JP2802838B2 - 掃除機の回転ブラシ - Google Patents

掃除機の回転ブラシ

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JP2802838B2
JP2802838B2 JP3058899A JP5889991A JP2802838B2 JP 2802838 B2 JP2802838 B2 JP 2802838B2 JP 3058899 A JP3058899 A JP 3058899A JP 5889991 A JP5889991 A JP 5889991A JP 2802838 B2 JP2802838 B2 JP 2802838B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、電気掃除機の吸込口本
体に設けられた回転ブラシに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の掃除機では、じゆうたんの掃除効
果を高めるために、吸込口本体に回転ブラシが回転自在
に支持されている。
【０００３】この回転ブラシは、図５〜７の如く、ねじ
りながら異形押出し成形された硬質性の合成樹脂からな
る棒状回転体１と、該回転体１の成形時に形成された螺
旋状溝２に挿着された軟質ゴムブレード３とからなる。
【０００４】該ゴムブレード３はＴ字状に回転体１とは
別途成形され、また回転体１のアンバランスを防止する
ため、１８０度対称に２本のゴムブレード３が回転体１
に挿入されている。
【０００５】そして、板床、たたみ等を掃除するとき
は、通常回転ブラシの回転を止めて行つている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、回転ブ
ラシの回転を止めて掃除する場合、吸込口本体が敷居等
の段差を乗り越すときに、硬質の回転体１が敷居等に当
たり、傷をつけるといつた問題がある。
【０００７】本発明は、上記に鑑み、掃除中に敷居等へ
の傷付けを防止する掃除機の回転ブラシの提供を目的と
する。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明による課題解決手
段は、図１，２の如く、吸込口本体５に回転自在に支持
された硬質回転体１と、該硬質回転体１の外周面を覆う
べく装着された軟質保護体６とから構成されたものであ
る。
【０００９】そして、前記軟質保護体６に、床面掻き上
げ用のブレード７が一体成形されている。
【００１０】
【作用】上記課題解決手段において、板床、たたみ等を
掃除中、敷居等の硬い部材の上を吸込口本体５が通過す
るとき、敷居等に回転ブラシが接触しても、軟質材の保
護体６が当たるだけで、傷がつかない。
【００１１】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図１は本発明の一実施例を示す回転ブラシの断
面図、図２は同じく保護体の斜視図、図３は掃除機の吸
込口本体の内部構造を示す図、図４は吸込口本体の縦断
面図である。
【００１２】本実施例の掃除機の回転ブラシは、吸込口
本体５に回転自在に支持された硬質回転体１と、該回転
体１の外周面全体に被着された軟質保護体６とから構成
され、該保護体６に、床面掻き上げ用のブレード７が一
体成形されている。
【００１３】前記吸込口本体５は、図３，４の如く、下
カバー８と上カバー９とからなり、下カバー８の周囲に
バンパー１０が装着されている。そして、下カバー８は
略長方形の開口１１を有し、該開口１１に面するように
前記回転体１が配され、後部に吸込パイプ１２がリング
１３を介して回転自在に支持されている。そして、開口
１１は吸込流路１４から吸込パイプ１２を通り、延長管
およびホースを介して掃除機本体内の集塵室（図示せ
ず）に連通されている。
【００１４】前記回転体１は、図１，３の如く、硬質の
合成樹脂を用いてねじりながら押出し（異形押出し）さ
れ、２本の螺旋状の溝２を有した断面略Ｈ字状に形成さ
れ、両端部に横孔１５が穿設されている。
【００１５】前記保護体６は、軟質ゴムを回転体１の外
形状と同一に筒状に押出し成形されたもので、回転体１
の溝に当たる部分に前記ブレード７が突設されている。
そして、保護体６を回転体１の溝２に沿つて押し込むこ
とによつて、回転体１の外周面が保護体６で被覆され
る。
【００１６】ここで、回転体１の凸部は、じゆうたんを
叩いて塵を舞い上がらせるもので、保護体６のブレード
７はじゆうたんの表面に付着した塵を掻き上げるもので
ある。
【００１７】そして、回転体１の両端の横孔１５に、横
軸１６が挿入され、両端がホルダー１７により嵌合され
