JP2002509961A - 新規な位置規則的コポリマー及びその製造方法 - Google Patents
新規な位置規則的コポリマー及びその製造方法Info
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Abstract
Description
官能基中に酸素及び/または窒素原子を有するポリマー)及びその製造方法に関
する。具体的には、本発明は、ポリマー主鎖からぶら下がっている官能基の実質
的にすべてがビシナル(すなわち、頭−頭)配置を有する位置規則的ポリマーに
関する。前記ポリマーは、ビシナル対の官能基が環炭素原子からぶら下がってい
るC7−12シクロアルケンを開環メタセシス重合することにより製造される。
得られたポリマーをその後水素化して、頭−頭ペンダント官能基がポリマー鎖に
沿って規則的に分布している実質的に直鎖状のアルキレンポリマーを得ることが
できる。前記ポリマーは、高いガスバリア性及び/または引張特性を示し、該ポ
リマーをフイルム及び他の物品を形成するのに有用とする他の特性を有する。
重要な方法である。この方法は、連鎖生長反応を開始するために開始剤(例えば
、過酸化物)を必要とする。この方法により、各種のホモポリマー及びコポリマ
ーが製造された。しかしながら、前記コポリマーを構成するモノマー単位は通常
ポリマー主鎖に沿ってランダムに分布しており、ポリマーは副反応のためにかな
りの短鎖及び長鎖分岐を有する。官能基を含有するホモポリマーを製造する場合
でも、かなりの官能基はポリマー鎖に対して頭−尾配置される。ビニルポリマー
の逐次マーの頭−尾配向は−CH2−CHX−CH2−CHX−(式中、Xは官
能基を表す)として簡潔に表され得、頭−頭配向は−CH2−CHX−CHX−
CH2−として表される。通常、フリーラジカル重合により製造したポリマー中
には官能基含有モノマー単位の頭−頭配置が少量しか見られないことがある。
実施された。しかしながら、この方法による重合は、通常ポリエチレン、ポリプ
ロピレン等を製造するのに適したオレフィンのような非官能化モノマーに限られ
ている。
錯体を用いて研究されてきた。これらの研究は、制御された分子量及び構造を有
するポリマーを与えるべく歪んだ環状オレフィンについて実施された。例えば、
シクロブテンをROMPにかけてポリ(ブタジエン)すなわちポリブテナマーを
得た。この重合がシクロブテン環の高い歪エネルギー(29.4kcal/モル
)により進行することは文献に記載されている。Makromol.Chem.
,56,224(1962)で、Dall’AstaらはシクロブテンをTiC
l4/Et3Alを用いてROMPして高シス構造を有するポリブタジエンを得
たことを最初に報告した。他の2成分ROMP触媒系はシクロブテン及びその誘
導体を重合するために使用されている。更に、Ph(MeO)C=W(CO)5 、PhC=WCO5及びRuCl3のような1成分触媒も同様の重合において有
用であった。
重合反応は、停止ステップ及び連鎖移動反応の実質的な非存在下で反応が進行し
得るときにリビングと考えられる。ポリマー連鎖開始速度が連鎖生長反応よりも
速く起こるときには、リビング系は制御可能な分子量及び狭い多分散性を有する
ポリマーを形成する。リビング重合系は、ブロックコポリマーを合成することも
できる(Noshayら,Block Copolymers,ニューヨークに
所在のAcademic Press(1977)発行参照)。
により達成され得る特性を最適にするために官能基の種類及び量並びにポリマー
主鎖上の官能基の位置を微調整することは非常に興味深い。従来、官能化アルキ
レンポリマーはビニルモノマーのフリーラジカルまたはアニオン重合により製造
されてきた。しかしながら、前記した官能化ビニル不飽和モノマーの重合方法で
は、モノマー単位の配置が圧倒的に頭−尾で、高度に分岐しており、共重合を実
施した場合にはモノマー単位が通常ポリマーの主鎖に沿ってランダムに分布して
いるポリマーが製造された。メタロセン触媒または一般的なチーグラー・ナッタ
触媒のような遷移金属触媒の多種類の官能基に対する求電子性のために、極性官
能基を有するポリオレフィンの合成は殆ど成功しなかった。
。3−メチルシクロブテン及び3,3−ジメチルシクロブテン、及びノルボルネ
ンを開環し、重合させた。酸またはアルコール官能基で置換されているシクロブ
テンのROMPは間接的にのみ実施された。例えば、ベンジル保護されたメチレ
ンエーテルまたはエステルペンダント基を有する高度に歪んだ3,4−二置換シ
クロブテンをROMPにかけた後保護基を重合後除去すると、ポリアリルアルコ
ールホモポリマー生成物が製造された。
996)、Schrockら,JACS,112,3875(1990)、Fo
xら,Inorg.Chem.,31,2287(1992)、及びGrubb
sら,米国特許第5,312,940号明細書に記載されているような他のメタ
セシス開始剤の開発に伴って、官能基を含む或る環状オレフィン化合物のメタセ
シス重合が実施された。しかしながら、前記重合はリビング重合でなく、よって
得られるポリマー生成物は非線状で高分散性であった。更に、前記モノマーは、
ポリマー鎖内に環状部分を与えるノルボルネン誘導体のような高度に歪んだ化合
物、またはポリマー鎖に沿ってランダムに位置する官能基を有するポリマーを与
えるモノ官能性非環式オレフィンであった。
る線状ポリオレフィンポリマーを提供することが非常に望ましい。前記ポリマー
から均一構造及び非常に望ましい性質を有するポリマーフィルム及び物品を製造
し得ると考えられる。
ー主鎖に対して位置規則的である官能化ポリマーを製造し得ることが判明した。
本発明のポリマーでは、(ポリマー主鎖の隣接炭素原子からぶら下がりっている
)官能基が相互に頭−頭で配向しており、ポリマー主鎖炭素原子に対して実質的
に均一な順序で存在している。この新規な官能化位置規則的ポリマーは、改良さ
れた包装フィルム製品を製造するのに適している。
下がっているビシナル官能基を有する特定の環状モノオレフィン化合物を開環メ
タセシス重合することにより製造され得る。
C7−12シクロ炭化水素から選択され得る。シクロ炭化水素は、例えばシクロ
ヘプテン、シクロオクテン、シクロノネン、シクロデセン、シクロウンデセン、
シクロドデセン等から選択され得る。好ましいシクロ炭化水素は、環を構成する
炭素原子を偶数個有するものである。用語「C7−12」は環状オレフィンの環
