JP2002515432A - Hivおよび他のウイルス感染の治療用組成物 - Google Patents

Hivおよび他のウイルス感染の治療用組成物

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Abstract

(57)【要約】 ウイルス感染、特にHIVを治療するのに用いることができる医薬組成物。組成物は、約250mgから約6000mgの式(I)のベンゾイミダゾール誘導体またはその製薬上許容可能な有機または無機の付加塩を含み、式中Xが水素、ハロゲン、炭素数7未満のアルキルまたは炭素数7未満のアルコキシであり、nは4未満の正の整数であり、Yは水素、塩素、ニトロ、オキシクロロ、メチルまたはエチルであり、Rは水素、または炭素数1から8のアルキル基であり、R2は4−チアゾリルである。好ましい化合物はチアベンダゾールである。本発明において、単独または他の抗ウイルス剤と組み合わせて用いるときに上記化合物はHIVの阻害およびHIV感染の治療に有用であることが発見された。これらの組成物はHIVウイルスの複製を防ぎ、ベンゾイミダゾールでの治療に耐性のあるウイルス株の創造を防ぎ、HIVウイルスへの細胞の感染を防ぐか若しくは遅延させ、および治療した細胞におけるウイルスの再発現を遅延させることができる。これらの組成物は肝炎およびヘルペス、インフルエンザおよびライノウイルスなどのウイルスに対しても有効である。 【化12】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、ウイルス感染、特にHIVの治療方法である。医薬組成物は、1以
上のベンゾイミダゾール誘導体、特にチアベンダゾール化合物を含む。
【0002】 (発明の背景) HIVおよび他のウイルス感染は、主要な死因の1つである。HIVは、体の
免疫系を攻撃するウイルスが体内で複製する疾患である。HIVウイルスは、容
易に破壊されず、また、宿主細胞をウイルスの複製から守る良いメカニズムも存
在しない。
【0003】 ジドブジン(AZT、Retrovir(商標))、ジダノシン(ジデオキシ
イノシン、ddI、Videx(商標))、スタブジン(d4T、Zerit(
商標))、ザルシタビン(ジデオキシシトシン、ddC、Hivid(商標))
、ネビラピン(Viramune(商標))、ラミブジン(Epivir(商標
)、3TC)、プロテアーゼ阻害剤、サキナビル(Invirase(商標)、
Fortovase(商標))、リトナビル(Norvir(商標))、ネルフ
ィナビル(Viracept(商標))、エファビレンズ(Sustiva(商
標))、アバカビル(Ziagen(商標))、アンプレナビル(Agener
ase(商標))、インジナビル(Crixivan(商標))、ガンシクロビ
ル、AzDU、デラビルジン(Rescriptor(商標))、エリスロポエ
チン、コロニー刺激因子(G−CSFおよびGM−CSF)、非ヌクレオシド阻
害剤、およびヌクレオシド阻害剤を含む、数種の薬剤がこの破壊的疾患の治療用
に認可されてきた。M.I.JohnstonおよびD.F.Hoth、Sci
ence、260(5112)、1286〜1293頁(1993)およびD.
D.Richman、Science、272(5270)、1886〜188
8頁(1996)を参照のこと。AIDSワクチン(ソークワクチン)を試験し
、CD8からのケモカインである数種のタンパク質はHIV抑制剤として働くこ
とが発見されている。上記の合成ヌクレオシド類似体に加え、タンパク質、およ
び抗体、数種の植物および植物由来の物質がインビトロで抗HIV活性を有する
ことが発見されている。しかしながら、HIVウイルスは、容易に破壊されず、
また、宿主細胞をウイルスの複製から守る良いメカニズムも存在しない。
【0004】 よって、医療従事者は、HIV感染を防ぐことができ、HIVキャリアを治療
し、十分に発達すると命にかかわるAIDSの進行から防ぐことができ、AID
S患者を治療することのできる薬剤を探求し続けている。従って、HIVウイル
スを標的し、ウイルス複製を阻害することのできる物質が非常に望まれる。
【0005】 単純ヘルペスは、治療の困難な別のウイルス感染症である。単純ヘルペスウイ
ルス(HSV)I型およびII型は、一般的にヒトに感染する持続性ウイルスで
ある。HSV I型は、口唇「熱性疱疹」(再発性口唇ヘルペス)を惹起し、H
SV II型は、陰部疱疹を惹起し、世界中の多く場所で主な性病となっている
。現在のところ、完全に満足のいく陰部疱疹の治療法は存在していない。さらに
、一般的ではないが、HSVは命をおびやかす脳の感染症である、脳炎をも惹起
しうる。(The Merck Manual、Holvey、編集、1972
;Whitley、Herpes Simplex Virus、In:Vir
ology、2版、Raven Press(1990))。最も重篤なHSV
誘導疾患は、角膜の樹枝状損傷を起こし、その結果永続的瘢痕化および失明する
こともある眼の感染症である樹枝状角膜炎である。HSVによる眼の感染は、失
明の主な原因である。
【0006】 肝炎は、ヒトの肝臓疾患である。肝臓の炎症により顕在化し、通常、ウイルス
感染により、時に毒物により惹起される。肝炎は、肝硬変、肝臓癌、およびつい
には死にいたるまで、進行する。A型、B型、C型、D型、E型、およびG型肝
炎などの数種のウイルスが、種々の型のウイルス性肝炎を起こすことが知られて
いる。そのなかでも、HBVおよびHCVが、最も重篤である。HBVは、ビリ
オンのサイズが42nmのDNAウイルスである。HCVは、ビリオンのサイズ
が30〜60nmのRNAウイルスである。D.S.Chen、J.Formo
s.Med.Assoc.,95(1)、6〜12頁(1996)を参照のこと
【0007】 C型肝炎は、HIVに感染している人の4から5倍感染している。C型肝炎は
、治療が困難で、感染者は世界全体で5億人と概算されている(HIV感染者の
約15倍)。現在のところ、効果的で利用可能な免疫法はなく、C型肝炎は保健
および衛生条件の改善および伝染ルートの遮断などの他の予防手段よってのみ制
御可能である。いまのところ、慢性C型肝炎の唯一の許容される治療法は、少な
くとも6月の治療期間を要するインターフェロンおよび/または感染細胞におけ
るウイルス複製を阻害することができ、人によっては肝機能をも改善させるリバ
バリンである。しかし、リババリンを併用するか、または併用しないインターフ
ェロンでの治療は、長期の効力が応答率約25%と制限される。
【0008】 B型肝炎ウイルス感染は、広範な肝臓損傷に至る。さらに、慢性B型肝炎感染
は、主要な死因である肝細胞癌に関連づけられてきた。現在HBV感染の予防は
、治療上有効なB型肝炎のワクチンである。しかし、ワクチンは既に感染した者
(すなわち、キャリアーと患者)の治療には有効でない。慢性B型肝炎感染の治
療に多くの薬剤が用いられてきたが、インターフェロンを除き、どれも有効であ
るとは証明されていない。
【0009】 HCVおよびHBVのインターフェロンでの治療は、成功が限られており、疲
労、発熱、悪寒、頭痛、筋痛、関節痛、軽い脱毛症、精神医学的効果および関連
疾患、自己免疫性現象および関連疾患、および甲状腺機能障害などの副作用がし
ばしば関連する。インターフェロン療法が限られた効力しか有せず、しばしば副
