JP2002348052A - 自動原稿搬送装置および画像形成装置 - Google Patents

自動原稿搬送装置および画像形成装置

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JP2002348052A
JP2002348052A JP2002007436A JP2002007436A JP2002348052A JP 2002348052 A JP2002348052 A JP 2002348052A JP 2002007436 A JP2002007436 A JP 2002007436A JP 2002007436 A JP2002007436 A JP 2002007436A JP 2002348052 A JP2002348052 A JP 2002348052A
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transport
switchback
roller
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Application number
JP2002007436A
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English (en)
Inventor
Noriaki Sekine
範明 関根
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Priority to EP20020006571 priority patent/EP1243982B1/en
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/22Apparatus for electrographic processes using a charge pattern involving the combination of more than one step according to groups G03G13/02 - G03G13/20
    • G03G15/23Apparatus for electrographic processes using a charge pattern involving the combination of more than one step according to groups G03G13/02 - G03G13/20 specially adapted for copying both sides of an original or for copying on both sides of a recording or image-receiving material
    • G03G15/231Arrangements for copying on both sides of a recording or image-receiving material

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  • Facsimiles In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 片面および両面モードとも原稿載置台下方の
同一の原稿排紙台に原稿を排紙し、搬送処理速度の向上
あるいはジャム原稿の除去に好適な自動原稿搬送装置お
よび画像形成装置を提供する。 【解決手段】 読取り位置から原稿を排紙し、反転して
スイッチバックし、さらに反転して原稿排紙トレイ3へ
搬送する第3‐1搬送路52と、読取り位置から原稿を
排紙し、反転して原稿排紙トレイ3へ搬送する第3‐2
搬送路51とを形成し、さらに、第3‐1搬送路52ま
たは第3‐2搬送路51に搬送方向を切替えるための第
1排紙切替え爪15および第2排紙切替え爪16を設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿載置台に載置
された原稿を順次1枚ずつ分離して給紙する自動原稿搬
送装置、これを搭載した画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、原稿載置台に載置された原稿を最
上位から順次1枚ずつ分離して給紙する給紙手段を有す
る自動原稿搬送装置では、例えば、特開平11‐292
374号公報に開示されているように、排紙時の原稿の
ページ順を揃え、かつ原稿搬送速度を向上させるため、
片面モード(表面のみ読取り搬送時)と、両面モード
(表裏両面読取り搬送時)で異なる原稿排紙台に排紙し
ている。すなわち、図23に示すように、片面モードの
場合は自動原稿搬送装置の排紙側に水平に取付けられた
原稿排紙台62に排紙し、両面モードの場合には自動原
稿搬送装置の上部に設けられた原稿排紙台61に排紙し
ている。なお、この種の自動原稿搬送装置に済みスタン
プ81を設けた場合に、両面読取り用の原稿排紙台62
付近の上カバー部にスタンプユニット80が突出するこ
とになる。
【0003】また、特開平8‐110662号公報に開
示された技術では、片面モードの場合、読取り後の原稿
を装置と水平に配置された、一部スライド可能な排紙ト
レイに排紙し、両面原稿の場合には、読取り後の原稿を
原稿セットトレイの下方に設けられたサイドテーブルに
排紙している。さらに、特開平8‐110662号公報
に開示された技術では、コンタクトガラス上に配置され
た独立駆動の複数の搬送ベルトと、反転機構とを設け、
原稿の搬送方向長さに応じて前記複数の搬送ベルトを同
期あるいは非同期に駆動することで、サイズ混載された
原稿の複写時間短縮をはかっている。
【0004】また、特開平6‐242648号公報に開
示された技術では、搬送方向の前後に通常の排紙部とシ
ートスルー用の排紙部を設け、このシートスルー用の排
紙部のさらに後方に原稿テーブルを折りたたみ可能に設
けている。
【0005】さらに、特開平5‐6053号公報に開示
された技術では、原稿載置台は装置本体側面に装着さ
れ、原稿排紙台はコンタクトガラス上方に配置されてい
る。前記原稿排紙台は、原稿給送および排紙装置を構成
する主枠体の可動主枠体を構成し、この可動主枠体は閉
位置から開旋回動可能および所定角度でロック可能に構
成されている。さらに、前記原稿排紙台を含む可動主枠
体の全部を所定の角度まで開放してロックした際、原稿
搬送機構のローラ対の一方が他方から隔離するように構
成されている。
【0006】また、特開平9‐292742号公報に開
示された技術では、図24に示すように、片面モードお
よび両面モードの場合とも、原稿載置台の64の下方に
設けられた原稿排紙台63に排紙している。すなわち、
両面モードで、原稿の表面を読取り後、原稿を読取り位
置から排紙し、第2搬送手段にて反転して再び読取り位
置へ搬送し、原稿の裏面を読取り後、再び原稿を読取り
位置から排紙し、再び反転して読取り位置へ搬送し、読
取らずに読取り位置から排紙し、第3搬送手段にてスイ
ッチバックし、原稿排紙台63へ搬送する経路を通り、
排紙している。
【0007】また、特開平8‐91711号公報に開示
された技術では、シートスルー方式の複写機において、
片面モードおよび両面モードの場合とも、読取り後の原
稿を原稿載置台の下方に設けた排紙トレイに排紙してい
る。なお、特開平8‐91711号公報に開示された技
術では、両面モード時に用いる反転搬送路、および第1
面読取り後の原稿端を保持するためのローラ対を読取り
位置側に設けている。
【0008】また、特開平9‐6063号公報に開示さ
れた技術では、片面モードおよび両面モードの場合と
も、読取り後の原稿を原稿載置台の下方に設けた排紙ト
レイに排紙している。なお、特開平9‐6063号公報
に開示された技術では、片面モードで読取り後の原稿を
反転させてページ順を揃えるためのスイッチバック搬送
路を設けていない。
【0009】また、特開平10‐20568号公報に開
示された技術では、原稿載置台の下方に配置された第1
の原稿排紙台と、この第1の原稿排紙台下方のスイッチ
バック搬送路に読取り後の原稿を反転退避させる第1の
搬送手段と、前記スイッチバック搬送路に退避している
原稿を反転させる第2の搬送手段と、装置外部に取付け
られ、伸縮可能な第2の原稿排紙台と、前記スイッチバ
ック搬送路を含む搬送経路を切替えるための切替え爪と
を備え、通常の片面モードで、A3などの大型サイズ原
稿を第2の原稿排紙台に排紙し、この第2の原稿排紙台
が充分に伸長していない場合に、原稿の落下を防ぐた
め、第1の原稿排紙台に排紙している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
開平11‐292374号公報、前記特開平8‐110
662号公報、前記特開平6‐242648号公報、前
記特開平5‐6053号公報に開示された技術では、両
面モードと片面モードで異なる原稿排紙台を設け、ある
いは装置側面などに突出した原稿載置台を装着すること
により、装置本体の設置スペースに原稿排紙台分あるい
は原稿載置台分のスペースが加わるので、さらに省スペ
ースを促進させる余地がある。
【0011】また、前記特開平9‐292742号公報
