JP2002543279A - 周面部分を有する不定ローラのための鋳造材料及びその製造方法 - Google Patents

周面部分を有する不定ローラのための鋳造材料及びその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、周面部分を有する不定ローラのための鋳造材料を製造しかつ加工する方法に関する。鋳造部分において、とくに帯通路の最後のスタンドにおけるローラにおいて、本発明によれば、次のことが提案される。すなわち(A)重量%において、2.0 ないし3.5のC、1.0 ないし2.0のSi、0.5ないし2.0のMn、1.0 ないし3.0のCr、3.5 ないし4.9のNi、0.2ないし2.9のMo、残り鉄及び不純物の化学的組成を有する溶融物が準備され、かつ(B)0.5重量%より多くのバナジウムが、5.9重量%までの程度において添加され、この中に溶解され、かつ(C)金属組織学的な研磨の1mm*2の観察面あたり20より多いグラファイト粒子が存在し、かつ残りが大体においてマルテンサイト、8ないし35容積%の共融カーバイド及び少なくとも1容積%の微分散したモノカーバイドからなるという条件で、1.0ないし3.0容積%のグラファイトを有するミクロ構造が、その硬化の際に形成されるように、炭素、けい素、ニッケルの濃度及びカーバイド形成元素の作用合計を確定することによって、合金技術的に溶融物の組成が調節され、その後、(D)溶融物が、型内に注入され、かつ部材に硬化させられ、このようにして準備された部材が、(E)熱処理を受ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、元素、炭素、けい素、マンガン、クロム、ニッケル、モリブデン、
バナジウム、場合によっては周期系V族の別の元素、アルミニウム、残り鉄、及
び製造によって生じる不純物を含む、合金された鋳造材料、とくに不定ローラの
作業範囲のための材料を製造する方法に関する。
【0002】 さらに本発明は、前記の元素を含む鋳造材料に関する。
【0003】 最後に本発明は、圧延材料に対してわずかな固着又は溶接傾向を有する鋳造合
金から形成された作業又は周面部分、及びわずかに合金された鋳鉄、とくに球状
黒鉛鋳鉄からなるじん性を有する心部分からなる、とくに平らな鋼を変形する作
業ローラのための複合不定ローラを含む。
【0004】 その使用の際に種々の様式の多数の負荷にさらされている工具又は機械部分は
、特別な特性プロファイルを必要とする。このことから出発して、実現可能性及
び経済的な製造及び部分の実際の動作における寿命に関して、それぞれ適当な材
料及び製造方法が選択される。
【0005】 とくに材料の熱形成のために室温を越えて変化する温度において使用される部
分は、多くの適用の場合に、鋳造材料から形成されている。このような材料選択
によって、所望のように大体において局所的に異なった温度のための歪みは最小
にすることができ、部分の製造は経済的に構成することができ、かつ材料特性は
かなりの程度まで負荷に整合することができる。
【0006】 鋼の加熱圧延のための作業ローラ、例えば加熱幅広帯通路における、とくにス
テッケルスタンド及び仕上げスタンドにおけるローラは、一方において大きな機
械的及び熱的な負荷にさらされており、かつ他方において圧延材料に接着及び溶
接するできるだけわずかな傾向を持たなければならない。すなわち加熱帯を薄く
圧延するほど、作業ローラと圧延材料との間の比面積圧力が大きくなり、このこ
とは、最後のスタンドの低い最終圧延温度によって助長されて、ローラ表面にお
ける帯の固着の傾向を著しく強力にする。帯とローラ表面のこの接着、溶接は、
帯からの材料の引き裂きに通じ、このことは、このようなものとしてかつローラ
に付着して、その後の圧延欠陥に通じることがあり、このことは、しばしば必然
的に加熱帯の品質低下に通じる。
【0007】 ローラギャップにおける摩擦の減少及びローラ表面における帯の固着傾向の減
少に関する要求を満たすため、及び加熱帯ローラ通路の最後のスタンドにおける
ローラの作業範囲において材料のかわむき及び熱衝撃損傷に抗する抵抗を高める
ために、不定の鋳造材料を使用することは周知である。
【0008】 不定の品質は、鋳造状態から形成される著しく異なった3つの組織構成部分か
らなり、すなわちグラファイト、カーバイド及び鋼に似たマトリクスからなる。
マトリクスだけは、熱処理によって著しく変化することができる。不定ローラ品
質又は合金は、急速な硬化の際に、組織中に多くのカーバイド及びわずかなグラ
ファイトを形成し、かつ低い硬化速度の際、割合は逆転し、すなわちわずかなカ
ーバイド及び多くのグラファイトが生じる。その結果、急速に硬化した材料は硬
く、かつゆっくりと硬化した材料は軟らかい。不定ローラにおいて、このことは
、鋳造物表面からの間隔が増大するとともに、カーバイド割合が低下し、グラフ
ァイト割合が増加し、かつ同様に硬さが小さくなる。この場合に、定義された硬
さのジャンプは観察されないので、この品質は、“不定”と称する。
【0009】 しかしグラファイトの析出は、材料の硬さ及びとくに磨耗特性を悪化させるこ
とがあるので、この欠点を最小にするために、ミクロ構造は、追加的に硬いカー
バイドを有するようにする。
【0010】 合金技術的な処置によって、グラファイト粒子とカーバイドを有する鋳造組織
を製造することは、専門家にとってよく知られており、その際、グラファイト形
成を促進する元素、大体においてニッケル及びけい素からなる含有量、及びわず
かな量におけるカーバイド形成剤、大体においてクロム及びモリブデンの濃度、
及び炭素含有量は、溶融物中において互いに同調され、かつ硬化の際のその相互
作用が考慮される。
【0011】 不定ローラは、従来の技術によれば、重量%において、2.6ないし3.6の
炭素、0.6ないし1.1のけい素、0.6ないし1.0のマンガン、1.5な
いし2.1のクロム、4.1ないし4.6のニッケル、0.3ないし0.5のモ
リブデン、残り鉄、同伴元素、及び不純物の組成を有する。複合ローラの作業部
材又は周面の組織は、大体において28ないし40%の共融カーバイド及び1.
