JPH08211513A - 自動原稿送り装置及び自動原稿送り方法 - Google Patents

自動原稿送り装置及び自動原稿送り方法

Info

Publication number
JPH08211513A
JPH08211513A JP4247995A JP4247995A JPH08211513A JP H08211513 A JPH08211513 A JP H08211513A JP 4247995 A JP4247995 A JP 4247995A JP 4247995 A JP4247995 A JP 4247995A JP H08211513 A JPH08211513 A JP H08211513A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image reading
document
platen glass
original
size
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4247995A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Osawa
幸夫 大沢
Osamu Kanza
修 神▲ざ▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Finetech Nisca Inc
Original Assignee
Nisca Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nisca Corp filed Critical Nisca Corp
Priority to JP4247995A priority Critical patent/JPH08211513A/ja
Publication of JPH08211513A publication Critical patent/JPH08211513A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Conveyance By Endless Belt Conveyors (AREA)
  • Holders For Sensitive Materials And Originals (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】プラテンガラスPGのサイズで規定される原稿
サイズの2倍のサイズの原稿をプラテンガラスPG上に
自動的に搬送することの出来る自動原稿送り装置を提供
する。 【構成】A3サイズ以下の通常サイズの原稿を、プラテ
ンガラスPGの長手方向に搬送して、プラテンガラスP
G上に送り込むための第1の搬送機構28と、A3サイ
ズの2倍の大型サイズの原稿を、プラテンガラスPGの
長手方向に直交する方向に沿って搬送して、プラテンガ
ラスPG上に送り込むための第2の搬送機構30と、通
常サイズである場合には、第1の搬送機構28を駆動し
て、送り込ませ、大型サイズである場合には、第2の搬
送機構30を駆動して、大型サイズの原稿の前半部分を
プラテンガラスPG上まで送り込ませ、前半部分の画像
読取走査の終了後、第2の搬送機構30を駆動して、大
型サイズの原稿の後半部分をプラテンガラスPG上まで
送り込ませるための制御ユニットを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、所定サイズの長手原
稿が略全面を覆うように載置される画像読取領域を有す
るプラテンガラスを備え、該プラテンガラスの画像読取
領域上に載置された原稿を、画像読取領域の長手方向に
沿って読取走査するように構成された画像読取装置に、
原稿を自動的に搬送して前記プラテンガラスの画像読取
領域上に送り込むための自動原稿送り装置、及び、所定
サイズの長手原稿が略全面を覆うように載置される画像
読取領域を有するプラテンガラスを備え、該プラテンガ
ラスの画像読取領域上に載置された原稿を、画像読取領
域の長手方向に沿って読取走査するように構成された画
像読取装置に、原稿を自動的に搬送するための自動原稿
送り方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、電子複写装置等の少なくとも
画像読み取り機能を有する装置の、原稿が載置される画
像読取領域を有するプラテンガラスの画像読取領域上
に、原稿を自動的に搬送するための自動原稿送り装置
は、種々知られており、実用に供されている。また、従
来より、オフィス等においてA3サイズのような大型サ
イズの原稿を複写できる電子複写装置が使われ出して来
ているが、自動原稿送り装置もこれに対応すべくA3サ
イズのような大型サイズ原稿を自動送りすることが出来
るように、大型に構成されたものが提供されている。
【0003】一方、近年、A3サイズの2倍の大きさの
A2サイズの原稿を複写する要請があり、これに対し
て、プラテンガラスの面積をA2サイズに対応させると
余りにも大型化し過ぎて、設置スペースの点やコストの
点で問題があるので、プラテンガラスをA3サイズのま
まに押えた電子複写装置を用いて、分割複写することが
一般的に行われている。
【0004】具体的には、A2サイズの原稿を、先ず、
A3サイズに相当する前半部分をA3サイズの用紙に複
写し、次に、A3サイズに相当する後半部分をA3サイ
ズの用紙に同様に複写し、両者を継ぎ合わせて、A2サ
イズの複写済み用紙を得るようにしたり、A3サイズに
相当する前半部分をA4サイズの用紙に約70パーセン
トで縮小複写し、次に、A3サイズに相当する後半部分
をA4サイズの用紙に同様に約70パーセントで縮小複
写し、両者を継ぎ合わせて、A3サイズの複写像を得る
ようにしている。また、近年実用に供されてき始めてい
る所謂デジタル式電子複写装置を用いる場合、前半部分
だけ画像読取して、この前半部分の画像情報を一旦メモ
リに記憶させておき、次に、後半部分を画像読取して、
この後半部分の画像情報をメモリに記憶させて、両者を
合成し、約70パーセントに縮小した状態で、A3サイ
ズの用紙に複写させることも行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来構
成の自動原稿送り装置においては、このような大型サイ
ズの原稿を先ず前半部分だけ自動送りし、この前半部分
の画像読取走査終了後、これの後半部分を自動送りし
て、この後半部分を画像読取走査させることの出来る構
成が無く、このため、大型サイズの原稿をA3サイズの
プラテンガラスを有する電子複写装置で複写する場合に
は、作業者が手で、A2サイズの原稿の前半部分を先ず
プラテンガラスの画像読取領域上にセットし、これの複
写動作(又は、画像読取動作)の完了後、大型サイズの
原稿を手で動かして、これの後半部分をプラテンガラス
の画像読取領域上にセットしなければならず、その作業
が面倒であり、解決が要望されている。
【0006】
【発明の目的】この発明は、上述した事情に鑑みて成さ
れたもので、この発明の目的は、プラテンガラスの画像
読取領域のサイズで規定される原稿サイズの2倍のサイ
ズの原稿をプラテンガラスの画像読取領域上に自動的に
搬送することの出来る自動原稿送り装置、及び、自動原
稿送り方法を提供することである。
【0007】また、この発明の別の目的は、プラテンガ
ラスの画像読取領域のサイズで規定される原稿サイズ以
下のサイズの原稿を自動的にプラテンガラスの画像読取
領域上に搬送ることができると共に、この原稿サイズよ
りも大きいサイズの原稿をもプラテンガラス上に自動的
に搬送することの出来る自動原稿送り装置、及び、自動
原稿送り方法を提供することである。
【0008】また、この発明の他の目的は、プラテンガ
ラスの画像読取領域のサイズで規定される原稿サイズの
2倍のサイズの原稿を、半分にわけて分割した状態でプ
ラテンガラスの画像読取領域上に順次自動的に搬送する
ことの出来る自動原稿送り装置、及び、自動原稿送り方
法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するため、この発明に係わる自動原稿送り装
置は、例えば請求項1に記載によれば、所定サイズの長
手原稿が略全面を覆うように載置される画像読取領域を
有するプラテンガラスを備え、該プラテンガラスの画像
読取領域上に載置された原稿の画像を、画像読取領域の
長手方向に沿って読取走査するように構成された画像読
取装置に、原稿を自動的に搬送して前記プラテンガラス
の画像読取領域上に送り込むための自動原稿送り装置に
おいて、前記所定サイズ以下の通常サイズの原稿を、前
記画像読取領域の長手方向に沿って搬送して、該プラテ
ンガラスの画像読取領域上に送り込むための第1の搬送
手段と、前記所定サイズの2倍の大型サイズの原稿を、
前記画像読取領域の長手方向に直交する方向に沿って搬
送して、該プラテンガラスの画像読取領域上に送り込む
ための第2の搬送手段と、前記原稿が、前記通常サイズ
である場合には、前記第1の搬送手段を駆動して、該通
常サイズの原稿を前記プラテンガラスの画像読取領域上
まで送り込ませ、前記大型サイズである場合には、前記
第2の搬送手段を駆動して、該大型サイズの原稿の前半
部分を前記プラテンガラスの画像読取領域上まで送り込
ませ、該前半部分の画像読取走査の終了後、前記第2の
搬送手段を駆動して、前記大型サイズの原稿の後半部分
を前記プラテンガラスの画像読取領域上まで送り込ませ
るための制御手段とを具備することを特徴としている。
【0010】また、この発明に係わる自動原稿送り方法
は、例えば請求項6の記載によれば、所定サイズの長手
原稿が略全面を覆うように載置される画像読取領域を有
するプラテンガラスを備え、該プラテンガラスの画像読
取領域上に載置された原稿の画像を、画像読取領域の長
手方向に沿って読取走査するように構成された画像読取
装置に、原稿を自動的に搬送するための自動原稿送り方
法において、前記所定サイズ以下の通常サイズの原稿
を、前記画像読取領域の長手方向に沿って搬送させ、該
通常サイズの原稿を前記プラテンガラスの画像読取領域
上まで送り込む第1の工程と、前記所定サイズの2倍の
大型サイズの原稿を、前記画像読取領域の長手方向に直
交する方向に沿って搬送させ、該大型サイズの原稿の前
半部分を前記プラテンガラスの画像読取領域上まで送り
込む第2の工程と、前記前半部分の画像読取走査の終了
後、前記大型サイズの原稿の後半部分を前記プラテンガ
ラスの画像読取領域上まで送り込ませる第3の工程とを
具備することを特徴としている。
【0011】また、この発明に係わる自動原稿送り装置
は、例えば請求項8の記載によれば、所定サイズの長手
原稿が略全面を覆うように載置される画像読取領域を有
するプラテンガラスを備え、該プラテンガラスの画像読
取領域上に載置された原稿の画像を、画像読取領域の長
手方向に沿って読取走査するように構成された画像読取
装置に、原稿を自動的に搬送して前記プラテンガラスの
画像読取領域上に送り込むための自動原稿送り装置にお
いて、前記所定サイズ以下の通常サイズの原稿を、前記
画像読取領域の長手方向に沿って搬送して、該プラテン
ガラスの画像読取領域上に送り込むための第1の搬送手
段と、前記所定サイズの2倍の大型サイズの原稿を、前
記画像読取領域の長手方向に直交する方向に沿って搬送
して、該プラテンガラスの画像読取領域上に送り込むた
めの第2の搬送手段と、前記原稿が、前記通常サイズで
ある場合には、前記第1の搬送手段を駆動して、該通常
サイズの原稿を前記プラテンガラスの画像読取領域上ま
で送り込ませ、前記原稿が、前記大型サイズである場合
には、前記第2の搬送手段を駆動して、該大型サイズの
原稿の前半部分を前記プラテンガラスの画像読取領域上
まで送り込み、前記画像読取装置に対して第1回目の読
取走査許可信号を出力し、前記画像読取装置からの第1
回目の読取走査完了信号を受けて、前記第2の搬送手段
を駆動して、前記大型サイズの原稿の後半部分を前記プ
ラテンガラスの画像読取領域上まで送り込み、前記画像
読取装置に対して第2回目の読取走査許可信号を出力
し、前記画像読取装置からの第2回目の読取走査完了信
号を受けて、前記第2の搬送手段を駆動して、前記大型
サイズの原稿を前記プラテンガラス上から排紙させる制
御手段とを具備することを特徴としている。
【0012】また、この発明に係わる自動原稿送り方法
は、例えば請求項9の記載によれば、所定サイズの長手
原稿が略全面を覆うように載置される画像読取領域を有
するプラテンガラスを備え、該プラテンガラスの画像読
取領域上に載置された原稿の画像を、画像読取領域の長
手方向に沿って読取走査するように構成された画像読取
装置に、原稿を自動的に搬送するための自動原稿送り方
法において、前記所定サイズ以下の通常サイズの原稿
を、前記画像読取領域の長手方向に沿って搬送させ、該