に開示された技術では、排紙側の搬送路が複雑であり、
部品点数が多くなってコストアップにつながるおそれが
あるので、さらに排紙側の搬送路を簡素化することが望
まれる。また、前記特開平9‐292742号公報およ
び前記特開平9‐6063号公報に開示された技術で
は、両面モードで表裏面読取り後の原稿を再び、読取り
位置に搬送してから排紙しているので、排紙動作中は、
次の原稿を読取り位置に搬送することができない。そこ
で、さらに搬送処理速度を向上させることが望まれる。
さらに、前記特開平8‐91711号公報に開示された
技術では、コンタクトガラス上に原稿を搬送して停止さ
せる構成で、搬送処理速度を向上させる点についての技
術が開示されていない。
【0012】さらに、前記特開平5‐6053号公報に
開示された技術では、原稿排紙台を含む可動主枠体の全
部を開旋回動させているが、前記可動主枠体の開放時に
ゴミや異物が入り込まないよう、必要部分のみを開放さ
せて、排紙部のジャム原稿を除去することが望まれる。
【0013】また、前記特開平10‐20568号公報
に開示された技術では、スイッチバック搬送路を用いて
読取り後の片面原稿を第1の原稿排紙台へ排紙する場合
に、次の原稿をコンタクトガラス上で待機させる点につ
いては配慮がなされていない。さらに、スイッチバック
搬送路を用いるために第1および第2の搬送手段(駆動
ローラ)を設け、第2の原稿排紙台を装置外部に取付け
ているので、装置の小型化および省スペースが難しい。
【0014】なお、片面読取り用の原稿排紙台および両
面読取り用の原稿排紙台を設け、さらにスタンプユニッ
トを具備すると、上カバー部などが突出することにな
り、装置の小型化および省スペースを実現することが難
しい。
【0015】本発明の目的は、このような問題点を改善
し、片面および両面モードとも原稿載置台下方の同一の
原稿排紙台に原稿を排紙し、搬送処理速度を向上させる
のに好適な自動原稿搬送装置および画像形成装置を提供
することにある。また、本発明の他の目的は、このよう
な問題点を改善し、排紙部側の搬送路でジャムが発生し
た場合、ジャム原稿を容易に除去することが可能な自動
原稿搬送装置および画像形成装置を提供することにあ
る。さらに、本発明の他の目的は、このような問題点を
改善し、構成の簡素化および省スペースに好適な自動原
稿搬送装置および画像形成装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、原稿を画像面上向きに載置するための原稿載置台
と、この原稿載置台の下方かつ読取り位置の上方で、片
面または両面読取り後に排紙される原稿を積載し、かつ
排紙口側が開口するように回動可能な原稿排紙台と、前
記原稿載置台に載置された原稿束を最上面から順次1枚
ずつ分離して給紙する給紙手段と、1枚ずつ分離された
原稿を反転して前記原稿排紙台の下方の読取り位置へ搬
送する第1搬送手段と、読取り位置から原稿を片面およ
び両面読取りに共通の共通搬送路へ排紙し、反転して再
び読取り位置へ搬送する第2搬送手段と、この第2搬送
手段により読取り位置から前記共通搬送路を通って反転
された原稿を前記原稿排紙台下方のスイッチバック搬送
路へ搬送するスイッチバック搬送手段と、前記原稿排紙
台と一体的に構成され、前記スイッチバック搬送手段の
逆転搬送により前記スイッチバック搬送路から排紙され
てきた原稿を反転させ、前記共通搬送路を通って排紙口
へ案内する案内手段と、前記第2搬送手段により読取り
位置から前記共通搬送路を通って排紙口へ搬送されてき
た原稿を前記原稿排紙台へ搬送する第3搬送手段と、前
記共通搬送路、前記スイッチバック搬送路、および反転
された読取り後の原稿を再び読取り位置へ搬送するため
の反転搬送路のいずれかに搬送方向を切替える切替え手
段と、前記第2搬送手段、前記案内手段および前記切替
え手段の一部を被覆して前記共通搬送路の搬送面を形成
し、かつ前記共通搬送路を開放するように回動可能な被
覆手段と、原稿の両面を読取る場合に、前記切替え手段
によって前記共通搬送路に両面読取り後の原稿が進入す
るように切替え、原稿の片面を読取る場合には、前記切
替え手段によって前記スイッチバック搬送路に片面読取
り後の原稿が進入するように切替えるよう、制御する制
御手段とを設けた構成を有している。
【0017】この構成により、原稿を所定の読取り位置
から排紙し、原稿排紙台へ搬送する際、一旦スイッチバ
ックして前記原稿排紙台へ搬送するためのスイッチバッ
ク搬送路と、スイッチバックせず、そのまま前記原稿排
紙台へ搬送する反転搬送路とに切替え可能なので、片面
モードではページ順を揃えて排紙でき、両面モードでは
スイッチバックを省いて搬送処理を高速化できることと
なる。また、共通搬送路を開放可能とすることにより、
排紙部側でのジャム原稿を容易に除去できることとな
る。さらに、一つの原稿排紙台を共用し、第2搬送手段
を構成する一つの駆動ローラと案内手段で読取り後の原
稿を排紙口へと搬送することにより、構成を簡素化して
省スペースを実現できることとなる。
【0018】請求項2に記載の発明は、請求項1におい
て、前記切替え手段に、前記被覆手段に設けられて前記
共通搬送路に配置され、先端部が櫛歯状に形成された第
1切替え爪と、前記第2搬送手段および前記スイッチバ
ック搬送手段の近傍に設けられて前記反転搬送路および
前記スイッチバック搬送路にわたって配置され、先端部
が櫛歯状に形成された第2切替え爪とを設け、反転され
た読取り後の原稿を再び読取り位置へ搬送する場合に、
前記第1切替え爪および前記第2切替え爪の櫛歯状の先
端部が交差する構成を有している。
【0019】この構成により、二つの切替え爪で三つの
搬送路へ搬送方向を切替えることができ、特に櫛歯状の
先端部を交差させることで、両面モードの片面読取り後
の原稿を反転搬送路へ搬送できることとなる。
【0020】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2において、前記被覆手段に、前記第3搬送手段を構成
するローラ対の駆動ローラを設けた構成を有している。
【0021】この構成により、第3搬送手段の駆動ロー
ラと原稿裏面が接触するので、鉛筆書き原稿などからカ
ーボン粒子などの汚れが前記駆動ローラに転写されるこ
とはなく、原稿の汚れを防止できることとなる。
【0022】請求項4に記載の発明は、請求項3におい
て、前記案内手段に、前記第3搬送手段を構成するロー
ラ対の駆動ローラに向かって付勢された従動ローラと、
前記スイッチバック搬送手段を構成するローラ対の駆動
ローラに向かって付勢された従動ローラとを設け、前記
被覆手段が閉められると、前記第3搬送手段を構成する
ローラ対および前記スイッチバック搬送手段を構成する
ローラ対のニップ圧が生じる構成を有している。
【0023】この構成により、排紙カバーの閉動作で共
通搬送路を形成するとともに、排紙部のローラ対に対し
て搬送圧あるいはニップ圧を付与できることとなる。
【0024】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4
のいずれかにおいて、前記案内手段に、前記共通搬送路
を通過する読取り後の原稿に済みスタンプを押捺するた
めの済みスタンプ押捺手段を設けた構成を有している。
【0025】この構成により、済みスタンプユニットが
自動原稿搬送装置の外部に突出することがなくなり、省
スペースに役立つこととなる。
【0026】請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5
のいずれかにおいて、前記案内手段に、前記スイッチバ
ック搬送路で原稿を検知するためのスイッチバック検知
手段を設けた構成を有している。
【0027】この構成により、センサの反射光軸が下向
きとなるので、ゴミや紙粉などが前記センサに落下およ
び滞留して誤検知されるのを回避できることとなる。
【0028】請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6
のいずれかにおいて、前記原稿排紙台に、前記案内手段
を含む前記原稿排紙台の前部と、前記原稿排紙台の後部
と、前記前部と前記後部を回動および折曲可能に連結す
る連結部とを設けた構成を有している。
【0029】この構成により、排紙部側で原稿ジャムが
発生した場合、ジャム位置に応じて原稿排紙台を中折れ
開放、さらには全体開放できるので、スイッチバック部
分のジャム処理スペースが広くなってジャム処理が容易
となる。また、必要部分のみを開放できるので、ゴミや
異物が入り込むのを抑制できることとなる。
【0030】請求項8に記載の発明は、請求項1乃至7
のいずれかにおいて、前記案内手段を含む前記原稿排紙
台の前部に、前記スイッチバック搬送路側に貫通する孔
を穿設した構成を有している。
【0031】この構成により、操作者がスイッチバック
搬送路の原稿ジャムを直接に目視できることとなる。
【0032】請求項9に記載の発明は、請求項1乃至8
のいずれかにおいて、前記案内手段を含む前記原稿排紙
台の前部に、前記スイッチバック搬送路で生じた原稿ジ
ャムを検知するための原稿ジャム検知手段を設けた構成
を有している。
【0033】この構成により、操作者が自動原稿搬送装
