JP2002519675A - スキュー補正手段およびスキュー補正方法 - Google Patents

スキュー補正手段およびスキュー補正方法

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JP2002519675A JP2000557157A JP2000557157A JP2002519675A JP 2002519675 A JP2002519675 A JP 2002519675A JP 2000557157 A JP2000557157 A JP 2000557157A JP 2000557157 A JP2000557157 A JP 2000557157A JP 2002519675 A JP2002519675 A JP 2002519675A
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バレリエビッチ クロトチコブ,イルヤ
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バレリエビッチ クロトチコブ,イルヤ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タイミング・システムの高度スキュー補正によって、試験を受ける半導体デバイス(DUT)を試験するときに、信号を送信および受信する高い正確さを提供する手段を備えた、メモリ・デバイス試験用の自動試験機器を提供する。 【解決手段】 トランシーバの自動的スキュー補正用の手段は、複数の入力レジスタ(2、3)と、複数の出力レジスタ(4、5、6)と、主クロック・ドライバ(9)と、基準クロック・ドライバ(24)であって、該主クロック・ドライバ(9)と関連づけられている基準クロック・ドライバ(24)と、各複数のレジスタ内でレジスタのタイミングの相対的整列のために、各該複数のレジスタと関連づけられた少なくとも1つのセットの位相変換手段を含む複数の位相変換手段(12、13、14、15、16)とを含む。補正は、所定の電波特性を有する送信線によって分配される共通時間軸を使用して行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体デバイス試験用の自動試験機器(ATE)に関し、より特定
的には、たとえば、メモリなどの半導体デバイスを試験し計測するテスタなどの
装置、およびタイミングを補正する方法に関する。特に、本発明はATE入力お
よび出力ピン・ドライバのタイミングの正確で自動的な補正に関する。
【0002】 本発明は、ウェハ・プローブ段階で、あるいはダイまたはパッケージ化された
部品として、あるいはモジュールまたは回路において、ロジックやメモリ・デバ
イスの正確で連続的な試験を可能にするために、半導体メモリやロジックを試験
する試験機器に特に適用可能である。
【0003】
【従来の技術】
半導体デバイスを試験するのに使用される試験システムは、新たな各世代のデ
バイスを新しいデバイスの最高速度で試験できるべきである。デジタル回路用の
試験装置は所望のタイミングで様々な波形を生成し、通常は試験を受けるデバイ
スから読み取られたデータを予期されるデータと比較して、波形の電圧レベルを
検出する。計時システムは、テスタの最も重要な用途の1つである。現在、典型
的なシステムは、60psの分解能と、500psの最大ドライバ間スキューイ
ングと、700psの最大エッジ配置誤差とを示す。全体的なタイミングの正確
さは、±1.5ns内にある。新たな世代の高速デバイスについては、正確さは
数百ピコ秒以内になるべきである。この高い正確さを達成するためには、試験装
置のタイミングを補正することが必須である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、メモリ・デバイスに特に適している。半導体メモリは、多数の入力
ピンおよび出力ピン、たとえば、36ピンなどを有する傾向にあり、一度に16
または32個が試験されるので、36x32本のテスタ・ピンが必要となる。そ
の結果、テスタは多数のユニットのパーピン構造を必要とし、そのそれぞれがタ
イミング補正を必要とするが、これは、DUTのピンに送られる全ての電圧遷移
のタイミングや、デバイスから出力されたデータが予期されるデータと比較され
る時間が、定められた基準に対して正確であることを確実にすることが必要であ
るからである。しかし、DUTへのチャネル・パスを移動する信号はケーブル、
フォーマッタ、ドライバ、および異なった電気的特性を有する他のデバイスを通
過しなければならないという事実のために、これらの遷移は異なった時間に発生
することが多い。その結果生ずるタイミングの変化は「スキュー」と呼ばれる。
一般的に、補正には、各システム入出力チャネルにおいてスキューを計測するこ
とと、各チャネルにおける可変遅延素子によってそれを補償することが関係する
(たとえば、米国特許第5,274,796号参照)。補償遅延素子を制御する
ために、ハードウエア、ソフトウエアおよびそれらの組み合わせを使用できる。
【0005】 伝統的なアプローチには、基準ピンまたは外部基準に対して、テスタ・ピンの
タイミングを順次補正することが関係する(たとえば、米国特許第5,712,
855号参照)。ピン補正計測は連続的に行わなければならないので、この目的
のためには多大な時間が必要となる。必要とされる計測データの数も多く、その
ため転送および補正の時間は好ましくないほどに長くなる。
【0006】 上記の問題を軽減する別の従来のアプローチは米国特許第5,477,139
号において説明されており、そのアプローチでは補正が並行に行われる。この方
法はタイミング計測に必要な時間を短縮するが、試験を受ける装置(DUT)の
ピン毎に1つずつ、多数のローカル・シーケンスを使用するので、全計測装置の
費用は増加する。
【0007】 ICテスタの全ての端子についてスキュー調節を並行に実行する別の手段は、
EP356,967A2において説明されている。この既知の方法の利点は、ス
キュー調節がオペレータによって手動で行われることである。
【0008】 別の広範に使用されている補正技術は、伝送線路理論に基づく時間域反射計(
TDR)を使用している。この理論によれば、送信線の特徴的インピーダンス以
外のものによって終了される送信線を通って移動する電波は、その送信線を通っ
て反射される。送信線が開回路で終了する場合には、反射された電波は送出され
た電波に等しく、この反射された電波はピン電極によって検出される。TDR技
術を用いて、テスタの開回路化された接触点へのチャネル遅延を計測するために
、自動補正回路が提供される。しかし、このアプローチは、ピン・ドライバ毎に
、多数の遅延補償回路を必要とするという欠点を有する。
【0009】 共通基準点に対してテスタのタイミングを自動補正する方法は、IEEEの1
991年国際試験会議の議事録であるR.J.BulagaおよびE.F.We
