JP2002352816A - 燃料電池用セル板、その製造方法および固体電解質型燃料電池 - Google Patents

燃料電池用セル板、その製造方法および固体電解質型燃料電池

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    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板上に形成された固体電解質層の剥離や破
損を防止することができ、耐熱性および耐熱衝撃性に優
れた燃料電池用セル板およびその製造方法、さらにはこ
のようなセル板を用いた固体電解質型燃料電池を提供す
る。 【解決手段】 多孔質基板2上に下部電極層4と固体電
解質層5と上部電極層6を積層してなる固体電解質型燃
料電池のセル板において、少なくとも固体電解質層5を
複数に分割して形成すると共に、この電解質層5が形成
されていない領域をガス不透過層3で被覆する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体電解質を用
い、電気化学反応により電気エネルギーを得る固体電解
質型燃料電池(SOFC)に係わり、さらに詳しくは多
孔質基板上に電極と固体電解質を積層したセル構造と、
このような構造を備えた燃料電池用セル板の製造方法、
そしてこのようなセル板を備えた固体電解質型燃料電池
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、発電効率が高く、しかも有害な排
ガスをほとんど発生せず、地球環境に優しいクリーンな
エネルギー源として燃料電池が注目されている。これら
燃料電池のうち、固体電解質型の燃料電池は、電解質と
してイットリア安定化ジルコニアなどの酸化物イオン導
電性固体電解質を用い、その両面に多孔質電極を取付
け、固体電解質を隔壁として一方の側に水素や炭化水素
などの燃料ガスを、他方の側に空気や酸素といった酸化
性ガスを供給する形式の燃料電池であり、一般的に約1
000℃で動作するものである。
【0003】上記固体電解質の導電率は、りん酸型燃料
電池や溶融炭酸塩型燃料電池の電解質の導電率に比較し
て約1桁低い値となることが知られている。一般に、電
解質部分の電気抵抗は発電損失となることから、発電出
力密度を向上させるためには、固体電解質を薄膜化して
膜抵抗を極力低減させることが重要となる。
【0004】このように固体電解質が薄膜であり、しか
も電解質には電池としての機能を確保するためにある程
度以上の大きさの面積が必要となることから、固体電解
質型燃料電池においては、機械的強度を備えた支持体上
に電解質膜を形成したセル構造が採用されている。
【0005】このような燃料電池の構造例として、特開
平5−36417号および特開平9−50812号公報
には、どちらか一方の電極材料、例えば空気極材料から
なる板状かつ中空状の基板上に、固体電解質層と、他方
の電極である燃料電極を形成した構造、すなわち電解質
膜を支持する基板と一方の電極とを兼ねた構造のものが
開示されている。また、European SOFC
Forum(2000年発行)の第231〜240頁に
は、多孔質金属基板上に、発電三層(第1電極層/固体
電解質層/第2電極層)をプラズマ溶射法によって形成
することが記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平5−364
17号公報に記載されているように、一方の電極を兼ね
た基板上に電解質層、さらにその上に他方の電極を形成
する場合、基板材料には、基板としての機能と電極とし
ての機能の両方が求められることになる。すなわち、
(1)セル板の強度保持:高温での耐熱強度が必要であ
り、気孔率が小さい方が好ましい、(2)電極反応場の
形成:反応場の表面積を大きくする観点から、適度な気
孔率が必要、(3)発電電流の集電:電気抵抗を小さく
するため、気孔率が小さい方が好ましい、(4)ガスの
拡散:電極反応場へ供給する酸化性ガスあるいは燃料ガ
ス量を増加させる観点から、気孔率が大きい方が好まし
い、(5)電解質層の形成:より薄くかつ緻密な電解質
層を形成する観点から、気孔率が小さく、平面性の高い
面であることが好ましい、ことになり、これら全ての機
能を十分に発揮する気孔率の電極板を得ることは極めて
困難である。
【0007】また、特開平9−50812号公報には、
上記(1)〜(5)の機能の向上を図るために、電極基
板を気孔率の異なる層からなる3層構造とすることが記
載されているが、このような密度の異なる層を一体焼成
するには製造条件の制御が難しく、生産歩留まりが悪い
という問題がある。さらに、多孔質金属基板上に、発電
三層をプラズマ溶射によって形成したものにおいては、
一般に強度および電気伝導性が高い金属材料を用いるこ
とから、上記機能(4)に適した大きな気孔率とするこ
とによって、(1)および(3)の条件をも満足させる
ことができ、発電性能を向上させることができるが、基
板材料と電極材料あるいは電解質材料との熱膨張率の差
に起因する剥離や破損が生じ易く、耐熱衝撃性に劣ると
いう問題点があり、これら問題点の解消が従来の固体電
解質型燃料電池における課題となっていた。
【0008】
【発明の目的】本発明は、従来の固体電解質型燃料電池
