JP2002514151A - 一体式ワイヤ・ハーネス・ファスナとチャネルを有するマット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 車両のエンジン・ルームからの音が防火壁を通って客室へ伝わるのを遮断するためのダッシュ・マット（１０）である。ダッシュ・マットは防火壁に取り付けられ、ワイヤリング・ハーネスなどの車両付属品を受け入れるためのチャネル（２０）が形成された平面シートと、車両付属品をチャネルの内部に保持するためにチャネルの対向する両側に位置してチャネルを覆っている１対の弾性フィンガ（３２）とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】 一体式ワイヤ・ハーネス・ファスナとチャネルを有するマット 相互参照 本出願は、１９９７年１月８日に出願された米国仮特許出願の優先権を主張す る。 発明の背景 発明の分野 本発明は、細長い物体を固定するためのファスナ付きマットに関し、さらに詳 しくは、車両用ダッシュ・マットであって、ワイヤ・ハーネスをそれに固定する ための一体式ファスナ付きのダッシュ・マット、および２つの車両用ダッシュ・ マット部片を共に締付けて音遮するためのシステムに関する。関連技術の説明 現代の大部分の車両では、鋼製の防火壁がエンジン・ルームを客室から分離し ている。エンジン・ルームから防火壁を通って客室への音の伝達を低減するため に、一般的には、エラストマ材料製の防音マット（またはダッシュ・マットと呼 ばれる）が防火壁に取り付けられ、実質的に防火壁を覆っている。 ワイヤリング・ハーネスは一般的にダッシュ・マットの一部分に沿って配置さ れ、ヒューズ・ボックスから、客室内のラジオ、スイッチ、ライト、計器類など の様々な構成部分へと延びている。ダッシュ・マットの外側表面は一般的に車両 のカーペットの底側表面と接触し、カーペットを越えて延びて、計器パネル背部 の防火壁の上部に達している。実際には、構成部分取付けブラケット、ケーブル ・シース、および客室内のその他の突起部にケーブル・タイを介してワイヤリン グ・ハーネスを固定するのが普通である。またファスナの外端部にワイヤリング ・ハーネスを受けるための保持リングを有するクリスマスツリ一型プッシュ・フ ァスナによってワイヤリング・ハーネスを車両のシート・メタルに取り付けるこ とも普通である。ケーブル・タイとプッシュ・ファスナを狭い場所で取り扱うこ とはしばしば困難であり、ワイヤリング・ハーネス中の個々のワイヤは固定され るが、望ましくない引張りを受ける可能性がある。この方式によるワイヤの取付 けは、車両ごとに客室内の異なる突起部を固定のために使用することになるので 、効率が悪く、組立て中に車両ごとに不均一性をもたらす。加えて、設置したケ ーブル・タイから余分の材料が切り取られる結果生じる鋭利な縁部が、修理工な どの負傷の原因になる可能性がある。 ワイヤ・ハーネスの外形は様々であり、それが特定の車両突起部に取り付けら れるため、ワイヤ・ハーネスの組立て中にしばしば異なる寸法のケーブル・タイ が必要となる。ケーブル・タイの寸法が異なる結果、部品の個数は非常に多くな り、またケーブル・タイの使用によって組立て時間は所望の時間よりも長くなる 。 さらにダッシュ・マットに開口が形成され、これらの開口は、ケーブル・ガイ ド、ワイヤリング・ハーネス、ステアリング・コラム、付属マウントなどを通す ための防火壁における開口部と整列している。ダッシュ・マットは客室をエンジ ン・ルームの騒音から隔離するように設計されているので、開口を通過して突出 する様々なエレメントの取付けの容易さと効率を損なうことなく、これらの様々 なエレメントの周りにきちんと合うように、開口の寸法をできるだけ小さくする ことが望ましい。