JP2002523340A - コンシステンシー付与剤としての水性ワックス分散液の使用 - Google Patents

コンシステンシー付与剤としての水性ワックス分散液の使用

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JP2002523340A JP2000565833A JP2000565833A JP2002523340A JP 2002523340 A JP2002523340 A JP 2002523340A JP 2000565833 A JP2000565833 A JP 2000565833A JP 2000565833 A JP2000565833 A JP 2000565833A JP 2002523340 A JP2002523340 A JP 2002523340A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、o/wエマルジョンを低温で製造するためのコンシステンシー付与剤としての、(a)ワックス、および(b)乳化剤を含有する水性分散液の使用に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、化粧品エマルジョンに関し、とりわけコンシステンシー付与剤とし
てのワックス分散液の使用に関する。
【0002】 (背景技術) 今日、粒子の細かい、化粧品として美しいエマルジョンが、PIT法によって
しばしば製造されている。この方法においては、エマルジョンの成分をまず転相
温度よりも高い温度に加熱し、次いでゆっくりと冷却する。この方法には時間と
エネルギーを要するので、いわゆる低温法によって同様のエマルジョンを製造す
ることが望ましいのは明らかである。エマルジョンの液体成分を低温状態で混ぜ
合わせることは原則的には当然可能であるが、これにはPIT法と比べて多くの
不都合が伴う。すなわち、エマルジョンは通例、より粗く、短時間で分離し(特
に高温において)、とりわけ感覚的性質が好ましくない(すなわち、内容のない
感じがする)。既知のコンシステンシー付与剤、例えば脂肪アルコールまたは部
分グリセリドを「低温製造」エマルジョンに加えても、例えばPIT法によって
もたらされるほど高い粘度を達成することができず、エマルジョンの不安定化も
起こしてしまう。
【0003】 (発明の開示) (発明が解決しようとする技術的課題) 本発明の課題は、粒子が細かく、貯蔵安定性であり、熱安定性であり、充分高
い粘度を有し、快い感覚的性質を有するo/wエマルジョンを低温法で製造する
方法を見出すことである。
【0004】 (その解決方法) 本発明は、o/wエマルジョンを低温で製造するためのコンシステンシー付与
剤としての、 (a)ワックス、および (b)乳化剤 を含有する水性分散液の使用に関する。
【0005】 ワックス 適当なワックスの例を次に挙げる:アルキレングリコールエステル;脂肪酸ア
ルカノールアミド;部分グリセリド;多塩基性の、場合によりヒドロキシ置換し
たカルボン酸と、炭素数6〜22の脂肪アルコールとのエステル;脂肪化合物、
例えば脂肪アルコール、脂肪ケトン、脂肪アルデヒド、脂肪エーテルおよび脂肪
カーボネート;炭素数12〜22の脂肪アルコールおよび/または炭素数2〜1
5/ヒドロキシル基数2〜10のポリオールによる、炭素数12〜22のオレフ
ィンエポキシドの開環生成物;並びにそれらの混合物。
【0006】 ・アルキレングリコールエステル アルキレングリコールエステルは通例、式(I): RCO(OA)OR (I) [式中、RCOは炭素数6〜22の直鎖または分枝状、飽和または不飽和のア
シル基であり、Rは水素またはRCOと同意義であり、Aは炭素数2〜4の
直鎖または分枝状アルキレン基であり、nは1〜5の数である。] で示されるアルキレングリコールモノエステルおよび/またはジエステルである
【0007】 その例は、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコー
ル、ジプロピレングリコール、トリエチレングリコールまたはテトラエチレング
リコールと、炭素数6〜22(好ましくは12〜18)の脂肪酸、例えばカプロ
ン酸、カプリル酸、2−エチルヘキサン酸、カプリン酸、ラウリン酸、イソトリ
デカン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、パルミトレイン酸、ステアリン酸、イ
ソステアリン酸、オレイン酸、エライジン酸、ペトロセリン酸、リノール酸、リ
ノレン酸、エレオステアリン酸、アラキン酸、ガドレイン酸、ベヘン酸、エルカ
酸、およびそれらの工業用混合物との、モノエステルおよび/またはジエステル
である。エチレングリコールモノステアレートおよび/またはジステアレートが
特に好ましい。
【0008】 ・脂肪酸アルカノールアミド ワックスとして適当な脂肪酸アルカノールアミドは、式(II): RCO−NR−B−OH (II) [式中、RCOは炭素数6〜22の直鎖または分枝状、飽和または不飽和のア
シル基であり、Rは水素、または場合によりヒドロキシ置換した、炭素数1〜
4のアルキル基であり、Bは炭素数1〜4の直鎖または分枝状アルキレン基であ
る。] で示される。
【0009】 その例は、エタノールアミン、メチルエタノールアミン、ジエタノールアミン
、プロパノールアミン、メチルプロパノールアミン、ジプロパノールアミン、お
よびそれらの混合物と、カプロン酸、カプリル酸、2−エチルヘキサン酸、カプ
リン酸、ラウリン酸、イソトリデカン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、パルミ
トレイン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、エライジン酸、ペ
トロセリン酸、リノール酸、リノレン酸、エレオステアリン酸、アラキン酸、ガ
ドレイン酸、ベヘン酸、エルカ酸、およびそれらの工業用混合物との縮合生成物
である。ステアリン酸エタノールアミドが特に好ましい。
【0010】 ・部分グリセリド ワックスの性質を有する部分グリセリドは、脂肪酸、すなわち例えばカプロン
酸、カプリル酸、2−エチルヘキサン酸、カプリン酸、ラウリン酸、イソトリデ
カン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、パルミトレイン酸、ステアリン酸、イソ
ステアリン酸、オレイン酸、エライジン酸、ペトロセリン酸、リノール酸、リノ
レン酸、エレオステアリン酸、アラキン酸、ガドレイン酸、ベヘン酸、エルカ酸
