JP2002526484A - 分岐鎖カルボン酸のグリシジルエステルの製造方法 - Google Patents

分岐鎖カルボン酸のグリシジルエステルの製造方法

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Abstract

(57)【要約】 α−分岐鎖モノカルボン酸のグリシジルエステルの製造方法であり、(a)α−分岐鎖モノカルボン酸と2〜20モル超過のエピハロヒドリン、例えばエピクロロヒドリンとを、溶媒として水及び水混和性溶媒の存在下で、モノカルボン酸群のモル量の最大45モル%、及び好ましくは最大30モル%の触媒の存在下で、50〜110の範囲の温度にて、0.8〜2.5時間の間、反応させ、(b)追加のアルカリ金属ヒドロキシド又はアルカリ金属アルカノレートを、モノカルボン酸に対し約等モルまで加え、40〜80℃の温度で反応させ、(c)得られた反応混合物を蒸留し、過剰のハロ置換モノエポキシド及び及び溶媒並びに形成した水を除去し、(d)脱ハロゲン化水素化(及び好ましくは脱塩化水素化)を完結させるために、随意に残渣生成物を濃縮アルカリ金属ヒドロキシド水溶液で処理した後に、アルカリ金属ハライド塩を、例えば得られたグリシジルエステルを水を用いて洗浄し、アルカリ金属ハライド塩を除去する、ことを含む該方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、分岐鎖カルボン酸のグリシジルエステルの製造方法に関する。 特に本発明は、5〜20、好ましくは9〜13個の炭素原子を有するα−分岐
鎖モノカルボン酸のグリシジルエステルの多段階の製造方法に関する。
【0002】 α−分岐鎖モノカルボン酸のグリシジルエステルは、直接的な又は(メタ)ア
クリル酸アミン、ポリオール及びポリ酸の付加物のような中間体生成物を介した
、エポキシ、アクリルポリエステル及びアルキド樹脂の製造、あるいは熱可塑性
アクリル、エポキシポリエステル及び/又はウレタンペイント及び塗料の製造の
ための反応性希釈剤として有用である。 特に興味深いのは、式
【化1】 式中、R1 、R2 及びR3 はそれぞれ1〜20個の炭素原子を含む通常の又は分
岐鎖構造の同一又は異なったアルキル基を表し、R4 〜R8 はそれぞれ水素又は
1〜3個の炭素原子を含むヒドロカルビル基を表す、 により表される脂肪族モノカルボン酸のグリシジルエステルである。より好まし
い生成物は、R1 〜R3 が合計で3〜20個の炭素原子を含むアルキル基であり
、R4 〜R8 それぞれ水素であるものであり、例えばネオデカン酸(R1 +R2 +R3 =C8 )とエピクロロヒドリンとの反応生成物である。 この通常の型のグリシジルエステルとこれらの製造方法は、US−A−3,0
75,999、3,178,454、3,275,583及び3,397,17
6に開示されており、それぞれの完全な開示が、参考文献によりここで導入され
る。
【0003】 このようなグリシジルエステルは、カルボン酸のアルカリ金属塩とエピハロヒ
ドリンのようなハロ−置換モノエポキシド、例えば(1〜20モル超過の)エピ
クロロヒドリンとの反応により作成される。混合物は、グリシジルエステルに加
えアルカリ塩と水とを形成する触媒の存在下で加熱される(50〜150℃)。
水と過剰のエピハロヒドリンは共沸蒸留により除去され、そして塩副生成物、例
えばNaClは濾過及び/又は洗浄により除去される。該グリシジルエステルは
カルボン酸とエピクロロヒドリンを、類似した工程条件下で直接的に反応させる
ことによっても製造することができる。この反応中に生成するクロロヒドリンエ
ステル中間体は、続けてアルカリ物質、例えば水酸化ナトリウム又はカリウムを
用いて処理され、所望のグリシジルエステルを生ずる。副生成物塩は洗浄及び/
又は濾過により除去され、水は乾燥により除去される。
【0004】 これらの反応に関する調査は、様々な程度で数種の重質副生成物が反応中に生
成し、これらの主生成物に色を与えるその種は、該重質副生成物中に含まれるこ
とを明らかにしている。重質副生成物は、グリシジルエステル生成物及び/又は
