JP2002372128A - ギヤ歯車 - Google Patents
ギヤ歯車Info
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- JP2002372128A JP2002372128A JP2001178159A JP2001178159A JP2002372128A JP 2002372128 A JP2002372128 A JP 2002372128A JP 2001178159 A JP2001178159 A JP 2001178159A JP 2001178159 A JP2001178159 A JP 2001178159A JP 2002372128 A JP2002372128 A JP 2002372128A
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Abstract
くボス部の厚みを充分に確保しつつ回転軸とホイールギ
ヤとの間の回転トルク強度を大きくできる。 【解決手段】 ギヤ歯車10では、回転軸12の基端部
にホイールギヤ34がモールド成形されており、ホイー
ルギヤ34はホイール部36及びボス部38において回
転軸12の基端部に結合されている。ここで、回転軸1
2のホイール部36との結合部分を径大部20として回
転軸12のホイールギヤ34との接触表面積を大きくし
たため、回転軸12とホイールギヤ34との結合力が大
きくなって両者間の回転トルク強度を大きくできる。し
かも、回転軸12のボス部38との結合部分を径小部2
6としたため、ボス部38の径(寸法W)を変更するこ
となくボス部38の厚み(寸法L)を充分に確保でき、
これにより、ボス部38に作用する回転トルクや温度変
化等によるボス部38の割れを防止できる。
Description
ギヤとを備えたギヤ歯車に関する。
タ)には、ウォーム減速機構が適用されており、このウ
ォーム減速機構には、例えば図4に示す如きギヤ歯車6
0(ウォーム歯車)が用いられる。
えており、回転軸62の一端部にはギヤ固定部64が設
けられている。ギヤ固定部64は突条部66を有してお
り、突条部66の外周には回転軸62の軸方向に沿った
複数の突条68が形成されると共に、突条部66は回転
軸62の本体部分よりも小径にされている。さらに、ギ
ヤ固定部64は段付き部70を有しており、段付き部7
0は回転軸62の一端縁に配置されている。段付き部7
0は突条部66よりも小径にされており、これにより、
回転軸62の一端面が段付き形状にされている。
イールギヤ72が一体に成形結合されている。ホイール
ギヤ72は円盤状のホイール部74及びホイール部74
中心から回転軸62軸方向へ延出するボス部76を有し
ており、ホイール部74及びボス部76において回転軸
62の一端部が結合されている。
4外周に回転力が付与されて発生する回転トルクを回転
軸62がギヤ固定部64で受けることで、この回転トル
クが回転軸62に伝達されて回転軸62がホイールギヤ
72と一体に回転される構成である。
は、回転軸62とホイールギヤ72との間の回転トルク
が大きい場合には、例えば回転軸62のギヤ固定部64
を径大にして回転軸62のホイールギヤ72との接触表
面積を拡大することで、回転軸62とホイールギヤ72
との結合力を大きくして、両者間の回転トルク強度を大
きくする必要がある。
の径(図4の寸法W)は、現状の製品(組付相手を含
む)やその金型構造との関係で変更できない(仮に変更
すれば大幅なコストアップになる)。このため、仮にギ
ヤ固定部64を径大にすると、ボス部76の厚み(図4
の寸法L)を充分に確保できず、これにより、ボス部7
6に作用する回転トルクや温度変化等によってボス部7
6に割れが生じる可能性がある。
部74とボス部76との境界部分(図4の部位A)、回
転軸62の本体部分と突条部66との段差部分へのホイ
ール部74の結合部分(図4の部位B)及び回転軸62
一端面の段付き部分へのボス部76の結合部分(図4の
部位C)は、上記回転トルク伝達時に力が集中し易い部
分であり、このため、これらの部分に割れが発生するこ
とを防止できることが望まれている。
慮し、ホイールギヤのボス部の径を変更することなくボ
ス部の厚みを充分に確保しつつホイールギヤと回転軸と