一つの困難な区域は、ダッシュ・マットに形成されたステアリ ング・コラム受入れ用の開口部であり、これはダッシュ・マットの別の各開口部 と比較すると一般的にかなり大きい。この区域においてマットの騒音低減品質を 維持するのは、開口部の寸法のために困難である。一般的に、比較的小さなステ アリング・コラムと取付け開口を備えたモジュール式障壁板が、大きなダッシュ ・マットの開口部を覆うために使用される。ステアリング・コラムと計器パネル を取り付けた後に、ダッシュ・マットの残りの部分にモジュール式障壁板をしっ かりと封止することが望ましい。 発明の概要 本発明は、ダッシュ・マットおよびダッシュ・マット用のファスナに関する。 ダッシュ・マットは、細長い物品を有する客室からエンジン・ルームを分離する 防火壁を持った車両で使用するようになっている。ダッシュ・マットは防火壁を 取り付けるようになっており、エンジン・ルームから防火壁を通り客室へ伝わっ てくる音を減衰する平面シートを備える。平面シートの上にチャネルが設けられ 、これは細長い物品を受け入れる大きさに作られている。やはり平面シートの上 に設けられたファスナが、細長い物品をチャネル中に保持する。 ファスナはチャネル内部に車両付属品を解除可能に保持するスナップばめファ スナであって、車両付属品に被ってこれをチャネル内部に保持する弾力のあるフ ィンガを含むことが好ましい。ファスナは、好ましくはチャネルの対向する両側 に取り付けられた複数のフィンガを含むことができ、平面シートと一体に成形さ れる。 チャネルは、車両付属品をチャネル内部に受け入れたときに付属品が平面シー トの上側表面の下にくるように、車両付属品の高さよりも大きな深さを有するこ とが好ましい。 図面の簡単な説明 下記の図面を参照して本発明を以下に説明する。 図１は、本発明による一体成形されたチャネルと一体成形されたファスナとを 有する、車両用ダッシュ・マット・アセンブリの一部分の斜視図である。 図２は、車両用ダッシュ・マットおよび一体式ファスナの一部を示す、図１の 線２−２に沿った断面図である。 図３は、車両用ダッシュ・マットおよび一体式ファスナの一部を示す、図１の 線３−３に沿った断面図である。 図４は、本発明の第２実施形態による車両用防火壁とダッシュ・マット・アセ ンブリの分解斜視図である。 図５は、マット・チャネル中にスナップ留めされた障壁プラグを示す、図４の 線５−５に沿った断面図である。 図６は、互いに締め付けられたダッシュ・マットの２つの部片を示す、本発明 の第３実施形態によるダッシュ・マット・アセンブリの断面図である。 図７は、成形された突出部の間のマットと障壁の封止係合を示す、図６の線７ −７に沿った断面図である。 図８は、マット・チャネル中にスナップ留めされた障壁突出部を示す、図６の 線８−８に沿った断面図である。 好ましい実施形態の詳細な説明 図１ないし図３において、マット・アセンブリ１０は、第１外側表面１４と第 ２内側表面１６とを有する外部音響障壁マットすなわち平面シート１２を含む。 防音平面シート１２は、厚さが約２ｍｍである比較的堅いエラストマ材料で形成 することが好ましい。平面シート１２の外側表面１４は、車両カーペット（図示 せず）の下側に面し、一般的に計器パネルの背部のカーペットを越えて延び、一 方内側表面１６は車両の防火壁１７に面している。内側表面１６にはフォーム層 １８を取り付けることができ、客室をエンジン・ルームからさらに隔離するため にダッシュ・マット・アセンブリ１０を設けるときに、このフォーム層１８は防 火壁１７と境を接する。 