クロロヒドリンエステル中間体と未反応エピクロロヒドリン、未反応モノカルボ
ン酸又は塩及び/又は水との、合成プロセスの様々な段階での反応生成物を含み
、そして以下に記述されるものである:
【0005】
【化2】 重質の副生成物は、さらに初期に生じた化合物とグリシジルエステル生成物及
び他の存在する種との反応生成物も含むことができる。一般的には、1種又はこ
れらの組み合わせ又は他の未同定重質物質が、グリシジルエステル反応生成物中
に、8〜12重量%レベルで存在する。
【0006】 グリシジルエステルは、熱的にも化学的にも反応性のある分子なので、これら
の副生成物をグリシジルエステルから分離することは容易には達成されない。通
常の体気圧での蒸留技術は、エステルの色の程度だけでなく、副生成物の量も増
加させることを見出した。所望生成物中に存在するグリシジル官能価と副生成物
中に存在するグリシジル官能価との、蒸留中に被るような、高められた温度での
反応が、これらの色の増加の原因となることは公知であり、それによりさらなる
副生成物を生じ、それらはグリシジルエステルから分離することができず、加熱
における変色に特に敏感である。
【0007】 前記副生成物の問題を解決する改善策の一つは、WO 97/44335にお
いて開示されている。 前記出願中では、通常の減圧蒸留はグリシジルエステルの初期の又は劣化した
色を減じるのには有効でなく、色の問題を悪化させる傾向があることを提案して
いる。 前記特許出願中において、グリシジルエステル反応生成物の蒸留方法が提案さ
れ、その方法では薄膜、ショートパス蒸留装置を使用し、ASTM D1209
に従い測定した場合、125℃で空気との接触させての20日の貯蔵後、100
未満のPt−Co色値を回収後に示す軽質フラクションを提供する。
【0008】 前記蒸留方法は、分岐鎖飽和モノカルボン酸のグリシジルエステルを提供する
が、非常に減じられた初期の色及び貯蔵期間後の改善された色耐久性を示すなら
ば、報告された蒸留工程は、最終生成物の重大な原価の増加の原因となるであろ
う、なぜなら報告された純度の増加は、96%純度の生成物を得るために投入物
の約8%を捨てることにより、そして99%純度の生成物を得るために投入物の
約30%を捨てることによりのみ達成されるからである。そのうえ、前記方法は
塩素化廃棄物の重大な発生を導き、これは環境の観点における不利益である。 意図した純度及び/又は色性能を有し、低価格の生成物を導くことができるよ
うな、分岐鎖モノカルボン酸のグリシジルエステルの改善された製造方法の必要
性は、未だあると認められる。 それゆえ、本発明の目的としては、改善された初期色、熱耐久性及び色耐久性
及び/又は高い純度を有する分岐鎖モノカルボン酸のグリシジルエステルの製造
方法であり、生成物単位あたり低いコスト価格にて達成される該方法を提供する
ことである。
【0009】 広範囲の調査及び実験により、そのような方法が驚くべきことに今般見出され
た。 したがって、本発明は、α−分岐鎖モノカルボン酸のグリシジルエステルの製
造方法であり (a)α−分岐鎖モノカルボン酸と2〜20モル超過及び好ましくは3〜20モ
ル超過のエピハロヒドリン、例えばエピクロロヒドリンのようなハロ置換モノエ
ポキシドとを、溶媒として随意に水及び水混和性溶媒並びに好ましくは水性アル
カノールの存在下で、そしてモノカルボン酸のモル量の最大45モル%、及び好
ましくは最大20モル%及びより好ましくは最大10モル%量の触媒の存在下で
、30〜110℃(及び好ましくは65〜95℃)の範囲の温度にて、0.5〜
2.5時間の間反応させ、 (b)追加のアルカリ金属ヒドロキシド又はアルカリ金属アルカノレートを、0
.9:1〜1.2:1及び好ましくは0.95:1〜1.10:1のモノカルボ
ン酸に対する総モル比まで加え、0〜80℃(好ましくは20〜70℃)で反応
させ、 (c)得られた反応混合物を蒸留し、過剰のハロ置換モノエポキシド及び溶媒並
びに形成した水を除去し、 (d)脱ハロゲン化水素(及び好ましくは脱塩化水素化)を完結させるために、
随意に残渣生成物を濃縮アルカリ金属ヒドロキシド水溶液で処理した後に、例え
