JP2002507887A - 植物抽出物を含有する貯蔵安定性柑橘香味組成物 - Google Patents

植物抽出物を含有する貯蔵安定性柑橘香味組成物

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Abstract

(57)【要約】 香味料としてシトラール若しくはシトラール誘導体を含有し安定剤として植物抽出物を含有する貯蔵安定性柑橘香味組成物。該植物抽出物は、p-メチルアセトフェノンの形成を効果的に抑制して香味の喪失を防止し、かつ該組成物の貯蔵寿命を延ばす。

Description

【発明の詳細な説明】 植物抽出物を含有する貯蔵安定性柑橘香味組成物関連特許出願の相互参照 本出願は1997年6月23日に出願された米国暫定出願番号60/050,481の利益を請 求する。技術分野 本発明は一般に貯蔵安定性を有し柑橘の香味をつけた組成物およびその調製方 法に関するものである。特に、本発明は香味料としてシトラールを含有し安定剤 として植物抽出物を含有する貯蔵安定性を有する食品および飲料に関するもので ある。背景技術 シトラール(図1に異性体ネラール(A)として示されるもの)は柑橘果実(例え ば、レモン、ライム、グレープフルーツおよびオレンジ)、新鮮な柑橘ジュース 、およびレモン草の重要な香味料成分である。残念なことに、シトラールは非常 に不安定であり、一連の環化と酸化反応により特に酸の存在下では急速に減成す る。(Baines,D.,et al.,Tetrahedron,26:4901-4913(1970);Slater,C.A.and Wark ins,W.T.,Journal of Science and Food Agriculture,15:657-664(1964);Clark, Jr.,B.C.et al.,Tetrahedron,33:2187-2191(1977);and Clark.Jr.,B.C.and Cham blee,T.S.,Off-Flavors in Foods and Beverages(Charalambous,G.,editor),pp. 229-285(1992).)。柑橘の溶液のpHが低いほど、環化率は高くなる。(Freeburg,E .J.,et al.,Perfumer and Flavorist,19:23-32(1994))。新鮮な柑橘の香味を減 少させる以外にも、これらの酸化と環化反応は強い香味と臭気物質化合物をもた らし、これは柑橘香味製品の寿命を有意に減少させる。 図1はシトラール減成経路の環化と酸化の反応を示す略図である。シトラール 減成による主な反応生成物は、穏やかな場合と収斂性の場合の両方の水性条件下 では、環式アルコール(化合物BとC)であり、これは刺激性の少ない穏やかな 果実風味を有する。アルコール生成はシトラールが消耗されるまで持続する。(C lark and Chamblee,supra.)。酸素の存在下で、化合物BとCは酸化してp-シメ ン−8−オール(化合物D)となり、これは脱水してp-α-ジメチルスチレン( 化合物E)となる。p-α-ジメチルスチレンをさらに酸化するとp-メチルアセト フェノン(化合物F)とp-クレスコール(化合物G)を生成する(Schieberle,R ,et al.,Z.Lebensm.Unters.Forsch.,187:35-39(1988).)。これらの酸化生成物の 4個全て(化合物D,E,F,G)は香味を失う結果の一因となると思われ、これは柑 橘香味の食品および飲料の貯蔵寿命を限定する。これらの減成生成物のそれぞれ は老化した柑橘生成物の品質に影響を与えると思われるが、香味の喪失に化合物 D,E,F,Gが関連すると思われる原因はこれらの化合物の風味しきい値次第で決定 される。例えば、p-シメン-8-オール(化合物D)の風味しきい値は他の酸化生 成物、特にp-メチルアセトフェノン(化合物F)に比べて高い。従って、そのし きい値を考慮すると、p-シメン-8-オールは他のシトラール酸化減成生成物ほど に有意に劣化柑橘生成物の香味喪失の原因とはならない。 例えば果実の香味および柑橘油などの芳香族化合物を含む食品および香味粒子 を安定化させる方法が提案されてきた。ソーパーに許可された米国特許第5,603, 952号はマイクロカプセル化された食品および香料粒子を形成する方法を説明し ている。ソーパーの方法は魚のゼラチン(複合コアセルベーション)でカプセル 化し香料を減成から守ることに関するものである。 上記のFreeburgらはシトラールなしのレモン溶液を作ることによりレモン香味 飲料を安定化させる方法に言及している。この引例の方法は香料系からシトラー ルを除去し、それによってシトラール減成による香味喪失調合物を排除している 。このシトラールのない香味系はシトラールに関連する新鮮なレモン/果実の風 味豊かな特徴に欠ける。 他の研究者たちもシトラール減成に及ぼす様々な抗酸化剤の効果、特に酸化減 成生成物(化合物D、E、F、G)の形成を研究した。