3ないし2.2容積%のグラファイトの割合を有するベイナイト及び/又はマル
テンサイトのマトリクスからなり、1mm*2の研磨面あたり5ないし20のグ
ラファイト粒子が存在する。
【0012】 不定ローラの使用特性を改善するために、とくに作業範囲におけるその磨耗抵
抗を高めるために、そのために考慮された溶融物中に、なるべく高い硬さの表面
コーティングされたカーバイド粒子を持込むことが試みられた(PCT/英国第
93/02380号明細書)。わずかな割合の高い硬さのカーバイドが、わずか
な硬さの品質の典型的なカーバイドの増加よりも大きく材料の耐磨耗性を高める
ことは、専門家には周知である。この時、ローラ又はローラ周面がこのような溶
融物から遠心鋳造法によって製造されると、溶融物とカーバイド粒子の間の異な
った比重及び遠心力に基づいて、不所望な溶離現象及び不均一が形成されること
がある。さらに溶融物の変化により、不可欠なグラファイトの形成が妨害される
ことがある。
【0013】 PCT/米国第96/09181号明細書によれば、不定ローラのための計量
された組成を有する溶融物に0.3ないし6.0重量%のニオブを添加し、かつ
化学量論的に形成すべきニオブカーバイドに相応して炭素含有量を増加すること
が提案されている。この過程様式により、材料のカーバイド割合及び磨耗抵抗は
増加するが、高められたニオブ含有量は、カーバイドの初期の形成に通じること
があり、このことは、カーバイド粒子及びグラファイト粒子の粗大化を引起こす
ことがある。
【0014】 不定ローラの作業範囲の遠心鋳造の際、金型内の合金は、硬化の間に、例えば
80ないし180Gの範囲における大きな遠心力加速度にさらされている。この
時、初めに溶融物中に形成されるバナジウムのモノカーバイドは、液状金属のも
のより低い密度を、かつニオブのものは、高い密度を有するので、溶離現象又は
分解に至ることがある。このような溶離を避けるために、硬化の際に生じるモノ
カーバイドが混合カーバイド(VNb)Cであり、かつ大体において溶融物と同
じ密度を有するように、溶融物をバナジウム及びニオブと均一に合金することが
、すでに提案されている(米国特許第5738734号明細書)。前記の米国特
許明細書によれば17重量%までのモノカーバイドを形成する元素のできるだけ
多くの含有量に基づいて、炭素濃度も、既知の関係にしたがって調節しなければ
ならない。しかしながらこのような合金は、局所的な分離及び大きなグラファイ
ト粒子を有する不所望な硬化組織を有し、このことは、一方においてすでにわず
かな使用時間の後に、ローラの低下した表面品質を引起こし、かつ他方において
圧延材料の接着傾向を増強する。
【0015】 従来の技術から出発して、本発明の課題は、不定ローラの作業範囲の材料が、
圧延材料の接着又は溶接する著しくわずかな傾向を有し、かつ利用される範囲の
厚さにわたって一定の大きな耐磨耗性を有する、新しい改善された方法を提供す
ることにある。
【0016】 さらに本発明は、わずかな容積割合を有する細かく分散しかつ均一に分散した
グラファイト析出を有し、かつ同様に基礎材料中に均一に分散して、まったく小
さなカーバイド粒子直径を有する特殊カーバイドを有し、かつ研磨の際に大体に
おいて不変の作業表面の特性を有する鋳造材料を提供することを、目的として設
定する。
【0017】 最後に本発明は、その使用特性が著しく改善されており、かつローラ破損、か
わむき及び心への移行範囲における割れ目形成の危険が減少している、複合不定
ローラを製造することを目的としている。
【0018】 この課題は、本発明による方法において、次のようにして解決される。すなわ
ち A.重量%において、 2.0 ないし3.5のC、 1.0 ないし2.0のSi、 0.5 ないし2.0のMn、 1.0 ないし3.0のCr、 3.5 ないし4.9のNi、 0.20ないし2.9のMo、 残り鉄及び不純物 の化学的組成を有する溶融物が準備され、かつ B.0.5重量%より多くのバナジウムが、5.9重量%までの程度において
添加され、この中に溶解され、かつ C.金属組織学的な研磨の1mm*2の観察面あたり20より多いが100よ
り少ないグラファイト粒子が存在し、かつ残りが大体においてマルテンサイト、
8ないし35容積%の共融カーバイド及び少なくとも1容積%の微分散したバナ
ジウムカーバイドからなるという条件で、1.0ないし3.0容積%のグラファ
イトを有するミクロ構造が、その硬化の際に形成されるように、ニッケルの存在
するところにおいて炭素及びけい素の濃度及びカーバイド形成元素の作用合計を
確定することによって、合金技術的に溶融物の組成が調節され、その後、 D.溶融物が、型内に、なるべく遠心鋳造金型内に注入され、かつローラの部
材に、なるべく作業部材に硬化させられ、かつ場合によっては、鋳造部材が、例
えば複合ローラになるように引続き形成され、このようにして準備された部材が
、又はローラが、 E.少なくとも1度の処理温度への加熱、この温度における維持及び室温への
冷却からなる熱処理を受ける。
【0019】 本発明により達成される利点は、大体において溶融物の硬化動力学及び材料の
