JP2002371440A - 糸切れの後に撚糸装置の運転を復帰させる方法 - Google Patents
糸切れの後に撚糸装置の運転を復帰させる方法Info
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- JP2002371440A JP2002371440A JP2002141663A JP2002141663A JP2002371440A JP 2002371440 A JP2002371440 A JP 2002371440A JP 2002141663 A JP2002141663 A JP 2002141663A JP 2002141663 A JP2002141663 A JP 2002141663A JP 2002371440 A JP2002371440 A JP 2002371440A
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- spindle
- twisting
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-
- D—TEXTILES; PAPER
- D01—NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
- D01H—SPINNING OR TWISTING
- D01H15/00—Piecing arrangements ; Automatic end-finding, e.g. by suction and reverse package rotation; Devices for temporarily storing yarn during piecing
- D01H15/007—Piecing arrangements ; Automatic end-finding, e.g. by suction and reverse package rotation; Devices for temporarily storing yarn during piecing for two-for-one twisting machines
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 撚糸装置において、撚りスピンドルと巻き取
りパッケージの間を走行している糸が切れた後に撚糸装
置の運転を復帰させる方法を提供する。 【解決手段】 巻き取りパッケージから撚り糸端部を引
き出すこと、該引き出した撚り糸端部の完全な撚り回転
を持った部分を固定点で確保すること、その端部を、撚
りスピンドルからの糸の紡ぎ糸端部と互いに結糸または
継糸すること、完全な撚り糸が有すべき所定の撚りが、
糸端部が相互に連結された位置を通して該固定点に伝わ
るような時間の遅れをもった撚りスピンドルの運転の再
開に対して、時間的に遅れた状態で巻き取りパッケージ
の運転を再開すること、からなる。
りパッケージの間を走行している糸が切れた後に撚糸装
置の運転を復帰させる方法を提供する。 【解決手段】 巻き取りパッケージから撚り糸端部を引
き出すこと、該引き出した撚り糸端部の完全な撚り回転
を持った部分を固定点で確保すること、その端部を、撚
りスピンドルからの糸の紡ぎ糸端部と互いに結糸または
継糸すること、完全な撚り糸が有すべき所定の撚りが、
糸端部が相互に連結された位置を通して該固定点に伝わ
るような時間の遅れをもった撚りスピンドルの運転の再
開に対して、時間的に遅れた状態で巻き取りパッケージ
の運転を再開すること、からなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撚糸装置におい
て、撚りスピンドルと巻き取りパッケージの間を走行し
ている糸が切れた後に撚糸装置の運転を復帰させる方法
に関する。
て、撚りスピンドルと巻き取りパッケージの間を走行し
ている糸が切れた後に撚糸装置の運転を復帰させる方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】糸切れが生じた場合、巻き取りパッケー
ジでは、結糸又は継糸操作のための準備として、引き出
された撚り糸端部が完全な状態−即ち、あらかじめ設定
され又は所定の撚りを有する状態で、解舒することある
いは撚り糸端部を引き出すことは比較的容易である。こ
のことは、完全な撚り回転を有する糸長を用いるため
に、巻き取りパッケージから伸びている糸片を固定位置
で固定または確保しうるように、巻き取りパッケージか
ら充分な糸を引き出すこと、及び、固定点の後方又は上
