JP2001120474A - 電気掃除機用吸込具 - Google Patents
電気掃除機用吸込具Info
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- JP2001120474A JP2001120474A JP30347799A JP30347799A JP2001120474A JP 2001120474 A JP2001120474 A JP 2001120474A JP 30347799 A JP30347799 A JP 30347799A JP 30347799 A JP30347799 A JP 30347799A JP 2001120474 A JP2001120474 A JP 2001120474A
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- vacuum cleaner
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 集塵力を向上させることができる電気掃除機
用吸込具を提供する。 【解決手段】 下面に吸込口を形成した吸込本体ケース
に回転自在に支持される一対の前側および後側回転ブラ
シを有しており、該両回転ブラシが掃除機本体により吸
引される外気により回転される電気掃除機の吸込具であ
って、前記前側回転ブラシを回転させた風が前記後側回
転ブラシの回転と逆方向に回転させるように導かれる。
用吸込具を提供する。 【解決手段】 下面に吸込口を形成した吸込本体ケース
に回転自在に支持される一対の前側および後側回転ブラ
シを有しており、該両回転ブラシが掃除機本体により吸
引される外気により回転される電気掃除機の吸込具であ
って、前記前側回転ブラシを回転させた風が前記後側回
転ブラシの回転と逆方向に回転させるように導かれる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は電気掃除機用吸込具
に関する。さらに詳しくは、回転ブラシの回転力を強く
して集塵力を向上させることができる電気掃除機用吸込
具に関する。
に関する。さらに詳しくは、回転ブラシの回転力を強く
して集塵力を向上させることができる電気掃除機用吸込
具に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より、下面に吸込口を形成した吸込
本体ケースに回転自在に支持される一対の回転ブラシを
有する吸込具が吸込管およびホースを介して掃除機本体
に接続される電気掃除機がある。
本体ケースに回転自在に支持される一対の回転ブラシを
有する吸込具が吸込管およびホースを介して掃除機本体
に接続される電気掃除機がある。
【０００３】この吸込具としては、吸込具の前後進のい
ずれの場合においてもゴミの掻き上げをよくするため、
各回転ブラシを逆回転させるものがある。たとえば絨毯
を清掃するときだけ、モータで前側回転ブラシを左回転
方向に回転（前進回転）させるとともに、後側回転ブラ
シを前側回転ブラシとは逆方向に右回転方向に回転（後
方回転）させるようにしている。
ずれの場合においてもゴミの掻き上げをよくするため、
各回転ブラシを逆回転させるものがある。たとえば絨毯
を清掃するときだけ、モータで前側回転ブラシを左回転
方向に回転（前進回転）させるとともに、後側回転ブラ
シを前側回転ブラシとは逆方向に右回転方向に回転（後
方回転）させるようにしている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の吸込具で
は、回転ブラシをモータにより回転駆動させるため、部
品点数が多くなり、吸込具の製造費が高くなる。
は、回転ブラシをモータにより回転駆動させるため、部
品点数が多くなり、吸込具の製造費が高くなる。
【０００５】そこで、図１４に示されるように、流通開
口５１が形成される仕切り壁５２により仕切られる前側
回転ブラシ５３ａの収納室Ｓａおよび後側回転ブラシ５
