JP2002369573A - ブラシレスモータ駆動装置 - Google Patents

ブラシレスモータ駆動装置

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JP2002369573A JP2001172513A JP2001172513A JP2002369573A JP 2002369573 A JP2002369573 A JP 2002369573A JP 2001172513 A JP2001172513 A JP 2001172513A JP 2001172513 A JP2001172513 A JP 2001172513A JP 2002369573 A JP2002369573 A JP 2002369573A
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邦夫 関
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P6/00Arrangements for controlling synchronous motors or other dynamo-electric motors using electronic commutation dependent on the rotor position; Electronic commutators therefor
    • H02P6/10Arrangements for controlling torque ripple, e.g. providing reduced torque ripple
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P6/00Arrangements for controlling synchronous motors or other dynamo-electric motors using electronic commutation dependent on the rotor position; Electronic commutators therefor
    • H02P6/14Electronic commutators
    • H02P6/16Circuit arrangements for detecting position
    • H02P6/18Circuit arrangements for detecting position without separate position detecting elements
    • H02P6/182Circuit arrangements for detecting position without separate position detecting elements using back-emf in windings
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転数が大きく変動してもステータ巻線の逆
起電力の位相に対して所定の位相差をもって相切り替え
を行なうことができ、これによってトルクの変動を抑え
駆動効率を常に最適に保つことが可能な3相ブラシレス
モータの駆動装置を提供する。 【解決手段】 3相ブラシレスモータの駆動装置におい
て、逆起電力検出回路が検出する逆起電力のゼロクロス
周期を計時する第1のカウンタ回路と、該カウンタ回路
の計数値を2倍の周波数のクロックで計数する第2カウ
ンタ回路を備え、第2カウンタ回路の出力で相切り替え
のタイミングを決定するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多相ブラシレスモータ
さらにはセンサレスモータの駆動制御技術に関し、特に
トルクリップルを抑えむらの少ない回転を可能にするモ
ータ駆動制御技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】3相ブラシレスモータは、駆動効率が高
いこと、トルクリップルが小さいこと、回転方向の切り
替えが容易なことなどの理由から、パーソナルコンピュ
ータの各種ディスク装置やポータブルAV機器、その他
各種OA機器の主モータとして多用されている。近年、
これらの装置に用いる3相ブラシレスモータは、ホール
素子等の位置検出素子を用いないいわゆるセンサレスタ
イプの比率が増えつつあり、専用の駆動ICが多数実用
化されている。
【0003】センサレスモータにおいては、その回転を
維持するため、非通電相に発生する逆起電力のゼロクロ
スタイミングを逆起電力検出回路によって検出し、その
検出結果にもとづいてステータ巻線に流す電流のパスを
切り替える手法が一般に採用されている。
【0004】一方、逆起電力とトルク定数とは1対1つ