流の位置で引き出された糸を切断すること、それによ
り、巻き取りパッケージについて見られるように、各糸
の充分な糸長が、撚りスピンドルから伸びている紡ぎ糸
端部と結糸又は継糸するために用いることができるとい
うことにより達成される。
ジでは、結糸又は継糸操作のための準備として、引き出
された撚り糸端部が完全な状態−即ち、あらかじめ設定
され又は所定の撚りを有する状態で、解舒することある
いは撚り糸端部を引き出すことは比較的容易である。こ
のことは、完全な撚り回転を有する糸長を用いるため
に、巻き取りパッケージから伸びている糸片を固定位置
で固定または確保しうるように、巻き取りパッケージか
ら充分な糸を引き出すこと、及び、固定点の後方又は上
流の位置で引き出された糸を切断すること、それによ
り、巻き取りパッケージについて見られるように、各糸
の充分な糸長が、撚りスピンドルから伸びている紡ぎ糸
端部と結糸又は継糸するために用いることができるとい
うことにより達成される。
【0003】しかしながら、結糸又は継糸操作のために
用いる撚りスピンドルから伸びている糸端部は撚り回転
が見られないので、互いに撚り合わされていない各紡ぎ
糸端部のみが結糸又は継糸操作のために用いられる。
用いる撚りスピンドルから伸びている糸端部は撚り回転
が見られないので、互いに撚り合わされていない各紡ぎ
糸端部のみが結糸又は継糸操作のために用いられる。
【0004】これらの撚られていない紡ぎ糸端部を巻き
取りパッケージから引き出された糸端部と、処理を加え
ずに継糸するならば、一旦、撚りスピンドルと巻き取り
パッケージの運転が復帰したときに、所定の撚りを欠い
た糸がかなりの長さ巻き取りパッケージに巻かれること
になるであろう。
取りパッケージから引き出された糸端部と、処理を加え
ずに継糸するならば、一旦、撚りスピンドルと巻き取り
パッケージの運転が復帰したときに、所定の撚りを欠い
た糸がかなりの長さ巻き取りパッケージに巻かれること
になるであろう。
【0005】このような事態に対抗してそれを防止する
ために、撚りスピンドルから伸びている紡ぎ糸端部を、
通常「手撚り」と呼ばれる手動操作により手で撚るか、
あるいは、これらの糸端部を、自動的な撚り手段によっ
て撚るということが、代表的なものとして行われる。後
者の自動的な撚り手段は、DE3243410 C2に
例示されているが、この方法を行なおうとすると、かな
りの機械的工夫を要する。
ために、撚りスピンドルから伸びている紡ぎ糸端部を、
通常「手撚り」と呼ばれる手動操作により手で撚るか、
あるいは、これらの糸端部を、自動的な撚り手段によっ
て撚るということが、代表的なものとして行われる。後
者の自動的な撚り手段は、DE3243410 C2に
例示されているが、この方法を行なおうとすると、かな
りの機械的工夫を要する。
【0006】単純な糸−即ち、後工程で単純な糸として
用いられるか、又はもう1つの糸あるいは他の糸と共に
撚り合わされて、例えば、撚り糸となるような紡ぎ糸を
連結するためには、DE−PS864,075により、
次のような方法が知られている。
用いられるか、又はもう1つの糸あるいは他の糸と共に
撚り合わされて、例えば、撚り糸となるような紡ぎ糸を
連結するためには、DE−PS864,075により、
次のような方法が知られている。
【0007】(a)第1に、例えば、撚りを隣り合った
糸部分に移し、移された撚りをその点で確実に保持する
までは、互いに連結されるべき2本の単純な糸または紡
ぎ糸の端部は、短い範囲で撚られていない。
糸部分に移し、移された撚りをその点で確実に保持する
までは、互いに連結されるべき2本の単純な糸または紡
ぎ糸の端部は、短い範囲で撚られていない。
【0008】(b)第2に、該2本の撚られていない糸
端部は、好ましくは、動きを止められた状態で引き離さ
れており−即ち、細くされており−それにより、該糸端
部の引き離されている範囲は、該糸端部の撚られていな
い部分の長さを約2重にすることができる。
端部は、好ましくは、動きを止められた状態で引き離さ
れており−即ち、細くされており−それにより、該糸端
部の引き離されている範囲は、該糸端部の撚られていな
い部分の長さを約2重にすることができる。
【0009】(c)第3に、分離されて引き離され細く
された糸端部は、それぞれ、先に糸の隣接部に移された
撚りが引き離されていた糸端部に戻ることを許容するこ
とにより、再び一緒に撚り合わされる。
された糸端部は、それぞれ、先に糸の隣接部に移された
撚りが引き離されていた糸端部に戻ることを許容するこ
とにより、再び一緒に撚り合わされる。
【0010】2本の紡ぎ糸端部を連結するための上記の