３ｂの収納室Ｓｂに前側および後側回転ブラシ５３ａ、
５３ｂを吸込具５４に回転自在に支持し、掃除機本体内
のファンの吸引力により、吸込具５４の空気取り入れ口
５５、５６から吸引する空気を矢印Ｆ１、Ｆ２で示す方
向に導いて前側および後側回転ブラシ５３ａ、５３ｂを
回転させる吸込具５４とすることが考えられる。これに
より、吸込具の製造費を低減させることができる。
口５１が形成される仕切り壁５２により仕切られる前側
回転ブラシ５３ａの収納室Ｓａおよび後側回転ブラシ５
３ｂの収納室Ｓｂに前側および後側回転ブラシ５３ａ、
５３ｂを吸込具５４に回転自在に支持し、掃除機本体内
のファンの吸引力により、吸込具５４の空気取り入れ口
５５、５６から吸引する空気を矢印Ｆ１、Ｆ２で示す方
向に導いて前側および後側回転ブラシ５３ａ、５３ｂを
回転させる吸込具５４とすることが考えられる。これに
より、吸込具の製造費を低減させることができる。
【０００６】前記空気の流れＦ２は、空気が後側回転ブ
ラシ５３ｂを回転させたのち、吸込具５４に接続される
ベンド５７の方向へ流れ込む。しかしながら、前記空気
の流れＦ１は、空気が前側回転ブラシ５３ａを回転させ
たのち、当該風を前記ベンド５７に導くため、仕切り壁
５２の流通開口５１を通過させるとともに、後側回転ブ
ラシ５３ｂの収納室を通過させる必要がある。このた
め、前記仕切り壁５２の流通開口５１を通過した風が、
後側回転ブラシ５３ｂの後方回転方向に対して、ブレー
キをかけるような流れになる。このため、後側回転ブラ
シ５３ｂの回転数が低減し、集塵効果の向上が図りにく
いという問題がある。
ラシ５３ｂを回転させたのち、吸込具５４に接続される
ベンド５７の方向へ流れ込む。しかしながら、前記空気
の流れＦ１は、空気が前側回転ブラシ５３ａを回転させ
たのち、当該風を前記ベンド５７に導くため、仕切り壁
５２の流通開口５１を通過させるとともに、後側回転ブ
ラシ５３ｂの収納室を通過させる必要がある。このた
め、前記仕切り壁５２の流通開口５１を通過した風が、
後側回転ブラシ５３ｂの後方回転方向に対して、ブレー
キをかけるような流れになる。このため、後側回転ブラ
シ５３ｂの回転数が低減し、集塵効果の向上が図りにく
いという問題がある。
【０００７】本発明は、叙上の事情に鑑み、集塵力を向
上させることができる電気掃除機用吸込具を提供するこ
とを目的とする。
上させることができる電気掃除機用吸込具を提供するこ
とを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明の電気掃除機用吸
込具は、下面に吸込口を形成した吸込本体ケースに回転
自在に支持される一対の前側および後側回転ブラシを有
しており、該両回転ブラシが掃除機本体により吸引され
る外気により回転される電気掃除機の吸込具であって、
前記前側回転ブラシを回転させた風が前記後側回転ブラ
シの回転と逆方向に回転させるように導かれることを特
徴とする。
込具は、下面に吸込口を形成した吸込本体ケースに回転
自在に支持される一対の前側および後側回転ブラシを有
しており、該両回転ブラシが掃除機本体により吸引され
る外気により回転される電気掃除機の吸込具であって、
前記前側回転ブラシを回転させた風が前記後側回転ブラ
シの回転と逆方向に回転させるように導かれることを特
徴とする。
【０００９】さらに本発明の電機掃除機用吸込具は、下
面に吸込口を形成した吸込本体ケースに回転自在に支持
される一対の前側および後側回転ブラシを有しており、
該両回転ブラシが掃除機本体により吸引される外気によ
り回転される電気掃除機の吸込具であって、前記前側回
転ブラシを前方回転させた風が前記後側回転ブラシを後
方回転させるように導かれることを特徴とする。
面に吸込口を形成した吸込本体ケースに回転自在に支持
される一対の前側および後側回転ブラシを有しており、
該両回転ブラシが掃除機本体により吸引される外気によ
り回転される電気掃除機の吸込具であって、前記前側回
転ブラシを前方回転させた風が前記後側回転ブラシを後
