JP2002518421A - グリセリドの使用 - Google Patents

グリセリドの使用

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JP2002518421A
JP2002518421A JP2000555570A JP2000555570A JP2002518421A JP 2002518421 A JP2002518421 A JP 2002518421A JP 2000555570 A JP2000555570 A JP 2000555570A JP 2000555570 A JP2000555570 A JP 2000555570A JP 2002518421 A JP2002518421 A JP 2002518421A
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カトリーヌ・ル・ヘン・フェレンバッハ
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、化粧落とし剤の製造のための工業用ジ−/トリグリセリド混合物の使用に関する。該ジ/トリグリセリド混合物は、(a)グリセロールおよびC6- 10脂肪酸またはそのメチルエステルの混合物または(b)上記の脂肪酸からなるトリグリセリドによる植物性油の部分エステル交換によって得られる。油成分は、さまざまな物質と比較して優れた洗浄性質を有し、特に皮膚化粧適合性である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、一般に、化粧用クレンザーおよび特にクレンジング油またはクレン
ジングエマルジョンの形態で、化粧落とし剤の製造のための選択された油成分の
使用に関する。
【0002】 (背景技術) さまざまな成分が、装飾化粧品の製造に使用される。典型的な化粧用組成物は
、例えばグリセロールモノステアレート、セチルアルコール、ステアリン酸、パ
ラフィン油、セチルステアリルオクタノエート、オクチルパルミテート、タルク
、二酸化チタン、酸化鉄、プロピレングリコール、ポリソルベート、キサンタン
、マグネシウムアルミニウムシリケート、グリセリン、香油、防腐剤および水を
含有する。マスカラは、ワックス、色素、乳化剤および増粘剤を含有する。色素
、ワックスおよび油成分の他に、口紅は、とりわけ雲母、二酸化チタン、最近で
はシリコーン化合物も含有する。アイシャドウは、付加的な成分として通常、タ
ルク、パラフィン油、カオリン、金属石鹸、ワックスアルコールおよび乳化剤を
含有しうる色素と雲母または二酸化チタンの混合物である。カジャルスティック
(Kajalsteile)は、例えば、酸化鉄、植物性油、ワックス、脂肪酸、タルクおよ
び乳化剤を含有する。したがって、対応する化粧用クレンザーは、皮膚から全く
異なる物質の多く、例えば典型的にワックス、油およびシリコーン化合物を完全
に除去しなければならず、同時に、顔料、例えば雲母または二酸化チタンを溶解
しなければならない。さらに、それらは、使用者の皮膚を赤くすることおよび眼
の粘膜の炎症を避けることができるほど穏やかでなければならない。例えばEP-B
1 0 705 592(L'Oreal)に記載される対応する製品は、ローション(場合により生
綿パッド上)の形態、またはクリームとして通常市販されている。使用者も、充
分に貯蔵安定性であり、特に熱により不可逆的に分離しない常にエマルジョンで
ある製品を期待する。
【0003】 (発明の開示) (発明が解決しようとする課題) したがって、本発明が解決しようとする複雑な問題は、ワックス、油、シリコ
ーン化合物に対しておよび顔料に対して高い洗浄性能を有し、皮膚および粘膜に
高い適合性があり、エマルジョンに安定に組み込まれる、皮膚クリーナー、特に
化粧落とし剤の製造のための油成分を提供することである。
【0004】 (その解決方法) 本発明は、化粧落とし剤の製造のための(a)グリセリンおよびC6-10脂肪酸
またはそのメチルエステルの混合物または(b)上記の脂肪酸からなるトリグリ
セリドによる植物性油の部分エステル交換によって得られる工業用ジ−/トリグ
リセリド混合物の使用に関する。
【0005】 驚くべきことに、工業用ジ−/トリグリセリド混合物タイプの油成分、特に変
性ココナツ油を示すものを含有する組成物は、ワックス、油および顔料、特にシ
リコーン化合物に対して高い洗浄性能を有し、同時に皮膚および眼の粘膜に対し
て適合性であることが見出された。グリセリドは、容易に組成物に組み込まれ、
高温での貯蔵でさえ分離しない。化粧落とし剤は、水を含まない形態、即ち油と
して存在してよいが、好ましくは水含有エマルジョンである。
【0006】工業用ジ−/トリグリセリド混合物 本発明にしたがって使用される工業用ジ−/トリグリセリド混合物は、既知の
物質であり、その製法、例えば短鎖脂肪酸またはメチルエステルによる植物性油
の部分エステル交換による製法は、DE-A1 19604744(Henkel)に記載されている。
部分エステル交換のための適した出発物質は、0.5〜50のヨウ素価を有する
主に飽和の植物性油である。植物性油は、6〜22個の炭素原子を有しうる脂肪
酸から誘導されるが、炭素鎖分布の焦点は、12〜18個の炭素原子の範囲にあ
る。このことは、少なくとも80%の脂肪酸が、12〜22個、好ましくは12
〜18個の炭素原子を有する植物性油であることを意味する。典型的な例は、特
