JP2009247723A - 掃除機用吸込具およびこれを備えた電気掃除機 - Google Patents

掃除機用吸込具およびこれを備えた電気掃除機 Download PDF

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Abstract

【課題】掃除機用吸込具において、じゅうたん上では塵埃のかきあげに強い回転トルクを必要とし、電動機、回転ブラシも大きく重くなり、操作性が悪くなるという課題があった。
【解決手段】回転ブラシ23の筒体19内に配備した第1、第2のモータ22、21からの出力を入力とする第1、第2のクラッチ機構22k、21kと、歯の噛み合いまたは摩擦により設定した一回転方向にのみ回転を伝達する回転伝達機構とを備え、第1、第2のクラッチ機構22k、21kの出力端は回転ブラシ23の筒体19に連結されると共に、いずれか一方のクラッチ機構の出力端の回転が、他方のクラッチの入力側の回転より先行した場合に、後者クラッチ機構の回転伝達機構が解除される構成としたもので、比較的小型のモータでも強いトルクを発揮し、小型・軽量・安価で、使い勝手が良く被掃除面の塵埃除去性能を大幅に向上させた掃除用吸込具を提供することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、掃除機用吸込具および電気掃除機に関するものである。
従来の掃除機用吸込具は、電動機を内部に配置して回転駆動される回転ブラシを備え、その回転ブラシの外周長手方向に設けた清掃片で、被掃除面の塵埃を掻き上げるようにしていた(例えば、特許文献1参照)。
特開昭63−79626号公報
しかしながら、じゅうたんなど抵抗負荷の大きい被掃除面をかき上げるためには、強い回転トルクを発揮しなくてはならず、電動機が大きくなり、同時に回転ブラシも大きく重たくなるため、操作性が悪くなるという問題があった。
回転ブラシを大きくせずにモータトルクを高める手段として特許文献2に記載された構造例もあるが、構造が複雑でかつ作り方が特殊なものとなり、安価を要求される本機器には採用は難しかった。
これを解決するためにモータを複数個に分割して配備する手段も考えられるが、実際は互いの回転数にずれが生じるため、回転が遅い方のモータがブレーキとして作用してしまい、他方のモータの負荷が増加してしまうなどの実現を阻害する不具合があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するものであり、汎用で入手できる小型モータを利用しながら、強い回転トルクを発揮する軽量・小型の回転ブラシを搭載した塵埃除去性能の優れた掃除機用吸込具および電気掃除機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の掃除機用吸込具は、周面の長手方向に沿って複数条の清掃片を有する回転ブラシの筒体と、前記回転ブラシの筒体内に配備した第1のモータ及び第2のモータと、この第1のモータ及び第2のモータからの出力をそれぞれ入力とする第1のクラッチ機構及び第2のクラッチ機構とを備え、前記第1のクラッチ機構及び第2のクラッチ機構は、歯の噛み合い、または摩擦により、設定した一回転方向にのみ回転を伝達する回転伝達機構を有するもので、かつ前記第1のクラッチ機構及び第2のクラッチ機構の出力端はそれぞれ前記回転ブラシの筒体に連結されるとともに、前記第1のクラッチ機構及び第2のクラッチ機構の内、いずれか一方のクラッチ機構の出力端の回転が、他方のクラッチの入力側の回転より先行した場合に、後者クラッチ機構の噛み合いもしくは摩擦による回転伝達機構が解除されることを特徴としたもので、各モータの内、回転の遅くなった方のモータ側クラッチは噛み合わないため、回転の速い方のモータに対して他方のモータが負荷として加わることなく、それでいて前記筒体には、前記2個のモータの総回転トルクが伝達可能となる回転ブラシを提供することができ、小型のモータで、被掃除面の塵埃除去が優れた使い勝手の良い小型掃除用吸込具を提供することができる。
