JP2003138117A - 難燃性熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents

難燃性熱可塑性樹脂組成物

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JP2003138117A
JP2003138117A JP2001342513A JP2001342513A JP2003138117A JP 2003138117 A JP2003138117 A JP 2003138117A JP 2001342513 A JP2001342513 A JP 2001342513A JP 2001342513 A JP2001342513 A JP 2001342513A JP 2003138117 A JP2003138117 A JP 2003138117A
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Manabu Kaneko
学 金子
Hisaya Yokohama
久哉 横浜
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 臭素や塩素を含む化合物を使用しなくても高
度なレベルの難燃性を示すとともに耐熱性および機械的
特性が良好で、成形品の外観も優れるポリブチレンテレ
フタレート系の樹脂材料を提供する。 【解決手段】 樹脂組成物(I)60〜90質量%と、
繊維状充填材(II)10〜40質量%とを含有する難
燃性熱可塑性樹脂組成物であって、前記樹脂組成物
(I)は、ポリブチレンテレフタレート系樹脂(A)6
8〜77質量%と、ポリカーボネート樹脂(B)23〜
32質量%とからなる熱可塑性樹脂成分100質量部に
対して、ポリテトラフルオロエチレン(C)0.01〜
10質量部と、赤リン難燃剤(D)7〜13質量部とが
配合されたものである難燃性熱可塑性樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、難燃性に優れ、か
つ、耐熱性、耐薬品性の他、伸度、強度などの機械的特
性、成形品の外観も良好な、臭素および塩素を含有しな
い樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリブチレンテレフタレート系樹脂は結
晶性熱可塑性樹脂として、機械的性質、電気的性質、化
学的性質に優れているためエンジニアリング樹脂として
主に電気、電子機器用途を中心とした広範な用途に使用
されている。このような電気、電子機器に使用される材
料には、一般的に難燃性や耐熱性が求められるうえ、強
度、伸度、耐衝撃性などの機械的特性も求められるが、
特に難燃性を付与するためには、難燃性を付与する能力
の高い難燃剤として、従来、塩素、臭素系のものが樹脂
に配合され使用されてきた。
【0003】ところが、近年、環境問題から、塩素、臭
素系化合物の使用が制限されてきている。そこで、例え
ば特開平10−130510号公報や特開10−237
330号公報には、赤リン系難燃剤を使用する方法が提
案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
10−130510号公報の実施例に示されている樹脂
組成物は、電子・電気機器への使用には耐熱性が不十分
であるとともに、繊維などで強化された系ではないた
め、機械的特性の点からも問題があった。また、特開平
10−23733号公報には、赤リン系難燃剤を使用し
たガラス繊維強化系の樹脂組成物が提案されているが、
この公報の実施例に示されているように単純にガラス繊
維強化ポリブチレンテレフタレート系樹脂に赤リン系難
燃剤を添加した系では、1.6mm厚みでもUL94試
験(アンダーライターズラボラトリーズインコーポレー
ション制定)による判定がV−2であり難燃性に劣って
いた。
【0005】このように、臭素や塩素を含まないポリブ
チレンテレフタレート系樹脂の組成物であって、高度な