まり位相が同一の関係にあることから、逆起電力のゼロ
クロスのタイミングと、ステータ巻線の各相のトルク定
数が互いにクロスするタイミングとの間には、電気角に
して30度の位相ずれが存在する。すなわち、逆起電力
のゼロクロスタイミングの位相の方が、トルク定数の相
互クロスタイミングの位相よりも30度進んでいる。
【0005】したがって、ゼロクロスのタイミングで直
ちに通電相の切り替えを行うと大きなトルクリップルが
発生する。特に3相半波駆動ブラシレスモータでは、通
電相の切り替え直後にトルクが一瞬ゼロになる。この結
果トルクリップルが増大するのみならず、平均トルク定
数も著しく低下し効率が悪化する。
【0006】上記トルクリップルを低減するため、従来
のセンサレスモータの駆動制御技術では、逆起電力を発
生するステータ巻線と逆起電力検出回路との間に時定数
回路を挿入して、逆起電力検出回路に入力される逆起電
力の位相を約30度遅らせることで、逆起電力のゼロク
ロスタイミングとトルク定数の相互クロスタイミングを
一致させる方法が採られていた。
【0007】図1にこの様子を示す。図1は、上から順
に、ステータ巻線の逆起電力、時定数回路で位相シフト
された逆起電力検出回路への入力電圧、逆起電力検出回
路が捕らえたゼロクロスタイミングに基づいて生成され
た回転信号RTS、各ステータス巻線U相、V相、W相
の駆動電流、回転中に発生するトルクリップルを示す。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図1を参照すると分か
るように、ステータ巻線の逆起電力と逆起電力検出回路
の入力電圧の位相差がちょうど30度になるように時定
数回路の時定数を設定すれば、トルクリップルを13%
程度に抑えることができる。ただし、この方法は、常に
一定回転数でモータを回転させる用途には適用できる
が、回転数が常に変動するような用途、あるいは一定回
転数であっても機種によって回転数が異なる用途では、
回転数によって逆起電力の周波数が変動するため、いち
いち時定数を調整する必要があるので、駆動回路を集積
回路化する上では障害となる。
【0009】たとえば図2は、ステータ巻線と逆起電力
検出回路の間の時定数は図1のままで、回転数が半分に
なったときの様子を示す。回転数が半分になると逆起電
力の周波数も半分すなわち周期は2倍になるが時定数回
路による逆起電力検出回路への入力の位相シフト量は同
じであるため、逆起電力とトルク定数との位相差は図1
の半分である15度になる。この結果、トルクリップル
は13.3%から29%と著しく増大する。図示しない
が、回転数が10分の1になると、さらにトルクリップ
ルが大きくなることは容易に想像できる。そして、その
場合には、トルクリップルは約50%にまで達してしま
う。
【0010】図3は、従来の他のリップル低減技術を適
用した場合のタイミングを示す。この方法は、逆起電力
のゼロクロスタイミングでなる回転信号RTSの半周期
は電気角で60度であり、この回転信号RTSからは位
相差30度のタイミングが得られないことに着目して、
VCO(電圧制御発振回路)とPLL(フェーズロック
ドループ)技術を用いて、回転信号RTSの4倍または
2倍の周波数の発振信号を生成させることで、電気角3
0度の周期を新たに発生させ、相切り替えタイミングに
利用している。
【0011】この方法に従うと、PLLのロックが外れ
ない限り回転数が変動しても常に最適な相切り替えタイ
ミングを得ることができる。しかし、PLLにおいて
は、ループの安定性を確保するために容量素子などから
なる位相補償回路が不可欠であり、回転数が10倍を越
えるような広い範囲でPLLループの安定性を確保する
のはかなりの技術的困難を伴う。また、回転数レンジが
広くなればなるほど位相補償の容量値を大きくしなけれ
ばならないため、位相補償回路が持つ時定数によって、
回転数が変化したときの追従性が悪くなりトルクリップ
ルが大きくなるという問題が発生してくる。
【0012】本発明の目的は、回転数が最小と最大で例
えば10倍のように大きく変動してもステータ巻線の逆
起電力の位相に対して所定の位相差をもって相切り替え
を行なうことができ、これによってトルクの変動を抑え
駆動効率を常に最適に保つことが可能な3相ブラシレス
モータの駆動制御技術を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、3相ブラシレ
スモータの駆動装置において、逆起電力検出回路が検出
する逆起電力のゼロクロス周期を計時する第1のカウン
タ回路と、該カウンタ回路の計数値を2倍の周波数のク
ロックで計数する第2カウンタ回路を備え、第2カウン
タ回路の出力で相切り替えのタイミングを決定するよう
にしたものである。
【0014】より詳しくは、複数相のステータ巻線を備
えたブラシレスモータの各相の巻線に流す電流を切り替