タイプの方法は、撚りスピンドルから伸びる糸端部が未
だ撚り回転を有していない状態での糸切れの後に、撚糸
装置の運転を復旧する方法としては、適切ではない。こ
のような状態では、結糸または継糸操作のため、互いに
撚り合わされていない2本の各紡ぎ糸端部のみを用いる
ことになるからである。
タイプの方法は、撚りスピンドルから伸びる糸端部が未
だ撚り回転を有していない状態での糸切れの後に、撚糸
装置の運転を復旧する方法としては、適切ではない。こ
のような状態では、結糸または継糸操作のため、互いに
撚り合わされていない2本の各紡ぎ糸端部のみを用いる
ことになるからである。
【0011】EP0570477 B1には、2本の撚
り糸の端部を連結するための方法及び装置が記載されて
いる。しかし、この方法及び装置は、撚りスピンドルか
ら伸びる糸端部が互いに撚り合わされていない状態での
糸切れの後に、撚糸装置の運転を復帰させることに適応
するものではない−即ち、これらの撚りスピンドル糸端
部は未だ撚り回転を有しておらず、したがって、結糸ま
たは継糸操作は、互いに撚り合わされていない2本の各
紡ぎ糸端部に関して行われなければならない。
り糸の端部を連結するための方法及び装置が記載されて
いる。しかし、この方法及び装置は、撚りスピンドルか
ら伸びる糸端部が互いに撚り合わされていない状態での
糸切れの後に、撚糸装置の運転を復帰させることに適応
するものではない−即ち、これらの撚りスピンドル糸端
部は未だ撚り回転を有しておらず、したがって、結糸ま
たは継糸操作は、互いに撚り合わされていない2本の各
紡ぎ糸端部に関して行われなければならない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、DE324
3410 C2に記載された方法に対し、糸切れが生じ
た後に、継糸または結糸位置の区域にある糸が、実質的
に完全な撚り−即ち、所定の撚りを有するように、撚糸
装置の運転を復帰させるための簡単な方法を提供するも
のである。
3410 C2に記載された方法に対し、糸切れが生じ
た後に、継糸または結糸位置の区域にある糸が、実質的
に完全な撚り−即ち、所定の撚りを有するように、撚糸
装置の運転を復帰させるための簡単な方法を提供するも
のである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、糸切れの後に
撚糸装置の運転を復帰させる方法に関し、該撚糸装置
は、撚りスピンドル及び巻き取り装置からなるタイプで
あり、運転を復帰させる方法は、撚りスピンドルより巻
き上げた巻き取りパッケージから撚糸された糸を引き出
すこと、及び、撚りスピンドルと巻き取りパッケージが
再び作動状態になる前−即ち、それらが再び回転し駆動
される前に、撚糸された糸の端部を撚りスピンドルから
の紡ぎ糸端部と、それぞれ、機械的にあるいは手で結糸
又は継糸することからなる。
撚糸装置の運転を復帰させる方法に関し、該撚糸装置
は、撚りスピンドル及び巻き取り装置からなるタイプで
あり、運転を復帰させる方法は、撚りスピンドルより巻
き上げた巻き取りパッケージから撚糸された糸を引き出
すこと、及び、撚りスピンドルと巻き取りパッケージが
再び作動状態になる前−即ち、それらが再び回転し駆動
される前に、撚糸された糸の端部を撚りスピンドルから
の紡ぎ糸端部と、それぞれ、機械的にあるいは手で結糸
又は継糸することからなる。
【0014】上記の運転を復帰させる方法においては、
糸の端部を共に結糸又は継糸した後、糸の結糸又は継糸
された位置に隣接する撚り糸の長さが、可能な範囲ま
で、既に巻き取りパッケージに巻き上げられた撚り糸長
さ全体の撚り回転と同じ撚り回転で供給される。これ
は、巻き取りパッケージに巻き上げられた糸の全域が、
その長さを通じて均一に、該糸の後工程での取り扱いに
必要とされる撚りを有することを確保するためである。
糸の端部を共に結糸又は継糸した後、糸の結糸又は継糸
された位置に隣接する撚り糸の長さが、可能な範囲ま
で、既に巻き取りパッケージに巻き上げられた撚り糸長
さ全体の撚り回転と同じ撚り回転で供給される。これ
は、巻き取りパッケージに巻き上げられた糸の全域が、
その長さを通じて均一に、該糸の後工程での取り扱いに
必要とされる撚りを有することを確保するためである。
【0015】本発明の方法においては、撚糸装置の運転
が復帰した後、それぞれを互いに結糸あるいは継糸する
位置と、撚りスピンドルあるいは撚りスピンドル上に置
かれた供給パッケージとの間の区域で、巻き取りパッケ
ージから伸びてあらかじめ固定された糸端部がその固定
位置から離れ、それと同時に、巻き取りパッケージの巻
