JP2002513382A - アゾロトリアジン類およびアゾロピリミジン類 - Google Patents

アゾロトリアジン類およびアゾロピリミジン類

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Abstract

(57)【要約】 式(I)または式(II)の副腎皮質刺激ホルモン放出因子(CRF)拮抗物質、および不安、うつ病、およびその他の精神医学的、神経医学的疾患の治療ならびに免疫学的疾患、心血管疾患または心疾患および精神病理学的障害およびストレスに関連する結腸過敏症の治療におけるその使用。

Description

【発明の詳細な説明】 アゾロトリアジン類およびアゾロピリミジン類 発明の分野 本発明は、ある種の[1,5−a]−ピラゾロ−1,3,5−トリアジン類、 [1,5−a]−1,2,3−トリアゾロ−1,3,5−トリアジン類、[1, 5−a]−ピラゾロ−ピリミジン類および[1,5−a]−1,2,3−トリア ゾロ−ピリミジン類を投与することよる、主要うつ病、不安関連疾患、外傷後ス トレス障害、核上麻痺および摂食障害などを含む精神医学的障害および神経医学 的疾患の治療ならびに免疫学的疾患、心血管疾患または心疾患、および精神病理 学的障害およびストレスに関連する結腸過敏症の治療に関する。 発明の背景 副腎皮質刺激ホルモン放出因子(以下CRFと呼ぶ)は、41個のアミノ酸か らなるペプチドであり、下垂体前葉からのプロ・オピオメラノコルチン(POM C)由来のペプチド分泌の主要な生理学的調節物質である(J.Rivier他、Proc.N at.Acad.Scl.(USA)、80巻、4851ページ、1983年:W.Vale他、Science 、213巻、1394ページ、1981年)。下垂体における内分泌性の役割に加え、CR Fの免疫組織化学的局在化が明らかにしたことは、このホルモンが中枢神経系の 視床下部外に広く分布し、脳における神経伝達物質または神経調節物質の役割と 調和しながら、広範囲な自律性、電気生理学的および行動性作用を生み出すこと である(W.Vale他、Rec.Prog.Horm.Res.39巻、245ページ、1983年;G.F.K oob、Persp.Behav.Med.2巻、39ページ、1985年;E.B.De Souza他、J.Neuro sci.5巻、3189ページ、1985年)。CRFが、生理学的、心理学的および免疫学 的ストレッサに対する免疫系応答の統合に重要な役割を果たしているとの証拠も ある(J.E.Blalock、Physiological Reviews、69巻、1ページ、1989年;J.E.M orley、Life Sci.41巻、527ページ、1987年)。 臨床データは、CRFがうつ病、不安関連疾患および摂食障害を含む精神医学 的障害および神経医学的疾患で役割を有している証拠を提供している。アルツハ イマー病、パーキンソン病、ハンチントン舞踏病、進行性核上麻痺および筋萎縮 性側索硬化症といった中枢神経系のCRFニューロンの機能不全に関連する疾患 の病因論および病態生理学においても、CRFの役割が仮定されてきた(E.B.D e Souza、Hosp.Practice、23巻、59ページ、1988年を参照のこと)。 情動障害または主要うつ病において、薬剤投与していない患者の脳脊髄液(C SF)中のCRF濃度は顕著に増加する(C.B.Nemeroff他、Science、226巻、1 342ページ、1984年;C.M.Banki他、Am.J.Psychiatry、144巻、873ページ、198 7年;R.D.France他、Biol.Psychiatry、28巻、86ページ、1988年;M.Arato他 、Biol Psych1atry、25巻、355ページ、1989年)。さらに、自殺者の前頭皮質中 のCRF受容体密度も有意に減少し、これはCRFの過分泌と一致する(C.B.Ne meroff他、Arch.Gen.Psychiatry、45巻、577ページ、1988年)。また、うつ病 患者では、(静注投与された)CRFに対する副腎皮質刺激ホルモン(ACTH )の応答鈍化が観察されている(P.W.Gold他、Am.J.Psychiatry、141巻、619 ページ、1984年;F.Holsboer他、Psychoneuroendocrinology、9巻、147ページ 、1984年;P.W.Gold他、New Eng.J.Med.314巻、1129ページ、1986年)。ラ ットおよびヒト以外の霊長類における前臨床試験も、CRFの過分泌がヒトのう つ病に見られる症状に関与しているという仮説をさらに支持する結果を提供して いる(R.M.Sapolsky、Arch.Gen.Psychiatry、46巻、1047ページ、1989年)。 三環系抗うつ剤がCRF濃度を変化させ、脳内の多数のCRF受容体を調節して いるという予備的証拠もある(Grigoriadis他、Neuropsychopharmacology、2巻 、53ページ、1989年)。 不安関連疾患の病因論においても、CRFの役割が仮定されてきた。CRFは 、動物において不安産生(anxiogenic)作用を生み出し、ベンゾジアゼピン/非 ベンゾジアゼピン抗不安薬とCRF間の相互作用が、様々な行動性不安モデルで 明らかにされてきた(D.R.Britton他、Life Sci.31巻、363ページ、1982年;C .W.BerridgeおよびA.J.Dunn Regul.Peptides、16巻、83ページ、1986年)。 CRF受容体拮抗剤と推定されているα−らせんヒツジCRF(9−41)を用 いた、様々な行動性事例における予備的試験は、拮抗剤が、ベンゾジアゼピン類 と同質 の「抗不安薬様」作用を生みだすことを明らかにしている(C.W.Berridgeおよ びA.J.Dunn Horm.Behav.21巻、393ページ、1987年、Brain Research Reviews 、15巻、71ページ、1990年)。神経化学的、内分泌および受容体結合試験はすべ てCRFとベンゾジアゼピン系抗不安薬間の相互作用を明らかにし、これらの疾 患に対するCRFの関与を示すこれまで以上の証拠を提供した。クロルジアゼポ キシドは、ラットの葛藤試験(conflict test)(K.T.Britton他、Psychopharmaco logy、86巻、170ページ、1985年;K.T.Britton他、Psychopharmacology、94巻 、306ページ、1988年)および音驚愕試験(acoustic startle test)(N.R.Swe rdlow他、Psychopharmacology、88巻、147ページ、1986年)のいずれにおいても 、CRFの「不安産生」作用を弱める。ベンゾジアゼピン受容体拮抗剤(Ro15-1 788)は、オペラント葛藤試験でのみ行動性活性を欠くものの、用量依存的にC RFの作用を逆転させ、一方、ベンゾジアゼピン逆作用薬(FG7142)はCRFの 作用を亢進した(K.T.Britton他、Psychopharmacology、94巻、306ページ、198 8年)。 通常の抗不安薬および抗うつ薬が治療効果を生み出すための作用機構および部 位は推定の域を出ないままである。しかし、これらの薬物が、前記疾患に認めら れるCRF過分泌の抑制に関与しているという仮説はたてられていた。特に興味 深いのは、様々な行動性事例におけるCRF受容体拮抗剤(α−らせんヒツジC RF9-41)の作用を調べた予備的試験で、CRF拮抗剤が、ベンゾジアゼピン類 と同質の「抗不安薬様」作用を生みだすことが明らかにされたことである(G.F .KoobおよびK.T.Britton.Corticotropin-Releasing Factor:Basic and Clini cal Studies of a Neuropeptide、E.B.De SouzaおよびC.B.Nemeroff編、CRC Pr ess、221ページ、1990年を参照のこと)。 幾つかの出版物が副腎皮質刺激ホルモン放出因子拮抗剤化合物類および精神医 学的障害および神経医学的疾患の治療におけるそれらの用途を記載している。こ のような出版物には、例えば、DuPont Merck PCT出願US94/11050 、Pfizer WO95/33750、Pfizer WO95/34563、Pfizer W O95/33727およびPfizer EP 0778 277 A1がある。 知る限りにおいて、[1,5−a]−ピラゾロ−1,3,5−トリアジン類、 [1,5−a]−1,2,3−トリアゾロ−1,3,5−トリアジン類、[1, 5−a]−ピラゾロ−ピリミジン類および[1,5−a]−1,2,3−トリア ゾロ−ピリミジン類が精神医学的障害および神経医学的疾患治療に有用な副腎皮 質刺激ホルモン放出因子拮抗剤化合物として過去に報告されたことはない。しか し、これらの化合物のいくつかを別の用途に用いることを教示する出版物があっ た。 例えば、EP 0 269 859(Otsuka、1988年)は、次式で表され、 上式で、R1がOHまたはアルカノイル、R2がH、OH、またはSHで、R3が 不飽和複素環式基、ナフチルまたは置換フェニルであるピラゾロトリアジン化合 物類を開示し、この化合物類がキサンチンオキシダーゼ阻害活性を有し痛風の治 療に有用であると述べている。 EP 0 594 149(Otsuka、1994年)は、次式で表され、 上式で、AがCHまたはN、R0およびR3がHまたはアルキル、R1およびR2が H、アルキル、アルコキル、アルキルチオ、ニトロなどであるピラゾロトリアジ ンおよびピラゾロピリミジン化合物類を開示し、この化合物類が男性ホルモンを 阻害し、良性前立腺肥大および前立腺癌の治療に有用であると述べている。 米国特許第3,910,907号(ICI、1975年)は、次式で表され、 上式で、R1がCH3、C25またはC65、XがH、C65、m−CH364 、CN、COOEt、Cl、IまたはBr、YがH、C65、o−CH364 、またはp−CH364で、ZがOH、H、CH3、C25、C65、n−C3 7、i−C37、SH、SCH3、NHC49、またはN(C252であるピ ラゾロトリアジン類を開示し、この化合物類が気管支拡張剤として有用なc−A MPホスホジエステラーゼ阻害剤であると述べている。 米国特許第3,995,039号は、次式で表され、 上式で、R1がHまたはアルキル、R2がHまたはアルキル、R3がH、アルキル 、アルカノイル、カルバモイル、または低級アルキルカルバモイルで、Rがピリ ジル、ピリミジニル、またはピラジニルであるピラゾロトリアジン類を開示し、 この化合物類が気管支拡張剤として有用であると述べている。 米国特許第5,137,887号は、次式で表され、 上式で、Rが低級アルコキシであるピラゾロトリアジン類を開示し、この化合 物類がキサンチンオキシダーゼ阻害剤であり、痛風の治療に有用であると教示し ている。 米国特許第4,892,576号は、次式で表され、 上式で、XがOまたはS、Arがフェニル、ナフチル、ピリジルまたはチエニ ル基、R6〜R8がH、アルキルなどで、R9がH、アルキル、フェニルなどであ るピラゾロトリアジン類を開示している。この特許は、この化合物類が除草剤お よび植物成長調節剤として有用であると述べている。 米国特許第5,484,760号およびWO 92/10098は、次式で表 され、 上式で、AがN、BがCR3、R3がフェニルまたは置換フェニルなどであること ができ、Rが−N(R4)SO25または−SO2N(R6)R7であり、R1およ びR2が一緒になって、 を形成することもあり、 ここで、X、Y、およびZがH、アルキル、アシルなどで、DがOまたはSであ る除草性化合物を他の材料中に含有する、除草性組成物を開示している。 米国特許第3,910,907号およびSenga他(J.Med.Chem.25巻、243〜 249ページ、1982年)は、次式で表され、 上式で、ZがH、OH、CH3、C25、C65、n−C37、iso−C37 、SH、SCH3、NH(n−C49)、またはN(C252、RがHまたはC H3でR1がCH3またはC25であるトリアゾロトリアジン類cAMPホスホジ エステラーセ阻害剤を開示している。この参考文献は、cAMPホスホジエステ ラーゼ阻害剤が有効であると考えられる喘息、真性糖尿病、女性の受胎調節、男 性の不妊症、乾せん、血栓症、不安および高血圧の八つの治療分野を列挙してい る。 WO95/35298(Otsuka、1995年)は、ピラゾロピリミジン類を開示し 、それらの化合物が鎮痛剤として有用であると述べている。化合物は次式で表さ れ、上式で、Qはカルボニルまたはスルホニル、nは0または1、Aは単結合、アル キレンまたはアルケニレン、R1はH、アルキルなど、R2はナフチル、シクロア ルキル、ヘテロアリール、置換フェニルまたはフェノキシ、R3はH、アルキル またはフェニル、R4はH、アルキル、アルコキシカルボニル、フェニルアルキ ル、任意にフェニルチオで置換されたフェニル、またはハロゲン、R5およびR6 はHまたはアルキルである。 EP 0 591 528(Otsuka、1991年)は、次式で表され、 上式で、R1、R2、R3およびR4がH、カルボキシル、アルコキシカルボニル、 任意に置換されたアルキル、シクロアルキル、またはフェニル、R5がSR6また はNR78、R6がピリジルまたは任意に置換されたフェニル、R7およびR8が Hまたは任意に置換されたフェニルである抗炎症剤として用いる、ピラゾロピリ ミジン類を開示している。 Springer他(J.Med.Chem.19巻、2号、291〜296ページ、1976年)およびSprin ger米国特許第4021,556号および第3,920,652号は、次式で表 され、上式で、Rがフェニル、置換フェニルまたはピリジルであるピラゾロピリミジン 類、およびそれらのキサンチンオキシダーゼを阻害する能力に基づき、痛風を治 療するためのそれらの用途を開示している。 Joshi他(J.Prakt.Chemie、321巻、2号、341〜344ページ、1979年)は、次式で 表され、 上式で、R1がCF3、C25、またはC64Fで、R2がCH3、C25、CF3 、またはC64Fである化合物を開示している。 Maquestiau他(Bull.Soc.Belg.101巻、2号、131〜136ページ、1992年)は 、 次式の、ピラゾロ[1,5−a]ピリミジンを開示している。 Ibrahim他(Arch.Pharm.(Weinheim)、320巻、487〜491ページ、1987年)は 、次式で表され、上式で、RがNH2またはOH、Arが4−フェニル−3−シアノ−2−アミノ ピリド−2−イルであるピラゾロ[1,5−a]ピリミジン類を開示している。 アゾロピリミジン類を開示しているその他の参考文献には、EP O 511 528(Otsuka、1992年)、米国特許第4,997,940号(Dow、1991年) 、EP O 374 448(Nissan、1990年)、米国特許第4,621,55 6号(ICN、1997年)、EP O 531 901(Fujisawa、1993年)、米国 特許第4,567,263号(BASF,1986年)、EP O 662 477(Isa gro、1995年)、DE 4 243 279(Bayer、1994年)、米国特許第5, 397,774号(Upjohn、1995年)、EP O 521 622(Upjohn、19 93年)、WO 94/109017(Upjohn、1994年)、J.Med.Chem.24巻、 610〜613ページ、1981年およびJ.Het.Chem.22巻、601ページ、1985年、が含 まれていた。発明の概要 本発明の一態様では、新規化合物、医薬組成物および情動障害、不安、うつ病 、過敏性腸管症候群、外傷後ストレス障害、核上麻痺、免疫抑制、アルツハイマ ー病、胃腸管障害、神経性食欲不振または他の摂食障害、薬剤またはアルコール 禁断症状、薬物嗜癖、炎症性疾患、受胎能問題などの治療、その障害の治療がC RFへの拮抗によって達成されるもしくは容易になる、CRFが誘発または促進 する障害を含むがそれに限定されない障害、または慢性関節リウマチおよび変形 性関節症、疼痛、喘息、乾せんおよびアレルギーなどの炎症性障害より選択され る疾患;全般性不安関連疾患;恐慌性、恐怖性、強迫性障害;外傷後ストレス障 害;ストレス性睡眠障害;線維筋痛症などの疼痛知覚;主要うつ病を含むうつ病 、単一発作性うつ病、再発性うつ病、被虐待児うつ病、および分娩後うつ病など の気分障害;気分変調;双極性疾患(bipolar disorders);循環気質;疲労症 候群;ストレス性頭痛;癌、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染症;アルツハ イマー病、パーキンソン病およびハンチントン舞踏病などの神経変性疾患;潰瘍 、過敏性腸管症候群、クローン病、結腸痙攣、下痢、および精神病理学的障害ま たはストレスに関連する術後のイレウスおよび結腸過敏症;神経性食欲不振また は神経性過食症などの摂食障害;出血性ストレス;ストレス性精神病性エピソー ド;甲状腺機能正常の洞不全症候群;抗利尿ホルモン(ADH)不適合症候群; 肥満症;不妊症;頭部外傷;脊髄外傷;虚血性ニューロン損傷(例えば、脳海馬 虚血などの脳虚血);興奮毒性のニューロン損傷;てんかん;高血圧、頻脈およ びうっ血性心不全などを含む心血管障害および心障害;卒中;ストレス性免疫機 能不全を含む免疫機能不全(例えば、ストレス性発熱、ブタのストレス症候群、 ウシの船積熱、ウマの発作性細動、およびニワトリの閉所飼育誘発性の機能不全 、ヒツジの剪毛ストレスあるいはイヌのヒト−動物相互作用性ストレス);筋肉 痙攣;尿失禁;アルッハイマー型老年痴呆;多梗塞性痴呆;筋萎縮性側索硬化症 ;化学物質依存性または化学物質中毒(例えば、アルコール、コカイン、ヘロイ ン、ベンゾジアゼピン系薬、または他の薬剤);薬剤またはアルコール禁断症状 ;骨粗しょう症;社会心理学的こびと症および低血糖症の哺乳類における治療に 用いることができる方法を提供する。 本発明は、副腎皮質刺激ホルモン放出因子受容体と結合することによってCR F分泌の不安産生性作用を変化させる新規な化合物を提供する。本発明の化合物 は、精神医学的障害および神経医学的疾患、不安関連疾患、外傷後ストレス障害 、核上麻痺および摂食障害ならびに免疫学的、心血管疾患または心疾患、および 精神病理学的障害およびストレスに関連する結腸過敏症の哺乳類における治療に 有用である。 本発明の別の態様では、副腎皮質刺激ホルモン放出因子の拮抗剤として有用な 式(1)および(2)(後述の)の新規化合物を提供する。本発明の化合物は、 副腎皮質刺激ホルモン放出因子の拮抗剤としての活性を示し、CRFの過分泌を 抑制するようである。本発明は、式(1)および(2)の前記化合物を含有する 医薬組成物、およびCRF過分泌の抑制および/または不安産生性の疾患の治療 に前記化合物を用いる方法も含む。 本発明の別の態様では、本発明によって提供される化合物(および特に本発明 の標識化合物)は、可能性のある薬剤のCRF受容体結合能を測定する際の標準 品および試薬としても有用である。 発明の詳細な説明 [1]本発明は、情動障害、不安、うつ病、頭痛、過敏性腸管症候群、外傷後ス トレス障害、核上麻痺、免疫抑制、アルツハイマー病、胃腸管障害、神経性食欲 不振または他の摂食障害、薬物嗜癖、薬剤またはアルコール禁断症状、炎症性疾 患、心血管疾患または心疾患、受胎能問題、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感 染症、出血性ストレス、肥満症、不妊症、頭部および脊髄外傷、てんかん、卒中 、潰瘍、筋萎縮性側索硬化症、低血糖症、または、その障害の治療がCRFへの 拮抗によって達成されるもしくは容易になる、CRFが誘発または促進する障害 を含むがそれに限定されない障害などの哺乳類における治療法であって、式(1 )および(2)の化合物、 およびその異性体、その立体異性体、またはその立体異性体の混合物、および薬 剤学的に許容可能なその塩またはプロドラッグ体の治療上の有効量を哺乳類に投 与することを含み、 上式で、 Aは、NまたはCRであり、 Zは、NまたはCR2であり、 Arは、フェニル、ナフチル、ピリジル、ピリミジニル、トリアジニル、フラ ニル、チエニル、ベンゾチエニル、ベンゾフラニル、2,3−ジヒドロベンゾフ ラニル、2,3−ジヒドロベンゾチエニル、インダニル、1,2−ベンゾピラニ ル、3,4−ジヒドロ−1,2−ベンゾピラニル、テトラリニル(それぞれのA rは、1〜5個のR4基で任意に置換され、それぞれのArは不飽和炭素原子に 結合している)から選択され、 Rは独立して、それぞれの場合にH、C1−C4アルキル、C2−C4アルケニル 、C2−C4アルキニル、C3−C6シクロアルキル、C4−C7シクロアルキルアル キル、ハロ、CN、C1−C4ハロアルキルから選択され、 R1は独立して、それぞれの場合にH、C1−C4アルキル、C2−C4アルケニ ル、C2−C4アルキニル、ハロ、CN、C1−C4ハロアルキル、C1−C12ヒド ロキシアルキル、C2−C12アルコキシアルキル、C2−C10シアノアルキル、C3 −C6シクロアルキル、C4−C10シクロアルキルアルキル、NR910、C1− C4アルキル−NR910、NR9COR10、OR11、SHまたは S(O)n12から選択され、 R2は、H、C1−C4アルキル、C2−C4アルケニル、C2−C4アルキニル、 C3−C6シクロアルキル、C4−C10シクロアルキルアルキル、C1−C4ヒドロ キシアルキル、ハロ、CN、−NR67、NR9COR10、 −NR6S(O)n7、S(O)nNR67、C1−C4ハロアルキル、−OR7、 SHまたは−S(O)n12から選択され、 R3は、 −H、OR7、SH、S(O)n13、COR7、CO27、OC(O)R13、 NR8COR7、N(COR72、NR8CONR67、NR8CO213、NR67 、NR6a7a、N(OR7)R6、CONR67、アリール、ヘテロアリールお よび複素環式基、 または −C1−C10アルキル、C2−C10アルケニル、C2−C10アルキニル、C3−C8 シクロアルキル、C5−C8シクロアルケニル、C4−C12シクロアルキルアルキ ルまたはC6−C10シクロアルケニルアルキル(それぞれの基は、それぞれの場 合に独立してC1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、ハロ、C1−C4ハロ アルキル、シアノ、OR15、SH、S(O)n13、COR15、CO215、OC (O)R13、NR8COR15、N(COR152、NR8CONR1615、NR8C O213、NR1615、CONR1615、アリール、ヘテロアリールおよび複素 環式基から選択される1〜3個の置換基で任意に置換されている)から選択され 、 R4は独立して、それぞれの場合にC1−C10アルキル、C2−C10アルケニル 、 C2−C10アルキニル、C3−C6シクロアルキル、C4−C12シクロアルキルアル キル、NO2、ハロ、CN、C1−C4ハロアルキル、NR67、NR8COR7、 NR8CO27、COR7、OR7、CONR67、CO(NOR9)R7、CO27 、またはS(O)n7(C1−C10アルキル、C2−C10アルケニル、C2−C10 アルキニル、C3−C6シクロアルキルおよびC4−C12シクロアルキルアルキル のそれぞれは、それぞれの場合に独立してC1−C4アルキル、NO2、ハロ、C N、NR67、NR8COR7、NR8CO27、COR7、OR7、CONR67 、CO27、CO(NOR9)R7、またはS(O)n7から選択される1〜3個 の置換基で任意に置換されている)から選択され、 R6およびR7、R6aおよびR7aは独立して、それぞれの場合に、 −H、 −C1−C10アルキル、C3−C10アルケニル、C3−C10アルキニル、ハロゲ ン原子数1〜10個のC1−C10ハロアルキル、C2−C8アルコキシアルキル、 C3−C6シクロアルキル、C4−C12シクロアルキルアルキル、C5−C10シクロ アルケニル、またはC6−C14シクロアルケニルアルキル(それぞれの基は、そ れぞれの場合に独立してC1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、ハロ、C1 −C4ハロアルキル、シアノ、OR15、SH、S(O)n13、COR15、CO2 15、OC(O)R13、NR8COR15、N(COR152、NR8CONR161 5 、NR8CO213、NR1615、CONR1615、アリール、ヘテロアリール および複素環式基から選択される1〜3個の置換基で任意に置換されている)、 −アリール、アリール(C1−C4アルキル)、ヘテロアリール、ヘテロアリー ル(C1−C4アルキル)、複素環式基または複素環(C1−C4アルキル)から選 択されるか、 あるいは、NR67およびNR6a7aが独立してピペリジン、ピロリジン、ピ ペラジン、N−メチルピペラジン、モルホリンまたはチオモルホリン(それぞれ の基は、1〜3個のC1−C4アルキル基で任意に置換されている)であり、 R8は独立して、それぞれの場合にHまたはC1−C4アルキルから選択され、 R9およびR10は独立して、それぞれの場合にH、C1−C4アルキル、または C3−C6シクロアルキルから選択され、 R11はH、C1−C4アルキル、C1−C4ハロアルキルまたはC3−C6シクロア ルキルから選択され、 R12はC1−C4アルキルまたはC1−C4ハロアルキルであり、 R13はC1−C4アルキル、C1−C4ハロアルキル、C2−C8アルコキシアルキ ル、C3−C6シクロアルキル、C4−C12シクロアルキルアルキル、アリール、 アリール(C1−C4アルキル)−、ヘテロアリール、ヘテロアリール(C1−C4 アルキル)−から選択され、 R14は、C1−C10アルキル、C3−C10アルケニル、C3−C10アルキニル、 C3−C8シクロアルキル、またはC4−C12シクロアルキルアルキル(それぞれ の基は、それぞれの場合に独立してC1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル 、ハロ、C1−C4ハロアルキル、シアノ、OR15、SH、S(O)n15、CO R15、CO215、OC(O)R15、NR8COR15、N(COR152、NR8C ONR1615、NR8CO215、NR1615、CONR1615、およびC1−C6 アルキルチオ、C1−C6アルキルスルフィニルおよびC1−C6アルキルスルホニ ルから選択される1〜3個の置換基で任意に置換されている)から選択され、 R15およびR16は独立して、それぞれの場合にH、C1−C6アルキル、C3− C10シクロアルキル、C4−C16シクロアルキルアルキル(S(O)n15の場合 、R15はHではない)から選択され、 アリールは、フェニルまたはナフチル(それぞれの基は、それぞれの場合に独 立してC1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、ハロ、C1−C4ハロアルキ ル、シアノ、OR15、SH、S(O)n15、COR15、CO215、OC(O) R15、NR8COR15、N(COR152、NR8CONR1615、NR8CO21 5 、NR1615、およびCONR1615から選択される1〜5個の置換基で任意 に置換されている)から選択され、 ヘテロアリールは、ピリジル、ピリミジニル、トリアジニリル、フラニル、ピ ラニル、キノリニル、イソキノリニル、チエニル、イミダゾリル、チアゾリル、 インドリル、ピロリル、オキサゾリル、ベンゾフラニル、ベンゾチエニル、ベン ゾチアゾリル、イソオキサゾリル、ピラゾリル、2,3−ジヒドロベンゾチエニ ルまたは2,3−ジヒドロベンゾフラニル(それぞれの基は、それぞれの場合に 独立してC1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、ハロ、C1−C4ハロアル キル、シアノ、OR15、SH、S(O)n15、−COR15、CO215、OC( O)R15、NR8COR15、N(COR152、NR8CONR1615、NR8CO215、NR1615、およびCONR1615から選択される1〜5個の置換基で 任意に置換されている)から選択され、 複素環式基は、飽和または部分的に飽和されたヘテロアリール(それぞれの基 は、それぞれの場合に独立してC1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、ハ ロ、C1−C4ハロアルキル、シアノ、OR15、SH、S(O)n15、COR15 、CO215、OC(O)R15、NR8COR15、N(COR152、NR8CON R1615、NR8CO215、NR1516、およびCONR1615から選択される 1〜5個の置換基で任意に置換されている)から選択され、 nは独立して、それぞれの場合に0、1または2である。 [2]本発明の好ましい方法は、式(1)または(2)で表され、Arがフェニ ル、ピリジル、または2,3−ジヒドロベンゾフラニル(それぞれは、1〜4個 のR4置換基で任意に置換されている)である化合物による前記治療方法である 。 [3]前記発明のより好ましい方法は、式(1)または(2)で表され、AがN 、ZがCR2、Arが2,4−ジクロロフェニル、2,4−ジメチルフェニルま たは2,4,6−トリメチルフェニル、R1およびR2がメチルでR3がNR6a7 a である化合物による前記治療方法である。 [4]本発明は、式(1)および(2)の化合物、 およびその異性体、その立体異性体、またはその立体異性体の混合物、および薬 剤学的に許容可能なその塩またはプロドラッグ体を含み、 上式で、 Aは、NまたはCRであり、 Zは、NまたはCR2であり、 Arは、フェニル、ナフチル、ピリジル、ピリミジニル、トリアジニル、フラ ニル、チエニル、ベンゾチエニル、ベンゾフラニル、2,3−ジヒドロベンゾフ ラニル、2,3−ジヒドロベンゾチエニル、インダニル、1,2−ベンゾピラニ ル、3,4−ジヒドロ−1,2−ベンゾピラニル、テトラリニル(それぞれのA rは、1〜5個のR4基で任意に置換され、それぞれのArは不飽和炭素原子に 結合している)から選択され、 Rは独立して、それぞれの場合にH、C1−C4アルキル、C2−C4アルケニル 、C2−C4アルキニル、C3−C6シクロアルキル、C4−C7シクロアルキルアル キル、ハロ、CN、C1−C4ハロアルキルから選択され、 R1は独立して、それぞれの場合にH、C1−C4アルキル、C2−C4アルケニ ル、C2−C4アルキニル、ハロ、CN、C1−C4ハロアルキル、C1−C12ヒド ロキシアルキル、C2−C12アルコキシアルキル、C2−C10シアノアルキル、C3 −C6シクロアルキル、C4−C10シクロアルキルアルキル、NR910、C1− C4アルキル−NR910、NR9COR10、OR11、SHまたは S(O)n12から選択され、 R2は、H、C1−C4アルキル、C2−C4アルケニル、C2−C4アルキニル、 C3−C6シクロアルキル、C4−C10シクロアルキルアルキル、C1−C4ヒドロ キシアルキル、ハロ、CN、−NR67、NR9COR10、 −NR6S(O)n7、S(O)nNR67、C1−C4ハロアルキル、−OR7、 SHまたは−S(O)n12から選択され、 R3は、 −H、OR7、SH、S(O)n13、COR7、CO27、OC(O)R13、 NR8COR7、N(COR72、NR8CONR67、NR8CO213、NR67 、NR6a7a、N(OR7)R6、CONR67、アリール、ヘテロアリールお よび複素環式基、または −C1−C10アルキル、C2−C10アルケニル、C2−C10アルキニル、C3−C8 シクロアルキル、C5−C8シクロアルケニル、C4−C12シクロアルキルアルキ ルまたはC6−C10シクロアルケニルアルキル(それぞれの基は、それぞれの場 合に独立してC1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、ハロ、C1−C4 ハロアルキル、シアノ、OR15、SH、S(O)n13、COR15、CO215、 OC(O)R13、NR8COR15、N(COR152、NR8CONR1615、N R8CO213、NR1615、CONR1615、アリール、ヘテロアリールおよび 複素環式基から選択される1〜3個の置換基で任意に置換されている)から選択 され、 R4は、独立してC1−C10アルキル、C2−C10アルケニル、C2−C10アルキ ニル、C3−C6シクロアルキル、C4−C12シクロアルキルアルキル、NO2、ハ ロ、CN、C1−C4ハロアルキル、NR67、NR8COR7、NR8CO27、 COR7、OR7、CONR67、CO(NOR9)R7、CO27、またはS(O )n7(C1−C10アルキル、C2−C10アルケニル、C2−C10アルキニル、C3 −C6シクロアルキルおよびC4−C12シクロアルキルアルキルはそれぞれ、それ ぞれの場合に独立してC1−C4アルキル、NO2、ハロ、CN、NR67、NR8 COR7、NR8CO27、COR7、OR7、CONR67、CO27、CO(N OR9)R7、またはS(O)n7から選択される1〜3個の置換基で任意に置換 されている)から選択され、 R6およびR7、R6aおよびR7aは独立して、それぞれの場合に、 −H、 −C1−C10アルキル、C3−C10アルケニル、C3−C10アルキニル、ハロゲ ン原子数1〜10のC1−C10ハロアルキル、C2−C8アルコキシアルキル、C3 −C6シクロアルキル、C4−C12シクロアルキルアルキル、C5−C10シクロア ルケニル、またはC6−C14シクロアルケニルアルキル(それぞれの基は、それ ぞれの場合に独立してC1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、ハロ、C1 −C4ハロアルキル、シアノ、OR15、SH、S(O)n13、COR15、CO2 15、OC(O)R13、NR8COR15、N(COR152、NR8CONR161 5 、NR8CO213、NR1615、CONR1615、アリール、ヘテロアリール および複素環式基から選択される1〜3個の置換基で任意に置換されている)、 −アリール、アリール(C1−C4アルキル)、ヘテロアリール、ヘテロアリー ル(C1−C4アルキル)、複素環式基または複素環(C1−C4アルキル)から選 択されるか、 あるいは、NR67およびNR6a7aが独立してピペリジン、ピロリジン、ピ ペラジン、N−メチルピペラジン、モルホリンまたはチオモルホリン(それぞれ の基は、1〜3個のC1−C4アルキル基で任意に置換されている)であり、 R8は独立して、それぞれの場合にHまたはC1−C4アルキルから選択され、 R9およびR10は独立して、それぞれの場合にH、C1−C4アルキル、または C3−C6シクロアルキルから選択され、 R11はH、C1−C4アルキル、C1−C4ハロアルキルまたはC3−C6シクロア ルキルから選択され、 R12はC1−C4アルキルまたはC1−C4ハロアルキルであり、 R13はC1−C4アルキル、C1−C4ハロアルキル、C2−C8アルコキシアルキ ル、C3−C6シクロアルキル、C4−C12シクロアルキルアルキル、アリール、 アリール(C1−C4アルキル)−、ヘテロアリール、ヘテロアリール(C1−C4 アルキル)−から選択され、 R14は、C1−C10アルキル、C3−C10アルケニル、C3−C10アルキニル、 C3−C8シクロアルキル、またはC4−C12シクロアルキルアルキル(それぞれ の基は、それぞれの場合に独立してC1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル 、ハロ、C1−C4ハロアルキル、シアノ、OR15、SH、S(O)n15、CO R15、CO215、OC(O)R15、NR8COR15、N(COR152、NR8C ONR1615、NR8CO215、NR1615、CONR1615、およびC1−C6 アルキルチオ、C1−C6アルキルスルフィニルおよびC1−C6アルキ ルスルホニルから選択される1〜3個の置換基で任意に置換されている)から選 択され、 R15およびR16は独立して、それぞれの場合にH、C1−C6アルキル、C3− C10シクロアルキル、C4−C16シクロアルキルアルキル(S(O)n15の場合 は、R15はHではない)から選択され、 アリールは、フェニルまたはナフチル(それぞれの基は、それぞれの場合に独 立してC1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、ハロ、C1−C4ハロアルキ ル、シアノ、OR15、SH、S(O)n15、COR15、CO215、OC(O) R15、NR8COR15、N(COR152、NR8CONR1615、NR8CO21 5 、NR1615、およびCONR1615から選択される1〜5個の置換基で任意 に置換されている)であり、 ヘテロアリールは、ピリジル、ピリミジニル、トリアジニリル、フラニル、ピ ラニル、キノリニル、イソキノリニル、チエニル、イミダゾリル、チアゾリル、 インドリル、ピロリル、オキサゾリル、ベンゾフラニル、ベンゾチエニル、ベン ゾチアゾリル、イソオキサゾリル、ピラゾリル、2,3−ジヒドロベンゾチエニ ルまたは2,3−ジヒドロベンゾフラニル(それぞれの基は、それぞれの場合に 独立してC1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、ハロ、C1−C4ハロアル キル、シアノ、OR15、SH、S(O)n15、−COR15、CO215、OC( O)R15、NR8COR15、N(COR152、NR8CONR1615、NR8CO215、NR1615、およびCONR1615から選択される1〜5個の置換基で 任意に置換されている)から選択され、 複素環式基は、飽和または部分的に飽和されたヘテロアリール(それぞれの基 は、それぞれの場合に独立してC1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、ハ ロ、C1−C4ハロアルキル、シアノ、OR15、SH、S(O)n15、COR15 、CO215、OC(O)R15、NR8COR15、N(COR152、 NR8CONR1615、NR8CO215、NR1516、およびCONR1615か ら選択される1〜5個の置換基で任意に置換されている)から選択され、 nは独立して、それぞれの場合に0、1または2であり、 但し、 (1)AがN、ZがCR2、R2がH、R3が−OR7または−OCOR13、および R7がHの場合は、R1はH、OHおよびSHのいずれでもなく、 (2)AがN、ZがCR2、R1がCH3またはC25、R2がH、およびR3がO H、H、CH3、C25、C65、n−C37、i−C37、SH、SCH3、N HC49、またはN(C252の場合は、Arはフェニルおよびm−CH3フェ ニルのいずれでもなく、 (3)AがN、ZがCR2、R2がH、およびArがピリジル、ピリミジニルまた はピラジニル、およびR3がNR6a7aの場合は、R6aおよびR7aはHおよびア ルキルのいずれでもなく、 (4)AがN、ZがCR2、およびR2がSO2NR67の場合は、R3はOHおよ びSHのいずれでもなく、 (5)AがCRおよびZがCR2の場合は、R2は−NR6SO27および−SO2 NR67のいずれでもなく、 (6)AがN、ZがCR2およびR2が−NR6SO27または−SO2NR67の 場合は、R3はOHおよびSHのいずれでもなく、 (7)AがN、ZがCR2、R1がメチルまたはエチル、R2がH、およびR3がH 、 OH、CH3、C25、C65、n−C37、iso−C37、SH、SCH3、 NH(n−C49)、またはN(C252の場合は、Arは非置換フェニルお よびm−メチルフェニルのいずれでもなく、 (8)AがCR、ZがCR2、R2がH、フェニルまたはアルキル、R3がNR8C OR7およびArがフェニルまたはフェニルチオで置換されたフェニルの場合は 、R7はアリール、アリール(C1−C4アルキル)、ヘテロアリール、ヘテロア リール(C1−C4アルキル)、複素環式基および複素環(C1−C4アルキル)の いずれでもなく、 (9)AがCR、ZがCR2、R2がHまたはアルキル、Arがフェニル、および R3がSR13またはNR6a7aの場合は、R13はアリールおよびヘテロアリール のいずれでもなく、R6aおよびR7aはHおよびアリールのいずれでもなく、また は、 (10)AがCH、ZがCR2、R1がOR11、R2がH、R3がOR7で、R7およ びR11がいずれもHの場合は、Arはフェニル、p−Br−フェニル、p−Cl −フェニル、p−NHCOCH3−フェニル、p−CH3−フェニル、ピリジルお よびナフチルのいずれでもなく、 (11)AがCH、ZがCR2、R2がH、Arが非置換フェニル、およびR3が CH3、C25、CF3またはC64Fの場合は、R1はCF3およびC25のいず れでもなく、 (12)AがCR、RがH、ZがCR2、R2がOH、およびR1およびR3がHの 場合は、Arはフェニルではなく、 (13)AがCR、RがH、ZがCR2、R2がOHまたはNH2、R1およびR3 がCH3の場合は、Arは4−フェニル−3−シアノ−2−アミノピリド−2− イ ルではない。 [5]前記発明の好ましい化合物は、式(1)および(2)の化合物およびその 異性体、その立体異性体、またはその立体異性体の混合物、および薬剤学的に許 容可能なその塩またはプロドラッグ体であって、但し(1)AがN、R1がH、 C1−C4アルキル、ハロ、CN、C1−C12ヒドロキシアルキル、C1−C4アル コキシアルキルまたはSO2(C1−C4アルキル)、R3がNR6a7aでR6aが非 置換のC1−C4アルキルの場合は、R7aはフェニル、ナフチル、チエニル、ベン ゾチエニル、ピリジル、キノリル、ピラジニル、フラニル、ベンゾフラニル、ベ ンゾチアゾリル、インドリルおよびC3−C6シクロアルキルのいずれでもなく、 (2)AがN、R1がH、C1−C4アルキル、ハロ、CN、C1−C12ヒドロキシ アルキル、C1−C4アルコキシアルキルまたはSO2(C1−C4アルキル)、R3 がNR6a7aでR7aが非置換のC1−C4アルキルの場合は、R6aはフェニル、ナ フチル、チエニル、ベンゾチエニル、ピリジル、キノリル、ピラジニル、フラニ ル、ベンゾフラニル、ベンゾチアゾリル、インドリルおよびC3−C6シクロアル キルのいずれでもないという付加的条件を有する。 [6]前記発明の好ましい化合物は、Arがフェニル、ピリジルまたは2,3− ジヒドロベンゾフラニル(それぞれが、1〜4個のR4置換基で任意に置換され ている)である式(1)および(2)の化合物およびその異性体、その立体異性 体、またはその立体異性体の混合物、および薬剤学的に許容可能なその塩または プロドラッグ体も含む。 [7]前記発明の好ましい化合物は、AがN、ZがCR2、Arが2,4−ジク ロロフェニル、2,4−ジメチルフェニルまたは2,4,6−トリメチルフェニ ル、R1およびR2がCH3で、R3がNR6a7aである式(1)および(2)の化 合物およびその異性体、その立体異性体、またはその立体異性体の混合物、およ び薬剤学的に許容可能なその塩またはプロドラッグ体も含む。 [11]前記発明のより好ましい化合物は、AがNである化合物およびその異性 体、その立体異性体、またはその立体異性体の混合物、および薬剤学的に許容可 能なその塩またはプロドラッグ体である。 [12]前記発明のより好ましい化合物は、化合物およびその異性体、その立体 異性体、またはその立体異性体の混合物、および薬剤学的に許容可能なその塩ま たはプロドラッグ体も含む。 [13]前記発明のより好ましい化合物は、Arがフェニル、ピリジルまたは2 ,3−ジヒドロベンゾフラニルであって、それぞれが、1〜4個のR4置換基で 任意に置換された化合物およびその異性体、その立体異性体、またはその立体異 性体の混合物、および薬剤学的に許容可能なその塩またはプロドラッグ体も含む 。 [14]前記発明のより好ましい化合物は、R3がNR6a7aまたはOR7である 化合物およびその異性体、その立体異性体、またはその立体異性体の混合物、お よび薬剤学的に許容可能なその塩またはプロドラッグ体も含む。 [15]前記発明のより好ましい化合物は、Arがフェニル、ピリジルまたは2 ,3−ジヒドロベンゾフラニルであって、それぞれが、1〜4個のR4置換基で 任意に置換され、R3がNR6a7aまたはOR7である化合物およびその異性体、 その立体異性体、またはその立体異性体の混合物、および薬剤学的に許容可能な その塩またはプロドラッグ体も含む。 [16]前記発明のより好ましい化合物は、ZがCR2である化合物およびその 異性体、その立体異性体、またはその立体異性体の混合物、および薬剤学的に許 容可能なその塩またはプロドラッグ体も含む。 [17]前記発明のより好ましい化合物は、Arがフェニル、ピリジルまたは2 ,3−ジヒドロベンゾフラニルであって、それぞれが、1〜4個のR4置換基で 任意 に置換された化合物およびその異性体、その立体異性体、またはその立体異性体 の混合物、および薬剤学的に許容可能なその塩またはプロドラッグ体も含む。 [18]前記発明のより好ましい化合物は、R3がNR6a7aまたはOR7である 化合物およびその異性体、その立体異性体、またはその立体異性体の混合物、お よび薬剤学的に許容可能なその塩またはプロドラッグ体も含む。 [19]また、前記発明のより好ましい化合物は、 R6aは独立して、 −H、 −C1−C10アルキル、C3−C10アルケニル、C3−C10アルキニル、ハロゲ ン原子数1〜10のC1−C10ハロアルキル、C2−C8アルコキシアルキル、C3 −C6シクロアルキル、C4−C12シクロアルキルアルキル、C5−C10シクロア ルケニル、またはC6−C14シクロアルケニルアルキル(それぞれの基は、それ ぞれの場合に独立してC1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、ハロ、C1 −C4ハロアルキル、シアノ、OR15、SH、S(O)n13、COR15、CO2 15、OC(O)R13、NR8COR15、N(COR152、NR8CONR161 5 、NR8CO213、NR1615、CONR1615、アリール、ヘテロアリール および複素環式基から選択される1〜3個の置換基で任意に置換されている)、 −アリール、アリール(C1−C4アルキル)、ヘテロアリール、ヘテロアリー ル(C1−C4アルキル)、複素環式基または複素環(C1−C4アルキル)から選 択され、 R7aは独立して、それぞれの場合に、 −H、 −C5−C10アルキル、C3−C10アルケニル、C3−C10アルキニル、ハロゲ ン原子数1〜10のC1−C10ハロアルキル、C2−C8アルコキシアルキル、C3 −C6シクロアルキル、C4−C12シクロアルキルアルキル、C5−C10シクロア ルケニル、またはC6−C14シクロアルケニルアルキル(それぞれの基は、それ ぞれの場合に独立してC1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、ハロ、C1 −C4ハロアルキル、シアノ、OR15、SH、S(O)n13、COR15、CO2 15、OC(O)R13、NR8COR15、N(COR152、NR8CONR161 5 、NR8CO213、NR1615、CONR1615、アリール、ヘテロアリール および複素環式基から選択される1〜3個の置換基で任意に置換されている)、 −アリール、アリール(C1−C4アルキル)、ヘテロアリール、ヘテロアリー ル(C1−C4アルキル)、複素環式基または複素環(C1−C4アルキル)から選 択されるか、 あるいは、NR67およびNR6a7aは独立してピペリジン、ピロリジン、ピペ ラジン、N−メチルピペラジン、モルホリンまたはチオモルホリン(それぞれの 基は、1〜3個のC1−C4アルキル基で任意に置換されている)から選択される 、化合物およびその異性体、その立体異性体、またはその立体異性体の混合物、 および薬剤学的に許容可能なその塩またはプロドラッグ体も含む。 [20]前記発明のより好ましい化合物は、 R6aおよびR7aは、同一で、 −C1−C4アルキルまたはC3−C6シクロアルキル(それぞれの基は、それぞ れの場合に独立してC1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、ハロ、C1− C4ハロアルキル、シアノ、OR15、SH、S(O)n13、−COR15、CO2 15、OC(O)R13、NR8COR15、N(COR152、NR8CONR161 5 、NR8CO213、NR1615、CONR1615、アリール、ヘテロアリール および複素環式基から選択される1〜3個の置換基で任意に置換されている)、 および −アリールまたはヘテロアリール、から選択される 化合物およびその異性体、その立体異性体、またはその立体異性体の混合物、お よび薬剤学的に許容可能なその塩またはプロドラッグ体も含む。 [21]前記発明のより好ましい化合物は、 R6aが、 −H、 −C1−C10アルキル、C3−C10アルケニル、C3−C10アルキニル、ハロゲ ン原子数1〜10のC1−C10ハロアルキル、C2−C8アルコキシアルキル、C3 −C6シクロアルキル、C4−C12シクロアルキルアルキル、C5−C10シクロア ルケニル、またはC6−C14シクロアルケニルアルキル(それぞれの基は、それ ぞれの場合に独立してC1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、ハロ、C1 −C4ハロアルキル、シアノ、OR15、SH、S(O)n13、COR15、CO215、OC(O)R13、NR8COR15、N(COR152、NR8CONR161 5 、NR8CO213、NR1615、CONR1615、アリール、ヘテロアリール および複素環式基から選択される1〜3個の置換基で任意に置換されている)、 −アリール、アリール(C1−C4アルキル)、ヘテロアリール、ヘテロアリー ル(C1−C4アルキル)、複素環式基または複素環(C1−C4アルキル)から選 択され、 R7aが、 −C1−C4アルキルおよびそれぞれの場合に独立してC1−C6アルキル、C3 −C6シクロアルキル、ハロ、C1−C4ハロアルキル、シアノ、OR15、SH、 S(O)n13、COR15、CO215、OC(O)R13、NR8COR15、N( COR152、NR8CONR1615、NR8CO213、NR1615、CONR16 15、アリール、ヘテロアリールおよび複素環式基から選択される1〜3個の置 換基で任意に置換されたC1−C4アルキルから選択される 化合物およびその異性体、その立体異性体、またはその立体異性体の混合物、お よび薬剤学的に許容可能なその塩またはプロドラッグ体も含む。 [22]前記発明のより好ましい化合物は、 R6aおよびR7aの一方は、 −C3−C6シクロアルキル(それぞれのC3−C6シクロアルキルは、それぞれ の場合に独立してC1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、ハロ、C1−C4 ハロアルキル、シアノ、OR15、SH、S(O)n13、COR15、CO215、 OC(O)R13、NR8COR15、N(COR152、NR8CONR1615、N R8CO213、NR1615、CONR1615、アリール、ヘテロアリールおよび 複素環式基から選択される1〜3個の置換基で任意に置換されている)、 −アリール、 −ヘテロアリールまたは −複素環式基、から選択され、 R6aおよびR7aのもう一方は、非置換のC1−C4アルキルである 化合物およびその異性体、その立体異性体、またはその立体異性体の混合物、お よび薬剤学的に許容可能なその塩またはプロドラッグ体も含む。 [23]前記発明のより好ましい化合物は、 R6aおよびR7aは独立してHまたは、C1−C10アルキル(それぞれのC1−C10 アルキルは、それぞれの場合に独立してC1−C6アルキル、C3−C6シクロア ルキル、ハロ、C1−C4ハロアルキル、シアノ、OR15、SH、S(O)n13 、COR15、CO215、OC(O)R13、NR8COR15、N(COR152、 NR8CONR1615、NR8CO213、NR1615、CONR1615、アリー ル、ヘテロアリールおよび複素環式基から選択される1〜3個の置換基で任意に 置換されている)である 化合物およびその異性体、その立体異性体、またはその立体異性体の混合物、お よび薬剤学的に許容可能なその塩またはプロドラッグ体も含む。 [24]前記発明のより好ましい化合物は、Arがフェニル、ピリジルまたは2 ,3−ジヒドロベンゾフラニルであって、それぞれが、1〜4個のR4置換基で 任意に置換され、R3がNR6a7aまたはOR7である化合物およびその異性体、 その立体異性体、またはその立体異性体の混合物、および薬剤学的に許容可能な その塩またはプロドラッグ体も含む。 [25]前記発明のより好ましい化合物は、 R6aは独立して、 −H、 −C1−C10アルキル、C3−C10アルケニル、C3−C10アルキニル、ハロゲ ン原子数1〜10のC1−C10ハロアルキル、C2−C8アルコキシアルキル、C3 −C6シクロアルキル、C4−C12シクロアルキルアルキル、C5−C10シクロア ルケニル、またはC6−C14シクロアルケニルアルキル(それぞれの基は、それ ぞれの場合に独立してC1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、ハロ、C1 −C4ハロアルキル、シアノ、OR15、SH、S(O)n13、COR15、CO2 15、OC(O)R13、NR8COR15、N(COR152、NR8CONR161 5 、NR8CO213、NR1615、CONR1615、アリール、ヘテロアリール および複素環式基から選択される1〜3個の置換基で任意に置換されている)、 −アリール、アリール(C1−C4アルキル)、ヘテロアリール、ヘテロアリー ル(C1−C4アルキル)、複素環式基または複素環(C1−C4アルキル)から選 択され、 R7aは独立して、それぞれの場合に、 −H、 −C5−C10アルキル、C3−C10アルケニル、C3−C10アルキニル、ハロゲ ン原子数1〜10のC1−C10ハロアルキル、C2−C8アルコキシアルキル、C3 −C6シクロアルキル、C4−C12シクロアルキルアルキル、C5−C10シクロア ルケニル、またはC6−C14シクロアルケニルアルキル(それぞれの基は、それ ぞれの場合に独立してC1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、ハロ、C1 −C4ハロアルキル、シアノ、OR15、SH、S(O)n13、COR15、CO2 15、OC(O)R13、NR8COR15、N(COR152、NR8CONR161 5 、NR8CO213、NR1615、CONR1615、アリール、ヘテロアリール および複素環式基から選択される1〜3個の置換基で任意に置換されている)、 −アリール、アリール(C1−C4アルキル)、ヘテロアリール、ヘテロアリー ル(C1−C4アルキル)、複素環式基または複素環(C1−C4アルキル)から選 択されるか、 あるいは、NR67およびNR6a7aは独立してピペリジン、ピロリジン、ピペ ラジン、N−メチルピペラジン、モルホリンまたはチオモルホリン(それぞれの 基は、1〜3個のC1−C4アルキル基で任意に置換されている)である 化合物およびその異性体、その立体異性体、またはその立体異性体の混合物、お よび薬剤学的に許容可能なその塩またはプロドラッグ体も含む。 [26]前記発明のより好ましい化合物は、 R6aおよびR7aは、同一で、 −C1−C4アルキルまたはC3−C6シクロアルキル(それぞれの基は、それぞ れの場合に独立してC1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、ハロ、C1− C4ハロアルキル、シアノ、OR15、SH、S(O)n13、−COR15、CO2 15、OC(O)R13、NR8COR15、N(COR152、NR8CONR161 5 、NR8CO213、NR1615、CONR1615、アリール、ヘテロアリール および複素環式基から選択される1〜3個の置換基で任意に置換されている)お よび、 −アリールまたはヘテロアリールから選択される 化合物およびその異性体、その立体異性体、またはその立体異性体の混合物、お よび薬剤学的に許容可能なその塩またはプロドラッグ体を含む。 [27]前記発明のより好ましい化合物は、 R6aおよびR7aは、同一で、 −C1−C4アルキル(それぞれのC1−C4アルキルは、それぞれの場合に独立 してC1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、ハロ、C1−C4ハロアルキル 、シアノ、OR15、SH、S(O)n13、−COR15、CO215、OC(O) R13、NR8COR15、N(COR152、NR8CONR1615、NR8CO21 3 、NR1615、CONR1615、アリール、ヘテロアリールおよび複素環式基 から選択される1〜3個の置換基で任意に置換されている)である 化合物およびその異性体、その立体異性体、またはその立体異性体の混合物、お よび薬剤学的に許容可能なその塩またはプロドラッグ体も含む。 [28]前記発明のより好ましい化合物は、 R6aは、 −H、 −C1−C10アルキル、C3−C10アルケニル、C3−C10アルキニル、ハロゲ ン原子数1〜10のC1−C10ハロアルキル、C2−C8アルコキシアルキル、C3 −C6シクロアルキル、C4−C12シクロアルキルアルキル、C5−C10シクロア ルケニル、またはC6−C14シクロアルケニルアルキル(それぞれの基は、それ ぞれの場合に独立してC1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、ハロ、C1 −C4ハロアルキル、シアノ、OR15、SH、S(O)n13、COR15、CO2 15、OC(O)R13、NR8COR15、N(COR152、NR8CONR161 5 、NR8CO213、NR1615、CONR1615、アリール、ヘテロアリール および複素環式基から選択される1〜3個の置換基で任意に置換されている)、 −アリール、アリール(C1−C4アルキル)、ヘテロアリール、ヘテロアリー ル(C1−C4アルキル)、複素環式基または複素環(C1−C4アルキル)から選 択され、 R7aは、 −C1−C4アルキルおよびそれぞれの場合に独立してC1−C6アルキル、C3 −C6シクロアルキル、ハロ、C1−C4ハロアルキル、シアノ、OR15、SH、 S(O)n13、COR15、CO215、OC(O)R13、NR8COR15、N( COR152、NR8CONR1615、NR8CO213、NR1615、CONR16 15、アリール、ヘテロアリールおよび複素環式基から選択される1〜3個の置 換基で任意に置換されたC1−C4アルキルである 化合物およびその異性体、その立体異性体、またはその立体異性体の混合物、お よび薬剤学的に許容可能なその塩またはプロドラッグ体も含む。 [29]前記発明のより好ましい化合物は、 R6aおよびR7aの一方は、 −C3−C6シクロアルキル(それぞれC3−C6シクロアルキルは、それぞれの 場合に独立してC1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、ハロ、C1−C4ハ ロアルキル、シアノ、OR15、SH、S(O)n13、COR15、CO215、O C(O)R13、NR8COR15、N(COR152、NR8CONR1615、NR8 CO213、NR1615、CONR1615、アリール、ヘテロアリールおよび複 素環式基から選択される1〜3個の置換基で任意に置換されている)、 −アリール、 −ヘテロアリールまたは −複素環式基、から選択され、 R6aおよびR7aのもう一方は、非置換のC1−C4アルキルである 化合物およびその異性体、その立体異性体、またはその立体異性体の混合物、お よび薬剤学的に許容可能なその塩またはプロドラッグ体も含む。 [30]前記発明のより好ましい化合物は、R6aおよびR7aは独立してHまたは 、C1−C10アルキル(それぞれのC1−C10アルキルは、それぞれの場合に独立 してC1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、ハロ、C1−C4ハロアルキル 、シアノ、OR15、SH、S(O)n13、COR15、CO215、OC(O)R13 、NR8COR15、N(COR152、NR8CONR1615、NR8CO213 、NR1615、CONR1615、アリール、ヘテロアリールおよび複素環式基か ら選択される1〜3個の置換基で任意に置換されている)である 化合物およびその異性体、その立体異性体、またはその立体異性体の混合物、お よび薬剤学的に許容可能なその塩またはプロドラッグ体も含む。 [31]前記発明のより好ましい化合物は、 −Arは1〜4個のR4置換基で任意に置換されたフェニル、ピリジルまたは 2,3−ジヒドロベンゾフラニルであり、 −R3はNR6a7aまたはOR7であり、 −R1およびR2は独立してH、C1−C4アルキル、C3−C6シクロアルキル、 C4−C10シクロアルキルアルキルから選択される 化合物およびその異性体、その立体異性体、またはその立体異性体の混合物、お よび薬剤学的に許容可能なその塩またはプロドラッグ体も含む。 [32]前記発明のより好ましい化合物は、 R6aは独立して、 −H、 −C1−C10アルキル、C3−C10アルケニル、C3−C10アルキニル、ハロゲ ン原子数1〜10のC1−C10ハロアルキル、C2−C8アルコキシアルキル、C3 −C6シクロアルキル、C4−C12シクロアルキルアルキル、C5−C10シクロア ルケニル、またはC6−C14シクロアルケニルアルキル(それぞれの基は、それ ぞれの場合に独立してC1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、ハロ、C1 −C4ハロアルキル、シアノ、OR15、SH、S(O)n13、COR15、CO2 15、OC(O)R13、NR8COR15、N(COR152、NR8CONR161 5 、NR8CO213、NR1615、CONR1615、アリール、ヘテロアリール および複素環式基から選択される1〜3個の置換基で任意に置換されている)、 −アリール、アリール(C1−C4アルキル)、ヘテロアリール、ヘテロアリール (C1−C4アルキル)、複素環式基または複素環(C1−C4アルキル)から選択 され、 R7aは、 −H、 −C5−C10アルキル、C3−C10アルケニル、C3−C10アルキニル、ハロゲ ン原子数1〜10のC1−C10ハロアルキル、C2−C8アルコキシアルキル、C3 −C6シクロアルキル、C4−C12シクロアルキルアルキル、C5−C10シクロア ルケニル、またはC6−C14シクロアルケニルアルキル(それぞれの基は、それ ぞれの場合に独立してC1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、ハロ、C1 −C4ハロアルキル、シアノ、OR15、SH、S(O)n13、COR15、CO2 15、OC(O)R13、NR8COR15、N(COR152、NR8CONR161 5 、NR8CO213、NR1615、CONR1615、アリール、ヘテロアリール および複素環式基から選択される1〜3個の置換基で任意に置換されている)、 −アリール、アリール(C1−C4アルキル)、ヘテロアリール、ヘテロアリー ル(C1−C4アルキル)、複素環式基または複素環(C1−C4アルキル)から選 択されるか、 あるいは、NR67およびNR6a7aは独立して、ピペリジン、ピロリジン、ピ ペラジン、N−メチルピペラジン、モルホリンまたはチオモルホリン(それぞれ の基は、1〜3個のC1−C4アルキル基で任意に置換されている)のいずれかで ある 化合物およびその異性体、その立体異性体、またはその立体異性体の混合物、お よび薬剤学的に許容可能なその塩またはプロドラッグ体も含む。 [33]前記発明のより好ましい化合物は、 R6aおよびR7aは、同一で、 −C1−C4アルキルまたはC3−C6シクロアルキル(それぞれの基は、それぞ れの場合に独立してC1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、ハロ、C1− C4ハロアルキル、シアノ、OR15、SH、S(O)n13、−COR15、CO2 15、OC(O)R13、NR8COR15、N(COR152、NR8CONR161 5 、NR8CO213、NR1615、CONR1615、アリール、ヘテロアリール および複素環式基から選択される1〜3個の置換基で任意に置換されている)お よび、 −アリールまたはヘテロアリールから選択される 化合物およびその異性体、その立体異性体、またはその立体異性体の混合物、お よび薬剤学的に許容可能なその塩またはプロドラッグ体も含む。 [34]前記発明のより好ましい化合物は、 R6aおよびR7aは、同一で、 −C1−C4アルキル(それぞれのC1−C4アルキルは、それぞれの場合に独立 してC1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、ハロ、C1−C4ハロアルキル 、シアノ、OR15、SH、S(O)n13、−COR15、CO215、OC(O) R13、NR8COR15、N(COR152、NR8CONR1615、NR8CO21 3 、NR1615、CONR1615、アリール、ヘテロアリールおよび複素環式基 から選択される1〜3個の置換基で任意に置換されている)である 化合物およびその異性体、その立体異性体、またはその立体異性体の混合物、お よび薬剤学的に許容可能なその塩またはプロドラッグ体も含む。 [35]前記発明のより好ましい化合物は、 R6aは、 −H、 −C1−C10アルキル、C3−C10アルケニル、C3−C10アルキニル、ハロゲ ン原子数1〜10のC1−C10ハロアルキル、C2−C8アルコキシアルキル、C3 −C6シクロアルキル、C4−C12シクロアルキルアルキル、C5−C10シクロア ルケニル、またはC6−C14シクロアルケニルアルキル(それぞれの基は、それ ぞれの場合に独立してC1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、ハロ、C1 −C4ハロアルキル、シアノ、OR15、SH、S(O)n13、COR15、CO2 15、OC(O)R13、NR8COR15、N(COR152、NR8CONR161 5 、NR8CO213、NR1615、CONR1615、アリール、ヘテロアリール および複素環式基から選択される1〜3個の置換基で任意に置換されている)、 −アリール、アリール(C1−C4アルキル)、ヘテロアリール、ヘテロアリー ル(C1−C4アルキル)、複素環式基または複素環(C1−C4アルキル)から選 択され、 R7aは、 −C1−C4アルキルおよびそれぞれの場合に独立してC1−C6アルキル、C3 −C6シクロアルキル、ハロ、C1−C4ハロアルキル、シアノ、OR15、SH、 S(O)n13、COR15、CO215、OC(O)R13、NR8COR15、N( COR152、NR8CONR1615、NR8CO213、NR1615、CONR16 15、アリール、ヘテロアリールおよび複素環式基から選択される1〜3個の置 換基で任意に置換されているC1−C4アルキルである 化合物およびその異性体、その立体異性体、またはその立体異性体の混合物、お よび薬剤学的に許容可能なその塩またはプロドラッグ体も含む。 [36]前記発明のより好ましい化合物は、 R6aおよびR7aの一方は、 −C3−C6シクロアルキル(それぞれのC3−C6シクロアルキルは、それぞれ の場合に独立してC1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、ハロ、C1−C4 ハロアルキル、シアノ、OR15、SH、S(O)n13、COR15、CO215、 OC(O)R13、NR8COR15、N(COR152、NR8CONR1615、N R8CO213、NR1615、CONR1615、アリール、ヘテロアリールおよび 複素環式基から選択される1〜3個の置換基で任意に置換されている)、 −アリール、 −ヘテロアリールまたは −複素環式基、から選択され、 R6aおよびR7aのもう一方は、非置換のC1−C4アルキルである 化合物およびその異性体、その立体異性体、またはその立体異性体の混合物、お よび薬剤学的に許容可能なその塩またはプロドラッグ体も含む。 [37]前記発明のより好ましい化合物は、 R6aおよびR7aは独立してHまたは、C1−C10アルキル(それぞれのC1−C10 アルキルは、それぞれの場合に独立してC1−C6アルキル、C3−C6シクロア ルキル、ハロ、C1−C4ハロアルキル、シアノ、OR15、SH、S(O)n13 、COR15、CO215、OC(O)R13、NR8COR15、 N(COR152、NR8CONR1615、NR8CO213、NR1615、CON R1615、アリール、ヘテロアリールおよび複素環式基から選択される1〜3個 の置換基で任意に置換されている)である 化合物およびその異性体、その立体異性体、またはその立体異性体の混合物、お よび薬剤学的に許容可能なその塩またはプロドラッグ体も含む。 [38]前記発明の具体的に好ましい化合物は、式(50)の化合物、 およびその異性体、その立体異性体、またはその立体異性体の混合物、および薬 剤学的に許容可能なその塩またはプロドラッグ体であって、 R3が−NHCH(n−Pr)2、R4aがCl、R4bがH、R4cがCl、R4dがH でありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−N(Et)(n−Bu)、R4aがCl、R4bがH、R4cがCl、R4dが HでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−N(n−Pr)(CH2cPr)、R4aがCl、R4bがH、R4cがCl、 R4dがHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−N(CH2CH2OMe)2、R4aがCl、R4bがH、R4cがCl、R4dが HでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(Et)(n−Bu)、R4aがCl、R4bがH、R4cがCl、 R4dがHでありR4cがHである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(Et)(CH2OMe)、R4aがCl、R4bがH、R4cがCl 、R4dがHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(CH2OMe)2、R4aがCl、R4bがH、R4cがCl、R4d がHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−N(Et)2、R4aがCl、R4bがH、R4cがCl、R4dがHでありR4e がHである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(CH2OEt)2、R4aがCl、R4bがH、R4cがCl、R4d がHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(Et)2、R4aがCl、R4bがH、R4cがCl、R4dがHであ りR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−N(Me)(Ph)、R4aがCl、R4bがH、R4cがCl、R4dがHで ありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−N(n−Pr)2、R4aがCl、R4bがH、R4cがCl、R4dがHであり R4eがHである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(Et)(n−Pr)、R4aがCl、R4bがH、R4cがCl、 R4dがHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(CH2OMe)2、R4aがMe、R4bがH、R4cがMe、R4d がHでありR4eがMeである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(CH2OMe)2、R4aがMe、R4bがH、R4cがMe、R4d がHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−N(CH2CH2OMe)2、R4aがMe、R4bがH、R4cがMe、R4dが HでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(Et)(CH2OMe)2、R4aがMe、R4bがH、R4cがM e、R4dがHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(Et)2、R4aがMe、R4bがH、R4cがMe、R4dがHであ りR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−OEt、R4aがCl、R4bがH、R4cがCl、R4dがHでありR4eがH である式(50)の化合物、 R3が−N(Et)2、R4aがMe、R4bがH、R4cがMe、R4dがHでありR4e がHである式(50)の化合物、 R3が−N(CH2CN)2、R4aがMe、R4bがH、R4cがMe、R4dがHであ りR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(Me)(CH2OMe)、R4aがMe、R4bがH、R4cがMe 、R4dがHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−OCH(Et)(CH2OMe)、R4aがMe、R4bがH、R4cがMe、 R4dがHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−N(n−Pr)(CH2cPr)、R4aがMe、R4bがH、R4cがMe、 R4dがHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(Me)(CH2N(Me)2)、R4aがMe、R4bがH、R4c がMe、R4dがHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−N(cPr)(CH2CH2CN)、R4aがMe、R4bがH、R4cがMe 、R4dがHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−N(n−Pr)(CH2CH2CN)、R4aがMe、R4bがH、R4cがM e、R4dがHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−N(n−Bu)(CH2CN)、R4aがMe、R4bがH、R4cがMe、R4d がHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(Et)(CH2OMe)、R4aがMe、R4bがH、R4cがMe 、R4dがHでありR4eがMeである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(Et)2、R4aがMe、R4bがH、R4cがMe、R4dがHであ りR4eがMeである式(50)の化合物、 R3が−N(CH2CH2OMe)2、R4aがMe、R4bがH、R4cがMe、R4dが HでありR4eがMeである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(CH2OMe)2、R4aがBr、R4bがH、R4cがOMe、R4 d がHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(Et)(CH2OMe)、R4aがBr、R4bがH、R4cがOM e、R4dがHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−N(Et)2、R4aがMe、R4bがH、R4cがMe、R4dがHでありR4e がMeである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(CH2OEt)2、R4aがMe、R4bがH、R4cがMe、R4d がHでありR4eがMeである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(CH2CH2OMe)(CH2OMe)、R4aがMe、R4bがH 、R4cがMe、R4dがHでありR4eがMeである式(50)の化合物、 R3がモルホリノ、R4aがMe、R4bがH、R4cがMe、R4dがHでありR4eが Hである式(50)の化合物、 R3が−N(CH2CH2OMe)2、R4aがBr、R4bがH、R4cがOMe、R4d がHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(Et)2、R4aがBr、R4bがH、R4cがOMe、R4dがHで ありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−N(Et)2、R4aがBr、R4bがH、R4cがOMe、R4dがHでありR4e がHである式(50)の化合物、 R3が−NH(c−Pr)、R4aがMe、R4bがH、R4cがMe、R4dがHであ りR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(CH2OMe)2、R4aがCN、R4bがH、R4cがOMe、R4 d がHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−N(c−Pr)(CH2CH2CN)、R4aがMe、R4bがH、R4cがM e、R4dがHでありR4eがMeである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(CH2OMe)2、R4aがMe、R4bがH、R4cがBr、R4d がHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(CH2OMe)(CH2CH2OMe)、R4aがMe、R4bがH 、R4cがBr、R4dがHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(CH2OMe)2、R4aがMe、R4bがH、R4cがOMe、R4 d がMeでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−N(CH2CH2OMe)2、R4aがMe、R4bがH、R4cがOMe、R4d がMeでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(Et)2、R4aがMe、R4bがH、R4cがOMe、R4dがMe でありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−N(Et)2、R4aがMe、R4bがH、R4cがOMe、R4dがMeであり R4eがHである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(CH2OMe)2、R4aがCl、R4bがH、R4cがMe、R4d がHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(Et)(CH2OMe)、R4aがCl、R4bがH、R4cがMe 、R4dがHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−N(CH2CH2OMe)2、R4aがCl、R4bがH、R4cがMe、R4d がHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(CH2OMe)(CH2CH2OMe)、R4aがCl、R4bがH 、R4cがMe、R4dがHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−N(c−Pr)(CH2CH2CN)、R4aがMe、R4bがH、R4cがO Me、R4dがMeでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−N(c−Pr)(CH2CH2CN)、R4aがCl、R4bがH、R4cがC l、R4dがHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が(S)−NHCH(CH2OMe)(CH2CH2OMe)、R4aがCl、R4b がH、R4cがCl、R4dがHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(CH2OMe)(CH2CH2OMe)、R4aがCl、R4bがH 、R4cがCl、R4dがHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(Et)2、R4aがMe、R4bがH、R4cがBr、R4dがHであ りR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−N(CH2CH2OMe)2、R4aがMe、R4bがH、R4cがBr、R4dが HでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−NH(CH2OMe)(CH2−iPr)、R4aがMe、R4bがH、R4c がMe、R4dがHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−N(CH2CH2OMe)2、R4aがMe、R4bがH、R4cがH、R4dがH でありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−N(CH2CH2OMe)2、R4aがMe、R4bがH、R4cがNMe2、R4 d がHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(CH2OMe)(n−Pr)、R4aがMe、R4bがH、R4cが Me、R4dがHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(CH2OEt)(Et)、R4aがMe、R4bがH、R4cがMe 、R4dがHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(CH2OMe)(CH2CH2OMe)、R4aがMe、R4bがH 、R4cがNMe2、R4dがHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−N(Et)2、R4aがMe、R4bがH、R4cがCl、R4dがHでありR4e がHである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(Et)2、R4aがMe、R4bがH、R4cがCl、R4dがHであ りR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−N(CH2CH2OMe)2、R4aがMe、R4bがH、R4cがCl、R4dが HでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(CH2OMe)2、R4aがMe、R4bがH、R4cがCl、R4d がHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−N(Et)2、R4aがMe、R4bがH、R4cがBr、R4dがHでありR4e がHである式(50)の化合物、 R3が−N(Et)2、R4aがCl、R4bがH、R4cがMe、R4dがHでありR4e がHである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(Et)2、R4aがCl、R4bがH、R4cがMe、R4dがHであ りR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(Et)2、R4aがMe、R4bがH、R4cがNMe2、R4dがH でありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が(S)−NHCH(CH2OMe)(CH2CH2OMe)、R4aがMe、R4b がH、R4cがMe、R4dがHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(CH2OMe)(CH2CH2OMe)、R4aがMe、R4bがH 、R4cがMe、R4dがHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が(S)−NHCH(CH2OMe)(CH2CH2OMe)、R4aがMe、R4b がH、R4cがCl、R4dがHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(CH2OMe)(CH2CH2OMe)、R4aがMe、R4bがH 、R4cがCl、R4dがHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−N(c−Pr)(CH2CH2CN)、R4aがMe、R4bがH、R4cがC l、R4dがHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−NH(Et)(CH2CN)、R4aがMe、R4bがH、R4cがCl、R4d がHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−N(Et)2、R4aがMe、R4bがMe、R4cがOMe、R4dがHであり R4eがHである式(50)の化合物、 R3が−N(CH2CH2OMe)(CH2CH2OH)、R4aがCl、R4bがH、 R4cがCl、R4dがHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−N(CH2CH2OMe)2、R4aがMe、R4bがMe、R4cがOMe、R4d がHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(Et)2、R4aがMe、R4bがMe、R4cがOMe、R4dがH でありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−N(CH2c−Pr)(n−Pr)、R4aがMe、R4bがH、R4cがCl 、R4dがHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−N(c−Pr)(CH2CH2CN)、R4aがMe、R4bがMe、R4cが OMe、R4dがHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(Et)2、R4aがCl、R4bがH、R4cがOMe、R4dがHで ありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−N(Et)2、R4aがCl、R4bがH、R4cがOMe、R4dがHでありR4e がHである式(50)の化合物、 R3が−N(CH2CH2OMe)2、R4aがCl、R4bがH、R4cがOMe、R4d がHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(Et)(CH2OMe)、R4aがCl、R4bがH、R4cがOM e、R4dがHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−N(Et)2、R4aがCl、R4bがH、R4cがCN、R4dがHでありR4e がHである式(50)の化合物、 R3が−N(c−Pr)(CH2CH2CN)、R4aがCl、R4bがH、R4cがO Me、R4dがHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(CH2OH)2、R4aがCl、R4bがH、R4cがCl、R4dが HでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3がN(CH2CH2OMe)2、R4aがMe、R4bがH、R4cがOMe、R4dが HでありR4eがHである式(50)の化合物、からなる群から選択される。 [39]より具体的に好ましいのは、4−(ビス−(2−メトキシエチル)アミ ノ)−2,7−ジメチル−8−(2−メチル−4−メトキシフェニル)−[1, 5−a]−ピラゾロ−1,3,5−トリアジンおよびその異性体、その立体異性 体、またはその立体異性体の混合物、および薬剤学的に許容可能なその塩または プロドラッグ体である。 [40]より具体的に好ましいのは、4−(ビス−(2−メトキシエチル)アミ ノ)−2,7−ジメチル−8−(2,5−ジメチル−4−メトキシフェニル)− [1,5−a]−ピラゾロ−1,3,5−トリアジンおよびその異性体、その立 体異性体、またはその立体異性体の混合物、および薬剤学的に許容可能なその塩 またはプロドラッグ体である。 [41]前記発明のより好ましい化合物は、AがCRである化合物およびその異 性体、その立体異性体、またはその立体異性体の混合物、および薬剤学的に許容 可能なその塩またはプロドラッグ体である。 [42]前記発明のより好ましい化合物は、化合物およびその異性体、その立体 異性体、またはその立体異性体の混合物、および薬剤学的に許容可能なその塩ま たはプロドラッグ体も含む。 [43]前記発明のより好ましい化合物は、Arがフェニル、ピリジルまたは2 ,3−ジヒドロベンゾフラニルであって、それぞれのArが、1〜4個のR4置 換基で任意に置換された化合物およびその異性体、その立体異性体、またはその 立体異性体の混合物、および薬剤学的に許容可能なその塩またはプロドラッグ体 も含む。 [44]前記発明のより好ましい化合物は、R3がNR6a7aまたはOR7である 化合物およびその異性体、その立体異性体、またはその立体異性体の混合物、お よび薬剤学的に許容可能なその塩またはプロドラッグ体も含む。 [45]前記発明のより好ましい化合物は、Arがフェニル、ピリジルまたは2 ,3−ジヒドロベンゾフラニルであって、それぞれのArが、1〜4個のR4置 換基で任意に置換され、R3がNR6a7aまたはOR7である化合物およびその異 性体、その立体異性体、またはその立体異性体の混合物、および薬剤学的に許容 可能なそのその塩またはプロドラッグ体も含む。 [46]前記発明のより好ましい化合物は、ZがCR2である化合物およびその 異性体、その立体異性体、またはその立体異性体の混合物、および薬剤学的に許 容可能なその塩またはプロドラッグ体も含む。 [47]前記発明のより好ましい化合物は、Arがフェニル、ピリジルまたは2 ,3−ジヒドロベンゾフラニルであって、それぞれのArが、1〜4個のR4置 換基で任意に置換された化合物およびその異性体、その立体異性体、またはその 立体異性体の混合物、および薬剤学的に許容可能なその塩またはプロドラッグ体 も含む。 [48]前記発明のより好ましい化合物は、R3がNR6a7aまたはOR7である 化合物およびその異性体、その立体異性体、またはその立体異性体の混合物、お よび薬剤学的に許容可能なその塩またはプロドラッグ体も含む。 [49]前記発明のより好ましい化合物は、Arがフェニル、ピリジルまたは2 ,3−ジヒドロベンゾフラニルであって、それぞれのArが、1〜4個のR4置 換基で任意に置換され、R3がNR6a7aまたはOR7である化合物およびその異 性体、その立体異性体、またはその立体異性体の混合物、および薬剤学的に許容 可能なその塩またはプロドラッグ体も含む。 [50]前記発明のより好ましい化合物は、R6aおよびR7aは独立してHまたは 、C1−C10アルキルであり、およびそれぞれのC1−C10アルキルはそれぞれの 場合に独立してC1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、ハロ、C1−C4ハ ロアルキル、シアノ、OR15、SH、S(O)n13、COR15、CO215、O C(O)R13、NR8COR15、N(COR152、NR8CONR1615、NR8 CO213、NR1615、CONR1615、アリール、ヘテロアリールおよび複 素環式基から選択される1〜3個の置換基で任意に置換される化合物およびその 異性体、その立体異性体、またはその立体異性体の混合物、および薬剤学的に許 容可能なその塩またはプロドラッグ体も含む。 [51]前記発明のより好ましい化合物は、 −Arは1〜4個のR4置換基で任意に置換されたフェニル、ピリジルまたは 2,3−ジヒドロベンゾフラニル、 −R3はNR6a7aまたはOR7および −R1およびR2は独立してH、C1−C4アルキル、C3−C6シクロアルキル、 C4−C10シクロアルキルアルキルから選択される 化合物およびその異性体、その立体異性体、またはその立体異性体の混合物、お よび薬剤学的に許容可能なその塩またはプロドラッグ体も含む。 [52]前記発明のより好ましい化合物は、R6aおよびR7aは独立してHまたは 、C1−C10アルキルであり、およびそれぞれのC1−C10アルキルはそれぞれの 場合に独立してC1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、ハロ、C1−C4ハ ロ アルキル、シアノ、OR15、SH、S(O)n13、COR15、CO215、OC (O)R13、NR8COR15、N(COR152、NR8CONR1615、NR8C O213、NR1615、CONR1615、アリール、ヘテロアリールおよび複素 環式基から選択される1〜3個の置換基で任意に置換される化合物およびその異 性体、その立体異性体、またはその立体異性体の混合物、および薬剤学的に許容 可能なその塩またはプロドラッグ体も含む。 [53]前記発明の具体的に好ましい化合物は、式(51)の化合物、およびその異性体、その立体異性体、またはその立体異性体の混合物、および薬 剤学的に許容可能なその塩またはプロドラッグ体であって、 R3が−NHCH(n−Pr)2、R4aがMe、R4bがH、R4cがMe、R4dがH でありR4eがHである式(51)の化合物、 R3が−NHCH(CH2OMe)2、R4aがMe、R4bがH、R4cがMe、R4d がHでありR4eがHである式(51)の化合物、 R3が−N(CH2CH2OMe)2、R4aがMe、R4bがH、R4cがMe、R4d がHでありR4eがHである式(51)の化合物、 R3が−N(c−Pr)(CH2CH2CN)、R4aがMe、R4bがH、R4cがM e、R4dがHでありR4eがHである式(51)の化合物、 R3が−N(CH2CH2OMe)2、R4aがCl、R4bがH、R4cがMe、R4dが HでありR4eがHである式(51)の化合物、 R3が−NHCH(CH2OMe)2、R4aがCl、R4bがH、R4cがMe、R4d がHでありR4eがHである式(51)の化合物、 R3が−NHCH(Et)2、R4aがCl、R4bがH、R4cがMe、R4dがHであ りR4eがHである式(51)の化合物、 R3が−N(Et)2、R4aがMe、R4bがH、R4cがMe、R4dがHでありR4e がHである式(51)の化合物、 R3が−N(n−Pr)(CH2CH2CN)、R4aがMe、R4bがH、R4cがM e、R4dがHでありR4eがHである式(51)の化合物、 R3が−N(n−Bu)(CH2CH2CN)、R4aがMe、R4bがH、R4cがM e、R4dがHでありR4eがHである式(51)の化合物、 R3が−NHCH(n−Pr)(CH2OMe)、R4aがMe、R4bがH、R4c がMe、R4dがHでありR4eがHである式(51)の化合物、 R3が−NHCH(Et)2、R4aがMe、R4bがH、R4cがOMe、R4dがHで ありR4eがHである式(51)の化合物、 R3が−NHCH(CH2OMe)2、R4aがMe、R4bがH、R4cがOMe、R4 d がHでありR4eがHである式(51)の化合物、 R3が(S)−NH(CH2CH2OMe)CH2OMe、R4aがMe、R4bがH、 R4cがMe、R4dがHでありR4eがHである式(51)の化合物、 R3が−NH(CH2CH2OMe)CH2OMe、R4aがMe、R4bがH、R4cが Me、R4dがHでありR4eがHである式(51)の化合物、 R3が−N(CH2CH2OMe)2、R4aがMe、R4bがH、R4cがCl、R4dが HでありR4eがHである式(51)の化合物、 R3が−NH(Et)、R4aがMe、R4bがH、R4cがMe、R4dがHでありR4 e がHである式(51)の化合物、 R3が−NHCH(n−Pr)2、R4aがMe、R4bがH、R4cがCl、R4dがH でありR4eがHである式(51)の化合物、 R3が−NHCH(CH2OMe)2、R4aがMe、R4bがH、R4cがCl、R4d がHでありR4eがHである式(51)の化合物、 R3が(S)−NH(CH2CH2OMe)CH2OMe、R4aがMe、R4bがH、 R4cがCl、R4dがHでありR4eがHである式(51)の化合物、 R3が−NH(CH2CH2OMe)CH2OMe、R4aがMe、R4bがH、R4cが Cl、R4dがHでありR4eがHである式(51)の化合物、 R3が−N(n−Pr)(CH2CH2CN)、R4aがMe、R4bがH、R4cがO Me、R4dがHでありR4eがHである式(51)の化合物、 R3が−N(Et)2、R4aがMe、R4bがH、R4cがOMe、R4dがHでありR4e がHである式(51)の化合物、 R3が(S)−NH(CH2CH2OMe)CH2OMe、R4aがCl、R4bがH、 R4cがMe、R4dがHでありR4eがHである式(51)の化合物、 R3が−NH(CH2CH2OMe)CH2OMe、R4aがCl、R4bがH、R4cが Me、R4dがHでありR4eがHである式(51)の化合物、 R3が−N(Et)2、R4aがCl、R4bがH、R4cがMe、R4dがHでありR4e がHである式(51)の化合物、 R3が−N(c−Pr)(CH2CH2CN)、R4aがMe、R4bがH、R4cがO Me、R4dがHでありR4eがHである式(51)の化合物、 R3が−N(c−Pr)(CH2CH2CN)、R4aがCl、R4bがH、R4cがM e、R4dがHでありR4eがHである式(51)の化合物、 R3が−NHCH(n−Pr)(CH2OMe)、R4aがMe、R4bがH、R4cが OMe、R4dがHでありR4eがHである式(51)の化合物、 R3が−NHCH(n−Pr)(CH2OMe)、R4aがCl、R4bがH、R4cが Me、R4dがHでありR4eがHである式(51)の化合物、 R3が−NHCH(Et)2、R4aがBr、R4bがH、R4cがOMe、R4dがOM eでありR4eがHである式(51)の化合物、 R3が−NHCH(Et)2、R4aがBr、R4bがH、R4cがOMe、R4dがH でありR4eがHである式(51)の化合物、 R3が−N(CH2CH2OMe)2、R4aがBr、R4bがH、R4cがOMe、R4d がHでありR4eがHである式(51)の化合物、 R3が−NHCH(CH2OMe)2、R4aがBr、R4bがH、R4cがOMe、R4 d がHでありR4eがHである式(51)の化合物、 R3が−N(Et)2、R4aがMe、R4bがH、R4cがCl、R4dがHでありR4e がHである式(51)の化合物、 R3が−N(Et)2、R4aがCl、R4bがH、R4cがOMe、R4dがOMeであ りR4eがHである式(51)の化合物、 R3が−NHCH(Et)2、R4aがCl、R4bがH、R4cがOMe、R4dがOM eでありR4eがHである式(51)の化合物、 R3が−N(CH2CH2OMe)2、R4aがCl、R4bがH、R4cがCl、R4dが HでありR4eがHである式(51)の化合物、 R3が−NHCH(CH2OMe)2、R4aがCl、R4bがH、R4cがCl、R4d がHでありR4eがHである式(51)の化合物、 R3が−N(Pr)(CH2CH2CN)、R4aがCl、R4bがH、R4cがCl、 R4dがHでありR4eがHである式(51)の化合物、 R3が−N(Bu)(Et)、R4aがCl、R4bがH、R4cがCl、R4dがHで ありR4eがHである式(51)の化合物、 R3が−NHCH(Et)CH2OMe、R4aがCl、R4bがH、R4cがCl、R4d がHでありR4eがHである式(51)の化合物、 R3が−NHCH(Et)2、R4aがCl、R4bがH、R4cがCl、R4dがHであ りR4eがHである式(51)の化合物、 R3が−NHCH(Et)2、R4aがMe、R4bがH、R4cがMe、R4dがHであ りR4eがHである式(51)の化合物、 R3が−NHCH(Et)2、R4aがCl、R4bがH、R4cがMe、R4dがHであ りR4eがHである式(51)の化合物、 R3が−NHCH(Et)2、R4aがMe、R4bがH、R4cがCl、R4dがHであ りR4eがHである式(51)の化合物、 R3が−NEt2、R4aがMe、R4bがH、R4cがOMe、R4dがHでありR4eが Hである式(51)の化合物、 R3が−N(Pr)(CH2CH2CN)、R4aがMe、R4bがH、R4cがOMe 、R4dがHでありR4eがHである式(51)の化合物、からなる群から選択され る。 [54]より具体的に好ましいのは、7−(3−ペンチルアミノ)−2,5−ジ メチル−3−(2−メチル−4−メトキシフェニル)−[1,5−a]−ピラゾ ロピリミジンおよびその異性体、その立体異性体、またはその立体異性体の混合 物、および薬剤学的に許容可能なその塩またはプロドラッグ体である。 [55]より具体的に好ましいのは、7−(ジエチルアミノ)−2,5−ジメチ ル−3−(2−メチル−4−メトキシフェニル−[1,5−a]−ピラゾロピリ ミジンおよびその異性体、その立体異性体、またはその立体異性体の混合物、お よび薬剤学的に許容可能なその塩またはプロドラッグ体である。 [56]より具体的に好ましいのは、7−(N−(3−シアノプロピル)−N− プロピルアミノ)−2,5−ジメチル−3−(2,4−ジメチルフェニル)−[ 1,5−a]−ピラゾロピリミジンおよびその異性体、その立体異性体、または その立体異性体の混合物、および薬剤学的に許容可能なその塩またはプロドラッ グ体である。 本発明はまた、式(1)および(2)の化合物および薬剤学的に許容可能な担 体を含む医薬組成物を提供する。 本発明の多くの化合物は、一つまたは複数の不斉中心または不斉面を有する。 別途指示がない限り、すべてのキラル体(鏡像異性体およびジアステレオマー) およびラセミ体が本発明に含まれる。オレフィン類、C=N二重結合などの多く の幾何異性体も本発明の化合物中に存在し、これらすべての安定異性体が本発明 中に意図されている。本発明の化合物は、光学活性体またはラセミ体の形で単離 できる。ラセミ体の分割または光学活性な出発原料からの合成などによる光学活 性体の製造法は当技術分野ではよく知られている。特定の立体化学または異性体 が特別に指示されていない限り、構造上すべてのキラル体(鏡像異性体およびジ アステレオマー)およびラセミ体、およびすべての幾何異性体が意図されている 。 「アルキル」という用語は、特定の炭素原子数を有する分枝鎖および直鎖アル キルのどちらも含む。常用される略語は以下の意味を持つ。Meはメチル、Et はエチル、Prはプロピル、Buはブチル。接頭語の「n」は直鎖アルキルを意 味する。接頭語の「c」はシクロアルキルを意味する。接頭語の「(S)」はS 鏡像異性体を、接頭語の「(R)」はR鏡像異性体を意味する。「アルケニル」 は、エテニル、プロペニルなどのような、直鎖または分枝鎖構造のいずれかの炭 化水素鎖、および炭素鎖に沿ってどの安定部位にあってもよい一つまたは複数の 不飽和炭素−炭素結合を含む。「アルキニル」は、エチニル、プロピニルなどの ような、直鎖または分枝鎖のいずれかの炭化水素鎖、および炭素鎖に沿ってどの 安定部位にあってもよい一つまたは複数の炭素−炭素三重結合を含む。「ハロア ルキル」は、一つまたは複数のハロゲン原子で置換され、特定の炭素原子数を有 する分枝鎖および直鎖アルキルのいずれも含むことを意味する。「アルコキシ」 は、酸素の橋かけを介して結合している指示された炭素原子数からなるアルキル 基を示す。「シクロアルキル」は、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペン チル、シクロヘキシルなどのような、単環式、二環式または多環式の環系を含む 飽和環式基を含むことを意味する。「ハロ」および「ハロゲン」は、フルオロ、 クロロ、ブロモ、およびヨードを含む。 本明細書中で用いる「置換された」という用語は、指定された原子上の一つま たは複数の水素原子が、指示された基から選択されて置き換えられることを意味 するが、ただし、指定された原子の通常の原子価を超えてはならず、前記置換が 安定な化合物を与えるものとする。置換がケトの場合(すなわち、=O)、原子 上の二つの水素原子が置き換わる。 置換基および/または変数の組合せは、その組合せが安定な化合物を与える場 合のみ許容される。「安定化合物」または「安定構造」とは、反応混合物から有 用な純度で単離され、また有効な治療薬への製剤化に耐えられる十分な頑健性の ある化合物を意味する。 「適切なアミノ酸保護基」という用語は、アミンまたはカルボン酸基の保護に 関する有機合成の技術分野で知られているいずれの基も意味する。これらアミン 保護基は、GreeneおよびWuts「有機合成における保護基(Protective Groups in Organic Synthesis)」、John Wiley & Sons、New York、1991年、および「ペ プチド:分析、合成、生物学(The Peptides:Analysis、Synthesis、Biology) 」、第3巻、Academic Press、New York、1981年、に列挙されている基を含み、 その開示を本明細書中で参考として援用する。当技術分野で知られているいずれ のアミン保護基も用いることができる。アミン保護基の例には、下記の例が含ま れるが、それらに限定されるものではない。1)ホルミル、トリフルオロアセチ ル、フタリル、およびp−トルエンスルホニルなどのアシル型、2)ベンジルオ キシカルボニル(Cbz)および置換ベンジルオキシカルボニル類、1−(p− ビフェニル)−1−メチルエトキシカルボニル、および9−フルオレニルメチル オキシカ ルボニル(Fmoc)などの芳香族カルバメート型、3)t−ブチルオキシカル ボニル(Boc)、エトキシカルボニル、ジイソプロピルメトキシカルボニル、 およびアリルオキシカルボニルなどの脂肪族カルバメート型、4)シクロペンチ ルオキシカルボニル、およびアダマンチルオキシカルボニルなどの環式アルキル カーバメート型、5)トリフェニルメチルおよびベンジルなどのアルキル型、6 )トリメチルシランなどのトリアルキルシラン、および7)フェニルチオカルボ ニルおよびジチアスクシノイルなどのチオールを含む型。 「薬剤学的に許容可能な塩」という用語は、式(1)および(2)の化合物の 酸または塩基との塩を含む。薬剤学的に許容可能な塩の例には、アミンなどの塩 基性残基の鉱酸または有機酸の塩、カルボン酸などの酸性残基のアルカリ塩また は有機塩が含まれるが、それらに限定されるものではない。 本発明の化合物の薬剤学的に許容可能な塩は、遊離の酸または塩基の形の前記 化合物を化学量論的量の適当な塩基または酸と、水または有機溶媒、または両者 の混合物中で反応させることによって調製できる。一般に、エーテル、酢酸エチ ル、エタノール、イソプロパノール、またはアセトニトリルのような非水媒質が 好ましい。適切な塩のリストは、「レミントンの医薬品科学(Remington's Phar maceutical Sciences)」、17版、Mack Publishing Company、Easton、PA、1418 ページ、1985年、に見出され、その開示を本明細書中で参考として援用する。 「プロドラッグ」は、そのプロドラッグが哺乳類の対象に投与された時に、in vivoで式(I)および(II)の活性な元の薬物を放出する共有結合した坦体で あると考えられる。式(I)および(II)の化合物のプロドラッグは、修飾が通 常の操作またはin vivoのどちらかで切断されて元の化合物になるように、本発 明の化合物に存在する官能基を修飾することによって調製される。プロドラッグ は、ヒドロキシ、アミン、またはスルフヒドリル基が、哺乳類対象に投与された 時に切断してそれぞれ、遊離のヒドロキシ、アミノ、またはスルフヒドリル基を 与えるいずれかの基と結合した化合物を含む。プロドラッグの例には、式(I) および(II)の化合物中のアルコールおよびアミン官能基の酢酸エステル、ギ酸 エステルおよび安息香酸エステル誘導体などが含まれるが、それらに限定される ものではない。 本発明の化合物の「治療上の有効量」とは、異常なレベルのCRFに拮抗し、 宿主の情動障害、不安またはうつ病などの症状を治療するための有効量を意味す る。 合成法 式(1)のいくつかの化合物は、スキーム1に略述する方法を用い、式(7) の中間体化合物から製造できる。 スキーム1 YがOである式(7)の化合物を、−80℃〜250℃の範囲の反応温度で不 活性溶媒を存在させ、またはさせずに、塩基を存在させ、またはさせずに、ハロ ゲン化剤またはスルホニル化剤で処理することにより、式(8)の生成物が得ら れる(式中、Xはハロゲン、アルカンスルホニルオキシ、アリールスルホニルオ キシ、またはハロアルカン−スルホニルオキシである)。ハロゲン化剤には、S OCl2、POCl3、PCl3、PCl5、POBr3、PBr3またはPBr5が 含まれるが、それらに限定されるものではない。スルホニル化剤には、アルカン スルホン酸ハロゲン化物類または無水物類(メタンスルホニルクロライドまたは メタンスルホン酸無水物など)、アリールスルホン酸ハロゲン化物類または無水 物類(p−トルエンスルホニルクロライドまたは無水物など)またはハロアルキ ルスルホン酸ハロゲン化物類または無水物類(好ましくはトリフルオロメタンス ルホン酸無水物)が含まれるが、それらに限定されるものではない。塩基には、 アルカリ金属水素化物類(好ましくは水素化ナトリウム)、アルカリ金属アルコ キシド類(炭素数1〜6)(好ましくはナトリウムメトキシドまたはナトリウム エトキシド)、アルカリ土類金属水素化物類、アルカリ金属ジアルキルアミド類 (好ましくはリチウムジ−イソプロピルアミド)、アルカリ金属ビス(トリアル キルシリル)アミド類(好ましくはナトリウムビス(トリメチルシリル)アミド) 、トリアルキルアミン類(好ましくは、N,N−ジ−イソプロピル−N−エチル アミンまたはトリエチルアミン)または芳香族アミン類(好ましくはピリジン) が含まれてよいが、それらに限定されるものではない。不活性溶媒には、低級ア ルカンニトリル類(炭素数1〜6、好ましくはアセトニトリル)、ジアルキルエ ーテル類(好ましくはジエチルエーテル)、環状エーテル類(好ましくはテトラ ヒドロフランまたは1,4−ジオキサン)、N,N−ジアルキルホルムアミド類 (好ましくはジメチルホルムアミド)、N,N−ジアルキルアセトアミド類(好 ましくはジメチルアセトアミド)、環状アミド類(好ましくはN−メチルピロリ ジン−2−オン)、ジアルキルスルホキシド類(好ましくはジメチルスルホキシ ド)、芳香族炭化水素類(好ましくは、ベンゼンまたはトルエン)または炭素数 1〜10でありハロゲン原子数1〜10のハロアルカン類(好ましくはジクロロ メタン)が含まれてよいが、それらに限定されるものではない。好ましい反応温 度は−20℃〜100℃の範囲である。 