JP2004149070A - 電動パワーステアリング装置及びジョイント - Google Patents

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Shinji Yamaguchi
真司 山口
Kaname Shiroshita
要 城下
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16D3/00Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
    • F16D3/50Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive with the coupling parts connected by one or more intermediate members
    • F16D3/64Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive with the coupling parts connected by one or more intermediate members comprising elastic elements arranged between substantially-radial walls of both coupling parts
    • F16D3/68Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive with the coupling parts connected by one or more intermediate members comprising elastic elements arranged between substantially-radial walls of both coupling parts the elements being made of rubber or similar material

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Abstract

【課題】車両の電動パワーステアリング装置では、電動モータの回転軸とウォーム軸とを弾性連結するジョイントのボス部分がウォーム軸側へずれ、異音を発生することがある。
【解決手段】操舵補助用の電動モータの回転軸と減速機構の小歯車を連結するジョイント17が、回転軸に一体回転する第1の部材43と、小歯車に一体回転する第2の部材44と、両部材43,44をトルク伝達可能に連結する星形をなす弾性部材45とを備える。第1の部材43の凸部50と第2の部材44の凸部51との間に、弾性部材45の被挟持部49を周方向に挟持する。弾性部材45の例えば周方向に突出する突起56が、第1及び第2の部材43,44の対応する凸部50,51の凹部57A,57Bに係合することにより、第1及び第2の部材43,44と弾性部材45との軸方向相対移動を規制する。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の電動パワーステアリング装置及びこれに用いられるジョイントに関する。
【0002】
【従来の技術】
電動パワーステアリング装置では、電動モータにより操舵補助力を得ているが、この電動モータの振動がステアリングコラムを介して車室内に伝わり、騒音の原因となる。特に、車室内がもともと静かであるハイブリッド車や電気自動車等では、上記の騒音が目立ってしまう。
通例、電動モータの回転軸は、セレーション結合等によりウォーム軸と一体回転可能に剛性連結され、このウォーム軸及びウォームホイールを介してステアリングシャフトにトルク伝達可能に連結されている。
【0003】
一方、電動モータの回転軸とウォーム軸の一端との間をトルク伝達用の弾性部材含むジョイントを介して連結する電動パワーステアリング装置が提供されている(例えば特許文献1)。
【0004】
【特許文献1】
特表2002−518242号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この種の弾性連結するジョイントでは、ウォーム軸に一体回転可能に係合するボス部分がウォーム軸側へずれると、例えばウォーム軸の一端を支持する軸受と干渉して異音を発生するおそれがある。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、ジョイント構成部品の軸方向へのずれやこれに起因する異音の発生を防止することのできる電動パワーステアリング装置及びこれに用いるジョイントを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