のセル構造における上記課題に鑑みてなされたものであ
って、基板上に形成された固体電解質層の剥離や破損を
効果的に防止することができ、耐熱性および耐熱衝撃性
に優れた燃料電池用セル板およびその製造方法、さらに
はこのようなセル板を用いた固体電解質型燃料電池を提
供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる燃料電池
用セル板は、多孔質基板上に下部電極層と固体電解質層
と上部電極層を積層してなる固体電解質型燃料電池のセ
ル板において、少なくとも固体電解質層が複数に分割し
て形成されており、当該電解質層が形成されていない領
域がガス不透過層で被覆されている構成とし、燃料電池
用セル板におけるこのような構成を前述した従来の課題
を解決するための手段としたことを特徴としている。
【0010】本発明に係わる燃料電池用セル板の好適形
態としては、ガス不透過層の上面と下部電極層の上面が
略同一平面上にある構成、ガス不透過層の上面と固体電
解質層の上面が略同一平面上にある構成、ガス不透過層
の下面と固体電解質層の下面が略同一平面上にあって、
固体電解質層の上面がガス不透過層の上に張り出してい
る構成とすることができ、他の好適形態としては、前記
多孔質基板が電気絶縁性を有し、ガス不透過層が電気伝
導性を有している構成、前記多孔質基板が電気伝導性を
有し、ガス不透過層の少なくとも固体電解質層が形成さ
れた面が電気絶縁性を有している構成、前記多孔質基板
およびガス不透過層が共に金属である構成、前記ガス不
透過層の少なくとも固体電解質層が形成された面が金属
層と電気絶縁層の2層構造をなしている構成、そして前
記多孔質基板が気孔率の異なる2以上の層からなる多層
構造をなしている構成、さらには前記多孔質基板の表面
層が下部電極層を兼ねている構成とすることができる。
【0011】本発明に係わる燃料電池用セル板の製造方
法は、上記燃料電池用セル板の製造に好適なものであっ
て、多孔質基板にガス不透過層を形成する工程Aと、下
部電極層を形成する工程Bと、固体電解質層をパターニ
ングして形成する工程Cと、上部電極層を形成する工程
Dからなり、工程Bに先立って工程Aを実施し、多孔質
基板のガス不透過層が形成されていない部分に下部電極
層をパターニングして形成する構成、あるいは工程Bと
工程Cの間に工程Aを実施する構成としたことを特徴と
しており、燃料電池用セル板の製造方法におけるこのよ
うな構成を前述した従来の課題を解決するための手段と
している。
【0012】また、上記燃料電池用セル板の製造方法に
おける好適形態としては、前記工程Bが膜形成工程と、
形成された膜の表面研磨工程からなる構成、さらには前
記工程Bが複数の膜形成工程からなる構成としたことを
特徴といている。
【0013】本発明の他の請求項に係わる燃料電池用セ
ル板の製造方法は、多孔質基板にガス不透過層を形成す
る工程Aと、下部電極層を形成する工程Bと、固体電解
質層をパターニングして形成する工程Cと、上部電極層
を形成する工程Dからなり、工程Bと工程Cがガス不透
過層を形成した多孔質基板と、仮基板上に形成された固
体電解質層を接合機能を有する下部電極層材料で貼り合
わせる工程と、前記仮基板を固体電解質層から除去する
工程からなる構成としたことを特徴としている。
【0014】そして、本発明に係わる固体電解質型燃料
電池は、本発明に係わる上記燃料電池用セル板を用いて
なる構成としたことを特徴とし、固体電解質型燃料電池
におけるこのような構成を前述した従来の課題を解決す
るための手段としている。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明に係わる燃料電池用セル板
は、多孔質基板上に下部電極層と固体電解質層と上部電
極層が積層されていると共に、少なくとも固体電解質層
が複数に分割された状態に形成され、この電解質層が形
成されていない領域がガス不透過層で被覆された構造の
ものであって、基板が電極を兼ねることなく別体のもの
であるから、電極層や電解質層との熱膨張係数差を考慮
して材料の最適化を図ることができ、耐熱性、耐熱衝撃
性が向上することになる。また、電解質層が複数に分割
されて形成されているので、ガス隔壁である電解質層の
破損が効果的に防止されることになる。
【0016】このとき、上記多孔質基板の材料として
は、ガス流路として機能する気孔率を有する多孔質材料
であれば特に限定されることはなく、例えば、アルミ
ナ、チタニア、ジルコニア、コージェライト、石膏など
の多孔質体や、SiC、Si 繊維の不織布などを
使用することができる。また、La1−xSrMnO
(LSM)、La1−xSrCoO(LSC)、
Ni、ステンレス鋼などのような電極材料の焼結体を使
用することもでき、下部電極層や固体電解質層と熱膨張
係数が近い材料を選択することができる。
【0017】また、ガス不透過層としては、燃料ガスや
空気をシールする機能が要求され、ガラスやセラミック
スなどの電気絶縁性材料、電気伝導性を備えた金属材料
や酸化物材料をも使用することができる。さらに、例え
ば表面に電気絶縁処理を施した金属材料など、2層構造
とすることもできる。
【0018】上部あるいは下部電極層の材料について
は、燃料極材料として、例えば公知のニッケル、ニッケ
