JP2002534550A - 高アークトラッキング指数のポリ(フェニレンオキシド)液晶ポリマーブレンド組成物 - Google Patents

高アークトラッキング指数のポリ(フェニレンオキシド)液晶ポリマーブレンド組成物

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Abstract

(57)【要約】 分散される相ドメインの大きさは比較的小さくおよび離散粒子の形態で存在する、サーモトロピック液晶ポリマーおよび官能基化されていないポリ(フェニレンオキシド)および非導電性充填剤のブレンド。これらブレンドは、優秀な相対トラッキング指数を有し、および電子または電気用途の成形品として使用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の分野) 本発明は、ポリ(フェニレンオキシド)、液晶ポリマーおよび非導電性充填剤
の新規ブレンドに関し、およびより詳細には、高いアークトラッキング指数、良
好な靭性および良好な表面的外観の改良された組合せを有するそのようなブレン
ドに関する。
【0002】 (発明の背景) ポリ(フェニレンオキシド)(PPO)および液晶ポリマー(LCP)は、そ
れぞれ、それらの熱安定性、化学品抵抗性および他の望ましい特性により、一般
目的用途のための、およびより詳細には電気および電子産業における成形用樹脂
として有用である。しかし、それぞれは特定の電気用途に関する制限を有する。
【0003】 ポリ(フェニレンオキシド)は、良好な衝撃抵抗性を示し、比較的安価であり
、および良好な高温剛性特性を付与する高いガラス転移温度を有する。PPOは
非常に粘稠であり、および典型的な熱可塑性2次加工装置において良好に加工す
るには充分ではない。加工可能性を改善するための以前の革新は、PPOを他の
ポリマーを配合すること、通常、ポリスチレンまたはスチレンから誘導される成
分の共重合体を含有することに依拠した。これらの革新は、非常に良好に加工さ
れる多方面に有用なPPOベースの材料(ブレンド、たとえばGeneral Electric
PlasticのNoryl(登録商標)製品系列)を作成することにおいて非常に成功し
た。しかし、ポリスチレンまたは同等の共重合体を有するPPO配合物は、低下
したガラス転移温度を有し、および得られる高温剛性は純粋なPPOのものより
も約40℃以上分も低い。良好に加工され、しかし良好な靭性を維持する、PP
Oの高温剛性を有する材料に関する要求が存在する。
【0004】 液晶ポリマーは、典型的には非常に良好に加工されおよび良好な高温剛性およ
び良好な電気的特性を有するが、しかし比較的高価である。LCPとPPOのブ
レンド、特に改善されるアークトラッキング指数のための充填剤との組み合わせ
たものは、潜在的に有利である。しかし、添加される充填剤を伴っても、伴わな
くても、LCP類は一般的にPPO類と非相溶性であることが通常知られている
【0005】 米国特許第5,182,334号はLCP/PPO配合物が、微細で良好に分
散されるドメインよりも個々のポリマーの大きな領域すなわちドメインを形成す
る傾向を有し、大きなドメインは劣悪な特性を生ずる傾向があることを開示して
いる。LCP/PPO配合物は、酸触媒プロセスにおいてLCP上の酸またはエ
ステル官能基をPPO上のヒドロキシルと反応させることにより相溶化されると
述べられている。
【0006】 米国特許第5,006,403号は、約5〜97.5質量%のPPOと約95
〜2.5質量%のLCPを有し、それら2つの成分はブレンド中の別個の相とし
て存在するポリマー複合材料を開示している。生成物のブレンドは、PPOがマ
トリクスであり、および完全に芳香族性のポリエステルが押出しの方向に配向さ
れる主として1方向に配向される連続繊維またはストランドの形態にある、自己
強化されたポリマー複合材料であった。その自己強化された複合材料は、シート
成形複合技術によって製造される複合材料成分の代替物として、自動車および航
空宇宙産業に関して特に適当であると考えられる。これら繊維により自己強化さ
れた複合材料によって示される引張強度の増大は、この種のモルホロジーに固有
の(複合材料中の比較的大きな連続繊維またはストランドの存在による)劣悪な
伸長特性(靭性の測度である)と相殺される。
【0007】 PPO/LCP配合物は、多くの電気および電子用途のために、良好なトラッ
キング特性を示すべきである。アークトラッキングは、電界および外部表面の汚
染の複合効果による材料の表面上の恒久的または進行性の導電経路の形成に関す
る現象である。電気的トラッキングは、損傷を受け電圧を加えられる電気部品が
たとえば電解質または凝結により湿潤状態になるときに発生する可能性がある。
このトラッキングは、該電気部品をさらに損傷させ、フラッシュオーバーおよび
アークの発生をもたらし、破局的ななだれ現象的故障を引き起こす可能性がある