ば得られたグリシジルエステルを水を用いて洗浄し、アルカリ金属ハライド塩を
除去する、 ことを含む該方法に関する。
【0010】 (d)段階の後で得られたグリシジルエステルを、さらに蒸留又は水吸収体を
使用して乾燥することができる。 本発明の方法は、バッチプロセスとしても連続プロセスとしてもいずれでも行
うことができる。本工程では、好ましくは飽和α−分岐鎖モノカルボン酸を使用
する。 (a)段階の好ましい反応時間は、0.9〜1.5時間である。 (a)段階において使用する触媒は、アルカリ金属ヒドロキシド、アルカリ金
属カーボネート、アルカリ土類ヒドロキシド、式Xn+(OR- n のアルカリ金
属又はアルカリ土類金属アルコレート、式中Xはアルカリ金属又はアルカリ土類
金属イオンを表し、RはC1 −C12アルキルを表し、nは金属イオンの価を表す
、又はアンモニウム塩及び特に式
【化3】 で表されるヒドロキシド又はハライドである、式中R1 2 及びR3 はそれぞれ
独立して1〜16個の炭素原子を有するアルキル基を表すことができ、随意に1
又はそれ以上のヒドロキシル基に置換されることができ、式中、R4 は1〜16
個の炭素原子を有するアルキル基を表し、フェニル又はベンジルであり、Yはヒ
ドロキシル又はハロゲンを表す。
【0011】 (a)段階における他の好適な塩基性触媒の群は、式
【化4】 のホスホニウムハライドにより形成される、式中、R5 、R6 、R7 及びR8
はそれぞれ独立して1価の炭化水素基を表すことができる。R5 、R6 及びR7 は、好ましくは最大25の炭素原子を有し、より好ましくは最大18の炭素原子
を有するフェニル、ブチル、オクチル、ラウリル、ヘキサデシル又はシクロヘキ
シルのようなアルキル、シクロアルキル、アリール、アラルキルである。R8
好ましくは1〜10、より好ましくは1〜4の炭素原子を有するアルキル基であ
り、そして式中Zは、塩素、臭素又はヨウ素のようなハロゲンを表す。 (a)段階における触媒としては、アルカリ金属ヒドロキシド又は1〜6の炭
素原子を有するアルカノレートが最も好ましい。
【0012】 (a)段階において使用されるアルカリ金属ヒドロキシドは、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、水酸化ルビジウム、及び水酸化セシウム
から選択することができ、水酸化ナトリウム及び水酸化カリウムがより好ましい
。(b)段階においては、比較的強いそして水溶性の金属ヒドロキシド又は金属
アルコレートのみが使用されなければならず、弱く、水溶性に乏しい金属ヒドロ
キシド又はアルコレートはあまり好ましくない。 (b)段階における特定のモル比は、段階(a)及び(b)におけるアルカリ金
属ヒドロキシド又はアルカリ金属アルカノエートの添加により構成されることが
認められるであろう。 段階(c)における「蒸留」という用語は、最初に得られる反応混合物から軽
質フラクションを除去することを意味する(当業界ではトッピングとして示され
る)。
【0013】 さらに、本発明の好ましい態様においては、段階(a)で生成するブラインは
、(b)段階に入る前に完全に又は部分的に除去される。 段階(b)及び(d)において使用されるアルカリ金属ヒドロキシド又はアル
カリ金属アルカノレートは、好ましくは水酸化ナトリウム、1〜6の炭素原子を
有するナトリウムイソプロパノレートのようなナトリウムアルカノレート、水酸
化リチウム又はリチウムアルコレートである。最も好ましくは、水酸化ナトリウ
ム又は1〜6の炭素原子を有するナトリウムアルカノレートである。 好ましくは、段階(b)において、水酸化ナトリウムは水溶液中において、1
5〜60重量%、好ましくは20〜50重量%の量にて使用される。 所望であれば、本発明の工程において、洗浄工程(d)の後に乾燥を行うこと
ができる。
【0014】 通常は、開始材料として、ネオデカン酸、2−エチルヘキサン酸又はベルサチ
ン9又は10又は13酸(ベルサチンは商標)のようなα−分岐鎖モノカルボン
酸異性体の工業的に有用な組成物のテクニカルグレードから開始した場合、分岐
