JP2002354850A - 振動波駆動装置及び振動波駆動装置の製造方法 - Google Patents

振動波駆動装置及び振動波駆動装置の製造方法

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JP2002354850A JP2001155800A JP2001155800A JP2002354850A JP 2002354850 A JP2002354850 A JP 2002354850A JP 2001155800 A JP2001155800 A JP 2001155800A JP 2001155800 A JP2001155800 A JP 2001155800A JP 2002354850 A JP2002354850 A JP 2002354850A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ロータのバネ部材の端面の良好な平面度と面粗
さを得ることができると共に、研磨中のロータのあばれ
を防げる振動波駆動装置を提供する。 【解決手段】移動体の弾性体9と接触するロータを本環
201とロータ接触バネ22で構成し、接触バネ22のマス部
22cの下面を粗研磨により平面状にし、かつ所定の軸
方向の寸法にしてから仕上げ研磨をする方式において、
粗研磨をロータ本環21の振動体1側の端面21bと同時に
行うことによって、同一平面とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は振動波モータ等の振
動波駆動装置及びその製造方法に係り、特に振動体およ
び移動体の接触面の加工に関するものである。
【0002】
【従来の技術】振動波駆動装置は、駆動振動が形成され
る振動体を基本的構成として有し、前記振動体は、例え
ば弾性体と、電気−機械エネルギー変換素子としての圧
電素子とにより構成され、例えば弾性体に対して空間的
に互いに90°の位相差を持った位置に駆動相を有する
圧電素子を配置し、この2つの駆動相に互いに90°の
位相差を持つ2相の交番信号を印加することによって弾
性体上に進行波を発生させ、これに接触体を圧接して摩
擦力により駆動力を得るようにし、前記振動体と前記接
触体とを相対的に移動させるようにしており、前記振動
体を固定し、前記接触体を移動体としたものとして、例
えば振動波モータがある。
【0003】そして、従来公知の回転型振動波モータに
は、円環型および円板型のものと、棒状タイプのものと
があり、円環型のものと棒状タイプのものは光学機器な
どに搭載されている。以下、本発明の先行技術としての
棒状タイプの振動波モータについて主に説明する。
【0004】図12に示された棒状振動波モータにおい
て、振動エネルギ発生体となる振動体1は、金属等から
なる弾性体9、10および、弾性体9の先端面に接着や
ろう付け等によって接合された例えばアルミナセラミッ
クスからなる摩擦リング9bと、該弾性体9および10
の間に挟圧保持された積層型電気-機械エネルギ変換素
子としての積層圧電素子11とで構成されている。
【0005】摩擦リング9bは、弾性体9と接合された
後に、接合面と反対の面すなわち摺動面を研磨により平
面度と表面粗さをおさえている。
【0006】モータの骨格部材となる支持棒5が弾性体
9の中心軸部に形成された穴部から、圧電素子9の中心
軸部に形成の穴部および弾性体10の中心軸部に形成の
穴部を通して挿通され、突出する該支持棒5の外端部に
形成されたネジ部5bに振動体ナット6が螺着され、ま
た弾性体9の内径段部に当接の大径部5aに押されるこ
とにより、弾性体10との間に積層圧電素子11を挟圧
保持している。なお、支持棒5は、特開平10-337051号
公報に開示されているように、ヘッダー加工および転造
加工により形成されている。
【0007】2は弾性体9の先端面に対向して配置され
たロータ(すなわち移動体)であり、ロータ2は2つの
部材で構成の2体構造で、円柱状の本環21と、この本
環21の外周部に嵌合された接触バネ22からなり、両
者は接着あるいは溶接などで接合されている。
【0008】接触バネ22は、図13の接触部の拡大図
に示すように、主に径方向にたわみ得る薄肉のバネ部2
2aと、このバネ部22aに連設されるフランジ部、す
なわち軸方向にたわみ得る薄肉のバネ部22bと、さら
にこのバネ部22bに連設される先端のマス部22cか
らなっている。摩擦リング9bとの接触面をなすマス部
22cの端面は、接触バネ22を本環21と接合した後
に研磨により、平面度と面粗さをおさえている。
【0009】ロータ2には出力ギヤ4が嵌着固定されて
おり、該ギヤ4はモータ取り付け用フランジ7との間で
潤滑油などを介して摺動し、該フランジ7は該支持棒5
の先端ネジ部5cに嵌着固定されている。ロータ2の本