木村らの報告によると、 彼らが試験したフリーラジカル重合停止剤(抗酸化剤)のいずれも(すなわち、 ブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)、ブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)、没 食子酸プロピル、d,l-a-トコフェロール、ノルジヒドログアイアレチン酸および n-トリトリアコンタン-16,18-ジオンなどユーカリの木の葉蝋から単離されたも の)はシトラールの水溶液中にあるこれらのシトラール酸化減成生成物の形成を 抑制しなかった(Kimura、K.,et al.,NJournal of Agricultural and Food Chemi stry,31:801-804(1983);and Kimura,K.,et al.,Agricultural and Biological C hemistry,47:1661-1663(1983).)。これらの抗酸化剤は酸化生成物の形成を防ぐ ことができなかったので、木村らはシトラール減成は酸素がなくても進行できる と結論した。しかし、ピーコックおよびクネマンは、イソアスコルビン酸、酸素 捕集剤はp-シメン-8-オール(化合物D)およびp-α-ジメチルスチレン(化合物 E)の形成を抑制することを報告している(Peacock,V.E.and Kuneman,D.W.,Journ al of Agricultural and Food Chemistry,33:330-335(1985).)。 シトラール減成の速度は例えばポリエチレンなどの気体透過性材料に包装され た食品および飲料の場合促進される。このような材料は酸素を包装中に拡散させ 、それによって酸素反応を容易にする。これらの酸化反応の1生成物であるp-メ チルアセトフェノン(化合物F)は強い苦いアーモンドのような風味と臭いを有 する。p-メチルアセトフェノンの味および臭いのしきい値は他の香味の成分に比 べて低いので、この化合物が老化した柑橘風味の食品生成物と関連のある望まし くない香味の喪失と臭いの主な原因である(Freeburg et al.,supra.)。上記引用 された抗酸化剤化合物のいずれもこの強力な臭気物質の形成を防ぐのに有効では ない。 従って、柑橘香味の組成物、特にシトラール香味の食品および飲料の安定性と 貯蔵寿命を改良する方法の必要がある。さらに具体的に、強力な香味物質と臭気 物質のp-メチルアセトフェノンの形成を効果的に抑制する安定化剤の必要がある 。発明の開示 本発明の一般的な目的は貯蔵安定性を有する柑橘香味の組成物を提供すること である。 本発明のさらに特定の目的は安定化剤として植物抽出物を含有する貯蔵安定性 の柑橘香味の組成物を提供することである。植物抽出物は化学反応から香味成分 を守り、それによって香味系を安定化させ、香味を喪失させる物質、特にp-メチ ルアセトフェノンの形成を妨げる。 従って、本発明は貯蔵安定性の柑橘香味の組成物を提供し、その組成物は安定 剤として植物抽出物、特に例えばロスマリン酸などのカフェー酸誘導体を含有す る水溶性植物抽出物の存在を特徴とする。 本発明はまた貯蔵安定性の柑橘香味の組成物を調製する方法に関するものであ る。本発明の方法は柑橘香味組成物を提供する工程、および柑橘香味組成物に植 物抽出物を含有する安定化剤を添加する工程からなり、安定化剤として植物抽出 物を含有する貯蔵安定性柑橘香味組成物を得る。 本発明はさらに植物抽出物、特にロスマリン酸を含む植物抽出物を含有する安 定化剤の有効量を塗布することを包含する柑橘香味組成物の安定性を改良する方 法に関するものである。 従って、本発明の主要な利点は柑橘香味組成物、特にシトラール香味の食品お よび飲料の改良された貯蔵安定性である。ロスマリン酸を含む植物抽出物の香味 安定化効果は他の安定化剤よりも驚くほど予想外に優れたものである。本発明の 香味安定化剤は天然に発生するものであり、周知の毒性効果はない。この香味安 定化剤はまた天然の材料からかなり容易に費用をかけないで市場で実用化できる 量を得られる。 本発明の他の目的、特徴および利点は下記の詳細な説明から明らかとなるであ ろう。しかし、詳細な説明および特定の実施例は、本発明の好ましい実施態様を 示すが、説明のためにだけ与えられるものであり、当該技術に精通した者なら、 本発明の精神および範囲内でなされる様々な変更および修正はこの詳細な説明か ら明白となることが理解されるべきである。図面の簡単な説明 明細書に取り入れられその一部を形成する添付図面は本発明の好ましい実施態 様を示し、その説明と共に本発明の原理を説明するのに役立つ。 図1はシトラール減成経路の略図である。 図2は柑橘香味組成物に含まれるp-シメン-8-オールの濃度を時間の関数とし て示すグラフであり、p-シメン-8-オール濃度に及ぼすロスマリン酸含有植物抽 出物の効果を示している。グラフの上の曲線22は200ppmのスタビルエンハンス( StabilEnhance/商標)水溶性ローズマリー抽出物(WSRE)を含有する柑橘香味溶 液の試料の反応を示している。第二曲線24は100ppmのスタビルエンハンス水溶性 ローズマリー抽出物WSREを含有する柑橘香味溶液の試料の反応を示している。第 三曲線26は50ppmのスタビルエンハンス水溶性ローズマリー抽出物WSREを含有す る柑橘香味溶液の試料の反応を示している。第四曲線28は25ppmのスタビルエン ハンス水溶性ローズマリー抽出物WSREを含有する柑橘香味溶液の試料の反応を示 している。底部曲線29はスタビルエンハンス水溶性ローズマリー抽出物WSREを含 有しない柑橘香味溶液の対照試料の反応を示している。 