。トラッキングは、たとえば交流100V以下の低電圧において発生する可能性
があるが、しかし電圧が減少するにつれて起こりにくくなる。相対トラッキング
指数(CTI)評価は、湿潤および/または汚染された条件下における電気絶縁
性材料として機能する組成物の能力の定量的指標を提供する。樹脂組成物のCT
I評価を決定する際には、成形された試験標本上に2つの電極を配置する。試験
標本のCTI評価は、5回の連続試験において、トラッキングを発生させるため
に該試験標本上に50滴を越える溶液を付着させなければならない点における最
大の電極電位差である。したがって、CTI値は、成形品が導電性を示すことを
見いだされる点の電圧である。電気および電子産業におけるいくつかの用途にお
いて、CTI値は少なくとも220ボルトであることが期待される。
【0008】 米国特許第4,043,971号は、約5〜60質量%の硫酸カルシウムおよ
び/または硫酸バリウムを含有してそのトラッキング抵抗性を増大する熱可塑性
ポリブチレンテレフタレート成形コンパウンドを開示している。しかし、該特許
はLCP/PPO配合物中に硫酸カルシウムを使用することを開示も示唆もして
いない。
【0009】 改善された特性を有するPPO/LCPブレンド組成物を作成するための実用
的および安価な組成物および方法に関する要求が存在し続けている。特に、PP
O/LCPブレンドの他の望ましい性質に加えて良好なトラッキング指数特性を
示し、および安価な成分および充填剤を含む実用的PPO/LCPブレンドに関
する要求が存在する。
【0010】 (発明の概要) 本発明は、ポリマーブレンドであって、(a) 成分(a)および成分(b)
の総重量に基づいて約50〜95質量%のポリ(フェニレンオキシド)と、(b
) 成分(a)および成分(b)の総重量に基づいて約5〜50質量%のサーモ
トロピック液晶ポリマーと、(c)該ポリマーブレンドの相対トラッキング指数
(CTI)を約220ボルトに増大させるのに充分な量の非導電性充填剤とを含
む。ポリマーブレンドを含む。 同様に含まれる物は、本発明のポリマーブレンドを含む成形品であり、電子お
よび電気装置における用途を含む。 本発明の他の態様および実施形態は、以下の好ましい実施形態の詳細な説明お
よび添付される図面を参照することにより、良好に理解されるであろう。
【0011】 (好ましい実施形態の詳細な説明) 本発明者らは、PPO成分、LCP成分および非導電性充填剤成分を含むポリ
マーブレンド組成物において、PPOおよびLCPの他の望ましい性質と共に、
改善されたトラッキング指数を達成できることを見いだした。また、本発明のポ
リマーブレンドは、白色度向上剤および他の慣用の添加剤を含有してもよい。本
発明のポリマーブレンドの好ましい加工、モルホロジーおよび用途もまた、以下
に示す。
【0012】 PPO成分 本発明において用いられるPPO類、すなわちポリ(フェニレンオキシド)類
(ポリフェニレンエーテル類としても知られている)は、よく知られている種類
のポリマーである。PPO類は、2,6−ジメチルフェノールの酸化的カップリ
ング重合により製造される。ポリフェニレンオキシド類の調製は、対応するフェ
ノール類から出発する知られている方法と類似の方法によって実施される。この
目的のために適当な調製方法は、たとえば、米国特許第3,228,910号、
米国特許第3,491,058号、米国特許第3,507,832号および米国
特許第3,455,736号に記載されており、それらのそれぞれは参照により
本明細書の一部をなすものとする。
【0013】 PPO類は、約210℃のガラス転移温度を有する線状非晶質ポリマーである
。PPO類は、産業において、特に靭性および熱抵抗性が要求される用途におけ
るエンジニアリングプラスチックとして、広く用いられている。好ましい実施形
態において、PPO類は官能化されていないPPO類であり、以下の反復ユニッ
トを有するポリマーである。
【0014】
【化1】
【0015】 R、R、RおよびRのそれぞれは、水素または6炭素原子までを含有す
る炭化水素基である。最も好ましい実施形態において、RおよびRはメチル
であり、およびRおよびRは水素である。官能化されていないPPOは、い
かなる追加の官能基も存在させない(すなわち官能化されていない)が、しかし
「通常存在する」末端基は存在してもよい。より容易な混合のために、より低い
粘度のPPO類が好ましい。低分子量のPPO類もまた好ましい。
【0016】 本発明の配合物中に存在するPPOの量は、好ましくは、該配合物中に存在す
るPPOおよびLCPポリマーの総重量を基準として50〜95質量%である。
PPOの量は、ポリマーブレンドの総重量を基準として、好ましくは30〜90
質量%、より好ましくは35〜70質量%、およびさらにより好ましくは40〜
65質量%である。
【0017】 (LCP成分) サーモトロピック液晶ポリマー(LCP)は、「液晶」および「異方性溶融物
