JP6991220B2 - 電気掃除機の回転ブラシおよびそれを備えた電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機の回転ブラシおよびそれを備えた電気掃除機 Download PDF

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Description

本発明は、電気掃除機の回転ブラシおよびそれを備えた電気掃除機に関する。
従来の電気掃除機の吸込口体として、特許文献1には、掻出部材としてのネット部材およびブレードが螺旋状に外周面に設けられた回転ブラシを備えたものが開示されている。
この回転ブラシにおいて、ネット部材は、回転ブラシの軸心方向と直交する方向に延びる複数の第1の繊維と、前記軸心方向と平行な方向に延びる複数の第2の繊維とを有し、基端側(根元側)の複数の第1と第2の繊維は交差部分で結合し、先端側の複数の第1の繊維は複数の第2の繊維に形成された切込部によって相互に分離している。
このように構成された特許文献1の回転ブラシによれば、ネット部における先端側の腰が基端側よりも相対的に弱くなるため、絨毯やフローリングといった材質が異なる被清掃面に応じてネット部材の接触負荷を変えることができるとされている。
特開2005-066034号公報
特許文献1の回転ブラシでは掻出部材としてネット部材が用いられているが、ネット部材を有さない一般的な回転ブラシでは、多数のブラシ毛を基材に植毛してなるブラシ材を掻出部材として有している。
このような一般的な回転ブラシのブラシ材では、フローリング床に対する表面清掃と、絨毯への掻き出し清掃に対して、1本の回転ブラシ仕様ではフローリング床と絨毯のどちらかに清掃効果が片寄ってしまい、清掃効率が低下する問題がある。
本発明は、このような課題に鑑みなされたものであり、材質が異なる被清掃面に対してそれぞれ高い清掃能力を発揮する電気掃除機の回転ブラシおよびそれを備えた電気掃除機を提供することを目的とする。
かくして、本発明によれば、電気掃除機の吸込口体に回転可能に取り付けられる回転ブラシであって、
表面に複数の溝部を有する筒状体と、各溝部に取り付けられた複数のブラシ材とを有し、
前記ブラシ材は、前記筒状体の前記溝部に嵌め込まれる帯板状の基部と、前記基部の一面に長手方向に沿って2列で植え付けられて前記溝部から外部へ突出する硬質毛部および軟質毛部とを有し、
前記ブラシ材のうちの少なくとも2つのブラシ材において、一方のブラシ材における前記回転ブラシの軸心を中心とする一周方向の前記硬質毛部および前記軟質毛部の並び順と、他方のブラシ材における前記一周方向の前記硬質毛部および前記軟質毛部の並び順とが逆向きである電気掃除機の回転ブラシが提供される。
また、本発明によれば、前記回転ブラシが回転可能に取り付けられた吸込口体と、前記吸込口体に接続された掃除機本体とを備えた電気掃除機が提供される。
本発明の電気掃除機の回転ブラシは、少なくとも2つのブラシ材において、一方のブラシ材における一周方向の硬質毛部および軟質毛部の並び順と、他方のブラシ材における一周方向の硬質毛部および軟質毛部の並び順とが逆向きであるように構成されている。
つまり、同一構成の少なくとも2つのブラシ材を隣接させて配置した場合、各ブラシ材の軟質毛部の回転方向両側を硬質毛部によって挟み込んだブラシ構成とすることができる。
この構成により、硬質毛部を軟質毛部よりも回転方向側の端部に配置させることができるため、硬い毛領域によって絨毯の繊維中のダストを効率的に掻き出して清掃することができる。
また、硬質毛部によって回転方向両側を挟み込まれた軟質毛部によって、高密度の軟らかい毛領域を広い面積で構成することができるため、フローリング表面の清掃効率を向上させることができる。
このように、本発明の回転ブラシによれば、絨毯やフローリングといった材質の異なる被清掃面に対応して効率よく清掃することができる。