、およびそれらの工業用混合物の、グリセロールモノエステルおよび/またはジ
エステルである。
【0011】 そのような部分グリセリドは、式(III):
【化1】 [式中、RCOは炭素数6〜22の直鎖または分枝状アシル基であり、R
よびRはそれぞれ、水素であるか、またはRCOと同意義であり、x、y、
zの合計は0または1〜30の数であり、Xはアルカリ金属またはアルカリ土類
金属であり、ただし、2個の置換基RおよびRの少なくとも一方は水素であ
る。] で示される。
【0012】 その例は、ラウリン酸モノグリセリド、ラウリン酸ジグリセリド、ヤシ油脂肪
酸モノグリセリド、ヤシ油脂肪酸トリグリセリド、パルミチン酸モノグリセリド
、パルミチン酸トリグリセリド、ステアリン酸モノグリセリド、ステアリン酸ジ
グリセリド、イソステアリン酸モノグリセリド、イソステアリン酸ジグリセリド
、オレイン酸モノグリセリド、オレイン酸ジグリセリド、獣脂脂肪酸モノグリセ
リド、獣脂脂肪酸ジグリセリド、ベヘン酸モノグリセリド、ベヘン酸ジグリセリ
ド、エルカ酸モノグリセリド、エルカ酸ジグリセリド、およびそれらの工業用混
合物(製法に由来してトリグリセリドも少量含有し得る)である。
【0013】 ・多塩基性カルボン酸およびヒドロキシカルボン酸エステル 他の適当なワックスは、多塩基性の、場合によりヒドロキシ置換したカルボン
酸と、炭素数6〜22の脂肪アルコールとのエステルである。そのようなエステ
ルの酸成分は、例えば、マロン酸、マレイン酸、フマル酸、アジピン酸、セバシ
ン酸、アゼライン酸、ドデカン二酸、フタル酸、イソフタル酸、特にコハク酸、
リンゴ酸、クエン酸、とりわけ酒石酸、およびそれらの混合物から選択し得る。
【0014】 脂肪アルコールは、アルキル鎖の炭素数が6〜22、好ましくは12〜18、
より好ましくは16〜18である。その例は、カプロンアルコール、カプリルア
ルコール、2−エチルヘキシルアルコール、カプリンアルコール、ラウリルアル
コール、イソトリデシルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール
、パルミトレイルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコー
ル、オレイルアルコール、エライジルアルコール、ペトロセリニルアルコール、
リノリルアルコール、リノレニルアルコール、エレオステアリルアルコール、ア
ラキルアルコール、ガドレイルアルコール、ベヘニルアルコール、エルシルアル
コール、ブラシジルアルコールおよびそれらの工業用混合物である。
【0015】 エステルは完全エステルまたは部分エステルであり得る。カルボン酸またはヒ
ドロキシカルボン酸のモノエステルおよび特にジエステルを使用することが好ま
しい。その例は、コハク酸モノ−およびジラウリルエステル、コハク酸モノ−お
よびジセテアリルエステル、コハク酸モノ−およびジステアリルエステル、酒石
酸モノ−およびジラウリルエステル、酒石酸モノ−およびジヤシ油アルキルエス
テル、酒石酸モノ−およびジセテアリルエステル、クエン酸モノ−、ジ−および
トリラウリルエステル、クエン酸モノ−、ジ−およびトリヤシ油アルキルエステ
ル、クエン酸モノ−、ジ−およびトリセテアリルエステルである。
【0016】 ・脂肪アルコール 他のワックスは、式(IV): ROH (IV) [式中、Rは炭素数16〜48、好ましくは18〜22の直鎖アルキル基であ
る。] で示される長鎖脂肪アルコールである。そのような物質は通例、植物性もしくは
動物性の脂肪酸に由来するか、または長鎖パラフィンの酸化生成物である。
【0017】 ・脂肪ケトン 成分(a)として適当な脂肪ケトンは、好ましくは、式(V): R−CO−R10 (V) [式中、RおよびR10はそれぞれ、炭素数1〜22のアルキルおよび/また
はアルケニル基であり、ただし、RおよびR10の総炭素数は少なくとも24
、好ましくは32〜48である。] で示される。
【0018】 このようなケトンは既知の方法で、例えば対応する脂肪酸マグネシウム塩を熱
分解することによって合成し得る。ケトンは対称または非対称であり得るが、好
ましくは2個の置換基RおよびR10は鎖長の差が炭素原子1個分までであり
、炭素数16〜22の脂肪酸から誘導する。ステアロンが特に有利な性能を示す
【0019】 ・脂肪アルデヒド ワックスとして適当な脂肪アルデヒドは、式(VI): R11COH (VI) [式中、R11COは炭素数16〜48、好ましくは18〜22の、直鎖または
分枝状アシル基である。] で示される。
【0020】 ・脂肪エーテル 他の適当なワックスは、式(VII): R12−O−R13 (VII) [式中、R12およびR13はそれぞれ、炭素数1〜22のアルキルおよび/ま
たはアルケニル基であり、ただし、R12およびR13の総炭素数は少なくとも
24、好ましくは32〜48である。] で示される脂肪エーテルである。
【0021】 上記のような脂肪エーテルは通例、対応する脂肪アルコールの酸縮合によって
合成する。炭素数16〜22の脂肪アルコール、例えばセチルアルコール、セテ
アリルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、オレイ
ルアルコール、ベヘニルアルコール、および/またはエルシルアルコールの縮合
によって、特に有利な性質を有する脂肪エーテルが得られる。
【0022】 ・脂肪カーボネート 式(VIII): R14O−CO−OR15 (VIII) [式中、R14およびR15はそれぞれ、炭素数1〜22のアルキルおよび/ま
たはアルケニル基であり、ただし、R14およびR15の総炭素数は少なくとも
24、好ましくは32〜48である。] で示される脂肪カーボネートから成分(a)を選択してもよい。
【0023】 このような物質は既知の方法により、対応する脂肪アルコールで、例えば炭酸
ジメチルまたは炭酸ジエチルをエステル交換することによって得られる。従って
、脂肪カーボネートは対称または非対称であり得る。R14およびR15が同じ
基で、炭素数16〜22のアルキル基であるカーボネートを使用することが好ま
しい。セチルアルコール、セテアリルアルコール、ステアリルアルコール、イソ
ステアリルアルコール、オレイルアルコール、ベヘニルアルコール、および/ま
たはエルシルアルコールによる炭酸ジメチルまたは炭酸ジエチルのエステル交換
生成物であって、モノエステル、ジエステル、およびそれらの工業用混合物の形
態のものが、特に好ましい。
