JPH01287245A - 被覆表面調質焼結合金 - Google Patents

被覆表面調質焼結合金

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JPH01287245A
JPH01287245A JP63115094A JP11509488A JPH01287245A JP H01287245 A JPH01287245 A JP H01287245A JP 63115094 A JP63115094 A JP 63115094A JP 11509488 A JP11509488 A JP 11509488A JP H01287245 A JPH01287245 A JP H01287245A
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泰朗 谷口
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恒 佐々木
Mitsuo Ueki
植木 光生
Keiichi Kobori
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、切削工具部材、耐摩耗工具用部材として用い
られる被覆焼結合金の1す材として有効な表面調質焼結
合金及びその製造方法並びにその表面調質焼結合金の表
面に被覆膜を形成してなる被覆表面調質焼結合金に関す
るものである。
(従来の技術) 超硬合金などの焼結合金に、より耐摩耗性のあるI’+
C,T1CN、 T+N、  Afi J*などの薄層
を被覆したいわゆる被覆焼結合金は、母材である焼結合
金の強靭性と被覆膜の優れた耐摩耗性を兼ね備え、すで
に広く実用に供されている。
−ト記被覆膜は、耐摩耗性に優れている反面極めて硬脆
いため、使用中に該被覆膜に亀裂を生じ易く、これがき
っかけとなり母材にまでその亀裂が拡大し刃先の欠損に
発展するという問題があった。この問題点を解決するた
め提案されたすぐれた先行技術として特開昭54−87
719があり、すでに実用に供されている。
この先行技術は、窒素を含有するB−1型結品構造を有
する相(以下β相という)とWC相を硬質相とし鉄族金
属を結合相とする超硬合金の表面層からβ相を内部に移
動させ該超硬合金の5〜200μmの表面層のβ相を他
の部分より少なくするというものである。そして、この
ような特殊な構造をもつ超硬合金は、窒素を不可欠的に
含有するB−1型炭窒化物とWCと鉄族金属からなる圧
粉体を真空焼結し、表面において脱窒させることにより
製造されるとしている。
事実、この方法による表面層の脱βの現象は、当IC’
Fの東京人学鈴木寿教授らによって詳しく研究され(「
金属学会誌」第45巻第1号第95頁〜第99頁及び「
粉体および粉末冶金」第29巻第2号第20頁〜第23
頁)表面層の脱βが確認されているし、前述の如くその
脱β超硬合金が被覆超硬合金の母材として利用されてい
る。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、この方法による表面層の脱β超硬合金を
被覆超硬合金の母材として利用するときには耐欠損性の
点で尚不十分であることが知られた。
すなわち第1図は鈴木寿編著になる「超硬合金と焼結硬
質材料」 (丸首)第302頁記載の図を引用したもの
であるが、この図にみるように、表面層からの脱βは兄
事に実現されているが、一方結合相であるCoの量につ
いては、この蚤が多いと表面からのき裂の進展を抑止し
て耐欠損性を向上させることが可能となるのであるが、
Coが富化されているのは表面から数10μm内部であ
り、表面においてはむしろCoは貧化され、他の例によ
ると内部の平均的濃度と同水準又はそれ以下にさえなっ
ていることが知られる。従って当然の帰結として、この
ような表面層の脱β超硬合金を被覆超硬合金の母材とし