き上げ運転が再開する前に、所定の撚りを有する糸を充
分な長さ確保することを達成するものである。
が復帰した後、それぞれを互いに結糸あるいは継糸する
位置と、撚りスピンドルあるいは撚りスピンドル上に置
かれた供給パッケージとの間の区域で、巻き取りパッケ
ージから伸びてあらかじめ固定された糸端部がその固定
位置から離れ、それと同時に、巻き取りパッケージの巻
き上げ運転が再開する前に、所定の撚りを有する糸を充
分な長さ確保することを達成するものである。
【0016】この点については、撚りスピンドルから伸
びる糸の撚り回転が、ある範囲にわたって、結糸位置あ
るいは継糸位置の上流にある糸の各部にさらに及ぶもの
と解される(撚糸装置の運転が再開したとき、撚りスピ
ンドルと巻き取りパッケージとの間の糸の走行方向に関
して見られるように)。復帰した運転は、共に結糸ある
いは継糸された糸端部における撚り回転が一緒に生じる
ことを保証するために監視される。
びる糸の撚り回転が、ある範囲にわたって、結糸位置あ
るいは継糸位置の上流にある糸の各部にさらに及ぶもの
と解される(撚糸装置の運転が再開したとき、撚りスピ
ンドルと巻き取りパッケージとの間の糸の走行方向に関
して見られるように)。復帰した運転は、共に結糸ある
いは継糸された糸端部における撚り回転が一緒に生じる
ことを保証するために監視される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、図面に基づいて、本発明
の好ましい態様につき説明する。
の好ましい態様につき説明する。
【0018】図1は、部分的な見取り図において、基本
的な要素として、巻き取り装置Bと共に、ダブル−ツイ
スト撚糸スピンドルAを有するダブル−ツイスト装置の
一部署を示すものである。
的な要素として、巻き取り装置Bと共に、ダブル−ツイ
スト撚糸スピンドルAを有するダブル−ツイスト装置の
一部署を示すものである。
【0019】図示されている各ダブル−ツイストスピン
ドル及び巻き取り装置はそれぞれ、特に、全体のダブリ
ング装置における他の各ダブル−ツイストスピンドル及
び巻き取り装置とは独立に作動することが可能であり、
また、それらの作動は、他の各構成要素とは独立に停止
することができる。
ドル及び巻き取り装置はそれぞれ、特に、全体のダブリ
ング装置における他の各ダブル−ツイストスピンドル及
び巻き取り装置とは独立に作動することが可能であり、
また、それらの作動は、他の各構成要素とは独立に停止
することができる。
【0020】ダブル−ツイスト撚糸スピンドルAの作動
により作製される撚り糸は、スピンドル中空軸の延長方
向に設置されている端部が尾状の糸ガイド1を通って巻
き上げ工程を走行する。次いで、撚り糸は、一般的な糸
供給要素2を通過して走行し、糸導路3を通過した後、
例えば、摩擦駆動ローラ5によって駆動されるクロス巻
き取りパッケージSに巻かれる。
により作製される撚り糸は、スピンドル中空軸の延長方
向に設置されている端部が尾状の糸ガイド1を通って巻
き上げ工程を走行する。次いで、撚り糸は、一般的な糸
供給要素2を通過して走行し、糸導路3を通過した後、
例えば、摩擦駆動ローラ5によって駆動されるクロス巻
き取りパッケージSに巻かれる。
【0021】糸切れが生じた場合、撚糸装置の運転を復
帰させるためには、巻き取りパッケージSから引き出さ
れた撚り糸端部は、それぞれ、後記するような継糸装置
6と一般に呼ばれる継糸装置または結糸装置に配置され
て、固定点で確保され、その結果、この固定点と巻き取
りパッケージSの間で、引き出された撚り糸端部の長さ
方向に沿って完全な撚り回転が存在する。一方このと
き、該固定点の後方あるいは上流では(撚りスピンドル
Aから巻き取りパッケージSに走行する糸の方向に関し
て見られるように)、結糸または継糸手段のために用い
られる充分な長さの2本の糸端部が、互いに撚り合わさ
れていない状態で存在する。
帰させるためには、巻き取りパッケージSから引き出さ
れた撚り糸端部は、それぞれ、後記するような継糸装置
6と一般に呼ばれる継糸装置または結糸装置に配置され
て、固定点で確保され、その結果、この固定点と巻き取
りパッケージSの間で、引き出された撚り糸端部の長さ
方向に沿って完全な撚り回転が存在する。一方このと
き、該固定点の後方あるいは上流では(撚りスピンドル
Aから巻き取りパッケージSに走行する糸の方向に関し
て見られるように)、結糸または継糸手段のために用い
られる充分な長さの2本の糸端部が、互いに撚り合わさ
れていない状態で存在する。
【0022】次いで、再び、撚りスピンドルは運転状態
となり、その結果、巻き取りパッケージSの駆動を復帰