【0024】 ・脂肪酸 他の適当なワックスは、式(IX): R16CO−OH (IX) [式中、R16COは炭素数16〜24の直鎖または分枝状の、場合によりヒド
ロキシ官能化したアシル基である。] で示される脂肪酸である。パルミチン酸、ステアリン酸、ヒドロキシステアリン
酸、および特にベヘン酸を使用することが好ましい。
【0025】 ・エポキシド開環生成物 エポキシド開環生成物は既知の物質であり、通例、末端または非末端オレフィ
ンエポキシドと脂肪族アルコールとの酸触媒反応によって得られる。そのような
反応生成物は、好ましくは、式(X):
【化2】 [式中、R17およびR18は水素または炭素数10〜20のアルキル基であり
、ただし、R17およびR18の総炭素数は10〜20であり、R19は炭素数
12〜22のアルキルおよび/またはアルケニル基、および/または炭素数2〜
15/ヒドロキシル基数2〜10のポリオールの残基である。] で示される。
【0026】 その例は、α−ドデセンエポキシド、α−ヘキサデセンエポキシド、α−オク
タデセンエポキシド、α−エイコセンエポキシド、α−ドコセンエポキシド、i
−ドデセンエポキシド、i−ヘキサデセンエポキシド、i−オクタデセンエポキ
シド、i−エイコセンエポキシドおよび/またはi−ドコセンエポキシドの、ラ
ウリルアルコール、ヤシ油脂肪アルコール、ミリスチルアルコール、セチルアル
コール、セテアリルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコ
ール、オレイルアルコール、エライジルアルコール、ペトロセリニルアルコール
、リノリルアルコール、リノレニルアルコール、ベヘニルアルコールおよび/ま
たはエルシルアルコールによる開環生成物である。炭素数16〜18の脂肪アル
コールによる、ヘキサ−および/またはオクタデセンエポキシドの開環生成物を
使用することが好ましい。
【0027】 開環反応において脂肪アルコールの代わりにポリオールを使用する場合、ポリ
オールは例えば次のような物質から選択する:グリセロール;アルキレングリコ
ール、例えばエチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ブチレングリコール、ヘキシレングリコールおよび平均分子量100〜10
00ダルトンのポリエチレングリコール;自己縮合度1.5〜10の工業用オリ
ゴグリセロール混合物、例えばジグリセロール含量40〜50重量%の工業用ジ
グリセロール混合物;メチロール化合物、例えばとりわけ、トリメチロールエタ
ン、トリメチロールプロパン、トリメチロールブタン、ペンタエリスリトールお
よびジペンタエリスリトール;低級アルキルグルコシド(特に、アルキル鎖の炭
素数1〜8のもの)、例えばメチルおよびブチルグルコシド;炭素数5〜12の
糖アルコール、例えばソルビトールまたはマンニトール;炭素数5〜12の糖、
例えばグルコースまたはスクロース;アミノ糖、例えばグルカミド。
【0028】 乳化剤 適当な乳化剤の例は、下記群の少なくとも一つから選択するノニオン性界面活
性剤である: (1)炭素数8〜22の直鎖脂肪アルコール、炭素数12〜22の脂肪酸、およ
びアルキル基の炭素数8〜15のアルキルフェノールの、エチレンオキシド2〜
30モルおよび/またはプロピレンオキシド0〜5モル付加物; (2)グリセロールのエチレンオキシド1〜30モル付加物の、C12/18脂肪酸
モノエステルおよびジエステル; (3)飽和および不飽和C6-22脂肪酸の、グリセロールモノエステルおよびジエ
ステル、およびソルビタンモノエステルおよびジエステル、並びにそれらのエチ
レンオキシド付加物; (4)アルキル基の炭素数8〜22のアルキルモノ−およびオリゴグリコシド、
並びにそれらのエトキシル化類似体; (5)ヒマシ油および/または水素化ヒマシ油のエチレンオキシド15〜60モ
ル付加物; (6)ポリオールエステルおよびとりわけポリグリセロールエステル、例えばポ
リグリセロールポリリシノレート、ポリグリセロールポリ−12−ヒドロキシス
テアレート、およびポリグリセロールダイメレート。複数の上記群の化合物の混
合物も適当である;
【0029】 (7)ヒマシ油および/または水素化ヒマシ油のエチレンオキシド2〜15モル
付加物; (8)直鎖、分枝状、不飽和または飽和C6/22脂肪酸、リシノール酸および12
−ヒドロキシステアリン酸と、グリセロール、ポリグリセロール、ペンタエリス
リトール、ジペンタエリスリトール、糖アルコール(例えばソルビトール)、アル
キルグルコシド(例えばメチルグルコシド、ブチルグルコシド、ラウリルグルコ
シド)およびポリグルコシド(例えばセルロース)との、部分エステル; (9) モノ−、ジ−およびトリアルキルホスフェート、およびモノ−、ジ−お
よび/またはトリ−PEG−アルキルホスフェート、並びにそれらの塩; (10)羊毛ワックスアルコール; (11)ポリシロキサン/ポリアルキルポリエーテルコポリマーおよび対応する
誘導体; (12)DE−PS1165574による、ペンタエリスリトール、脂肪酸、ク
エン酸および脂肪アルコールの混合エステル、および/または炭素数6〜22の
脂肪酸、メチルグルコースおよびポリオール(好ましくはグリセロールまたはポ
リグリセロール)の混合エステル;並びに (13)ポリアルキレングリコール。
【0030】 脂肪アルコール、脂肪酸、アルキルフェノール、グリセロール脂肪酸モノエス
テルおよびジエステル、ソルビタン脂肪酸モノエステルおよびジエステル、また
はヒマシ油の、エチレンオキシドおよび/またはプロピレンオキシド付加物は、
既知の市販生成物である。それらは同族体混合物であって、その平均アルコキシ
ル化度は、付加反応を行う基質化合物とエチレンオキシドおよび/またはプロピ
レンオキシドとの量比に対応する。グリセロールのエチレンオキシド付加物のC 12/18 脂肪酸モノエステルおよびジエステルは、DE−PS2024051によ
り、化粧品製剤用の再脂肪化剤として知られている。
【0031】 C8/18アルキルモノ−およびオリゴグリコシド、その製法並びに界面活性剤と
してのその使用は、従来知られている。そのようなグリコシドは、とりわけ、グ
ルコースまたはオリゴ糖と、第一級C8-18アルコールとの反応によって製造する
。グリコシド単位に関しては、環状糖単位1個が脂肪アルコールにグリコシド結
合によって結合したモノグリコシド、およびオリゴマー化度が好ましくは約8ま
でのオリゴグリコシドのいずれも適当である。オリゴマー化度は、そのような工
業用生成物の同族体分布の統計学的平均値である。
【0032】 他の適当な乳化剤は、アニオン性界面活性剤、例えば、石鹸、アルキルベンゼ