鎖モノカルボン酸のグリシジルエステルの混合物が製造される。 好ましくは9〜11個の炭素原子を有するベルサチン酸を開始材料として使用
する。 本発明の工程のより好ましい態様として、段階(d)はできるだけ無水として
、すなわち高く、例えば55重量%まで濃縮された水酸化ナトリウムで行われる
ことが認められるであろう。
【0015】 驚くべきことに、本発明の方法は、非常に純粋な分岐鎖モノカルボン酸のグリ
シジルエステルを提供できることを見出した、すなわち6重量%未満及び好まし
くは5重量%未満及びより好ましくは4重量%未満の重質副生成物濃度を示し、
所望の減少した開始の色を示し、貯蔵後の改良された色耐久性を示し、そして精
製のために蒸留を行う必要がなく、そして該方法は、所望のグリシジルエステル
に関し、ハロ置換エポキシドの高い変換率及び選択性によりさらに特徴付けるこ
とができる。 特に段階(b)及び(d)において塩基の存在は、形成したグリシジルエステ
ルをあまり加水分解しないことは当業者により予想できない。 十分な量の塩基を有機溶媒中に溶解させるには、好ましくはアルカノールが使
用されるが、他方段階(a)の反応混合物内の全水含有量は、4〜13モル/モ
ル酸であると認められるであろう。
【0016】 本明細書を通じて使用される用語「アルカノール」とは、グリコールのような
ポリアルカノールはもちろんモノアルカノールをも意味する。 イソプロパノールが最も好ましいことが見出された。 本発明の方法は、より好ましくは5〜13個の炭素原子を有する、最も好まし
くは9〜11個の炭素原子を有するベルサチン酸から開始される。 段階(d)での水含有率は、形成するグリシジルエステルの加水分解を防ぐた
めできるだけ少なくしなければならないことを見出した。好ましくは高度に濃縮
されたアルカリ金属ヒドロキシド水溶液が、段階(d)において使用される。 同じ理由により、段階(b)の後の加水分解可能な塩素含有量は最小化されな
ければならない(<2500mg/kg)。高すぎるレベルは使用される塩基の
量の増加といった公知の方法又は段階(b)の反応温度の減少により、減じられ
る。
【0017】
【実施例】
下記の実施例又は比較例により本発明を例証する、しかしこの態様に対し範囲
を制限するものではない。実施例1 メカニカルスターラー、加熱ジャケット及び蒸留塔に接続した還流装置を備え
た2リットル反応器に、投入物として ベルサチン−10酸 330.0g (1.92モル) エピクロロヒドリン 709.4g (7.67モル) イソプロパノール 551.3g (9.17モル) 水 275.5g (15.31モル) を導入した。 混合物を56℃に加熱し、その後、50重量%NaOH水溶液を、31.6g
(0.39モル)のNaOHを20分以内に加えるように投入した。 45分の間に84℃に温度を増加し、反応混合物をこの温度に15分保った。
続けて反応混合物を5分以内に50℃へ冷却した。この温度にて5分以内に相分
離が起こった、その後170.8gの底相を排出した。続けて255.7gの2
4重量%NaOH水溶液を(1.53モル)を、温度を50℃に保ちながら、2
0分以内に投入した。 アルカリ投入後、混合物を50℃で40分攪拌した。
【0018】 その後、反応生成物を、水相と有機相に分離した(382.8gの水相及び1
613.8gの有機相)。 有機相を最終的な条件100ミリバール及び110℃まで蒸留し、続けて残留
物から水蒸気蒸留によりECHを除いた(最終的な条件120℃、40ミリバー
ル)。残留物(449g)は約10g/kgの加水分解可能な塩素を含有した。
これは50重量%NaOH水溶液(すなわち1.5モルのNaOH/モルの加水
分解可能な塩素)を55℃において15.0g加えることにより変換した。 この混合物を55℃で60分間攪拌した。60分後、101.1gの水を加え
、10分後に相分離が起こった。1時間放置後、120.5gの水相を排出した
【0019】 続けて、101.2gの水を使用して、再び洗浄した。10分間攪拌を続けて
そして10分間放置後、102.3gの水を排出した。 続けて、水蒸気を使用して有機相(435.5g)を取り除き、乾燥した(終