て用いれば、脆い被覆膜に発生した亀裂の母材内部への
進展を母材表面層で抑1にする効集は減殺される。
本発明の目的は、上記従来技術のもつ技術的課題を消化
し、被覆焼結合金に有用な新規な構造をもつ母材及びそ
の製造方法並びにその母材の表面に硬質膜を形成してな
る被覆表面調質焼結合金を提供することにある。
(問題点を解決するだめの手段) 本発明は、周期律表の4a、5a及び6a族金属の炭化
物、炭窒化物、炭酸化物、炭窒酸化物又はこれらの相互
固溶体の中の少なくとも1種を含む硬質相と、鉄族金属
の中の少なくとも1種を含む結合相とからなる焼結合金
において、該焼結合金の結合相の相対濃度が焼結合金の
表面で最大値をとった後、焼結合金の表面から少なくと
も5μmまでは内部に向って減少していることを特徴と
する表面調質焼結合金である。
本発明の表面調質焼結合金を第2図を用いて、さらに具
体的に説明すると、焼結合金の表面において結合相の相
対濃度が最大値のa点をとり、焼結合金の表面から少な
くとも5μmまでの内部のb点に向ってa−+bと減少
し、b点からさらに内部の結合相の相対濃度が、例えば
第2図の■、■又は■の如くに変動して後、内部の平均
的結合相濃度の0点に達する場合、もしくは極端な例で
は、結合相の相対濃度が21−1 bと減少した後にす
ぐ0点に達する場合などを挙げることができる。
これらの内、焼結合金の表面から内部の平均的結合相濃
度に達するまでの層、所謂焼結合金の結合相の相対濃度
が変動してなる表面層において、例えば第3図に示すよ
うに結合相の相対濃度が焼結合金の表面で最大値(a)
をとった後に、焼結合金の表面から少なくとも5μmの
内部の点(b)から内部の平均的結合相濃度(c)に滑
らかに近すいている場合、又は例えば第4図に示すよう
に結合相の相対濃度が焼結合金の表面で最大値(a )
をとった後に、焼結合金の表面から少なくとも5μmの
内部の点(b)からさらに減少して、内部の平均的結合
相濃度よりも小さい最小値(d)をとり、その後内部に
向っては内部の平均的結合相濃度(C)まで滑らかに増
加している場合が実用上重゛隻である。
第5図は、1実施例として本発明が提供する表面調質焼
結合金の構成元素の内部における平均的濃度を1とした
ときの焼結合金の表面から内部に至る各元素の相対濃度
分布を示すものである1、すなわち、この第5図に」:
って明らかな如く、本発明の表面調質焼結合金の表向で
は結合相であるCDの濃度は内部の゛)j均的Coa度
」:り人きい最大値となっており、次いで減少しながら
内部の平均的CO濃度にり小さい最小イ111をとり、
そのあとは増加して遂には内部の平均的CO濃度となっ
ている。
また、本発明は上記表面調質焼結合金を製造する方法と
じて、周期律表の4a、 5a及び6d族金属の炭化物
、炭窒化物、炭酸化物、炭窒酸化物又はこれらの相互固
溶体の中の少なくとも1種を含む硬質相と、鉄族金属の
中の少なくとも1種を含む結合相とからなる焼結合金の
製造1F程中において、焼結後又は焼結の過程で、結合
相の固液共存温度域内の温度でもって該焼結合金の表面
に脱炭処理を施すことにJ:す、該結合相の相対濃度が
焼結合金の表面で最大値をとった後、焼結合金の表面か
ら少なくとも5μmまては内部に向って減少してなる焼
結合金を得ることを特徴とする表面調質焼結合金の製造
方法を提供するものである1、このとき好ましくは該焼
結合金の焼結後又は焼結の過程において、結合相の固液
共存温度域内の温度で該焼結合金の表面に緩徐な速度で
脱炭処理を施すことにより、焼結合金の結合相の相対濃
度が焼結合金の表面において最大となり、その表面から
少なくとも5μmまでは内部に向って減少しながら滑ら
かに内部の平均的結合相濃度となっている表面調質焼結
合金を得ること、また好ましくは焼結合金の表面に迅速
な速度で脱炭処理を施すか又は該焼結合金の表面に浸炭
処理を行った後に該焼結合金の表面に脱炭処理を施すこ