本発明の掃除機用吸込具および電気掃除機は、駆動用のモータを2個搭載しながら、互いが弊害を及ぼしあうことはなく、被掃除面の負荷に応じて個々のモータトルクを合わせた強い回転トルクを回転ブラシに伝達することができるため、比較的小型のモータでも強いトルクを発揮することができ、小型・軽量・安価で使い勝手が良く、被掃除面の塵埃除去性能を大幅に向上させた掃除用吸込具を提供することができる。
第1の発明は、周面の長手方向に沿って複数条の清掃片を有する回転ブラシの筒体と、前記回転ブラシの筒体内に配備した第1のモータ及び第2のモータと、この第1のモータ及び第2のモータからの出力をそれぞれ入力とする第1のクラッチ機構及び第2のクラッチ機構とを備え、前記第1のクラッチ機構及び第2のクラッチ機構は、歯の噛み合い、または摩擦により、設定した一回転方向にのみ回転を伝達する回転伝達機構を有するもので、かつ前記第1のクラッチ機構及び第2のクラッチ機構の出力端はそれぞれ前記回転ブラシの筒体に連結されるとともに、前記第1のクラッチ機構及び第2のクラッチ機構の内、いずれか一方のクラッチ機構の出力端の回転が、他方のクラッチの入力側の回転より先行した場合に、後者クラッチ機構の噛み合いもしくは摩擦による回転伝達機構が解除されることを特徴としたもので、各モータの内、回転の遅くなった方のモータ側クラッチは噛み合わないため、回転の速い方のモータに対して他方のモータが負荷として加わることなく、それでいて前記筒体には、前記2個のモータの総回転トルクが伝達可能となる回転ブラシを提供することができ、小型のモータで、被掃除面の塵埃除去が優れた使い勝手の良い小型掃除用吸込具を提供することができる。
第2の発明は、第1の発明に加えて、第1のモータ及び第2のモータからの出力をそれぞれ入力とする第1の減速装置及び第2の減速装置を備え、第1のクラッチ機構及び第2のクラッチ機構は、前記第1のモータ及び第2のモータからの出力に換えて、前記第1の減速装置及び第2の減速装置からの出力をそれぞれ入力とすることを特徴とする掃除機用吸込具としたもので、第1の発明の効果と同様に木床など抵抗負荷の少ない被掃除面においては、2個モータの内、回転の遅いモータ側のクラッチが噛み合わず1個のモータの回転のみが独立して伝わり、かつ他方のモータがブレーキ作用などの悪影響を及ぼすことはない。それでいて減速装置により木床清掃には充分なトルクを有しているためごみをかき上げることが出来る。そしてじゅうたんなどの抵抗負荷の大きい被掃除面においては、2個のモータの回転力が合算されて伝わることにより、抵抗の大きいじゅうたん上においても回転ブラシ体がさらに強いトルクで回転し、ごみをしっかりかき上げることができる。
第3の発明は、第1または第2の発明の各モータの駆動時間を個別に切り換える制御を行なう制御回路を設けたもので、負荷が小さく回転トルクの比較的小さい被掃除面を掃除する場合に、各モータを互い違いに駆動させて回転ブラシの筒体を回すことで、モータの劣化を防止し、回転ブラシのトータルの寿命を増やすことができるものである。
第4の発明は、第1〜第3のいずれか1つの発明の2個のモータを、同一仕様にして対称配置させると共に、対称配置したモータの間に位置する出力端が回転ブラシの筒体の略中央に配置するよう構成したもので、回転ブラシ回転中の負荷の偏りが生じにくく、安定した回転を得ることができる。
第5の発明は、第1〜第4のいずれか1つの発明の掃除機用吸込具と、電動送風機を備えた電気掃除機としたものであり、被掃除面に応じて2個のモータが効率よくトルクを発揮し、吸込具が小型・軽量でありながら、際立った塵埃除去性能を発揮する電気掃除機を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1について、図1〜図4を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態1における掃除機用吸込具を接続した電気掃除機の全体斜視図である。