ンスルホネート、アルカンスルホネート、オレフィンスルホネート、アルキルエ
ーテルスルホネート、グリセロールエーテルスルホネート、α−メチルエステル
スルホネート、スルホ脂肪酸、アルキルスルフェート、脂肪アルコールエーテル
スルフェート、グリセロールエーテルスルフェート、ヒドロキシ混合エーテルス
ルフェート、モノグリセリド(エーテル)スルフェート、脂肪酸アミド(エーテル)
スルフェート、モノおよびジアルキルスルホスクシネート、モノおよびジアルキ
ルスルホスクシナメート、スルホトリグリセリド、アミド石鹸、エーテルカルボ
ン酸およびその塩、脂肪酸イセチオネート、脂肪酸サルコシネート、脂肪酸タウ
リド、N−アシルアミノ酸、例えばアシルラクチレート、アシルタートレート、
アシルグルタメートおよびアシルアスパルテート、アルキルオリゴグルコシドス
ルフェート、タンパク質脂肪酸縮合物(特に、小麦系植物性の生成物)、並びにア
ルキル(エーテル)ホスフェートである。アニオン性界面活性剤がポリグリコール
エーテル鎖を有する場合、通常の同族体分布を有し得るが、狭い同族体分布を有
することが好ましい。アルキル基の炭素数が12〜18で、エチレンオキシド単
位2〜5個を有するアルキルエーテルスルフェート、および炭素数12〜18の
脂肪酸から誘導した脂肪酸モノグリセリドスルフェートを使用することが好まし
い。
【0033】 乳化剤として、双性イオン性界面活性剤を使用してもよい。双性イオン性界面
活性剤は、分子中に少なくとも1個の第四級アンモニウム基および少なくとも1
個のカルボキシレートおよびスルホネート基を有する界面活性化合物である。特
に適当な双性イオン性界面活性剤は、いわゆるベタイン、例えば、アルキルまた
はアシル基の炭素数8〜18の、N−アルキル−N,N−ジメチルアンモニウム
グリシネート(例えばヤシ油アルキルジメチルアンモニウムグリシネート)、N−
アシルアミノプロピル−N,N−ジメチルアンモニウムグリシネート(例えばヤシ
油アシルアミノプロピルジメチルアンモニウムグリシネート)、および2−アル
キル−3−カルボキシメチル−3−ヒドロキシエチルイミダゾリン、並びにヤシ
油アシルアミノエチルヒドロキシエチルカルボキシメチルグリシネートである。
CTFA名ココアミドプロピルベタイン(Cocoamidopropyl Betaine)として既
知の脂肪酸アミド誘導体が、特に好ましい。
【0034】 両性界面活性剤も、適当な乳化剤である。両性界面活性剤は、分子中に、C8/ 18 アルキルまたはアシル基に加えて、少なくとも1個の遊離アミノ基および少な
くとも1個の−COOHまたは−SO3H基を有する界面活性化合物で、分子内
塩を形成し得る。適当な両性界面活性剤の例は、アルキル基の炭素数約8〜18
の、N−アルキルグリシン、N−アルキルプロピオン酸、N−アルキルアミノ酪
酸、N−アルキルイミノジプロピオン酸、N−ヒドロキシエチル−N−アルキル
アミドプロピルグリシン、N−アルキルタウリン、N−アルキルサルコシン、2
−アルキルアミノプロピオン酸およびアルキルアミノ酢酸である。特に好ましい
両性界面活性剤は、N−ヤシ油アルキルアミノプロピオネート、ヤシ油アシルア
ミノエチルアミノプロピオネート、およびC12/18アシルサルコシンである。両
性乳化剤のほか、第四級乳化剤を使用してもよく、エステルクォート(esterqua
t)型のもの(好ましくはメチル第四級化ジ脂肪酸トリエタノールアミンエステ
ル塩)が特に好ましい。
【0035】 ワックス分散液および/またはo/wエマルジョン 本発明に従って使用するワックス分散液は、 (a)ワックス1〜50重量%、とりわけ10〜30重量%、および (b)乳化剤1〜90重量%、とりわけ5〜50重量% を、水および場合によりポリオールと合わせて100重量%となるように含有す
ることが好ましい。最終分散液を通例、エマルジョンに対して1〜15重量%、
とりわけ5〜10重量%の量で使用する。分散液の製造は、既知の方法で行うこ
とができ、重要な事項ではない。この製法は通例、乳化剤の水溶液を投入し、そ
れをワックスの融点を越える温度に加熱し、溶融ワックスを加え、強い剪断力を
加えながら混合物を冷却することを含んで成る。所望のo/wエマルジョンを製
造するには、低温、すなわち約18〜25℃の温度でワックス分散液を混ぜ込め
ばよい。
【0036】 工業的適用 本発明に従って低温法により得られる粘性のo/wエマルジョンは、高温で貯
蔵した場合も安定性が高い。本発明のエマルジョンは、更なる助剤および添加剤
として、穏やかな界面活性剤、油成分、過脂肪剤、安定剤、増粘剤、ポリマー、
シリコーン化合物、生体由来物質、脱臭剤、フケ防止剤、フィルム形成剤、防腐
剤、ヒドロトロープ、可溶化剤、抗酸化剤、防虫剤、日焼け剤、香油、色素等を
含有し得る。本発明の好ましい一態様においては、o/wエマルジョンは日焼け
止めエマルジョンであり、これは通例、UV保護剤を含有する。
【0037】 適当な穏やかな(すなわち皮膚科学的に適合性の)界面活性剤の例は、脂肪ア
ルコールポリグリコールエーテルスルフェート、モノグリセリドスルフェート、
モノ−および/またはジアルキルスルホスクシネート、脂肪酸イセチオネート、
脂肪酸サルコシネート、脂肪酸タウリド、脂肪酸グルタメート、エーテルカルボ
ン酸、アルキルオリゴグルコシド、脂肪酸グルカミド、アルキルアミドベタイン
、および/またはタンパク質脂肪酸縮合物(好ましくは小麦タンパク質由来のも
の)である。
【0038】 適当な油成分の例は、C6-18(好ましくはC8-10)脂肪アルコールから誘導し
たゲルベアルコール、直鎖C6-22脂肪酸と直鎖C6-22脂肪アルコールとのエステ
ル、分枝状C6-13カルボン酸と直鎖C6-22脂肪アルコールとのエステル、直鎖C 6-22 脂肪酸と分枝状アルコール(とりわけ2−エチルヘキサノール)とのエステ
ル、ヒドロキシカルボン酸と直鎖または分枝状C6-22脂肪アルコールとのエステ
ル(とりわけジオクチルマレート)、直鎖および/または分枝状脂肪酸と多価ア
ルコール(例えば、プロピレングリコール、二量体ジオールまたは三量体トリオ
ール)および/またはゲルベアルコールとのエステル、C6-10脂肪酸トリグリセ
リド、C6-18脂肪酸の液体モノ−/ジ−/トリグリセリド混合物、C6-22脂肪ア
ルコールおよび/またはゲルベアルコールと芳香族カルボン酸(とりわけ安息香
酸)とのエステル、C2-12ジカルボン酸と直鎖もしくは分枝状C1-22アルコール
またはヒドロキシル基数2〜6のC2-10ポリオールとのエステル、植物油、分枝
状第一級アルコール、置換シクロヘキサン、直鎖および分枝状C6-22脂肪アルコ
