JP2002544354A - ポリカーボネートの奪活法及び当該方法で得られる組成物 - Google Patents

ポリカーボネートの奪活法及び当該方法で得られる組成物

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Abstract

(57)【要約】 塩基性触媒存在下でのジアリールカーボネートと二価フェノールとの溶融縮合による中間体ポリカーボネート組成物生成反応によって製造されるポリカーボネートを、トシル酸アルキル奪活剤と亜リン酸とで奪活することによって仕上げ処理する。奪活の効率はUV残留率によって測定することができる。驚くべきことに、亜リン酸単独ではUV残留率に影響がないにもかかわらず、トシル酸アルキル奪活剤と亜リン酸とを組み合わせるとトシル酸アルキル奪活剤を単独で使用した場合に比べて多大な改善が得られる。したがって、本発明の方法により、トシル酸アルキル奪活剤の使用量を減らすことができ、しかもトシル酸アルキルのレベルを増大しても達成することができない優れた結果を達成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術的背景】
本発明は、溶融プロセスを使用するポリカーボネートの仕上げ処理に関し、具
体的にはポリカーボネート生成反応に用いた残留触媒を奪活する方法及びこの反
応で形成される生成物に関する。
【0002】 芳香族ポリカーボネートは強度及び光学的透明性を始めとする望ましい物理的
性質のため数多くの用途に有用である。芳香族ポリカーボネートの製造方法とし
ては図1に示す3通りの方法が知られている。従来の界面法及びホスゲン系溶融
法はいずれもホスゲンと一酸化炭素との反応から始まる。反応プロセスに極めて
毒性の強いホスゲンの使用を避けるため「無ホスゲン」溶融法が開発されている
【0003】 いずれの溶融法もジフェニルカーボネート(DPC)のようなジアリールカー
ボネートを中間体として利用し、これをアルカリ性触媒の存在下でビスフェノー
ルA(BPA)のような二価フェノールと重合させて図2に示す全反応式に従っ
てポリカーボネートを形成する。このポリカーボネートは押出その他の方法で加
工でき、染料やUV安定剤などの添加剤を配合し得る。しかし、多くの場合、残
留触媒の存在は生成物の品質に有害であり、色、分子量又はレオロジー特性を損
なう。また、残留触媒は添加剤とも相互作用してその有効性を損ないかねない。
従って、こうした相互作用を最小限にするため残留触媒量を低減することが望ま
しい。かかる低減を「奪活」という。
【0004】 本願出願人に譲渡された米国特許第5717057号(その開示内容は援用に
よって本明細書に取り込まれる)には、酸性化合物を用いて残留アルカリ性を奪
活することが開示されている。試験された酸化合物は、改善された耐熱性と耐水
性及び低い黄色度指数を有するポリカーボネートを生成することが示されている
。この米国特許では直接対処していない残留アルカリ性触媒の帰結は、塩基触媒
によってUV吸収剤がポリカーボネート骨格にカップリングしてしまうことであ
る。通常、4ppm未満の量の液体奪活剤が用いられる。この量は少量ではある
が、使用した触媒のすべてを中和するのに必要な奪活剤の理論量のほぼ4倍に相
当する。過剰量の奪活剤にもかかわらず、UV吸収剤とポリカーボネート骨格と
の反応は依然として起こり、UV保護の効率が損なわれる。また、奪活剤の添加
量をさらに増やしても、ある閾値に達してしまうと、UV吸収剤とポリカーボネ
ートとの反応度には格段効果がないようである。したがって、UV吸収剤とポリ
カーボネートとの相互作用を一段と効果的に低減させる残留アルカリ性触媒の奪
活法に対するニーズが依然として存在する。
【0005】 かかる方法を提供することができれば望ましい。
【0006】 さらに、高いUV保持値と良好な色安定性を有する最終ポリカーボネート組成
物を提供することができれば望ましい。
【0007】
【発明の概要】
本発明の上記その他の目的は、塩基性触媒存在下でのジアリールカーボネート
と二価フェノールとの溶融縮合による中間体ポリカーボネート組成物生成反応に
よって製造されるポリカーボネートを仕上げ処理する方法であって、 (a)中間体ポリカーボネート組成物をトシル酸アルキル奪活剤及び亜リン酸
と組合せる段階、及び (b)中間体ポリカーボネート組成物と奪活剤組成物の組合せを処理してその
組合せをブレンドし、中間体ポリカーボネート組成物中に存在する残留塩基性触
媒を奪活する段階 を含んでなる方法によって達成される。奪活の効率はUV残留率によって測定で
きる。驚くべきことに、亜リン酸単独ではUV残留率に影響がないにもかかわら
ず、トシル酸アルキル奪活剤と亜リン酸とを組み合わせると、トシル酸アルキル
奪活剤を単独で使用した場合に比べ、大幅な改善が得られる。したがって、本発