とにより、焼結合金の結合相の相対濃度が焼結合金の表
面において最大となり、その表面から少なくとも5μm
まで内部に向って減少して内部の平均的結合相濃度より
も小さい最小値をとった後、さらに内部に向っては内部
の平均的結合相濃度まで滑らかに増加してなる表面調質
焼結合金を得ることを特徴とする製造方法を提供するも
のである。
さらに、本発明は十を己の表面調質焼結合金をLひ材と
して、この1ひ材の表面に、例えば周期律表の4a、5
a及び621族金属の炭化物、窒化物、炭酸化物、窒酸
化物及びこれらの相互固溶体、炭化ケーイ素、窒化ケイ
素、酸化アルミニウム、酸窒化アルミニウム、窒化アル
ミニウム、立方晶窒化ホウ素、ダイヤ千ントの中の少な
くとも1種の単層又は多層の被覆膜の形成されてなる被
覆表1fij調質焼結合金を提供するものである。この
被覆表面調質焼結合金は、上記の表[m調質焼結合金の
表面に従来から行われている化学蒸着法fCVD法)や
物理蒸着法F P V D法)でもって被覆膜を形成す
ることにより、得ることができる。
勿論、従来の脱β相の表面層と1−述の結合相濃度分布
でなる表面層とを組合わせてなる表向層、すなわち脱β
相で、しかもト述の結合相濃度分布からなる表面層をイ
ーJする焼結合金の表面に被覆膜を形成して表面層に」
3Gける耐欠損性をさらに高めるということも好ましい
ことである、。
ここて述へてきた周期?l’表の4a、 5a及び6a
族金属とは°ri、 Zr、 Iff(4a族金属1.
 V、 Nb、 ’I’a(5a族金属)及びCr、 
Mo、 W (6a族金属)を現わし、内部の平均的結
合相濃度とは、焼結合金の結合相の相対濃度が変動して
なる表面層から、さらに焼結合金の内部における。結合
相の相対濃度が殆んど変動していない安定な領域内での
平均的結合相濃度を現すものである。別の表現をすると
、焼結合金の表面層を除いた内部における結合相の平均
的濃度を現すものである。この焼結合金の表面層の深さ
は、焼結合金の形状及び表面調質を行う条件によって変
動し、例えば焼結合金の表面から少なくとも10μmの
場合、又は焼結合金の表面から多くとも2mmの場合な
ど広範囲で制御可能である。
実用的には焼結合金の形状、被覆膜の材質及び膜の構成
並びに用途によって決定することが好ましいことである
(作用) 本発明は炭素を不可欠的に含む焼結合金において、その
焼結合金を脱炭雰囲気中で結合相の固液共存温度に再加
熱し、該焼結合金の表面を脱炭I+ することにより表面層に結合相のみを富化させることが
できるという知見に基いてなされたものである。この結
合相富化現象の起こるメカニズムは必ずしも明確ではな
いが次のような原理によるものと思われる。
説明の便利のために第6図に示した(1i純なW−C[
]−C三元状態図の16%Coにおける断面相図によっ
て説明する。
素材である焼結合金は公知の如何なる方法で作製された
ものであってもよいが、このようにして作られた焼結合
金は、第6図の♀4線部に示ず結合相の固液共存温度域
内の温度に加熱される。このとき炉内雰囲気を例えばC
O□ガス等によって脱炭雰囲気にすると該焼結合金表面
において脱炭が起こり、表面の炭素濃度は第6図の斜線
部を拡大して示した第7図における結合相の液相線ΔI
3から結合相の同相線CDの方向、矢印すて示すように
減少して、同相線CDに達し、液相は凝固し、それに伴
い体積減少が起こる。その結果内部より液相が補充され
るが、これも表面付近に達して脱炭され同相線CDに達
して凝固し、同様のことが繰返されて表面は結合相が富
化される。
前述した先行技術特開昭54−87719に開示される
脱βによる表面において、結合相の濃度が第1図の如く
かえって小さくなる理由は、銘木教授らの研究(「日本
金属字詰」第45巻第98頁)によれば焼結中の蒸発揮
散によると考えられるが、本発明による場合この蒸発揮
散がなく、その結果として表面における最大濃度を維持