複数本のワイヤ２４と１つまたは複数の電気コネクタ２５を有するワイヤリン グ・ハーネス２２を受け入れるために、細長いチャネル２０を平面シート１２中 に成形する。チャネル２０の断面は図３に示すように一般にＵ字形であり、チャ ネル２０はワイヤリング・ハーネス２２を完全に受け入れるように寸法が決めら れるので、ワイヤリング・ハーネス２２の外側表面２６はマットの外側表面１４ の下方に位置する。図では単一のチャネル２０のみが示されているが、対応する 数のワイヤリング・ハーネスまたはワイヤリング・ハーネス分岐部を収容するた めに、複数のチャネル２０を平面シート１２中に成形できることを理解すべきで ある。チャネル２０を図１に示すように湾曲させて、平面シート１２から延びる 成形突出部（図示せず）、マットを通って延びる付属品、および車両用防火壁か ら、または車両用防火壁へ向かって延びる客室内部の突出部を迂回させることが できる。可能な場合には、チャネル２０が平面シート１２に沿って直線的に延び てワイヤリング・ハーネスの全長を最短にすることが好ましい。 チャネル２０中にワイヤリング・ハーネスを保持するために、離間した位置に ファスナ３０が平面シート１２と一体式に成形される。各ファスナ３０は、チャ ネル２０の対向する両側に形成された１対のフィンガ３２を含む。フィンガ３２ の自由端３４は、図２に極めて明白に示されているように、相互に向かって、上 側表面１４から上向きに延びて、チャネル開口部を部分的に覆っている。自由端 ３４は湾曲しており、チャネル内へのワイヤリング・ハーネスの挿入を容易にす る。ワイヤリング・ハーネスをチャネル中に挿入すると、ワイヤリング・ハーネ スの外側表面２６はフィンガ３２の自由端３４に接触する。フィンガは、ワイヤ リング・ハーネスの外側表面２６がフィンガを通過して、ワイヤリング・ハーネ スがチャネル中に収まるまで、互いに離れる方向に曲がる。フィンガはチャネル 開口部を覆って弾力で元の位置に戻り、ワイヤリング・ハーネスをチャネル中に 固定する。このようにして、ワイヤリング・ハーネスは平面シート１２にスナッ プばめで固定される。ワイヤリング・ハーネスをこれがチャネルとフィンガを通 過するまで掴んで引っ張ることによって、ワイヤリング・ハーネスをチャネルか ら容易に取り外すことができる。この配置の独特の利点は、追加の労力、部品、 および従来の技術の締付け配置におけるような負傷の可能性のない、ワイヤリン グ・ハーネスの迅速、堅実、かつ確かな取付けと除去をもたらす。 ダッシュ・マット・アセンブリ４０の第２実施形態を図４および図５に示すが 、ここで、先の実施形態における部分と同様な部分は同様な番号で示す。ダッシ ュ・マット・アセンブリ４０は、ダッシュ・マット４２とモジュール式障壁板４ ４とを含み、これらはファスナ４６によって共に連結されている。ダッシュ・マ ット４２とモジュール式障壁板４４は、充てんされたエラストマ成形性ポリマ、 例えばエラストマ・ポリプロピレンで形成することが好ましく、音響障壁層とし て働き、車両のエンジン・ルームから防火壁を通って客室内へ音が伝達するのを 軽減する。ダッシュ・マット４２が防火壁１７の上に重なるとき、ダッシュ・マ ット開口部５６は防火壁開口部５８と実質的に一致する。両開口部５６、５８は 、次に続くステアリング・コラム・アセンブリ（図示せず）取付けのために十分 に大きな通路を形成する。ステアリング・コラム・アセンブリはモジュール式障 壁板４４を備えているので、ステアリング・コラム（図示せず）はモジュール式 障壁板４４のステアリング・コラム開口６０を通過し、このモジュール式障壁板 ４４は複数の取付け用開口６２も有する。モジュール式障壁板４４は開口部５６ 、５８に一致するように形作られ、ダッシュ・マット４２に重なるように寸法決 定されている。