JP2017221596A - 電気掃除機の吸込口体 - Google Patents

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Yuji Onishi
裕二 大西
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Abstract

【課題】簡易な内部構造により低コストにて製造可能であり、かつ一方の吸込口から他方の吸込口へ吸引を確実に切り替えることができる電気掃除機の吸込口体を提供すること。【解決手段】吸込口本体は、筐体31aの内部空間を上下の第1室R1と第2室R2に仕切る仕切り壁31bと、第1面31af1に設けられた第1吸込口31a11と、第2面31af2に設けられた第2吸込口31a21とを有する。図示の布団清掃モードでは、第1室R1と接続部32の内部とが連通孔32a13によって連通し、当接壁32a12が第2室R2側を遮断している。一方ソファー清掃モードでは吸込口本体31を第1軸心P1廻りに上下反転させ、第2面31af2を下に向ける。これにより、第2室R2が連通孔32a13側へ移動して接続部32と連通する。第1室R1は上方へ移動し、当接壁32a12によって接続部32から遮断される。【選択図】図5

Description

本発明は、電気掃除機の吸込口体に関する。
特許文献1には、上下両面に第1と第2の吸込口を有し、ノズル接続管を介して掃除機本体と接続される吸込口体が開示されている。この吸込口体は、畳、床、絨毯等の乾いた被清掃面を清掃する際は第1の吸込口を下方に向けて塵埃を吸引し、濡れた被清掃面を清掃する際はノズル接続管に対して180°上下反転させて拭き部材を有する第2の吸込口を下方に向けて濡れた汚れを吸引できるように構成されている。
特許文献1の吸込口体は、第1の吸込口からノズル接続管へ繋がる第1の連通経路、第2の吸込口からノズル接続管へ繋がる第2の連通経路、およびノズル接続管と第1または第2の連通経路との接続と遮断を切り替えるスライド弁を備え、吸込口体を上下反転させると自重によりスライド弁がガイド溝に沿って下降して第1と第2の連通経路の一方を遮断するように構成されている。
特許文献1の吸込口体によれば、ノズル接続管に接続された乾いた被清掃面専用の吸込口体から濡れた被清掃面専用の吸込口体に付け替える(およびその逆の付け替え)という手間を省くことができると共に、1つの吸込口体を所有することで済むため保管場所の省スペース化が図られかつ経済的なメリットが得られる。
特開2000−60773号公報
前記構成を有する特許文献1の吸込口体は、ガイド溝に塵埃が付着すると自重によるスライド弁の下降が妨げられ、それによって下方に向けた第1または第2の吸込口からの吸引ができなくなるおそれがある。また、この吸込口体は内部構造が複雑であるため、低コストにて製造することは難しい。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、簡素な内部構造により低コストにて製造可能であり、かつ一方の吸込口から他方の吸込口へ吸引を確実に切り替えることができる電気掃除機の吸込口体を提供することを目的とする。
かくして、本発明によれば、筐体を有してなる吸込口本体と、前記吸込口本体の後部に前後方向の第1軸心廻りに回動可能に設けられた接続部とを備え、
前記吸込口本体は、前記筐体の内部空間を第1室と第2室に仕切る仕切り壁と、前記筐体における前記第1室側の第1面に設けられた第1吸込口と、前記筐体における前記第2室側の第2面に設けられた第2吸込口とを有し、
前記接続部は、前記仕切り壁と当接するよう配置されかつ前記第1室または前記第2室に連通孔を形成する当接壁を有し、
前記接続部に対して前記第1軸心廻りに前記吸込口本体を反転させることによって、前記第1室と第2室のうち片方を前記接続部と連通状態に切り替えるように構成された電気掃除機の吸込口体が提供される。
また、本発明の別の観点によれば、前記吸込口体を備えた電気掃除機が提供される。
