JP2002363648A - カムシャフトの焼入装置 - Google Patents

カムシャフトの焼入装置

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JP2002363648A JP2001167402A JP2001167402A JP2002363648A JP 2002363648 A JP2002363648 A JP 2002363648A JP 2001167402 A JP2001167402 A JP 2001167402A JP 2001167402 A JP2001167402 A JP 2001167402A JP 2002363648 A JP2002363648 A JP 2002363648A
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cam
camshaft
heating
center
heating coil
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Eizo Nagao
英三 長尾
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ジャーナル部の誘導焼入の防止、カムの集中
的加熱の防止を図る。 【構成】 異位相の吸気側カムWA1 、排気側カムWA2 が
形成されたカムシャフトのカムWA1,WA2 を焼入する。吸
気側カムWA1 を加熱する吸気側用加熱コイル110 、排気
側カムWA2 を加熱する排気側加熱コイル120 、吸気側用
加熱コイル110の中心と吸気側カムWA1 のカム軸の中心W
Oとをずらし、排気側用加熱コイル120 の中心と排気側
カムWA2 の前記中心WOとをずらし、加熱コイル110,120
をカムWA1,WA2 の中心で公転運動させる駆動機構150 、
カムWA1,WA2の冷却機構及びジャーナル部に対向するコ
ンセントリングを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カムシャフトに形
成されたカムの周面に誘導焼入を施すカムシャフトの焼
入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カムシャフトに形成されたカムの周面に
誘導焼入を施すには、カムシャフトを回転可能に支持し
ておき、カムシャフトをカムシャフトの中心を中心とし
て回転させつつ、カムの周面に対向配置した加熱コイル
で誘導加熱を行うようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カムの
誘導焼入の際に、カムに隣接して設けられているジャー
ナル部までが誘導加熱されることがあった。このジャー
ナル部は、カムの誘導焼入の後に切削加工工程があるた
め、誘導焼入されると、切削加工ができなくなるという
問題がある。
【0004】また、カムの周面を誘導加熱する加熱コイ
ルは、周面に対向する加熱導体部が円形に形成されてい
るため、カムの凸部と加熱導体部との間のギャップは、
カムの他の部分と加熱導体部との間のギャップより小さ
くなっている。このため、カムの凸部に形成される焼入
層は、他の部分に形成される焼入層より深くなるという
焼入層の深さの不均一が生じていた。
【0005】本発明は上記事情に鑑みて創案されたもの
であって、ジャーナル部に対する誘導焼入の未然防止と
いう問題や、カムの凸部への集中的な加熱という問題を
解消することができるカムシャフトの焼入装置を提供す
ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るカムシャフ
トの焼入装置は、位相の異なる複数種類のカムが形成さ
れたカムシャフトのカムの周面を同時に誘導焼入するカ
ムシャフトの焼入装置であって、前記カムの周面を加熱
する加熱導体部が円形の複数個の加熱コイルと、この加
熱コイルに電流を供給するトランスと、前記加熱コイル
の加熱導体部の中心と前記カム軸の中心とをずらせた状
態で、前記加熱コイルをカムを中心として公転運動をさ
せる駆動機構と、加熱されたカムを冷却する冷却機構
と、前記カムに隣接するジャーナル部に対向するコンセ
ントリングとを備えており、前記加熱コイルは、位相を
同じくするものが同一のトランスから直列に電流を供給
されるようになっている。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施の形態