」を含む種々の術語により、当該技術において知られている。溶融相において、
偏光顕微鏡を用いて交差する偏光子間で測定される際に光を透過する場合に、ポ
リマーは光学的に異方性である。「サーモトロピック」とは、ポリマーが溶融相
において液晶性を示すことを意味する。
【0018】 本発明において有用なLCPポリマー類は、サーモトロピック液晶ポリマー類
、および液晶性ポリ(エステル−アミド)、ポリ(エステル−イミド)、ポリ(
エステル−アミド−イミド)およびそれらの混合物を含む。これらの術語は、そ
れらの通常の意味を有し、およびポリマー中の反復ユニットがエステル結合およ
び必要に応じてアミド結合および/またはイミド結合で接続されることを単純に
示す。好ましいポリマーは、液晶性ポリエステル類であり、およびこれらポリエ
ステルが芳香族ポリエステルであることがさらに好ましい。「芳香族」とは、エ
ステル、アミドまたはイミドのような官能基中に含有される炭素原子を除いて、
ポリマーの主鎖中の全ての炭素原子が、フェニレン、ナフチリレン、ビフェニレ
ンなどのような芳香族環中に存在することを意味する。アルキルのような他の種
類の分類の炭素原子は、メチルヒドロキノンまたは2−t−ブチル−4−ヒドロ
キシ安息香酸から誘導される反復ユニット中のような芳香族環上の置換基として
は存在してもよく、および/またはn−アルキルアミドのようなポリマー中の他
の部位に存在してもよい。また、ハロゲン、エーテルおよびアリールのような他
の置換基がLCP中に存在してもよい。
【0019】 本発明のLCP組成物中に用いられる完全に芳香族性のポリエステルの成分と
して、たとえば、i)ヒドロキノン、ii)4,4’−ジヒドロキシビフェニル(
4,4’−ビフェノール)、iii)イソフタル酸、iv)テレフタル酸、v)p−
ヒドロキシ安息香酸およびその誘導体、vi)4,4’−ジヒドロキシビフェニル
(4,4’−ビ安息香酸)またはその誘導体、vii)2,6−ナフタレンジカル
ボン酸、ix)6−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸、またはそれらの組合せを用いて
もよい。これらの成分は全て当該技術において知られており、および商業的に入
手可能であるか、あるいは、当業者にとって容易に利用可能な技術によって調製
することができる。
【0020】 本発明の配合物中のLCPの量は、好ましくは、該配合物中に存在するPPO
およびLCPポリマーの総重量を基準として5〜50質量%である。LCPの量
は、ポリマーブレンドの総重量を基準として、好ましくは2〜50質量%、より
好ましくは4〜10質量%、およびさらにより好ましくは5〜8質量%である。
【0021】 組み合わせられるPPO成分およびLCP成分は、本発明のポリマーブレンド
組成物の総重量を基準として、好ましくは20〜80質量%、より好ましくは3
5〜75質量%、およびさらにより好ましくは50〜70質量%を構成する。
【0022】 (充填剤成分) 本発明のポリマーブレンド中に存在する非導電性充填剤の量は、好ましくは少
なくとも220ボルト、より好ましくは少なくとも250ボルト、さらにより好
ましくは少なくとも275または300ボルト、および最も好ましくは少なくと
も325または350ボルトのCTI評価を達成するのに充分な量である。
【0023】 好ましい非導電性充填剤は、二酸化チタン、硫酸カルシウム、またはそれらの
混合物を含む。好ましい二酸化チタンは、塩化物プロセスによるルチル型二酸化
チタンを含む。
【0024】 典型的には、非導電性充填剤のレベルは、本発明のポリマーブレンド組成物の
総重量を基準として、好ましくは20〜80質量%、より好ましくは25〜65
質量%、および最も好ましくは30〜50質量%の範囲内で変動してもよい。
【0025】 本発明のLCP組成物中での使用のために好ましい非導電性充填剤の組合せは
、ポリマーブレンド組成物の総重量の約30〜40質量%の量である二酸化チタ
ンおよび硫酸カルシウムの混合物であり、その二酸化チタンは、ポリマーブレン
ド組成物の総重量を基準として約5〜10質量%の量で存在する。
【0026】 好ましくは、硫酸カルシウムは、約4ミクロンの平均粒度を有し、および二酸
化チタンは約0.2〜0.4ミクロンの粒度を有する。
【0027】 (任意選択の白色度向上剤) 本発明者らは、PPO−LCP配合物中に増白剤が添加されたときに、トラッ
キング特性における著しい改善があったことを見いだした。増白剤の沸点は、以
下のようなものであるべきである:Tbp>T−60℃(式中、Tbpは増白
剤の沸点であり、およびTはLCPの融点である)。
【0028】 白色度向上剤は、また、蛍光増白剤としても一般的に知られている。それら白
色度向上剤は、2,2’−(チオフェンジイル)−ビス−(t−ブチルベンゾオ
キサゾール)、2−(スチビル−4”)−(ナフト−1’,2’,4,5)−1