ールカーボネート、ゲルベカーボネート、安息香酸と直鎖および/または分枝状
6-22アルコールとのエステル[例えばFinsolv(商標)TN]、直鎖もしくは分
枝状の対称もしくは非対称ジアルキルエーテル(各アルキル基の炭素数6〜22
)、エポキシ化脂肪酸エステルのポリオールによる開環生成物、シリコーン油、
および/または脂肪族もしくはナフテン族炭化水素である。
【0039】 過脂肪剤は、例えば、ラノリン、レシチン、ポリエトキシル化もしくはアシル
化ラノリンおよびレシチン誘導体、ポリオール脂肪酸エステル、モノグリセリド
、および脂肪酸アルカノールアミドのような物質から選択し得る。脂肪酸アルカ
ノールアミドは、泡安定剤としても機能する。
【0040】 適当な増粘剤の例は、多糖、とりわけキサンタンガム、グアー、寒天、アルギ
ネート、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースおよびヒドロキシエチ
ルセルロース、比較的高分子量の脂肪酸ポリエチレングリコールモノ−およびジ
エステル、ポリアクリレート(例えばCarbopols(商標)[Goodrich]またはSyn
thalens(商標)[Sigma])、ポリアクリルアミド、ポリビニルアルコールおよび
ポリビニルピロリドン、界面活性剤、例えばエトキシル化脂肪酸グリセリド、脂
肪酸とポリオール(例えばペンタエリスリトールまたはトリメチロールプロパン
)とのエステル、狭範囲脂肪アルコールエトキシレートまたはアルキルオリゴグ
ルコシド、並びに電解質、例えば塩化ナトリウムおよび塩化アンモニウムである
【0041】 適当なカチオン性ポリマーの例は、カチオン性セルロース誘導体、例えば第四
級化ヒドロキシエチルセルロース[Polymer JR 400(商標);Amerchol]、カチ
オン性デンプン、ジアリルアンモニウム塩およびアクリルアミドのコポリマー、
第四級化ビニルピロリドン/ビニルイミダゾールポリマー、例えば Luviquat(
商標)(BASF)、ポリグリコールおよびアミンの縮合生成物、第四級化コラーゲ
ンポリペプチド、例えばラウリルジモニウム・ヒドロキシプロピル加水分解コラ
ーゲン(Lauryldimonium Hydroxypropyl Hydrolyzed Collagen)[Lamequat(商
標)L;Gruenau GmbH]、第四級化小麦ポリペプチド、ポリエチレンイミン、カ
チオン性シリコーンポリマー、例えばアミドメチコン(Amidomethicone)、アジ
ピン酸およびジメチルアミノヒドロキシプロピルジエチレントリアミンのコポリ
マー[Cartaretine(商標); Sandoz AG]、アクリル酸とジメチルジアリルア
ンモニウムクロリドとのコポリマー[Merquat(商標)550; Chemviron]、ポリ
アミノポリアミド、例えばFR−A2252840に記載のもの、およびその架
橋水溶性ポリマー、カチオン性キチン誘導体、例えば第四級化キトサン(場合に
より、微結晶分布したもの)、ジハロアルキル(例えばジブロモブタン)とビス
−ジアルキルアミン(例えばビス−ジメチルアミノ−1,3−プロパン)との縮合
生成物、カチオン性グアーガム、例えば Jaguar(商標)CBS、Jaguar(商標
)C−17、Jaguar(商標)C−16(Celanese、米国)、並びに第四級化アン
モニウム塩ポリマー、例えば Mirapol(商標)A−15、Mirapol(商標)AD
−1、Mirapol(商標)AZ−1(Miranol、米国)である。
【0042】 適当なアニオン性、双性イオン性、両性およびノニオン性ポリマーは、例えば
酢酸ビニル/クロトン酸コポリマー、ビニルピロリドン/アクリル酸ビニルコポ
リマー、酢酸ビニル/マレイン酸ブチル/アクリル酸イソボルニルコポリマー、
メチルビニルエーテル/無水マレイン酸コポリマーおよびそのエステル、未架橋
およびポリオール架橋ポリアクリル酸、アクリルアミドプロピルトリメチルアン
モニウムクロリド/アクリレートコポリマー、オクチルアクリルアミド/メタク
リル酸メチル/メタクリル酸t−ブチルアミノエチル/メタクリル酸2−ヒドロ
キシプロピルコポリマー、ポリビニルピロリドン、ビニルピロリドン/酢酸ビニ
ルコポリマー、ビニルピロリドン/メタクリル酸ジメチルアミノエチル/ビニル
カプロラクタムターポリマー、並びに場合により誘導体化したセルロースエーテ
ル、およびシリコーンである。
【0043】 適当なシリコーン化合物は、例えば、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニ
ルポリシロキサン、環状シリコーン、並びにアミノ−、脂肪酸−、アルコール−
、ポリエーテル−、エポキシ−、フッ素−、グリコシド−および/またはアルキ
ル−修飾シリコーン化合物(室温で液状および樹脂様であり得るもの)である。
適当な液状シリコーンに関しては、Toddら、Cosm. Toil. 91、27(1976
)に記載されている。
【0044】 脂肪の例はグリセリドである。適当なワックスはとりわけ、蜜蝋、カルナウバ
蝋、カンデリラ蝋、モンタン蝋、パラフィン蝋またはマイクロワックスで、場合
により親水性ワックス(例えばセチルステアリルアルコールまたは部分グリセリ
ド)と組み合わせる。安定剤として、脂肪酸の金属塩、例えばステアリン酸また
はリシノール酸のマグネシウム塩、アルミニウム塩および/または亜鉛塩を使用
し得る。
【0045】 本発明において、生体由来物質は、例えばトコフェロール、トコフェロールア
セテート、トコフェロールパルミテート、アスコルビン酸、デオキシリボ核酸、
レチノール、ビサボロール、アラントイン、フィタントリオール、パンテノール
、AHA酸、アミノ酸、セラミド、プソイドセラミド、精油、植物抽出物、およ
びビタミン複合体である。
【0046】 適当な脱臭剤の例は、制汗剤、例えばアルミニウムクロロヒドレートである。
このような制汗剤は吸湿性の無色結晶で、空気中で潮解し易く、蒸発により塩化
アルミニウム水溶液を濃縮すると生成する。アルミニウムクロロヒドレートは、
制汗および脱臭製剤の製造に用いられ、タンパク質および/または多糖の沈殿に
より汗腺を部分的に閉塞することにより作用すると考えられている[J. Soc. Cos
m. Chem. 24, 281 (1973)参照]。例えば、式[Al2(OH)5Cl]・2.5H2Oで示され、本
発明の目的に特に好ましいアルミニウムクロロヒドレートは、Hoechst AG(ドイ
ツ、フランクフルト)からLocron(商標)の名称で市販されている [J. Pharm.