本発明の電気掃除機の吸込口体によれば、例えば、第1吸込口側を布団、毛布等の除塵に使用し、かつ第2吸込口側をソファーの除塵に使用するという組み合わせ、あるいは第1吸込口側をフローリング、畳、絨毯等の床面の除塵に使用し、かつ第2吸込口側を壁の除塵に使用するという組み合わせをすることができ、この際、被清掃面に応じて専用の吸込口体を付け替えるといった手間を省くことができる。また、1つの吸込口体を所有することで済むため、保管場所の省スペース化が図られかつ経済的であるというメリットが得られる。さらに、本発明の吸込口体は、簡易な内部構造でありながら一方の吸込口から他方の吸込口への吸引の切り替えを確実に行うことができると共に、低コストにて製造することができる。
本発明の電気掃除機の実施形態1を示す斜視図である。 図1の電気掃除機におけるカバーを取り外した吸込口体を示す斜視図である。 実施形態1の吸込口体の一部断面底面図である。 実施形態1の吸込口体の左側面図である。 実施形態1の吸込口体の左側断面図である。 図5の吸込口体における吸込口本体を上下反転させた状態を示す左側断面図である。 実施形態2の吸込口体の左側断面図である。 図7の吸込口体における吸込口本体を上下反転させた状態を示す左側断面図である。
(実施形態1)
図1は本発明の電気掃除機の実施形態1を示す斜視図である。この電気掃除機100は、掃除機本体10と、掃除機本体10に着脱可能に装着されるダストカップユニット20と、掃除機本体10の接続吸引部10bと接続される吸込口体30とを備える。
掃除機本体10は、バッテリーおよび電動送風機を内蔵する胴部10aと、胴部10aから前方へ突出する筒形の前記接続吸引部10bと、胴部10aの後部に設けられた円弧形のハンドル10cと、ハンドル10cに設けられた複数のスイッチを有する操作部10dとを備える。
掃除機本体10の接続吸引部10bの先端には、吸込口体30の筒形の接続部32を差し込んで接続する接続口が設けられている。また、掃除機本体10の胴部10aの左右一方の側面には排気口が設けられている。
ダストカップユニット20は、掃除機本体10の接続吸引部10bの下面に沿って装着されるサイクロン方式の集塵装置であり、内部にフィルターが設けられている。
掃除機本体10内の電動送風機が駆動すると、吸込口体30から接続吸引部10b内へ塵埃を含む空気が流入し、その空気は接続吸引部10bからダストカップユニット20内へ流入して塵埃が遠心分離され、塵埃が除去された空気は胴部10a内へ流入して排気口から外部へ排出される。
<吸込口体の構成について>
図2は図1の電気掃除機におけるカバーを取り外した吸込口体を示す斜視図である。また、図3は実施形態1の吸込口体の一部断面底面図であり、図4は実施形態1の吸込口体の左側面図であり、図5は実施形態1の吸込口体の左側断面図である。
実施形態1の吸込口体30は、筐体31aを有してなる吸込口本体31と、吸込口本体31の後部に前後方向の第1軸心P1廻りに回動可能に設けられた筒形の接続部32と、カバー33とを備える。
[吸込口本体]
吸込口本体31において、箱形の筐体31aは、上下に二分割可能な第1ケース部31a1と第2ケース部31a2とを有してなる。
また、吸込口本体31は、筐体31aの内部空間を上下の第1室R1と第2室R2に仕切る仕切り壁31bと、筐体31aにおける第1室R1側の第1面31af1に設けられた第1吸込口31a11と、筐体31aにおける第2室R2側の第2面31af2に設けられた第2吸込口31a21とを有する。
そして、第1室R1は第1ケース部31a1と仕切り壁31bとで形成され、第2室R2は第2ケース部31a2と仕切り壁31bとで形成されている。
さらに詳しく説明すると、第1ケース部31a1の第1吸込口31a11は、第1軸心P1と直交する左右方向に長い長方形に形成されており、その第1吸込口31a11から外部へ露出するように布団叩きローラとしての回転体34が第1室R1の内部に回転可能に設けられている。
この回転体34は、第1軸心P1と直交する第2軸心P2上に設けられた回転軸部34aと、回転軸部34aから放射状に膨出する膨出部34bと、回転軸部34aの両端部に連設された一対の車輪部34cとを有してなり、回転軸部34aの両端部が第1吸込口31a11の左右端部に設けられた一対の取付片31a12に回転可能に軸支されている。
車輪部34cの外径は膨出部34bの外径よりも少し大きいため、一対の車輪部34cが被清掃面である布団上を転がる。すると、それに連動して回転軸部34aおよび膨出部34bが回転し、回転する膨出部34bによって布団から塵埃を叩き出して第1吸込口31a11から吸引除去することができる。