方回転させるように導かれることを特徴とする。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の電気掃除機用吸込具を説明する。
の電気掃除機用吸込具を説明する。
【００１１】図１は本発明の一実施の形態にかかわる吸
込具を備えた電気掃除機を示す側面図、図２は図１にお
ける吸込具の拡大平面図、図３は図１における吸込具の
拡大側面図、図４は図１における吸込具の拡大底面図、
図５は図３における吸込具の縦断面図、図６は図２のＡ
−Ａ断面図、図７は回転ブラシの拡大正面図、図８はパ
イル材の拡大図、図９は図７のＢ−Ｂ断面図、図１０は
前車輪の拡大断面図、図１１は他の前車輪の拡大断面
図、図１２は後車輪の拡大断面図、図１３は他の後車輪
の拡大断面図である。
込具を備えた電気掃除機を示す側面図、図２は図１にお
ける吸込具の拡大平面図、図３は図１における吸込具の
拡大側面図、図４は図１における吸込具の拡大底面図、
図５は図３における吸込具の縦断面図、図６は図２のＡ
−Ａ断面図、図７は回転ブラシの拡大正面図、図８はパ
イル材の拡大図、図９は図７のＢ−Ｂ断面図、図１０は
前車輪の拡大断面図、図１１は他の前車輪の拡大断面
図、図１２は後車輪の拡大断面図、図１３は他の後車輪
の拡大断面図である。
【００１２】図１に示されるように、本実施の形態の吸
込具を備えた電気掃除機は、キャニスター型であって、
掃除機本体１と、該掃除機本体１の吸込口に一端が接続
されるホース２と、該ホース２の他端が接続される手元
操作部の接続管３と、該接続管３に一端が接続される延
長管などの吸込管４と、該吸込管４の他端が接続される
吸込具５とから構成されている。なお、本発明の吸込具
を適用する電気掃除機は、キャニスター型の電気掃除機
に限定されるものではなく、把手部を連結する本体が吸
込具に対して起倒自在に接続されたアップライト型の電
気掃除機とすることもできる。
込具を備えた電気掃除機は、キャニスター型であって、
掃除機本体１と、該掃除機本体１の吸込口に一端が接続
されるホース２と、該ホース２の他端が接続される手元
操作部の接続管３と、該接続管３に一端が接続される延
長管などの吸込管４と、該吸込管４の他端が接続される
吸込具５とから構成されている。なお、本発明の吸込具
を適用する電気掃除機は、キャニスター型の電気掃除機
に限定されるものではなく、把手部を連結する本体が吸
込具に対して起倒自在に接続されたアップライト型の電
気掃除機とすることもできる。
【００１３】前記吸込具５は、図２〜６に示されるよう
に、下面に吸込口６を形成した吸込本体ケース７に両端
の軸受部８を介して回転自在に支持される一対の回転ブ
ラシである前側および後側回転ブラシ９ａ、９ｂを並設
している。この前側回転ブラシ９ａと後側回転ブラシ９
ｂとのあいだには、たとえば両回転ブラシ９ａ、９ｂを
仕切る仕切り壁１０が吸込本体ケース７の両側から延設
され、仕切り壁１０の幅方向の中央部、すなわちベンド
２４に対向する位置に流通開口１１が形成されている。
前記吸込本体ケース７の前端および後端付近には、吸込
具５が床面などを円滑に走行できるように、走行方向に
対して前車輪１２と後車輪１３とが回転自在に軸支され
ている。また前記吸込本体ケース７の上壁の両側前後に
は、前記前側および後側回転ブラシ９ａ、９ｂに向けて
空気の取入口１４、１５が形成されている。本実施の形
態では、たとえばこの取入口１４は前側回転ブラシ９ａ
の回転軸１７より前方および取入口１５は後側回転ブラ
シ９ｂの回転軸１７より後方にそれぞれ対向しており、
前側回転ブラシ９ａが図５中左回転および後側回転ブラ
シ９ｂが右回転するように設けられている。清掃時、吸
込具５を床面に接地させると、掃除機本体１からの空気
の吸引力により、吸込本体ケース７の内部が負圧にな
り、取入口１４、１５から空気が吸込本体ケース１の内
部に導入される。この導入された空気が後述するゴムブ
レード１９およびパイル材１８にあたって、前記前側回
転ブラシ９ａおよび後側回転ブラシ９ｂを回転させるこ
とができる。
に、下面に吸込口６を形成した吸込本体ケース７に両端