Pharmacol. 26, 531 (1975)参照]。クロロヒドレートのほか、アルミニウムヒド
ロキシラクテートおよび酸性アルミニウム/ジルコニウム塩を使用することもで
きる。
【0047】 他の適当な脱臭剤は、エステラーゼ阻害剤である。好ましいエステラーゼ阻害
剤は、クエン酸トリアルキル、例えばクエン酸トリメチル、クエン酸トリプロピ
ル、クエン酸トリイソプロピル、クエン酸トリブチル、およびとりわけクエン酸
トリエチル[Hydagen(商標)CAT, Henkel KGaA, デュッセルドルフ/ドイツ)で
ある。エステラーゼ阻害剤は、酵素活性を阻害することにより、臭気の生成を抑
制する。クエン酸エステルが分解して遊離酸が生成し、これが酵素阻害に充分に
皮膚pHを低下すると考えられる。他のエステラーゼ阻害剤は、ジカルボン酸お
よびそのエステル、例えばグルタル酸、グルタル酸モノエチルエステル、グルタ
ル酸ジエチルエステル、アジピン酸、アジピン酸モノエチルエステル、アジピン
酸ジエチルエステル、マロン酸およびマロン酸ジエチルエステル、ヒドロキシカ
ルボン酸およびそのエステル、例えばクエン酸、リンゴ酸、酒石酸または酒石酸
ジエチルエステルである。
【0048】 細菌叢に対し作用し、汗を分解する細菌を殺菌または増殖抑制する抗菌剤も、
スティック状製剤中に存在し得る。その例は、キトサン、フェノキシエタノール
およびグルコン酸クロルヘキシジンである。Ciba-Geigy(スイス、バーゼル)か
らIrgasan(商標)の名称で市販されている5−クロロ−2−(2,4−ジクロロ
フェノキシ)フェノールも特に有効であることがわかった。
【0049】 適当なフケ防止剤は、Climbazol、Octopiroxおよびジンクピリチオンである。
フィルム形成剤は、例えばキトサン、微結晶キトサン、第四級化キトサン、ポリ
ビニルピロリドン、ビニルピロリドン/酢酸ビニルコポリマー、アクリル酸系ポ
リマー、第四級セルロース誘導体、コラーゲン、ヒアルロン酸およびその塩、並
びに同様の化合物である。水相用の適当な膨潤剤は、モンモリナイト、粘土鉱物
、Pemulen、およびアルキル修飾Carbopol種(Goodrich)である。他の適当な
ポリマーおよび膨潤剤は、R.Lochhead、Cosm.Toil.108、95(199
3)に記載されている。
【0050】 本発明におけるUV保護剤の例は、室温で液状または結晶であり、紫外線を吸
収して、その吸収したエネルギーをより長波長の放射線(例えば熱)として放出
することのできる有機物質UVフィルターである。UV−Bフィルターは、油溶
性または水溶性であり得る。油溶性物質を以下例示する:
【0051】 ・3−ベンジリデンカンファーまたは3−ベンジリデンノルカンファーおよびそ
れらの誘導体、例えば3−(4−メチルベンジリデン)−カンファー(EP06
93471B1に記載されている); ・4−アミノ安息香酸誘導体、好ましくは4−(ジメチルアミノ)−安息香酸−
2−エチルヘキシルエステル、4−(ジメチルアミノ)−安息香酸−2−オクチ
ルエステル、および4−(ジメチルアミノ)−安息香酸アミルエステル; ・桂皮酸エステル、好ましくは4−メトキシ桂皮酸−2−エチルヘキシルエステ
ル、4−メトキシ桂皮酸プロピルエステル、4−メトキシ桂皮酸イソアミルエス
テル、2−シアノ−3,3−フェニル桂皮酸−2−エチルヘキシルエステル[オ
クトクリレン(Octocrylene)]; ・サリチル酸エステル、好ましくはサリチル酸−2−エチルヘキシルエステル、
サリチル酸−4−イソプロピルベンジルエステル、サリチル酸ホモメンチルエス
テル;
【0052】 ・ベンゾフェノン誘導体、好ましくは2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェ
ノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−4'−メチルベンゾフェノン、2,2'−
ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン; ・ベンザルマロン酸エステル、好ましくは4−メトキシベンザルマロン酸ジ−2
−エチルヘキシルエステル; ・トリアジン誘導体、例えば2,4,6−トリアニリノ−(p−カルボ−2'−エ
チル−1'−ヘキシルオキシ)−1,3,5−トリアジン、およびオクチル・トリ
アゾン(Octyl Triazone)(EP0818450A1に記載されている);
・プロパン−1,3−ジオン、例えば1−(4−t−ブチルフェニル)−3−(
4'−メトキシフェニル)−プロパン−1,3−ジオン; ・ケトトリシクロ(5.2.1.0)デカン誘導体(EP0694521B1に記
載されている)。
【0053】 適当な水溶性物質は、次のような物質である: ・2−フェニルベンゾイミダゾール−5−スルホン酸並びにそのアルカリ金属塩
、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、アルキルアンモニウム塩、アルカノー
ルアンモニウム塩およびグルカンモニウム塩; ・ベンゾフェノンのスルホン酸誘導体、好ましくは2−ヒドロキシ−4−メトキ
シベンゾフェノン−5−スルホン酸およびその塩; ・3−ベンジリデンカンファーのスルホン酸誘導体、例えば4−(2−オキソ−
3−ボルニリデンメチル)−ベンゼンスルホン酸および2−メチル−5−(2−
オキソ−3−ボルニリデン)−スルホン酸並びにそれらの塩。
【0054】 通常のUV−Aフィルターはとりわけ、ベンゾイルメタン誘導体、例えば1−
(4'−t−ブチルフェニル)−3−(4'−メトキシフェニル)−プロパン−1
,3−ジオン、4−t−ブチル−4'−メトキシジベンゾイルメタン(Parsol
1789)または1−フェニル−3−(4'−イソプロピルフェニル)−プロパ
ン−1,3−ジオンである。UV−AフィルターとUV−Bフィルターを混合物
として使用しても当然よい。
【0055】 上記可溶性物質のほかに、不溶性遮光顔料、すなわち、微分散金属酸化物また
は塩、例えば二酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄、酸化アルミニウム、酸化セリウ
ム、酸化ジルコニウム、ケイ酸塩(タルク)、硫酸バリウムおよびステアリン酸
亜鉛を、この目的のために使用してもよい。このような粒子の平均直径は、10
0nm未満、好ましくは5〜50nm、より好ましくは15〜30nmとすべきである
。粒子は球形であり得るが、楕円形粒子または他の非球形粒子を使用してもよい
。他の適当なUVフィルターは、P.Finkel、SOEFW−Jounal、122、
543(1996)に記載されている。
【0056】 上記二群の主な日焼け止め剤のほかに、抗酸化剤タイプの副次的日焼け止め剤
(UV線が皮膚に侵入すると開始される光化学反応鎖を断つ)をも使用し得る。
その例を次に挙げる:アミノ酸(例えばグリシン、ヒスチジン、チロシン、トリ
プトファン)およびその誘導体、イミダゾール(例えばウロカニン酸)およびそ