作用を伴うので、これらウイルス感染には、より有効な治療法が必要とされる。
【0010】 Lovett(Diss.Abstr.Int.(Sci.)(1979)、
39(11)、5315〜5316頁)は癌の治療にチアベンダゾールの使用す
ることを開示している。Edlindら、(Chemical Abstr.(
1994)、121.175012x)、Brownら、(J.Am.Chem
.Soc.(1961)、83、1764〜1765頁)およびAur(J.P
ediatr.(1971)、78(1)、129〜131頁)は、寄生虫(he
lmintic)感染の治療にチアベンダゾールの使用すること開示している。Wag
nerら、(U.S.3,370,957)は、チアベンダゾールの抗菌薬組成
物を開示している。
【0011】 今のところ、ウイルス感染の治療用にチアベンダゾールを用いる開示または示
唆はない。しかしながら、上述のようにウイルス感染の治療に多くの不利な点が
存在するために、新しく、改良されたウイルス感染の治療方法に対する継続的ニ
ーズが存在する。
【0012】 (発明の概要) 製薬担体および有効量の式I:
【0013】
【化10】
【0014】 式中、Xは水素、ハロゲン、炭素数7未満のアルキルまたは炭素数7未満のアル
コキシであり、 nは4未満の正の整数であり、 Yは水素、塩素、ニトロ、オキシクロロ、メチルまたはエチルであり、 Rは水素、または炭素数1から8のアルキル基であり、 R2は4−チアゾリルである 抗ウイルス化合物を含む、動物、特に、温血動物およびヒトの治療用の医薬組成
物が請求される。
【0015】 好ましくは、ベンゾイミダゾールは5または7位(ベンゼン環の橋かけ炭素に
対しメタ)でクロロ(Cl−)またはオキシクロロ(ClO−)のいずれかで置
換されており、ベンゼン環の残りの置換基は、水素である。
【0016】 好ましい化合物は、式III:
【0017】
【化11】
【0018】 (式中、R3は水素、または炭素数が1から8のアルキルである)の化合物また
はその非毒性の、製薬上許容可能な有機酸または無機酸のいずれかとの酸付加塩
である。最も好ましい化合物は2−(4−チアゾリル)ベンゾイミダゾールであ
る。
【0019】 組成物は、HIVおよび他のウイルス感染を治療するのに用いることもできる
。薬剤は、毎日または1週間に1から4回投与することができる。
【0020】 本発明において、上記化合物は、HIVの阻害およびHIV感染の治療に有効
であることが発見された。本発明は、HIVに感染した宿主に薬学的または治療
上有効なまたは許容可能な量の上記した、特にRが4−チアゾリルである化合物
を投与することを含むHIV感染の治療方法をも提供する。
【0021】 より詳細には、本発明はウイルス感染の治療方法とともに製薬担体および本明
細書において定義されるベンゾイミダゾール誘導体を含む抗ウイルス組成物を提
供する。これらの組成物はウイルスの複製を防止し、患者にウイルス耐性を起こ
させ、ウイルスが細胞に感染するのを防止もしくは遅延させ、抗ウイルス剤処置
に対し耐性のあるウイルスの形成を防止し、ウイルスに感染した細胞の寿命を延
長し、および/または処置細胞におけるウイルスの再発現を遅延させることがで
きる。
【0022】 本発明は、組成物およびに抗ウイルス組成物単独で、または他の治療法と併用
して、HIV、ヘルペス、肝炎、インフルエンザおよび/またはライノウイルス
などのウイルス感染を治療するための方法を提供する。
【0023】 (発明の詳細な説明) A.定義 本明細書に用いられる、「製薬上許容可能な」成分とは、ヒトおよび/または
動物への使用に適したもので、(毒性、刺激、およびアレルギー性反応などの)
過度な副作用がなく、適度な効果/危険比率に釣り合ったものである。
【0024】 本明細書に用いられる、「治療上有効な量」とは、本発明法の使用に際し、所
望の治療効果を十分に得られ、(毒性、刺激、およびアレルギー性反応などの)
過度な副作用がなく、適度な効果/危険比率に釣り合った化合物の量である。具
体的な「治療上有効な量」とは、一般に、処理に用いられる個々の条件、患者の
身体状態、処理を受ける哺乳動物の種類、処理の期間、併用療法(もしあれば)
の性質、および、用いた特定の配合および用いられる化合物の構造のような要因
とともに変化する。治療上有効な量とは、一般的に安全で有効な量として認識さ
れている。
【0025】 本明細書に用いられる、「製剤学的付加塩」または「製薬上許容可能な塩」と
は、抗ウイルス化合物の有機酸または無機酸との塩である。これらの好ましい酸
付加塩は、塩化物、臭化物、硫酸塩、硝酸塩、リン酸塩、スルホン酸塩、ギ酸塩
、酒石酸塩、マレイン酸塩、リンゴ酸塩、クエン酸塩、安息香酸塩、サリチル酸
塩、アスコルビン酸塩、および当業者に知られた他のものである。
【0026】 本明細書に用いられる、「製薬担体」とは、動物またはヒトに抗ウイルス剤を
送達(デリバリー)する製薬上許容可能な溶媒、懸濁剤または賦形剤である。こ
の担体は、液体または固体であってもよく、計画した投与経路に従って選択され
る。
【0027】 本発明の抗ウイルス化合物は、ベンゾイミダゾールおよび/またはその塩であ
る。ベンゾイミダゾールは、以下に詳細に記載される。好ましい抗ウイルス化合
物はMerckから「チアベンダゾール」の名称で販売されている製品である。
【0028】 本明細書に用いられる、「ウイルス」とは、動物または哺乳類(ヒトを含む)
の感染するウイルスを含む。ウイルスには、HIV、インフルエンザ、ポリオウ
イルス、肝炎、ヘルペス、ライノウイルス、および当業者に知られているものを
含む。
【0029】 本明細書に用いられる、「補助的療法」は、薬剤を必要とする患者が治療され
るか、またはベンゾイミダゾール誘導体と共に該疾患用の他の薬剤を投与される
ことを意味する。補助的療法は、患者が1つの薬剤でまず治療され、次いで所与
の期間内に他の薬剤で治療される逐次療法でも、または2つの薬剤を実質的に同
時に投与する付随療法であってもよい。
【0030】 B.抗ウイルス化合物 本発明の抗ウイルスベンゾイミダゾール化合物は、式(I)または(II)の
ものである。好ましい化合物は、2−(4−チアゾリル)ベンゾイミダゾールま
たはその非毒性の、製薬上許容可能な酸付加塩である。適切な酸付加塩は、塩化
物、臭化物、硫酸塩、硝酸塩、リン酸塩、スルホン酸塩、ギ酸塩、酒石酸塩、マ
レイン酸塩、リンゴ酸塩、クエン酸塩、安息香酸塩、サリチル酸塩、アスコルビ
ン酸塩および当業者に知られた他のものからなる群から選択される有機または無
機の酸付加塩である。
【0031】 ベンゾイミダゾール化合物のプロドラッグも本発明によって提供される。「プ
ロドラッグ」とは、官能基または担体が式I、IIまたはIIIの化合物から除
去されてそれぞれの化合物を形成する、1以上の官能基またはその共有結合性担
体を有する式I、IIまたはIIIの化合物であると考えられる。ベンゾイミダ
ゾール化合物のプロドラッグは、マスキング基が通常の操作、体外、体内、イン
ビトロのいずれかで開裂して、親化合物を形成するような方法で化合物中に存在
する1以上の官能基を1以上のマスキング基で修飾することにより調製される。
プロドラッグは、化合物中でヒドロキシ、アミノ、またはスルフヒドリル基がい
ずれかの基に結合され、それが開裂により遊離のヒドロキシ、アミノ、またはス