本発明の電気掃除機は、図1に示すように、掃除機本体1の後方部に、電動送風機2を内蔵した電動送風機室3が配され、掃除機本体1の前方部に、吸引された塵埃を捕集する集塵袋(図示せず)を着脱自在に収納するとともに、電動送風機2の吸引側開口と連通する集塵室4が配されている。掃除機本体1の後方下部の左右両側に、1対の走行用車輪6が水平に配された走行軸に対して回転自在に取り付けられ、また、掃除機本体1の前方下部に、同じく走行用のキャスター7が垂直な軸心周りに回動自在に、且つ水平に配された走行軸に対して回転自在に取り付けられている。掃除機本体1の前面には、吸引ホース8の一端に設けられた接続ジョイント部9が着脱自在に接続される。
吸引ホース8の他端には、操作者が掃除の際に把持するとともに、掃除機本体1の運転を操作するための操作部11aを有する把手11を備えた先端ジョイント部12が設けられている。この吸引ホース8の先端ジョイント部12に、伸縮自在あるいは継ぎ自在に構成された延長管13の手元側の一端が着脱自在に接続され、さらに、その延長管13の先端側の他端が、本実施の形態1の掃除機用吸込具16に着脱自在に接続される。
次に、本実施の形態における掃除機用吸込具16の詳細な構成について、図2〜図4を用いて説明する。
図2は、本発明の実施の形態1における掃除機用吸込具の側面断面図であり、図3は、この掃除機用吸込具の平面断面図である。なお、図2以降の図において、掃除機用吸込具16の走行方向について、把手11を掴んだ操作者が掃除機用吸込具16を押し進める(前進させる)方向を前方(図2において左方向)といい、操作者が掃除機用吸込具16を引き戻す(後退させる)方向を後方(図2において右方向)という。また、掃除機用吸込具16を前進させる方向に向かって右側を右方(図3において右方向)、左側を左方(図3において左方向)という。
掃除機用吸込具16には、底面に吸込口18が開口している。吸込口18の上方には回転する回転ブラシ23が配備してあり、回転ブラシ23の後方には、掃除機本体1側に通じる空気通路24が形成してあり、吸込口18から吸引された空気は、回転ブラシ23が配備されたブラシ体収納室28を通り、空気通路24から延長管13、ホース8を通って掃除機本体1に吸引される。
回転ブラシ23は円筒体19の表面に毛ブラシ20を螺旋状に取り付けたもので、4条の連続する毛ブラシ20が配備されている。回転ブラシ23の内部には、両端に右モータ21と左モータ22を1個ずつ有しており、それらはほぼ同一の形状になっている。
各モータ21、22の外端21a、22aは、ブラシ体収納室28の両側に固定されており、その外周には右ベアリング21bと左ベアリング22bが設けてある。回転ブラシ23の円筒体19は、この両ベアリング21bと、22bの外輪に連結されており、固定された右モータ21と左モータ22に対して抵抗なく回転できる構成になっている。
右モータ21と左モータ22の先端にはそれぞれ右減速装置21cと左減速装置22cが配備してあり、それらは、遊星ギアによってともに約1/6に減速するよう構成されている。右減速装置21cと左減速装置22cのそれぞれの出力軸21dと22dには、右ワンウェイクラッチ21kと左ワンウェイクラッチ22kが取り付けてあり、右クラッチ摺動板21e及び左クラッチ摺動板22eが、それぞれ右クラッチバネ21gと左クラッチバネ22gによって右ワンウェイクラッチの出力端21fと左ワンウェイクラッチの出力端22fに圧接されて構成されている。そして右ワンウェイクラッチの出力端21fと左ワンウェイクラッチの出力端22fは出力リング30を介して円筒体19に連結されている。