させることにより巻き取り操作が再び行われる前に、完
全な巻き取り糸としてあらかじめ設定されている撚り回
転が、結糸あるいは継糸位置を通して該固定点へ伝わり
又は伝達する。
となり、その結果、巻き取りパッケージSの駆動を復帰
させることにより巻き取り操作が再び行われる前に、完
全な巻き取り糸としてあらかじめ設定されている撚り回
転が、結糸あるいは継糸位置を通して該固定点へ伝わり
又は伝達する。
【0023】糸端部を自動的に結糸あるいは継糸すると
いう効果を典型的にもたらす継糸装置6の代わりに、糸
端部を共に互いに結糸あるいは継糸することは、また、
手作業によっても達成できるが、その場合は、巻き取り
パッケージSから引き出された撚り糸端部の範囲が、実
際の結糸あるいは継糸位置の直前まで完全な撚り回転を
有していることが保証されなければならない。
いう効果を典型的にもたらす継糸装置6の代わりに、糸
端部を共に互いに結糸あるいは継糸することは、また、
手作業によっても達成できるが、その場合は、巻き取り
パッケージSから引き出された撚り糸端部の範囲が、実
際の結糸あるいは継糸位置の直前まで完全な撚り回転を
有していることが保証されなければならない。
【0024】摩擦駆動ローラ5は、例えば単一モーター
駆動のものでよく、図1に示されるように、巻き取りパ
ッケージSの回転を駆動するのに適した代表的な駆動機
構のものである。特別な駆動機構は、巻き取りパッケー
ジSの運転再開が正確に制御されるように、例えば制御
装置Cにより制御されるものであることが重要である。
制御装置Cは、さらに、撚りスピンドルAを駆動して回
転させる駆動系7の運転の復帰または継続を制御する。
巻き取りパッケージSの時間的遅れをもった運転再開
は、制御装置が駆動系7によって撚りスピンドルAの駆
動回転を復帰させた後に、開始するように制御装置Cに
より制御される。
駆動のものでよく、図1に示されるように、巻き取りパ
ッケージSの回転を駆動するのに適した代表的な駆動機
構のものである。特別な駆動機構は、巻き取りパッケー
ジSの運転再開が正確に制御されるように、例えば制御
装置Cにより制御されるものであることが重要である。
制御装置Cは、さらに、撚りスピンドルAを駆動して回
転させる駆動系7の運転の復帰または継続を制御する。
巻き取りパッケージSの時間的遅れをもった運転再開
は、制御装置が駆動系7によって撚りスピンドルAの駆
動回転を復帰させた後に、開始するように制御装置Cに
より制御される。
【0025】制御装置Cの作動を支援する支援ソフトウ
ェアは、本発明の範囲ではないが、特に、単位時間当た
りのスピンドル回転、単位メートル当たりの撚り、及び
撚りスピンドルの作動時間を考慮したものとすることが
できる。
ェアは、本発明の範囲ではないが、特に、単位時間当た
りのスピンドル回転、単位メートル当たりの撚り、及び
撚りスピンドルの作動時間を考慮したものとすることが
できる。
【0026】図1に概略的に示すように、継糸装置6、
及び、それと共にまた、結糸あるいは継糸位置は、糸供
給装置2と端部が尾状のガイド1との間に設置される。
及び、それと共にまた、結糸あるいは継糸位置は、糸供
給装置2と端部が尾状のガイド1との間に設置される。
【0027】参考までに、明細書は、2001年5月1
8日付のドイツ優先権明細書10124270,0−2
6の記載を含んでいる。
8日付のドイツ優先権明細書10124270,0−2
6の記載を含んでいる。
【0028】本発明は、明細書及び図面の特定の記載に
よって何ら限定されるものではなく、また、特許請求の
範囲内におけるいかなる変形をも包含することは言うま
でもない。
よって何ら限定されるものではなく、また、特許請求の
範囲内におけるいかなる変形をも包含することは言うま
でもない。
【0029】
【発明の効果】本発明の方法により、糸切れが生じた後
に、継糸または結糸位置の区域にある糸が、実質的に完
全な撚り−即ち、所定の撚りを有するように、撚糸装置
の運転を復帰させることが簡単にできる。
に、継糸または結糸位置の区域にある糸が、実質的に完
全な撚り−即ち、所定の撚りを有するように、撚糸装置
の運転を復帰させることが簡単にできる。
【図1】巻き取り装置とダブル−ツイスト撚糸スピンド
ルを有する撚糸装置の一部を示す概略図である。
ルを有する撚糸装置の一部を示す概略図である。
1…糸ガイド 2…糸供給要素 3…糸導路 5…摩擦駆動ローラ 6…継糸装置 7…駆動系 A…撚糸スピンドル B…巻き取り装置 C…制御装置 S…巻き取りパッケージ
Claims (3)
- 【請求項1】 所定の撚りを糸に付与する撚糸装置にお