第2ケース部31a2は、その第2面31af2の外周部にブラシ部35を有すると共に、ブラシ部35で囲まれた第2面31af2の内側エリアに第2吸込口31a21が形成されている。
第2吸込口31a21は、例えば、格子状に配置された複数の小孔の群からなる。この形状に限らず、例えば、長穴を複数並べたようにしてもよい。
また、第2ケース部31a2の第2面31af2において、前部から左右側に亘って略U形の第1凹部31a22が形成されると共に、後部に左右方向の第2凹部31a23が形成されている。そして、第1凹部31a22内に複数のブラシ毛束35aが植設されると共に、第2凹部31a23内に直線状に起毛ブラシ35bが植設されており、複数のブラシ毛束35aおよび起毛ブラシ35bによって前記ブラシ部35が構成されている。なお、第1凹部31a22の内側の側壁にはスリット31a221が形成されている。
筐体31aの後端面には、第1軸心P1を軸心としかつ内周面に円環状凸部31c1を有する接続筒部31cが設けられている。この接続筒部31cは、第1および第2ケース部31a1、31a2にそれぞれ連設された上下一対の半円筒部からなり、後述する接続部32を第1軸心P1廻りに回動可能に保持する。
また、筐体31aの前面から左右側面に亘って突条部31dが設けられている。具体的には、突上部31dは、第1および第2ケース部31a1、31a2の境界部分に跨って設けられている。この突条部31dは、後述するカバー33を吸込口本体31に前後方向スライド可能にかつ着脱可能に装着するための部位である。
仕切り壁31bは、筐体31aの内部空間を上下に二分割するように第1軸心P1に近接して設けられている。この場合、例えば、第1ケース部31a1の第1面31af1における第1吸込口31a11の前後4箇所に内部へ陥没するボス部31abが形成されており、各ボス部31abにセルフタッピングネジNを挿入し、スペーサSを介して各ネジNを仕切り壁31bの小孔にねじ込むことにより、仕切り壁31bが所定位置に固定されている。
また、仕切り壁31bの前端部および左右端部は第2室R2側へ屈曲しており、屈曲した前端部および左右端部は、複数のブラシ毛束35aが植設される略U形の基台部35a1の内側面に接着されている。
さらに、仕切り壁31bの後端部は、筐体31aにおける接続筒部31cの左右両側の内壁面と密着すると共に、接続筒部31cに対応する部分には厚みが増した肉厚部31b1が設けられている。
[接続部]
接続部32は、吸込口本体31の接続筒部31c内に回動可能に差し込まれる筒形の第1接続部32aと、第1接続部32aと揺動可能に接続する筒形の第2接続部32bとを有する。
第1接続部32aは、第1軸心P1を軸心とする筒形部32a1と、筒形部32a1の後端に連設された凹曲内面32a21(球面の一部)を有するヒンジ受け部32a2と、ヒンジ受け部32a2の後端に連設された後輪取付部32a3と、後輪取付部32a3に第2軸心P2と平行な軸を介して回転可能に取り付けられた後輪32a4とを備える。
第1接続部32aにおいて、筒形部32a1は、その外周面に一対の円環状凸部32a11を有すると共に、ヒンジ受け部32a2とは反対側の開口部に略半円形の当接壁32a12を有している。この当接壁32a12によって筒形部32a1には仕切り壁31bよりも下方位置に略半円形の連通孔32a13が形成される。
接続部32の筒形部32a1を吸込口本体31の接続筒部31cに差し込むことにより、接続筒部31cの円環状凸部31c1が筒形部32a1の一対の円環状凸部32a11の間に嵌り込む。これにより接続部32の吸込口本体31に対する前後方向の移動が規制される。またこの際、接続部32の当接壁32a12が仕切り壁31bの肉厚部31b1と当接する。
なお、図5では、吸込口本体31の第1室R1と接続部32の内部とが連通孔32a13によって連通した状態を示している。
第2接続部32bは、第1接続部32aのヒンジ受け部32a2に嵌り込んで凹曲内面32a21と摺接する凸曲外面32b11(球面の一部)を有し、かつ第2軸心P2と平行な第3軸心P3廻りに揺動可能なヒンジ部32b1を有する。なお、第1接続部32aと第2接続部32bとは一体的に第1軸心P1廻りに回動する。