置の傍にいない場合でも、スイッチバック搬送路の原稿
ジャムを確実に検知できることとなる。
【0034】請求項10に記載の発明は、請求項1乃至
9のいずれかにおいて、前記原稿排紙台の開閉動作によ
り、前記済みスタンプ押捺手段の電源を切断および接続
する接続切断手段を設けた構成を有している。
【0035】この構成により、電源のオンおよびオフに
よって原稿排紙台の開閉を検知できるので、特に原稿排
紙台の開閉を検知するための開閉センサを設ける必要は
なく、構成を簡素化できることとなる。
【0036】請求項11に記載の発明は、請求項1乃至
10のいずれかにおいて、前記第2搬送手段を構成する
駆動ローラ、前記スイッチバック搬送手段を構成する駆
動ローラ、および前記第3搬送手段を構成する駆動ロー
ラを駆動する排紙モータと、この排紙モータからの駆動
伝達を規制する駆動伝達規制手段とを設け、前記制御手
段は、前記スイッチバック搬送手段で読取り位置から原
稿を排紙し、反転してスイッチバックし、さらに反転し
て前記原稿排紙台へ搬送する場合、前記排紙モータの回
転方向を切替えるとともに、前記駆動伝達規制手段によ
って前記スイッチバック搬送手段を構成する駆動ローラ
の回転方向のみを切替えるように制御する構成を有して
いる。
【0037】この構成により、スイッチバック搬送手段
で一度スイッチバックして、原稿排紙台へ搬送する動作
で、排紙モータの回転方向を切替えた場合、スイッチバ
ックを行うスイッチバック駆動ローラは回転方向が切り
換るが、それ以外の第2搬送手段の駆動ローラおよび第
3搬送手段の駆動ローラは、常に読取り位置から原稿を
排紙し、前記原稿排紙台へ搬送する方向にのみ回転する
ので、原稿間隔を短縮することが可能となり、搬送処理
をさらに高速化できることとなる。
【0038】請求項12に記載の発明は、請求項1乃至
11のいずれかにおいて、前記第2搬送手段には、少な
くとも原稿を排紙する方向に回転可能な、前記第2搬送
手段を構成する駆動ローラへの駆動伝達を規制する駆動
伝達規制手段を設け、前記制御手段は、前記第2搬送手
段で原稿ジャムが発生した場合、前記駆動伝達規制手段
によって前記第2搬送手段を構成する駆動ローラへの駆
動伝達を遮断する構成を有している。
【0039】この構成により、反転搬送路でジャムが発
生して排紙モータが停止した場合に、電磁クラッチなど
の駆動伝達規制手段で第2搬送手段の駆動ローラへの駆
動伝達を遮断して両方向に回転可能とするので、第2搬
送手段の駆動ローラおよび従動ローラにニップされた状
態のジャム原稿を損傷させず、容易に引き抜くことがで
きるようになる。
【0040】請求項13に記載の発明は、画像形成装置
において、請求項1乃至12のいずれかに記載の自動原
稿搬送装置を設けた構成を有している。
【0041】この構成により、前述のように片面/両面
モードとも原稿載置台下方の同一の原稿排紙台に原稿を
排紙する自動原稿搬送装置を設けることにより、搬送処
理速度を向上させ、また、前述のようにジャム原稿の除
去が容易な画像形成装置を実現できることとなる。さら
に、前述のように構成の簡素化および省スペースに好適
な画像形成装置を実現できることとなる。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図
面を用いて説明する。 [第1の実施の形態]図1および図2に、本発明の第1
の実施の形態に係る画像形成装置の要部構成を示し、図
3に前記画像形成装置の制御部の構成を示す。
【0043】本実施の形態の自動原稿搬送装置(AD
F)60は、画像形成装置本体200の上部に装着され
ており、給紙部、搬送部、反転排紙部で構成され、それ
ぞれ独立の駆動手段(給紙モータ30、搬送モータ3
1、排紙モータ32など)を備えている。また、ADF
60には、原稿テーブル1、原稿排紙トレイ3、ピック
アップローラ4、給紙ベルト21、リバースローラ6、
プルアウトローラ対7、搬送ベルト8、コンタクトガラ
ス9、第1排紙駆動ローラ10、第1排紙従動ローラ1
1、反転排紙ローラ12、第2排紙ローラ対14、排紙
ガイド88、第1排紙切替え爪15、第2排紙切替え爪
16、スイッチバックローラ対22、原稿セットセンサ
SN1、プルアウトセンサSN2、レジストセンサSN
3、反転センサSN4、排紙センサSN5、済みスタン
プ81、押縮変形センサSN6などを具備している。
【0044】ここで、原稿テーブル1は、原稿Sを上向
きに載置するためのものである。ピックアップローラ4
は、原稿テーブル1に上向きに載置された原稿束の最上
面から取り出すものであり、給紙ベルト21およびリバ
ースローラ6は、前記原稿束の最上面から取り出された
原稿を順次1枚ずつ分離するものである。第1排紙駆動
ローラ10は、原稿を読取り位置から片面および両面読
取りに共通の搬送路(第3-2搬送路51を含む)へ排
紙し、反転させて再び読取り位置へ搬送するための駆動
ローラである。スイッチバックローラ対22(スイッチ
バック駆動ローラ22a、スイッチバック従動ローラ2
2b)は、第1排紙駆動ローラ10などにより読取り位
置から前記共通搬送路を通って反転された原稿を原稿排
紙トレイ3下方のスイッチバック搬送路(第3‐1搬送
路52を含む)へ搬送するものである。第2排紙ローラ
対14(第2排紙駆動ローラ14a、第2排紙従動ロー
ラ14b)は、第1排紙駆動ローラ10により読取り位
置から前記共通搬送路を通って排紙口へ搬送されてきた
原稿を原稿排紙トレイ3へ搬送するものである。第1排
紙切替え爪15および第2排紙切替え爪16は、前記共
通搬送路、前記スイッチバック搬送路、および反転され
た読取り後の原稿を再び読取り位置へ搬送するための反
転搬送路(第2搬送路53を含む)のいずれかに搬送方
向を切替えるものである。また、第1排紙切替え爪15
および第2排紙切替え爪16の先端部は櫛歯状に形成さ
れ、反転された読取り後の原稿を再び読取り位置へ搬送
する場合に、第1排紙切替え爪15および第2排紙切替
え爪16の櫛歯状先端部が交差するようになっている。
排紙ガイド88は、原稿排紙トレイ3と一体形成され、
スイッチバック駆動ローラ22aの逆転搬送により前記
スイッチバック搬送路から排紙されてきた原稿を反転さ
せ、前記共通搬送路を通って排紙口へ案内するものであ
る。原稿排紙トレイ3は、原稿テーブル1の下側にのみ
設けられ、片面または両面読取り後の原稿を排紙するた
めのものである。
【0045】また、済みスタンプ81は、原稿排紙トレ
イ3側の排紙ガイド88に設けられ、済みスタンプソレ
ノイド85(図3に示す)に通電して吸引駆動すること
で済みスタンプ81を読取り後の原稿に押捺するもので
ある。押縮変形センサSN6は、第3‐1搬送路52に
搬送されてきた原稿が押縮されて蛇腹状に変形し、紙詰
まりが発生したことを検知するためのものである。この
ために、図2(a)に示すように、押縮変形センサSN
6の取付けられている第3‐1搬送路52の上面ガイド
部には凹部(深さ4mm程度)が形成されており、蛇腹状
に変形した原稿が前記凹部に詰まると、図2(b)に示
すように、押縮変形センサSN6のフィラー部が押し上
げられ、紙詰まりを検知するように構成されている。な
お、排紙カバー23は、第1排紙駆動ローラ10、排紙
ガイド88、第1排紙切替え爪15および第2排紙切替
え爪16の一部を被覆して前記共通搬送路の搬送面を形
成し、かつ前記共通搬送路を開放するように回動可能な
ものである。
【0046】また、図2(a)に示すように、第2排紙
従動ローラ14bおよびスイッチバック従動ローラ22
bは、スプリングによって図中それぞれ上方および下方
に付勢されている。この構成により、排紙カバー23を
閉めることで、排紙カバー23側に設けられた第2排紙
駆動ローラ14aが第2排紙従動ローラ14bを加圧
し、前記スプリングによって原稿排紙トレイ3が図中下
方に付勢される。さらに、前記スプリングでスイッチバ
ック従動ローラ22bは図中下方に付勢されでいるの
で、前述のように原稿排紙トレイ3を図中下方に付勢す
ることにより、スイッチバック従動ローラ22bはスイ
ッチバック駆動ローラ22aを加圧する。したがって、
排紙カバー23を閉めることにより、第2排紙駆動ロー
ラ14aと第2排紙従動ローラ14bの間の搬送圧ある
いはニップ圧、およびスイッチバック従動ローラ22b
とスイッチバック駆動ローラ22aの間の搬送圧あるい
はニップ圧が付与されることとなる。なお、排紙カバー
23を閉めることで、排紙カバー23に設けられた第2
排紙駆動ローラ14aの軸のギヤと、ADFの本体側に
設けられた駆動軸のギヤとが位置決めされ、これらが当
接して嵌合するようになっている。
【0047】また、ADF60には、図3に示すよう
に、装置全体を制御する本体制御部41を備え、その本
体制御部41は、通信手段104を介して自動原稿搬送
部50から送信された信号を受信する。また、本体制御
部41は、こうして受信・入力された信号が示す情報に
基づいて、前記読取部の駆動制御や操作部43における
表示制御などを行うと共に、ADF60に対し、モード
信号や給紙開始信号を含む各種制御信号を送信し、AD
Fコントローラ29に指示して自動原稿搬送部50の搬
送動作を制御する。なお、前記モード信号には、原稿の
片面を読取る片面モード、および原稿の両面を読取る両