,2,3−トリアゾール−2”−スルホン酸フェニルエステル、および7−(4
’−クロロ−6”−ジエチルアミノ−1’,3’,5’−トリアジン−4’−イ
ル)アミノ−3−フェニルクマリンを含むが、それらに特に限定されるものでは
ない。置換されたアンクラセン、スチブレン、トリアジン、チアゾール、ベンゾ
オキサゾール、クマリン、キサンテン、トリアゾール、オキサゾール、チオフェ
ンまたはピラゾリンから誘導される1つまたは複数の部分を有する他の蛍光増白
剤を、本発明のLCP組成物中に用いてもよい。
【0029】 本発明にしたがって用いることができる適当な蛍光増白剤の例は、ビス(アル
キル置換ベンゾオキサゾリル)チオフェン構造を有する2,5−ビス(5−tert
−ブチル−2−ベンゾオキサゾリル)チオフェンであると考えられるUvitex(登
録商標)OB(Ciba-Geigy Chemical Company (Ardaley, NY)製)、7−(2h−
ナフトール(1,2−d)−トリアゾール−2−イル)−3−フェニルクマリン
であると考えられるLeucopure(登録商標)EGM(Sandoz (East Hanover, NJ)製
)、ピラゾリン誘導体であると考えられるPhorwhite(登録商標)K-20G2(Mobay
Chemical Corporation (Union, NJ)製)、および4,4−ビス(ベンゾキサク
ゾリ)スチブレンであると考えられるEastobrite(登録商標)OB-1(Eastman Ch
emical Products, Inc (Kingsport, Tenn.)製)である。上述のUvitex(登録商
標)OBが、本発明にしたがう使用に最も好ましい。
【0030】 ポリマーブレンドの総重量パーセントを基準として、約0.005質量%超の
、および好ましくは約0.005から約0.3質量%の高沸点白色度向上剤、す
なわち蛍光増白剤の濃度が好ましい。本発明者らは、非導電性充填剤と組み合わ
せて用いられる際に、そのような非常に少ない量の蛍光増白剤が、材料の外観を
著しく向上させるのみならず、該ブレンドのCTI評価をもさらに向上させるこ
とを見いだした。
【0031】 (他の添加剤) また、ポリマーに対して通常添加される添加剤を、本明細書に記載されるLC
P/PPO/非導電性充填剤配合物に対して添加してもよい。そのような添加剤
は、補強剤、顔料、染料、酸化防止剤、潤滑剤、難燃剤、およびアントラキノン
、直接染料、パラレッドなどのような着色剤を含む。好ましい充填剤および/ま
たは補強剤は、タルク、ガラスフレーク、ガラス繊維、アラミド繊維等を含む。
【0032】 ブレンドのための相溶化剤を添加してもよく、および好ましい相溶化剤は、官
能基化されたエチレン共重合体E/X/Yであり、45〜99質量%のEである
エチレンと、アクリル酸またはメタクリル酸のC1〜C10エステルから選択さ
れる1つまたは複数の軟化性モノマーである0〜40質量%のXと、アクリル酸
グリシジル、メタクリル酸グリシジルおよびグリシジルビニルエーテルからなる
群から選択されるコモノマーである1〜15質量%のYとを含有する。
【0033】 (高CTIのLCP/PPO/非導電性充填剤ブレンドの好ましい調製) 好ましい調製方法は、好ましいブレンドを達成することにおいて2つの重要な
要因、すなわち1)成分の比較的高せん断の混合(時として激しい分散性混合と
も呼ばれる)および2)配合物のLCP成分およびPPO成分の粘性の整合の考
慮を伴う。たとえば国際特許出願公開WO99/02607号パンフレット(参
照により本明細書の一部をなす)を参照されたい。
【0034】 高剪断混合は当該技術において知られており、たとえばW. Thiele, Plastics
Formulating & Compounding, vol. 2(1996), p14-19を参照されたい。必要では
ないが、そのような混合は、混合エレメントの適切な組合せを有する2軸スクリ
ュー押出し機において都合よく実施される。そのようなエレメントおよびそれら
の組合せは当該技術において知られており(たとえばThieleの文献を参照された
い)、および実施例中に記載する。
【0035】 粘性適合または「粘性が適合した」とは、少なくともポリマーの溶融混合およ
び分散が行われてもよいプロセスのある部分において、LCPおよびPPOがほ
ぼ同一の有効(溶融)粘度を有することを意味する。これは、たとえば、以下の
方法の1つまたは複数を用いて達成することができる。
【0036】 a) LCPおよび/またはPPOの分子量(MW)および/または分子量分
布(MWD)を調整すること:MWおよび/またはMWDは、混合プロセスのい
くつかの部分において、それらが同等の溶融粘度を有するように調整される。こ
れは、しばしば、LCPの分子量を上昇させることおよび/またはPPOの分子
量を低下させることを意味する。なぜなら、より一般的な等級のLCPは、一般