できるのは、実に表面脱炭による表面結合相の固化によ
って蒸発を避けることができたためと考えられる。
さて本発明において、表面に供給される液相は当然のこ
とながら表面に比較的近い部分から最も早く調達される
ため、脱炭処理を迅速に行えばその付近において液相の
不足を生じ、結合相濃度の最小点を作る。一方脱炭処理
を緩徐に行えば、この最小点は事実−ヒ無いに等しいも
のが得られる。
例えば11□十 CO2雰囲気ガスを用いてWC−5%
C。
合金を脱炭させる場合、雰囲気ガス中のCO2ガス濃度
10%以上、雰囲気ガス圧10Lorr以」二、温度1
330°C以下、処理時間3分以内であれば迅速な脱炭
処理であり、結合相の相対濃度分布に最小値を作ること
ができる。一方雰囲気ガス中のCO2濃度lO%以下、
雰囲気ガス圧101;orr以下、温度1330°C以
上、処理時間3分以上であれば脱炭は緩徐であり、結合
相の相対濃度分布には実質的に最小値を生じない。また
、−船釣にCo含有率の高い焼結合金、あるいはC含有
率の高い焼結合金においては上記脱炭処理による結合相
の表面における富化現象が速やかに生ずるので、使用す
る焼結合金により」二記各条件は適宜にコントロールさ
れる。この脱炭操作を更に強い脱炭雰囲気で特に急激に
行えば表面近くの結合相富化域において結合相と硬質相
とが表面に平行に、交互に層状となって出現する。
また本発明の表面調質焼結合金は炭素を含む各種の合金
系、すなわち、WC−Co系の最も単純な超硬合金にも
、窒素を含まない炭化物系サーメットにも、そして当然
窒素を含むサーメットにも適用できるという画期的なも
のである。
[、述のことかられかるように本発明における脱炭操作
は必ずしも焼結後に行う必要はない。すなわち焼結の二
り程中、温度が一1L結合相の固液共存温度以下に下が
った後再び結合相の固液共存温度まで上界さぜ脱炭させ
てもよいし、焼結の上程中、結合相の固液バ存温度にお
いて脱炭させても本発明の表面調質焼結合金が得られる
9、−力結合用の固液共存温度において焼結合金表面に
浸炭を行えば、表面の炭素量は第7図の矢印すと反対方
向に増加し、結合相液相線Δ13に達し、上述の現象と
反対の現象が起きる。このような浸炭処理を行った後に
」二連の脱炭の操作を行えば結合相43度最小部の谷を
より一層深く、1−1つ安定的に製造することができる
。また、上記脱炭処理前の浸炭処理を行うことにより、
結合相濃度分布は、−1−述の如く一旦最小値をとった
後増加し再び内部の平均的結合相濃瓜を超えて小さな最
大値をとった後に内部のsir均的結合相濃度となるこ
とがあるが、実質−1−全く問題とならない。
また、このJ:うにして得られた表面調質焼結合金の表
向に耐摩耗性にすくれた被覆膜を被覆してなる被覆表向
調質焼結合金は、表面調質焼結合金の表面層が被覆膜の
弱点である脆さを補って、被覆膜のすぐれた耐摩耗性を
充分に発揮てきるように作用するものである。
(実施例) 実施例1 原料用粉末として、市販のWC,WC−TiC固溶体(
wc/’ric= 70/ 30. 屯i:比)、Ta
CおよびCoの各粉末(粒度1.5〜3μm)を用い、
85%WC−5%l’ic −3%l’ a C7%C
o(VI7. 、iij%)の組成となる」:うに配合
した後、アセトンを溶媒として、48時間の湿式ボール
ミルを11つだ。ミル後、乾燥を経て、旧8による抗折
カッ−”l形状となるようにプレス成形した後、真空中
、1400°Cで1時間焼結した。
これらを表向1ift摩後、2分して、一方のグループ
は1330℃て10分間、80%11□−20%CI+
4の混合ガス20 L [1r r中て浸炭した後、1
31C℃て2分間、90%11□−10% CO2の混
合ガス101.orr中で脱炭処理を行い、その後真空
中で炉冷した。これら試料について、その垂直断面にお
ける、W、 ’I’i、 ’l’a、 C(]の元元素
濃度面を、表面からの距離の関数てEPMA分析したと
