JP2003506390A - アルコキシル化カルボン酸エステルを含有するサンスクリーン製剤 - Google Patents

アルコキシル化カルボン酸エステルを含有するサンスクリーン製剤

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アンケ・エッゲルス
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コグニス・ドイチュラント・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング・ウント・コムパニー・コマンディットゲゼルシャフト
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、(a)油成分、(b)アルコキシル化カルボン酸エステル、および(c)UV光保護フィルターを含有する、好ましくはo/wマイクロエマルジョンの形態である新規サンスクリーン製剤に関する。この製剤は、透明度および相安定性が高く、皮膚および化粧品適合性に優れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、油成分、ある種のアニオン性乳化剤、およびUVフィルターを含有
する日焼け止め組成物、および該混合物の日焼け止め組成物製造のための使用に
関する。
【0002】 (背景技術) 日光の影響下、正常な皮膚の着色はメラニンの生成を導く。長波長UV−A光
に曝されると、表皮に存在するメラニンが濃色化するが、有害作用は起こらない
。一方、短波長UV−B光は、新たなメラニンの生成を引き起こす。しかし、こ
の保護色素が生成し得るまでは、皮膚は濾光されていない光に曝され、曝露時間
によって、皮膚の赤色化(紅斑)、皮膚の炎症(サンバーン)または水疱形成を起こ
し得る。そのような皮膚病変に関連する生体の負荷は、例えばヒスタミン放出に
関係して、更に頭痛、倦怠、発熱、心臓および循環器症状などを起こし得る。日
光の有害作用からの保護を求める消費者は、多くは油および乳液状エマルジョン
(少しのスキンケア成分と、とりわけUVフィルターを含有する)である、ある範
囲の製品からの選択を行い得る。これに関する概要は、例えばP.Finkel、Parf.K
osm.76、432(1995)およびS.Schauder、Parf.Kosm.76、490(1995)に記載されてい
る。
【0003】 しかし、改善された性能スペクトルを有する製品が、依然として市場で求めら
れている。特に興味深いのは、貯蔵中に相分離または沈降を起こすことなく比較
的大量のUVフィルターを配合できる組成物である。例えばヨーロッパ特許出願
EP−A10667144(L'Oreal)に記載のような転相温度法により製造する
製剤は、二酸化チタン配合量を比較的多くする場合、分散固体を非常に短時間で
分離する傾向を示す。もう一つの問題は、UVフィルターの多くは製剤中の他の
成分と相互作用し得、化学反応および貯蔵安定性低下を招き得るということであ
る。また、消費者は、非常に敏感な皮膚に適用した場合も皮膚化粧品適合性の高
い、透明な製剤を好む。
【0004】 (発明の開示) (発明が解決しようとする技術的課題) 本発明の課題は、相安定性、貯蔵安定性、透明性および敏感皮膚適合性のいず
れにも優れた日焼け止め組成物を提供することである。
【0005】 (その解決方法) 本発明は、 (a)油成分、 (b)アルコキシル化カルボン酸エステル、および (c)UVフィルター を含有する日焼け止め組成物に関する。
【0006】 驚くべきことに、o/wマイクロエマルジョンの形態であることが好ましい上
記のような製剤は、UVフィルター配合量が比較的多い場合にも非常に貯蔵安定
性が高く、皮膚用化粧品適合性も特に高いことがわかった。更に、製剤の粒子が
細かいことにより製剤が透明となり、これは生成物の美観に寄与する。本発明は
、(b1)アルコキシル化カルボン酸エステルと、(b2)脂肪酸モノグリセリ
ドエーテルスルフェート、アルキルエーテルスルフェート、アルキルオリゴグル
コシドおよび/または脂肪酸ポリグリコールエステルスルフェートとの、重量比
10:90ないし90:10(好ましくは25:75ないし75:25)の混合
物を乳化剤として使用することにより、特に有利な組成物が得られるという知見
を包含する。
【0007】 油成分 適当な油成分(成分a)の例は、C6-18(好ましくはC8-10)脂肪アルコール
から誘導するゲルベアルコール、直鎖C6-22脂肪酸と直鎖C6-22脂肪アルコール
とのエステル、分枝状C6-13カルボン酸と直鎖C6-22脂肪アルコールとのエステ
ル、直鎖C6-22脂肪酸と分枝状アルコール(とりわけ2−エチルヘキサノール)
とのエステル、直鎖および/または分枝状脂肪酸と多価アルコール(例えば、プ
ロピレングリコール、二量体ジオールまたは三量体トリオール)および/または
ゲルベアルコールとのエステル、C6-10脂肪酸トリグリセリド、C6-18脂肪酸の
液体モノ−/ジ−/トリグリセリド混合物、C6-22脂肪アルコールおよび/また
はゲルベアルコールと芳香族カルボン酸(とりわけ安息香酸)とのエステル、C 2-12 ジカルボン酸と直鎖もしくは分枝状C1-22アルコールまたはヒドロキシル基
数2〜6のC2-10ポリオールとのエステル、植物油、分枝状第一級アルコール、
置換シクロヘキサン、直鎖C6-22脂肪アルコールカーボネート、ゲルベカーボネ
ート、安息香酸と直鎖および/または分枝状C6-22アルコールとのエステル[例
えばFinsolv(登録商標)TN]、ジアルキルエーテル、エポキシ化脂肪酸エステ
ルのポリオールによる開環生成物、シリコーン油、および/または脂肪族もしく
はナフテン族炭化水素である。
【0008】 他の適当な油成分は、シリコーン化合物、例えば、ジメチルポリシロキサン、
メチルフェニルポリシロキサン、環状シリコーン、並びにアミノ−、脂肪酸−、
アルコール−、ポリエーテル−、エポキシ−、フッ素−、アルキル−および/ま
たはグリコシド−修飾シリコーン化合物(室温で液状および樹脂様であり得るも
の)である。油成分は本発明の組成物中に、非水性成分に対して1〜90重量%
、好ましくは5〜75重量%、より好ましくは10〜50重量%の量で存在し得
る。
【0009】 アルコキシル化カルボン酸エステル アルコキシル化カルボン酸エステル(成分b)は、従来知られている。これは
例えば、アルコキシル化カルボン酸をアルコールでエステル化することによって
得ることができる。しかし、本発明の目的のためには、該化合物の合成を好まし
くは、カルボン酸エステルとアルキレンオキシドとを、触媒、とりわけ焼成ハイ
ドロタルサイトの存在下に反応させて行い(DE3914131Aに従う)、同
族体分布の狭い化合物を得る。この方法によって、一価アルコールのカルボン酸
エステルおよび多価アルコールのカルボン酸エステルのいずれも、アルコキシル
化することができる。
【0010】 式(I): R1CO(AlkO)nOR2 (I) [式中、R1COは炭素原子数6〜30の脂肪族アシル基であり、AlkOはア
ルキレンオキシドを表し、nは1〜30の値であり、Rは炭素原子数1〜8の
脂肪族アルキル基である。] で示される一価アルコールのアルコキシル化カルボン酸エステルが、本発明の目
的のために好ましい。AlkOは、カルボン酸エステルと反応するアルキレンオ
キシドを表し、これはエチレンオキシド、プロピレンオキシドおよび/またはブ
チレンオキシドを包含し、好ましくはエチレンオキシドおよび/またはプロピレ
ンオキシド、とりわけエチレンオキシドのみである。
【0011】 特に適当な式(I)で示されるアルコキシル化カルボン酸エステルにおいては
、R1COが炭素原子数6〜22(とりわけ10〜18)の直鎖または分枝状、
飽和または不飽和アシル基であり、AlkOがエチレンオキシドおよび/または
プロピレンオキシドを表し、nが平均値5〜20であり、R2が炭素原子数1〜
8(好ましくは1〜4)の脂肪族アルキル基、とりわけメチル基である。
【0012】 好ましいアシル基は、天然物または合成物由来の炭素原子数6〜22のカルボ
ン酸、とりわけ飽和および/または不飽和の直鎖脂肪酸から誘導し、そのような
酸は、それらの工業用混合物(動物および/または植物の脂肪および油、例えば
ヤシ油、パーム核油、パーム油、大豆油、ヒマワリ油、ナタネ油、綿実油、魚油
、牛脂およびラードの脂肪分解により得られる)を包含する。そのようなカルボ
ン酸の例は、カプロン酸、カプリル酸、2−エチルヘキサン酸、カプリン酸、ラ
ウリン酸、イソトリデカン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、パルミトレイン酸
、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、エライジン酸、ペトロセリン
酸、リノール酸、リノレン酸、エレオステアリン酸、アラキン酸、ガドレイン酸