の誘導体、ペプチド、例えばD,L−カルノシン、D−カルノシン、L−カルノ
シンおよびそれらの誘導体(例えばアンセリン)、カロチノイド、カロテン(例
えばα−カロテン、β−カロテン、リコペン)およびその誘導体、クロロゲン酸
およびその誘導体、リポン酸およびその誘導体(例えばジヒドロリポン酸)、ア
ウロチオグルコース、プロピルチオウラシルおよび他のチオール(例えばチオレ
ドキシン、グルタチオン、システイン、シスチン、シスタミン、それらのグリコ
シル、N−アセチル、メチル、エチル、プロピル、アミル、ブチル、ラウリル、
パルミトイル、オレイル、γ−リノレイル、コレステリルおよびグリセリルエス
テル)およびそれらの塩、ジラウリルチオジプロピオネート、ジステアリルチオ
ジプロピオネート、チオジプロピオン酸およびその誘導体(エステル、エーテル
、ペプチド、脂質、ヌクレオチド、ヌクレオシドおよび塩)、スルホキシミン化
合物(例えばブチオニンスルホキシミン、ホモシステインスルホキシミン、ブチ
オニンスルホン、ペンタ−、ヘキサ−およびヘプタ−チオニンスルホキシミン)
(例えばピコモルないしマイクロモル/kg程度の極く少ない適合量で)、
【0057】 (金属)キレート剤(例えばα−ヒドロキシ脂肪酸、パルミチン酸、フィチン酸
、ラクトフェリン)、α−ヒドロキシ酸(例えばクエン酸、乳酸、リンゴ酸)、
フミン酸、胆汁酸、胆汁抽出物、ビリルビン、ビリベルジン、EDTA、EGT
Aおよびそれらの誘導体、不飽和脂肪酸およびその誘導体(例えばγ−リノレン
酸、リノール酸、オレイン酸)、葉酸およびその誘導体、ユビキノン、ユビキノ
ールおよびそれらの誘導体、ビタミンCおよびその誘導体(例えばアスコルビル
パルミテート、Mgアスコルビルホスフェート、アスコルビルアセテート)、ト
コフェロールおよび誘導体(例えばビタミンEアセテート)、ビタミンAおよび
誘導体(ビタミンAパルミテート)、ベンゾイン樹脂のコニフェリルベンゾエー
ト、ルチン酸およびその誘導体、α−グリコシルルチン、フェルラ酸、フルフリ
リデングルシトール、カルノシン、ブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキ
シアニソール、ノルジヒドログアヤク樹脂酸、ノルジヒドログアヤレト酸、トリ
ヒドロキシブチロフェノン、尿酸およびその誘導体、マンノースおよびその誘導
体、スーパーオキシド−ジスムターゼ、亜鉛およびその誘導体(例えばZnO、
ZnSO4)、セレンおよびその誘導体(例えばメチオニンセレン)、スチルベン
およびその誘導体(例えば酸化スチルベン、酸化トランススチルベン)、並びに
本発明の目的に適当な上記活性物質の誘導体(塩、エステル、エーテル、糖、ヌ
クレオチド、ヌクレオシド、ペプチドおよび脂質)。
【0058】 流動性を改善するために、更にヒドロトロープ、例えばエタノール、イソプロ
ピルアルコール、またはポリオールを使用し得る。適当なポリオールは、好まし
くは炭素数2〜15で、少なくとも2個のヒドロキシル基を有する。その例は、 ・グリセロール; ・アルキレングリコール、例えばエチレングリコール、ジエチレングリコール
、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ヘキシレングリコール、および
平均分子量100〜1000ダルトンのポリエチレングリコール; ・自己縮合度1.5〜10の工業用オリゴグリセロール混合物、例えばジグリ
セロール含量40〜50重量%の工業用ジグリセロール混合物; ・メチロール化合物、例えばとりわけ、トリメチロールエタン、トリメチロー
ルプロパン、トリメチロールブタン、ペンタエリスリトールおよびジペンタエリ
スリトール; ・低級アルキルグルコシド(特に、アルキル基の炭素数1〜8のもの)、例えば
メチルおよびブチルグルコシド; ・炭素数5〜12の糖アルコール、例えばソルビトールまたはマンニトール; ・炭素数5〜12の糖、例えばグルコースまたはスクロース; ・アミノ糖、例えばグルカミド である。
【0059】 適当な保存剤は、例えば、フェノキシエタノール、ホルムアルデヒド溶液、パ
ラベン、ペンタンジオールまたはソルビン酸、並びにKosmetikverordnung の補
遺6、パートAおよびBに挙げられた種類の化合物である。適当な防虫剤は、N
,N−ジエチル−m−トルアミド、ペンタン−1,2−ジオールまたは Insect Re
pellent 3535である。適当な日焼け剤はジヒドロキシアセトンである。
【0060】 適当な香油は、天然および合成香料の混合物である。天然香料は、下記植物の
抽出物を包含する:花(ユリ、ラベンダー、バラ、ジャスミン、ネロリ、イラン
−イラン)、茎および葉(ゼラニウム、パチョリ、プチグレン)、果実(アニス
、コリアンダー、キャラウェー、ビャクシン)、果皮(ベルガモット、レモン、
オレンジ)、根(ナツメグ、アンゼリカ、セロリ、カルダモン、コスタス、アヤ
メ、ショウブ)、木(マツ、ビャクダン、グアヤク、シーダー、シタン)、草(
タラゴン、レモングラス、セージ、タイム)、針葉および枝(トウヒ、モミ、マ
ツ、低木マツ)、樹脂およびバルサム(ガルバヌム、エレミ、ベンゾイン、ミル
ラ、乳香、オポパナクス)。動物性原料、例えばシベットおよびビーバーを使用
してもよい。
【0061】 合成香料化合物は通例、エステル、エーテル、アルデヒド、ケトン、アルコー
ルおよび炭化水素型の生成物である。エステル型香料化合物の例は、ベンジルア
セテート、フェノキシエチルイソブチレート、p−t−ブチルシクロヘキシルア
セテート、リナリルアセテート、ジメチルベンジルカルビニルアセテート、フェ
ニルエチルアセテート、リナリルベンゾエート、ベンジルホルメート、エチルメ
チルフェニルグリシネート、アリルシクロヘキシルプロピオネート、スチラリル
プロピオネート、ベンジルサリチレートである。エーテルは例えば、ベンジルエ
チルエーテルを包含し、アルデヒドは例えば、炭素数8〜18の直鎖アルカナー
ル、シトラール、シトロネラル、シトロネリルオキシアセトアルデヒド、シクラ
メンアルデヒド、ヒドロキシシトロネラル、リリアールおよびブルゲオナールを
包含する。適当なケトンは例えば、イオノン類、α−イソメチルイオノンおよび
メチルセドリルケトンである。適当なアルコールは、アネトール、シトロネロー
ル、オイゲノール、イソオルゲノール、ゲラニオール、リナロール、フェニルエ
チルアルコールおよびテルピネオールである。炭化水素は主として、テルペン類
、バルサム類を包含する。しかし、共同で快い香を発する種々の香料化合物の混
合物を使用することが好ましい。
【0062】 他の適当な香油は、芳香成分として用いられることの多い比較的揮発性の低い
精油である。その例は、セージ油、カモミール油、丁子油、メリッサ油、ミント
油、シナモン葉油、ライム花油、ジュニパーベリー油、ベチベル油、乳香油、ガ
ルバヌム油、ラブダヌム油およびラバンジン油である。下記のものを単独で、ま
たは混合物として使用することが好ましい:ベルガモット油、ジヒドロミルセノ