の軸受部８を介して回転自在に支持される一対の回転ブ
ラシである前側および後側回転ブラシ９ａ、９ｂを並設
している。この前側回転ブラシ９ａと後側回転ブラシ９
ｂとのあいだには、たとえば両回転ブラシ９ａ、９ｂを
仕切る仕切り壁１０が吸込本体ケース７の両側から延設
され、仕切り壁１０の幅方向の中央部、すなわちベンド
２４に対向する位置に流通開口１１が形成されている。
前記吸込本体ケース７の前端および後端付近には、吸込
具５が床面などを円滑に走行できるように、走行方向に
対して前車輪１２と後車輪１３とが回転自在に軸支され
ている。また前記吸込本体ケース７の上壁の両側前後に
は、前記前側および後側回転ブラシ９ａ、９ｂに向けて
空気の取入口１４、１５が形成されている。本実施の形
態では、たとえばこの取入口１４は前側回転ブラシ９ａ
の回転軸１７より前方および取入口１５は後側回転ブラ
シ９ｂの回転軸１７より後方にそれぞれ対向しており、
前側回転ブラシ９ａが図５中左回転および後側回転ブラ
シ９ｂが右回転するように設けられている。清掃時、吸
込具５を床面に接地させると、掃除機本体１からの空気
の吸引力により、吸込本体ケース７の内部が負圧にな
り、取入口１４、１５から空気が吸込本体ケース１の内
部に導入される。この導入された空気が後述するゴムブ
レード１９およびパイル材１８にあたって、前記前側回
転ブラシ９ａおよび後側回転ブラシ９ｂを回転させるこ
とができる。
【００１４】本実施の形態では、前記一対の前側および
後側回転ブラシ９ａ、９ｂを仕切る仕切り壁１０の高い
部位、すなわち後側回転ブラシ９ｂの回転軸１７より上
方に対向する位置に空気の流通開口１１が形成されてい
る。たとえば前記流通開口１１は両側から延設される仕
切り壁１０の内周縁に一体または別体にて固着される連
結壁１０ａにより、床面より所定の距離だけ離れた高い
部位（開口１１の下端縁が後述する後側回転ブラシ９ｂ
の回転軸１７よりも上方にくる程度の部位）に形成され
ている。したがって、流れＦで示されるように、取入口
１４から導入された空気が前側回転ブラシ９ａを回転さ
せたのち、仕切り壁１０における連結壁１０ａにより形
成された流通開口１１を通過する。そして床面より高い
部位の流通開口１１を通過した空気は、後側回転ブラシ
９ｂの高いところを流れるため、取入口１５から流入す
る空気に合流して後側回転ブラシ９ｂの後方回転を助け
るように流れる。これにより、後側回転ブラシ９ｂの回
転数および回転力が増加するため、一対の回転ブラシを
効率的に活用して、集塵力を向上させることができる。
また前記仕切り壁１０と連結壁１０ａとにより、吸込具
５の強度も向上する。
後側回転ブラシ９ａ、９ｂを仕切る仕切り壁１０の高い
部位、すなわち後側回転ブラシ９ｂの回転軸１７より上
方に対向する位置に空気の流通開口１１が形成されてい
る。たとえば前記流通開口１１は両側から延設される仕
切り壁１０の内周縁に一体または別体にて固着される連
結壁１０ａにより、床面より所定の距離だけ離れた高い
部位（開口１１の下端縁が後述する後側回転ブラシ９ｂ
の回転軸１７よりも上方にくる程度の部位）に形成され
ている。したがって、流れＦで示されるように、取入口
１４から導入された空気が前側回転ブラシ９ａを回転さ
せたのち、仕切り壁１０における連結壁１０ａにより形
成された流通開口１１を通過する。そして床面より高い
部位の流通開口１１を通過した空気は、後側回転ブラシ
９ｂの高いところを流れるため、取入口１５から流入す
る空気に合流して後側回転ブラシ９ｂの後方回転を助け
るように流れる。これにより、後側回転ブラシ９ｂの回
転数および回転力が増加するため、一対の回転ブラシを
効率的に活用して、集塵力を向上させることができる。
また前記仕切り壁１０と連結壁１０ａとにより、吸込具
５の強度も向上する。
【００１５】なお、本実施の形態では、床面より高い部
位に流通開口１１を形成し、前側回転ブラシを回転させ
た風が後側回転ブラシを後方回転させるように導いてい
るが、本発明においては、これに限定されるものではな