わりの条件は120℃、40ミリバール)。 続けて、高純度を有する420gのベルサチン酸のグリシジルエステル(CA
RUDURA E−10)を排出した(ベルサチン及びCARUDURAは商標
):EGC:4210ミリモル/kg、 純度=96.2%h 加水分解可能な塩素:264mg/kg 全塩素:776mg/kg 色:18Pt/Co(ASTM D1209による)。
【0020】実施例2−15及び比較例a−d 実施例1の手順を実施例2−5にて繰り返したが、段階(a)及び(b)にて
示すように変化させた。 実施例1の手順を実施例6−11にて繰り返したが、段階(a)にて示すよう
に変化させた(溶媒としてイソプロパノールを使用した)。 実施例1の手順を実施例12−13にて繰り返したが、段階(b)にて触媒を
変化させる変化をさせた。 実施例14において、段階(a)及び(b)を実施例1に比べて変化させた。 実施例15において、全ての段階(a)−(d)を実施例1に比べて変化させ
た。
【0021】実施例2 メカニカルスターラー、加熱ジャケット及び蒸留塔に接続した還流装置を備え
た250ミリリットル反応器に、段階aのための投入物として: モル g ベルサチン−10酸: 0.25 43.1 エピクロロヒドリン(ECH):1 92.5 イソプロパノール: 1.25 75 水 2.02 36.5 水中50%NaOH: 0.05 4.1 を導入した。 始めの4成分の混合物を75℃に加熱し、その後NaOH溶液を投入した。温
度を75℃で80分保ち、続けて反応混合物を5分以内に50℃へ冷却した。こ
の温度にて5分以内に相分離が起こり、その後底部水相を排出した。続けて(段
階b)0.2モルのNaOH水溶液と1.367モルの水とを加えた。このアル
カリ投入後、混合物を50℃で60分間、激しく攪拌した。その後、攪拌を停止
し、反応生成物は水相と有機相に分離した。有機相を最終的に100ミリバール
及び95℃の条件まで蒸留した。そしてこれらの圧力及び温度を保ちながら、底
部残渣を含むグリシジルエステルに20mlの水を、20分間で投入した。該残
渣をこれらの条件の下に10分間保ち、最終的に排出し及び分析した。結果は以
下に示す。
【0022】実施例3 実施例2の手順を繰り返したが、イソプロパノールを75gのメチルプロキシ
トールに置き換えた。実施例4 実施例2の手順を繰り返したが、イソプロパノールを75gのアセトンに置き
換え、そして段階(b)を70℃で95分間行った。実施例5 実施例2の手順を繰り返したが、イソプロパノールを75gのエタノールに置
き換え、そして段階(b)を70℃で95分間行った。比較例a 実施例2の手順を繰り返したが、イソプロパノール又は他の溶媒を使用しなか
った。比較例b 実施例2の手順を繰り返したが、イソプロパノールを75gのトルエンに置き
換えた。
【0023】
【表1】
【0024】実施例6 メカニカルスターラー、加熱ジャケット及び蒸留塔に接続した還流装置を備え
た250ミリリットル反応器に、段階(a)のための投入物として: モル g ベルサチン−10酸: 0.25 43.1 エピクロロヒドリン(ECH):1 92.5 イソプロパノール: 1.25 75 水 2.02 36.5 水中50%NaOH: 0.05 4.1 を導入した。 始めの4成分の混合物を75℃に加熱し、その後NaOH溶液を投入し、温度
を75℃に保った。初期のベルサチン10の濃度は1000ミリモル/kgであ
った。反応速度をベルサチン10酸及びベルサチン10酸のナトリウム塩の酸塩
基滴定によりモニターした。1.5時間後のベルサチン10酸のナトリウム塩の
残存量を下記に列記する。
【0025】実施例7 実施例6の手順を繰り返したが、0.05モルのNaOHを0.1モルのKO
Hに置き換えた。実施例8 実施例6の手順を繰り返したが、0.05モルのNaOHを0.05当量のC
aOH2に置き換えた。実施例9 実施例6の手順を繰り返したが、0.05モルのNaOHを0.005当量の
テトラメチルアンモニウムクロライドに置き換えた。実施例10 実施例6の手順を繰り返したが、0.05モルのNaOHを0.005当量の
