JP2002363291A - 生分解性ポリエステル樹脂微粒子および生分解性ポリエステル樹脂複合微粒子 - Google Patents

生分解性ポリエステル樹脂微粒子および生分解性ポリエステル樹脂複合微粒子

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種充填剤、添加剤や補強材などに利用可能
な、強度に優れた生分解性ポリエステル樹脂微粒子およ
び生分解性ポリエステル樹脂複合微粒子を提供する。 【解決手段】 下記条件(A)〜(D)をみたす生分解
性ポリエステル樹脂微粒子、および、さらに無機または
有機物質を含有させた複合微粒子。 (A)微粒子の全個数の70%以上が、長径(a)と短径
(b)の比が a/b≦1.5をみたす (B)粒子の密度が1.0〜10.0g/cm3 (C)平均粒径が0.01〜1000μm (D)圧縮時の10%変形強度が5MPa以上

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生分解性ポリエス
テル樹脂からなる微粒子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、環境への配慮から、石油原料に頼
らずしかも廃棄時にも環境への負荷の少ない生分解性樹
脂が注目されている。生分解性樹脂は物性の面で制約は
あるものの、これまでシート、フィルム、繊維、スパン
ボンド等に加工され、実用化されてきている。生分解性
樹脂の粒子形状への加工としては、これまでに特開平05
-170965等に示される生分解樹脂の発泡体や特開平09-07
8494に示される生分解性樹脂の水分散体、エマルション
などは検討がなされ、石油原料から作製した樹脂代替品
として提案されている。特に生体内などで、薬剤を徐放
するいわゆるドラッグデリバリー用途のカプセルとして
は特公平1-5005など、古くから研究・実用化がなされて
いる。
【0003】これまでに生分解性樹脂水分散体について
はいくつか提案がなされている。特開平9−77910
号公報等には澱粉誘導体が、WO9704036号には
ポリヒドロキシアルカノエートが、コロイドポリマージ
ャーナル、273巻、501頁(1995年)にはポリ
カプロラクトンが、特開平11−92712号公報には
脂肪族ジカルボン酸とグリコール類から構成される脂肪
族ポリエステルが、それぞれ開示されている。しかしな
がらこれらの生分解性樹脂はいずれも融点ないし分解温
度が低いため、使用可能な温度範囲が制限されたもので
あった。
【0004】生分解性樹脂のなかで、ポリ乳酸は、融点
ないし軟化点が約100〜170℃と比較的高く、ま
た、耐水性にも優れるため、微粒子として添加剤や機能
付与材など各種用途に好適である。このポリ乳酸系水分
散体に関しては、従来より薬剤徐放を目的としたマイク
ロカプセル化の研究が盛んに行われてきた。例えば、特
開昭63−122620号公報、特開平5−58882
号公報、特開平6−72863号公報、特開平9−11
0678号公報には、乳酸系ポリマーを用いたマイクロ
カプセル化技術が開示されている。これらにおいては、
乳酸系ポリマーを有機溶剤に溶解し、これに薬物を溶解
あるいは分散させた後、界面活性剤含有水溶液中に滴下
または混合し、撹拌して転相乳化させることにより水中
油(O/W)型乳剤を形成する方法が採用されている。
有機溶剤を大量に用いるため、溶剤の完全な除去が困難
であったり、また溶剤留去および回収の工程が完全密閉
系でないため周辺環境への影響が無視できない等の問題
がった。また、この方法では、1μmを超える比較的大
きな粒子を得ることは困難であった。
【0005】また、ポリ乳酸系樹脂の微粒子をエマルシ
ョン(水溶液)の形態に作製する方法も提案されている
が(特願平2000−370106)、エマルション形
態から乾燥により微粒子を取り出した場合には、球形に
することは出来ても機械的強度に劣るものしか得られ
ず、各種充填剤やフィラー、補強材としての用途には不
向きであった。有機溶剤に溶解後微粒子化する方法で
も、機械的強度の向上はわずかであり、用途が限られて
いた。また、いずれの方法も、無機/有機化合物を樹脂
中に包含させる事は非常に困難であり、これらを含有し
た生分解性ポリエステル樹脂複合微粒子は得られていな