式(8)の化合物を、−80℃〜250℃の範囲の反応温度で不活性溶媒を存 在させ、またはさせずに、塩基を存在させ、またはさせずに、式R3H(式中、 R3は上記で定義した通りであるが、SH、COR7、CO27、アリールおよび ヘテロアリールのいずれでもない)の化合物と反応させることにより、式(1) の化合物を生成させることができる。塩基には、アルカリ金属水素化物類(好ま しくは水素化ナトリウム)、アルカリ金属アルコキシド類(炭素数1〜6)(好 ま しくはナトリウムメトキシドまたはナトリウムエトキシド)、アルカリ土類金属 水素化物類、アルカリ金属ジアルキルアミド類(好ましくはリチウムジ−イソプ ロピルアミド)、アルカリ金属炭酸塩類、アルカリ金属炭酸水素塩類、アルカリ 金属ビス(トリアルキルシリル)アミド類(好ましくはナトリウムビス(トリメ チルシリル)アミド)、トリアルキルアミン類(好ましくは、N,N−ジ−イソ プロピル−N−エチルアミン)または芳香族アミン類(好ましくはピリジン)が 含まれてよいが、それらに限定されるものではない。不活性溶媒には、アルキル アルコール類(炭素数1〜8、好ましくは、メタノールまたはエタノール)、低 級アルカンニトリル類(炭素数1〜6、好ましくはアセトニトリル)、ジアルキ ルエーテル類(好ましくはジエチルエーテル)、環状エーテル類(好ましくはテ トラヒドロフランまたは1,4−ジオキサン)、N,N−ジアルキルホルムアミ ド類(好ましくはジメチルホルムアミド)、N,N−ジアルキルアセトアミド類 (好ましくはジメチルアセトアミド)、環状アミド類(好ましくはN−メチルピ ロリジン−2−オン)、ジアルキルスルホキシド類(好ましくはジメチルスルホ キシド)、芳香族炭化水素類(好ましくは、ベンゼンまたはトルエン)または炭 素数1〜10でありハロゲン原子数1〜10のハロアルカン類(好ましくはジク ロロメタン)が含まれてよいが、それらに限定されるものではない。好ましい反 応温度は0℃〜140℃の範囲である。 スキーム2は、YがSである式(7)の中間体化合物を式(1)のいくつかの 化合物に変換する方法の概略を示している。 スキーム2 YがSである式(7)の化合物を、−80℃〜250℃の範囲の反応温度で不 活性溶媒を存在させ、またはさせずに、塩基を存在させ、またはさせずに、式R13 X(式中、R13は上記で定義した通りであるが、アリールおよびヘテロアリー ルのいずれでもない)のアルキル化剤で処理することができる。塩基には、アル カリ金属水素化物類(好ましくは水素化ナトリウム)、アルカリ金属アルコキシ ド類(炭素数1〜6)(好ましくはナトリウムメトキシドまたはナトリウムエト キシド)、アルカリ土類金属水素化物類、アルカリ金属ジアルキルアミド類(好 ましくはリチウムジ−イソプロピルアミド)、アルカリ金属炭酸塩類、アルカリ 金属水酸化物類、アルカリ金属ビス(トリアルキルシリル)アミド類(好ましく はナトリウムビス(トリメチルシリル)アミド)、トリアルキルアミン類(好ま しくは、N,N−ジ−イソプロピル−N−エチルアミンまたはトリエチルアミン )または芳香族アミン類(好ましくはピリジン)が含まれてよいが、それらに限 定 されるものではない。不活性溶媒には、アルキルアルコール類(炭素数1〜8、 好ましくは、メタノールまたはエタノール)、低級アルカンニトリル類(炭素数 1〜6、好ましくはアセトニトリル)、ジアルキルエーテル類(好ましくはジエ チルエーテル)、環状エーテル類(好ましくはテトラヒドロフランまたは1,4 −ジオキサン)、N,N−ジアルキルホルムアミド類(好ましくはジメチルホル ムアミド)、N,N−ジアルキルアセトアミド類(好ましくはジメチルアセトア ミド)、環状アミド類(好ましくはN−メチルピロリジン−2−オン)、ジアル キルスルホキシド類(好ましくはジメチルスルホキシド)、芳香族炭化水素類(好 ましくは、ベンゼンまたはトルエン)または炭素数1〜10でありハロゲン原子 数1〜10のハロアルカン類(好ましくはジクロロメタン)が含まれてよいが、 それらに限定されるものではない。好ましい反応温度は−80℃〜100℃の範 囲である。 式(12)(式(1)のR3はSR13である)の化合物を、前記スキーム1に 略述したような式(8)の化合物を式(1)の化合物に変換する場合に用いたの と同様な条件、試薬を用いて式R3Hの化合物と反応させ式(1)の化合物を得 ることができる。別法としては、式(12)(式(1)のR3はSR13である) の化合物を、−80℃〜250℃の範囲の温度で不活性溶媒を存在させ酸化剤と 処理することによって式(13)(式(1)のR3はS(O)n13であり、nは 1,2である)の化合物に酸化することができる。酸化剤には、過酸化水素、ア ルカンまたはアリール過酸類(好ましくは、過酢酸またはm−クロロ−過安息香 酸)、ジオキシラン、オキソンまたは過ヨウ素酸ナトリウムが含まれるが、それ らに限定されるものではない。不活性溶媒には、アルカノン類(炭素数3〜10 、好ましくは、アセトン)、水、アルキルアルコール類(炭素数1〜6)、芳香 族炭化水素類(好ましくは、ベンゼンまたはトルエン)または炭素数1〜10で ありハロゲン原子数1〜10のハロアルカン類(好ましくはジクロロメタン)ま たはその組合せが含まれてよいが、それらに限定されるものではない。酸化剤お よび溶媒の選択は、当業者には知られている(Uemura、S.、「イオウ、セレンお よびテルルの酸化(Oxidation of Sulfur、Selenium and Tellurium)」、包括 的有機合成(Comprehensive Organic Synthesis)、Trost、B.M.編、(Elmsford、 NY:Pergamon Press、1991年)、7巻、762〜769ページ、参照)。好ましい反応温度は−20℃ 〜100℃の範囲である。次いで、式(13)(式(1)のR3はS(O)n13 であり、nは1、2である)の化合物を、前記スキーム1に略述したような式(8 )の化合物を式(1)の化合物に変換する場合に用いたのと同様な条件、試薬を 用いて式R3Hの化合物と反応させ、式(1)の化合物を得ることができる。 式(1)(式中、R3は−NR8COR7、−N(COR72、−NR8CONR67、−NR8CO213、−NR67、−NR8SO27である)の化合物は、 式(7)(式中、YはNHである)の化合物からスキーム3に示す方法によって 製造できる。 スキーム3 式(7)(式中、YはNHである)の化合物とアルキル化剤、スルホニル化剤 またはアシル化剤との反応、またはその組合せとの連続反応を、−80℃〜25 0℃の範囲の反応温度で不活性溶媒中、塩基を存在させ、またはさせずに行うこ とにより、式(1)(式中、R3は−NR8COR7、−N(COR72、−NR8 CONR67、−NR8CO213、−NR67、−NR8SO27である)の化 合物を得ることができる。アルキル化剤には、C1−C10アルキルのハロゲン化 物類、トシレート類、メシレート類またはトリフレート類;C1−C10ハロアル キル(ハロゲン原子数1〜10)のハロゲン化物類、トシレート類、メシレート 類またはトリフレート類;C2−C8アルコキシアルキルのハロゲン化物類、トシ レート類、メシレート類またはトリフレート類;C3−C6シクロアルキルのハロ ゲン化物類、トシレート類、メシレート類またはトリフレート類;C4−C12シ クロアルキルアルキルのハロゲン化物類、トシレート類、メシレート類またはト リフレート類;アリール(C1−C4アルキル)のハロゲン化物類、トシレート類 、メシレート類またはトリフレート類;ヘテロアリール(C1−C4アルキル)の ハロゲン化物類、トシレート類、メシレート類またはトリフレート類;または複 素環(C1−C4アルキル)のハロゲン化物類、トシレート類、メシレート類また はトリフレート類が含まれてよいが、それらに限定されるものではない。アシル 化剤には、C1−C10アルカン酸ハロゲン化物類または無水物類、ハロゲン原子 数1〜10のC1−C10ハロアルカン酸ハロゲン化物類または無水物類、C2−C8 アルコキシアルカン酸ハロゲン化物類または無水物類、C3−C6シクロアルカ ン酸ハロゲン化物類または無水物類、C4−C12シクロアルキルアルカン酸ハロ ゲン化物類または無水物類、芳香族カルボン酸ハロゲン化物類または無水物類、 アリール(C1−C4)アルカン酸ハロゲン化物類または無水物類、芳香族複素環 カルボン酸ハロゲン化物類または無水物類、ヘテロアリール(C1−C4)アルカ ン酸ハロゲン化物類または無水物類、複素環カルボン酸ハライド類または無水物 類、または複素環(C1−C4)アルカン酸ハロゲン化物類または無水物類が含ま れてよいが、それらに限定されるものではない。スルホニル化剤には、C1−C1 0 アルキルスルホン酸ハロゲン化物類または無水物類、ハロゲン原子数1〜10 のC1−C10ハロアルキルスルホン酸ハロゲン化物類または無水物類、C2−C8 アルコキシアルキルスルホン酸ハロゲン化物類または無水物類、C3−C6シクロ アルキルスルホン酸ハロゲン化物類または無水物類、C4−C12シクロアルキル アルキルスルホン酸ハロゲン化物類または無水物類、アリールスルホン酸ハロゲ ン化物類または無水物類、アリール(C1−C4アルキル)−、ヘテロアリールス ルホン酸ハロゲン化物類または無水物類、ヘテロアリール(C1−C4アルキル) スルホン酸ハロゲン化物類または無水物類、複素環スルホン酸ハロゲン化物類ま たは無水物類、または複素環(C1−C4アルキル)スルホン酸ハロゲン化物類ま たは無水物類が含まれるが、それらに限定されるものではない。塩基には、アル カリ金 属水素化物類(好ましくは水素化ナトリウム)、アルカリ金属アルコキシド類( 炭素数1〜6)(好ましくはナトリウムメトキシドまたはナトリウムエトキシド )、アルカリ土類金属水素化物類、アルカリ金属ジアルキルアミド類(好ましく はリチウムジ−イソプロピルアミド)、アルカリ金属炭酸塩類、アルカリ金属ビ ス(トリアルキルシリル)アミド類(好ましくはナトリウムビス(トリメチルシ リル)アミド)、トリアルキルアミン類(好ましくは、−ジ−イソプロピルエチ ルアミン)または芳香族アミン類(好ましくはピリジン)が含まれてよいが、そ れらに限定されるものではない。不活性溶媒には、アルキルアルコール類(炭素 数1〜8、好ましくは、メタノールまたはエタノール)、低級アルカンニトリル 類(炭素数1〜6、好ましくはアセトニトリル)、ジアルキルエーテル類(好ま しくはジエチルエーテル)、環状エーテル類(好ましくはテトラヒドロフランま たは1,4−ジオキサン)、N,N−ジアルキルホルムアミド類(好ましくはジ メチルホルムアミド)、N,N−ジアルキルアセトアミド類(好ましくはジメチ ルアセトアミド)、環状アミド類(好ましくはN−メチルピロリジン−2−オン )、ジアルキルスルホキシド類(好ましくはジメチルスルホキシド)または芳香 族炭化水素類(好ましくは、ベンゼンまたはトルエン)が含まれてよいが、それ らに限定されるものではない。好ましい反応温度は0℃〜100℃の範囲である 。 スキーム4は、式(7)(式中、YはO、Sであり、ZはCR2である)の中 間体化合物の製造に使用できる方法の概略を示している。 スキーム4 式ArCH2CNの化合物を、式R2CORb(式中、R2は上記で定義した通り であり、Rbはハロゲン、シアノ、低級アルコキシ(炭素数1〜6)または低級 アルカノイルオキシ(炭素数1〜6)である)の化合物と、−78℃〜200℃ の範囲の反応温度で不活性溶媒中、塩基を存在させて反応させることにより、式 (3)の化合物が得られる。塩基には、アルカリ金属水素化物類(好ましくは水 素化ナトリウム)、アルカリ金属アルコキシド類(炭素数1〜6)(好ましくは ナトリウムメトキシドまたはナトリウムエトキシド)、アルカリ土類金属水素化 物類、アルカリ金属ジアルキルアミド類(好ましくはリチウムジ−イソプロピル アミド)、アルカリ金属炭酸塩類、アルカリ金属水酸化物類、アルカリ金属ビス (トリアルキルシリル)アミド類(好ましくはナトリウムビス(トリメチルシリ ル)アミド)、トリアルキルアミン類(好ましくは、N,N−ジ−イソプロピル −N−エチルアミン)または芳香族アミン類(好ましくはピリジン)が含まれて よいが、それらに限定されるものではない。不活性溶媒には、アルキルアルコー ル類(炭素数1〜8、好ましくは、メタノールまたはエタノール)、低級アルカ ンニトリル類(炭素数1〜6、好ましくはアセトニトリル)、水、ジアルキルエ ーテル類(好ましくはジエチルエーテル)、環状エーテル類(好ましくはテトラ ヒドロフランまたは1,4−ジオキサン)、N,N−ジアルキルホルムアミド類 (好ましくはジメチルホルムアミド)、N,N−ジアルキルアセトアミド類(好ま しくはジメチルアセトアミド)、環状アミド類(好ましくはN−メチルピロリジ ン−2−オン)、ジアルキルスルホキシド類(好ましくはジメチルスルホキシド )または芳香族炭化水素類(好ましくは、ベンゼンまたはトルエン)が含まれて よいが、それらに限定されるものではない。好ましい反応温度は0℃〜100℃ の範囲である。 式(3)の化合物を、0℃〜200℃の範囲の温度、好ましくは70℃〜15 0℃の温度で不活性溶媒を存在させ、ヒドラジン水和物と反応させることにより 、式(4)の化合物が得られる。不活性溶媒には、水、アルキルアルコール類( 炭素数1〜8、好ましくは、メタノールまたはエタノール)、低級アルカンニト リル類(炭素数1〜6、好ましくはアセトニトリル)、環状エーテル類(好まし くはテトラヒドロフランまたは1,4−ジオキサン)、N,N−ジアルキルホル ムアミド類(好ましくはジメチルホルムアミド)、N,N−ジアルキルアセトア ミド類(好ましくはジメチルアセトアミド)、環状アミド類(好ましくはN−メ チルピロリジン−2−オン)、ジアルキルスルホキシド類(好ましくはジメチル スルホキシド)または芳香族炭化水素類(好ましくは、ベンゼンまたはトルエン )が含まれてよいが、それらに限定されるものではない。式(4)の化合物を、 0℃〜200℃の範囲の温度で不活性溶媒を存在させ、酸を存在させ、またはさ せずに式(5)(式中、Rcは炭素数1〜6のアルキル)の化合物と反応させる ことにより、式(6)の化合物を生成させることができる。酸には、炭素数2〜 10のアルカン酸(好ましくは酢酸)、炭素数2〜10でありハロゲン原子数1 〜10のトリフルオロ酢酸などのハロアルカン酸、アリールスルホン酸(好まし くはp −トルエンスルホン酸またはベンゼンスルホン酸)、炭素数1〜10のアルカン スルホン酸(好ましくはメタンスルホン酸)、塩酸、硫酸またはリン酸が含まれ てよいが、それらに限定されるものではない。化学量論的または触媒量の酸を用 いることができる。不活性溶媒には、水、アルカンニトリル類(炭素数1〜6、 好ましくはアセトニトリル)、炭素数1〜6かつハロゲン原子数1〜6のハロア ルカン類(好ましくは、ジクロロメタンまたはクロロホルム)、炭素数1〜10 のアルキルアルコール類(好ましくはエタノール)、ジアルキルエーテル類(炭 素数4〜12、好ましくはジエチルエーテルまたはジ−イソプロピルエーテル) またはジオキサンまたはテトラヒドロフランなどの環状エーテル類が含まれてよ いが、それらに限定されるものではない。好ましい温度は周囲温度〜100℃の 範囲である。 式(6)の化合物を、−50℃〜200℃の範囲の反応温度で不活性溶媒中、 塩基を存在させ、またはさせずに式Y=C(Rd2(式中、YはOまたはSであ り、Rdはハロゲン(好ましくは塩素)、アルコキシ(炭素数1〜4)またはア ルキルチオ(炭素数1〜4である))の化合物と処理することにより、式(7) の化合物に変換できる。塩基には、アルカリ金属水素化物類(好ましくは水素化 ナトリウム)、アルカリ金属アルコキシド類(炭素数1〜6)(好ましくはナト リウムメトキシドまたはナトリウムエトキシド)、アルカリ金属炭酸塩類、アル カリ金属水酸化物類、トリアルキルアミン類(好ましくは、N,N−ジ−イソプ ロピル−N−エチルアミンまたはトリエチルアミン)または芳香族アミン類(好 ましくはピリジン)が含まれてよいが、それらに限定されるものではない。不活 性溶媒には、アルキルアルコール類(炭素数1〜8、好ましくは、メタノールま たはエタノール)、低級アルカンニトリル類(炭素数1〜6、好ましくはアセト ニトリル)、環状エーテル類(好ましくはテトラヒドロフランまたは1,4−ジ オキサン)、N,N−ジアルキルホルムアミド類(好ましくはジメチルホルムア ミド)、N,N−ジアルキルアセトアミド類(好ましくはジメチルアセトアミド )、環状アミド類(好ましくはN−メチルピロリジン−2−オン)、ジアルキル スルホキシド類(好ましくはジメチルスルホキシド)または芳香族炭化水素類( 好ましくは、ベンゼンまたはトルエン)が含まれてよいが、それらに限定される もの ではない。好ましい温度は0℃〜150℃である。 式(7)(式中、ZはNである)の中間体化合物は、スキーム5に略述する方 法に従って合成することができる。 スキーム5 式ArCH2CNの化合物を、式RqCH23(式中、Rqは、H、アルキル( 炭素数1〜6)またはアルコキシ(炭素数1〜6)で任意に置換されたフェニル 基である)の化合物と、0℃〜200℃の範囲の温度で不活性溶媒中、塩基を存 在 させ、またはさせずに反応させることにより、式(9)の化合物を生成させるこ とができる。塩基には、アルカリ金属水素化物類(好ましくは水素化ナトリウム) 、アルカリ金属アルコキシド類(炭素数1〜6)(好ましくはナトリウムメトキ シド、ナトリウムエトキシドまたはカリウムt−ブトキシド)、アルカリ土類金 属水素化物類、アルカリ金属ジアルキルアミド類(好ましくはリチウムジ−イソ プロピルアミド)、アルカリ金属炭酸塩類、アルカリ金属水酸化物類、アルカリ 金属ビス(トリアルキルシリル)アミド類(好ましくはナトリウムビス(トリメ チルシリル)アミド)、トリアルキルアミン類(好ましくは、N,N−ジ−イソ プロピル−N−エチルアミンまたはトリエチルアミン)または芳香族アミン類( 好ましくはピリジン)が含まれてよいが、それらに限定されるものではない。不 活性溶媒には、アルキルアルコール類(炭素数1〜8、好ましくは、メタノール またはエタノール)、低級アルカンニトリル類(炭素数1〜6、好ましくはアセ トニトリル)、ジアルキルエーテル類(好ましくはジエチルエーテル)、環状エ ーテル類(好ましくはテトラヒドロフランまたは1,4−ジオキサン)、N,N −ジアルキルホルムアミド類(好ましくはジメチルホルムアミド)、N,N−ジ アルキルアセトアミド類(好ましくはジメチルアセトアミド)、環状アミド類( 好ましくはN−メチルピロリジン−2−オン)、ジアルキルスルホキシド類(好 ましくはジメチルスルホキシド)または芳香族炭化水素類(好ましくは、ベンゼ ンまたはトルエン)が含まれてよいが、それらに限定されるものではない。好ま しい反応温度は周囲温度〜100℃の範囲である。 式(9)の化合物を、−100℃〜100℃で不活性溶媒中還元剤と処理する ことにより、式(10)の化合物が得られる。還元剤には、(a)Pd−炭素、 PtO2、Pt−炭素、Rh−アルミナまたはラネーニッケルなどの貴金属触媒 と水素ガスの組合せ、(b)液体アンモニアとアルカリ金属類(好ましくはナト リウム)の組合せ、または(c)硝酸セリウムアンモニウムが含まれるが、それ らに限定されるものではない。不活性溶媒には、アルキルアルコール類(炭素数 1〜8、好ましくは、メタノールまたはエタノール)、低級アルカンニトリル類 (炭素数1〜6、好ましくはアセトニトリル)、水、ジアルキルエーテル類(好ま しくはジエチルエーテル)、環状エーテル類(好ましくはテトラヒドロフランま た は1,4−ジオキサン)、N,N−ジアルキルホルムアミド類(好ましくはジメ チルホルムアミド)、N,N−ジアルキルアセトアミド類(好ましくはジメチル アセトアミド)、環状アミド類(好ましくはN−メチルピロリジン−2−オン) 、ジアルキルスルホキシド類(好ましくはジメチルスルホキシド)または芳香族 炭化水素類(好ましくは、ベンゼンまたはトルエン)が含まれてよいが、それら に限定されるものではない。好ましい反応温度は−50℃〜60℃である。次い で、式(9)の化合物は、式(4)を式(7)(式中、ZはCR2である)の化 合物に変換する場合の、スキーム4に略述する試薬類および反応条件を用い、式 (11)の中間体を経由して式(7)(式中、ZはNである)の化合物に変換さ れる。 式(1)の化合物は、スキーム6に略述するように、式(7)(式中、YはO 、Sであり、Zは上記で定義した通りである)の化合物から製造できる。 スキーム6 式(7)の化合物を、0℃〜250℃の範囲の反応温度で不活性溶媒中、脱水 剤を存在させて式R3Hの化合物と反応させることができる。脱水剤には、P25 、モレキュラーシーブまたは無機酸類または有機酸類が含まれるが、それらに 限定されるものではない。酸には、炭素数2〜10のアルカン酸(好ましくは酢 酸)、アリールスルホン酸(好ましくはp−トルエンスルホン酸またはベンゼン スルホン酸)、炭素数1〜10のアルカンスルホン酸(好ましくはメタンスルホ ン酸)、塩酸、硫酸またはリン酸が含まれてよいが、それらに限定されるもので はない。不活性溶媒には、アルキルアルコール類(炭素数1〜8、好ましくは、 メタノールまたはエタノール)、低級アルカンニトリル類(炭素数1〜6、好ま しくはア セトニトリル)、ジアルキルエーテル類(好ましくはグリムまたはジグリム)、 環状エーテル類(好ましくはテトラヒドロフランまたは1,4−ジオキサン)、 N,N−ジアルキルホルムアミド類(好ましくはジメチルホルムアミド)、N, N−ジアルキルアセトアミド類(好ましくはジメチルアセトアミド)、環状アミ ド類(好ましくはN−メチルピロリジン−2−オン)、ジアルキルスルホキシド 類(好ましくはジメチルスルホキシド)、芳香族炭化水素類(好ましくは、ベン ゼンまたはトルエン)または炭素数1〜10でありハロゲン原子数1〜10のハ ロアルカン類(好ましくはクロロホルム)が含まれてよいが、それらに限定され るものではない。好ましい反応温度は周囲温度〜150℃の範囲である。 式(1)(式中、AはNである)のいくつかの化合物もまた、スキーム7で示 される方法により製造できる。 スキーム7 式(14)(式中、Zは上記で定義した通りである)の中間体化合物を、0℃ 〜250℃の範囲の温度で不活性溶媒中、酸を存在させ、またはさせずに式R3 C(ORe3(式中、Reはアルキル(炭素数1〜6)である)の化合物と反応 させることができる。酸には、炭素数2〜10のアルカン酸(好ましくは酢酸)、 アリールスルホン酸(好ましくはp−トルエンスルホン酸またはベンゼンスルホ ン酸)、炭素数1〜10のアルカンスルホン酸(好ましくはメタンスルホン酸) 、塩酸、硫酸またはリン酸が含まれてよいが、それらに限定されるものではない 。化学量論的または触媒量のこれらの酸を用いることができる。不活性溶媒には 、低級アルカンニトリル類(炭素数1〜6、好ましくはアセトニトリル)、ジア ル キルエーテル類(好ましくはジエチルエーテル)、環状エーテル類(好ましくは テトラヒドロフランまたは1,4−ジオキサン)、N,N−ジアルキルホルムア ミド類(好ましくはジメチルホルムアミド)、N,N−ジアルキルアセトアミド 類(好ましくはジメチルアセトアミド)、環状アミド類(好ましくはN−メチル ピロリジン−2−オン)、ジアルキルスルホキシド類(好ましくはジメチルスル ホキシド)、芳香族炭化水素類(好ましくは、ベンゼンまたはトルエン)または 炭素数1〜10でありハロゲン原子数1〜10のハロアルカン類(好ましくはジ クロロメタン)が含まれてよいが、それらに限定されるものではない。好ましい 反応温度は50℃〜150℃の範囲である。 式(7)の中間体化合物もまた、スキーム8に示される反応により合成できる 。 スキーム8 式(15)(式中、YはOH、SH、NR67であり、Zは上記で定義した通 りであり、XはBr、Cl、I、O3SCF3またはB(OR'''')2で、R'''' はHまたはアルキル(炭素数1〜6)である)の化合物を、−100℃〜200℃ の範囲の温度で不活性溶媒中、塩基を存在させ、またはさせず、また有機金属触 媒を存在させ、またはさせずに式ArM(式中、Mはハロゲン、アルカリ金属、 ZnCl、ZnBr、ZnI、MgBr、MgCl、MgI、CeCl2、Ce Br2またはハロゲン化銅類である)の化合物と反応させることができる。当業 者が認めるように、試薬ArMは反応中に生成させることができる。有機金属触 媒に は、パラジウムホスフィン錯体類(Pd(PPh34など)、ハロゲン化パラジ ウム類またはアルカン酸パラジウム塩類(PdCl2(PPh32またはPd( OAc)2など)またはニッケル錯体類(NiCl2(PPh32など)が含まれ るが、それらに限定されるものではない。塩基には、アルカリ金属炭酸塩類また はトリアルキルアミン類(好ましくは、N,N−ジ−イソプロピル−N−エチル アミンまたはトリエチルアミン)が含まれてよいが、それらに限定されるもので はない。不活性溶媒には、ジアルキルエーテル類(好ましくはジエチルエーテル )、環状エーテル類(好ましくはテトラヒドロフランまたは1,4−ジオキサン )、N,N−ジアルキルホルムアミド類(好ましくはジメチルホルムアミド)、 N,N−ジアルキルアセトアミド類(好ましくはジメチルアセトアミド)、環状 アミド類(好ましくはN−メチルピロリジン−2−オン)、ジアルキルスルホキ シド類(好ましくはジメチルスルホキシド)、芳香族炭化水素類(好ましくは、 ベンゼンまたはトルエン)または水が含まれてよいが、それらに限定されるもの ではない。好ましい反応温度は−80℃〜100℃の範囲である。 MおよびXの選択は、当業者には知られている(Imamoto、T.、「有機セリウ ム試薬(Organocerium Reagents)」、包括的有機合成(Comprehensive Organic Synthesis)、Trost、B.M.編、(Elmsford、NY:Pergamon Press、1991年)、1 巻、231〜250ページ、Knochel、P.、「有機亜鉛、有機カドミウム、および有機 水銀試薬(Organozinc、Organocadmium、and Organomercury Reagents)」、包 括的有機合成、Trost、B.M.編、(Elmsford、NY:Pergamon Press、1991年)、1 巻、211〜230ページ、Knight、D.W.、「sp2炭素中心間のカップリング反応(Coup ling Reactions between sp2 Carbon Centers)」、包括的有機合成、Trost、B.M .編、(Elmsford、NY:Pergamon Press、1991年)、3巻、481〜520ページ、参照 )。 式(1)の化合物もまた、スキーム9に示される方法を用いて製造できる。 スキーム9 式(16)(式中、A、Z、R1およびR3は上記で定義した通りであり、Xは Br、Cl、I、O3SCF3またはB(OR'''')2で、R''''はHまたは炭素 数1〜6のアルキルである)の化合物を、−100℃〜200℃の範囲の温度で 不活性溶媒中、塩基を存在させ、またはさせず、また有機金属触媒を存在させ、 またはさせずに式ArM(式中、Mはハロゲン、アルカリ金属、ZnCl、Zn Br、ZnI、MgBr、MgCl、MgI、CeCl2、CeBr2またはハロ ゲン化銅類である)の化合物と反応させることができる。当業者が認めるように 、試薬ArMは反応中に生成させることができる。(「包括的有機合成」中の前 記参考文献を参照)。有機金属触媒には、パラジウムホスフィン錯体類(Pd( PPh34など)、ハロゲン化パラジウム類またはアルカン酸パラジウム塩類( PdCl2(PPh32またはPd(OAc)2など)またはニッケル錯体類(N iCl2(PPh32など)が含まれるが、それらに限定されるものではない。 塩基には、アルカリ金属炭酸塩類またはトリアルキルアミン類(好ましくは、N ,N−ジ−イソプロピル−N−エチルアミンまたはトリエチルアミン)が含まれ てよいが、それらに限定されるものではない。不活性溶媒には、ジアルキルエー テル類(好ましくはジエチルエーテル)、環状エーテル類(好ましくはテトラヒ ドロフランまたは1,4−ジオキサン)、N,N−ジアルキルホルムアミド類( 好ましくはジメチルホルムアミド)、N,N−ジアルキルアセトアミド類(好ま しくはジメチルアセトアミド)、甲状アミド類(好ましくはN−メチルピロリジ ン−2−オン)、ジアルキルスルホキシド類(好ましくはジメチルスルホキシド )、芳香族炭化水素類(好ましくは、ベンセンまたはトルエン)または水が含ま れて よいが、それらに限定されるものではない。好ましい反応温度は−80℃〜10 0℃の範囲である。 式(7)(式中、YはO、S、NHであり、ZはCR2で、R1、R2およびA rは上記で定義した通りである)の中間体化合物は、スキーム10に図示される ようにして、製造できる。 スキーム10 式(3)の化合物を、0℃〜250℃の温度で不活性溶媒中、塩基または酸を 存在させ、またはさせず、H2NNH(C=Y)NH2(式中、YはO、Sまたは NHである)の化合物と反応させることにより式(17)の化合物を生成させる ことができる。酸には、炭素数2〜10のアルカン酸(好ましくは酢酸)、アリ ールスルホン酸(好ましくはp−トルエンスルホン酸またはベンゼンスルホン酸 )、炭素数1〜10のアルカンスルホン酸(好ましくはメタンスルホン酸)、塩 酸、硫酸またはリン酸が含まれてよいが、それらに限定されるものではない。化 学量論的または触媒量のこれらの酸を用いることができる。塩基には、アルカリ 金属 水素化物類(好ましくは水素化ナトリウム)、アルカリ金属アルコキシド類(炭 素数1〜6)(好ましくはナトリウムメトキシドまたはナトリウムエトキシド) 、アルカリ土類金属水素化物類、アルカリ金属ジアルキルアミド類(好ましくは リチウムジ−イソプロピルアミド)、アルカリ金属ビス(トリアルキルシリル) アミド類(好ましくはナトリウムビス(トリメチルシリル)アミド)、トリアル キルアミン類(好ましくは、N,N−ジ−イソプロピル−N−エチルアミンまた はトリエチルアミン)または芳香族アミン類(好ましくはピリジン)が含まれて よいが、それらに限定されるものではない。不活性溶媒には、アルキルアルコー ル類(炭素数1〜6)、低級アルカンニトリル類(炭素数1〜6、好ましくはア セトニトリル)、ジアルキルエーテル類(好ましくはジエチルエーテル)、環状エ ーテル類(好ましくはテトラヒドロフランまたは1,4−ジオキサン)、N,N −ジアルキルホルムアミド類(好ましくはジメチルホルムアミド)、N,N−ジ アルキルアセトアミド類(好ましくはジメチルアセトアミド)、環状アミド類( 好ましくはN−メチルピロリジン−2−オン)、ジアルキルスルホキシド類(好 ましくはジメチルスルホキシド)、芳香族炭化水素類(好ましくは、ベンゼンま たはトルエン)または炭素数1〜10でありハロゲン原子数1〜10のハロアル カン類(好ましくはジクロロメタン)が含まれてよいが、それらに限定されるも のではない。 好ましい反応温度は0℃〜150℃の範囲である。次いで、式(17)の化合 物を、0℃〜250℃の範囲の温度で不活性溶媒中、酸を存在させ、またはさせ ずに、R3C(ORe3(式中、Reはアルキル(炭素数1〜6))の化合物と反 応させることができる。酸には、炭素数2〜10のアルカン酸(好ましくは酢酸) 、アリールスルホン酸(好ましくはp−トルエンスルホン酸またはベンゼンスル ホン酸)、炭素数1〜10のアルカンスルホン酸(好ましくはメタンスルホン酸 )、塩酸、硫酸またはリン酸が含まれてよいが、それらに限定されるものではな い。化学量論的または触媒量のこれらの酸を用いることができる。不活性溶媒に は、低級アルカンニトリル類(炭素数1〜6、好ましくはアセトニトリル)、ジ アルキルエーテル類(好ましくはジエチルエーテル)、環状エーテル類(好まし くはテトラヒドロフランまたは1,4−ジオキサン)、N,N−ジアルキルホル ムア ミド類(好ましくはジメチルホルムアミド)、N,N−ジアルキルアセトアミド 類(好ましくはジメチルアセトアミド)、環状アミド類(好ましくはN−メチル ピロリジン−2−オン)、ジアルキルスルホキシド類(好ましくはジメチルスル ホキシド)、芳香族炭化水素類(好ましくは、ベンゼンまたはトルエン)または 炭素数1〜10でありハロゲン原子数1〜10のハロアルカン類(好ましくはジ クロロメタン)が含まれてよいが、それらに限定されるものではない。好ましい 反応温度は50℃〜150℃の範囲である。 スキーム11には、式(1)(式中、R3はCOR7、CO27、NR8COR7 およびCONR67である)の化合物を、−80℃〜250℃の範囲の温度で不 活性溶媒中、酸を存在させ、またはさせずに還元剤と処理し、式(1)(式中、 R3はCH(OH)R7、CH2OH、NR8CH27およびCH2NR67である )の他の化合物に変換するのに用いることのできる方法を示す。 スキーム11 還元剤には、アルカリ金属またはアルカリ土類金属ホウ素水素化物類(好まし くは水素化ホウ素リチウムまたはナトリウム)、ボラン、ジアルキルボラン類( ジ−イソアミルボランなど)、アルカリ金属アルミニウム水素化物類(好ましく は水素化リチウムアルミニウム)、アルカリ金属(トリアルコキシ)アルミニウ ム水素化物類またはジアルキルアルミニウム水素化物類(水素化ジ−イソブチル アルミニウムなど)が含まれるが、それらに限定されるものではない。不活性溶 媒には、アルキルアルコール類(炭素数1〜6)、ジアルキルエーテル類(好ま し くはジエチルエーテル)、環状エーテル類(好ましくはテトラヒドロフランまた は1,4−ジオキサン)、芳香族炭化水素類(好ましくは、ベンゼンまたはトル エン)が含まれてよいが、それらに限定されるものではない。好ましい反応温度 は−80℃〜100℃の範囲である。 スキーム12には、式(1)(式中、R3はCOR7またはCO27である)の 化合物を、−80℃〜250℃の範囲の温度で不活性溶媒中、式R7Mの試薬と 処理し、式(1)(式中、R3はC(OH)(R72である)の別の化合物に変 換するのに用いることのできる方法を示す。 スキーム12 Mはハロゲン、アルカリ金属、ZnCl、ZnBr、ZnI、MgBr、Mg Cl、MgI、CeCl2、CeBr2またはハロゲン化銅類である。不活性溶媒 には、ジアルキルエーテル類(好ましくはジエチルエーテル)、環状エーテル類 (好ましくはテトラヒドロフラン)または芳香族炭化水素類(好ましくは、ベン ゼンまたはトルエン)が含まれてよいが、それらに限定されるものではない。好 ましい反応温度は−80℃〜100℃の範囲である。 式(1)(式中、R3は−NR8COR7、−N(COR72、−NR8CONR67、−NR8CO213、−NR67、−NR8SO27である)の化合物は、 スキーム13に示されるようにして合成できる。 スキーム13 式(18)(式中、RおよびR1は上記で定義した通りである)の化合物を、 −50℃〜250℃の範囲の温度で不活性溶媒中、塩基を存在させ、またはさせ ずに式(4)または(10)の化合物と反応させ、式(19)の化合物を生成さ せることができる。塩基には、アルカリ金属水素化物類(好ましくは水素化ナト リ ウム)、アルカリ金属アルコキシド類(炭素数1〜6)(好ましくはナトリウム メトキシドまたはナトリウムエトキシド)、アルカリ土類金属水素化物類、アル カリ金属ジアルキルアミド類(好ましくはリチウムジ−イソプロピルアミド)、 アルカリ金属炭酸塩類、アルカリ金属ビス(トリアルキルシリル)アミド類(好 ましくはナトリウムビス(トリメチルシリル)アミド)、トリアルキルアミン類 (好ましくは、ジ−イソプロピルエチルアミン)または芳香族アミン類(好まし くはピリジン)が含まれてよいが、それらに限定されるものではない。不活性溶 媒には、アルキルアルコール類(炭素数1〜8、好ましくは、メタノールまたは エタノール)、低級アルカンニトリル類(炭素数1〜6、好ましくはアセトニト リル)、ジアルキルエーテル類(好ましくはジエチルエーテル)、環状エーテル 類(好ましくはテトラヒドロフランまたは1,4−ジオキサン)、N,N−ジア ルキルホルムアミド類(好ましくはジメチルホルムアミド)、N,N−ジアルキ ルアセトアミド類(好ましくはジメチルアセトアミド)、環状アミド類(好まし くはN−メチルピロリジン−2−オン)、ジアルキルスルホキシド類(好ましく はジメチルスルホキシド)または芳香族炭化水素類(好ましくは、ベンゼンまた はトルエン)が含まれてよいが、それらに限定されるものではない。好ましい反 応温度は0℃〜100℃の範囲である。 次いで、式(19)の化合物と、アルキル化剤、スルホニル化剤またはアシル 化剤との反応、またはそれらの組合せとの連続反応を、−80℃〜250℃の範 囲の反応温度で不活性溶媒中、塩基を存在させ、またはさせずに行うことにより 、式(1)(式中、R3が−NR8COR7、−N(COR72、−NR8CONR67、−NR8CO213、−NR67、−NR8SO27である)の化合物を得 ることができる。アルキル化剤には、C1−C10アルキルのハロゲン化物類、ト シレート類、メシレート類またはトリフレート類;C1−C10ハロアルキル(ハ ロゲン原子数1〜10)のハロゲン化物類、トシレート類、メシレート類または トリフレート類;C2−C8アルコキシアルキルのハロゲン化物類、トシレート類 、メシレート類またはトリフレート類;C3−C6シクロアルキルのハロゲン化物 類、トシレート類、メシレート類またはトリフレート類;C4−C12シクロアル キルアルキルのハロゲン化物類、トシレート類、メシレート類またはトリフレー ト類; アリール(C1−C4アルキル)のハロゲン化物類、トシレート類、メシレート類 またはトリフレート類;ヘテロアリール(C1−C4アルキル)のハロゲン化物類 、トシレート類、メシレート類またはトリフレート類;または複素環(C1−C4 アルキル)のハロゲン化物類、トシレート類、メシレート類またはトリフレート 類が含まれてよいが、それらに限定されるものではない。