図3は柑橘香味組成物に含まれるp-メチルアセトフェノン(化合物F、強力な シトラール減成生成物)の濃度を時間の関数として示すグラフであり、p-メチル アセトフェノン濃度に及ぼすロスマリン酸含有植物抽出物の抑制効果を示してい る。グラフの上部曲線31はスタビルエンハンス(商標)水溶性ローズマリー抽出 物(WSRE)を含有しない柑橘香味溶液の対照試料の反応を示している。第二曲線32 は25ppmのスタビルエンハンス水溶性ローズマリー抽出物WSREを含有する柑橘香 味溶液の試料の反応を示している。第三曲線34は50ppmのスタビルエンハンス水 溶性ローズマリー抽出物WSREを含有する柑橘香味溶液の試料の反応を示している 。第四曲線36は100ppmのスタビルエンハンス水溶性ローズマリー抽出物WSREを含 有する柑橘香味溶液の試料の反応を示している。底部曲線38は200ppmのスタビル エンハンス水溶性ローズマリー抽出物WSREを含有する柑橘香味溶液の試料の反応 を示している。発明を実施するための最良の形態 本発明は貯蔵安定を有する柑橘香味組成物およびその調製方法に関するもので ある。さらに具体的には、本発明は香味剤としてシトラールまたはシトラール誘 導体および安定化剤として植物抽出物を含有する貯蔵安定を有する柑橘香味組成 物に関するものである。 ここで使用されるように、“貯蔵安定性”とは、香味系の安定性が安定化剤を 使用しない場合の香味系の安定性に比べて安定化剤の存在下では改良されること を意味する。実施例において、植物抽出物を含む調合物におけるp-メチルアセト フェノン(シトラール減成の強い臭気物質副生成物)の濃度は植物抽出物を含ま ない調合物におけるp-メチルアセトフェノンの濃度より少ない。ここで使用され るように、“安定化剤”という用語は柑橘香味系の安定性を増加させる化合物を 指している。本発明の安定化剤は望ましくない酸化減成生成物、特にp-メチルア セトフェノンの合成を抑制することにより柑橘香味系の安定性を増加させる。 本発明により、柑橘香味の安定化は一般に柑橘香味組成物で有効であり、特に 香味成分としてシトラールおよび/またはシトラール誘導体を含有する組成物に 適用できる。本発明は柑橘香味組成物に植物抽出物を加えることを特徴とし、そ の植物抽出物はシソ科の植物から誘導される。ここで使用されるように、“植物 抽出物”とは植物源から由来する物質を指すものであり、その変形物を含み、こ こに記載の一般的な方法および当該技術で一般に知られている他の同じような方 法を使って得ることができる。“水溶性植物抽出物”という用語は水に溶解性の 植物抽出物を意味する。これらの抽出物に含まれる活性成分としては、例えばロ スマリン酸などのカフェー酸誘導体が挙げられる。柑橘香味成分は、本発明の組 成物では一般的に“香味剤”として言及されるが、例えば柑橘油などの天然資源 から天然に存在する香料化合物を変性することによりまたは化学的の合成するこ とにより得られる。 柑橘香味安定化のメカニズムは十分に理解されていないし、また特定の理論に より限定されたくはないが、植物抽出物に存在する或る化合物が柑橘香味成分ま たは香味成分の誘導体を酸化化学反応から守っていると思われる。特に、これら の化合物はp-α-ジメチルスチレンの酸化減成生成物であるp-メチルアセトフェ ノンの形成を抑制している。p-メチルアセトフェノンは強い臭気物質であり、老 化した柑橘香味組成物、特にシトラール香味食品生成物の香味を消失させ臭気の 特性の主な原因となっている。従って、p-メチルアセトフェノンの形成を抑制す るのに有効である植物由来の化合物または化合物の組合せは本発明により包含さ れる。 本発明の貯蔵安定性を有する柑橘香味組成物は柑橘香味組成物(すなわち、合 成または天然の柑橘香味成分、好ましくはシトラールまたはシトラール誘導体を 含有する組成物)を提供し、その組成物に安定化剤を添加することにより調製さ れる。安定化剤はロスマリン酸を含有する水溶性植物抽出物、すなわち抗酸化剤 化合物である。ロスマリン酸は、例えばRosmarinus officinalis,Collinsoniaca ndensis,Cunila origanoides,Glechoma hederacea,Hedeioma pulegioides,Hysso pus officinalis,Lycopus virginicus,Melissa offinialis,MenthaおよびMonard a族の種,Nepeta cataria,Origanum族の種,Perilla frurescens,Prunella vulgar is,Pycnathemum族の種、Saliva族の種、Thymus vulgaris,Ballota nigra,Leonot is leonurus,Marrubium vulareなどのシソ科に属する部類の多数の植物に見いだ されるが、それに限定されない。このリストは説明のためであって、ともかくそ れに限定されるものではない。本発明に有用である他の植物資源は適正な量のロ スマリン酸を含有するどんな食品および“一般に安全と認められる”(普通“GR AS”と呼ばれる)物質をも包含する。このような抽出物は食品に使用するのに食 品医薬品局の認可を必要としないので特に重要である。本発明の安定化剤は天然 に存在し、周知の毒性効果を持たない。