通常サイズの原稿を前記プラテンガラスの画像読取領域
上まで送り込む第1の工程と、前記大型サイズの原稿
を、前記画像読取領域の長手方向に直交する方向に沿っ
て搬送させ、該大型サイズの原稿の前半部分を前記プラ
テンガラスの画像読取領域上まで送り込む第2の工程
と、該大型サイズの原稿の前半部分が前記プラテンガラ
スの画像読取領域上に送り込まれた後に、前記画像読取
装置に対して第1回目の読取走査許可信号を出力する第
3の工程と、前記画像読取装置からの第1回目の読取走
査完了信号を受けて、前記大型サイズの原稿の後半部分
を前記プラテンガラスの画像読取領域上まで送り込む第
4の工程と、該大型サイズの原稿の後半部分が前記プラ
テンガラスの画像読取領域上に送り込まれた後に、前記
画像読取装置に対して第2回目の読取走査許可信号を出
力する第5の工程と、前記画像読取装置からの第2回目
の読取走査完了信号を受けて、前記大型サイズの原稿を
前記プラテンガラス上から排紙させる第6の工程とを具
備することを特徴としている。
【0013】また、この発明に係わる自動原稿送り方法
は、例えば請求項10の記載によれば、所定サイズの長
手原稿が略全面を覆うように載置される画像読取領域を
有するプラテンガラスを備え、該プラテンガラスの画像
読取領域上に載置された原稿の画像を、画像読取領域の
長手方向に沿って読取走査するように構成された画像読
取装置に、原稿を自動的に搬送するための自動原稿送り
方法において、前記所定サイズの2倍の大型サイズの原
稿を、前記画像読取領域の長手方向に直交する方向に沿
って搬送させ、該大型サイズの原稿の前半部分を前記プ
ラテンガラスの画像読取領域上まで送り込む第1の工程
と、前半部分が前記プラテンガラスの画像読取領域上に
送り込まれた前記大型サイズの原稿を、該画像読取領域
の長手方向に沿って搬送して、該前半部分の原稿の読取
走査位置を規定する第2の工程と、前記前半部分の画像
読取動作の終了後、前記大型サイズの原稿を前記第2の
工程における搬送方向と逆方向に戻し搬送する第3の工
程と、前記大型サイズの原稿の後半部分を前記プラテン
ガラスの画像読取領域上まで送り込ませる第4の工程
と、後半部分が前記プラテンガラスの画像読取領域上に
送り込まれた前記大型サイズの原稿を、該画像読取領域
の長手方向に沿って搬送して、該後半部分の原稿の読取
走査位置を規定する第5の工程と、前記後半部分の画像
読取動作の終了後、前記大型サイズの原稿を前記第5の
工程における搬送方向と逆方向に戻し搬送する第6の工
程とを具備することを特徴としている。
【0014】また、この発明に係わる自動原稿送り装置
は、例えば請求項12の記載によれば、所定サイズの長
手原稿が略全面を覆うように載置される画像読取領域を
有するプラテンガラスを備え、該プラテンガラスの画像
読取領域上に載置された原稿の画像を、画像読取領域の
長手方向に沿って読取走査するように構成された画像読
取装置に、原稿を自動的に搬送して前記プラテンガラス
の画像読取領域上に送り込むための自動原稿送り装置に
おいて、前記プラテンガラスを覆う閉塞位置と、該プラ
テンガラスを開放する開放位置との間で回動自在に、前
記画像読取装置の上面に取り付けられる本体と、この本
体に取り付けられ、前記所定サイズ以下の通常サイズの
原稿が載置される載置手段と、前記本体内に配設され、
前記載置手段に載置された通常サイズの原稿を、前記画
像読取領域の長手方向に沿って搬送して、該プラテンガ
ラスの画像読取領域上に送り込むための第1の搬送手段
と、前記本体に、前記画像読取領域の長手方向に沿って
延出するように形成され、前記所定サイズの2倍の大型
サイズの原稿が、該画像読取領域の長手方向に直交する
方向に沿って縦長状態で手差し挿入される手差し挿入口
と、この手差し挿入口を介して手差し挿入された大型サ
イズの原稿を、前記画像読取領域の長手方向に直交する
方向に沿って搬送して、該プラテンガラスの画像読取領
域上に送り込むための第2の搬送手段とを具備すること
を特徴としている。
【0015】また、この発明に係わる自動原稿送り装置
は、例えば請求項28の記載によれば、所定サイズの長
手原稿が略全面を覆うように載置される画像読取領域を
有するプラテンガラスを備え、該プラテンガラスの画像
読取領域上に載置された原稿の画像を、画像読取領域の
長手方向に沿って読取走査するように構成された画像読
取装置に、原稿を自動的に搬送して前記プラテンガラス
の画像読取領域上に送り込むための自動原稿送り装置に
おいて、前記所定サイズ以下の通常サイズの原稿を、前
記画像読取領域の長手方向に沿って搬送して、該プラテ
ンガラスの画像読取領域上に送り込むための第1の搬送
手段と、前記所定サイズより大きい大型サイズの原稿
を、前記画像読取領域の長手方向に直交する方向に沿っ
て搬送して、該プラテンガラスの画像読取領域上に送り
込むための第2の搬送手段と、前記原稿が、前記通常サ
イズである場合には、前記第1の搬送手段を連続的に駆
動して、該通常サイズの原稿を前記プラテンガラスの画
像読取領域上まで送り込ませ、前記大型サイズである場
合には、前記第2の搬送手段を間欠的に駆動して、該大
型サイズの原稿の複数に分割された領域を、順次前記プ
ラテンガラスの画像読取領域上まで送り込ませる制御手
段とを具備することを特徴としている。
【0016】また、この発明に係わる自動原稿送り装置
は、例えば請求項29の記載によれば、所定サイズの長
手原稿が略全面を覆うように載置される画像読取領域を
有するプラテンガラスを備え、該プラテンガラスの画像
読取領域上に載置された原稿の画像を、画像読取領域の
長手方向に沿って読取走査するように構成された画像読
取装置に、原稿を自動的に搬送して前記プラテンガラス
の画像読取領域上に送り込むための自動原稿送り装置に
おいて、前記所定サイズ以下の通常サイズの原稿を、前
記画像読取領域の長手方向に沿って搬送して、該プラテ
ンガラスの画像読取領域上に送り込むための第1の搬送
手段と、前記所定サイズより大きい大型サイズの原稿
を、前記画像読取領域の長手方向に直交する方向に沿っ
て搬送して、該プラテンガラスの画像読取領域上に送り
込むための第2の搬送手段と、前記原稿のサイズが前記
通常サイズであることを示す通常サイズ情報の入力に伴
い、前記第1の搬送手段を連続的に駆動して、該通常サ
イズの原稿を前記プラテンガラスの画像読取領域上まで
送り込ませ、前記原稿のサイズが大型サイズであること
を示す大型サイズ情報の入力に伴い、前記第2の搬送手
段を間欠的に駆動して、該大型サイズの原稿の複数に分
割された領域を、順次前記プラテンガラスの画像読取領
域上まで送り込ませる制御手段とを具備することを特徴
としている。
【0017】
【実施例の説明】以下に、この発明に係わる自動原稿送
り装置の一実施例の構成を、添付図面を参照して詳細に
説明する。
【0018】[デジタル式電子複写装置DCの概略説
明]先ず、この実施例の自動原稿送り装置10が取り付
けられる画像読取装置の一例として適用されるデジタル
式電子複写装置(以下、単に複写機と呼ぶ)DCの構成
を、図1を参照して概略的に説明する。
【0019】この複写機DCは周知の構成であり、この
実施例においては、複写機本体CBの上面に、A3サイ
ズの原稿が横置状態で全面的に載置される画像読取領域
を有するプラテンガラスPG(図2に示す)を備えてい
る。即ち、このプラテンガラスPGは、A3サイズの原
稿より僅かに大きいサイズを有するように形成されると
共に、複写機本体CBの上面に、操作者による操作位置
に対して左右方向に横長に配設されている。そして、複
写機本体CBの上面のプラテンガラスPGよりも手前
(正面)側、即ち、図1における奥側の長辺部分に、コ
ピー枚数やコピー濃度等の画像読取状態や複写状態を設
定するためのコントロールパネルCPが配設されてい
る。
【0020】そして、この複写機本体CB内には、図示
していないが、プラテンガラスPG上に載置された原稿
の画像を光学的に読取走査するための読取走査機構と、
この読取走査した画像情報を一旦記憶するメモリ部と、
このメモリ部に記憶された画像情報に基づき、用紙上に
読取画像を複写するための電子複写機構とが配設されて
いる。尚、読取走査機構は、プラテンガラスPGの長手
方向に沿って、プラテンガラスPG上に載置された原稿
の原稿面を読取走査するように構成されている。
【0021】ここで、この複写機DCを制御する制御ユ
ニット部CU(図6に示す)は、後述する自動原稿送り
装置10から原稿のプラテンガラスPG上へのセット完
了を示す読取走査許可信号が入力されるのを待って読取
走査機構を駆動して、原稿の原稿面の画像を読取走査さ
せ、この読取走査機構における読取走査が完了すると、
自動原稿送り装置10に対して読取走査完了信号を出力
するように構成されている。
【0022】[自動原稿送り装置10の全体構成の概略
説明]図1に示すように、この一実施例の自動原稿送り
装置10は、複写機DCの上面の後端縁に回動自在に取
り付けられ、この複写機DCの上面に配設されたプラテ
ンガラスPGを全面的に覆う閉塞位置と、この閉塞位置
から上方に回動され、プラテンガラスPGを全面的に開
放する開放位置との間で回動自在に設定されている。
【0023】この自動原稿送り装置10は図示するよう
に閉塞位置にある状態で、この自動原稿送り装置10の
左部(後述する装置本体12の左側部分12L)に取り
付けられた原稿台14上に原稿面を上向きにして載置さ
れた少なくとも1枚の原稿を、自動的にプラテンガラス
PG上に取り込み搬送して複写動作に供し、この原稿の
複写動作の終了に伴い原稿をプラテンガラスPG上から
取り出して排出すように構成されている。一方、この自
動原稿送り装置10は、図示していないが開放位置にあ
る状態で、複写動作が起動されても、何ら原稿送り動作
を実行しないように構成されている。
【0024】尚、上述した原稿台14上には、A3サイ
ズの原稿が縦置状態で、即ち、A3サイズの原稿の長手
方向をプラテンガラスPGの長手方向に一致させた状態
で且つ原稿面を上向きにした状態で載置されると共に、
このA3サイズより小さいサイズの原稿(以下の説明に
おいて、A3サイズ以下の原稿を、「通常サイズの原
稿」と称する。)も原稿面を上向きにして載置されるよ
うに構成されている。また、読取走査済みの通常サイズ
の原稿は、プラテンガラスPGからの取出動作に伴い、
表裏を反転された状態で、装置本体12の右側部分12
Rに形成された第1の排紙口16を介して、自動原稿送
り装置10の装置本体12の上面に規定された排紙台1
8上に排紙されるように構成されている。
【0025】一方、装置本体12の奥側部分12Aの前
面には、A3サイズの2倍のサイズである原稿(以下の
説明において、A2サイズの原稿を、「大型サイズの原
稿」と称する。)が、縦長状態で手差し挿入される手差
し挿入口20(図2に示す)が形成され、装置本体12
の手前側の前端縁には、読取走査済みの大型サイズの原
稿が排出される第2の排紙口22(図4及び図5に示
す)が形成されており、プラテンガラスPGからの取出
動作に伴い、ストレート状に取り出されて、第2の排紙
口22を介して装置本体12の手前側(即ち、操作位置
側)に排紙されるように構成されている。
【0026】[自動原稿送り装置10の構成の詳細説
明] {装置本体12の説明}この自動原稿送り装置10は、
図2に示すように、その後端縁を複写機DCの上面後端
縁に図示しないヒンジを介して取り付けられると共に、
複写機DCの上面全体を覆うことが出来る様に構成され
た装置本体12を外装カバーとして備え、この装置本体
12の上面中央部には、手前側が開放された凹部24が
形成されている。即ち、この装置本体12の左方部分1
2Lと右方部分12Rと奥側部分12Aとは、共に中央
部分(即ち、凹部24の底面)より上方に突出した状態
に形成されている。また、この装置本体12の下面は、
後述する搬送ベルトを収納する部分が開放されている。
【0027】この装置本体12の左側部分12Lの右側
面には、通常サイズの原稿が取り込まれる原稿取り込み
口26が形成されると共に、この原稿取り込み口26に
連通した状態で、上述した原稿台14が回動自在に取り
付けられている。即ち、この原稿台14は、図中やや左
下がりの傾斜状態となる載置位置と、略起立した起立位
置との間で、回動自在となるように、左側部分12Lに
軸支されている。そして、上述した凹部24の底面上に
は、複写済みの通常サイズの原稿が排紙される排紙台1
8が規定されている。この原稿台14は、載置位置にあ
る状態で、この上に通常サイズの原稿が載置され、後述
する第1の搬送機構28の搬送動作に伴い、取り込み搬
送されることとなると共に、起立位置にある状態で、凹
部24の底面、即ち、排紙台18を開放するようになさ
れている。
【0028】即ち、第1の搬送機構28は、原稿台14