、ベヘン酸、および/またはエルカ酸である。
【0013】 特に適当な式(I)で示されるアルコキシル化カルボン酸エステルにおいては
、R1COが炭素原子数10〜18の直鎖または分枝状、飽和および/または不
飽和の脂肪族アシル基であり、AlkOがエチレンオキシドおよび/またはプロ
ピレンオキシド(好ましくはエチレンオキシド)を表し、nが5〜20の値であ
り、R2がメチル基である。そのような化合物の例は、ラウリン酸メチルエステ
ル、ヤシ油脂肪酸メチルエステルおよび獣脂脂肪酸メチルエステルの、エチレン
オキシド平均5、7、9または11モルによるアルコキシル化物である。
【0014】 モノグリセリド(エーテル)スルフェート アニオン性補助乳化剤として適当なモノグリセリドスルフェートおよびモノグ
リセリドエーテルスルフェートは、適当な有機合成化学的方法で得られる既知の
アニオン性界面活性剤である。この合成のためには通例、トリグリセリドをエス
テル交換してモノグリセリドとし(場合によりエトキシル化した後)、次いで硫
酸化し、中和する。部分グリセリドを適当な硫酸化剤(好ましくは気体状三酸化
イオウまたはクロロスルホン酸)と反応させてもよい[EP0561825B1
、EP0561999B1(Henkel)参照]。所望により、中和生成物を限外濾
過して、電解質含量を所望のレベルまで低下し得る[DE4204700Al(
Henkel)]。モノグリセリドスルフェートの化学の概要は、例えばA.K.Biswasら
、J.Am.Oil Chem.Soc.37、171(1960)、およびF.U.Ahmed、J.Am.Oil.Chem.Soc.67 、8(1990)に記載されている。
【0015】 本発明に従って使用するモノグリセリド(エーテル)スルフェートは、式(II
):
【化1】 [式中、R3COは炭素原子数6〜22の直鎖または分枝状アシル基であり、x
、yおよびzは、いずれも0であるか、または1〜30(好ましくは2〜10)
の値であり、Xはアルカリ金属またはアルカリ土類金属である。] で示される。
【0016】 本発明の目的のために適当なモノグリセリド(エーテル)スルフェートの例は
、ラウリン酸モノグリセリド、ヤシ油脂肪酸モノグリセリド、パルミチン酸モノ
グリセリド、ステアリン酸モノグリセリド、オレイン酸モノグリセリドおよび獣
脂脂肪酸モノグリセリド並びにそれらのエチレンオキシド付加物と、三酸化イオ
ウまたはクロロスルホン酸との反応生成物で、ナトリウム塩の形態のものである
。R3COが炭素原子数8〜18の直鎖アシル基である式(II)で示されるモノ
グリセリドスルフェートを使用することが好ましい。
【0017】 アルキルエーテルスルフェート アニオン性補助乳化剤として使用し得るアルキルエーテルスルフェート(「エ
ーテルスルフェート」)は、脂肪アルコールまたはオキソアルコールのポリグリ
コールエーテルをSO3またはクロロスルホン酸(CSA)で硫酸化し、次いで
中和することによって、工業的規模で製造される既知の界面活性剤である。
【0018】 本発明に従って使用するのに適当なエーテルスルフェートは、式(III): R4O(CH2CH2O)mSO3X (III) [式中、R4は、炭素原子数6〜22の直鎖または分枝状アルキルおよび/また
はアルケニル基であり、mは1〜10の値であり、Xはアルカリ金属および/ま
たはアルカリ土類金属、アンモニウム、アルキルアンモニウム、アルカノールア
ンモニウムまたはグルカンモニウムである。] で示される。
【0019】 その例は、カプロンアルコール、カプリルアルコール、2−エチルヘキシルア
ルコール、カプリンアルコール、ラウリルアルコール、イソトリデシルアルコー
ル、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、パルミトレイルアルコール、ス
テアリルアルコール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール、エライ
ジルアルコール、ペトロセリニルアルコール、アラキルアルコール、ガドレイル
アルコール、ベヘニルアルコール、エルシルアルコール、ブラシジルアルコール
およびそれらの工業用混合物の、エチレンオキシド平均1〜10モル(とりわけ
2〜5モル)付加物のスルフェートで、ナトリウムおよび/またはマグネシウム
塩の形態のものである。エーテルスルフェートは、通常の同族体分布のものでも
、狭い同族体分布のものでもよい。工業用C12/14またはC12/18ヤシ
油脂肪アルコールフラクションのエチレンオキシド平均2〜3モル付加物から誘
導する、ナトリウムおよび/またはマグネシウム塩の形態のエーテルスルフェー
トを使用することが特に好ましい。
【0020】 アルキルおよび/またはアルケニルオリゴグリコシド ノニオン性補助乳化剤として適当なアルキルおよびアルケニルオリゴグリコシ
ドは、式(IV): R5O−[G]p (IV) [式中、R5は、炭素原子数4〜22のアルキルおよび/またはアルケニル基で
あり、Gは炭素原子数5または6の糖単位であり、pは1〜10の値である。]
で示される既知のノニオン性界面活性剤である。アルキルおよびアルケニルオリ
ゴグリコシドは、関連の有機化学的合成方法によって得られる。それに関する広
範な文献の例として、EP0301298A1およびWO90/03977を引
用する。
【0021】 アルキルおよび/またはアルケニルオリゴグリコシドは、炭素原子数5または
6のアルドースまたはケトースから、好ましくはグルコースから誘導し得る。す
なわち、好ましいアルキルおよび/またはアルケニルオリゴグリコシドは、アル
キルおよび/またはアルケニルオリゴグルコシドである。
【0022】 式(IV)中の指数pは、オリゴマー化度(DP)、すなわちモノ−およびオリ
ゴグリコシドの分布を示し、1〜10の値である。個々の化合物のpは常に整数
であり、特に1〜6の値であり得るが、アルキルオリゴグリコシドとしての値p
は、分析学的に求めた計算値であって、通例整数でない。平均オリゴマー化度p
が1.1〜3.0であるアルキルおよび/またはアルケニルオリゴグリコシドを使
用することが好ましい。オリゴマー化度が1.7未満、とりわけ1.2〜1.4で
あるアルキルおよび/またはアルケニルオリゴグリコシドが、適用の観点から好
ましい。
【0023】 アルキルまたはアルケニル基R5は、炭素原子数4〜11、好ましくは8〜1
0の第一級アルコールから誘導し得る。そのようなアルコールの例は、ブタノー
ル、カプロンアルコール、カプリルアルコール、カプリンアルコールおよびウン
デシルアルコール、並びにそれらの工業用混合物(例えば、工業用脂肪酸メチル
エステルを水素化することによるか、または Roelen のオキソ合成由来のアルデ
ヒドを水素化することによって得られる)である。工業用C8-18ヤシ油脂肪アル
コールの分留において最初の蒸留物として得られ、不純物としてのC12アルコー
ルの含量が6重量%未満であり得るアルコールから誘導した、鎖長C8-10のアル
キルオリゴグルコシド(DP=1〜3)、および工業用C9/11オキソアルコール
から誘導したアルキルオリゴグルコシド(DP=1〜3)が好ましい。また、ア
ルキルまたはアルケニル基R5は、炭素数12〜22、好ましくは12〜14の
第一級アルコールから誘導してもよい。そのようなアルコールの例は、ラウリル
アルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、パルミトレイルアルコ
ール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール
、エライジルアルコール、ペトロセリニルアルコール、アラキルアルコール、ガ
ドレイルアルコール、ベヘニルアルコール、エルシルアルコール、ブラシジルア
ルコール、およびそれらの工業用混合物(前記のようにして得られる)である。
水素化C12/14ヤシ油アルコールから誘導した、DPが1〜3であるアルキルオ
リゴグルコシドが好ましい。
【0024】 脂肪酸ポリグリコールエステルスルフェート ノニオン性補助乳化剤として適当な脂肪酸ポリグリコールエステルスルフェー
トは、式(V): R6COO(AO)qSO3X (V) [式中、R6COは炭素原子数6〜22の直鎖または分枝状、飽和または不飽和
アシル基であり、qは平均1〜3の値であり、AOはCHCHO、CH
H(CH)Oおよび/またはCH(CH)CHO基であり、Xはアルカリ
金属および/またはアルカリ土類金属、アンモニウム、アルキルアンモニウム、
アルカノールアンモニウムまたはグルカンモニウムである。] で示される既知の界面活性剤である。
【0025】 該化合物の合成のためには、対応する脂肪酸ポリグリコールエステルを硫酸化
する。脂肪酸ポリグリコールエステルは、適当な有機化学の合成法により得られ
る。この目的のために、触媒としての酸の存在下、好ましくは塩基、例えばナト