stermannによる「Maximising and maintaining AC test accuracy in t
he manufacturing environment」976〜985ページにおいて説明されている
。しかし、非循環的、たとえば非同期の試験信号のスキューを補正するように適
合された既知の方法は、多数の大容量ハードウエアの使用を必要とし、システム
密度を高くして、費用効果を悪くする。完全な補正を行うのには約30秒かかり
、従来のメモリにとって遅いものである。
【0010】 米国特許第5,384,781号において説明された自動スキュー補正回路は
、スキュー信号に反応して遅延を変化させ、その遅延に関する補正された値を決
定する手段を用いて、多重チャネル信号源用の補正技術を提供する。この回路は
、一対のクロスカップル型フリップフロップ回路とマイクロプロセッサとを含む
。この方法は、異なったフリップフロップ回路が状態を変える時間における変化
を考慮している。これは、信号源におけるスキュー誤差を修正するために容易か
つ頻繁に行うことができる高速補正方法を提供する。しかし、この技術は、信号
源の数が増加すると非常に複雑になり、更に、多数の信号源を備えた半導体メモ
リ試験機器においては費用効果的ではない。
【0011】 信号スキュー補正に対する既知のアプローチの主たる限定の1つは、各新たな
世代の高速同期デバイスの速度や複雑さが上昇するに従って、信号スキューの正
確さが低下するということである。現状においては、多数の誤差源やスキュー補
償遅延素子がある場合に、入力/出力信号スキュー補償が必要とされるだけでな
く、スキュー自体を計測する正確さの大幅な改善も必要とされる。スキュー補正
の正確さを高める必要性が、多数の信号源を備えた試験システムにおける非常に
正確な自動補正を提供する高速自動補正に対する要求を作り出した。
【0012】 本発明の目的は、レジスタの正確なタイミング特性を維持し、多数の信号源に
関して正確な補正を提供することにより非常に正確な半導体試験を行うことがで
き、同時に試験時間とテスタ費用を削減しヘッダの記述を単純化する、ATEシ
ステムの提供である。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の利点は、テスタのヘッダに組み込まれたスキュー補正回路を使用して
、異なった信号源の間のタイミング・スキューを削減またはほぼ抹消し、それに
よって試験の正確さを強化して高速同期メモリ装置の妥当で適切な試験を提供す
る、ATEシステムの能力である。提案する本発明によれば、DUTへおよび/
またはDUTからデータをラッチするレジスタは、DUTへおよび/またはDU
Tからの信号パスを削減して、それによってタイミング信号の過度の歪みを回避
するために、テスト・ヘッドに、あるいはヘッダ、カード保持プローブ・ピンま
たはソケットに設けられる。スキュー制御は、テスタのレジスタのみを補正する
ことにより行うことができる。各ピン・ドライバの補正を必要とする従来のシス
テムに比べて、各ピン毎にプログラム可能な遅延素子を使用する必要はなく、補
正されるユニット数は削減されるので、このように全体的システムは大幅に単純
化される。出力レジスタを補正するために共通基準クロック・ドライバを使用す
ることにより、レジスタが実際に入力データをラッチするときと基準クロック・
エッジとの間の遅延を、大幅に高まった正確さで計測できる。提案するシステム
の重要な利点は、各DUTで高速補正が実行されることも可能にすることである
。これは、DUT自体の様々な特性がレジスタの動作と干渉し、スキュー補正の
正確さに影響する場合があるので、特に重要である。
【0014】 本発明の本質は、トランシーバのスキュー補正の、たとえば、試験手順の過程
でDUTに送信されてDUTから受信される信号のスキューを補正して、それに
よって同期メモリ・デバイスの非常に正確な試験を提供する自動スキュー補正手
段である。補正は、補正回路の異なった点で利用可能な共通時間軸を用いて行わ
れ、それによって基準信号が基準クロック・ソースから出力レジスタに分配され
る。
【0015】 提案する手段はテスタのヘッダに組み込むことができるか、テスタのヘッダに
接続された別個のユニットとして実施できる。
【0016】 入力レジスタおよび出力レジスタの数は、試験されるDUTにおけるレジスタ
の数によって定められ、100個以上であってもよい。レジスタは、たとえば、
フリップフロップ回路、ラッチ、または信号をラッチする他のあらゆる適切な手
段において実施できるが、これらには限定されない。
【0017】 従来のクロック・ジェネレータを主クロック・ソースとして使用してもよい。
基準クロック回路は、主クロックに対して信号を遅延させる手段を提供するため
に、複数の位相変換手段、たとえば、プログラム可能な遅延素子のセットを含ん
でもよい。主クロック・ソースは、たとえば、PLL(フェーズ・ロック・ルー
プ)クロック・ジェネレータ、たとえば、Synergy Semiconductor Corp. (U.S.A
.)によって、またはAnalogue Devicesによって製造されたSY89429A、あ
るいはVitalecまたはEdge Semiconductorsによる類似の製品によって実施できる
【0018】 本発明の重要な特徴は、補正演算中にDUTを補正手段に接続でき、それによ
ってDUTの電気的特性を考慮することを可能にすることである。DUT特性、
たとえばキャパシタンスは、テスタを補正した後に計測できる。この特徴はCM
OSロジックについて特に重要であり、CMOSロジックにおいては、タイミン
グはロード・キャパシタンスに依存する。更に、新しいタイプのDUTを試験す
るときは常にテスタのヘッダを変える必要がある従来のテスタとは異なり、本発
明は、異なったタイプのDUTを試験するために同じテスタを使用することを可
能にする。一般的に、提案する補正手段は、通常はトランシーバと呼ばれる信号
を送受信する、異なったシステムのタイミングを補正するために使用できる。ト
ランシーバの特定のケースが、半導体デバイスを試験する電子回路テスタである
【0019】 したがって、一形態においては、本発明はトランシーバのタイミングを補正す
る自動スキュー補正手段であり、特に、 信号を送信する複数の入力レジスタと、 信号を受信する複数の出力レジスタと、 主クロック信号を生成する主クロック手段と、 レジスタを補正する基準信号を供給する基準クロック手段であって、主クロッ
ク手段と関連づけられている基準クロック手段と、 各複数のレジスタ内でレジスタのタイミングの相対的整列のために、各複数の
レジスタと関連づけられた位相変換手段の少なくとも1つのセットを含む、第1
の複数の位相変換手段とを含む、半導体デバイス試験装置である。
【0020】 補正手段は、所定の電波特性を有し、基準クロック手段から出力レジスタに基
準信号を分配する送信線を含む。