環21の内周穴部は段付形状に形成されたバネ受け21
aになっており、該バネ受け部21aと出力ギヤ4の端
部との間には接触バネ22を振動体1の摩擦リング9b
に圧接させるための加圧バネ8が配置されている。
【0010】前記の振動波モータの駆動原理は次の通り
である。積層圧電素子11の詳細説明は省略するが、2
相の交流電圧を印加すると、積層圧電素子11の伸縮に
よって、振動体1には図12において紙面に水平な方向と
紙面に垂直な方向の1次曲げ固有振動が励起されるよう
になっており、2つの振動を時間的にも90度位相を違
えて加えると、振動体には長手軸に対して右または左回
りの円運動が発生する。弾性体9は変位拡大のための周
溝9aを有するため、弾性体9の先端には図12の矢印の
ような首振り運動が生ずる。接触面(摩擦リング上面)
からみると、この振動は1波の進行波に相当する。この
振動体1に、接触バネ22を有するロータ2を加圧接触
させると、ロータ2は波頭付近の1カ所のみで摩擦リン
グ9bの上面と接触し、逆方向に回転する。出力はロー
タ2の本環21とフランジ7に嵌着されたギヤ4により
取り出される。
【0011】また、棒状振動波モータでは、支持棒5の
先端に取り付けられたフランジ7も一体の系として、振
動体の固有モードをフランジ7の振動振幅が非常に小さ
くなるように設計している。ロータ本環21は慣性質量
が十分大きく、振動体1の加振によって振動が励起され
ないように設計されている。また、ロータ2の接触バネ
22は固有振動数が振動体の駆動周波数よりも十分高
く、振動に追従するように設計されている。
【0012】なお、ロータ2の接触バネ22はステンレ
ス鋼に熱処理したものを用いて硬度をあげて耐摩耗性を
あげており、また以前のアルミニウムにアルマイト処理
した接触バネのようなエッジの欠けの心配はないが、摩
擦リング9bの方が接触バネ22より硬く、摩耗するの
は接触バネ側が主であり、摩擦リング9bにはほとんど
わだちができないようにしている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、マス部
22cの下面は該接触バネ22を本環21と接合した後
に研磨により平面度と面粗さをおさえているが、該接触
ばね22がプレスなどによって成形されている場合は、
図14に示すように加工前のマス部22cの下面は平面状
になっておらず、軸方向の寸法Hもばらついている。
【0014】そのため、研削あるいは粗研磨によりマス
部22cの下面を平面状にし、かつ所定の軸方向の寸法
にしてから仕上げ研磨をする必要がある。ところが、研
削加工をするとマス部22cは軸方向の寸法Hは精度良
くできるが、下面に大きなバリが生じ、仕上げ研磨に時
間をかけなければならなかった。
【0015】また、粗研磨をすると下面はきれいになる
が、下面の幅が狭いため短時間で削れてしまい軸方向の
寸法Hのばらつきが大きくなってしまっていた。
【0016】さらに、最初から仕上げ研磨をすると、所
定の寸法になるまで追い込むのに非常に長い時間がかか
りコストアップにつながっていた。
【0017】そして何よりも研磨面の幅が狭いと、研磨
作業の際に、粗研磨、仕上げ研磨ともロータ2がはねた
り、あばれたりして良好な平面度と面粗さを得ることが
できなかった。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、電気−機械エ
ネルギ変換素子により駆動振動が形成される振動体と、
前記振動体に加圧接触する接触体とを有し、前記駆動振
動により前記振動体と前記接触体とを相対的に移動させ
る振動波駆動装置において、前記振動体と前記接触体と
の接触部は、少なくとも一方の接触部が他方の接触部に
向けて突出し、前記突出する接触部を有する前記振動体
又は前記接触体には、前記突出する接触部の接触端面と
同一平面に、前記突出する接触部以外の面が形成されて
いることを特徴とするものである。
【0019】この振動波駆動装置を構成する接触体をロ
ータとした場合におけるロータの製造方法は、具体的に
は図1から図4を参照すると、ロータ接触バネ22のマ
ス部22cの下面を粗研磨により平面状にし、かつ所定
の軸方向の寸法にしてから仕上げ研磨をする方式におい
て、粗研磨をロータ本環21の振動体1側の端面21bと同
時に行うことによって、研磨面積をふやし、削れるスピ
ードが適度になり軸方向の寸法Hのばらつきを容易に抑
えることができるようにする。
【0020】そして、粗研磨、仕上げ研磨とも研磨面積
が増えるので、研磨の際にロータ2があばれるのを抑え
ることができ、良好な平面度と面粗さを得ることができ
るようになった。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に図1乃至図11を参照して本