的な等級のPPOよりも低い粘度を有するからである。
【0037】 b) 適切なLCPの融点を選択すること:別のアプローチは、約300〜3
50℃の間の融点を有するLCPを選択することである。これは、PPOが実質
的に溶融加工可能になる温度範囲である。実質的に溶融加工可能とは、PPO粘
度が1000毎秒において約400Pa・s未満であることを意味する。約30
0℃〜350℃の間の融点を有するLCPは、低融点のLCP類よりも容易にP
POとの高性能配合物を形成する可能性がある。LCPが溶融する前に、PPO
が最初に軟化することを仮定している。LCPが溶融し始める際に、転相の機会
が存在し、それは界面の面積を最大限にする傾向があるべきである。配合物を比
較的高レベルの分散性混合にさらす間中、界面面積のこの最大値が存在する(同
様に過渡的粘性整合が同時に起こるべきである)ように溶融配合プロセスを操作
することが有利であると仮定している。
【0038】 c) 高剪断分散性混合が同時に起こるように混合速度を調整する:約300
℃未満で溶融するLCPに関して、配合プロセスを、供給成分の固体状態混合物
が、LCPが溶融する前に高剪断分散性混合にさらすように実施してもよい。こ
の方法において、LCPの溶融遷移が、PPOの高剪断分散性混合とより接近し
て発生する。有用である別のアプローチは、あらかじめ加熱されたPPOまたは
実質的に溶融状態のPPOに対して、LCPが融解する前に該混合物が速やかに
高剪断分散性混合に遭遇するような方法で、低融点だが融解していないLCPを
添加することである。
【0039】 (配合物の好ましいモルホロジー) 好ましくは、LCPは、本発明において不連続相または離散粒子として存在す
る。
【0040】 図1〜9は、非導電性充填剤の存在のないPPO−LCP配合物の電子顕微鏡
写真を示し、そのような好ましいポリマーブレンドのマトリクスのより明確な説
明を提供する。
【0041】 それらの図において、PPOは暗色の背景物質であり、LCP粒子は、PPO
中に埋め込まれたより暗色のスポットとして現れている。白色のスポットは、L
CPがミクロトーム中にマトリクスから脱落したホールである(当業者はこの現
象が異常ではないことを認識する)。白色スポットは、ミクロトーム前に存在し
たLCPの大きさを表していると合理的に仮定することができる。実際、図のい
くつかにおいて、LCPはホールから飛び出しているが、しかしその図中の近く
に依然として見ることができる。顕微鏡写真は、5000倍の倍率で得られた図
6を除いては、2500倍の倍率で撮られた。また、スケーリングバーも含まれ
、該バーは、1ミクロンに比例する図6を除いて、全ての図面において2ミクロ
ンに相当する長さを示す。PERPの指定は、サンプルが流れ方向に対して垂直
に薄片にされたことを示し、一方PARAの指定は、切断が溶融流れに平行に行
われたことを示す。
【0042】 微細に分割されたLCP相は、ペレット(図1)において、およびそれから成
形される引張試験片(図2〜9、実際のオリジナルの試験片表面は顕微鏡写真の
下部に見ることができる)のバルクを通じて、同等の粒度および形状を有する。
したがって、微細に分散されたLCP相は、射出成形の時間スケールの範囲内で
安定である。
【0043】 本発明の好ましい実施形態の引張試験片サンプルのモルホロジーの検査は、図
1〜図5に示されるように、平行または横方向の双方において約0.1〜5ミク
ロンの長径を有する事実上ほぼ球状または楕円体状である離散粒子すなわち小滴
の形成を示す。LCPドメインは、試験試料のバルクのコア内において、平行ま
たは横方向のいずれにおいても同一であるように見える。試験試料のスキン表面
または非常に薄いサンプルにおいて、LCP成分はより大きなアスペクト比を有
する離散粒子の形態(その非限定的な例は図6〜図9に示される)にあるだけで
なく、球形または楕円体の粒子すなわち小滴であるように観察される。表面にお
ける正確なモルホロジーは、試験部品の形状に依存し、および本発明者らは図1
〜図9を得ることにおいて以下の粒度分析方法を用いた。
【0044】 (粒度分析方法) 組成物は、以下に示す方法に従って、3.18mm(0.125インチ)の厚
さおよび21.9cm(8.625インチ)の全長を有するASTM D638タイプ1
の引張試験片へと射出成形された。射出ゲートは、以後近端として識別される引
張試験片の一方の端から主軸に沿って約3.2cm(1.25インチ)の試験片
の端部にある。ゲートの寸法は、長さ約6.4mm(0.25インチ)厚さ約2
.54mm(0.100インチ)であり、該ゲートは、ノックアウトピンの反対
側の試験片表面と同一面をなした。該引張試験片を、遠端(射出ゲートを持たな
い、他方の端)から約2.5cm(1インチ)を、試験片を横切ってすなわち流
動方向を横断して(すなわち試験片の主軸に直交して)、切断すなわち分割した