明の方法によって、トシル酸アルキル奪活剤の使用量を減らすことができ、しか
もトシル酸アルキル量の増加では達成できない優れた結果を達成することができ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の方法では、性質の改善されたポリカーボネート組成物を提供すべく、
ジアリールカーボネートと二価フェノールとの反応で形成されたポリカーボネー
ト中に存在する残留アルカリ性触媒を、トシル酸アルキルと亜リン酸を用いて奪
活する。本発明の方法は、塩基性触媒存在下でジアリールカーボネートと二価フ
ェノールとを溶融状態で反応させて中間体ポリカーボネート組成物を得るポリカ
ーボネート製造での仕上げ段階として用いることができる。この基本的技術を用
いたポリカーボネート組成物の製造は当技術分野で公知であり、例えば米国特許
第5717057号及び同第5319066号に記載されている(これらの開示
内容は援用により本明細書に取り込まれる)。
【0009】 本発明の方法で使用される好ましいジアリールカーボネートはジフェニルカー
ボネートであるが、特殊な用途のためのポリカーボネートの合成には他のジアリ
ールカーボネートも使用できる。ジアリールカーボネートの各種合成方法は公知
であり、例えば米国特許第5210268号、同第5834615号及び同第5
713453号に記載されている(その開示内容は援用によって本明細書に取り
込まれる)。
【0010】 本発明の方法で用いる好ましい二価アルコールはビスフェノールAである。米
国特許第5717057号に列挙されているものを始めとする他の二価アルコー
ルも使用し得る。
【0011】 本発明の方法で中間体組成物の合成に用いられる触媒は、ジアリールカーボネ
ートと二価フェノールとの溶融縮合によるポリカーボネート合成の触媒として有
効なアルカリ金属又はアルカリ土類金属化合物又は含窒素塩基性化合物のような
塩基性触媒である。かかる目的に有用な公知のあらゆる触媒を使用し得る。
【0012】 本発明の方法は、最終製品の性質への悪影響を最小限にすべく、ポリカーボネ
ート生成物中の残留触媒を低減又は一掃するための仕上げ段階を提供する。本発
明では、この仕上げ段階は、中間体ポリカーボネート組成物をトシル酸アルキル
及び亜リン酸と組合せ、中間体ポリカーボネート組成物とトシル酸アルキルと亜
リン酸の組合せを処理して組成物をブレンドするとともに中間体ポリカーボネー
ト組成物中の残留塩基性触媒を奪活することによって達成される。
【0013】 トシル酸アルキルと亜リン酸は、塩基触媒重縮合のポリカーボネート生成物中
に直接導入してもよい。別法として、中間体ポリカーボネート生成物をペレット
化した後、押出機などで再溶融して奪活剤とコンパウンディングしてもよい。ト
シル酸アルキルの添加量は最初の反応に使用したアルカリ性触媒の量に依存する
。一般的な工業レベルの触媒に対しては、トシル酸n−ブチル奪活剤の適量は1
〜7ppmである。
【0014】 トシル酸アルキル奪活剤は、何通りかの方法でポリカーボネート縮合生成物と
組合せることができる。第一の実施形態では、トシル酸アルキルをポリカーボネ
ート粉末(任意成分として追加の仕上げ用添加剤を含有していてもよい)と一緒
にし、押出機のサイドフィーダーから導入する。第二の実施形態では、トシル酸
アルキルを液体キャリヤー(例えばプロピレンカーボネート)と一緒にし、押出
機中の溶融ポリカーボネートに注入する。第三の実施形態では、トシル酸アルキ
ルを、ペレット状ポリカーボネートと一緒にし、押出機のサイドフィーダーから
導入する。かかるペレットは、トシル酸アルキルとポリカーボネートとの予備コ
ンパウンディング、ポリカーボネート粉末とトシル酸アルキルの混合物の圧縮成
形、又はポリカーボネートペレットの外面の層としてトシル酸アルキルをコーテ
ィングすることによって、形成し得る。これらいずれかの方法を用いてトシル酸
アルキルを導入することは、米国特許出願第09/273379号(その開示内
容は援用によって本明細書に取り込まれる)に記載されている。
【0015】 亜リン酸の導入は、粉末マスターバッチ(任意成分として他の添加剤も含有し
得る)の一部として行うことができる。マスターバッチを押出機のサイドフィー
ダーから導入する。亜リン酸を、水溶液として、押出機に装着したノズルから液
体注入によって導入することもできる。亜リン酸の添加量は最初の反応に用いた
アルカリ性触媒の量に依存する。一般的な工業レベルの触媒に対して亜リン酸奪
活剤の適量は1〜6ppmである。
【0016】 以下の実施例で述べる通り、本発明の奪活剤組成物で仕上げ処理したポリカー
ボネートを、奪活剤なしで又はトシル酸アルキル奪活剤もしくは亜リン酸奪活剤
単独で仕上げ処理したポリカーボネートと比較した試験を行った。2種類の分析
試験を用いて奪活効率を評価した。