上記目的を達成するため、第1発明は、操舵補助用の電動モータの回転軸の回転を、上記回転軸と同軸上に設けられる小歯車および該小歯車に噛み合う大歯車を介して舵取り機構に伝える電動パワーステアリング装置において、上記小歯車の一端に設けられる第1の部材と、電動モータの回転軸に設けられる第2の部材と、第1及び第2の部材間に介在して両部材間にトルクを伝達する弾性部材と、第1及び第2の部材のそれぞれに対して弾性部材が上記回転軸の軸方向に相対移動することを規制する軸方向相対移動規制手段とを備えることを特徴とする電動パワーステアリング装置を提供する。
【0007】
本発明では、少なくとも第2の部材と電動モータの回転軸とを例えば圧入を用いて強固に結合しておけば、弾性部材を介することで第1の部材の軸方向移動を規制することができる。その結果、第1の部材が小歯車側へ移動して該小歯車の一端を支持している軸受等に接触して異音を発するようなことがない。なお、第1の部材と小歯車とは圧入又はセレーションを用いて結合すれば良い。
第2発明は、上記第1及び第2の部材のそれぞれの係合面と弾性部材の対応する係合面が互いに係合し、これら互いに係合する係合面の何れか一方に設けられ回転軸の軸方向と交差する方向に突出する突起と、他方に設けられて上記突起に係合する凹部とにより上記軸方向相対移動規制手段が構成されることを特徴とする電動パワーステアリング装置を提供する。本発明では、突起と凹部の係合による簡単な構造にて、弾性部材と第1及び第2の部材との軸方向相対移動を規制でき、上記したような異音の発生をコスト安価に防止することができる。
【0008】
第3発明は、上記第1及び第2の部材のそれぞれの係合面と弾性部材の対応する係合面が互いに係合し、これら互いに係合する係合面が上記回転軸の軸方向に対して互いに逆向きに傾斜することにより上記軸方向相対移動規制手段を構成することを特徴とする電動パワーステアリング装置を提供する。本発明では、互いに逆向きに傾斜する係合面間の係合により、弾性部材と第1及び第2の部材との軸方向相対移動を規制でき、上記したような異音の発生をコスト安価に防止することができる。
【0009】
第4発明は、上記電動パワーステアリング装置に用いられるジョイントであって、同軸上に配置される第1及び第2の部材と、第1及び第2の部材間に介在して両部材間にトルクを伝達する弾性部材と、第1及び第2の部材のそれぞれに対して弾性部材が上記同軸の方向に相対移動することを規制する軸方向相対移動規制手段を備えることを特徴とするジョイントを提供するものである。本発明によれば、上記電動パワーステアリング装置に適用することで、上述の第1,第2又は第3発明と同様の作用効果を得ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態を添付図面を参照しつつ説明する。
図1は本発明の一実施の形態の電動パワーステアリング装置の概略構成を示す模式図である。図1を参照して、本電動パワーステアリング装置1は、例えばステアリングホイール等の操舵部材2に一体回転可能に連結される第1の操舵軸3と、この第1の操舵軸3とトーションバー4を介して同軸上に連結される第2の操舵軸5と、この第2の操舵軸5に連なるラックアンドピニオン機構等からなる舵取り機構6とを備える。
【0011】
この舵取り機構6は、車両の左右方向に延びて配置された転舵軸7と、この転舵軸7の両端にタイロッド8を介して結合され、転舵輪9を支持するナックルアーム10とを備える。転舵軸7は図示しないハウジングにより支承されて軸方向に摺動可能とされている。転舵軸7の一部には、ラック7aが形成されており、このラック7aには、第2の操舵軸5の端部に設けられて第2の操舵軸5と一体回転するピニオン11が噛み合わされている。
【0012】
操舵部材2が操作されて第1及び第2の操舵軸3,5が回転されると、この回転がピニオン11及びラック7aによって、車両の左右方向に沿って転舵軸7の直線運動に変換される。これにより、転舵輪9の転舵が達成される。
トーションバー4を介する第1及び第2の操舵軸3,5間の相対回転変位量により操舵トルクを検出するトルクセンサ12が設けられており、このトルクセンサ12のトルク検出結果は制御部13に与えられる。制御部13では、トルク検出結果に基づいて、ドライバ14を介して操舵補助用の電動モータ15への印加電圧を制御する。電動モータ15の回転軸16の回転が、ジョイント17を介して減速機構18に伝達され、該減速機構18により減速されて第2の操舵軸5に伝達され操舵が補助される。減速機構18は、互いに噛み合う小歯車としてのウォーム軸19と大歯車としてのウォームホイール20とを備えている。
【0013】
図2を参照して、ウォーム軸19は電動モータ15の回転軸16にジョイント17を介して同軸上に連なる。
図示していないが、ウォームホイール20は、第2の操舵軸5に一体回転可能に結合される環状の芯金と、外周面部に歯を形成し芯金に外嵌される環状の合成樹脂部材とで構成される。芯金は例えば合成樹脂部材の樹脂成形時に金型内にインサートされるものである。
【0014】
ウォーム軸19は、第2の操舵軸5の軸芯と交差するように配置されている。ウォーム軸19は、軸長方向に相対向する第1及び第2の端部21,22を有し、これらの端部21,22間の中間部23にウォーム歯24を形成している。