構造を形成する炭素原子の数を指す。
素原子からぶら下がっているビシナル官能基を有していなければならない。環の
エチレン基に隣接している少なくとも1個の炭素は官能基を有していてはならな
い。すなわち、エチレン炭素を1及び2とナンバリングするとき、隣の炭素原子
、好ましくは環を規定する最高数の炭素原子は水素原子以外のペンダント基を含
むべきではない。シクロ炭化水素は、ビシナル官能基に加えて、上記したような
エチレン基に隣接している環の少なくとも1個の炭素原子を除く他の炭素原子か
らぶら下がっている炭化水素または官能基を含み得る。
オレフィンは、式:
少なくとも1個の炭素原子に水素原子のみがぶら下がっており、X及びYは共に
シクロアルケンのビシナル炭素原子からぶら下がっている官能基を表し、X及び
Yはそれぞれ独立してヒドロキシル、カルボン酸、カルボン酸のC1−5アルキ
ルエステル、アセテート、アミド、ニトリルまたはカルボニル基から選択される
。好ましくは、X及びYは同一の官能基を表す。a+bは2〜7の値であるとい
う条件で、“a”は0〜6の値、“b”は0〜6の値である。“a”及び“b”
の環炭素原子の各々は未置換(水素原子のみを含む)であっても、C1−5(好
ましくは、C1−2)アルキル基または上記したような官能基で置換されていて
もよい。
基を表す)に基づいて以下詳細に説明する。前記ポリマーは、ビニルアルコール
とアルキレン(例えば、エチレン、n−プロピレン等)のコポリマーと見做され
得る。例えば、5,6−ジヒドロキシシクロオクテンをROMPとすると、エチ
レンとビニルアルコールのコポリマーと見做され得るポリマーが得られることが
判明した。エチレン/ビニルアルコール(EVOH)コポリマーは市販されてい
る。しかしながら、現在、前記ポリマーは、エチレンと酢酸ビニルをフリーラジ
カル共重合後アセテート基をヒドロキシル基に加水分解して製造されている。従
来のEVOHコポリマーでは、各モノマー単位がポリマー鎖に沿ってランダムに
分布しており、ヒドロキシル基(残留アセテート基は無視する)は通常隣接モノ
マー単位の部分で頭−尾構成をとり、ポリマーはかなりの分枝鎖構造を含む。対
照的に、本発明により提供されるヒドロキシ含有ポリマー(a=2,b=1,X
=Y=OH)は、モノマー単位のエチレン及びビニルアルコール対をポリマー鎖
に沿ってエチレン−ビニルアルコール/ビニルアルコール−エチレンの順列配置
で有するという独特の特徴を有するエチレン/ビニルアルコールコポリマーのア
ナログと見做され得る。更に、隣接ビニルアルコール単位は頭−頭配置でのみ存
在する。
は、出発物質として式:
+bは2〜7の条件でaは0〜6の数値であり、bは0〜6の数値である) で表されるビシナル二置換C7−12シクロアルケン(ここで、C7−12は環
炭素原子の数を指す)を使用し得る。a及び/またはbの環炭素原子の各々は、
未置換であっても、更に上記したように置換されていてもよい。X及びY基は、
X及び/またはY基がカルボニル基である場合を除いて環炭素原子を等分する面
と同一側または反対側上に立体的に存在し得る。X及び/またはY基がカルボニ
ル基である場合には、前記基は環の面内にある。換言すると、X及びYは相互に
シスまたはトランス配置に存在し得る。
知の方法で製造され得る。例えば、トランス−5−シクロオクテン−1,2−ジ
オールは、その教示内容が援用により本明細書に含まれるとするフランス国特許
第1,294,313号明細書に教示されるように1,5−シクロオクタジエン
のモノエポキシドを水溶液中、高温で過塩素酸と反応させることにより製造され
得る。ビシナルジヒドロキシル官能化シクロアルケンの他の製造方法は、シクロ
アルカジエンモノエポキシドを酢酸及び酢酸カリウムと反応させてまずヒドロキ
シ/アセテート化合物を形成し、その後鹸化するか、シクロアルカジエンを過酸
化物及びギ酸により酸化し、その後塩基加水分解するか[Yatesら,Can
adian Journal of Chemistry,50,1548(1
972)]、シクロアルカジエンモノエポキシドを有機酸(例えば、ギ酸)と反
応させてヒドロキシ/アセテート化合物を形成後鹸化するか[McIntosh
,Canadian Journal of Chemistry,50,21
52(1972)]、またはエーテル/ピリジン溶液中でシクロアルカジエンを
四酸化オスミウムと低温で反応させた後水/アルコール中で亜硫酸ナトリウムと
還流すること[Leitich,Tetrahedron Letters,N
o.38,3589(1978)]を含む。
f Chem.,50,1548(1972)に記載の方法に従ってビシナルジ
オールから製造され得る。
シクロアルケンは、ヒドロキシ/アセテートをアセトン中、低温(例えば、0〜
10℃)においてクロム酸で酸化してケトン/アセテートを形成することにより
形成される。ケトン/アセテートシクロアルケンは蒸留により回収され得る。前
記ケトン/アセテートは、メタノール中、僅かに高温(例えば、40℃)で水酸
化ナトリウムを用いて加水分解することによりビシナルヒドロキシ/ケトンシク
ロアルケンに変換され得る。
Venturello,J.Org.Chem.,48,3831(1983)
及びJ.Org.Chem..53,1553(1988)に記載されているよ
うにシクロアルカジエンを過酸化物及び触媒としてタングステン酸ナトリウムを
用いて接触酸化することにより得ることができる。エポキシシクロアルカジエン
の他の製造方法は、Grubbs,Macromolecules,28,63
11(1995)、Camps,J.Org.Chem.,47,5402(1
982)、Imuta,J.Org.Chem.,44,1351(1979)
、Murray,Org.Syn.,74,91(1996)、及びPayne
,Tetrahedron,18,763(1962)に記載されている。
を用いて開環メタセシス重合にかけられる。本発明で有用であることが判明して
いる触媒は、Shrockら,JACS,112,3875(1990)、米国
特許第4,681,956号明細書、同第5,312,940号明細書及び同第
5,342,909号明細書に記載されている。好ましい触媒は、米国特許第5
,312,940号明細書に記載されている。上記した参考文献の各々の教示内
容は援用により本明細書に含まれるとする。
の1つは、一般式: M(NR1)(OR2)2(CHR3) II(a