ルフヒドリル基をそれぞれ形成する化合物を含む。プロドラッグの例には、ベン
ゾイミダゾール誘導体中のアルコールおよびアミン官能基のアセテート、ホルメ
ート、またはベンゾエート誘導体;ベンゾイミダゾール誘導体中のアルコールお
よびフェノール官能基のリン酸エステル、ジメチルグリシンエステル、アミノア
ルキルベンジルエステル、アミノアルキルエステルおよびカルボキシアルキルエ
ステル;当業者に知られたものを含むが、これらに限定されない。
【0032】 ベンゾイミダゾール誘導体の製薬上許容可能な塩は、例えば、非毒性の無機ま
たは有機酸から、形成されたベンゾイミダゾール化合物の慣用の非毒性塩または
4級アンモニウム塩を含む。例えば、そのような慣用の非毒性塩は、塩化水素酸
、臭化水素酸、硫酸、スルファミン酸、リン酸、硝酸などの無機酸から誘導され
るもの、および酢酸、プロピオン酸、コハク酸、グリコール酸、ステアリン酸、
乳酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、アスコルビン酸、パム酸(pamoic acid)
、マレイン酸、ヒドロキシマレイン酸、フェニル酢酸、グルタミン酸、安息香酸
、サリチル酸、スルファミン酸、2−アセトキシ安息香酸、フマル酸、トルエン
スルホン酸、メタンスルホン酸、エタンジスルホン酸、シュウ酸、イセチオン酸
などの有機酸から調製される塩を含む。
【0033】 本発明の製薬上許容可能な塩は、慣用の化学的方法により塩基性または酸性部
分を含むベンゾイミダゾール誘導体から合成される。一般に、そのような塩は、
これら化合物の遊離の酸または塩基形態を化学量論の適切な塩基または酸と水中
または有機溶媒中、またはその2つの混合物中で反応させることにより、調製す
ることができる。一般的に、エーテル、酢酸エチル、エタノール、イソプロパノ
ール、またはアセトニトリルなどの非水性溶媒が好ましい。適切な塩のリストは
、Remington’s Pharmaceutical Sciences
、17版、Mack Publishing Company、Easton、
Pa.,1985,1418頁に見出すことが出来、その開示を参照により本明
細書に組み込む。ここに引用された文献の全ての開示を全体として参照により本
明細書に組み込む。
【0034】 有機合成分野の当業者に公知の多くの方法でベンゾイミダゾール誘導体を調製
する。合成有機化学の技術において知られた合成方法、または当業者に認識され
たそれらの変法と共に、以下に記載された方法を用いてベンゾイミダゾール誘導
体を合成する。好ましい方法は、以下に示す方法を含むが、これらに限定されな
い。これらの化合物を1973年6月12日にAdamsらに発行された米国特
許第3,738,995号に記載された方法に従って調製する。チアゾリル誘導
体をBrownらの、J.Am.Chem.Soc.,83,1764(196
1)およびGrendaらの、J.Org.Chem.,30,259(196
5)に記載された方法に従って調製する。上記で引用された各文献の開示を参照
により本明細書に組み込む。
【0035】 C.用量およびデリバリー剤形 抗ウイルス化合物のアイデンティティー、製薬担体および投薬される化合物の
量は、哺乳類の種および体重および処置するウイルスおよびウイルス感染によっ
て広範に変化する。投与される量は、特定の抗ウイルス化合物の薬力学特性およ
びその投与経路;レシピエントの年齢、性別、代謝速度、吸収効率、健康および
体重;症状の性質および程度;施される併用治療の種類;式I、IIまたはII
Iの化合物での治療の頻度;および所望の治療効果などの既知の因子によって変
動する。
【0036】 ベンゾイミダゾールは、好ましくは微粉化または粉末化され、体内で容易に分
散および溶解することができる。薬剤をすりつぶすか、または微粉砕するための
方法は、当該技術で公知である。例えば、ハンマーミルまたは類似のミル装置を
用いることができる。好ましい粒径は、約100μ未満および好ましくは50μ
未満である。
【0037】 内服用に適する剤形(組成物)は、ユニットあたり活性成分を約1.0ミリグ
ラムから約5000ミリグラムを含む。これらの医薬組成物おいて、活性成分は
組成物の総重量に基づき、通常約0.5〜95%の量で存在する。患者の体重に
基づき、用量は1日あたりまたは1週間あたり数回、1つ以上の用量で投与する
ことができる。複数の用量単位が、治療上有効な量を達成するのに要求される場
合もある。例えば、剤形が1000mgで、患者の体重が40kgの場合、1つ
のピルはその患者には体重1kgあたり25mgの用量を提供する。それは80
kgの患者には単に12.5mg/kgの用量となる。
【0038】 本発明の抗ウイルス化合物は、マウスにおいてインビボでウイルスおよび癌に
対し約500mg/kg、2500mg/kg、3500mg/kg、4000
mg/kg、5000mg/kgおよび6000mg/kgの用量で効力を示し
た。一般に、マウスにおける有効量は、ヒトにおける期待される有効量の約12
倍である。一般的ガイダンスとして、ヒトでは体重キログラム(kg)あたり、
約30ミリグラム(mg)から、体重kgあたり約10000mgまでが治療上
有効量として適切である。好ましくは、約250mg/kg体重から約5000
mg/kg体重を用いる。他の好ましい用量は、100mg/kg体重から約3
000mg/kg体重の間の範囲にある。しかし、体重キログラム(kg)あた
り約2ミリグラム(mg)と体重kgあたり約400mgの間の投与量がある種
のウイルス感染の治療にも適切である。
【0039】 静注では、最も好ましい投与速度は、定速注入の間、約1から約1000mg
/kg/分で変動しうる。ベンゾイミダゾール誘導体を単一の1日量で投与する
か、または総1日投与量として、毎日2、3、または4回に分けた用量で投与す
ることができる。ベンゾイミダゾール誘導体を毎日1以上の用量で、または1週
間に1から3回投与する。
【0040】 本発明の抗ウイルス化合物(活性成分)は、哺乳類または動物の体における薬
剤の活性部位と活性成分を接触させる手段によってウイルスの成長またはウイル
ス感染を阻害するよう投与される。医薬品と共に用いることができる慣用の手段
によって、個々の治療剤としてまたは他の治療剤と併用して、投与することがで
きる。
【0041】 用量単位は、単一の化合物またはそれの他の化合物、他のウイルス阻害化合物
または他の抗ウイルス化合物との混合物を含んでもよい。ベンゾイミダゾール誘
導体は、錠剤、カプセル剤、ピル、散剤、顆粒剤、エリキシル剤、チンキ剤、懸
濁剤、シロップ剤、および乳剤などの経口剤形で投与することもできる。ベンゾ
イミダゾール誘導体は、静注(ボーラスまたは注入)、腹腔内、皮下、または筋
肉内形態、全ての製薬技術における当業者にとって周知の剤形を用いて投与する
こともできる。
【0042】 本明細書に詳細に記載した化合物は、活性成分を形成し、典型的には意図する
投与形態に関して適切に選択され、慣用の医薬実務と一致するように適切な製薬
学的希釈剤、増量剤、賦形剤、または担体(包括的に本明細書では製薬上許容可
能な担体または担体物質として言及する)との混合物で投与される。単位は、経
口、経直腸、局所、静注、または非経口投与に適した液体剤形とすることもでき
る。