これらの水溶性植物抽出物および化合物 は天然材料からかなり容易に、費用をかけないで、市場で実用化できる量が確保 される。 シトラール減成のレベルは化学的速度論により支配されるので温度と時間とに 直接相関する。特に、高いレベルの減成は高温および長時間と典型的に関連があ る。慣例により、食品飲料産業は様々な生成調合物の相対的安定性を試験するた めに促進老化研究を大抵使用する。このような試験では、高温(例えば、30-80 ℃)は減成反応を促進するために使用され、その結果、試験調合物の安定性はか なり短時間で比較することができる(時間または日数で測定される)。このような 試験の結果はさらに長期間(数ヶ月または数年)にわたりさらに低温(20-30℃ )での生成物の相対的安定性を予測するためにしばしば使用される。 本発明において、安定化剤を使用する場合と使用しない場合の柑橘香味組成物 の安定性を比較するために促進老化試験が使用された(実施例2)。いくつかの重 要な結果が明らかである。第1に、図2に示されるように、植物抽出物の存在は 有意にp-シメン-8-オールの形成率を増加する。第二に、最も重要なことである が、植物抽出物を含有する柑橘香味組成物は植物抽出物を含有しない組成物に比 べて促進老化試験においてp-メチルアセトフェノンの生成量が実質的に少ない( 図3)。植物抽出物を添加する効果は最初の数日以内に明らかとなり、時間が経 つにつれて益々明白となる。この効果はp-メチルアセトフェノンの味のしきい値 に関して見られるように特に有意であり(図3に水平な破線で示されている)、そ れは相対的に低い。図3に示されるように、商標スタビルエンハンスの下にコロ ラド州ボウルダー在のハウザー社により販売されている水溶性ローズマリー抽出 物(WSRE)25ppmを含有しているシトラス香味組成物は実質的に水溶性ローズマリ ー抽出物WSREを含まない組成物よりも実質的にp-メチルアセトフェノンの生成量 が少ない。さらに、この抽出物を少なくとも50ppm含有する柑橘香味組成物はご くわずかな量のp-メチルアセトフェノンを生成するだけである。すなわち、この 化合物の味のしきい値以下の濃度である。 ロスマリン酸を含有する植物抽出物の添加により柑橘香味組成物の安定性を増 大することは驚くべきことであり、予想外のことである。これは、(1)シトラー ル減成のメカニズムは確実には不明であるという事実;および(2)他の従来の安 定化剤、特に例えばBHTおよびBHAなどの抗酸化剤は効果的にシトラール溶液を安 定化できなかったという事実(木村ら,Agricultural and Biological Chemistry, supra)に鑑みて、本当のことである。すでに考察したように、木村らは様々な抗 酸化剤化合物を使ってシトラールの酸化減成を抑制しようと試みた(成功しなか った)。彼らの結果に基づき、木村らはシトラール減成は酸素とは別に進行する と結論した。 しかし、上記のPeacockおよびKunemanによる研究および上記のBainesらによる 研究は、酸化反応が発生するためには酸素が必要であることを示唆している。上 記で考察したように、PeacockおよびKunemanはイソアスコルビン酸を使ってp-シ メン-8-オール(化合物D)およびp-α-ジメチルスチレン(化合物E)の形成を抑 制することに成功した。イソアスコルビン酸は酸素捕集剤であるので、 飲料の溶解酸素および上部空間にある酸素を除去し、それによって酸化反応に役 立つ酸素の量を減少させる。本発明の植物抽出物の抗酸化剤化合物は酸素捕集剤 ではなく、フリーラジカルの重合停止剤である。しかし、上記で考察したように 、木村らはフリーラジカル重合停止剤はシトラール減成を防ぐ効果はないと報告 している。従って、ロスマリン酸を含有する植物抽出物がこの抑制効果を有する ことは驚きである。 さらに、本発明の安定化剤はイソアスコルビン酸のようにp-シメン-8-オール の形成を抑制しないが、事実この化合物の形成を増加させ、同時にp-シメン-8- オールの酸化生成物であるp-メチルアセトフェノンの形成を抑制する。これはそ の安定化剤がイソアスコルビン酸とは異なる作用のメカニズムを有することを示 唆している。 本発明の安定化剤はp-メチルアセトフェノンの形成を効果的に抑制するもので あり、水を使っておよび/またはアルコール抽出方法により上記の出発物質から 調製できる。一例として、水溶性ローズマリー抽出物(商標スタビルエンハンス の下に販売されているものなど)はローズマリーの乾燥した葉全体;ローズマリ ーの乾燥脱油葉全体;または以前に抽出された使用済みのローズマリーの葉から 調製できる。 好ましい実施態様において、安定化剤は1995年10月20日に出願した同時係属出 願の米国出願番号08/546,502に記載された水溶性植物抽出物であり、ここにその 全部を引例により取り入れる。植物抽出物を調製する方法は一般に下記のように 説明されている。ローズマリーの植物資源を抽出容器に入れ、熱湯に浸す。水性 混合物を5-8時間にわたり時々攪拌しながら90℃まで加熱する。抽出が完了した 後で、液体を抽出容器から取り出し、濾過して所望の化合物を含有する液体材料 を使用済みのローズマリー植物資源から分離する。次に、例えば燐酸、硫酸また は塩酸などの鉱酸でpH約1.7から3.5までの範囲(好ましくは約2.0)まで液体材 料を酸性化する。