ころ、第5図に示す結果を得た。ここで各元素のa度は
、を人材中心の各濃度を1として規格化して示している
。これより、co量は試料の表面で最大となり、内部に
向って連続的に減少して最小値を示した後、内部値とな
る。そしてW、 Ti。
Fa量は、CO量の変化に対応して、逆の傾向を示した
。他方、未処理の試料については、試料の内外で各元素
濃度はすべて一定値を示した3、ついで、上記処理を施
した試料と、未処理の試料とに、化学蒸着法により、1
’ i Cを5μm被覆した。そして、+ 13による
抗折力を測定したところ、それぞれ20個の試料の平均
値で、未処理のものが、145kg/mm”てあったの
に対し、表面処理を施したものは205kg/mm2と
高強度を示した、。
実施例2 市販の各種原料用粉末を用いて、常法の製法に従い、配
合組成が86% WC4% T iC3% TaC−1
%NbC−6%Co (重量%)のSNMN 432形
状の圧粉体を複数個用怠した1、そしてこれらのうぢの
一部は、焼結時のソ1人湿温中1200°Cて30分間
、30L [1r rの窒素ガス中で窒化処理した後、
1420℃で1時間真空中で焼結した。残りの圧粉体は
ずへて、窒化処理工程を経ずに1420°Cて1時間真
空焼結を行った。そして一部を除いて、第1表に示すよ
うな処理を1jつだ。処理後、各試料の1■的断山1に
おけるC [1階の分イ11を表面からの深さの関数で
E P MΔ分析したところ、試料の中央の値を100
%として、第1表に示すような分布か確認された。
ついて、全試料を化゛l−蒸イ′t iJ−、により、
riC1μm 、 ’l’1cN4 u m 、  Δ
A z(L+  I ALmを順次被覆して、被覆超硬
合金を得た。これらについて、上記に示す条(’lて外
周旋削による耐欠損性試験および耐摩耗性1拭験を11
い、それぞれ第8図および第9図に示す結果を1′Iた
(1)  耐欠損性、試験 被削材   548C(IIR255)等間隔4木スロ
ット人。
切削速度  100 m /分 切込み量  1.5mm 送り量   0.3mm/回転 切削油なし (乾式切削) (2)  耐摩耗性試験 被削材   54BC(Il、 24[1)切削速度 
 180 m /分 切込み社  1.5mm 送り量   0.24mm/回転 切削油なし (乾式切削) 以下余白 手記結果より、本発明試料は耐摩耗性を低下することな
く、耐欠損性を大きく向−1ニさせ、かつ耐欠損性のば
らつきの非常に小さいすぐれた特性を有することが分る
実施例3 実施例2と同様の製法に従い、配合組成が88%WC−
2%TiC−4%TaC−5%Co −1%Ni(小量
%)のrNMN 332形状の試料複数個を、すべて1
400℃×1時間の真空焼結により作製した。そしてこ
れらの試料を3分して、第2表に示す各条件で表面処理
を行った。試料の垂直断面におけるC。
+Ni量の分布を表面からの深さの関数でEl’M八分
析へた結果を、試料の中央の値を100%として、表中
に示した。
ついで、これら試料を化学蒸着法により 1’ i C
2μm、’l°icN2um、 ’「iN 2μm順次
被覆した。そして実施例2と同じ条件で耐欠損性試験を
行ったところ、第1O図に示す結果を得た。これにより
、表面における結合相の分布が耐欠損性のバラツキに対
して人きな影響を及ぼし、表面で最大の結合相宿を示す
ときに耐欠損性が極めて安定することが分る。
以下余白 (効果) ト述の々]1く、本発明の方法によって得られる焼結合
金は結合相の相対濃度がその表面において実質的に最大
となっているために脆い被覆膜に発生したf0裂も1号
材表面において進行を[引止され、工具の火打(を防l
にする。。
更に必要に」:っては結合相濃度が内部の平均的結合相
7f3度よりも小さい最小値の部分を表面から適当な深
さのところに作ることができるので、表面の結合相濃度
最大部によって亀裂の内部への進展をl!r、l 、+