【0043】 ベンゾイミダゾール誘導体は、単独で投与することもできるが、一般的に製薬
上許容可能な担体と混合される。この担体は固体または液体であることができ、
また担体の種類は一般的に用いた投与の種類に基づいて選択される。
【0044】 錠剤は適切な結合剤、潤滑剤、崩壊剤、着色料、着香料、流れ誘導剤、および
溶解剤を含むことができる。例えば、錠剤またはカプセルの用量単位における経
口用には、活性薬剤成分をラクトース、ゼラチン、寒天、デンプン、スクロース
、グルコース、メチルセルロース、ステアリン酸マグネシウム、リン酸二カルシ
ウム、硫酸カルシウム、マンニトール、ソルビトールなどの、経口、非毒性、製
薬上許容可能な、不活性担体と組み合わせることができる。
【0045】 適切な結合剤は、デンプン、ゼラチン、グルコースまたはベータラクトースな
どの天然糖、コーン甘味料、天然および合成ゴム、例えば、アラビアゴム、トラ
ガント、またはアルギン酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロース、ポリエチ
レングリコール、ろう等を含む。これらの剤形に用いられる潤滑剤は、オレイン
酸ナトリウム、ステアリン酸ナトリウム、ステアリン酸マグネシウム、安息香酸
ナトリウム、酢酸ナトリウム、塩化ナトリウム等を含む。崩壊剤は、デンプン、
メチルセルロース、寒天、ベントナイト、キサンタンゴム等を含むが、限定する
ものではない。
【0046】 ベンゾイミダゾール誘導体は、小さな単ラメラ小胞、大きな単ラメラ小胞、お
よび多重ラメラ小胞などのリポソームデリバリーシステムの形態で投与すること
もできる。リポソームはコレステロール、ステアリルアミン、またはホスファチ
ジルコリンなどの広範なリン脂質から形成することができる。
【0047】 ベンゾイミダゾール誘導体は、標的性薬剤担体としての可溶性のポリマーと結
合させることもできる。そのようなポリマーは、ポリビニルピロリドン、ピラン
コポリマー、ポリヒドロキシルプロピルメタクリルアミド−フェノール、ポリヒ
ドロキシエチルアスパルトアミド−フェノール、またはパルミトイル残基で置換
されたポリエチレンオキシド−ポリリシンを含むことができる。さらに、本発明
の化合物は、調節された薬剤の放出を達成するのに有用な生分解性ポリマー類、
例えば、ポリ乳酸、ポリグリコール酸、ポリ乳酸およびポリグリコール酸のコポ
リマー、ポリイプシロンカプロラクトン、ポリヒドロキシ酪酸、ポリオルトエス
テル、ポリアセタール、ポリジヒドロピラン、ポリシアノアシレート、および架
橋またはヒドロゲルの両親媒性のブロックコポリマーに結合させることができる
【0048】 活性成分をカプセル剤、錠剤、および粉剤などの固体剤形またはエリキシル剤
、シロップ剤、および懸濁剤などの液体剤形で経口投与することができる。無菌
液体剤形で非経口的に投与することもできる。
【0049】 ゼラチンカプセルは、活性成分およびラクトース、デンプン、セルロース誘導
体、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸などの粉末化担体を含むことがで
きる。圧縮錠を作製するのに同様な希釈剤を用いることもできる。錠剤およびカ
プセルの両方を直接放出製品としてまたは数時間の期間にわたって薬物を連続的
に放出するための徐放剤製品として製造することができる。圧縮錠は、不快な味
を遮断し、空気から錠剤を保護するために、糖衣またはフィルムコーティングす
ることも可能であり、あるいは胃腸管で選択的に崩壊するように腸溶コーティン
グすることもできる。
【0050】 経口投与のための液状剤形は、経口薬剤成分はエタノール、グリセロール、水
などのあらゆる経口、非毒性、製薬上許容可能な不活性担体と組み合わせること
ができる。適切な液体剤形の例は、水、製薬上許容可能な脂肪およびオイル、ア
ルコールまたはエステルを含む他の有機溶媒中の溶液または懸濁剤、乳剤、シロ
ップ剤またはエリキシル剤、懸濁剤、非発泡顆粒から再構築された溶液および/
または懸濁剤、および発泡顆粒から再構築された発泡調製品を含む。そのような
液体剤形は、例えば、適切な溶媒、保存料、乳化剤、懸濁化剤、希釈剤、甘味料
、増粘剤、および溶解剤を含んでも良い。
【0051】 経口投与用の液体剤形は、患者が受け入れ易さを増すために、着色剤および着
香剤を含むことができる。一般に、水、適切なオイル、食塩水、水性デキストロ
ース(グルコース)、および関連する糖溶液およびプロピレングリコールまたは
ポリエチレングリコールなどのグリコールが、非経口用に適切な担体である。非
経口投与用の溶液は、好ましくは活性成分の水溶性塩、適切な安定化剤、および
必要ならば、緩衝剤を含む。重亜硫酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、またはア
スコルビン酸などの抗酸化剤は、単独でも、組み合わせても、適切な安定化剤で
ある。クエン酸およびその塩およびEDTAナトリウムも用いることができる。
さらに、非経口溶液は塩化ベンザルコニウム、メチルパラベンまたはプロピルパ
ラベン、およびクロロブタノールなどの保存剤を含むことができる。適切な製薬
担体は、分野の標準的テキストである、Remington’s Pharma
ceutical Science、Mack Publishing Com
panyに記載されている。
【0052】 ベンゾイミダゾール誘導体も適切な鼻腔内担体を用いて、鼻腔内剤形、または
当業者に周知の経皮皮膚パッチを用いて、経皮経路により投与することができる
。経皮デリバリーシステムの形態で投与するためには、剤形投与は一般的に投与
計画を通じて間欠的であるよりもむしろ連続的である。
【0053】 非経口および静脈経由形態は、選択された注射の種類またはデリバリーシステ
ムの型に適合させるようにミネラルおよび他の物質も含むことができる。
【0054】 本発明の化合物投与のための有用な医薬剤形は、以下の通り説明される。
【0055】 カプセル剤 多数の単位カプセル剤は、標準的なツーピース硬ゼラチンカプセルに各々粉末
有効成分100から500ミリグラム、ラクトース5〜150ミリグラム、セル
ロース5〜50ミリグラムおよびステアリン酸マグネシウム6ミリグラムを充填
して調製される。
【0056】 軟ゼラチンカプセル剤 大豆油、綿実油またはオリーブ油などの消化性油中の有効成分の混合物を調製
し、容積式ポンプでゼラチン中に注入して、有効成分100〜500ミリグラム
を含有する軟ゼラチンカプセル剤を形成した。このカプセル剤を洗浄し、乾燥し
た。
【0057】 錠剤 多数の錠剤が従来の方法で調製され、用量単位は有効成分100〜500ミリ
グラム、コロイド二酸化ケイ素0.2ミリグラム、ステアリン酸マグネシウム5
ミリグラム、微晶質セルロース50〜275ミリグラム、デンプン11ミリグラ
ムおよびラクトース98.8ミリグラムであった。適切なコーティングを施して
嗜好性または遅吸収性を高めることもできる。
【0058】 注射用溶液 注射による投与に適した非経口組成物を10体積%のプロピレングリコール中
の1.5質量%の活性成分および水を撹拌することにより調製する。溶液を塩化
ナトリウムで等張とし、滅菌した。
【0059】 懸濁剤 各5mlが100mgの細粉化した活性成分、200mgのカルボキシメチル
セルロース、5mgの安息香酸ナトリウム、1.0gのソルビトール溶液(U.