ステアリング・コラム・アセンブリを取り付けることにより、モ ジュール式障壁板４４は、それに相応してダッシュ・マット４２の頂部に位置付 けられ、一体式ファスナ４６によってダッシュ・マット４２に留められる。 ダッシュ・マット・アセンブリ４０の断面を示す図５では、ダッシュ・マット ４２は外側表面４８と内側表面５０とを含む。同様に、モジュール式障壁板４４ も外側表面５２と内側表面５４とを含む。ダッシュ・マット・アセンブリ４０を 取り付ける際に、内側表面５０、５４にフォーム層１８を取り付けることができ 、防火壁１７と接する。 モジュール式障壁板４４の外縁全体６８に沿って、周辺に延びるプラグ６６が 一体式に成形され、障壁板４４の全周縁部に沿って延びるエラストマ材料の球状 突出部を形成する。 細長いチャネル６４がダッシュ・マット４２中に成形され、モジュール式障壁 板４４の周辺に延びるプラグ６６を受け入れるための外形をなして、外縁全体７ ０に沿って延びている。チャネル６４は、図５に示すようにその断面が一般にＵ 字形をなし、プラグ６６を受け入れるように寸法決定されているので、外側表面 ５２は外側表面４８に実質的に平行である。チャネル６４は逆Ｕ字形の部分７２ によって外縁７０と相互連結されている。 チャネル６４中にモジュール式障壁板４４を保持するために、複数のファスナ ４６がチャネル６４に沿って離間した位置にマット４２と一体式に成形されてい る。ファスナ４６はそれぞれ、チャネル６４に沿って形成された一つのフィンガ ７４を含む。フィンガ７４の自由端７６は外側表面４８から上向きかつ外向きに 延びて、チャネル開口部を部分的に覆っている。 モジュール式障壁板４４をチャネル６４中に挿入すると、周辺に延びるプラグ ６６はフィンガ７４の自由端７６に接触する。フィンガ７４は、プラグ６６がフ ィンガを通過してチャネル６４中に収まるまで曲がる。フィンガ７４はチャネル 開口部を覆って弾力で元の位置に戻り、プラグ６６をチャネル６４中に固定する 。このようにして、モジュール式障壁板４４はダッシュ・マット４２にスナップ ばめで固定される。ダッシュ・マット４２の逆Ｕ字形部分７２の外側表面４８は モジュール式障壁板４４の内側表面５４に接し、外縁７０は防火壁１７に接する 。モジュール式障壁板４４を、プラグ６６がチャネルとフィンガとを通過するま でプレートを掴んで引っ張ることによって、チャネル６４から容易に取り外すこ とができる。 ダッシュ・マット・アセンブリ７８の第３実施形態を図６ないし図８に示すが 、ここで、先の実施形態における部分と同様な部分は同様な番号で示す。ダッシ ュ・マット・アセンブリ７８は、ダッシュ・マット８２とモジュール式障壁板８ ４とを含み、これらは図６に示すようにファスナ・システム８０によって共に連 結 されている。 線７−７に沿ったダッシュ・マット・アセンブリ７８の断面を示す図７では、 ダッシュ・マット８２は外側表面８６と内側表面８８とを含む。同様に、モジュ ール式障壁板８４も外側表面９０と内側表面９２とを含む。ダッシュ・マット・ アセンブリ７８を取り付けるときに、内側表面８８、９２にフォーム層１８を取 り付けることができ、防火壁１７に接する。 図７に示すように、モジュール式障壁板８４は障壁板８４の周辺に沿って成形 されたほぼＵ字形の部分１００を含み、このＵ字形部分は障壁板８４の周辺外縁 １０２に沿って延びている。 ダッシュ・マット８２は、逆Ｕ字形部分９６と相互連結された成形Ｕ字形チャ ネル９４を含む。チャネル９４はダッシュ・マット開口部５６の周辺に沿って成 形され、モジュール式障壁板８４のＵ字形部分１００を受け入れるための構造を 有する外縁９８に沿って延びている。