さらに、回転ブラシにおけるブラシ材以外のスペースを広いピッチで構成することができるため、この広いスペースにて比較的大きなダスト(例えば、塵埃の塊、菓子の欠片等)を吸込口の方へ効率よく送ることができる。
本発明の電気掃除機の実施形態1を示す外観斜視図である。 図1に示す電気掃除機の吸込口体の上面図である。 図2に示す吸込口体の底面図である。 図2に示す吸込口体の側面図である。 図3に示す吸込口体のA-A矢視断面図である。 図3に示す吸込口体のB-B矢視断面図である。 図2に示す吸込口体の分解斜視図である。 実施形態1における筒状体の軸心方向から視た側面図である。 実施形態1における回転ブラシ本体の軸心方向から視た側面図である。 実施形態2における筒状体の軸心方向から視た側面図である。 実施形態2における回転ブラシ本体の軸心方向から視た側面図である。 実施形態3における筒状体の軸心方向から視た側面図である。 実施形態3における回転ブラシ本体の軸心方向から視た側面図である。 実施形態4における筒状体の軸心方向から視た側面図である。 実施形態4における回転ブラシ本体の軸心方向から視た側面図である。
(実施形態1)
<電気掃除機の全体構成>
図1は本発明の電気掃除機の実施形態1を示す外観斜視図である。
図1に示すように、本発明の電気掃除機1は、電動送風機を内蔵する駆動装置10Aおよびこれに着脱可能に装着されるダストカップユニット10Bを有する掃除機本体10と、駆動装置10Aに離脱可能に装着されるバッテリー20と、モータにて回転駆動する回転ブラシ44(図3参照)を有する吸込口体40と、吸込口体40と掃除機本体2とを気密的に接続する延長管30とを備える。
また、この電気掃除機1は、バッテリー20の電力を吸込口体40内に設けられたモータへ供給する図示しない電気配線部を備えている。
掃除機本体2において、駆動装置10Aは、使用者が手で握るハンドル10Aaと、ハンドル10Aaに設けられ起動・停止スイッチを有する操作部10Abと、延長管30の基端部を受け入れて離脱可能に接続する接続部10Acとを備える。
延長管30の先端部には、吸込口体40の接続パイプ部42を受け入れて離脱可能に接続する接続部30aが設けられている。
吸込口体40は、吸込口本体41と、延長管30の接続部30aが離脱可能に差し込まれる接続パイプ部42と、吸込口本体41に対して接続パイプ部42を約90度の角度範囲で前後に揺動させ、かつ、約180度の角度範囲で左右に捩じることが可能な関節部43とを備える。
このような構成された電気掃除機1では、操作部10Abの起動スイッチが投入されると、電動送風機(図示省略)および回転ブラシ用モータ45(図6参照)が駆動する。そして、ダストを含む空気が、吸込口体40の回転する回転ブラシ44を有する吸込口41a1から延長管30を通ってダストカップユニット10B内に流入し、ダストがダストカップユニット10Bにて捕捉されると共に、浄化された空気は駆動装置10Aの側面の図示しない排気口から排気される。
〈吸込口体の構成〉
図2は図1に示す電気掃除機の吸込口体の上面図であり、図3は図2に示す吸込口体の底面図であり、図4は図2に示す吸込口体の側面図である。また、図5は図3に示す吸込口体のA-A矢視断面図であり、図6は図3に示す吸込口体のB-B矢視断面図であり、図7は図2に示す吸込口体の分解斜視図である。
これらの図に示すように、吸込口体40は、底板部41aと、底板部41aに対面する天板部41bと、進行方向(図2の矢印X方向)の前後に設けられた前板部41cおよび後板部41dと、天板部41bの上から見て進行方向の左右に設けられた左側板部41eおよび右側板部41fを備える。
吸込口体40は、図3に示すように、底板部41aに設けられ左右方向(矢印A1方向)に伸びる吸込口41a1と、吸込口41a1の後方に前記関節部43を介して接続された前記接続パイプ部42と、吸込口41a1に左右方向に伸びる軸心周りに回転可能に設けられた前記回転ブラシ44と、吸込口41a1と接続パイプ部42とを接続する吸引流路41a2(図5)と、回転ブラシ44を駆動する前記回転ブラシ用モータ45(図6)と、回転ブラシ44の図3における左端部を覆うブラシカバー41gと、底板部41aに設けられた持上げ検知スイッチ47および車輪48とを備える。