【0017】 最初の試験では、ポリカーボネートとUV吸収剤(Cyabsorb 541
1、Cytec社製)との反応性を測定した。このUV吸収剤は反応性OH基を
有するので、残留触媒の存在下でポリカーボネート骨格と反応する。この反応が
起きた量は、UV吸収剤によるUV吸光度を測定することで求めることができ、
残留触媒量に直接比例する。定量的には、この反応の量は次の式で表される。 %UV残留率=(溶剤抽出後の検出量/完全加水分解後の検出量)×100
【0018】 UV残留率が高いほど好ましい。驚くべきことに、亜リン酸単独ではUV残留
率の改善には何の効果もなかったにもかかわらず、トシル酸n−ブチルと亜リン
酸の組合せで観察されたUV残留率は、高レベルのトシル酸n−ブチルで得られ
たものよりも高かった。
【0019】 実施した第二の試験は色安定性試験である。この試験では、360℃において
、一方は標準サイクル時間で、一方は15分もの長いサイクル時間で成形した2
つのポリカーボネート片の黄色度指数を比較する。これら2つの試験片の黄色度
指数の差が大きいほど、組成物が示す色安定性は低い。そこで、色安定性の評点
は低い値を有するのが望ましい。トシル酸n−ブチルと亜リン酸の組合せで最良
の結果が得られた。
【0020】
【実施例】
本発明を以下の非限定的な実施例でさらに説明する。
【0021】 実施例1 奪活剤と本発明の奪活剤の組合せの効率を評価するための実験を、160mm
大型JSW同方向回転二軸押出機において、300℃、スクリュー速度200r
pm、処理量5300kg/hで実施した。各種添加剤を導入して中間体ポリカ
ーボネート組成物を仕上げ処理した。すべての試料について、100ppmのレ
ベルの水とペンタエリトリトールテトラステアレート(PETS)をノズルを介
して押出機中に注入し、0.1重量%の熱安定剤と0.3重量%のUV吸収剤(
Cyabsorb 5411)を含むポリカーボネート粉末マスターバッチをサ
イドフィーダーから押出機に導入した。亜リン酸を使用する場合は、マスターバ
ッチと共に導入した。トシル酸n−ブチルで仕上げ処理した試料は、プロピレン
カーボネート中に4%のトシル酸n−ブチルを含有する溶液を0.5〜1.0k
g/時の速度で注入することによって処理した。
【0022】 表1にまとめて示したように合計6回の実験を行った。得られた生成物のUV
残留率%と、360℃で15分後の黄色度指数(YI)の増大に反映される色安
定性を評価した。表1に示したように、トシル酸n−ブチルと亜リン酸で処理し
た試料6は驚くべき優れた結果を示した。
【0023】
【表1】
【0024】 実施例2 本発明の方法で使用できるトシル酸アルキル奪活剤含有固形ポリカーボネート
ペレットは3通りの方法で調製できる。
【0025】 ポリカーボネート粉末100部とトシル酸n−ブチル0.3部の混合物をヘン
シェルブレンダーで数分間ドライブレンドして予備配合奪活剤マスターバッチペ
レットを調製した。このドライブレンド混合物を次いでLeitritz 34
mm同方向回転二軸押出機において270℃、250rpm及び15kg/hで
コンパウンディングした。奪活剤の蒸発を避けるためコンパウンディング中は減
圧しなかった。コンパウンディング後、普通の透明なドライペレットが得られ、
プロセスになんの問題も生じなかった。HPLCによるペレットの分析の結果、
ペレットがトシル酸n−ブチルを1950ppm、n−ブチルエステルの加水分
解及び熱分解で生じたp−トルエンスルホン酸(これも奪活剤として活性をもつ
)を400ppm含んでいることが判明した。
【0026】 ポリカーボネート粉末98部、ペンタエリトリトールテトラステアレート(P
ETS)2部及びトシル酸n−ブチル0.3部の混合物をドライブレンドして圧
縮成形ペレットを調製した。このドライブレンド混合物を、ダイ直径3mm、長
さ12mmのUMT圧縮機で15kg/hで圧縮成形した。刃は平均長12mm
の白色円柱体が得られるように調節した。PETSは、摩擦による発熱を最小限
に抑制する滑剤として用いられる。PETSを1.5部配合した処方では圧縮が
困難であったが、許容範囲内であった。PETSが1部未満の処方では、この装
置で圧縮することができなかった。圧縮ペレット中のトシル酸n−ブチルの分析
をHPLCで行ったところ、2990ppmのレベルにあり、分析値はよく一致
していた(標準偏差=46)。
【0027】 被覆ペレットを150リットルホソカワ/ナウタ円錐形ブレンダーで調製した
。ポリカーボネートペレット90kgを室温でブレンダーに入れ300rpmで
5分間予備ブレンドした。ブレンディングを続けながら、トシル酸n−ブチル2
70g(全PC重量の0.3重量%)をペレットに2分間噴霧して、ペレットの
上の空間にミストを生じさせた。ブレンディングを10分間続けたが、その間に
