JPH0849691A - 横流ファンにおける駆動側端板の製造方法 - Google Patents

横流ファンにおける駆動側端板の製造方法

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JPH0849691A
JPH0849691A JP6204285A JP20428594A JPH0849691A JP H0849691 A JPH0849691 A JP H0849691A JP 6204285 A JP6204285 A JP 6204285A JP 20428594 A JP20428594 A JP 20428594A JP H0849691 A JPH0849691 A JP H0849691A
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JP
Japan
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end plate
side end
drive
mounting plate
manufacturing
Prior art date
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Pending
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JP6204285A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Fukao
均 深尾
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Kunimori Kagaku Co Ltd
Original Assignee
Kunimori Kagaku Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】一回の一体成形作業により横流ファンの端板を
製造することができる駆動側端板の製造方法の提供。成
形工程数の低減により製造効率を向上して製造コストを
低減することができる 【構成】駆動側端板及び軸支側端板との外周側に多数の
羽根を、軸線回りに所定の間隔をおき、かつ半径方向に
対して所定の傾斜角度で取付けて横流ファンを構成す
る。予め合成樹脂にて偏平リング状に成形された羽根取
付け板の内周縁と予め中心部に電動モータの回転軸が挿
嵌される取付け部を有するように形成されたボス部の外
周面との間に、熱可塑性エラストマーを射出して弾性部
材を一体成形して駆動側端板を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、横流ファンにおける
駆動側端板の製造方法に関する。
【0002】
【従来技術】横流ファンにおける多数の羽根が、軸線回
りに所定の間隔をおき、かつ半径方向に対して所定の傾
斜角度で取付けられる円盤状の端板の内、駆動側端板に
あっては、例えば実開平2−101096号公報に示す
ように、多数の羽根端部が固定される偏平リング状の羽
根取付け板と、該羽根取付け板の内周端部に一体化され
る偏平リング状の金属板と、電動モータの回転軸が取付
けられる取付け部を有したボス部と、該ボス部の外周面
と金属板の内周端部との間に設けられる弾性部材とから
構成されている。
【0003】そして電動モータの駆動に伴って横流ファ
ンを回転した際、駆動モータの回転中心と、横流ファン
の回転中心との不一致に起因する振動を弾性部材により
吸収して騒音の発生を防止している。
【0004】そして上記構造の駆動側端板にあっては、
先ず、金属板の外周側に羽根取付け板を一体成形した
後、予め形成されたボス部と羽根取付け板に一体成形さ
れた金属板の内周端部に弾性部材を一体成形して製造し
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た駆動側端板にあっては、少なくとも金属板に羽根取付
け板を一体成形する工程、金属板とボス部とを一体成形
する工程を必要とするため、一体成形の工程数が多くな
って製造効率が悪くなり、製造コストが高くなる問題を
有している。
【0006】本発明は、上記した従来の欠点を解決する
ために発明されたものであり、その目的とするところ
は、一回の一体成形作業により製造することができ、成
形工程数を低減して製造効率を向上すると共に製造コス
トを低減することができる横流ファンにおける駆動側端
板の製造方法を提供することにある。
【0007】
【問題点を解決するための手段】このため本発明は、駆
動側端板及び軸支側端板との外周側に多数の羽根を軸線
回りに所定の間隔をおき、かつ半径方向に対して所定の
傾斜角度で取付けた横流ファンにおいて、前記駆動側端
板は予め合成樹脂にて偏平リング状に成形された羽根取
付け板の内周縁と予め中心部に電動モータの回転軸が挿
嵌される取付け部を有するように形成されたボス部の外
周面との間に、熱可塑性エラストマーを射出して弾性部
材を一体成形することにより製造することを特徴として