レベルの難燃性、耐熱性および機械的特性を同時に発現
する材料は未だ見出されておらず、これを満足する技術
の開発が強く望まれていた。本発明の目的は、臭素や塩
素を含有する化合物を使用しなくても高度なレベルの難
燃性を示すとともに耐熱性および機械的特性が良好で、
成形品の外観も優れるポリブチレンテレフタレート系の
樹脂材料を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の難燃性熱可塑性
樹脂組成物は、樹脂組成物(I)60〜90質量%と、
繊維状充填材(II)10〜40質量%とを含有する難
燃性熱可塑性樹脂組成物であって、前記樹脂組成物
(I)は、ポリブチレンテレフタレート系樹脂(A)6
8〜77質量%と、ポリカーボネート樹脂(B)23〜
32質量%とからなる熱可塑性樹脂成分100質量部に
対して、ポリテトラフルオロエチレン(C)0.01〜
10質量部と、赤リン難燃剤(D)7〜13質量部とが
配合されたものであることを特徴とする。前記赤リン難
燃剤(D)は、熱硬化性樹脂および/または金属水酸化
物で被覆されたものであることが好ましい。前記ポリカ
ーボネート樹脂(B)の粘度平均分子量は、14000
〜17000であることが好ましい。前記繊維状充填材
(II)は、ガラス繊維および/または炭素繊維である
ことが好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の難燃性熱可塑性樹脂組成物は樹脂組成物(I)
を60〜90質量%含有するものであって、この樹脂組
成物(I)は、ポリブチレンテレフタレート系樹脂
(A)68〜77質量%と、ポリカーボネート樹脂
(B)23〜32質量%とからなる熱可塑性樹脂成分1
00質量部に対して、ポリテトラフルオロエチレン
(C)0.01〜10質量部と、赤リン難燃剤(D)7
〜13質量部とが配合されたものである。
【0008】ここで用いられるポリブチレンテレフタレ
ート系樹脂(A)はテレフタル酸、1,4−ブタンジオ
ールを主単量体成分とする共重合体である。このポリブ
チレンテレフタレート系樹脂(A)は、ポリブチレンテ
レフタレート樹脂が本来有する結晶性、耐熱性などの特
性を損なわない範囲で、これに共重合可能なジカルボン
酸及び/又はジオールで変性されていてもかまわない。
通常、全カルボン酸成分中における1,4−ブタンジオ
ール以外のジカルボン酸は50モル%以下であり、全ジ
オール中におけるテレフタル酸以外のジオールは50モ
ル%以下である。
【0009】共重合可能なジカルボン酸としては、例え
ばフタル酸、イソフタル酸、アジピン酸、セバシン酸、
ナフタレン−1,4−もしくは−2,6−ジカルボン
酸、ジフェニルエーテル−4,4−ジカルボン酸等が挙
げられる。また、共重合可能なジオールとしては、例え
ばエチレングリコール、プロピレングリコール、ネオペ
ンチルグリコール、シクロヘキサンジメタノール、ビス
フェノールA等が挙げられる。
【0010】また、用いられるポリブチレンテレフタレ
ート系樹脂(A)は、通常の方法で縮重合され製造され
るものであって、フェノールとテトラクロルエタンが
1:1の質量比で混合された25℃の溶媒を使用して測
定された極限粘度[η]が、0.5〜1.4の範囲であ
るものが好ましい。極限粘度[η]が0.5未満では、
強度が低下する傾向があり、極限粘度[η]が1.4を
超えると、流動性が低下する傾向がある。
【0011】熱可塑性樹脂成分として、上述したポリブ
チレンテレフタレート系樹脂(A)とともに使用される
ポリカーボネート樹脂(B)としては、特に限定されな
いが、物性あるいは価格の面から好ましくはビスフェー
ノールAタイプである。ポリカーボネート樹脂(B)
は、その芳香族環が有機基置換されていても良い。ま
た、ポリシロキサン、ポリシリコン等の珪素を主骨格と
するポリマー、オリゴマーや、珪素、酸素を主骨格とす
るポリマー、オリゴマーがグラフトされたものや、ブロ
ック共重合されたものであってもよい。