組織形態学が、有利に変化するように調節される点にある。この変化は、示され
た濃度における合金元素の共働作用によって達成され、その際、多数の小さなグ
ラファイト粒子は、狭い限界内におけるニッケルの存在するところで、従来の技
術に対してわずかなけい素及び場合によってはアルミニウムの含有量の上昇によ
って可能である。しかしその際、共融硬化の際のカーバイド形成元素の作用合計
は重要であり、その際、考慮された濃度におけるクロム及びモリブデンは、決定
的な作用量とわかった。バナジウムカーバイドは、少なくとも部分的に共融硬化
の前に、液状合金内におけるバナジウムの可溶限界まで析出されるので、これら
のモノカーバイドが、小さな粒子大きさを有し、かつこのようにして硬化の際に
溶融物中において、作用する遠心力加速度によって溶離することがあることは重
要である。現在の知識レベルによれば、初めに分散したカーバイド析出の微粒子
性は、一方において炭素、けい素及びニッケル、かつ他方においてクロム、モリ
ブデン及びバナジウムの相互作用によって達成される。元素の活性度のこれらの
相互作用は、科学的にまだ完全に解明されていないが、硬化の際に、有利な析出
動力学が達成され、かつ残留溶融物中における相応するけい素含有量及びニッケ
ル濃度の際に、グラファイト及び共融カーバイド析出が遅らされ、かつさらに大
きな過冷却の達成の後に、微粒子の残留硬化が行なわれることを仮定することが
できる。その際、溶融物の組成は、硬化した材料内におけるグラファイトの割合
が1.0ないし3.0容積%であるように調節するようにする。それよりわずか
なグラファイト割合は、1mm*2あたり20より多くの高いグラファイト粒子
密度の際にも、ローラ表面における圧延材料の接着傾向を増加する。グラファイ
ト割合が3容積%を上回ると、ローラ磨耗が増加する。さらに共融カーバイドの
8ないし35容積%の割合、及び少なくとも1容積%の特殊カーバイド又はモノ
カーバイドの含有量を、合金技術的に準備することができる。8及び1容積%よ
りわずかなカーバイド割合は、材料の磨耗抵抗の低下に通じ、かつ35容積%よ
り多くの共融カーバイドは、割れ目形成の危険又は破損の危険を増加する。
【0020】 動作中におけるローラのわずかな磨耗の際にとくにはっきりした高熱割れ目耐
性及び表面品質は、次の場合に達成することができる。すなわち研磨の1mm*
2の観察面あたり22より多いが高々90のグラファイト粒子が存在し、かつ残
りが大体においてマルテンサイト、10ないし25容積%の共融カーバイド及び
2ないし20%の微分散したモノカーバイドからなるという条件で、1.2ない
し2.5容積%の、なるべく1.25ないし1.95容積%のグラファイトを有
するミクロ構造が、硬化の際に形成されるように、合金技術的に溶融物の組成が
調節される。
【0021】 本発明の有利な変形にしたがって、ニッケルの存在するところで、炭素対けい
素の濃度比が、2.6より小さい/これに等しい、なるべく2.0より小さい/
これに等しいように、溶融物の組成が調節されると、高い精度でかつ狭い限界内
で、所望の範囲における材料のグラファイト析出又はグラファイト割合を準備す
ることができる。2.6の値を上回る炭素対けい素含有量の比の際、粗い初めの
モノカーバイドが形成され、かつグラファイト形成が不利な影響を受ける。
【0022】 材料特性及び材料品質の最適化の際に、重量%における溶融物の炭素含有量が
、2.2ないし3.1、なるべく2.6ないし2.95の値に調節されると、有
利である。
【0023】 硬化の際のグラファイト及びカーバイド分散の特別なバランスの意図において
、かつローラの使用特性をさらに改善するために、1.2以上ないし1.95、
なるべく1.4ないし1.75の重量%におけるけい素の最終含有量が考慮され
ると、望ましいとわかった。
【0024】 元素、アルミニウムは、一方においてグラファイト形成の傾向を促進するが、
他方において特殊カーバイドの微粒子析出も引起こす。したがってアルミニウム
は、作用動力学的に部分的にけい素に置き換えることができ、かつバランスした
グラファイト/カーバイド析出のための制御元素として適用できるので、組成の
合金技術的な調節の際に重量%において溶融物に、0.002ないし0.65を
有するアルミニウムが添加され、かつこれに溶解することができる。0.005
ないし0.04重量%のアルミニウムの含有量が有利である。
【0025】 狭い限界内における高度な材料品質の準備は、重量%における溶融物のニッケ
ル含有量が、3.51ないし4.7、なるべく4.15ないし4.6の値に調節
されると有利である。
【0026】 硬化動力学的にであるが、多数のグラファイト粒子の形成に関しても、モリブ
デン対クロムの濃度比が、1.0より小さい、なるべく0.8より小さいと、 Mo/Cr<1.0、なるべく<0.8 であると、有利であるとわかった。
【0027】 比の値、1.0を上回ると、複合ローラの冷却の際及び熱処理の際に、高い変
換応力が形成されることがあり、それにより材料分離が生じることがある。この