に係るカムシャフトの焼入装置の概略的構成図、図2は
本発明の第1の実施の形態に係るカムシャフトの焼入装
置の要部の概略的構成図、図3は本発明の第1の実施の
形態に係るカムシャフトの焼入装置の駆動機構を示す概
略的構成図、図4は第1の実施の形態に係るカムシャフ
トの加熱コイルとカムとの関係を示す概略的説明図、図
5は本発明の第1の実施の形態に係るカムシャフトの焼
入装置における加熱コイルとカムとの関係を示す概略的
説明図、図6は第1の実施の形態に係るカムシャフトの
駆動機構の要部を示す概略的説明図、図7は本発明の第
1の実施の形態に係るカムシャフトの焼入装置によって
誘導焼入が施されるカムシャフトの図面であって、同図
(A)は概略的正面図、同図(B)は概略的側面図、図
8は本発明の第2の実施の形態に係るカムシャフトの焼
入装置の概略的構成図、図9は本発明の第3の実施の形
態に係るカムシャフトの焼入装置の要部の概略的構成
図、図10は本発明の第4の実施の形態に係るカムシャ
フトの焼入装置の要部の概略的構成図、図11は本発明
の第4の実施の形態に係るカムシャフトの焼入装置の概
略的構成図である。
【0008】本発明の第1の実施の形態に係るカムシャ
フトの焼入装置100の説明の前に、このカムシャフト
の焼入装置100によって2組のカム、すなわち吸気側
カムWA1と排気側カムWA2とが誘導焼入されるカム
シャフトWAについて、図7を参照しつつ説明する。こ
のカムシャフトWAには、位相が異なる2種類のカム、
すなわち3つの吸気側カムWA1と、この吸気側カムW
A1の外側に配置される2つの排気側カムWA2とが設
けられている。そし、吸気側カムWA1と排気側カムW
A2との位相は120°異なっている。例えば、吸気側
カムWA1は半径がr1の円の一部を外側に向かって突
出させたもので、最も突出した最外端部Aと前記円の中
心、すなわち吸気側カムWA1のカム軸の中心WOとの
間の距離をr2としている。従って、この吸気側カムW
A1のカム軸の中心WOから最も遠い位置を最外端部A
とし、この最外端部Aと吸気側カムWA1のカム軸の中
心とを結ぶ直線の延長線上には、反対側の反対側端部B
がある。また、このカムシャフトWAの両側には、ジャ
ーナル部WAJが設けられている。前記吸気側カムWA
1と排気側カムWA2とは、それぞれ中心をカムシャフ
トWAのカム軸の中心WOと同じくしている。なお、以
下の説明では、カムシャフトWAの中心と、両カムWA
1、WA2の中心とは同一であるから、同一のWOで示
すことにする。
【0009】本発明の第1の実施の形態に係るカムシャ
フトの焼入装置100は、位相の120°異なる吸気側
カムWA1と排気側カムWA2とが形成されたカムシャ
フトWAの両カムWA1、WA2の周面を同時に誘導焼
入するカムシャフトの焼入装置であって、吸気側カムW
A1の周面を加熱する加熱導体部111が円形の3つの
吸気側用加熱コイル110と、排気側カムWA2の周面
を加熱する加熱導体部121が円形の2つの排気側加熱
コイル120と、前記吸気側用加熱コイル110に電流
を供給する吸気側用トランス130と、前記排気側用加
熱コイル120に電流を供給する排気側用トランス14
0と、前記吸気側用加熱コイル110の加熱導体部11
1の中心111Aと吸気側カムWA1のカム軸の中心W
Oとをずらせ、かつ前記排気側用加熱コイル120の加
熱導体部121の中心121Aと前記排気側カムWA2
のカム軸の中心WOとをずらせた状態で、前記両加熱コ
イル110、120を両カムWA1、WA2のカム軸の
中心111A、121Aとした公転運動をさせる駆動機
構150と、加熱された両カムWA1、WA2を冷却す
る冷却機構(図示省略)と、カムシャフトWAの両端部
に設けられたジャーナル部WAJに対向するコンセント
リング160とを備えている。
【0010】前記3つの吸気側用加熱コイル110は、
円形の加熱導体部111と、この加熱導体部111と吸
気側用トランス130とを接続する一対の給電導体部1
12とを有している。これら3つの吸気側用加熱コイル
110は、1つの吸気側用トランス130に直列に接続
されている。
【0011】また、前記2つの排気側用加熱コイル12
0は、円形の加熱導体部121と、この加熱導体部12
1と排気側用トランス140とを接続する一対の給電導
体部122とを有している。これら2つの排気側用加熱
コイル120は、1つの排気側用トランス140に直列
に接続されている。
【0012】なお、この吸気側加熱コイル110及び排
気側加熱コイル120は、銅製のパイプを折曲形成して