第1及び第2の端部21,22は中間部23よりも軸細に形成され、中間部23と各端部21,22の間には、それぞれ位置決め段部25,26が形成されている。
【0015】
ウォーム軸19の第1及び第2の端部21,22は、それぞれ対応する第1及び第2の軸受27,28によって回転自在に支持されている。
第1の軸受27は、例えば玉軸受等の転がり軸受からなり、内輪29、外輪30及び転動体31を備える。第1の軸受27の内輪29は、ウォーム軸19の第1の端部21に嵌合され固定されている。第1の軸受27の内輪29の一端部は、ウォーム軸19の位置決め段部25に当接し、ウォーム軸19の第1軸方向X(軸方向モータ側)への移動を規制する。
【0016】
一方、第1の軸受27の外輪30は、減速機構18を収容するハウジング32の軸受孔33に嵌め入れられている。第1の軸受27の外輪30の一方の端部は、ハウジング32の位置決め段部34に当接して位置決めされ、これにより、外輪30の第1軸方向Xへの移動が規制されている。
第2の軸受28は、例えば玉軸受等の転がり軸受からなり、内輪35、外輪36及び転動体37を備える。第2の軸受28の内輪35は、ウォーム軸19の第2の端部22に嵌合され固定されている。第2の軸受28の内輪35の一端部はウォーム軸19の位置決め段部26に当接し、ウォーム軸19の第2軸方向Y(第1軸方向Xの反対方向)への移動を規制する。これにより、第1及び第2の軸受27,28の内輪33,34間に、ウォーム軸19の中間部23が軸方向に挟持される。
【0017】
一方、第2の軸受28の外輪36はハウジング32の軸受孔38に嵌め入れられている。この軸受孔38は、外部に開放するねじ孔39に連なっており、このねじ孔39には、外周にねじ部40を有する予圧調整用の調整部材41がねじ込まれている。
この調整部材41は、第2の軸受28の外輪36の一方の端部に当接して、外輪36を第1軸方向Xへ付勢する。調整部材41による付勢力は、第2の軸受28の転動体37及び内輪34、ウォーム軸19、並びに第1の軸受27の内輪29及び転動板31を介して外輪30に与えられる一方、この外輪30の第1軸方向Xへの移動が位置決め段部34により規制されている。したがって、第1及び第2の軸受27,28に、調整部材41のねじ込み位置に応じた予圧が付与されることになる。なお、図2において、42は調整部材41のねじ込み位置を止定するためのロックナットであり、このロックナット42は調整部材41のねじ部40にねじ込まれる。
【0018】
ジョイント17は、ウォーム軸18の第1の端部21に一体回転可能に連結される第1の部材43と、電動モータ15の回転軸16に一体回転可能に連結され第1の部材43に対向する第2の部材44と、第1及び第2の部材43,44間に介在して両部材43,44間にトルクを伝達する弾性部材45とを備える。第1及び第2の部材43,44は例えば金属からなり、弾性部材45は、弾性を有する合成樹脂又は合成ゴムからなる。
【0019】
第1の部材は43はその中心に例えばセレーション孔又は圧入孔からなる連結孔46を有する環状部材からなる。連結孔46にはウォーム軸19の第1の端部21の第1の軸受27からの突出部分が挿入され、例えばセレーション結合又は圧入により第1の部材43とウォーム軸19とが一体回転可能に結合される。
第2の部材44はその中心に例えば圧入孔からなる連結孔47を有する環状部材からなる。連結孔47には電動モータ15の回転軸16が圧入され、これにより、第2の部材44と回転軸16とが一体回転可能に結合される。
【0020】
図2のIII −III 線に沿う断面図である図3、ジョイント17の分解斜視図である図4、ジョイント17の組み合わせ状態を示す斜視図である図5を参照して、ジョイント17について、より具体的に説明する。
図3及び図4を参照して、弾性部材45は星形環状をなし、中心孔48aを有する環状の主体部48と、この主体部48から放射状に延びる例えば板状の複数の被挟持部49を有している。周方向に隣接する被挟持部49間に第1及び第2の部材43,44の凸部50,51を交互に嵌合させるための嵌合溝52,53が区画される。
【0021】
図4を参照して、上記の凸部50,51は、第1及び第2の部材43,44の軸方向の対向部43a,44aにそれぞれ複数が周方向の等間隔に形成され、これらの凸部50,51は、図4に示すように、対応する嵌合溝90,91に嵌合されて弾性部材45の対応する被挟持部49を周方向に挟んで互い違いに噛み合わされる。
図3を参照して、各凸部50,51は互いに噛み合わされた状態で周方向に対向する係合面(トルク伝達面)としての挟持面52,53を有し、これらの挟持面52,53間に、弾性部材45の対応する被挟持部49が挟持される。
【0022】
一方、弾性部材45の被挟持部49は、凸部50,51の係合面(トルク伝達面)としての挟持面52,53に対向する係合面(トルク伝達面)としての被挟持面54,55を有する。
図4を参照して、各被挟持面54,55には、軸方向X,Yと交差する方向、例えば周方向に突出する例えば断面半円状の突条からなる突起56がそれぞれ形成され、対応する凸部50,51の挟持面52,53には、上記の突起56にそれぞれ係合する、例えば断面円弧状をなす、例えば凹条からなる凹部57A,57Bが形成されている。