危険は、ローラが小さい際に大きいが、割れ目形成に関する安全性のために、い
ずれの場合にも、0.8より下のクロム対モリブデンの含有量の比を設けること
は有利である。
【0028】 共融カーバイドの意図的な形成、したがって衝撃負荷の際のローラ材料の破損
の危険の減少のために、重量%における溶融物のクロム及びモリブデンにおける
含有量が、 クロム 1.2ないし2.6、なるべく1.5ないし2.01、 モリブデン 0.20ないし2.6、なるべく0.3ないし0.9 の値に調節されると、有利であることがわかった。
【0029】 マンガンは、第1に硫黄の結合のために使われ、その際、望ましいように重量
%における溶融物のマンガン含有量は、0.6ないし1.6の、なるべく0.7
ないし1.45の値に調節される。
【0030】 細かく分散したグラファイト粒子分散をさらに促進し、かつ特殊カーバイドの
粒子大きさを均一に小さく維持し、したがって頻繁な研磨の際にも不定ローラの
使用特性を改善するために、重量%において溶融物に、1.8ないし3.9、な
るべく1.9ないし2.9のバナジウムが添加され、かつこれに溶解されると、
さらに有利なことがある。
【0031】 バナジウムが、0.6重量%よりわずかな程度において、周期系V族の別の元
素によって部分的に置き換えられ、かつ混合カーバイドが形成されると、有利な
こともある。最終的に材料の考慮された特性は、熱処理によって提供される。本
発明による方法の途中において、鋳造部材又はローラが、熱処理を受け、この熱
処理が、少なくとも室温から400°Cないし500°C、なるべく460°C
ないし480°Cの処理温度への加熱、少なくとも2時間の、なるべく少なくと
も8時間のこの温度における維持、及び場合によっては低温処理を含む室温への
冷却からなると、有利であるとわかった。
【0032】 本発明の別の目的は、初めに挙げたような鋳造材料において、次のようにして
達成される。すなわち重量%において合金が、 0.5 ないし5.9のV、 1.0 ないし2.0のSi、 0.5 ないし2.0のMn、 1.0 ないし3.0のCr、 3.5 ないし4.9のNi、 0.20ないし2.9のMo、 2.0 ないし3.5のCを、ただし 1.0 ないし3.0容積%をグラファイト粒子とし、材料の1mm*2の金
属組織学的な研磨面あたり20より多いが100より少ない粒子を分散して存在
するという条件で、 含む。
【0033】 このようにして形成された材料の利点は、不定ローラの準備のためのその特別
な適性を示し、かつ大体において従来の技術と比較して、材料のそのような特性
プロファイルを有するきわめて一定のグラファイト割合が達成される点にある。
その際、合金技術的に引起こされる高いグラファイト粒子密度によって、ローラ
表面における圧延材料の溶接又は固着傾向は、著しく減少する。しかしながら1
mm*2の観察面あたり20より下の粒子数は、十分な作用を示さない。同じこ
とは、グラファイト粒子の数が1mm*2あたり100より上にあるときにも成
立つ。なぜならこの時、必要な程度に固着傾向を減少するために、個別粒子の直
径が小さすぎるからである。多くのグラファイト粒子数及び小さな特殊カーバイ
ドを含む細かい共融硬化のために、バナジウム含有量は0.5重量%より多いこ
とが必要である。なぜならそれより低い濃度は、有効な組織微細化を引起こさな
いからである。細かく分散したグラファイト粒子形成及び材料の所望の硬化及び
組織構造の維持のため、必要な炭素含有量の際に、それぞれ狭い濃度限界内にお
いてニッケル及びクロム及びモリブデンの存在するところで、元素、けい素も考
慮することができる。なぜならこれらの元素は、動力学的に相互関係にあるから
である。ただし高いバナジウム含有量は、タイプ、MCの粗い初めのカーバイド
析出に通じ、かつ高められた破損の危険、及び作業面からの大きなカーバイドの
欠け落ちを引起こすことがあるので、材料中におけるこの元素の濃度は、5.9
重量%の値を上回らないようにする。
【0034】 合金が、 1.8ないし4.8重量%の周期系のバナジウム族の元素、 2.2ないし3.1重量%の炭素を、ただし 1.2ないし2.5容積%のグラファイトを1mm*2の金属組織学的な研磨
面あたり22の粒子より多いが高々90の粒子の分散を含む粒子にして含むとい
う条件で、 含む場合、ローラの使用特性は、有利にさらに上昇することができる。1.8
容積%のグラファイト含有量の際に、1mm*2の画像面あたり100のグラフ
ァイト粒子数を上回ると、ローラ表面における圧延材料の固着傾向は、著しく増
加する。
【0035】 重量%において合金が、 2.0ないし3.5の炭素、 1.0ないし2.0のけい素、 0.5ないし2.0のマンガン、 1.0ないし3.0のクロム、 3.5ないし4.9のニッケル、 0.2ないし2.9のモリブデン、 1.5ないし4.9のバナジウム、 残り鉄及び不純物 を含むと、とくに材料の変換比に関して高度の品質保証が達成される。
【0036】 さらに示したように、材料組成の本発明による形成において、均一なかつ微分
散したグラファイト粒子形成にかつ改善された使用特性に関して、合金が、2.