エチルトリフェニルホスホニウムヨウ化物に置き換えた。実施例11 実施例6の手順を繰り返したが、0.05モルのNaOHを0.05当量の炭
酸ナトリウムに置き換えた。
【0026】
【表2】
【0027】実施例12 2つのバッチ(段階a)を以下のように準備した: メカニカルスターラー、加熱ジャケット及び蒸留塔に接続した還流装置を備え
た250ミリリットル反応器に、段階(a)のための投入物として モル g ベルサチン10酸: 0.25 43.1 エピクロロヒドリン(ECH):1.00 92.5 イソプロパノール: 1.25 75 水 2.02 38.5 水中50%NaOH: 0.05 4.1 を導入した。 始めの4成分の混合物を75℃に加熱し、その後NaOH溶液を投入した。温
度を75℃で80分保ち、そして反応混合物を50℃へ5分以内に冷却した。こ
の温度にて相分離が起こり、その後、底部水相を排出した。2つのバッチの有機
相を混合し、収量は459.6g混合物HCであった。 続けて、上記反応器中で(段階b)、76.6gのHC混合物を50℃に加熱
し、0.067モルのNaOHと8gの水とを加えた。この投入後、混合物を5
0℃で60分間激しく攪拌した。その後、攪拌を止め、そして反応生成物は水相
と有機相に分離した。水相を除去し、有機相を100ミリバールかつ95℃の条
件まで蒸留した。そしてこれらの圧力及び温度を保ちながら、底部残渣を含むグ
リシジルエステルに10mlの水を、20分間で投入した。該残渣をこれらの条
件の下に10分間保ち、最終的に排出し及び分析した。 実施例13 実施例12の手順を繰り返したが、0.067当量のCaOH2 をNaOHの
代わりに使用した。比較例c 実施例12の手順を繰り返したが、0.067当量のNa2 CO3 をNaOH
の代わりに使用した。
【0028】
【表3】
【0029】比較例d 実施例2の手順を繰り返したが、ベルサチン10酸を0.25モルのn−デカ
ン酸に置き換えた。さらに段階bの温度を2.5時間の間0℃、続けて18時間
室温とした。実施例14 実施例2の手順を繰り返したが、ベルサチン10酸を0.25モルの2−エチ
ルヘキサン酸により置き換えた。さらに段階bの温度を2.5時間の間0℃、続
けて18時間室温とした。さらに有機相を120ミリバールかつ95℃の条件ま
で蒸留した。そしてこれらの圧力及び温度を保ちながら、底部残渣を含むグリシ
ジルエステルに40mlの水を、30分間で投入した。
【0030】
【表4】
【0031】実施例15 メカニカルスターラー、加熱ジャケット及び蒸留塔に接続した還流装置を備え
た反応器に、下記の割合で投入物として導入した: モル ベルサチン10酸: 1 エピクロロヒドリン(ECH): 4.04 イソプロパノール: 3.65 グリシドール* (Glycidol): 0.049 イソプロピルグリシジルエステル* : 0.063 水 9.93 NaOH(水中50%) 1.016 (*グリシドール及びイソプロピルグリシジルエステルは該工程の最終的なリサ
イクル流においてリサイクルされることができる副生成物である) 最初の6成分の混合物を42℃に加熱し、その後NaOH溶液の20%を20
分間で投入した(段階a)、そして反応器の温度を76℃に120分間で増加さ
せた。 続けて、反応混合物を50℃へ冷却し、残りのNaOHを2時間で加えた(段
階b)。このアルカリ投入後、混合物を35分間、50℃に保った。その後攪拌
を止め、反応生成物は水相と有機相に分離した。 それから有機相を100ミリバールかつ114℃の条件まで蒸留し、イソプロ
パノールと混合物のECH部分を除去した。水蒸気除去段階及び窒素除去により
残りのECH及び水を除去した(後者の蒸留流に含まれるグリシドールは、相分
離により除去され、そして蒸留された有機流体は次のバッチにてリサイクルした
)。
【0032】 いわゆる脱塩化水素化後工程は、ベルサチン10投入物1モルあたり0.07
5モルNaOHを使用して、そして反応時間60分で行った。このあと水を使用
した2回の洗浄工程と、最初の水とそれから窒素を使用した蒸留段階を行った。 市販入手できるグリシジルエステルと比べた最終生成物の性質を以下に示す。