【0021】 位相変換手段のセットは、各別個のレジスタと関連づけられた、そのレジスタ
のタイミングを遅延させる少なくとも1つの変換手段を含むことが好適である。
【0022】 その正確さを更に高めるために、スキュー補正手段は、 複数のレジスタと関連づけられており、その複数のレジスタの間においてレジ
スタのタイミングの相対的整列を可能にする位相変換手段の第2のセットを更に
含み、 複数の入力レジスタと複数の出力レジスタは、位相変換手段の第2のセットを
介して主クロック手段に接続されていることが好ましい。本発明の重要な特徴は
、複数の出力レジスタが複数の入力レジスタを補正するように動作することであ
る。
【0023】 位相変換手段の第2のセットは、各複数のレジスタと関連づけられた少なくと
も1つの変換手段を含むことが好ましい。
【0024】 出力レジスタは、送信線によって基準クロック手段に直列に接続されているこ
とが好ましい。
【0025】 複数の入力レジスタ、複数の出力レジスタおよび基準クロック手段を含む構成
要素の少なくとも1つ、またはより好適には全てが、テスタ・ヘッダの部分であ
ることが好ましい。
【0026】 本発明の別の態様は、 基準クロック・エッジに対して複数のトランシーバ出力レジスタを補正するス
テップと、 トランシーバの入力レジスタの伝搬遅延を補正するステップと、 主クロック・エッジに対する計測された遅延の相対的整列のステップとを含む
、自動的トランシーバ・スキュー補正の方法である。
【0027】 この方法は、出力レジスタを補正するステップの前に、各プログラム可能な遅
延素子を補正するステップを更に含むことが好ましい。
【0028】 この方法は、基準クロック・エッジとレジスタがデータをラッチした時との間
の最小可能時間遅延を求めることにより、トランシーバが使用されている試験シ
ステムの正確さを高めるステップを更に含むことが好ましい。補正は、各レジス
タまたは複数のレジスタについて行うことができる。また、計測は、レジスタへ
、またはレジスタから伝送されるデータの各ビットについて実行できることにも
留意されたい。
【0029】 本発明の別の態様は、タイミング手段、フォールト・ロジック、および中央制
御ユニット、ならびに入力レジスタのセットおよび出力レジスタのセットを含み
、該レジスタは本発明において提案する補正手段および/または補正方法を用い
て補正される、半導体デバイスを試験する試験システムである。該試験システム
は、試験システムの動作と干渉する場合があるデバイス特性を考慮するために、
試験を受ける特定のデバイスに関して補正できる。試験システムは、本発明にお
いて提案する内蔵補正手段を有することが好ましい。特に、補正手段はテスタの
ヘッダに組み込むことができる。
【0030】 本発明の別の態様は、デバイス内のメモリ素子にアクセスするパターンの信号
を送信するステップと、メモリ素子における故障を検出する応答信号を受信する
ステップと、試験結果を処理するステップとを含み、本発明において提案する補
正手段を用いた自動スキュー補正のステップを含む半導体デバイスを試験する方
法である。スキュー補正は、基準クロック・エッジとレジスタが入力データをラ
ッチした時との間の最小可能時間遅延を求めるステップを含むことが好ましい。
【0031】 更に別の態様は、スキュー補正手段のハードウエア機能を実施し、シミュレー
トし、エミュレートするか、本発明に従った方法のコンピュータによる実施のた
めのコンピュータ・プログラムである。
【0032】
【発明の実施の形態】
本発明およびその利点のよりよい理解のため、かつそれらがどのように実施さ
れるかを示すために、例示として普遍性を損なうことなく、付属の図面と共に捉
える以下の説明を参照する。
【0033】 例示の実施形態の助けを借りて、普遍性を損なうことなく、本発明をここで説
明する。
【0034】 図1には、本発明の実施形態の1つによる、内蔵スキュー補正手段を備えたテ
スタ・ヘッダの部分ブロック図が示されている。図5に部分的に示された残りの
回路は、試験信号を生成するために利用される、フォーマッタ、マスタ・クロッ
ク、プログラム可能な遅延素子、スイッチなどの異なった要素を含む従来の回路
である。本発明の補正手段は、実際の送受信レジスタとDUTとの間において試
験データの補正を提供するように適合されている。通常使用されるレジスタは、
従来のフリップフロップおよびラッチを含む。
【0035】 図1には、レジスタから送信されるデータ、アドレスおよび制御信号を含む、
試験を受けるデバイス1(DUT)に試験信号を送信する複数の入力レジスタ2
〜3と、DUTからの応答信号を受信する複数の出力レジスタ4〜6とが示され
ている。クロック信号は、プログラム可能な遅延素子10とロジック・トランス
レータ手段26とを順次介して、主クロック・ドライバからDUTに送信される
【0036】 入力レジスタ2、3の出力は、DUT1と、出力レジスタ4〜6の入力とに接
続されている。入力レジスタ2、3のクロックは、ロジック・トランスレータ手
段29、32と遅延素子13、15とをそれぞれ介して、入力レジスタとDUT
とのデータ・セットアップ時間を維持する二次的クロック・ドライバ36の出力
に接続されている。これを達成するために、二次的クロック・ドライバ36の入
力は、プログラム可能遅延素子17を介して主クロック・ドライバ9に接続され
ている。
【0037】 出力レジスタ4、5、6のクロックは、ロジック・トランスレータ手段27、
30および33、ならびに遅延素子12、14および16を介して、二次的クロ
ック・ドライバ37の出力に接続されている。二次的クロック・ドライバ37の
入力は、フォールト・ストローブのDUTクロックに対する整列のために、プロ
グラム可能な遅延素子18を介して主クロック・ドライバ9に接続されている。
レジスタ7〜8のもう1つのセットが、入力レジスタに入る信号が基板からのパ
ス長から独立することを可能にするように適合されており、レジスタ7〜8の入
力は基板に接続され、一方、それらの出力は入力レジスタ2〜3の入力に接続さ
れている。レジスタ7、8のクロックは、ロジック・トランスレータ手段28お
よび31をそれぞれ介して、主クロック・ドライバ9に接続されている。レジス
タの数は限定されておらず、たとえば、100個以上であってもよいことにも留
意されたい。主クロック・ドライバ9は、テスタ用のタイミング信号を生成する
ために提供されている。主クロック・ドライバ9は、異なった周波数でクロック
信号を生成することが好ましい。
【0038】 テスタの補正を行うために、DUTからの信号パスの相違を補償するためにプ
ログラム可能な遅延素子12、14、16が提供され、DUTへの信号パスの相
違を補償するために遅延素子13、15が提供されている。一般的に、位相変換
手段(たとえば、プログラム可能な遅延素子)のセットは、たとえば、各複数の
レジスタ内のレジスタのタイミングの相対的な整列ための1つまたは複数の変換
手段を含んでもよく、すなわち、遅延素子の数は、各複数のレジスタ内のレジス