6より小さい/これに等しい、なるべく2.0より小さい/これに等しい炭素対
けい素の濃度比を有し、その際、ニッケルの存在が考慮されているとき、不定ロ
ーラは有利である。
【0037】 とくに細かいグラファイト及びカーバイド形成のため、及びバランスした共融
グラファイト/カーバイド析出のために、重量%において合金が、1.2より多
くないし1.85、なるべく1.4ないし1.75のけい素を含むと、有利であ
るとわかった。
【0038】 アルミニウムは、0.002ないし0.65重量%、なるべく0.005ない
し0.04重量%の含有量において、有利に望ましいグラファイト及びカーバイ
ド形成、及び鋳造部材の細かい硬化構造を保証することができる。
【0039】 なるべく管理されたグラファイト含有量に及び材料の考慮された硬さ想定に関
して、重量%において合金は、3.5ないし4.9、なるべく4.15ないし4
.6のニッケルを含む。
【0040】 硫黄の結合のために有利なように、合金は、0.6ないし1.6、なるべく0
.7ないし1.4重量%のマンガンを含む。
【0041】 合金が、1.0より小さい、なるべく0.8より小さいモリブデン対クロムの
濃度比を有すると、周面材料の硬化形態学及び変換特性を改善することができ、
複合ローラの割れ目の危険を減少することができる。それによりローラの内部応
力は、相応して減少する。このことは、5.9重量%までのバナジウム含有量、
及び周期系V族の別の元素におけるわずかだけの含有量について当てはまる。ク
ロムの1.5ないし2.01重量%における含有量、及びモリブデンの0.3な
いし0.9の濃度によって、とくに2.6ないし2.95重量%の炭素含有量の
際に、ローラ材料内における共融カーバイドの割合が有利に形成することができ
る。
【0042】 重量%において合金が、1.8ないし4.0、なるべく1.9ないし2.95
のバナジウムを含むと、同時に高い材料硬さの際の望ましい磨耗抵抗、及び材料
の改善された組織変換特性が達成される。
【0043】 バナジウムの含有量は、0.6重量%よりわずかな程度において、周期系V族
の別のモノカーバイド形成元素の含有量によって部分的に置き換えることもでき
る。合金内におけるニオブ又はタンタルの0.6重量%及びそれより高い濃度の
際に、組織内に粗い相が形成されることがあり、これらの相は、作業ローラの特
性及び圧延材料の表面品質を悪化させる。
【0044】 最後に、容積%においてこれが、 8ないし35、なるべく10ないし25の共融カーバイド、及び 1ないし15、なるべく2ないし10の周期系V族の、バナジウム族の元素の
カーバイド を有すると、鋳造材料の改善された磨耗特性において、高い破損耐性及びかわ
むきのわずかな傾向が達成できる。
【0045】 本発明の別の目的、すなわち著しく改善された使用特性、及びローラ破損、か
わむき、高熱割れ目形成及び心への移行部における割れ目形成のわずかな危険を
有する遠心鋳造法によって製造された初めに述べたような複合−不定ローラを提
供することは、次のようにして達成される。すなわち作業範囲又は周面が、10
ないし150mmの厚さを有し、かつ周面材料が、大体において1.0ないし2
.5容積%のグラファイトからなる組織を有し、その際、これが、1mm*2の
金属組織学的な研磨面あたり20より多くの粒子のグラファイト粒子数を有する
ように微分散して存在し、8ないし35容積%の共融カーバイド、1ないし20
容積%のとくに周面厚さの方向に均一に分散したバナジウムカーバイド、残り大
体においてマルテンサイト、及び不純物又は製造によって生じて存在する構成部
分からなり、かつ70と90ShCの間の硬さを有する。
【0046】 本発明によるローラの利点は、大体において大きな強さの心に金属的に結合さ
れた周面が、高いグラファイト粒子数を有し、この粒子数が、とくに有効にロー
ラ動作における圧延材料の固着又は溶接を阻止するという点にある。この均一な
グラファイト形成及び小さなバナジウム特殊カーバイドの均一な分散は、硬化運
動学の合金技術的な影響によって達成されるので、遠心鋳造法の間のいわゆる遠
心溶離による分離は生じることがない。したがって有利なように、必要な半径方
向切除の際にも、作業表面のそれぞれの後処理の後における組織形成及び圧延能
力は、かなりの程度まで等しい。表面の必要な後処理までのそれぞれの圧延能力
は、高いグラファイト粒子密度が増加した高熱割れ目耐性、及び特殊カーバイド
によって耐磨耗性の増加した周面の改善された表面品質を引起こすので、有利に
増加されている。
【0047】 その分散密度が、1mm*2の金属組織学的な研磨面あたり少なくとも22の
粒子であるが高々100の粒子であり、10ないし25容積%の程度に共融カー
バイドを含み、かつ2ないし10%の周期系V族の元素の特殊カーバイドを有す
るという条件で、1.0ないし2.5容積%のグラファイトを含む組織を、作業
範囲又は周面材料が有すると、本発明によるローラの高められた特性レベルが、
確実に達成できる。
【0048】 有利な材料変形によれば、作業又は周面材料が、重量%において次の組成を有
し、 C =2.0ないし3.5、なるべく2.21ないし3.1、とくに2.6な
いし2.95、 Si=1.0ないし2.0、なるべく1.2より多くないし1.85、とくに
1.4ないし1.75、 Mn=0.5ないし2.0、なるべく0.6ないし1.6、とくに0.7ない
し1.4、 Cr=1.0ないし3.0、なるべく1.3ないし2.5、とくに1.5ない
し2.01、 Ni=3.5ないし4.9、なるべく3.5ないし4.7、とくに4.15な
いし4.6、 Mo=0.2ないし2.9、なるべく0.25ないし1.3、とくに0.3な
いし0.9、 Al=0.002ないし0.65、なるべく0.005ないし0.1、とくに
0.005ないし0.04、 V =0.5ないし5.9、なるべく1.8ないし3.9、とくに1.9ない
し2.9、 場合によっては0.6よりわずかなNb及びTa、 残り鉄及び不純物 かつローラ心が、球状黒鉛鋳鉄から形成されていると、一方において高い耐磨
耗性、割れ目形成及び割れ目伝達のわずかな危険、及びローラの作業範囲の大き
な硬さが得られる。
【0049】 わずかに合金された鋳鉄、なるべく球状黒鉛鋳鉄からなる周面又は作業部分と
ローラ心との間の結合領域が、半径方向に600N/mm*2より大きい曲げ強
さ(3点曲げ試験)を有すると、割れ目開始に対する高い安全性が達成可能であ
る。
【0050】 テスト結果の線図及び画像及び表によって、本発明を詳細に説明する。
【0051】 図1にけい素と炭素の濃度が示されており、その際、本発明による範囲は、点
α、β、γ、δによって示されている。比C/Si≦2.6(範囲A)(α、β
、γ、δ1、α1)及び、 C/Si比≦2.0(範囲b)(α、β、γ、δ2) を有する有利な範囲が示されている。
【0052】 図2は、モリブデンとクロムの線図を示しており、ここにおいて含有量の本発
明による比範囲(α、β、γ、δ)が示されている。比 Mo/Cr≦1.0(範囲A)(α、β、γ、δ1、α2)及び比 Mo/Cr≦0.8(範囲B)(α、β、δ2、α1) を有する有利な範囲は、図1におけるように印を付けられている。
【0053】 図3は、50倍に拡大した研磨画像において、従来の技術によるローラ材料に
おけるグラファイト形成を示している。ローラ周面は、重量%において次の組成
を有する:C=3.09、Si=0.91、Mn=0.84、Cr=1.79、
Ni=4.51、Mo=0.38、Al=0.003、グラファイト割合:3.