上に載置された通常サイズの原稿を、プラテンガラスP
Gの長手方向と同一方向に沿って原稿取り込み口26か
ら取り込み、これをプラテンガラスPG上に送り込むと
共に、読取走査の終了した通常サイズの原稿を、これの
取り込み方向と同一方向に送り出して、第1の排紙口1
6を介して排紙台18上に排出するように構成されてい
る。また、装置本体12内には、手差し挿入口20を介
して手差し挿入された大型サイズの原稿を取り込み、こ
れをプラテンガラスPG上に送り込むと共に、読取走査
の終了した大型サイズの原稿を、これの取り込み方向と
同一方向に送り出して、第2の排紙口22を介して装置
本体12外に排出する為の第2の搬送機構30が配設さ
れている。
【0029】{第1の搬送機構28の説明}先ず、通常
サイズの原稿を搬送するための第1の搬送機構28を説
明し、次に、大型サイズの原稿を搬送するための第2の
搬送機構30を説明する。
【0030】この第1の搬送機構28は、図2に示すよ
うに、装置本体12の左側部分12L内に、原稿台14
の左方に位置すると共に、搬送路よりも僅かに上方に突
出した状態で配設され、原稿台14上に載置された原稿
の先端が当接してその位置に保持するためのストッパ部
材32を備えている。また、このストッパ部材32と原
稿台14の先端部との間には、回転に応じて原稿台14
上の原稿を下から順次ピックアップするためのピックア
ップローラ34が配設されている。
【0031】そして、このストッパ部材32の後方に
は、ピックアップローラ34でピックアップされた原稿
を1枚づつに分離するための分離機構36が配設されて
いる。この分離機構36は、この実施例においては、搬
送路の下方に配設された分離ローラ36Aと、搬送路の
上方に配設され、分離ローラ36Aに所定の押圧力で圧
接する分離パッド36Bとを備えて構成されている。
【0032】一方、装置本体12の下部には、プラテン
ガラスPGに略全面に渡り圧接され、且つ、前方部分1
2Fから後方部分12Rまで延出した状態で、プラテン
ガラスPGの長手方向に沿ってエンドレス走行される搬
送ベルト38が配設されている。この実施例において
は、この搬送ベルト38は、所謂キャタピラー状にその
前端及び後端の下面が、プラテンガラスPGに対して所
定角度で傾斜するように構成されている。また、この搬
送ベルト38は、詳細は後述するが、上下動自在に設け
られている。即ち、この搬送ベルト38は、この一実施
例においては、プラテンガラスPGに接触する搬送位置
と、プラテンガラスPGから上方に離間した退避位置と
の間で昇降自在になされている。
【0033】また、装置本体12の左方部分12L内に
は、分離機構36で分離された原稿を搬送ベルト38と
プラテンガラスPGとの間の左側部分の間に表裏を反転
させた状態で導くための反転搬送路40が配設されてい
る。この反転搬送路40は、緩やかに湾曲され、互いに
離間する一対の反転ガイド部材40A、40Bから規定
されている。この反転搬送路40の中途部には、搬送途
中の原稿のレジストを取るための(即ち、スキューを防
止するための)レジストローラ対42A、42Bが介設
されている。
【0034】尚、上述したピックアップローラ34、分
離ローラ36A、搬送ベルト38、及び一方のレジスト
ローラ42Aは、図示しない搬送モータの駆動力を図示
しない駆動力伝達機構を介して受けて、制御ユニット4
4(図6に示す)の制御のもとで夫々回転駆動されるよ
うに構成されている。
【0035】このように第1の搬送機構28は構成され
ているので、原稿台14上に載置された通常サイズの原
稿は、ピックアップローラ34の回転に伴い左方に取り
込まれ、分離機構36により1枚づつに分離され、反転
搬送路40により表裏を反転された状態で搬送され、レ
ジストローラ対40A、40Bによりスキューを取られ
た状態で、搬送ベルト38とプラテンガラスPGとの間
に左方から入り込み、搬送ベルト38の図中反時計回り
の走行に応じて、プラテンガラスPG上を搬送されて、
所定の画像読取位置まで搬送されることになる。
【0036】また、装置本体12の右側部分12R内に
は、プラテンガラスPGと搬送ベルト38との図中右側
端部と、第1の排紙口16とを緩やかに湾曲した状態で
連結する排紙搬送路48が配設され、この排紙搬送路5
0の中途部には、排紙ローラ50が介設されている。プ
ラテンガラスPG上に載置されて所定の画像読取走査の
終了した通常サイズの原稿は、搬送ベルト38の図中反
時計回りの走行に応じて、プラテンガラスPG上から送
り出されて、排紙ローラ50の回転に伴い、排紙搬送路
48を通って、第1の排紙口16を介して装置本体12
外に取り出され、排紙台18上に表裏を反転された状態
で(即ち、原稿台12に載置されたと同じ、原稿面を上
向きにされた状態で)排紙されることになる。
【0037】{搬送ベルト38の上下可動構成の説明}
ここで、図3に示すように、搬送ベルト38は、上述し
たように上下動自在に支持されている。具体的には、こ
の搬送ベルト38は、昇降フレーム52に走行自在に取
り付けられており、この昇降フレーム52は、装置本体
12に図示しない上下ガイド機構を介して上下動自在に
支持されている。この昇降フレーム52は図4及び図5
に示すように、搬送ベルト38の直正面側を閉塞すると
共に、上端が前方に折曲された前板部52Fと、搬送ベ
ルト38の直後面側を閉塞すると共に上端が後方に折曲
された後板部52Rとを一体的に備えている。換言すれ
ば、搬送ベルト38は、前板部52Fと後板部52Rと
の間で、両者に渡り支持されている。また、前板部52
F及び後板部52Rには、夫々の左右両側に、長穴54
が形成されている。
【0038】この昇降フレーム52には切り替え機構5
6が接続されており、この昇降フレーム52は切り替え
機構56により、通常サイズの原稿の搬送時には、図4
に示すように、搬送ベルト38が搬送位置にもたらされ
るように下降され、大型サイズの原稿の搬送時には、図
5に示すように、搬送ベルト38が退避位置にもたらさ
れるように上昇されるようになされている。
【0039】{切り替え機構56の説明}即ち、この切
り替え機構56は、図4及び図5に示すように、上述し
た前板部52F及び後板部52Rの左右の両側にそれぞ
れ設けられた縦長の長穴54を介して搬送ベルト38の
ループ内を貫通した切り替え軸58を、左右に各々備
え、各切り替え軸58の両端には、前板部52の折曲天
板部と、後板部52Rの折曲天板部とに夫々下方から転
接する偏心カム60が、偏心状態で固定されている。即
ち、偏心カム60は、前後左右に合計で4個配設されて
いる。
【0040】ここで、前方の左右一対の偏心カム60に
は、図3に示すように、夫々に連結プーリ62が切り替
え軸58と同軸状態で固定されており、両連結プーリ6
2には、伝達ベルト64がエンドレスに巻回されてい
る。これにより、合計4個配設された偏心カム60は、
互いに同期した状態で回転駆動されることになる。
【0041】即ち、これら合計4個の偏心カム60が回
転され、図4に示すように、各々の最小偏心量に相当す
る外周カム面の部位が対応する天板部に転接することに
より、昇降フレーム52は最も下降した位置にもたらさ
れ、これにより、搬送ベルト38は搬送位置にもたらさ
れてプラテンガラスPGに接触することになる。また、
これら合計4個の心カム60が回転され、図5に示すよ
うに、各々の最大偏心量に相当する外周カム面の部位が
対応する天板部に転接することにより、昇降フレーム5
2は最も上昇した位置にもたらされ、これにより、搬送
ベルト38は退避位置にもたらされてプラテンガラスP
Gから上方に離間することになる。
【0042】尚、切り替え機構56は図3に示す切り替
え駆動機構66を備えており、上述した偏心カム60
は、この切り替え駆動機構66により、回転駆動される
ように構成されている。即ち、この切り替え駆動機構6
6は、駆動モータ68と、この駆動モータ68に第1の
連結ベルト70を介して駆動力伝達可能に連結される中
間プーリ72と、この中間プーリ72の駆動力を図中左
方の切り替え軸58の手前側端部に同軸に固定された連
結プーリ62に伝達するための第2の連結ベルト74を
とを備えて構成されている。ここで、駆動モータ68
は、上述した制御ユニット44の制御のもとで、駆動制
御されるようになされている。
【0043】尚、この切り替え機構56は、上述した第
1の搬送機構28の駆動態様の切り替え動作と独立した
状態で、後述する第2の搬送機構30の駆動態様をも切
り替え駆動するように構成されているが、その詳細は、
第2の搬送機構30の構成を説明した後に、説明する。
【0044】{第2の搬送機構30の説明}この第2の
搬送機構30は、手差し挿入口20を介して手差し挿入
された大型サイズの原稿を、プラテンガラスPGの長手
方向に直交する方向に沿って取り込み、これをプラテン
ガラスPG上に送り込むと共に、読取走査の終了した大
型サイズの原稿を、これの取り込み方向と同一方向に送
り出して、第2の排紙口22を介して装置本体12外に
正面に向けて排出するように構成されている。
【0045】詳細には、この第2の搬送機構30は、図
7に示す様に、装置本体12の後方部分12A内には、
手差し挿入口20に手差し挿入された大型サイズの原稿
をプラテンガラスPGにこれの後方端部から表裏を反転
させた状態で導くための手差し搬送路80を備えてい
る。この手差し搬送路80は、緩やかに湾曲され、互い
に離間する一対の手差しガイド部材80A、80Bから
規定されている。
【0046】この手差し搬送路80の入口部には、手差
し挿入された大型サイズの原稿のレジストを取る(即
ち、スキューを防止する)と共に、これを手差し搬送路
80に沿って搬送する(送り込む)ためのレジストロー
ラ対82A、82Bが介設されている。このレジストロ
ーラ対82A、82Bは、互いに接離可能に支持されて
おり、互いに転接した状態で、大型サイズの原稿を搬送
可能に挟持することとなり、一方、互いに離間した状態
で、手差し搬送路80内に位置する大型サイズの原稿
の、プラテンガラスPGの長手方向に沿う移動を許容す
るように設定されている。
【0047】また、このレジストローラ対82A、82
Bの直前方には、手差し挿入口20を介して大型サイズ
の原稿が挿入されたことを検出するための手差し検出セ
ンサ84が配設されている。この手差し検出センサ84
は、図示していないが、制御ユニット44に接続されて
おり、この制御ユニット44は、手差し検出センサ84
からの検出信号の入力に伴い、この入力時点から所定時
間経過後、即ち、手差し挿入された大型サイズの原稿の
先端が、レジストローラ対82A、82Bの転接部に当
接してレジストされるに充分な時間を待って、第2の搬
送機構30を起動し、手差し挿入された大型サイズの原
稿を、搬送駆動するように構成されている。
【0048】尚、後に詳細に説明するが、この手差し検
出センサ84は、この自動原稿送り装置10で搬送しよ
うとする原稿のサイズを判別するための判別手段を原稿
サイズ検出センサ78と共に構成している。
【0049】また、この第2の搬送機構30は、プラテ
ンガラスPGの後方端縁上及び前方端縁上に夫々転接す
る複数の搬送ローラ86R、86Fを備えている。ここ
で、プラテンガラスPGの後方端縁上に転接する複数の
搬送ローラ86Rは、プラテンガラスPGの長手方向に
沿って整合した状態で一列状に配列されると共に、プラ
テンガラスPGの長手方向に沿う軸線回りに回転可能に
軸支され、且つ、プラテンガラスPGの上面に接離自在
に支持されている。また、プラテンガラスPGの前方端
縁上に転接する複数の搬送ローラ86Fは、同様に、プ
ラテンガラスPGの長手方向に沿って整合した状態で一
列状に配列されると共に、プラテンガラスPGの長手方
向に沿う軸線回りに回転可能に軸支され、且つ、プラテ
ンガラスPGの上面に接離自在に支持されている。
【0050】このように、各搬送ローラ86F、86R
は、プラテンガラスPGの上面に接離可能に支持されて
おり、プラテンガラスPGの上面に転接した搬送位置に
ある状態で、大型サイズの原稿をプラテンガラスPG上
でこれの長手方向に直交する方向に沿って搬送可能と
し、一方、プラテンガラスPGの上面から離間した退避
位置にある状態で、プラテンガラスPG上に位置する大
型サイズの原稿の、プラテンガラスPGの長手方向に沿
う移動を許容するように設定されている。
【0051】ここで、各搬送ローラ86F、86Rと、
上述した駆動側のレジストローラ80Aとは、図示しな
い連結機構を介して、互いに同期した状態で接離動作す
るように連結されている。即ち、各搬送ローラ86F、
86RがプラテンガラスPGに転接している状態で、駆
動側のレジストローラ80Aは、従動側のレジストロー
ラ80Bに転接し、各搬送ローラ86F、86Rがプラ
テンガラスPGから離間している状態で、駆動側のレジ
