JP2002354363A - テレビジョンのパワーボタンを点灯する光源を選択的に消すためのシステム - Google Patents

テレビジョンのパワーボタンを点灯する光源を選択的に消すためのシステム

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光源が視聴者を混乱させる場合に、パワーイ
ンジケータの光源を選択的に消すためのシステムを提供
する。 【解決手段】 パワーインジケータが視聴者を混乱させ
るときに、ビデオ装置のパワーインジケータを点灯する
光源を選択的に点灯するためのシステムである。例とし
て、オンスクリーンメニューによりビデオ装置が電源オ
ンされているときに、電源ボタンの点灯が、消失又は点
灯するように選択的に設定される。パワーボタン１２の
光源１３を消すことは、ＴＶ投影ランプが故障している
ときのように、ビデオ装置の動作状態に関する情報を視
聴者に与えるために点灯されるインジケータの能力に影
響を与えない。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョンに関
し、より詳細には、パワーインジケータのライトを選択
的にオフにすることをユーザに対して可能にするシステ
ムに関する。さらに、このパワーインジケータのライト
は、ユーザがパワーインジケータのライトがオフになる
ように選択した場合であっても、テレビジョンシステム
のような装置の動作状態を示すために使用される場合が
ある。
【０００２】
【従来の技術】たとえば、Liquid Crystal On Silicon
（LCOS）又は他の投影技術を採用したテレビジョン（Ｔ
Ｖ）のようなビデオ装置は、投影画像の光を作成する視
聴者が取替え可能なランプを有している。これらテレビ
ジョンの中には、その前面に、ＴＶが電源オンされたと
きにＬＥＤのような光源で点灯されるパワーボタンを有
しているものがある。ランプが寿命となったとき、オン
スクリーンディスプレイでなければ、スクリーンに投影
されて、画像の損失の理由を示すことができない。従来
のシステムは、典型的には、ＬＥＤを点滅させランプ状
態を示すことにより、ビジュアルインジケータを通して
ランプが寿命であることを示す試みを行ってきている。
【０００３】たとえば、欧州におけるThomson Model 40
RW34E LCD TVは、３つのＬＥＤをその前面に採用し、そ
れぞれのＬＥＤがオン、オフ又は点滅であるかに依存し
て、ランプが機能しないといった、ＴＶの動作状態に関
する情報を示している。「ランプが機能しない」インジ
ケータについて、全ての３つのＬＥＤが点滅する。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、システム
がオンの状態であっても、パワーインジケータのライト
を選択的にオフすることをユーザに対して可能にするこ
とが望まれると認識している。これにより、視聴者が光
源に故障等があることを見つけた場合に、パワーインジ
ケータの光源を取り除くことができる。これは、視聴者
が暗い部屋で番組を視聴することを好むときには特に有
効である。
【０００５】
【課題を解決するための手段】したがって、光源が視聴
者を混乱させる場合に、パワーインジケータの光源を選
択的に消すためのシステムが提案される。さらに、パワ
ーボタンの光源を消すことは、たとえば、ＴＶランプが
故障していることを示すような、ビデオ装置の動作状態
に関する情報を視聴者に提供するために点灯される光源
の能力に影響を与えない。
【０００６】
【発明の実施の形態】図１は、ＬＣＯＳ投影テレビジョ
ン（ＴＶ）１０のブロック図を示しており、たとえば、
ＴＶランプのような視聴者が取替え可能な光源１１、及
びＬＥＤのような光源１３により選択的に点灯されるパ
ワーボタン１２を有している。パワーボタン１２の点灯
は、マイクロプロセッサ１４、及び本発明によるオンス
クリーンメニュー２０での選択を通して選択的に制御さ
れる。
【０００７】図２は、かかるオンスクリーンメニュー２
０の例を示している。ＴＶがオン状態であるとき、視聴
者は、テレビジョンの前面のパワーボタンが連続的に点
灯することを望むべきではなく、視聴者は、ＴＶのオン
スクリーンメニュー２０を使用して、ＬＥＤをオフにす
ることができる。
【０００８】メニュー２０における設定「ＴＶをいつオ
ンにするか」２１は、ＴＶが電源オンされたときにの
み、ＬＥＤ１３をオンにする。設定「ＴＶをいつオンに
するか」２１は、好ましくはデフォルトによる設定であ
る。パワーボタン１２のライトの設定は、電力サイクル
又は電源除去であっても、永続的に保持される。
【０００９】設定「ＴＶをいつオンにするか」２１から
設定「常時オフ」２２に、又は設定「常時オフ」２２か
ら設定「ＴＶをいつオンにするか」２１に設定が変更さ
れたとき、この変更は瞬時に効果が現れる。すなわち、
ＴＶはオフにされる必要がなく、次いで、効果を現すた
めの変更についてオン状態に戻る。