ている。前記横軸１６は、軸受１８に回転自在に支持さ
れ、該軸受１８が下ケース８の軸受支え部１９に嵌合さ
れている。
【００１８】また、一方のホルダー１７に、ギヤ２０が
外嵌固定され、回転ブラシ駆動用モータ２１のギヤ２２
とベルト２３を介して接続され、回転ブラシはモータ２
１により回転駆動される。
【００１９】なお、図中、２４は前部車輪、２５は後部
車輪、２６は吸込口本体５と床面とのシール性を上げ掃
除効果を高めるためのシールゴム、２７は回転ブラシ清
掃時に取外す着脱自在なカバーである。
【００２０】上記構成において、じゆうたんを掃除する
ときは、モータ２１を駆動して回転体１を回転させ、じ
ゆうたんの内部にある塵を舞い上がらせて、ブレード７
により掻き取る。そして、開口１１から吸い込んでい
く。
【００２１】一方、板床、たたみ等を掃除するときは、
回転ブラシを使用する必要がないので、回転体１は回転
させない。そして、掃除中、敷居等の硬い部材の上を吸
込口本体５が通過するとき、敷居等に回転ブラシが接触
しても、軟質材の保護体６が当たるだけで、傷がつかな
い。
【００２２】このように、硬質回転体１の外周に軟質保
護体６を被着することにより、回転体１が外部に露出せ
ず、敷居等に回転ブラシが当たつて傷つけることを防止
できる。
【００２３】また、保護体６にブレード７を一体成形し
ているので、保護体６を装着するだけで回転ブラシが完
成し、組立て作業が簡単になる。
【００２４】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、本発明の範囲内で上記実施例に多くの修
正および変更を加え得ることは勿論である。
【００２５】本実施例では、保護体６にブレード７が一
体成形されているが、保護体６とブレード７とを別々に
成形して、回転体１に保護体６を装着してからブレード
７を挿着してもよい。
【００２６】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明に
よると、硬質回転体の外周が軟質保護体により覆われる
ので、硬質回転体が外部に露出することがなく、敷居等
に回転ブラシが当たつて傷つけることを確実に防止する
ことができる。
【００２７】また、軟質保護体にブレードを一体成形し
ているので、軟質保護体を装着するだけで回転ブラシが
完成し、組立て作業が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１は本発明の一実施例を示す回転ブラシの断
面図である。
【図２】図２は同じく保護体の斜視図である。
【図３】図３は掃除機の吸込口本体の内部構造を示す図
である。
【図４】図４は吸込口本体の縦断面図である。
【図５】図５は従来の回転ブラシの断面図である。
【図６】図６は同じく回転体の正面図である。
【図７】図７は同じくブレードの斜視図である。
【符号の説明】
１ 回転体 ５ 吸込口本体 ６ 保護体 ７ ブレード

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 吸込口本体に回転自在に支持された硬質
    回転体と、該硬質回転体の外周面を覆うべく装着された
    軟質保護体とから構成されたことを特徴とする掃除機の
    回転ブラシ。
  2. 【請求項２】 前記軟質保護体に、床面掻き上げ用のブ
    レードが一体成形されたことを特徴とする請求項１記載
    の掃除機の回転ブラシ。
JP3058899A 1991-03-22 1991-03-22 掃除機の回転ブラシ Expired - Fee Related JP2802838B2 (ja)

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JP3058899A JP2802838B2 (ja) 1991-03-22 1991-03-22 掃除機の回転ブラシ

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JPH04295322A JPH04295322A (ja) 1992-10-20
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6219140A (ja) * 1985-07-19 1987-01-27 松下電器産業株式会社 床ノズル等の回転ブラシ

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JPH04295322A (ja) 1992-10-20

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