ストローラ80Aは従動側のレジストローラ80Bから
離間するように構成されている。
【0052】また、第2の搬送機構30は、図示してい
ないが搬送モータを備え、この搬送モータの駆動力は、
第1の駆動力伝達機構(図示せず)を介して、一旦、前
方の搬送ローラ86Fに伝達された後、第2の駆動力伝
達機構(図示せず)を介して、後方の搬送ローラ86R
及びレジストローラ80Aに各々が同一方向に回転する
ように伝達されるように構成されている。ここで、搬送
モータは可逆転可能に構成されている。また、第2の搬
送機構30は、プラテンガラスPGの長手方向に沿って
延出すると共に、第1の駆動力伝達機構からの駆動力が
直接的に伝達される共通の駆動軸88を備え、前方の各
搬送ローラ86Fは、この駆動軸88に図示しない第1
の一方向クラッチを介して軸支されている。
【0053】この第1の一方向クラッチは、図8に示す
ように、搬送モータの一方向の駆動に基づく駆動軸88
の図中時計方向の回転を搬送ローラ86Fに伝達し、搬
送モータの他方向の駆動に基づく駆動軸88の図中反時
計方向の回転を搬送ローラ86Fに伝達しないように構
成されている。これにより、制御ユニット44は、第2
の搬送機構30を駆動する場合には、搬送モータを一方
向に沿って回転駆動するように構成されている。
【0054】ここで、上述した切り替え機構56は、こ
の駆動軸88の左右両端に搬送ローラ86Fの取付位置
に対応して、図示しない第2の一方向クラッチを介し
て、各々軸支された偏心カム90を備えている。各偏心
カム90は、装置本体12に一体的に連結された固定ア
ーム92に上方から係合している。ここで、各偏心カム
90の最小偏心量に相当する外周カム面の部位が対応す
る固定アーム92上に転接することにより、駆動軸88
(従って、搬送ローラ86F、86R)は最も下降した
位置にもたらされ、これにより、図7に示すように、搬
送ローラ86F、86Rは搬送位置にもたらされてプラ
テンガラスPGに接触することになる。
【0055】また、駆動軸88が回転され、図9に示す
ように、各偏心カム90の最大偏心量に相当する外周カ
ム面の部位が対応する固定アーム92上に転接すること
により、駆動軸88(従って、搬送ローラ86F、86
R)は最も上昇した位置にもたらされ、これにより、図
10に示すように、搬送ローラ86F、86Rは退避位
置にもたらされてプラテンガラスPGから上方に離間す
ることになる。
【0056】この第2の一方向クラッチは、図9に示す
ように、搬送モータの一方向の駆動に基づく駆動軸88
の図中時計方向の回転を偏心カム90に伝達せず、搬送
モータの他方向の駆動に基づく駆動軸88の図中反時計
方向の回転を偏心カム90に伝達するように構成されて
いる。これにより、制御ユニット44は、切り替え機構
56を介して第2の搬送機構30の搬送状態をオン・オ
フする場合には、搬送モータを他方向に沿って回転駆動
するように構成されている。
【0057】このように切り替え機構56は構成されて
いるので、制御ユニット44が後述する原稿サイズ検出
センサ78及び手差し検出センサ84の検出結果に基づ
き、搬送すべき原稿が通常サイズであると判断した場合
には、切り替え機構56を駆動制御して、図2及び図4
に示すように、第1の搬送機構28を構成する搬送ベル
ト38を搬送位置にもたらして、プラテンガラスPG上
に接触させる。このように搬送ベルト38が搬送位置に
ある状態で、第2の搬送機構30を構成する搬送ローラ
86F、86Rは、図7に示すように搬送位置にあろう
と、図10に示すように退避位置にあろうと関係が無い
が、この一実施例においては、図10に示すように退避
位置にもたらされているものとする。
【0058】一方、制御ユニット44が原稿サイズ検出
センサ78及び手差し検出センサ84の検出結果に基づ
き、搬送すべき原稿が大型サイズであると判断した場合
には、切り替え機構56を駆動制御して、図5に示すよ
うに、第1の搬送機構28を構成する搬送ベルト38を
退避位置にもたらし、プラテンガラスPGの上方に離間
させる。このように搬送ベルト38が退避位置にある状
態で、第2の搬送機構30を構成する搬送ローラ86
F、86Rは、搬送モータを他方向に回転駆動すること
により、図7に示すように、退避位置から搬送位置にも
たらされ、プラテンガラスPGに接触することになる。
【0059】尚、切り替え機構56は、制御ユニット4
4の制御のもとで、大型サイズの原稿を搬送する途中に
おいて、図10に示すように、搬送ベルト38を退避位
置から搬送位置にもたらし、搬送ローラ86F、86R
を搬送位置から退避位置にもたらすように動作する。こ
れは、大型サイズの原稿の搬送動作において詳細に説明
するが、大型原稿をプラテンガラスPGの長手方向に直
交する方向に沿って搬送して、これの前半部分又は後半
部分をプラテンガラスPG上にもたらした時点で、この
前半部分又は後半部分をプラテンガラスPGの長手方向
に沿って搬送して、所定の画像読取位置に移動させるた
めに行われる。
【0060】ここで、大型サイズの原稿の後半部分の画
像読取走査が終了すると、搬送ローラ86F、86Rが
更に時計方向に走行駆動して、大型サイズの原稿の排紙
動作を実行することになるが、この排紙動作に伴い、大
型サイズの原稿は複写機DCの前面に取り付けた図示し
ない排紙トレイに受けられることになる。この排紙トレ
イは、通常サイズの原稿の複写時に邪魔にならないよう
に取り外すことが出来るように、複写機DCの前面に着
脱自在に取り付けられている。
【0061】尚、この一実施例においては、大型サイズ
の原稿を排紙時に受けるための排紙トレイを設けること
に限定される事無く、この排紙トレイを設けないでも良
い。この場合、例えば、大型サイズの原稿の排紙時に、
これの後端が、搬送ローラ86FとプラテンガラスPG
との間に挟持された状態で、搬送ローラ86Fの回転を
停止するように制御しても良い。このように制御態様を
規定することにより、大型サイズの原稿が第2の排紙口
22から落下して、床上に落ちてしまうことが防止され
ることになる。
【0062】また、図2に再び示すように、上述した搬
送ベルト38は、その一部に、符号Xで示す領域に渡
り、低摩擦係数部分が設けられている。即ち、大型サイ
ズの原稿をプラテンガラスPG上に搬送(即ち、搬入/
搬出)する際に、大型サイズの原稿は、プラテンガラス
PGと搬送ベルト38との間に形成された間隙を通過さ
せられることになる。この間隙の通過の際に、大型サイ
ズの原稿の先端が、搬送ベルト38に接触した場合に、
これがジャムることが無いように、上述した符号Xで示
す領域は、搬送ベルト38のプラテンガラスPGに対向
する部分に略渡るように設定されている。尚、この符号
Xで示される低摩擦係数部分以外の搬送ベルト38は、
これの走行に応じて通常サイズの原稿を搬送することが
出来るようにするために、高摩擦係数を有するように形
成されている。
【0063】ここで、大型サイズの原稿の搬送時に、符
号Xで示される低摩擦係数部分が図示するようにプラテ
ンガラスPGの上方で、これに対向する位置にもたらさ
れるようにするために、停止位置検出センサ94が、高
摩擦係数部分の所定位置に対向した状態で配設されてい
る。即ち、この停止位置検出センサ94に対向する位置
には、図示していないが所定の検出可能なマークが形成
されており、制御ユニット44は、この停止位置検出セ
ンサ94によりマークを検出した時点で、搬送モータの
駆動を停止し、搬送ベルト38の走行を停止するように
制御する様に構成されている。また、この制御ユニット
44は、詳細な説明は省略するが、通常サイズの原稿を
搬送する際には、高摩擦係数部分の先端部分が先ず通常
サイズの原稿の先端に係合するように、搬送ベルト38
の走行位置を制御するように構成されている。
【0064】ここで、上述した原稿サイズ検出センサ7
8は、図2に示すように、起立位置にもたらされた原稿
台14により検出信号を制御ユニット44に出力するよ
うに構成されている。詳細には、この原稿サイズ検出セ
ンサ78は、この一実施例においては、近接センサから
構成され、これの検出範囲に原稿台14の被検出部分が
入り込んだ状態で、検出信号を出力するように構成され
ている。
【0065】ここで、この原稿サイズ検出センサ78及
び手差し検出センサ84が接続される制御ユニット44
は、原稿台14が載置位置にあり、これにより原稿サイ
ズ検出センサ78から検出信号が入力されておらず、且
つ、手差し検出センサ84からも検出信号が入力されて
いない状態で、通常サイズ情報が入力されている状態と
なり、この通常サイズ情報の入力に伴い、原稿サイズは
通常サイズであると判断し、一方、原稿サイズ検出セン
サ78からの検出信号が入力され、且つ、手差し検出セ
ンサ84からも検出信号が入力されている状態におい
て、大型サイズ情報が入力されている状態となり、この
大型サイズ情報の入力に伴い、原稿サイズは大型サイズ
であると判断するように構成されている。
【0066】このように構成される制御ユニット44に
おいては、原稿サイズ検出センサ78及び手差し検出セ
ンサ84がから共に検出信号が入力された場合には、何
れの搬送機構28、30を起動して良いか不明であるの
で、エラー表示するように構成されている。
【0067】尚、この制御ユニット44は、少なくとも
原稿サイズ検出センサ78からの検出信号が入力されて
いない状態で、通常サイズ情報が入力されていると判断
し、原稿サイズ検出センサ78からの検出信号が入力さ
れている状態で、大型サイズ情報が入力されていると判
断するように構成しても良い。
【0068】[自動原稿送り方法の説明]以上のように
構成される自動原稿送り装置10における原稿の送り動
作を、原稿のサイズ別に説明する。
【0069】{通常サイズの原稿の送り動作の説明}上
述したように、原稿サイズ検出センサ78から検出信号
が入力されていない状態において、制御ユニット44は
通常サイズの原稿を搬送動作するモードが設定され、こ
れにより、第1の搬送機構28の搬送ベルト38を搬送
位置にもたらし、第2の搬送機構30の搬送ローラ86
F、86Rを搬送位置にもたらす。
【0070】この後、複写機DCのコントロールパネル
CP上に設置された複写開始(又は実行)釦が押し込み
駆動されることにより、複写機DC側の制御ユニットC
Uは原稿送り開始信号を出力し、自動原稿送り装置10
側の制御ユニット44はこの原稿送り開始信号を受け
て、上述したように第1の搬送機構28を駆動制御し
て、原稿台14上の通常サイズの原稿を1枚だけプラテ
ンガラスPG上に搬送する。この通常サイズの原稿がプ
ラテンガラスPG上の所定の位置に搬送されたことが検
出されると、制御ユニット44は複写機DC側の制御ユ
ニットCUに読取走査許可信号を出力する。そして、複
写機DC側の制御ユニットCUは、この読取走査許可信
号を受けて所定の複写動作を実行し、所定サイズの用紙
上に、原稿の画像を複写する。そして、この制御ユニッ
トCUは、原稿の読取走査の終了に伴い、読取走査完了
信号を自動原稿送り装置10側の制御ユニット44に出
力する。
【0071】自動原稿送り装置10側の制御ユニット4
4は、この読取走査完了信号を受けて、上述した第1の
搬送機構30を再び原稿の取り込み時と同一の搬送方向
に駆動して、プラテンガラスPG上の原稿を排紙台18
上に排紙して、一連の原稿送り動作を終了する。
【0072】{大型サイズの原稿の送り動作の説明}一
方、原稿台14が載置位置から起立位置に回動され、原
稿サイズ検出センサ78から検出信号が出力されると、
この検出信号の入力に伴い、制御ユニット44は、第1
の搬送機構28の搬送ベルト38を搬送位置から退避位
置に上昇駆動させる。尚、以下の説明においては、大型
サイズの原稿をA3サイズの用紙上に複写させるように
設定されているものとする。即ち、複写機DCにおいて
は、70パーセントの複写縮小率が設定されているもの
とする。
【0073】この後、複写機DC側の制御ユニットCU
は、手差し検出センサ84からの手差し検出信号の入力
後、所定時間が経過した後に、原稿送り開始信号を出力
し、この原稿送り開始信号の入力に伴い、自動原稿送り
装置10側の制御ユニット44は上述したように第2の
搬送機構30を駆動制御して、搬送モータを一方向に回
転駆動し、手差し挿入口20から手差し挿入された大型
サイズの原稿をプラテンガラスPG上に搬送する。
【0074】この大型サイズの原稿の前半部分がプラテ
ンガラスPG上の所定の位置に搬送されたことが図示し
ない検出センサにより検出されると、制御ユニット44
は搬送モータを他方向に回転駆動し、搬送ローラ86
F、86R及びレジストローラ82Aを搬送位置から退
避位置に移動させると共に、搬送ベルト38を退避位置
から搬送位置に下降させる。そして、第1の搬送機構2
8を駆動制御して、搬送ベルト38を走行駆動し、プラ