アシル化剤には、C1 −C10アルカン酸ハロゲン化物類または無水物類、ハロゲン原子数1〜10のC1 −C10ハロアルカン酸ハロゲン化物類または無水物類、C2−C8アルコキシア ルカン酸ハロゲン化物類または無水物類、C3−C6シクロアルカン酸ハロゲン化 物類または無水物類、C4−C12シクロアルキルアルカン酸ハロゲン化物類また は無水物類、芳香族カルボン酸ハロゲン化物類または無水物類、アリール(C1 −C4)アルカン酸ハロゲン化物類または無水物類、芳香族複素環カルボン酸ハ ロゲン化物類または無水物類、ヘテロアリール(C1−C4)アルカン酸ハロゲン 化物類または無水物類、複素環カルボン酸ハライド類または無水物類、または複 素環(C1−C4)アルカン酸ハロゲン化物類または無水物類が含まれてよいが、 それらに限定されるものではない。スルホニル化剤には、C1−C10アルキルス ルホン酸ハロゲン化物類または無水物類、ハロゲン原子数1〜10のC1−C10 ハロアルキルスルホン酸ハロゲン化物類または無水物類、C2−C8アルコキシア ルキルスルホン酸ハロゲン化物類または無水物類、C3−C6シクロアルキルスル ホン酸ハロゲン化物類または無水物類、C4−C12シクロアルキルアルキルスル ホン酸ハロゲン化物類または無水物類、芳香族スルホン酸ハロゲン化物類または 無水物類、アリール(C1−C4アルキル)−、ヘテロアリールスルホン酸ハロゲ ン化物類または無水物類、ヘテロアリール(C1−C4アルキル)スルホン酸ハロ ゲン化物類または無水物類、複素環スルホン酸ハロゲン化物類または無水物類、 または複素環(C1−C4アルキル)スルホン酸ハロゲン化物類または無水物類が 含まれるが、それらに限定されるものではない。塩基には、アルカリ金属水素化 物類(好ましくは水素化ナトリウム)、アルカリ金属アルコキシド類(炭素数1 〜6)(好ましくはナトリウムメトキシドまたはナトリウムエトキシド)、アル カリ土類金属水素化物類、アルカリ金属ジアルキルアミド類(好ましくはリチウ ムジ−イソプロピルアミド)、アルカリ金属炭酸塩類、アルカリ金属ビス(トリ アルキルシリ ル)アミド類(好ましくはナトリウムビス(トリメチルシリル)アミド)、トリ アルキルアミン類(好ましくは、ジ−イソプロピルエチルアミン)または芳香族 アミン類(好ましくはピリジン)が含まれてよいが、それらに限定されるもので はない。不活性溶媒には、アルキルアルコール類(炭素数1〜8、好ましくは、 メタノールまたはエタノール)、低級アルカンニトリル類(炭素数1〜6、好ま しくはアセトニトリル)、ジアルキルエーテル類(好ましくはジエチルエーテル) 、環状エーテル類(好ましくはテトラヒドロフランまたは1,4−ジオキサン) 、N,N−ジアルキルホルムアミド類(好ましくはジメチルホルムアミド)、N ,N−ジアルキルアセトアミド類(好ましくはジメチルアセトアミド)、環状ア ミド類(好ましくはN−メチルピロリジン−2−オン)、ジアルキルスルホキシ ド類(好ましくはジメチルスルホキシド)または芳香族炭化水素類(好ましくは 、ベンゼンまたはトルエン)が含まれてよいが、それらに限定されるものではな い。好ましい反応温度は0℃〜100℃の範囲である。 式(1)(式中、AはCRであり、Rは上記で定義した通りである)の化合物 は、スキーム14に示される方法により合成できる。 スキーム14 式(4)または(10)の化合物を、0℃〜250℃の範囲の温度で不活性溶 媒中、塩基を存在させ、またはさせずに式(20)(式中、R1およびR3は上記 で定義した通りである)の化合物と処理することにより、式(1)(式中、Aは CR、Rは上記で定義した通りである)の化合物を得ることができる。塩基には 、アルカリ金属水素化物類(好ましくは水素化ナトリウム)、アルカリ金属アル コ キシド類(炭素数1〜6)(好ましくはナトリウムメトキシドまたはナトリウム エトキシド)、アルカリ土類金属水素化物類、アルカリ金属ジアルキルアミド類 (好ましくはリチウムジ−イソプロピルアミド)、アルカリ金属炭酸塩類、アル カリ金属ビス(トリアルキルシリル)アミド類(好ましくはナトリウムビス(ト リメチルシリル)アミド)、トリアルキルアミン類(好ましくは、ジ−イソプロ ピルエチルアミン)または芳香族アミン類(好ましくはピリジン)が含まれてよ いが、それらに限定されるものではない。不活性溶媒には、アルキルアルコール 類(炭素数1〜8、好ましくは、メタノールまたはエタノール)、低級アルカン ニトリル類(炭素数1〜6、好ましくはアセトニトリル)、ジアルキルエーテル 類(好ましくはジエチルエーテル)、環状エーテル類(好ましくはテトラヒドロ フランまたは1,4−ジオキサン)、N,N−ジアルキルホルムアミド類(好ま しくはジメチルホルムアミド)、N,N−ジアルキルアセトアミド類(好ましく はジメチルアセトアミド)、環状アミド類(好ましくはN−メチルピロリジン− 2−オン)、ジアルキルスルホキシド類(好ましくはジメチルスルホキシド)ま たは芳香族炭化水素類(好ましくは、ベンゼンまたはトルエン)が含まれてよい が、それらに限定されるものではない。好ましい反応温度は0℃〜100℃の範 囲である。別法としては、式(1)(式中、AはCRであり、Rは上記で定義し た通りである)の化合物を式(22)および(23)の中間体を経由して合成す ることができる。 式(4)または(10)の化合物を、0℃〜250℃の範囲の温度で不活性溶 媒中、塩基を存在させ、またはさせずに式(21)(式中、R1は上記で定義し た通りであり、Reはアルキル(炭素数1〜6である)の化合物と処理すること により、式(1)(式中、AはCRであり、Rは上記で定義した通りである)の 化合物を得ることができる。塩基には、アルカリ金属水素化物類(好ましくは水 素化ナトリウム)、アルカリ金属アルコキシド類(炭素数1〜6)(好ましくは ナトリウムメトキシドまたはナトリウムエトキシド)、アルカリ土類金属水素化 物類、アルカリ金属ジアルキルアミド類(好ましくはリチウムジ−イソプロピル アミド)、アルカリ金属炭酸塩類、アルカリ金属ビス(トリアルキルシリル)ア ミド類(好ましくはナトリウムビス(トリメチルシリル)アミド)、トリアルキ ルア ミン類(好ましくは、ジ−イソプロピルエチルアミン)または芳香族アミン類(好 ましくはピリジン)が含まれてよいが、それらに限定されるものではない。不活 性溶媒には、アルキルアルコール類(炭素数1〜8、好ましくは、メタノールま たはエタノール)、低級アルカンニトリル類(炭素数1〜6、好ましくはアセト ニトリル)、ジアルキルエーテル類(好ましくはジエチルエーテル)、環状エー テル類(好ましくはテトラヒドロフランまたは1,4−ジオキサン)、N,N− ジアルキルホルムアミド類(好ましくはジメチルホルムアミド)、N,N−ジア ルキルアセトアミド類(好ましくはジメチルアセトアミド)、環状アミド類(好 ましくはN−メチルピロリジン−2−オン)、ジアルキルスルホキシド類(好ま しくはジメチルスルホキシド)または芳香族炭化水素類(好ましくは、ベンゼン またはトルエン)が含まれてよいが、それらに限定されるものではない。好まし い反応温度は0℃〜100℃の範囲である。式(22)の化合物を、−80℃〜 250℃の範囲の反応温度で不活性溶媒を存在させ、またはさせず、塩基を存在 させ、またはさせずにハロゲン化剤またはスルホニル化剤と処理することにより 、式(23)(式中、Xはハロゲン、アルカンスルホニルオキシ、アリールスル ホニルオキシまたはハロアルカンスルホニルオキシである)の化合物を得ること ができる。ハロゲン化剤には、SOCl2、POCl3、PCl3、PCl5、PO Br3、PBr3またはPBr5が含まれるが、それらに限定されるものではない 。スルホニル化剤には、アルカンスルホン酸ハロゲン化物類または無水物類(メ タンスルホニルクロライドまたはメタンスルホン酸無水物など)、アリールスル ホン酸ハロゲン化物類または無水物類(p−トルエンスルホニルクロライドまた は無水物など)またはハロアルキルスルホン酸ハロゲン化物類または無水物類( 好ましくはトリフルオロメタンスルホン酸無水物)が含まれるが、それらに限定 されるものではない。塩基には、アルカリ金属水素化物類(好ましくは水素化ナ トリウム)、アルカリ金属アルコキシド類(炭素数1〜6)(好ましくはナトリ ウムメトキシドまたはナトリウムエトキシド)、アルカリ土類金属水素化物類、 アルカリ金属ジアルキルアミド類(好ましくはリチウムジ−イソプロピルアミド )、アルカリ金属ビス(トリアルキルシリル)アミド類(好ましくはナトリウム ビス(トリメチルシリル)アミド)、トリアルキルアミン類(好ましくは、N, N− ジ−イソプロピル−N−エチルアミンまたはトリエチルアミン)または芳香族ア ミン類(好ましくはピリジン)が含まれてよいが、それらに限定されるものでは ない。不活性溶媒には、低級アルカンニトリル類(炭素数1〜6、好ましくはア セトニトリル)、ジアルキルエーテル類(好ましくはジエチルエーテル)、環状 エーテル類(好ましくはテトラヒドロフランまたは1,4−ジオキサン)、N, N−ジアルキルホルムアミド類(好ましくはジメチルホルムアミド)、N,N− ジアルキルアセトアミド類(好ましくはジメチルアセトアミド)、環状アミド類 (好ましくはN−メチルピロリジン−2−オン)、ジアルキルスルホキシド類( 好ましくはジメチルスルホキシド)、芳香族炭化水素類(好ましくは、ベンゼン またはトルエン)または炭素数1〜10でありハロゲン原子数1〜10のハロア ルカン類(好ましくはジクロロメタン)が含まれてよいが、それらに限定される ものではない。好ましい反応温度は−20℃〜100℃の範囲である。 式(23)の化合物を、−80℃〜250℃の範囲の反応温度で不活性溶媒を 存在させ、またはさせず、塩基を存在させ、またはさせずに式R3H(式中、R3 は上記で定義した通りであるが、SH、COR7、CO27、アリールおよびヘ テロアリールのいずれでもない)の化合物と反応させ、式(1)の化合物を生成 できる。塩基には、アルカリ金属水素化物類(好ましくは水素化ナトリウム)、 アルカリ金属アルコキシド類(炭素数1〜6)(好ましくはナトリウムメトキシ ドまたはナトリウムエトキシド)、アルカリ土類金属水素化物類、アルカリ金属 ジアルキルアミド類(好ましくはリチウムジ−イソプロピルアミド)、アルカリ 金属炭酸塩類、アルカリ金属炭酸水素塩類、アルカリ金属ビス(トリアルキルシ リル)アミド類(好ましくはナトリウムビス(トリメチルシリル)アミド)、ト リアルキルアミン類(好ましくは、N,N−ジ−イソプロピル−N−エチルアミ ン)または芳香族アミン類(好ましくはピリジン)が含まれてよいが、それらに 限定されるものではない。不活性溶媒には、アルキルアルコール類(炭素数1〜 8、好ましくは、メタノールまたはエタノール)、低級アルカンニトリル類(炭 素数1〜6、好ましくはアセトニトリル)、ジアルキルエーテル類(好ましくは ジエチルエーテル)、環状エーテル類(好ましくはテトラヒドロフランまたは1 ,4−ジオキサン)、N,N−ジアルキルホルムアミド類(好ましくはジメチル ホ ルムアミド)、N,N−ジアルキルアセトアミド類(好ましくはジメチルアセト アミド)、環状アミド類(好ましくはN−メチルピロリジン−2−オン)、ジア ルキルスルホキシド類(好ましくはジメチルスルホキシド)、芳香族炭化水素類 (好ましくは、ベンゼンまたはトルエン)または炭索数1〜10でありハロゲン 原子数1〜10のハロアルカン類(好ましくはジクロロメタン)が含まれてよい が、それらに限定されるものではない。好ましい反応温度は0℃〜140℃の範 囲である。 式(1)のいくつかの化合物も、スキーム15に示した方法を用いて製造でき る。 スキーム15 式(24)(式中、Rcは低級アルキル基であり、Arは上記で定義した通り である)の化合物を、不活性溶媒を存在させ、またはさせずにヒドラジンと反応 させると式(25)(式中、Arは上記で定義した通りである)の中間体を得る ことができる。条件はスキーム4で式(3)の化合物から式(4)の中間体を製 造するのに用いた条件と同様である。式(25)(式中、AはN)の化合物を、 不活性溶媒中、酸を存在させ、またはさせずに式R1C(=NH)ORe(式中、 R1は上記で定義した通りであり、Reは低級アルキル基である)の化合物と反応 させ、次いで不活性溶媒中、塩基を存在させ、またはさせずに式Y=C(Rd)2( 式中、YはOまたはSであり、Rdはハロゲン(好ましくは塩素)、アルコキシ (炭素数1〜4)またはアルキルチオ(炭素数1〜4)である)の化合物と反応 させると、式(27)(式中、AはNであり、YはO、Sである)の化合物が得 られる。これら変換の条件はスキーム4で式(4)の化合物を式(7)の化合物 に変換するのに用いた条件と同様である。 別法としては、スキーム14で式(21)の化合物を式(22)の化合物に変 換する場合に用いたのと同様の条件を用い、式(25)(式中、AはCRである )の化合物を式R1(C=O)CHR(C=Y)ORc(式中、R1およびRは上 記で定義した通りであり、Rcは低級アルキル基である)の化合物と反応させる と式(27)(式中、AはCRである)の化合物が得られる。式(27)(式中 、YはOである)の中間体は不活性溶媒中、塩基を存在させ、またはさせずにハ ロゲン化剤またはスルホニル化剤で処理し、次いで不活性溶媒中、塩基を存在さ せ、またはさせずにR3HまたはR2Hと反応させることにより式(1)(式中、 ZはCR2である)の化合物が得られる。 当業者が認めるように、式(1)の化合物を得るためにはスキーム15におい て、様々な順序の反応配列でハロゲン化剤、スルホニル化剤、R3HまたはR2H の様々な組合わせを用いることができる。例えば、ある場合には、化合物を化学 量論的量のハロゲン化剤またはスルホニル化剤と反応させ、R2H(またはR3H) と反応させ、次いでハロゲン化剤またはスルホニル化剤との反応を繰り返し、さ らにR3H(またはR2H)と反応させて式(1)の化合物を得ることが望ましい こともある。これらの変換に使用する反応条件および試薬は、スキーム14(A がCRの場合)で式(22)の化合物を式(23)の化合物、さらに式(1)の 化合物に変換する場合、またはスキーム1(式中、AはNである)で式(7)の 化合物を式(8)の化合物、さらに式(1)の化合物に変換する場合に用いた条 件と同様である。 別法としては、スキーム15で式(27)(式中、YはSである)の化合物を 式(1)の化合物に変換することもできる。式(27)の中間体化合物を不活性 溶媒中でRfX(式中、Rfは低級アルキル、Xはハロゲン、アルカンスルホニル オキシまたはハロアルカンスルホニルオキシである)の化合物でアルキル化し、 (次いで、任意選択で、不活性溶媒中で酸化剤により酸化し)、さらに不活性溶 媒中、塩基を存在させ、またはさせずにR3Hと反応させることにより、式(1 )の化合物が得られる。用いる反応条件および試薬は、スキーム2で式(7)の 中間体化合物を式(12)(または式(13))の化合物、さらに式(1)の化 合物に変換するのに用いた条件と同様である。 式(1)の化合物は、スキーム15に示される別途経路を用い、式(24)の 化合物から製造できる。式(24)の化合物を、スキーム10で式(3)の化合 物を式(17)の化合物、さらに式(7)の化合物に変換する場合に使用した条 件を用い、不活性溶媒中、酸を存在させ、またはさせずに式NH2NH(C=N H)NH2の化合物との反応、続く式R1C(ORc3(式中、Rcは低級アルキ ル、R1は上記で定義した通りである)の化合物との反応を経由して、式(27 )の化合物に変換することができる。 式(2)のいくつかの化合物は、スキーム16に図示する方法によって製造で きる。 スキーム16 式(27b)の化合物を、不活性溶媒中、塩基を存在させ、またはさせずに式 R14X(式中、R14は上記で定義した通りであり、Xはハロゲン、アルカンスル ホニルオキシまたはハロアルカンスルホニルオキシである)の種々のアルキル化 剤と処理すると、式(28)の構造が得られる。式(28)(式中、YはOであ る)の化合物を不活性溶媒中、塩基を存在させ、またはさせずにハロゲン化剤ま たはスルホニル化剤と処理し、続いて不活性溶媒中、塩基を存在させ、またはさ せずにR3Hと反応させると、式(2)の化合物が得られる。これら変換の反応 条件は、スキーム14(AがCRの場合)で式(22)の化合物を式(23)の 化合物、さらに式(1)の化合物に変換する場合、またはスキーム1(式中、A はNである)で式(7)の化合物を式(8)の化合物、さらに式(1)の化合物 に変換する場合に用いた条件と同様である。 別法としては、式(28)(式中、YはSである)の化合物を不活性溶媒中で RfX(式中、Rfは低級アルキルであり、Xはハロゲン、アルカンスルホニルオ キシまたはハロアルカンスルホニルオキシである)の化合物でアルキル化し、( 次いで、任意選択で、不活性溶媒中で酸化剤により酸化し)、さらに不活性溶媒 中、塩基を存在させ、またはさせずにR3Hと反応させることにより、式(1) の化合物が得られる。用いる反応条件および試薬は、スキーム2で式(7)の中 間体化合物を式(12)(または式(13))の化合物、さらに式(1)の化合 物に変換するのに用いた条件と同様である。 式(1)(式中、ZはCOHである)の化合物は、スキーム16に図示するよ うにして式(2)の化合物に変換できる。不活性溶媒中、塩基を存在させ、また はさせずに式R14X(式中、R14は上記で定義した通りであり、Xはハロゲン、 アルカンスルホニルオキシまたはハロアルカンスルホニルオキシである)の種々 のアルキル化剤と処理することにより(2)の構造が得られる。当業者が認める ように、スキーム16で用いた方法は式(1)(式中、ZはCOR7である)の 化合物の製造にも使用できる。 スキーム16の場合、「塩基」および「不活性溶媒」という用語は以下の意味 を有することができる。塩基には、アルカリ金属水素化物類(好ましくは水素化 ナトリウム)、アルカリ金属アルコキシド類(炭素数1〜6)(好ましくはナト リウムメトキシドまたはナトリウムエトキシド)、アルカリ土類金属水素化物類 、アルカリ金属ジアルキルアミド類(好ましくはリチウムジ−イソプロピルアミ ド)、アルカリ金属ビス(トリアルキルシリル)アミド類(好ましくはナトリウ ムビス(トリメチルシリル)アミド)、トリアルキルアミン類(好ましくは、N ,N−ジ−イソプロピル−N−エチルアミンまたはトリエチルアミン)または芳 香族アミン類(好ましくはピリジン)が含まれてよいが、それらに限定されるも のではない。不活性溶媒には、低級アルカンニトリル類(炭素数1〜6、好まし くはアセトニトリル)、ジアルキルエーテル類(好ましくはジエチルエーテル) 、環状エーテル類(好ましくはテトラヒドロフランまたは1,4−ジオキサン) 、N,N−ジアルキルホルムアミド類(好ましくはジメチルホルムアミド)、N ,N−ジアルキルアセトアミド類(好ましくはジメチルアセトアミド)、環状ア ミ ド類(好ましくはN−メチルピロリジン−2−オン)、ジアルキルスルホキシド 類(好ましくはジメチルスルホキシド)、芳香族炭化水素類(好ましくは、ベン ゼンまたはトルエン)または炭素数1〜10でありハロゲン原子数1〜10のハ ロアルカン類(好ましくはジクロロメタン)が含まれてよいが、それらに限定さ れるものではない。好ましい反応温度は−20℃〜100℃の範囲である。実施例 分析データは下記一般法を用い、以下に記載する化合物について記録した。プ ロトンNMRスペクトルはIBM-Bruker FT-NMR(300MHz)で記録した。化 学シフトは、以下に指定される重クロロホルムまたは重ジメチルスルホキシド中 の内部標準テトラメチルシランを基準としてppm(δ)を用いて記録した。質 量スペクトル(MS)または高分解能質量スペクトル(HRMS)は、Finnegan MAT 8230分光計(以下に指定されるように、アンモニアをキャリアーガスとす る化学イオン化(CI)またはガスクロマトグラフィ(GC)を用いた)または Hewlett Packard 5988A型分光計で記録した。融点はBuchi Model 510融点測定装 置で記録し、未補正である。沸点は未補正である。反応操作中のpH測定はすべ て、pH試験紙で行った。 試薬類は市販品を購入し、必要ならばD.PerrinおよびW.L.F.Armarego、実験 用薬品の精製(Purification of Laboratory Chemicals)、3版、(New York:Perg amon Press、1988年)に略述される一般法に従い使用に先立って精製した。クロ マトグラフィは以下に指示される溶媒系を用いシリカゲル上で行った。混合溶媒 系の場合は体積比を示す。それ以外では、部およびパーセントは重量に基づく。 下記の実施例は、本発明をさらに詳細に記述するものである。これらの実施例 は、本発明の実行に関して現時点で考えられる最良の手段を説明するもので、例 示のために示したものにすぎず、本発明を限定するものではない。 実施例1 2,7−ジメチル−8−(2,4−ジメチルフェニル)[1,5−a]−ピラゾ ロ−[1,3,5]−トリアジン−4(3H)−オンの製造 (式7、式中、YはO、R1はCH3、ZはC−CH3、Arは2,4−ジメチル フェニルである) A. 1−シアノ−1−(2,4−ジメチルフェニル)プロパン−2−オン ナトリウムペレット(9.8g、0.43mol)を2,4−ジメチルフェニ ルアセトニトリル(48g、0.33mol)の酢酸エチル(150mL)溶液 中に周囲温度で少量ずつ加えた。反応混合物を還流温度に加熱し、16時間攪拌 した。得られた懸濁液を室温まで冷却し、ろ過した。集めた沈殿を多量のエーテ ルで洗浄し、風乾した。固体を水に溶解し、1N HCl溶液を加えてpH=5 〜6とした。混合物を酢酸エチル(3×200mL)で抽出した。有機層を合わ せMgSO4で乾燥し、ろ過した。溶媒を減圧留去すると白色の固体が得られた (45.7g、収率74%)。 NMR(CDCl3、300MHz):;CI−MS:188(M+H)。 B. 5−アミノ−4−(2,4−ジメチルフェニル)−3−メチルピラゾール 1−シアノ−1−(2,4−ジメチルフェニル)プロパン−2−オン(43. 8g、0.23mol)、ヒドラジン−水和物(22mL、0.46mol)、 氷酢酸(45mL、0.78mol)およびトルエン(500mL)の混合物を 、Dean−Starkトラップを備えた装置中、還流温度で18時間攪拌した 。反応混合物を周囲温度まで冷却し、溶媒を減圧留去した。残渣を6N HCl に溶解して得られる溶液をエーテルで3回抽出した。水層に濃アンモニア水を加 え、pH=11とした。得られた半溶液を酢酸エチルで3回抽出した。有機層を 合わせ、MgSO4で乾燥し、ろ過した。溶媒を減圧留去すると淡褐色の粘性油 状物が得られた(34.6g、収率75%)。 NMR(CDCl3、300MHz):7.10(s、1H、7.05(d、2 H、J=1)、2.37(s、3H)、2.10(s、3H)。 CI−MS:202(M+H)。 C. 5−アセトアミジノ−4−(2,4−ジメチルフェニル)−3−メチルピ ラゾール、酢酸塩 炭酸カリウム(69.5g、0.50mol)、ジクロロメタン(120mL )および水(350mL)の混合物を激しく攪拌しながら、エチルアセトイミダ ート塩酸塩(60g、0.48mol)を手早く加えた。二層を分離し、水層を ジクロロメタン(2×120mL)で抽出した。有機層を合わせ、MgSO4で 乾燥し、ろ過した。溶媒を常圧蒸留によって留去し、透明な淡黄色液体である容 器内の残渣(35.0g)をさらに精製することなく用いた。 5−アミノ−4−(2,4−ジメチルフェニル)−3−メチルピラゾール(3 4g、0.17mol)、エチルアセトイミダート(22g、0.25mol) およびアセトニトリル(500mL)の混合物を攪拌しながら、氷酢酸(9.7 mL、0.17mol)を加えた。得られた反応混合物を室温で3日間攪拌し、 攪拌終了後、始めの体積の約3分の1まで減圧濃縮した。得られた懸濁液をろ過 し、集めた固体を多量のエーテルで洗浄した。白色固体は減圧で乾燥した(31 .4g、収率61%)。 NMR(DMSO−d6、300MHz):7.00(s、1H)、6.90( dd、2H、J=7、1)、2.28(s、3H)、2.08(s、3H)、2 .00(s、3H)、1.90(s、3H)、1.81(s、3H)。 CI−MS:243(M+H)。 D. 2,7−ジメチル−8−(2,4−ジメチルフェニル)[1,5−a]− ピラゾロ−[1,3,5]−トリアジン−4(3H)−オン ナトリウムペレット(23g、1mol)を激しく攪拌したエタノール(50 0mL)に少量ずつ加えた。ナトリウムがすべて反応した後、5−アセトアミジ ノ−4−(2,4−ジメチルフェニル)−3−メチルピラゾール、酢酸塩(31 .2g、0.1mol)および炭酸ジエチル(97mL、0.8mol)を加え た。得られた反応混合物を還流温度まで加熱し、18時間攪拌した。混合物を室 温ま で冷却し、溶媒を減圧留去した。残渣を水に溶解し、1N HCl溶液をゆっく りと加えてpH=5〜6とした。水層を酢酸エチルで3回抽出した。有機層を合 わせ、MgSO4で乾燥し、ろ過した。溶媒を減圧留去すると淡黄褐色の固体が 得られた(26g、収率98%)。 NMR(CDCl3、300MHz):7.15(s、1H)、7.09(s、 2H)、2.45(s、3H)、2.39(s、3H)、2.30(s、3H) 。 CI−MS:269(M+H)。 実施例2 5−メチル−3−(2,4,6−トリメチルフェニル)[1,5−a]−[1, 2,3]トリアゾロ−[1,3,5]−トリアジン−7(6H)−オンの製造 (式7、式中、YはO、R1はCH3、ZはN、Arは2,4,6−トリメチルフ ェニルである) A. 1−フェニルメチル−4−(2,4,6−トリメチルフェニル)−5−ア ミノトリアゾール シアン化2,4,6−トリメチルベンジル(1.0g、6.3mmol)、ア ジ化べンジル(0.92g、6.9mmol)およびカリウムt−ブトキシド( 0.78g、6.9mmol)をテトラヒドロフラン(10mL)に加えた混合 物を2.5日間周囲温度で攪拌した。得られた懸濁液を水で希釈し、酢酸エチル で3回抽出した。有機層を合わせ、MgSO4で乾燥し、ろ過した。溶媒を減圧 留去すると褐色油状物質が得られた。これをエーテルで粉砕し、ろ過すると黄色 の固体が得られた(1.12g、収率61%)。 NMR(CDCl3、300MHz):7.60〜7.30(m、5H)、7. 30〜7.20(m、2H)、5.50(s、2H)、3.18(ブロードs、 2H)、2.30(s、3H)、2.10(s、6H)。 CI−MS:293(M+H)。 B. 4−(2,4,6−トリメチルフェニル)−5−アミノトリアゾール 液体アンモニア(30mL)および1−フェニルメチル−4−(2,4,6− トリメチルフェニル)−5−アミノトリアゾール(1.1g、3.8mmol) の混合物に、ナトリウム(500mg、22mmol)を攪拌しながら加えた。 反応混合物を濃緑色が持続するまで攪拌した。塩化アンモニウム溶液(mL)を 加え、周囲温度に温めながら16時間攪拌した。残渣を1M HClで処理し、 ろ過した。水層を濃アンモニア水で塩基性とし(pH=9)、酢酸エチルで3回 抽出した。有機層を合わせ、MgSO4で乾燥し、ろ過した。溶媒を減圧留去す ると、薄層クロマトグラフィ(酢酸エチル)で単一である黄色の固体が得られた (520mg)。 NMR(CDCl3、300MHz):6.97(s、2H)、3.68〜3. 50(ブロードs、2H)、2.32(s、3H)、2.10(s、6H)。 CI−MS:203(M+H)。 C.4−(2,4,6−トリメチルフェニル)−5−アセトアミジノトリアゾー ル、酢酸塩 4−(2,4,6−トリメチルフェニル)−5−アミノトリアゾール(400 mg、1.98mmol)、エチルアセトイミダート(261mg、3mmol )および氷酢酸(0.1mL、1.98mmol)のアセトニトリル(6mL) 溶液を周囲温度で4時間攪拌した。得られた懸濁液をろ過し、集めた固体を多量 のエーテルで洗浄した。減圧で乾燥すると白色固体が得られた(490mg、収 率82%)。 NMR(DMSO−d6、300MHz):7.90〜7.70(ブロードs、 0.5H)、7.50〜7.20(ブロードs、0.5H)、6.90(s、2 H)、6.90(s、2H)、3.50〜3.10(ブロードs、3H)、2. 30〜2.20(ブロードs、3H)、2.05(d、1H、J=7)、1.9 6(s、6H)、1.87(s、6H)。CI−MS:244(M+H)。 D. 5−メチル−3−(2,4,6−トリメチルフェニル)[1,5−a]− [1,2,3]−トリアゾロ−[1,3,5]−トリアジン−7(4H)−オン ナトリウム(368mg、16.2mmol)をエタノール(10mL)に室 温で攪拌しながら加えた。ナトリウムが反応した後、4−(2,4,6−トリメ チルフェニル)−5−アセトアミジノトリアゾール、酢酸塩(490mg、1. 6mmol)および炭酸ジエチル(1.6mL、13mmol)を加えた。反応 混合物を還流温度で5時間攪拌し、次いで室温まで冷却した。反応混合物を水で 希釈し、1N HCl溶液を加えてpH=5〜6とし、酢酸エチルによる抽出を 3回行った。有機層を合わせ、MgSO4で乾燥し、ろ過した。溶媒を減圧留去 すると黄色の残渣が得られた。エーテルで粉砕し、ろ過すると黄色の固体が得ら れた(300mg、収率69%)。 NMR(CDCl3、300MHz):6.98(s、2H)、2.55(s、 3H)、2.35(s、3H)、2.10(s、6H)。 CI−MS:270(M+H)。 実施例3 4−(ジ(カルボメトキシ)メチル)−2,7−ジメチル−8−(2,4−ジメ チルフェニル)[1,5−a]−ピラゾロ−[1,3,5]−トリアジンの製造 (式1、式中、R3はCH(CHCO2CH32、R1はCH3、ZはC−CH3、 Arは2,4−ジメチルフェニルである) A. 4−クロロ−2,7−ジメチル−8−(2,4−ジクロロフェニル)[1 ,5−a]−ピラゾロトリアジン 2,7−ジメチル−8−(2,4−ジメチルフェニル)[1,5−a]−ピラ ゾロ−1,3,5−トリアジン−4−オン(実施例1、1.38g、4.5mm ol)、N,N−ジメチルアニリン(1mL、8mmol)およびオキシ塩化リ ン(10mL)の混合物を還流温度で48時間攪拌した。過剰のオキシ塩化リン を減圧留去した。残渣を氷水に注加し、短時間攪拌し、酢酸エチルで3回素早く 抽出を行った。有機層を合わせ、水で洗浄し、次いでMgSO4で乾燥し、ろ過 し た。溶媒を減圧留去すると褐色油状物質が得られた。フラッシュカラムクロマト グラフィ(酢酸エチル:ヘキサン::1:4)で一つの分画(Rf=0.5)を 得た。溶媒を減圧留去すると黄色油状物が得られた。(1.0g、収率68%) 。 NMR(CDCl3、300MHz):7.55(d、1H、J=1)、7.3 8(dd、1H、J=7、1)、7.30(d、1H、J=7)、2.68(s 、3H)、2.45(s、3H);CI−MS:327(M+H)。 B. 4−(ジ(カルボメトキシ)メチル)−2,7−ジメチル−8−(2,4 −ジメチルフェニル)[1,5−a]−ピラゾロ−1,3,5−トリアジン 洗浄のたびにヘキサンを捨てながら水素化ナトリウム(60%油中、80mg 、2mmol)をヘキサンで2回洗浄し、無水テトラヒドロフラン(THF、1 mL)中に加えた。マロン酸ジエチル(0.32g、2mmol)のTHF(2 mL)溶液を5分間で滴下した。その間激しい気体の発生が起きた。4−クロロ −2,7−ジメチル−8−(2,4−ジクロロフェニル)[1,5−a]−ピラ ゾロトリアジン(0.5g、1.75mmol)のTHF(2mL)溶液を加え 、反応混合物を窒素雰囲気下で48時間攪拌した。得られた懸濁液を水に注ぎ、 酢酸エチルで3回抽出した。有機層を合わせ、食塩水で1回洗浄し、MgSO4 で乾燥し、ろ過した。溶媒を減圧留去すると褐色油状物が得られた。カラムクロ マトグラフィ(酢酸エチル:ヘキサン::1:9)を行い、溶媒を減圧留去する と、淡黄色の固体が得られた(Rf=0.2、250mg、収率35%)。 融点50〜52℃。 NMR(CDCl3、300MHz):12.35(ブロードs、1H)、7. 15〜7.00(m、3H)、4.40(q、2H、J=7)、4.30(q、 2H、J=7)、2.4、2.35、2.3、2.2、2.1(5s、12H) 、1.4(t、3H、J=7)、1.35〜1.25(m、3H); CI−HRMS:計算値:411.2032、実測値:411.2023。 実施例6 4−(1,3−ジメトキシ−2−プロピルアミノ)−2,7−ジメチル−8−( 2,4−ジクロロフェニル)[1,5−a]−ピラゾロ−1,3,5−トリアジ ンの製造 (式1、式中、R3はNHCH(CH2OCH32、R1はCH3、ZはC−CH3 、Arは2,4−ジクロロフェニルである) A. 4−クロロ−2,7−ジメチル−8−(2,4−ジクロロフェニル)[1 ,5−a]−ピラゾロトリアジン 2,7−ジメチル−8−(2,4−ジメチルフェニル)[1,5−a]−ピラ ゾロ−1,3,5−トリアジン−4−オン(実施例1、1.38g、4.5mm ol)、N,N−ジメチルアニリン(1mL、8mmol)およびオキシ塩化リ ン(10mL)の混合物を還流温度で48時間攪拌した。過剰のオキシ塩化リン を減圧留去した。残渣を氷水に注加し、短時間攪拌し、酢酸エチルで3回素早く 抽出を行った。有機層を合わせ、氷水で洗浄し、次いでMgSO4で乾燥し、ろ 過した。溶媒を減圧留去すると褐色油状物が得られた。フラッシュカラムクロマ トグラフィ(酢酸エチル:ヘキサン::1:4)で一つの分画(Rf=0.5) を得た。溶媒を減圧留去すると黄色油状物が得られた。(1.0g、収率68% )。 NMR(CDCl3、300MHz):7.55(d、1H、J=1)、7.3 8(dd、1H、J=7、1)、7.30(d、1H、J=7)、2.68(s 、3H)、2.45(s、3H);CI−MS:327(M+H)。 B. 4−(1,3−ジメトキシ−2−プロピルアミノ)−2,7−ジメチル− 8−(2,4−ジクロロフェニル)[1,5−a]−ピラゾロ−1,3,5−ト リアジン 4−クロロ−2,7−ジメチル−8−(2,4−ジクロロフェニル)[1,5 −a]−ピラゾロ−1,3,5−トリアジン(パートA、570mg、1.74 mmol)、1,3−ジメトキシプロピル−2−アミノプロパン(25mg、2 .08mmol)およびエタノール(10mL)の混合物を周囲温度で18時間 攪 拌した。反応混合物を水(25mL)に注ぎ、酢酸エチルで3回抽出した。有機 層を合わせ、MgSO4で乾燥し、ろ過した。溶媒を減圧留去した。カラムクロ マトグラフィ(CH2Cl2:CH3OH::50:1)で一つの分画を得た。溶 媒を減圧留去すると固体が得られた(250mg、収率35%)。 融点118〜120℃。 NMR(CDCl3、300MHz):7.50(s、1H)、7.28(dd 、2H、J=8、1)、6.75(d、1H、J=8)、4.70〜4.58( m、1H)、3.70〜3.55(m、4H)、3.43(s、6H)、2.5 0(s、3H)、2.35(s、3H)。 CI−HRMS:計算値:409.1072、実測値:409.1085。 元素分析: 計算値(C1821Cl252):C、52.69、H、5.17、N、17. 07、Cl、17.28。 実測値:C、52.82、H、5.06、N、16.77、Cl、17.50。 有機合成に熟達せし当業者に知られている上記製造法および改変法を用い、表 1〜4の下記実施例を製造できる。 表1に概略を示した実施例は、実施例1、2、3または6で略述した方法によ り製造できる。常用する略語で、Phはフェニル、Prはプロピル、Meはメチ ル、Etはエチル、Buはブチル、Exは実施例を表す。 NMR(CDCl3、300MHz):δ7.28(d、J=10Hz、1H) 、7.03(d、J=8Hz、1H)、6.96(s、1H)、6.7(d、J =9、1H)、4.63(m、1H)、3.79(s、3H)、3.6(m、4 H)、3.42(s、6H)、2.47(s、3H)、2.32(s、3H)。 実施例431 2,4,7−ジメチル−8−(4−メトキシ−2−メチルフェニル)[1,5− a]−ピラゾロ−1,3,5−トリアジンの製造 (式1、式中、R3はCH3、R1はCH3、ZはC−CH3、Arは2,4−ジメ チルフェニルである) 5−アセトアミジノ−4−(4−メトキシ−2−メチルフェニル)−3−メチ ルピラゾール、酢酸塩(602mg、2mmol)を飽和NaHCO3溶液(1 0mL)と混合した。水性混合物をEtOAcで3回抽出した。有機層を合わせ 、MgSO4で乾燥、ろ過し、減圧濃縮した。残渣をトルエン(10mL)およ びオルト酢酸トリメチル(0.36g、3mmol)に加え、懸濁液とした。反 応混合物を窒素雰囲気下で還流温度まで加熱し、16時間攪拌した。周囲温度ま で冷却後、反応混合物を減圧濃縮すると油状の固体が得られた。カラムクロマト グラフィ(CHCl3:MeOH::9:1)を行い、溶媒を減圧留去すると黄 色の粘性油状物が得られた(Rf=0.6、210mg、収率37%)。 