発明による改良された振動波モータの実施の形態につい
て説明する。
【0022】(第1の実施の形態)図1は本発明を適用
して構成された棒状振動波モータの第1実施の形態の接
触部の拡大断面図である。図中、図13に示された符号と
同じ符号で示された部分は従来例の構成要素と同じもの
であるから必要がない限り説明を省略する。
【0023】同図において、ロータ20の接触バネ22のマ
ス部22cの下面、すなわち摺動面は、ロータ本環201の振
動体側端面201bと同一平面になっている。以下、最終形
状になるまでの、加工の過程を説明する。
【0024】図2は接触バネ22と本環201を接合した直
後の加工前の断面図であるが、ロータ本環201の振動体
側端面201bは接触バネ22のマス部22cの下面より下側に
飛び出している。このロータを粗研磨により、最初本環
201の振動体側端面201bを削り落し(図3の斜線部)、
マス部22cの下面と同面になってからは、寸法Hが所定の
値になるまで両者を粗研磨する(図4の斜線部)。
【0025】このようにすると、従来マス部22cのみを
粗研磨していたときは短時間で削れてしまい削れ量をコ
ントロールするのが困難だったものが、研磨面積が増え
てゆっくり削ることができるようになるので、寸法Hの
ばらつきを容易におさえることができる。また、研磨面
積が増えることによって、研磨作業の際にロータ20があ
ばれてマス部22cが変形したりエッジが欠けたりするこ
とがなくなる。
【0026】そしてその後、仕上げ研磨をロータ本環20
1の振動体側端面201bおよびマス部22cの下面に対して同
時に行う。このときも粗研磨と同様で、研磨面積が従来
より大きいのでロータ20が途中であばれて平面度や面粗
さを悪くしてしまうことがない。仕上げ研磨は研磨面積
が増えると時間がかかり過ぎるので、従来のような自重
ではなく適度な荷重を加えて行う。従来は、あまり大き
な荷重をかけると接触バネ22が塑性変形してしまうおそ
れがあったが、本実施の形態では本環201と同時に行う
のでその心配はなく自由にかけることができる。
【0027】また、上記のロータ20を用いると、ロータ
本環201の振動体側端面201bと弾性体9とのギャップG
(図1)が小さくなるので、ロータ20が外部から大きな
衝撃力を受けたとき、幅の狭いマス部22cが大きな変形を
する前に端面201bが弾性体9と接触し致命的な変形を防
ぐことができるという副産物的な効果も得られる。
【0028】なお、本環201は焼結やダイカストなどで
作ることができ、大幅なコストダウンを図ることができ
る。
【0029】(第2の実施の形態)第2実施の形態も、
ロータ20の最終形状は第1実施の形態と同じであるが、
研磨加工の過程が異なるので以下に説明する。
【0030】図5は接触バネ22と本環202を接合した直
後の断面図であるが、加工前の状態では、ロータ本環20
2の振動体側端面202bはロータ20の接触バネ22のマス部2
2cの下面より上側に引っ込んでいる。これは、接触バネ
22を本環202に接合するとき、図の下側から接触バネ22
を本環202に嵌合して本環突き当て面202cに突き当てる
ため、マス部22cの下面を上側に押圧するが、このと
き、図2のようにロータ本環202の振動体側端面202bが
マス部22cの下面より下側に飛び出ていると作業性が悪
くなるからである。
【0031】この場合は、粗研磨により最初に接触バネ
22のマス部22cの下面先端を削り落し(図6の斜線
部)、ロータ本環202の振動体側端面202bと同面になっ
てからは、寸法Hが所定の値になるまで両者を粗研磨し
て図1のような形状にする(図4の斜線部)。その後
は、第1実施の形態と同様に仕上げ研磨を行う。
【0032】(第3の実施の形態)図7は本発明を適用
して構成された振動波モータの第3実施の形態を示す円
環型振動波モータの主要部断面図である。図中、101は
リング状の弾性体109の一端面に圧電素子111を接着し、
もう一方の端面に、摩擦部材110を接着した振動体であ
り、弾性体109の内径側にはケースに固定するための支
持部109bを設けている。
【0033】102は例えばSiを分散複合したアルミ合
金からなるロータであり、不図示の加圧バネによって振
動体101の摺動面に圧接されている。
【0034】このとき、振動体101の摩擦部材110が樹脂
などロータより柔らかい材質からなる場合は、振動体10
1とロータ102との摺動によって摩擦材110の方が摩耗し
やすく、摩耗とともに摩擦部材110にわだちができて性
能が劣化することがある。これを防ぐために、図8の接
触部の拡大断面図に示すように、摩擦部材110にはロー
タの摺動部下面の幅より小さい幅の凸部110aを設けてい
る。
【0035】摩擦部材110の凸部110aの摺動面は、研磨
により平面度と面粗さをおさえているが、上記の棒状振