リウムメチラートまたは焼成ハイドロタルサイトの存在下に、対応する脂肪酸に
エチレンオキシド、プロピレンオキシドまたはそれらの混合物を、ランダムに、
またはブロックとして付加する。アルコキシル化度を1としたい場合は、脂肪酸
を対応するアルキレングリコールでエステル化することによって中間体生成物を
合成してもよい。脂肪酸ポリグリコールエステルの硫酸化は、既知の方法で、ク
ロロスルホン酸または好ましくは気体状三酸化イオウを用いて行い得る。脂肪酸
グリコールエステルと硫酸化剤とのモル比は、1:0.95ないし1:1.2、
好ましくは1:1ないし1:1.1の範囲であり、反応温度は30〜80℃、好
ましくは50〜60℃の範囲である。脂肪酸ポリグリコールエステルの硫酸化は
完全でなくてもよく、すなわち、硫酸化剤を、完全な反応のために化学量論的に
要する量よりもかなり少ない量で使用し得る。例えば、脂肪酸ポリグリコールエ
ステルと硫酸化剤とをモル比1:0.5ないし1:0.95で使用すると、脂肪
酸ポリグリコールエステルスルフェートと脂肪酸ポリグリコールエステルとの混
合物が得られ、これもすべての適用範囲に有利である。加水分解を回避するため
に、中和工程をpH5〜9、好ましくはpH7〜8で行うことが非常に重要であ
る。
【0026】 適当な出発物質の例は、カプロン酸、カプリル酸、2−エチルヘキサン酸、カ
プリン酸、ラウリン酸、イソトリデカン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、パル
ミトレイン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、エライジン酸、
ペトロセリン酸、リノール酸、リノレン酸、エレオステアリン酸、アラキン酸、
ガドレイン酸、ベヘン酸、エルカ酸、およびそれらの工業用混合物の、エチレン
オキシドおよび/またはプロピレンオキシド1〜3モル(好ましくはエチレンオ
キシド1モルまたはプロピレンオキシド1モル)付加物で、それを前記のように
硫酸化および中和する。
【0027】 本発明の好ましい態様においては、使用する式(V)で示される脂肪酸ポリグ
リコールエステルスルフェートにおいて、R6COが炭素原子数12〜14また
は12〜18のアシル基であり、qが平均1または2の値であり、AOがCH CHO基であり、Xがナトリウムまたはアンモニウムである。そのような化合
物の例は、ラウリン酸+1EOスルフェート・ナトリウム塩、ラウリン酸+1E
Oスルフェート・アンモニウム塩、ヤシ油脂肪酸+1EOスルフェート・ナトリ
ウム塩、ヤシ油脂肪酸+1EOスルフェート・アンモニウム塩、獣脂脂肪酸+1
EOスルフェート・ナトリウム塩、獣脂脂肪酸+1EOスルフェート・アンモニ
ウム塩、およびそれらの混合物である。
【0028】 上記補助乳化剤の総量は、非水性成分に対して、通例5〜75重量%、好まし
くは10〜50重量%、より好ましくは15〜30重量%である。
【0029】 UVフィルター UV保護剤の例は、室温で液状または結晶であり、紫外線を吸収して、その吸
収したエネルギーをより長波長の放射線(例えば熱)として放出することのでき
る有機物質(光フィルター、成分a)を包含する。UV−Bフィルターは、油溶
性または水溶性であり得る。油溶性物質を以下例示する:
【0030】 ・3−ベンジリデンカンファーまたは3−ベンジリデンノルカンファーおよびそ
れらの誘導体、例えば3−(4−メチルベンジリデン)−カンファー(EP06
93471B1に記載されている); ・4−アミノ安息香酸誘導体、好ましくは4−(ジメチルアミノ)−安息香酸−
2−エチルヘキシルエステル、4−(ジメチルアミノ)−安息香酸−2−オクチ
ルエステル、および4−(ジメチルアミノ)−安息香酸アミルエステル; ・桂皮酸エステル、好ましくは4−メトキシ桂皮酸−2−エチルヘキシルエステ
ル、4−メトキシ桂皮酸プロピルエステル、4−メトキシ桂皮酸イソアミルエス
テル、2−シアノ−3,3−フェニル桂皮酸−2−エチルヘキシルエステル[オ
クトクリレン(Octocrylene)]; ・サリチル酸エステル、好ましくはサリチル酸−2−エチルヘキシルエステル、
サリチル酸−4−イソプロピルベンジルエステル、サリチル酸ホモメンチルエス
テル;
【0031】 ・ベンゾフェノン誘導体、好ましくは2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェ
ノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−4'−メチルベンゾフェノン、2,2'−
ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン; ・ベンザルマロン酸エステル、好ましくは4−メトキシベンザルマロン酸ジ−2
−エチルヘキシルエステル; ・トリアジン誘導体、例えば2,4,6−トリアニリノ−(p−カルボ−2'−エ
チル−1'−ヘキシルオキシ)−1,3,5−トリアジン、およびオクチル・トリ
アゾン(Octyl Triazone)(EP0818450A1に記載されている)、また
はジオクチル・ブタミド・トリアジン(Dioctyl Butamido Triazine)[Uvasorb
(登録商標)HEB]; ・プロパン−1,3−ジオン、例えば1−(4−t−ブチルフェニル)−3−(
4'−メトキシフェニル)−プロパン−1,3−ジオン; ・ケトトリシクロ(5.2.1.0)デカン誘導体(EP0694521B1に記
載されている)。
【0032】 適当な水溶性物質は、次のような物質である: ・2−フェニルベンゾイミダゾール−5−スルホン酸並びにそのアルカリ金属塩
、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、アルキルアンモニウム塩、アルカノー
ルアンモニウム塩およびグルカンモニウム塩; ・ベンゾフェノンのスルホン酸誘導体、好ましくは2−ヒドロキシ−4−メトキ
シベンゾフェノン−5−スルホン酸およびその塩; ・3−ベンジリデンカンファーのスルホン酸誘導体、例えば4−(2−オキソ−
3−ボルニリデンメチル)−ベンゼンスルホン酸および2−メチル−5−(2−
オキソ−3−ボルニリデン)−スルホン酸並びにそれらの塩。
【0033】 通常のUV−Aフィルターはとりわけ、ベンゾイルメタン誘導体、例えば1−
(4'−t−ブチルフェニル)−3−(4'−メトキシフェニル)−プロパン−1
,3−ジオン、4−t−ブチル−4'−メトキシジベンゾイルメタン(Parsol
1789)1−フェニル−3−(4'−イソプロピルフェニル)−プロパン−1,
3−ジオン、およびDE19712033A1(BASF)に記載されたエンア
ミン化合物である。UV−AフィルターとUV−Bフィルターを混合物として使
用しても当然よい。上記可溶性物質のほかに、不溶性顔料、すなわち、微分散金
属酸化物または塩を、この目的のために使用してもよい。適当な金属酸化物の例
は、とりわけ、酸化亜鉛、二酸化チタン、および鉄、ジルコニウム、ケイ素、マ
ンガン、アルミニウムおよびセリウムの酸化物、並びにそれらの混合物である。
塩としては、ケイ酸塩(タルク)、硫酸バリウムおよびステアリン酸亜鉛を使用
し得る。このような酸化物および塩は、皮膚の手入れおよび保護用エマルジョン
並びに装飾的化粧品中に、顔料として使用される。
【0034】 このような粒子の平均直径は、100nm未満、好ましくは5〜50nm、より好
ましくは15〜30nmとすべきである。粒子は球形であり得るが、楕円形粒子ま
たは他の非球形粒子を使用してもよい。顔料は、表面処理(すなわち、親水化ま
たは疎水化)してもよい。その例は、コーティングした二酸化チタン、例えばT
itandioxid T805(Degussa)またはEusolex(登録商標)T2000(Mer
ck)である。適当な疎水性コーティング材料はとりわけ、シリコーンおよび特に
トリアルコキシオクチルシランまたはシメチコンである。日焼け止め製剤中には
、いわゆるマイクロピグメントまたはナノピグメントを使用することが好ましい
。微粉化した酸化亜鉛を使用することが好ましい。他の適当なUVフィルターは
、P.Finkel、SOEFW−Jounal、122、543(1996)、およびPa
rfuemerie und Kosmetik 3(1999)に記載されている。
【0035】 マイクロエマルジョン 本発明の好ましい態様においては、本発明の日焼け止め組成物は、マイクロエ
マルジョン、とりわけo/wマイクロエマルジョンの形態である。マイクロエマ
ルジョンは、油成分、乳化剤および水を含有する、光学的に等方性で、熱力学的
に安定な系である。分散エマルジョン粒子のサイズが小さいので(実質的に30
0nm未満、好ましくは50〜300nm)、マイクロエマルジョンは清澄に見
え、透明にさえ見える。100〜300nmの範囲では、得られるマイクロエマ
ルジョンは、透過光においては茶−赤色で、反射光においてはきらめく青色であ