面モードを示す信号が含まれる。
【0048】また、操作部43には、図示していないコ
ピースタートボタンやテンキーなどの各種ボタンキー、
およびLCD表示器などを有し、モードの設定や動作開
始/停止指示が操作者の操作で可能なように構成されて
いる。
【0049】また、ADF60には、ADF60の動作
を制御するADFコントローラ29を備え、そのADF
コントローラ29は、各センサSN1〜SN6からの検
知信号、各モータ30〜32、35からの状態信号、お
よび本体200との通信手段(シリアル通信線)104
を介して送信された制御信号(給紙開始信号など)など
を入力する。また、ADFコントローラ29は、各セン
サSN1〜SN6などからの検知情報を本体200側の
本体制御部41に送信すると共に、本体制御部41から
送信される制御信号に基づいて、済みスタンプソレノイ
ド85、各モータ30〜32、35などの駆動を制御す
る。
【0050】なお、モータ30〜32、35はいずれも
ステッピングモータから構成されているので、例えばパ
ルス数をカウントし、1パルス当たりの駆動量を乗じる
ことによって駆動量が容易に得られ、その駆動量と各セ
ンサ情報に基づき、原稿長さの検出を行うとともに、先
行原稿と次原稿の搬送間隔(紙間)制御、レジスト検知
後の読取位置到達タイミング制御、読取動作終了タイミ
ング制御などを行うことができる。
【0051】また、本体制御部41の図示しないRAM
には、本体60の操作部43から入力・設定された動作
モードなどを更新可能に記憶し、その内容が変更される
度に記憶内容が更新されることとなる。
【0052】さらに、本体制御部41およびADFコン
トローラ29は、両面モードでは、両面読取り後の原稿
が第1排紙切替え爪15および第2排紙切替え爪16の
駆動によって第3‐2搬送路51に進入するように切替
え、片面モードでは、第1排紙切替え爪15および第2
排紙切替え爪16の駆動によって第3‐1搬送路52に
片面読取り後の原稿が進入するように切替えるよう、制
御する。
【0053】ここで、図4を参照しながら、本実施の形
態でコンタクトガラス9上に原稿が置忘れられているか
否かの判断方法を説明する。
【0054】コピー動作が圧板モードで行われた場合、
コピー動作の終了後、操作者は原稿を取り除くため、A
DF60の開閉動作を行うので、ADF開閉センサ(図
示せず)から検知信号がADFコントローラ29に送ら
れる。これに対し、操作者が原稿をコンタクトガラス9
上に置忘れた場合は、前記ADF開閉センサからADF
コントローラ29に対して検知信号が送られない。そこ
で、圧板モードでコピー動作が行なわれた後、次のジョ
ブがADFモードであって前記ADF開閉センサが圧板
の開閉動作を検知しない場合(ON/OFFがない場
合)は、原稿置忘れと判断する。
【0055】次に、図5を参照しながら、圧板モードの
コピー処理後などに、コンタクトガラス9上に原稿が残
っている場合の動作を説明する。
【0056】圧板モードのコピー処理後などに、原稿S
がコンタクトガラス9上に存在する場合、原稿Sを片面
複写モードまたは両面複写モードで、原稿の画像面を上
向きにして原稿テーブル1にセットし、画像形成装置本
体200の前記コピースタートボタンを押下することと
なる。給紙動作により、原稿Sは給紙部から反転第1搬
送路50を通り、搬送部へ搬送されると同時に、コンタ
クトガラス9上に残っている原稿Sは、搬送モータ31
が正転し、搬送ベルト8によって排紙部へ搬送される。
【0057】このとき、搬送モータ31の正転と同時に
反転排紙モータ(図示せず)が正転し、図6のように、
第1排紙切替え爪15は図示しないソレノイドにより向
きを変え、下方(矢印の回転方向)に待避した位置に移
動する。第1排紙駆動ローラ10により反転排紙部へ搬
送されてきた原稿Sは、第1排紙切替え爪15により案
内され、第3‐1搬送路(スイッチバック搬送路)52
は通らず、第3‐2搬送路51を通り、排紙センサSN
5を通過し、排紙ローラ対14(14a、14b)によ
り、原稿排紙トレイ3上に残された原稿Sの表面が上に
なるように排紙され、通常の原稿の排紙状態(図1に示
す)とは表裏が逆になるように排紙される。
【0058】次に、図7、図8を参照しながら、本実施
の形態における片面モード時の自動原稿搬送動作につい
て説明する。
【0059】ADFモード時、コンタクトガラス9上に
原稿置忘れがない状態で、片面原稿Sを画像面を上向き
にして原稿テーブル1にセットする。画像形成装置本体
200の前記コピースタートボタンの押下により、給紙
モータ30が正転(図中、時計回り)し、ピックアップ
ローラ4、給紙ベルト21、およびプルアウトローラ対
7のプルアウト駆動ローラ7aが順回転し、リバースロ
ーラ6が逆回転する。こうして原稿テーブル1にセット
された原稿Sは、ピッアップローラ4の正転により最上
位から給紙され、給紙ベルト21とリバースローラ6か
らなる分離部に搬送される。次いで、搬送方向に順回転
する給紙ベルト21と、逆回転するリバースローラ6に
より、給紙されてきた原稿は1枚ずつ分離され、最上位
の原稿Sが第1搬送路50に搬送され、プルアウトロー
ラ対7(プルアウト駆動ローラ7a、プルアウト従動ロ
ーラ7b)により分離部から引き抜かれる。
【0060】次いで、プルアウトローラ対7の下流に配
置されたレジストセンサSN3により、原稿Sの先端が
検知されると、給紙モータは正転から逆転(反時計回
り)に駆動方向が切り替わり、駆動系の構成によりピッ
クアップローラ4と給紙ローラが停止し、プルアウト駆
動ローラ7aが正転し、リバースローラ6は反転するよ
うになり、次原稿の分離部への進入を阻止し、1枚だけ
分離された原稿がプルアウトローラ対7により給紙部か
ら反転して、第1搬送路50を通り、搬送部へと搬送さ
れる。また、給紙モータ30の逆転と同時に搬送モータ
31が正転し、原稿Sは搬送ベルト8によりコンタクト
ガラス9上に搬送され、コンタクトガラス9上の所定位
置(読取位置)に停止する。なお、原稿Sの停止は、レ
ジストセンサSN3が、搬送ベルト8により搬送される
原稿Sの後端を検知した後、搬送モータ31により原稿
を所定パルス数だけ搬送した後に、搬送モータ31を停
止させることにより、原稿Sをコンタクトガラス9上の
所定位置(読取り位置)に停止させるものである。
【0061】こうして給紙モータ30、搬送モータ31
が停止した後、給紙モータ30は再び正転し、原稿テー
ブル1にセットされた次原稿Sが分離、給紙され、レジ
ストセンサSN3が次原稿Sの先端を検知した後に、所
定のパルス数だけ次原稿Sを搬送したところで、給紙モ
ータ30を停止させ、原稿Sの先出し動作を終了する
(原稿の停止位置は給紙部内である。)。
【0062】一方、コンタクトガラス上の原稿Sは、画
像形成装置本体200の読取動作終了後、搬送モータが
正転し、搬送ベルトにより排紙部へ排紙される。
【0063】ここで、片面の複写モード時は、図9に示
すように、第1排紙切替え爪15は上方向(矢印の回転
方向)に待避した位置(ホームポジション)にあり、搬
送モータ31の正転と同時に反転排紙モータ(図示せ
ず)が正転し、第1排紙切替え爪15、第2排紙切替え
爪16により原稿は案内され、第1排紙駆動ローラ10
により反転排紙部へ搬送されてきた原稿Sは、スイッチ
バックローラ対22により、第3‐1搬送路52へ搬送
される。
【0064】次いで、図10に示すように、第3‐1搬
送路52へ搬送された原稿の後端を反転センサSN4に
より検知すると、原稿Sの後端が第1排紙切替え爪15
を通過した位置で、反転排紙モータ(図示せず)が停止
し、搬送を停止する。ここで、第2排紙切替え爪16は
下方向(図9の矢印の回転方向)に待避した位置(ホー
ムポジション)から図10の上方向(矢印の回転方向)
に待避した位置にソレノイド(図示せず)により向きを
変え、反転排紙モータ(図示せず)が逆転し、スイッチ
バック駆動ローラ22aは図9の矢印の回転方向から図
10の矢印の回転方向に切り換わり、原稿Sは図9とは
逆方向に搬送され、図11のように排紙センサSN5を
通過し、排紙ローラ対14a、14bにより、原稿排紙
トレイ3上に1枚目の原稿の表面が下になるように排紙
され(図1に示す)、原稿のページ順が揃うこととな
る。
【0065】また、原稿Sの後端を反転センサSN4が
検知すると、第2排紙切替え爪16は図11の矢印方向
にソレノイド(図示せず)により向きを変えて回転し、
図9のようにホームポジションに戻り、次の原稿Sに備
える。
【0066】一方、先出しを完了した2枚目の原稿は、
1枚目の原稿が第3‐1搬送路(スイッチバック搬送
路)52へ搬送される間に、第3‐1搬送路(スイッチ
バック搬送路)52へ搬送され、画像形成装置本体20
0で原稿読取り動作がなされると、再び搬送モータ31
が正転し、搬送ベルト8により排紙部へ搬送され、1枚
目の原稿と同様にスイッチバックして排紙される。この
ような一連の動作を最終原稿まで繰り返すこととなる。
【0067】ここで、片面モード時の排紙部の駆動系の
動作を図12、図13を用いて説明する。
【0068】図12において、排紙モータ32(M3)
はベルト24によりスイッチバック駆動ローラ22a上
のプーリ22cに矢印方向(反時計方向)に駆動伝達す