図7に示すように、吸込口体40の左側板部41eおよび右側板部41fの内面には、回転ブラシ44の両端部の後述する第1軸受部材44bおよび第2軸受部材44cを受ける第1受部41e1および第2受部41f1が設けられている。
また、図6に示すように、回転ブラシ用モータ45の出力軸45aに固定されたタイミングプーリー45bと、回転ブラシ44に付設されたタイミングプーリー44a211とは、タイミングベルト46によって結合されている。なお、回転ブラシ44について詳しくは後述する。
したがって、前述のように、操作部10Abの起動スイッチが投入され、床面の清掃作業が開始されると、回転ブラシ用モータ45により駆動される回転ブラシ44によって床面のダストが掃き寄せられ、ダストは吸込口41a1から吸引流路41a2と接続パイプ42を通ってダストカップユニット10B(図1)の方へ搬送される。
持上げ検知スイッチ47は、車輪を有する揺動レバー部と、揺動レバー部を揺動可能に支持するスイッチ本体と、揺動レバー部を下方へ付勢するねじりコイルばねとを有し、スイッチ本体が底板部41aに収納された回転ブラシ用モータ駆動回路基板に接続され、揺動レバー部の車輪が底板部41aから外部下方へ露出している。
この構成によれば、吸込口体40が持ち上げられて床面から離れると、持上げ検知スイッチ47が働いて回転ブラシ用モータ45の駆動を強制的に停止させることができる。
図3および図7に示すように、ブラシカバー41gは、吸込口本体41の底板部41aと後板部41dとの間を底板部41aに対して鋭角を有してつなぐ傾斜部41g1と、傾斜部41g1の内部に設けられ吸込口本体41に対してブラシカバー41gをロックするロック機構41g2と、傾斜部41g1の外面に設けられロック機構41g2を開閉操作するスライド式の手動開閉レバー41g3と、傾斜部41g1と反対側の端部に設けられた爪部41g4とを有する。
ブラシカバー41gを底板部41aに固定する際は、爪部41g4を吸込口41a1の溝(図示せず)に掛けてブラシカバー41gを底板部41aに取り付け、手動開閉レバー41g3を「閉」の方向に操作することにより行うことができる。ブラシカバー41gによって回転ブラシ44は安定して回転することができる。
また、ブラシカバー部材41gを底板部41aから取り外す際は、手動開閉レバー41g3を「開」の方向に操作してブラシカバー41gを持ち上げることにより行うことができる。
<回転ブラシの構成>
図8は実施形態1における筒状体の軸心方向から視た側面図であり、図9は実施形態1における回転ブラシ本体の軸心方向から視た側面図である。
図7~図9に示すように、回転ブラシ44は、回転ブラシ本体44aと、回転ブラシ本体44aの両端部に離脱可能に取り付けられる第1軸受部材44bおよび第2軸受部材44cとを有する。
回転ブラシ本体44aは、表面に複数の螺旋状の第1~第4溝部44a11~44a14を有する樹脂製の筒状体44a1と、第1~第3溝部44a11~44a13に放射状に取り付けられた第1ブラシ材44ax1、第2ブラシ材44ax2およびブレード44ayと、筒状体44a1の一端部および他端部に嵌入される第1支軸アセンブリ44a2および第2支軸アセンブリ44a3とを備える。
図8に示すように、筒状体44a1は、円筒部材の外周面にリブを螺旋状に形成することにより、開口部よりも奥部が広い蟻溝形の8つの第1~第4溝部44a11~44a14が設けられている。実施形態1の場合、等ピッチ(中心角度θ1~θ4=45°)で第1溝部44a11、第2溝部44a12、第3溝部44a13、第4溝部44a14、第1溝部44a11、第2溝部44a12、第3溝部44a13および第4溝部44a14が一周方向(矢印A方向)にこの順で設けられている。換言すると、筒状体44a1の軸心を中心として、第1~第4溝部44a11~44a14が点対称に設けられている。