動波モータのロータと同様に、弾性体109の内径側に凸
部109aを設け、2つの凸部109aと110aを同時に研磨すれ
ば、短時間で削れすぎてしまうということが防げ、段差
H1のばらつきを容易におさえることができ、研磨中の振
動体のあばれも防ぐことができる。
【0036】(第4の実施の形態)図9は本発明を適用
して構成された振動波モータの第4実施の形態を示す円
環型振動波モータの接触部の拡大断面図である。
【0037】本実施の形態では、弾性体129に接着され
た摩擦部材120にロータと接触する外径側の第1の凸部1
20aと、第1の凸部120aと同時に研磨される内径側の第
2の凸部120bを設けている。すなわち、本実施の形態で
は第3実施の形態における凸部109aと同じ役目を第2の凸
部120bが担っている。
【0038】なお、ロータの構成としては、図10に示す
ように、特開平10-42579号公報に開示されているような
円環型振動波モータにおけるロータ103を図9の振動体
に適用でき、また図11に示すように、特開平10-75588号
公報に開示されているような円環型振動波モータにおけ
るロータ104も図9の振動体に適用できる。
【0039】また、これらの種々のロータ形状(ロータ
103、104)に対しても、図8に示す実施の形態の振動体
にも適用できる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
接触体としてのロータを構成するバネ部材の突出部の下
面の粗研磨および仕上げ研磨を、接触体本体の端面と同
時に行うような形状にすることによって、容易に前記突
出部の軸方向の高さのばらつきをおさえることが可能に
なるとともに、研磨中のロータのあばれを防ぎ、良好な
平面度と面粗さを得ることができるようになった。ま
た、振動体の摩擦部材の厚さのばらつきも同様におさえ
ることが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態の棒状振動波モータの
ロータと振動体の接触部の拡大断面図。
【図2】図1の棒状振動波モータのロータの粗研磨前の
拡大断面図。
【図3】図1の棒状振動波モータのロータの粗研磨中の
拡大断面図。
【図4】本発明の第1及び第2実施の形態の棒状振動波
モータのロータの粗研磨後の拡大断面図。
【図5】本発明の第2実施の形態の棒状振動波モータの
ロータの粗研磨前の拡大断面図。
【図6】図5の棒状振動波モータのロータの粗研磨中の
拡大断面図。
【図7】本発明の第3実施の形態の円環型振動波モータ
の主要部の断面図。
【図8】図7に示した円環型振動波モータのロータと振
動体の接触部の拡大断面図。
【図9】本発明の第4実施の形態の円環型振動波モータ
のロータと振動体の接触部の拡大断面図。
【図10】図9の円環型振動波モータの振動体と他のロ
ータとの接触部の断面図。
【図11】図9の円環型振動波モータの振動体と他のロ
ータとの接触部の断面図。
【図12】従来の棒状振動波モータの概略断面図。
【図13】従来の棒状振動波モータのロータと振動体の
接触部の拡大断面図。
【図14】従来の棒状振動波モータのロータの粗研磨前
の拡大断面図。
【符号の説明】
1,101,121…振動体 11…積層圧電素子 111…圧電素子 9,10,109,129…弾性体 9b,110,120…摩擦部材 2,20,102,103,104…ロータ 21,201,202…ロータ本環 22…ロータ接触バネ 22a…径方向バネ部 22b…軸方向バネ部 22c…マス部 4…出力ギヤ 5…支持棒 6…振動体ナット 7…フランジ 8…ロータ加圧バネ
フロントページの続き Fターム(参考) 5H680 AA00 BB01 BB16 BC01 DD01 DD14 DD15 DD23 DD27 DD37 DD53 DD55 DD66 DD74 DD92 DD95 EE12 FF04 FF08 FF12 FF13 FF14 FF33 GG25

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気−機械エネルギ変換素子により駆動
    振動が形成される振動体と、前記振動体に加圧接触する
    接触体とを有し、前記駆動振動により前記振動体と前記
    接触体とを相対的に移動させる振動波駆動装置におい
    て、 前記振動体と前記接触体との接触部は、少なくとも一方
    の接触部が他方の接触部に向けて突出し、前記突出する
    接触部を有する前記振動体又は前記接触体には、前記突
    出する接触部の接触端面と同一平面に、前記突出する接
    触部以外の面が形成されていることを特徴とする振動波
    駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記突出する接触部と、前記突出する接
