JP2004111204A - 照明用リモコン送信器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】多段階調光照明器具または連続調光照明器具の全光、調光、常夜灯、消灯の各点灯・消灯モードを、制御する照明用リモコン送信器において、前記各点灯・消灯モードを、表示するよう正面に設けた液晶画面11のモード表示部12を備え、この液晶画面に前記各点灯モードを表す円形画像を配置したことを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、照明器具用のリモコン送信器に関し、特に点灯・消灯モードを容易に識別できるようにしたリモコン送信器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の蛍光灯照明器具用リモコン送信機は、LED3個を搭載し、ボタン操作により、全光−調光−保安球−消灯、の順に切り替える順送り操作が基本であった。
【0003】
さらに、蛍光ランプ2本〜3本を搭載した照明器具において、外側の搭載ランプに昼光色ランプを、内側に電球色ランプを配置、またはこれと逆に、外側に電球色ランプ、内側に昼光色ランプを、それぞれ配置する照明器具もよく知られている。これらの照明器具は、シーンセレクト機能付照明器具として知られている。
【0004】
一方、点灯モードとして、全光→調光1(70%)→調光2(50%)→調光3(30%)→保安球→消灯、の順に切り替えることができる多段階調光照明器具も出てきた。また、段階的な切り替えでなく、連続調光照明器具も知られるようになった。このように、従来のスタンダードタイプの照明器具、セレクト機能付照明器具、多段階調光照明器具、連続調光照明器具のリモコン送信機は、照明器具のセード内の明るさを目視でそのつど確認しながら、必要な点灯モードを選択、確認していた。
【0005】
例えば、連続調光照明器具のリモコン送信機として、照明部の点灯後も周囲の照度を検出して、照度に応じた調光制御を行うことができる照明制御装置がある(例えば、特許文献1参照。)。
【0006】
この照明制御装置は、図4のブロック図のようになっている。すなわち、照明器具30は、周囲照度を検出する第1の照度センサ部31と、第1の照度センサ部31の様々な制御を行う照度センサ制御部32と、外部より赤外線光などの光信号からなるワイヤレス信号にて送信された制御信号を受信する信号受信部33と、この照明器具30の様々な設定を行うための設定操作部34と、照明器具30に関する様々な設定情報を記憶する不揮発性のメモリ部35と、照明負荷を点灯又は消灯させる照明負荷部36と、各部の動作を制御する器具制御部37と、各部に動作電源を供給する電源部38とから構成される。
【0007】
この装置のリモコン送信器20は、人の存否を検出する人体センサ部21と、赤外線光などの光信号からなるワイヤレス信号にて照明器具30へ制御信号を送信する信号送信部23と、照明器具30を点灯又は消灯させるための切替操作を行ったり、様々な設定を行うためのリモコン操作部24と、各部の動作を制御するリモコン制御部25と、各部に動作電源を供給する電源部26とから構成される。
【0008】
このリモコン送信器20の人体センサ部21が人を検知して人体検知信号を発生したり、リモコン操作部24が操作に応じて操作信号を発生すると、リモコン制御部25は、人体センサ部21の人体検知信号やリモコン操作部24の操作信号に基づいて、信号送信部23から外部へワイヤレス信号にて制御信号を送信させ、照明器具30の信号受信部33が信号送信部23から送信された制御信号を受信する。また、第1の照度センサ部31は周囲の照度を検出しており、器具制御部37は信号受信部33の受信した制御信号及び第1の照度センサ部31の検出した照度に基づいて調光信号を発生し、照明負荷部36が器具制御部37の調光信号に基づいて照明負荷を調光点灯する。
【0009】
この時、照明負荷部36が照明負荷を点灯させた後も、第1の照度センサ部31は周囲の照度を検出しており、器具制御部37は照度センサ部31の検出した照度に応じた調光信号を発生し、照明負荷部36が器具制御部37の調光信号に基づいて照明負荷を調光点灯し、周囲の照度を予め設定された照度に制御している。
【0010】
この照明制御装置において、さらに、照明器具30の第1の照度センサ部31が、照明器具30のセードやグローブからなるカバーに覆われる部位に配設されている。また。リモコン送信器20には、リモコン送信器20の周辺の照度を検出する透過率測定手段たる第2の照度センサ部22を設けている。そして、第1の照度センサ部31の信号出力と、第2の照度センサ部22の信号出力とからカバーの透過率を測定し、カバーの透過率が低い場合には、感度補正手段たる照度センサ制御部32が第1の照度センサ部31の感度を高く、カバーの透過率が高い場合には、照度センサ制御部32が第1の照度センサ部31の感度を低くしている。