形成されている。この吸気側加熱コイル110及び排気
側加熱コイル120は自身の過熱を防止するため、内部
に冷却水が循環されるようになっている。
【0013】両加熱コイル110、120とも、基本的
構成はほぼ同一であるが、図7に示すように、吸気側カ
ムWA1と排気側カムWA2とではその厚さ寸法や焼入
パターンが異なるので、それぞれの加熱導体部111、
121の幅寸法はそれぞれの加熱対象であるカムWA
1、WA2に対する焼入パターン等を考慮して決定され
ている。
【0014】前記駆動機構150は、吸気側用トランス
130が載置される吸気側載置151と、排気側用トラ
ンス140が載置される排気側載置台152と、両載置
台151、152の下面にそれぞれ設けられた軸受け1
53、154と、この軸受け153、154にそれぞれ
連結された偏心カム155、156と、この偏心カム1
55、156にそれぞれ連結された回転軸157、15
8と、この回転軸157、158に回転力を与える駆動
部159とを有している。前記偏心カム155、156
のカム軸の中心155A、156Aと、回転軸157、
158の中心157A、158Aとは一致せず、回転軸
157、158の中心157A、158Aの方が両加熱
コイル110、120の偏心量(r1−r2)/2だけ
外側にずれている。さらに、排気側カムWA2と吸気側
カムWA1とは位相が120°ずれているから、両カム
WA1、WA2に対応した偏心カム155、156も位
相が120°ずれることになる。
【0015】例えば、吸気側カムWA1に対応した側の
偏心カム155の偏心量(r1−r2)/2は、吸気側
カムWA1のカム軸の中心WOから最も遠い位置の最外
端部Aと吸気側カムWA1の中心との間の距離をr1、
両者の間を結ぶ直線の延長線上の位置の反対側端部Bと
吸気側カムWA1のカム軸の中心WOとの間の距離をr
2とするとき、吸気側用加熱コイル110の公転運動の
半径であるr≒(r1−r2)/2と等しく設定されて
いる。なお、この公転運動の半径であるrは、増減がな
い方が好ましいのであるが、実際の誘導焼入に際して若
干の増減がある。
【0016】すなわち、後述するように、カムシャフト
WAのカム軸の中心WOは固定しておくため、吸気側用
加熱コイル110は、カムシャフトWAのカム軸の中心
WOを基点とした公転運動をするようになる。
【0017】一方、排気側用加熱コイル120とカムシ
ャフトWAとの関係は、位相が120°ずれているだけ
で、吸気側用加熱コイル110とカムシャフトWAとの
関係と同一である。
【0018】前記駆動部150は、カムシャフトWAを
回転駆動させる駆動モータ(図示省略)と、この駆動モ
ータの力を前記回転軸157、158に伝達する一対の
タイミングベルト159A、159Bとから構成されて
いる。このため、カムシャフトWAと、両トランス13
0、140とは同期して駆動されることになる。
【0019】また、この駆動部150は、上述したよう
に、カムシャフトWAをカムシャフトWAのカム軸の中
心WO、すなわち両カムWA1、WA2のカム軸の中心
WOを基点として回転駆動するようになっている。
【0020】なお、図示はしていないが、加熱された両
カムWA1、WA2に冷却液を噴射する冷却機構として
の冷却ジャケットが両加熱コイル110、120の周囲
に配置されている。この際、冷却ジャケットに冷却液を
供給する供給経路は、各部の動きに干渉しないようにセ
ットすることが重要である。
【0021】一方、カムシャフトWAに設けられたジャ
ーナル部WAJには、所定の間隔を有して対向した略リ
ング状のコンセントリング160が設けられている。
【0022】従って、このカムシャフトの焼入装置によ
るカムシャフトWAの誘導焼入は以下のように行われ
る。カムシャフトWAの吸気側カムWA1が吸気側用加
熱コイル110の加熱導体部111の内側に、排気側カ
ムWA2が排気側用加熱コイル120の加熱導体部12
1の内側にそれぞれなるように、カムシャフトWAを前
記駆動部150にセットする。すると、前記ジャーナル
部WAJには、コンセントリング160が対向するよう
になる。
【0023】この偏心量が(r1−r2)/2の場合、
両加熱コイル110、120に両トランス130、14
0からそれぞれ電流を供給する。また、同時に駆動部1
50の駆動モータを駆動させてカムシャフトWAを自身
のカム軸の中心WOを中心として回転させる。前記駆動
モータの力は、タイミングベルト159A、159Bに
よってそれぞれの回転軸157、158に伝達される。