    触部以外の面とは同時に平面仕上げ研磨が施されている
    ことを特徴とする振動波駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記接触体は、接触体本体と、前記接触
    体本体に固定されるバネ性を有するバネ部材とを有し、
    前記バネ部材の先端部を前記突出する接触部とすること
    を特徴とする請求項1または2に記載の振動波駆動装
    置。
  4. 【請求項4】 前記接触体本体に、前記突出する接触部
    以外の面が形成されていることを特徴とする請求項3に
    記載の振動波駆動装置。
  5. 【請求項5】 前記接触体本体は円柱形状に形成され、
    前記ばね部材が前記接触体本体に外嵌されていて、前記
    突出する接触部の内径側に前記突出する接触部以外の面
    が形成されていることを特徴とする請求項3または4に
    記載の振動波駆動装置。
  6. 【請求項6】 前記接触体本体と前記バネ部材とを接着
    或いは溶接等によって接合することを特徴とする請求項
    3、4または5に記載の振動波駆動装置。
  7. 【請求項7】 前記ばね部材の先端部側をプレス成形に
    よりフランジ形状に形成したことを特徴とする請求項
    3、4、5または6に記載の振動波駆動装置。
  8. 【請求項8】 前記接触体本体は、焼結やダイカスト等
    により成形したことを特徴とする請求項3、4、5、6
    または7に記載の振動波駆動装置。
  9. 【請求項9】 前記振動体は、前記接触体との接触部分
    に摩擦部材が設けられていて、前記摩擦部材に前記突出
    する接触部を形成したことを特徴とする請求項2に記載
    の振動波駆動装置。
  10. 【請求項10】 前記振動体は、前記摩擦部材が設けら
    れる弾性体に前記突出する接触部以外の面が形成されて
    いることを特徴とする請求項9に記載の振動波駆動装
    置。
  11. 【請求項11】 前記振動体は、前記摩擦部材に、前記
    突出する接触部以外の面が形成されていることを特徴と
    する請求項9に記載の振動波駆動装置。
  12. 【請求項12】 前記振動体は円環形状に形成されてい
    ることを特徴とする請求項9、10または11に記載の
    振動波駆動装置。
  13. 【請求項13】 駆動振動の形成される振動体と、前記
    振動体に向けて突出する第1の凸部を有する移動体本体
    に、前記振動体に向けて突出し前記振動体に加圧接触す
    る第2の凸部が形成されたバネ部材を前記移動体本体に
    固定した移動体とを有し、前記振動体に対して前記移動
    体を移動させる振動波駆動装置において、 前記第1の凸部と前記第2の凸部とは端面位置が異なる
    ものに対して、所定寸法の同一平面になるまで同時に加
    工を施したことを特徴とする振動波駆動装置の製造方
    法。
  14. 【請求項14】 前記加工前における前記第1の凸部の
    端面は、前記第2の凸部の端面位置よりも突出している
    ことを特徴とする請求項13に記載の振動波駆動装置の
    製造方法。
  15. 【請求項15】 前記加工前における前記第2の凸部の
    端面は、前記第1の凸部の端面位置よりも突出している
    ことを特徴とする請求項13に記載の振動波駆動装置の
    製造方法。
  16. 【請求項16】 前記第1の凸部の端面と前記第2の凸
    部との端面は、同時に平面仕上げ研磨されることを特徴
    とする請求項13、14または15に記載の振動波駆動
    装置の製造方法。
  17. 【請求項17】 前記第1の凸部の端面と前記第2の凸
    部との端面は、粗研磨によって同一平面に形成後、仕上
    げ研磨することを特徴とする請求項13、14、15ま
    たは16に記載の振動波駆動装置の製造方法。
  18. 【請求項18】 駆動振動が形成される摩擦駆動部に摩
    擦部材が設けられた振動体と、前記振動体に加圧接触す
    る移動体とを有し、前記振動体には2つの凸部が形成さ
    れ、一方の凸部が少なくとも前記摩擦部材に形成されて
    前記移動体と接触し、前記前記振動体に対して前記移動
    体を移動させる振動波駆動装置において、 前記2つの凸部を所定寸法の同一平面になるまで同時に
    加工を施したことを特徴とする振動波駆動装置の製造方
    法。
  19. 【請求項19】 前記2つの凸部に施す加工は、平面仕
    上げ研磨であることを特徴とする請求項18に記載の振
    動波駆動装置の製造方法。
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