に好ましいヤシ油、ヤシ核油、ババスー油および/またはココナツ油である。水
素化、すなわちヨウ素価の低下後に使用されうる植物性油は、オリーブ油、ひま
わり油、菜種油、ピーナッツ油、綿実油、茶油、大風子油、コエンドロ(コリア
ンダー)油、亜麻仁油およびメドーフォーム油(Meadowfoamoel)である。グリセ
ロールの存在下での部分エステル交換に適した脂肪酸は、カプロン酸、カプリン
酸、特にカプリル酸である。脂肪酸のかわりに、対応するメチルエステルが使用
されうる。本発明の1つの変形において、部分エステル交換は、上記の脂肪酸か
らなるトリグリセリドによって直接行われ得る。したがって、グリセロールを使
用する必要はない。植物性油と上記の脂肪化合物、および要すればグリセロール
との反応において、さまざまな反応は、互いに一緒に起こり、ジグリセリドおよ
びトリグリセリドの複雑な混合物を導く。例えばメチルエステルの場合、植物性
油は部分エステル交換され、すなわち植物性油の比較的長鎖の脂肪酸が、メチル
エステルの比較的短鎖の脂肪酸によって少なくとも部分的に置きかえられる。次
いで、脱離された比較的長鎖の脂肪酸は、遊離グリセロールによってエステルを
形成する。グリセロールによる短鎖メチルエステルのエステル交換も、これらの
条件下で可能である。簡単にするために「部分エステル交換」と明細書において
記載される複雑な反応は、通常140〜250℃、好ましくは210〜230℃
の温度で行われる。この目的のために適した触媒は、既知の物質、例えば亜鉛石
鹸、錫粉砕物、酸化錫、チタン酸エステル、アルカリ金属水酸化物、カーボネー
トまたはアルコラートなどであり、出発物質に基づいて0.05〜1重量%の量
、好ましくは0.1〜0.5重量%の量で使用される。反応平衡から連続的に反
応の間に脱離したメタノールを除去し、例えば蒸留による未反応メチルエステル
の除去の間に逆反応を触媒しないように漂白土を添加することにより反応の終了
時に触媒を中和することは望ましい。モル比1:(2.5〜3.5):(1.0
〜2.0)の植物性油、脂肪酸またはメチルエステルとグリセロールを使用する
ことが有利であることも分かり、モル比1:(3.0〜3.4):(1.3〜1
.6)が、これらの条件下でほとんど完全な転化が得られるから特に好ましい。
トリグリセリドが使用される場合、比は同じように計算されるが、当然のことな
がら、アシル基の数に基づかなければならない。既に記載のように、この場合グ
リセロールを使用する必要はないが、グリセロールを少量使用してよい。いずれ
の場合にも得られる生成物は、5重量%未満のモノグリセリド含量を有し、1:
3〜1:6のジグリセリドとトリグリセリドの重量比によって特徴づけられる。
このようなジ−/トリグリセリド混合物は、最適な性能によって特徴づけられる
。要すれば、エステル交換反応後に得られるジ−/トリグリセリド混合物が、既
知の方法で、脱臭されうる。この目的のために、油は、落下フィルムカラムで連
続的に、またはボイラーで不連続的に熱い水蒸気によって処理され、水蒸気揮発
性の臭気キャリアー(例えば、短鎖アルデヒドまたはケトン)はほとんど定量的
に除去される。対応して変性されたココナツ油は、例えばMyritol(登録商標)3
31の名で商業的に得られる。
【0007】 グリセリドは、通常、クリーナーに基づいて10〜80重量%、好ましくは2
0〜50重量%の量で使用される。グリセリドおよび他の油成分の混合物も使用
されうる。これらの混合物は、グリセリドと同じ量で使用されうる。しかしなが
ら、グリセリドと他の油の重量比は、25:75〜95:5、好ましくは40:
60〜80:20、さらに好ましくは50:50〜75:35である。
【0008】化粧落とし剤 眼および皮膚の敏感な部分のための本発明にしたがって得られる化粧落とし剤
は以下の組成を有する: (a)乳化剤0〜10重量%、好ましくは1〜5重量%、 (b)グリセリドおよび任意の他の油成分10〜80重量%、好ましくは20〜
50重量%、 (c)脂肪アルコール0〜20重量%、好ましくは5〜20重量%。
【0009】 示される量は、要すれば水および他の典型的な助剤および添加剤によって、合
計で100重量%になる。クレンジングエマルジョンは、通常10〜90重量%
、好ましくは20〜70重量%の水含量を有し、低粘度エマルジョンとしておよ
びクリームとして存在してよい。1つの特別な態様において、眼用クレンザーの
製造に適した支持体、例えば生綿またはビスコースは、製剤によって含浸され、
市販される。
【0010】商業的な用途 本発明にしたがって得られる化粧落とし剤は、さらに、付加的な助剤および添
加剤として、穏やかな界面活性剤、他の油成分、乳化剤、過脂剤、安定剤、コン
システンシー調整剤、増粘剤、ポリマー、シリコーン化合物、生物由来物質、U
V保護剤、酸化防止剤、防腐剤、ヒドロトロープ、可溶化剤、香油、色素などを
含有しうる。
【0011】 適した穏やかな界面活性剤、すなわち特に皮膚適合性を有する化合物の典型的
な例は、脂肪アルコールポリグリコールエーテルスルフェート、モノグリセリド
スルフェート、モノ−および/またはジアルキルスルホスクシネート、脂肪酸イ
セチオネート、脂肪酸サルコシネート、脂肪酸タウリド、脂肪酸グルタメート、
エーテルカルボン酸、アルキルオリゴグルコシド、脂肪酸グルカミド、アルキル
アミドベタインおよび/またはタンパク質脂肪酸縮合物、好ましくは小麦タンパ
ク質からなるものである。
【0012】 適当な油成分は、例えば、6〜18個、好ましくは8〜10個の炭素原子を有