【0012】また、ポリカーボネート樹脂(B)の分子
量も特に限定されるものではないが、好ましくは粘度平
均分子量[Mv]が14000〜27000の範囲であ
り、さらに好ましくは14000〜17000である。
粘度平均分子量[Mv]がこの範囲であれば、難燃性や
耐衝撃性が高く好ましい。
【0013】本発明において、熱可塑性樹脂成分は、ポ
リブチレンテレフタレート系樹脂(A)68〜77質量
%と、ポリカーボネート樹脂(B)23〜32質量%と
からなる。ポリブチレンテレフタレート系樹脂(A)が
68質量%未満であると、最終的に得られる難燃性熱可
塑性樹脂組成物の耐熱性が劣り、一方、77質量%を超
えると難燃性に劣る。すなわち、ポリブチレンテレフタ
レート系樹脂(A)68〜77質量%と、ポリカーボネ
ート樹脂(B)23〜32質量%とから熱可塑性樹脂成
分を構成することにより、難燃性熱可塑性樹脂組成物の
耐熱性と難燃性がともに優れる。
【0014】樹脂組成物(I)は、上述の熱可塑性樹脂
成分100質量部に対して、ポリテトラフルオロエチレ
ン(C)0.01〜10質量部と、赤リン難燃剤(D)
7〜13質量部とが配合されたものである。ここで使用
されるポリテトラフルオロエチレン(C)としては、平
均粒子径が0.05〜1000μmであるものが好まし
い。平均粒子径が0.05μm未満ではハンドリング性
が悪くなる場合があり、一方1000μmを超えると、
良好に分散しない場合がある。また、ポリテトラフルオ
ロエチレン(C)の密度は、1.2〜2.3g/cm3
が好ましい。密度が1.2g/cm3未満や、2.3g
/cm3を超えると難燃性が劣る場合がある。さらに、
ポリテトラフルオロエチレン(C)は、そのフッ素含有
量が65〜76質量%であるものが好ましい。フッ素含
有量が65質量%未満では難燃性が劣る場合があり、一
方76質量%を超えると良好に分散しない場合がある。
【0015】ポリテトラフルオロエチレン(C)は、ポ
リブチレンテレフタレート系樹脂(A)68〜77質量
%と、ポリカーボネート樹脂(B)23〜32質量%と
からなる熱可塑性樹脂成分100質量部に対して、0.
01〜10質量部の範囲で配合される。ここで配合量が
10質量部を超えると、難燃性熱可塑性樹脂組成物の耐
衝撃性が低下するとともに、この難燃性熱可塑性樹脂組
成物の成形品が外観不良となる。一方、0.01質量部
未満では、難燃性熱可塑性樹脂組成物の難燃性が不十分
となる。好ましくは0.1〜1.0質量部である。
【0016】本発明において用いられる赤リン難燃剤
(D)は、赤リンを含む難燃剤であればよく、市販の難
燃剤が使用できるが、化学的に安定であって取り扱い性
に優れることから、熱硬化性樹脂及び/又は金属水酸化
物で被覆され安定化されたものが好ましい。赤リン難燃
剤(D)の配合量は、ポリブチレンテレフタレート系樹
脂(A)68〜77質量%と、ポリカーボネート樹脂
(B)23〜32質量%とからなる熱可塑性樹脂成分1
00質量部に対して、7〜13質量部である。ここで配
合量が7質量部未満の場合や13質量部を超える場合、
難燃性熱可塑性樹脂組成物の難燃性が低下する。すなわ
ち、この難燃性熱可塑性樹脂組成物においては、熱可塑
性樹脂成分100質量部に対して、特に赤リン難燃剤
(D)が7〜13質量部である場合に、優れた難燃性を
発現する。好ましくは9〜12質量部の範囲である。ま
た、赤リン難燃剤(D)は発火性を有するので、あらか
じめ難燃性熱可塑性樹脂組成物を構成する樹脂成分を使
用して、マスターバッチ化しておくことが好ましい。
【0017】本発明の難燃性熱可塑性樹脂組成物は、熱
可塑性樹脂成分に対して、ポリテトラフルオロエチレン
(C)と、赤リン難燃剤(D)とが上述の割合で配合さ
れた樹脂組成物(I)60〜90質量%と、繊維状充填
材(II)10〜40質量%とを含有する。ここで用い
られる繊維状充填材(II)としては、ガラス繊維、炭
素繊維、アルミナ繊維、シリコンカーバイド繊維、セラ
ミック繊維、チタン酸カリウムウイスカー、ワラストナ