NMR(CDCl3、300MHz):7.15(d、1H、J=8)、6.9 (d、1H、J=1)、6.85(dd、1H,J=8、1)、3.85(s、 3H)、2.95(s、3H)、2.65(s、3H)、2.4(s、3H)、 2.15(s、3H);CI−HRMS:計算値:283.1559、実測値: 283.1554(M+H)。 実施例432 7−ヒドロキシ−5−メチル−3−(2−クロロ−4−メチルフェニル)ピラゾ ロ[1,5−a]ピリミジンの製造 (式1、式中、AはCH、R1はMe、R3はOH、ZはC−Me、Arは2−ク ロロ−4−メチルフェニルである) 5−アミノ−4−(2−クロロ−4−メチルフェニル)−3−メチルピラゾー ル(1.86g、8.4mmol)を氷酢酸(30mL)に攪拌しながら溶かし た。次いで、得られた溶液にアセト酢酸エチル(1.18mL、9.2mmol )を滴下して加えた。反応混合物を還流温度まで加熱し、16時間攪拌後、室温 まで冷却した。エーテル(100mL)を加え、得られた沈殿をろ過により集め た。減圧で乾燥すると白色の固体が得られた(1.0g、42%)。 NMR(CDCl3、300Hz):8.70(ブロードs、1H)、7.29 (s、1H)、7.21〜7.09(m、2H)、5.62(s、1H)、2. 35(s、6H)、2.29(s、3H);CI−MS:288(M+H)。 実施例433 7−クロロ−5−メチル−3−(2−クロロ−4−メチルフェニル)ピラゾロ[ 1,5−a]ピリミジンの製造 (式1、式中、AはCH、R1はMe、R3はCl、ZはC−Me、Arは2−ク ロロ−4−メチルフェニルである) 7−ヒドロキシ−5−メチル−3−(2−クロロ−4−メチルフェニル)ピラ ゾロ[1,5−a]ピリミジン(1.0g、3.5mmol)、オキシ塩化リン (2.7g、1.64mL、17.4mmol)、N,N−ジエチルアニリン( 0.63g、O.7mL、4.2mmol)およびトルエン(20mL)の混合 物を還流温度で3時間攪拌し、次いで周囲温度まで冷却した。揮発成分を減圧留 去した。残渣のフラッシュカラムクロマトグラフィ(EtOAc:ヘキサン:: 1:2)を行い、7−クロロ−5−メチル−3−(2−クロロ−4−メチルフェ ニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジンを黄色油状物として得た(900mg 、収率84%)。 NMR(CDCl3、300Hz):7.35(s、1H)、7.28〜7.2 6(m、1H)、7.16(d、1H、J=7)、6.80(s、1H)、2. 5 5(s、3H)、2.45(s、3H)、2.40(s、3H);CI−MS: 306(M+H)。 実施例434 7−(ペンチル−3−アミノ)−5−メチル−3−(2−クロロ−4−メチルフ ェニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジンの製造 (式1、式中、AはCH、R1はMe、R3はペンチル−3−アミノ、ZはC−M e、Arは2−クロロ−4−メチルフェニルである) 3−ペンチルアミン(394mg、6.5mmol)および7−クロロ−5− メチル−3−(2−クロロ−4−メチルフェニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリ ミジン(200mg、0.65mmol)のジメチルスルホキシド(DMSO、 10mL)溶液を150℃で2時間攪拌後、周囲温度まで冷却した。次いで、反 応混合物を水(100mL)に注ぎ、混合した。ジクロロメタンで3回抽出し、 合わせた有機層を食塩水で洗浄した。MgSO4で乾燥、ろ過後、溶媒を減圧留 去すると黄色の固体が得られた。フラッシュクロマトグラフィ(EtOAc:ヘ キサン::1:4)を行うと、白色の固体が得られた(140mg、収率60% )。 融点139〜141℃;NMR(CDCl3、300Hz):7.32(s、1 H)、7.27(d、1H、J=8)、7.12(d、1H、J=7)、6.0 2(d、1H、J=9)、5.78(s、1H)、3.50〜3.39(m、1 H)、2.45(s、3H)、2.36(s、6H)、1.82〜1.60(m 、4H)、1.01(t、6H、J=8);元素分析:計算値(C2025ClN4 ):C、67.31、H、7.06、N、15.70、Cl.9.93。実測 値:C、67.32、H、6.95、N、15.50、Cl、9.93。 表2に概略を示した実施例は、実施例1A、1B、432、433、434で 略述した方法によって製造できる。常用する略語で、Phはフェニル、Prはプ ロピル、Meはメチル、Etはエチル、Buはブチル、Exは実施例、EtOA cは酢酸エチルを表す。 表3に詳述された実施例は、実施例1、2、3または6に概説した方法により 調製することができる。共通して用いられる略語は、Phがフェニルであり、Prが プロピルであり、Meがメチルであり、Etがエチルであり、Buがブチルであり、Ex が実施例である。 表4に詳述された実施例は、実施例1A、1B、432、433、434に概 説した方法により調製することができる。共通して用いられる略語は、Phがフェ ニルであり、Prがプロピルであり、Meがメチルであり、Etがエチルであり、Buが ブチルであり、Exが実施例であり、EtOAcが酢酸エチルである。 表5または6の実施例は、実施例1A、1B、2、3、6、431、432、 433、434に示した方法またはそれらの適切な組み合わせにより調製するこ とができる。共通して用いられる略語は、Phがフェニルであり、Prがプロピルで あり、Meがメチルであり、Etがエチルであり、Buがブチルであり、Exが実施例で ある。 有用性 生理学的活性評価のためのCRF−R1受容体結合アッセイ 以下に、標準的結合アッセイで使用するクローン化したヒトCRF−R1受容 体含有細胞膜の分離について記述し、また、アッセイそれ自体についても記述す る。 メッセンジャーRNAをヒトの海馬から分離した。オリゴ(dt)12−18 を用いてmRNAを逆転写し、コード領域を開始コドンから終結コドンまでPC Rによって増幅した。得られたPCR断片をpGEMVのEcoRV部位にクロ ーン化し、XhoI+XbaIを用いてそこから挿入物を再生して、ベクターp m3ar(これにはCMVプロモータ、SV40’t’スプライスおよび初期ポ リAシグナル、エプスタイン・バールウイルス複製起点、ならびにハイグロマイ シン選択マーカが含まれる)のXhoI+XbaIの中にクローン化した。こう して得たphchCRFRと呼ばれる発現ベクターを293EBNA細胞にトラ ンスフェクションし、400μMのハイグロマイシンの存在下で、エピソームを 保持している細胞を選択した。ハイグロマイシンによる4週間の選択に耐えて生 存した細胞をプールし、懸濁液中での生長に適応させた後、後述する結合アッセ イのための膜生成に使用した。次いで、懸濁細胞約1×108個を含有するそれ ぞれのアリコートを遠心分離してペレット状にし、凍結した。 hCRFR1受容体でトランスフェクトされた293EBNA細胞を含有する 前記凍結ペレットを、結合アッセイ用に、氷温の組織緩衝液(50mMのHEP ES緩衝液、pH7.0、10mMのMgCl2、2mMのEGTA、1μg/ lのアプロチニン、1μg/lのロイペプチンおよび1μg/mlのペプスタチ ンを含有)10ml中でホモジナイズする。ホモジネートを40,000×gで 12分間遠心分離し、得られたペレットを組織緩衝液10ml中で再度ホモジナ イズする。さらに40,000×gで12分間遠心分離した後、ペレットをタン パク質濃度が360μg/mlになるまで再度懸濁し、アッセイに使う。 結合アッセイは96ウエル・プレート内で実施され、各ウエルの容積は300 μlである。各ウエルに、50μlの希釈検査薬(薬剤の最終濃度は10-10〜 10-5Mの範囲)と、100μlの125I−ヒツジ−CRF(125I−o−CRF )(最終濃度150pM)および前記細胞ホモジネート150μlを添加する。次 いで、プレートを室温で2時間培養し、その後適当な細胞回収器を使用して培養 物をGF/Fフィルタ(予め0.3%ポリエチレンイミンで濡らしておく)で濾 過する。フィルタを氷温の組織緩衝液で2度ゆすいだ後、各フィルタを取り外し 、ガンマ計数器でそれらの放射能を評価する。 検査薬の希釈を変えて、細胞膜への125I−o−CRF結合阻害曲線を、相互 曲線フィットプログラムLIGANDで[P.J.MunsonおよびD.Rodbard,Anal.Bio chem.107:220(1980年)]分析する。このプログラムによって阻害を表すKi値が 得られ、それらの値は生理活性の評価に使用される。 CRFの阻害を表すKi値が約10000nM未満であれば、その化合物は活 性であるとみなされる。CRF−刺激性アデニル酸シクラーゼ活性の阻害 CRF−刺激性アデニル酸シクラーゼ活性の阻害をG.Battagliaらによるシナ プス(Synapse)1:572(1987年)に記載の通りに実施することができる。手短に 言えば、37℃で10分間、Tris−HCl(37℃でpH7.4)を100 mM、MgCl2を10mM、EGTAを0.4mM、0.1%BSA、イソブ チルメチルキサンチン(IBMX)1mM、ホスホクレアチンキナーゼを250 単位/ml、クレアチンリン酸を5mM、グアノシン5’−三リン酸を100m M、oCRFを100nM、アンタゴニストペプチド(濃度範囲10-9〜10-6 m)および元の湿潤重量で0.8mgの組織(タンパク質約40〜60mg)を 含有する緩衝液200ml中で、アッセイを実施する。反応は、1mMのATP /[32P]ATP(約2〜4mCi/管)を添加して開始し、50mMのトリス −HCL 100ml、45mMのATPおよび2%ドデシル硫酸ナトリウムを 添加して終了させる。cAMPの回収率をモニタするために、分離の前に各管に [3H]cAMP(約40,000dpm)1μlを添加する。[32P]ATP から の[32P]cAMPの分離は、Dowexおよびアルミナカラムで順次溶離して 実施する。生体内生物検定 本発明の化合物の生体内活性は、当業界内で利用できかつ容認されるバイオア ッセイであればいずれを用いても評価できる。これら試験の実例には、音驚愕試 験、階段上り試験および慢性投与試験が含まれる。本発明の化合物を試験するの に有用なこれらおよびその他のモデルについては、C.W.BerridgeとA.J.Dunn の、脳研究概説(Brain Research Reviews)15:71(1990年)に略述されている 。化合物は齧歯類動物または小哺乳動物のいずれの種でも試験できよう。 本発明の化合物は、うつ病、情動障害および/または不安に罹患している患者 の、副腎皮質刺激ホルモン放出因子の異常レベルに関連したバランス失調の治療 に有用である。 本発明の化合物は、哺乳動物の身体の有効成分作用部位に有効成分を接触させ る方法でこれらの異常を治療するために投与することができる。これらの化合物 は、個々の治療薬としての製剤または治療薬の組み合せ製剤とともに使用する方 法に利用できるかぎり、従来のいずれの方法によっても投与することができる。 これらの化合物は単独でも投与できるが、一般には選択した投与経路および標準 的薬学的慣行に基づいて選んだ医薬品担体といっしよに投与される。 投与量は、その使用法ならびに個々の薬剤の薬力学的特性、その投与方式およ び投与経路、受容者の年齢、体重および健康、症状の性質および程度、併用療法 の種類、治療回数、所望の効果などの既知の要因によって異なる。前記疾患また は症状の治療に使用する目的で、本発明の化合物を一日当り有効成分0.002 〜200mg/kg体重の用量で経口投与することもできる。所望の薬理学的効 果を得るには、通常、一日に1回〜4回の分割量でまたは持続性製剤で0.01 〜10mg/kg体重が有効である。 投与に好適な製剤(組成物)は、単位当り約1mg〜約100mgの有効成分 を含有する。通常、これらの医薬組成物には、組成物の総重量に対し重量で約 0.5%〜95%の有効成分が存在する。 有効成分は、カプセル剤、錠剤および散剤などの固形製剤で、またはエリキシ ル剤、シロップ剤および/または懸濁剤などの液剤で経口投与できる。本発明の 化合物は、滅菌液剤で非経口投与することもできる。 有効成分と、これらに限定されるわけではないがラクトース、デンプン、ステ アリン酸マグネシウム、ステアリン酸またはセルロース誘導体などの好適な担体 とを含むために、ゼラチンカプセルを使用することもできる。圧縮錠剤を作るた めに同様の希釈剤を使用することもできる。錠剤およびカプセル剤はいずれも持 続性医薬品として製造することができ、一定期間にわたって薬剤を連続的に放出 することが可能となる。圧縮錠剤を糖衣またはフィルムコーティングして、不快 な味を遮断したり、有効成分を空気から保護したり、または胃腸管において錠剤 を選択的に崩壊することが可能となる。 患者が受け入れやすくするために、経口投与用液剤に着色料や着香料を含有さ せることもできる。 一般に水、薬剤学的に許容可能な油、生理的食塩水、デキストロース(グルコ ース)水溶液ならびに関連の糖溶液およびプロピレングリコールまたはポリエチ レングリコールなどのグリコール類は、非経口投与溶液に好適な担体である。非 経口投与溶液は、有効成分の水溶性塩、好適な安定剤、および必要に応じて緩衝 物質を含有していると好ましい。重亜硫酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウムまたは アスコルビン酸などの抗酸化剤は、単独でもまたは組み合せても、好適な安定剤 である。クエン酸およびその塩、ならびにEDTAも使用される。さらに、非経 口投与溶液に、塩化ベンザルコニウム、メチルパラベンまたはプロピルパラベン 、およびクロロブタノールなどの保存剤を含有させることもできる。 好適な医薬品担体については、当分野では標準的な参照文献であるレミントン 医薬品科学、A.Osolに記載がある。 本発明の化合物の投与に有用な医薬品の剤形は、以下のように説明できる。 カプセル剤 多数の単位カプセル剤は、標準的なツーピース硬ゼラチンカプセルに各々粉末 有効成分100mg、ラクトース150mg、セルロース50mgおよびステア リン酸マグネシウム6mgを充填して調製される。 軟ゼラチンカプセル剤 大豆油、綿実油またはオリーブ油などの消化性油と有効成分の混合物を調製し 、容積式ポンプでゼラチン中に注入して、有効成分100mgを含有する軟ゼラ チンカプセル剤を形成した。このカプセル剤を洗浄し、乾燥した。 錠剤 多数の錠剤が従来の方法で調製され、用量単位は有効成分100mg、コロイ ド二酸化ケイ素0.2mg、ステアリン酸マグネシウム5mg、微晶質セルロー ス275mg、デンプン11mgおよびラクトース98.8mgであった。適切 なコーティングを施して嗜好性または遅吸収性を高めることもできる。 本発明の化合物は、神経機能、神経機能異常および神経疾患の生化学的研究に おける試薬または標準薬として使用することもできる。 本発明をある種の好ましい実施態様に関して記載および例示してきたが、他の 実施態様は当業者にとって明白である。本発明は、それゆえ、記載および例示し てきた特定の実施態様に限定されることはなく、本発明の精神を逸脱することな しに変更または修正が可能であり、全範囲は以下に記述する請求の範囲に詳述さ れる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 3/04 A61P 3/04 3/08 3/08 9/00 9/00 15/00 15/00 15/08 15/08 25/08 25/08 25/22 25/22 25/24 25/24 25/28 25/28 25/30 25/30 29/00 29/00 31/18 31/18 37/04 37/04 37/06 37/06 43/00 43/00 111 111 C07D 487/04 142 C07D 487/04 142 145 145 146 146 (31)優先権主張番号 08/899,242 (32)優先日 平成9年7月23日(1997.7.23) (33)優先権主張国 米国(US) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),EA(AM,AZ,BY ,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AM,AU ,AZ,BR,BY,CA,CN,CZ,EE,HU, IL,JP,KG,KR,KZ,LT,LV,MD,M X,NO,NZ,PL,RO,RU,SG,SI,SK ,TJ,TM,UA,VN (72)発明者 コーバット,ロバート,ジョン. アメリカ合衆国 19382 ペンシルベニア 州 ウエスト チェスター キラネイ レ ーン 1193

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.情動障害、不安、うつ病、頭痛、過敏性腸管症候群、外傷後ストレス障害、 核上麻痺、免疫抑制、アルツハイマー病、胃腸管障害、神経性食欲不振または他 の摂食障害、薬物嗜癖、薬剤またはアルコール禁断症状、炎症性疾患、心血管疾 患または心疾患、受胎能問題、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染症、出血性 ストレス、肥満症、不妊症、頭部および脊髄外傷、てんかん、卒中、潰瘍、筋萎 縮性側索硬化症、低血糖症、または、その障害の治療がCRFへの拮抗によって 達成されるもしくは容易になる、CRFが誘発または促進する障害を含むがそれ に限定されない障害などの哺乳類における治療法であって、式(1)および(2 )の化合物、 およびその異性体、その立体異性体、またはその立体異性体の混合物、および薬 剤学的に許容可能なその塩またはプロドラッグ体の治療上の有効量を哺乳類に投 与することを含み、 上式で、 Aは、NまたはCRであり、 Zは、NまたはCR2であり、 Arは、フェニル、ナフチル、ピリジル、ピリミジニル、トリアジニル、フラ ニル、チエニル、ベンゾチエニル、ベンゾフラニル、2,3−ジヒドロベンゾフ ラニル、2,3−ジヒドロベンゾチエニル、インダニル、1,2−ベンゾピラニ ル、3,4−ジヒドロ−1,2−ベンゾピラニル、テトラリニル(それぞれのA rは、1〜5個のR4基で任意に置換され、それぞれのArは不飽和炭素原子に 結合している)から選択され、 Rは独立して、それぞれの場合にH、C1−C4アルキル、C2−C4アルケニル 、C2−C4アルキニル、C3−C6シクロアルキル、C4−C7シクロアルキルアル キル、ハロ、CN、C1−C4ハロアルキルから選択され、 R1は独立して、それぞれの場合にH、C1−C4アルキル、C2−C4アルケニ ル、C2−C4アルキニル、ハロ、CN、C1−C4ハロアルキル、C1−C12ヒド ロキシアルキル、C2−C12アルコキシアルキル、C2−C10シアノアルキル、C3 −C6シクロアルキル、C4−C10シクロアルキルアルキル、NR910、C1− C4アルキル−NR910、NR9COR10,OR11、SHまたは S(O)n12から選択され、 R2は、H、C1−C4アルキル、C2−C4アルケニル、C2−C4アルキニル、 C3−C6シクロアルキル、C4−C10シクロアルキルアルキル、C1−C4ヒドロ キシアルキル、ハロ、CN、−NR67、NR9COR10、 −NR6S(O)n7、S(O)nNR67、C1−C4ハロアルキル、−OR7、 SHまたは−S(O)n12から選択され、 R3は、 −H、OR7、SH、S(O)n13、COR7、CO27、OC(O)R13、 NR8COR7、N(COR72、NR8CONR67、NR8CO213、NR67 、NR6a7a、N(OR7)R6、CONR67、アリール、ヘテロアリールお よび複素環式基、 または −C1−C10アルキル、C2−C10アルケニル、C2−C10アルキニル、C3−C8 シクロアルキル、C5−C8シクロアルケニル、C4−C12シクロアルキルアルキ ルまたはC6−C10シクロアルケニルアルキル(それぞれの基は、それぞれの場 合に独立してC1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、ハロ、C1−C4ハロ アルキル、シアノ、OR15、SH、S(O)n13、COR15、CO215、OC (O)R13、NR8COR15、N(COR152、NR8CONR1615、NR8C O213、NR1615、CONR1615、アリール、ヘテロアリールおよび複素 環式基から選択される1〜3個の置換基で任意に置換されている)から選択され 、 R4は独立して、それぞれの場合にC1−C10アルキル、C2−C10アルケニル 、C2−C10アルキニル、C3−C6シクロアルキル、C4−C12シクロアルキルア ルキル、NO2、ハロ、CN、C1−C4ハロアルキル、NR67、NR8COR7 、NR8CO27、COR7、OR7、CONR67、CO(NOR9)R7、CO2 7、またはS(O)n7(C1−C10アルキル、C2−C10アルケニル、C2−C10 アルキニル、C3−C6シクロアルキルおよびC4−C12シクロアルキルアルキ ルのそれぞれは、それぞれの場合に独立してC1−C4アルキル、NO2、ハロ、 CN、NR67、NR8COR7、NR8CO27、COR7、OR7、CONR67 、CO27、CO(NOR9)R7、またはS(O)n7から選択される1〜3 個の置換基で任意に置換されている)から選択され、 R6およびR7、R6aおよびR7aは独立して、それぞれの場合に、 −H、 −C1−C10アルキル、C3−C10アルケニル、C3−C10アルキニル、ハロゲ ン原子数1〜10個のC1−C10ハロアルキル、C2−C8アルコキシアルキル、 C3−C6シクロアルキル、C4−C12シクロアルキルアルキル、C5−C10シクロ アルケニル、またはC6−C14シクロアルケニルアルキル(それぞれの基は、そ れぞれの場合に独立してC1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、ハロ、 C1−C4ハロアルキル、シアノ、OR15、SH、S(O)n13、COR15、C O215、OC(O)R13、NR8COR15、N(COR152、NR8CONR16 15、NR8CO213、NR1615、CONR1615、アリール、ヘテロアリー ルおよび複素環式基から選択される1〜3個の置換基で任意に置換されている) 、 −アリール、アリール(C1−C4アルキル)、ヘテロアリール、ヘテロアリー ル(C1−C4アルキル)、複素環式基または複素環(C1−C4アルキル)から選 択されるか、 あるいは、NR67およびNR6a7aが独立してピペリジン、ピロリジン、ピ ペラジン、N−メチルピペラジン、モルホリンまたはチオモルホリン(それぞれ の基は、1〜3個のC1−C4アルキル基で任意に置換されている)であり、 R8は独立して、それぞれの場合にHまたはC1−C4アルキルから選択され、 R9およびR10は独立して、それぞれの場合にH、C1−C4アルキル、または C3−C6シクロアルキルから選択され、 R11はH、C1−C4アルキル、C1−C4ハロアルキルまたはC3−C6シクロア ルキルから選択され、 R12はC1−C4アルキルまたはC1−C4ハロアルキルであり、 R13はC1−C4アルキル、C1−C4ハロアルキル、C2−C8アルコキシアルキ ル、C3−C6シクロアルキル、C4−C12シクロアルキルアルキル、アリール、 アリール(C1−C4アルキル)−、ヘテロアリール、ヘテロアリール(C1−C4 アルキル)−から選択され、 R14は、C1−C10アルキル、C3−C10アルケニル、C3−C10アルキニル、 C3−C8シクロアルキル、またはC4−C12シクロアルキルアルキル(それぞれ の基は、それぞれの場合に独立してC1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル 、ハロ、C1−C4ハロアルキル、シアノ、OR15、SH、S(O)n15、CO R15、CO215、OC(O)R15、NR8COR15、N(COR152、NR8C ONR1615、NR8CO215、NR1615、CONR1615、およびC1−C6 アルキルチオ、C1−C6アルキルスルフィニルおよびC1−C6アルキルスルホニ ルから選択される1〜3個の置換基で任意に置換されている)から選択され、 R15およびR16は独立して、それぞれの場合にH、C1−C6アルキル、C3− C10シクロアルキル、C4−C16シクロアルキルアルキル(S(O)n15の場合 、R15はHではない)から選択され、 アリールは、フェニルまたはナフチル(それぞれの基は、それぞれの場合に独 立してC1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、ハロ、C1−C4ハロアルキ ル、シアノ、OR15、SH、S(O)n15、COR15、CO215、OC(O) R15、NR8COR15、N(COR152、NR8CONR1615、NR8CO21 5 、NR1615、およびCONR1615から選択される1〜5個の置換基で任意 に置換されている)から選択され、 ヘテロアリールは、ピリジル、ピリミジニル、トリアジニリル、フラニル、ピ ラニル、キノリニル、イソキノリニル、チエニル、イミダゾリル、チアゾリル、 インドリル、ピロリル、オキサゾリル、ベンゾフラニル、ベンゾチエニル、ベン ゾチアゾリル、イソオキサゾリル、ピラゾリル、2,3−ジヒドロベンゾチエニ ルまたは2,3−ジヒドロベンゾフラニル(それぞれの基は、それぞれの場合に 独立してC1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、ハロ、C1−C4ハロアル キル、シアノ、OR15、SH、S(O)n15、−COR15、CO215、OC( O)R15、NR8COR15、N(COR152、NR8CONR1615、NR8CO215、NR1615、およびCONR1615から選択される1〜5個の置換 基で任意に置換されている)から選択され、 複素環式基は、飽和または部分的に飽和されたヘテロアリール(それぞれの基 は、それぞれの場合に独立してC1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、ハ ロ、C1−C4ハロアルキル、シアノ、OR15、SH,S(O)n15、COR15 、CO215、OC(O)R15、NR8COR15、N(COR152、NR8CON R1615、NR8CO215、NR1516、およびCONR1615から選択される 1〜5個の置換基で任意に置換されている)から選択され、 nは独立して、それぞれの場合に0、1または2である ことを特徴とする治療法。 2.式(1)または(2)の化合物において、Arがフェニル、ピリジル、また は2,3−ジヒドロベンゾフラニルであり、それぞれのArは、1〜4個のR4 置換基で任意に置換されていることを特徴とする請求項1に記載の方法。 3.式(1)または(2)の化合物において、AがN、ZがCR2、Arが2, 4−ジクロロフェニル、2,4−ジメチルフェニルまたは2,4,6−トリメチ ルフェニル、R1およびR2がメチルでR3がNR6a7aであることを特徴とする 請求項1に記載の方法。 4.式(1)または(2)の化合物、およびその異性体、その立体異性体、またはその立体異性体の混合物、および薬 剤学的に許容可能なその塩またはプロドラッグ体を含み、 上式で、 Aは、NまたはCRであり、 Zは、NまたはCR2であり、 Arは、フェニル、ナフチル、ピリジル、ピリミジニル、トリアジニル、フラ ニル、チエニル、ベンゾチエニル、ベンゾフラニル、2,3−ジヒドロベンゾフ ラニル、2,3−ジヒドロベンゾチエニル、インダニル、1,2−ベンゾピラニ ル、3,4−ジヒドロ−1,2−ベンゾピラニル、テトラリニル(それぞれのA rは、1〜5個のR4基で任意に置換され、それぞれのArは不飽和炭素原子に 結合している)から選択され、、 Rは独立して、それぞれの場合にH、C1−C4アルキル、C2−C4アルケニル 、C2−C4アルキニル、C3−C6シクロアルキル、C4−C7シクロアルキルアル キル、ハロ、CN、C1−C4ハロアルキルから選択され、 R1は独立して、それぞれの場合にH、C1−C4アルキル、C2−C4アルケニ ル、C2−C4アルキニル、ハロ、CN、C1−C4ハロアルキル、C1−C12ヒド ロキシアルキル、C2−C12アルコキシアルキル、C2−C10シアノアルキル、C3 −C6シクロアルキル、C4−C10シクロアルキルアルキル、NR910、C1− C4アルキル−NR910、NR9COR10、OR11、SHまたは S(O)n12から選択され、 R2は、H、C1−C4アルキル、C2−C4アルケニル、C2−C4アルキニル、 C3−C6シクロアルキル、C4−C10シクロアルキルアルキル、C1−C4ヒドロ キシアルキル、ハロ、CN、−NR67、NR9COR10、 −NR6S(O)n7、S(O)nNR67、C1−C4ハロアルキル、−OR7、 SHまたは−S(O)n12から選択され、 R3は、 −H、OR7、SH、S(O)n13、COR7、CO27、OC(O)R13、 NR8COR7、N(COR72、NR8CONR67、NR8CO213、NR67 、NR6a7a、N(OR7)R6、CONR67、アリール、ヘテロアリールお よび複素環式基、または −C1−C10アルキル、C2−C10アルケニル、C2−C10アルキニル、C3−C8 シクロアルキル、C5−C8シクロアルケニル、C4−C12シクロアルキルアルキ ルまたはC6−C10シクロアルケニルアルキル(それぞれの基は、それぞれの場 合に独立してC1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、ハロ、C1−C4ハロ アルキル、シアノ、OR15、SH、S(O)n13、COR15、CO215、OC (O)R13、NR8COR15、N(COR152、NR8CONR1615、NR8C O213、NR1615、CONR1615、アリール、ヘテロアリールおよび複素 環式基から選択される1〜3個の置換基で任意に置換されている)から選択され 、 R4は、独立してC1−C10アルキル、C2−C10アルケニル、C2−C10アルキ ニル、C3−C6シクロアルキル、C4−C12シクロアルキルアルキル、NO2、ハ ロ、CN、C1−C4ハロアルキル、NR67、NR8COR7、NR8CO27、 COR7、OR7、CONR67、CO(NOR9)R7、CO27、またはS(O )n7(C1−C10アルキル、C2−C10アルケニル、C2−C10アルキニル、C3 −C6シクロアルキルおよびC4−C12シクロアルキルアルキルはそれぞれ、それ ぞれの場合に独立してC1−C4アルキル、NO2、ハロ、CN、NR67、NR8 COR7、NR8CO27、COR7、OR7、CONR67、CO27、CO(N OR9)R7、またはS(O)n7から選択される1〜3個の置換基で任意に置換 されている)から選択され、 R6およびR7、R6aおよびR7aは独立して、それぞれの場合に、 −H、 −C1−C10アルキル、C3−C10アルケニル、C3−C10アルキニル、ハロゲ ン原子数1〜10のC1−C10ハロアルキル、C2−C8アルコキシアルキル、C3 −C6シクロアルキル、C4−C12シクロアルキルアルキル、C5−C10シクロア ルケニル、またはC6−C14シクロアルケニルアルキル(それぞれの基は、それ ぞれの場合に独立してC1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、ハロ、C1 −C4ハロアルキル、シアノ、OR15、SH、S(O)n13、COR15、CO2 15、OC(O)R13、NR8COR15、N(COR152、NR8CONR161 5 、NR8CO213、NR1615、CONR1615、アリール、ヘテロアリール および複素環式基から選択される1〜3個の置換基で任意に置換されている)、 −アリール、アリール(C1−C4アルキル)、ヘテロアリール、ヘテロアリー ル(C1−C4アルキル)、複素環式基または複素環(C1−C4アルキル)から選 択されるか、 あるいは、NR67およびNR6a7aが独立してピペリジン、ピロリジン、ピ ペラジン、N−メチルピペラジン、モルホリンまたはチオモルホリン(それぞれ の基は、1〜3個のC1−C4アルキル基で任意に置換されている)であり、 R8は独立して、それぞれの場合にHまたはC1−C4アルキルから選択され、 R9およびR10は独立して、それぞれの場合にH、C1−C4アルキル、または C3−C6シクロアルキルから選択され、 R11はH、C1−C4アルキル、C1−C4ハロアルキルまたはC3−C6シクロア ルキルから選択され、 R12はC1−C4アルキルまたはC1−C4ハロアルキルであり、 R13はC1−C4アルキル、C1−C4ハロアルキル、C2−C8アルコキシアルキ ル、C3−C6シクロアルキル、C4−C12シクロアルキルアルキル、アリール、 アリール(C1−C4アルキル)−、ヘテロアリール、ヘテロアリール(C1−C4 アルキル)−から選択され、 R14は、C1−C10アルキル、C3−C10アルケニル、C3−C10アルキニル、 C3−C8シクロアルキル、またはC4−C12シクロアルキルアルキル(それぞれ の基は、それぞれの場合に独立してC1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル 、ハロ、C1−C4ハロアルキル、シアノ、OR15、SH、S(O)n15、CO R15、CO215、OC(O)R15、NR8COR15、N(COR152、NR8C ONR1615、NR8CO215、NR1615、CONR1615、およびC1−C6 アルキルチオ、C1−C6アルキルスルフィニルおよびC1−C6アルキルスルホニ ルから選択される1〜3個の置換基で任意に置換されている)から選択され、 R15およびR16は独立して、それぞれの場合にH、C1−C6アルキル、C3− C10シクロアルキル、C4−C16シクロアルキルアルキル(S(O)n15の場合 は、R15はHではない)から選択され、 アリールは、フェニルまたはナフチル(それぞれの基は、それぞれの場合に独 立してC1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、ハロ、C1−C4ハロアルキ ル、シアノ、OR15、SH,S(O)n15、COR15、CO215、OC(O) R15、NR8COR15、N(COR152、NR8CONR1615、NR8CO21 5 、NR1615、およびCONR1615から選択される1〜5個の置換基で任意 に置換されている)であり、 ヘテロアリールは、ピリジル、ピリミジニル、トリアジニリル、フラニル、ピ ラニル、キノリニル、イソキノリニル、チエニル、イミダゾリル、チアゾリル、 インドリル、ピロリル、オキサゾリル、ベンゾフラニル、ベンゾチエニル、ベン ゾチアゾリル、イソオキサゾリル、ピラゾリル、2,3−ジヒドロベンゾチエニ ルまたは2,3−ジヒドロベンゾフラニル(それぞれの基は、それぞれの場合に 独立してC1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、ハロ、C1−C4ハロアル キル、シアノ、OR15、SH、S(O)n15、−COR15、CO215、OC( O)R15、NR8COR15、N(COR152、NR8CONR1615、NR8CO215、NR1615、およびCONR1615から選択される1〜5個の置換基で 任意に置換されている)から選択され、 複素環式基は、飽和または部分的に飽和されたヘテロアリール(それぞれの基 は、それぞれの場合に独立してC1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、ハ ロ、C1−C4ハロアルキル、シアノ、OR15、SH、S(O)n15、COR15 、CO215、OC(O)R15、NR8COR15、N(COR152、NR8CON R1615、NR8CO215、NR1516、およびCONR1615から選択される 1〜5個の置換基で任意に置換されている)から選択され、 nは独立して、それぞれの場合に0、1または2であり、 但し、 (1)AがN、ZがCR2、R2がH、R3が−OR7または−OCOR13、および R7がHの場合は、R1はH、OHおよびSHのいずれでもなく、 (2)AがN、ZがCR2、R1がCH3またはC25、R2がH、およびR3がO H、H、CH3、C25、C65、n−C37、i−C37、SH、SCH3、N HC49、またはN(C252の場合は、Arはフェニルおよびm−CH3フェ ニルのいずれでもなく、 (3)AがN、ZがCR2、R2がH、およびArがピリジル、ピリミジニルまた はピラジニル、およびR3がNR6a7aの場合は、R6aおよびR7aはHおよびア ルキルのいずれでもなく、 (4)AがN、ZがCR2、およびR2がSO2NR67の場合は、R3はOHおよ びSHのいずれでもなく、 (5)AがCRおよびZがCR2の場合は、R2は−NR6SO27および−SO2 NR67のいずれでもなく、 (6)AがN、ZがCR2およびR2が−NR6SO27または−SO2NR67の 場合は、R3はOHおよびSHのいずれでもなく、 (7)AがN、ZがCR2、R1がメチルまたはエチル、R2がH、およびR3がH 、OH、CH3、C25、C65、n−C37、iso−C37、SH、SCH3 、NH(n−C49)、またはN(C252の場合は、Arは非置換フェニル およびm−メチルフェニルのいずれでもなく、 (8)AがCR、ZがCR2、R2がH、フェニルまたはアルキル、R3がNR8C OR7およびArがフェニルまたはフェニルチオで置換されたフェニルの場合は 、R7はアリール、アリール(C1−C4アルキル)、ヘテロアリール、ヘテロア リール(C1−C4アルキル)、複素環式基および複素環(C1−C4アルキル)の いずれでもなく、 (9)AがCR、ZがCR2、R2がHまたはアルキル、Arがフェニル、および R3がSR13またはNR6a7aの場合は、R13はアリールおよびヘテロアリール のいずれでもなく、R6aおよびR7aはHおよびアリールのいずれでもなく、また は、 (10)AがCH、ZがCR2、R1がOR11、R2がH、R3がOR7で、R7およ びR11がいずれもHの場合は、Arはフェニル、p−Br−フェニル、p−C l−フェニル、p−NHCOCH3−フェニル、p−CH3−フェニル、ピリジル およびナフチルのいずれでもなく、 (11)AがCH、ZがCR2、R2がH、Arが非置換フェニル、およびR3が CH3、C25、CF3またはC64Fの場合は、R1はCF3およびC25のいず れでもなく、 (12)AがCR、RがH、ZがCR2、R2がOH、およびR1およびR3がHの 場合は、Arはフェニルではなく、 (13)AがCR、RがH、ZがCR2、R2がOHまたはNH2、R1およびR3 がCH3の場合は、Arは4−フェニル−3−シアノ−2−アミノピリド−2− イルではない ことを特徴とする化合物。 