モジュール式障壁板８４を取り付けると、 Ｕ字形部分１００はＵ字形チャネル９４に実質的に適合する。チャネル９４の内 側表面８８は防火壁１７と接する。 ファスナ・システム８０は、図６に示すように、一体成形された突出部１０４ と、それに対応して一体成形されたＵ字形チャネル１０６とを含む。モジュール 式障壁板８４に２つ以上の突出部１０４が形成され、障壁板が離間した位置に複 数の突出部１０４を含み、障壁板をマットに固定することが好ましい。突出部１ ０４は円筒状であり、障壁板から外側表面９０に平行に外向きに、かつ周辺外縁 １０２に対してほぼ直角方向に延びている。一体成形されたＵ字形部分１００は 、突出部１０４のある所で中断している。ダッシュ・マット８２上の対応する位 置に、Ｕ字形チャネル１０６が、チャネル９４および逆Ｕ字形部分９６の代りに 成形されている。Ｕ字形チャネル１０６は内側に向かってダッシュ・マット８２ 中に延びており、外縁９８と実質に直角をなしている。チャネル１０６は円筒状 突出部１０４を受け入れるように寸法決定されている。 図８では、ファスナ・システム８０は、チャネル１０６の対向する両側に形成 された１対のフィンガ１０８を含む。フィンガ１０８は、ダッシュ・マット８２ の外側表面８６から外向きに延びているので、自由端１１０は図８に示すように 互いに対向して延び、チャネル開口部を部分的に覆っている。自由端１１０は曲 がり、突出部１０４をチャネル１０６中へ挿入することが容易になる。突出部１ ０４がチャネル１０６中へ挿入されたとき、突出部はフィンガ１０８の自由端１ １０に接触し、フィンガは突出部１０４がフィンガを越えるまで曲がって、チャ ネル１０６中に収まる。フィンガ１０８はチャネル開口部を覆って弾力で元の位 置に戻り、突出部１０４をチャネル１０６中に固定する。このようにして、モジ ュール式障壁板８４はダッシュ・マット８２にスナップばめで固定される。モジ ュール式障壁板８４をこれがチャネル１０６とフィンガ１０８を通過するまで掴 んで引っ張ることによって、モジュール式障壁板８４をチャネルから取り外すこ とができる。 本発明によれば、ステアリング・コラム・アセンブリを受け入れるためのダッ シュ・マット開口部が有効的に密封され、客室がエンジンの騒音から遮蔽される ように、モジュール式障壁板がダッシュ・マットに取り付けられる。障壁板はマ ットに重なって係合するように容易にスナップ止めされ、マットに確実に保持さ れる。上述の実施形態は、モジュール式障壁板をダッシュ・マットに固定するこ とに関して説明したものであるが、本発明は必ずしもこれだけに限定されるもの ではなく、２つのダッシュ・マット部片を互いに締付ける場合にも本発明が実施 できることを理解されたい。 本発明の独特の利点は、従来の締付け配置におけるような追加の労力および部 品なしに、ワイヤリング・ハーネス、ダッシュ・マット・プラグなどの迅速、堅 実、かつ確実な取付けと除去をもたらすことである。本発明を、ワイヤリング・ ハーネスを車両用防火壁に付属する音響障壁層に取り付けることに関して説明し たが、本発明は必ずしもそれだけに限定されるものではなく、細長い物体を可撓 性材料に締付ける場合にも本発明が実施できることを理解されたい。 本発明の範囲を逸脱することなく、前記の明細書と図面の意図の範囲内で道理 に合った変形ならびに変更が可能である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．