イト、酸化チタンウイスカー、酸化亜鉛ウイスカー等の
無機繊維や、これらに金属を被覆したものの他、鉄、ス
テンレス、ニッケル、銅、銀、金、チタン等の金属繊維
等が挙げられ、これらを1種単独で使用しても2種以上
を併用してよい。これらの中では、高剛性化が容易であ
ることからガラス繊維、炭素繊維を使用することが好ま
しい。また、繊維状充填材(II)の配合量が難燃性熱
可塑性樹脂組成物中、10質量%未満では、難燃性熱可
塑性樹脂組成物の耐衝撃性、剛性、耐熱性が劣り、40
質量%を超えると、難燃性が低下する。
【0018】本発明の難燃性熱可塑性樹脂成物は、上述
した各成分を混合することによって得られるが、混合方
法には特に制限はなく、通常の混練機械によって押出
し、成形することにより製造できる。このような機械と
しては各種押出機が使用でき、また、射出成形機、コン
プレッション成形機等を使用してもよい。さらに、本発
明の樹脂組成物は、必要に応じて染料、顔料、安定剤、
タルク、マイカ等のアスペクト比の小さい充填材、難燃
助剤等を配合することができる。
【0019】このような難燃性熱可塑性樹脂組成物は、
樹脂組成物(I)60〜90質量%と、繊維状充填材
(II)10〜40質量%とを含有し、樹脂組成物
(I)が、ポリブチレンテレフタレート系樹脂(A)6
8〜77質量%と、ポリカーボネート樹脂(B)23〜
32質量%とからなる熱可塑性樹脂成分100質量部に
対して、ポリテトラフルオロエチレン(C)0.01〜
10質量部と、赤リン難燃剤(D)7〜13質量部とが
配合されたものであるので、耐熱性と難燃性とがともに
優れ、かつ、耐衝撃性、強度、伸度などの機械的特性や
成形品の外観も良好である。したがって、これらの各特
性が良好であることが要求される電気、電子機器への使
用に適している。また、このような難燃性熱可塑性樹脂
組成物は、塩素や 臭素を含む化合物を難燃剤として含
有しなくても十分な難燃性を発現するので、環境面から
も有用である。
【0020】
【実施例】以下、実施例により本発明を説明する。尚、
参考例、実施例および比較例において『部』および
『%』は特に断らない限り『質量部』および『質量%』
を意味する。 [実施例1〜8および比較例1〜4]繊維状充填材(I
I)以外の原料、すなわち、ポリブチレンテレフタレー
ト系樹脂(A)と、ポリカーボネート樹脂(B)と、ポ
リテトラフルオロエチレン(C)と、赤リン難燃剤
(D)とをあらかじめ所定配合比にて計量しブレンド
後、30mmφのベント式二軸押出機に供給し、シリン
ダー温度250℃にて溶融混練してペレットを得た。な
お、赤リン難燃剤(D)は、後述するようにあらかじめ
マスターバッチ化しておいたものを使用し、繊維状充填
材(II)は、押出機途中よりサイドフィードにて供給
した。これら各原料の配合比は表1に示す割合とした。
また、各原料としては、下記に示すものを使用した。得
られたペレットを、型締め力75tのスクリュウ式射出
成形機により成形して、各種試験片を成形し、下記に示
す方法で評価した。なお、各種試験片成形時の条件は、
シリンダー温度250℃、金型温度60℃とした。
【0021】[ポリブチレンテレフタレート(PBT)
樹脂]テレフタル酸メチル及び1,4−ブタンジオール
を用い定法により製造し、極限粘度[η]0.84(溶
媒:フェノール/テトラクロルエタン=50/50質量
比、25℃)のものを使用した。 [ポリカーボネート(PC)樹脂] PC樹脂:三菱エンジニアリングプラスチック(株)
製 ノバレックス7022(粘度平均分子量Mv=22
000) PC樹脂:出光石油化学(株)製 タフロンA150
0(粘度平均分子量Mv=15000) [ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)]旭硝子
(株)製 フルオンCD−1(平均粒子径:550μ
m、密度:2.2g/cm3、フッ素含有量:76質量
%) [赤リン難燃剤]燐化学工業(株)製 ノーバエクセル
140(フェノール系熱硬化性樹脂及び金属水酸化物で