タの数よりも少ないか多い場合がある。
【0039】 少なくとも1つの補正変換手段は、図1に示したように、複数レジスタ内の各
別個のレジスタのタイミングを遅延するために使用されることが好ましい。すな
わち、遅延素子13、15は入力レジスタ2、3それぞれのタイミングを補正す
るために使用され、一方、遅延素子12、14、16は出力レジスタ4、5、6
それぞれのタイミングを補正するために使用されることが好ましい。
【0040】 この場合に遅延素子10、17および18を含む位相変換手段の別のセットは
、レジスタに個々のファンアウトを提供するために、主クロックに関連して二次
的クロックを変換するために保存されている。位相変換手段の第2のセットは複
数のレジスタ間におけるレジスタのタイミングの相対的整列にも使用される。遅
延素子の第2のセットから少なくとも1つの遅延素子が、複数のレジスタのそれ
ぞれと関連づけられていることが好ましい。図1において分かるように、複数の
入力レジスタおよび複数の出力レジスタの両方が、位相変換手段の第2のセット
を介して主クロック手段に接続されている。
【0041】 たとえば、すでに上記で述べたように、従来のプログラム可能な遅延素子など
の、あらゆる適切な手段を位相変換に用いることができる。遅延素子は、たとえ
ば、Synergy Semiconductor Corp.(U.S.A.)によって、またはAnalogue Devices
によって、あるいはEdge Semiconductor Devicesによって製造されたSY100
E195を使用して実施することができる。
【0042】 試験操作中、および新しいタイプのメモリ・デバイスが試験される場合に、所
定の正確さ内にタイミング・スキューを維持するために、温度変化、老朽化また
は他の何らかの要因の結果、何らかの変化が生じたかどうかを判断するように試
験システムを定期的に補正できることが必要である。補正演算を行うために、レ
ジスタに基準クロック信号を供給する基準クロック・ドライバ24が回路に組み
込まれ、基準クロック・スイッチ25a、25bおよび25cを介してレジスタ
に接続されている。通常の動作モード中には、スイッチ25は開かれており、基
準クロックはデータ・ラインから切断されている。
【0043】 「分散化された共通ノード」によって、本発明による補正回路に共通の時間軸
、すなわち主クロックが導入されていることにも留意されたい。典型的なスキュ
ー補正回路、たとえば米国特許第4,827,437号において説明されている
ようなスキュー補正回路においては、ノードと各試験端子との間に設けられた多
数のケーブルによって共通ノードが導入されており、ケーブルのそれぞれは長さ
および内部インピーダンス(図2(a)参照)が同一である。本発明によれば、既
知の電波特性を備えた共通送信線は、図2(b)に示したように、回路内の異なっ
たポイントで利用可能な共通の時間軸を生成するために使用される。このように
、送信線に接続された各ポイントには、この送信線の信号伝搬レートから容易に
計算できる共通の時間軸が提供される。その結果、共通の時間軸を提供するため
に等しい長さのケーブルを使用する必要はなくなる。たとえば図2(c)に示した
ように、所望のようにレジスタを整流するために、送信線には一連のスイッチを
設けることができる。当該技術分野の専門家には明らかであるように、異なった
スイッチ・パターンを生成することができる。
【0044】 図1を参照すると、基準クロック信号は、共通送信線を介して基準クロック・
ドライバ24からレジスタ4、5、6に分配される。各出力レジスタ4、5、6
は送信線に直列に接続されており、最短の送信線が使用されることを可能にし、
それによって送信線に沿った信号変動を最小化する。
【0045】 必要であれば、図1に示したように、PECL−to−TTLタイプの多数の
ロジック・トランスレータ手段26〜33、たとえばSynergy Semiconductor Co
rp.(U.S.A.)によって製造されたSY100ELT23が、クロック回路で使用
されるPECL信号をDUT回路において使用されるTTL信号に翻訳するため
に設けられてもよい。しかし、特定のアプリケーションにおいては、これらのト
ランスレータは必要とされない場合や省略される場合がある。
【0046】 ここで、スキュー補正手段の動作を更に詳細に説明する。
【0047】 補正手段は、 (1)各プログラム可能な遅延素子を補正して、その実際の遅延特性を判断す
ることと、 (2)基準クロック・エッジに関連する複数の出力レジスタを補正することと
、 (3)補正された出力レジスタを使用して入力レジスタの伝搬遅延を補正する
ことと、 (4)計測された遅延の主クロック・エッジに対する相対的整列を提供するこ
とからなる4つの動作で行われる。これら4つの動作の最初の3つは、本発明に
おいて提案された特殊な補正技術を用いて行われる。この技術は、遅延範囲全体
をカバーするために、システム・シーケンサ(図示せず)を使用してプログラム
可能な遅延素子を変化させることと、レジスタの各ビットについて、それが可能
な状態、すなわち「0」または「1」の状態の1つになる可能性を判断すること
とを含む。補正は、対応する遅延をゼロから最大値に増加させることにより行わ
れ、所与のレジスタの所与のビットに関するi番目の判断の結果Siは、所与の
状態でR回計算され、各判断は、意図する統計的に十分な数Rが得られるまで繰
り返される。この補正演算のフローチャートは図3に示されており、ここでΣS
i/Rは、上記判断の平均化された結果である。
【0048】 取得されたデータに基づいて、上記確率が50%に等しいポイントを示したグ
ラフがプロットされる。この補正演算のグラフは図4(a)に示されている。
【0049】 図3に示されたフローチャートに基づいて上記補正演算を実施するために、コ
ンピュータ・プログラムはあらゆる適切な言語、たとえばC、C++、アセンブ
ラなどで容易に作成できる。
【0050】 I.プログラム可能な遅延素子の補正 補正手順の最初の演算は特定の場合には省略でき、レジスタの補正までに行う
ことが好ましい。この演算は、レジスタの補正に使用されるプログラム可能な遅
延素子の暫定的補正を含み、高い精度の補正を確実にする。
【0051】 プログラム可能な遅延は、遅延値の、遅延素子に送られる符号に対する一次従
属によって特徴づけられる(遅延素子AおよびBに関するこの従属の典型的グラ
フは図4(b)に示されている)。この図に示したように、この直線グラフの傾斜
は同じバッチ内で遅延素子毎に異なる。また、補正頻度は、2つの可能な状態の
1つから他の状態への移行が発生する瞬間に影響することも知られている。この
影響によって生ずる不正確さは、このステップで考慮される。遅延特性を正確に
定義するために、各プログラム可能な遅延素子は、補正回路に取り付けた後であ
るがレジスタの補正前に、その場で補正される。遅延は、他の可変定数を維持し