いる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例方法を図面に従って説
明する。
【0009】先ず、横流ファン1の概略について説明す
ると、図1〜図3において、駆動側端板3と軸支側端板
5の外周側には多数の凹部3a・5aが軸線回りに所定
の間隔をおいて形成され、これら凹部3a・5aには羽
根7の端部が半径方向に対して所定の角度で傾斜した状
態で係合接着されている。該横流ファン1としては駆動
側端板3と軸支側端板5との間に、外周側両面に凹部9
aを夫々有した複数の偏平リング状からなる複数のプレ
ート9を設け、駆動側端板3とプレート9、プレート9
相互間及びプレート9と軸支側端板5との間に多数の羽
根7を、軸線方向へ所定の間隔をおいて固着したもので
あってもよい。尚、軸支側端板5の中心部には支持軸1
1が取付けられている。
【0010】駆動側端板3の羽根取付け板13は合成樹
脂製にて偏平リング状に成形され、その内周縁にはリン
グ状のフランジ部13aが一体形成され、該フランジ部
13aには被係合部を構成する多数の孔13bが軸線回
りに所定の間隔をおいて形成されている。被係合部とし
ては上記の孔13bのほかに、例えば半径方向へ延出
し、軸線回りに所定の間隔で形成された多数の切欠或い
はフランジ部13aの内周端部に形成された凹凸部であ
ってもよい。
【0011】駆動側端板3の中心部には横流ファン1と
同一方向に軸線を有したボス部17が配置されている。
該ボス部17としては羽根取付け板13と同一或いは異
なる種類の合成樹脂若しくは金属材料で形成される。そ
してボス部17は中心部に電動モータの回転軸(何れも
図示せず)が挿嵌される取付け部17aを有した円筒形
状、或いは例えば六角柱形状等の異径断面形状、若しく
は外周面に軸線方向へ延出する多数の凹凸部としての溝
をローレット加工した何れであってもよい。尚、取付け
部17地としては電動モータの回転軸が挿嵌固定可能な
貫通孔或いは非貫通孔の何れであってもよい。又、図2
の符号17bは取付け部17aに挿嵌された電動モータ
の回転軸を固定するためのねじが取付けられるねじ穴で
ある。
【0012】そして羽根取付け板13のフランジ部13
a内周側とボス部17の外周面とは弾性部材19により
一体化されている。該弾性部材19はオレフィン系、ス
チレン系、ウレタン系、塩化ビニル系の熱可塑性エラス
トマーを射出成形により成型され、ボス部17の外周面
側が軸線方向へ延出する幅広形状で、その中央部が半径
方向へ所定の幅で延出する形状からなる。
【0013】次に、上記のように構成される駆動側端板
3の製造方法を説明する。
【0014】先ず、羽根取付け板13及び合成樹脂製の
ボス部17にあっては所定の形状に成形しておく。又、
金属製のボス部17にあっては同様に所定の形状に加工
しておく。
【0015】そして図4に示すように、成形機における
一対の金型21・23の成形空間内に羽根取付け板13
及びボス部17をセットした後、両者間に熱可塑性エラ
ストマーを射出して弾性部材19を一体成形する。この
一体成形時に弾性部材19は、ボス部17の外周面に対
しては軸線方向へ延出する幅広形状に成型されるため、
その接着面積を広くすることができ、又フランジ部13
aに対しては孔13b内に充填するように成型されるた
め、ボス部17と羽根取付け板13とを強固に一体化し
てボス部17に付与される電動モータの回転駆動力を羽
根取付け板13へ確実に伝達すると共に電動モータと横
流ファン1との回転中心が微妙にずれていることに起因
する振動を吸収して円滑な回転を可能にしながら騒音の
発生を防止している。
【0016】このように本実施例方法は、一回の一体成
形作業により横流ファン1の駆動側端板3を成形するこ
とができ、従来の製造方法に比べて一体成形作業工程数
を少なくして製造コストを低減することができる。
【0017】
【発明の効果】このため本発明は、一回の一体成形作業
により製造することができ、成形工程数を低減して製造
効率を向上すると共に製造コストを低減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】横流ファンの概略を示す斜視図である。
【図2】駆動側端板の斜視図である。
【図3】駆動側端板の縦断面図である。
【図4】一体成形状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 横流ファン 3 駆動側端板 5 軸支側端板 7 羽根 13 羽根取付け板 13a フランジ部 13b 被係合部としての孔 17 ボス部 17a 取付け部 19 弾性部材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年3月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】 そして上記構造の駆動側端板にあって
は、先ず、金属板の外周側に羽根取付け板を一体成形す
る工程と、予め形成されたボス部と羽根取付け板に一体
成形された金属板の内周端部に弾性部材を一体成形する