。この切断は、引張試験片のより広い[1.9cm(0.75インチ)幅]部分
で行われた。この分割は、ダイアモンド刃のナイフを取り付けられたReichert-J
ung Ultracutミクロトームを用いて−90℃の極低温において実施された。切断
片の厚さは、約8〜10μmであった。a)本来の表面から少なくとも0.64
mm(0.025インチ)付近で得られるコア部分、およびb)表面から約10
〜20ミクロンの周囲で得られる表面スキン部分において、粒度分析を実施した
【0045】 得られる切断片を、ガラススライドとカナダバルサムを用いるカバーグラスと
の間に固定し、Leitz(登録商標)光学顕微鏡上の位相差明視野および偏光照明
を用いて写真を撮った。50倍または100倍のいずれかの倍率を、本発明の好
ましい組成物の画像解析のために用いた。
【0046】 透過電子顕微法(T.E.M.)を用いて、組成物に関する画像を生成させた
。粒度を、Cambridge Instruments Quantimet(登録商標)970画像分析システム
を用いて測定した。光学顕微法またはT.E.M.を用いて生成させた写真に撮
られたイメージを、高解像度ビデオカメラを用いてデジタル化した。用いたフィ
ールドサイズは、典型的には800×625ピクセルであった。通常、該システ
ムは、較正スケールの画像により、または光学顕微鏡に直接的に配置されたスケ
ール作成器により較正された。次に、この画像をセグメント化して、関心のある
特徴の2値(オン−オフ)画像を形成した。引き続いて、種々の関心のある寸法
パラメータを与えるプログラムを用いて、その画像を分析した。このプログラム
は、画像解析の当業者に容易に理解される。画像解析に関する良好な情報源は、
John C. Russによる書籍「Practical Stereology」(Plenum Press, NY, 1986)
中に見いだされる。
【0047】 (好ましい用途) 本発明の組成物を、成形ペレットとして単独で、または他のポリマーと組み合
わせて用いてもよい。該ペレットは、繊維、フィルムおよび被膜を製造すること
だけでなく、特に、ハンダ付け可能な電子部品およびサーキットブレーカのよう
な高いトラッキング抵抗性特性を必要とする電気または電子用途のための射出成
形品または押出品を製造することに用いてもよい。
【0048】 (実施例) 以下の実施例は、本発明の好ましい実施形態を例示する。本発明はこれらの実
施例に限定されるものではない。
【0049】 (用いられる材料) 実施例において、特定の材料を用いた。それらを以下にまとめる。
【0050】 PPO:用いられるPPOは、General Electric Co. (Stanford, CT, U.S.A.
)から入手した。本明細書中でPPO640とも呼ばれるNoryl(登録商標)64
0は、0.4I.V.のポリ(フェニレンオキシド)であり、および他に指定が
ない限り全ての実施例において用いた。PPO630とも呼ばれるNoryl(登録
商標)630を、第2表および同様に図中の1つの実施例において用いた。その
図における組成は、90%のPPO630および10%のLCPであり、充填剤
は存在しない。
【0051】 LCP:LCPポリマーは、ヒドロキノン/テレフタル酸/イソフタル酸/2
,6−ナフタレンジカルボン酸/4−ヒドロキシ安息香酸を含む。
【0052】 用いられる非導電性充填剤の1つは、SMC Corp. (Baltimore, Md)からTiona(
登録商標)RCL-4として入手可能な、塩化物プロセスのルチル型二酸化チタンで
あり、97%のTiOを有し、およびアルミナおよび有機物質で表面処理をさ
れている。
【0053】 用いられるもう1つの非導電性充填剤は、U.S. Gypsum Co. (Chicago, IL, U.
S.A.)からCAS-20-4として入手可能であり、4.0ミクロンの平均粒度および2
0ミクロンの最大サイズを有する無水硫酸カルシウムである。
【0054】 蛍光増白剤は、Uvitex(登録商標)OBのようなCiba-Geigy Chemical Company
(Ardaley, N.Y.)製であり、そのUvitex(登録商標)OBは約196〜230℃の
融点を有する微細な黄色結晶性粉末である。該材料は、約300℃において揮発
し始める。
【0055】 (配合および試験部品準備) 他に指定がない限り、PPOと非導電性充填剤と、任意選択でいくつかの実施
例における蛍光増白剤とを用いる以下の実施例におけるLCP組成物を調合する
ことは、30mmのWerner & Pfleiderer Model 10YHD (Werner & Pfleiderer,
633E. Crescent, Ramsey, NJ 07446, U.S.A.)2軸スクリュー押出機を用い、約
12時間(または終夜)にわたって窒素パージされた真空オーブン中、約150
〜165℃において乾燥したLCPを用いて実施された。該押出機を、約11.