く、前側および後側回転ブラシを仕切る仕切り壁に形成
される流通開口を通過する風を前記後側回転ブラシを後
方回転させるように導く案内手段、たとえばフィンまた
はパイプなどを用いることもできる。
位に流通開口１１を形成し、前側回転ブラシを回転させ
た風が後側回転ブラシを後方回転させるように導いてい
るが、本発明においては、これに限定されるものではな
く、前側および後側回転ブラシを仕切る仕切り壁に形成
される流通開口を通過する風を前記後側回転ブラシを後
方回転させるように導く案内手段、たとえばフィンまた
はパイプなどを用いることもできる。
【００１６】前記前側回転ブラシ９ａおよび後側回転ブ
ラシ９ｂは、図７〜９に示されるように、外周の長手方
向に４つの溝１６を９０°間隔おきに、かつ螺旋状に刻
設した回転軸１７と、前記対向する溝１６に沿ってそれ
ぞれ埋め込まれた帯状のパイル材１８およびゴムブレー
ド１９とを備えている。このゴムブレード１９の材質の
例としては、たとえば軟質の塩化ビニル樹脂などをあげ
ることができる。そして前記パイル材１８は、帯状の基
布の幅方向および長手方向に植え付けられたパイル糸２
０の複合体であるパイル地２１と、このパイル地２１を
固定するために前記基布の裏面を樹脂で被覆した基材２
２とからなり、該基材２２に立毛されているパイル地２
１の中、たとえば中間部位に薄い断面略Ｕ字状を呈する
フィルム２３を固着している。前記パイル糸２０の材質
としては、耐摩耗性や復元性などに優れた繊維であれ
ば、とくに限定されるものではないが、たとえばポリプ
ロピレン系繊維またはポリアミド系繊維などを用いるこ
とができる。また前記フィルムの材質としては、たとえ
ばポリプロピレンなどを用いることができる。そして前
記フィルム２３の固着は、接着剤を用いたり、または溶
着などにより行なうことができる。前記フイルム２３を
固着するパイル材１８は、連続して加工される長いパイ
ル材を回転ブラシの所定の長さ毎に切断して作製するこ
とができるため、回転ブラシの製造費を低減させること
ができる。
ラシ９ｂは、図７〜９に示されるように、外周の長手方
向に４つの溝１６を９０°間隔おきに、かつ螺旋状に刻
設した回転軸１７と、前記対向する溝１６に沿ってそれ
ぞれ埋め込まれた帯状のパイル材１８およびゴムブレー
ド１９とを備えている。このゴムブレード１９の材質の
例としては、たとえば軟質の塩化ビニル樹脂などをあげ
ることができる。そして前記パイル材１８は、帯状の基
布の幅方向および長手方向に植え付けられたパイル糸２
０の複合体であるパイル地２１と、このパイル地２１を
固定するために前記基布の裏面を樹脂で被覆した基材２
２とからなり、該基材２２に立毛されているパイル地２
１の中、たとえば中間部位に薄い断面略Ｕ字状を呈する
フィルム２３を固着している。前記パイル糸２０の材質
としては、耐摩耗性や復元性などに優れた繊維であれ
ば、とくに限定されるものではないが、たとえばポリプ
ロピレン系繊維またはポリアミド系繊維などを用いるこ
とができる。また前記フィルムの材質としては、たとえ
ばポリプロピレンなどを用いることができる。そして前
記フィルム２３の固着は、接着剤を用いたり、または溶
着などにより行なうことができる。前記フイルム２３を
固着するパイル材１８は、連続して加工される長いパイ
ル材を回転ブラシの所定の長さ毎に切断して作製するこ
とができるため、回転ブラシの製造費を低減させること
ができる。
【００１７】前記吸込具５を床面または絨毯に接地させ
て掃除を行なう際、掃除機本体１内のファンの吸引力に
より、外気が吸込具５の吸込本体ケース７の上壁に形成
される空気取入口１４、１５から吸引される。これによ
り、前側回転ブラシ９ａは、吸引エアがゴムブレード１
９およびパイル材１８にあたり回転力を得て、図５〜６
中左回転方向に回転する。一方、後側回転ブラシ９ｂ
は、吸引エアがゴムブレード１９およびパイル材１８に
あたり回転力を得て、前記前側回転ブラシ９ａの回転方
向とは逆方向である図５〜６中右回転方向に回転する。