る。粒子直径が100nm未満では、マイクロエマルジョンは透明である。マイ
クロエマルジョンは好ましくはいわゆる低温法において、油成分および乳化剤を
水と乳化し、次いでUVフィルターおよび場合により他の添加剤を加えることに
よって調製する。水および/またはヒドロトロープを加えることにより、所望の
活性物質含量に調節し得る。
【0036】 工業的適用 本発明の組成物は、透明度および相安定性が高く、皮膚化粧品適合性が特に高
いことによって特徴付けられる。製剤は通常、全量を100重量%とする量で下
記成分を含有する: (a)油成分1〜90重量%、好ましくは5〜80重量%、 (b)乳化剤0.05〜90重量%、好ましくは0.2〜10重量%、および (c)UVフィルター1〜90重量%、好ましくは5〜75重量%。 このような濃度範囲で、特に安定な粒子の細かいマイクロエマルジョンが得ら
れる。
【0037】 本発明は、 (a)油成分、 (b)アルコキシル化カルボン酸エステル、および (c)UVフィルター を含有するo/wマイクロエマルジョンの、日焼け止め組成物製造のための使用
にも関する。
【0038】 本発明の組成物は更に、成分と適合する更なるアニオン性界面活性剤を少量含
有し得る。その例は、石鹸、アルキルベンゼンスルホネート、アルカンスルホネ
ート、オレフィンスルホネート、アルキルエーテルスルホネート、グリセロール
エーテルスルホネート、α−メチルエステルスルホネート、スルホ脂肪酸、グリ
セロールエーテルスルフェート、脂肪酸エーテルスルフェート、ヒドロキシ混合
エーテルスルフェート、脂肪酸アミド(エーテル)スルフェート、モノおよびジア
ルキルスルホスクシネート、モノおよびジアルキルスルホスクシナメート、スル
ホトリグリセリド、アミド石鹸、エーテルカルボン酸およびその塩、脂肪酸イセ
チオネート、脂肪酸サルコシネート、脂肪酸タウリド、N−アシルアミノ酸、例
えばアシルラクチレート、アシルタートレート、アシルグルタメートおよびアシ
ルアスパルテート、アルキルオリゴグルコシドスルフェート、タンパク質脂肪酸
縮合物(特に、小麦系植物性の生成物)、並びにアルキル(エーテル)ホスフェート
である。アニオン性界面活性剤がポリグリコールエーテル鎖を有する場合、通常
の同族体分布を有し得るが、狭い同族体分布を有することが好ましい。
【0039】 本発明の組成物は、更なる助剤および添加剤として、補助乳化剤、過脂肪剤、
安定剤、ワックス、コンシステンシー調節剤、増粘剤、カチオン性ポリマー、生
体由来物質、防腐剤、ヒドロトロープ、安定剤、色素および香料をも含有し得る
【0040】 適当な補助乳化剤の例は、下記群の少なくとも一つから選択するノニオン性界
面活性剤である: ・直鎖C8-22脂肪アルコール、C12-22脂肪酸、アルキル基の炭素原子数8〜1
5のアルキルフェノール、およびアルキル基の炭素原子数8〜22のアルキルア
ミンの、エチレンオキシド2〜30モルおよび/またはプロピレンオキシド0〜
5モル付加物; ・アルキル(アルケニル)基の炭素原子数8〜22のアルキルおよび/またはア
ルケニルオリゴルリコシド、およびそれらのエトキシル化類似体; ・ヒマシ油および/または水素化ヒマシ油のエチレンオキシド1〜15モル付加
物; ・ヒマシ油および/または水素化ヒマシ油のエチレンオキシド15〜60モル付
加物; ・不飽和直鎖または飽和分枝状C12-22脂肪酸および/またはC3-18ヒドロキシ
カルボン酸の、グリセロール部分エステルおよび/またはソルビタン部分エステ
ル、並びにそれらのエチレンオキシド1〜30モル付加物;
【0041】 ・ポリグリセロール(平均自己縮合度2〜8)、ポリエチレングリコール(分子
量400〜5000)、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、糖ア
ルコール(例えばソルビトール)、アルキルグルコシド(例えばメチルグルコシ
ド、ブチルグルコシド、ラウリルグルコシド)およびポリグルコシド(例えばセ
ルロース)と、飽和および/または不飽和の直鎖または分枝状C12-22脂肪酸、
および/またはC3-18ヒドロキシカルボン酸との部分エステル、並びにそれらの
エチレンオキシド1〜30モル付加物; ・DE−PS1165574による、ペンタエリスリトール、脂肪酸、クエン酸
および脂肪アルコールの混合エステル、および/またはC6-22脂肪酸、メチルグ
ルコースおよびポリオール(好ましくはグリセロールまたはポリグリセロール)
の混合エステル; ・モノ−、ジ−およびトリアルキルホスフェート、およびモノ−、ジ−および/
またはトリ−PEG−アルキルホスフェート、並びにそれらの塩; ・羊毛ワックスアルコール; ・ポリシロキサン/ポリアルキル−ポリエーテルコポリマーおよび対応する誘導
体; ・ポリアルキレングリコール;および ・グリセロールカーボネート。
【0042】 脂肪アルコール、脂肪酸、アルキルフェノール、またはヒマシ油の、エチレン
オキシドおよび/またはプロピレンオキシド付加物は、既知の市販生成物である
。それらは同族体混合物であって、その平均アルコキシル化度は、付加反応を行
う基質化合物とエチレンオキシドおよび/またはプロピレンオキシドとの量比に
対応する。グリセロールのエチレンオキシド付加物のC12/18脂肪酸モノエステ
ルおよびジエステルは、DE−PS2024051により、化粧品製剤用の再脂
肪化剤として知られている。
【0043】 適当な部分グリセリドの例は、ヒドロキシステアリン酸モノグリセリド、ヒド
ロキシステアリン酸ジグリセリド、イソステアリン酸モノグリセリド、イソステ
アリン酸ジグリセリド、オレイン酸モノグリセリド、オレイン酸ジグリセリド、
リシノール酸モノグリセリド、リシノール酸ジグリセリド、リノール酸モノグリ
セリド、リノール酸ジグリセリド、リノレン酸モノグリセリド、リノレン酸ジグ
リセリド、エルカ酸モノグリセリド、エルカ酸ジグリセリド、酒石酸モノグリセ
リド、酒石酸ジグリセリド、クエン酸モノグリセリド、クエン酸ジグリセリド、
リンゴ酸モノグリセリド、リンゴ酸ジグリセリド、およびそれらの工業用混合物
であって、その製法に由来して少量のトリグリセリドを含有していてもよい。上
記部分グリセリドのエチレンオキシド1〜30モル(好ましくは5〜10モル)
付加物も適当である。
【0044】 適当なソルビタンエステルは、ソルビタン モノイソステアレート、ソルビタ
ン セスキイソステアレート、ソルビタン ジイソステアレート、ソルビタン ト
リイソステアレート、ソルビタン モノオレエート、ソルビタン セスキオレエー
ト、ソルビタン ジオレエート、ソルビタン トリオレエート、ソルビタン モノ
エルケート、ソルビタン セスキエルケート、ソルビタン ジエルケート、ソルビ
タン トリエルケート、ソルビタン モノリシノレート、ソルビタン セスキリシ
ノレート、ソルビタン ジリシノレート、ソルビタン トリリシノレート、ソルビ
タン モノヒドロキシステアレート、ソルビタン セスキヒドロキシステアレート
、ソルビタン ジヒドロキシステアレート、ソルビタン トリヒドロキシステアレ
ート、ソルビタン モノタートレート、ソルビタン セスキタートレート、ソルビ
タン ジタートレート、ソルビタン トリタートレート、ソルビタン モノシトレ
ート、ソルビタン セスキシトレート、ソルビタン ジシトレート、ソルビタン
トリシトレート、ソルビタン モノマレエート、ソルビタン セスキマレエート、
ソルビタン ジマレエート、ソルビタン トリマレエート、およびそれらの工業用
混合物である。上記ソルビタンエステルのエチレンオキシド1〜30モル(好ま
しくは5〜10モル)付加物も適当である。
【0045】 適当なポリグリセロールエステルの例は、ポリグリセリル-2 ジポリヒドロキ
システアレート (Dehymuls(登録商標) PGPH)、ポリグリセリン-3-ジイソステ
アレート (Lameform(登録商標) TGI)、ポリグリセリル-4 イソステアレート (
Isolan(登録商標) GI 34)、ポリグリセリル-3 オレエート(例えばCremophor
60 32)、ジイソステアロイル ポリグリセリル-3 ジイソステアレート (Isolan
(登録商標) PDI)、ポリグリセリル-3 メチルグルコース ジステアレート (Teg
o Care(登録商標) 450)、ポリグリセリル-3 蜜蝋 (Cera Bellina(登録商標)
)、ポリグリセリル-4 カプレート (Polyglycerol Caprate T2010/90)、ポリグリ
セリル-3 セチルエーテル(Chimexane(登録商標) NL)、ポリグリセリル-3 ジス
テアレート (Cremophor(登録商標) GS 32) およびポリグリセリル ポリリシノ
レート (Admul(登録商標) WOL 1403)、ポリグリセリル ダイメレート イソス
テアレート、並びにそれらの混合物である。
【0046】 他の適当なポリオールエステルの例は、トリメチロールプロパンまたはペンタ