ながら、補正頻度を変えることにより補正され、このことは、相違を2つの移行
の瞬間に固定することにより可変遅延の限界値を求めることを可能にする。
【0052】 この手順の過程で、x、y座標を備えた補正グラフが得られ、ここで「x」は
クロック周期であり、「y」は個別の遅延ユニット(d、遅延カウント)である
ことにも留意されたい。y座標に沿った時間ユニット(Td)の意味での一次従
属を定義するために、この個別のユニットの値は、線形回帰の標準的方法によっ
て時間ユニットにおいて判断される。したがって、各可変遅延は、遅延値の、可
変遅延素子に送られる符号に対する従属を示す伝達関数Ftrを割り当てられる。
【0053】 II.出力レジスタの補正 第2の演算は、基準クロック・エッジに関する出力レジスタのそれぞれまたは
少なくともいくつかの補正である(この場合には、図1にレジスタ4、5および
6が示されているが、実際には、レジスタの数は100個以上であってもよいこ
とが理解されるであろう)。補正演算中に、補正されているレジスタのどのビッ
トが計測されるのかに応じて、スイッチ25の1つが閉じられる。たとえば、レ
ジスタ6を補正するために、中央のスイッチ25bが閉じられ、入力レジスタは
トライステートになる。次に、対応するプログラム可能な遅延素子16は、上記
の補正手順に従って、遅延範囲全体をカバーするために変えられる。この場合に
、手順はレジスタの異なったビットに関するのと同じ頻度で行われる。
【0054】 この演算は、新しい世代の高精度レジスタの場合、またはこの目的のために特
に製造されたレジスタが提供される場合、あるいは予め補正されたレジスタが使
用される場合には省略してもよい。従来のレジスタを調節なしに使用することも
できるが、システムの全体的正確さはある程度低下するであろう。
【0055】 この補正演算のタイミング図が図5に示されている。図5に示したように、レ
ジスタが入力データを実際にラッチした瞬間と基準クロック・エッジとの間には
、時間の何らかの相違が観察される。補正手順の終わりに、対応する遅延素子、
すなわち所与のレジスタにおける所与のビットに関するTdが、これらの時間の
相違を補償するために入力チャネルおよび出力チャネルに導入され、Tdは次の
公式によって定義される。 Td=Tla+Tr´ ここで、Tdは信号遅延の実際の値であり、 Tlaはレジスタにおけるデータ・ラッチングの正確な時間であり、 Trは基準クロック信号が送信線を介して所与のレジスタの所与のビットに到達
するのに要する時間である。この時間は、PCB(プリント回路板)レイアウト
から計算し、かつ/またはオシロスコープ計測によってチェックして修正するこ
とができる。
【0056】 しかし、無効にされる遅延の長さを求めることの不確実さが、補正演算の正確
さを限定するので、この不確実さを最小にする。レジスタにおけるデータ・ラッ
チングの正確な時間を表すパラメータTlaは、所与の電力供給および温度の条件
下の、実際のレジスタに関するセットアップおよび保持の時間の平均によって定
義される。しかし、このパラメータは、データシートにおいて示されたパラメー
タが通常、温度および電力供給の全体にわたる最悪のケースの値を与えるので、
これらのパラメータとは異なる場合がある。レジスタが入力データをラッチする
実際の時間、およびこの瞬間と基準クロック・エッジとの間の実際の遅延を求め
ることは、試験システムの動作の正確さが高められることを可能にする。この判
断は基準クロックの下降エッジまたは上昇エッジの何れかに関して行われるか、
正確さを確実にするために2回、すなわち下降エッジについて1回、および上昇
エッジについて再度行ってもよい。Td(遅延の時間)および、したがって、Tl a をTr(基準クロック・エッジの時間)として求める正確さは、2つの値、すな
わちレジスタ・クロック・ジッタおよびラッチ時間の不確実さ自体の値の関数で
ある。不確実なジッタおよびラッチ時間ウィンドウの正確な計算を達成すること
の困難さのために、これら2つの値の合計は実験的に判断される。遅延Tdは、
典型的TTLレジスタの入力でのデータの上昇エッジおよび下降エッジの両方に
ついて、250psの正確さで判断できることが分かっている。いくつかのCM
Oヒ化ガリウム・レジスタおよびECLレジスタからより高い正確さを求めるこ
とが可能である。
【0057】 ここで、出力レジスタの補正の正確さを、実験データに基づいて判断すること
ができる。これは、レジスタがデータをラッチした実際の時間の不確実さによっ
て限定され、次のように計算される。 ΔTsk(out)=ΔTsk(0)+ΔTunc ここで、ΔTsk(0)は、典型的なクロック・ドライバ、たとえばSynergy Semicon
ductor Corp.(U.S.A.)によって製造されたSY100E11に関する約0.3に
等しい基準クロック・ドライバの出力スキューである。このスキューは製造工程
中に削減できるが、この説明を目的としては、調節なしに標準的デバイスを使用
するものと仮定できる。代替的に、所定の信号伝搬パラメータを有する単一のラ
インを使用してもよい。この場合に、ΔTsk(0)は、PCB(印刷回路板)レイ
アウトから判断でき、0.3ns未満になる。
【0058】 ΔTuncはレジスタが実際に入力データをラッチした瞬間と基準クロック・エ
ッジとの間の時間の相違を求めることの不確実さであり、この場合には±0.2
5nsと判断される。これは上記のように計測することもできるであろう。この
正確さは本発明の例示的実施形態については十分であると思われるが、一般的に
、提案する補正手段は、より高い固有の正確さを備えたレジスタを使用するとき
に、所望されるどのような高い正確さにも調節可能なスケーラブルなシステムを
提供する。
【0059】 主クロック・ドライバ・ジッタについては、主クロック・ドライバは一般的に
、正のエミッタに接続されたロジック(PECL)において実施されるので、こ
れは無視してよい。市販のハイブリッド発振器は、3ps RMS(平方自乗平
均)ジッタを達成できる。主クロック・ドライバの出力スキューは如何なる場合
にも、データの平均化により、提案する補正演算の過程で補償されることにも留
意されたい。従って、通常、 ΔTsk(out)=0.30+0.25=0.55nsである。 よって、出力レジスタは少なくとも0.55ns、好適には0.55ns未満
の正確さで補正される。
【0060】 III.入力レジスタの補正 この第3のスキュー補正演算は、複数の入力レジスタ2、3のそれぞれの伝搬
遅延の補正である。第3の補正演算を行うために、基準クロック・ドライバ24
は、全てのスイッチ25を開くことにより、補正手段から切断される。次に、入
力レジスタ2、3は、タイミング・ジェネレータによって、それらの出力で低か
ら高または高から低への移行の何れかを生成させられる。計測は、出力レジスタ
から送信されるデータの各個々のビットについて行うことができ、それについて