の間の回転トルク強度を大きくできるギヤ歯車を得るこ
とが目的である。
車は、軸状とされた回転軸と、前記回転軸の一端部に前
記回転軸とは異種の材料でモールド成形され、盤状とさ
れたホイール部及び前記ホイール部から前記回転軸軸方
向へ延出するボス部を有して前記ホイール部及びボス部
において前記回転軸の一端部と結合するホイールギヤ
と、を備えたギヤ歯車であって、前記回転軸は、前記ホ
イールギヤとの結合部分に前記ホイールギヤの相対回転
を係止する係止部が設けられると共に、前記ホイール部
との結合部分を径大にして形成された径大部と、前記ボ
ス部との結合部分を径小にして形成された径小部と、前
記径大部と前記径小部との間を円柱状にして形成された
円柱部と、を有する、ことを特徴としている。
一端部にホイールギヤが回転軸とは異種の材料でモール
ド成形されており、ホイールギヤはホイール部及びボス
部を有して両部において回転軸の一端部に結合されてい
る。
れた回転軸の係止部によって、回転軸とホイールギヤと
の相対回転が係止される。
が径大部とされて、回転軸のホイールギヤとの接触表面
積が大きくされている。このため、回転軸とホイールギ
ヤとの結合力が大きくなって、両者間の回転トルク強度
を大きくできる。
小部とされているため、ボス部の径を変更することなく
ボス部の厚みを充分に確保できる。このため、例えばボ
ス部に作用する回転トルクや温度変化等によってボス部
に割れが生じることを防止できる。
部が形成されて段差形状とされるのみならず、径大部と
径小部との間には円柱部が形成されている。このため、
例えば回転軸とホイールギヤとの間の回転トルク伝達時
に、ホイールギヤへ作用する力をバランスよく分散する
ことができ、これにより、ホイールギヤの破損(特にホ
イール部とボス部との境界部分の割れ)を防止すること
ができる。
記載のギヤ歯車において、前記係止部は、前記径大部に
設けられた第1係止部と、前記径小部に設けられた第2
係止部と、を有することを特徴としている。
係止部が径大部の第1係止部と径小部の第2係止部とを
有しているため、回転軸とホイールギヤとの相対回転を
良好に係止できる。
たは請求項2に記載のギヤ歯車において、前記係止部に
突出して設けられ、前記ホイールギヤの抜け止め用の突
起部を有することを特徴としている。
係止部に突起部を突出させて設けたため、回転軸からの
ホイールギヤの抜け止めを良好に行うことができる。
至請求項3の何れか1項に記載のギヤ歯車において、前
記回転軸の本体部分と前記径大部との径を略同一にした
ことを特徴としている。
本体部分と径大部との径を略同一にしたため、径大部が
回転軸の本体部分に隣設された場合でも回転軸の本体部
分と径大部との間に段差がなく、これにより、ホイール
ギヤの破損(回転軸の本体部分と径大部との境界部分へ
のホイール部の結合部分の割れ)を一層防止することが
できる。
至請求項4の何れか1項に記載のギヤ歯車において、前
記回転軸の一端面を平面状にしたことを特徴としてい
る。
一端面を平面状にしたため、回転軸の一端面にホイール
ギヤが結合する場合でも、ホイールギヤの破損(回転軸
一端面へのホイールギヤの結合部分の割れ)を一層防止
することができる。
係るギヤ歯車10(ウォーム歯車)が一部破断した側面
図にて示されている。
回転軸12を備えている。回転軸12の先端部にはテー
パー平目ローレット部14及びネジ部16が形成される
一方、回転軸12の基端部(一端部)にはギヤ固定部1
8が設けられている。
20が設けられており、径大部20は、回転軸12の本
体部分に隣設されると共に、回転軸12の本体部分と径
が略同一にされている。径大部20の外周には、係止部
を構成する第1係止部22が複数設けられており、各第
1係止部22は四角柱状とされて回転軸12の軸方向に
平行とされている。
転軸12基端側端部には突起部としての第1突起部24
が設けられており、第1突起部24は第1係止部22か
ら回転軸12径方向外側及び回転軸12周方向両側へ突
出している。
ており、径小部26は径大部20に比し径小とされてい
る。径小部26は回転軸12の基端面(一端面)を構成
しており、径小部26の一端面(回転軸12の基端面)
は平面状にされている。径小部26の外周には、係止部