エリスリトールと、ラウリン酸、ヤシ油脂肪酸、獣脂脂肪酸、パルミチン酸、ス
テアリン酸、オレイン酸、ベヘン酸などとのモノ、ジおよびトリエステルであっ
て、場合によりエチレンオキシド1〜30モルと反応したものである。
【0047】 他の適当な乳化剤は、双性イオン性界面活性剤である。双性イオン性界面活性
剤は、分子中に少なくとも1個の第四級アンモニウム基および少なくとも1個の
カルボキシレートおよびスルホネート基を有する界面活性化合物である。特に適
当な双性イオン性界面活性剤は、いわゆるベタイン、例えば、アルキルまたはア
シル基の炭素原子数8〜18の、N−アルキル−N,N−ジメチルアンモニウム
グリシネート(例えばヤシ油アルキルジメチルアンモニウムグリシネート)、N−
アシルアミノプロピル−N,N−ジメチルアンモニウムグリシネート(例えばヤシ
油アシルアミノプロピルジメチルアンモニウムグリシネート)、および2−アル
キル−3−カルボキシメチル−3−ヒドロキシエチルイミダゾリン、並びにヤシ
油アシルアミノエチルヒドロキシエチルカルボキシメチルグリシネートである。
CTFA名コカミドプロピルベタイン(Cocamidopropyl Betaine)として既知の
脂肪酸アミド誘導体が、特に好ましい。
【0048】 両性界面活性剤も、適当な乳化剤である。両性界面活性剤は、分子中に、C8/ 18 アルキルまたはアシル基に加えて、少なくとも1個の遊離アミノ基および少な
くとも1個の−COOHまたは−SO3H基を有する界面活性化合物で、分子内
塩を形成し得る。適当な両性界面活性剤の例は、アルキル基の炭素原子数約8〜
18の、N−アルキルグリシン、N−アルキルプロピオン酸、N−アルキルアミ
ノ酪酸、N−アルキルイミノジプロピオン酸、N−ヒドロキシエチル−N−アル
キルアミドプロピルグリシン、N−アルキルタウリン、N−アルキルサルコシン
、2−アルキルアミノプロピオン酸およびアルキルアミノ酢酸である。特に好ま
しい両性界面活性剤は、N−ヤシ油アルキルアミノプロピオネート、ヤシ油アシ
ルアミノエチルアミノプロピオネート、およびC12/18アシルサルコシンである
。 他の適当な乳化剤はカチオン性乳化剤であり、エステルクォート(esterquat
)型のもの(好ましくはメチル第四級化ジ脂肪酸トリエタノールアミンエステル
塩)が特に好ましい。
【0049】 過脂肪剤は、例えば、ラノリン、レシチン、ポリエトキシル化もしくはアシル
化ラノリンおよびレシチン誘導体、ポリオール脂肪酸エステル、モノグリセリド
、および脂肪酸アルカノールアミドのような物質から選択し得る。脂肪酸アルカ
ノールアミドは、泡安定剤としても機能する。
【0050】 適当な真珠光沢ワックスの例は、アルキレングリコールエステル、とりわけエ
チレングリコールジステアレート;脂肪酸アルカノールアミド、とりわけヤシ油
脂肪酸ジエタノールアミド;部分グリセリド、とりわけステアリン酸モノグリセ
リド;多塩基性の(場合によりヒドロキシ置換した)カルボン酸と、炭素原子数
6〜22の脂肪アルコールとのエステル、とりわけ酒石酸の長鎖エステル;脂肪
化合物、例えば脂肪アルコール、脂肪ケトン、脂肪アルデヒド、脂肪エーテルお
よび脂肪カーボネート(総炭素原子数少なくとも24のもの)、とりわけラウロ
ンおよびジステアリルエーテル;脂肪酸、例えばステアリン酸、ヒドロキシステ
アリン酸またはベヘン酸;炭素原子数12〜22のオレフィンエポキシドの、炭
素原子数12〜22の脂肪アルコールおよび/または炭素原子数2〜15/ヒド
ロキシル基数2〜10のポリオールによる開環生成物;並びにそれらの混合物で
ある。
【0051】 主要なコンシステンシー調節剤は、炭素原子数12〜22(好ましくは16〜
18)の脂肪アルコールもしくはヒドロキシ脂肪アルコール、および部分グリセ
リド、脂肪酸もしくはヒドロキシ脂肪酸である。このような物質は、同鎖長のア
ルキルオリゴグルコシドおよび/または脂肪酸N−メチルグルカミド、および/
またはポリグリセロールポリ−12−ヒドロキシステアレートと組み合せて使用
することが好ましい。 適当な増粘剤の例は、Aerosil (登録商標)種(親水性シリカ)、多糖、とり
わけキサンタンガム、グアー、寒天、アルギネート、メチルセルロース、カルボ
キシメチルセルロースおよびヒドロキシエチルセルロース、比較的高分子量の脂
肪酸ポリエチレングリコールモノ−およびジエステル、ポリアクリレート(例え
ばCarbopols(登録商標)[Goodrich]またはSynthalens(登録商標)[Sigma])
、ポリアクリルアミド、ポリビニルアルコールおよびポリビニルピロリドン、界
面活性剤、例えばエトキシル化脂肪酸グリセリド、脂肪酸とポリオール(例えば
ペンタエリスリトールまたはトリメチロールプロパン)とのエステル、狭範囲脂
肪アルコールエトキシレートまたはアルキルオリゴグルコシド、並びに電解質、
例えば塩化ナトリウムおよび塩化アンモニウムである。
【0052】 適当なカチオン性ポリマーの例は、カチオン性セルロース誘導体、例えば第四
級化ヒドロキシエチルセルロース[Polymer JR 400(登録商標);Amerchol]、
カチオン性デンプン、ジアリルアンモニウム塩およびアクリルアミドのコポリマ
ー、第四級化ビニルピロリドン/ビニルイミダゾールポリマー、例えば Luviqua
t(登録商標)(BASF)、ポリグリコールおよびアミンの縮合生成物、第四級化コ
ラーゲンポリペプチド、例えばラウリルジモニウム・ヒドロキシプロピル加水分
解コラーゲン(Lauryldimonium Hydroxypropyl Hydrolyzed Collagen)[Lamequ
at(登録商標)L;Gruenau]、第四級化小麦ポリペプチド、ポリエチレンイミン
、カチオン性シリコーンポリマー、例えばアミドメチコン(Amidomethicone)、
アジピン酸およびジメチルアミノヒドロキシプロピルジエチレントリアミンのコ
ポリマー[Cartaretine(登録商標); Sandoz]、アクリル酸とジメチルジアリ
ルアンモニウムクロリドとのコポリマー[Merquat(登録商標)550; Chemviron
]、ポリアミノポリアミド、例えばFR2252840A1に記載のもの、およ
びその架橋水溶性ポリマー、カチオン性キチン誘導体、例えば第四級化キトサン
(場合により、微結晶分布したもの)、ジハロアルキル(例えばジブロモブタン
)とビス−ジアルキルアミン(例えばビス−ジメチルアミノ−1,3−プロパン)
との縮合生成物、カチオン性グアーガム、例えば Jaguar(登録商標)CBS、J
aguar(登録商標)C−17、Jaguar(登録商標)C−16(Celanese)、並び
に第四級化アンモニウム塩ポリマー、例えば Mirapol(登録商標)A−15、Mi
rapol(登録商標)AD−1、Mirapol(登録商標)AZ−1(Miranol)である
【0053】 適当なアニオン性、双性イオン性、両性およびノニオン性ポリマーは、例えば
酢酸ビニル/クロトン酸コポリマー、ビニルピロリドン/アクリル酸ビニルコポ
リマー、酢酸ビニル/マレイン酸ブチル/アクリル酸イソボルニルコポリマー、
メチルビニルエーテル/無水マレイン酸コポリマーおよびそのエステル、未架橋
およびポリオール架橋ポリアクリル酸、アクリルアミドプロピルトリメチルアン
モニウムクロリド/アクリレートコポリマー、オクチルアクリルアミド/メタク
リル酸メチル/メタクリル酸t−ブチルアミノエチル/メタクリル酸2−ヒドロ
キシプロピルコポリマー、ポリビニルピロリドン、ビニルピロリドン/酢酸ビニ
ルコポリマー、ビニルピロリドン/メタクリル酸ジメチルアミノエチル/ビニル
カプロラクタムターポリマー、並びに場合により誘導体化したセルロースエーテ
ル、およびシリコーンである。
【0054】 適当なシリコーン化合物は、例えば、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニ
ルポリシロキサン、環状シリコーン、並びにアミノ−、脂肪酸−、アルコール−
、ポリエーテル−、エポキシ−、フッ素−、グリコシド−および/またはアルキ
ル−修飾シリコーン化合物(室温で液状および樹脂様であり得るもの)である。
他の適当なシリコーン化合物は、ジメチルシロキサン単位数200〜300の平
均鎖長を有するジメチコンと水素化シリケートとの混合物であるシメチコンであ
る。適当な揮発性シリコーンに関しては、Toddら、Cosm. Toil. 91、27(1
976)に詳細に記載されている。
【0055】 脂肪の例はグリセリド、例えばトリグリセリドを形成する炭素原子数6〜22
の脂肪酸、ヒドロキシステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、リシノー
ル酸、リノール酸、リノレン酸、エルカ酸、酒石酸、クエン酸、リンゴ酸および
それらの工業用混合物(その製法に由来して少量のトリグリセリドを含有し得る