このため、回転軸157、158によって公転運動させ
られる吸気側載置台151及び排気側載置台152は、
図4に示すように動く。つまり、両載置台151、15
2は、位相を120°ずらせた状態で、半径r≒(r1
−r2)/2の回転運動を行う。
【0024】両加熱コイル110、120は、両載置台
151、152に載置された両トランス130、140
に取り付けられているため、同様の回転運動を行う。例
えば、吸気側カムWA1を加熱する吸気側用加熱コイル
110は、カムシャフトWAのカム軸の中心WO、すな
わち吸気側カムWA1のカム軸の中心WOを基点として
半径r≒(r1−r2)/2の公転運動を行う。
【0025】具体的には、吸気側用加熱コイル110
は、図4に示すような運動を行う。図4(A)に示すよ
うに、吸気側カムWA1の最外端部Aが180°の位置
にある場合、吸気側カムWA1のカム軸の中心WOは吸
気側用加熱コイル110の加熱導体部111の中心11
1Aから(r1−r2)/2だけ0°の方向にずれてい
る。
【0026】カムシャフトWAが反時計方向に90°回
転した場合、すなわち図4(B)に示すように、吸気側
カムWA1の最外端部Aが270°の位置にある場合、
吸気側カムWA1のカム軸の中心WOは、吸気側用加熱
コイル110の加熱導体部111の中心111Aから
(r1−r2)/2だけ90°の方向にずれている。
【0027】また、カムシャフトWAが反時計方向にさ
らに90°回転した場合、すなわち図4(C)に示すよ
うに、吸気側カムWA1の最外端部Aが0°の位置にあ
る場合、吸気側カムWA1のカム軸の中心WOは、吸気
側用加熱コイル110の加熱導体部111の中心111
Aから(r1−r2)/2だけ180°の方向にずれて
いる。
【0028】さらに、カムシャフトWAが反時計方向に
さらに90°回転した場合、すなわち図4(D)に示す
ように、吸気側カムWA1の最外端部Aが90°の位置
にある場合、吸気側カムWA1のカム軸の中心WOは、
吸気側用加熱コイル110の加熱導体部111の中心1
11Aから(r1−r2)/2だけ270°の方向にず
れている。
【0029】すなわち、吸気側用加熱コイル110は、
吸気側カムWA1のカム軸の中心WOを中心とした半径
(r1−r2)/2の公転運動をしたことになる。
【0030】吸気側用加熱コイル110がこのような公
転運動をするので、吸気側カムWA1の最外端部Aと、
吸気側用加熱コイル110の加熱導体部111との間の
距離は、常に前記カム軸の中心WOと最外端部Aとの間
を結ぶ直線の延長線上の位置の反対側端部Bと加熱導体
部111との間の距離と略等しく保たれるため、吸気側
カムWA1の周面に対する均一な加熱が確保される。
【0031】また、排気側カムWA2の場合も吸気側カ
ムWA1と同様であるから、排気側カムWA2の最外端
部Aと、排気側用加熱コイル120の加熱導体部121
との間の距離と、反対側端部Bと加熱導体部121との
間の距離とは略等しく保たれ、排気側カムWA2の周面
に対する均一な加熱が確保される。
【0032】この両カムWA1、WA2の加熱に際し
て、ジャーナル部WAJにはコンセントリング160が
対向させられているため、ジャーナル部WAJが誘導電
流によって誘導加熱されることを減少させることができ
る。
【0033】所定の加熱が行われたならば、冷却ジャケ
ットから冷却液が噴射され、両カムWA1、WA2に誘
導焼入が施される。この際、ジャーナル部WAJに対向
するコンセントリング160には遮液部材161が設け
られているので、冷却液がジャーナル部WAJにかかる
ことはない。
【0034】上述した第1の実施の形態では、両加熱コ
イル110、120の公転運動をカムシャフトWAを回
転駆動させる駆動モータからの力で行ったが、図8に示
すように、駆動モータではなく、独立した4つのサーボ
モータ259A、259B、259C、259Dを用い
ることで公転運動を行うことも可能である。
【0035】この第2の実施の形態に係るカムシャフト
の焼入装置200では、吸気側用トランス230が載置
された吸気側載置台251の底面に左右方向のガイド2
51Aを、吸気側用トランス230の側面に上下方向の
ガイド251Bをそれぞれ設け、それぞれに対応する送
りネジ259a、259bが取り付けられた2つのサー
ボモータ259A、259Bを設けている。すなわち、
吸気側載置台251を相互に直交する2方向に移動可能
とすることで上述したカムシャフトの焼入装置100に
おける公転運動と同じ公転運動を行わせるようにしてい