被覆されている) [赤リンマスターバッチ]ノーバエクセル140(30
%)と上記PBT樹脂(70%)を予め窒素雰囲気下で
押出機で混合したもの。 [ガラス繊維]日本電気硝子(株)製 ECS03T−
187 [炭素繊維]三菱レイヨン(株)製 TR06U
【0022】[アイゾット衝撃強度の測定]ASTM
D258に準拠した方法により3.2mm厚み/ノッチ
付試片を用い行った。 [荷重たわみ温度(HDT)の測定]ASTM D64
8に準拠した方法により行った。 [難燃性試験]1.0mm厚みの試験片をUL94法に
準拠した方法で行った。 [引張試験]ASTM D638に準拠した方法により
ASTM1号ダンベル試片を用い行った。
【0023】
【表1】 表1中、配合割合は質量部数で示す。
【0024】表1から明らかなように、本実施例によれ
ば、難燃性、耐熱性がともに優れ、かつ、機械的特性も
良好な難燃性熱可塑性樹脂組成物を提供することができ
る。一方、赤リン難燃剤(D)が少ない比較例1や赤リ
ン難燃剤(D)が過剰な比較例3は、実施例1および2
に比べて難燃性が大きく低下し、また、ポリブチレンテ
レフタレート系樹脂(A)が少ない比較例2は荷重たわ
み温度が低く、耐熱性が不良であり、ポリブチレンテレ
フタレート系樹脂(A)が多い比較例4は、難燃性が不
良であった。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、高
度なレベルの難燃性、耐熱性および機械的特性をともに
示し、かつ、臭素や塩素を含まず環境面からも有用なポ
リブチレンテレフタレート系の樹脂材料を提供できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 69:00 C08L 27:18 27:18) Fターム(参考) 4J002 BD153 CF071 CG002 DA016 DA057 DA076 DA086 DA116 DC006 DE106 DE136 DE146 DE186 DJ006 DL006 FA046 FB077 FB267 FD016 FD137

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂組成物(I)60〜90質量%と、
    繊維状充填材(II)10〜40質量%とを含有する難
    燃性熱可塑性樹脂組成物であって、 前記樹脂組成物(I)は、ポリブチレンテレフタレート
    系樹脂(A)68〜77質量%と、ポリカーボネート樹
    脂(B)23〜32質量%とからなる熱可塑性樹脂成分
    100質量部に対して、ポリテトラフルオロエチレン
    (C)0.01〜10質量部と、赤リン難燃剤(D)7
    〜13質量部とが配合されたものであることを特徴とす
    る難燃性熱可塑性樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 前記赤リン難燃剤(D)が、熱硬化性樹
    脂および/または金属水酸化物で被覆されたものである
    ことを特徴とする請求項1に記載の難燃性熱可塑性樹脂
    組成物。
  3. 【請求項3】 前記ポリカーボネート樹脂(B)の粘度
    平均分子量が、14000〜17000であることを特
    徴とする請求項1または2に記載の難燃性熱可塑性樹脂
    組成物。
  4. 【請求項4】 前記繊維状充填材(II)が、ガラス繊
    維および/または炭素繊維であることを特徴とする請求
    項1ないし3のいずれかに記載の難燃性熱可塑性樹脂組
    成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104194303A (zh) * 2014-09-23 2014-12-10 苏州圣谱拉新材料科技有限公司 环保耐热工程塑料及其制备方法

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