この酸性化は抽出された材料がまた熱い内に、または室温まで 冷却した後に行うことができる。冷却された酸性化材料は遠心分離または濾過さ れて酸に不溶解性の固体を除去する。次に、酸性化材料は例えばC-18、ポリスチ レン、ポリアクリル酸エステルまたはポリメタクリル酸エステルなどの 逆相媒体を含有する適当なカラムに詰め込まれる。好ましい逆相媒体はXAD-16( ポリスチレン;ペンシルバニア州フィラデルフィアのローン・アンド・ハーズ社 )である。多くの余分な物質(例えば、糖類、塩類、セルロース、タンニンおよ び不溶解性物質)が詰め込み中にカラムの中を通過し、所望の活性成分、例えば ロスマリン酸はカラム上に残される。カラムの容積(および従ってそこに含まれ る逆相媒体)は詰め込み溶液中に所望の化合物を90%以上も保持するのに十分で ある。全ての酸性化材料がカラムに詰め込まれた後で、そのカラムは約2カラム 容積の酸性化水で洗浄され、残留不純物を除去し、次に空気でパージされる。次 に、メタノールまたはエタノールなどのアルコール(好ましくは96%のエタノー ル)を使ってカラムから所望の化合物を溶離する。カラムから所望の化合物の約 100%を溶離するために、約2カラム容量の溶離溶剤を必要とする。得られた溶 離物質は蒸留(好ましくは減圧下で)を行うことにより濃縮され、暗褐色の粘着 性液体生成物を得るが、これはエタノール含有量が約20-30%、固体含有量が約3 5-55%、ロスマリン酸含有量が約3.5-10%である。 すでに考察されたように、上記方法または他の周知の抽出/精製方法がロスマ リン酸含有のどんな植物材料にも使用できる。 本発明は、食品成分および食品製品を含めたシトラール含有組成物中にp-メチ ルアセトフェノンの形成を抑制するロスマリン酸および/または他の化合物を含 有するこのような抽出物の使用を広く包含している。“食品成分”とは香味系、 香味増強剤、および食品および食品生成物に添加される食べられる他の成分を広 く包含している。“食品”および“食品生成物”とは固形食品、液体飲料、およ びその特定の形に関わらず他の食べられる物質を広く包含する。植物抽出物の安 定化効果は食品生成物を使って例示されるが、本発明は様々な非食品生成物、例 えば化粧品および香水などにも広く適応できる。 本発明は、例えばここの例示されるような食品成分および食品生成物などシト ラール含有組成物中にp-メチルアセトフェノンの形成を抑制する天然の植物抽出 物を使用することを広く包含する。これらの植物抽出物は成分系の一部として、 食品または他の生成物の添加剤として使用できるばかりでなく、最終用途および 提案された添加方法次第で乾燥形状(例えば粉末状)、または水またはアルコー ルを主成分とした濃縮液またはシロップの形状に調製できる。 さらに、本発明は、ここに説明されたように、有効量の植物抽出液を適用する ことによりp-メチルアセトフェノンの形成を抑制する植物抽出物の使用を包含す る。植物抽出物は食品生成物、成分または他の生成物を製造する間に様々な段階 で固体としてまたは水容液またはシロップとして混入することができる。 本発明の実施例2および図2と図3から明らかなように、植物抽出物の安定化 効果は広い範囲の抽出物濃度にわたって見られ、非常に低い濃度、例えば0.0025 容量%未満まで外挿できる(表1と図3参照)。当該技術に精通した者により理解 されるように、本発明の方法により、柑橘香味組成物を安定化させるために必要 とされる安定化剤の濃度は一般に因子の組合せにより左右される。このような因 子としては、例えば、柑橘香料成分の濃度と安定性、貯蔵温度、柑橘組成物のpH 包装材料の組成物と透過性、および安定化剤の効能などが挙げられる。一般に、 本発明の貯蔵安定性柑橘香味組成物は約0.0001%(1ppm)から約0.5%(5000ppm) の植物抽出物(例えば、スタビルエンハンス商標-WSRE)またはその等価物を含 有し、その割合は容量/容量に基づく。さらに好ましくは、貯蔵安定性柑橘香味 組成物は約0.001%(10ppm)から約0.05%(500ppm)までの範囲の植物抽出物を含有 し、最も好ましくは約0.0025%(25ppm)から約0.02%(200ppm)までの範囲の植物 抽出物を含有する。 本発明は下記の実施例を考慮することによりさらに明白となるが、実施例は本 発明の原理をさらに説明するために示されるものであり、ともかく発明を限定す るためのものではない。実施例1:水溶性植物抽出物の調製 ローズマリーの乾燥した全葉(10.0g)を0.5L入り容器に計り取り、0.25Lの脱イ オン水を加えた。この容器を密封し、90℃のオーブンに8時間入れた。室温に冷 却した後、所望の水溶液化合物を含有する肉汁をガラス線維のフィルターに通し て吸引により濾過した。これにより240mLの本質的に透明な褐色の抽出液が得ら れた(pH5.0)。この褐色の抽出液を標準的な高圧液体クロマトグラフィ(HPLC)法 により分析したところ、0.46mg/mLのロスマリン酸を含有しているこ とが判明した(合計100mg:出発植物資源から90%回収)。次に、この粗抽出液を 硫酸を使ってpH2.0まで酸性化し、細かい明茶色の固形沈殿物を得た。この沈殿 物は次の工程の前に取り出されなかった(しかし、取り出せたかもしれない)。