する脂肪アルコールからなるゲルベアルコール、直鎖C6-22脂肪酸と直鎖C6-22 脂肪アルコールとのエステル、分枝状C6-13カルボン酸と直鎖C6-22脂肪アルコ
ールとのエステル、直鎖C6-22脂肪酸と分枝状アルコール(とりわけ2−エチル
ヘキサノール)とのエステル、直鎖または分岐状C6-22脂肪アルコールとヒドロ
キシカルボン酸とのエステル(特にリンゴ酸ジオクチル)、直鎖および/または
分枝状脂肪酸と多価アルコール(例えば、プロピレングリコール、二量体ジオー
ルまたは三量体トリオール)および/またはゲルベアルコールとのエステル、C 6-22 脂肪アルコールおよび/またはゲルベアルコールと芳香族カルボン酸(とり
わけ安息香酸)とのエステル、C2-12ジカルボン酸と1〜22個の炭素原子を有
する直鎖もしくは分枝状アルコールまたは2〜10個の炭素原子および2〜6個
のヒドロキシル基を有するポリオールとのエステル、植物油、分枝状第一級アル
コール、置換シクロヘキサン、安息香酸と直鎖および/または分枝状C6-22アル
コールとのエステル[例えばFinsolv(登録商標)TN]、合計して16〜32個
の炭素原子を有する直鎖、分岐状または環状モノ−および/またはジアルキルカ
ーボネート、アルキル基に6〜22個の炭素原子を有する直鎖または分岐状の対
称または非対称のジアルキルエーテル、エポキシ化脂肪酸エステルのポリオール
による開環生成物、シリコーン油、および/または脂肪族もしくはナフテン族炭
化水素である。
【0013】 適した乳化剤は、例えば以下の群の少なくとも1種のノニオン界面活性剤であ
る: (1)8〜22個の炭素原子を有する直鎖脂肪アルコール、12〜22個の炭素
原子を有する脂肪酸、およびアルキル基に8〜15個の炭素原子を有するアルキ
ルフェノールのエチレンオキシド2〜30モルおよび/またはプロピレンオキシ
ド0〜5モル付加物; (2)グリセロールのエチレンオキシド1〜30モル付加物のC12/18脂肪酸モ
ノエステルおよびジエステル; (3)6〜22個の炭素原子を有する飽和および不飽和脂肪酸並びにそれらのエ
チレンオキシド付加物のグリセロールモノエステルおよびジエステル並びにソル
ビタンモノエステルおよびジエステル、; (4)アルキル基中に8〜22個の炭素原子を有するアルキルモノ−およびオリ
ゴグリコシド、並びにそれらのエトキシル化類似体; (5)ヒマシ油および/または水素化ヒマシ油のエチレンオキシド15〜60モ
ル付加物; (6)ポリオールエステルおよびとりわけポリグリセロールエステル、例えばポ
リグリセロールポリリシノレート、ポリグリセロールポリ−12−ヒドロキシス
テアレートまたはポリグリセロールダイマレート。複数の上記群の化合物の混合
物も適当である;
【0014】 (7)ヒマシ油および/または水素化ヒマシ油のエチレンオキシド2〜15モル
付加物; (8)直鎖、分枝状、不飽和または飽和C6/22脂肪酸、リシノール酸および12
−ヒドロキシステアリン酸と、グリセロール、ポリグリセロール、ペンタエリス
リトール、ジペンタエリスリトール、糖アルコール(例えばソルビトール)、アル
キルグルコシド(例えばメチルグルコシド、ブチルグルコシド、ラウリルグルコ
シド)およびポリグルコシド(例えばセルロース)からなる部分エステル; (9)モノ−、ジ−およびトリアルキルホスフェート、並びにモノ−、ジ−およ
び/またはトリ−PEG−アルキルホスフェートおよびそれらの塩; (10)羊毛ワックスアルコール; (11)ポリシロキサン/ポリアルキルポリエーテルコポリマーおよび対応する
誘導体; (12)DE−PS1165574による、ペンタエリスリトール、脂肪酸、ク
エン酸および脂肪アルコールの混合エステル、および/または6〜22個の炭素
原子を有する脂肪酸、メチルグルコースおよびポリオール(好ましくはグリセロ
ールまたはポリグリセロール)の混合エステル;ならびに (13)ポリアルキレングリコール。
【0015】 脂肪アルコール、脂肪酸、アルキルフェノール、脂肪酸グリセロールモノエス
テルおよびジエステルならびにソルビタンモノエステルおよびジエステル、また
はヒマシ油の、エチレンオキシドおよび/またはプロピレンオキシド付加物は、
既知の市販製品である。それらは同族体混合物であって、その平均アルコキシル
化度は、エチレンオキシドおよび/またはプロピレンオキシドと付加反応を行う
基質との量比に対応する。グリセロールのエチレンオキシド付加物のC12/18
肪酸モノエステルおよびジエステルは、DE−PS2024051により、化粧
品製剤用の再脂化剤として知られている。
【0016】 C8/18アルキルモノ−およびオリゴグリコシド、その製法並びに界面活性剤と
してのその使用は、従来から知られている。そのようなグリコシドは、とりわけ
、グルコースまたはオリゴ糖と、第一級C8/18アルコールとの反応によって製造
される。グリコシド単位に関しては、環状糖単位1個が脂肪アルコールにグリコ
シド結合によって結合したモノグリコシド、およびオリゴマー化度が好ましくは
約8までのオリゴグリコシドのいずれも適当である。オリゴマー化度は、そのよ
うな工業用生成物の同族体分布の統計学的平均値である。
【0017】 他の適した乳化剤は、双性イオン性界面活性剤である。双性イオン性界面活性
剤は、分子中に少なくとも1個の第四級アンモニウム基および少なくとも1個の
カルボキシレートおよび1個のスルホネート基を有する界面活性化合物である。
特に適当な双性イオン性界面活性剤は、いわゆるベタイン、例えば、アルキルま