テンガラスPG上の大型サイズの原稿の前半部分を、プ
ラテンガラスPGの長手方向に沿って搬送して、所定の
画像読取走査位置まで搬送する。
【0075】このように大型サイズの原稿の前半部分が
所定の画像読取走査位置にもたらされたことが図示しな
い検出センサにより検出されると、制御ユニット44
は、複写機DC側の制御ユニットCUに第1回目の読取
走査許可信号を出力する。この制御ユニットCUは、こ
の第1回目の読取走査許可信号を受けて読取走査を実行
し、図示しないメモリ部に、この大型原稿の前半部分の
読取画像情報を一旦記憶する。
【0076】そして、制御ユニットCUは、大型サイズ
の原稿の前半部分の読取走査の終了に伴い、第1回目の
読取走査完了信号を自動原稿送り装置10側の制御ユニ
ット44に出力する。この制御ユニット44は、第1回
目の読取走査完了信号を受けて、上述した第1の搬送機
構28を逆方向に駆動制御して、大型サイズの原稿を元
の取り込み位置まで戻し、搬送ベルト38を搬送位置か
ら退避位置に上昇させると共に、搬送ローラ86F、8
6R及びレジストローラ82Aを退避位置から搬送位置
に復帰させ、これら搬送ローラ86F、86R及びレジ
ストローラ82Aを取り込み時と同一方向に回転駆動し
て、大型サイズの原稿を更に手前側に搬送する。
【0077】この大型サイズの原稿の後半部分がプラテ
ンガラスPG上の所定の位置に搬送されたことが図示し
ない検出センサにより検出されると、制御ユニット44
は、搬送モータを他方向に回転駆動し、搬送ローラ86
F、86R及びレジストローラ82Aを搬送位置から退
避位置に移動させると共に、搬送ベルト38を退避位置
から搬送位置に下降させる。そして、第1の搬送機構2
8を駆動制御して、搬送ベルト38を走行駆動し、プラ
テンガラスPG上の大型サイズの原稿の後半部分を、プ
ラテンガラスPGの長手方向に沿って搬送して、所定の
画像読取走査位置まで搬送する。
【0078】このように大型サイズの原稿の後半部分が
所定の画像読取走査位置にもたらされたことが図示しな
い検出センサにより検出されると、制御ユニット44
は、複写機DC側の制御ユニットCUに第2回目の読取
走査許可信号を出力する。この制御ユニットCUは、こ
の第2回目の読取走査許可信号を受けて読取走査を実行
し、図示しないメモリ部に、この大型原稿の後半部分の
読取画像情報を一旦記憶する。
【0079】そして、制御ユニットCUは、大型サイズ
の原稿の前半部分の読取画像情報と、後半部分の読取画
像情報とを合成して、70パーセントに縮小した状態で
A3サイズの用紙上に、複写させる。また、制御ユニッ
トCUは、大型サイズの原稿の後半部分の読取走査の終
了に伴い、第2回目の読取走査完了信号を自動原稿送り
装置10側の制御ユニット44に出力する。
【0080】この制御ユニット44は、第2回目の読取
走査完了信号を受けて、上述した第1の搬送機構28を
逆方向に駆動制御して、大型サイズの原稿の後半部分を
元の取り込み位置まで戻し、この後、搬送ベルト38を
搬送位置から退避位置に上昇させると共に、搬送ローラ
86F、86R及びレジストローラ82Aを退避位置か
ら搬送位置に復帰させ、これら搬送ローラ86F、86
R及びレジストローラ82Aを取り込み時と同一方向に
回転駆動して、大型サイズの原稿を更に手前側に搬送す
る。即ち、プラテンガラスPG上の原稿を第2の排紙口
を介して排紙トレイ上に排紙して、一連の原稿送り動作
を終了する。
【0081】このように、この一実施例の自動原稿送り
装置10によれば、プラテンガラスPGの面積で規定さ
れる複写サイズ(例えば、A3サイズ)の2倍のサイズ
(例えば、A2サイズ)を有する大型サイズの原稿を、
先ずこれの前半部分をプラテンガラスPG上に搬送し、
次に、これの後半部分をプラテンガラスPG上に搬送す
るようにして自動的に搬送することが出来ることになる
ので、夫々の画像を順次読取走査した後に、1枚の用紙
上に合成した状態で自動的に複写することを許容するこ
とが出来、従来の手作業により大型原稿をプラテンガラ
スPG上にセットしていたのと比較して、その作業性が
極めて向上することになる。
【0082】
【他の実施例の説明】この発明は、上述した一実施例の
構成に限定される事無く、この発明の要旨を逸脱しない
範囲で種々変形可能であることは言うまでもない。以下
に、この発明の他の実施例に係わる自動原稿送り装置の
構成及び動作を説明する。尚、以下の説明において、上
述した一実施例と同一部分については、同一符号を付し
てその説明を省略する。
【0083】先ず、この発明に係わる自動原稿送り装置
の他の実施例の構成を、添付図面の図11乃至図16を
参照して説明する。
【0084】この他の実施例の自動原稿送り装置10′
においては、上述した一実施例の自動原稿送り装置10
の構成と比較して、 (1)原稿台14が装置本体12の左方部分12Lの左
側面に不動の状態で取り付けられており、原稿はこの原
稿台14上に、画像面を下向きにした状態で載置され
る: (2)第2の排紙口22を規定していた開口が、手差し
挿入口20として規定され、手差し挿入口20を規定し
ていた開口が、第2の排紙口22として規定される: (3)手差し挿入口20には、これを開放可能に閉塞す
るカバー部材96が取り付けられている: (4)原稿サイズ検出センサ78は、カバー部材96が
開放位置に回動されることにより、検出信号を出力す
る:の以上4点において、大きく異なっているが、その
他の構成は、基本的に上述した一実施例の構成と同様で
ある。従って、以下の説明においては、上述した一実施
例と異なる部分を主として説明するものとする。
【0085】詳細には、この他の実施例の自動原稿送り
装置10′では、図10に示すように装置本体12の左
方部分12Lの左側面に原稿取込口26が形成されてお
り、この原稿取込口26に原稿台14が着脱自在に、且
つ、その取付状態を不動にされた状態でやや傾斜して取
り付けられている。第1の搬送機構28に関しては、こ
の原稿台14の取付態様の他は、上述した一実施例の構
成と、実質的に同一であり、その余の構成の説明を省略
する。
【0086】一方、第2の搬送機構30に関しては、図
12に示すように、装置本体12の前端面に手差し挿入
口20が形成され、装置本体12の後方部分12Aの前
面に、第2の排紙口22が形成されており、この手差し
挿入口20には、カバー部材96が開閉自在に取り付け
られている。そして、一実施例で説明した原稿サイズ検
出センサ78は、このカバー部材96が図中実線で示す
ように、手差し挿入口20を閉塞している状態において
は検出信号を出力せず、図中破線で示すように、これが
手差し挿入口20を開放した時点で検出信号を制御ユニ
ット44に出力するように構成されている。尚、手差し
挿入口20と手前側の搬送ローラ86Fとの間には、手
差し搬送路98が配設されており、ここに、上述した一
実施例と同様に手差し検出センサ84が介設されてい
る。
【0087】そして、この他の実施例においては、この
原稿サイズ検出センサ78により、原稿サイズを判別す
るための判別手段が規定されている。即ち、制御ユニッ
ト44は、この原稿サイズ検出センサ78から検出信号
が入力されていない状態で、通常サイズ情報が入力され
ているものと判断し、第1の搬送機構28を起動し、一
方、原稿サイズ検出センサ78から検出信号が入力され
ている状態で、大型サイズ情報が入力されているものと
判断し、第2の搬送機構30を起動するように構成され
ている。
【0088】ここで、上述した判別手段の構成の他に、
原稿取込口26に原稿のセットに伴い検出信号を出力す
るように構成された原稿センサを設け、この原稿センサ
から検出信号が出力されると共に、原稿サイズ検出セン
サから検出信号が出力されていない状態で、通常サイズ
情報が入力されていると判断し、一方、原稿センサから
検出信号が出力されないと共に、原稿サイズ検出センサ
から検出信号が出力される状態で、大型サイズ情報が入
力されていると判断するように構成しても良い。
【0089】尚、この他の実施例においては、上述した
一実施例における手前側の搬送ローラ86Fが、レジス
トローラを兼用する状態で規定され、一実施例における
レジストローラ対82A、82Bが排紙ローラ対として
機能し、一実施例における手差し搬送路80が排紙搬送
路として機能することになる。このように、第2の搬送
機構30に関しては、以上の点の他は、上述した一実施
例の構成と、実質的に同一であり、その余の構成の説明
を省略する。
【0090】また、切り替え機構56に関しては、実質
的に、上述した一実施例の構成と同様であるが、第1及
び第2の一方向クラッチの動作方向が、上述した一実施
例の場合と異なっている。即ち、この他の実施例におい
ては、駆動軸88と搬送ローラ86F、86Rとの間に
介設された第1の一方向クラッチは、図13に示すよう
に、搬送モータの一方向の駆動に基づく駆動軸88の図
中反時計方向の回転を搬送ローラ86Fに伝達し、搬送
モータの他方向の駆動に基づく駆動軸88の図中時計方
向の回転を搬送ローラ86Fに伝達しないように構成さ
れている。これにより、この他の実施例においても、制
御ユニット44は、第2の搬送機構30を駆動する場合
には、搬送モータを一方向に沿って回転駆動するように
構成されている。
【0091】一方、駆動軸88と偏心カム90との間に
介設された第2の一方向クラッチは、図14に示すよう
に、搬送モータの一方向の駆動に基づく駆動軸88の図
中反時計方向の回転を偏心カム90に伝達せず、搬送モ
ータの他方向の駆動に基づく駆動軸88の図中時計方向
の回転を偏心カム90に伝達するように構成されてい
る。これにより、制御ユニット44は、この他の実施例
においても、切り替え機構56を介して第2の搬送機構
30の搬送状態をオン/オフする場合にも、搬送モータ
を他方向に沿って回転駆動するように構成されている。
【0092】以上のように、他の実施例の自動原稿送り
装置10′は構成されているので、通常サイズの原稿の
搬送動作は、図12に示すように、カバー部材96が閉
塞された状態で、上述した一実施例と同一に実行され、
大型サイズの原稿の搬送動作は、カバー部材96が開放
された状態で、これの搬送方向が、上述した一実施例に
おける搬送方向と反対になるだけで、図15及び図16
に示すように、その余の動作は同様に実行されることに
なる。
【0093】このように他の実施例を構成することによ
り、上述した一実施例の構成における自動原稿送り装置
と同様な効果を奏することが出来ることになる。
【0094】尚、この他の実施例においては、大型サイ
ズの原稿は、通常サイズの原稿と同様に、排紙台18上
に排紙されることになる。従って、上述した一実施例の
場合と比較して、排紙された大型サイズの原稿の処理が
より簡単に行われ得ることになる効果が、別途達成され
ることになる。
【0095】
【他の変形例の説明】上述した実施例の説明において、
この発明に係わる自動原稿送り装置が取り付けられる画
像読取装置の一例として電子複写装置が適用される場合
に就き説明したが、この発明はこのような適用に限定さ
れる事無く、画像読取装置として、例えば、スキャナー
や電子ファクシミリ装置等の画像読取機能を有する装置
が適用されることになることは言うまでもない。
【0096】また、上述した実施例の説明において、電
子複写装置としてデジタル式電子複写装置DCが適用さ
れるように説明したが、この発明は、このような適用に
限定される事無く、例えば、デジタル式でない通常の電
子複写装置に適用することが出来るものである。この場
合、この自動原稿送り装置により自動的にプラテンガラ
スの画像読取領域上に搬送されたA2サイズの大型サイ
ズの原稿の前半部分が先ず所定サイズの用紙上に複写さ
れ、次にプラテンガラスの画像読取領域上に搬送された
この原稿の後半部分が所定サイズの用紙上に複写される
ことになる。即ち、A2サイズの大型サイズの原稿を、
2枚の用紙に分割した状態で自動的に複写する場合に
も、この発明の自動原稿送り装置を適用することが出来
るものである。
【0097】また、上述した実施例の説明において、大
型サイズの原稿としてA2サイズの原稿を、また、通常
サイズの原稿としてA3サイズ以下の原稿を適用する場
合に就き説明したが、この発明は、このような適用に限
定される事無く、通常サイズの原稿とは、この自動原稿
送り装置が取り付けられる画像読取装置のプラテンガラ
スのサイズ内で規定されるサイズを意味し、大型サイズ
とは、このプラテンガラスのサイズにより規定される最
大サイズの原稿の2倍のサイズを意味している。
【0098】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明に係わる
自動原稿送り装置は、請求項1の記載によれば、所定サ
イズの長手原稿が略全面を覆うように載置される画像読
取領域を有するプラテンガラスを備え、該プラテンガラ