S.P.)、および0.025mlのバニリンを含むように経口用の水性懸濁液
を調製する。
【0060】 本発明は、例えば、HIV感染の治療などに有用な医薬キットも含み、治療上
有効量のベンゾイミダゾール誘導体を含む医薬組成物を含有する1以上の容器を
具える。該キットはさらに、所望であれば、種々の慣用の医薬キット成分を含む
ことができ、例えば、1以上の製薬上許容可能な担体をともなう容器、付加的容
器などであり、当業者には容易に把握されるものである。投与すべき成分の量、
投与のガイドライン、および/または成分を混合するためのガイドラインを示す
、挿入物またはラベルのいずれかとしての印刷された指示書をキットに含んでも
良い。本発明を実施するのに特定の物質および条件が重要ではあるが、本発明の
利益が認識されるのを損なわれない限り、特定されない物質および条件は除外さ
れていないことを理解すべきである。
【0061】 D.補助療法 1以上のベンゾイミダゾールを単一療法で用いることができる。1以上のベン
ゾイミダゾール誘導体を他の抗ウイルス剤またはポテンシエーターと組み合わせ
ることができる。ポテンシエーターは、抗ウイルス剤に対する体の応答に影響を
与える物質である。HIVの場合、AZT、TC−3またはプロテアーゼ阻害剤
との補助療法は、一般に効果的である。肝炎の場合、アシクロビル、ファムシク
ロビル、リバビリン、インターフェロンまたはリバビリンおよびインターフェロ
ンもしくはベータグロブリンの組合せは、補助療法として投与することができる
。ヘルペスには、組み換えアルファインターフェロンを用いることができる。
【0062】 本発明のいくつかの実施態様において、チアベンダゾールを1以上の他の抗炎
症薬、抗ウイルス薬、抗真菌薬、殺アメーバ薬、殺トリコモナス薬、鎮痛薬、抗
新生物薬、抗高血圧薬、抗菌薬および/またはステロイド薬と組み合わせて抗ウ
イルス感染の治療に用いる。好ましい態様において、ウイルス感染をチアベンダ
ゾールと1以上のベータラクタム抗生物質、テトラサイクリン、クロラムフェニ
コール、ネオマイシン、グラミシジン、バシトラシン、スルホンアミド、ニトロ
フラゾン、ナリジクス酸、コルチゾン、ヒドロコルチゾン、ベタメタゾン、デキ
サメタゾン、フルオコルトロン、プレドニゾロン、トリアムシノロン、インドメ
タシン、スリンダク、アシクロビル、アマンタジン、リマンタジン、組み換え溶
解性CD4(rsCD4)、抗受容体抗体(ライノウイルス用)、ネビラピン、
シドフォビル(Vistide(商標))、ホスホノギ酸三ナトリウム(Fos
carnet(商標))、ファミシクロビル、ペンシクロビル、バラシクロビル
、核酸/複製阻害剤、インターフェロン、ジドブジン(AZT、Retrovi
r(商標)、ジダノシン(ジデオキシイノシン、ddI、Videx(商標))
、スタブジン(d4T、Zerit(商標))、ザルシタビン(ジデオキシシト
シン、ddC、Hivid(商標))、ネビラピン(Viramune(商標)
)、ラミブジン(Epivir(商標)、3TC)、プロテアーゼ阻害剤、サキ
ナビル(Invirase(商標)、Fortovase(商標))、リトナビ
ル(Norvir(商標))、ネルフィナビル(Viracept(商標))、
エファビレンズ(Sustiva(商標))、アバカビル(Ziagen(商標
))、アンプレナビル(Agenerase(商標))、インジナビル(Cri
xivan(商標))、ガンシクロビル、AzDU、デラビルジン(Rescr
iptor(商標))、リファンピン、クラチロマイシン、エリスロポエチン、
コロニー刺激因子(G−CSFおよびGM−CSF)、非ヌクレオシド逆転写酵
素阻害剤、ヌクレオシド阻害剤、アドリアマイシン、フルオロウラシル、メトト
レキセート、アスパラギナーゼおよびそれらの組合せと組み合わせて治療する。
【0063】 チアベンダゾールを他の療法剤と組み合わせて用いるとき、チアベンダゾール
の他の療法剤に対する比率は、所望の治療上の効果、その組合せにより観察され
る副作用、または医療技術における当業者に知られた他の考慮事項に従って、必
要に応じて変動する。一般に、チアベンダゾールの他の療法剤に対する比率は、
約0.5質量%:99.5質量%から約99.5質量%:0.5質量%の範囲で
ある。
【0064】 ウイルス感染を治療するのにチアベンダゾールを他の療法剤の前または後に投
与する場合、チアベンダゾールおよび他の療法剤の各用量および投与計画は変動
してもよい。補助療法は、逐次的(まず1つめの薬剤、次いで第2の薬剤を投与
する治療)でも、2以上の薬剤を実質的に同時に投与する付随療法であっても良
い。逐次療法は、第1の療法が完了した後、第2の療法の開始前の適度な時間内
とする。両方の薬剤を同時にあたえる治療は、同じ1日量または別の用量であっ
てもよい。例えば、1つの薬剤を1日目、および他の薬剤を2日目とする治療で
ある。正確な投与計画は、治療する疾患、感染の重篤度および治療への応答によ
る。
【0065】 例えば、チアベンダゾールの全投与計画は、他の療法剤の全投与計画の前また
は後のいずれでも投与することができ、また、チアベンダゾールおよび他の療法
剤の代替用量を投与することもできる。さらなる例として、チアンベンダゾール
を他の療法剤と付随的に投与することができる。
【0066】 E.治療方法 治療方法は、治療される特定のウイルス型の治療に有効ないかなる適切な方法
であっても良い。治療は経口、経直腸、局所、非経口または静脈経路などによる
ことができる。有効量を適用する方法は、ウイルスまたは治療するウイルス感染
により変動する。適切な担体、付加的ウイルス阻害化合物または適用を促進する
化合物または希釈剤とともに処方されるベンゾイミダゾール化合物の静注、皮下
、または筋肉内適用による非経口治療は、温血動物への化合物の好ましい投与方
法であると考えられている。
【0067】 ウイルス感染を治療する方法も、経口、経直腸、局所、非経口または静脈経路
などによることができる。現実の時間および用量は、処置するウイルスおよび所
望の血中レベルによる。
【0068】 以下の例は、例示であり、本発明の限定を意図するものではない。以下の実施
例は、HIVに対するチアベンダゾール、2−(4−チアゾリル)−1H−ベン
ゾイミダゾールおよび多くのウイルスに対するベンゾイミダゾール誘導体の有効
性を示すものである。
【0069】 チアベンダゾールは、慢性感染細胞におけるHIVウイルス生産を完全に抑制
する際に有効である。細胞外ウイルス数は、効果的に0または非検出レベルまで