たはアシル基に8〜18個の炭素原子を有するN−アルキル−N,N−ジメチル
アンモニウムグリシネート(例えばヤシ油アルキルジメチルアンモニウムグリシ
ネート)、N−アシルアミノプロピル−N,N−ジメチルアンモニウムグリシネー
ト(例えばヤシ油アシルアミノプロピルジメチルアンモニウムグリシネート)、お
よび2−アルキル−3−カルボキシメチル−3−ヒドロキシエチルイミダゾリン
、並びにヤシ油アシルアミノエチルヒドロキシエチルカルボキシメチルグリシネ
ートである。CTFA名 Cocamidopropyl Betaine として既知の脂肪酸アミド誘
導体が、特に好ましい。他の適した乳化剤は、両性界面活性剤である。両性界面
活性剤は、分子中に、C8/18アルキルまたはアシル基に加えて、少なくとも1個
の遊離アミノ基および少なくとも1個の−COOHまたは−SO3H基を有し、
分子内塩を形成し得る界面活性化合物である。適当な両性界面活性剤の例は、ア
ルキル基中に約8〜18個の炭素原子を有するN−アルキルグリシン、N−アル
キルプロピオン酸、N−アルキルアミノ酪酸、N−アルキルイミノジプロピオン
酸、N−ヒドロキシエチル−N−アルキルアミドプロピルグリシン、N−アルキ
ルタウリン、N−アルキルサルコシン、2−アルキルアミノプロピオン酸および
アルキルアミノ酢酸である。特に好ましい両性界面活性剤は、N−ヤシ油アルキ
ルアミノプロピオネート、ヤシ油アシルアミノエチルアミノプロピオネート、お
よびC12/18アシルサルコシンである。両性界面活性剤のほかに、他の適した乳
化剤は、第四級乳化剤であり、エステルクォート(esterquat)型のもの、とり
わけメチル第四級化脂肪酸トリエタノールアミンエステル塩が、特に好ましい。
【0018】 過脂剤は、例えばラノリンおよびレシチン、およびポリエトキシ化またはアシ
ル化ラノリンおよびレシチン誘導体、ポリオール脂肪酸エステル、モノグリセリ
ドおよび脂肪酸アルカノールアミドのような物質から選択され、脂肪酸アルカノ
ールアミドは気泡安定剤としても作用する。
【0019】 コンシステンシー調整剤は、主に、12〜22個、好ましくは16〜18個の
炭素原子を有する脂肪アルコールまたはヒドロキシ脂肪アルコール、および部分
グリセリド、脂肪酸またはヒドロキシ脂肪酸である。このような物質を、同鎖長
のアルキルオリゴグルコシドおよび/または脂肪酸N−メチルグルカミド、およ
び/またはポリグリセロールポリ−12−ヒドロキシステアレートと組み合せて
使用することが好ましい。適当な増粘剤は、例えば多糖、とりわけキサンタンガ
ム、グアー、寒天、アルギネートおよびチロース、カルボキシメチルセルロース
およびヒドロキシエチルセルロース、比較的高分子量の脂肪酸ポリエチレングリ
コールモノエステルおよびジエステル、ポリアクリレート(例えばCarbopols(
登録商標)[Goodrich]またはSynthalens(登録商標)[Sigma])、ポリアクリ
ルアミド、ポリビニルアルコールおよびポリビニルピロリドン、界面活性剤、例
えばエトキシル化脂肪酸グリセリド、脂肪酸とポリオール(例えばペンタエリス
リトールまたはトリメチロールプロパン)とのエステル、狭範囲脂肪アルコール
エトキシレートまたはアルキルオリゴグルコシド、並びに電解質、例えば塩化ナ
トリウムおよび塩化アンモニウムである。
【0020】 適したカチオンポリマーは、例えばカチオンセルロース誘導体(例えば、Poly
mer JR 400(登録商標)の名で、Amercholから市販される4級化ヒドロキシルエ
チルセルロース)、カチオンスターチ、ジアリルアンモニウム塩およびアクリル
アミドのコポリマー、4級化ビニルピロリドン/ビニルイミダゾールポリマー(
例えば、Luviquat(登録商標)(BASF))、ポリグリコールおよびアミンの
縮合物、4級化コラーゲンポリペプチド、例えばラウリルジモニウムヒドロキシ
プロピル加水分解コラーゲン(Lamequat(登録商標) L、Gruenau GmbH)、4級
化小麦ポリペプチド、ポリエチレンイミン、カチオンシリコーンポリマー(例え
ば、Amodimethicone)、アジピン酸とジメチルアミノヒドロキシプロピルジエチ
レントリアミンのコポリマー(Cartaretine(登録商標)、Sandoz AG)、アクリル
酸とジメチルジアリルアンモニウムクロリドのコポリマー(Merquat(登録商標
)550、Chemviron)、ポリアミノポリアミド(例えば、FR-A 2252840に記載)お
よびその架橋水溶性ポリマー、カチオンキチン誘導体(例えば、4級化キトサン
)、ジハロアルキル(例えば、ジブロモブタン)とビスジアルキルアミン(例え
ば、ビスジメチルアミノ−1,3−プロパン)との要すれば微結晶分布した縮合
物、カチオングアーガム(例えば、Jaguar(登録商標)CBS、Jaguar(登録商標)
C-17、Jaguar(登録商標)C-16、Celanese)、4級化アンモニウム塩ポリマー、
例えばMirapol(登録商標)A-15、Mirapol(登録商標)AD-1、Mirapol(登録商標
)AZ-1、Miranol)である。
【0021】 適当なアニオン性、双イオン性、両性およびノニオン性ポリマーは、例えば酢
酸ビニル/クロトン酸コポリマー、ビニルピロリドン/アクリル酸ビニルコポリ
マー、酢酸ビニル/マレイン酸ブチル/アクリル酸イソボルニルコポリマー、メ
チルビニルエーテル/無水マレイン酸コポリマーおよびそれらのエステル、未架