【００１０】本発明の別の態様では、オンスクリーンメ
ニュー２０がパワーボタン１２のＬＥＤ１３を不作動に
するために「常時オフ」に設定された場合、ＬＥＤの他
のインジケータ機能は不作動にしない。たとえば、パワ
ーボタン１２のＬＥＤ１３は、なお点灯され、ＴＶの動
作状態に関する異なる情報を示す。この情報は、たとえ
ば、ＴＶランプがいつ寿命になったか、ＴＶランプを再
点灯するための試みがいつ失敗したか、又は、ＴＶラン
プがいつクールダウンモードにあるか等である。したが
って、パワーボタン１２のＬＥＤ１３は、即座にオン状
態に戻ることができない。
【００１１】本発明のシステムは、パワーボタン１２を
選択的に点灯し、ビデオ装置の動作状態を示す役割を果
たすためにいずれかの数のＬＥＤを使用する。勿論、少
なくとも１つのＬＥＤを選択的にプログラムして、異な
る時間周期、異なる回数、及び／又は異なるスピードに
ついて点滅させ、ＴＶランプの状態に関する異なる動作
情報を示すこともできる。少なくとも１つのＬＥＤが点
灯する周期、スピード及び回数は、それぞれ選択的に制
御することができる。これらのＬＥＤは、ＴＶが組み立
てられるとき、製造者により選択的にプログラムするこ
とができる。
【００１２】代替的な実施の形態では、これらの項目
は、視聴者により選択的に設定又は変更することができ
る。システムは、典型的には、図１の構成要素１４によ
り表されるような、プログラム可能なマイクロプロセッ
サ、マイクロコントローラ又はマイクロコンピュータに
より制御されるソフトウェアである。
【００１３】本発明の１態様によるシステムは、以下の
ように動作することができる。ＴＶランプ１１が焼損し
たことをシステムが検出したとき、パワーボタン１２の
ＬＥＤ１３は、たとえば、オンについて２００ミリ秒、
オフについて２００ミリ秒及び次いで繰り返すといっ
た、注意を惹きつけるレートで点滅する。全ての他のシ
ステムは通常に動作し続けるとすると（音声が聞かれ、
チャンネルを変更することができ、電源はオンのままで
ある等）、視聴者は、寿命となったランプモジュールと
しての問題を診断することができる。
【００１４】上記のことは有効である。これは、ランプ
モジュールが焼損したときにソフトウェアがテレビジョ
ンをオフにした場合、これにより、ＴＶランプの代わり
に、電源サージ、誤った電力供給又は他の故障により画
像が消失したのではないかと視聴者が判断してしまい、
視聴者を更に混乱させるだけからである。
【００１５】画像の損失と組み合わせてＬＥＤ１３を点
滅させることは、視聴者に対して、何か望ましくないこ
とが生じたこと、視聴者はマニュアルを読むか又はアド
バイスを求めてサービスセンタに電話すべきであること
を示す。
【００１６】たとえば、ランプが実際に機能していると
きにパワーボタン１２のＬＥＤがオンになるといった誤
認の可能性のために、ＬＥＤは、１分間のみ点滅すべき
である。しかし、ＴＶがオフにされた場合、点滅もまた
停止する。ＴＶが既にオンであり、ランプが焼損したと
きに、視聴者がＴＶを再びオンにしようとした場合、Ｌ
ＥＤは別の数分間に点滅する。通常の動作下では、パワ
ーボタン１２のＬＥＤは、ＩＲコマンドに応答して点滅
しない。
【００１７】また、ＴＶが「クールダウン」モードにあ
るときに、パワーボタンのＬＥＤは点灯する。クールダ
ウンモードは、視聴者がＴＶに電源オフコマンドを送出
した後の時間、及びＴＶが即座にオン状態に戻ることが
できない時間である。これは、ＴＶの高出力ランプは、
再点灯することができる前に、はじめに電圧の印加が停
止されなければならないために生じ、さもなければ、ラ
ンプの寿命が短くなる。
【００１８】電源オンコマンド、電源オフコマンド又は
電源切り替えコマンドが、ＴＶクールダウンモードの間
にＴＶにより受信されたとき、パワーボタン１２のＬＥ
Ｄは、たとえば、３回の５００ミリ秒のオンオフを遅く
点滅させ、コマンドが受信されたが、ＴＶがコマンドに
即座に作用することができないことを視聴者に知らせる
ことができる。
【００１９】本発明の別の態様によるシステムは、「ラ
ンプ再点灯失敗」インジケータをも含んでいる。ランプ
が故障していることをＴＶが判断する前に、ランプを再
点灯することを３回試みる。成功することなしにランプ
を再点灯することを試みるたびに、パワーボタン１２の
ＬＥＤ１３は、たとえば５回遅く点滅させ、ランプの再
点灯が不成功であることを示すことができる。
【００２０】これは、３回のランプ再点灯の試行を要
し、ＴＶがランプが故障しているかもしれないと判断す
る直前に、上述した１分間に高速レートでパワーボタン
１２のＬＥＤをフラッシュすることにより、この故障の
可能性を視聴者に示す。まとめると、以下の表１には、
本発明によるパワーボタン１２のＬＥＤにより提供され
る場合がある異なるランプ状態のインジケータの例が示
されている。
【００２１】
【表１】 パワーボタンを選択的に点灯するための本発明のシステ
ムは、コンピュータ、ステレオ、医療機器、製造装置等