1=するのみならず、高速重切削においてしばしば問題
となる刃先の塑性変形に対してはこの結合相濃度最小部
ががっちりと受け1」−め、塑性変形及びそれから発生
する刃先損傷を防止する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来技術の焼結合金の表面から内部における
C(]、 W、 Tiの相対濃度分布を示す。第2図、
第3図及び第4図は、本発明の表面調質焼結合金におi
する結合相の相対濃度分布の代表例を示す。第5図は、
実施例1で求めた本発明の表面調質焼結合金におけるC
o、 W、 i’i、 18の相対濃度分布を示す。第
6図は、WC−16wL%COの断面相図を示す3.第
7図は、第6図における結合相の固液ノを存域の拡大図
で、ΔBが結合相の液相線、CI)が結合相の固相線を
示す。第8図は、実施例2における耐欠損性試験結果の
グラフ、第9図は、実施例2における耐摩耗性試験結果
のグラフ、第10図は、実施例3における耐欠損性試験
結果のグラフをそれぞれ示す。 特許用願人 東芝タンガロイ株式会ン−1試行4苦 訳石4号 rx>w    +   N   。 α:0OOjx)斗口電WOい耳紅Y 手続補正書(自発) 昭和63年12月23日 特願昭63−115094号 2、発明の名称 表面調質焼結合金及びその製造方法並びにその焼結合金
の表面に硬質膜を形成してなる被覆表面調質焼結合金 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 神奈用県川崎、市幸区塚越1丁目7番地明の各欄 I 明細書の特許請求の範囲の欄を別紙のとおりに補正
する。 II  明細書の発明の詳細な説明の欄を下記のとおり
に補正する3゜ (1)  明細書の第6頁第1行目に記載の「・・・消
化し、・・・」を「・・・解決し、・・・」と補正する
。 (2)  明細書の第12頁第13行目に記載の「・・
・C02ガス等・・・」を「・・・CO□ガスの導入あ
るいは高真空とすること等・・・」と補正する。 (3)  明細書の第13頁第18行目と第19行目及
び第14頁第3行1」に記載の「・・・C02・・・」
を「・・・CO□・・・」と補正する。 (4)  明細書の第14頁第7行[1に記載の「生じ
ない。」の後に、[さらには、焼結後又は焼結過程にお
いて10°C/分以下の速度で徐冷しながら結合相の固
液共存温度域を通過させることができる。 このとき冷却速度は必ずしも一定である必要はなく、例
えば1270°Cまではl’c/分の速度とし、その後
3°C/分の速度にするなど、徐冷の途中で変7、補正
の内容 状態を制御するのに好都合である。また、脱炭処理に際
しては、上記した脱炭性のガスを雰囲気ガスとして用い
てもよいし、焼結合金のカーボン含有率が高ければ雰囲
気を真空とすることもできる。」を追加補正する。 (5)  明細書の第14頁第7行目に記載の「・・・
CO含有率・・・」を[・・・結合相含有率・・・」と
補正する。 (6)  明細書の第14頁第11行目に記載の「・・
・コントロールされる。」の後に、[すなわち、脱炭雰
囲気の強弱、温度9時間などの他、徐冷する場合は冷却
速度を小さくするほど表面層の結合相富化量は多くなる
ことから、冷却速度についてもコントロールが必要とな
る。なお」を追加補正する。 (7)  明細書の第15頁第14行目に記載の[・・
・製造することができる。]の後に、「浸炭処理として
は、例えばl+2+cH4の減圧混合ガス中で行うこと
ができる。このとき、脱炭処理前の合金中のカーボン含
有率により表面層の結合相富化量が変動するため、浸炭
処理条件も適宜にコントロールされる。」を追加補正す
る。 化させることも、表面層の深さ及び微視的な組織、特許
請求の範囲 (1)  周期律表の4a、 5a及び6a族金属の炭
化物、炭窒化物、炭酸化物、炭窒酸化物又はこれらの相
互固溶体の中の少なくとも1種を含む硬質相と、鉄族金