5.(1)AfがN、R1がH、C1−C4アルキル、ハロ、CN、C1−C12ヒド ロキシアルキル、C1−C4アルコキシアルキルまたはSO2(C1−C4アルキル )、R3がNR6a7aでR6aが非置換のC1−C4アルキルの場合は、R7aはフェ ニル、ナフチル、チエニル、ベンゾチエニル、ピリジル、キノリル、ピラジニル 、フラニル、ベンゾフラニル、ベンゾチアゾリル、インドリルおよびC3−C6シ クロアルキルのいずれでもなく、(2)AがN、R1がH、C1−C4アルキル、 ハロ、CN、C1−C12ヒドロキシアルキル、C1−C4アルコキシアルキルまた はSO2(C1−C4アルキル)、R3がNR6a7aでR7aが非置換のC1−C4アル キルの場合は、R6aはフェニル、ナフチル、チエニル、ベンゾチエニル、ピリジ ル、キノリル、ピラジニル、フラニル、ベンゾフラニル、ベンゾチアゾリル、イ ンドリルおよびC3−C6シクロアルキルのいずれでもないという付加的条件を有 することを特徴とする請求項4に記載の化合物およびその異性体、その立体異性 体、またはその立体異性体の混合物、および薬剤学的に許容可能なその塩または プロドラッグ体。 6.Arがフェニル、ピリジルまたは2,3−ジヒドロベンゾフラニルであり、 それぞれが、1〜4個のR4置換基で任意に置換されていることを特徴とする請 求項4に記載の化合物およびその異性体、その立体異性体、またはその立体異性 体の混合物、および薬剤学的に許容可能なその塩またはプロドラッグ体。 7.AがN、ZがCR2、Arが2,4−ジクロロフェニル、2,4−ジメチル フェニルまたは2,4,6−トリメチルフェニル、R1およびR2がCH3で、R3 がNR6a7aであることを特徴とする請求項6に記載の化合物およびその異性体 、その立体異性体、またはその立体異性体の混合物、および薬剤学的に許容可能 なその塩またはプロドラッグ体。 8.薬剤学的に許容可能な担体および治療上有効な量の請求項4に記載の化合物 を含むことを特徴とする医薬組成物。 9.薬剤学的に許容可能な担体および治療上有効な量の請求項6に記載の化合物 を含むことを特徴とする医薬組成物。 10.薬剤学的に許容可能な担体および治療上有効な量の請求項7に記載の化合 物を含むことを特徴とする医薬組成物。 11.AがNであることを特徴とする請求項4に記載の化合物およびその異性体 、その立体異性体、またはその立体異性体の混合物、および薬剤学的に許容可能 なその塩またはプロドラッグ体。 12.請求項11に記載の式(2)の化合物およびその異性体、その立体異性体 、またはその立体異性体の混合物、および薬剤学的に許容可能なその塩またはプ ロドラッグ体。 13.Arがフェニル、ピリジルまたは2,3−ジヒドロベンゾフラニルであっ て、それぞれのArが1〜4個のR4置換基で任意に置換されることを特徴とす る請求項12に記載の化合物およびその異性体、その立体異性体、またはその立 体異性体の混合物、および薬剤学的に許容可能なその塩またはプロドラッグ体。 14.R3がNR6a7aまたはOR7であることを特徴とする請求項12に記載の 化合物およびその異性体、その立体異性体、またはその立体異性体の混合物、お よび薬剤学的に許容可能なその塩またはプロドラッグ体。 15.Arがフェニル、ピリジルまたは2,3−ジヒドロベンゾフラニルであっ て、それぞれのArが1〜4個のR4置換基で任意に置換され、R3がNR6a7a またはOR7であることを特徴とする請求項12に記載の化合物およびその異性 体、その立体異性体、またはその立体異性体の混合物、および薬剤学的に許容可 能なその塩またはプロドラッグ体。 16.ZがCR2であることを特徴とする請求項11に記載の式(1)の化合物 およびその異性体、その立体異性体、またはその立体異性体の混合物、および薬 剤学的に許容可能なその塩またはプロドラッグ体。 17.Arがフェニル、ピリジルまたは2,3−ジヒドロベンゾフラニルであっ て、それぞれのArが1〜4個のR4置換基で任意に置換されることを特徴とす る請求項16に記載の化合物およびその異性体、その立体異性体、またはその立 体異性体の混合物、および薬剤学的に許容可能なその塩またはプロドラッグ体。 18.R3がNR6a7aまたはOR7であることを特徴とする請求項16に記載の 化合物およびその異性体、その立体異性体、またはその立体異性体の混合物、お よび薬剤学的に許容可能なその塩またはプロドラッグ体。 19.請求項18に記載の化合物およびその異性体、その立体異性体、またはそ の立体異性体の混合物、および薬剤学的に許容可能なその塩またはプロドラッグ 体であって、 R6aは独立して、 −H、 −C1−C10アルキル、C3−C10アルケニル、C3−C10アルキニル、ハロゲ ン原子数1〜10のC1−C10ハロアルキル、C2−C8アルコキシアルキル、C3 −C6シクロアルキル、C4−C12シクロアルキルアルキル、C5−C10シクロア ルケニル、またはC6−C14シクロアルケニルアルキル(それぞれの基は、それ ぞれの場合に独立してC1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、ハロ、C1 −C4ハロアルキル、シアノ、OR15、SH、S(O)n13、COR15、CO2 15、OC(O)R13、NR8COR15、N(COR152、NR8CONR161 5 、NR8CO213、NR1615、CONR1615、アリール、ヘテロアリール および複素環式基から選択される1〜3個の置換基で任意に置換されている)、 −アリール、アリール(C1−C4アルキル)、ヘテロアリール、ヘテロアリー ル(C1−C4アルキル)、複素環式基または複素環(C1−C4アルキル)から選 択され、 R7aは独立して、それぞれの場合に、 −H、 −C5−C10アルキル、C3−C10アルケニル、C3−C10アルキニル、ハロゲ ン原子数1〜10のC1−C10ハロアルキル、C2−C8アルコキシアルキル、C3 −C6シクロアルキル、C4−C12シクロアルキルアルキル、C5−C10シクロア ルケニル、またはC6−C14シクロアルケニルアルキル(それぞれの基は、それ ぞれの場合に独立してC1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、ハロ、C1 −C4ハロアルキル、シアノ、OR15、SH、S(O)n13、COR15、CO2 15、OC(O)R13、NR8COR15、N(COR152、NR8CONR161 5 、NR8CO213、NR1615、CONR1615、アリール、ヘテロアリール および複素環式基から選択される1〜3個の置換基で任意に置換されている)、 −アリール、アリール(C1−C4アルキル)、ヘテロアリール、ヘテロアリー ル(C1−C4アルキル)、複素環式基または複素環(C1−C4アルキル)から選 択されるか、 あるいは、NR67およびNR6a7aは独立してピペリジン、ピロリジン、ピペ ラジン、N−メチルピペラジン、モルホリンまたはチオモルホリン(それぞれの 基は、1〜3個のC1−C4アルキル基で任意に置換されている)から選択される ことを特徴とする請求項18に記載の化合物およびその異性体、その立体異性体 、またはその立体異性体の混合物、および薬剤学的に許容可能なその塩またはプ ロドラッグ体。 20.請求項18に記載の化合物およびその異性体、その立体異性体、またはそ の立体異性体の混合物、および薬剤学的に許容可能なその塩またはプロドラッグ 体であって、 R6aおよびR7aは、同一で、 −C1−C4アルキルまたはC3−C6シクロアルキル(それぞれの基は、それぞ れの場合に独立してC1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、ハロ、C1− C4ハロアルキル、シアノ、OR15、SH、S(O)n13、−COR15、CO2 15、OC(O)R13、NR8COR15、N(COR152、NR8CONR161 5 、NR8CO213、NR1615、CONR1615、アリール、ヘテロアリール および複素環式基から選択される1〜3個の置換基で任意に置換されている)、 および −アリールまたはヘテロアリール、から選択される ことを特徴とする請求項18に記載の化合物およびその異性体、その立体異性体 、またはその立体異性体の混合物、および薬剤学的に許容可能なその塩またはプ ロドラッグ体。 21.請求項18に記載の化合物およびその異性体、その立体異性体、またはそ の立体異性体の混合物、および薬剤学的に許容可能なその塩またはプロドラッグ 体であって、 R6aが、 −H、 −C1−C10アルキル、C3−C10アルケニル、C3−C10アルキニル、ハロゲ ン原子数1〜10のC1−C10ハロアルキル、C2−C8アルコキシアルキル、C3 −C6シクロアルキル、C4−C12シクロアルキルアルキル、C5−C10シクロア ルケニル、またはC6−C14シクロアルケニルアルキル(それぞれの基は、それ ぞれの場合に独立してC1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、ハロ、C1 −C4ハロアルキル、シアノ、OR15、SH、S(O)n13、COR15、CO2 15、OC(O)R13、NR8COR15、N(COR152、NR8CONR161 5 、NR8CO213、NR1615、CONR1615、アリール、ヘテロアリールお よび複素環式基から選択される1〜3個の置換基で任意に置換されている)、 −アリール、アリール(C1−C4アルキル)、ヘテロアリール、ヘテロアリー ル(C1−C4アルキル)、複素環式基または複素環(C1−C4アルキル)から選 択され、 R7aが、 −C1−C4アルキルおよびそれぞれの場合に独立してC1−C6アルキル、C3 −C6シクロアルキル、ハロ、C1−C4ハロアルキル、シアノ、OR15、SH、 S(O)n13、COR15、CO215、OC(O)R13、NR8COR15、N( COR152、NR8CONR1615、NR8CO213、NR1615、CONR16 15、アリール、ヘテロアリールおよび複素環式基から選択される1〜3個の置 換基で任意に置換されたC1−C4アルキルから選択される ことを特徴とする請求項18に記載の化合物およびその異性体、その立体異性体 、またはその立体異性体の混合物、および薬剤学的に許容可能なその塩またはプ ロドラッグ体。 22.請求項18に記載の化合物およびその異性体、その立体異性体、またはそ の立体異性体の混合物、および薬剤学的に許容可能なその塩またはプロドラッグ 体であって、 R6aおよびR7aの一方は、 −C3−C6シクロアルキル(それぞれのC3−C6シクロアルキルは、それぞれ の場合に独立してC1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、ハロ、C1−C4 ハロアルキル、シアノ、OR15、SH、S(O)n13、COR15、CO215、 OC(O)R13、NR8COR15、N(COR152、NR8CONR1615、N R8CO213、NR1615、CONR1615、アリール、ヘテロアリールおよび 複素環式基から選択される1〜3個の置換基で任意に置換されている)、 −アリール、 −ヘテロアリールまたは −複素環式基、から選択され、 R6aおよびR7aのもう一方は、非置換のC1−C4アルキルである ことを特徴とする請求項18に記載の化合物およびその異性体、その立体異性体 、またはその立体異性体の混合物、および薬剤学的に許容可能なその塩またはプ ロドラッグ体。 23.R6aおよびR7aは独立してHまたは、C1−C10アルキルであり、それぞ れのC1−C10アルキルは、それぞれの場合に独立してC1−C6アルキル、C3− C6シクロアルキル、ハロ、C1−C4ハロアルキル、シアノ、OR15、SH、S (O)n13、COR15、CO215、OC(O)R13、NR8COR15、N(C OR152、NR8CONR1615、NR8CO213、NR1615、CONR1615 、アリール、ヘテロアリールおよび複素環式基から選択される1〜3個の置換 基で任意に置換されていることを特徴とする請求項18に記載の化合物およびそ の異性体、その立体異性体、またはその立体異性体の混合物、および薬剤学的に 許容可能なその塩またはプロドラッグ体。 24.Arがフェニル、ピリジルまたは2,3−ジヒドロベンゾフラニルであっ て、それぞれが、1〜4個のR4置換基で任意に置換され、R3がNR6a7aまた はOR7であることを特徴とする請求項16に記載の化合物およびその異性体、 その立体異性体、またはその立体異性体の混合物、および薬剤学的に許容可能な その塩またはプロドラッグ体。 25.請求項24に記載の化合物およびその異性体、その立体異性体、またはそ の立体異性体の混合物、および薬剤学的に許容可能なその塩またはプロドラッグ 体であって、 R6aは独立して、 −H、 −C1−C10アルキル、C3−C10アルケニル、C3−C10アルキニル、ハロゲ ン原子数1〜10のC1−C10ハロアルキル、C2−C8アルコキシアルキル、C3 −C6シクロアルキル、C4−C12シクロアルキルアルキル、C5−C10シクロア ルケニル、またはC6−C14シクロアルケニルアルキル(それぞれの基は、それ ぞれの場合に独立してC1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、ハロ、C1 −C4ハロアルキル、シアノ、OR15、SH,S(O)n13、COR15、CO2 15、OC(O)R13、NR8COR15、N(COR152、NR8CONR161 5 、NR8CO213、NR1615、CONR1615、アリール、ヘテロアリール および複素環式基から選択される1〜3個の置換基で任意に置換されている)、 −アリール、アリール(C1−C4アルキル)、ヘテロアリール、ヘテロアリー ル(C1−C4アルキル)、複素環式基または複素環(C1−C4アルキル)から選 択され、 R7aは独立して、それぞれの場合に、 −H、 −C5−C10アルキル、C3−C10アルケニル、C3−C10アルキニル、ハロゲ ン原子数1〜10のC1−C10ハロアルキル、C2−C8アルコキシアルキル、C3 −C6シクロアルキル、C4−C12シクロアルキルアルキル、C5−C10シクロア ルケニル、またはC6−C14シクロアルケニルアルキル(それぞれの基は、それ ぞれの場合に独立してC1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、ハロ、C1 −C4ハロアルキル、シアノ、OR15、SH、S(O)n13、COR15、CO2 15、OC(O)R13、NR8COR15、N(COR152、NR8CONR161 5 、NR8CO213、NR1615、CONR1615、アリー ル、ヘテロアリールおよび複素環式基から選択される1〜3個の置換基で任意に 置換されている)、 −アリール、アリール(C1−C4アルキル)、ヘテロアリール、ヘテロアリー ル(C1−C4アルキル)、複素環式基または複素環(C1−C4アルキル)から 選択されるか、 あるいは、NR67およびNR6a7aは独立してピペリジン、ピロリジン、ピペ ラジン、N−メチルピペラジン、モルホリンまたはチオモルホリン(それぞれの 基は、1〜3個のC1−C4アルキル基で任意に置換されている)である ことを特徴とする請求項24に記載の化合物およびその異性体、その立体異性体 、またはその立体異性体の混合物、および薬剤学的に許容可能なその塩またはプ ロドラッグ体。 26.請求項24に記載の化合物およびその異性体、その立体異性体、またはそ の立体異性体の混合物、および薬剤学的に許容可能なその塩またはプロドラッグ 体であって、 R6aおよびR7aは、同一で、 −C1−C4アルキルまたはC3−C6シクロアルキル(それぞれの基は、それぞ れの場合に独立してC1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、ハロ、C1− C4ハロアルキル、シアノ、OR15、SH、S(O)n13、−COR15、CO2 15、OC(O)R13、NR8COR15、N(COR152、NR8CONR161 5 、NR8CO213、NR1615、CONR1615、アリール、ヘテロアリール および複素環式基から選択される1〜3個の置換基で任意に置換されている)お よび、 −アリールまたはヘテロアリールから選択される ことを特徴とする請求項24に記載の化合物およびその異性体、その立体異性体 、またはその立体異性体の混合物、および薬剤学的に許容可能なその塩またはプ ロドラッグ体。 27.請求項24に記載の化合物およびその異性体、その立体異性体、またはそ の立体異性体の混合物、および薬剤学的に許容可能なその塩またはプロドラッグ 体であって、 R6aおよびR7aは、同一で、 −C1−C4アルキル(それぞれのC1−C4アルキルは、それぞれの場合に独立 してC1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、ハロ、C1−C4ハロアルキル 、シアノ、OR15、SH、S(O)n13、−COR15、CO215、OC(O) R13、NR8COR15、N(COR152、NR8CONR1615、NR8CO21 3 、NR1615、CONR1615、アリール、ヘテロアリールおよび複素環式基 から選択される1〜3個の置換基で任意に置換されている)であることを特徴と する 請求項24に記載の化合物およびその異性体、その立体異性体、またはその立体 異性体の混合物、および薬剤学的に許容可能なその塩またはプロドラッグ体。 28.請求項24に記載の化合物およびその異性体、その立体異性体、またはそ の立体異性体の混合物、および薬剤学的に許容可能なその塩またはプロドラッグ 体であって、 R6aは、 −H、 −C1−C10アルキル、C3−C10アルケニル、C3−C10アルキニル、ハロゲ ン原子数1〜10のC1−C10ハロアルキル、C2−C8アルコキシアルキル、C3 −C6シクロアルキル、C4−C12シクロアルキルアルキル、C5−C10シクロア ルケニル、またはC6−C14シクロアルケニルアルキル(それぞれの基は、それ ぞれの場合に独立してC1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、ハロ、C1 −C4ハロアルキル、シアノ、OR15、SH、S(O)n13、COR15、CO2 15、OC(O)R13、NR8COR15、N(COR152、NR8CONR161 5 、NR8CO213、NR1615、CONR1615、アリール、ヘテロアリール および複素環式基から選択される1〜3個の置換基で任意に置換されている)、 −アリール、アリール(C1−C4アルキル)、ヘテロアリール、ヘテロアリー ル(C1−C4アルキル)、複素環式基または複素環(C1−C4アルキル)から選 択され、 R7aは、 −C1−C4アルキルおよびそれぞれの場合に独立してC1−C6アルキル、C3 −C6シクロアルキル、ハロ、C1−C4ハロアルキル、シアノ、OR15、SH、 S(O)n13、COR15、CO215、OC(O)R13、NR8COR15、N( COR152、NR8CONR1615、NR8CO213、NR1615、CONR16 15、アリール、ヘテロアリールおよび複素環式基から選択される1〜3個の置 換基で任意に置換されたC1−C4アルキルである ことを特徴とする請求項24に記載の化合物およびその異性体、その立体異性体 、またはその立体異性体の混合物、および薬剤学的に許容可能なその塩またはプ ロドラッグ体。 29.請求項24に記載の化合物およびその異性体、その立体異性体、またはそ の立体異性体の混合物、および薬剤学的に許容可能なその塩またはプロドラッグ 体であって、 R6aおよびR7aの一方は、 −C3−C6シクロアルキル(それぞれC3−C6シクロアルキルは、それぞれの 場合に独立してC1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、ハロ、C1−C4ハ ロアルキル、シアノ、OR15、SH、S(O)n13、COR15、CO215、O C(O)R13、NR8COR15、N(COR152、NR8CONR1615、NR8 CO213、NR1615、CONR1615、アリール、ヘテロアリールおよび複 素環式基から選択される1〜3個の置換基で任意に置換されている)、 −アリール、 −ヘテロアリールまたは −複素環式基、から選択され、 R6aおよびR7aのもう一方は、非置換のC1−C4アルキルである ことを特徴とする請求項24に記載の化合物およびその異性体、その立体異性体 、 またはその立体異性体の混合物、および薬剤学的に許容可能なその塩またはプロ ドラッグ体。 30.R6aおよびR7aは独立してHまたは、C1−C10アルキルであり、それぞ れのC1−C10アルキルは、それぞれの場合に独立してC1−C6アルキル、C3− C6シクロアルキル、ハロ、C1−C4ハロアルキル、シアノ、OR15、SH、S (O)n13、COR15、CO215、OC(O)R13、NR8COR15、N(C OR152、NR8CONR1615、NR8CO213、NR1615、CONR1615 、アリール、ヘテロアリールおよび複素環式基から選択される1〜3個の置換 基で任意に置換されていることを特徴とする請求項24に記載の化合物およびそ の異性体、その立体異性体、またはその立体異性体の混合物、および薬剤学的に 許容可能なその塩またはプロドラッグ体。 31.請求項16に記載の化合物およびその異性体、その立体異性体、またはそ の立体異性体の混合物、および薬剤学的に許容可能なその塩またはプロドラッグ 体であって、 −Arは1〜4個のR4置換基で任意に置換されたフェニル、ピリジルまたは 2,3−ジヒドロベンゾフラニルであり、 −R3はNR6a7aまたはOR7であり、 −R1およびR2は独立してH、C1−C4アルキル、C3−C6シクロアルキル、 C4−C10シクロアルキルアルキルから選択される ことを特徴とする請求項16に記載の化合物およびその異性体、その立体異性体 、またはその立体異性体の混合物、および薬剤学的に許容可能なその塩またはプ ロドラッグ体。 32.請求項31に記載の化合物およびその異性体、その立体異性体、またはそ の立体異性体の混合物、および薬剤学的に許容可能なその塩またはプロドラッグ 体であって、 R6aは独立して、 −H、 −C1−C10アルキル、C3−C10アルケニル、C3−C10アルキニル、ハロゲ ン原子数1〜10のC1−C10ハロアルキル、C2−C8アルコキシアルキル、C3 −C6シクロアルキル、C4−C12シクロアルキルアルキル、C5−C10シクロア ルケニル、またはC6−C14シクロアルケニルアルキル(それぞれの基は、それ ぞれの場合に独立してC1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、ハロ、C1 −C4ハロアルキル、シアノ、OR15、SH、S(O)n13、COR15、CO2 15、OC(O)R13、NR8COR15、N(COR152、NR8CONR161 5 、NR8CO213、NR1615、CONR1615、アリール、ヘテロアリール および複素環式基から選択される1〜3個の置換基で任意に置換されている)、 −アリール、アリール(C1−C4アルキル)、ヘテロアリール、ヘテロアリール (C1−C4アルキル)、複素環式基または複素環(C1−C4アルキル)から選択 され、 R7aは、 −H、 −C5−C10アルキル、C3−C10アルケニル、C3−C10アルキニル、ハロゲ ン原子数1〜10のC1−C10ハロアルキル、C2−C8アルコキシアルキル、C3 −C6シクロアルキル、C4−C12シクロアルキルアルキル、C5−C10シクロア ルケニル、またはC6−C14シクロアルケニルアルキル(それぞれの基は、それ ぞれの場合に独立してC1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、ハロ、C1 −C4ハロアルキル、シアノ、OR15、SH、S(O)n13、COR15、CO2 15、OC(O)R13、NR8COR15、N(COR152、NR8CONR161 5 、NR8CO213、NR1615、CONR1615、アリール、ヘテロアリール および複素環式基から選択される1〜3個の置換基で任意に置換されている)、 −アリール、アリール(C1−C4アルキル)、ヘテロアリール、ヘテロアリー ル(C1−C4アルキル)、複素環式基または複素環(C1−C4アルキル)から選 択されるか、 あるいは、NR67およびNR6a7aは独立して、ピペリジン、ピロリジン、ピ ペラジン、N−メチルピペラジン、モルホリンまたはチオモルホリン(それぞれ の基は、1〜3個のC1−C4アルキル基で任意に置換されている)のいずれかで ある ことを特徴とする請求項31に記載の化合物およびその異性体、その立体異性体 、またはその立体異性体の混合物、および薬剤学的に許容可能なその塩またはプ ロドラッグ体。 33.請求項31に記載の化合物およびその異性体、その立体異性体、またはそ の立体異性体の混合物、および薬剤学的に許容可能なその塩またはプロドラッグ 体であって、 R6aおよびR7aは、同一で、 −C1−C4アルキルまたはC3−C6シクロアルキル(それぞれの基は、それぞ れの場合に独立してC1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、ハロ、C1− C4ハロアルキル、シアノ、OR15、SH、S(O)n13、−COR15、CO215、OC(O)R13、NR8COR15、N(COR152、NR8CONR161 5 、NR8CO213、NR1615、CONR1615、アリール、ヘテロアリール および複素環式基から選択される1〜3個の置換基で任意に置換されている)お よび、 −アリールまたはヘテロアリールから選択される ことを特徴とする請求項31に記載の化合物およびその異性体、その立体異性体 、またはその立体異性体の混合物、および薬剤学的に許容可能なその塩またはプ ロドラッグ体。 34.請求項31に記載の化合物およびその異性体、その立体異性体、またはそ の立体異性体の混合物、および薬剤学的に許容可能なその塩またはプロドラッグ 体であって、 R6aおよびR7aは、同一で、 −C1−C4アルキル(それぞれのC1−C4アルキルは、それぞれの場合に独立 してC1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、ハロ、C1−C4ハロアルキル 、シアノ、OR15、SH、S(O)n13、−COR15、CO215、OC(O) R13、NR8COR15、N(COR152、NR8CONR1615、NR8CO21 3 、NR1615、CONR1615、アリール、ヘテロアリールおよび複素環式基 から選択される1〜3個の置換基で任意に置換されている)である ことを特徴とする請求項31に記載の化合物およびその異性体、その立体異性体 、またはその立体異性体の混合物、および薬剤学的に許容可能なその塩またはプ ロドラッグ体。 35.請求項31に記載の化合物およびその異性体、その立体異性体、またはそ の立体異性体の混合物、および薬剤学的に許容可能なその塩またはプロドラッグ 体であって、 R6aは、 −H、 −C1−C10アルキル、C3−C10アルケニル、C3−C10アルキニル、ハロゲ ン原子数1〜10のC1−C10ハロアルキル、C2−C8アルコキシアルキル、C3 −C6シクロアルキル、C4−C12シクロアルキルアルキル、C5−C10シクロア ルケニル、またはC6−C14シクロアルケニルアルキル(それぞれの基は、それ ぞれの場合に独立してC1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、ハロ、C1 −C4ハロアルキル、シアノ、OR15、SH、S(O)n13、COR15、CO2 15、OC(O)R13、NR8COR15、N(COR152、NR8CONR161 5 、NR8CO213、NR1615、CONR1615、アリール、ヘテロアリール および複素環式基から選択される1〜3個の置換基で任意に置換されている)、 −アリール、アリール(C1−C4アルキル)、ヘテロアリール、ヘテロアリー ル(C1−C4アルキル)、複素環式基または複素環(C1−C4アルキル)から選 択され、 R7aは、 −C1−C4アルキルおよびそれぞれの場合に独立してC1−C6アルキル、C3 −C6シクロアルキル、ハロ、C1−C4ハロアルキル、シアノ、OR15、SH、 S(O)n13、COR15、CO215、OC(O)R13、NR8COR15、N( COR152、NR8CONR1615、NR8CO213、NR1615、CONR16 15、アリール、ヘテロアリールおよび複素環式基から選択される1〜3個の置 換基で任意に置換されているC1−C4アルキルである ことを特徴とする請求項31に記載の化合物およびその異性体、その立体異性体 、またはその立体異性体の混合物、および薬剤学的に許容可能なその塩またはプ ロドラッグ体。 36.請求項31に記載の化合物およびその異性体、その立体異性体、またはそ の立体異性体の混合物、および薬剤学的に許容可能なその塩またはプロドラッグ 体であって、 R6aおよびR7aの一方は、 −C3−C6シクロアルキル(それぞれのC3−C6シクロアルキルは、それぞれ の場合に独立してC1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、ハロ、C1−C4 ハロアルキル、シアノ、OR15、SH、S(O)n13、COR15、CO215、 OC(O)R13、NR8COR15、N(COR152、NR8CONR1615、N R8CO213、NR1615、CONR1615、アリール、ヘテロアリールおよび 複素環式基から選択される1〜3個の置換基で任意に置換されている)、 −アリール、 −ヘテロアリールまたは −複素環式基、から選択され、 R6aおよびR7aのもう一方は、非置換のC1−C4アルキルである ことを特徴とする請求項31に記載の化合物およびその異性体、その立体異性体 、またはその立体異性体の混合物、および薬剤学的に許容可能なその塩またはプ ロドラッグ体。 37.R6aおよびR7aは独立してHまたは、C1−C10アルキルであり、それぞ れのC1−C10アルキルは、それぞれの場合に独立してC1−C6アルキル、C3− C6シクロアルキル、ハロ、C1−C4ハロアルキル、シアノ、OR15、SH、S (O)n13、COR15、CO215、OC(O)R13、NR8COR15、N(C OR152、NR8CONR1615、NR8CO213、NR1615、CONR1615 、アリール、ヘテロアリールおよび複素環式基から選択される1〜3個の置換 基で任意に置換されていることを特徴とする請求項31に記載の化合物およびそ の異性体、その立体異性体、またはその立体異性体の混合物、および薬剤学的に 許容可能なその塩またはプロドラッグ体。 38.