JP2003275153A - 電気掃除機の吸込口体 - Google Patents

電気掃除機の吸込口体

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JP2003275153A
JP2003275153A JP2002071472A JP2002071472A JP2003275153A JP 2003275153 A JP2003275153 A JP 2003275153A JP 2002071472 A JP2002071472 A JP 2002071472A JP 2002071472 A JP2002071472 A JP 2002071472A JP 2003275153 A JP2003275153 A JP 2003275153A
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rotary cleaning
suction port
pair
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rotary
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JP2002071472A
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English (en)
Inventor
Katsuten Sekine
加津典 関根
Tomoo Kobayashi
朋生 小林
Daisuke Sakai
大輔 酒井
Akihiko Kobayashi
昭彦 小林
Akihiro Iwahara
明弘 岩原
Kazushige Motoki
和茂 元木
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Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一般家庭で使用される電気掃除機の吸込口体
内に配設する回転清掃体の掻き出し効率を向上させる吸
込口体を得ることを目的とする。 【解決手段】 吸込口体8内の一側に第1のモータ11
を設け、吸込口体8内の他側に第2のモータ12を設
け、第1のモータ11の一方向の回転力により回転駆動
する中空状の第1の回転体14を設け、第2のモータ1
2の他方向の回転力により回転駆動する一対の第2の回
転体20を設ける。さらに、第1の回転体14および第
2の回転体20の外周面には円周方向に沿って帯状のゴ
ム製ブレード19,26が所定間隔毎に複数枚だけ突設
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電気掃除機の吸
込口体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は、例えば特開平4−105625
号公報に開示された従来における電気掃除機の吸込口体
の底面断面図である。図9において、1は底面が開口状
態の吸込口体、2は吸込口体1内の下部に配設されるア
ジテーターであって、円柱状回転子3の外周面の長手方
向に対して複数の攪拌体4が螺旋状に設けられる。5は
吸込口体1内の中央上部に設けられる接続パイプ、6は
吸込口体1内の一側に配設されるモータ、7は接続パイ
プ5の外周面に取り付けられるモータ6の回転方向を切
り替える切替えスイッチである。
【0003】こうした構成により、使用者は接続パイプ
5に取り付けられる切替えスイッチ7を切り替えて、モ
ータ6を正回転または逆回転するかを決めてアジテータ
ー4の回転方向を選択する。これにより、吸込口体1の
底面部を床面に押し付けて前後左右に移動させ、この過
程でアジテーター2が一方向へ回転することで、絨毯な
どの毛に付着しているゴミが掻き取られる。そして、そ
のゴミが吸込口(図9中のa)より流入して接続パイプ
5から延長ホース(図示なし)を通じて、電気掃除機の
本体側(図示なし)へ送り込まれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
吸込口体は使用者が切替えスイッチを切替え設定し、ア
ジテーターを回転しながらゴミを掻き出す場合に、それ
を正方向または逆方向の何れかの方向へのみ連続的に回