9容積%、1mm*2あたり18のグラファイト粒子。
【0054】 図4は、50倍の同じ拡大を有する研磨画像において、本発明によって合成さ
れたローラの作業範囲におけるグラファイト粒子の多くの数及び均一な分散を示
している。重量%における作業範囲の化学的組成は、C=3.02、Si=1.
42、Mn=0.9、Cr=1.8、Ni=4.36、Mo=0.52、V=2
.9、Al=0.008であり、グラファイト割合:2.8容積%、1mm*2
あたり42のグラファイト粒子であった。
【0055】 従来の技術による材料と比較して、本発明による合金のわずかな炭素含有量及
びわずかなグラファイト割合にもかかわらず、そのグラファイト粒子数は、2倍
より多く、かつ3.2容積%のバナジウムカーバイドが測定された。
【0056】 表1に、それぞれローラ周面の化学的組成、組織形成、及び10のローラ対の
実際の使用において達成されたローラ能力がまとめられている。したがって従来
の技術による製造に由来する記号AないしEを有するローラは、バナジウムを合
金されておらず、記号FないしJを有するローラは、本発明によって合金された
周面材料によって製造されている。
【0057】 バナジウムの追加合金によって(ローラFないしN)、共融カーバイドの減少
された割合の際に、材料内にわずかな粒子大きさ及びかなりの程度まで均一な分
散を有する硬いバナジウムカーバイドが形成でき、それにより材料の耐磨耗性、
及び最終的にローラ能力は、著しく高くなる。元素、Cr、Si、Ni、Mo、
C及びVの活性度の相互作用によって達成される1mm*2あたりの多くのグラ
ファイト粒子数は、わずかなグラファイト割合の際にも、ローラ表面に又はこれ
と圧延材料の接着又は溶接を阻止する。ニオブとタンタルの、したがって周期系
V族の別の元素の添加は、0.6重量%よりわずかな含有量の際、耐磨耗性又は
動作におけるローラ能力のわずかな上昇を提供する。本発明による周面材料にお
いて割れ目形成及び割れ目進行及びかわむきが著しく減少することは、注目に値
し、このことは、おそらく多くの数のグラファイト粒子に帰することができる。
ミクロテストは、モノカーバイドMCが小さな粒子大きさを有し、かつかなりの
程度まで細かく分散して分配して配置されていることを示している。この時、一
方においてバナジウムカーバイドの密度は、RTにおいてほぼ5.82g/cm
*3であり、他方において遠心鋳造によって引起こされてどのような遠心溶離も
目に付くことはないので、大体において共融硬化の間に特殊カーバイド析出及び
細かいグラファイト析出が行なわれ、又は初期析出がかなりの程度まで阻止され
たという推論が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 C/Siの線図である。
【図2】 Mo/Crの線図である。
【図3】 エッチングされていない研磨画像である。
【図4】 エッチングされていない研磨画像である。
【表1】 ローラ材料及び実際の使用におけるその能力を示す表である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C U,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD ,GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN, IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,L K,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK ,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO, RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,T M,TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU ,ZA,ZW (72)発明者 ヴイントハーゲル, ミヒヤエル オーストリア国 アー−8933 ザンクト ガレン163 (72)発明者 ツイーヘンベルゲル, カルル−ハインツ オーストリア国 アー−5451 テネツク コールプラツツシユトラーセ8 Fターム(参考) 4E016 AA03 DA03 EA03 EA23 FA02

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 元素、炭素、けい素、マンガン、クロム、ニッケル、モリブ
    デン、バナジウム、場合によっては周期系V族の別の元素、アルミニウム、残り
    鉄、同伴元素、及び製造によって生じる不純物を含む、不定ローラの作業範囲の
    ための合金された鋳造材料を製造しかつ加工する方法において、 A.重量%において、 2.0 ないし3.5のC、 1.0 ないし2.0のSi、 0.5 ないし2.0のMn、 1.0 ないし3.0のCr、 3.5 ないし4.9のNi、 0.20ないし2.9のMo、 残り鉄及び不純物 の化学的組成を有する溶融物が準備され、かつ B.0.5重量%より多くのバナジウムが、5.9重量%までの程度において
    添加され、この中に溶解され、かつ C.金属組織学的な研磨の1mm*2の観察面あたり20より多いが100よ
    り少ないグラファイト粒子が存在し、かつ残りが大体においてマルテンサイト、
    8ないし35容積%の共融カーバイド及び少なくとも1容積%の微分散したバナ
    ジウムカーバイドからなるという条件で、1.0ないし3.0容積%のグラファ
    イトを有するミクロ構造が、その硬化の際に形成されるように、ニッケルの存在
    するところにおいて炭素及びけい素の濃度及びカーバイド形成元素の作用合計を