橋およびポリオール架橋ポリアクリル酸、アクリルアミドプロピルトリメチルア
ンモニウムクロリド/アクリレートコポリマー、オクチルアクリルアミド/メタ
クリル酸メチル/メタクリル酸tert−ブチルアミノエチル/メタクリル酸2−ヒ
ドロキシプロピルコポリマー、ポリビニルピロリドン、ビニルピロリドン/酢酸
ビニルコポリマー、ビニルピロリドン/メタクリル酸ジメチルアミノエチル/ビ
ニルカプロラクタムターポリマーおよび場合により誘導されたセルロースエーテ
ルおよびシリコーンである。
【0022】 適したシリコーン化合物は、例えば室温で液体であっても、樹脂状であっても
よいジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、環状シリコーン
およびアミノ−、脂肪酸−、アルコール−、ポリエーテル−、エポキシ−、フッ
素−、グリコシド−および/またはアルキル−変性シリコーン化合物である。脂
肪の典型的な例はグリセリドであり、適当なワックスはとりわけ、蜜蝋、カルナ
ウバ蝋、カンデリラ蝋、モンタンワックス、パラフィンワックスまたはマイクロ
ワックスであり、場合により親水性ワックス、例えばセチルステアリルアルコー
ルもしくは部分グリセリドと組み合わせる。本発明において、生体由来物質は、
例えばトコフェロール、トコフェロールアセテート、トコフェロールパルミテー
ト、アスコルビン酸、デオキシリボ核酸、レチノール、ビサボロール、アラント
イン、フィタントリオール、パンテノール、AHA酸、アミノ酸、セラミド、プ
ソイドセラミド、精油、植物抽出物、およびビタミン複合体である。水相用の適
当な膨潤剤は、モンモリロナイト、粘土鉱物、Pemulen、およびアルキル修飾Car
bopol(Goodrich)である。他の適したポリマーおよび膨潤剤は、Cosm. Toil. 1
08, 95(1993)のR. Lochheadのレビューで見られる。
【0023】 本発明において、特に透明パックの場合に着色剤および香料を安定化するのに
使用されうる日焼け止め剤(UV保護剤)は、室温で液状または結晶質であり、
紫外線を吸収して、その吸収したエネルギーをより長波長の放射線(例えば熱)
として放出することのできる有機物質(光フィルター)である。UV−Bフィル
ターは、油溶性または水溶性であり得る。油溶性物質を以下例示する:
【0024】 ・3−ベンジリデンカンファーまたは3−ベンジリデンノルカンファーおよびそ
れらの誘導体、例えばEP-B 0693471に記載の3−(4−メチルベンジリデン)−
カンファー; ・4−アミノ安息香酸誘導体、好ましくは4−(ジメチルアミノ)−安息香酸−
2−エチルヘキシルエステル、4−(ジメチルアミノ)−安息香酸−2−オクチ
ルエステル、および4−(ジメチルアミノ)−安息香酸アミルエステル; ・桂皮酸エステル、好ましくは4−メトキシ桂皮酸−2−エチルヘキシルエステ
ル、4−メトキシ桂皮酸プロピルエステル、4−メトキシ桂皮酸イソアミルエス
テル、2−シアノ−3,3−フェニル桂皮酸−2−エチルヘキシルエステル[オ
クトクリレン(Octocrylene)]; ・サリチル酸エステル、好ましくはサリチル酸−2−エチルヘキシルエステル、
サリチル酸−4−イソプロピルベンジルエステル、サリチル酸ホモメンチルエス
テル; ・ベンゾフェノン誘導体、好ましくは2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェ
ノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−4'−メチルベンゾフェノン、2,2'−
ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン; ・ベンザルマロン酸エステル、好ましくは4−メトキシベンザルマロン酸ジ−2
−エチルヘキシルエステル; ・トリアジン誘導体、例えば2,4,6−トリアニリノ−(p−カルボ−2'−エ
チル−1'−ヘキシルオキシ)−1,3,5−トリアジン、およびEP-A1 0818450に
記載のオクチルトリアゾン(Octyl Triazone); ・プロパン−1,3−ジオン、例えば1−(4−tert−ブチルフェニル)−3−
(4'−メトキシフェニル)−プロパン−1,3−ジオン; ・EP-B1 0694521に記載のケトトリシクロ(5.2.1.0)デカン誘導体。
【0025】 適当な水溶性物質は、次のような物質である: ・2−フェニルベンゾイミダゾール−5−スルホン酸並びにそのアルカリ金属塩
、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、アルキルアンモニウム塩、アルカノー
ルアンモニウム塩およびグルカンモニウム塩; ・ベンゾフェノンのスルホン酸誘導体、好ましくは2−ヒドロキシ−4−メトキ
シベンゾフェノン−5−スルホン酸およびその塩; ・3−ベンジリデンカンファーのスルホン酸誘導体、例えば4−(2−オキソ−
3−ボルニリデンメチル)−ベンゼンスルホン酸および2−メチル−5−(2−
オキソ−3−ボルニリデン)−スルホン酸並びにそれらの塩。
【0026】 通常のUV−Aフィルターはとりわけ、ベンゾイルメタン誘導体、例えば1−
(4'−tert−ブチルフェニル)−3−(4'−メトキシフェニル)−プロパン−
1,3−ジオン、4−tert.-ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン(Parso