転させているため、例えば絨毯などの毛に強力に絡み付
いたゴミを効率良く掻き出して吸塵することが困難であ
るという問題点があった。
【0005】この発明は、前述の問題点を解決するため
になされたもので、吸込口体内に配設する回転清掃体を
複数配列し、隣接し合う回転清掃体同士を互いに反対方
向に回転させる構成としたことにより、吸塵効率の高い
電気掃除機の吸込口体を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決すための手段】この発明に係る電気掃除機
の吸込口体は、吸込口が開口した吸込口体内に同軸上に
配設された複数の回転清掃体を設け、これら複数の回転
清掃体の隣接するもの同士を互いに反対方向に回転させ
る駆動手段を設けるようにしたものである。
【0007】また、回転清掃体は吸込口体内の中央部に
回転自在に配設された中空状の回転清掃体を設け、この
回転清掃体の両側に配設されかつ回転清掃体を貫通する
回転軸で連結された一対の回転清掃体を設け、これらの
回転清掃体をモータでそれぞれ反対方向へ回転するよう
にしたものである。
【0008】また、回転清掃体は吸込口体内の中央部に
回転自在に配設され両端部に回転軸を突設した回転清掃
体を設け、回転清掃体の両側に配設され回転軸に回転自
在に挿通された一対の中空状の回転清掃体を設け、一対
の中空状回転清掃体を回転軸に一対の遊星ギアを介して
それぞれ連結し、回転軸をモータにより回転するように
したものである。
【0009】また、回転清掃体の周面にゴム製ブレード
が設けられ、中央部の回転清掃体のブレードの剛性を左
右一対の回転清掃体のブレードよりも大きくするように
したものである。
【0010】また、回転清掃体の周面に除塵子が設けら
れ、中央部の回転清掃体の除塵子の剛性を左右一対の回
転清掃体の除塵子よりも大きくするようにしたものであ
る。
【0011】また、中央部の回転清掃体の除塵子は、回
転清掃体の回転軸と平行に前記回転清掃体の周面に設け
られ、左右一対の回転清掃体の除塵子は回転清掃体の回
転軸に対して傾けて前記回転清掃体の周面に設けられて
いるものである。
【0012】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、この発明
における電気掃除機の吸込口体の実施の形態1を示す底
面断面図、図2は吸込口体の斜視図である。図1と図2
において、8は下面に吸込口を開口させた吸込口体、9
は吸込口体8内の中央部に形成する吸引通路(図1中の
a)に接続する吸込み継手、10は吸込み継手9に一体
に設けられた接続パイプである。11は吸込口体8内の
一側に配設される第1のモータ、12は吸込口体8内の
他側に配設される第2のモータ、13は第1のモータ1
1の近傍に配置される電源供給回路基板、14は第1の
モータ11の一方向の回転力が回転軸15に軸支する第
1のプーリ16から第1のベルト17へ、さらに第1の
ベルト17から第2のプーリ18を介して伝達され、回
転駆動する中空状の第1の回転体であって、吸込口体8
内の中央部に配設される。第1の回転体14の外周面に
は、除塵子として複数枚の帯状のゴム製ブレード19が
それぞれ回転体14の回転軸と平行に突設され、円周方
向に沿って所定間隔毎に配置されている。
【0013】20は第2のモータ12の他方向の回転力
が回転軸21に軸支する第3のプーリ22から第2のベ
ルト23を介して第4のプーリ24へ、さらに第4のプ
ーリ24から回転軸25を介して伝達され、回転駆動す
る一対の第2の回転体であって、第1の回転体14の両
側に配設する。一対の第2の回転体20の外周面にも、
やはり除塵子として複数枚の帯状のゴム製ブレード26
がそれぞれ回転体20の回転軸と平行に突設され、円周
方向に沿って所定間隔毎に配置されている。
【0014】また、図3は吸込口体8内の中央部に配設
する中空状の第1の回転体14及びその両側に配設する
一対の第2の回転体20の断面図を示す。図3におい
て、第1の回転体14の片側端面(図3中の左部)に第
2のプーリ18の端面が固着され、一対の第2の回転体
20の中心回転軸27が第2のプーリ18の孔部から第
1の回転体14の中空部に挿通される。そして、片側の
第2の回転体20の回転軸25が第4のプーリ24の孔
部に嵌着する。
【0015】次に、こうした構成を有する電気掃除機の