) (式中、Mはモリブデンまたはタングステンであり、式II(a)のR1及びR 2 は独立してアルキル、アリール、アルアルキル、またはそのハロゲン置換誘導
体もしくはケイ素含有アナログから選択される) で表され得る。アリール基の例は、フェニル、2,6−ジイソプロピルフェニル
及び2,4,6−トリメチルフェニルである。アルアルキルの例は、ベンジル及
びトリフェニルメチルである。式II(a)中のR1の例は、2,6−ジイソプ
ロピルフェニル、2,4,6−トリメチルフェニル、2,6−ジ−t−ブチルフ
ェニル、ペンタフルオロフェニル、t−ブチル、トリメチルシリル、トリフェニ
ルメチル、トリフェニルシリル、トリ−t−ブチルシリル及びペルフルオロ−2
−メチル−2−ペンチル等である。式II(a)中のR2の例は、t−ブチル、
トリフルオロ−t−ブチル[(CF3)(CH3)2C]、ペルフルオロ−t−
ブチル、ペルフルオロ−2−メチル−2−ペンチル、2,6−ジイソプロピルフ
ェニル、ペンタフルオロフェニル、トリメチルシリル、トリフェニルシリル、ト
リ−t−ブチルシリル、及びヘキサフルオロ−t−ブチル[(CF3)2(CH 3 )C]等である。式II(a)中のR3は、C1−20アルキル、C6−20 アリール、C7−20アルアルキル、またはM=CHR3錯体とメタセシスされ
るオレフィンとの初期反応により生ずる置換基から選択される。R3は、好まし
くはt−ブチルまたはフェニルであるが、式IIaの化合物のM=CHR3部分
が接触反応に密接に関与するので、CHR3リガンドはメタセシスされるオレフ
ィンの他のアルキリデン断片で置換されると認められる。
するモノマーIと一緒に使用すべきでない。前記触媒は、エステル、アセテート
、カルボニル等の基が存在する場合には使用してよい。
、最も好ましくはRuであり、 R及びR1は独立して水素、或いは任意にC1−5アルキル、ハロゲン、C1 −5 アルコキシ、または未置換であるかまたはハロゲン、C1−5アルキルもし
くはC1−5アルコキシで置換されたフェニル基で置換されていてもよい、C2 −20 アルケニル、C2−20アルキニル、C1−20アルキル、アリール、C 1−20 カルボキシレート、C1−20アルコキシ、C2−20アルケニルオキ
シ、C2−20アルキニルオキシ、アリールオキシ、C2−20アルコキシカル
ボニル、C1−20アルキルチオ、C1−20アルキルスルホニルまたはC1− 20 アルキルスルフィニルから選択され、好ましくはR及びR1は独立して水素
、或いは任意にC1−5アルキル、ハロゲン、C1−5アルコキシ、または未置
換であるかまたはハロゲン、C1−5アルキルもしくはC1−5アルコキシで置
換されたフェニル基で置換されていてもよい、ビニル、C1−10アルキル、ア
リール、C1−10カルボキシレート、C1−10アルコキシカルボニル、C1 −10 アルコキシまたはアリールオキシから選択され、 X及びX1は独立してアニオン性リガンドから選択され、好ましくはX及びX 1 は独立してハロゲン、水素、或いは任意にC1−5アルキル、ハロゲン、C1 −5 アルコキシ、または未置換であるかまたはハロゲン、C1−5アルキルもし
くはC1−5アルコキシで置換されたフェニル基で置換されていてもよい、C1 −20 アルキル、アリール、C1−20アルコキシド、アリールオキシド、C3 −20 アルキルジケトネート、アリールジケトネート、C1−20カルボキシレ
ート、アリール、C1−20アルキルスルホニルまたはC1−20アルキルスル
フィニルから選択され、 L及びL1は独立して中性の電子供与基から選択され、好ましくはL及びL1 は独立してホスフィン、スルホン化ホスフィン、ホスフィット、ホスフィナイト
、ホスホナイト、アルシン、スチルベン、エーテル、アミン、アミド、スルホキ
シド、カルボニル、ニトロシル、ピリジンまたはチオエーテルから選択され、 任意にX、X1、L及びL1の2または3個は一緒に結合して、キレート化多
座配位子を形成し得る) で表されるものである。
または芳香族炭化水素(例えば、トルエン、テトラヒドロフラン、ジアルキルエ
ーテル、環状エーテル等)及びそのハロゲン化誘導体(例えば、ハロゲン化芳香
族)、ハロゲン化アルカン等のような炭化水素溶媒中の(I)の溶液を用意する
ことにより実施され得る。好ましい溶媒は、塩素化アルカン(例えば、ジクロロ
メタン等)、塩素化芳香族(例えば、モノクロロベンゼン)等である。(I)対
触媒(II)のモル比は約200〜5,000でなければならず、好ましくは約
400〜3000である。ROMP反応は約10〜75℃、好ましくは約20〜
50℃の温度で実施され得る。最も好ましい温度は特定の出発物質、ROMP触
媒及び使用する溶媒に依存し、簡単な実験で決定され得、通常35〜50℃の範
囲である。ROMP反応を実施するための時間は数分〜数時間の範囲、例えば最
高約48時間であり得る。反応時間は通常2〜30時間、好ましくは10〜20
時間である。製造されるポリマー生成物の分子量は、(a)モノマ−I対触媒I
Iの比を変更することにより及び/または(b)連鎖移動剤として作用する適当
な非環式オレフィンを少量導入することにより調整され得る。前記連鎖移動剤は
、使用する重合反応媒体またはモノマーに可溶性でなければならず、例えばシス
−3−ブテン−1−オール、シス−3−ヘキセン−1−オール等であり得る。使
用する場合、連鎖移動剤(CTA)はモノマ−I対CTAのモル比が約50〜2
000、好ましくは約200〜1000で存在しなければならない。
により、ビシナル官能基X及びYを有するポリマーIIIが得られる。前記ポリ
マー鎖は実質的に線状であり、前記鎖は更にX官能基から炭素原子1個以上離れ
てエチレン不飽和を含む。前記ポリマーにおいて、基X及びYは使用した環状モ
ノマーと同一または反対の立体配置を有し得る。同様に、ポリマー生成物III
は二重結合を有し、通常シスとトランスの幾何異性体(すなわち、アルケニル水
素原子は最近のアルケニル水素原子隣接原子に対してシス及びトランスであり得
る)の混合物を生ずる。更に、上記構造IIIは製造されたポリマーの反復単位
であり、よってX及びY基の実質的なランダム度及び適切ならばポリマー鎖に沿
ってアルキレン単位を持たない。
せることにより回収され得る。前記非溶媒としては、アルカン(例えば、ペンタ
ン、ヘキサン、ヘプタン等)、ケトン(例えば、アセトン、メチルエチルケトン
等)等が例示される。使用すべき特定の非溶媒は、当業者により容易に決定され
得る。ポリマー生成物IIIは、重合反応混合物を過剰の非溶媒液体に導入する