)である。適当なワックスはとりわけ、天然ワックス、例えばカンデリラ蝋、カ
ルナウバ蝋、木蝋、エスパルト蝋、コルク蝋、グアルマ蝋(Guarumawachs)、米
糠蝋、サトウキビ蝋、オーリキュリ蝋(Ouricurywachs)、モンタン蝋、蜜蝋、
シェラック蝋、鯨蝋、ラノリン(羊毛蝋)、尾脂(Buerzelfett)、セレシン、
オゾケライト(地蝋)、ワセリン、パラフィン蝋およびマイクロワックス;化学
修飾ワックス(硬蝋)、例えばモンタンエステル蝋、サソール蝋、水素化ホホバ
蝋、並びに合成ワックス、例えばポリアルキレンワックスおよびポリエチレング
リコールワックスである。
【0056】 脂肪以外に適当な他の添加剤は、脂肪様物質、例えばレシチンおよびリン脂質
である。レシチンは、脂肪酸、グリセロール、リン酸およびコリンからエステル
化によって生成するグリセロリン脂質として当業者に知られる。すなわち、レシ
チンはしばしば当業者にホスファチジルコリン(PC)とも称され、式:
【化2】 [式中、Rは通例、炭素原子数15〜17/シス二重結合数4までの直鎖の脂肪
族炭化水素基である。] で示される。天然レシチンの例はケファリンで、これはホスファチジン酸として
も知られ、1,2−ジアシル−sn−グリセロール−3−リン酸である。一方、
リン脂質は通例、リン酸とグリセロールとのモノエステルおよび好ましくはジエ
ステルであると理解され(グリセロホスフェート)、通常脂肪として分類される
。スフィンゴシンおよびスフィンゴ脂質も適当である。
【0057】 安定剤として、脂肪酸の金属塩、例えばステアリン酸またはリシノール酸のマ
グネシウム塩、アルミニウム塩および/または亜鉛塩を使用し得る。そのような
アルカリ金属塩および/またはアルカリ土類金属塩、またはそれらの混合物も適
当である。 本発明において、生体由来物質は、例えばトコフェロール、トコフェロールア
セテート、トコフェロールパルミテート、アスコルビン酸、デオキシリボ核酸、
レチノール、ビサボロール、アラントイン、フィタントリオール、パンテノール
、AHA酸、アミノ酸、セラミド、プソイドセラミド、精油、植物抽出物、およ
びビタミン複合体である。
【0058】 化粧品防臭剤は、体臭を消すか、マスクするか、または抑制する。体臭は、ア
ポクリン汗に皮膚細菌が作用して不快臭のある分解産物を形成することによって
生じる。従って、防臭剤は、抗菌剤、酵素阻害剤、臭気吸収剤または臭気マスキ
ング剤として作用する活性成分を含有する。
【0059】 基本的に、適当な抗菌剤はグラム陽性菌に対して作用する任意の物質、例えば
4-ヒドロキシ安息香酸並びにその塩およびエステル、N-(4-クロロフェニル)-N'-
(3,4-ジクロロフェニル)-尿素、2,4,4'-トリクロロ-2'-ヒドロキシジフェニルエ
ーテル (トリクロサン), 4-クロロ-3,5-ジメチルフェノール、2,2'-メチレン-ビ
ス-(6-ブロモ-4-クロロフェノール)、3-メチル-4-(1-メチルエチル)-フェノール
、2-ベンジル-4-クロロフェノール、3-(4-クロロフェノキシ)-プロパン-1,2-ジ
オール、3-ヨード-2-プロピニル ブチル カルバメート、クロルヘキシジン、3,4
,4'-トリクロロカルバニリド (TTC)、抗菌性香料、チモール、サイム油、オイゲ
ノール、丁子油、メントール、ミント油、ファルネソール、フェノキシエタノー
ル、グリセロールモノラウレート(GML)、ジグリセロールモノカプレート (DMC)
、サリチル酸-N-アルキルアミド、例えばサリチル酸-n-オクチルアミドまたはサ
リチル酸-n-デシルアミドである。
【0060】 適当な酵素阻害剤は、エステラーゼ阻害剤である。エステラーゼ阻害剤は好ま
しくは、クエン酸トリアルキル、例えばクエン酸トリメチル、クエン酸トリプロ
ピル、クエン酸トリイソプロピル、クエン酸トリブチル、およびとりわけクエン
酸トリエチル[Hydagen(登録商標)CAT, Henkel KGaA, デュッセルドルフ/ドイ
ツ)である。エステラーゼ阻害剤は、酵素活性を阻害することにより、臭気の生
成を抑制する。他のエステラーゼ阻害剤は、ステロールスルフェートまたはホス
フェート、例えばラノステロール、コレステロール、カンペステロール、スチグ
マステロールおよびシトステロールのスルフェートまたはホスフェート、ジカル
ボン酸およびそのエステル、例えばグルタル酸、グルタル酸モノエチルエステル
、グルタル酸ジエチルエステル、アジピン酸、アジピン酸モノエチルエステル、
アジピン酸ジエチルエステル、マロン酸およびマロン酸ジエチルエステル、ヒド
ロキシカルボン酸およびそのエステル、例えばクエン酸、リンゴ酸、酒石酸また
は酒石酸ジエチルエステル、およびグリシン酸亜鉛である。
【0061】 適当な臭気吸収剤は、臭気生成化合物を吸収し、概ね保持することのできる物
質である。そのような臭気吸収剤は、各成分の分圧を低下し、それにより各成分
の拡散率も低下する。これに関して重要な条件は、香料が損なわれず維持されな
ければならないということである。臭気吸収剤は細菌に対して有効ではない。臭
気吸収剤は例えば、リシノール酸の錯亜鉛塩、または当業者に「fixateurs」と
して知られる、あまり香気のない特殊な香料、例えばラブダナムまたはエゴノキ
の抽出物、またはある種のアビエチン酸誘導体を、主成分として含有する。
【0062】 臭気マスキング剤は、臭気をマスクする機能を有すると共に、消臭剤に香気を
付与する香料または香油である。適当な香油の例は、天然および合成香料の混合
物である。天然香料は、花、茎および葉、果実、果皮、根、木、草、針葉および
枝、樹脂およびバルサムの抽出物を包含する。動物性原料、例えばシベットおよ
びビーバーを使用してもよい。合成香料化合物は通例、エステル、エーテル、ア
ルデヒド、ケトン、アルコールおよび炭化水素型の生成物である。エステル型香
料化合物の例は、ベンジルアセテート、p−t−ブチルシクロヘキシルアセテー
ト、リナリルアセテート、フェニルエチルアセテート、リナリルベンゾエート、
ベンジルホルメート、アリルシクロヘキシルプロピオネート、スチラリルプロピ
オネート、およびベンジルサリチレートである。エーテルは例えば、ベンジルエ
チルエーテルを包含し、アルデヒドは例えば、直鎖C8-18アルカナール、シトラ
ール、シトロネラル、シトロネリルオキシアセトアルデヒド、シクラメンアルデ
ヒド、ヒドロキシシトロネラル、リリアールおよびブルゲオナールを包含する。
適当なケトンは例えば、イオノン類、およびメチルセドリルケトンである。適当
なアルコールは、アネトール、シトロネロール、オイゲノール、イソオルゲノー
ル、ゲラニオール、リナロール、フェニルエチルアルコールおよびテルピネオー
ルである。炭化水素は主として、テルペン類、バルサム類を包含する。しかし、
共同で快い香を発する種々の香料化合物の混合物を使用することが好ましい。
【0063】 他の適当な香油は、芳香成分として用いられることの多い比較的揮発性の低い
精油である。その例は、セージ油、カモミール油、丁子油、メリッサ油、ミント
油、シナモン葉油、ライム花油、ジュニパーベリー油、ベチベル油、乳香油、ガ
ルバヌム油、ラブダヌム油およびラバンジン油である。下記のものを単独で、ま
たは混合物として使用することが好ましい:ベルガモット油、ジヒドロミルセノ
ール、リリアール、リラール、シトロネロール、フェニルエチルアルコール、α
−ヘキシルシンナムアルデヒド、ゲラニオール、ベンジルアセトン、シクラメン
アルデヒド、リナロール、Boisambrene Forte、Ambroxan、インドール、ヘ
ジオン(Hedione)、サンデリス(Sandelice)、シトラス油、マンダリン油、オ
レンジ油、アリルアミルグリコレート、シクロベルタル(Cyclovertal)、ラバ
ンジン油、クラリー油、β−ダマスコン、ゼラニウム油バーボン、シクロヘキシ
ルサリチレート、Vertofix Coeur、Iso−E−Super、Fixolide NP、エ
ベルニル、イラルデイン(Iraldein)ガンマ、フェニル酢酸、ゲラニルアセテー
ト、ベンジルアセテート、ローズオキシド、ロミレート(Romilat)、イロチル
(Irotyl)およびフロラメート(Floramat)。
【0064】 制汗剤はエクリン汗腺の働きに作用することによって、発汗を抑制して、腋下
の湿りおよび体臭を消す。水性または水不含有の制汗製剤は通例、下記成分を含
有する: ・収斂性成分、 ・油成分、 ・ノニオン性乳化剤、 ・補助乳化剤、 ・コンシステンシー調節剤、 ・助剤、例えば増粘剤または錯化剤、および/または ・非水性溶媒、例えばエタノール、プロピレングリコールおよび/またはグリセ
ロール。
【0065】 制汗剤の適当な収斂性成分はとりわけ、アルミニウム、ジルコニウムまたは亜
鉛の塩である。この種の適当な制汗剤は、例えば、アルミニウムクロリド、アル
ミニウムクロロヒドレート、アルミニウムジクロロヒドレート、アルミニウムセ