吸込口体8の吸塵動作について、図1〜図3を併用して
説明する。電気掃除機の電源スイッチ(図示なし)をO
Nすると第1のモータ11は一方向へ回転し、その回転
力が第1のプーリ16から第1のベルト17を介して第
2のプーリ18へ伝達される。これにより、中空状の第
1の回転体14が一方向へ連続的に回転する。これと同
時に、第2のモータ12は他方向へ回転し、その回転力
が第3のプーリ22から第2のベルト23を介して第4
のプーリ24へ、さらに第4のプーリ24から回転軸2
5へ伝達する。これにより、一対の第2の回転体20が
他方向へ連続的に回転する。こうした回転伝達機構によ
り、吸込口体8内の中央部に配設される中空状の第1の
回転体14と、その両側に配設される一対の第2の回転
体20とは互いに反対方向へ連続的に回転することにな
る。
【0016】なお、第1の回転体14及び一対の第2の
回転体20の外周面に突設される除塵子としては、本実
施形態で用いた帯状のゴム製ブレードに限られず、毛ブ
ラシを用いてもよい。このことは、他の実施の形態につ
いても同様である。
【0017】以上のように、吸込口体8を床面に対して
前後左右の方向へ往復移動させてゴミを掻き出しながら
吸塵する際に、吸込口体8内の回転体を3分割して隣接
し合う回転体同志が互いに反対方向へ連続的に回転させ
る構成、即ち第1の回転体14とその両側に配設する一
対の第2の回転体20とが互いに反対方向へ連続的に回
転させる構成を採用したことで、例えば絨毯などの毛を
前方へ押して掻き出す作用と、その毛を後方へ引いて掻
き出す作用とを交互に繰り返すことにより、絨毯などの
毛に強力に絡み付いたゴミを効率良く掻き出して吸塵す
ることができる。
【0018】実施の形態2.図4は、この発明における
電気掃除機の吸込口体の実施の形態2を示す底面断面
図、図5は吸込口体の斜視図である。図4と図5におい
て、28は吸込口体29内の一側に配設されるモータ、
30はモータ28が一方向へ回転し、その回転力が回転
軸31に軸支する第1のプーリ32からベルト33を介
して第2のプーリ34へ、さらに第2のプーリ34から
回転軸35を介して伝達され、回転駆動する第1の回転
体であり、吸込口体29内の中央部に配設する。第1の
回転体30の外周面には、除塵子として複数枚の帯状の
ゴム製ブレード36がそれぞれ回転体30の回転軸と平
行に突設され、円周方向に沿って所定間隔毎に配置され
ている。37は第1の回転体30の両側から延設される
回転軸38と接続する一対の遊星ギアである。
【0019】ここで、一対の遊星ギア37および周辺部
品の分解斜視図を図6に、それらの斜視図を図7に示
す。図6と図7において、第1の回転体30の両側に一
対の中空状の第2の回転体39が配設し、その回転体3
9の外周面にも除塵子として複数枚の帯状のゴム製ブレ
ード40がそれぞれ回転体39の回転軸と平行に突設さ
れ、円周方向に沿って所定間隔毎に配置されている。そ
して、各々の回転体39の片側に一対の遊星ギア37が
設けられる。一対の遊星ギア37は太陽歯車41、太陽
歯車41の外側に歯合される複数の遊星ギア42、遊星
ギア42の外側に歯合される内歯車43、遊星ギア42
を支持するキャリア44から構成する。
【0020】次に、こうした構成を有する電気掃除機の
吸込口体29の吸塵動作について、図4〜図7を併用し
て説明する。電気掃除機の電源スイッチ(図示なし)を
ONするとモータ28が一方向へ回転し、その回転力が
回転軸31に軸支する第1のプーリ32からベルト33
を介して第2のプーリ34へ伝達される。そして、第2
のプーリ34の回転力が第1の回転体30の回転軸38
を介して一方の遊星ギア37の太陽歯車41へ伝達され
る。これと同時に、第2のプーリ34の回転力は他方の
遊星ギア37の太陽歯車41へ伝達される。これによ
り、吸込口体29内の中央部に配設される第1の回転体
30は、モータ28の回転方向と同一方向へ回転する。
また、複数の遊星ギア42の外側に歯合される内歯車4
3と接続する一対の中空状の第2の回転体39は、複数
の遊星ギア42、内歯車43、キャリア44の各部品の
構成によって、太陽歯車41と接続する第1の回転体3
0の回転方向とは反対方向へ回転する。そして、第2の
回転体39は第1の回転体30と比べて、内歯車43に
よる減速比分だけ回転速度が遅くなり、かつ回転トルク