えることでモータを回転駆動する多相ブラシレスモータ
駆動装置において、各相のステータ巻線に選択的に通電
する出力回路と、上記巻線のうち非通電相の巻線に誘起
される逆起電力を検出する逆起電力検出回路と、上記逆
起電力検出回路の検出信号に基づいて上記出力回路を制
御する制御ロジック回路と、該制御ロジック回路から上
記出力回路に供給される制御信号の始期と終期を決定す
るタイミング制御回路と、上記制御ロジック回路および
タイミング制御回路で必要とするクロック信号を発生す
るクロック発生回路とを備え、上記タイミング制御回路
は、クロック発生回路で発生された第1のクロック信号
を計数して上記逆起電力検出回路の検出信号の周期を計
時する第1のカウンタ回路と、該第1のカウンタ回路の
計数値を上記第1のクロック信号の2倍の周波数を有す
る第2のクロック信号で計数する第2のカウンタ回路を
有し、第2のカウンタ回路の出力の立ち上がりまたは立
下りのタイミングで上記出力回路に供給される制御信号
の始期と終期を決定するように構成した。
【0015】上記した手段によれば、逆起電力のゼロク
ロス点から相切り替えタイミングまでの位相差を、クロ
ック信号を計数するカウンタ回路により生成するため、
カウンタ回路がオーバーフローしない限り回転数が変動
しても安定した位相差を得ることができ、これにより、
ブラシレスモータの駆動効率を最適に保ちつつトルクリ
ップルを減少させ、回転むらが少なく騒音の小さなモー
タ駆動装置を実現することができる。
【0016】また、望ましくは、上記クロック発生回路
は、モータの逆起電力周波数の100倍以上の周波数の
基準クロック信号を発生し、上記制御回路は該基準クロ
ック信号に基づいて動作するように構成する。これによ
り、制御ロジック回路が逆起電力の検出信号に基づく回
転信号の変化を捕らえて一連の制御信号を生成し、この
制御信号によりカウンタ回路が動作して相切り替えタイ
ミング信号が出力されるまでの遅延時間を、ほとんど無
視できる程度に小さくすることができ、制御ロジック回
路の応答性の向上させることができる。
【0017】ここで、上記制御回路は、上記出力回路に
より上記各巻線を全波駆動するように構成されていても
良いし、上記出力回路により上記各巻線を半波駆動する
ように構成されていても良い。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施態様
を、図面を参照しながら説明する。図4は、本発明を適
用して有効な3相全波駆動ブラシレスモータの駆動回路
の構成例を示す。U,V,Wはモータのステータコアに
巻かれている3相のステータ巻線、Q1〜Q6はステー
タ巻線U,V,Wに駆動電流を流す出力トランジスタ、
11は各巻線の非通電相の逆起電力のゼロクロス点から
回転時のロータマグネットの位置を検出する逆起電力検
出回路、13は駆動回路全体を監視、制御する制御ロジ
ック回路、14は制御ロジック回路13による駆動制御
に必要なクロック信号を発生するクロック発生回路、1
5は相切り替えのタイミング信号を生成するタイミング
設定回路を示す。
【0019】上記逆起電力検出回路11は、例えば各巻
線の一端が接続される出力端子の電位と各巻線の他端が
共通に接続されるセンタータップCTの電位とをそれぞ
れ比較するコンパレータと、これらのコンパレータの出
力のいずれかが立ち上がるごとに出力が反転するトリガ
型のフリップフロップなどによって構成され、いずれか
の巻線の逆起電力のゼロクロスタイミングごとにハイレ
ベルとロウレベルに変化される回転信号RTSを出力す
る。なお、上記回路以外にも、例えば図4の駆動回路が
モノリシック集積回路化された場合にチップ温度の異常
な上昇を検出する温度検出回路などが必要に応じて設け
られる。
【0020】図5は、上記タイミング設定回路14の構
成例を示す。図5において、14はモータの逆起電力周
波数よりも充分に高い周波数の発振信号を発生する発振
回路を含むクロック発生回路、42はクロック発生回路
14で発生されたクロック信号CLK0を1/N(Nは
正の整数)に分周する分周回路、43は分周回路42で
分周されたクロック信号をさらに1/2に分周する分周
回路、44は分周回路43から出力されるクロック信号
CLK1(周波数f1)を計数する第1カウンタ回路、
45は分周回路42から出力されるクロック信号CLK
2(周波数2f1)を計数する第2カウンタ回路であ
る。CLK0の周波数f0はCLK2に比べ十分に高く
なるように、分周回路42における分周比Nが例えば
「10」以上に設定される。
【0021】上記クロック発生回路14で発生されたク
ロック信号CLK0は上記分周回路42の他、前記制御
ロジック回路13へも動作クロック信号として供給され
る。第1カウンタ回路44および第2カウンタ回路45
は、それぞれ同じビット数を持ち、制御ロジック回路1
3からの指令に従って計数動作を行なう。第1カウンタ