かった。
【0006】一方、生分解性樹脂を粉砕後、有機溶媒な
どを含浸させ、これを発泡させる方法で発泡粒子が得ら
れるが、粒子の密度の低いものしか得られず、強度や比
重の点から問題があり、充填剤、添加剤や補強材などに
は使用できなかった。また、ここでも有機溶媒を用いる
問題点があった。
【0007】また、特開2000-220994号にはポリ乳酸主
成分とする熱可塑性樹脂からなる生分解性材料を球状に
加工したものであることを特徴とする生分解性ボールが
開示されているが、本技術では外形30mm程度の大粒
径の粒子を得ることは出来るが、直径1mm以下の微粒
子を作製することは出来なかった。
【0008】さらに、微粒子の高機能化のため、微粒子
に種々の無機或いは有機或いは無機・有機複合物質を含
有させることは有用であるが、上記いずれの方法でもこ
のような微粉体を含有させ、複合微粒子を得ることは困
難であった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記現状を鑑
みてなされたものであり、その目的は、充填剤、添加剤
や補強材などに広く利用できる、強度に優れた生分解性
ポリエステル樹脂微粒子を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記課題
を解決するために鋭意検討した結果、生分解性ポリエス
テル樹脂を用いて微粒子を作製するに際し、生分解性ポ
リエステル樹脂と、この樹脂と溶融状態で非相溶な分散
媒とを溶融混練操作によって撹拌し、分散媒を取り除い
て球状微粒子を得る製造方法を見出し、この方法により
作製された微粒子は強度が非常に強いことを見いだし、
本発明に達した。
【0011】すなわち、本発明の要旨は、下記条件
(A)〜(D)をみたす生分解性ポリエステル樹脂微粒
子、および、さらに無機または有機物質を含有させた複
合微粒子である。 (A)微粒子の全個数の70%以上が、長径(a)と短径
(b)の比が a/b≦1.5をみたす (B)粒子の密度が1.0〜10.0g/cm3 (C)平均粒径が0.01〜1000μm (D)圧縮時の10%変形強度が5MPa以上。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明で用いられる生分解性ポリエステル樹脂は、主成
分として乳酸単位を含む乳酸系ポリマーであり、単独で
は水に分散または溶解しない、本質的に疎水性のポリマ
ーである。以下、該生分解性ポリエステル樹脂の構成成
分について説明する。
【0013】本発明で使用される生分解性ポリエステル
樹脂としては、乳酸の単独重合体、または乳酸と他のヒ
ドロキシカルボン酸、例えば、グリコール酸、3−ヒド
ロキシ酪酸、4−ヒドロキシ酪酸、4−ヒドロキシ吉草
酸、5−ヒドロキシ吉草酸、6−ヒドロキシカプロン酸
等との共重合体、または乳酸と脂肪族カルボン酸および
グリコール類との共重合体、またはポリ乳酸と他のポリ
ヒドロキシカルボン酸、ポリカプロラクトン、あるいは
脂肪族ポリエステル等との混合物が挙げられる。該生分
解性ポリエステル樹脂中の乳酸単位は、50モル%以上
であることが必要であり、好ましくは70モル%以上、
さらに好ましくは90モル%以上である。乳酸単位が5
0モル%未満では、得られる微粒子の圧縮強度が低下す
る。
【0014】さらに乳酸単位中のD-乳酸の含有量は、
0.1〜25モル%であることが必要であり、好ましく
は0.5〜20モル%、さらに好ましくは1〜15モル
%である。D-乳酸の含有量が0.1%未満のポリ乳酸
微粒子を作製することは実質的に困難であり、またD-
乳酸の含有量が25%以上であると、ガラス転移温度が
低下し、得られる微粒子の強度や耐熱性が低下するなど
の弊害が大きくなる。
【0015】本発明において、生分解性ポリエステル樹
脂微粒子の圧縮時の10%変形強度(測定法については
後述)は5MPa以上であることが必要であり、特に1
0MPa以上が好ましい。10%変形強度が5MPa未
満の場合は、強度の必要な用途に用いることが出来ず、
本微粒子の特性をいかせず好ましくない。
【0016】本発明で用いる生分解性ポリエステル樹脂
は、GPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィ
ー,ポリスチレン換算)で測定される数平均分子量が
2,000〜1000,000の範囲内でなければなら
ない。2,000未満では、十分な強度が付与できな
い。また1,000,000を超える高分子量体は入手
することが困難である。
【0017】複合微粒子に用いることのできる無機/有
機化合物は、生分解性ポリエステル中に安定に存在可能
なものであれば特に規定はなく、各種無機化合物、各種
有機化合物を用いることが出来る。無機化合物の例とし
ては、各種金属、各種金属化合物、各種セラミックス等
を挙げることが出来る。具体的には、アルニミウム、シ
リコン、チタン、クロム、マンガン、鉄、コバルト、ニ
ッケル、銅、亜鉛、ガリウム、ゲルマニウム、セレン、
ジルコニウム、モリブデン、ルテニウム、パラジウム、
銀、カドミウム、インジウム、スズ、アンチモン、白
金、金、鉛、ビスマス等や、これらの元素および周期律
表第一から第三族を含めた元素の酸化物、窒化物、ハロ
ゲン化物、炭酸化合物、水酸化化合物、リン酸化合物、
硫黄化合物や、これら化合物の複合化物、合金、天然/
合成鉱物などである。有機化合物の例としては、各種合
成樹脂組成物、オリゴマー、天然化合物、炭素化合物な
どを挙げることが出来る。具体的には、ポリエチレンや
ポリプロピレンなどの炭化水素樹脂、アクリル酸系樹
脂、酢酸ビニル系樹脂、ジエン系化合物、ポリエーテル
類、フェノール系樹脂、アミノ樹脂、芳香族炭化水素樹
脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、珪素樹脂、フ
ラン樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、セルロー
ス系化合物、タンパク質、アミノ酸、これらの炭化物な
どである。これらのうち、好ましくは、天然に存在する
化合物または、生分解性を示す化合物を用いることが望
ましい。これらの化合物は1種以上用いることができ、
無機/有機化合物を混合して用いてもよい。
【0018】さらに、機能的な面から複合微粒子を作製
する場合に用いる無機/有機化合物を分類すれば、紫外
線を吸収あるいは散乱する物質、顔料、染料、赤外線吸
収剤、電磁波や放射線の吸収剤等があり、一般には着色
顔料、体質顔料、着色顔料の混合物、着色顔料で被覆し
た体質顔料等に分類される。
【0019】着色顔料の例では、酸化チタン(チタンホ
ワイト、チタンブラック)、酸化亜鉛、酸化鉄(ベンガ
ラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、超微粒子酸化鉄)、アルミ
ナ、水酸化アルミニウム、酸化ジルコニウム、窒化チタ
ン、窒化ジルコニウム、酸化セレン、炭化珪素、窒化珪
素、炭化ホウ素、窒化ホウ素、アルミン酸ストロンチウ
ム硫化亜鉛などを挙げることが出来る。又、体質顔料と
しては、タルク、カオリン、マイカ、セリサイト、黄
土、アンバー、二酸化チタン、酸化亜鉛、モンモリロナ
イト、雲母、クレー、ベントナイト等を挙げることがで
きる。着色顔料の混合物としては、単なる混合物や、着
色顔料で被覆した着色顔料があり、具体的には、二酸化
チタン被覆雲母や、ベンガラ、黒酸化鉄、群青、紺青、
カーボンブラック、チタンブラックなどのうち少なくと
も1種により被覆された雲母チタンなどが挙げられる。
着色顔料で被覆した体質顔料の例を挙げると、二酸化チ
タン被覆雲母、ベンガラ、黒酸化鉄、群青、紺青、カー
ボンブラックチタンブラックなどのうち少なくとも1種
により被覆された体質顔料などがある。
【0020】複合微粒子に用いる各種の化合物(以下、
複合化化合物という)は、液体や気体でも差し支えない
が、操作上は固体物質が扱いやすい。固体状の複合化化
合物を用いる場合、その初期粒径は特に限定されない
が、初期粒径が大きくても、製造途中で微粒化するもの
が好ましく用いられる。複合化化合物の含有量は作製す
る生分解性ポリエステル樹脂複合微粒子の1〜95体積
%である必要がある。複合化化合物が生分解性ポリエス
テル樹脂複合微粒子の1体積%未満では複合化による機
能化が充分ではなく、95体積%よりも多くなると、生
分解性ポリエステルで覆うことが困難となり好ましくな
い。
【0021】本発明の生分解性ポリエステル樹脂微粒子
または複合微粒子は以下の方法で製造される。すなわ