は大きくなる。しかし、回転体の回転速度と回転トルク
の大きさより、双方の回転体の回転エネルギー即ち床面
に対しての掻き出し力には殆ど差異は生じない。
【0021】また、吸込口体29内の中央部に配設する
第1の回転体30を正回転させ、その両側に配設する一
対の第2の回転体39を逆回転させる構成により、第1
の回転体30の床面に対しての推進力と第2の回転体3
9の推進力とに差が生じてくる。ここで、双方の回転体
の推進力にバランス性を持たせるために、例えば第1の
回転体30に突設する除塵子であるゴム製ブレード36
の剛性を、一対の第2の回転体39に突設する除塵子で
あるゴム製ブレード40と比べて大きくすることが提案
される。こうした構成により、吸込口体29を床面に対
して前後左右の方向に往復移動させる過程で、回転体の
正方向と逆方向の回転エネルギーにバランスをもたせる
ことにより、吸込口体29の移動性即ち操作性が良好と
なる。
【0022】以上のように、吸込口体29内の中央部に
配設する第1の回転体30の回転軸38を一対の遊星ギ
ア37を構成する太陽歯車41と接続させ、その回転体
30の両側に配設する一対の回転体39を内歯車43と
接続させる構成により、遊星ギア37の特性によって隣
接し合う回転体同士を互いに反対方向へ連続的に回転さ
せることができる。したがって、吸込口体29を床面に
対して前後左右の方向へ往復移動させて掃除する際に、
実施の形態1と同様に絨毯などの毛に強力に絡み付いた
ゴミを効率良く掻き出して吸塵することができる。
【0023】実施の形態3.図8は、実施の形態3に係
る吸込口体の要部の斜視図である。本実施の形態におけ
る吸込口体は、実施の形態2とほぼ同じ構成を有してい
る。本実施の形態において、実施の形態2との違いは、
第1の回転体30の両側に配設された一対の中空状の第
2の回転体45、46の除塵子である帯状のゴム製ブレ
ード47、48が回転体45、46の回転軸に対して傾
けて回転体45、46の周面に設けられていることであ
る。なお、回転体45に設けられたゴム製ブレード47
と、回転体46に設けられたゴム製ブレード48の回転
軸に対する傾き角度は、ちょうど正負が逆の角度となっ
ている。
【0024】このような構成を有する電気掃除機の吸込
口体29は、第2の回転体45、46に設けられたゴム
製ブレード47、48が外側から内側の回転体30に向
かって順次清掃面に接触してくるように回転させること
で、吸込口体の外側から内側の回転体30に向かってゴ
ミを掻き集め、第1の回転体30が、その掻き集めたゴ
ミを掻きあげ、掃除機によって吸塵することが可能とな
り、清掃能力の向上を図ることが可能となる。
【0025】なお、第2の回転体45、46に設けられ
る除塵子であるゴム製ブレード47、48の回転軸に対
する傾け角度としては、0度よりも大きく70以下の角
度、さらには5〜30度の角度範囲であるのがよい。こ
の傾き角度が小さいと塵埃の中央へのかき集め効果が十
分に発揮されず、また大きすぎてもかき集め効果が十分
に発揮されないとともに、除塵子の塵埃の掻き出し効果
が低下してしまうためである。
【0026】以上のように、中央部の回転体30の除塵
子であるゴム製ブレード36は、回転体30の回転軸と
平行に回転体30の周面に設けられ、左右一対の回転体
45、46の除塵子であるゴム製ブレード47、48は
回転体45、46の回転軸に対して傾けて回転体45、
46の周面に設けられている構成により、さらに清掃能
力の向上を図ることができる。
【0027】また、前述の実施の形態2、3のように、
回転体を一つの駆動源で駆動するような形態では、図4
を例に挙げて説明すると、吸込み継手9の開口と略同じ
長さの第一の回転体30が中央部に設置され、第一の回
転体30の両側に設けられる一対の第二の回転体39
は、左右で異なる長さであってもよい。
【0028】図4に記載するような構成では、左右の第
二の回転体39は、可能な限り吸込口体の端まで設置さ
れている方が清掃における集塵性能を向上させることが
できる。しかし回転体を駆動する駆動源であるモータ2
8とモータ28の回転力を回転体30や39に伝達する
ためのプーリ32、34やベルト33が設けられている
ため、図4に記載された吸込口体において右側の第二の
回転体39は、その分短くなる。そこで図4に記載され