【0011】
一方、スタンダードタイプの照明器具は、全光、調光、保安球、消灯、それぞれの段階を目視で容易に確認できたが、多段階調光照明器具および連続調光照明器具は、セード越しに必要な明るさを選択、確認することは容易ではなかった。このセレクト機能付照明器具では、明るさよりランプ色の選択であり、見分けることはできるが、点灯状態をリモコン送信機で確認することはできなかった。例えば、光源の光出力を制御する照明装置として、以下に説明するものがある(例えば、特許文献2参照。)。
【0012】
この照明装置は、図5のブロック図に示すように、光源と光源を点灯させる点灯手段とを有する照明器具40と、被照射面の照度を検出する明るさ検出手段41と、明るさ検出手段41の検出値を受けて光源の光出力を制御する制御部42と、被照射面の照度を所定値に設定する第1のモード、及び明るさ検出手段41の検出値を受けて光源の光出力を制御する第2のモードとを切り替えるモード切替手段43とを設け、第2のモード時に、記憶された検出値を維持する様に光源の光出力を制御している。ここで、制御部42は、光源の光出力を制御する為の目標値や光出力の範囲などの様な制御に必要な設定を記憶する記憶手段を有し、また、設定手段43は、制御部42の制御モード切替手段と、照明器具40の光出力を調整する光出力調整手段とを有している。
【0013】
この動作は、通常は、被照射面の照度が所定の値になる様に、明るさ検出手段41の検出値を基に器具40の光出力を制御し、つまり、予め設定された検出値を明るさ検出手段41が得られる様に明るさ検出手段41によるフィードバック制御(センサモード)されている。被照射面の照度を設定あるいは変更する際には、設定手段43のモード切替手段によって、センサモードから調整モードに切り替える調整モード切替信号を送出する。例えば、リモートコーントロール装置(リモコン)から送出された調整モード切替信号が、天井面などに設けられたリモコン受信器にて受信されると、センサモードから調整モードに切り替わる。調整モードになると、明るさ検出手段41の検出値に関係なく、設定手段43の光出力調整手段による光出力UP信号により器具40の光出力をUPし、光出力DOWN信号により器具40の光出力をDOWNして、被照射面照度を所望の値に調整する。調整が終了すると、センサーモード復帰信号をリモコン受信器に送信し、センサモードへ復帰させる。センサモードへ復帰する際に、被照射面照度の調整が終了した状態での明るさ検出手段41の検出値を制御部42の記憶手段に記憶し、以後は、制御部42の記憶手段に記憶された明るさ検出手段41の検出値になる様に器具40の光出力を制御する。
【0014】
この照明装置は、現在の動作モードや点灯状態(例えば光出力範囲が上限値になっている等)を表示する手段を設けたることが出来、その表示手段としては、例えばLEDの色やLEDの点滅、点灯、消灯パターンなどにより判別するものがあり、その一例が図に示されている。その点灯状態は、点灯、点滅、消灯で示され、また、例えばLED1は赤色でモード表示を行い、LED2は緑色で点灯状態表示を行っている。ただし、この表示手段がどこにあるか説明していない。
【0015】
さらに、例えば、一般の電子機器の制御を確認する方法として、リモートコントローラの操作パネルの動作確認装置が、複数の操作部及び複数の表示部を有する操作パネルの動作を確認したものがである(例えば、特許文献3参照。)。
【0016】
図6はその操作パネルの動作確認装置における基本的な機能を示す機能ブロック図である。この操作パネルの動作確認装置は、操作パネルの動作確認を行う動作確認モードを上記電子機器本体の電子回路に設定するモード設定手段であるモード設定機能部51と、上記電子機器本体の電子回路の動作モードで上記複数の表示部全てを同時に点灯又は点滅させる第1のモードである全点灯モード51aと上記複数の表示部を所定の順序で順次点灯又は点滅させる第2のモードである順次点灯モード51bに切換設定する切換手段であるモード切換選択機能部52を有している。
【0017】