図9に示すように、第1ブラシ材44ax1は、筒状体44a1の第1溝部44a11に嵌め込まれる帯板状の基部44ax13と、基部44ax13の一面に長手方向に沿って2列で植え付けられて第1溝部44a11から外部へ突出する硬質毛部44ax12および軟質毛部44ax12とを有する。
第2ブラシ材44ax2は、筒状体44a1の第2溝部44a12に嵌め込まれる帯板状の基部44ax23と、基部44ax23の一面に長手方向に沿って2列で植え付けられて第2溝部44a12から外部へ突出する硬質毛部44ax21および軟質毛部44ax22とを有する。
第1ブラシ材44ax1と第2ブラシ材44ax2とは共通化されている。すなわち、第1ブラシ材44ax1を構成する基部44ax13、硬質毛部44ax12および軟質毛部44ax12と、第2ブラシ材44ax2を構成する基部44ax23、硬質毛部44ax21および軟質毛部44ax22とは同じ素材で構成されている。そして、回転ブラシ本体44aを組み立てる際に、第2溝部44a12に挿入する第2ブラシ材44ax2の向きを、第1溝部44a11に挿入する第1ブラシ材44ax1の向きと逆向きにしている。これにより、第1ブラシ材44ax1における一周方向(矢印A方向)の硬質毛部44ax11および軟質毛部44ax12の並び順と、第2ブラシ材44ax2における一周方向(矢印A方向)の硬質毛部44ax21および軟質毛部44ax22の並び順とが逆向きとなっている。
このように第1ブラシ材44ax1と第2ブラシ材44ax2を隣接させることにより、第1および第2ブラシ材44ax1、44ax2における各硬質毛部44ax11、44ax21によって各軟質毛部44ax12、44ax22を周方向の両側から挟み込んだブラシ構成とすることができる。なお、第1ブラシ材44ax1を構成する基部44ax13、硬質毛部44ax12および軟質毛部44ax12と、第2ブラシ材44ax2を構成する基部44ax23、硬質毛部44ax21および軟質毛部44ax22とは、必ずしも同じ素材で構成されていなくてもよいが、同じ素材で構成すれば部品の種類を低減できるため好ましい。
これにより、軟らかく広がりやすい2つの軟質毛部44ax12、44ax22を両側から硬質毛部44ax11、44ax21によって支えることができ、これによりフローリング床の表面清掃に適した2つの軟質毛部44ax12、44ax22の領域を高密度に広い面積で形成することができる。なお、図9において、矢印Bは回転ブラシ本体44aの回転方向を示している。
また、このブラシ構成によれば、絨毯の繊維中のダストを掻き出すのに適した硬質毛部44ax11、44ax21が周方向の両側に配置されるため、絨毯の清掃能力向上に好都合となっている。
それに加え、ブレード44ayによって絨毯を叩いて繊維中のダストを浮き上がらせることができるため、硬質毛部44ax11、44ax21による掻き出しとの相乗効果を得ることができる。
また、回転ブラシ本体44aの第4溝部44a14には部材が取り付けられないため、第4溝部44a14の外側は比較的大きなダストを吸込口41a1(図7)へ送るための広いスペースとなっている。
硬質毛部44ax11、44ax21の材料としては、比較的腰の強い合成繊維を用いることができる。
また、軟質毛部44ax12、44ax22の材料としては、比較的腰の弱い合成繊維を用いることができる。
ブレード44ayは、例えば、ゴムといった軟質材料にて形成されており、第3溝部44a13に嵌め込まれる帯板状の基部が一体成形されている。
図7に示すように、第1支軸アセンブリ44a2は、筒状体44a1の一端部に嵌着された円柱状で樹脂製のキャップ部材に金属製の図示しない支軸が抜け止め一体成型されたものであり、キャップ部材には前記タイミングプーリー44a211が設けられている。
そして、第1支軸アセンブリ44a2の前記支軸に前記第1軸受部材44bが回転可能に取り付けられている。