スキクロロヒドレート、およびそれらと例えば1,2−プロピレングリコールと
の錯化合物、アルミニウムヒドロキシアラントイネート、アルミニウムクロリド
タートレート、アルミニウムジルコニウムトリクロロヒドレート、アルミニウム
ジルコニウムテトラクロロヒドレート、アルミニウムジルコニウムペンタクロロ
ヒドレート、およびそれらと例えばアミノ酸(例えばグリシン)との錯化合物で
ある。制汗剤中に通例存在する油溶性および水溶性の助剤も、比較的少量存在し
得る。そのような油溶性助剤は、例えば、 ・炎症抑制性、皮膚保護性、または快い香気を有する精油、 ・合成皮膚保護剤、および/または ・油溶性香油 を包含する。
【0066】 通常の水溶性添加剤の例は、保存剤、水溶性香料、pH調節剤、例えば緩衝剤
混合物、水溶性増粘剤、例えば水溶性の天然または合成ポリマー(例えばキサン
タンガム、ヒドロキシエチルセルロース、ポリビニルピロリドンまたは高分子量
ポリエチレンオキシド)である。
【0067】 適当なフケ防止剤は、Octopirox(登録商標)(1-ヒドロキシ-4-メチル-6-(2,4
,4-トリメチルペンチル)-2-(1H)-ピリドン モノエタノールアミン塩)、Baypival
、Pirocton Olamin、Ketoconazol(登録商標)(4-アセチル-1-{4-[2-(2,4-ジク
ロロフェニル) r-2-(1H-イミダゾール-1-イルメチル)-1,3-ジオキシラン-c-4-イ
ルメトキシフェニル}-ピペラジン、二硫化セレン、コロイドイオウ、イオウポリ
エチレングリコールソルビタンモノオレエート、イオウリシノールポリエトキシ
レート、イオウタール蒸留物、サリチル酸 (またはヘキサクロロフェンとの組み
合わせ)、ウンデシレン酸、モノエタノールアミド スルホスクシネート Na塩、L
amepon(登録商標)UD (タンパク質/ウンデシレン酸縮合物)、ジンクピリチオン
、アルミニウムピリチオン、およびマグネシウムピリチオン/ジピリチオン マグ
ネシウムスルフェートである。
【0068】 フィルム形成剤は、例えばキトサン、微結晶キトサン、第四級化キトサン、ポ
リビニルピロリドン、ビニルピロリドン/酢酸ビニルコポリマー、アクリル酸系
ポリマー、第四級セルロース誘導体、コラーゲン、ヒアルロン酸およびその塩、
並びに同様の化合物である。 水相用の適当な膨潤剤は、モンモリナイト、粘土鉱物、Pemulen、およびアル
キル修飾Carbopol種(Goodrich)である。他の適当なポリマーおよび膨潤剤は
、R.Lochhead、Cosm.Toil.108、95(1993)に記載されている。
【0069】 上記二群の主な日焼け止め剤のほかに、抗酸化剤タイプの副次的日焼け止め剤
(UV線が皮膚に侵入すると開始される光化学反応鎖を断つ)をも使用し得る。
適当な抗酸化剤の例を次に挙げる:アミノ酸(例えばグリシン、ヒスチジン、チ
ロシン、トリプトファン)およびその誘導体、イミダゾール(例えばウロカニン
酸)およびその誘導体、ペプチド、例えばD,L−カルノシン、D−カルノシン
、L−カルノシンおよびそれらの誘導体(例えばアンセリン)、カロチノイド、
カロテン(例えばα−カロテン、β−カロテン、リコペン)およびその誘導体、
クロロゲン酸およびその誘導体、リポン酸およびその誘導体(例えばジヒドロリ
ポン酸)、アウロチオグルコース、プロピルチオウラシルおよび他のチオール(
例えばチオレドキシン、グルタチオン、システイン、シスチン、シスタミン、そ
れらのグリコシル、N−アセチル、メチル、エチル、プロピル、アミル、ブチル
、ラウリル、パルミトイル、オレイル、γ−リノレイル、コレステリルおよびグ
リセリルエステル)およびそれらの塩、ジラウリルチオジプロピオネート、ジス
テアリルチオジプロピオネート、チオジプロピオン酸およびその誘導体(エステ
ル、エーテル、ペプチド、脂質、ヌクレオチド、ヌクレオシドおよび塩)、スル
ホキシミン化合物(例えばブチオニンスルホキシミン、ホモシステインスルホキ
シミン、ブチオニンスルホン、ペンタ−、ヘキサ−およびヘプタ−チオニンスル
ホキシミン)(例えばピコモルないしマイクロモル/kg程度の極く少ない適合量
で)、
【0070】 (金属)キレート剤(例えばα−ヒドロキシ脂肪酸、パルミチン酸、フィチン酸
、ラクトフェリン)、α−ヒドロキシ酸(例えばクエン酸、乳酸、リンゴ酸)、
フミン酸、胆汁酸、胆汁抽出物、ビリルビン、ビリベルジン、EDTA、EGT
Aおよびそれらの誘導体、不飽和脂肪酸およびその誘導体(例えばγ−リノレン
酸、リノール酸、オレイン酸)、葉酸およびその誘導体、ユビキノン、ユビキノ
ールおよびそれらの誘導体、ビタミンCおよびその誘導体(例えばアスコルビル
パルミテート、Mgアスコルビルホスフェート、アスコルビルアセテート)、ト
コフェロールおよび誘導体(例えばビタミンEアセテート)、ビタミンAおよび
誘導体(ビタミンAパルミテート)、ベンゾイン樹脂のコニフェリルベンゾエー
ト、ルチン酸およびその誘導体、α−グリコシルルチン、フェルラ酸、フルフリ
リデングルシトール、カルノシン、ブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキ
シアニソール、ノルジヒドログアヤク樹脂酸、ノルジヒドログアヤレト酸、トリ
ヒドロキシブチロフェノン、尿酸およびその誘導体、マンノースおよびその誘導
体、スーパーオキシド−ジスムターゼ、亜鉛およびその誘導体(例えばZnO、
ZnSO4)、セレンおよびその誘導体(例えばメチオニンセレン)、スチルベン
およびその誘導体(例えば酸化スチルベン、酸化トランススチルベン)、並びに
本発明の目的に適当な上記活性物質の誘導体(塩、エステル、エーテル、糖、ヌ
クレオチド、ヌクレオシド、ペプチドおよび脂質)。
【0071】 流動性を改善するために、更にヒドロトロープ、例えばエタノール、イソプロ
ピルアルコール、またはポリオールを使用し得る。適当なポリオールは、好まし
くは炭素原子数2〜15で、少なくとも2個のヒドロキシル基を有する。ポリオ
ールは、他の官能基(とりわけアミノ基)を有し得るか、または窒素で修飾され
ていてもよい。ポリオールの例は、 ・グリセロール; ・アルキレングリコール、例えばエチレングリコール、ジエチレングリコール
、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ヘキシレングリコール、および
平均分子量100〜1000ダルトンのポリエチレングリコール; ・自己縮合度1.5〜10の工業用オリゴグリセロール混合物、例えばジグリ
セロール含量40〜50重量%の工業用ジグリセロール混合物; ・メチロール化合物、例えばとりわけ、トリメチロールエタン、トリメチロー
ルプロパン、トリメチロールブタン、ペンタエリスリトールおよびジペンタエリ
スリトール; ・低級アルキルグルコシド(特に、アルキル基の炭素原子数1〜8のもの)、例
えばメチルおよびブチルグルコシド; ・炭素原子数5〜12の糖アルコール、例えばソルビトールまたはマンニトー
ル; ・炭素原子数5〜12の糖、例えばグルコースまたはスクロース; ・アミノ糖、例えばグルカミド ・ジアルコールアミン、例えばジエタノールアミンまたは2−アミノプロパン
−1,3−ジオール である。
【0072】 適当な保存剤は、例えば、フェノキシエタノール、ホルムアルデヒド溶液、パ
ラベン、ペンタンジオールまたはソルビン酸、並びにKosmetikverordnung の補
遺6、パートAおよびBに挙げられた種類の化合物である。適当な防虫剤は、N
,N−ジエチル−m−トルアミド、ペンタン−1,2−ジオールまたはエチルブチ
ルアセチルアミノプロピオネートである。適当な日焼け剤はジヒドロキシアセト
ンである。メラニンの生成を抑制し、脱色剤として使用する適当なチロシン抑制
剤の例は、アルブチン、フェルラ酸、コウジ酸、クマリン酸およびアスコルビン
酸(ビタミンC)である。
【0073】 適当な香油は、天然および合成香料の混合物である。天然香料は、下記植物の
抽出物を包含する:花(ユリ、ラベンダー、バラ、ジャスミン、ネロリ、イラン
−イラン)、茎および葉(ゼラニウム、パチョリ、プチグレン)、果実(アニス
、コリアンダー、キャラウェー、ビャクシン)、果皮(ベルガモット、レモン、
オレンジ)、根(ナツメグ、アンゼリカ、セロリ、カルダモン、コスタス、アヤ
メ、ショウブ)、木(マツ、ビャクダン、グアヤク、シーダー、シタン)、草(
タラゴン、レモングラス、セージ、タイム)、針葉および枝(トウヒ、モミ、マ
ツ、低木マツ)、樹脂およびバルサム(ガルバヌム、エレミ、ベンゾイン、ミル
ラ、乳香、オポパナクス)。動物性原料、例えばシベットおよびビーバーを使用
してもよい。
【0074】 合成香料化合物は通例、エステル、エーテル、アルデヒド、ケトン、アルコー
ルおよび炭化水素型の生成物である。エステル型香料化合物の例は、ベンジルア
セテート、フェノキシエチルイソブチレート、p−t−ブチルシクロヘキシルア