を構成する第2係止部28が複数設けられており、各第
2係止部28は四角柱状とされて回転軸12の軸方向に
平行とされている。
転軸12基端側端部には突起部としての第2突起部30
が設けられており、第2突起部30は第2係止部28か
ら回転軸12径方向外側及び回転軸12周方向両側へ突
出している。
は何れか一方だけ設けてもよい。
26との間において円柱状とされた円柱部32が設けら
れており、円柱部32は径小部26と径が略同一にされ
ている。
む)には、樹脂材によるホイールギヤ34が一体にモー
ルド成形されている。ホイールギヤ34は円盤状のホイ
ール部36を有しており、ホイール部36は中心におい
て主に回転軸12の径大部20及び円柱部32と結合す
る(円柱部32とは結合しなくてもよい)と共に、ホイ
ール部36の周縁にはギヤ歯34Aが形成されている。
さらに、ホイールギヤ34はボス部38を有しており、
ボス部38は、ホイール部36の中心から回転軸12軸
方向基端側へ延出して、回転軸12の径小部26(径小
部26一端面を含む)と結合した(円柱部32とも結合
してもよい)構成である。
の駆動源(図3に示すワイパモータ40)に適用される
ウォーム減速機構に用いられる。
ギヤ部40Bが一体に設けられた構成とされている。モ
ータ部40Aには図示を省略したアーマチャが収容され
ると共に、先端にはウォームギヤ42が設けられてお
り、このウォームギヤ42は、ギヤ部40Bのハウジン
グ44内に入り込んでいる。
ヤ歯車10が配置されている。ギヤ部40Bのハウジン
グ44内にはギヤ歯車10のホイールギヤ34が収容さ
れており、ホイールギヤ34のギヤ歯34Aは上記ウォ
ームギヤ42に噛み合っている。ギヤ歯車10の回転軸
12はハウジング44から外部に突出しており、回転軸
12先端部のテーパー平目ローレット部14及びネジ部
16には、図示しないワイパ装置駆動用のクランクアー
ムが連結固定されている。
ホイールギヤ34のホイール部36周縁に回転力が付与
されて発生する回転トルクを回転軸12がギヤ固定部1
8で受けることで、この回転トルクが回転軸12に伝達
されて回転軸12がホイールギヤ34と一体に回転され
る構成である。
の構成のギヤ歯車10では、回転軸12の基端部にホイ
ールギヤ34がモールド成形されており、ホイールギヤ
34はホイール部36及びボス部38を有してホイール
部36及びボス部38において回転軸12の基端部に結
合されている。
の第1係止部22と径小部26の第2係止部28とを有
しているため、回転軸12とホイールギヤ34との相対
回転を良好に係止できる。
1突起部24を突出させて設けると共に径小部26の第
2係止部28に第2突起部30を突出させて設けたた
め、回転軸12からのホイールギヤ34の抜け止めを良
好に行うことができる。
との結合部分が径大部20とされて、回転軸12のホイ
ールギヤ34との接触表面積が大きくされている。この
ため、回転軸12とホイールギヤ34との結合力が大き
くなって、両者間の回転トルク強度を大きくできる。
部分が径小部26とされているため、ボス部38の径
(図1の寸法W)を変更することなくボス部38の厚み
(図1の寸法L)を充分に確保できる。このため、ボス
部38に作用する回転トルクや温度変化等によってボス
部38に割れが生じることを防止できる。
及び径小部26が形成されて段差形状とされるのみなら
ず、径大部20と径小部26との間には円柱部32が形
成されている。このため、回転軸12とホイールギヤ3
4との間の回転トルク伝達時に、ホイールギヤ34へ作
用する力をバランスよく分散することができ、これによ
り、ホイールギヤ34の破損(特にホイール部36とボ
ス部38との境界部分(図1の部位A)の割れ)を防止
することができる。
と径大部20との径を略同一にしたため、回転軸12の
本体部分と径大部20との間に段差がなく、これによ
り、ホイールギヤ34の破損(回転軸12の本体部分と
径大部20との境界部分へのホイール部36の結合部分
(図1の部位B)の割れ)を一層防止することができ
る。
ため、ホイールギヤ34の破損(回転軸12基端面への
ホイールギヤ34の結合部分(図1の部位C)の割れ)
を一層防止することができる。
ける回転軸12のギヤ固定部18は、塑性加工工法によ