第2支軸アセンブリ44a3は、筒状体44a1の他端部に嵌着された円柱状で樹脂製のキャップ部材に金属製の図示しない支軸が抜け止め一体成型されたものである。
そして、第2支軸アセンブリ44a3の前記支軸に前記第2軸受部材44cが回転可能に取り付けられている。
(実施形態2)
図10は実施形態2における筒状体の軸心方向から視た側面図であり、図11は実施形態2における回転ブラシ本体の軸心方向から視た側面図である。なお、図10と図11において、図8と図9中の要素と同様の要素には同一の符号を付している。
実施形態2は、回転ブラシ本体の構成が実施形態1とは異なる以外は、実施形態1と同様である。
以下、実施形態2における実施形態1とは異なる点を主に説明する。
図10と図11に示すように、実施形態2の回転ブラシ本体144aは、実施形態1と同様に、二対の第1および第2ブラシ材44ax1、44ax2と、一対のブレード44ayを有しているが、隣接した第1および第2ブラシ材44ax1、44ax2の間のピッチ(中心角度θ2)が、第2ブラシ材44ax2と一周方向(矢印A方向)側で隣接するブレード44ayとの間のピッチ(中心角度θ3)よりも狭くなっている。
すなわち、筒状体144a1における第1および第2溝部144a11、144a12の間のピッチ(中心角度θ2)が、第2溝部144a12と一周方向(矢印A方向)側で隣接する第3溝部44a13との間のピッチ(中心角度θ3)よりも狭くなっている。この場合、中心角度θ2は約40°に設定されている。
なお、実施形態2の場合、第4および第1溝部44a14、144a11の間のピッチ(中心角度θ1)も同様に狭くなっている。
この構成によれば、一対の第1および第2ブラシ材44ax1、44ax2およびブレード44ayを等ピッチで配置する場合よりも、一対の第1および第2ブラシ材44ax1、44ax2の各軟質毛部44ax12、44ax22をより高密度で隣接させることができるため、フローリング床に対する清掃能力をより向上させることができる。
(実施形態3)
図12は実施形態3における筒状体の軸心方向から視た側面図であり、図13は実施形態3における回転ブラシ本体の軸心方向から視た側面図である。なお、図12と図13において、図8と図9中の要素と同様の要素には同一の符号を付している。
実施形態3は、回転ブラシ本体の構成が実施形態1とは異なる以外は、実施形態1と同様である。
以下、実施形態3における実施形態1とは異なる点を主に説明する。
図12と図13に示すように、実施形態3の回転ブラシ本体244aは、4対の第1および第2ブラシ材44ax1、44ax2を有し、1対のブレードは省略されている。また、各対の第1および第2ブラシ材44ax1、44ax2は、中心角度90°のピッチで近接して配置されている。すなわち、筒状体244a1において、4対の第1および第2溝部244a11、244a12が中心角度90°のピッチで配置されている。なお、この場合、各対の第1および第2溝部244a11、244a12のピッチ(中心角度α)は約30°に設定されている。
この構成によれば、一対の第1および第2ブラシ材44ax1、44ax2の軟質毛部44ax12、44ax22の回転方向両側を硬質毛部44ax11、44ax21によって挟み込んだブラシ構成が4対設けられているため、絨毯とフローリング表面の両方の清掃効率をより向上させることができる。
なお、図示しないが、一対の第1および第2ブラシ材44ax1、44ax2を中心角度120°のピッチで3対設けてもよく、この場合、一方の第1および第2ブラシ材44ax1、44ax2とこれに隣接する他方の第1および第2ブラシ材44ax1、44ax2との間のスペースが広くなるため、このスペースにて比較的大きなダストを吸込口へ送りやすくなる。
(実施形態4)
図14は実施形態4における筒状体の軸心方向から視た側面図であり、図15は実施形態4における回転ブラシ本体の軸心方向から視た側面図である。なお、図14と図15において、図8と図9中の要素と同様の要素には同一の符号を付している。