スの画像読取領域上に載置された原稿の画像を、画像読
取領域の長手方向に沿って読取走査するように構成され
た画像読取装置に、原稿を自動的に搬送して前記プラテ
ンガラスの画像読取領域上に送り込むための自動原稿送
り装置において、前記所定サイズ以下の通常サイズの原
稿を、前記画像読取領域の長手方向に沿って搬送して、
該プラテンガラスの画像読取領域上に送り込むための第
1の搬送手段と、前記所定サイズの2倍の大型サイズの
原稿を、前記画像読取領域の長手方向に直交する方向に
沿って搬送して、該プラテンガラスの画像読取領域上に
送り込むための第2の搬送手段と、前記原稿が、前記通
常サイズである場合には、前記第1の搬送手段を駆動し
て、該通常サイズの原稿を前記プラテンガラスの画像読
取領域上まで送り込ませ、前記大型サイズである場合に
は、前記第2の搬送手段を駆動して、該大型サイズの原
稿の前半部分を前記プラテンガラスの画像読取領域上ま
で送り込ませ、該前半部分の画像読取走査の終了後、前
記第2の搬送手段を駆動して、前記大型サイズの原稿の
後半部分を前記プラテンガラスの画像読取領域上まで送
り込ませるための制御手段とを具備することを特徴とし
ている。
【0099】また、この発明に係わる自動原稿送り装置
は、請求項2の記載によれば、請求項1に記載の装置に
おいて、前記制御手段は、前記通常サイズの原稿の画像
読取走査終了後、前記第1の搬送手段を該通常サイズの
原稿の送り込み時の搬送方向と同一方向に駆動して、該
通常サイズの原稿を前記プラテンガラス上から排出し、
前記大型サイズの原稿の後半部分の画像読取走査終了
後、前記第2の搬送手段を該大型サイズの原稿の送り込
み時の搬送方向と同一方向に駆動して、該大型サイズの
原稿を前記プラテンガラス上から排出することを特徴と
している。
【0100】また、この発明に係わる自動原稿送り装置
は、請求項3の記載によれば、請求項1又は2に記載の
装置において、前記第1の搬送手段は、前記画像読取領
域の長手方向に沿ってエンドレス走行駆動される搬送ベ
ルトを備え、該搬送ベルトの走行に応じて前記通常サイ
ズの原稿を搬送し、前記第2の搬送手段は、前記画像読
取領域の長手方向に沿う軸線回りに回転駆動される搬送
ローラを備え、該搬送ローラの回転に応じて前記大型サ
イズの原稿を搬送することを特徴としている。
【0101】また、この発明に係わる自動原稿送り装置
は、請求項4の記載によれば、請求項3に記載の装置に
おいて、前記搬送ベルトは、前記プラテンガラスに対し
て接離可能に配設され、前記搬送ローラは、前記プラテ
ンガラスに対して接離可能に配設されることを特徴とし
ている。
【0102】また、この発明に係わる自動原稿送り装置
は、請求項5の記載によれば、請求項載の装置におい
て、前記制御手段は、前記原稿が通常サイズである場合
には、前記搬送ベルトを前記プラテンガラスに接触させ
ると共に、前記搬送ローラを前記プラテンガラスから離
間させ、前記原稿が大型サイズである場合には、前記搬
送ベルトを前記プラテンガラスから離間させると共に、
前記搬送ローラを前記プラテンガラスに接触させること
を特徴としている。
【0103】また、この発明に係わる自動原稿送り方法
は、請求項6の記載によれば、所定サイズの長手原稿が
略全面を覆うように載置される画像読取領域を有するプ
ラテンガラスを備え、該プラテンガラスの画像読取領域
上に載置された原稿の画像を、画像読取領域の長手方向
に沿って読取走査するように構成された画像読取装置
に、原稿を自動的に搬送するための自動原稿送り方法に
おいて、前記所定サイズ以下の通常サイズの原稿を、前
記画像読取領域の長手方向に沿って搬送させ、該通常サ
イズの原稿を前記プラテンガラスの画像読取領域上まで
送り込む第1の工程と、前記所定サイズの2倍の大型サ
イズの原稿を、前記画像読取領域の長手方向に直交する
方向に沿って搬送させ、該大型サイズの原稿の前半部分
を前記プラテンガラスの画像読取領域上まで送り込む第
2の工程と、前記前半部分の画像読取走査の終了後、前
記大型サイズの原稿の後半部分を前記プラテンガラスの
画像読取領域上まで送り込ませる第3の工程とを具備す
ることを特徴としている。
【0104】また、この発明に係わる自動原稿送り方法
は、請求項7の記載によれば、請求項6に記載の方法に
おいて、前記大型サイズの原稿の後半部分の画像読取動
作の終了後、該大型サイズの原稿を前記プラテンガラス
上から排紙させる第4の工程を更に具備することを特徴
としている。
【0105】また、この発明に係わる自動原稿送り装置
は、請求項8の記載によれば、所定サイズの長手原稿が
略全面を覆うように載置される画像読取領域を有するプ
ラテンガラスを備え、該プラテンガラスの画像読取領域
上に載置された原稿の画像を、画像読取領域の長手方向
に沿って読取走査するように構成された画像読取装置
に、原稿を自動的に搬送して前記プラテンガラスの画像
読取領域上に送り込むための自動原稿送り装置におい
て、前記所定サイズ以下の通常サイズの原稿を、前記画
像読取領域の長手方向に沿って搬送して、該プラテンガ
ラスの画像読取領域上に送り込むための第1の搬送手段
と、前記所定サイズの2倍の大型サイズの原稿を、前記
画像読取領域の長手方向に直交する方向に沿って搬送し
て、該プラテンガラスの画像読取領域上に送り込むため
の第2の搬送手段と、前記原稿が、前記通常サイズであ
る場合には、前記第1の搬送手段を駆動して、該通常サ
イズの原稿を前記プラテンガラスの画像読取領域上まで
送り込ませ、前記原稿が、前記大型サイズである場合に
は、前記第2の搬送手段を駆動して、該大型サイズの原
稿の前半部分を前記プラテンガラスの画像読取領域上ま
で送り込み、前記画像読取装置に対して第1回目の読取
走査許可信号を出力し、前記画像読取装置からの第1回
目の読取走査完了信号を受けて、前記第2の搬送手段を
駆動して、前記大型サイズの原稿の後半部分を前記プラ
テンガラスの画像読取領域上まで送り込み、前記画像読
取装置に対して第2回目の読取走査許可信号を出力し、
前記画像読取装置からの第2回目の読取走査完了信号を
受けて、前記第2の搬送手段を駆動して、前記大型サイ
ズの原稿を前記プラテンガラス上から排紙させる制御手
段とを具備することを特徴としている。
【0106】また、この発明に係わる自動原稿送り方法
は、請求項9の記載によれば、所定サイズの長手原稿が
略全面を覆うように載置される画像読取領域を有するプ
ラテンガラスを備え、該プラテンガラス上に載置された
原稿の画像を、画像読取領域の長手方向に沿って読取走
査するように構成された画像読取装置に、原稿を自動的
に搬送するための自動原稿送り方法において、前記所定
サイズ以下の通常サイズの原稿を、前記画像読取領域の
長手方向に沿って搬送させ、該通常サイズの原稿を前記
プラテンガラス上まで送り込む第1の工程と、前記大型
サイズの原稿を、前記画像読取領域の長手方向に直交す
る方向に沿って搬送させ、該大型サイズの原稿の前半部
分を前記プラテンガラス上まで送り込む第2の工程と、
該大型サイズの原稿の前半部分が前記プラテンガラス上
に送り込まれた後に、前記画像読取装置に対して第1回
目の読取走査許可信号を出力する第3の工程と、前記画
像読取装置からの第1回目の読取走査完了信号を受け
て、前記大型サイズの原稿の後半部分を前記プラテンガ
ラス上まで送り込む第4の工程と、該大型サイズの原稿
の後半部分が前記プラテンガラス上に送り込まれた後
に、前記画像読取装置に対して第2回目の読取走査許可
信号を出力する第5の工程と、前記画像読取装置からの
第2回目の読取走査完了信号を受けて、前記大型サイズ
の原稿を前記プラテンガラス上から排紙させる第6の工
程とを具備することを特徴としている。
【0107】また、この発明に係わる自動原稿送り方法
は、請求項10の記載によれば、所定サイズの長手原稿
が略全面を覆うように載置される画像読取領域を有する
プラテンガラスを備え、該プラテンガラス上に載置され
た原稿の画像を、画像読取領域の長手方向に沿って読取
走査するように構成された画像読取装置に、原稿を自動
的に搬送するための自動原稿送り方法において、前記所
定サイズの2倍の大型サイズの原稿を、前記画像読取領
域の長手方向に直交する方向に沿って搬送させ、該大型
サイズの原稿の前半部分を前記プラテンガラス上まで送
り込む第1の工程と、前半部分が前記プラテンガラス上
に送り込まれた前記大型サイズの原稿を、該画像読取領
域の長手方向に沿って搬送して、該前半部分の原稿の読
取走査位置を規定する第2の工程と、前記前半部分の画
像読取動作の終了後、前記大型サイズの原稿を前記第2
の工程における搬送方向と逆方向に戻し搬送する第3の
工程と、前記大型サイズの原稿の後半部分を前記プラテ
ンガラス上まで送り込ませる第4の工程と、後半部分が
前記プラテンガラス上に送り込まれた前記大型サイズの
原稿を、該画像読取領域の長手方向に沿って搬送して、
該後半部分の原稿の読取走査位置を規定する第5の工程
と、前記後半部分の画像読取動作の終了後、前記大型サ
イズの原稿を前記第5の工程における搬送方向と逆方向
に戻し搬送する第6の工程とを具備することを特徴とし
ている。
【0108】また、この発明に係わる自動原稿送り方法
は、請求項11の記載によれば、請求項10に記載の方
法において、前記第6の工程後、前記大型サイズの原稿
を、前記第1の工程における搬送方向と同一の方向に沿
って搬送して、前記プラテンガラス上から排出する第7
の工程を更に具備することを特徴としている。
【0109】また、この発明に係わる自動原稿送り装置
は、請求項12の記載によれば、所定サイズの長手原稿
が略全面を覆うように載置される画像読取領域を有する
プラテンガラスを備え、該プラテンガラス上に載置され
た原稿の画像を、画像読取領域の長手方向に沿って読取
走査するように構成された画像読取装置に、原稿を自動
的に搬送して前記プラテンガラス上に送り込むための自
動原稿送り装置において、前記プラテンガラスを覆う閉
塞位置と、該プラテンガラスを開放する開放位置との間
で回動自在に、前記画像読取装置の上面に取り付けられ
る本体と、この本体に取り付けられ、前記所定サイズ以
下の通常サイズの原稿が載置される載置手段と、前記本
体内に配設され、前記載置手段に載置された通常サイズ
の原稿を、前記画像読取領域の長手方向に沿って搬送し
て、該プラテンガラス上に送り込むための第1の搬送手
段と、前記本体に、前記画像読取領域の長手方向に沿っ
て延出するように形成され、前記所定サイズの2倍の大
型サイズの原稿が、該画像読取領域の長手方向に直交す
る方向に沿って縦長状態で手差し挿入される手差し挿入
口と、この手差し挿入口を介して手差し挿入された大型
サイズの原稿を、前記画像読取領域の長手方向に直交す
る方向に沿って搬送して、該プラテンガラス上に送り込
むための第2の搬送手段とを具備することを特徴として
いる。
【0110】また、この発明に係わる自動原稿送り装置
は、請求項13の記載によれば、請求項12に記載の装
置において、前記本体は、その後端縁で、前記画像読取
装置の上面後端縁に回動自在に軸支されていることを特
徴としている。
【0111】また、この発明に係わる自動原稿送り装置
は、請求項14の記載によれば、請求項12に記載の装
置において、前記第1の搬送手段は、前記読取走査の終
了後、前記通常サイズの原稿送り込み時の搬送方向と同
一の搬送方向に沿って該通常サイズの原稿を搬送し、前
記本体上に排出することを特徴としている。
【0112】また、この発明に係わる自動原稿送り装置
は、請求項15の記載によれば、請求項12に記載の装
置において、前記手差し挿入口は、前記本体の後部の前
面に形成されていることを特徴としている。
【0113】また、この発明に係わる自動原稿送り装置
は、請求項16の記載によれば、請求項15に記載の装
置において、前記本体の前端縁には、読取走査済みの大
型サイズの原稿が排出される排紙口が形成され、前記第
2の搬送手段は、前記読取走査の終了後、前記原稿送り
込み時と同一の搬送方向に沿って前記大型サイズの原稿
を搬送し、前記排紙口を介して前記本体から排出するこ
とを特徴としている。
【0114】また、この発明に係わる自動原稿送り装置
は、請求項17の記載によれば、請求項15に記載の装
置において、前記載置手段は、前記本体の上面の上方に
位置し、前記通常サイズの原稿が載置される載置位置
と、略起立して前記本体の上面を開放する起立位置との
間で回動自在に取り付けられた原稿台を備えていること
を特徴としている。
【0115】また、この発明に係わる自動原稿送り装置
は、請求項18の記載によれば、請求項17に記載の装
置において、前記原稿が、前記通常サイズである場合
に、前記第1の搬送手段を駆動して、該通常サイズの原
稿を前記プラテンガラス上まで送り込ませ、前記大型サ
イズである場合には、前記第2の搬送手段を駆動して、
該大型サイズの原稿の前半部分を前記プラテンガラス上