この各モードの設定は、装置の起動後に各モードに対応する設定をソフトウェアにより設定している。また、各モードの切換選択は、入力端子50を介して供給されるモード切換選択信号(例えば後述する割込信号)に応じて行っている。以後の選択されたモードに応じた操作パネルである各基板53a〜53nの動作チェック処理が行われる。また、図6に示す操作パネルの動作確認を行う動作確認モード時に、上記電子回路は上記複数の操作部の操作状態に応じた表示を上記表示部にて行うモードとしてキーマトリクスモード51cが上記モード設定機能部51で設定される。このキーマトリクスモード51cは、第3のモードとして上記モード切換選択機能部52で切換選択される。
【0018】
【特許文献1】
特開平11―040374号公報
【特許文献2】
特開平10―270178号公報
【特許文献3】
特開平5―241513号公報
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述した従来技術では、全光、調光、保安球、消灯、それぞれの段階を目視で容易に確認できたが、多段階調光照明器具および連続調光照明器具は、セード越しに必要な明るさを選択、確認することは容易ではなかった。また、セレクト機能付照明器具では、明るさよりランプ色の選択であり、見分けることは出来なかった。
【0020】
本発明の目的は、リモコン操作に対応した制御の機能表示を明確に識別出来るようにした照明用リモコン送信器を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】
本発明の構成は、多段階調光照明器具または連続調光照明器具の全光、調光、常夜灯、消灯の各点灯モードを、制御する照明用リモコン送信器において、前記各点灯・消灯モードを、表示するよう正面に設けた液晶画面を有し、この液晶画面に前記各点灯モードを表す画像を配置したことを特徴とする。
【0022】
本発明において、点灯モードの表示に、円形の液晶画面を用い、この円形の液晶画面の外側リング部分で、その点灯比率またはモードを表示することげでき、また、点灯モードの表示が、外側リング部分を4つに区分して行うことができ、また、点灯モードが、順送りスイッチにより、順次、全灯、昼光色、電球色と切替られるセレクト点灯モードであり、また、点灯モードが、第1の順送りスイッチにより、順次、全灯、70%、50%、30%等の所定点灯割合で切替られる多段階調光モードであることができる。
【0023】
さらに、本発明において、円形の液晶画面の内側の小円部分で、消灯モードの常夜灯表示をし、消灯モードが、第2の順送りスイッチにより、常夜灯、消灯と切替られることができる。
【0024】
本発明の構成によれば、照明器具のセードのため全光、調光、保安球、消灯、を確認できなかった多段階調光照明器具、連続調光照明器具でも、各点灯モードをリモコン送信機で容易に確認できるようになった。
【0025】
【発明の実施の形態】
次に図面により本発明の実施形態を説明する。図1(a)(b)は本発明の一実施形態の照明用リモコン送信器の正面図および側面図、図2はその機能を説明するブロック図である。この図1に示すように、本実施形態のリモコン送信器10は、このリモコン送信器本体10aの正面に、円形にして上部表示部と下部操作部とを一体に配置したものである。円形上部に配置した矩形の液晶表示部11は、その中央に円形に画像を形成したモード表示部12を設け、円形上部に配置した半円形の左に消灯スイッチS1のボタン16を配置し、この半円形の右に順送りスイッチS2のボタン17を配置している。
【0026】
なお、このリモコン送信器10の赤外線送信部14は、その上端に配置され、リモコン送信器10の裏面には、このリモコン送信器10を平坦にテーブルなどな上に置く、台18が設けられている。
【0027】
このリモコン送信器10は、図2のように、常夜灯、消灯を切替える消灯スイッチ16(S1)と、点灯モードを切替える順送りスイッチ17(S2)と、これらスイッチ16,17からの接点信号を記憶し、どのモードにあるかを区別しモード制御を行う制御用マイコン1と、この制御用マイコン2からの表示信号を液晶表示できるように駆動する液晶表示コンドローラ2と、この液晶表示コンドローラ2の出力によりモード画像を表示する液晶表示部3(12)とから構成される。
【0028】
図3(a)〜(c)は、図2の液晶表示部3のモード表示部12の液晶画像を説明する表示図である。図3(a)は、矩形の液晶表示部3に設けた、円形のモード表示部12の一例で、連続調光照明器具の点灯比率を、四分割したリング状のグラフィック画面を示している。すなわち、順送りスイッチS2により、順次照明器具の全部点灯を「全灯」12a、その70%点灯を「70%」12b、その50%点灯を「50%」12c、その30%点灯を「30%」12dと切替えている。また、消灯モードでは、図3(b)のように、消灯スイッチS1により、照明器具の常夜灯(保安灯)の点灯を「常夜灯」16a、消灯の「消灯」16bと切替られる。