るのである。
【0036】この場合には、排気用加熱コイル220も
同様の2つのサーボモータ259C、259Dや、この
サーボモータ259C、259Dによって駆動される送
りネジ259c、259dや、この送りネジ259c、
259dに対応するガイド2521A、252B等を用
いた駆動機構を設けることはいうまでもない。
【0037】このように、サーボモータ259A、25
9B、259C、259Dを用いた駆動部250は、サ
ーボモータ259A、259B、259C、259Dの
駆動を制御する制御信号を変更するだけで、比較的容易
に両加熱コイル210、220の運動の軌跡を変更する
ことが可能となる。すなわち、上述した偏心カム15
5、156やタイミングベルト159A、159B等を
利用する機械的なものであると、カムシャフトが変更に
なって公転運動の軌跡を変更する場合、偏心カム15
5、156等の交換が必要となるため、その変更にはあ
る程度の時間を必要とする。しかし、単に制御信号を変
更するだけであれば、それほどの時間を必要とないの
で、変更が容易になるという効果がある。
【0038】なお、上述した2つの実施の形態では、カ
ムシャフトとして、図7に示すものを挙げたが、本願発
明がこのカムシャフトWAのみに限定されるものでない
ことはいうまでもない。
【0039】また、上述した2つの実施の形態では、加
熱コイル110、120とコンセントリング160及び
遮液部材161とは別体のものであると説明したが、図
9に示すように、排気側用加熱コイル120の側板12
3にコンセントリング160及び遮液部材161を併設
することも可能である。排気側用加熱コイル120を構
成する側板123から絶縁物からなるアーム123Aを
延出し、このアーム123Aの先端に水冷式のコンセン
トリング160を取り付けてある。
【0040】このように、排気側用加熱コイル120に
コンセントリング160と遮液部材161とを取り付け
ると、排気側用加熱コイル120の公転運動とともに、
コンセントリング160と遮液部材161とが公転運動
をするようになる。すると、ジャーナル部WAJにおい
て最も加熱されやすい部分、すなわち排気側カムWA2
の反対側端部Bの過熱を防止することができる。
【0041】また、後述した実施の形態では、各加熱コ
イル110、120の公転運動の半径rは、各カムWA
1、WA2のカム軸の中心WOから最も遠い位置の最外
端部AとカムWA1、WA2のカム軸の中心WOとの間
の距離をr1、両者の間を結ぶ直線の延長線上に位置す
る反対側端部BとカムWA1、WA1のカム軸の中心W
Oとの間の距離をr2とするとき、カムWA1、WA2
のカム軸の中心WOを中心としたr≒(r1−r2)/
2に設定されていると説明したが、カム形状及び焼入仕
様から、0〜(r1−r2)/2の間の任意の数値にす
ることも可能である。
【0042】公転運動の半径rを1.5〜3.0mmと
すると、各加熱コイル110、120の加熱導体部11
1、121の内側にカムシャフトWAを通す場合、各カ
ムWA1、WA2が引っ掛からずにスムーズに通るとい
う効果がある。
【0043】さらに、上述した2つの実施の形態では、
1ボアずつの焼入例を示したが、図10に示すような例
えばいわゆるV6エンジンに使用される3つのボアに対
応するカムシャフトWBであってもよい。この場合に
は、各カムは、120°ずつずれた3相になるため、3
つのトランス130A、130B、130Cを使用す
る。すなわち、第1ボアの吸気側カムと第2ボアの排気
側カムとが位相を同じくし、第1ボアの排気側カムと第
3ボアの吸気側カムとが位相を同じくし、第2ボアの吸
気側カムと第3ボアの排気側カムとが位相を同じくす
る。
【0044】従って、図11に示すように、第1トラン
ス130Aは、第1ボアの吸気側カムを誘導加熱する3
つの第1の吸気側用加熱コイル110B1と、第2ボア
の排気側カムを誘導加熱する2つの第2の排気側用加熱
コイル120B2とに電流を供給するようになってい
る。なお、合計5つの各加熱コイル110B1、120
B2は、直列に接続されそれぞれの電流量が等しくなっ
ている。
【0045】また、図11に示すように、第2トランス
130Bは、第1ボアの排気側カムを誘導加熱する2つ
の第1の排気側用加熱コイル120B1と、第3ボアの
吸気側カムを誘導加熱する3つの第3の吸気側用加熱コ
イル110B3とに電流を供給するようになっている。
なお、合計5つの各加熱コイル120B1、110B3
は、直列に接続されそれぞれの電流量が等しくなってい