右クラッチ摺動板21e及び左クラッチ摺動板22eは、右減速装置21cと左減速装置22cのそれぞれの出力軸21dと22dと同方向に回転するが、軸方向には摺動自在であり、右ワンウェイクラッチの出力端21fが右クラッチ摺動板21eより先行して回転するときには、右クラッチバネ21gがたわんで右クラッチ摺動板21eと右ワンウェイクラッチの出力端21fの噛み合いが外れる。同様に左ワンウェイクラッチの出力端22fが左クラッチ摺動板22eより先行して回転するときには、左クラッチバネ22gがたわんで左クラッチ摺動板22eと左ワンウェイクラッチの出力端22fの噛み合いが外れる。
この実施の形態においては、右モータ21と左モータ22は、前方回転し、右減速装置21cと左減速装置22cの出力軸21d、22dはともに前方回転する。そしてワンウェイクラッチ21k、22kを介して前方回転方向の回転力が出力される。
遊星ギアの減速機構は具体的実施例が多々あるためここでは説明を省略する。またクラッチ構成も本実施の形態の構成に限られるものではなく、要は、各モータ21、22の回転力が減速され、トルクUPされて円筒体19に伝わるがそれぞれ前方方向の回転力のみが円筒体19に伝わる仕組みになっている。
次に、この構成における動作の詳細を以下に述べる。
右モータ21と左モータ22は、同じ回転力を発揮する巻き線仕様のモータであるが、個々のばらつきにより、回転数が一致することは稀である。また起動時の立ち上がり速度もことなる。
回転ブラシ23の毛ブラシ20が当たる床面の抵抗負荷が小さいときは、円筒体19もスムーズに回るため、各モータ21、22のうち速い方の回転数で回ることになる。各モータの出力が同一体に固定されている場合は、回転数の遅いほうのモータが速い方のモータに引っ張られ、遅いほうのモータはブレーキとして作用してしまうが、本発明の実施例においては、各モータからの出力軸21d、22dはそれぞれワンウェイクラッチ21k、22kを介して円筒体19に連結されているため、前方回転において回転の遅い方の出力軸側は、クラッチがはずれ、円筒体19側から出力軸側に回転力が加わることはない。
具体的には図3に示すように、左モータ22の回転が右モータ21の回転より速い場合、左減速装置22cの回転も右減速装置21cの回転より早くなる。そのため左ワンウェイクラッチ22kを介して回転が伝わる出力リング30の回転も右減速装置21cより早くなる。この場合、右ワンウェイクラッチの出力端21fは、右クラッチ摺動版21eより先行して回転するため、右クラッチ摺動版21eが右モータ21側に押され、右クラッチバネ21gがたわんで右クラッチ摺動版21eと右ワンウェイクラッチの出力端21fの噛み合いが外れる。そのため速度の遅い右モータ21がブレーキとして作用する現象は生じない。右モータ21が左モータ22より速く回転する場合は、同様に左ワンウェイクラッチ22kの噛み合いが外れ、左モータがブレーキとして作用することはない。
次に、じゅうたんなど床面の抵抗負荷が大きいときは、円筒体19の回転が抑えられるため、各モータから伝達される回転数よりも遅い回転数に抑えられる状態となる。
この場合は各モータの回転数がばらついてもその回転数の差異よりも円筒体19自体の回転数低下の程度が大きいため、各減速装置21c、22cからの回転速度に対して円筒体19及び右ワンウェイクラッチの出力端21f、左ワンウェイクラッチの出力端22fが先行して回転することはない。したがって回転中においても左右のワンウェイクラッチ21k、22kがそれぞれ噛み合った状態が維持され、両モータの回転力が常に合算されて円筒体19に伝わることになる。
つまり、木床など抵抗負荷の少ない被掃除面においては、2個モータの内1個のモータ力は確実に伝わり、かつ他方のモータが悪影響を及ぼうことはない。そしてじゅうたんなどの抵抗負荷の大きい被掃除面においては、2個のモータの回転力が合算されて伝わることにより、抵抗の大きいじゅうたん上においても回転ブラシ23が強いトルクで回転し、ごみをしっかりかき上げることができる。この場合、1つの円筒体19に対して2個のモータのトルクが働くため、円筒体を分離してそれぞれを1個ずつのモータで駆動させる構成よりも毛ブラシ20に加わる力の最大値が大きくなることは、明らかである。