室 温に冷却した後、冷却され酸性化された抽出液はXAD-16固相吸収剤を充填した1c m x 4cmのカラムに毎分2mLの流速で注ぎ込んだ。植物材料の望ましい成分はカラ ムに保持され、望ましくない成分の多くは通過した。酸性化抽出液の全容量が注 ぎ込まれた後で、カラムを約25mLの穏やかな酸性の水溶液(1:1000=硫酸:水)で 洗浄し、次に空気で乾燥させた。次に、水に95%のエタノールを溶解したもの50 mLを使って所望の化合物を溶出した。エタノール溶出液はカラムに適用されたロ スマリン酸を本質的に100%含有していた。このエタノールは減圧下で除去され 、約15%エタノール、410g/Lの固体、および57g/Lのロメマリン酸を含有する粘 着性褐色の液体を得た。実施例2:水溶性植物抽出物を使用する柑橘香味組成物の安定化 柑橘香味組成物8リットル(ここでは“柑橘飲料ベース”と呼ぶ)を下記のよ うに調製した:160g/Lの高フルクトースのコーンシロップ(イリノイ州デカニー ルにあるADM社から入手されるハイスイート55商標)、1.5g/Lのクエン酸、0.17g/ Kのクエン酸ナトリウム、および0.5g/Lの安息香酸ナトリウムが水と混合され、 最終容量8リットルとする。このpHはクエン酸を使って2.8に調整された。シト ラール(ウイスコンシン州ミルウオーキーのアルドリッチ・ケミカル社)を加え て8ppm(64μL)の濃度を得た。柑橘香味組成物の試料は475mLのクエン酸飲料ベ ースを5本のポリエチレン瓶に加えることにより調製された。 水溶性植物抽出液は実施例1に記載されるように調製された。植物抽出液は下 記の濃度で5本の試料のそれぞれに加えられ、上記に説明されたように調製され た。 試料は密封され、40℃のオーブンに入れられ、減成を促進した。試料はHPLCに より様々な時点で分析され、シトラール(ネラールおよびゲラニアールの両方の 異性体)およびシトラール減成生成物、すなわちp-シメン-8-オール、p-メチル アセトフェノン、p-ジメチルスチレン、p-クレスコール、およびp-シメンの濃度 を測定した。 シトラールの両方の異性体は対照を含む試料のそれぞれにおいて同じ速度で減 成した。シトラールは実質的に各試料から14日以内に消耗した。試料のいずれも (対照を含む)測定可能な量のp-a-ジメチルスチレン、p-シメンまたはp-クレス コールを含有していなかった。図2に示されるように、p-シメン-8-オールの濃 度は全ての(対照を含む)試料において時間が経つにつれて増加し、増加の程度 は試験試料に含まれる植物抽出物の濃度次第であった。図3に示されるように、 p-メチルアセトフェノンの濃度は対照に比べて植物抽出物を含有する試料中では 少なかった。植物抽出物が柑橘香味組成物に及ぼす安定化効果は、図2と図3の 破線によりそれぞれ示されるように、p-シメン-8-オールとp-メチルアセトフェ ノンの味のしきい値に関して見る場合に特に有意である。当該技術に精通した者 により理解されるように、その高い味しきい値および相対的に無味乾燥な香りの 故に、p-シメン-8-オールは老化した柑橘の香味組成物の香味喪失の有意な一因 ではない。 ここに示される説明および実施例は本発明の代表的な実施態様を説明するため のものである。下記の請求の範囲は特定の開示実施態様に限定されるものではな い。本発明は下記の請求の範囲の適切な範囲または公正な意味を逸脱することな く当該技術に通常の技術を有する者に公知のものを限定することなく包含する修 正、変更および変化を可能とする。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成11年7月2日(1999.7.2) 【補正内容】 請求の範囲 1.安定化剤として水溶性植物抽出物を、香味剤としてシトラールまたはシトラ ール誘導体を含有することを特徴とする貯蔵安定性を有する柑橘香味組成物。 2.前記植物抽出物がカフェー酸誘導体を含有することを特徴とする請求項1に 記載の貯蔵安定性を有する柑橘香味組成物。 3.前記植物抽出物がロスマリン酸であることを特徴とする請求項2に記載の貯 蔵安定性を有する柑橘香味組成物。 4.前記植物抽出物が食品または一般に安全と認められる物質から得られるもの であることを特徴とする請求項1に記載の貯蔵安定性を有する柑橘香味組成物。 5.前記植物抽出物がローズマリーの抽出物であることを特徴とする請求項1に 記載の貯蔵安定性を有する柑橘香味組成物。 6.前記植物抽出物がシソ科の植物から得られるものであることを特徴とする請 求項1に記載の貯蔵安定性を有する柑橘香味組成物。 7.前記植物抽出物がRosmarinus offcinalis,Collinsonia candensis,Cunilaor iganoides,Glechoma hederacea,Hedeioma pulegioides,Hyssopus officinalis,L ycopus virginicus,Melissa offinialis,Nepeta cataria,Perilla frurescens,P runella vulgaris,Thymus vulgaris Ballora nigra,Leonotis leonurus,およびM arrubium vulareから成る植物種由来のものであることを特徴とする請求項1に 記載の貯蔵安定性を有する柑橘香味組成物。 