る。
【0046】さらに、図11に示すように、第3トラン
ス130Cは、第2ボアの吸気側カムを誘導加熱する3
つの第2の吸気側用加熱コイル110B2と、第3ボア
の排気側カムを誘導加熱する2つの第3の排気側用加熱
コイル120B3とに電流を供給するようになってい
る。なお、合計5つの各加熱コイル110B2、120
B3は、直列に接続されそれぞれの電流量が等しくなっ
ている。
【0047】なお、図10に示すように、第1の排気側
用加熱コイル120B1にはコンセントリング160B
1が、第2の排気側用加熱コイル120B2にはコンセ
ントリング160B2が、第3の排気側用加熱コイル1
120B3にはコンセントリング160B3がそれぞれ
並設されている。
【0048】
【発明の効果】本発明に係るカムシャフトの焼入装置
は、位相の異なる複数種類のカムが形成されたカムシャ
フトのカムの周面を同時に誘導焼入するカムシャフトの
焼入装置であって、前記カムの周面を加熱する加熱導体
部が円形の複数個の加熱コイルと、この加熱コイルに電
流を供給するトランスと、前記加熱コイルの加熱導体部
の中心と前記カムのカム軸の中心とをずらせた状態で、
前記加熱コイルをカムのカム軸を中心として公転運動を
させる駆動機構と、加熱されたカムを冷却する冷却機構
と、前記カムに隣接するジャーナル部に対向するコンセ
ントリングとを備えており、前記加熱コイルは、位相を
同じくするものが同一のトランスから電流を供給される
ようになっている。
【0049】このため、このカムシャフトの焼入装置に
よると、ジャーナル部の誘導焼入という問題を解消する
ことができる。
【0050】また、本発明に係る他のカムシャフトの焼
入装置は、位相の異なる複数種類のカムが形成されたカ
ムシャフトのカムの周面を同時に誘導焼入するカムシャ
フトの焼入装置であって、前記カムの周面を加熱する加
熱導体部が円形の複数個の加熱コイルと、この加熱コイ
ルに電流を供給するトランスと、前記加熱コイルの加熱
導体部の中心と前記カムのカム軸の中心とをずらせた状
態で、前記加熱コイルをカムのカム軸を中心として公転
運動をさせる駆動機構と、加熱されたカムを冷却する冷
却機構と、前記カムに隣接するジャーナル部に対向する
コンセントリングとを備えており、前記コンセントリン
グは、前記加熱コイルに併設されており、前記加熱コイ
ルは、位相を同じくするものが同一のトランスから直列
に電流を供給されるようになっている。
【0051】このカムシャフトの焼入装置であると、コ
ンセントリングが加熱コイルに併設され、加熱コイルと
同じように公転運動をするため、ジャーナル部において
最も加熱されやすい部分、すなわち排気側カムの反対側
端部の過熱を防止することができる。
【0052】また、前記カムシャフトの焼入装置におい
て、前記カムの中間から最も遠い位置の最外端部とカム
のカム軸の中心との間の距離をr1、両者の間を結ぶ直
線の延長線上に位置する反対側端部とカムのカム軸の中
心との間の距離をr2とするとき、加熱コイルの公転運
動の半径は、カムのカム軸の中心を中心としたr≒(r
1−r2)/2に設定すると、カムの最も突出した部分
であるて最外端部も他の部分と同じ程度の深さの硬化層
が形成されることになる。
【0053】また、前記コンセントリングに、前記冷却
機構からの冷却液がジャーナル部にかからないようにす
る遮液部材を取り付けると、ジャーナル部に誘導焼入が
されないので、後工程の切削加工が行えることになる。
【0054】また、コンセントリングの内径及び幅寸法
を変化させることでジャーナル部の昇温を調整可能とす
ることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るカムシャフト
の焼入装置の概略的構成図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るカムシャフト
の焼入装置の要部の概略的構成図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係るカムシャフト
の焼入装置の駆動機構を示す概略的構成図である。
【図4】第1の実施の形態に係るカムシャフトの加熱コ
イルとカムとの関係を示す概略的説明図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係るカムシャフト
の焼入装置における加熱コイルとカムとの関係を示す概
略的説明図である。
【図6】第1の実施の形態に係るカムシャフトの駆動機