回路44はたとえばUPカウンタ回路で構成され、第2
カウンタ回路45はたとえばDOWNカウンタ回路で構
成される。第2カウンタ回路45は、例えば計時中には
ハイレベルの信号を出力し、計時が終了する(計数値が
0になる)とロウレベルの信号を出力するように構成さ
れている。
【0022】次に、上記のような構成を有する本実施例
の駆動回路による3相全波駆動ブラシレスモータの動作
を説明する。逆起電力検出回路12は、逆起電力のゼロ
クロスタイミングを検出し、非通電相のゼロクロスタイ
ミングごとにハイレベルとロウレベルに変化される電気
角で120度を1周期とする回転信号RTSを生成し、
制御ロジック回路13へ出力する。制御ロジック回路1
3は、この回転信号RTSの立ち上がりまたは立下りの
変化があるごとに以下のような制御信号S1,S2を第
1および第2カウンタ回路44および45に順次送る。
【0023】第1カウンタ回路44は制御ロジック回路
13からの制御信号S1を受けるとそのカウント動作を
停止する。次に、第1カウンタ回路44の計数値CNが
第2カウンタ回路45にセットされ、次に第1カウンタ
回路44はリセットする。そして、第1カウンタ回路4
4および第2カウンタ回路45は計数動作を開始する。
回転信号RTSの立ち上がりまたは立下りの変化がある
ごとに以上の動作を繰り返す。
【0024】第1カウンタ回路44はUPカウンタ回路
であり回転信号RTSによりリセットを繰り返されるた
め回転信号RTSの半周期(電気角60度に相当)ごと
の時間を計時し、第2カウンタ回路45はDOWNカウ
ンタ回路であり第1カウンタ回路44のクロックCLK
1の2倍の周波数のクロックCLK2を計数するため、
回転信号RTSの半周期の1/2の時間、すなわち電気
角30度相当を計時することとなる。そして、この第2
カウンタ回路45のカウントアップ信号が相切り替えタ
イミング信号PCSとして制御ロジック回路13に供給
され、制御ロジック回路13はこのタイミング信号に従
って各相の巻線に流す電流の向きを切り替える制御を行
なう。
【0025】この実施例においては、逆起電力のゼロク
ロスタイミングから相切り替えタイミングまでの位相シ
フトの精度は2つのカウンタ回路44および45のビッ
ト数で決まる。従って、例えば±3度以内の精度が必要
ならば少なくとも5ビットのカウンタ回路を使用すれば
よい。
【0026】一方、制御ロジック回路13に入力される
クロックCLK0の周波数は、回転信号RTSの100
倍以上に設定されるので、回転信号RTSの変化を捕ら
えてから制御ロジック回路13が一連の制御信号を発す
るのに要する時間は、回転信号RTSの周期に比べて非
常に短い(4%程度)。従って、制御ロジック回路13
が回転信号RTSの変化を捕らえて一連の制御信号を生
成し、この制御信号によりカウンタ回路44,45が動
作して相切り替えタイミング信号が出力されるまでの遅
延時間は、ほとんど無視できる程度で済む。
【0027】図6は、本発明を3相全波ブラシレスモー
タの駆動回路に適用した場合の回転時タイミングチャー
トを示す。図6は、上から順に、巻線に発生する逆起電
力、逆起電力検出回路12から出力される回転信号RT
S、第2カウンタ回路45の出力、U、V、W相駆動電
流、トルクリップルを示す。回転信号RTSの半周期ご
との時間を第1カウンタ回路44で計時し、次の半周期
で第2カウンタ回路45を用いて第1カウンタ回路44
で計時した時間の半分の時間を計時する。これによっ
て、逆起電力のゼロクロスタイミングからほとんど時間
遅れ無く、電気角30度のタイミングを抽出できるの
で、回転数が時々刻々変化するような用途でも、常にト
ルクリップルが小さい理想的な3相全波駆動ブラシレス
モータの駆動が可能になる。
【0028】本実施例においては、第1カウンタ回路4
4および第2カウンタ回路45に入力されるクロックの
周波数比で、逆起電力のゼロクロスタイミングから相切
り替えタイミングまでの位相差が決まる。この位相差
は、モータの回転数とは無関係であり、時定数回路を使
用しないで済むので追従性の問題も発生しない。また、
カウンタ回路がオーバーフローしないかぎり位相差は変
わらないので、使用する回転数範囲が決まったらカウン
タ回路がオーバーフローしないように設計しておきさえ
すれば、全回転数範囲でトルクリップルの小さな理想的
な駆動制御が可能になる。
【0029】さらに、クロック周波数の絶対値がばらつ
いても各カウンタ回路に入力されるクロックの周波数比
がずれない限り設定した位相シフトは維持されるので、
クロック生成回路を集積回路に組み込むのも容易であ
る。
【0030】図7は、本発明を3相ブラシレスモータの
半波駆動回路に適用した場合の回転時タイミングチャー
トを示す。3相半波ブラシレスモータの駆動回路は、図
4の回路における出力トランジスタQ1,Q3,Q5を