ことにより容易に回収され得る。
の好ましい条件及び触媒は、 触媒:化合物II(b)(式中、X=X1=Cl、L=L1=トリシクロアルキ
ルホスフィン(例えば、トリシクロヘキシルホスフィン)、R=フェニルまたは
1,1−ジフェニルエテニル、R1=水素); 溶媒:塩素化アルカン(例えば、ジクロロメタン); 温度範囲:40〜50℃; 時間:6〜24時間 である。
ルエンスルホニルヒドラジド等のような水素化用化学物質を用いて)化学的水素
化して、実質的に完全に飽和のポリマーIVを得ることができる。ポリマーIV
反復単位の構造は、式:
水素化を実施することができる。前記方法には、ポリマーのオレフィン基対化学
水素化用化学物質のモル比、水素化時間等をコントロールすることが含まれ得る
。接触水素化を使用する場合、飽和度は時間及び/または使用する水素圧により
コントロールされ得る。よって、得られるポリマーIVは、グラフト化、他の官
能基の導入または他の所望の理由のための部位を与えるために残留エチレン不飽
和を有し得る。
使用して、または他の一般的な水素化触媒(例えば、ラネーニッケル、パラジウ
ム/炭素、白金/カーボネート、ルテニウムアルキリデン錯体等)を使用して実
施され得る。通常、ポリマーを、ROMP重合に関して上記したような溶媒また
は溶媒混合物中に溶解し、少なくとも約300psi、好ましくは約600〜5
000psiの水素圧にかける。水素化は通常8時間以内に完了するが、より短
いもしくはより長い時間であってもよい。水素化は通常2〜8時間、好ましくは
3〜7時間実施される。
を含有する溶液は水素化ステップを実施するために直接使用され得る。よって、
ポリマーIIIを重合媒体から分離するステップを省略し得る。更に、ポリマー
III溶液中に存在し得るROMP触媒は水素化反応を助け得るとも考えられる
。
てエチレン不飽和に隣接する環炭素原子の少なくとも1個(好ましくは両方)を
有するモノエポキシC7−12シクロアルケンを、ビシナル二官能性モノマーI
について上記したようにROMPにかける。中間体のポリマー生成物は、非溶媒
で沈殿させた後上記した合成ルートに従ってエポキシ基を所望のビシナル官能基
に更に変換することにより単離される。得られたポリマーIIIを上記したよう
に更に水素化して、ポリマーIVを得ることができる。
線状の不飽和炭化水素ポリマー鎖に沿って実質的に均一に分布するエチレン不飽
和単位をエポキシ化する。従来のポリブタジエン、イソプレン等のような不飽和
基を有する従来のポリマーは、ペンダント1,2−または3,4−二重結合が存
在するために線状ポリマーではない。しかしながら、エチレン単位がポリマー主
鎖内に均一に分布している線状不飽和炭化水素ポリマーは、シクロアルケン(例
えば、C7−12シクロアルケン)をROMPして製造され得る。得られたポリ
マーは線状であり、鎖に沿って均一に分布してエチレン不飽和単位を含む。次い
で、これらのエチレン単位は、過酸化物及びタングステン酸塩触媒を用いる接触
酸化のような一般的な方法によりエポキシ化され得る。次いで、エポキシ基を上
記した合成方法を用いて所望のビシナル官能基に変換すると、ポリマー生成物I
Vが形成され得る。
に、X及びY官能基を有するモノマーIのROMP及びコモノマーIaのROM
Pによりコポリマーを製造することができる。コモノマーI(a)は、式:
または両方が)水素から選択され得、R1はモノマーIのRと同義であり、a+
bが0または2〜7の条件でa及びbはそれぞれ0〜6の整数である) で表されるシクロアルケンから選択され得る。本発明の線状コポリマーを得るた
めのモノマーI及びIaのROMPによる共重合は、約50:50〜約100:
0、好ましくは60:40〜100:0のI対Iaのモル比で実施され得る。本
発明のモノマーのROMPは実質的にリビング重合であるので、モノマーI及び
モノマーIaを順次重合反応媒体に導入して、最初に上に定義した単位IIIの
ブロック及び単位III(ここで、X及びYは直ぐ上に定義した通りである)の
ブロックを形成することができる。こうして、線状であり、少なくとも(モノマ
ーIに由来する)ポリマー鎖の部分に沿って頭−頭配置で均一に離れているビシ
ナル官能単位及び(モノマーIaに由来する)同一ポリマー鎖の部分に沿って均
一に位置する第2組のビシナル官能単位を多分有する第2のポリマー鎖セグメン
トを有する、位置規則的ブロックポリマー生成物が製造される。前記コポリマー
は、ホモポリマーについて上記したように水素化され得る。
した対応コポリマーと比較し、本発明により製造されるポリマーが優れた伸び性
、高い強靱性、低い融点及び低い密度を有することが判明した。本発明のポリマ
ーは、包装用フィルム、コーティング等を製造する際に有用である。例えば、本
発明により製造された位置規則的なビシナルヒドロキシ官能性ポリマーは、同等
のヒドロキシ含有量を有する同等の従来のフリーラジカル製造したコポリマーに
比して優れた強靱性及び伸び、低いガス透過性を有することが判明した。また、
本発明のポリマーは、高い耐破壊性、強靱性及び印刷付着性を有するフィルムま
たはコーティングを提供し得る。
い。特記しない限り、部及びパーセンテージはすべて重量基準である。
に、5−シクロオクテン−トランス−1,2−ジオール(40g,0.28mo
l)を装入した。前記モノマーを真空下で2時間脱ガスした。反応容器の内容物
をアルゴンの不活性雰囲気下に維持した。ジクロロメタン(30ml)にアルゴ
ン流を激しく30分間散布し、該ジクロロメタンを前記樹脂製重合がまにカニュ
ーレを介して移した。モノマー/溶媒溶液を激しく撹拌した。隔壁を備えた別の
ガラス製容器において、ルテニウム触媒フェニルメチレンビス(トリシクロヘキ
シルホスフィン)ジクロリド(0.31g,0.27mmol)をアルゴンをパ
ージしたジクロロメタン(10ml)中に乾燥ボックス条件下で溶解した。触媒
溶液を反応容器にシリンジで添加した。反応混合物を油浴を用いて40℃に加熱
し、ゆっくりしたアルゴン流下、激しく撹拌しながら24時間維持した。その後
、樹脂製重合がまを油浴から外し、反応混合物を室温に冷却した。エチルビニル
エーテル(0.75g,10.5mmol)を反応混合物に添加し、1時間撹拌
した。次いで、ポリマー溶液を、テトラヒドロフラン(40ml)、メタノール
(40ml)及び2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール(0.