【0023】
図5に示すように、各突起56が対応する凹部57A,57Bに係合することにより、第1及び第2の部材43,44がそれぞれ弾性部材45に対して軸方向に抜け止めされる。具体的には、第1の部材43は弾性部材45に対して第2軸方向Yへの移動を規制される一方、第2の部材44は弾性部材45に対して第1軸方向Xへの移動を規制される。
図4を参照して、第1の部材43は、上記凸部50を有する環状の連結板58と、この連結板58の中心に設けられ上記連結孔46を有するボス59とを備える。凸部50は複数が連結板58の周方向の等間隔に設けられている(図4では単一の凸部50のみを示してある)。凸部50は、連結板58の周縁部の一部を弾性部材45側へオフセットさせたような態様で設けられる。
【0024】
具体的には、凸部50は、連接板58の周縁部の一部に形成された略台形状の切欠き溝の溝底部から、軸方向の弾性部材45側に延びる延設部60と、この延設部60の延設端から径方向外方に延びる略台形状の係合部61とを備える断面L字形形状に形成される。係合部61の周方向に対向する一対の面がそれぞれ弾性部材45への係合面(トルク伝達面)としての上述の挟持面52であり、各挟持面52には上述の凹部57Aが形成されている。
【0025】
第2の部材44は、上記凸部51を有する環状の連結板62と、この連結板62の中心に設けられ上記連結孔47を有するボス63とを備える。凸部51は、複数が連結板62の周方向の等間隔に設けられている。凸部51は、連結板62の周縁部の一部を弾性部材45側へオフセットさせたような態様で設けられる。
具体的には、凸部51は、連接板62の周縁部の一部に形成された略台形状の切欠き溝の溝底部から、軸方向の弾性部材45側に延びる延設部64と、この延設部64の延設端から径方向外方に延びる略台形状の係合部65とを備える断面L字形形状に形成される。係合部65の周方向に対向する一対の面がそれぞれ弾性部材45への係合面(トルク伝達面)としての上述の挟持面53であり、各挟持面53には上述の凹部57Bが形成されている。
【0026】
本実施の形態によれば、少なくとも第2の部材44と電動モータ15の回転軸16とを例えば圧入を用いて強固に結合しておけば、弾性部材45を介することで第1の部材43の軸方向移動を規制することができる。その結果、第1の部材43がウォーム軸19側へ移動して該ウォーム軸19の第1の端部21を支持している第1の軸受27等に接触して異音を発するようなことがない。なお、第1の部材43とウォーム軸19とは圧入又はセレーションを用いて結合すれば良い。
【0027】
特に、弾性部材45の係合面(トルク伝達面)としての被挟持面54,55に設けられた突起56と、第1及び第2の部材43,44の係合面(トルク伝達面)としての挟持面52,53に設けられた凹部57A,57Bとにより、軸方向相対移動規制部(軸方向相対移動規制手段)Rを構成するので、簡単な構造にて、弾性部材45と各部材43,44との軸方向相対移動を規制でき、上記したような異音の発生をコスト安価に防止することができる。
【0028】
上記実施形態においては、弾性部材45の被挟持面54,55に突起56を設けたが、これに代えて、図6に示すように、弾性部材45の嵌合溝90,91の係合面としての溝底面92に突起560を設け、溝底面92に対応する、例えば第2の部材44の凸部51の係合面66に設けられる凹部570に嵌合させて、軸方向相対移動規制手段としても良い。図示していないが、第1の部材43の凸部50に設ける凹部に関しても同様である。
【0029】
上記各実施の形態において、第1及び第2の部材43,44に突起を設け、弾性部材45に凹部を設けて、各部材43,44と弾性部材45の軸方向の相対移動を規制するようにしても良い。
次いで、図7,図8及び図9はさらに別の実施の形態を示している。図7及び図8に示すように、本実施の形態では、第1の部材43Aの凸部50A、及び第2の部材44Aの凸部51Aが弾性部材45Aの被挟持部49を挟んで交互に噛み合わされる。そして、図9(a),(b)に示すように、第1の部材43Aの凸部50A、及び第2の部材44Aの凸部51Aにそれぞれ設けられる係合面(トルク伝達面)としての挟持面52,53と、弾性部材45Aの対応する被挟持面54,55とが、軸方向X,Yに対して互いに逆向きに傾斜することにより、軸方向相対移動規制部(軸方向相対移動規制手段)Rを構成することである。
【0030】
本実施の形態においても、互いに逆向きに傾斜する対応する挟持面53,53及び被挟持面54,55間の係合により、弾性部材45Aと各部材43A,44Aの軸方向相対移動を規制でき、上記したような異音の発生をコスト安価に防止することができる。
図10及び図11はさらに別の実施の形態を示している。本実施の形態では、図10に示すように、弾性部材45Bが環状の主体部48Bの係合面としての内周面67から径方向内方に延びる複数の被挟持部49を有しており、各被挟持部49は第1の部材43Bの凸部50Bと第2の部材44Bの凸部51B間に挟持される。
【0031】