構の要部を示す概略的説明図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係るカムシャフト
の焼入装置によって誘導焼入が施されるカムシャフトの
図面であって、同図(A)は概略的正面図、同図(B)
は概略的側面図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係るカムシャフト
の焼入装置の概略的構成図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態に係るカムシャフト
の焼入装置の要部の概略的構成図である。
【図10】本発明の第4の実施の形態に係るカムシャフ
トの焼入装置の要部の概略的構成図である。
【図11】本発明の第4の実施の形態に係るカムシャフ
トの焼入装置の概略的構成図である。
【符号の説明】
100 カムシャフトの焼入装置 110 吸気側加熱コイル 120 排気側加熱コイル 130 吸気側用トランス 140 排気側用トランス 150 駆動機構 160 コンセントリング 161 遮液部材 WA カムシャフト WA1 吸気側カム WA2 排気側カム WAJ ジャーナル部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J030 EA01 EB07 EB09 3K059 AA08 AB24 AD05 4K042 AA17 BA14 DA01 DB01 DD02 EA01 EA03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位相の異なる複数種類のカムが形成され
    たカムシャフトのカムの周面を同時に誘導焼入するカム
    シャフトの焼入装置において、前記カムの周面を加熱す
    る加熱導体部が円形の複数個の加熱コイルと、この加熱
    コイルに電流を供給するトランスと、前記加熱コイルの
    加熱導体部の中心と前記カム軸の中心とをずらせた状態
    で、前記加熱コイルをカムを中心として公転運動をさせ
    る駆動機構と、加熱されたカムを冷却する冷却機構と、
    前記カムに隣接するジャーナル部に対向するコンセント
    リングとを具備しており、前記加熱コイルは、位相を同
    じくするものが同一のトランスから電流を供給されるこ
    とを特徴とするカムシャフトの焼入装置。
  2. 【請求項2】 位相の異なる複数種類のカムが形成され
    たカムシャフトのカムの周面を同時に誘導焼入するカム
    シャフトの焼入装置において、前記カムの周面を加熱す
    る加熱導体部が円形の複数個の加熱コイルと、この加熱
    コイルに電流を供給するトランスと、前記加熱コイルの
    加熱導体部の中心と前記カム軸の中心とをずらせた状態
    で、前記加熱コイルをカムを中心として公転運動をさせ
    る駆動機構と、加熱されたカムを冷却する冷却機構と、
    前記カムに隣接するジャーナル部に対向するコンセント
    リングとを具備しており、前記コンセントリングは、前
    記加熱コイルに併設されており、前記加熱コイルは、位
    相を同じくするものが同一のトランスから電流を供給さ
    れることを特徴とするカムシャフトの焼入装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のカムシャフトの焼
    入装置において、前記カム軸の中心から最も遠い位置の
    最外端部とカム軸の中心との間の距離をr1、両者の間
    を結ぶ直線の延長線上に位置する反対側端部とカム軸の
    中心との間の距離をr2とするとき、加熱コイルの公転
    運動の半径は、カム軸の中心を中心とした0〜r≒(r
    1−r2)/2に設定されていることを特徴とするカム
    シャフトの焼入装置。
  4. 【請求項4】 前記コンセントリングに、前記冷却機構
    からの冷却液がジャーナル部にかからないようにする遮
    液部材を取り付けたことを特徴とする請求項1、2又は
    3記載のカムシャフトの焼入装置。
  5. 【請求項5】 コンセントリングの内径及び幅寸法を変
    化させることでジャーナル部の昇温を調整可能としてい
    ることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載のカム
    シャフトの焼入装置。
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