まで送り込ませ、該前半部分の画像読取走査の終了後、
前記搬送手段を駆動して、前記大型サイズの原稿の後半
部分を前記プラテンガラス上まで送り込ませる制御手段
を更に具備することを特徴としている。
【0116】また、この発明に係わる自動原稿送り装置
は、請求項19の記載によれば、請求項17に記載の装
置において、前記原稿が、前記通常サイズである場合
に、前記第1の搬送手段を駆動して、該通常サイズの原
稿を前記プラテンガラス上まで送り込ませ、前記大型サ
イズである場合に、前記第2の搬送手段を駆動して、該
大型サイズの原稿の前半部分を前記プラテンガラス上ま
で送り込み、前記画像読取装置に対して第1回目の読取
走査許可信号を出力し、前記画像読取装置からの第1回
目の読取走査完了信号を受けて、前記第2の搬送手段を
駆動して、前記大型サイズの原稿の後半部分を前記プラ
テンガラス上まで送り込み、前記画像読取装置に対して
第2回目の読取走査許可信号を出力し、前記画像読取装
置からの第2回目の読取走査完了信号を受けて、前記第
2の搬送手段を駆動して、前記大型サイズの原稿を前記
プラテンガラス上から排紙させる制御手段を更に具備す
ることを特徴としている。
【0117】また、この発明に係わる自動原稿送り装置
は、請求項20の記載によれば、請求項18又は19に
記載の装置において、前記原稿台の回動位置を検出する
検出手段を更に具備し、前記制御手段は、この検出手段
により、前記原稿台が前記載置位置にあることを検出さ
れた場合に、前記原稿が通常サイズであると判断し、前
記原稿台が前記起立位置にあることを検出された場合
に、前記原稿が大型サイズであると判断することを特徴
としている。
【0118】また、この発明に係わる自動原稿送り装置
は、請求項21の記載によれば、請求項12に記載の装
置において、前記手差し挿入口は、前記本体の前端縁に
形成されていることを特徴としている。
【0119】また、この発明に係わる自動原稿送り装置
は、請求項22の記載によれば、請求項21に記載の装
置において、前記プラテンガラスは、操作位置に対して
左右方向横向きに設置され、前記載置手段は、前記本体
の側部に固定的に取り付けられ、原稿面を下向きに原稿
が載置される載置台を備えることを特徴としている。
【0120】また、この発明に係わる記載の自動原稿送
り装置は、請求項23の記載によれば、請求項21に記
載の装置において、前記本体の後部の前面には、前記本
体の上面に臨む状態で、読取走査済みの大型サイズの原
稿が排出される排紙口が形成され、前記第2の搬送手段
は、前記読取走査の終了後、前記大型サイズの原稿の原
稿取込時の搬送方向と同一の搬送方向に沿って、前記大
型サイズの原稿を搬送し、前記排紙口を介して前記本体
上に排出することを特徴としている。
【0121】また、この発明に係わる自動原稿送り装置
は、請求項24の記載によれば、請求項21に記載の装
置において、前記手差し挿入口は、カバー部材により開
放可能に閉塞されていることを特徴としている。
【0122】また、この発明に係わる自動原稿送り装置
は、請求項25の記載によれば、請求項24に記載の装
置において、前記原稿が、前記通常サイズである場合
に、前記第1の搬送手段を駆動して、該通常サイズの原
稿を前記プラテンガラス上まで送り込ませ、前記大型サ
イズである場合には、前記第2の搬送手段を駆動して、
該大型サイズの原稿の前半部分を前記プラテンガラス上
まで送り込ませ、該前半部分の画像読取走査の終了後、
前記搬送手段を駆動して、前記大型サイズの原稿の後半
部分を前記プラテンガラス上まで送り込ませる制御手段
を更に具備することを特徴としている。
【0123】また、この発明に係わる自動原稿送り装置
は、請求項26の記載によれば、請求項24に記載の装
置において、前記原稿が、前記通常サイズである場合
に、前記第1の搬送手段を駆動して、該通常サイズの原
稿を前記プラテンガラス上まで送り込ませ、前記大型サ
イズである場合に、前記第2の搬送手段を駆動して、該
大型サイズの原稿の前半部分を前記プラテンガラス上ま
で送り込み、前記画像読取装置に対して第1回目の読取
走査許可信号を出力し、前記画像読取装置からの第1回
目の読取走査完了信号を受けて、前記第2の搬送手段を
駆動して、前記大型サイズの原稿の後半部分を前記プラ
テンガラス上まで送り込み、前記画像読取装置に対して
第2回目の読取走査許可信号を出力し、前記画像読取装
置からの第2回目の読取走査完了信号を受けて、前記第
2の搬送手段を駆動して、前記大型サイズの原稿を前記
プラテンガラス上から排紙させる制御手段を更に具備す
ることを特徴としている。
【0124】また、この発明に係わる自動原稿送り装置
は、請求項27の記載によれば、請求項25又は26に
記載の装置において、前記カバー部材の開閉状態を検出
する検出手段を更に具備し、前記制御手段は、この検出
手段により、前記カバー部材が前記手差し挿入口を閉塞
していると検出された場合に、前記原稿が通常サイズで
あると判断し、前記カバー部材が前記手差し挿入口を開
放していると検出された場合に、前記原稿が大型サイズ
であると判断することを特徴としている。
【0125】また、この発明に係わる自動原稿送り装置
は、請求項28の記載によれば、所定サイズの長手原稿
が略全面を覆うように載置される画像読取領域を有する
プラテンガラスを備え、該プラテンガラスの画像読取領
域上に載置された原稿の画像を、画像読取領域の長手方
向に沿って読取走査するように構成された画像読取装置
に、原稿を自動的に搬送して前記プラテンガラスの画像
読取領域上に送り込むための自動原稿送り装置におい
て、前記所定サイズ以下の通常サイズの原稿を、前記画
像読取領域の長手方向に沿って搬送して、該プラテンガ
ラスの画像読取領域上に送り込むための第1の搬送手段
と、前記所定サイズより大きい大型サイズの原稿を、前
記画像読取領域の長手方向に直交する方向に沿って搬送
して、該プラテンガラスの画像読取領域上に送り込むた
めの第2の搬送手段と、前記原稿が、前記通常サイズで
ある場合には、前記第1の搬送手段を連続的に駆動し
て、該通常サイズの原稿を前記プラテンガラスの画像読
取領域上まで送り込ませ、前記大型サイズである場合に
は、前記第2の搬送手段を間欠的に駆動して、該大型サ
イズの原稿の複数に分割された領域を、順次前記プラテ
ンガラスの画像読取領域上まで送り込ませる制御手段と
を具備することを特徴としている。
【0126】また、この発明に係わる自動原稿送り装置
は、請求項29の記載によれば、所定サイズの長手原稿
が略全面を覆うように載置される画像読取領域を有する
プラテンガラスを備え、該プラテンガラスの画像読取領
域上に載置された原稿の画像を、画像読取領域の長手方
向に沿って読取走査するように構成された画像読取装置
に、原稿を自動的に搬送して前記プラテンガラスの画像
読取領域上に送り込むための自動原稿送り装置におい
て、前記所定サイズ以下の通常サイズの原稿を、前記画
像読取領域の長手方向に沿って搬送して、該プラテンガ
ラスの画像読取領域上に送り込むための第1の搬送手段
と、前記所定サイズより大きい大型サイズの原稿を、前
記画像読取領域の長手方向に直交する方向に沿って搬送
して、該プラテンガラスの画像読取領域上に送り込むた
めの第2の搬送手段と、前記原稿のサイズが前記通常サ
イズであることを示す通常サイズ情報の入力に伴い、前
記第1の搬送手段を連続的に駆動して、該通常サイズの
原稿を前記プラテンガラスの画像読取領域上まで送り込
ませ、前記原稿のサイズが大型サイズであることを示す
大型サイズ情報の入力に伴い、前記第2の搬送手段を間
欠的に駆動して、該大型サイズの原稿の複数に分割され
た領域を、順次前記プラテンガラスの画像読取領域上ま
で送り込ませる制御手段とを具備することを特徴として
いる。
【0127】また、この発明に係わる自動原稿送り装置
は、請求項30の記載によれば、請求項29に記載の装
置において、前記第1の搬送手段に原稿が供給される状
態で、前記通常サイズ情報を出力し、前記第2の搬送手
段に原稿が供給される状態で、前記大型サイズ情報を出
力する原稿サイズ判別手段を更に具備することを特徴と
している。
【0128】また、この発明に係わる自動原稿送り装置
は、請求項31の記載によれば、請求項29に記載の装
置において、前記第1の搬送手段に原稿が供給される状
態で、前記通常サイズ情報を出力し、該第1の搬送手段
に原稿が供給されない状態で、前記大型サイズ情報を出
力する原稿サイズ判別手段を更に具備することを特徴と
している。
【0129】また、この発明に係わる自動原稿送り装置
は、請求項32の記載によれば、請求項29に記載の装
置において、前記第1の搬送手段に供給される原稿が載
置される原稿台を、供給可能な第1の位置と、供給不能
な第2の位置との間で移動自在に更に具備することを特
徴としている。
【0130】また、この発明に係わる自動原稿送り装置
は、請求項33の記載によれば、請求項32に記載の装
置において、前記原稿台が前記第1の位置にある状態
で、前記通常サイズ情報を出力し、前記第2の位置にあ
る状態で、前記大型サイズ情報を出力する原稿サイズ判
別手段を更に具備することを特徴としている。
【0131】また、この発明に係わる自動原稿送り装置
は、請求項34に記載の発明によれば、請求項29に記
載の装置において、前記第2の搬送手段に原稿が供給さ
れる状態で、前記大型サイズ情報を出力し、該第2の搬
送手段に原稿が供給されない状態で、前記通常サイズ情
報を出力する原稿サイズ判別手段を更に具備することを
特徴としている。
【0132】また、この発明に係わる自動原稿送り装置
は、請求項35に記載の発明によれば、請求項29に記
載の装置において、前記第2の搬送手段に供給される原
稿が手差し挿入される手差し挿入口と、この手差し挿入
口を開閉自在に閉塞するカバー部材とを更に具備するこ
とを特徴としている。
【0133】また、この発明に係わる自動原稿送り装置
は、請求項36に記載の発明によれば、請求項35に記
載の装置において、前記カバー部材が手差し挿入口を開
放する状態で、前記大型サイズ情報を出力し、前記カバ
ー部材が手差し挿入口を閉塞する状態で、前記通常サイ
ズ情報を出力する原稿サイズ判別手段を更に具備するこ
とを特徴としている。
【0134】従って、この発明によれば、プラテンガラ
スの画像読取領域のサイズで規定される原稿サイズの2
倍のサイズの原稿をプラテンガラスの画像読取領域上に
自動的に搬送することの出来る自動原稿送り装置、及
び、自動原稿送り方法が提供されることになる。
【0135】また、この発明によれば、プラテンガラス
の画像読取領域のサイズで規定される原稿サイズ以下の
サイズの原稿を自動的にプラテンガラス上に搬送ること
ができると共に、この原稿サイズよりも大きいサイズの
原稿をもプラテンガラス上に自動的に搬送することの出
来る自動原稿送り装置、及び、自動原稿送り方法が提供
されることになる。
【0136】また、この発明によれば、プラテンガラス
の画像読取領域のサイズで規定される原稿サイズの2倍
のサイズの原稿を、半分にわけて分割した状態でプラテ
ンガラス上に順次自動的に搬送することの出来る自動原
稿送り装置、及び、自動原稿送り方法が提供されること
になる。
【0137】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる自動原稿送り装置の一実施例
を構成の後方側からの外観を、概略的に示す斜視図電子
複写装置に取り付けた斜視図である。
【図2】図1に示す自動原稿送り装置の第1の搬送機構
の構造を、一部破断した状態で示す正面縦断面図であ
る。
【図3】搬送ベルトを上下駆動する切り替え機構の構成
を、一部破断した状態で示す正面縦断面図である。
【図4】図3に示す切り替え機構の構成を、搬送ベルト
がプラテンガラスに接触する搬送位置にある状態で示す
側面縦断面図である。
【図5】図3に示す切り替え機構の構成を、搬送ベルト
がプラテンガラスから上方に離間する離間位置にある状
態で示す側面縦断面図である。
【図6】一実施例における制御系の構成を概略的に示す
ブロック図である。
【図7】第2の搬送機構の構成を、搬送ローラが搬送位
置にあり、搬送ベルトが退避位置にある状態で示す側面
縦断面図である。
【図8】第1の一方向クラッチの機能を説明するための
図である。
【図9】第2の一方向クラッチの機能を説明するための
図である。
【図10】第2の搬送機構の構成を、搬送ローラが退避
位置にあり、搬送ベルトが搬送位置にある状態で示す側
面縦断面図である。
【図11】この発明に係わる自動原稿送り装置の他の実
施例を構成の後方側からの外観を、概略的に示す斜視図
電子複写装置に取り付けた斜視図である。
【図12】図11に示す自動原稿送り装置の内部構造
を、カバー部材が閉塞されると共に、搬送ローラが退避
位置にあり、搬送ベルトが搬送位置にある状態で示す側