請求項31に記載の化合物が式(50)の化合物、 およびその異性体、その立体異性体、またはその立体異性体の混合物、および薬 剤学的に許容可能なその塩またはプロドラッグ体であって、 R3が−NHCH(n−Pr)2、R4aがCl、R4bがH、R4cがCl、R4dがH でありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−N(Et)(n−Bu)、R4aがCl、R4bがH、R4cがCl、R4dが HでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−N(n−Pr)(CH2cPr)、R4aがCl、R4bがH、R4cがCl、 R4dがHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−N(CH2CH2OMe)2、R4aがCl、R4bがH、R4cがCl、R4dが HでありR4eが−Hである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(Et)(n−Bu)、R4aがCl、R4bがH、R4cがCl、 R4dがHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(Et)(CH2OMe)、R4aがCl、R4bがH、R4cがCl 、R4dがHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(CH2OMe)2、R4aがCl、R4bがH、R4cがCl、R4d がHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−N(Et)2、R4aがCl、R4bがH、R4cがCl、R4dがHでありR4e がHである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(CH2OEt)2、R4aがCl、R4bがH、R4cがCl、R4d がHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(Et)2、R4aがCl、R4bがH、R4cがCl、R4dがHであ りR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−N(Me)(Ph)、R4aがCl、R4bがH、R4cがCl、R4dがHで ありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−N(n−Pr)2、R4aがCl、R4bがH、R4cがCl、R4dがHであ りR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(Et)(n−Pr)、R4aがCl、R4bがH、R4cがCl、 R4dがHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(CH2OMe)2、R4aがMe、R4bがH、R4cがMe、R4d がHでありR4eがMeである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(CH2OMe)2、R4aがMe、R4bがH、R4cがMe、R4d がHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−N(CH2CH2OMe)2、R4aがMe、R4bがH、R4cがMe、R4dが HでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(Et)(CH2OMe)2、R4aがMe、R4bがH、R4cがM e、R4dがHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(Et)2、R4aがMe、R4bがH、R4cがMe、R4dがHであ りR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−OEt、R4aがCl、R4bがH、R4cがCl、R4dがHでありR4eがH である式(50)の化合物、 R3が−N(Et)2、R4aがMe、R4bがH、R4cがMe、R4dがHでありR4e がHである式(50)の化合物、 R3が−N(CH2CN)2、R4aがMe、R4bがH、R4cがMe、R4dがHであ りR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(Me)(CH2OMe)、R4aがMe、R4bがH、R4cがMe 、R4dがHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−OCH(Et)(CH2OMe)、R4aがMe、R4bがH、R4cがMe、 R4dがHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−N(n−Pr)(CH2cPr)、R4aがMe、R4bがH、R4cがMe、 R4dがHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(Me)(CH2N(Me)2)、R4aがMe、R4bがH、R4c がMe、R4dがHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−N(cPr)(CH2CH2CN)、R4aがMe、R4bがH、R4cがMe 、R4dがHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−N(n−Pr)(CH2CH2CN)、R4aがMe、R4bがH、R4cがM e、R4dがHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−N(n−Bu)(CH2CN)、R4aがMe、R4bがH、R4cがMe、R4d がHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(Et)(CH2OMe)、R4aがMe、R4bがH、R4cがMe 、R4dがHでありR4eがMeである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(Et)2、R4aがMe、R4bがH、R4cがMe、R4dがHであ りR4eがMeである式(50)の化合物、 R3が−N(CH2CH2OMe)2、R4aがMe、R4bがH、R4cがMe、R4dが HでありR4eがMeである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(CH2OMe)2、R4aがBr、R4bがH、R4cがOMe、R4 d がHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(Et)(CH2OMe)、R4aがBr、R4bがH、R4cがOM e、R4dがHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−N(Et)2、R4aがMe、R4bがH、R4cがMe、R4dがHでありR4e がMeである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(CH2OEt)2、R4aがMe、R4bがH、R4cがMe、R4d がHでありR4eがMeである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(CH2CH2OMe)(CH2OMe)、R4aがMe、R4bがH 、R4cがMe、R4dがHでありR4eがMeである式(50)の化合物、 R3がモルホリノ、R4aがMe、R4bがH,R4cがMe、R4dがHでありR4eが Hである式(50)の化合物、 R3が−N(CH2CH2OMe)2、R4aがBr、R4bがH、R4cがOMe、R4d がHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(Et)2、R4aがBr、R4bがH、R4cがOMe、R4dがHで ありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−N(Et)2、R4aがBr、R4bがH、R4cがOMe、R4dがHでありR4e がHである式(50)の化合物、 R3が−NH(c−Pr)、R4aがMe、R4bがH、R4cがMe、R4dがHであ りR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(CH2OMe)2、R4aがCN、R4bがH、R4cがOMe、R4 d がHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−N(c−Pr)(CH2CH2CN)、R4aがMe、R4bがH、R4cがM e、R4dがHでありR4eがMeである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(CH2OMe)2、R4aがMe、R4bがH、R4cがBr、R4d がHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(CH2OMe)(CH2CH2OMe)、R4aがMe、R4bがH 、R4cがBr、R4dがHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(CH2OMe)2、R4aがMe、R4bがH、R4cがOMe、R4 d がMeでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−N(CH2CH2OMe)2、R4aがMe、R4bがH、R4cがOMe、R4d がMeでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(Et)2、R4aがMe、R4bがH、R4cがOMe、R4dがMe でありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−N(Et)2、R4aがMe、R4bがH、R4cがOMe、R4dがMeであり R4eがHである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(CH2OMe)2、R4aがCl、R4bがH、R4cがMe、R4d がHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(Et)(CH2OMe)、R4aがCl、R4bがH、R4cがMe 、R4dがHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−N(CH2CH2OMe)2、R4aがCl、R4bがH、R4cがMe、R4dが HでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(CH2OMe)(CH2CH2OMe)、R4aがCl、R4bがH 、R4cがMe、R4dがHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−N(c−Pr)(CH2CH2CN)、R4aがMe、R4bがH、R4cがO Me、R4dがMeでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−N(c−Pr)(CH2CH2CN)、R4aがCl、R4bがH、R4cがC l、R4dがHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が(S)−NHCH(CH2OMe)(CH2CH2OMe)、R4aがCl、R4b がH、R4cがCl、R4dがHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(CH2OMe)(CH2CH2OMe)、R4aがCl、R4bがH 、R4cがCl、R4dがHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(Et)2、R4aがMe、R4bがH、R4cがBr、R4dがHであ りR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−N(CH2CH2OMe)2、R4aがMe、R4bがH、R4cがBr、R4dが HでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−NH(CH2OMe)(CH2−iPr)、R4aがMe、R4bがH、R4c がMe、R4dがHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−N(CH2CH2OMe)2、R4aがMe、R4bがH、R4cがH、R4dがH でありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−N(CH2CH2OMe)2、R4aがMe、R4bがH、R4cがNMe2、R4 d がHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(CH2OMe)(n−Pr)、R4aがMe、R4bがH、R4cが Me、R4dがHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(CH2OEt)(Et)、R4aがMe、R4bがH、R4cがMe 、R4dがHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(CH2OMe)(CH2CH2OMe)、R4aがMe、R4bがH 、R4cがNMe2、R4dがHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−N(Et)2、R4aがMe、R4bがH、R4cがCl、R4dがHでありR4e がHである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(Et)2、R4aがMe、R4bがH、R4cがCl、R4dがHであ りR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−N(CH2CH2OMe)2、R4aがMe、R4bがH、R4cがCl、R4dが HでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(CH2OMe)2、R4aがMe、R4bがH、R4cがCl、R4d がHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−N(Et)2、R4aがMe、R4bがH、R4cがBr、R4dがHでありR4 e がHである式(50)の化合物、 R3が−N(Et)2、R4aがCl、R4bがH、R4cがMe、R4dがHでありR4e がHである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(Et)2、R4aがCl、R4bがH、R4cがMe、R4dがHであ りR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(Et)2、R4aがMe、R4bがH、R4cがNMe2、R4dがH でありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が(S)−NHCH(CH2OMe)(CH2CH2OMe)、R4aがMe、R4b がH、R4cがMe、R4dがHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(CH2OMe)(CH2CH2OMe)、R4aがMe、R4bがH 、R4cがMe、R4dがHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が(S)−NHCH(CH2OMe)(CH2CH2OMe)、R4aがMe、R4b がH、R4cがCl、R4dがHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(CH2OMe)(CH2CH2OMe)、R4aがMe、R4bがH 、R4cがCl、R4dがHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−N(c−Pr)(CH2CH2CN)、R4aがMe、R4bがH、R4cがC l、R4dがHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−NH(Et)(CH2CN)、R4aがMe、R4bがH、R4cがCl、R4d がHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−N(Et)2、R4aがMe、R4bがMe、R4cがOMe、R4dがHであり R4eがHである式(50)の化合物、 R3が−N(CH2CH2OMe)(CH2CH2OH)、R4aがCl、R4bがH、 R4cがCl、R4dがHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−N(CH2CH2OMe)2、R4aがMe、R4bがMe、R4cがOMe、R4d がHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(Et)2、R4aがMe、R4bがMe、R4cがOMe、R4dがH でありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−N(CH2c−Pr)(n−Pr)、R4aがMe、R4bがH、R4cがCl 、R4dがHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−N(c−Pr)(CH2CH2CN)、R4aがMe、R4bがMe、R4cが OMe、R4dがHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(Et)2、R4aがCl、R4bがH、R4cがOMe、R4dがHで ありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−N(Et)2、R4aがCl、R4bがH、R4cがOMe、R4dがHでありR4e がHである式(50)の化合物、 R3が−N(CH2CH2OMe)2、R4aがCl、R4bがH、R4cがOMe、R4d がHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(Et)(CH2OMe)、R4aがCl、R4bがH、R4cがOM e、R4dがHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−N(Et)2、R4aがCl、R4bがH、R4cがCN、R4dがHでありR4e がHである式(50)の化合物、 R3が−N(c−Pr)(CH2CH2CN)、R4aがCl、R4bがH、R4cがO Me、R4dがHでありR4eがHである式(50)の化合物、 R3が−NHCH(CH2OH)2、R4aがCl、R4bがH、R4cがCl、R4dが HでありR4eがHである式(50)の化合物、および R3がN(CH2CH2OMe)2、R4aがMe、R4bがH、R4cがOMe、R4dが HでありR4eがHである式(50)の化合物、 からなる群から選択されることを特徴とする請求項31に記載の化合物およびそ の異性体、その立体異性体、またはその立体異性体の混合物、および薬剤学的に 許容可能なその塩またはプロドラッグ体。。 39.前記化合物は、4−(ビス−(2−メトキシエチル)アミノ)−2,7− ジメチル−8−(2−メチル−4−メトキシフェニル)−[1,5−a]−ピラ ゾロ−1,3,5−トリアジンであることを特徴とする請求項31に記載の化合 物およびその異性体、その立体異性体、またはその立体異性体の混合物、および 薬剤学的に許容可能なその塩またはプロドラッグ体。 40.前記化合物は、4−(ビス−(2−メトキシエチル)アミノ)−2,7− ジメチル−8−(2,5−ジメチル−4−メトキシフェニル)−[1,5−a] −ピラゾロ−1,3,5−トリアジンであることを特徴とする請求項31に記載 の化合物およびその異性体、その立体異性体、またはその立体異性体の混合物、 および薬剤学的に許容可能なその塩またはプロドラッグ体。 41.AがCRである請求項4に記載の化合物およびその異性体、その立体異性 体、またはその立体異性体の混合物、および薬剤学的に許容可能なその塩または プロドラッグ体。 42.請求項41に記載の式(2)の化合物およびその異性体、その立体異性体 、またはその立体異性体の混合物、および薬剤学的に許容可能なその塩またはプ ロドラッグ体。 43.Arがフェニル、ピリジルまたは2,3−ジヒドロベンゾフラニルであっ て、それぞれのArが、1〜4個のR4置換基で任意に置換されることを特徴と する請求項42に記載の化合物およびその異性体、その立体異性体、またはその 立体異性体の混合物、および薬剤学的に許容可能なその塩またはプロドラッグ体 。 44.R3がNR6a7aまたはOR7であることを特徴とする請求項42に記載の 化合物およびその異性体、その立体異性体、またはその立体異性体の混合物、お よび薬剤学的に許容可能なその塩またはプロドラッグ体。 45.Arがフェニル、ピリジルまたは2,3−ジヒドロベンゾフラニルであっ て、それぞれのArが、1〜4個のR4置換基で任意に置換され、R3がNR6a7a またはOR7であることを特徴とする請求項42に記載の化合物およびその異 性体、その立体異性体、またはその立体異性体の混合物、および薬剤学的に許容 可能なそのその塩またはプロドラッグ体。 46.ZがCR2であることを特徴とする請求項41に記載の式(1)の化合物 およびその異性体、その立体異性体、またはその立体異性体の混合物、および薬 剤学的に許容可能なその塩またはプロドラッグ体。 47.Arがフェニル、ピリジルまたは2,3−ジヒドロベンゾフラニルであっ て、それぞれのArが、1〜4個のR4置換基で任意に置換されることを特徴と する請求項46に記載の化合物およびその異性体、その立体異性体、またはその 立 体異性体の混合物、および薬剤学的に許容可能なその塩またはプロドラッグ体。 48.R3がNR6a7aまたはOR7であることを特徴とする請求項46に記載の 化合物およびその異性体、その立体異性体、またはその立体異性体の混合物、お よび薬剤学的に許容可能なその塩またはプロドラッグ体。 49.Arがフェニル、ピリジルまたは2,3−ジヒドロベンゾフラニルであっ て、それぞれのArが、1〜4個のR4置換基で任意に置換され、R3がNR6a7a またはOR7であることを特徴とする請求項46に記載の化合物およびその異 性体、その立体異性体、またはその立体異性体の混合物、および薬剤学的に許容 可能なその塩またはプロドラッグ体。 50.R6aおよびR7aは独立してHまたは、C1−C10アルキルであり、および それぞれのC1−C10アルキルはそれぞれの場合に独立してC1−C6アルキル、 C3−C6シクロアルキル、ハロ、C1−C4ハロアルキル、シアノ、OR15、SH 、S(O)n13、COR15、CO215、OC(O)R13、NR8COR15、N (COR152、NR8CONR1615、NR8CO213、NR1615、CONR1615、アリール、ヘテロアリールおよび複素環式基から選択される1〜3個の 置換基で任意に置換されることを特徴とする請求項49に記載の化合物およびそ の異性体、その立体異性体、またはその立体異性体の混合物、および薬剤学的に 許容可能なその塩またはプロドラッグ体。 51.請求項46に記載の化合物およびその異性体、その立体異性体、またはそ の立体異性体の混合物、および薬剤学的に許容可能なその塩またはプロドラッグ 体であって、 −Arは1〜4個のR4置換基で任意に置換されたフェニル、ピリジルまたは 2,3−ジヒドロベンゾフラニル、 −R3はNR6a7aまたはOR7および −R1およびR2は独立してH、C1−C4アルキル、C3−C6シクロアルキル、 C4−C10シクロアルキルアルキルから選択される ことを特徴とする請求項46に記載の化合物およびその異性体、その立体異性体 、またはその立体異性体の混合物、および薬剤学的に許容可能なその塩またはプ ロドラッグ体。 52.R6aおよびR7aは独立してHまたは、C1−C10アルキルであり、および それぞれのC1−C10アルキルはそれぞれの場合に独立してC1−C6アルキル、 C3−C6シクロアルキル、ハロ、C1−C4ハロアルキル、シアノ、OR15、SH 、S(O)n13、COR15、CO215、OC(O)R13、NR8COR15、N (COR152、NR8CONR1615、NR8CO213、NR1615、CONR1615、アリール、ヘテロアリールおよび複素環式基から選択される1〜3個の 置換基で任意に置換されることを特徴とする請求項51に記載の化合物およびそ の異性体、その立体異性体、またはその立体異性体の混合物、および薬剤学的に 許容可能なその塩またはプロドラッグ体。 53.請求項51に記載の化合物が式(51)の化合物、 およびその異性体、その立体異性体、またはその立体異性体の混合物、および薬 剤学的に許容可能なその塩またはプロドラッグ体であって、 R3が−NHCH(n−Pr)2、R4aがMe、R4bがH、R4cがMe、R4dがH でありR4eがHである式(51)の化合物、 R3が−NHCH(CH2OMe)2、R4aがMe、R4bがH、R4cがMe、R4d がHでありR4eがHである式(51)の化合物、 R3が−N(CH2CH2OMe)2、R4aがMe、R4bがH、R4cがMe、R4dが HでありR4eがHである式(51)の化合物、 R3が−N(c−Pr)(CH2CH2CN)、R4aがMe、R4bがH、R4cがM e、R4dがHでありR4eがHである式(51)の化合物、 R3が−N(CH2CH2OMe)2、R4aがCl、R4bがH、R4cがMe、R4dが HでありR4eがHである式(51)の化合物、 R3が−NHCH(CH2OMe)2、R4aがCl、R4bがH、R4cがMe、R4d がHでありR4eがHである式(51)の化合物、 R3が−NHCH(Et)2、R4aがCl、R4bがH、R4cがMe、R4dがHであ りR4eがHである式(51)の化合物、 R3が−N(Et)2、R4aがMe、R4bがH、R4cがMe、R4dがHでありR4e がHである式(51)の化合物、 R3が−N(n−Pr)(CH2CH2CN)、R4aがMe、R4bがH、R4cがM e、R4dがHでありR4eがHである式(51)の化合物、 R3が−N(n−Bu)(CH2CH2CN)、R4aがMe、R4bがH、R4cがM e、R4dがHでありR4eがHである式(51)の化合物、 R3が−NHCH(n−Pr)(CH2OMe)、R4aがMe、R4bがH、R4cが Me、R4dがHでありR4eがHである式(51)の化合物、 R3が−NHCH(Et)2、R4aがMe、R4bがH、R4cがOMe、R4dがHで ありR4eがHである式(51)の化合物、 R3が−NHCH(CH2OMe)2、R4aがMe、R4bがH、R4cがOMe、R4 d がHでありR4eがHである式(51)の化合物、 R3が(S)−NH(CH2CH2OMe)CH2OMe、R4aがMe、R4bがH、 R4cがMe、R4dがHでありR4eがHである式(51)の化合物、 R3が−NH(CH2CH2OMe)CH2OMe、R4aがMe、R4bがH、R4cが Me、R4dがHでありR4eがHである式(51)の化合物、 R3が−N(CH2CH2OMe)2、R4aがMe、R4bがH、R4cがCl、R4dが HでありR4eがHである式(51)の化合物、 R3が−NH(Et)、R4aがMe、R4bがH、R4cがMe、R4dがHでありR4 e がHである式(51)の化合物、 R3が−NHCH(n−Pr)2、R4aがMe、R4bがH、R4cがCl、R4dがH でありR4eがHである式(51)の化合物、 R3が−NHCH(CH2OMe)2、R4aがMe、R4bがH、R4cがCl、R4d がHでありR4eがHである式(51)の化合物、 R3が(S)−NH(CH2CH2OMe)CH2OMe、R4aがMe、R4bがH、 R4cがCl、R4dがHでありR4eがHである式(51)の化合物、 R3が−NH(CH2CH2OMe)CH2OMe、R4aがMe、R4bがH、R4cが Cl、R4dがHでありR4eがHである式(51)の化合物、 R3が−N(n−Pr)(CH2CH2CN)、R4aがMe、R4bがH、R4cがO Me、R4dがHでありR4eがHである式(51)の化合物、 R3が−N(Et)2、R4aがMe、R4bがH、R4cがOMe、R4dがHでありR4e がHである式(51)の化合物、 R3が(S)−NH(CH2CH2OMe)CH2OMe、R4aがCl、R4bがH、 R4cがMe、R4dがHでありR4eがHである式(51)の化合物、 R3が-NH(CH2CH2OMe)CH2OMe、R4aがCl、R4bがH、R4cが Me、R4dがHでありR4eがHである式(51)の化合物、 R3が−N(Et)2、R4aがCl、R4bがH、R4cがMe、R4dがHでありR4e がHである式(51)の化合物、 R3が−N(c−Pr)(CH2CH2CN)、R4aがMe、R4bがH、R4cがO Me、R4dがHでありR4eがHである式(51)の化合物、 R3が−N(c−Pr)(CH2CH2CN)、R4aがCl、R4bがH、R4cがM e、R4dがHでありR4eがHである式(51)の化合物、 R3が−NHCH(n−Pr)(CH2OMe)、R4aがMe、R4bがH、R4cが OMe、R4dがHでありR4eがHである式(51)の化合物、 R3が−NHCH(n−Pr)(CH2OMe)、R4aがCl、R4bがH、R4cが Me、R4dがHでありR4eがHである式(51)の化合物、 R3が−NHCH(Et)2、R4aがBr、R4bがH、R4cがOMe、R4dがOM eでありR4eがHである式(51)の化合物、 R3が−NHCH(Et)2、R4aがBr、R4bがH、R4cがOMe、R4dがHで ありR4eがHである式(51)の化合物、 R3が−N(CH2CH2OMe)2、R4aがBr、R4bがH、R4cがOMe、R4d がHでありR4eがHである式(51)の化合物、 R3が−NHCH(CH2OMe)2、R4aがBr、R4bがH、R4cがOMe,R4 d がHでありR4eがHである式(51)の化合物、 R3が−N(Et)2、R4aがMe、R4bがH、R4cがCl、R4dがHでありR4e がHである式(51)の化合物、 R3が−N(Et)2、R4aがCl、R4bがH、R4cがOMe、R4dがOMeであ りR4eがHである式(51)の化合物、 R3が−NHCH(Et)2、R4aがCl、R4bがH、R4cがOMe、R4dがOM eでありR4eがHである式(51)の化合物、 R3が−N(CH2CH2OMe)2、R4aがCl、R4bがH、R4cがCl、R4dが HでありR4eがHである式(51)の化合物、 R3が−NHCH(CH2OMe)2、R4aがCl、R4bがH、R4cがCl、R4 d がHでありR4eがHである式(51)の化合物、 R3が−N(Pr)(CH2CH2CN)、R4aがCl、R4bがH、R4cがCl、 R4dがHでありR4eがHである式(51)の化合物、 R3が−N(Bu)(Et)、R4aがCl、R4bがH、R4cがCl、R4dがHで ありR4eがHである式(51)の化合物、 R3が−NHCH(Et)CH2OMe、R4aがCl、R4bがH、R4cがCl、R4d がHでありR4eがHである式(51)の化合物、 R3が−NHCH(Et)2、R4aがCl、R4bがH、R4cがCl、R4dがHであ りR4eがHである式(51)の化合物、 R3が−NHCH(Et)2、R4aがMe、R4bがH、R4cがMe、R4dがHであ りR4eがHである式(51)の化合物、 R3が−NHCH(Et)2、R4aがCl、R4bがH、R4cがMe、R4dがHであ りR4eがHである式(51)の化合物、 R3が−NHCH(Et)2、R4aがMe、R4bがH、R4cがCl、R4dがHであ りR4eがHである式(51)の化合物、 R3が−NEt2、R4aがMe、R4bがH、R4cがOMe、R4dがHでありR4eが Hである式(51)の化合物、および R3が−N(Pr)(CH2CH2CN)、R4aがMe、R4bがH、R4cがOMe 、R4dがHでありR4eがHである式(51)の化合物、 からなる群から選択されることを特徴とする請求項51に記載の化合物およびそ の異性体、その立体異性体、またはその立体異性体の混合物、および薬剤学的に 許容可能なその塩またはプロドラッグ体。 54.前記化合物は、7−(3−ペンチルアミノ)−2,5−ジメチル−3−( 2−メチル−4−メトキシフェニル)−[1,5−a]−ピラゾロピリミジンで あることを特徴とする請求項51に記載の化合物およびその異性体、その立体異 性体、またはその立体異性体の混合物、および薬剤学的に許容可能なその塩また はプロドラッグ体。 55.前記化合物は、7−(ジエチルアミノ)−2,5−ジメチル−3−(2− メチル−4−メトキシフェニル−[1,5−a]−ピラゾロピリミジンであるこ とを特徴とする請求項51に記載の化合物およびその異性体、その立体異性体、 またはその立体異性体の混合物、および薬剤学的に許容可能なその塩またはプロ ドラッグ体。 56.前記化合物は、7−(N−(3−シアノプロピル)−N−プロピルアミノ )−2,5−ジメチル−3−(2,4−ジメチルフェニル)−[1,5−a]− ピラゾロピリミジンであることを特徴とする請求項51に記載の化合物およびそ の異性体、その立体異性体、またはその立体異性体の混合物、および薬剤学的に 許容可能なその塩またはプロドラッグ体。 57.薬剤学的に許容可能な担体および治療上有効な量の請求項4に記載の化合 物を含むことを特徴とする医薬組成物。 58.薬剤学的に許容可能な担体および治療上有効な量の請求項24に記載の化 合物を含むことを特徴とする医薬組成物。 59.薬剤学的に許容可能な担体および治療上有効な量の請求項38に記載の化 合物を含むことを特徴とする医薬組成物。 60.薬剤学的に許容可能な担体および治療上有効な量の請求項39に記載の化 合物を含むことを特徴とする医薬組成物。 61.薬剤学的に許容可能な担体および治療上有効な量の請求項40に記載の化 合物を含むことを特徴とする医薬組成物。 62.薬剤学的に許容可能な担体および治療上有効な量の請求項53に記載の化 合物を含むことを特徴とする医薬組成物。 63.薬剤学的に許容可能な担体および治療上有効な量の請求項54に記載の化 合物を含むことを特徴とする医薬組成物。 64.薬剤学的に許容可能な担体および治療上有効な量の請求項55に記載の化 合物を含むことを特徴とする医薬組成物。 65.薬剤学的に許容可能な担体および治療上有効な量の請求項56に記載の化 合物を含むことを特徴とする医薬組成物。 66.治療上有効な量の請求項4に記載の化合物を哺乳類に投与することを特徴 とする情動障害、不安、うつ病、頭痛、過敏性腸管症候群、外傷後ストレス障害 、核上麻痺、免疫抑制、アルツハイマー病、胃腸管障害、神経性食欲不振または 他の摂食障害、薬物嗜癖、薬剤またはアルコール禁断症状、炎症性疾患、心血管 疾患または心疾患、受胎能問題、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染症、出血 性ストレス、肥満症、不妊症、頭部および脊髄外傷、てんかん、卒中、潰瘍、筋 萎縮性側索硬化症、低血糖症、または、その障害の治療がCRFへの拮抗によっ て達成されるもしくは容易になる、CRFが誘発または促進する障害を含むがそ れに限定されない障害などの哺乳類における治療法。 67.治療上有効な量の請求項24に記載の化合物を哺乳類に投与することを特 徴とする情動障害、不安、うつ病、頭痛、過敏性腸管症候群、外傷後ストレス障 害、核上麻痺、免疫抑制、アルツハイマー病、胃腸管障害、神経性食欲不振また は他の摂食障害、薬物嗜癖、薬剤またはアルコール禁断症状、炎症性疾患、心血 管疾患または心疾患、受胎能問題、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染症、出 血性ストレス、肥満症、不妊症、頭部および脊髄外傷、てんかん、卒中、潰瘍、 筋萎縮性側索硬化症、低血糖症、または、その障害の治療がCRFへの拮抗によ って達成されるもしくは容易になる、CRFが誘発または促進する障害を含むが それに限定されない障害などの哺乳類における治療法。 68.治療上有効な量の請求項38に記載の化合物を哺乳類に投与することを特 徴とする情動障害、不安、うつ病、頭痛、過敏性腸管症候群、外傷後ストレス障 害、核上麻痺、免疫抑制、アルツハイマー病、胃腸管障害、神経性食欲不振また は他の摂食障害、薬物嗜癖、薬剤またはアルコール禁断症状、炎症性疾患、心血 管疾患または心疾患、受胎能問題、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染症、出 血性ストレス、肥満症、不妊症、頭部および脊髄外傷、てんかん、卒中、潰瘍、 筋萎縮性側索硬化症、低血糖症、または、その障害の治療がCRFへの拮抗によ って達成されるもしくは容易になる、CRFが誘発または促進する障害を含むが それに限定されない障害などの哺乳類における治療法。 69.治療上有効な量の請求項39に記載の化合物を哺乳類に投与することを特 徴とする情動障害、不安、うつ病、頭痛、過敏性腸管症候群、外傷後ストレス障 害、核上麻痺、免疫抑制、アルツハイマー病、胃腸管障害、神経性食欲不振また は他の摂食障害、薬物嗜癖、薬剤またはアルコール禁断症状、炎症性疾患、心血 管疾患または心疾患、受胎能問題、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染症、出 血性ストレス、肥満症、不妊症、頭部および脊髄外傷、てんかん、卒中、潰瘍、 筋萎縮性側索硬化症、低血糖症、または、その障害の治療がCRFへの拮抗によ って達成されるもしくは容易になる、CRFが誘発または促進する障害を含むが それに限定されない障害などの哺乳類における治療法。 70.治療上有効な量の請求項40に記載の化合物を哺乳類に投与することを特 徴とする情動障害、不安、うつ病、頭痛、過敏性腸管症候群、外傷後ストレス障 害、核上麻痺、免疫抑制、アルツハイマー病、胃腸管障害、神経性食欲不振また は他の摂食障害、薬物嗜癖、薬剤またはアルコール禁断症状、炎症性疾患、心血 管疾患または心疾患、受胎能問題、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染症、出 血性ストレス、肥満症、不妊症、頭部および脊髄外傷、てんかん、卒中、潰瘍、 筋萎縮性側索硬化症、低血糖症、または、その障害の治療がCRFへの拮抗によ って達成されるもしくは容易になる、CRFが誘発または促進する障害を含むが それに限定されない障害などの哺乳類における治療法。 71.治療上有効な量の請求項53に記載の化合物を哺乳類に投与することを特 徴とする情動障害、不安、うつ病、頭痛、過敏性腸管症候群、外傷後ストレス障 害、核上麻痺、免疫抑制、アルツハイマー病、胃腸管障害、神経性食欲不振また は他の摂食障害、薬物嗜癖、薬剤またはアルコール禁断症状、炎症性疾患、心血 管疾患または心疾患、受胎能問題、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染症、出 血性ストレス、肥満症、不妊症、頭部および脊髄外傷、てんかん、卒中、潰瘍、 筋萎縮性側索硬化症、低血糖症、または、その障害の治療がCRFへの拮抗によ って達成されるもしくは容易になる、CRFが誘発または促進する障害を含むが それに限定されない障害などの哺乳類における治療法。 72.治療上有効な量の請求項54に記載の化合物を哺乳類に投与することを特 徴とする情動障害、不安、うつ病、頭痛、過敏性腸管症候群、外傷後ストレス障 害、核上麻痺、免疫抑制、アルツハイマー病、胃腸管障害、神経性食欲不振また は他の摂食障害、薬物嗜癖、薬剤またはアルコール禁断症状、炎症性疾患、心血 管疾患または心疾患、受胎能問題、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染症、出 血性ストレス、肥満症、不妊症、頭部および脊髄外傷、てんかん、卒中、潰瘍、 筋萎縮性側索硬化症、低血糖症、または、その障害の治療がCRFへの拮抗によ って達成されるもしくは容易になる、CRFが誘発または促進する障害を含むが そ れに限定されない障害などの哺乳類における治療法。 73.治療上有効な量の請求項55に記載の化合物を哺乳類に投与することを特 徴とする情動障害、不安、うつ病、頭痛、過敏性腸管症候群、外傷後ストレス障 害、核上麻痺、免疫抑制、アルツハイマー病、胃腸管障害、神経性食欲不振また は他の摂食障害、薬物嗜癖、薬剤またはアルコール禁断症状、炎症性疾患、心血 管疾患または心疾患、受胎能問題、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染症、出 血性ストレス、肥満症、不妊症、頭部および脊髄外傷、てんかん、卒中、潰瘍、 筋萎縮性側索硬化症、低血糖症、または、その障害の治療がCRFへの拮抗によ って達成されるもしくは容易になる、CRFが誘発または促進する障害を含むが それに限定されない障害などの哺乳類における治療法。 74.治療上有効な量の請求項56に記載の化合物を哺乳類に投与することを特 徴とする情動障害、不安、うつ病、頭痛、過敏性腸管症候群、外傷後ストレス障 害、核上麻痺、免疫抑制、アルツハイマー病、胃腸管障害、神経性食欲不振また は他の摂食障害、薬物嗜癖、薬剤またはアルコール禁断症状、炎症性疾患、心血 管疾患または心疾患、受胎能問題、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染症、出 血性ストレス、肥満症、不妊症、頭部および脊髄外傷、てんかん、卒中、潰瘍、 筋萎縮性側索硬化症、低血糖症、または、その障害の治療がCRFへの拮抗によ って達成されるもしくは容易になる、CRFが誘発または促進する障害を含むが それに限定されない障害などの哺乳類における治療法。
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