[カバー]
カバー33は、吸込口本体31の上面、前面上部および左右側面上部を覆う形状に形成された硬質かつ不透明の樹脂製部品であり、その下端部内面には、吸込口本体31の前面から左右側面に亘って設けられた前記突条部31dと嵌合する嵌合溝31d1が形成されている。このカバー33の嵌合溝31d1は、吸込口本体31の突条部31dに対して後方向にスライドして嵌合し、それによってカバー33が吸込口本体31に取り付けられる。また、カバー33を前方へスライドさせれば嵌合溝31d1が突条部31dから離脱して吸込口本体31から取り外される。
<吸込口体の使用について>
図1、図4および図5に示すように、例えば、布団に付着した塵埃、毛、ゴミ等のダストを除去する場合(布団清掃モード)、掃除機本体10の電動送風機を駆動させ、回転体34側の第1面31af1を下に向けた状態で吸込口体30を布団上で滑らせる。すると、一対の車輪部34cが回転し、それらと連動して膨出部34bが回転して布団のダストを叩き出し、空気と共にダストが第1吸込口31a11から第1室R1内へ吸引される。ダストを含む空気は第1室R1から連通孔32a13を通って接続部32内に流入し、接続部32から掃除機本体10を介してダストカップユニット20内へ送られてダストが遠心分離される。そして、ダストが除去された空気が再び掃除機本体10内へ流入して排気口から外部に排出される。
この際、吸込口体30の接続部32の当接壁32a12が吸込口本体31内の仕切り壁31bの肉厚部31b1に当接し、それによって吸込口本体31の第2室R2と接続部32とが遮断されているため、第2面31af2側の第2吸込口31a21から外気を吸引することがなく、第1吸込口31a11側の吸引力が低下することはない。また、上方に向けられたブラシ部35側の第2面31af2はカバー33にて覆われているため、使用時の吸込口体30の外観がすっきりして見栄えがよいものとなっている。
次に、この吸込口体30を用いてソファーに付着したダストを除去する場合、布団清掃モードの吸込口体30(図5参照)におけるカバー33を吸込口本体31から取り外し、第1軸心P1廻りに吸込口本体31を上下反転させ、カバー33を再度吸込口本体31に取り付ける。このようにすると、図6に示すように、ブラシ部35側の第2面31af2が下に向けられ、回転体34c側の第1面31af1はカバー33にて覆われた状態(ソファー清掃モード)となる。
また、布団清掃モードからソファー清掃モードに切り替えると、吸込口本体31内の仕切り壁31bの肉厚部31b1が吸込口体30の接続部32の当接壁32a12に当接したまま180°回転する。これにより、吸込口本体31内のブラシ部35側の第2室R2が連通孔32a13側へ移動して接続部32と連通する。一方、吸込口本体31内の回転体34側の第1室R1は上方へ移動し、当接壁32a12によって接続部32から遮断される。
ソファー清掃モードの吸込口体30は第2吸込口31a21の周囲にブラシ部35が設けられているため、特に、表面が布製のソファーやソファーカバーあるいは毛布タイプのソファーカバーの繊維間にあるダストでもブラシ部35で掻き出して第2吸込口31a21にて吸引することができるため、きれいに清掃することができる。この際、第1面31af1側の第1吸込口31a11から外気を吸引することがなく、第2吸込口31a21側の吸引力が低下することはない。
また、例えば、ペット(犬、猫等)の毛やダニ等が付着したソファーをソファー清掃モードの吸込口体30にて清掃した後、吸込口体30を布団清掃モードに切り替えて布団を清掃するため、ソファーを擦ったブラシ部35で布団を擦ることがなく、衛生的に布団を清掃することができる。
また、この吸込口体30において、第1吸込口31a11からの吸引と第2吸込口31a21からの吸引を切り替える機構は、接続部32の開口部の上半分を当接壁32a12にて塞ぎ、第1室R1と第2室R2のうち下に位置する一方の空間のみを接続部32の開口部(連通孔32a13)に連通させるという簡易な構造で構成されているため、吸引の切り替えを故障無く確実に行うことができる。
(実施形態2)
図7は実施形態2の吸込口体の左側断面図であり、図8は図7の吸込口体における吸込口本体を上下反転させた状態を示す左側断面図である。なお、図7と図8において、図5と図6中の要素と同様の要素には、同一の符号を付している。