    確定することによって、合金技術的に溶融物の組成が調節され、その後、 D.溶融物が、型内に、なるべく遠心鋳造金型内に注入され、かつローラの部
    材に、なるべく作業部材に硬化させられ、かつ場合によっては、鋳造部材が、例
    えば複合ローラになるように引続き形成され、このようにして準備された部材が
    、又はローラが、 E.少なくとも1度の処理温度への加熱、この温度における維持及び室温への
    冷却からなる熱処理を受ける ことを特徴とする、不定ローラの作業範囲のための合金された鋳造材料を製造
    しかつ加工する方法。
  2. 【請求項2】 金属組織学的な研磨の1mm*2の観察面あたり22より多
    いが高々100のグラファイト粒子が存在し、かつ残りが大体においてマルテン
    サイト、10ないし25容積%の共融カーバイド及び2ないし20%の微分散し
    た周期系V族の元素のカーバイドからなるという条件で、1.2ないし2.5容
    積%の、なるべく1.25ないし1.95容積%のグラファイトを有するミクロ
    構造が、硬化の際に形成されるように、ニッケルの存在するところにおいて炭素
    及びけい素の濃度及びカーバイド形成元素の作用合計を確定することによって、
    合金技術的に溶融物の組成が調節されることを特徴とする、請求項1に記載の方
    法。
  3. 【請求項3】 炭素対けい素の濃度比が、2.6より小さい/これに等しい
    、なるべく2.0より小さい/これに等しいように、 C/Si≦2.6、なるべく≦2.0 であるように、溶融物の組成が調節されることを特徴とする、請求項1又は2
    に記載の方法。
  4. 【請求項4】 重量%における溶融物の炭素含有量が、2.2ないし3.1
    、なるべく2.6ないし2.95の値に調節されることを特徴とする、請求項1
    ないし3の1つに記載の方法。
  5. 【請求項5】 1.2ないし1.85、なるべく1.4ないし1.75の重
    量%におけるけい素の最終含有量が考慮されていることを特徴とする、請求項1
    ないし4の1つに記載の方法。
  6. 【請求項6】 組成の合金技術的な調節の際に重量%において溶融物に、 0.002ないし0.65、なるべく0.005ないし0.04のアルミニウ
    ムが添加され、かつこれに溶解されることを特徴とする、請求項1ないし5の1
    つに記載の方法。
  7. 【請求項7】 重量%における溶融物のニッケル含有量が、3.51ないし
    4.7、なるべく4.15ないし4.6の値に調節されることを特徴とする、請
    求項1ないし6の1つに記載の方法。
  8. 【請求項8】 モリブデン対クロムの濃度比が、1.0より小さい、なるべ
    く0.8より小さい、 Mo/Cr<1.0、なるべく<0.8 であるように、溶融物の組成が調節されることを特徴とする、請求項1ないし
    7の1つに記載の方法。
  9. 【請求項9】 重量%における溶融物のクロム及びモリブデンにおける含有
    量が、 クロム 1.5ないし1.9、 モリブデン 0.3ないし0.9 の値に調節されることを特徴とする、請求項1ないし8の1つに記載の方法。
  10. 【請求項10】 重量%において溶融物に、 1.8ないし3.9、なるべく1.9ないし2.9のバナジウムが添加され、
    かつこれに溶解されることを特徴とする、請求項1ないし9の1つに記載の方法
  11. 【請求項11】 バナジウムが、0.6重量%よりわずかな程度において、
    周期系V族の別の元素によって部分的に置き換えられ、かつ混合カーバイドが形
    成されることを特徴とする、請求項1ないし10の1つに記載の方法。
  12. 【請求項12】 鋳造部材又はローラが、熱処理を受け、この熱処理が、室
    温から400°Cないし500°C、なるべく460°Cないし480°Cの処
    理温度への加熱、少なくとも2時間の、なるべく少なくとも8時間のこの温度に
    おける維持、及び場合によっては低温処理を含む室温への冷却からなることを特
    徴とする、請求項1ないし11の1つに記載の方法。
  13. 【請求項13】 元素、炭素、けい素、マンガン、クロム、ニッケル、モリ
    ブデン、バナジウム、残り鉄、同伴元素、及び製造によって生じる不純物を含む
    、不定ローラの作業範囲のための鋳造材料において、重量%において合金が、 0.5 より多くないし5.9のバナジウム、 1.0 より多くないし2.0のけい素、 0.5 より多くないし2.0のマンガン、 1.0 より多くないし3.0のクロム、 3.5 より多くないし4.9のニッケル、 0.20より多くないし2.9のモリブデン、 2.0 より多くないし3.5の炭素を、ただし 1.0 ないし3.0容積%を粒子におけるグラファイトとし、材料の1mm
    *2の研磨面あたり20より多いが100より少ない粒子を分散して含むという
    条件で、 含むことを特徴とする、不定ローラの作業範囲のための鋳造材料。
  14. 【請求項14】 合金が、 1.8ないし4.9重量%のバナジウム、 2.2ないし3.1重量%の炭素を、ただし 1.2ないし2.5容積%のグラファイトを1mm*2の研磨面あたり22よ
    り多いが高々90の粒子の分散を含む粒子にして含むという条件で、 含むことを特徴とする、請求項13に記載の鋳造材料。
  15. 【請求項15】 重量%において合金が、 2.0ないし3.5の炭素、 1.0ないし2.0のけい素、 0.5ないし2.0のマンガン、 1.2ないし2.5のクロム、 3.5ないし4.9のニッケル、 0.5ないし2.1のモリブデン、 1.5ないし4.9のバナジウム、 残り鉄及び不純物 を含むことを特徴とする、請求項13又は14に記載の鋳造材料。
  16. 【請求項16】 合金が、2.6より小さい/これに等しい、なるべく2.