さらに木床においては、右モータ21と左モータ22を交互に稼動させる制御を制御基板26にて行うことにより、1個の力で回転ブラシ23を回転させながら、掃除を行うことができる。この場合、2個のモータ寿命を合算した分の回転寿命を確保することができ、モータの寿命の比較的短い小型で安価のモータで長寿命を達成することができる。もちろんじゅうたんを掃除する際は、2個とも駆動するため、寿命を稼ぐことはできないが、昨今じゅうたんの敷かれている部屋の割合が減少しているため、その影響は少ないと思われる。
また各モータの電流値を検出する負荷センサー21h、22hをそれぞれ右モータ21と左モータ22に配備し、負荷が大きいと判断した時に2個のモータを同時に駆動させる制御を組み合わせることもできる。この場合、通常は2個のモータを一個ずつ交互に駆動しながら、モータ寿命延ばすともに、じゅうたんなどの負荷の大きい床面においては、負荷センサー21h、22hのうちどちらかが負荷を検出して自動的に2個ともモータが駆動されるため、2個分の強いトルクで掃除を行うことができる。このように被掃除面の負荷に応じてモータのトルクが効率的に切り換えられるため、使用者が手動で切り換えるわずらわしさがなくなる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2について、図5を用いて説明する。
第1の実施の形態においては、各モータが前方回転するようにしたがモータを対称配置しているため、類似仕様のモータでありながらモータ自体としてはそれぞれ回転方向が異なることになる。
本発明の実施の形態2としては、右モータ31と左モータ32は同一仕様、同一回転方向のものを使用し、右減速装置31cと左減速装置32cは減速比は同じであるがそれぞれ逆方向の回転方向に出力する遊星ギア構成にすることにより、右減速装置31cと左減速装置32cの出力軸31d、32dはともに前方回転させている。
具体的には同一回転方向のモータを対称配置しているため、掃除用吸込具16bに対し右モータ31は前方回転し、左モータ32は後方回転する。右減速装置31cは遊星ギアの入力軸(太陽歯車)と同方向の回転が出力される出力軸31d(遊星キャリア)から出力を取り出すため、前方回転となる。左減速装置32cは遊星ギアの入力軸(太陽歯車)と逆方向の回転が出力される出力軸32d(外輪歯車)から出力を取り出すため、前方回転となる。右減速装置31cと左減速装置32cの歯車の歯数は減速比が1/6になるよう設定してあり、出力の回転数はほぼ同一となる。
他のクラッチ機構、及び制御方法は第1の実施の形態と同じ機構を採用すればまったく同じ仕様のモータを左右に配置することで第1の実施の形態と同様の効果を得ることが可能となり、基幹部品であるモータを統一することができ、トルクが安定した安価な床用吸込み具を提供することができる。
なお上記の実施の形態では、右ワンウェイクラッチ21kと左ワンウェイクラッチ22kの出力端が円筒体19のほぼ中央に集中して伝達される配置になっており、円筒体19を支える右ベアリング21bと左ベアリング22bは両サイドに配置されていることから、強いトルクが加わっても負荷の偏りが生じにくく、安定した回転を得ることができる。
このように本発明によれば、駆動用のモータを2個搭載しながら、互いが弊害を及ぼしあうことはなく、被掃除面の負荷に応じて2個合わせた強い回転トルクを回転ブラシに伝達することができるため、比較的小型のモータを採用することができ、その結果、小型・軽量・安価で使い勝手の良い掃除用吸込具を提供することができる。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3について、図6を用いて説明する。