セテート、リナリルアセテート、ジメチルベンジルカルビニルアセテート、フェ
ニルエチルアセテート、リナリルベンゾエート、ベンジルホルメート、エチルメ
チルフェニルグリシネート、アリルシクロヘキシルプロピオネート、スチラリル
プロピオネート、ベンジルサリチレートである。エーテルは例えば、ベンジルエ
チルエーテルを包含し、アルデヒドは例えば、炭素数8〜18の直鎖アルカナー
ル、シトラール、シトロネラル、シトロネリルオキシアセトアルデヒド、シクラ
メンアルデヒド、ヒドロキシシトロネラル、リリアールおよびブルゲオナールを
包含する。適当なケトンは例えば、イオノン類、α−イソメチルイオノンおよび
メチルセドリルケトンである。適当なアルコールは、アネトール、シトロネロー
ル、オイゲノール、イソオルゲノール、ゲラニオール、リナロール、フェニルエ
チルアルコールおよびテルピネオールである。炭化水素は主として、テルペン類
、バルサム類を包含する。しかし、共同で快い香を発する種々の香料化合物の混
合物を使用することが好ましい。
【0075】 他の適当な香油は、芳香成分として用いられることの多い比較的揮発性の低い
精油である。その例は、セージ油、カモミール油、丁子油、メリッサ油、ミント
油、シナモン葉油、ライム花油、ジュニパーベリー油、ベチベル油、乳香油、ガ
ルバヌム油、ラブダヌム油およびラバンジン油である。下記のものを単独で、ま
たは混合物として使用することが好ましい:ベルガモット油、ジヒドロミルセノ
ール、リリアール、リラール、シトロネロール、フェニルエチルアルコール、α
−ヘキシルシンナムアルデヒド、ゲラニオール、ベンジルアセトン、シクラメン
アルデヒド、リナロール、Boisambrene Forte、Ambroxan、インドール、ヘ
ジオン(Hedione)、サンデリス(Sandelice)、シトラス油、マンダリン油、オ
レンジ油、アリルアミルグリコレート、シクロベルタル(Cyclovertal)、ラバ
ンジン油、クラリー油、β−ダマスコン、ゼラニウム油バーボン、シクロヘキシ
ルサリチレート、Vertofix Coeur、Iso−E−Super、Fixolide NP、エ
ベルニル、イラルデイン(Iraldein)ガンマ、フェニル酢酸、ゲラニルアセテー
ト、ベンジルアセテート、ローズオキシド、ロミレート(Romilat)、イロチル
(Irotyl)およびフロラメート(Floramat)。
【0076】 適当な色素は、例えば“Kosmetische Faerbemittel”、Farbstoffkommission
der Deutschen Forschungsgemeinschaft、Verlag Chemie、Weinheim、1984
、第81〜106頁に挙げられているような、化粧品に適当で承認された物質で
ある。そのような色素は通例、混合物全体に対して0.001〜0.1重量%の濃
度で使用する。 助剤および添加剤の総量は、製剤に対して1〜50重量%であり得、好ましく
は5〜40重量%である。調製は、通常の高温または低温法で、好ましくは転相
温度法で行い得る。
【0077】 実施例 本発明のo/wマイクロエマルジョンR1〜R6を低温法で調製した。この目
的のために、水中に油成分を油溶性または油分散性UVフィルターおよび乳化剤
と共に乳化した。ワックス状成分は溶融し、少し高い温度で組み合わせ、水溶性
または水分散性UVフィルターは水相と共に導入した。水のように透明なマイク
ロエマルジョンが得られた。エマルジョンの透過性を650nmで測光的に測定
した。40℃で12週間貯蔵後に安定性を評価した。記号(+++)は「相分離
なし/沈降なし」を意味し、記号(++)は「相分離なし/僅かな曇り」を意味
する。結果を表1に示す。
【0078】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロルフ・カヴァ ドイツ連邦共和国デー−40789モンハイム、 フォンタネシュトラーセ28番 Fターム(参考) 4C083 AA121 AB211 AB212 AB221 AB231 AB241 AB242 AB361 AB431 AC011 AC071 AC072 AC171 AC172 AC211 AC331 AC341 AC342 AC391 AC401 AC402 AC421 AC422 AC471 AC551 AC781 AC782 AC791 AC851 AC852 AD151 AD192 AD202 AD471 AD531 AD532 AD641 AD661 AD662 BB46 CC19 DD33 EE17

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)油成分、 (b)アルコキシル化カルボン酸エステル、および (c)UVフィルター を含有する日焼け止め組成物。
  2. 【請求項2】 C6-18脂肪アルコールから誘導するゲルベアルコール、直鎖
    6-22脂肪酸と直鎖C6-22脂肪アルコールとのエステル、分枝状C6-13カルボン
    酸と直鎖C6-22脂肪アルコールとのエステル、直鎖C6-22脂肪酸と分枝状アルコ
    ールとのエステル、直鎖および/または分枝状脂肪酸と多価アルコールおよび/
    またはゲルベアルコールとのエステル、C6-10脂肪酸トリグリセリド、C6-18
    肪酸の液体モノ−/ジ−/トリグリセリド混合物、C6-22脂肪アルコールおよび
    /またはゲルベアルコールと芳香族カルボン酸とのエステル、C2-12ジカルボン
    酸と直鎖もしくは分枝状C1-22アルコールまたはヒドロキシル基数2〜6のC2- 10 ポリオールとのエステル、植物油、分枝状第一級アルコール、置換シクロヘキ
    サン、直鎖C6-22脂肪アルコールカーボネート、ゲルベカーボネート、安息香酸
    と直鎖および/または分枝状C6-22アルコールとのエステル、ジアルキルエーテ
    ル、エポキシ化脂肪酸エステルのポリオールによる開環生成物、脂肪族もしくは
    ナフテン族炭化水素、並びにシリコーン油から成る群から選択する油成分を含有
    する請求項1に記載の組成物。
  3. 【請求項3】 乳化剤成分として、式(I): R1CO(AlkO)nOR2 (I) [式中、R1COは炭素原子数6〜30の脂肪族アシル基であり、AlkOはア
    ルキレンオキシドを表し、nは1〜30の値であり、Rは炭素原子数1〜8の
    脂肪族アルキル基である。] で示されるアルコキシル化カルボン酸エステルを含有する請求項1または2に記
    載の組成物。
  4. 【請求項4】 乳化剤成分として、R1COが炭素原子数10〜18の直鎖
    または分枝状、飽和または不飽和アシル基であり、AlkOがエチレンオキシド
    および/またはプロピレンオキシドを表し、nが5〜20の値であり、R2がメ
    チル基である式(I)で示されるアルコキシル化カルボン酸エステルを含有する
    請求項1〜3のいずれかに記載の組成物。
  5. 【請求項5】 乳化剤成分として、モノグリセリド(エーテル)スルフェー
    ト、アルキルエーテルスルフェート、アルキルおよびアルケニルオリゴグリコシ
    ド、および/または脂肪酸ポリグリコールエステルスルフェートを更に含有する
    請求項1〜4のいずれかに記載の組成物。
  6. 【請求項6】 3−ベンジリデンカンファーおよびその誘導体、4−アミノ
    安息香酸誘導体、桂皮酸エステル類、サリチル酸エステル類、ベンゾフェノン誘
    導体、ベンザルマロン酸エステル類、トリアジン誘導体、プロパン−1,3−ジ
    オン類、2−フェニルベンゾイミダゾール−5−スルホン酸およびその塩、ベン
    ゾフェノンのスルホン酸誘導体、3−ベンジリデンカンファーのスルホン酸誘導
    体、並びにベンゾイルメタン誘導体から成る群から選択するUVフィルターを含
    有する請求項1〜5のいずれかに記載の組成物。
  7. 【請求項7】 UVフィルターとして、二酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄、
    酸化アルミニウム、酸化セリウム、酸化ジルコニウム、ケイ酸塩(タルク)およ
    び硫酸バリウムから成る群から選択する微分散金属酸化物または塩を含有する請
    求項1〜6のいずれかに記載の組成物。
  8. 【請求項8】 UVフィルターとして、スーパーオキシド−ジスムターゼ、
    トコフェロール(ビタミンE)およびアスコルビン酸(ビタミンC)から成る群
    から選択する抗酸化剤を含有する請求項1〜7のいずれかに記載の組成物。
  9. 【請求項9】 (a)油成分、 (b)アルコキシル化カルボン酸エステル、および (c)UVフィルター を含有するo/wマイクロエマルジョンの、日焼け止め組成物製造のための使用
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