【0033】
【表5】
【0034】実施例16及び17 以後CARDURA E10Pと称する実施例15において製造したグリシジ
ルエステルの試料を、市販のCARDURA E10と比較した: A.アクリル酸(ACE−付加物)とメタクリル酸(MACE−付加物)との付
加物をベースとするCARDURA E10P アクリル酸(ACE−付加物)とメタクリル酸(MACE−付加物)とのCA
RDURAの付加物は、ヒドロキシル官能性(メタ)アクリルポリマーを配合す
るのに使用されるアクリルモノマーである。CARDURA E10と比べ、C
ARDURA E10Pの高いエポキシ基含有率を保証するために、(メタ)ア
クリル酸の量を増加させ、等モルを維持する。CARDURA E10Pの使用
は、反応時間と結果として生じる生成物の色を減少させる。
【0035】
【表6】
【0036】
【表7】
【0037】 等モル量のCARDURA及び(メタ)アクリル酸と、(CARDURAの重
量から計算して185ppmの)DABCO T9及び4−メトキシフェノール
とともに、反応器に充填する。 反応は(ラジカル抑制剤のリサイクルのため)空気流下で行う。 反応器充填物を一定の攪拌下で約80℃にゆっくり加熱し、発熱反応が開始し
、温度は約100℃まで増加する。 反応器充填物を、エポキシ基含有率30meq/kg未満が反応するまで、1
00℃に維持する。反応混合物を室温まで冷却する。
【0038】
【表8】
【0039】
【表9】
【0040】 B.自動車再仕上げクリアーコート用基材固形アクリルポリマーにおける、CA
RDURA E10Pの使用
【0041】
【表10】
【0042】 反応器を窒素を使用してフラッシュし、初期の反応器充填物を140℃に加熱
した。 開始剤を含むモノマー混合物を、この温度にて4時間で、ポンプを介して反応
器に徐々に加えた。 追加の開始剤を140℃にて、さらに2時間の間に反応器に供給した。 最終的に、ポリマーを冷却し、酢酸ブチルで約60%の固形分含有率に希釈す
る。
【0043】
【表11】
【0044】 C.ポリエステルLR−32中でのCARDURA E10Pの使用 ポリエステルLR−32は、低温(<80℃)で脂肪族又は芳香族ポリ−イソ
シアネートと架橋する高いヒドロキシル含有率を有する。 ポリエステル製造において使用するCARDURA E10Pの量は、その高
いEGCを保証するために、CARDURA E10と比べわずかに減少する。
CARDURA E10Pを使用する場合、堅実な分子量及び粘度を得るために
、少量のイソフタル酸のパーセントは連鎖調整剤としての安息香酸により置き換
えられる。 CARDURA E10Pを使用してポリエステルの製造する場合、色の重大
な減少が観察される。
【0045】
【表12】
【0046】 反応器への該3成分は窒素流とともにパージする。5重量部のキシレンを加え
る。反応器充填物を240℃に加熱する。150℃付近で発熱が開始し、温度は
200℃以上に上がる。 240℃に反応器を加熱し、酸価6−8mgKOH/gの樹脂が得られるまで
維持し、それには約3時間を要する。 反応を停止させ、樹脂をキシレンを用いて固形分含有率65%まで希釈する。
【0047】
【表13】
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年8月26日(2000.8.26)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD ,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL, PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,S L,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 デニス・マリー・チャールズ・ヘイマンズ オランダ国 エヌエル−1031 シーエム アムステルダム バトホイスウエヒ 3 Fターム(参考) 4C048 BB13 CC01 UU05 XX02 4H039 CA42 CD10 CD20