そして、図11(a),(b)に示すように、弾性部材45Bの係合面としての内周面67に例えば突起561を設けると共に、第1及び第2の部材43B,44Bの凸部50B,51Bのそれぞれの係合面としての外周面68,69に例えば凹部571を設け、これら突起561と凹部571を嵌合させて軸方向相対移動規制部Rとしても良い。凹部571を弾性部材45Bに設け、突起561を第1及び第2の部材43B,44Bに設けるようにしても良い。
【0032】
また、本発明は、上記各実施の形態に限定されるものではなく、例えば、凸部50,51,50A,51A,50B,51Bは対応する部材に単一で設けられても良いし、3つ以上が設けられても良い。
また、上記各実施の形態では、小歯車としてウォーム軸、大歯車としてウォームホイールを例示したが、小歯車、大歯車として、平歯車、はすば歯車等の平行軸歯車、ベベルギヤ等の交差軸歯車、ハイポイドギヤ等の食違い軸歯車を用いることも可能である。その他、本発明の特許請求の範囲で種々の変更を施すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の電動パワーステアリング装置の概略構成を示す模式図である。
【図2】電動パワーステアリング装置の要部の断面図である。
【図3】図2のIII −III 線に沿う断面図である。
【図4】ジョイントの分解斜視図である。
【図5】ジョイントの組立状態の斜視図である。
【図6】本発明の別の実施の形態のジョイントの分解斜視図である。
【図7】本発明のさらに別の実施の形態のジョイントの斜視図である。
【図8】図7のジョイントの正面図である。
【図9】(a)は図8のA−A線に沿う断面図であり、(b)は図8のB−B線に沿う断面図である。
【図10】本発明のさらに別の実施の形態のジョイントの組み合わせ図である。
【図11】(a)は図10のC−C線に沿う断面図であり、(b)は図10のD−D線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1 電動パワーステアリング装置
2 操舵部材
3 第1の操舵軸
4 トーションバー
5 第2の操舵軸
6 舵取り機構
7 転舵軸
7a ラック
9 転舵輪
11 ピニオン
15 電動モータ
16 回転軸
17 ジョイント
18 減速機構
19 ウォーム軸(小歯車)
20 ウォームホイール(大歯車)
43,43A,43B 第1の部材
44,44A,44B 第2の部材
45,45A,45B 弾性部材
46,47 連結孔
48,48B 主体部
49 被挟持部
50,51,50A,51A,50B,51B 凸部
52,53 挟持面(トルク伝達面。係合面)
54,55 被挟持面(トルク伝達面。係合面)
56,560,561 突起
57A,57B,570,571 凹部
R 軸方向相対移動規制部(軸方向相対移動規制手段)
58,62 連結板
59,63 ボス
60,64 延設部
61,65 係合部
66 係合面
67 内周面(係合面)
68,69 外周面(係合面)
90,91 嵌合溝
92 溝底面(係合面)

Claims (4)

  1. 操舵補助用の電動モータの回転軸の回転を、上記回転軸と同軸上に設けられる小歯車および該小歯車に噛み合う大歯車を介して舵取り機構に伝える電動パワーステアリング装置において、
    上記小歯車の一端に設けられる第1の部材と、電動モータの回転軸に設けられる第2の部材と、第1及び第2の部材間に介在して両部材間にトルクを伝達する弾性部材と、第1及び第2の部材のそれぞれに対して弾性部材が上記回転軸の軸方向に相対移動することを規制する軸方向相対移動規制手段とを備えることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  2. 請求項1において、上記第1及び第2の部材のそれぞれの係合面と弾性部材の対応する係合面が互いに係合し、これら互いに係合する係合面の何れか一方に設けられ回転軸の軸方向と交差する方向に突出する突起と、他方に設けられて上記突起に係合する凹部とにより上記軸方向相対移動規制手段が構成されることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  3. 請求項1において、上記第1及び第2の部材のそれぞれの係合面と弾性部材の対応する係合面が互いに係合し、これら互いに係合する係合面が上記回転軸の軸方向に対して互いに逆向きに傾斜することにより上記軸方向相対移動規制手段を構成することを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  4. 請求項1,2又は3記載の電動パワーステアリング装置に用いられるジョイントであって、同軸上に配置される第1及び第2の部材と、第1及び第2の部材間に介在して両部材間にトルクを伝達する弾性部材と、第1及び第2の部材のそれぞれに対して弾性部材が上記同軸の方向に相対移動することを規制する軸方向移動規制手段を備えることを特徴とするジョイント。
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