になる。チアベンダゾールは、治療上有効な濃度において、たとえ感染細胞の増
殖を速度を減少させても、慢性感染細胞を殺さない。チアベンダゾールは、非感
染細胞におけるCD4の発現に影響を与えない。効果的濃度において、チアベン
ダゾールは正常な細胞RNAまたは感染または非感染細胞のタンパク質合成を遅
延させるが、変化させない。チアベンダゾールは、種々の慢性感染細胞型におい
て有効である(この効果は細胞型に特異的ではないようである)。
【0070】 チアベンダゾールは、HIVウイルス株に対して有効である。(株による変動
は観測される(SK−1>IIIB>RF)が、ウイルス株特異的でない。)チ
アベンダゾールは採用した試験条件下ではインビトロまたはインビボにおいてS
IVに有効ではないようである。
【0071】 薬剤投与20月後、耐性ウイルス株の発現を促進するように計画された試験に
おいて、チアベンダゾール耐性のウイルス株は現れなかった。存在するHIV薬
に用いた試験において、6月以下で耐性が現れ、プロテアーゼ阻害剤に対する耐
性株は約3〜4月の間に現れた。
【0072】 チアベンダゾールは、急性的に感染している細胞において、現存するHIV薬
である、AZT、3TC、ddC、ddIまたはプロテアーゼ阻害剤(サキナビ
ルおよびインジナビル)に悪影響は及ぼさないし、また、これら現存する薬剤の
いずれも慢性的に感染している細胞におけるチアベンダゾールの効力に干渉しな
い。
【0073】 チアベンダゾールは、プロテアーゼ阻害剤耐性ウイルスに対しても効果的であ
る。
【0074】 チアベンダゾールは、治療中止4から80日後にHIVウイルス生産の一時的
抑制に預かる。
【0075】 これらの研究の結果を以下に詳細に概説する。
【0076】 (実施例1) HIV試験 HIVウイルス複製試験 慢性的感染HIVウイルスにおいてチアベンダゾールを試験した。これらの細
胞集団は、HIVゲノムの組み込みコピーを含み、比較的高レベルでHIVを構
成性に生産するか(Frederick Research Center、
MarylandのCEM−SK1、U937−SK1およびH9−SK1)、
または潜在的に感染し、フォルボールエステル、腫瘍壊死因子またはIL6で刺
激後にウイルスを生産するだけである(U1およびACH2)。式IIの化合物
で処理した場合、ウイルス生産物は試験した全ての細胞系において減少し、化合
物は潜在的感染細胞からのウイルス生産を刺激しなかった。上清の逆転写酵素活
性、細胞内p24ならびに上清p24を定量するときに、ウイルス生産の減少が
観測された。化合物が細胞内タンパク質の生産に先立つ複製ステップでウイルス
生産を阻害することを示す。
【0077】 感染細胞から生産されたバイロンの感染性の定量は、上清RTまたはp24の
減少と平行して多くの感染性バイロンの減少を示し、化合物が生産されたウイル
スの量を減少するがバイロンの質は減少させないことを示す。慢性感染細胞から
のウイルス生産の阻害は、標的細胞に非毒性な濃度で観測された。チアベンダゾ
ールは1〜10μg/mlより高濃度でウイルス生産を阻害した。
【0078】 慢性感染細胞に対する毒性は、非感染細胞で観測されたのと同様であった。慢
性感染細胞のチアベンダゾールに関する評価は、細胞マクロ分子へのチミジン(
DNA)、ウリジン(RNA)およびロイシン(タンパク質)の取り込みの評価
により実施された。細胞マクロ分子合成の阻害は、予想される通り2つの化合物
の毒性に対応し、慢性感染細胞からのウイルス生産を阻害することが発見された
非毒性な低濃度では起こらない。
【0079】 これら化合物での慢性感染細胞に対する処置28日後、標的細胞への化合物の
毒性は、非感染および慢性感染細胞の両方において同様のようであった。化合物
は優先的にはHIV感染細胞を殺さない。ウイルス生産のレベルの減少は安定で
あり、チアベンダゾールに対し10μg/mlより高濃度で観測された。
【0080】 チアベンダゾールは、慢性的にHIV−1に感染した細胞集団からのウイルス
生産のレベルを減少させ、抗ウイルス効果は長期の化合物露出とともに維持され
ることをこれらの結果は示唆した。このウイルス生産の減少は、宿主細胞に対し
実質的に非毒性であり、細胞DNA、RNAおよびタンパク質の合成に実質的に
影響のない濃度で起きる。
【0081】 ウイルス耐性試験 最初の1月を1μg/mlで、2月目に5μg/mlで、3月目に10μg/
mlで、4月目に20および40μg/mlで、5および6月目に80μg/m
lでのチアベンダゾールの存在下、慢性的に感染したHIV細胞を培養した。各
月の最後に、化合物処理していない慢性感染細胞と比較してウイルス生産につい
て細胞を評価した。治療経験の6月の各月では、抗ウイルス効果での変化は見ら
れず、残りの毒性は同じで、チアベンダゾールはHIVに対して活性のままで、
チアベンダゾールに対する耐性は、耐性ウイルスの選択または化合物誘導毒性を
防ぐための細胞の適応を介して急速には達成されなかった。40および80μg
/mlでチアベンダゾール処理した培養からはウイルス生産は完全に抑制された
ままであった。
【0082】 以前に処理した慢性感染細胞からのウイルス生産の再出現 式IIの化合物で長期間処理した慢性感染細胞から化合物を洗浄除去し、培養
して、ウイルス生産が再開するかどうか、およびいつ再開するかを測定した。処
置がウイルス生産の完全な除去をもたらすような培養をこれらのアッセイで用い
る。これらの培養は、20、40、および80μg/mlのチアベンダゾール存
在下で培養された慢性感染細胞を含む。4日以内に低濃度(20μg/mlおよ
び4μg/ml)の各化合物存在下で培養された細胞からのウイルス生産が再開
した。40μg/mlのチアベンダゾール濃度で培養された細胞において12日
目までにウイルス生産が再開した。高濃度チアベンダゾールで培養された細胞で
は、ウイルス生産はおよそ70日目に初めて観測された。
【0083】 チアベンダゾールで処理した細胞の感染性 長期間チアベンダゾールで前処理した細胞から化合物を洗浄除去し、標的細胞
集団として用いた。細胞を3つの集団に分け、1、2または3群とラベルした。
1群を化合物で24時間処理し(長期処理相で用いたのと同じ濃度)、化合物を
洗浄除去し、感染性ウイルスおよび新たな化合物の存在下で培養した。2群を2
4時間前処理し、化合物を洗浄除去し、感染性ウイルスのみの存在下で培養した
。3群を新鮮な培地のみで(ウイルスも化合物もなし)前処理および感染相の両
方で培養した。細胞集団からのウイルス生産は、培養条件に関係なく同一であっ