省略(またはQ2,Q4,Q6を省略)し、センタータ
ップCTを電源電圧Vcc(または接地電位)に接続す
ることにより構成することができるので、図示を省略す
る。
【0031】半波駆動方式の場合、逆起電力が正または
負のどちらか一方のときにだけ巻線に通電する。図7に
は、逆起電力が負のときに通電する例を示す。この実施
例の場合にも、回転信号RTSの半周期を第1カウンタ
回路44でアップカウントし、次の半周期で半分の時間
を第2カウンタ回路45でダウンカウントし、カウント
値「0」のタイミングを相切り替えに用いる。これによ
り、回転数が変動する場合にも発生するトルクリップル
を小さくすることができる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では回転数
が大きく変動してもステータ巻線の逆起電力の位相に対
して所定の位相差をもって相切り替えを行なうことがで
き、これによってトルクの変動を抑え駆動効率を常に最
適に保つことが可能な多相ブラシレスモータの駆動回路
を実現することができる。なお、本発明に係るブラシレ
スモータ制御技術は、3相ブラシレスモータのみでな
く、2相全波駆動ブラシレスモータの駆動回路にも適用
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の3相ブラシレスモータ全波駆動回路の回
転時の各信号の変化の様子を示すタイミングチャートで
ある。
【図2】図1のタイミングで動作する3相ブラシレスモ
ータの回転数が半分になった時の各信号の変化の様子を
示すタイミングチャートである。
【図3】従来の他の3相ブラシレスモータ全波駆動回路
の回転時の各信号の変化の様子を示すタイミングチャー
トである。
【図4】本発明を適用して有効な3相全波ブラシレスモ
ータの駆動回路の構成例を示すブロック図である。
【図5】図4のタイミング設定回路のを示すブロック図
である。
【図6】本発明を適用した3相ブラシレスモータ全波駆
動回路の回転時の各信号の変化の様子を示すタイミング
チャートであるである。
【図7】本発明を適用した3相ブラシレスモータ半波駆
動回路の回転時の各信号の変化の様子を示すタイミング
チャートであるである。
【符号の説明】
U 第1の相の巻き線 V 第2の相の巻き線 W 第3の相の巻き線 11 逆起電力検出回路 13 制御ロジック回路 14 クロック発生回路 15 タイミング設定回路 42,43 分周回路 44 第1カウンタ回路 45 第2カウンタ回路 Q1〜Q6 出力トランジスタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数相のステータ巻線を備えたブラシレ
    スモータの各相の巻線に流す電流を切り替えることでモ
    ータを回転駆動する多相ブラシレスモータ駆動装置であ
    って、 各相のステータ巻線に選択的に通電する出力回路と、上
    記巻線のうち非通電相の巻線に誘起される逆起電力を検
    出する逆起電力検出回路と、上記逆起電力検出回路の検
    出信号に基づいて上記出力回路を制御する制御ロジック
    回路と、該制御ロジック回路から上記出力回路に供給さ
    れる制御信号の始期と終期を決定するタイミング制御回
    路と、上記制御ロジック回路およびタイミング制御回路
    で必要とするクロック信号を発生するクロック発生回路
    とを備え、 上記タイミング制御回路は、クロック発生回路で発生さ
    れた第1のクロック信号を計数して上記逆起電力検出回
    路の検出信号の周期を計時する第1のカウンタ回路と、
    該第1のカウンタ回路の計数値を上記第1のクロック信
    号の2倍の周波数を有する第2のクロック信号で計数す
    る第2のカウンタ回路を有し、第2のカウンタ回路の出
    力の立ち上がりまたは立下りのタイミングで上記出力回
    路に供給される制御信号の始期と終期を決定することを
    特徴とするブラシレスモータ駆動装置。
  2. 【請求項2】 上記クロック発生回路は、モータの逆起
    電力周波数の100倍以上の周波数の基準クロック信号
    を発生し、上記制御回路は該基準クロック信号に基づい
    て動作するように構成されていることを特徴とする請求
    項1に記載のブラシレスモータ駆動装置。
  3. 【請求項3】 上記制御回路は、上記出力回路により上
    記各巻線を全波駆動するように構成されていることを特
    徴とする請求項1または2に記載のブラシレスモータ駆
    動装置。
  4. 【請求項4】 上記制御回路は、上記出力回路により上
    記各巻線を半波駆動するように構成されていることを特
    徴とする請求項1または2に記載のブラシレスモータ駆
    動装置。
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