奪活剤がペレットに吸収されてミストが消えた。得られたペレットはドライで、
僅かに曇り、トシル酸ブチルの特徴的な匂いがあった。HPLC分析の結果、奪
活剤の量の平均は2500ppmであり、若干の奪活剤がブレンダーの壁に堆積
したことを示唆していた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ポリカーボネートの3通りの製造方法を示す。
【図2】 ジアリールカーボネートと二価フェノールとのポリカーボネート
合成反応を示す。
【手続補正書】
【提出日】平成14年3月28日(2002.3.28)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ,BA, BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU,C Z,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,GE ,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS, JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,L R,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN ,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU, SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,T R,TT,UA,UG,UZ,VN,YU,ZW Fターム(参考) 4J002 CG001 DH027 EV216 FD036 FD037 4J029 AA09 AB04 BB13A HC05A JA253 JB233 JC011 JC353 JF011 JF111 KB04 KD02 KH08

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塩基性触媒存在下でのジアリールカーボネートと二価フェノールとの溶融状態
    での中間体ポリカーボネート組成物生成反応によって製造されるポリカーボネー
    トを仕上げ処理するための方法であって、 (a)中間体ポリカーボネート組成物をトシル酸アルキル及び亜リン酸と組合
    せる段階、及び (b)中間体ポリカーボネート組成物とトシル酸アルキルと亜リン酸の組合せ
    を処理して該組合せをブレンドし、中間体ポリカーボネート組成物中に存在する
    残留塩基性触媒を奪活する段階 を含んでなる方法。
  2. 【請求項2】 トシル酸アルキルがトシル酸n−ブチルである、請求項1記
    載の方法。
  3. 【請求項3】 トシル酸n−ブチルの量が約2〜約5ppmである、請求項
    2記載の方法。
  4. 【請求項4】 亜リン酸の量が約1〜約6ppmである、請求項3記載の方
    法。
  5. 【請求項5】 トシル酸アルキルを液体キャリヤー中で中間体ポリカーボネ
    ート組成物と組合せる、請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】 トシル酸アルキルがトシル酸n−ブチルである、請求項3記
    載の方法。
  7. 【請求項7】 液体キャリヤーがプロピレンカーボネートである、請求項4
    記載の方法。
  8. 【請求項8】 トシル酸n−ブチルの量が約2〜約5ppmである、請求項
    6記載の方法。
  9. 【請求項9】 亜リン酸の量が約1〜約6ppmである、請求項8記載の方
    法。
  10. 【請求項10】 (a)塩基性触媒存在下でジアリールカーボネートと二価
    フェノールとを溶融状態で反応させて得られる芳香族ポリカーボネート、 (b)トシル酸アルキル、及び (c)亜リン酸と を含んでなる芳香族ポリカーボネート組成物。
  11. 【請求項11】 トシル酸アルキルがトシル酸n−ブチルである、請求項1
    0記載の組成物。
  12. 【請求項12】 トシル酸n−ブチルが約2〜5ppmの量で存在する、請
    求項11記載の組成物。
  13. 【請求項13】 亜リン酸が約1〜6ppmの量で存在する、請求項12記
    載の組成物。
  14. 【請求項14】 亜リン酸が約1〜6ppmの量で存在する、請求項11記
    載の組成物。
JP2000618362A 1999-05-17 2000-04-26 ポリカーボネートの奪活法及び当該方法で得られる組成物 Expired - Lifetime JP3448279B2 (ja)

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