、入力レジスタのラッチタイムとの最善の一致が、対応する遅延素子13または
15を変化させることによって発見される。類似の手順は、クロック・ドライバ
26のラッチ時間で、出力レジスタ4から送信されたデータとの最善の一致を発
見するために行われる。その結果、Td(DUTclk)が得られる。遅延素子はレジス
タ全体についてクロックを変動させるが、個々のビットは監視することができ、
個々の伝搬遅延は入力レジスタからのデータの各出力ビットについて得ることが
できる。この計測の正確さは、前のステップで遅延が判断された正確さによって
限定され、次のように求めることができる。 ΔTsk(in)=ΔTsk(out)+ΔTunc ここで、ΔTsk(out)は出力レジスタの補正の正確さであり、上記で計算された
ように、約0.55nsである。ΔTuncは、レジスタが入力データを実際にラ
ッチした瞬間と基準クロック・エッジとの間の時間の相違を求めることの不確実
さであり、この場合には±0.25nsである。 ΔTsk(in)=0.55+0.25=0.80ns よって、入力レジスタは、少なくとも0.80ns、好適には0.80ns未
満の正確さで補正できる。
【0061】 IV.計測された遅延の相対的整列 最後の補正演算は、計測された遅延の主クロックに対する相対的な整列である
【0062】 補正手順の完了後に、補正結果を表すためにDUTクロックが基準クロックと
して選択される。対応する遅延補償値Tcompは、中央制御手段によってプロ
グラム可能な遅延素子に入力される。これは、スキューの主たる部分を補償する
【0063】 しかし、補正手順の過程においては補償できない、幾分かの残存内部レジスタ
・スキュー、すなわち、同じレジスタのピンの間のスキュー(ピンの数は、たと
えば4〜18)が依然としてある。ユーザによるこのスキューの推測のために、
かつ利便性を目的として、このスキューは計測されて、計算された補償値と共に
ユーザに報告される。各信号のスキューは、その後ゼロになると推測されるDU
Tクロックに関連して計算される。遅延の補償値を求めるために、以下の手順が
行われる。ここで、 kは所与の複数のレジスタ内のビット数であり、この複数のレジスタ内の全て
のビットは、最初のレジスタの最初のビットから、最後のレジスタの最後のビッ
トまで連続的に数えられる。 nは所与の複数の入力レジスタ内の入力レジスタ数であり、入力レジスタの総
数はNである。 mは複数の出力レジスタ内の出力レジスタ数であり、出力レジスタの総数はN
+1であり、これは、出力が出力レジスタの1つの入力に接続されているクロッ
ク・ドライバ24の存在のために、入力レジスタの数よりも1多い。
【0064】 ステップ1: 遅延素子の補正値を求めるために以下のデータが入力される。 ・各m番目の出力レジスタおよび出力レジスタの各k番目のビットに関する演算
IIで得られる、デジタル形式の補正グラフ。 ・出力レジスタ各k番目のビットについて計算された個々の基準クロック遅延値
Trk
【0065】 ステップ2: ・Tdk=dkxFtrとして、各ビットkに関するTdkを求める。ここで、Ftr
は演算Iで判断される伝達関数であり、dkは、m番目の出力レジスタの各k番
目のビットについて約50%のレベルで定義される。 ・出力レジスタの各k番目のビットについて、Tlak=Tdk−Trkを求める
【0066】 ステップ3: ・次のように、m番目の出力レジスタについて、全てのビットのTlakの平均
値を求める。
【数1】 ここで、kmは出力レジスタmの最初のビット数である。 ・min<Tla>mを求める。 ・補償遅延をTcompm(out)=<Tla>m−min<Tla>として計
算する。
【0067】 ステップ4:(各入力レジスタについて伝搬時間を求める) ・各n番目の入力レジスタについて、演算IIIで判断されたTdk(in)を
得る。 ・各n番目の入力レジスタについて、入力がn番目の入力レジスタの出力に接続
されている各m番目の出力レジスタについて、ステップ2で判断されたTlak
(out)を得る。 ・Tcok(in)=Tdk(in)−Tlak(out)を計算する。ここで、
Tcoは「クロックから出力」、すなわち伝搬時間である。 ・m番目の出力レジスタについて、次のように全てのビットのTcokの平均値
を計算する。
【数2】 ・min<Tco>nを求める。 ・各入力レジスタについて、補償遅延のセットをTcompn(in)=<Tc
n>−min<Tcon>として計算する。
【0068】 ステップ5: ・基準クロックのスイッチが切られており、DUTクロックが出力レジスタに接
続されているときに、DUTクロック・ドライバについて演算IIIで求めたT
d(DUTclk)kを得る。 ・入力がDUTクロック・ドライバの出力に接続されている出力レジスタについ
て、Tla(DUTclk)kを得る。 ・Tcok(DUTclk)=Tdk(DUTclk)−Tlak(DUTclk
)を計算する。ここで、Tcoは「クロックから出力」、すなわち伝搬時間であ
る。 ・クロック・ドライバの各k番目のビットについて、次のようにTco(DUT
clk)の平均値を計算する。
【数3】 ここで、kDUTは、DUTクロックが接続されている出力レジスタの最初のビッ
トの数であり、LはDUTクロックの数である。 ・各DUTクロック・ドライバについて、補償遅延をTcomp(DUTclk
)=Tco(DUTclk)−min<Tco>nとして計算する。
【0069】 上記の説明に基づいて上記ステップのシーケンスを実施するために、コンピュ
ータ・プログラムはあらゆる適切な言語、たとえば、C、C++、アセンブラな
どで容易に作成することができる。
【0070】 以下の誤差がレジスタの補正の不正確さを引き起こす場合がある。
【0071】 異なったレジスタはそれらの限界値レベルが異なる場合があり、それらの電気
的パラメータの不確実性を引き起こす。上記の補正の方法を用いると、この問題
を未然に防ぐか、少なくとも軽減することが可能である。
【0072】 レジスタは通常、約1.5〜1.6Vのしきい値電圧を有しており、一方、S
DRAMのしきい値は約1.4Vである。このことも、「0」状態と「1」状態
との間の遷移を判断する際に誤差を発生させる。この場合に、レジスタが実際に
データをラッチした瞬間と基準クロック・エッジとの間の時間差を求める際の誤
差を計算することが可能であり、これは、次の公式によって表される。 Δttrh=ΔU/r ここで、 Δttrh− しきい値電圧の差によって引き起こされた、レジスタが実際にデー
タをラッチした瞬間と基準クロック・エッジとの間の時間差に対する付加であり
、 ΔU=U actual−U standardであり、 r− 信号のスルーレートである。
【0073】 上記のように、約1.5〜1.6Vのレジスタのしきい値電圧および約1.4
VのSDRAMのしきい値電圧については、ΔU=1.5V−1.4V=0.1
Vであり、信号スルーレートrは約2V/nsである。よって、不確実さΔttr h は約0.05nsである。U actualが1.6Vである場合には、不確