る。このときのスイッチバック駆動ローラ22aの回転
方向は、図9のスイッチバック駆動ローラ22aの回転
方向と一致する。スイッチバック駆動ローラ22aと固
定されたギヤZ9は連結駆動軸25に構成されたワンウ
ェイクラッチを有するギヤZ10と連結している。ま
た、スイッチバック駆動ローラ22aと同軸上にワンウ
ェイクラッチを有するギヤZ1を構成し、このギヤZ1
と連結駆動軸25に固定されたギヤZ2とギヤZ3を介
して連結されている。
【0069】また、図13に示すように、排紙モータ3
2(M3)がベルト24によりスイッチバック駆動ロー
ラ22a上のプーリ22cに矢印方向(反時計方向)に
駆動伝達すると、スイッチバック駆動ローラ22aと同
軸上にワンウェイクラッチを有するギヤZ1は、スイッ
チバック駆動ローラ22aとロックし、ギヤZ2とギヤ
Z3を介して、連結駆動軸25は矢印方向(反時計方
向)に駆動伝達するが、連結駆動軸25に構成されたワ
ンウェイクラッチを有するギヤZ10は、連結駆動軸2
5とは反対方向の矢印方向(時計方向)に回転してもワ
ンウェイクラッチの作用で空転し、連結駆動軸25を滑
るようになっている。
【0070】逆に、排紙モータ32(M3)がベルト2
4によりスイッチバック駆動ローラ22a上のプーリ2
2cに対して矢印方向(時計方向)に駆動伝達すると、
このときのスイッチバック駆動ローラ22aの回転方向
は、図10に示すスイッチバック駆動ローラ22aの回
転方向と一致する。さらに、スイッチバック駆動ローラ
22aの同軸上に固定されたギヤZ9は、連結駆動軸2
5に構成されたワンウェイクラッチを有するギヤZ10
に駆動伝達し、今度はギヤZ10のワンウェイクラッチ
がロックする方向なので、ギヤZ10の回転が連結駆動
軸25に伝達し、矢印方向(反時計方向)に回転する。
また、このとき、連結駆動軸25に固定されたギヤZ3
はギヤZ2を介してギヤZ1に、スイッチバック駆動ロ
ーラ22aが回転する矢印方向(時計方向)とは逆の矢
印方向(反時計方向)に回転駆動を伝達するが、ギヤZ
1は、このギヤZ1のワンウェイクラッチにより空転
し、スイッチバック駆動ローラ22aを滑らせるように
なっている。
【0071】つまり、排紙モータ32(M3)の回転方
向により、スイッチバック駆動ローラ22aは回転方向
を変えるが、連結駆動軸25は排紙モータ32(M3)
の回転方向によらず、常に一定方向(反時計方向)に回
転するようになっている。
【0072】ここで、連結駆動軸25上に固定されたギ
ヤZ3にギヤZ4、ギヤZ5を介して連結された第1排
紙駆動ローラ10は、常に一定方向(反時計方向)に回
転し、同様にギヤZ3と連結するギヤZ6、ギヤZ7、
ギヤZ8を介して連結された第2排紙駆動ローラ14a
も常に一定方向(時計方向)に回転する。
【0073】従って、前の原稿Sが第3‐1搬送路(ス
イッチバック搬送路)52へ搬送され、反転排紙モータ
(図示せず)が逆転し、スイッチバック駆動ローラ22
aが図9に示す矢印の回転方向から図10に示す矢印の
回転方向に切り換り、原稿Sは図9と逆方向に搬送され
ている間に、次の原稿Sを搬送ベルト8により排紙部へ
搬送し、スイッチバック駆動ローラ22aへ送り込むこ
とが可能となっている。
【0074】次に、図14〜図16を参照しながら、本
実施の形態における両面複写モード時の原稿搬送動作に
ついて説明する。
【0075】原稿Sは、片面複写モードと同様、原稿の
画像面を上向きにして原稿テーブル1にセットし、画像
形成装置本体200の前記コピースタートボタンの押下
により、片面複写モードと同様の給紙動作により、原稿
Sは給紙部から第1搬送路50を通り、搬送部へ搬送さ
れ、コンタクトガラス9上の所定位置(読取り位置)に
停止させられる。原稿Sの1枚目の表面を画像形成装置
本体200が読取り、読取り動作終了後、搬送モータ3
1が正転し、搬送ベルト8により、排紙部へと搬送され
る。
【0076】次に、図17のように第1排紙切替え爪1
5は上方(矢印の回転方向)に待避した位置(ホームポ
ジション)にあり、第2排紙切替え爪16は図示しない
ソレノイドにより向きを変え、上方(矢印の回転方向)
に待避した位置にあって、搬送モータ31の正転と同時
に反転排紙モータ(図示せず)が正転し、第1排紙駆動
ローラ10により反転排紙部へ搬送されてきた原稿S
は、第1排紙切替え爪15、第2排紙切替え爪16によ
り案内される。こうして反転排紙部へ搬送されてきた原
稿Sの先端を反転センサSN4が検知すると、搬送モー
タ31が逆転し、原稿Sは第2搬送路53を通って反転
し、再び搬送部へ搬送される。
【0077】次いで、原稿Sは、コンタクトガラス9上
の所定位置(読取り位置)に再び停止させられる。今度
は、原稿Sの1枚目の裏面を画像形成装置本体200で
読取り、読取り動作終了後、搬送モータ31が正転し、
搬送ベルト8により排紙部へ再び搬送される。搬送モー
タ31の正転と同時に図示しない反転排紙モータが正転
し、図6に示すように第1排紙切替え爪15は図示しな
いソレノイドにより向きを変え、下方(矢印の回転方
向)に待避した位置に移動する。第1排紙駆動ローラ1
0により反転排紙部へ搬送されてきた原稿Sは、第1排
紙切替え爪15により案内され、第3‐1搬送路(スイ
ッチバック搬送路)52は通らず、第3‐2搬送路51
を通り、排紙センサSN5を通過し(図6に示す)、排
紙ローラ対14により、原稿排紙トレイ3上に1枚目の
原稿の表面が下になるように排紙され(図1に示す)、
原稿のページ順が揃うようになっている。
【0078】なお、両面複写モードも片面複写モードと
同様、次の原稿Sは先出し動作を終了して待機状態にあ
り、前の原稿が排紙部へ搬送されると同時に、次の原稿
Sは給紙部から反転して第1搬送路50を通り、搬送部
へと搬送され、コンタクトガラス9上の読取り位置に停
止し、1枚目の原稿Sと同様の動作を繰り返すこととな
る。
【0079】以上のように、本発明の第1の実施の形態
に係る画像形成装置のADF60は、原稿を画像面上向
きに載置するための原稿テーブル1と、この原稿テーブ
ル1の下方かつ読取り位置の上方で、片面または両面読
取り後に排紙される原稿を積載し、かつ排紙口側が開口
するように回動可能な原稿排紙トレイ3と、原稿テーブ
ル1に載置された原稿束を最上面から順次1枚ずつ分離
して給紙するピックアップローラ4、リバースローラ
6、給紙ベルト21などと、1枚ずつ分離された原稿を
反転して原稿排紙トレイ3の下方の読取り位置へ搬送す
るプルアウトローラ対7、搬送ベルト8などと、読取り
位置から原稿を片面および両面読取りに共通の第3‐2
搬送路51へ排紙し、反転して再び読取り位置へ搬送す
る第1排紙駆動ローラ10、第1排紙従動ローラ11な
どと、この第1排紙駆動ローラ10、第1排紙従動ロー
ラ11などにより、読取り位置から第3‐2搬送路51
を通って反転された原稿を原稿排紙トレイ3下方の第3
‐1搬送路52へ搬送するスイッチバック駆動ローラ2
2a、スイッチバック従動ローラ22bなどと、原稿排
紙トレイ3と一体形成され、スイッチバック駆動ローラ
22aの逆転搬送により第3‐1搬送路52から排紙さ
れてきた原稿を反転させ、第3-2搬送路51を通って
排紙口へ案内する排紙ガイド88と、第1排紙駆動ロー
ラ10、第1排紙従動ローラ11などにより、読取り位
置から第3‐2搬送路51を通って排紙口へ搬送されて
きた原稿を原稿排紙トレイ3へ搬送する第2排紙ローラ
対14などと、第3‐2搬送路51、第3‐1搬送路5
2、第2搬送路53のいずれかに搬送方向を切替える第
1排紙切替え爪15、第2排紙切替え爪16などと、第
1排紙駆動ローラ10、排紙ガイド88、第1排紙切替
え爪15、第2排紙切替え爪16などの一部を被覆して
第3‐2搬送路51の搬送面を形成し、かつ第3‐2搬
送路51を開放するように回動可能な排紙カバー23
と、原稿の両面を読取る場合に、第1排紙切替え爪1
5、第2排紙切替え爪16などによって第3‐2搬送路
51に両面読取り後の原稿が進入するように切替え、原
稿の片面を読取る場合には、第1排紙切替え爪15、第
2排紙切替え爪16などによって第3‐1搬送路52に
片面読取り後の原稿が進入するように切替えるよう、制
御する制御部とを設けているので、片面モードではペー
ジ順を揃えて排紙でき、両面モードではスイッチバック
を省いて搬送処理を高速化できる。また、第3‐2搬送
路51を含む共通搬送路を開放可能とすることにより、
排紙部側でのジャム原稿を容易に除去できる。さらに、
片面および両面モードで一つの原稿排紙トレイ3を共用
することにより、構成を簡素化して省スペースを実現で
きる。
【0080】また、本実施の形態によれば、読取り後の
原稿を一度スイッチバックして原稿排紙トレイ3へ搬送
する第3‐1搬送路52、3‐2搬送路51が、読取り
位置と原稿排紙トレイ3の間にあるので、水平トレイを
必要とせず、マシン設置スペースを節約することが可能
である。
【0081】また、本実施の形態によれば、除去し忘れ
た原稿が存在する場合は、給紙部により、1枚目の原稿
が第1搬送路50に搬送開始されると同時に、除去し忘
れた原稿は読取り位置から排紙され、第3‐1搬送路5
2にてスイッチバックせず、そのまま原稿排紙トレイ3
へ原稿表面が上向きになって排紙され、通常排紙時の画