て掃除を行なう際、掃除機本体１内のファンの吸引力に
より、外気が吸込具５の吸込本体ケース７の上壁に形成
される空気取入口１４、１５から吸引される。これによ
り、前側回転ブラシ９ａは、吸引エアがゴムブレード１
９およびパイル材１８にあたり回転力を得て、図５〜６
中左回転方向に回転する。一方、後側回転ブラシ９ｂ
は、吸引エアがゴムブレード１９およびパイル材１８に
あたり回転力を得て、前記前側回転ブラシ９ａの回転方
向とは逆方向である図５〜６中右回転方向に回転する。
【００１８】本実施の形態では、ゴムブレード１９が非
通気性のフィルム２３を固着しているため、風を受けや
すくなる。このため、ゴムブレード１９とパイル材１８
とが同様に吸引エアを受けて、大きな回転力と回転数と
が得られるので、塵埃の拭き効果および掻き出し作用が
向上し、回転ブラシを重量化することなく集塵力を向上
させることができる。
通気性のフィルム２３を固着しているため、風を受けや
すくなる。このため、ゴムブレード１９とパイル材１８
とが同様に吸引エアを受けて、大きな回転力と回転数と
が得られるので、塵埃の拭き効果および掻き出し作用が
向上し、回転ブラシを重量化することなく集塵力を向上
させることができる。
【００１９】また本実施の形態では、前記走行方向に対
して前側回転ブラシ９ａと後側回転ブラシ９ｂは、床面
からの高低差をもたせて支持されており、前側回転ブラ
シ９ａが床や畳用として使用され、後側回転ブラシ９ｂ
が絨毯用として使用される。たとえば後側回転ブラシ９
ｂが前側回転ブラシ９ａよりも高い位置に支持させるこ
とにより、絨毯などの毛羽立った面を清掃するとき、前
側回転ブラシ９ａは絨毯の奥の部分まで接触して回転を
停止させるが、前側回転ブラシ９ａよりも高い位置にあ
る後側回転ブラシ９ｂは絨毯の表面に近い部分に接触す
る。これにより、絨毯に付着するゴミやほこりを回転ブ
ラシ９ｂによって効率良く掻き上げたのち、ベンド２４
を介して掃除機本体１に吸い込むことができる。
して前側回転ブラシ９ａと後側回転ブラシ９ｂは、床面
からの高低差をもたせて支持されており、前側回転ブラ
シ９ａが床や畳用として使用され、後側回転ブラシ９ｂ
が絨毯用として使用される。たとえば後側回転ブラシ９
ｂが前側回転ブラシ９ａよりも高い位置に支持させるこ
とにより、絨毯などの毛羽立った面を清掃するとき、前
側回転ブラシ９ａは絨毯の奥の部分まで接触して回転を
停止させるが、前側回転ブラシ９ａよりも高い位置にあ
る後側回転ブラシ９ｂは絨毯の表面に近い部分に接触す
る。これにより、絨毯に付着するゴミやほこりを回転ブ
ラシ９ｂによって効率良く掻き上げたのち、ベンド２４
を介して掃除機本体１に吸い込むことができる。
【００２０】この場合、後側回転ブラシ９ｂは前側回転
ブラシ９ａよりも高い位置にあるため、後側回転ブラシ
９ｂの絨毯に対する接触抵抗が同じ高さに支持される２
本の回転ブラシの場合と比較して大幅に小さくなる。ま
た、床または畳などの平坦面を清掃する場合、後側回転
ブラシ９ｂが床面から離間した状態で、前側回転ブラシ
９ａだけ床面に接触し、床面のゴミやほこりを掻き上げ
て清掃することができる。
ブラシ９ａよりも高い位置にあるため、後側回転ブラシ
９ｂの絨毯に対する接触抵抗が同じ高さに支持される２
本の回転ブラシの場合と比較して大幅に小さくなる。ま
た、床または畳などの平坦面を清掃する場合、後側回転
ブラシ９ｂが床面から離間した状態で、前側回転ブラシ
９ａだけ床面に接触し、床面のゴミやほこりを掻き上げ
て清掃することができる。
【００２１】なお、近年、電気掃除機用吸込具ではその
前車輪および後車輪の車輪には床面などをキズ付けない
ようにソフトな素材が求められている。たとえばフェル
ト素材にゴムを含有させた車輪を樹脂製車輪車軸（芯
体）へ挟みこむ構造がある。図１０に示されるように、
後車輪１３として、フェルト素材２１は床面との接地面
を得るため、１６ｍｍ以上は必要である。しかし、この
フェルト素材２１をトムソン型で打ち抜く場合、厚さが
５ｍｍをこえると、円筒度がわるくなるため、これを車