l 1789)または1−フェニル−3−(4'−イソプロピルフェニル)−プロパン−
1,3−ジオンである。UV−AフィルターとUV−Bフィルターを混合物とし
て使用しても当然よい。上記可溶性物質のほかに、不溶性光遮蔽顔料、すなわち
、微分散金属酸化物または塩、例えば二酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄、酸化ア
ルミニウム、酸化セリウム、酸化ジルコニウム、ケイ酸塩(タルク)、硫酸バリ
ウムおよびステアリン酸亜鉛を、この目的のために使用してもよい。粒子は、平
均直径100nm未満、好ましくは5〜50nm、より好ましくは15〜30nmであ
るべきである。粒子は球形であり得るが、楕円形粒子または他の非球形粒子を使
用してもよい。他の適当なUVフィルターは、P. Finkel著のレビュー、SOFW−J
ournal、122、543(1996)に記載されている。
【0027】 適した酸化防止剤の典型的な例は、アミノ酸(例えば、グリシン、ヒスチジン
、チロシン、トリプトファン)およびその誘導体、イミダゾール(例えばウロカ
ニン酸)およびその誘導体、ペプチド、例えばD,L−カルノシン、D−カルノ
シン、L−カルノシンおよびその誘導体(例えば、アンセリン)、カロチノイド
、カロチン(例えば、α−カロチン、β−カロチン、リコピン)およびその誘導
体、クロロゲン酸およびその誘導体、リポ酸およびその誘導体(ジヒドロリポ酸
)、アウロチオグルコース、プロピルチオウラシルおよび他のチオール(例えば
、チオレドキシン、グルタチオン、システイン、シスチン、シスタミンおよびそ
れらのグリコシル、N−アセチル、メチル、エチル、プロピル、アミル、ブチル
およびラウリル、パルミトイル、オレイル、γ−リノレイル、コレステリルおよ
びグリセリルエステル)およびそれらの塩、ジラウリルチオジプロピオネート、
ジステアリルチオジプロピオネート、チオジプロピオン酸およびそれらの誘導体
(エステル、エーテル、ペプチド、脂質、ヌクレオチド、ヌクレオシドおよびそ
の塩)およびスルホキシイミン化合物(例えば、ブチオニンスルホキシイミン、
ホモシステインスルホキシイミン、ブチオニンスルホン、ペンタ−、ヘキサ−お
よびヘプタ−チオニンスルホキシイミン)(非常に少量の適合量、例えばpmo
le〜μmole/kg)、(金属)キレート化剤(例えば、α−ヒドロキシ脂
肪酸、パルミチン酸、フィチン酸、ラクトフェリン)、α−ヒドロキシ酸(例え
ば、クエン酸、乳酸、リンゴ酸)、フミン酸、胆汁酸、胆汁抽出物、ビリルビン
、ビリベルジン、EDTA、EGTAおよびそれらの誘導体、不飽和脂肪酸およ
びその誘導体(例えば、γ−リノレン酸、リノール酸、オレイン酸)、ヨウ酸お
よびその誘導体、ユビキノンおよびユビキノールおよびそれらの誘導体、ビタミ
ンCおよびそれらの誘導体(例えば、アスコルビルパルミテート、Mgアスコル
ビルホスフェート、アスコルビルアセテート)、トコフェロールおよびその誘導
体(例えば、ビタミンEアセテート)、ビタミンAおよびその誘導体(ビタミン
Aパルミテート)およびベンゾイン樹脂のコニフェリルベンゾエート、ルチン酸
およびその誘導体、α−グリコシルルチン、フェルラ酸、フルフリリデングルシ
トール、カルノシン、ブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール
、ノルジヒドログアヤク樹脂酸、ノルジヒドログアイアレチン酸、トリヒドロキ
シブチロフェノン、尿酸およびその誘導体、マンノースおよびその誘導体、スー
パーオキシドジスムターゼ(Superoxid-Dismutase)、亜鉛およびその誘導体(
例えば、ZnO、ZnSO4)、セレンおよびその誘導体(例えば、セレンメチ
オニン)、スチルベンおよびその誘導体(例えば、酸化スチルベン、酸化トラン
ス−スチルベン)および本発明の目的に適したこれらの活性物質誘導体(塩、エ
ステル、エーテル、糖、ヌクレオチド、ヌクレオシド、ペプチドおよび脂質)で
ある。
【0028】 流動挙動を改善するために、更にヒドロトロープ、例えばエタノール、イソプ
ロピルアルコール、またはポリオールを使用し得る。適当なポリオールは、好ま
しくは2〜15個の炭素原子および少なくとも2個のヒドロキシル基を有する。
その例は、 ・グリセロール; ・アルキレングリコール、例えばエチレングリコール、ジエチレングリコール
、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ヘキシレングリコール、および
平均分子量100〜1000ダルトンのポリエチレングリコール; ・自己縮合度1.5〜10の工業用オリゴグリセロール混合物、例えばジグリ
セロール含量40〜50重量%の工業用ジグリセロール混合物; ・メチロール化合物、例えばとりわけ、トリメチロールエタン、トリメチロー
ルプロパン、トリメチロールブタン、ペンタエリスリトールおよびジペンタエリ
スリトール; ・低級アルキルグルコシド(特に、アルキル基の炭素数1〜8のもの)、例えば
メチルおよびブチルグルコシド; ・5〜12個の炭素原子を有する糖アルコール、例えばソルビトールまたはマ
ンニトール; ・5〜12個の炭素原子を有する糖、例えばグルコースまたはスクロース; ・アミノ糖、例えばグルカミド である。
【0029】 適当な保存剤は、例えば、フェノキシエタノール、ホルムアルデヒド溶液、パ
ラベン、ペンタンジオールまたはソルビン酸およびKosmetikverordnungの付録6