いて、撚糸装置の撚りスピンドルと撚糸装置の巻き取り
パッケージの間を走行している糸が切れた後に撚糸装置
の運転を復帰させる方法であって、 巻き取りパッケージから撚り糸端部を引き出すこと、 該引き出した撚り糸端部が完全な撚り回転を持った部分
を有する範囲まで、一旦、該引き出した撚り糸端部を巻
き取りパッケージから引き出して、該引き出した撚り糸
端部を固定点で確保すること、 該固定点の下方で、続いて、この撚り糸の範囲を撚りス
ピンドルからの糸の紡ぎ糸端部と相互に連結するため
に、該撚り糸端部の十分な範囲が利用できるように選択
された切断位置で、該引き出した撚り糸端部を切断する
こと、 巻き取りパッケージからの撚り糸端部を、撚りスピンド
ルからの糸の紡ぎ糸端部と互いに結糸すること及び継糸
することのいずれかにより、相互に連結すること、 撚りスピンドルの運転を再開すること、及び、 完全な撚り糸が有すべき所定の撚りが、糸端部が相互に
連結された位置を通して該固定点に伝わるような時間の
遅れをもった撚りスピンドルの運転の再開に対して、時
間的に遅れた状態で巻き取りパッケージの運転を再開す
ること、からなる撚糸装置の運転を復旧する方法。 - 【請求項2】 さらに、撚りスピンドルの運転の再開後
に起る、時間的な遅れをもった巻き取りパッケージの運
転の再開を、制御装置により制御することを有する請求
項1に記載の方法。 - 【請求項3】 単位時間当りのスピンドルの回転、単位
メートル当りの撚り及びスピンドルの高走行時間の少な
くとも1つを考慮して、時間的な遅れをもった巻き取り
パッケージの運転の再開を定める請求項1に記載の方
法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE10124270.0 | 2001-05-18 | ||
DE10124270A DE10124270A1 (de) | 2001-05-18 | 2001-05-18 | Verfahren zum "Wiederinbetriebsetzen einer Zwirneinrichtung nach einem Fadenbruch" |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002371440A true JP2002371440A (ja) | 2002-12-26 |
Family
ID=7685285
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002141663A Pending JP2002371440A (ja) | 2001-05-18 | 2002-05-16 | 糸切れの後に撚糸装置の運転を復帰させる方法 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20020170283A1 (ja) |
EP (1) | EP1258546A3 (ja) |
JP (1) | JP2002371440A (ja) |
CN (1) | CN1386694A (ja) |
CZ (1) | CZ20021590A3 (ja) |
DE (1) | DE10124270A1 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3700706B2 (ja) * | 2003-03-13 | 2005-09-28 | 村田機械株式会社 | 紡績機 |
CN104020002B (zh) * | 2014-06-10 | 2016-07-27 | 南乐县睿翼纺织品有限公司 | 一种空气捻结器质量检验装置及方法 |
EP3748054B1 (en) * | 2019-06-06 | 2023-02-22 | Lakshmi Machine Works Ltd. | Ring spinning machine comprising a lappet tilting apparatus and an automatic yarn piecing assembly |
CN112111817B (zh) * | 2019-06-19 | 2021-12-10 | 铜陵松宝智能装备股份有限公司 | 一种环锭细纱机自动接头方法 |
CN115125637B (zh) * | 2022-06-14 | 2023-07-28 | 常州宏双纺机有限公司 | 一种智能高速平衡定位旋转式加捻机 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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