JP2001010515A - 電動転舵ステアリングコラム - Google Patents

電動転舵ステアリングコラム

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JP2001010515A JP18303399A JP18303399A JP2001010515A JP 2001010515 A JP2001010515 A JP 2001010515A JP 18303399 A JP18303399 A JP 18303399A JP 18303399 A JP18303399 A JP 18303399A JP 2001010515 A JP2001010515 A JP 2001010515A
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里志 木下
Norihiko Warashina
紀彦 藁科
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(57)【要約】 【課題】 電動転舵ステアリングコラムにおけるステア
リングシャフトとジャケットチューブとの平行度のず
れ、若しくは、ジャケットチューブとハウジングとの直
角度のずれを吸収する。 【解決手段】 ステアリングシャフト9に嵌着した中空
シャフト8の外周面にセレーション又はスプラインから
なる係合凸部7を形成する。中空シャフト8には軸孔部
にセレーション又はスプラインからなる係合凹部6を形
成したウォームホイール5を緩嵌挿する。ウォームホイ
ール5の軸孔両端部には円錐形の面取り部12を形成す
る。面取り部12と中空シャフト8との間には弾性体か
らなる環状体13をナット15で締め付けるカラー14
とフランジ部8aとで圧縮して介在させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は電動転舵ステアリ
ングコラムに関するもので、特にステアリングシャフト
に対する電動転舵機構のウォームホイールの軸方向、軸
直角方向及び傾きなどの相対移動を吸収できるようにし
たものである。
【0002】
【従来の技術】電動転舵ステアリングコラムは、自動車
の自動操縦を可能にするシステムの一環として、ステア
リングコラムを運転乗員が操向することなく自動走行が
可能にしたもので、ステアリングシャフトに軸着したウ
ォームホイールを介して電動モータの正逆回転による回
転トルクをステアリングギヤボックスに伝達するように
したものである。従来、この電動転舵ステアリングコラ
ムにあっては、前記ウォームホイールはステアリングシ
ャフトに直接嵌着されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ウォー
ムホイールをステアリングシャフトに直接嵌着した従来
の電動転舵ステアリングコラムにあっては、製造段階等
において、ステアリングシャフトとジャケットチューブ
との平行度のずれ、若しくは、ジャケットチューブとハ
ウジングとの直角度のずれが生じた場合には、ハウジン
グとウォームホイールのこじりにより回転フリクション
が異常に増加する。また、ステアリングシャフトに直接
軸着して固定されたウォームホイールに電動モータの出
力軸に軸着したウォームを噛合させるために、組付け製
造工程が複雑化する、という不具合がある。
【0004】そこで、この発明は電動転舵ステアリング
コラムにおける上記不都合を解決しようとするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、請求項1記載のように、ステアリングシャフトに嵌
着した中空シャフトの外周面に軸方向へ係合凸部を形成
し、該中空シャフトには軸孔部に軸方向へ係合凹部を形
成したウォームホイールを緩嵌挿し、該ウォームホイー
ルの軸孔両端部には円錐形の面取り部を形成し、該面取
り部と前記中空シャフトとの間には弾性体からなる環状
体を圧縮可能に介在させたことを特徴とする電動転舵ス
テアリングコラムを提供する。
【0006】また、請求項2記載のように、前記中空シ
ャフトは一端部にフランジ部を、他端部にねじ部を有し
て該ねじ部にナットを螺合できることを特徴とする請求
項1記載の電動転舵ステアリングコラムを提供する。
【0007】さらに、請求項3記載のように、前記中空
シャフトは一端部にフランジ部を、他端部にねじ部を有
して該ねじ部にナットを螺合し、該ナットでカラーを前
記フランジ部側へ押圧して前記環状体を圧縮できること
を特徴とする請求項1記載の電動転舵ステアリングコラ
ムを提供する。
【0008】したがって、中空シャフトとウォームホイ
ールがセレーション又はスプラインを介して結合し、か
つ、ウォームホイールの軸孔の両端部に面取り部を介し
て弾性体からなる環状体を圧縮可能に配置したので、弾
性体からなる環状体がステアリングシャフトとジャケッ
トチューブとの平行度のずれ、若しくは、ジャケットチ
ューブとハウジングとの直角度のずれを吸収又は復元す
ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
に基づき説明する。図1から図4に示すように、チルト
テレスコ式ステアリングコラム1のジャケットチューブ
2の端部にハウジング3が直交して固定され、このハウ
ジング3内に軸受4,4を介して回転可能にウォームホ
イール5が収納され、ウォームホイール5の軸孔の内周
面にはスプライン又はセレーションからなる係合凹部6
が形成されている。ハウジング3はジャケットチューブ
2を嵌合する端板3a,3bに容器と蓋の関係で嵌め合
う成形板3c,3dを固定し、それらは複数本のボルト
3eにて締結される。
【0010】係合凹部6に噛合するスプライン又はセレ
ーションからなる係合凸部7を刻設したフランジ付きシ
ャフト8がステアリングシャフト9に嵌着している。係
合凹部6と係合凸部7とは、図5に示すように、互いの
スプライン又はセーションの歯部の周囲に隙間Cが形成
できるようにして緩嵌合した構造であり、したがって、
ウォームホイール5の軸線とフランジ付きシャフト8の
軸線との平行度が変化することを予定している。
【0011】フランジ付きシャフト8は一端部にフラン
ジ部8aが、他端部にねじ部8bがそれぞれ形成される