エンジン・ルームと細長い物品を有するダッシュボードが取り付けられてい る客室とを分離する防火壁を含む、車両のダッシュ・マットであって、 防火壁に取り付けられ、エンジン・ルームから防火壁を通って客室中へ伝達す る音響を減衰させる平面シートと、 平面シート中に一体成形され、細長い物品を受け入れる大きさに作られたチャ ネルと、 平面シート中に一体成形され、チャネルを部分的に覆って延び、チャネル内の 細長い物品を保持する少なくとも１つのフィンガを含む、ファスナと を含むダッシュ・マット。 ２．チャネルの深さが細長い物品の高さより大きく、したがって細長い物品が平 面シートの上側表面の下に位置する、請求項１に記載のダッシュ・マット。 ３．ファスナが、チャネルの対向する両側に位置してチャネルの一部分を部分的 に覆って延びる１対の弾性フィンガを含む、請求項２に記載のダッシュ・マット 。 ４．チャネルが、細長い物品の断面形状と全体的に共形の断面形状を有する、請 求項１に記載のダッシュ・マット。 ５．ファスナが、細長い物品をチャネルの内部に解除可能に保持するように弾力 性があり、細長い物品をフィンガに対して押しつけ、フィンガを曲げることによ って、細長い物品をチャネル中に挿入することができ、次いでフィンガが弾力で 元に戻り、細長い物品を覆ってこれをチャネルの内部に保持する、請求項１に記 載のダッシュ・マット。 ６．ファスナが、チャネルの対向する両側に互いに並置された２つのフィンガを 含む、請求項５に記載のダッシュ・マット。 ７．細長い物品がワイヤリング・ハーネスである、請求項１に記載のダッシュ・ マット。 ８．エンジン・ルームと客室とを分離する防火壁と、客室の防火壁に取り付けら れたダッシュ・マットと、ダッシュ・マットに取り付けられた細長い物品とを含 む車両において、 ダッシュ・マットと共に一体成形され、細長い物品を受け入れる大きさに作ら れたチャネル、および ダッシュ・マットと共に一体成形され、チャネルを部分的に覆って延び、チャ ネル内の細長い物品を保持する少なくとも１つのフィンガを含む、ファスナとを 含む改良。 ９．チャネルの深さが細長い物品の高さより大きく、したがって細長い物品が平 面シートの上側表面の下に位置する、請求項８に記載の車両とダッシュ・マット の組合せ。 １０．ファスナが、チャネルの対向する両側に位置してチャネルの一部分を覆っ て延びる１対の弾性フィンガを含む、請求項９に記載の車両とダッシュ・マット の組合せ。 １１．チャネルが、細長い物品の断面形状と全体的に共形の断面形状を有する、 請求項８に記載の車両とダッシュ・マットの組合せ。 １２．ファスナが、細長い物品をチャネルの内部に解除可能に保持するように弾 力性があり、細長い物品をフィンガに対して押しつけ、フィンガを曲げることに よって、細長い物品をチャネル中に挿入することができ、次いでフィンガは弾力 で元に戻り、細長い物品を覆ってこれをチャネルの内部に保持する、請求項８に 記載の車両とダッシュ・マットの組合せ。 １３．ファスナが、チャネルの対向する両側に互いに並置された２つのフィンガ を含む、請求項１２に記載の車両とダッシュ・マットの組合せ。 １４．細長い物品がワイヤリング・ハーネスである、請求項８に記載の車両とダ ッシュ・マットの組合せ。 １５．細長い物品が取り付けられたマットであって、 細長いチャネルを有し、このチャネルが平面シート中に一体成形されて細長い 物品を受け入れる大きさに作られている、平面シートと、 平面シート中に一体成形され、チャネルを部分的に覆って延び、チャネル内の 細長い物品を保持する少なくとも１つのフィンガを含む、ファスナと を含むマット。 １６．チャネルの深さが細長い物品の高さより大きく、したがって細長い物品が 平面シートの上側表面の下に位置する、請求項１５に記載のマット。 １７．ファスナが、チャネルの対向する両側に位置してチャネルの一部分を覆っ て延びる１対の弾性フィンガを含む、請求項１６に記載のマット。