分57の樹脂を除去するとよ
い。なおブラシ組品55も上記と同様の仕上げをおこな
うものである。
【0062】なお、図20は回転ブラシ51の要部略断
面図で図21は軸受(A)53とブラシ組品55との結
合状態を示している要部断面図である。
【0063】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されているような効果を奏す
る。
【0064】まず、ブラシ ブレード等の異なる種類の
掃除体を有した回転ブラシを正逆回転手段によって正逆
回転させる電気掃除機の床用吸込具において、前記回転
ブラシの回転体に、前記回転ブラシの正回転時には一方
の掃除体を掃除面に対してほぼ直立させるとともに他方
の掃除体を掃除面に対して傾斜させ、前記回転ブラシの
逆回転時には他方の掃除体を掃除面に対してほぼ直立さ
せるとともに一方の掃除体を掃除面に対して傾斜させる
ために掃除体を揺動自在に取り付ける溝を設けたので
回転ブラシを正逆回転させることにより、じゅうたん,
床,畳のいずれにも回転ブラシを使用することができ、
それぞれ、真空吸塵と回転ブラシによるごみのかき上げ
や掃きあげとの相乗効果によって、特に床,畳上の集塵
性能がアップする。
【0065】また、ブラシ台と溝は略円形断面形状にし
ているので揺動を円滑にできる。
【0066】そして、溝に、この溝と同心の扇形の開口
部を設け、ブラシ組品とブレード組品に一定の揺動角度
を得るようにし、また、ブラシ組品用の開口部は、ブレ
ード組品の開口部より、ブラシ厚を考慮して広くしてあ
るので、ブラシ組品,ブレード組品ともより大きな揺動
を得ることができる。
【0067】そしてまた、回転体の溝に、前記ブラシ組
品かブレード組品のいずれか一方を装着した場合、扇形
の開口部は、回転体の軸心と溝の中心とを結んだ回転体
の中心線に対して、回転体の軸心より見て、回転体の回
転方向に対して大なる角度、逆回転方向に対して小なる
角度を設けているので、ブラシ組品,ブレード組品のそ
れぞれの目的に適した掃除面に対しては、ほぼ直立した
状態となり、また目的外の掃除面に対しては、揺動して
掃除面に対して傾斜し、補助掃除体としての作用をし、
集塵性能のアップを助長する。
【0068】さらに、ブラシ組品とブレード組品の双方
を装着する溝を回転体に設ける場合、一方の溝の扇形開
口の形状は、他方の溝の扇形開口の形状と回転体の回転
方向に対して逆にしているので、一方を正回転、他方を
逆回転で使用できる。
【0069】さらにまた、上記双方の溝を、各溝の中心
と回転体の軸心とを結んだ線上に設けるものではなく、
ブラシ組品の挿着の溝の中心を上記回転体の軸心より一
定角度振った位置に設けているので、回転バランスのよ
い回転ブラシを得ることができ、回転中の振動、騒音を
減少することができる。
【0070】また、ブラシ組品には、ブラシより短い側
壁を設けているので、ブラシに糸くずや毛髪がからみつ
きにくく、またブレードの一方の側面に突起を設けてい
るので、じゅうたんのごみを効率よくかきあげることに
なる。
【0071】そして、溝は、回転体の軸心に対してねじ
っているので、回転ブラシの回転時、ブラシ組品および
ブレード組品全体が同時に掃除面へ接触することがない
ので、回転ブラシの負荷が軽減され、モータには軽負荷
となる。またブラシ組品,ブレード組品はそれぞれ二つ
以上に等分しているので上記ねじった溝に挿入しやす
く、また溝に挿着しやすく、分割したブラシ組品,ブレ
ード組品に対してはそれぞれねじり角度が小さくなるの
で、揺動しやすくなる。さらに、分割しているため、部
品交換時、不良部品のみを交換すればよいので部品交換
は安価にでき、サービス性が向上する。
【0072】そしてまた、ブラシ台にブラシ台回転軸を
設け、該回転軸に対応した軸受を設けることにより、ブ
ラシ台の揺動がより効果的に行なわれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す回転ブラシの外観斜
視図である。
【図2】同じく、図1のAーA線断面図である。
【図3】同じく、回転体の断面図である。
【図4】(a),(b)はじゅうたん上での回転ブラシ
の状態図で、(c),(d)は床面での回転ブラシの状
態図で、(e),(f)は畳上での回転ブラシの状態図
である。
【図5】同じく、ブラシ組品の断面図である。
【図6】同じく、ブレード組品の断面図である。
【図7】本発明の他の実施例の回転体の断面図である。
【図8】本発明の他の実施例の回転体の断面図である。
【図9】本発明の第2実施例を示す回転ブラシの外観斜
視図である。
【図10】同じく図9のBーB線断面図である。
【図11】同じく回転体の断面図である。
【図12】同じくじゅうたん上での使用の回転ブラシの
状態図である。
【図13】同じく床,畳上での使用の回転ブラシの状態
図である。
【図14】図7の回転体にブレード組品を挿着した断面
図である。
【図15】同じくブラシ組品を挿着した断面図である。