実施形態4は、回転ブラシ本体の構成が実施形態1とは異なる以外は、実施形態1と同様である。
以下、実施形態4における実施形態1とは異なる点を主に説明する。
図14と図15に示すように、実施形態4の回転ブラシ本体344aは、実施形態1と同様に、2対の第1および第2ブラシ材44ax1、44ax2と、1対のブレード44ayを有し、さらに、各対の第1および第2ブラシ材44ax1、44ax2の間の溝部に取り付けられる軟質毛部44a32を有する単毛ブラシ材44ax3をさらに備えている。
この場合、筒状体344a1は、軸心を中心として第1~第4溝部344a11~344a14が点対称に設けられており、第1と第2溝部344a11、344a12の間のピッチ(中心角度α2)、第2と第3溝部344a12、344a13の間のピッチ(中心角度α3)および第3と第4溝部344a13、344a14の間のピッチ(中心角度α4)は約40°に設定され、第4と第1溝部344a14、344a11の間のピッチ(中心角度α1)は約60°に設定されている。
そして、各第1溝部344a11に第1ブラシ材44ax1が取り付けられ、各第2溝部344a12に単毛ブラシ材44ax3が取り付けられ、各第3溝部344a13に第2ブラシ材44ax2が取り付けられ、各第4溝部344a14にブレード44ayが取り付けられている。
この構成によれば、回転方向両側の硬質毛部44ax11、44ax21にて挟まれた3つの軟質毛部44ax12、44ax32、44ax22の領域が拡大するため、絨毯への効率的な清掃能力を維持しながらフローリング床の表面清掃を強化することができる。
(他の実施形態)
実施形態1~4では、第1および第2ブラシ材が複数対設けられた場合を例示したが、第1および第2ブラシ材は1対でもよい。この場合、1対の第1および第2ブラシ材の螺旋ピッチを図7で示した約90°よりも大きく、例えば約180°にしてもよい。
(まとめ)
本発明の電気掃除機の回転ブラシは、電気掃除機の吸込口体に回転可能に取り付けられる回転ブラシであって、
表面に複数の溝部を有する筒状体と、各溝部に取り付けられた複数のブラシ材とを有し、
前記ブラシ材は、前記筒状体の前記溝部に嵌め込まれる帯板状の基部と、前記基部の一面に長手方向に沿って2列で植え付けられて前記溝部から外部へ突出する硬質毛部および軟質毛部とを有し、
前記ブラシ材のうちの少なくとも2つのブラシ材において、一方のブラシ材における前記回転ブラシの軸心を中心とする一周方向の前記硬質毛部および前記軟質毛部の並び順と、他方のブラシ材における前記一周方向の前記硬質毛部および前記軟質毛部の並び順とが逆向きである。
本発明の電気掃除機の回転ブラシは、次のように構成されてもよく、それらが適宜組み合わされてもよい。
(1)前記2つのブラシ材が、隣接した2つの前記溝部に取り付けられることにより隣接してもよい。
この構成によれば、各ブラシ材の軟質毛部の回転方向両側を硬質毛部によって挟み込んだブラシ構成となる。この結果、硬質毛部によって絨毯の繊維中のダストを効率的に掻き出して清掃することができ、かつ軟質毛部によってフローリング表面の清掃効率を向上させることができる。
(2)前記隣接した2つのブラシ材のうちの一方のブラシ材に隣接する前記溝部に取り付けられるブレードをさらに備えてもよい。
この構成によれば、ブレードによる絨毯への「叩き出し作用」が得られるため、ブラシ材の硬質毛部による絨毯への「掻き出し作用」との相乗効果により、絨毯の清掃効率がより向上する。
(3)前記隣接した2つのブラシ材の間のピッチが、前記一方のブラシ材と前記ブレードとの間のピッチよりも狭くてもよい。
この構成によれば、2つのブラシ材およびブレードを等ピッチで配置する場合よりも、2つのブラシ材の軟質毛部をより高密度で隣接させることができるため、フローリング床に対する表面清掃をより効率化することができる。
(4)前記筒状体は、隣接した複数対の溝部を有し、