【0029】
なお、図3(c)は、円形のモード表示部12の他の例であり、「全灯」12e、「昼光色」12f、「電球色」12gの各モードを示す。すなわち、全灯12eは、図3(a)と同様であり、昼光色12fはリングの右上、左下を点灯させ、電球色12gはリングの左上、右下を点灯させている。
【0030】
本実施形態のリモコン送信機の液晶表示画面において、リング(円弧)状に四分割したグラフィック画面を設け、照明器具の点灯モードを、全光、昼光色、電球色、保安球、に切り替えると、四分割された当該グラフィック画面が、切り替え順にしたがって点灯部分、消灯部分が切り替わり、点灯しているグラフィック画面が、あたかも回転しているかのように見え、モード識別が容易にできる。また、照明器具の点灯モードにしたがって、点灯するグラフィック画面が決まっているため、グラフィック画面の点滅状態により、照明器具の点灯モードを容易に確認することができる。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、照明器具の点灯モードにしたがって、点灯するグラフィック画面が決まっているため、グラフィック画面の点滅状態により、照明器具の点灯モードを容易に確認することができるという効果があり、また、操作スイッチに近接して点灯モードが配置されているので、点灯モードを確認しながら、容易に操作が可能となるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)(b)は本発明の第1の実施形態を説明するリモコン送信器の正面図および側面図。
【図2】図1のリモコン送信機を説明するブロック図。
【図3】(a)〜(c)は図1のリモコン送信機のモード表示部分の2つの実施形態の表示図。
【図4】従来例のリモコン送信器と照明装置のブロック図。
【図5】(a)(b)は従来例の他のリモコン送信器と照明装置のブロック図。
【図6】従来例のモード制御を説明する装置のブロック図。
【符号の説明】
1 制御用マイコン
2 液晶表示コントローラ
3,12 モード表示部
10,20 リモコン送信器
10a 本体
11 液晶表示部
12a,12e 全灯表示
12b〜12d 75%,50%,25%表示
12f 昼光色表示
12g 電灯色表示
14,23 送信部
16 消灯ボタン(スイッチS1)
16a 常夜灯表示
16b 消灯表示
17 順送りボタン(スイッチS2)
18 台
24 リモコン操作部
25 リモコン制御部
30,40 照明装置
32 照度制御部
34 設定操作部
41 明るさ検出手段
42 制御部
43 設定手段
50 モード選択信号
51 モード設定部
52 スイッチ
53 基板表示部
Claims (7)
- 多段階調光照明器具または連続調光照明器具の全光、調光、常夜灯、消灯の各点灯モードを、制御する照明用リモコン送信器において、前記各点灯・消灯モードを、表示するよう正面に設けた液晶画面を有し、この液晶画面に前記各点灯モードを表す画像を配置したことを特徴とする照明用リモコン送信器。
- 点灯モードの表示に、円形の液晶画面を用い、この円形の液晶画面の外側リング部分で、その点灯比率またはモードを表示した請求項1記載の照明用リモコン送信器。
- 点灯モードの表示が、外側リング部分を4つに区分して行われた請求項2記載の照明用リモコン送信器。
- 円形の液晶画面の内側の小円部分で、消灯モードの常夜灯表示をした請求項2または3記載の照明用リモコン送信器。
- 点灯モードが、順送りスイッチにより、順次、全灯、昼光色、電球色と切替られるセレクト点灯モードである請求項1,2または3記載の照明用リモコン送信器。
- 点灯モードが、第1の順送りスイッチにより、順次、全灯、70%、50%、30%等の所定点灯割合で切替られる多段階調光モードである請求項1,2または3記載の照明用リモコン送信器。
- 消灯モードが、第2の順送りスイッチにより、常夜灯、消灯の切替られる請求項1または4記載の照明用リモコン送信器。
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WO2011155500A1 (ja) * | 2010-06-07 | 2011-12-15 | 株式会社ソディック | Led照明装置 |
KR20150004072A (ko) * | 2013-07-02 | 2015-01-12 | 주식회사 유니룩스 | 엘이디조명등의 컨트롤러 |
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