4g)の混合物に溶解した。ポリマーが完全に溶解して均質溶液が製造されたら
、(氷浴で冷却した)冷アセトンに沈殿させた。ポリマーをテトラヒドロフラン
(20ml)、メタノール(20ml)及び2,6−ジ−tert−ブチル−4
−メチルフェノール(0.4g)の混合物に再溶解し、冷アセトンに再沈殿させ
た。前記手順を繰返した。ポリマーを回収し、真空オーブンにおいて60℃で一
晩乾燥した。硬い固体の黄色ポリマー(ポリマー1−U)13.4gを得た。こ
のポリマーの分子量を、Waters 410RI検出器を備えたWaters
Alliance Systems #4ゲル透過クロマトグラフを用いるG
PCにより50℃で測定した。フェノールゲル5カラム(2×線及び1×100
Å)を使用した。溶離剤は1−メチル−2−ピロリジノン/50mM 臭化リチ
ウムであった。検量のためにポリスチレン標準を使用した。数平均分子量(Mn
)、重量平均分子量(Mw)及び多分散性(PDI)を測定した。本実施例で製
造した特定ポリマー(ポリマー1−U)のMn、Mw及びPDIはそれぞれ9,
500、27,800及び2.9であった。
使用した。ポリマー1−U(12.0g,二重結合の0.0844mol)をテ
トラヒドロフラン(60ml)及びメタノール(60ml)の混合物に溶解した
。(エタノール中でトリフェニルホスフィン及びロジウム(III)クロリドか
ら調製した)ウィルキンソン触媒[トリス(トリフェニルホスフィン)ロジウム
(I)クロリド](0.52g,0.56mmol)をポリマー溶液に添加した
。反応器のヘッドプレートアセンブリを反応器本体に固定し、反応器の入口及び
ガス抜き弁を閉じた。反応器を加熱マントルに置き、空気攪拌機に接続した。熱
電対を反応器に取り付けた。水素化を約54℃、600psiの水素圧下で6時
間実施した。反応が完了したら、反応器からゆっくりとガス抜きし、反応混合物
を粗いガラス濾過器を通して濾過した。固体ポリマーをアセトンで洗浄し、アセ
トンに再懸濁し、一晩撹拌した。次いで、ポリマー分散液を濾過し、アセトンで
2回洗浄した、最終ポリマー(ポリマー1−S)を真空下、60℃で一晩乾燥し
た。得られたポリマーは淡黄褐色の微粉末であり、50モルパーセントのビニル
アルコール単位を頭−頭配置で有する実質的に線状の位置規則的エチレン/ビニ
ルアルコールコポリマーと見做され得る。このポリマーの分子量は、下表IIに
記載するようにMn=23,900、Mw=47,000及びPDI=2であっ
た。ポリマーのメルトフローインデックスは、CSI MFI−2メルトフロー
インデクサーを用いてASTM D1238に従って190℃、2.16kg質
量で測定し、この値も下表IIに記載する。メルトフローインデックスの測定の
ためにポリマーを1重量%のUltranox 2714A(GE)で安定化し
た。ポリマー1−Sは、10g/10分を越えるメルトフローインデックスを有
していた。前記ポリマーは、45℃のガラス転移温度(Tg)、及び示差走査熱
量計(DSC)で測定して148℃の融点を有していた。
ニルアルコール単位を有するエチレン/ビニルアルコールコポリマーと同等)を
、56モルパーセントのビニルアルコール単位を主に頭−尾配置で有する市販の
エチレン/ビニルアルコールコポリマーと比較した。市販のコポリマーは、エチ
レンとビニルアセテートを共重合後アセテート基をヒドロキシル基に変換して製
造されている。全ての試験を一般的方法により実施し、両方のポリマーサンプル
を試験するために同一条件を使用した。下表Iに、56モルパーセントのビニル
アルコールを有する従来の分枝鎖ポリマー(EVAL,EVALCA Co.の
製品)と実施例2のポリマーの特性を示す。
有し、低い融点を有することが分かる。これらの性質は、本発明のポリマー2が
高い強靱性を有するフィルム製品としてより容易に押出され得ることを示す。
に、5−シクロオクテン−トランス−1,2−ジオール(50g,0.35mo
l)を装入した。前記モノマーを真空下で1時間脱気した。反応容器の内容物を
アルゴンの不活性雰囲気下に維持した。ジクロロメタン(40ml)にアルゴン
流を激しく15分間散布し、前記樹脂製重合がまにカニューレを介して移した。
モノマー/溶媒溶液を激しく撹拌した。アルゴンを充填したドライボックスにお
いて、ルテニウム触媒フェニルメチレンビス(トリシクロヘキシルホスフィン)
ジクロリド(0.72g,0.879mmol)を秤量して隔壁を設けたガラス
バイアルに入れ、ジクロロメタン(10ml)中に溶解した。深紫色の触媒溶液
を反応容器にシリンジで添加した。反応混合物を加熱し、アルゴン雰囲気下で激
しく撹拌しながら40℃で24時間維持した。その後、樹脂製重合がまを熱から
外し、反応混合物を室温に冷却した。エチルビニルエーテル(2.92g,3.