実施形態2の吸込口体130の場合、吸込口本体31を覆うカバー133の構成が実施形態1とは異なり、それ以外の構成は実施形態1と概ね同様である。以下、実施形態2における実施形態1とは異なる点を主に説明する。
実施形態2の吸込口体130のカバー133は、不透明の可撓性シート部133aと、可撓性シート部133aの先端部に設けられたマグネット部133bと、可撓性シート部133aの基端部に設けられて吸込口本体31の筐体31aの前面の突条部31dに沿って取り付けられるバー状の固定部133cとを有する。
また、吸込口本体31の筐体31aの上面後部と下面後部には金属片Mが取り付けられている。
なお、可撓性シート部133aの素材としては、特に限定されるものではなく、例えば、樹脂、革、布等からなるシート素材を用いることができるが、塵埃が付着しにくく汚れにくい樹脂シートが好ましい。
このように構成された実施形態2の吸込口体130によれば、図7に示す布団清掃モードにおいて、可撓性のカバー133によってブラシ部35側の第2面31af2が覆われる。このとき、カバー133のマグネット部133bが後方の金属片Mに磁力により吸着するため、カバー133の先端部が固定される。
また、布団清掃モードからソファー清掃モードに切り替える際、吸込口本体31を上下反転させるとカバー133が下に移動するため、金属片Mからマグネット部133bを引き離し、図8に示すように、カバー133を捲り上げて回転体34側の第1面31af1を覆い、マグネット部133bを後方の金属片Mに吸着させる。
実施形態2の場合、カバー133を吸込口本体31から取り外す必要がないため、モード切り替えの際のカバーの取り外しおよび取り付けの手間を省くことができると共に、カバーを紛失することもない。
(実施形態3)
実施形態2で説明したカバー133における固定部133を、軸を介して吸込口本体31の前面に取り付けてもよい。この場合、固定部133が吸込口本体31に対して軸廻りに回動できるようにする。
このようにすれば、実施形態2と同様の効果を得ることができることに加え、カバー133における同じ面を回転体34側およびブラシ部35側に向けることができるため、カバー133における外部に露出する他方の面を衛生的に保つことができる。なお、カバー133における外部に露出する面に模様や絵柄等を印刷しておくことにより、意匠性に優れたものとなると共に、反対面が回転体34側およびブラシ部35側に向ける面であることをユーザーが認識することができる。
(実施形態4)
実施形態1で説明したカバー33を、実施形態3のようにカバー33全体を1本の軸にて吸込口本体31の前面に取り付けてもよい。この場合、カバー33が開閉できるように軸をスプリングにて前後方向に移動可能に保持して、カバー33を前側に引き出すことで反転できる機構を設けると共に、カバー33が吸込口本体31に対して軸廻りに回動できるように構成する。このようにしても、実施形態2と同様の効果を得ることができる。
(実施形態5)
実施形態1〜4では、車輪部34cの回転により回転体(布団叩きローラ)34全体が回転する構成を例示したが、車輪部34cを省略した回転体をモータにて回転駆動させるようにしてもよい。この場合、吸込口本体31の第1室R1内にモータおよびモータの回転力を回転体に伝達する回転力伝達機構(プーリおよびベルト)を設ける。また、掃除機本体10のバッテリーからモータに電力を供給する配線部を設ける。この場合、配線部は、吸込口本体31が接続部32に対して180°回転して回転体34側の第1面31af1が上向きとなると電気的に絶縁されるスイッチ部を、吸込口本体31と接続部32との接続部分に有する。
(実施形態6)
実施形態1〜5では、吸込口体における回転体が布団叩きローラである場合を例示したが、布団叩きローラの代わりに、フローリング、畳、絨毯等の床面を清掃する回転ブラシを用いてもよい。この場合、吸込による気流により回転するタービン方式の回転ブラシ、あるいは実施形態5で説明したようにモータ駆動方式の回転ブラシを用いることができる。
また、電気掃除機は、キャニスタ型、スティック型などの吸込口体を反転して使用できるタイプであれば、どのタイプでも使用可能である。
(まとめ)