た。これらの結果は、長期間処理した慢性感染細胞はHIVで超感染(super in
fected)しなかったことを示した。
【0084】 追加慢性HIV試験 慢性HIV−1感染細胞U1は、T細胞系、前単球細胞系、U937の急性H
IV−1感染から由来した。慢性HIV−1感染細胞、ACH−2は、T細胞系
、A3.01の急性HIV−1感染から由来した。
【0085】 これらの細胞をフォルボールエステル、PMAの存在下、培地で培養した。P
MAは細胞(U1およびACH−2の両方)を活性化するが、分裂させない。ま
た、U−1細胞を分化させた。これは培地のみ培養よりもPMA処理培養におけ
る細胞を減少させた。これら細胞系を試験化合物で処理した場合に、細胞生存度
を測定した。
【0086】 両方の細胞系は、少量のHIV−1を構成性に生産する。p−24ELISA
で示されるように、ACH−2細胞系は、U1細胞よりも多くのHIV−1を生
産する傾向がある。どちらの細胞系もPMAの存在下で培養されるとき、p−2
4抗原ELISAで測定されるように、生産されるHIV−1の量が増加する。
さらに、顕微鏡視野あたりのインスティチュート陽性HIVmRNA発現細胞の
数を測定する。各薬剤濃度に対し同じ数の細胞(およそ10×106細胞/ml
)がガラススライドに付着するので、これらの数より比較することができる。
【0087】 これらの細胞を試験サンプルで処理する。60μg/mlでチアベンダゾール
はHIV単球における複製を74%抑制し、T細胞HIV複製が26%増加した
。陽性コントロールは、HIV単球複製を80%抑制したインターフェロンであ
った。AZTはこのモデルでは活性を示さなかった。
【0088】 2−(メトキシカルボニルアミノ)ベンゾイミダゾールはHIV単球における
複製を9%抑制し、T細胞HIV複製は44%増加した。陽性コントロールは、
HIV単球複製を80%抑制し、T細胞HIV複製を60%抑制したインターフ
ェロンであった。
【0089】 急性HIV試験 HIV用のインビトロの急性モデルにおいて、2−(4−チアゾリル)−1H
−ベンゾイミダゾールは60μg/mlでウイルス複製を98%阻害し、AZT
は1μg/mlで98%阻害した。
【0090】 治療係数(TI)、薬剤中毒量の薬剤有効量に対する比率は、2−(4−チア
ゾリル)−1H−ベンゾイミダゾールが2.8に対してAZTは12,500で
ある。
【0091】 (実施例2) ヘルペス 2−(4−チアゾリル)−1H−ベンゾイミダゾールのインビトロでのヘルペ
スのスクリーニング試験において200mg/kg用量で、平均死亡日10.4
日で10%のマウスが生存し、100mg/kg用量で、平均死亡日9.2日で
50%のマウスが生存した。陽性コントロールは、75mg/ml用量で平均死
亡日17.2日で60%のマウスが生存したアシクロビルであった。
【0092】 インビトロでのヘルペスモデルにおいて2−(4−チアゾリル)−1H−ベン
ゾイミダゾールを試験したが、活性は示さなかった。
【0093】 (実施例3) インフルエンザ インビトロでのインフルエンザモデルにおいて2−(4−チアゾリル)−1H
−ベンゾイミダゾールを試験したが、活性は示さなかった。
【0094】 インフルエンザ用インビトロモデルにおいて、2−(4−チアゾリル)−1H
−ベンゾイミダゾールを200mg/kg用量で試験し、平均死亡日8日で67
%のマウスが生存し、100mg/kg用量で、平均死亡日8.7日で62%の
マウスが生存した。陽性コントロールは、100%のマウスが21日生存したア
マンタジン(75mg/ml)であった。
【0095】 (実施例4) ライノウイルス インビトロでのライノウイルスモデルにおいて2−(4−チアゾリル)−1H
−ベンゾイミダゾールを試験し、A−36683と比較した。治療係数(TI)
、薬剤中毒量の薬剤有効量に対する比率は、2−(4−チアゾリル)−1H−ベ
ンゾイミダゾールが1〜2に対してA−36683は1000〜3200である
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,Z A,ZW Fターム(参考) 4C063 AA01 BB01 CC62 DD26 EE01 4C086 AA01 BC82 GA13 GA14 MA01 MA02 MA04 MA05 MA17 MA22 MA23 MA34 NA14 ZB33 ZC55 ZC61 ZC75

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製薬担体および治療上有効な量の式Iのベンゾイミダゾール
    : 【化1】 またはその製薬上許容可能な塩を含み、式中Xが水素、ハロゲン、炭素数7未満
    のアルキルまたは炭素数7未満のアルコキシであり、nは4未満の正の整数であ
    り、Yは水素、塩素、ニトロ、オキシクロロ、メチルまたはエチルであり、Rは
    水素、または炭素数1から8のアルキル基であり、R2は4−チアゾリルである
    ことを特徴とするウイルス感染の治療に有効な医薬組成物。
  2. 【請求項2】 製薬上許容可能な担体および約25mgから約6000mg
    の式IIのベンゾイミダゾール: 【化2】 またはその製薬上許容可能な有機または無機の酸付加塩を含み、式中、Rは水素
    、または炭素数1から8のアルキル基であり、R2は4−チアゾリルであること
    を特徴とする 請求項1に記載の医薬組成物。
  3. 【請求項3】 前記ベンゾイミダゾールは約250mgから約5000mg
    の量で存在する2−(4−チアゾリル)ベンゾイミダゾールであることを特徴と
    する請求項2に記載の医薬組成物。
  4. 【請求項4】 前記製薬上許容可能な塩は、塩化物、臭化物、硫酸塩、硝酸
    塩、リン酸塩、スルホン酸塩、ギ酸塩、酒石酸塩、マレイン酸塩、リンゴ酸塩、
    クエン酸塩、安息酸塩、サリチル酸塩、アスコルビン酸塩、およびその混合物か
    らなる群から選択される有機または無機の酸付加塩であることを特徴とする請求
    項2に記載の医薬組成物。
  5. 【請求項5】 製薬上許容可能な担体および治療上有効な量の式Iのベンゾ
    イミダゾール: 【化3】 またはその製薬上許容可能な塩を含み、式中Xが水素、ハロゲン、炭素数7未満
    のアルキルまたは炭素数7未満のアルコキシであり、nは4未満の正の整数であ
    り、Yは水素、塩素、ニトロ、オキシクロロ、メチルまたはエチルであり、Rは