像面の向きと反対になるので、除去し忘れた原稿か否か
を判断することが容易である。
【0082】また、本実施の形態によれば、第2搬送路
53および第3‐1搬送路52、3‐2搬送路51に設
けられた第1排紙駆動ローラ10は、1本ローラでスイ
ッチバックを行うスイッチバックローラ対22へ原稿を
搬送し、かつ原稿排紙トレイ3へ排紙する第2排紙ロー
ラ対14へ原稿を搬送し、さらに、原稿を反転して再び
読取り位置へと搬送することにより、反転排紙ローラ数
が削減されて部品点数が減少するので、コストダウンに
役立つ。また、反転排紙時の搬送距離も短縮されて搬送
処理を高速化できる。
【0083】また、本実施の形態によれば、ジャム発生
時あるいはジャム原稿除去時には、第2搬送路53およ
び第3‐1搬送路52、3‐2搬送路51に設けられた
1本の第1排紙駆動ローラ10が駆動遮断されることに
より、ジャム原稿を後端から引き抜くことが可能とな
り、ジャム処理が容易である。
【0084】[第2の実施の形態]本発明の第2の実施
の形態に係る画像形成装置は、第1排紙駆動ローラ10
(図1に示す)を除き、第1の実施の形態と概ね同様で
あるため、図1、図3、図12を用いるとともに同一構
成には同一符号を付与して説明を省略する。
【0085】本実施の形態は、第1の実施の形態とは、
第1排紙駆動ローラ10のギヤZ5を電磁クラッチで構
成した点が相違している。この構成により、原稿Sの後
端が搬送部に残った状態でジャムが発生した場合、ジャ
ム原稿を容易に引き抜くことができるという効果が得ら
れる。
【0086】本実施の形態においては、図12に示す第
1排紙駆動ローラ10のギヤZ5を電磁クラッチで構成
し、ADFコントローラ29は、排紙モータ32(M
3)が駆動中の場合、ギヤZ5の電磁クラッチをONさ
せ、第1排紙駆動ローラ10に駆動伝達し、排紙モータ
32(M3)が停止中の場合には、ギヤZ5の電磁クラ
ッチをOFFして駆動伝達を遮断するように制御する。
すなわち、第1排紙駆動ローラ10は、図12に示すよ
うに排紙モータ32(M3)の駆動中は、矢印方向(反
時計方向)のみに回転するが、排紙モータ32(M3)
の停止中には両方向に回転可能となる。
【0087】ここで、図1に示すように、原稿Sの先端
が第1排紙駆動ローラ10と第1排紙従動ローラ11に
ニップされ、原稿Sの後端が搬送部に残った状態でジャ
ムが発生した場合、排紙モータ32(M3)が停止し、
ギヤZ5の電磁クラッチをOFFさせ、駆動伝達を遮断
するため、第1排紙駆動ローラ10は両方向に回転可能
となる。この状態で、操作者が原稿Sの後端を引くと、
第1排紙駆動ローラ10が時計方向に連れ回り、前記原
稿Sを損傷することなく引き抜いて除去できることとな
る。
【0088】[第3の実施の形態]図18〜図22に、
本発明の第3の実施の形態に係る画像形成装置の構成を
示す。本実施の形態は、第1の実施の形態とは、排紙カ
バー23と第1排紙切替え爪15を一体的かつ開閉可能
に構成するとともに、支点3cを中心に原稿排紙トレイ
3を中折れ開閉可能とし、支点3dを中心に原稿排紙ト
レイ3を回動可能に構成した点が相違している。この構
成により、搬送部および排紙部で原稿ジャムが発生した
場合のジャム原稿除去を容易にするという効果が得られ
る。
【0089】図18に示すように、排紙カバー23は、
開放可能であって第1排紙切替え爪15と一体的に構成
され、非開放時には第1排紙駆動ローラ10の反転排紙
の外側ガイド部となっている。従って、排紙カバー23
を開いた場合には、排紙切替え爪15も一緒に移動し、
第1排紙駆動ローラ10のガイド部分が開放されること
となる。ここで、原稿Sの先端が第1排紙駆動ローラ1
0と第1排紙従動ローラ11にニップされ、原稿Sの後
端が搬送部に残った状態でジャムが発生した場合、操作
者は、排紙カバー23を開放し、原稿Sの先端をつかん
で容易に引き出すことができる。
【0090】また、図19に示すように、原稿排紙トレ
イ3の排紙側部分3aには、紙詰まりを目視するために
透明部材からなる窓82が設けられている。この窓82
の孔は、第3‐1搬送路52側に貫通している。これ
は、第3‐1搬送路52に搬送されてきた原稿が押縮さ
れて蛇腹状に変形し、紙詰まりが発生した場合に、操作
者が詰まった原稿を目視して除去するためのものであ
る。
【0091】さらに、図18に示すトレイ開閉スイッチ
83は、図20(a)、(b)に示すように、原稿排紙
トレイ3側の接続部83bとADF本体側の接続部83
aとを備えたドロワーコネクタからなり、原稿排紙トレ
イ3の開閉動作によってオフ(図20(b)に示す非接
続状態)またはオン(図20(a)に示す接続)するよ
うになっている。前述の接続部83bにおいては、済み
スタンプソレノイド85および反転センサSN7からの
信号線84を有し、入力側と出力側とは短絡されてい
る。また、前述の接続部83aにおいては、入力用と出
力用の信号線を有している。この構成により、原稿排紙
トレイ3の閉動作によってトレイ開閉スイッチ83はオ
ンとなり、済みスタンプソレノイド85および反転セン
サSN7に通電されることになる。
【0092】なお、反転センサSN7は、第1の実施の
形態に示す反転センサSN4に相当し、本実施の形態で
は反射光軸が下向きになるよう、原稿排紙トレイ3側の
排紙ガイド88に設けられている。これは、搬送原稿か
らの紙粉が反転センサSN7に落下および滞留して誤検
知の原因となることを防ぐために、反射光軸を下向きに
したものである。
【0093】また、図21に示すように、原稿排紙トレ
イ3は、中折れ支点3cを中心に排紙側部分3aが回動
開閉可能に構成されている。この排紙側部分3aは、非
開放時にスイッチバックされて反転した原稿の内側ガイ
ド部を形成している。また、排紙側部分3aには、第2
排紙従動ローラ14bおよびスイッチバック従動ローラ
22bが取付けられている。従って、非開放状態(原稿
排紙トレイ3が中折れせず、排紙カバー23が閉じられ
た状態)で、原稿Sが第3‐1搬送路(スイッチバック
搬送路)52にあり、かつ原稿Sがスイッチバックロー
ラ22aに残っている状態でジャムが発生した場合、操
作者は排紙カバー23を開放して、原稿排紙トレイ3の
排紙側部分3aを中折れ開放することにより、ジャム原
稿を容易に除去することができる。
【0094】さらに、図22に示すように、原稿排紙ト
レイ3の給紙側部分3bも支点3dを中心に回動開閉可
能に構成されている。従って、操作者が誤って原稿Sを
第3‐1搬送路(スイッチバック搬送路)52に入れて
しまった場合、排紙カバー23を開放して、原稿排紙ト
レイ3の排紙側部分3aを開放し、さらに、支点3dを
中心に原稿排紙トレイ3全体を回動開放することによ
り、第3‐1搬送路52内の原稿Sを除去できることと
なる。
【0095】なお、原稿排紙トレイ3の排紙側部分3a
および給紙側部分3bの回動を容易にするために、給紙
側部分3bがホームポジションにある状態(図21に示
す)で、給紙側部分3bの上面から原稿テーブル1の先
端までの高さh1が、給紙側部分3bの上面から排紙側
部分3aの垂直方向折り曲げ時の先端までの高さh2
りも低く、かつ排紙側部分3aの垂直方向折り曲げ時の
上面が原稿テーブル1と非接触となるよう、支点3cの
位置を設定する。ここで、wは排紙側部分3aの略最大
幅を示す。
【0096】本実施の形態によれば、排紙カバー23の
操作で第3‐1搬送路52、第3‐2搬送路51の反転
用の外側ガイド部分が、第3‐1搬送路52と第3‐2
搬送路51とを切替える第1排紙切替え爪15とともに
開閉可能であるため、反転排紙部で原稿の先端がジャム
した場合は、排紙カバー23を開くことにより、原稿先
端が開放されることとなる。よって、ジャム原稿を先端
から引き抜くことが可能となり、ジャム処理が容易であ
る。
【0097】また、本実施の形態によれば、第3‐1搬
送路52、第3‐2搬送路51の反転用の外側ガイド部
分に、原稿排紙トレイ3へ排紙するための第2排紙駆動
ローラ14aを配設しているので、原稿の裏面と第2排
紙駆動ローラ14aが接触することになり、鉛筆原稿を
搬送する場合など、第2排紙駆動ローラ14aのゴム表
面にカーボン粒子が付着し、次ページ以降の原稿にその
汚れが転写されることを抑制できる。
【0098】なお、本実施の形態の窓82、反転センサ
SN7およびトレイ開閉スイッチ83を前述の第1およ
び第2の実施の形態に適用することも可能である。
【0099】前述の各実施の形態では、原稿テーブル1
などが前記原稿載置台を構成し、原稿排紙トレイ3など
が前記原稿排紙台を構成し、ピックアップローラ4、給
紙ベルト21などが前記給紙手段を構成し、第1搬送路
50上に配設されたプルアウトローラ対7などが前記第
1搬送手段を構成し、第2搬送路53上に配設された第
1排紙駆動ローラ10、反転排紙ローラ12などが前記
第2搬送手段を構成し、第3‐1搬送路52上に配設さ
れたスイッチバックローラ対22などが前記スイッチバ
ック搬送手段を構成し、排紙ガイド88などが前記案内
手段を構成し、第3‐2搬送路51上に配設された第2
排紙ローラ対14などが前記第3搬送手段を構成し、第
1排紙切替え爪15、第2排紙切替え爪16などが前記
切替え手段を構成し、排紙カバー23などが前記被覆手