軸２２に組み込むと、外観が変形して、真円度が出ず、
スムーズに回転しない場合がある。このため、図１１に
示されるように、フェルト素材２１を、５ｍｍ以下の厚
さで打ち抜き、分割体２１ａ、２１ｂ、２１ｃおよび２
１ｄとする。ついで各分割体２１ａ、２１ｂ、２１ｃお
よび２１ｄを樹脂製車軸２２へ組み込む。このとき、重
ねた分割体２１ａ〜２１ｄの寸法を分割体２１ａ〜２１
ｄが嵌合する溝の幅寸法よりも若干大きくすることで、
円筒方向に圧入し、またスラスト方向に圧縮して組み込
むことにより、外観品質および回転機能を向上させるこ
とができる。同様に、図１２〜１３に示されるように、
前車輪１２についてもフェルト素材３１を２部品に分割
し、各分割体３１ａおよび３１ｂを車軸３２に組み込む
ことにより、外観品質および回転機能を向上させること
ができる。
前車輪および後車輪の車輪には床面などをキズ付けない
ようにソフトな素材が求められている。たとえばフェル
ト素材にゴムを含有させた車輪を樹脂製車輪車軸（芯
体）へ挟みこむ構造がある。図１０に示されるように、
後車輪１３として、フェルト素材２１は床面との接地面
を得るため、１６ｍｍ以上は必要である。しかし、この
フェルト素材２１をトムソン型で打ち抜く場合、厚さが
５ｍｍをこえると、円筒度がわるくなるため、これを車
軸２２に組み込むと、外観が変形して、真円度が出ず、
スムーズに回転しない場合がある。このため、図１１に
示されるように、フェルト素材２１を、５ｍｍ以下の厚
さで打ち抜き、分割体２１ａ、２１ｂ、２１ｃおよび２
１ｄとする。ついで各分割体２１ａ、２１ｂ、２１ｃお
よび２１ｄを樹脂製車軸２２へ組み込む。このとき、重
ねた分割体２１ａ〜２１ｄの寸法を分割体２１ａ〜２１
ｄが嵌合する溝の幅寸法よりも若干大きくすることで、
円筒方向に圧入し、またスラスト方向に圧縮して組み込
むことにより、外観品質および回転機能を向上させるこ
とができる。同様に、図１２〜１３に示されるように、
前車輪１２についてもフェルト素材３１を２部品に分割
し、各分割体３１ａおよび３１ｂを車軸３２に組み込む
ことにより、外観品質および回転機能を向上させること
ができる。
【００２２】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
前側回転ブラシを回転させた風が前記後側回転ブラシを
後方回転させるように導かれることにより、集塵力を向
上させることができる。
前側回転ブラシを回転させた風が前記後側回転ブラシを
後方回転させるように導かれることにより、集塵力を向
上させることができる。
【図１】本発明の吸込具の一実施の形態にかかわる電気
掃除機を示す側面図である。
掃除機を示す側面図である。
【図２】図１における吸込具の拡大平面図である。
【図３】図１における吸込具の拡大側面図である。
【図４】図１における吸込具の拡大底面図である。
【図５】図３における吸込具の縦断面図である。
【図６】図２のＡ−Ａ断面図である。
【図７】回転ブラシの拡大正面図である。
【図８】パイル材の拡大図である。
【図９】図７のＢ−Ｂ断面図である。
【図１０】前車輪の拡大断面図である。
【図１１】他の前車輪の拡大断面図である。
【図１２】後車輪の拡大断面図である。
【図１３】他の後車輪の拡大断面図である。
【図１４】従来の吸込具を示す断面図である。
１ 掃除機本体 ２ ホース ３ 接続管 ４ 吸込管 ５ 吸込具 ６ 吸込口 ７ 吸込本体ケース ８ 軸受部 ９ａ 前側回転ブラシ ９ｂ 後側回転ブラシ １０ 仕切り壁 １１ 流通開口 １２ 前車輪 １３ 後車輪 １４、１５ 取入口 １６ 溝 １７ 回転軸 １８ パイル材 １９ ゴムブレード ２０ パイル糸 ２１ パイル地 ２２ 基材 ２３ フィルム ２４ ベンド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤吉 俊行 大阪府守口市京阪本通２丁目５番５号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 藤井 一広 大阪府守口市京阪本通２丁目５番５号 三 洋電機株式会社内 Ｆターム(参考） 3B061 AA41 AD06