9ml,40.4mmol)を反応混合物に添加し、1.5時間撹拌した。次い
で、反応混合物にメタノール(100ml)、ジクロロメタン(50ml)及び
2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール(0.5g)の混合物を
添加して、ポリマーを溶解した。その後、均質な溶液を冷アセトン(1200m
l)及びブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)(0.5g)の溶液に注入して
、ポリマーを沈殿させた。前記ポリマーをジクロロメタン(100ml)、メタ
ノール(100ml)及びBHT(0.5g)の混合物に再溶解した。2,4−
ペンタンジオン(0.25ml)を添加し、溶液を15分間撹拌した。ポリマー
を前記したように冷アセトンに再沈殿させた。溶解及び再沈殿を2回以上繰返し
た。ポリマーを濾過により回収し、真空オーブンにおいて60℃で一晩乾燥して
、硬い固体の黄色のポリマー鎖中にエチレン不飽和を有するポリマー(ポリマー
2−Uと呼ぶ)22.6gを得た。このポリマーの分子量を下表IIに示す。
に、5−シクロオクテン−トランス−1,2−ジオール(50g,0.35mo
l)を装入した。前記モノマーを真空下で1時間脱ガスした。反応容器の内容物
をアルゴンの不活性雰囲気下に維持した。蒸留したシス−3−ヘキセン−1−オ
ール(0.13g,1.35mmol,0.16ml)をシリンジを用いて添加
した。ジクロロメタン(40ml)にアルゴン流を激しく15分間散布した後、
該ジクロロメタンを前記樹脂製重合がまにカニューレを介して移した。モノマー
/溶媒溶液を激しく撹拌した。アルゴンを充填したドライボックスにおいて、ル
テニウム触媒フェニルメチレンビス(トリシクロヘキシルホスフィン)ジクロリ
ド(0.11g,0.141mmol)を秤量して隔壁を設けたガラスバイアル
に入れ、ジクロロメタン(10ml)中に溶解した。触媒溶液を反応容器にシリ
ンジで注入した。反応混合物を、アルゴン雰囲気下で激しく撹拌しながら40℃
で24時間加熱、維持した。その後、反応混合物を室温に冷却した。エチルビニ
ルエーテル(2.92g,3.9ml,40.4mmol)をメタノール(50
ml)及び2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール(0.5g)
と共に反応混合物に添加した。2時間後、均質ポリマー溶液を、冷アセトン(5
00ml)及びブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)(0.5g)を含有する
非溶媒中に2回沈殿させた。ポリマーを、ジクロロメタン(50ml)、メタノ
ール(50ml)及びBHT(0.5g)の混合物に再溶解した。2,4−ペン
タンジオン(0.25ml)を添加し、溶液を15分間撹拌した。ポリマーを上
記したように冷アセトンを用いて再沈殿させた。この手順を2回以上繰返した。
前記ポリマーを濾過により回収し、真空オーブンにおいて60℃で一晩乾燥して
、硬い固体の無色ポリマー(ポリマー3−Uと呼ぶ)18.9gを得た。このポ
リマーの分子量を下表IIに示す。
本体の内側に設けたガラスライナーを使用した。ポリマ−2−U(20g,オレ
フィンの0.14mol)を、テトラヒドロフラン(82ml)、メタノール(
82ml)、ジクロロメタン(20ml)及びBHT(0.2g)の混合物に溶
解した。(エタノール中、トリフェニルホスフィン及びロジウム(III)クロ
リドから製造した)ウィルキンソン触媒[トリス(トリフェニルホスフィン)ロ
ジウム(I)クロリド](0.869g,0.939mmol)をポリマー溶液
に添加した。反応器のヘッドプレートアセンブリを反応器の本体に固定し、反応
器の入口及びガス抜き弁を閉めた。反応器を加熱マントルに置き、空気攪拌機に
接続した。熱電対を反応器に取り付けた。水素化を約600psiの水素圧下、
60℃で6時間実施した。反応が完了したら、反応器からゆっくりガス抜きし、
反応混合物をアセトン(600ml)及びBHT(0.2g)と混合した。固体
ポリマーを濾過により回収し、アセトンで濯いだ。ポリマー粉末をアセトン(6
00ml)及びBHT(0.2g)に再懸濁し、一晩撹拌した。次いで、ポリマ
ー分散液を濾過し、アセトンで濯いだ。最終ポリマーを濾過により回収し、真空
オーブンにおいて60℃で乾燥した。得られたポリマー(ポリマー2−Sと呼ぶ
)は淡黄褐色の微粉末であった。水素化後のポリマーの収率は90重量%以上で
あった。ポリマー2−Sの分子量を下表II及びIIIに示す。
l)を、メタノール(70ml)、THF(70ml)、ジクロロメタン(17
ml)及びBHT(0.17g)の混合物に溶解した。ウィルキンソン触媒(0
.739g,0.739mmol)をポリマー溶液に添加した。水素化を実施例
6に記載の手順に従って約600psの水素圧下、約60℃で6時間実施した。
水素化後のポリマーを実施例6と同様にして後処理した。白色のポリマー粉末(
ポリマー3−Sと呼ぶ)を得た。分子量データ及びメルトフロー特性については
表II及びIIIを参照されたい。
エチルビニルエーテル(3.9ml,2.92g,40.4mmol)をメタノ
ール(100ml)、テトラヒドロフラン(100ml)及び2,6−ジ−te
rt−ブチル−4−メチルフェノール(0.5g)の混合物と一緒に反応混合物
に添加した。ポリマーの溶液中での水素化を、ウィルキンソン触媒(2.17g
,2.34mmol)を用いて実施例6の手順に従って実施した。白色のポリマ
ー粉末生成物(ポリマー4−Sと呼ぶ)(25.4g)を得た。このポリマーの
分子量データ及びメルトフロー特性については表II及びIIIを参照されたい
。
aters Alliance System #4ゲル透過クロマトグラフィ
ーを使用した。フェノールゲル5カラム(2×線及び1×100Å)を使用した
。溶離液は1−メチル−2−ピロリジノン/50mM 臭化リチウムであり、G
PCを50℃で実施した。検量のためにポリスチレン標準を使用した。
ンデクサーを用いてASTM D1238に従って190℃、2.16kgで測
定した。
立して0〜6の整数であり、nは少なくとも10の値である) で表される位置規則的ビシナル官能化ポリマーを含むことを特徴とするポリマー
生成物。
立して0〜6の整数であり、nは少なくとも10の値である) で表される位置規則的ビシナル官能化ポリマーを含むことを特徴とするポリマー
生成物。