ち、生分解性ポリエステル樹脂またはおよび無機物質ま
たは有機物質から選ばれた少なくとも1種類の複合化化
合物からなる生分解性ポリエステル樹脂組成物を、この
組成物と相溶性のない分散媒と一緒に、この組成物の融
点以上の温度に加熱・混合し、微粒子に分散する工程、
得られた生分解性ポリエステル樹脂組成物の微粒子をそ
の融点以下の温度に冷却し、平均粒径が約0.01μm
以上であって1,000μm以下である、微小球体とし
て固化させる工程(より微粒子は製造される。この際に
使用する分散媒は、生分解性ポリエステル樹脂組成物に
対して、体積比で1〜5倍が好ましい。
【0022】混合する際の加熱温度は、融点より高けれ
ばよく、好ましくは融点より10〜200℃高い温度、
さらに好ましくは20〜150℃高い温度を用いる。加
熱温度が低すぎると、生分解性ポリエステル樹脂組成物
は微粒子に分散されにくく、加熱温度が高すぎると、熱
分解・分子量低下等が起こるため好ましくない。
【0023】微粒子形成後、前記生分解性ポリエステル
樹脂組成物と分散媒の混合物に対して、生分解性ポリエ
ステル樹脂組成物に対して貧溶媒(沈殿剤)で、分散媒
に対して良溶媒である溶媒(以後懸濁液作製用溶媒とい
う)とを混合し、生分解性ポリエステル樹脂組成物の懸
濁液とし、この懸濁液から目的とする微粒子を分離、取
り出す。
【0024】本発明に使用する分散媒としては、親水性
物質としては、ポリアルキレンオキサイド(ポリエチレ
ングリコール等)、ポリアルケンカルボン酸のホモポリ
マーもしくは共重合体またはこれらの塩(ポリアクリル
酸、ポリメタクリル酸、ポリアクリル酸ナトリウム
等)、ポリアルケンアミドの単独重合体または共重合体
(ポリアクリルアミド、ポリメタクリルアミド)等のう
ち少なくとも1種を挙げることが出来る。また、疎水性
物質としては、プロピルセルロース、ポリスチレンが挙
げられる。
【0025】本発明の生分解性ポリエステル樹脂微粒子
または複合微粒子において、生分解性ポリエステル樹脂
または樹脂組成物と分散媒とを混合して、分散媒中に微
粒子として分散させるための方法・装置は特に限定され
ないが、例えば、ロール、バンバリーミキサー、ニーダ
ー、単軸押出機、2軸押出機等によって分散することが
でき、なかでも連続生産性と微粒子の圧縮時の強度を高
める点で、単軸または2軸押出機を用いることが好まし
く、樹脂(または樹脂組成物)と分散媒とを高剪断で溶
融混練することのできる、2軸押出機が特に好ましい。
2軸押出機の種類や大きさは特に限定されないが、シリ
ンダー長と口径の比(L/D)が20以上のものを好まし
く用いることができる。本発明の造粒方法は湿式攪拌造
粒に属すると考えられ、微粒子を分裂する力である、攪
拌による剪断力と、微粒子を保持する力である、組成物
の粘弾性および界面張力とのバランスにより、粒子サイ
ズが決定されると考えられる。
【0026】前述の好ましい方法を用いて生分解性ポリ
エステル樹脂微粒子または複合微粒子を製造すると、そ
の際に与えられる高い剪断力によって、生分解性樹脂分
子が分散媒中へきわめて高度に分散する。このため、本
発明により得られる微粒子は、他の製法によって得られ
る微粒子に比べて、特に圧縮強度において優れているも
のと推定される。
【0027】本発明において、樹脂組成物/分散媒混合
物を、融点以下に冷却した後、該組成物の貧溶媒でかつ
分散媒の良溶媒である懸濁液作製用溶媒とこの混合物を
混合して、微粒子の懸濁液としてそのまま使用しても良
い。この場合、前記混合物を冷却した後、クラッシャー
等で粉砕したり、ペレタイザーでペレット化したり、押
出機、ロール等でシート状に成形してから懸濁液作製の
工程に進んでもよい。
【0028】親水性の懸濁液作製用溶媒としては、水、
または水性有機溶剤を用いることができる。分散媒がポ
リアルキレンオキシドまたはポリアルキレンカルボン酸
である場合、水を懸濁液作製用溶剤として使用すること
ができる。樹脂/分散媒混合物の懸濁液から目的とする
樹脂微粒子を、遠心分離、濾過、またはこれらの方法を
組み合わせて分離することができる。分離した微粒子
は、必要に応じて、乾燥してから使用する。疎水性の分
散媒に対する懸濁液作製用溶剤としては、疎水性の有機
溶剤を使用することができる。分散媒としてプロピルセ
ルロースを使用する場合には、その良溶媒であるトルエ