実さは更に大きく、すなわち約0.1nsになり、これは、補正の正確さの大き
な部分を占める。これは、次のように修正できる系統的誤差である。 Tcompn=<Tcon>−min<Tcon>−Δttrh
【0074】 このステップでレジスタを補正するために考慮しなければならない別の可能な
エラー源は、レジスタの以前の状態の残留メモリを有するレジスタのバスホール
ド回路である。この残留メモリの存在のために、上から下および下から上の遷移
に関するしきい値が異なる。この現象が図3Aのヒステリシス・ループを引き起
こす。ループ幅Δthysを計測することにより、レジスタの最低限界の不確実さ
を次のように推測することが可能である。 ΔTunc.eff.=ΔTunc±Δthys/2
【0075】 図6には、提案する発明によるメモリ試験システムの例示的実施形態が示され
ている。示されたシステムは、半導体メモリ1(DUT)、たとえばSDRAM
DIMMモジュールを試験することを意図されている。このシステムは、遅延
タイミング信号を生成するタイミング手段2と、位相変換手段のセット4を備え
た、少なくとも1つのドライバがレジスタである複数のドライバ3と、位相変換
手段のセット7を備えた、少なくとも1つの受信機がレジスタである複数の受信
機5と、フォールト・ロジック手段6とコンピュータ・インタフェース9に接続
された中央制御ユニット8とを含む。
【0076】 タイミング手段2は、本発明において提案された半導体デバイスを試験する方
法の第1のステップに従って、DUT1内のメモリエレメントにアクセスするた
めの、適切な一連のアドレス、データおよび制御信号を提供する。これらのデー
タは、本発明の実施形態の1つによるメモリ試験システムにおける機能が、DU
T1に提供される書き込みデータ、アドレスおよび制御信号の所定の標準レベル
を維持することである、入力レジスタ3のセットに供給される。ピン・ドライバ
(図示せず)のセットは、ロジック・レベルを特定のDUTの需要に合わせて調
節するために使用することができる。位相変換手段(たとえば、プログラム可能
な遅延手段)のセット4は、多数の試験信号パターンの入力タイミングを一致さ
せるために、補正目的で使用される。DUTから得られた読み込みデータは、受
信機(たとえば、出力レジスタ)5のセットによって受け取られて、試験方法の
次のステップに従ってメモリ素子内の故障を検出するために、フォールト・ロジ
ック手段6における所定レベルである「0」および「1」と比較される。
【0077】 所定のレベルを比較するために、出力レジスタの前にアナログ・コンパレータ
(図示せず)を使用してもよい。出力レジスタ5から、デジタル形式のデータが
フォールト・ロジック手段6に入れられ、フォールト・ロジック手段6は、実際
のデータを、タイミング手段2からくる予期されるデータと比較する。ラウンド
トリップ遅延を補償するために受け取ったデータを遅延させる位相変換手段(た
とえば、プログラム可能な遅延手段)の別のセット7は、受信機(たとえば、出
力レジスタ)のセット5の前に使用される。フォールト・ロジック手段6からの
故障データは、中央制御ユニット8に送られて、試験方法の第3のステップに従
って試験結果を処理する制御コンピュータ(図示せず)のコンピュータ・インタ
フェース9に更に送られる。制御コンピュータは、累積データを符号化された形
式で保持することが好ましい。故障データは、故障を見るために、ビットマップ
形式でも表されてもよい。
【0078】 DUTのパーピン・アドレシングに従来のピン電極を使用する代わりに、図6
に示されたシステムは、レジスタの2つのセットを使用し、一方はデータを入力
するためのものであり、他方はDUTから試験データを受け取るためのものであ
る。高速半導体デバイスを試験するために必要とされる厳格な正確さを達成する
ために、従来の方法には各パーピン構造のタイミング補正が関係する。本発明は
、レジスタを補正する補正手段を使用することにより、時間を浪費するパーピン
補正を使用することを回避し、それによって、補正の高速パー・レジスタ・モー
ドを可能にしている。本発明によれば、補正演算は、DUTがシステムから切断
されたとき、または好適にはDUTが試験システムに接続されている状態の両方
で行うことができる。DUT自体の電気的特性はレジスタの動作に大きく影響す
る場合があるので、DUT特性の習慣的なエミュレーションによるのではなく、
試験される実際のDUTを使用することにより、試験システムを補正することが
非常に重要である。
【0079】 更に、試験システムに関して補正演算を実行した後に、DUTレジスタも補正
してもよい。この場合に、DUTレジスタが補正される順序は重要ではない。
【0080】 本発明は、DUTの特徴の分析、または他のあらゆる集積回路デバイス試験を
行うこともできる。たとえば、異なったDUT特性、たとえば電気的特性を、提
案した試験手順の過程で検査してもよい。このように、DUTピンのキャパシタ
ンスを判断するために、補正システムはまず上記のように補正される。次に、所
定のキャパシタンス値を有する一連のコンデンサが、同じ補正システムおよび計
測システムのパラメータを用いて試験される。得られる結果は、システム・パラ
メータPのデバイス・キャパシタンスへの依存、P=f(Capacitance)を求め
るために、補正曲線の形式でプロットされる。次のステップは、コンデンサの代
わりに試験されるDUTを使用して、同じシステム・パラメータを計測すること
である。所望のDUTピンのキャパシタンスは、補正カーブから容易に計算でき
る。代替的方法として、メモリ試験システム、または送信機と接続された他のあ
らゆる受信機内のレジスタを使用してもよい。
【0081】 上記の説明および数字は例示的な実施形態に過ぎず、本発明の範囲内において
、上記の実施形態に対する様々な変更を行うことができることが理解されるであ
ろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態の1つによるスキュー補正手段の部分回路図である。
【図2】 本発明による、共通時間軸を導入する送信線を示している。
【図3】 本発明によるスキュー補正手段の動作のフローチャートである。
【図4】 (a)レジスタに対応する遅延をゼロから最大値に増大することにより行われ
る、レジスタの補正のステップのグラフである。 (b) プログラム可能な遅延素子の補正グラフで、本発明による補正の第1
のステップを示したグラフである。
【図5】 本発明によるスキュー補正方法を示したタイミング図である。
【図6】 本発明による試験システムの略ブロック図を示している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,Z A,ZW