【図16】本発明の第3実施例を示す回転ブラシの分解
斜視図である。
【図17】同じく、ブラシ組品の断面図である。
【図18】同じく、ブレード組品の断面図である。
【図19】同じく、ブレード組品の成形後の加工状態を
示す説明図である。
【図20】同じく、回転ブラシの要部断面図である。
【図21】同じく、ブラシ組品同志の結合状態を示す要
部断面図である。
【図22】従来の床用吸込口(パワーブラシ)の基本構
造図である。
【図23】同じく、図22の要部断面図である。
【図24】同じく、電気回路図である。
【図25】同じく、回転体にブレードを挿着した回転ブ
ラシの外観斜視図である。
【図26】同じく、回転体にブラシを設けた回転ブラシ
の外観斜視図である。
【図27】同じく、回転体にブラシとブレードを設けた
回転ブラシの外観斜視図である。
【符号の説明】
1 パワーブラシ 21 回転ブラシ 22 回転体 23a 開口部(A) 23b 溝(A) 23c 開口部(B) 23d 溝(B) 24 ブラシ組品 25 ブレード組品 25a ブラシ台(B) 25b ブレード 26 ブラシ台(A) 27 ブラシ

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブラシ ブレード等の異なる種類の掃除
    体を有した回転ブラシを正逆回転手段によって正逆回転
    させる電気掃除機の床用吸込具において、 前記回転ブラシの回転体に、前記回転ブラシの正回転時
    には一方の掃除体を掃除面に対してほぼ直立させるとと
    もに他方の掃除体を掃除面に対して傾斜させ、前記回転
    ブラシの逆回転時には他方の掃除体を掃除面に対してほ
    ぼ直立させるとともに一方の掃除体を掃除面に対して傾
    斜させるために掃除体を揺動自在に取り付ける溝を設け
    たことを特徴とする電気掃除機の床用吸込具。
  2. 【請求項2】 前記掃除体を設けたブラシ台と溝を略円
    形断面形状にし、該溝に、該溝と同心の扇形の開口部を
    設けたことを特徴とする請求項1記載の電気掃除機の床
    用吸込具。
  3. 【請求項3】 前記掃除体であるブラシをブラシ台に装
    着したブラシ組品と、ブレードをブラシ台に装着したブ
    レード組品とを設け、これらを挿着する前記溝の扇形の
    開口の角度において、前記ブラシ組品の挿入溝の開口の
    角度を、前記ブレード組品の挿入溝の開口の角度より大
    きい角度設けたことを特徴とする請求項2記載の電気
    掃除機の床用吸込具。
  4. 【請求項4】 前記溝を前記回転体に一個または複数個
    設け、この溝に前記ブラシ組品若しくは、ブレード組品
    のいずれか一方を装着し、該溝扇形の開口角度に、回
    転体の軸心と溝の中心とを結んだ回転体の中心線に対し
    て、回転体の回転方向に大なる角度を、逆回転方向に小
    なる角度を設けたことを特徴とする請求項2または3記
    載の電気掃除機の床用吸込具。
  5. 【請求項5】 前記溝を前記回転体に偶数個設け、奇数
    番目の溝に前記ブラシ組品を、偶数番目の溝に前記ブレ
    ード組品を装着し、奇数番目の溝の扇形開口角度に、回
    転体の軸心と溝の中心とを結んだ回転体の中心線に対し
    て、回転体の回転方向に大なる角度を、逆回転方向に小
    なる角度を設け、偶数番目の溝には、回転体の回転方向
    に小なる角度を、逆回転方向に大なる角度を設けたこと
    を特徴とする請求項2乃至のいずれか一つに記載の電
    気掃除機の床用吸込口。
  6. 【請求項6】 前記ブレード組品挿着の溝を前記回転体
    の中心線上に設け、ブラシ組品挿着の溝を前記回転体の
    中心線より一定角度ずらした位置に設け、前記溝を回転
    体の同心円上に設けたことを特徴とする請求項5記載の
    電気掃除機の床用吸込口。
  7. 【請求項7】 前記ブラシ組品ブラシと平行にブラシ
    より短い壁をブラシ台と一体に設け、前記ブレード組品
    ブラシ台とブレードとを一体に設け、このブレードの
    一側面に突起を設け、前記回転体にブラシ組品とブレー
    ド組品を設け、回転体よりの突出寸法をブラシの方を高
    くしたことを特徴とする請求項1または2記載の電気掃
    除機の床用吸込具。
  8. 【請求項8】 前記溝に、前記ブラシ組品とブレード組
    品の一方または双方を複数個に等分して設けたことを特
    徴とする請求項1乃至7のいずれか一つに記載の電気掃
    除機の床用吸込具。
  9. 【請求項9】 前記ブラシ組品とブレード組品にブラシ
    台回転軸を設け、前記回転体の両端に設けられたギャと
    リングに前記ブラシ台回転軸の軸受を設けたことを特徴
    とする請求項1乃至8のいずれか一つに記載の電気掃除
    機の床用吸込具。
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