酸エステル、アセテート、カルボニル、アミドまたはニトリルから選択される官
能基を表し、各R1は独立して水素、C1−5アルキルまたはX1を表し、a+
bが0または2〜7の条件でa及びbはそれぞれ0〜6の整数を表し、mは少な
くとも約5の値である) で表される単位を含むことを特徴とする請求の範囲第1項に記載のポリマー生成
物。
酸エステル、アセテート、カルボニル、アミドまたはニトリルから選択される官
能基、または水素を表し、各R1は独立して水素、C1−5アルキルまたはX1 を表し、a+bが0または2〜7の条件でa及びbはそれぞれ0〜6の整数を表
し、mは少なくとも約5の値である) で表される単位を含むことを特徴とする請求の範囲第2項に記載のポリマー生成
物。
件でa及びbはそれぞれ独立して0〜6の整数であり、各Rは独立して水素、C 1−5 アルキルまたはXである) を有するビシナル官能化C7−12シクロアルケンをROMP触媒と接触させる
ことにより前記ビシナル官能化C7−12シクロアルケンを重合して、交互にビ
シナル官能基及びエチレン不飽和基を有する線状第1ポリマーを製造し、製造さ
れた位置規則的ポリマーを分離することを含むことを特徴とする前記方法。
件でa及びbはそれぞれ独立して0〜6の整数であり、各Rは独立して水素、C 1−5 アルキルまたはXである) を有するビシナル官能化C7−12シクロアルケンをROMP触媒と接触させる
ことにより前記ビシナル官能化C7−12シクロアルケンを重合して、交互にビ
シナル官能基及びエチレン不飽和基を有する線状第1ポリマーを製造し、前記第
1ポリマーを水素化して、該ポリマー中のエチレン不飽和基の少なくとも一部を
還元することを含むことを特徴とする前記方法。
れ独立して官能基または水素から選択され、a+bが0または2〜7の条件でa
及びbはそれぞれ0〜6の整数であり、各R1は独立して水素、C1−5アルキ
ルまたはXである) を有する第2シクロアルケンと接触させることにより重合を実施することを特徴
とする請求の範囲第11項または第12項に記載の方法。
Claims (33)
- 【請求項1】 式: 【化1】 (式中、X及びYはそれぞれ独立して官能基を表し、各Rは独立して水素、C1 −5 アルキルまたはX基を表し、a+bが2〜7の条件でa及びbはそれぞれ独
立して0〜6の整数であり、nは少なくとも10の値である) で表される位置規則的ビシナル官能化ポリマーを含むことを特徴とするポリマー
生成物。 - 【請求項2】 各Rが水素を表すことを特徴とする請求の範囲第1項に記載
のポリマー生成物。 - 【請求項3】 少なくとも1個のRがC1−2アルキルを表すことを特徴と
する請求の範囲第1項に記載のポリマー生成物。 - 【請求項4】 少なくとも1個のRがメチルを表すことを特徴とする請求の
範囲第3項に記載のポリマー生成物。 - 【請求項5】 官能基がヒドロキシル、カルボン酸、カルボン酸エステル、
アセテート、カルボニル、アミドまたはニトニル基から選択されることを特徴と
する請求の範囲第1項〜第4項のいずれかに記載のポリマー生成物。 - 【請求項6】 X及びYがそれぞれヒドロキシル基であることを特徴とする
請求の範囲第5項に記載のポリマー生成物。 - 【請求項7】 X及びYがカルボン酸またはエステル基から選択されること
を特徴とする請求の範囲第5項に記載のポリマー生成物。 - 【請求項8】 Xがカルボニル基であることを特徴とする請求の範囲第5項
に記載のポリマー生成物。 - 【請求項9】 Xがアセテート基であることを特徴とする請求の範囲第5項
に記載のポリマー生成物。 - 【請求項10】 各Rが水素であり、aが2であり、bが1であることを特
徴とする請求の範囲第6項に記載のポリマー生成物。 - 【請求項11】 位置規則的ビシナル官能化ポリマーが更に式: 【化2】 (式中、X1及びY1はそれぞれ独立してヒドロキシル、カルボン酸、カルボン
酸エステル、アセテート、カルボニル、アミドまたはニトリルから選択される官
能基を表し、各R1は独立して水素、C1−5アルキルまたはX1を表し、a+
bが0または2〜7の条件でa及びbはそれぞれ0〜6の整数を表し、mは少な
くとも約5の値である) で表される単位を含むことを特徴とする請求の範囲第5項に記載のポリマー生成
物。 - 【請求項12】 位置規則的ポリマーが更に式: 【化3】 (式中、X1及びY1はそれぞれ独立してヒドロキシル、カルボン酸、カルボン
酸エステル、アセテート、カルボニル、アミドまたはニトリルから選択される官
能基を表し、各R1は独立して水素、C1−5アルキルまたはX1を表し、a+
bが0または2〜7の条件でa及びbはそれぞれ0〜6の整数を表し、mは少な
くとも約5の値である) で表される単位を含むことを特徴とする請求の範囲第10項に記載のポリマー生
成物。 - 【請求項13】 式: 【化4】 (式中、X及びYはそれぞれ独立して官能基を表し、各Rは独立して水素、C1 −5 アルキルまたはX基を表し、a+bが2〜7の条件でa及びbはそれぞれ独
立して0〜6の整数であり、nは少なくとも10の値である) で表される位置規則的ビシナル官能化ポリマーを含むことを特徴とするポリマー
生成物。 - 【請求項14】 各Rが水素を表すことを特徴とする請求の範囲第13項に
記載のポリマー生成物。 - 【請求項15】 少なくとも1個のRがC1−3アルキルを表すことを特徴
とする請求の範囲第13項に記載のポリマー生成物。 - 【請求項16】 少なくとも1個のRがメチルを表すことを特徴とする請求
の範囲第15項に記載のポリマー生成物。 - 【請求項17】 官能基がヒドロキシル、カルボン酸、カルボン酸エステル
、アセテート、カルボニル、アミドまたはニトニル基から選択されることを特徴
とする請求の範囲第13項〜第16項のいずれかに記載のポリマー生成物。 - 【請求項18】 X及びYがそれぞれヒドロキシル基であることを特徴とす
る請求の範囲第17項に記載のポリマー生成物。 - 【請求項19】 X及びYがカルボン酸またはエステル基から選択されるこ
とを特徴とする請求の範囲第17項に記載のポリマー生成物。 - 【請求項20】 Xがカルボニルであることを特徴とする請求の範囲第17
項に記載のポリマー生成物。 - 【請求項21】 Xがアセテート基であることを特徴とする請求の範囲第1
7項に記載のポリマー生成物。 - 【請求項22】 各Rが水素であり、aが2であり、bが1であることを特
徴とする請求の範囲第18項に記載のポリマー生成物。 - 【請求項23】 位置規則的ビシナル官能化ポリマーが更に式: 【化5】 (式中、X1及びY1はそれぞれ独立してヒドロキシル、カルボン酸、カルボン