3kg(25ポンド)毎時の供給速度を用い、250〜300rpmにて作働さ
せた。該押出機は、9つのバレル部を有する。第1のバレルは、ポリマーが添加
される主供給バレルであり、および典型的には水冷される。残りの8つのバレル
に関する温度プロフィルは、ダイに向かって290℃、290℃、320℃、3
20℃、310℃、310℃、310℃、310℃および335℃である。3.
2mm(1/8インチ)または4.8mm(3/16インチ)径の、単穴のダイ
を用いた。単一スクリューの側方供給機を用いて、バレル5に対して非導電性充
填剤を添加し、およびバレル7において真空引きした。押出されるストランドを
水槽冷却浴中で急冷し、ペレットへと切断し、120℃において終夜にわたって
乾燥し、そして引き続いて試験片へと射出成形した。
【0056】 蛍光増白剤を用いる実施例においては、該蛍光増白剤を必要とされる非導電性
充填剤の約1/8から1/3と混合し、そして次にこの濃厚物を残りの充填剤で
希釈して、蛍光増白剤の均一な分布を確実にした。次に、この充填剤/蛍光増白
剤混合物を、押出し機の側方供給機を通して添加した。
【0057】 以上議論したように、成分を比較的高いせん断混合によって徹底的に混合する
こと、およびそれら成分が最大の分散のために充分に粘性が整合していることが
好ましい。したがって、第1表に示す以下の押出しスクリュー設計が、用いられ
るタイプの典型である。
【0058】
【表1】
【0059】
【表2】
【0060】 (試験) 乾燥した試料の溶融粘度を、Kayeness, Inc製のGalaxyO V, Model 8052キャピ
ラリーレオメーターを用いて測定した。測定は、1000毎秒のせん断速度にお
いて、350℃または360℃において、および30/1000インチのオリフ
ィスおよび20のL/Dを有するダイを用いて行った。
【0061】 本明細書に記載されている以下の物理的試験を、米国材料試験協会(ASTM
)により確立された手順に従って実施した。 屈曲弾性率および屈曲強さ − ASTM D−790 引張強度および伸びを、ASTM D638−91に従い、0.51cm(0
.2インチ)/分のクロスヘッド速度を用い、3.2mm(1/8インチ)厚さ
の引張バーに関して測定した。伸びを正確に測定するためにストレインゲージを
用いた。
【0062】 DTUL(熱変形温度) − ASTM D−648 相対トラッキング指数(CTI)試験を、ASTM UL746Aに従い、湿
潤および汚染された条件下での絶縁体として機能する標本の能力を、ポリマー試
料中にトラッキングが発生する前に印加することができる電気のボルト数として
測定した。CTI試験において測定することができる最大電圧は、600ボルト
である。
【0063】 表面の外観:これは、「+」の表示がより高い評価を示す目視試験であった。 「++」:欠陥なし、優秀な色および美観的外観 「+」:良好な色および美観的外観を有し、わずかな欠陥があるかまたは欠
陥がない 「−」:欠陥が観察され、および一応許容可能または劣悪な外観 結果を以下の第2表〜第4表に示す。
【0064】
【表3】
【0065】
【表4】
【0066】 第3表の試験結果は、少量の蛍光増白剤の添加がトラック指数性能を増大させ
、および6.16質量%のLCP、53.84%のPPO、10質量%のTiO 、および30質量%のCaSOを含む実施例40−4の相対トラッキング指
数性能を改善することを示す。
【0067】
【表5】
【0068】 コンパウンド中のTiOの存在は、これらコンパウンドを用いて作成される
成形品の美観的外観を向上させることが観察される。TiOを持たない実施例
50−8の材料はその表面上に斑点および欠陥を有し、一方、実施例50−7お
よび50−6の材料は以下に報告するように優れた美観的外観を示す。
【0069】
【表6】
【0070】 以上の記載から明白なように、調製される材料および従った手順は、本発明の
好ましい実施形態に関連するにすぎない。本発明のいくつかの形態を説明しおよ
び記載したとはいえ、本発明の真髄および範囲から外れることなしに変形を行う
ことが可能である。従って、本発明をそれら記載によって限定することを意図し
ていない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 試験片へと成形する前の、押出された円筒状ストランドの中央から切り出さ
れたPPO/LCPブレンド製品ペレット内の微細なLCP分散物の2500倍
に拡大された写真である。長さ約0.1〜5ミクロンで存在する粒子がある。
【図2】 図1のペレットから成形された引張試験片から得られる種々の写真である。材
料のバルクは図1におけるような同等のモルホロジーで示される。遠端、すなわ
ち射出ゲートから最も遠い引張試験片の端における引張バーのコアの顕微鏡写真
である。
【図3】 図1のペレットから成形された引張試験片から得られる種々の写真である。材
料のバルクは図1におけるような同等のモルホロジーで示される。遠端、すなわ
ち射出ゲートから最も遠い引張試験片の端における引張バーのコアの顕微鏡写真
である。
【図4】 図1のペレットから成形された引張試験片から得られる種々の写真である。材
料のバルクは図1におけるような同等のモルホロジーで示される。近距離コア、
すなわち射出ゲートに近いコアの引張片のモルホロジーを示す図である。