た吸込口体において、プーリ32、34やベルト33が
設けられている右側の第二の回転体39は、可能な限り
吸込口体の端まで設置されている左側の第二の回転体3
9に比べ幾分短くなるが、このように可能な限り回転体
39の長さが吸込口体の端まで設置されることで吸込口
体の集塵性能を向上させることができる。
【0029】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0030】この発明に係る電気掃除機の吸込口体は、
吸込口が開口した吸込口体内に同軸上に配設された複数
の回転清掃体を設け、これら複数の回転清掃体の隣接す
るもの同士を互いに反対方向に回転させる駆動手段を設
けるようにしたので、吸込口体を床面に対して前後方向
に往復移動しながら左右方向へ移動させてゴミを掻き出
しながら吸塵する場合に、絨毯などの毛を前方へ押して
掻き出す作用と、その毛を後方へ引いて掻き出す作用と
を交互に繰り返すことにより、絨毯などの毛に強力に絡
み付いたゴミを効率良く掻き出して吸塵することができ
る。
【0031】また、回転清掃体は吸込口体内の中央部に
回転自在に配設された中空状の回転清掃体を設け、この
回転清掃体の両側に配設されかつ回転清掃体を貫通する
回転軸で連結された一対の回転清掃体を設け、これらの
回転清掃体をモータでそれぞれ反対方向へ回転するよう
にしたので、簡単な回転伝達機構により吸込口体内の中
央部に配設される第1の回転体と、その両側に配設され
る一対の第2の回転体とは、互いに反対方向へ連続的に
回転することになり、絨毯などの毛に強力に絡み付いた
ゴミを効率良く掻き出して吸塵することができる。
【0032】また、回転清掃体は吸込口体内の中央部に
回転自在に配設され両端部に回転軸を突設した回転清掃
体を設け、回転清掃体の両側に配設され回転軸に回転自
在に挿通された一対の中空状の回転清掃体を設け、一対
の中空状回転清掃体を回転軸に一対の遊星ギアを介して
それぞれ連結し、回転軸をモータにより回転するように
したので、一対の遊星ギアの特性により吸込口体内の中
央部に配設される第1の回転体と、その両側に配設され
る一対の第2の回転体とは、互いに反対方向へ連続的に
回転することになり、絨毯などの毛に強力に絡み付いた
ゴミを効率良く掻き出して吸塵することができる。
【0033】また、回転清掃体の周面にゴム製ブレード
が設けられ、中央部の回転清掃体のブレードの剛性を左
右一対の回転清掃体のブレードよりも大きくするように
したので、吸込口体を床面に対して前後方向に往復移動
しながら左右方向へ移動させる過程で、回転体の正方向
と逆方向の回転エネルギーにバランスをもたせることに
より、吸込口体の移動性即ち操作性が良好となる。
【0034】また、回転清掃体の周面に除塵子が設けら
れ、中央部の回転清掃体の除塵子の剛性を左右一対の回
転清掃体の除塵子よりも大きくするようにしたので、吸
込口体を床面に対して前後方向に往復移動しながら左右
方向へ移動させる過程で、回転体の正方向と逆方向の回
転エネルギーにバランスをもたせることにより、吸込口
体の移動性即ち操作性が良好となる。
【0035】また、中央部の回転清掃体の除塵子は、回
転清掃体の回転軸と平行に回転清掃体の周面に設けら
れ、左右一対の回転清掃体の除塵子は回転清掃体の回転
軸に対して傾けて前記回転清掃体の周面に設けること
で、清掃能力の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明における電気掃除機の吸込口体の実
施の形態1を示す底面断面図である。
【図2】 実施の形態1に係る吸込口体の斜視図を示
す。
【図3】 実施の形態1に係る吸込口体の要部の断面図
を示す。
【図4】 実施の形態2に係る吸込口体の底面断面図を
示す。
【図5】 実施の形態2に係る吸込口体の斜視図を示
す。
【図6】 実施の形態2に係る吸込口体の要部の分解斜
視図を示す。
【図7】 実施の形態2に係る吸込口体の要部の斜視図
を示す。
【図8】 実施の形態3に係る吸込口体の要部の斜視図
である。
【図9】 従来の吸込口体の底面断面図を示す。
【符号の説明】
1 吸込口本体、2 アジテーター、3 円柱状回転
子、4 攪拌体、5 接続パイプ、6 モータ、7 切
替えスイッチ、8 吸込口体、9 吸込み継ぎ手、10