パートAおよびBに挙げられる他の群の化合物である。
【0030】 適当な香油は、天然および合成芳香剤の混合物である。天然芳香剤は、花(ユ
リ、ラベンダー、バラ、ジャスミン、ネロリ、イランイラン)、茎および葉(ゼ
ラニウム、パチョリ、プチグレン)、果実(アニス、コリアンダー、キャラウェ
ー、ビャクシン)、果皮(ベルガモット、レモン、オレンジ)、根(ナツメグ、
アンゼリカ、セロリ、カルダモン、コスタス、アヤメ、ショウブ)、木(マツ、
ビャクダン、グアヤク、シーダー、シタン)、薬草および草(タラゴン、レモン
グラス、セージ、タイム)、針葉および枝(トウヒ、モミ、マツ、低木マツ)、
樹脂およびバルサム(ガルバヌム、エレミ、ベンゾイン、ミルラ、乳香、オポパ
ナクス)である。動物性原料、例えばシベットおよびビーバーを使用してもよい
。典型的な合成香料化合物は、エステル、エーテル、アルデヒド、ケトン、アル
コールおよび炭化水素タイプの生成物である。エステルタイプの香料化合物の例
は、酢酸ベンジル、イソ酪酸フェノキシエチル、酢酸p-tert‐ブチルシクロヘキ
シル、酢酸リナリル、酢酸ジメチルベンジルカルビニル、酢酸フェニルエチル、
安息香酸リナリル、蟻酸ベンジル、エチルメチルフェニルグリシネート、プロピ
オン酸アリルシクロヘキシル、プロピオン酸スチアリルおよびサリチル酸ベンジ
ルである。エーテルは、例えばベンジルエチルエーテルであり、アルデヒドは、
例えば炭素数8〜18の直鎖アルカナール、シトラール、シトロネラール、シト
ロネルオキシアセトアルデヒド、シクラメンアルデヒド、ヒドロキシルシトロネ
ラール、リリアール(Lilial)およびブルジョナール(Bourgeonal)である。適
当なケトンの例は、イオノン、α−イソメチルイオノンおよびメチルセドリルケ
トンである。適当なアルコールは、アネトール、シトロネロール、オイゲノール
、イソオイゲノール、ゲラニオール、リナロオール、フェニルエチルアルコール
およびテルピノールである。炭化水素は、主にテルペンおよびバルサムである。
しかしながら、好ましい芳香を共に発する異なる香料化合物の混合物を使用する
ことが好ましい。他の適当な香油は、アロマ成分として主として使用される比較
的低い揮発性の精油である。例は、セージ油、カモミール油、チョウジノキ油、
メリッサ油、ミント油、シナモン葉油、ライム花油、杜松子油、ベチベルソウ油
、乳香油、ガルバヌム油、ラボラヌモール(Labolanumoel)およびラバンジノー
ル(Lavandinoel)である。以下のものは、単独でも混合物の形態でも好ましく使
用される:ベルガモット油、ジヒドロミリセノール、リリアール(Lilial)、ラ
イラール(Lyral)、シトロネロール、フェニルエチルアルコール、α−ヘキシ
ルシンナムアルデヒド、ゲラニオール、ベンジルアセトン、シクラメンアルデヒ
ド、リナロオール、Boisambrene Forte、Ambroxan、インドール、ヘジオン(Hed
ione)、サンデライス(Sandelice)、シトラス油、マンダリン油、オレンジ油、
アリルアミルグリコレート、シクロバータル(Cyclovertal)、ラバンジンオイル
(Lavandinoel)、サリビア油、β−ダマセノン、ゼラニウム油ブルボン(Gerani
umoel Bourbon)、サリチル酸シクロヘキシル、Vertofix Coeur、Iso-E-Super、F
ixolide NP、エベルニル、イラルデインガンマ(iraldein gamma)、フェニル酢
酸、酢酸ゲラニル、酢酸ベンジル、ローズオキシド、ロミルラート(Romillat)
、イロチル(Iroty)およびフロラマート(Floramat)。
【0031】 適当な色素は、例えば“Kosmetische Faerbemittel”、the Farbstoffkommiss
ion der Deutschen Forschungsgemeinschaft、Verlag Chemie、Weinheim、19
84、第81〜106頁に挙げられているような、化粧目的に適当で承認された
物質である。そのような色素は通例、混合物全体に対して0.001〜0.1重量
%の濃度で使用される。
【0032】 助剤および添加剤の合計パーセントは、所定の配合物に対して1〜50重量%
、好ましくは5〜40重量%であってよい。配合物は、標準常温または熱間加工
によって調製され、好ましくは転相温度(PIT)法によって好ましくは調製さ
れうる。
【0033】 (実施例) 以下の配合物例において、(1、3)はw/oクレンジングローションであり
、(2)はw/oクレンジングクリームであり、(4、8、10、11)はo/
wクレンジングローションであり、(5、6、7、9)はo/wクレンジングク
リームであり、(12)はクレンジングゲルであり、(13)はクレンジングオ
イルであり、(14)はPITエマルジョンである。配合物(1)は、常温乳化
され、他のすべての配合物は、PIT法によって製造された。
【0034】
【表1】 *)活性物質に基づく
【0035】
【表2】 *)活性物質に基づく
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C083 AA082 AA122 AB052 AC022 AC071 AC072 AC102 AC122 AC172 AC241 AC242 AC342 AC351 AC352 AC391 AC392 AC401 AC421 AC431 AC441 AC471 AC782 AC901 AD041 AD092 AD111 AD112 AD161 AD352 AD511 AD662 BB04 BB05 BB06 BB07 BB13 CC11 DD23 DD31 DD41 EE12