自動車などで利用されている差分ギアをモータに連結して使用しても同様の動作を実現できるが、本発明の構成であればクラッチという簡単な部品の組合せによって実現が可能なため、構成も簡単となり、それでいて塵埃除去性能は、極めてすぐれたものとなる。
具体的には回転方向によって巻き締まるバネを利用したクラッチでもよく、コイルバネ35のように中央から左右対称に巻きを形成したバネであれば、巻き締めを利用した左右のワンウェイクラッチを1つの部品で構成することも可能であり、その場合でも実施の形態1、2同様の効果が得られることは言うまでもない。
以上のように、本発明に係る掃除機用吸込具は、小型で長寿命の回転ブラシが効率よく回転し、すぐれた塵埃除去性能を発揮するもので、家庭用、業務用、店舗用の各種電気掃除機に使用することができる。
本発明の実施の形態1における掃除機用吸込具を接続した電気掃除機の全体斜視図 同、掃除機用吸込具の側面断面図 同、掃除機用吸込具の平面断面図 同、掃除機用吸込具用の電気配線図 本発明の実施の形態2における掃除機用吸込具の平面断面図 本発明の実施の形態3における掃除機用吸込具の部品斜視図
符号の説明
1 掃除機本体
16 掃除機用吸込具
18 吸込口
19 円筒体(筒体)
20 毛ブラシ
21、31 右モータ(第2のモータ)
22、32 左モータ(第1のモータ)
21c、31c 右減速装置(第2の減速装置)
22c、32c 左減速装置(第1の減速装置)
21d、31d 右減速装置の出力軸(第2の減速装置の出力軸)
22d、32d 左減速装置の出力軸(第1の減速装置の出力軸)
21k 右ワンウェイクラッチ(第2のクラッチ機構)
22k 左ワンウェイクラッチ(第1のクラッチ機構)
21f 右ワンウェイクラッチの出力端(第2のクラッチ機構の出力端)
22f 左ワンウェイクラッチの出力端(第1のクラッチ機構の出力端)
23 回転ブラシ
24 空気通路
26 制御基板
28 ブラシ体収納室
30 出力リング
35 コイルバネ

Claims (5)

  1. 周面の長手方向に沿って複数条の清掃片を有する回転ブラシの筒体と、前記回転ブラシの筒体内に配備した第1のモータ及び第2のモータと、この第1のモータ及び第2のモータからの出力をそれぞれ入力とする第1のクラッチ機構及び第2のクラッチ機構と、歯の噛み合いまたは摩擦により、前記第1のクラッチ機構及び第2のクラッチ機構が、設定した一回転方向にのみ回転を伝達させる回転伝達機構とを有し、前記第1のクラッチ機構及び第2のクラッチ機構の出力端はそれぞれ前記回転ブラシの筒体に連結されると共に、前記第1のクラッチ機構及び第2のクラッチ機構の内、いずれか一方のクラッチ機構の出力端の回転が、他方のクラッチの入力側の回転より先行した場合に、後者クラッチ機構の噛み合いまたは摩擦による回転伝達機構が解除されることを特徴とする掃除機用吸込具。
  2. 第1のモータ及び第2のモータからの出力をそれぞれ入力とする第1の減速装置及び第2の減速装置を備え、第1のクラッチ機構及び第2のクラッチ機構は、前記第1のモータ及び第2のモータからの出力に換えて、前記第1の減速装置及び第2の減速装置からの出力をそれぞれ入力とすることを特徴とする請求項1に記載の掃除機用吸込具。
  3. 第1のモータ及び第2のモータの駆動時間を個別に切り換える制御を行なう制御回路を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の掃除機用吸込具。
  4. 第1のモータ及び第2のモータを、同一仕様にして対称配置させると共に、対称配置したモータの間に位置する出力端が回転ブラシの筒体の略中央に配置するように構成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の掃除機用吸込具。
  5. 電動送風機と、請求項1〜4のいずれか1項に記載の掃除機用吸込具を備えた電気掃除機。
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