前記複数のブラシ材が前記複数対の溝部に取り付けられることにより複数対のブラシ材が構成され、
各対のブラシ材において、一方のブラシ材の前記一周方向の前記硬質毛部および前記軟質毛部の並び順と、他方のブラシ材における前記一周方向の前記硬質毛部および前記軟質毛部の並び順とが逆向きであってもよい。
この構成によれば、一対のブラシ材の軟質毛部の回転方向両側を硬質毛部によって挟み込んだブラシ構成を複数ペア設けることができるため、絨毯とフローリング表面の両方の清掃効率をより向上させることができる。
(5)前記一対のブラシ材の間の前記溝部に取り付けられる軟質毛部を有する単毛ブラシ材をさらに備えてもよい。
この構成によれば、回転方向両側の硬質毛部にて挟まれた軟質毛部の領域をより広くすることができるため、絨毯への効率的な清掃能力を維持しながらフローリング床の表面清掃を強化することができる。
(6)同じ素材で構成された前記2つのブラシ材が隣接した前記2つの溝部に正逆方向に挿入されてもよい。
この構成によれば、隣接して配置する2つのブラシ材を共通化することができ、部品の種類を低減することができる。
なお、開示された実施の形態は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上述の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 電気掃除機
10 掃除機本体
40 吸込口体
41a1 吸込口
44 回転ブラシ
44a1、144a1、244a1、344a1 筒状体
44a11、144a11、244a11、344a11 第1溝部
44a12、144a12、244a12、344a12 第2溝部
44a13、344a13 第3溝部
44a14、344a14 第4溝部
44ax1 第1ブラシ材
44ax11、44ax21 硬質毛部
44ax12、44ax22、44ax32 軟質毛部
44ax13、44ax23 基部
44ax2 第2ブラシ材
44ax3 単毛ブラシ材
44ay ブレード

Claims (7)

  1. 電気掃除機の吸込口体に回転可能に取り付けられる回転ブラシであって、
    表面に複数の溝部を有する筒状体と、各溝部に取り付けられた複数のブラシ材とを有し、
    前記ブラシ材は、前記筒状体の前記溝部に嵌め込まれる帯板状の基部と、前記基部の一面に長手方向に沿って2列で植え付けられて前記溝部から外部へ突出する硬質毛部および軟質毛部とを有し、
    前記複数のブラシ材のうちの少なくとも2つのブラシ材は互いに近接しており、
    近接した前記2つのブラシ材における一方のブラシ材の硬質毛部と他方のブラシ材の硬質毛部との間に、前記一方のブラシ材の軟質毛部と前記他方のブラシ材の軟質毛部が配置されていることを特徴とする電気掃除機の回転ブラシ。
  2. 近接した前記2つのブラシ材が、隣接した2つの前記溝部に取り付けられることにより隣接する請求項1に記載の回転ブラシ。
  3. 前記隣接した2つのブラシ材のうちの一方のブラシ材に隣接する前記溝部に取り付けられるブレードをさらに備える請求項2に記載の回転ブラシ。
  4. 前記隣接した2つのブラシ材の間のピッチが、前記一方のブラシ材と前記ブレードとの間のピッチよりも狭い請求項3に記載の回転ブラシ。
  5. 近接した前記2つのブラシ材の間の前記溝部に取り付けられる軟質毛部を有する単毛ブラシ材をさらに備えた請求項1に記載の回転ブラシ。
  6. 近接した前記2つのブラシ材は同じ素材で構成されており、近接した前記2つのブラシ材が近接た2つの溝部に正逆方向に挿入されている請求項1~5のいずれか1つに記載の回転ブラシ。
  7. 請求項1~6のいずれか1つに記載の回転ブラシが回転可能に取り付けられた吸込口体と、前記吸込口体に接続された掃除機本体とを備えた電気掃除機。
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