ン、メチルエチルケトン(MEK)等を使用することが
できる。ただし、環境へ与える影響を考慮すると水を用
いることが望ましい。
【0029】こうして得られた微粒子に、さらに表面処
理を施してもよい。表面処理の方法としては、湿式粉砕
装置を用いて、金属酸化物(鉄、亜鉛、アルミニウム、
ジルコニウム、セリウム、コバルト等の酸化物)を被覆
する方法も採用できる(特開平8−59433)。
【0030】本発明の微粒子または複合微粒子において
は、長径と短径の長さの比が1.5以下のものが70%
以上存在することが必要である。1.5よりも大きいと
微粒子は細長となって微粒子の強度が低くなってしまい
好ましくない。また、この比が1.5以下のものが全体
の70%未満である場合は、補強材に用いる場合に微粒
子全体としての強度が不十分となるため好ましくない。
【0031】密度は1.0〜10g/cm3であること
が必要である。1.0未満の場合は、微粒子中に空隙が
あることを意味し、補強材としての強度が低下してしま
う。10よりも大きい場合には、他の素材との比重差が
大きくなるため、混練時などにトラブルが起こるため好
ましくない。
【0032】本発明の微粒子は、平均粒径が0.01〜
1,000μmである。中でも平均粒子径が1〜100
μmの粒子は、多くの用途に好ましく使用される。平均
粒径が0.01未満の微粒子を作製することは困難であ
り、歩留まりが悪い。また、静電気発生や吸湿しやすく
なり粉体として取り扱いにくい。また1,000μmを
超える場合には、歩留まりが悪くなり、コスト高とな
る。
【0033】本発明の生分解性ポリエステル樹脂複合微
粒子は、化粧品添加材、塗料・インク・潤滑剤添加材、
スペーサー、各種担体、トナー、磁性流体、電気粘性流
体、導電ペースト、静電・帯電防止剤、電磁・放射線・
熱線・紫外線遮蔽材、プラスチックマグネット、圧電
体、焦電体、誘電体、光触媒、癌温熱治療用磁性粉体、
反射材料、研磨剤、摺動性改良材等に使用可能である。
【0034】
【実施例】以下、実施例によって本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。各
分析項目は以下の方法に従って行った。 (1)生分解性ポリエステル樹脂の分子量 GPC分析(島津製作所製、溶媒:テトラヒドロフラ
ン、屈折率分光計、ポリスチレン換算)より分子量を求
めた。 (2)微粒子の長径と短径の測定 粒径が5μm以上のものは光学顕微鏡(OLYMPUS社 PM-
10AK)を用いて倍率500倍で行った。粒径が5μm未
満のものは、走査型電子顕微鏡(日立製作所製S−40
00)を用いて、倍率2000〜5000倍で測定し
た。 (3)密度 食塩水による密度勾配管を作製し、密度標準サンプルで
校正して測定を行った。 (4)10%変形強度 微小圧縮試験器(島津製作所製MCTM-500)を用い、試験
荷重49mN、負荷速度0.89mN/sにて、強度測
定をおこなった。微粒子を1点ずつ顕微鏡観察し、粒径
を測定した後、強度を測定した。粒子径が10%変化し
たときの強度を10%変形強度とした。1サンプルにつ
き10回測定し、平均値を採用した。 (5)平均粒子経 粒度分布測定装置(堀場製作所社製、LA920)を用
いて測定し、体積平均粒子径で評価した。
【0035】実施例1 生分解性ポリエステル樹脂としてポリ乳酸(数平均分子
量6万、D体含有率1.7%)40質量部と、分散媒と
してポリアクリル酸(重量平均分子量1,000,00
0)60質量部とをドライブレンドした後、同方向2軸
押出機(池貝鉄工社製PCM-30)の供給口に供給した。シ
リンダー温度180℃で溶融混練を行い、ノズルから樹
脂組成物を押出して冷却固化した。その後、ポリアクリ
ル酸に対して10倍の質量の水を用いてポリアクリル酸
を溶解し、直径約10μmのポリ乳酸球状粒子の懸濁液
を得た。これを、遠心分離、乾燥し、生分解性ポリエス
テル微粒子Aを得た。
【0036】実施例2 生分解性ポリエステル樹脂としてポリ乳酸(数平均分子
量6万、D体含有率1.7%)40質量部を用い、これ
に酸化亜鉛微粒粉末4質量部を加え、ポリエチレングリ
コール(三洋化成製P20000)60質量部(分散
媒)とよく混合した後、同方向2軸押出機(池貝鉄工社
製PCM-30)の供給口に供給した。シリンダー温度200