工程とにより製造している。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】 本発明は、上記した従来の欠点を解決す
るために発明されたものであり、その目的とするところ
は、一回の一体成形作業により製造することができ、成
形工程数を低減して製造効率を向上し、製造コストを低
減することができる横流ファンにおける駆動側端板の製
造方法を提供することにある。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】 駆動側端板3の中心部には横流ファン1
と同一方向に軸線を有したボス部17が配置されてい
る。該ボス部17としては羽根取付け板13と同一或い
は異なる種類の合成樹脂若しくは金属材料で形成され
る。そしてボス部17は中心部に電動モータの回転軸
(何れも図示せず)が挿嵌される取付け部17aを有し
た円筒形状、或いは例えば六角柱形状等の異径断面形
状、若しくは外周面に軸線方向へ延出する多数の凹凸部
としての溝をローレット加工した何れであってもよい。
尚、取付け部17aとしては電動モータの回転軸が挿嵌
固定可能な貫通孔或いは非貫通孔の何れであってもよ
い。又、図2の符号17bは取付け部17aに挿嵌され
た電動モータの回転軸を固定するためのねじが取付けら
れるねじ穴である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】 そして羽根取付け板13のフランジ部1
3a内周側とボス部17の外周面とは弾性部材19によ
り一体化されている。該弾性部材19はオレフィン系、
スチレン系、ウレタン系、塩化ビニル系等の熱可塑性エ
ラストマーを射出成形により成型され、ボス部17の外
周面側が軸線方向へ延出する幅広形状で、その中央部が
半径方向へ所定の幅で延出する形状からなる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】
【発明の効果】このため本発明は、一回の一体成形作業
により製造することができ、成形工程数を低減して製造
効率を向上し、製造コストを低減することができる。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動側端板及び軸支側端板との外周側に多
    数の羽根を軸線回りに所定の間隔をおき、かつ半径方向
    に対して所定の傾斜角度で取付けた横流ファンにおい
    て、前記駆動側端板は予め合成樹脂にて偏平リング状に
    成形された羽根取付け板の内周縁と予め中心部に電動モ
    ータの回転軸が挿嵌される取付け部を有するように形成
    されたボス部の外周面との間に、熱可塑性エラストマー
    を射出して弾性部材を一体成形したことを特徴とする駆
    動側端板の製造方法。
  2. 【請求項2】前記ボス部は羽根取付け板と同一樹脂で成
    形された請求項1の駆動側端板の製造方法。
  3. 【請求項3】前記ボス部は羽根取付け板と異なる樹脂で
    成形された請求項1の駆動側端板の製造方法。
  4. 【請求項4】前記ボス部は金属材料で形成された請求項
    1の駆動側端板の製造方法。
  5. 【請求項5】前記羽根取付け板の内周縁にはフランジ部
    を一体に設けた請求項1の駆動側端板の製造方法。
  6. 【請求項6】前記羽根取付け板のフランジ部には弾性部
    材の一部が係合する被係合部を設けた請求項5の駆動側
    端板の製造方法。
  7. 【請求項7】前記ボス部は軸線と直交する方向の断面が
    異径断面形状に形成された請求項2、3又は4の駆動側
    端板の製造方法。
  8. 【請求項8】前記ボス部はその外周面に凹凸部を設けた
    請求項2、3又は4の駆動側端板の製造方法。
JP6204285A 1994-08-04 1994-08-04 横流ファンにおける駆動側端板の製造方法 Pending JPH0849691A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030032380A (ko) * 2001-10-17 2003-04-26 병 국 오 벽걸이형 에어컨의 횡류팬 축부 제조방법
KR100468444B1 (ko) * 2002-03-29 2005-01-27 휴먼전자 주식회사 공조기용 크로스 팬의 성형 방법
JP2007247570A (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 送風ファン
MY138446A (en) * 2003-01-29 2009-06-30 Panasonic Corp Air blowing apparatus and its installing/removing method
JP6083918B1 (ja) * 2016-04-19 2017-02-22 ファンテック株式会社 振動減衰機能付成形品の製造方法等

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