り製造される。すなわち、ギヤ固定部18の径大部2
0、径小部26及び円柱部32は回転軸12の材料の絞
り込みにより形成され、この絞り込みの際には、円柱部
32は回転軸12径方向へ膨らむ材料をガイドして回転
軸12軸方向への材料流れを良くするために必要な形状
部分である。また、径大部20の第1突起部24または
径小部26の第2突起部30は、径大部20または径小
部26の塑性加工時のしごきによって形成される。した
がって、回転軸12のギヤ固定部18を合理的に製造す
ることができる。
ワイパ装置の駆動源(ワイパモータ40)に適用される
ウォーム減速機構に用いた構成としたが、ギヤ歯車10
をウィンドゥ装置の駆動源(ウィンドゥモータ)等に適
用されるウォーム減速機構に用いた構成としてもよい。
破断した側面図である。
部を詳細に示す側面図である。
たワイパモータを示す一部破断した概略的な斜視図であ
る。
る。
Claims (5)
- 【請求項1】 軸状とされた回転軸と、 前記回転軸の一端部に前記回転軸とは異種の材料でモー
ルド成形され、盤状とされたホイール部及び前記ホイー
ル部から前記回転軸軸方向へ延出するボス部を有して前
記ホイール部及びボス部において前記回転軸の一端部と
結合するホイールギヤと、 を備えたギヤ歯車であって、 前記回転軸は、 前記ホイールギヤとの結合部分に前記ホイールギヤの相
対回転を係止する係止部が設けられると共に、 前記ホイール部との結合部分を径大にして形成された径
大部と、前記ボス部との結合部分を径小にして形成され
た径小部と、前記径大部と前記径小部との間を円柱状に
して形成された円柱部と、を有する、 ことを特徴とするギヤ歯車。 - 【請求項2】 前記係止部は、前記径大部に設けられた
第1係止部と、前記径小部に設けられた第2係止部と、
を有することを特徴とする請求項1記載のギヤ歯車。 - 【請求項3】 前記係止部に突出して設けられ、前記ホ
イールギヤの抜け止め用の突起部を有することを特徴と
する請求項1または請求項2記載のギヤ歯車。 - 【請求項4】 前記回転軸の本体部分と前記径大部との
径を略同一にしたことを特徴とする請求項1乃至請求項
3の何れか1項記載のギヤ歯車。 - 【請求項5】 前記回転軸の一端面を平面状にしたこと
を特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項記載の
ギヤ歯車。
Priority Applications (1)
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JP2001178159A JP3984438B2 (ja) | 2001-06-13 | 2001-06-13 | ギヤ歯車 |
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Publications (2)
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2001
- 2001-06-13 JP JP2001178159A patent/JP3984438B2/ja not_active Expired - Lifetime
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CN110753804A (zh) * | 2017-06-15 | 2020-02-04 | 株式会社美姿把 | 带减速机构的马达 |
US11245308B2 (en) | 2017-06-15 | 2022-02-08 | Mitsuba Corporation | Motor provided with deceleration mechanism |
CN110753804B (zh) * | 2017-06-15 | 2022-11-01 | 株式会社美姿把 | 带减速机构的马达 |
Also Published As
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JP3984438B2 (ja) | 2007-10-03 |
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