℃で溶融混練を行い、ノズルから樹脂組成物を押出して
冷却固化した。その後、ポリエチレングリコールに対し
て10倍の質量の水を用いてポリエチレングリコールを
溶解し、直径約10μmの酸化亜鉛含ポリ乳酸球状粒子
の懸濁液を得た。これを、遠心分離、乾燥し、生分解性
ポリエステル微粒子Bを得た。
【0037】実施例3 ポリ乳酸として数平均分子量10万、D体含有率9%の
ものを用いた以外は、実施例1と同様にして加圧混練装
置にて微粒子Cを得た。
【0038】実施例4 ポリ乳酸として数平均分子量10万、D体含有率19%
のものを用い、2軸押出機のシリンダー温度を170℃
とした以外は、実施例1と同様にして微粒子Dを得た。
【0039】実施例5 生分解性ポリエステル樹脂として、ポリ乳酸(数平均分
子量10万、D体含有率19%)36質量部とポリカプ
ロラクトン(数平均分子量8万)4質量部を用い、2軸
押出機のシリンダー温度を160℃とした以外は、実施
例1と同様にして微粒子Eを得た。
【0040】実施例6 酸化亜鉛粉末のかわりにチタンホワイト微粒粉末を用い
た以外は実施例2と同様にして微粒子Fを得た。
【0041】実施例7 酸化亜鉛粉末のかわりにナイロン12粉末(東レ社製s
p-500)を用いた以外は実施例2と同様にして微粒子G
を得た。
【0042】実施例8 酸化亜鉛粉末のかわりにフェライト微粒粉末を用いた以
外は実施例2と同様にして微粒子Hを得た。
【0043】比較例1 ポリ乳酸(数平均分子量6万、D体含有率1.7%)1
0質量部を、90質量部の塩化メチレンに溶解後、撹拌
しながら水中へ投入し、ポリ乳酸球状粒子の懸濁液を得
た。これを、遠心分離、乾燥し、生分解性ポリエステル
微粒子aを得た。
【0044】比較例2 ポリ乳酸として数平均分子量10万、D体含有率9%の
ものを用いた以外は、比較例1と同様にして微粒子bを
得た。
【0045】比較例3 一部解重合したポリ乳酸(数平均分子量2万、D体含有
率9%)25質量部を用い、イソプロピルアルコール1
0質量部で膨潤させ、界面活性剤としてPVA(ユニチ
カ製、UF170G)2質量%水溶液10質量部と蒸留
水55質量部および該ポリ乳酸中に含まれる全カルボキ
シル基量の1.2倍当量に相当するトリエチルアミンを
投入し、6,000rpmで強制撹拌した。系内温度を
60℃まで上昇させ、攪拌を続け、エマルションを得
た。比較例1と同様に乾燥して微粒子cを得た。
【0046】実施例1〜8および比較例1〜3で得られ
た微粒子について各種測定をおこない、結果を表1にま
とめて示した。
【0047】
【表1】
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、有機溶剤を使用せず、
特殊な設備や煩雑な操作を用いることなく、容易かつ安
価に、強度に優れた生分解性ポリエステル樹脂微粒子お
よび生分解性ポリエステル樹脂複合微粒子を得ることが
出来る。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹脂成分中に乳酸単位を50モル%以上含
    有し、乳酸単位中のD体含有率が0.1〜25モル%で
    ある生分解性ポリエステル樹脂からなる、下記条件
    (A)〜(D)をみたす生分解性ポリエステル樹脂微粒
    子。 (A)微粒子の全個数の70%以上が、長径(a)と短径
    (b)の比が a/b≦1.5をみたす (B)密度が1.0〜10.0g/cm3 (C)平均粒径が0.01〜1000μm (D)圧縮時の10%変形強度が5MPa以上
  2. 【請求項2】生分解性ポリエステル樹脂が、乳酸単位を
    90モル%以上含有し、乳酸単位中のD体含有率が0.
    1〜25モル%であることを特徴とする請求項1記載の
    生分解性ポリエステル樹脂微粒子。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の生分解性ポリエス
    テル樹脂微粒子に、さらに、無機物質または有機物質か
    ら選ばれた少なくとも1種類の微粒体が1〜95体積%
    含有してなる生分解性ポリエステル樹脂複合微粒子。
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