【図5】 図1のペレットから成形された引張試験片から得られる種々の写真である。材
料のバルクは図1におけるような同等のモルホロジーで示される。近距離コア、
すなわち射出ゲートに近いコアの引張片のモルホロジーを示す図である。
【図6】 図1のペレットから成形された引張試験片から得られる種々の写真である。材
料のバルクは図1におけるような同等のモルホロジーで示される。ごく外側の端
、またはスキン層における成形された試験片の区域を示す図である。
【図7】 図1のペレットから成形された引張試験片から得られる種々の写真である。材
料のバルクは図1におけるような同等のモルホロジーで示される。ごく外側の端
、またはスキン層における成形された試験片の区域を示す図である。
【図8】 図1のペレットから成形された引張試験片から得られる種々の写真である。材
料のバルクは図1におけるような同等のモルホロジーで示される。ごく外側の端
、またはスキン層における成形された試験片の区域を示す図である。
【図9】 図1のペレットから成形された引張試験片から得られる種々の写真である。材
料のバルクは図1におけるような同等のモルホロジーで示される。ごく外側の端
、またはスキン層における成形された試験片の区域を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 101/12 C08L 101/12 (72)発明者 スティーブ ジー.コッティス アメリカ合衆国 08520 ニュージャージ ー州 ハイツタウン サウス レーン 246 Fターム(参考) 4F071 AA02 AA51 AF35 AH12 BA01 BC07 4J002 AA012 CH071 CL002 CM042 DE136 DG046 EU187 EU227 EV307 EV327 FD206 FD207

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリマーブレンドであって、 (a) 成分(a)と成分(b)との総重量を基準として50〜95質量%の
    ポリ(フェニレンオキシド)と、 (b) 成分(a)と成分(b)との総重量を基準として5〜50質量%のサ
    ーモトロピック液晶ポリマーと、 (c) 該ポリマーブレンドの相対トラッキング指数(CTI)を220ボル
    トを越えて上昇させるのに充分な量の非導電性充填剤と を含むことを特徴とするポリマーブレンド。
  2. 【請求項2】 前記サーモトロピック液晶ポリマーは、不連続相または離散
    粒子として該ポリマーブレンド中に存在することを特徴とする請求項1に記載の
    ポリマーブレンド。
  3. 【請求項3】 前記非導電性充填剤は、二酸化チタンまたは硫酸カルシウム
    の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1に記載のポリマーブレンド。
  4. 【請求項4】 前記非導電性充填剤は、二酸化チタンおよび硫酸カルシウム
    を含むことを特徴とする請求項3に記載のポリマーブレンド。
  5. 【請求項5】 前記非導電性充填剤は、該ポリマーブレンドの総重量を基準
    として30〜40質量%の量で存在し、および前記二酸化チタンは、該ポリマー
    ブレンドの総重量を基準として5〜10質量%の量で存在することを特徴とする
    請求項4に記載のポリマーブレンド。
  6. 【請求項6】 前記二酸化チタンは、塩化物プロセスのルチル型二酸化チタ
    ンを含むことを特徴とする請求項4に記載のポリマーブレンド。
  7. 【請求項7】 前記非導電性充填剤は、該ポリマーブレンドの総重量を基準
    として20〜80質量%の量で存在することを特徴とする請求項1に記載のポリ
    マーブレンド。
  8. 【請求項8】 該ポリマーブレンドの総重量を基準として0.005質量%
    を越える量の少なくとも1つの蛍光増白剤をさらに含み、前記蛍光増白剤が、置
    換アンクラセン、スチブレン、トリアジン、チアゾール、ベンゾオキサゾール、
    クマリン、キサンテン、トリアゾール、オキサゾール、チオフェンまたはピラゾ
    リンから誘導される1つまたは複数の部分を有し、およびTbp>T−60℃
    (式中、Tは該LCPの融点である)なる沸点Tbpを有することを特徴とす
    る請求項1に記載のポリマーブレンド。
  9. 【請求項9】 該ポリマーブレンドの相対トラッキング指数(CTI)評価
    は、少なくとも375ボルトであることを特徴とする請求項8に記載のポリマー
    ブレンド。
  10. 【請求項10】 前記蛍光増白剤は、ビス(アルキル置換ベンゾオキサゾリ
    ル)チオフェン構造を有する2,5−ビス(5−tert−ブチル−2−ベンゾオキ
    サゾリル)チオフェンを含むことを特徴とする請求項9に記載のポリマーブレン
    ド。
  11. 【請求項11】 請求項1のポリマーブレンドを含むことを特徴とする成形
    品。
  12. 【請求項12】 請求項1のポリマーブレンドを含む部材を含むことを特徴
    とする電子または電気装置。
  13. 【請求項13】 請求項1のポリマーブレンドを含むサーキットブレーカ。
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