Claims (4)
- 【請求項１】 下面に吸込口を形成した吸込本体ケース
に回転自在に支持される一対の前側および後側回転ブラ
シを有しており、該両回転ブラシが掃除機本体により吸
引される外気により回転される電気掃除機の吸込具であ
って、前記前側回転ブラシを回転させた風が前記後側回
転ブラシの回転と逆方向に回転させるように導かれる電
気掃除機用吸込具。 - 【請求項２】 下面に吸込口を形成した吸込本体ケース
に回転自在に支持される一対の前側および後側回転ブラ
シを有しており、該両回転ブラシが掃除機本体により吸
引される外気により回転される電気掃除機の吸込具であ
って、前記前側回転ブラシを前方回転させた風が前記後
側回転ブラシを後方回転させるように導かれる電気掃除
機用吸込具。 - 【請求項３】 前記一対の前側および後側回転ブラシを
仕切る仕切り壁の、後側回転ブラシの回転軸より上方に
対向する位置に空気の流通開口が形成されてなる請求項
１または２記載の吸込具。 - 【請求項４】 前記一対の前側および後側回転ブラシを
仕切る仕切り壁に流通開口が形成され、該開口を通過す
る風を前記後側回転ブラシを後方回転させるように導く
案内手段を備えてなる請求項１または２記載の吸込具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30347799A JP2001120474A (ja) | 1999-10-26 | 1999-10-26 | 電気掃除機用吸込具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30347799A JP2001120474A (ja) | 1999-10-26 | 1999-10-26 | 電気掃除機用吸込具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001120474A true JP2001120474A (ja) | 2001-05-08 |
Family
ID=17921435
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30347799A Withdrawn JP2001120474A (ja) | 1999-10-26 | 1999-10-26 | 電気掃除機用吸込具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001120474A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003000493A (ja) * | 2001-06-18 | 2003-01-07 | Kowa Co Ltd | 掃除機用床ノズルの回転ロータ |
| WO2020034806A1 (zh) * | 2018-08-16 | 2020-02-20 | 天佑电器（苏州）有限公司 | 滚刷组件及具有其的清洁装置 |
-
1999
- 1999-10-26 JP JP30347799A patent/JP2001120474A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003000493A (ja) * | 2001-06-18 | 2003-01-07 | Kowa Co Ltd | 掃除機用床ノズルの回転ロータ |
| WO2020034806A1 (zh) * | 2018-08-16 | 2020-02-20 | 天佑电器（苏州）有限公司 | 滚刷组件及具有其的清洁装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060323 |
|
| A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20061211 |