段を構成し、ADFコントローラ29などが前記制御手
段を構成し、第1排紙切替え爪15などが前記第1切替
え爪を構成し、第2排紙切替え爪16などが前記第2切
替え爪を構成し、済みスタンプ81などが前記済みスタ
ンプ押捺手段を構成し、排紙センサSN7などが前記ス
イッチバック検知手段を構成し、排紙側部分3aなどが
前記原稿排紙台の前部を構成し、給紙側部分3bなどが
前記原稿排紙台の後部を構成し、排紙側支点3c、給紙
側支点3dなどが前記原稿排紙台の連結部を構成し、窓
82などが前記スイッチバック搬送路側に貫通する孔を
構成し、押縮変形センサSN6などが前記原稿ジャム検
知手段を構成し、トレイ開閉スイッチ83などが前記接
続切断手段を構成し、前記電磁クラッチ、前記ワンウェ
イクラッチなどが前記駆動伝達規制手段を構成する。
【00100】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、原稿を
読取り位置から排紙し、原稿排紙台(原稿排紙トレイ)
へ搬送する場合に、一旦スイッチバックして前記原稿排
紙台へ搬送するためのスイッチバック搬送路(第3‐1
搬送路を含む)と、スイッチバックせず、そのまま前記
原稿排紙台へ搬送する反転搬送路(第2搬送路を含む)
とに切替え可能なので、片面モードではページ順を揃え
て排紙でき、両面モードではスイッチバックを省いて搬
送処理を高速化できることとなる。また、前記共通搬送
路を開放可能とすることにより、排紙部側でのジャム原
稿を容易に除去できる。さらに、一つの原稿排紙台を共
用し、第2搬送手段の一つの駆動ローラ(第1排紙駆動
ローラ)と案内手段(排紙ガイド)で読取り後の原稿を
排紙口へと搬送することにより、構成を簡素にして省ス
ペース化をはかれる。
【0101】請求項2に記載の発明によれば、二つの切
替え爪(第1排紙切替え爪、第2排紙切替え爪)で三つ
の搬送路(第3‐1搬送路、第3‐2搬送路、第2搬送
路を含む)へ搬送方向を切替えることができ、特に櫛歯
状の先端部を交差させることにより、両面モードの片面
読取り後の原稿先端を下降させて反転搬送路へ搬送でき
る。
【0102】請求項3に記載の発明によれば、第3搬送
手段の駆動ローラ(第2排紙駆動ローラ)と原稿裏面が
接触するので、鉛筆書き原稿などからカーボン粒子など
の汚れが前記駆動ローラに転写されることはなくなり、
原稿の汚れ防止に役立つ。
【0103】請求項4に記載の発明によれば、被覆手段
(排紙カバー)の閉動作で共通搬送路を形成するととも
に、排紙部のローラ対(第2排紙ローラ対、スイッチバ
ックローラ対)に対して搬送圧あるいはニップ圧を付与
できる。
【0104】請求項5に記載の発明によれば、原稿排紙
台側に済みスタンプ押捺手段(済みスタンプなど)を設
けているので、済みスタンプユニットが自動原稿搬送装
置の外部に突出することがなくなり、省スペースに役立
つ。
【0105】請求項6に記載の発明によれば、原稿排紙
台側に、スイッチバック搬送路で原稿を検知するための
スイッチバック検知手段(排紙センサ)を設けているの
で、この排紙センサの反射光軸が下向きとなり、ゴミや
紙粉などが前記排紙センサに落下および滞留して誤検知
されるのを回避できる。
【0106】請求項7に記載の発明によれば、原稿排紙
台の前部(排紙側部分)と、前記原稿排紙台の後部(給
紙側部分)と、前記前部と前記後部を折曲可能に連結す
る連結部(排紙側支点、給紙側始点)とを設けているの
で、排紙部側で原稿ジャムが発生した場合に、ジャム位
置に応じて前記原稿排紙台を中折れ開放、さらには全体
開放できる。したがって、スイッチバック部分のジャム
処理スペースが広くなってジャム処理が容易であり、ま
た必要部分のみを開放できるので、ゴミや異物が入り込
むのを抑制できる。
【0107】請求項8に記載の発明によれば、原稿排紙
台の前部にスイッチバック搬送路側に貫通する孔(窓)
を穿設しているので、操作者がスイッチバック搬送路の
原稿ジャムを直接に目視して除去できる。
【0108】請求項9に記載の発明によれば、原稿排紙
台の前部にスイッチバック搬送路で生じた原稿ジャムを
検知するための原稿ジャム検知手段(押縮変形センサ)
を設けているので、操作者が自動原稿搬送装置の傍にい
ない場合でも、スイッチバック搬送路の原稿ジャムを確
実に検知できる。
【0109】請求項10に記載の発明によれば、原稿排
紙台の開閉動作により、前記済みスタンプ手段に対する
電源を切断および接続する接続切断手段(トレイ開閉ス
イッチ)を設けているので、特に開閉センサを特に設け
る必要はなく、構成を簡素化できる。
【0110】請求項11に記載の発明によれば、スイッ
チバック搬送手段で一度スイッチバックして、原稿排紙
台へ搬送する動作で、排紙モータの回転方向を切替えた
場合に、スイッチバックを行う駆動ローラは回転方向が
切り換るが、それ以外の第2搬送手段および第3搬送手
段の駆動ローラは、常に読取り位置から原稿を排紙し、
前記原稿排紙台へ搬送する方向にのみ回転するので、原
稿間隔を短縮することが可能となり、搬送処理をさらに
高速化できる。
【0111】請求項12に記載の発明によれば、第2搬
送手段でジャムが発生して排紙モータが停止した場合、
電磁クラッチなどの駆動伝達規制手段で第2搬送手段の
駆動ローラへの駆動伝達を遮断して両方向に回転可能と
するので、第2搬送手段のローラ対にニップされた状態
のジャム原稿を損傷させず、容易に引き抜くことができ
る。
【0112】請求項13に記載の発明によれば、画像形
成装置に、前述のような効果が得られる自動原稿搬送装
置を設けることで、搬送処理速度を向上させることがで
き、ジャム原稿を容易に除去することができる。さら
に、画像形成装置の構成を簡素にして省スペース化をは
かることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置
の構成を示す側断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置
の要部構成(スプリング、押縮変形センサなど)を示す
側断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置
の制御部の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る原稿置忘れ有
無の判断を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る原稿置忘れ有
りの場合の排紙動作を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る排紙切替え爪
の切替え動作を示す側断面図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係る片面モードで
の原稿搬送動作を示すフローチャートの一部である。
【図8】本発明の第1の実施の形態に係る片面モードで
の原稿搬送動作を示すフローチャートの一部である。
【図9】本発明の第1の実施の形態に係る排紙切替え爪
の切替え動作(片面モード)を示す側断面図である。
【図10】本発明の第1の実施の形態に係る排紙切替え
爪の切替え動作(片面モード)を示す側断面図である。
【図11】本発明の第1の実施の形態に係る排紙切替え
爪の切替え動作(片面モード)を示す側断面図である。
【図12】本発明の第1の実施の形態に係る排紙駆動系
の動作を示す模式図(排紙モータが反時計方向に回転し
た場合)である。
【図13】本発明の第1の実施の形態に係る排紙駆動系
の動作を示す模式図(排紙モータが時計方向に回転した
場合)である。
【図14】本発明の第1の実施の形態に係る両面モード
での原稿搬送動作を示すフローチャートの一部である。
【図15】本発明の第1の実施の形態に係る両面モード
での原稿搬送動作を示すフローチャートの一部である。
【図16】本発明の第1の実施の形態に係る両面モード
での原稿搬送動作を示すフローチャートの一部である。
【図17】本発明の第1の実施の形態に係る排紙切替え
爪の切替え動作(両面モード)を示す側断面図である。
【図18】本発明の第3の実施の形態に係る画像形成装
置の構成を示す横断面図(排紙カバー開放時)である。
【図19】本発明の第3の実施の形態に係る画像形成装
置の構成を示す平面図である。
【図20】本発明の第3の実施の形態に係るトレイ開閉
スイッチの構成を示す模式図である。
【図21】本発明の第3の実施の形態に係る画像形成装
置の構成を示す横断面図(排紙カバー、排紙側部分開放
時)である。
【図22】本発明の第3の実施の形態に係る画像形成装
置の構成を示す横断面図(排紙カバー、排紙側部分、給
紙側部分開放時)である。
【図23】従来の自動原稿搬送装置の構成(複数の原稿
排紙台)を示す横断面図である。
【図24】従来の自動原稿搬送装置の構成(単一の原稿
排紙台)を示す横断面図である。
【符号の説明】