    水素、または炭素数1から8のアルキル基であり、R2は4−チアゾリルである
    ことを特徴とするウイルス感染におけるウイルス増殖の抑制に有効な医薬組成物
  6. 【請求項6】 約25mgから約5000mgの式IIのベンゾイミダゾー
    ル: 【化4】 またはその製薬上許容可能な塩を含み、式中、Rは水素、または炭素数1から8
    のアルキル基であり、R2は4−チアゾリルであることを特徴とする請求項5に
    記載の組成物。
  7. 【請求項7】 前記ベンゾイミダゾールは2−(4−チアゾリル)ベンゾイ
    ミダゾールまたはその製薬上許容可能な塩であり、前記組成物は約100mgか
    ら約6000mgの前記ベンゾイミダゾールを含むことを特徴とする請求項6に
    記載の組成物。
  8. 【請求項8】 製薬担体および治療上有効な量の式Iのベンゾイミダゾール
    : 【化5】 またはその製薬上許容可能な塩を含み、式中Xが水素、ハロゲン、炭素数7未満
    のアルキルまたは炭素数7未満のアルコキシであり、nは4未満の正の整数であ
    り、Yは水素、塩素、ニトロ、オキシクロロ、メチルまたはエチルであり、Rは
    水素、または炭素数1から8のアルキル基であり、R2は4−チアゾリルである
    ことを特徴とするウイルス感染治療に耐性なウイルス株の発達の予防に有効な医
    薬組成物。
  9. 【請求項9】 製薬上許容可能な担体および約25mgから約5000mg
    の前記ベンゾイミダゾールを含むことを特徴とする請求項8に記載の組成物。
  10. 【請求項10】 製薬担体および治療上有効な量の式Iのベンゾイミダゾー
    ル: 【化6】 またはその製薬上許容可能な塩を含み、式中Xが水素、ハロゲン、炭素数7未満
    のアルキルまたは炭素数7未満のアルコキシであり、nは4未満の正の整数であ
    り、Yは水素、塩素、ニトロ、オキシクロロ、メチルまたはエチルであり、Rは
    水素、または炭素数1から8のアルキル基であり、R2は4−チアゾリルである
    ことを特徴とするプロテアーゼ阻害剤での治療に耐性なウイルス感染の治療に有
    効な医薬組成物。
  11. 【請求項11】 製薬担体および治療上有効な量の式Iのベンゾイミダゾー
    ル: 【化7】 またはその製薬上許容可能な塩を含み、式中Xが水素、ハロゲン、炭素数7未満
    のアルキルまたは炭素数7未満のアルコキシであり、nは4未満の正の整数であ
    り、Yは水素、塩素、ニトロ、オキシクロロ、メチルまたはエチルであり、Rは
    水素、または炭素数1から8のアルキル基であり、R2は4−チアゾリルである
    ことを特徴とするウイルス感染細胞におけるRNAまたはタンパク質合成速度の
    減少に有効な医薬組成物。
  12. 【請求項12】 製薬担体および治療上有効な量の式Iのベンゾイミダゾー
    ル: 【化8】 またはその製薬上許容可能な塩を含み、式中Xが水素、ハロゲン、炭素数7未満
    のアルキルまたは炭素数7未満のアルコキシであり、nは4未満の正の整数であ
    り、Yは水素、塩素、ニトロ、オキシクロロ、メチルまたはエチルであり、Rは
    水素、または炭素数1から8のアルキル基であり、R2は4−チアゾリルである
    ことを特徴とするウイルス感染哺乳類の寿命を増加するのに有効な医薬組成物。
  13. 【請求項13】 さらに補助療法を含むことを特徴とする請求項1、2、3
    、4、5、6、7、8、9、10、11および、12に記載の組成物。
  14. 【請求項14】 前記補助療法が抗ウイルス剤であることを特徴とする請求
    項13に記載の組成物。
  15. 【請求項15】 前記補助療法がアシクロビル、アマンタジン、リマンタジ
    ン、組み換え溶解性CD4(rsCD4)、抗受容体抗体、ネビラピン、シドフ
    ォビル、ホスホノギ酸三ナトリウム、ファミシクロビル、ペンシクロビル、バラ
    シクロビル、核酸/複製阻害剤、インターフェロン、ジドブジン(AZT)、ジ
    ダノシン(ddI)、スタブジン(d4T)、ザルシタビン(ddC)、ネビラ
    ピン、ラミブジン(3TC)、プロテアーゼ阻害剤、サキナビル、リトナビル、
    ネルフィナビル、エファビレンズ、アバカビル、アンプレナビル、インジナビル
    、ガンシクロビル、AzDU、デラビルジン、リファンピン、クラチロマイシン
    、エリスロポエチン、コロニー刺激因子、非ヌクレオシド逆転写酵素阻害剤、お
    よびヌクレオシド阻害剤からなる群から選択されるものを含むことを特徴とする
    請求項13に記載の組成物。
  16. 【請求項16】 ウイルス感染は、1以上のHIV、インフルエンザ、肝炎
    およびライノウイルスにより引き起こされることを特徴とする請求項1、2、3
    、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14および15に記載の
    組成物。
  17. 【請求項17】 前記組成物は、水剤、乳剤、懸濁剤水剤、および非発泡性
    または発泡性調製品から再構築される懸濁剤からなる群から選択される水性液剤
    であることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、1
    1、12、13、14、15および16に記載の組成物。
  18. 【請求項18】 前記組成物は、ラクトース、スクロース、ゼラチンおよび
    寒天からなる群から選択される担体を含む固体剤形であることを特徴とする請求
    項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15
    および16に記載の組成物。
  19. 【請求項19】 有効量の式Iのベンゾイミダゾール: 【化9】 またはその塩で細胞を処理することを含み、式中Xが水素、ハロゲン、炭素数7
    未満のアルキルまたは炭素数7未満のアルコキシであり、nは4未満の正の整数
    であり、Yは水素、塩素、ニトロ、オキシクロロ、メチルまたはエチルであり、
    Rは水素、または炭素数1から8のアルキル基であり、R2は4−チアゾリルで
    あることを特徴とするウイルス感染細胞におけるRNAまたはタンパク質合成速
    度を減少させる方法。
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