ルサーメット、白金などを使用することができ、空気極
材料としては、例えば、La1−xSrMnO、L
1−xSrCoOなどのペロブスカイト型酸化
物、銀などを使用することができるが、燃料極、空気極
共に、上記材料のみに限定されるものではない。
【0019】固体電解質としては、公知のNd
Sm、Y、Gd、Scなどを
固溶した安定化ジルコニア(ZrO)や、CeO
Bi 、LaGaOなどを主成分とする材料を使
用することができるが、必ずしもこれらのみに限定され
るものではない。
【0020】固体電解質層は、1枚の基板上に複数、す
なわち2個以上に分割された状態に形成されており、丸
型、四角形、多角形など種々の形状に形成することがで
きる。この固体電解質層の分割は、ガス流路の形成を目
的とするものではなく、耐熱衝撃性の向上を目的とする
ものであるからして、隣接する電解質層との間隔は、出
力密度が向上することから、狭い方が望ましい。したが
って、当該電解質層は、パターニングして形成すること
もできるし、全面に形成した後に、所定の位置にクラッ
クを生じさせることによって分割することもできる。例
えば、後述する図3に示すようなエッジ形状や熱膨張率
差を制御し、ガス不透過層を形成した基板を用い、スパ
ッタ法や溶射法などの乾式成膜方法で電解質層を形成し
た後、熱処理によって所定の位置にクラックを入れるこ
とができる。
【0021】本発明に係わる燃料電池用セル板において
は、ガス不透過層の上面と下部電極層の上面とが略同一
平面をなすようにすることができ、これによってガス不
透過層と下部電極層からなる面の段差が少ないものとな
り、段差の少ない平滑な面上に固体電解質層が成膜され
ることになるので、緻密な電解質層が得られる条件を選
択して成膜することができるようになることから、電解
質層を薄くすることができ、ガスの漏れが防止されて、
発電損失を低減させることができる。
【0022】また、ガス不透過層の上面と固体電解質層
の上面とが略同一平面をなすようにすることによって、
印刷やペースト塗布法、溶射法などを使用して簡単に精
度よくパターニングした電解質層を形成することがで
き、量産性および耐久性に優れたものとなる。このと
き、固体電解質の上層にさらに電解質層を形成すること
もでき、ガス不透過層の下面と固体電解質層の下面とが
略同一平面をなすようにし、かつ固体電解質層の上面が
ガス不透過層上に張り出すものとすることによって、ガ
ス不透過層が電気伝導性に場合、量産性に優れると共
に、上部電極と下部電極の間の電気リークが確実に防止
されるようになる。
【0023】本発明に係わる燃料電池用セル板において
は、前記多孔質基板が電気絶縁性を有し、ガス不透過層
が電気伝導性を有するものとすることができる。この場
合、ガス不透過層がセル板内の集電機能を担うこととな
り、集電する電解質面積が小さいため、ガス供給量が増
加する一方、集電の際の電気抵抗を増大させることな
く、気孔率の高い電極層を形成することができ、発電出
力が向上することになる。
【0024】このとき、前記ガス不透過層は、電解質層
が形成されている面だけでなく、多孔質基板の側面や裏
面側にも形成することができ、これによって当該セル板
をスタックに積層する場合に、基板の側面や裏面に形成
された導電性ガス不透過層を利用してセル板間の電気接
続ができるようになり、スタック構造が簡単なものにな
ると共に、電気的な接続損失が低減して発電出力が向上
することになる。さらに、表面と側面・裏面に形成した
ガス不透過層の材料を同一材料で形成することにより、
ガスシール性を向上させることができ、発電出力がさら
に向上することになる。
【0025】さらに、本発明に係わる燃料電池用セル板
においては、多孔質基板が電気伝導性を有し、ガス不透
過層の少なくとも固体電解質層が形成された面が電気絶
縁性を有しているものとすることができる。この場合、
多孔質基板がセル板内の集電機能を担うこととなり、一
般に、上部電極層は気孔率が高いため、パターニングし
て形成しなくても熱衝撃を緩和することができるので、
工程が簡略化されることになる。
【0026】また、多孔質基板およびガス不透過層を共
に金属とすることもでき、これにより多孔質基板とガス
不透過層の接合部の耐久性が向上することになる。この
とき、例えば金属性多孔質基板の表面に溶射法や熱酸化
法によって絶縁層を形成したり、電気絶縁性箔の下層に
金属膜を成膜したり、溶着したりすることによって、ガ
ス不透過層の少なくとも固体電解質層が形成された面を
金属層と電気絶縁層の2層構造とすることができる。こ
れによりガス不透過層の金属層が集電機能を果たすと共
に、上部電極をパターニングして形成する必要がないの
で、工程が簡略化される。
【0027】ガス不透過層は、前述のように、電解質層
が形成されている面だけでなく、多孔質基板の側面や裏
面側にも形成することができ、このとき、例えば多孔質
基板の電解質層形成面を電気絶縁性材料とし、多孔質基
板の側面や裏面を金属箔にするなど材質を変えることも
可能である。これによって当該セル板をスタックに積層
する場合に、基板の側面や裏面に形成された導電性ガス
不透過層を利用してセル板間の電気接続ができるように
なり、電気的な接続損失を低減させて発電出力を向上さ
せることができると共に、スタック構造が簡単なものに