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トランシーバの自動的スキュー補正のための手段であって、 信号を送信する複数の入力レジスタと、 信号を受信する複数の出力レジスタと、 主クロック信号を生成する主クロック手段と、 前記レジスタを補正する基準信号を生成する基準クロック手段であって、前記
    主クロック手段と関連づけられている手段と、 各複数のレジスタ内で前記レジスタのタイミングの相対的整列のために、前記
    複数のレジスタのそれぞれと関連づけられた少なくとも1セットの位相変換手段
    を含む第1の複数の位相変換手段とを含む補正手段。
  2. 【請求項2】 前記基準信号を供給する所定の電波特性を有する送信線を更に含む、請求項1
    に記載の補正手段。
  3. 【請求項3】 前記出力レジスタは前記送信線によって前記基準クロック手段に接続されてい
    る、請求項2に記載の補正手段。
  4. 【請求項4】 前記複数の出力レジスタは、前記複数の入力レジスタを補正するように動作可
    能である、請求項1に記載の補正手段。
  5. 【請求項5】 前記第1の複数の位相変換手段は、そのタイミングを遅延させる各別個のレジ
    スタと関連づけられた少なくとも1つの変換手段を含む、請求項1に記載の補正
    手段。
  6. 【請求項6】 前記複数のレジスタ間におけるレジスタのタイミングの相対的整列のために、
    前記複数のレジスタと関連づけられた第2のセットと位相変換手段を更に含み、
    前記複数のレジスタは前記第2のセットの位相変換手段を介して主クロック手段
    に接続されている、請求項1に記載の補正手段。
  7. 【請求項7】 前記第2のセットの位相変換手段は、各複数のレジスタと関連づけられた少な
    くとも1つの変換手段を含む、請求項1に記載の補正手段。
  8. 【請求項8】 前記複数の入力レジスタ、前記複数の出力レジスタ、および前記基準クロック
    手段を含む構成要素の少なくとも1つまたは全ては、テスタ・ヘッダの部品であ
    る、請求項1に記載の補正手段。
  9. 【請求項9】 トランシーバの自動的スキュー補正の方法であって、 基準クロック・エッジに関してトランシーバの複数の出力レジスタを補正する
    ことと、 前記補正された出力レジスタを使用して、前記トランシーバの前記入力レジス
    タの伝搬遅延を補正することと、 前記計測された遅延の前記主クロック・エッジに対する相対的整列とを含む方
    法。
  10. 【請求項10】 出力レジスタを補正する前記ステップの前に、各プログラム可能な遅延素子を
    補正するステップを更に含む、請求項9に記載の方法。
  11. 【請求項11】 補正の正確さは、少なくとも1つのレジスタについて、前記基準クロック・エ
    ッジと前記レジスタがデータをラッチした瞬間との間の最小可能時間遅延を求め
    ることにより増大される、請求項9に記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記判断は2回、すなわち、下降エッジについて1回および上昇エッジについ
    てもう1回行われる、請求項11に記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記入力レジスタの前記伝搬遅延は、出力遷移を出力レジスタの前記ラッチ時
    間と最善に一致させるように遅延素子を変化させることにより補正される、請求
    項9に記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記伝搬遅延は前記出力レジスタのデータの各個々のビットについて補正され
    る、請求項9に記載の方法。
  15. 【請求項15】 補正の少なくとも1ステップは、部分的または完全にコンピュータにより実施
    される、請求項10に記載の方法。
  16. 【請求項16】 半導体デバイスを試験するメモリ試験システムであって、 タイミング手段と、 フォールト・ロジック手段と、 中央制御ユニットと、 信号を送信する少なくとも1つの入力レジスタを含む複数のドライバと、 信号を受信する少なくとも1つの出力レジスタを含む複数の受信機と、 基準クロック手段とを含むテスタ・ヘッダとを含み、 前記基準クロック手段は、前記受信機のタイミングの相対的整列のために、前
    記複数の受信機と関連づけられた位相変換手段のセットを使用して、前記受信機
    を補正するように動作可能であり、 前記複数の受信機は、前記ドライバのタイミングの相対的整列のために、前記
    複数のドライバと関連づけられた位相変換手段のセットを使用して、前記ドライ
    バを補正するように動作可能であるメモリ試験システム。
  17. 【請求項17】 各前記出力レジスタは、所定の電波特性を有する送信線によって前記基準クロ
    ック手段に接続されている、請求項16に記載のメモリ試験システム。
  18. 【請求項18】 半導体デバイスを試験するメモリ試験システムにおいて動作可能なコンピュー
    タ読み取り可能なメモリであって、該メモリは前記試験システムのスキュー補正
    を行うコンピュータ・プログラムを含み、該補正は、 基準クロック・エッジに関してトランシーバの複数の出力レジスタを補正する
    ことと、 前記補正された出力レジスタを使用して、前記トランシーバの入力レジスタの
    伝搬遅延を補正することと、 主クロック・エッジに対する計測された遅延の相対的整列とを含む、コンピュ
    ータ読み取り可能なメモリ。
  19. 【請求項19】 半導体デバイスを試験する方法であって、前記デバイス内のメモリ素子にアク
    セスする信号のパターンを送信するステップと、 前記メモリ素子内の故障を検出する応答信号を受信するステップと、 試験結果を処理するステップとを含み、 請求項1に記載の補正手段を用いたスキュー補正を更に含む方法。
  20. 【請求項20】 前記試験システムの補正は、請求項9の補正方法を用いて行われる、請求項1
    9に記載の試験方法。
  21. 【請求項21】 前記補正は、前記試験システムが試験を受けるデバイスに接続されているとき
    に実行される、請求項19に記載の試験方法。
  22. 【請求項22】 請求項1の補正手段を用いて、試験を受ける前記デバイスの電気的特性を判断
    することを更に含む、請求項19に記載の試験方法。
  23. 【請求項23】 電気的に読み取り可能な媒体に記憶されているときに、請求項1において権利
    を請求されたように、システムのハードウエア機能を実施、シミュレートまたは
    エミュレートするコンピュータ・プログラム。
JP2000557157A 1998-06-29 1999-06-10 スキュー補正手段およびスキュー補正方法 Pending JP2002519675A (ja)

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