とともに、中空内周面にセレーション10が形成されて
いて、このセレーション10はステアリングシャフト9
の外周面に刻設したセレーション11と係合してフラン
ジ付きシャフト8とステアリングシャフト9とをトルク
伝達可能に結合している。したがって、ウォームホイー
ル5の回転トルクはフランジ付きシャフト8を介してス
テアリングシャフト9に伝達される。なお、フランジ付
きシャフト8とステアリングシャフト9は次のようにし
て軸方向にも結合されている。すなわち、フランジ付き
シャフト8には外周面側から軸心へ向かう透孔8cを設
け、これと対応してステアリングシャフト9の外周に環
状溝9aを設ける。そしてこれらの透孔8cと環状溝9
aが成す空間へ熱可塑性プラスチックが充填される。
【0012】ウォームホイール5の軸孔両端部は円錐形
の面取り部12,12が形成され、この面取り部12と
フランジ付きシャフト8及びフランジ部8aで形成され
る空間部、及び、これと対向する側において面取り部1
2とフランジ付きシャフト8及びカラー14で形成され
る空間部には、ゴムなどの弾性体からなる環状体13,
13が介在され、かつ、環状体13,13はフランジ部
8aとナット15で締め付けられるカラー14で圧縮さ
れて変形し面取り部12,12に圧接している。したが
って、係合凹部6と係合凸部7とで伝達すべきウォーム
ホイール5の回転トルクの伝達が可能であるとともに、
ウォームホイール5とフランジ付きシャフト8との軸線
の平行度が変化したときは環状体13が弾性変形してガ
タを吸収できる。
【0013】なお、図2及び図3に示すように、ハウジ
ング3にはステアリングコラム1に対し直交する方向で
電動モータ16が固定され、図示を省略するが、その出
力軸に固定したウォームがウォームホイール5と噛合す
る。また、ステアリングシャフト9はステアリングギヤ
ボックス側の下端部に中間シャフト(図示略)の自在継
手20を結合するとともに、運転乗員側の上端部にチュ
ーブ21を結合し、このチューブ21にスプライン係合
で軸方向移動可能にアッパーシャフト22の下端部が挿
入され、アッパーシャフト22の上端部には自在継手2
3を介してステアリングホイール(図示略)を軸着する
シャフト24が連結されている。
【0014】ジャケットチューブ2の上端部にはステア
リングコラムを車体に吊支するアッパーブラケット25
が固定されるとともに、テレスコハウジング26はナッ
ト27を有しジャケットチューブ2に固定されている電
動モータにて回転されるスクリュウシャフト28が前記
ナット27へ螺合することにより軸方向へ進退移動でき
る。
【0015】また、シャフト24を支持するチルトハウ
ジング28はその下端部がテレスコハウジング26の上
端部にチルト自在に結合されており、かつ、電動駆動に
て回転するスクリュウシャフト31に螺合するナット3
0が配設されている。
【0016】かくして、ウォームホイール5をステアリ
ングシャフト9に嵌着した中空シャフト8にセレーショ
ン又はスプラインを介して結合し、かつ、ウォームホイ
ール5の軸孔両端部に面取り部12を形成して弾性体か
らなる環状体13を圧縮可能に介在させた構造としたか
ら、セレーション又はスプラインからなる係合部6,7
及び弾性体からなる環状体13にてウォームホイール5
が中空シャフト8に対し軸方向、軸直角方向及び傾きな
どの相対移動ができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したこの発明によれば、係合凸
部と係合凹部及び弾性体からなる環状体にてウォームホ
イールが中空シャフトに対し軸方向、軸直角方向及び傾
きなどの相対移動ができるようにしたので、ウォームホ
イールに対するステアリングシャフトの傾きを吸収し、
滑らかな回転が得られるようになる。また、ウォームホ
イールとステアリングシャフトの軸方向、軸直角方向及
び傾きなどの相対移動時に異音が発生するのを防止でき
る。さらに、圧縮された環状体が常にウォームホイール
を中空シャフトから離す方向へ付勢するので、両者間の
隙間によるガタをステアリングシャフトにガタ感として
伝えない。そのうえ、弾性体からなる環状体でウォーム
ホイールが中空シャフトに対して軸方向、軸直角方向及
び傾きなどの相対移動ができるので、電動モータをユニ
ット化した場合に組付け性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示す電動転舵ステアリ
ングコラムの一部断面側面図である。
【図2】電動転舵部の平面図である。
【図3】電動転舵部の背面図である。
【図4】電動転舵部の拡大断面図である。
【図5】図4のA−A拡大断面図である。
【符号の説明】
1…チルトテレスコ式ステアリングコラム 2…ジャケットチューブ 3…ハウジング 5…ウォームホイール 6…係合凹部 7…係合凸部 8…フランジ付きシャフト 8a…フランジ部 8b…ねじ部 9…ステアリングシャフト 10,11…セレーション 12…面取り部 13…環状体 14…カラー 15…ナット 16…電動モータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングシャフトに嵌着した中空シ
    ャフトの外周面に軸方向へ係合凸部を形成し、該中空シ
    ャフトには軸孔部に軸方向へ係合凹部を形成したウォー
    ムホイールを緩嵌挿し、該ウォームホイールの軸孔両端
    部には円錐形の面取り部を形成し、該面取り部と前記中
    空シャフトとの間には弾性体からなる環状体を圧縮可能
    に介在させたことを特徴とする電動転舵ステアリングコ
    ラム。
  2. 【請求項2】 前記中空シャフトは一端部にフランジ部
    を、他端部にねじ部を有して該ねじ部にナットを螺合で
    きることを特徴とする請求項1記載の電動転舵ステアリ
    ングコラム。
  3. 【請求項3】 前記中空シャフトは一端部にフランジ部
    を、他端部にねじ部を有して該ねじ部にナットを螺合
    し、該ナットでカラーを前記フランジ部側へ押圧して前
    記環状体を圧縮できることを特徴とする請求項1記載の
    電動転舵ステアリングコラム。
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