なる。
【0028】本発明に係わる燃料電池用セル板において
は、また、多孔質基板を気孔率の異なる層からなる多層
構造とすることもでき、ガス流路としての多孔質基板
と、成膜基板としての表面層を分離することによって、
つまり、電極層に次いで電解質層が形成される表面層
は、基板としての成膜機能を優先した気孔径、気孔率の
小さい層とし、当該表面層以外の部分については、ガス
拡散機能を優先した気孔径、気孔率の大きい層とするこ
とにより、ガス供給量を損なうことなく、品質の良好な
電極層および固体電解質層を形成することができるよう
になり、発電出力が向上することになる。
【0029】そして、本発明に係わる燃料電池用セル板
においては、前記多孔質基板の表面層が下部電極層を兼
ねるようになすことができ、これによって上部電極をパ
ターニングして成膜する必要がなくなり、また、スタッ
クとして積層した場合のセル板間の電気接続を取るのが
容易なものとなる。このとき、下部電極層を兼ねる基板
表面層としては、空気極の場合には、公知のLSM、L
SC、Agなど、燃料極の場合には、公知のNiサーメ
ットなどを用いることができる。
【0030】本発明に係わる燃料電池用セル板の製造方
法は、多孔質基板にガス不透過層を形成する工程Aと、
下部電極層を形成する工程Bと、固体電解質層をパター
ニングして形成する工程Cと、上部電極層を形成する工
程Dからなるものであって、工程Bに先立って工程Aを
実施し、多孔質基板のガス不透過層が形成されていない
部分に下部電極層をパターニングして形成したり、工程
Bと工程Cの間に工程Aを実施したりするようにしてい
るので、固体電解質層がパターニングによって小さな面
積に分割されて形成されていることから、薄板の焼結体
を形成することができ、本発明に係わる上記燃料電池用
セル板を高い生産性のもとに量産することができる。
【0031】このとき、多孔質基板にガス不透過層を形
成する工程Aにおいては、ガラス薄板や金属箔などを接
合剤で貼る方法や、金属箔を拡散接合法や溶接法によっ
て直接接合する方法、溶射法などの乾式成膜方法によっ
て成膜する方法、ペースト塗布焼成法、ゾルゲル法など
の湿式成膜方法などを採用することができる。また、下
部電極層、固体電解質層および上部電極層を形成する工
程B、CおよびDにおいては、スパッタ法、蒸着法、イ
オンプレーティング法、レーザーアブレーション法など
のPVD法、溶射法、ペースト塗布法、ゾルゲル法など
の成膜方法を採用することができる。さらに、工程Bお
よびCにおいて、電解質焼結体薄板を下部電極剤を含有
するペーストにより貼付し、加熱焼き付けによって下部
電極層および固体電解質層を形成することも可能であ
る。
【0032】上記製造方法においては、工程Bにおいて
下部電極層を形成するに際して、下部電極層を成膜する
膜形成工程と、成膜された下部電極層を研磨する表面研
磨工程とによって行うことができ、これによって、微細
なパターニングは難しいが、量産性に優れる溶射法を採
用して、歩留まりよくパターニングして成膜することが
できるようになり、生産性が向上すると共に、耐熱衝撃
性が向上することになる。
【0033】このとき、例えば溶射法による成膜後にス
パッタ法によって成膜したり、ペースト塗布焼成法によ
る成膜後にイオンプレーティング法によって成膜したり
するなど、下部電極層を形成する工程Bを複数の膜形成
工程からなるものとすることができる。
【0034】本発明の他の請求項に係わる燃料電池用セ
ル板の製造方法においては、上記各工程のうちの工程B
と工程Cにおいて、ガス不透過層を形成した多孔質基板
と、仮基板上に形成された固体電解質層を接合機能を有
する下部電極層材料で貼り合わせる工程と、前記仮基板
を固体電解質層から除去する工程とによって下部電極層
および固体電解質層を形成するようになすことができ、
平滑性に優れた仮基板を用いることによって、その上に
形成される固体電解質層の薄膜化および緻密化が可能に
なり、電解質の内部抵抗による発電損失が低減すること
になる。
【0035】このとき、上記の仮基板としては、緻密か
つ薄膜の電解質層を形成するに適した表面平滑性を有す
るものの使用が望ましく、例えばガラス板、セラミック
ス板などを使用することができる。なお、固体電解質層
を下部電極層材料で貼り合わせたのち、仮基板を除去す
るに際しては、酸やアルカリなどによるエッチング処理
や、熱処理によって電解質層と仮基板界面とを剥離させ
ることができる。また、仮基板上に電解質層を形成した
後、さらに下部電極材接着層との接着性を向上させる目
的で、あるいは界面反応抵抗を低減させる目的などか
ら、下部電極材を含む層を成膜するなどの表面処理を行
うこともできる。
【0036】なお、本明細書においては、説明の便宜
上、基板や電解質層など各層の一方の面を「上面」、他
方の面を「下面」と称し、これに応じて電極層を「上部
電極層」、「下部電極層」などと記載しているが、これ
らは相対的な位置関係を示すものに過ぎなく、使用状態
において必ずしも上部電極層が下部電極層の上方に位置
するとは限らず、状況によっては「上面」が鉛直状態や
斜めとなった状態で使用されることもあり得る。
【0037】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説