酸エステル、アセテート、カルボニル、アミドまたはニトリルから選択される官
能基、または水素を表し、各R1は独立して水素、C1−5アルキルまたはX1 を表し、a+bが0または2〜7の条件でa及びbはそれぞれ0〜6の整数を表
し、mは少なくとも約5の値である) で表される単位を含むことを特徴とする請求の範囲第17項に記載のポリマー生
成物。 - 【請求項24】 位置規則的ビシナル官能化ポリマーが更に式: 【化6】 (式中、X1及びY1はそれぞれ独立してヒドロキシル、カルボン酸、カルボン
酸エステル、アセテート、カルボニル、アミドまたはニトリルから選択される官
能基、または水素を表し、各R1は独立して水素、C1−5アルキルまたはX1 を表し、a+bが0または2〜7の条件でa及びbはそれぞれ0〜6の整数を表
し、mは少なくとも約5の値である) で表される単位を含むことを特徴とする請求の範囲第22項に記載のポリマー生
成物。 - 【請求項25】 官能基がポリマー主鎖のビシナル炭素原子からぶら下がっ
ており、ポリマー主鎖に沿って規則的な順列配置で存在している位置規則的ポリ
マーの製造方法であって、一般式: 【化7】 (式中、X及びYはそれぞれ独立して官能基から選択され、a+bが2〜7の条
件でa及びbはそれぞれ独立して0〜6の整数であり、各Rは独立して水素、C 1−5 アルキルまたはXである) を有するビシナル官能化C7−12シクロアルケンをROMP触媒と接触させる
ことにより前記ビシナル官能化C7−12シクロアルケンを重合して、交互にビ
シナル官能基及びエチレン不飽和基を有する線状第1ポリマーを製造し、製造さ
れた位置規則的ポリマーを分離することを含むことを特徴とする前記方法。 - 【請求項26】 官能基がポリマー主鎖のビシナル炭素原子からぶら下がっ
ており、ポリマー主鎖に沿って規則的な順列配置で存在している位置規則的ポリ
マーの製造方法であって、一般式: 【化8】 (式中、X及びYはそれぞれ独立して官能基から選択され、a+bが2〜7の条
件でa及びbはそれぞれ独立して0〜6の整数であり、各Rは独立して水素、C 1−5 アルキルまたはXである) を有するビシナル官能化C7−12シクロアルケンをROMP触媒と接触させる
ことにより前記ビシナル官能化C7−12シクロアルケンを重合して、交互にビ
シナル官能基及びエチレン不飽和基を有する線状第1ポリマーを製造し、前記第
1ポリマーを水素化して、該ポリマー中のエチレン不飽和基の少なくとも一部を
還元することを含むことを特徴とする前記方法。 - 【請求項27】 更に、一般式: 【化9】 (式中、X1とY1の対がX及びYの対とは異なる条件でX1及びY1はそれぞ
れ独立して官能基または水素から選択され、a+bが0または2〜7の条件でa
及びbはそれぞれ0〜6の整数であり、各R1は独立して水素、C1−5アルキ
ルまたはXである) を有する第2シクロアルケンと接触させることにより重合を実施することを特徴
とする請求の範囲第25項または第26項に記載の方法。 - 【請求項28】 ビシナル官能化C7−12シクロアルケンと第2シクロア
ルケンをROMP触媒と順次接触させることを特徴とする請求の範囲第27項に
記載の方法。 - 【請求項29】 ROMP触媒が式: 【化10】 (式中、 MはMo、W、OsまたはRuから選択され、好ましくはRuまたはOsであ
り、最も好ましくはRuであり、 R及びR1は独立して水素、或いは任意にC1−5アルキル、ハロゲン、C1 −5 アルコキシ、または未置換であるかまたはハロゲン、C1−5アルキルもし
くはC1−5アルコキシで置換されたフェニル基で置換されていてもよい、C2 −20 アルケニル、C2−20アルキニル、C1−20アルキル、アリール、C 1−20 カルボキシレート、C1−20アルコキシ、C2−20アルケニルオキ
シ、C2−20アルキニルオキシ、アリールオキシ、C2−20アルコキシカル
ボニル、C1−20アルキルチオ、C1−20アルキルスルホニルまたはC1− 20 アルキルスルフィニルから選択され、好ましくはR及びR1は独立して水素
、或いは任意にC1−5アルキル、ハロゲン、C1−5アルコキシ、または未置
換であるかまたはハロゲン、C1−5アルキルもしくはC1−5アルコキシで置
換されたフェニル基で置換されていてもよい、ビニル、C1−10アルキル、ア
リール、C1−10カルボキシレート、C2−10アルコキシカルボニル、C1 −10 アルコキシまたはアリールオキシから選択され、 X及びX1は独立してアニオン性リガンドから選択され、好ましくはX及びX 1 は独立してハロゲン、水素、或いは任意にC1−5アルキル、ハロゲン、C1 −5 アルコキシ、または未置換であるかまたはハロゲン、C1−5アルキルもし
くはC1−5アルコキシで置換されたフェニル基で置換されていてもよい、C1 −20 アルキル、アリール、C1−20アルコキシド、アリールオキシド、C3 −20 アルキルジケトネート、アリールジケトネート、C1−20カルボキシレ
ート、アリール、C1−20アルキルスルホニルまたはC1−20アルキルスル
フィニルから選択され、 L及びL1は独立して中性の電子供与基から選択され、好ましくはL及びL1 は独立してホスフィン、スルホン化ホスフィン、ホスフィット、ホスフィナイト
、ホスホナイト、アルシン、スチルベン、エーテル、アミン、アミド、スルホキ
シド、カルボニル、ニトロシル、ピリジンまたはチオエーテルから選択され、 任意にX、X1、L及びL1の2または3個は一緒に結合して、キレート化多
座配位子を形成し得る) で表される化合物から選択されることを特徴とする請求の範囲第25項または第
26項に記載の方法。 - 【請求項30】 I対IIのモル比が200〜5000であることを特徴と
する請求の範囲第25項または第26項に記載の方法。 - 【請求項31】 ビシナル官能化C7−12シクロアルケン及びROMP触
媒を溶液中で接触させることを特徴とする請求の範囲第25項または第26項に
記載の方法。 - 【請求項32】 ビシナル官能化C7−12シクロアルケン、第2シクロア
ルケン及びROMP触媒を溶液中、約10〜65℃で約2〜48時間接触させる
ことを特徴とする請求の範囲第25項または第26項に記載の方法。 - 【請求項33】 ビシナル官能化C7−12シクロアルケン、第2のシクロ
アルケン及びROMP触媒を溶液中で順次接触させることを特徴とする請求の範
囲第25項または第26項に記載の方法。
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