接続パイプ、11 第1のモータ、12 第2のモー
タ、13 電源供給回路基板、14 第1の回転体、1
5 回転軸、16 第1のプーリ、17第1のベルト、
18 第2のプーリ、19 ゴム製ブレード、20 第
2の回転体、21 回転軸、22 第3のプーリ、23
第2のベルト、24 第4のプーリ、25 回転軸、
26 ゴム製ブレード、27 中心回転軸、28 モー
タ、29 吸込口体、30 第1の回転体、31 回転
軸、32 第1のプーリ、33 ベルト、34 第2の
プーリ、35 回転軸、36 ゴム製ブレード、37
遊星ギア、38 回転軸、39 第2の回転体、40
ゴム製ブレード、41 太陽歯車、42 複数の遊星ギ
ア、43 内歯車、44 キャリア、45第2の回転
体、46 第2の回転体、47 ゴム製ブレード、48
ゴム製ブレード。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 朋生 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 酒井 大輔 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 小林 昭彦 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 岩原 明弘 埼玉県大里郡花園町大字小前田1728番地1 三菱電機ホーム機器株式会社 (72)発明者 元木 和茂 埼玉県大里郡花園町大字小前田1728番地1 三菱電機ホーム機器株式会社 Fターム(参考) 3B061 AA57 AD03 AD05 AD06 AE02 AE13

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸込口が開口した吸込口体内に同軸上に
    配設された複数の回転清掃体と、これら複数の回転清掃
    体の隣接するもの同士を互いに反対方向に回転させる駆
    動手段とを備えたことを特徴とする電気掃除機の吸込口
    体。
  2. 【請求項2】 前記回転清掃体は、前記吸込口体内の中
    央部に回転自在に配設された中空状の回転清掃体と、こ
    の回転清掃体の両側に配設されかつ該回転清掃体を貫通
    する回転軸で連結された一対の回転清掃体とから成り、
    これらの回転清掃体をモータでそれぞれ反対方向へ回転
    するようにしたことを特徴とする請求項1記載の電気掃
    除機の吸込口体。
  3. 【請求項3】 前記回転清掃体は、前記吸込口体内の中
    央部に回転自在に配設され両端部に回転軸を突設した回
    転清掃体と、この回転清掃体の両側に配設され前記回転
    軸に回転自在に挿通された一対の中空状の回転清掃体と
    から成り、この一対の中空状回転清掃体を前記回転軸に
    一対の遊星ギアを介してそれぞれ連結し、該回転軸をモ
    ータにより回転するようにしことを特徴とする請求項1
    記載の電気掃除機の吸込口体。
  4. 【請求項4】 前記回転清掃体の周面にゴム製ブレード
    が設けられ、中央部の回転清掃体のブレードの剛性を左
    右一対の回転清掃体のブレードよりも大きくしたことを
    特徴とする請求項2または請求項3記載の電気掃除機の
    吸込口体。
  5. 【請求項5】 前記回転清掃体の周面に除塵子が設けら
    れ、中央部の回転清掃体の除塵子の剛性を左右一対の回
    転清掃体の除塵子よりも大きくしたことを特徴とする請
    求項2または請求項3記載の電気掃除機の吸込口体。
  6. 【請求項6】 前記中央部の回転清掃体の除塵子は、回
    転清掃体の回転軸と平行に前記回転清掃体の周面に設け
    られ、左右一対の回転清掃体の除塵子は回転清掃体の回
    転軸に対して傾けて前記回転清掃体の周面に設けられて
    いることを特徴とする請求項5記載の電気掃除機の吸込
    口体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010535545A (ja) * 2007-08-06 2010-11-25 ドヴィア・インターナショナル・リミテッド 表面デブリ除去装置
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