明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるも
のではない。
【0038】(実施例1)図1は、本発明の第1の実施
例に係わる燃料電池用セル板の製造工程を示す断面図お
よび平面図である。
【0039】まず、図1(a)に示すように、公知のS
US材(ステンレス鋼)からなり、厚さ2mm、気孔率
70%、平均気孔径5μmの多孔質金属基板2の上に、
ガス不透過層3として厚さ10μmのNi箔を公知のN
i基ろう材ペーストを用いてろう付けした。なお、当該
Ni箔には、直径4mmの孔3aがあらかじめ形成して
ある。
【0040】次いで、図1(b)に示すように、多孔質
基板2上にろう付けされたガス不透過層3の上に、下部
電極層4としてのNi層をプラズマ溶射法によって50
μmの厚さに形成した。
【0041】次に、上記下部電極層4としてのNi層の
表面を、図1(c)に示すように、ガス不透過層3のパ
ターンが現れるまで研磨した。このときの研磨面の表面
粗さは鏡面仕上げとした。
【0042】そして、研磨によってほぼ同一平面となっ
たガス不透過層3と下部電極層4の上面に、図1(d)
に示すように、固体電解質層5としてYSZ(イットリ
ア部分安定化ジルコニア)をスパッタ法によって分割し
たパターンに成膜し、下部電極層4を完全に覆うように
した。なお、このときの電解質層5の膜厚は3μmとし
た。
【0043】最後に、図1(e)に示すように、LSM
をスパッタ法によって電解質層5からはみ出さないパタ
ーンで膜厚5μmに成膜して上部電極層6とし、燃料電
池用セル板1を得た。これによって、多孔質基板2の上
に膜厚が3μmと薄く、ガス隔壁として働き、IR抵抗
の小さい緻密な固体電解質層5を備えたセルを製造でき
ることが確認された。
【0044】そして、このようにして得られた燃料電池
用セル板1をセル板評価装置に組み込み、上部電極6の
側に空気を、多孔質基板2の側に水素ガスを導入し、7
00℃において発電出力を測定したところ、0.2W/
cmの出力が得られた。また、上記セル板評価装置内
で発電出力をモニターしながら、セル板温度を700℃
〜200℃の温度範囲で、200℃/Hrの昇降温を繰
り返すことによって耐熱衝撃性を評価した。その結果、
10回の昇降温に対しても出力の低下は全く認められな
かった。
【0045】(実施例2)図2は、本発明の第2の実施
例に係わる燃料電池用セル板の製造工程を示す断面図お
よび平面図である。
【0046】まず、図2(a)に示すように、公知のジ
ルコニアからなり、厚さ2mm、気孔率40%、平均気
孔径2μmの多孔質基板2の表面全面に、下部電極層4
としてLSMを厚さ30μmにプラズマ溶射法を用いて
形成した。そして、その上にガス不透過層3としてのN
i箔を公知のTi添加Ni基ろう材ペーストを用いてろ
う付けした。なお、当該Ni箔には、直径10mmの孔
3aがあらかじめ形成してある。
【0047】次いで、図2(b)に示すように、下部電
極層4の上にろう付けされたガス不透過層3の上から、
平均粒径0.5μmのセリア系材料およびガラスフリッ
トを含むペーストを塗布した後、1000℃で焼成する
ことによって固体電解質層5を形成した。
【0048】次に、上記固体電解質層5の表面を、図2
(c)に示すように、ガス不透過層3が現れるように研
磨した。このときの表面粗さを▽▽仕上げとした。
【0049】そして、研磨によってほぼ同一平面となっ
たガス不透過層3と電解質層5の上面に、図2(d)に
示すように、Ni層を電解質層5からはみ出さないパタ
ーンで、スパッタ法によって膜厚10μmに成膜して上
部電極層6とし、燃料電池用セル板1を得た。
【0050】(実施例3)図3は、本発明の第3の実施
例に係わる燃料電池用セル板の構造を示す断面図および
平面図である。
【0051】当該実施例においては、前記実施例2と同
様に、まず、多孔質基板2の表面全面に下部電極層4を
形成する。そして、その上にガス不透過層3を同様に形
成するに際して、当該ガス不透過層3の断面形状を鋭角
のものとすることによって、後述する電解質層5の焼成
工程において電解質層5に所望の位置でクラックを発生
させ、電解質層5を分割するようにしている。
【0052】すなわち、鋭角断面の隔壁3bを備えたガ
ス不透過層3を下部電極層4の上に形成したのち、当該
ガス不透過層3の上から固体電解質層5aを上記実施例
2と同様に形成し、これによって、ガス不透過層3と電
解質層5aの下面が略同一平面となる。そして、ガス不
透過層3上に形成された電解質層5aの表面をガス不透
過層3が現れるまで研磨し、ほぼ同一平面となったガス
不透過層3と電解質層5aの上面に、電解質層5bをガ
ス不透過層3の上にはみ出すように形成したのち、10
00℃で焼成することによって、当該電解質層5bにク
ラックCを発生させて、電解質層5bを分割することが
できる。この後、クラックCによって分割された電解質
層5bからはみ出さないパターンで、上部電極層6を成
膜することにより燃料電池用セル板1が得られる。
【0053】このようにして得られた燃料電池用セル板
1においては、電解質層5がガス不透過層3の上に張り
出しているので、上部電極6と下部電極4の電気リーク
を確実に防止することができる。