属の中の少なくとも1種を含む結合相とからなる焼結合
金において、該焼結合金の結合相の相対濃度が焼結合金
の表面で最大値をとった後、焼結合金の表面から少なく
とも5μmまでは内部に向って減少していることを特徴
とする表面調質焼結合金。 (2)」1記結合相の相対濃度が焼結合金の表面から少
なくとも5μmの内部において、内部の平均的結合相濃
度に滑らかに近ずいていることを特徴とする特許請求の
範囲の請求項第1項記載の表面調質焼結合金。 (3)  上記結合相の相対濃度が焼結合金の表面から
少なくとも5μmの内部において、内部の平均的結合相
濃度よりも小さい最小値をとった後、さらに内部に向っ
ては内部の平均的結合相濃度まで滑らかに増加している
ことを特徴とする特許請求の範囲の請求項第1項記載の
表面調質焼結合金。 (4)  周期律表の4a、 5a及び6a族金属の炭
化物、炭窒化物、炭酸化物、炭窒酸化物又はこれらの相
打固溶体の中の少なくとも1種を含む硬質+11と、鉄
族金属の中の少なくともl押を含む結合相とからなる焼
結合金の製造工程中において、焼結合金は焼結の過程で
、結合相の固液共存温度域内の温度でもって該焼結合金
の表面に脱炭処理を施すことにより、該結合相の相対濃
度が焼結合金の表面で最大値をとった後、焼結合金の表
面から少なくとも5μmまでは内部に向って減少してな
る焼結合金を得ることを特徴とする表面調質焼結合金の
製造方法。 (5)  特許請求の範囲の請求項第1項、第2項又は
第3項記1戒の表面調質焼結合金の表面に少なくとも1
層の硬質被覆膜が形成されてなることを牛、1徴とする
被覆表面調質焼結合金。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)周期律表の4a、5a及び6a族金属の炭化物、
    炭窒化物、炭酸化物、炭窒酸化物又はこれらの相互固溶
    体の中の少なくとも1種を含む硬質相と、鉄族金属の中
    の少なくとも1種を含む結合相とからなる焼結合金にお
    いて、該焼結合金の結合相の相対濃度が焼結合金の表面
    で最大値をとった後、焼結合金の表面から少なくとも5
    μmまでは内部に向って減少していることを特徴とする
    表面調質焼結合金。
  2. (2)上記結合相の相対濃度が焼結合金の表面から少な
    くとも5μmの内部において、内部の平均的結合相濃度
    に滑らかに近ずいていることを特徴とする許請求の範囲
    の請求項第1項記載の表面調質焼結合金。
  3. (3)上記結合相の相対濃度が焼結合金の表面から少な
    くとも5μmの内部において、内部の平均的結合相濃度
    よりも小さい最小値をとった後、さらに内部に向っては
    内部の平均的結合相濃度まで滑らかに増加していること
    を特徴とする許請求の範囲の請求項第1項記載の表面調
    質焼結合金。
  4. (4)周期律表の4a、5a及び6a族金属の炭化物、
    炭窒化物、炭酸化物、炭窒酸化物又はこれらの相互固溶
    体の中の少なくとも1種を含む硬質相と、鉄族金属の中
    の少なくとも1種を含む結合相とからなる焼結合金の製
    造工程中において、焼結合金は焼結の過程で、結合相の
    固液共存温度域内の温度でもって該焼結合金の表面に脱
    炭処理を施すことにより、該結合相の相対濃度が焼結合
    金の表面で最大値をとった後、焼結合金の表面から少な
    くとも5μmまでは内部に向って減少してなる焼結合金
    を得ることを特徴とする表面調質焼結合金の製造方法。
  5. (5)特許請求の範囲の請求項第1項、第2項又は第3
    項記載の表面調質焼結合金の表面に少なくとも1層の硬
    質被覆膜が形成されてなることを特徴とする被覆表面調
    質焼結合金
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