ール、リリアール、リラール、シトロネロール、フェニルエチルアルコール、α
−ヘキシルシンナムアルデヒド、ゲラニオール、ベンジルアセトン、シクラメン
アルデヒド、リナロール、Boisambrene Forte、Ambroxan、インドール、ヘ
ジオン(Hedione)、サンデリス(Sandelice)、シトラス油、マンダリン油、オ
レンジ油、アリルアミルグリコレート、シクロベルタル(Cyclovertal)、ラバ
ンジン油、クラリー油、β−ダマスコン、ゼラニウム油バーボン、シクロヘキシ
ルサリチレート、Vertofix Coeur、Iso−E−Super、Fixolide NP、エ
ベルニル、イラルデイン(Iraldein)ガンマ、フェニル酢酸、ゲラニルアセテー
ト、ベンジルアセテート、ローズオキシド、ロミレート(Romilat)、イロチル
(Irotyl)およびフロラメート(Floramat)。
【0063】 適当な色素は、例えば“Kosmetische Faerbemittel”、Farbstoffkommission
der Deutschen Forschungsgemeinschaft、Verlag Chemie、Weinheim、1984
、第81〜106頁に挙げられているような、化粧品に適当で承認された物質で
ある。そのような色素は通例、混合物全体に対して0.001〜0.1重量%の濃
度で使用する。 助剤および添加剤の総量は、製剤に対して1〜50重量%であり得、好ましく
は5〜40重量%である。
【0064】 実施例 表1に示す組成のワックス分散液2種を、PIT法により調製した。次いで、
20℃で成分を混合することにより、o/wエマルジョン4種を調製した。RV
F粘度計(23℃、スピンドル5、10rmp)を用いてブルックフィールド法
により粘度を測定した。結果を表2に示す。実施例1〜4は本発明であり、実施
例C1およびC2は比較例である。
【0065】
【表1】
【0066】
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01F 17/42 B01F 17/42 17/56 17/56 (72)発明者 ニコレ・メルトシャイト ドイツ連邦共和国デー−40723ヒルデン、 ヴァイデンヴェーク18番 (72)発明者 ロルフ・カヴァ ドイツ連邦共和国デー−40789モンハイム、 フォンタネシュトラーセ28番 Fターム(参考) 4C083 AA122 AB172 AB222 AC012 AC071 AC122 AC171 AC211 AC241 AC251 AC331 AC351 AC392 AC421 AC422 AC431 AC441 AC471 AC641 AC712 AC901 AD151 AD211 AD212 AD352 BB04 BB05 BB06 BB07 DD33 EE01 EE06 4D077 AA09 AB11 AC03 BA07 BA12 BA13 BA14 DC02Y DC08Y DC12Y DC13Y DC14Y DC15Y DC16Y DC19Y DC20Y DC23Y DC24Y DC26Y DC27Y DC32Y DC33Y DC34Y DC35Y DC36Y DD32Y DD33Y DE08Y

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 o/wエマルジョンを低温で製造するためのコンシステンシ
    ー付与剤としての、 (a)ワックス、および (b)乳化剤 を含有する水性分散液の使用。
  2. 【請求項2】 成分(a)として、アルキレングリコールエステル;脂肪酸
    アルカノールアミド;部分グリセリド;多塩基性の、場合によりヒドロキシ置換
    したカルボン酸と、炭素数6〜22の脂肪アルコールとのエステル;脂肪化合物
    、例えば脂肪アルコール、脂肪ケトン、脂肪アルデヒド、脂肪エーテルおよび脂
    肪カーボネート;炭素数12〜22の脂肪アルコールおよび/または炭素数2〜
    15/ヒドロキシル基数2〜10のポリオールによる、炭素数12〜22のオレ
    フィンエポキシドの開環生成物;並びにそれらの混合物から成る群から選択する
    ワックスを使用する請求項1に記載の使用。
  3. 【請求項3】 エチレングリコールモノ/ジステアレート、および/または
    グリセロールモノステアレートをワックスとして使用する請求項2に記載の使用
  4. 【請求項4】 成分(b)として、 炭素数8〜22の直鎖脂肪アルコール、炭素数12〜22の脂肪酸、およびア
    ルキル基の炭素数8〜15のアルキルフェノールの、エチレンオキシド2〜30
    モルおよび/またはプロピレンオキシド0〜5モル付加物; グリセロールのエチレンオキシド1〜30モル付加物の、C12/18脂肪酸モノ
    エステルおよびジエステル; 飽和および不飽和C6-22脂肪酸の、グリセロールモノエステルおよびジエステ
    ル、およびソルビタンモノエステルおよびジエステル、並びにそれらのエチレン
    オキシド付加物; アルキル基の炭素数8〜22のアルキルモノ−およびオリゴグリコシド、並び
    にそれらのエトキシル化類似体; ヒマシ油および/または水素化ヒマシ油のエチレンオキシド15〜60モル付
    加物; ポリオールエステル; ヒマシ油および/または水素化ヒマシ油のエチレンオキシド2〜15モル付加
    物; 直鎖、分枝状、不飽和または飽和C6/22脂肪酸、リシノール酸および12−ヒ
    ドロキシステアリン酸と、グリセロール、ポリグリセロール、ペンタエリスリト
    ール、ジペンタエリスリトール、糖アルコール、アルキルグルコシドおよびポリ
    グルコシドとの、部分エステル; モノ−、ジ−およびトリアルキルホスフェート、およびモノ−、ジ−および/
    またはトリ−PEG−アルキルホスフェート、並びにそれらの塩; 羊毛ワックスアルコール; ポリシロキサン/ポリアルキルポリエーテルコポリマーおよび対応する誘導体
    ; ペンタエリスリトール、脂肪酸、クエン酸および脂肪アルコールの混合エステ
    ル、および/または炭素数6〜22の脂肪酸、メチルグルコースおよびポリオー
    ルの混合エステル;並びに ポリアルキレングリコール から成る群から選択するノニオン性界面活性剤を使用する請求項1〜3のいずれ
    かに記載の使用。
  5. 【請求項5】 アルキルおよび/またはアルケニルオリゴグリコシド、また
    はポリグリセロール−12−ヒドロキシステアレート、およびそれらの混合物を
    ノニオン性乳化剤として使用する請求項4に記載の使用。
  6. 【請求項6】 成分(b)として、アニオン性、両性またはカチオン性乳化
    剤を使用する請求項1〜5のいずれかに記載の使用。
  7. 【請求項7】 分散液をエマルジョンに対して1〜15重量%の量で使用す
    る請求項1〜6のいずれかに記載の使用。
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