【0054】(実施例4)図4は、本発明の第4の実施
例に係わる燃料電池用セル板の構造を示す断面図であっ
て、当該実施例に係わる燃料電池用セル板1は、多孔質
基板2に、ガラス薄板を貼付したり、アルミナなどのセ
ラミックスを溶射したりすることによって、電気絶縁性
のガス不透過層3を形成したのち、上記実施例1と同様
に下部電極層4および固体電解質層5を形成したもので
あり、上部電極層6の形成に際してパターニングする必
要がなく、当該上部電極層層5の気孔率が特に低い場合
を除いて耐熱衝撃性の向上効果が十分に得られ、製造工
程を簡略化することができる。
【0055】(実施例5)図5は、本発明の第5の実施
例に係わる燃料電池用セル板の構造を示す断面図であっ
て、当該実施例に係わる燃料電池用セル板1は、多孔質
金属基板2に、導電性のガス不透過層3として金属箔を
貼付したのち、絶縁層3cを成膜したり、酸化性雰囲気
で焼成して酸化層を形成して絶縁層3cとしたりするこ
とによって、少なくとも上部電極6と接触する表面を絶
縁処理したものであって、このような構造の用セル板1
においては、ガス不透過層3としての金属箔が集電機能
を果たす一方、上記実施例4の場合と同様に、上部電極
層6をパターニングする必要がないので、製造工程の簡
略化が可能になる。
【0056】(実施例6)図6は、本発明の第6の実施
例に係わる燃料電池用セル板の構造を示す断面図であっ
て、当該実施例に係わる燃料電池用セル板1において
は、多孔質基板2の表面に下部電極5とは別の材料によ
る層2aや気孔率などが異なる層2aが形成されてい
る。多孔質基板2をこのような多層構造とすることによ
って、多孔質基板に要求される種々の機能、すなわち電
極層や固体電解質層を形成する成膜機能、電極からの集
電機能、インターコネクター機能にそれぞれ適した物性
のものを使い分けることができ、発電出力を向上させる
ことができる。
【0057】(実施例7)図7は、本発明の第7の実施
例に係わる燃料電池用セル板の製造工程を示す断面図で
ある。
【0058】まず、金属微粒子焼結体(Ni−16Cr
−8Fe)を用いた厚み2mm、空孔径250μm、気
孔率92%である多孔質金属基板2の表面全体に、金属
微粒子焼結体(Ni−16Cr−8Fe)を用いた厚み
50μm、空孔径5μm、気孔率50%である、表面層
2aを形成したのち、図7(a)に示すようにNiペー
ストを用いてパターニング印刷し、1000℃にて焼成
することによって、下部電極層4を形成した。
【0059】次いで、下部電極層4の上に、ガス不透過
層3としてのアルミナをプラズマ溶射したのち、図7
(b)に示すように下部電極層4が現れるまで表面を研
磨した。そして、図7(c)に示すように、実施例1と
同様に、スパッタ法によって下部電極層4を完全に覆う
ように固体電解質層5を分割パターンに成膜すると共
に、さらにその上に、スパッタ法により上部電極層6を
電解質層5の上に同様にパターン成膜することにより、
図7(d)に示すような燃料電池用セル板1が得られ
た。
【0060】(実施例8)図8は、本発明の第8の実施
例に係わる燃料電池用セル板の製造工程を示す断面図で
ある。
【0061】まず、表面を鏡面研磨仕上げした石英板を
仮基板7として使用し、当該仮基板1の上に、図8
(a)に示すように固体電解質層5をパターニングして
膜厚3μmのスパッタ成膜した。なお、このときゾルゲ
ル法によって成膜することも可能である。
【0062】一方、前記実施例1と同様の方法によって
ガス不透過層3を形成した多孔質基板2を用意し、図8
(b)に示すように、電解質層5を成膜した仮基板7に
下部電極層4となるNiペースト8を介して対向させ、
図8(c)に示すように多孔質基板2のガス不透過層3
が形成されていない部分にNiペースト8を埋め、この
電極材ペースト8を接合層として仮基板7上の固体電解
質層5を貼付したのち、1000℃にて焼成した。
【0063】この焼成に伴って、図8(d)に示すよう
に、仮基板7が電解質層5との熱膨張差によって剥離す
る。このとき、仮基板7と固体電解質層5の間の密着力
を低下させ、焼成時の剥離を容易にするために、有機系
ポリマーなどからなる離型剤をあらかじめ塗布した仮基
板1を使用することが望ましい。また、仮基板7を酸溶
液に浸漬するなどして剥離を助長する離型剤をあらかじ
め塗布しておくことも可能である。
【0064】そして、仮基板7を剥離させた固体電解質
層5の上に、実施例1と同様に、電解質層4をはみ出さ
ないようなパターンで上部電極層6を成膜することによ
り、図8(e)に示すような燃料電池用セル板1が得ら
れた。このようにして得られた燃料電池用セル板1にお
いては、電解質層5が鏡面仕上げした仮基板7上に形成
されているので緻密な薄膜とすることができるので、電
解質のIR抵抗による発電損失を低減することができ
る。
【0065】(実施例9)図9は、本発明の第9の実施
例に係わる燃料電池用セル板の構造を示す断面図であっ
て、当該実施例に係わる燃料電池用セル板1は、電気伝
導性を備えた多孔質基板2に、前記実施例4と同様に電
気絶縁性のガス不透過層3dを形成したのち、下部電極
層4、電解質層5および上部電極層6を積層し、さらに
多孔質基板2の側面および裏面に電気伝導性ガス不透過