本発明の電気掃除機の吸込口体は、筐体を有してなる吸込口本体と、前記吸込口本体の後部に前後方向の第1軸心廻りに回動可能に設けられた接続部とを備え、
前記吸込口本体は、前記筐体の内部空間を第1室と第2室に仕切る仕切り壁と、前記筐体における前記第1室側の第1面に設けられた第1吸込口と、前記筐体における前記第2室側の第2面に設けられた第2吸込口とを有し、
前記接続部は、前記仕切り壁と当接するよう配置されかつ前記第1室または前記第2室に連通孔を形成する当接壁を有し、
前記接続部に対して前記第1軸心廻りに前記吸込口本体を反転させることによって、前記第1室と第2室のうち片方を前記接続部と連通状態に切り替えるように構成されたものである。
本発明の電気掃除機の吸込口体は、次のように構成されてもよく、それらが適宜組み合わされてもよい。
(1)前記吸込口本体における前記第1面と前記第2面のうち片方を覆うカバーをさらに備えてもよい。
このようにすれば、第1吸込口を有する第1面と第2吸込口を有する第2面のうち上方へ向けられた一方がカバーによって覆われるため、外観上すっきりとして好ましいものとなる。
(2)前記吸込口体が、前記第1吸込口に左右方向の第2軸心廻りに回転可能に設けられた回転体を有してもよい。
この場合、回転体としては、例えば、布団叩き用の回転体(布団叩きローラ)、フローリング、畳、絨毯等の床面清掃用の回転体(回転ブラシ)等が挙げられる。このような回転体を吸込口体の第1吸込口に設けることにより、布団または床面の除塵効率を高めることができる。
なお、回転体は、第1吸込口を通る気流によって回転するように構成されてもよく、モータを含む回転駆動機構によって回転するように構成されてもよく、あるいは回転体と連動する車輪によって回転するように構成されてもよい。
(3)前記吸込口体が、前記第2面における前記第2吸込口の周囲にブラシ部を有してもよい。
このようにすれば、例えば、第2吸込口側でソファーの清掃を行う際に、ブラシ部によって塵埃を掻き出して第2吸込口から吸引除去することができるため、除塵効率を高めることができる。
なお、開示された実施の形態は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上述の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
30、130 吸込口体
31 吸込口本体
31a 筐体
31a11 第1吸込口
31a21 第2吸込口
31af1 第1面
31af2 第2面
31b 仕切り壁
32接続部
32a12 当接壁
32a13 連通孔
33、133 カバー
34 回転体
35 ブラシ部
100 電気掃除機
1 第1軸心
2 第2軸心
1 第1室
2 第2室

Claims (6)

  1. 筐体を有してなる吸込口本体と、前記吸込口本体の後部に前後方向の第1軸心廻りに回動可能に設けられた接続部とを備え、
    前記吸込口本体は、前記筐体の内部空間を第1室と第2室に仕切る仕切り壁と、前記筐体における前記第1室側の第1面に設けられた第1吸込口と、前記筐体における前記第2室側の第2面に設けられた第2吸込口とを有し、
    前記接続部は、前記仕切り壁と当接するよう配置されかつ前記第1室または前記第2室に連通孔を形成する当接壁を有し、
    前記接続部に対して前記第1軸心廻りに前記吸込口本体を反転させることによって、前記第1室と第2室のうち片方を前記接続部と連通状態に切り替えるように構成されたことを特徴とする電気掃除機の吸込口体。
  2. 前記吸込口本体における前記第1面と前記第2面のうち片方を覆うカバーをさらに備えた請求項1に記載の電気掃除機の吸込口体。
  3. 前記吸込口体が、前記第1吸込口に左右方向の第2軸心廻りに回転可能に設けられた回転体を有する請求項1または2に記載の電気掃除機の吸込口体。
  4. 前記回転体が、布団用の叩きローラである請求項3に記載の電気掃除機の吸込口体。
  5. 前記吸込口体が、前記第2面における前記第2吸込口の周囲にブラシ部を有する請求項1〜4のいずれか1つに記載の電気掃除機の吸込口体。
  6. 請求項1〜5のいずれか1つに記載の吸込口体を備えた電気掃除機。
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