8.前記植物抽出物がMentha,Monarda,Origanum,PycnathemumおよびSalivaから 成る植物種由来のものであることを特徴とする請求項1に記載の貯蔵安定性を有 する柑橘香味組成物。 9.前記植物抽出物がシトラール減成生成物の形成を抑制することを特徴とする 請求項1に記載の貯蔵安定性を有する柑橘香味組成物。 10.前記シトラール減成生成物がp-メチルアセトフェノンであることを特徴とす る請求項10に記載の貯蔵安定性を有する柑橘香味組成物。 11.前記植物抽出物の濃度が約1ppmから約5000ppmまでの範囲であることを 特徴とする請求項1に記載の貯蔵安定性を有する柑橘香味組成物。 12.前記植物抽出物の濃度が約10ppmから約500ppmまでの範囲であることを特徴 とする請求項1に記載の貯蔵安定性を有する柑橘香味組成物。 13.前記植物抽出物の濃度が約25ppmから約200ppmまでの範囲であることを特徴 とする請求項1に記載の貯蔵安定性を有する柑橘香味組成物。 14.食品、柑橘香味系および有効量の植物抽出物から成る安定化剤を含有する貯 蔵安定性を有する食品組成物。 15.前記植物抽出物がロスマリン酸から成ることを特徴とする請求項14に記載の 貯蔵安定性を有する食品組成物。 16.前記植物抽出物がシソ科の植物由来のものであることを特徴とする請求項14 に記載の貯蔵安定性を有する食品組成物。 17.前記植物抽出物がローズマリーの抽出物であることを特徴とする請求項14に 記載の貯蔵安定性を有する食品組成物。 18.前記植物抽出物の濃度が約1ppmから約5000ppmまでの範囲であることを特徴 とする請求項14に記載の貯蔵安定性を有する食品組成物。 19.前記植物抽出物の濃度が約10ppmから約500ppmまでの範囲であることを特徴 とする請求項14に記載の貯蔵安定性を有する食品組成物。 20.前記植物抽出物の濃度が約25ppmから約200ppmまでの範囲であることを特徴 とする請求項14に記載の貯蔵安定性を有する食品組成物。 21.前記柑橘香味系がシトラールまたはシトラール誘導体から成り、前記植物抽 出物がシトラール減成生成物の形成を抑制することを特徴とする請求項14に記載 の貯蔵安定性を有する食品組成物。 22.前記シトラール減成生成物がp-メチルアセトフェノンであることを特徴とす る請求項21に記載の貯蔵安定性を有する食品組成物。 23.(a)柑橘香味組成物を提供する工程;および(b)植物抽出物から成る安定化剤 を工程(a)からの柑橘香味組成物に添加し、植物抽出物を安定化剤として含有す る貯蔵安定性を有する柑橘香味組成物を得る工程; から成ることを特徴とする貯蔵安定性を有する柑橘香味組成物を調製する方法。 24.前記植物抽出物がロスマリン酸から成ることを特徴とする請求項23に記載 の方法。 25.前記植物抽出物がシソ科の植物から誘導されることを特徴とする請求項23に 記載の方法。 26.前記植物抽出物がローズマリーの抽出物であることを特徴とする請求項23に 記載の方法。 27.前記植物抽出物が約1ppmから約5000ppmまでの範囲の濃度で前記柑橘香味組 成物に添加されることを特徴とする請求項23に記載の方法。 28.前記植物抽出物が約10ppmから約500ppmまでの範囲の濃度で前記柑橘香味組 成物に添加されることを特徴とする請求項23に記載の方法。 29.前記植物抽出物が約25ppmから約200ppmまでの範囲の濃度で前記柑橘香味組 成物に添加されることを特徴とする請求項23に記載の方法。 30.植物抽出物から成る安定化剤の有効量を適用することから成る柑橘香味組成 物の安定性を改良する方法。 31.前記植物抽出物がロスマリン酸から成ることを特徴とする請求項30に記載の 方法。 32.前記植物抽出物がシソ科の植物由来のものであることを特徴とする請求項30 に記載の方法。 33.前記植物抽出物がローズマリーの抽出物であることを特徴とする請求項30に 記載の方法。 34.前記有効量が約1ppmから約5000ppmまでの範囲の植物抽出物であることを特 徴とする請求項30に記載の方法。 35.前記有効量が約10ppmから約500ppmまでの範囲の植物抽出物であることを特 徴とする請求項30に記載の方法。 36.前記有効量が約25ppmから約200ppmまでの範囲の植物抽出物であることを特 徴とする請求項30に記載の方法。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.植物抽出物を安定化剤として含有することを特徴とする貯蔵安定性を有する 柑橘香味組成物。 2.前記植物抽出物が水溶性植物抽出物であることを特徴とする請求項1に記載 の貯蔵安定性を有する柑橘香味組成物。 3.前記植物抽出物がカフェー酸誘導体を含有することを特徴とする請求項1に 記載の貯蔵安定性を有する柑橘香味組成物。 4.前記植物抽出物がロスマリン酸であることを特徴とする請求項3に記載の貯 蔵安定性を有する柑橘香味組成物。 5.前記植物抽出物が食品または一般に安全と認められる物質から誘導されるこ とを特徴とする請求項1に記載の貯蔵安定性を有する柑橘香味組成物。 6.前記植物抽出物がローズマリーの抽出物であることを特徴とする請求項1に 記載の貯蔵安定性を有する柑橘香味組成物。 7.