層3eを形成したものである。当該燃料電池用セル板1
においては、電気伝導性多孔質基板2がセル板内集終機
能を担うと共に、多孔質基板2の側面および裏面の電気
伝導性ガス不透過層3eがセル板間の電気接続機能を果
たすことになる。
【0066】(実施例10)図10は、前記実施例2と
同様に作製した燃料電池用セル板1を積層したスタック
の構造例を示す断面図であって、各多孔質基板2の側面
および裏面にも同様の導電性ガス不透過層3を形成する
ことによって、セル板間の電気的接続に利用するように
している。
【0067】(実施例11)図11は、前記実施例5と
同様に、導電性ガス不透過層3の電解質層側に絶縁処理
を施して絶縁層3cを形成した燃料電池用セル板1を用
いて積層したスタックの構造例を示す断面図であって、
各多孔質基板2の側面および裏面にも導電性ガス不透過
層3が形成されており、このガス不透過層3がセル板内
集電機能とセル板間の電気接続機能を果たすと共に、イ
ンターコネクター9がセル板間の電気接続機能を担って
いる。
【0068】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明に係わ
る燃料電池用セル板においては、基板が電極を兼ねてい
ないので電極層や電解質層との熱膨張係数差を考慮して
基板材料の最適化を図ることができ、耐熱性、耐熱衝撃
性の向上が可能になり、さらに電解質層が複数に分割さ
れて形成されているので、熱応力を分散させて電解質層
の破損を効果的に防止することができるという極めて優
れた効果がもたらされる。
【0069】また、本発明に係わる燃料電池用セル板の
製造方法は、多孔質基板にガス不透過層を形成する工程
Aと、下部電極層を形成する工程Bと、固体電解質層を
パターニングして形成する工程Cと、上部電極層を形成
する工程Dからなり、工程Bに先立って工程Aを実施
し、多孔質基板のガス不透過層が形成されていない部分
に下部電極層をパターニングして形成したり、工程Bと
工程Cの間に工程Aを実施したり、あるいは工程Bと工
程Cにおいて、ガス不透過層を形成した多孔質基板と仮
基板上に形成された固体電解質層とを接合機能のある下
部電極層材料で貼り合わせる工程と、前記仮基板を固体
電解質層から除去する工程によって下部電極層および固
体電解質層を形成したりするようにしているので、本発
明に係わる燃料電池用セル板を効率よく高品質に製造す
ることができるという極めて優れた効果をもたらすもの
である。
【0070】そして、本発明に係わる固体電解質型燃料
電池は、上記燃料電池用セル板を用いたものであるか
ら、耐熱性および対熱衝撃性に優れ、燃料電池の起動や
停止に要する時間を短縮することができるという優れた
効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)ないし(e)は本発明の第1の実施例に
係わる燃料電池用セル板の製造工程を順次説明する断面
図および平面図である。
【図2】(a)ないし(d)は本発明の第2の実施例に
係わる燃料電池用セル板の製造工程を順次説明する断面
図および平面図である。
【図3】焼成時に電解質層にクラックを発生させて電解
質層を分割した本発明の第3の実施例に係わる燃料電池
用セル板の構造を示す断面図および平面図である。
【図4】絶縁性ガス不透過層を用いた本発明の第4の実
施例に係わる燃料電池用セル板の構造を示す断面図であ
る。
【図5】表面が絶縁処理された金属からなるガス不透過
層を用いた本発明の第5の実施例に係わる燃料電池用セ
ル板の構造を示す断面図である。
【図6】2層構造の多孔質基板を用いた本発明の第6の
実施例に係わる燃料電池用セル板の構造を示す断面図で
ある。
【図7】(a)ないし(d)は本発明の第7の実施例に
係わる燃料電池用セル板の製造工程を順次説明する断面
図である。
【図8】(a)ないし(e)は本発明の第8の実施例に
係わる燃料電池用セル板の製造工程を順次説明する断面
図である。
【図9】多孔質基板の側面および裏面にも電気伝導性ガ
ス不透過層を形成した本発明の第9の実施例に係わる燃
料電池用セル板の構造を示す断面図である。
【図10】本発明に係わる燃料電池用セル板を用いたス
タックの構造例を示す断面図である。
【図11】本発明に係わる燃料電池用セル板を用いたス
タックの他の構造例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 燃料電池用セル板 2 多孔質基板 3 ガス不透過層 4 下部電極層 5 固体電解質層 6 上部電極層 7 仮基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01M 8/12 H01M 8/12 (72)発明者 山中 貢 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 秦野 正治 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 原 直樹 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 福沢 達弘 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 柴田 格 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 内山 誠 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 Fターム(参考) 4K031 AA06 AB02 CB12 CB43 DA04 5H018 AA06 AS01 BB01 BB07 BB08 CC06 EE02 EE12 EE13 5H026 AA06 BB04 CC03 EE02 EE13