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 α−分岐鎖モノカルボン酸のグリシジルエステルの製造方法
    であり、 (a)α−分岐鎖モノカルボン酸と2〜20モル超過のエピハロヒドリン(例え
    ばエピクロロヒドリン)のようなハロ置換モノエポキシドとを、水及び水混和性
    溶媒、並びにモノカルボン酸のモル量の最大45モル%の触媒の存在下で、30
    〜110の範囲の温度にて、0.5〜2.5時間の間、反応させ、 (b)追加のアルカリ金属ヒドロキシド又はアルカリ金属アルカノレートを、0
    .9:1〜1.2:1及び好ましくは0.95:1〜1.10:1の範囲のモノ
    カルボン酸に対するモル比まで加え、そして0〜80℃の温度で反応させ、 (c)得られた反応混合物を蒸留し、過剰のハロ置換モノエポキシド及び溶媒並
    びに形成した水を除去し、 (d)脱ハロゲン化水素化(及び好ましくは脱塩化水素化)を完結させるために
    、随意に残渣生成物を濃縮水性アルカリ金属ヒドロキシド又はアルカリ金属アル
    コレート水溶液で処理した後に、アルカリ金属ハライド塩を、例えば得られたグ
    リシジルエステルを水を用いて洗浄し、除去する、 ことを含む該方法。
  2. 【請求項2】 (a)α−分岐鎖モノカルボン酸と2〜20モル超過のエピ
    ハロヒドリン、例えばエピクロロヒドリンのようなハロ置換モノエポキシドとを
    、溶媒としてアルカノール及び水の存在下で、並びにモノカルボン酸のモル量の
    最大30モル%の量の塩基性触媒の存在下で、50〜100℃の範囲の温度にて
    、0.8〜2.5時間の間反応させ、 (b)追加のアルカリ金属ヒドロキシドを、モノカルボン酸に対し約等モルまで
    の量を加え、そして40〜80℃の温度で反応させ、 (c)得られた反応混合物蒸留し、過剰のハロ置換モノエポキシド及び第二アル
    コール溶媒並びに形成した水を除去し、 (d)脱ハロゲン化水素(及び好ましくは脱塩化水素化)を完結させるために、
    随意に残渣生成物を濃縮アルカリ金属ヒドロキシド水溶液で処理した後に、アル
    カリ金属ハライド塩を、例えば得られたグリシジルエステルを水を用いて洗浄し
    、アルカリ金属ハライド塩を除去する、 ことを含むことを特徴とする、請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 段階(a)で使用される塩基性触媒が、アルカリ金属ヒドロ
    キシド、アルカリ金属カーボネート、炭酸水素アルカリ金属又はアルカリ金属ア
    ルカノレートであることを特徴とする、請求項1の方法。
  4. 【請求項4】 該塩基性触媒が水酸化ナトリウム又は水酸化カリウムである
    ことを特徴とする、請求項3の方法。
  5. 【請求項5】 段階(b)において、水酸化ナトリウム又は1〜6個の炭素
    原子を有するナトリウムアルカノレートを使用することを特徴とする、請求項1
    〜4の方法。
  6. 【請求項6】 塩基性触媒がモノカルボン酸のモル量の約20モル%の量で
    存在することを特徴とする、請求項1〜5の方法。
  7. 【請求項7】 段階(a)を65〜95℃の温度範囲で0.9〜1.5時間
    の範囲の期間で行うことを特徴とする、請求項1〜5の方法。
  8. 【請求項8】 反応段階(b)を20〜70℃の温度範囲で行うことを特徴
    とする、請求項1〜7の方法。
  9. 【請求項9】 該水混和性溶媒がイソプロパノールである請求項1の方法。
  10. 【請求項10】 段階(a)における反応混合物中の水の総含有量が4〜1
    3モル/モルであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  11. 【請求項11】 飽和α−分岐鎖カルボン酸を開始材料として使用する請求
    項1〜10の方法。
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