前記植物抽出物がシソ科の植物から誘導されることを特徴とする請求項1に 記載の貯蔵安定性を有する柑橘香味組成物。 8.前記植物抽出物がRosmarinus officinalis,Collinsonia candensis,Cunilao riganoides,Glechoma hederacea,Hedeioma pulegioides,Hyssopus officinalis, Prunella vulgaris,Thymus vulgaris,Ballora nigra,Leonotis leonurus,および Marrubium vulareから成る植物種由来のものであることを特徴とする請求項1に 記載の貯蔵安定性を有する柑橘香味組成物。 9.前記植物抽出物がMentha,Monarda,Origanum,PycnathemumおよびSalivaから 成る植物種由来のものであることを特徴とする請求項1に記載の貯蔵安定性を有 する柑橘香味組成物。 10.香味剤としてシトラールまたはシトラール誘導体を含有することを特徴とす る請求項1に記載の貯蔵安定性を有する柑橘香味組成物。 11.前記植物抽出物がシトラール減成生成物の形成を抑制することを特徴とする 請求項10に記載の貯蔵安定性を有する柑橘香味組成物。 12.前記シトラール減成生成物がp-メチルアセトフェノンであることを特徴とす る請求項11に記載の貯蔵安定性を有する柑橘香味組成物。 13.前記植物抽出物の濃度が約1ppmから約5000ppmまでの範囲であることを特徴 とする請求項1に記載の貯蔵安定性を有する柑橘香味組成物。 14.前記植物抽出物の濃度が約10ppmから約500ppmまでの範囲であることを特徴 とする請求項1に記載の貯蔵安定性を有する柑橘香味組成物。 15.前記植物抽出物の濃度が約25ppmから約200ppmまでの範囲であることを特徴 とする請求項1に記載の貯蔵安定性を有する柑橘香味組成物。 16.食品、柑橘香味系および有効量の植物抽出物から成る安定化剤を含有する貯 蔵安定性を有する食品組成物。 17.前記植物抽出物がロスマリン酸から成ることを特徴とする請求項16に記載の 貯蔵安定性を有する食品組成物。 18.前記植物抽出物がシソ科の植物由来のものであることを特徴とする請求項16 に記載の貯蔵安定性を有する食品組成物。 19.前記植物抽出物がローズマリーの抽出物であることを特徴とする請求項16に 記載の貯蔵安定性を有する食品組成物。 20.前記植物抽出物の濃度が約1ppmから約5000ppmまでの範囲であることを特徴 とする請求項16に記載の貯蔵安定性を有する食品組成物。 21.前記植物抽出物の濃度が約10ppmから約500ppmまでの範囲であることを特徴 とする請求項16に記載の貯蔵安定性を有する食品組成物。 22.前記植物抽出物の濃度が約25ppmから約200ppmまでの範囲であることを特徴 とする請求項16に記載の貯蔵安定性を有する食品組成物。 23.前記柑橘香味系がシトラールまたはシトラール誘導体から成り、前記植物抽 出物がシトラール減成生成物の形成を抑制することを特徴とする請求項16に記載 の貯蔵安定性を有する食品組成物。 24.前記シトラール減成生成物がp-メチルアセトフェノンであることを特徴とす る請求項23に記載の貯蔵安定性を有する食品組成物。 25.(a)柑橘香味組成物を提供する工程;および(b)植物抽出物から成る安定化剤 を工程(a)からの柑橘香味組成物に添加し、植物抽出物を安定化剤として含有す る貯蔵安定性を有する柑橘香味組成物を得る工程; から成ることを特徴とする貯蔵安定性を有する柑橘香味組成物を調製する方法。 26.前記植物抽出物がロスマリン酸から成ることを特徴とする請求項25に記載の 方法。 27.前記植物抽出物がシソ科の植物から誘導されることを特徴とする請求項25に 記載の方法。 28.前記植物抽出物がローズマリーの抽出物であることを特徴とする請求項25に 記載の方法。 29.前記植物抽出物が約1ppmから約5000ppmまでの範囲の濃度で前記柑橘香味組 成物に添加されることを特徴とする請求項25に記載の方法。 30.前記植物抽出物が約10ppmから約500ppmまでの範囲の濃度で前記柑橘香味組 成物に添加されることを特徴とする請求項25に記載の方法。 31.前記植物抽出物が約25ppmから約200ppmまでの範囲の濃度で前記柑橘香味組 成物に添加されることを特徴とする請求項25に記載の方法。 32.植物抽出物から成る安定化剤の有効量を適用することから成る柑橘香味組成 物の安定性を改良する方法。 33.前記植物抽出物がロスマリン酸から成ることを特徴とする請求項32に記載の 方法。 34.前記植物抽出物がシソ科の植物由来のものであることを特徴とする請求項32 に記載の方法。 35.前記植物抽出物がローズマリーの抽出物であることを特徴とする請求項32に 記載の方法。 36.前記有効量が約1ppmから約5000ppmまでの範囲の植物抽出物であることを特 徴とする請求項32に記載の方法。 37.前記有効量が約10ppmから約500ppmまでの範囲の植物抽出物であることを特 徴とする請求項32に記載の方法。 38.前記有効量が約25ppmから約200ppmまでの範囲の植物抽出物であることを特 徴とする請求項32に記載の方法。
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