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多孔質基板上に下部電極層と固体電解質
    層と上部電極層を積層してなる固体電解質型燃料電池の
    セル板において、 少なくとも固体電解質層が複数に分割して形成されてお
    り、当該電解質層が形成されていない領域がガス不透過
    層で被覆されていることを特徴とする燃料電池用セル
    板。
  2. 【請求項2】 ガス不透過層の上面と下部電極層の上面
    が略同一平面上にあることを特徴とする請求項1記載の
    燃料電池用セル板。
  3. 【請求項3】 ガス不透過層の上面と固体電解質層の上
    面が略同一平面上にあることを特徴とする請求項1記載
    の燃料電池用セル板。
  4. 【請求項4】 ガス不透過層の下面と固体電解質層の下
    面が略同一平面上にあって、固体電解質層の上面がガス
    不透過層の上に張り出していることを特徴とする請求項
    1記載の燃料電池用セル板。
  5. 【請求項5】 多孔質基板が電気絶縁性を有し、ガス不
    透過層が電気伝導性を有していることを特徴とする請求
    項1ないし4のいずれかに記載の燃料電池用セル板。
  6. 【請求項6】 多孔質基板が電気伝導性を有し、ガス不
    透過層の少なくとも固体電解質層が形成された面が電気
    絶縁性を有していることを特徴とする請求項1ないし4
    のいずれかに記載の燃料電池用セル板。
  7. 【請求項7】 多孔質基板およびガス不透過層が共に金
    属であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか
    に記載の燃料電池用セル板。
  8. 【請求項8】 ガス不透過層の少なくとも固体電解質層
    が形成された面が金属層と電気絶縁層の2層構造をなし
    ていることを特徴とする請求項7記載の燃料電池用セル
    板。
  9. 【請求項9】 多孔質基板が気孔率の異なる2以上の層
    からなる多層構造をなしていることを特徴とする請求項
    1ないし8のいずれかに記載の燃料電池用セル板。
  10. 【請求項10】 多孔質基板の表面層が下部電極層を兼
    ねていることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか
    に記載の燃料電池用セル板。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし10のいずれかに記載
    の燃料電池用セル板の製造方法であって、 多孔質基板にガス不透過層を形成する工程Aと、 下部電極層を形成する工程Bと、 固体電解質層をパターニングして形成する工程Cと、 上部電極層を形成する工程Dからなり、 工程Bに先立って工程Aを実施し、多孔質基板のガス不
    透過層が形成されていない部分に下部電極層をパターニ
    ングして形成することを特徴とする燃料電池用セル板の
    製造方法。
  12. 【請求項12】 請求項1ないし10のいずれかに記載
    の燃料電池用セル板の製造方法であって、 多孔質基板にガス不透過層を形成する工程Aと、 下部電極層を形成する工程Bと、 固体電解質層をパターニングして形成する工程Cと、 上部電極層を形成する工程Dからなり、 工程Bと工程Cの間に工程Aを実施することを特徴とす
    る燃料電池用セル板の製造方法。
  13. 【請求項13】 工程Bが膜形成工程と、形成された膜
    の表面研磨工程からなることを特徴とする請求項11ま
    たは12記載の燃料電池用セル板の製造方法。
  14. 【請求項14】 工程Bが複数の膜形成工程からなるこ
    とを特徴とする請求項12記載の燃料電池用セル板の製
    造方法。
  15. 【請求項15】 請求項1ないし10のいずれかに記載
    の燃料電池用セル板の製造方法であって、 多孔質基板にガス不透過層を形成する工程Aと、 下部電極層を形成する工程Bと、 固体電解質層をパターニングして形成する工程Cと、 上部電極層を形成する工程Dからなり、 工程Bと工程Cがガス不透過層を形成した多孔質基板
    と、仮基板上に形成された固体電解質層を接合機能を有
    する下部電極層材料で貼り合わせる工程と、前記仮基板
    を固体電解質層から除去する工程からなることを特徴と
    する燃料電池用セル板の製造方法。
  16. 【請求項16】 請求項1ないし10のいずれかに記載
    の燃料電池用セル板を用いてなることを特徴とする固体
    電解質型燃料電池。
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