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化粧落とし剤の製造のための(a)グリセリンおよびC6-10 脂肪酸またはそのメチルエステルの混合物または(b)上記の脂肪酸からなるト
    リグリセリドによる植物性油の部分エステル交換によって得られる工業用ジ−/
    トリグリセリド混合物の使用。
  2. 【請求項2】 C8-10脂肪酸またはそのエステルによるココナツ油の部分エ
    ステル交換によって得られるジ−/トリグリセリド混合物を使用することを特徴
    とする請求項1に記載の使用。
  3. 【請求項3】 グリセリドが、6〜18個の炭素原子を有する脂肪アルコー
    ルからなるゲルベアルコール、直鎖C6-22脂肪酸と直鎖C6-22脂肪アルコールと
    のエステル、分枝状C6-13カルボン酸と直鎖C6-22脂肪アルコールとのエステル
    、直鎖C6-22脂肪酸と分枝状アルコールとのエステル、直鎖または分岐状C6-22 脂肪アルコールとヒドロキシカルボン酸とのエステル、多価アルコールおよび/
    またはゲルベアルコールと直鎖および/または分岐状脂肪酸とのエステル、芳香
    族カルボン酸とC6-22脂肪アルコールおよび/またはゲルベアルコールとのエス
    テル、1〜22個の炭素原子を有する直鎖もしくは分岐状アルコールまたは2〜
    10個の炭素原子および2〜6個のヒドロキシル基を有するポリオールとC2-12 ジカルボン酸とのエステル、植物性油、分岐状1級アルコール、置換シクロヘキ
    サン、直鎖および/または分岐状C6-22アルコールと安息香酸とのエステル、合
    計16〜32個の炭素原子を有する直鎖、分岐状または環状モノ−および/また
    はジアルキルカーボネート、1個のアルキル基につき6〜22個の炭素原子を有
    する直鎖または分岐状の対称または非対称ジアルキルエーテル、ポリオールによ
    るエポキシド化脂肪酸エステルの開環生成物、シリコーン油および/または脂肪
    族またはナフテン系炭化水素からなる群から選択される他の油成分と共に使用さ
    れることを特徴とする請求項1または2に記載の使用。
  4. 【請求項4】 洗浄組成物に基づいて10〜80重量%の量で、グリセリド
    が、要すれば他の油成分と共に使用されることを特徴とする請求項1〜3のいず
    れかに記載の使用。
  5. 【請求項5】 グリセリドが、エマルジョンの形態で、化粧落とし剤の製造
    のために使用されることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の使用。
  6. 【請求項6】 グリセリドが、8〜22個の炭素原子を有する直鎖脂肪アル
    コール、12〜22個の炭素原子を有する脂肪酸、およびアルキル基中に8〜1
    5個の炭素原子を有するアルキルフェノールの、エチレンオキシド2〜30モル
    および/またはプロピレンオキシド0〜5モル付加物;グリセロールのエチレン
    オキシド1〜30モル付加物のC12/18脂肪酸モノエステルおよびジエステル;
    6〜22個の炭素原子を有する飽和および不飽和脂肪酸並びにそれらのエチレン
    オキシド付加物の、グリセロールモノエステルおよびジエステル、並びにソルビ
    タンモノエステルおよびジエステル;アルキル基中に8〜22個の炭素原子を有
    するアルキルモノ−およびオリゴグリコシド、並びにそれらのエトキシル化類似
    体;ヒマシ油および/または水素化ヒマシ油のエチレンオキシド15〜60モル
    付加物;ポリオールエステル;ヒマシ油および/または水素化ヒマシ油のエチレ
    ンオキシド2〜15モル付加物;直鎖、分枝状、不飽和または飽和C6/22脂肪酸
    、リシノール酸および12−ヒドロキシステアリン酸と、グリセロール、ポリグ
    リセロール、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、糖アルコール、
    アルキルグルコシドおよびポリグルコシドとの部分エステル;モノ−、ジ−およ
    びトリアルキルホスフェート、並びにモノ−、ジ−および/またはトリ−PEG
    −アルキルホスフェートおよびそれらの塩;羊毛ワックスアルコール;ポリシロ
    キサン/ポリアルキルポリエーテルコポリマー;ペンタエリスリトール、脂肪酸
    、クエン酸および脂肪アルコールの混合エステル、および/または6〜22個の
    炭素原子を有する脂肪酸、メチルグルコースおよびポリオールの混合エステル;
    ならびにポリアルキレングリコールからなる群から選択されるノニオン乳化剤と
    共に使用されることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の使用。
  7. 【請求項7】 グリセリドが、アニオン、カチオン、両性および/または双
    性乳化剤と共に使用されることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の使
    用。
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