のようなかかる装置の動作状態に関する情報を示すため
の他の装置において使用することができる。さらに、点
灯源は、ＬＥＤに限定されず、ＬＣＤディスプレイ又は
他の情報表示装置である場合がある。
【００２２】本発明に対する様々な変更及び代替の実施
の形態は、上述した記載を考慮することにより、当業者
には明らかである。したがって、この記載は、例示のみ
であるとして解釈されるべきであり、本発明を実現する
最良の形態を当業者に教示するためのものである。かか
る構成の詳細は、本発明の精神から逸脱することなし
に、大幅に変更される場合がある。特許請求の範囲内に
該当する全ての変更例を使用することを排除することが
確保される。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明によるパワーボタンの点灯を消すための
システムを採用したＬＣＯＳ投影テレビジョンのブロッ
ク図を示す図である。
【図２】図１に示されるＴＶのパワーボタンを選択的に
点灯するために使用することができるオンスクリーンメ
ニューを示す図である。
【符号の説明】
１０：ＬＣＯＳ投影テレビジョン（ＴＶ） １１：（取替え可能な）光源 １２：パワーボタン １３：光源 １４：マイクロプロセッサ ２０：オンスクリーンメニュー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マーク ギルモア ミアーズ アメリカ合衆国 インディアナ州 46077 ザイオンズヴィル ハイド・パーク・ド ライヴ 6514 (72)発明者 トマス エドワード ゴスペル アメリカ合衆国 インディアナ州 46033 カーメル ブルックシャー・パークウェ イ 12970 (72)発明者 ジーン ハーロウ ジョンソン アメリカ合衆国 インディアナ州 46032 カーメル ウィスパー・ウィンド・ドラ イヴ 14379 (72)発明者 ウェスレイ ガイ マンソン アメリカ合衆国 インディアナ州 46060 ノーブルズヴィル ヘザーウッド・コー ト 614 Ｆターム(参考） 5C025 CA15 CB07

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 ビデオ装置の状態を示すための装置であ
    って、 パワーインジケータのイルミネーションと、 前記ビデオ装置が電源オンされているときに、前記パワ
    ーインジケータのイルミネーションを選択的に点灯する
    ことをユーザに対して可能にするためのユーザインタフ
    ェースと、を備えるシステム。
  2. 【請求項２】 前記パワーインジケータのイルミネーシ
    ョンが点灯しないようにユーザにより選択されていると
    きであっても、前記ビデオ装置が電源オンされたとき
    に、前記パワーインジケータのイルミネーションは点灯
    して、前記ビデオ装置の動作状態に関してユーザに情報
    を提供する、請求項１記載のシステム。
  3. 【請求項３】 前記パワーインジケータのイルミネーシ
    ョンは、少なくとも１つの発光ダイオードである、請求
    項１記載のシステム。
  4. 【請求項４】 前記ユーザインタフェースは、オンスク
    リーンメニューを含む、請求項１記載のシステム。
  5. 【請求項５】 前記オンスクリーンメニューにユーザに
    より入力された情報に応答して、前記点灯を制御するた
    めのマイクロプロセッサをさらに備える、請求項４記載
    のシステム。
  6. 【請求項６】 前記パワーインジケータのイルミネーシ
    ョンは、前記ビデオ装置の複数の動作状態のうちの異な
    る１つをそれぞれが示す複数の異なるスピードで点滅す
    る、請求項２記載のシステム。
  7. 【請求項７】 前記ビデオ装置の動作状態は、投射ラン
    プ不動作及び投射ランプクールダウンのうちの少なくと
    も１つの状態を含む、請求項２記載のシステム。
  8. 【請求項８】 装置のパワーインジケータのイルミネー
    ションを制御する方法であって、前記装置が電源オンさ
    れたときに、前記装置の前記パワーインジケータのイル
    ミネーションを点灯するステップと、 前記装置が電源オンされているときであっても、前記パ
    ワーインジケータのイルミネーションを選択的にオフに
    することをユーザに対して可能にするためのユーザイン
    タフェースを設けるステップと、を備える方法。
  9. 【請求項９】 前記パワーインジケータのイルミネーシ
    ョンを選択的にオフにすることをユーザが選択している
    場合であっても、マイクロプロセッサが、前記装置の前
    記パワーインジケータのイルミネーションを点灯するこ
    とを可能にするステップをさらに備える、請求項８記載
    の方法。
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