1 原稿テーブル 3 原稿排紙トレイ 3a 原稿排紙トレイの排紙側部分 3b 原稿排紙トレイの給紙側部分 3c 原稿排紙トレイの排紙側支点 3d 原稿排紙トレイの給紙側支点 4 ピックアップローラ 6 リバースローラ 7 プルアウトローラ対 7a プルアウト駆動ローラ 7b プルアウト従動ローラ 8 搬送ベルト 9 コンタクトガラス 10 第1排紙駆動ローラ 11 第1排紙従動ローラ 12 反転排紙ローラ 13 ガイドローラ 14 第2排紙ローラ対 14a 第2排紙駆動ローラ 14b 第2排紙従動ローラ 15 第1排紙切替え爪 16 第2排紙切替え爪 21 給紙ベルト 22a スイッチバック駆動ローラ 22b スイッチバック従動ローラ 22c スイッチバック従動ローラプーリ 23 排紙カバー 24 ベルト 25 連結駆動軸 32、M3 排紙モータ 50 第1搬送路 51 第3‐2搬送路 52 第3‐1搬送路 53 第2搬送路 60 自動原稿搬送部(ADF) 80 済みスタンプユニット 81 済みスタンプ 82 窓 83 トレイ開閉スイッチ 84 信号線 85 済みスタンプソレノイド 88 排紙ガイド 200 画像形成装置の本体 S 原稿(あるいは原稿束) SN1 原稿セットセンサ SN2 プルアウトセンサ SN3 レジストセンサ SN4、SN7 反転センサ SN5 排紙センサ SN6 押縮変形センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/00 108 H04N 1/00 108L 108M Fターム(参考) 2H076 BA35 BA36 BA38 BA42 BA46 BA47 BA49 BA57 BA58 BA72 BA76 BB05 3F048 AA01 AA03 AB02 BA14 BB02 BD01 BD03 DC05 DC12 EA03 EA15 EB23 EB30 EB40 3F053 BA03 BA12 BA19 BA29 EA01 EB01 EB04 EC02 EC08 LA01 LB02 3F100 AA03 BA14 CA12 CA15 EA06 5C062 AA02 AA05 AB02 AB17 AB32 AB46 AC09 AC11 AC15 AC69 BA04

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿を画像面上向きに載置するための原稿
    載置台と、この原稿載置台の下方かつ読取り位置の上方
    で、片面または両面読取り後に排紙される原稿を積載
    し、かつ排紙口側が開口するように回動可能な原稿排紙
    台と、前記原稿載置台に載置された原稿束を最上面から
    順次1枚ずつ分離して給紙する給紙手段と、1枚ずつ分
    離された原稿を反転して前記原稿排紙台の下方の読取り
    位置へ搬送する第1搬送手段と、読取り位置から原稿を
    片面および両面読取りに共通の共通搬送路へ排紙し、反
    転して再び読取り位置へ搬送する第2搬送手段と、この
    第2搬送手段により読取り位置から前記共通搬送路を通
    って反転された原稿を前記原稿排紙台下方のスイッチバ
    ック搬送路へ搬送するスイッチバック搬送手段と、前記
    原稿排紙台と一体的に構成され、前記スイッチバック搬
    送手段の逆転搬送により前記スイッチバック搬送路から
    排紙されてきた原稿を反転させ、前記共通搬送路を通っ
    て排紙口へ案内する案内手段と、前記第2搬送手段によ
    り読取り位置から前記共通搬送路を通って排紙口へ搬送
    されてきた原稿を前記原稿排紙台へ搬送する第3搬送手
    段と、前記共通搬送路、前記スイッチバック搬送路、お
    よび反転された読取り後の原稿を再び読取り位置へ搬送
    するための反転搬送路のいずれかに搬送方向を切替える
    切替え手段と、前記第2搬送手段、前記案内手段および
    前記切替え手段の一部を被覆して前記共通搬送路の搬送
    面を形成し、かつ前記共通搬送路を開放するように回動
    可能な被覆手段と、原稿の両面を読取る場合に、前記切
    替え手段によって前記共通搬送路に両面読取り後の原稿
    が進入するように切替え、原稿の片面を読取る場合に
    は、前記切替え手段によって前記スイッチバック搬送路
    に片面読取り後の原稿が進入するように切替えるよう、
    制御する制御手段とを設けたことを特徴とする自動原稿
    搬送装置。
  2. 【請求項2】前記切替え手段に、前記被覆手段に設けら
    れて前記共通搬送路に配置され、先端部が櫛歯状に形成
    された第1切替え爪と、前記第2搬送手段および前記ス
    イッチバック搬送手段の近傍に設けられて前記反転搬送
    路および前記スイッチバック搬送路にわたって配置さ
    れ、先端部が櫛歯状に形成された第2切替え爪とを設
    け、反転された読取り後の原稿を再び読取り位置へ搬送
    する場合に、前記第1切替え爪および前記第2切替え爪
    の櫛歯状の先端部が交差することを特徴とする請求項1
    に記載の自動原稿搬送装置。
  3. 【請求項3】前記被覆手段に、前記第3搬送手段を構成
    するローラ対の駆動ローラを設けたことを特徴とする請
    求項1または2に記載の自動原稿搬送装置。
  4. 【請求項4】前記案内手段に、前記第3搬送手段を構成
    するローラ対の駆動ローラに向かって付勢された従動ロ
    ーラと、前記スイッチバック搬送手段を構成するローラ
    対の駆動ローラに向かって付勢された従動ローラとを設
    け、前記被覆手段が閉められると、前記第3搬送手段を
    構成するローラ対および前記スイッチバック搬送手段を
    構成するローラ対のニップ圧が生じることを特徴とする
    請求項3に記載の自動原稿搬送装置。
  5. 【請求項5】前記案内手段に、前記共通搬送路を通過す
    る読取り後の原稿に済みスタンプを押捺するための済み
    スタンプ押捺手段を設けたことを特徴とする請求項1乃
    至4のいずれかに記載の自動原稿搬送装置。
  6. 【請求項6】前記案内手段に、前記スイッチバック搬送
    路で原稿を検知するためのスイッチバック検知手段を設
    けたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載
    の自動原稿搬送装置。
  7. 【請求項7】前記原稿排紙台に、前記案内手段を含む前
    記原稿排紙台の前部と、前記原稿排紙台の後部と、前記
    前部と前記後部を回動および折曲可能に連結する連結部
    とを設けたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか
    に記載の自動原稿搬送装置。
  8. 【請求項8】前記案内手段を含む前記原稿排紙台の前部
    に、前記スイッチバック搬送路側に貫通する孔を穿設し
    たことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の
    自動原稿搬送装置。
  9. 【請求項9】前記案内手段を含む前記原稿排紙台の前部
    に、前記スイッチバック搬送路で生じた原稿ジャムを検
    知するための原稿ジャム検知手段を設けたことを特徴と
    する請求項1乃至8のいずれかに記載の自動原稿搬送装
    置。
  10. 【請求項10】前記原稿排紙台の開閉動作により、前記
    済みスタンプ押捺手段の電源を切断および接続する接続
    切断手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至9のい
    ずれかに記載の自動原稿搬送装置。
  11. 【請求項11】前記第2搬送手段を構成する駆動ロー
    ラ、前記スイッチバック搬送手段を構成する駆動ロー
    ラ、および前記第3搬送手段を構成する駆動ローラを駆
    動する排紙モータと、この排紙モータからの駆動伝達を
    規制する駆動伝達規制手段とを設け、前記制御手段は、
    前記スイッチバック搬送手段で読取り位置から原稿を排
    紙し、反転してスイッチバックし、さらに反転して前記
    原稿排紙台へ搬送する場合、前記排紙モータの回転方向
    を切替えるとともに、前記駆動伝達規制手段によって前
    記スイッチバック搬送手段を構成する駆動ローラの回転
    方向のみを切替えるように制御することを特徴とする請
    求項1乃至10のいずれかに記載の自動原稿搬送装置。
  12. 【請求項12】前記第2搬送手段には、少なくとも原稿
    を排紙する方向に回転可能な、前記第2搬送手段を構成
    する駆動ローラへの駆動伝達を規制する駆動伝達規制手
    段を設け、前記制御手段は、前記第2搬送手段で原稿ジ
    ャムが発生した場合、前記駆動伝達規制手段によって前
    記第2搬送手段を構成する駆動ローラへの駆動伝達を遮
    断することを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに
    記載の自動原稿搬送装置。
  13. 【請求項13】請求項1乃至12のいずれかに記載の自
    動原稿搬送装置を設けたことを特徴とする画像形成装
    置。
JP2002007436A 2001-03-21 2002-01-16 自動原稿搬送装置および画像形成装置 Pending JP2002348052A (ja)

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