    0より小さい/これに等しい炭素対けい素の濃度比を有し、 C/Si≦2.6、なるべく≦2.0 であることを特徴とする、請求項13ないし15の1つに記載の鋳造材料。
  17. 【請求項17】 重量%において合金が、 2.6ないし2.95の炭素を含むことを特徴とする、請求項13ないし16
    の1つに記載の鋳造材料。
  18. 【請求項18】 重量%において合金が、1.2ないし1.85、なるべく
    1.4ないし1.75のけい素を含むことを特徴とする、請求項13ないし17
    の1つに記載の鋳造材料。
  19. 【請求項19】 重量%において合金が、0.002ないし0.65、なる
    べく0.005ないし0.04のアルミニウムを含むことを特徴とする、請求項
    13ないし18の1つに記載の鋳造材料。
  20. 【請求項20】 重量%において合金が、3.5ないし4.9、なるべく4
    .15ないし4.6のニッケルを含むことを特徴とする、請求項13ないし19
    の1つに記載の鋳造材料。
  21. 【請求項21】 合金が、1.0より小さい、なるべく0.8より小さいモ
    リブデン対クロムの濃度比を有し、 Mo/Cr<1.0、なるべく<0.8 であることを特徴とする、請求項13ないし20の1つに記載の鋳造材料。
  22. 【請求項22】 重量%において合金が、 クロム 1.5ないし2.01、 モリブデン 0.3ないし0.9 を含むことを特徴とする、請求項13ないし21の1つに記載の鋳造材料。
  23. 【請求項23】 重量%において合金が、1.8ないし3.9、なるべく1
    .9ないし2.95のバナジウムを含むことを特徴とする、請求項13ないし2
    2の1つに記載の鋳造材料。
  24. 【請求項24】 バナジウムの含有量が、0.6重量%よりわずかな程度に
    おいて、周期系V族の別の元素の含有量によって部分的に置き換えられているこ
    とを特徴とする、請求項13ないし23の1つに記載の鋳造合金。
  25. 【請求項25】 容積%において材料が、 8ないし35、なるべく10ないし25の共融カーバイド 1ないし15、なるべく2ないし10の周期系V族の元素のカーバイド を有することを特徴とする、請求項13ないし24の1つに記載の鋳造材料。
  26. 【請求項26】 圧延材料に対してわずかな固着又は溶接傾向を有する、な
    るべく請求項13ないし25に記載の鋳造合金からなる作業又は周面部分、及び
    球状黒鉛鋳鉄からなるじん性を有する心部分からなる、なるべく請求項1ないし
    12に記載の方法によって製造された、とくに幅広帯通路及びステッケル及び厚
    板装置の仕上げスタンドのための複合不定ローラにおいて、作業範囲又は周面が
    、10ないし150mmの厚さを有し、かつ周面材料が、大体において1.0な
    いし2.5容積%のグラファイトからなる組織を有し、その際、これが、1mm
    *2の金属組織学的な研磨面あたり20より多くの粒子のグラファイト粒子数を
    有するように微分散して存在し、8ないし35容積%の共融カーバイド、1ない
    し20容積%の均一に分散したバナジウムカーバイド、残り大体においてマルテ
    ンサイト、及び不純物又は製造によって生じて存在する構成部分からなり、かつ
    70と90ShCの間の硬さを有することを特徴とする、複合不定ローラ。
  27. 【請求項27】 その分散密度が、1mm*2の金属組織学的な研磨面あた
    り少なくとも22の粒子であるが高々100の粒子であり、10ないし25容積
    %の程度に共融カーバイドを含み、かつ2ないし10%の周期系V族の元素の特
    殊カーバイドを有するという条件で、1.0ないし2.5容積%のグラファイト
    を含む組織を、作業範囲又は周面材料が有することを特徴とする、請求項26に
    記載の複合不定ローラ。
  28. 【請求項28】 作業又は周面材料が、重量%において次の組成を有し、 C =2.0ないし3.5、なるべく2.21ないし3.1、とくに2.6な
    いし2.95、 Si=1.0ないし2.0、なるべく1.2より多くないし1.85、とくに
    1.4ないし1.75、 Mn=0.5ないし2.0、なるべく0.6ないし1.6、とくに0.7ない
    し1.4、 Cr=1.0ないし3.0、とくに1.5ないし2.01、 Ni=3.5ないし4.9、なるべく3.5ないし4.7、とくに4.15な
    いし4.6、 Mo=0.20ないし2.9、とくに0.3ないし0.9、 Al=0.002ないし0.65、なるべく0.005ないし0.1、とくに
    0.005ないし0.04、 V =0.5ないし5.9、なるべく1.8ないし3.9、とくに1.9ない
    し2.9、 残り鉄及び不純物、 かつローラ心が、球状黒鉛鋳鉄から形成されていることを特徴とする、請求項
    26又は27に記載の複合不定ローラ。
  29. 【請求項29】 重量%において作業又は周面材料が、 V =3.1ないし3.9、なるべく3.3ないし3.75、及び Nb+Ta =0.6より少ない、 残り鉄及び不純物を有する ことを特徴とする、請求項26ないし28の1つに記載の複合不定ローラ。
  30. 【請求項30】 わずかに合金された鋳鉄、なるべく球状黒鉛鋳鉄からなる
    周面又は作業部分とローラ心との間の結合領域が、半径方向に600N/mm*
    2より大きい曲げ強さ(3点曲げ試験)を有することを特徴とする、請求項26
    ないし29の1つに記載の複合不定ローラ。
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