面縦断面図である。
【図13】図11に示す自動原稿送り装置において、第
1の一方向クラッチの機能を説明するための図である。
【図14】図11に示す自動原稿送り装置において、第
2の一方向クラッチの機能を説明するための図である。
【図15】図11に示す自動原稿送り装置の内部構造
を、カバー部材が開放されると共に、搬送ローラが搬送
位置にあり、搬送ベルトが退避位置にある状態で示す側
面縦断面図である。
【図16】図11に示す自動原稿送り装置の内部構造
を、カバー部材が開放されると共に、搬送ローラが退避
位置にあり、搬送ベルトが搬送位置にある状態で示す側
面縦断面図である。
【符号の説明】
CB 複写機本体 CP コントロールパネル DC デジタル式電子複写装置(複写機) PG プラテンガラス 10(10′) 自動原稿送り装置 12 装置本体 12A 後方部分 12L 左方部分 12R 右方部分 14 原稿台 16 第1の排紙口 18 排紙台 20 手差し挿入口 22 第2の排紙口 24 凹部 26 原稿取込口 28 第1の搬送機構 30 第2の搬送機構 32 ストッパ部材 34 ピックアップローラ 36 分離機構 36A 分離ローラ 36B 分離パッド 38 搬送ベルト 40 反転搬送路 42A;42B 反転ガイド部材 42A;42B レジストローラ対 44 制御ユニット 48 排紙搬送路 50 排紙ローラ 52 昇降フレーム 54 長穴 56 切り替え機構 58 切り替え軸 60 偏心カム 62 連結プーリ 64 伝達ベルト 66 切り替え駆動機構 68 駆動モータ 70 第1の連結ベルト 72 中間プーリ 74 第2の連結ベルト 76 従動プーリ 78 原稿サイズ検出センサ 80 手差し搬送路 80A;80B 手差しガイド部材 82A;82B レジストローラ対 84 手差し検出センサ 86F:86R 搬送ローラ 88 第1の駆動力伝達機構 90 偏心カム 92 固定アーム 94 停止位置検出センサ 96 カバー部材

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定サイズの長手原稿が略全面を覆うよう
    に載置される画像読取領域を有するプラテンガラスを備
    え、該プラテンガラスの画像読取領域上に載置された原
    稿の画像を、画像読取領域の長手方向に沿って読取走査
    するように構成された画像読取装置に、原稿を自動的に
    搬送して前記プラテンガラスの画像読取領域上に送り込
    むための自動原稿送り装置において、 前記所定サイズ以下の通常サイズの原稿を、前記画像読
    取領域の長手方向に沿って搬送して、該プラテンガラス
    の画像読取領域上に送り込むための第1の搬送手段と、 前記所定サイズの2倍の大型サイズの原稿を、前記画像
    読取領域の長手方向に直交する方向に沿って搬送して、
    該プラテンガラスの画像読取領域上に送り込むための第
    2の搬送手段と、 前記原稿が、前記通常サイズである場合には、前記第1
    の搬送手段を駆動して、該通常サイズの原稿を前記プラ
    テンガラスの画像読取領域上まで送り込ませ、前記大型
    サイズである場合には、前記第2の搬送手段を駆動し
    て、該大型サイズの原稿の前半部分を前記プラテンガラ
    スの画像読取領域上まで送り込ませ、該前半部分の画像
    読取走査の終了後、前記第2の搬送手段を駆動して、前
    記大型サイズの原稿の後半部分を前記プラテンガラスの
    画像読取領域上まで送り込ませるための制御手段と、 を具備することを特徴とする自動原稿送り装置。
  2. 【請求項2】前記制御手段は、前記通常サイズの原稿の
    画像読取走査終了後、前記第1の搬送手段を該通常サイ
    ズの原稿の送り込み時の搬送方向と同一方向に駆動し
    て、該通常サイズの原稿を前記プラテンガラス上から排
    出し、前記大型サイズの原稿の後半部分の画像読取走査
    終了後、前記第2の搬送手段を該大型サイズの原稿の送
    り込み時の搬送方向と同一方向に駆動して、該大型サイ
    ズの原稿を前記プラテンガラス上から排出することを特
    徴とする請求項1に記載の自動原稿送り装置。
  3. 【請求項3】前記第1の搬送手段は、前記画像読取領域
    の長手方向に沿ってエンドレス走行駆動される搬送ベル
    トを備え、該搬送ベルトの走行に応じて前記通常サイズ
    の原稿を搬送し、 前記第2の搬送手段は、前記画像読取領域の長手方向に
    沿う軸線回りに回転駆動される搬送ローラを備え、該搬
    送ローラの回転に応じて前記大型サイズの原稿を搬送す
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載の自動原稿送
    り装置。
  4. 【請求項4】前記搬送ベルトは、前記プラテンガラスに
    対して接離可能に配設され、 前記搬送ローラは、前記プラテンガラスに対して接離可
    能に配設されることを特徴とする請求項3に記載の自動
    原稿送り装置。
  5. 【請求項5】前記制御手段は、前記原稿が通常サイズで
    ある場合には、前記搬送ベルトを前記プラテンガラスに
    接触させると共に、前記搬送ローラを前記プラテンガラ
    スから離間させ、前記原稿が大型サイズである場合に
    は、前記搬送ベルトを前記プラテンガラスから離間させ
    ると共に、前記搬送ローラを前記プラテンガラスに接触
    させることを特徴とする請求項4に記載の自動原稿送り
    装置。
  6. 【請求項6】所定サイズの長手原稿が略全面を覆うよう
    に載置される画像読取領域を有するプラテンガラスを備
    え、該プラテンガラスの画像読取領域上に載置された原
    稿の画像を、画像読取領域の長手方向に沿って読取走査
    するように構成された画像読取装置に、原稿を自動的に
    搬送するための自動原稿送り方法において、 前記所定サイズ以下の通常サイズの原稿を、前記画像読
    取領域の長手方向に沿って搬送させ、該通常サイズの原
    稿を前記プラテンガラスの画像読取領域上まで送り込む
    第1の工程と、 前記所定サイズの2倍の大型サイズの原稿を、前記画像
    読取領域の長手方向に直交する方向に沿って搬送させ、
    該大型サイズの原稿の前半部分を前記プラテンガラスの
    画像読取領域上まで送り込む第2の工程と、 前記前半部分の画像読取走査の終了後、前記大型サイズ
    の原稿の後半部分を前記プラテンガラスの画像読取領域
    上まで送り込ませる第3の工程と、 を具備することを特徴とする自動原稿送り方法。
  7. 【請求項7】前記大型サイズの原稿の後半部分の画像読
    取動作の終了後、該大型サイズの原稿を前記プラテンガ
    ラス上から排紙させる第4の工程を更に具備することを
    特徴とする請求項6に記載の自動原稿送り方法。
  8. 【請求項8】所定サイズの長手原稿が略全面を覆うよう
    に載置される画像読取領域を有するプラテンガラスを備
    え、該プラテンガラスの画像読取領域上に載置された原
    稿の画像を、画像読取領域の長手方向に沿って読取走査
    するように構成された画像読取装置に、原稿を自動的に
    搬送して前記プラテンガラスの画像読取領域上に送り込
    むための自動原稿送り装置において、 前記所定サイズ以下の通常サイズの原稿を、前記画像読
    取領域の長手方向に沿って搬送して、該プラテンガラス
    の画像読取領域上に送り込むための第1の搬送手段と、 前記所定サイズの2倍の大型サイズの原稿を、前記画像
    読取領域の長手方向に直交する方向に沿って搬送して、
    該プラテンガラスの画像読取領域上に送り込むための第
    2の搬送手段と、 前記原稿が、前記通常サイズである場合には、前記第1
    の搬送手段を駆動して、該通常サイズの原稿を前記プラ
    テンガラスの画像読取領域上まで送り込ませ、前記原稿
    が、前記大型サイズである場合には、前記第2の搬送手
    段を駆動して、該大型サイズの原稿の前半部分を前記プ
    ラテンガラスの画像読取領域上まで送り込み、前記画像
    読取装置に対して第1回目の読取走査許可信号を出力
    し、前記画像読取装置からの第1回目の読取走査完了信
    号を受けて、前記第2の搬送手段を駆動して、前記大型
    サイズの原稿の後半部分を前記プラテンガラスの画像読
    取領域上まで送り込み、前記画像読取装置に対して第2
    回目の読取走査許可信号を出力し、前記画像読取装置か
    らの第2回目の読取走査完了信号を受けて、前記第2の
    搬送手段を駆動して、前記大型サイズの原稿を前記プラ
    テンガラス上から排紙させる制御手段と、 を具備することを特徴とする自動原稿送り装置。
  9. 【請求項9】所定サイズの長手原稿が略全面を覆うよう
    に載置される画像読取領域を有するプラテンガラスを備
    え、該プラテンガラスの画像読取領域上に載置された原
    稿の画像を、画像読取領域の長手方向に沿って読取走査
    するように構成された画像読取装置に、原稿を自動的に
    搬送するための自動原稿送り方法において、 前記所定サイズ以下の通常サイズの原稿を、前記画像読
    取領域の長手方向に沿って搬送させ、該通常サイズの原
    稿を前記プラテンガラスの画像読取領域上まで送り込む
    第1の工程と、 前記大型サイズの原稿を、前記画像読取領域の長手方向
    に直交する方向に沿って搬送させ、該大型サイズの原稿
    の前半部分を前記プラテンガラスの画像読取領域上まで
    送り込む第2の工程と、 該大型サイズの原稿の前半部分が前記プラテンガラスの
    画像読取領域上に送り込まれた後に、前記画像読取装置
    に対して第1回目の読取走査許可信号を出力する第3の
    工程と、 前記画像読取装置からの第1回目の読取走査完了信号を
    受けて、前記大型サイズの原稿の後半部分を前記プラテ
    ンガラスの画像読取領域上まで送り込む第4の工程と、 該大型サイズの原稿の後半部分が前記プラテンガラスの
    画像読取領域上に送り込まれた後に、前記画像読取装置
    に対して第2回目の読取走査許可信号を出力する第5の
    工程と、 前記画像読取装置からの第2回目の読取走査完了信号を
    受けて、前記大型サイズの原稿を前記プラテンガラス上
    から排紙させる第6の工程と、 を具備することを特徴とする自動原稿送り方法。
  10. 【請求項10】所定サイズの長手原稿が略全面を覆うよ
    うに載置される画像読取領域を有するプラテンガラスを
    備え、該プラテンガラスの画像読取領域上に載置された
    原稿の画像を、画像読取領域の長手方向に沿って読取走
    査するように構成された画像読取装置に、原稿を自動的
    に搬送するための自動原稿送り方法において、 前記所定サイズの2倍の大型サイズの原稿を、前記画像
    読取領域の長手方向に直交する方向に沿って搬送させ、
    該大型サイズの原稿の前半部分を前記プラテンガラスの
    画像読取領域上まで送り込む第1の工程と、 前半部分が前記プラテンガラスの画像読取領域上に送り
    込まれた前記大型サイズの原稿を、該画像読取領域の長
    手方向に沿って搬送して、該前半部分の原稿の読取走査
    位置を規定する第2の工程と、 前記前半部分の画像読取動作の終了後、前記大型サイズ
    の原稿を前記第2の工程における搬送方向と逆方向に戻
    し搬送する第3の工程と、 前記大型サイズの原稿の後半部分を前記プラテンガラス
    の画像読取領域上まで送り込ませる第4の工程と、 後半部分が前記プラテンガラスの画像読取領域上に送り
    込まれた前記大型サイズの原稿を、該画像読取領域の長
    手方向に沿って搬送して、該後半部分の原稿の読取走査
    位置を規定する第5の工程と、 前記後半部分の画像読取動作の終了後、前記大型サイズ
    の原稿を前記第5の工程における搬送方向と逆方向に戻
    し搬送する第6の工程と、 を具備することを特徴とする自動原稿送り方法。
  11. 【請求項11】前記第6の工程後、前記大型サイズの原
    稿を、前記第1の工程における搬送方向と同一の方向に
    沿って搬送して、前記プラテンガラス上から排出する第
    7の工程を更に具備することを特徴とする請求項10に
    記載の自動原稿送り方法。
  12. 【請求項12】所定サイズの長手原稿が略全面を覆うよ
    うに載置される画像読取領域を有するプラテンガラスを
    備え、該プラテンガラスの画像読取領域上に載置された
    原稿の画像を、画像読取領域の長手方向に沿って読取走
    査するように構成された画像読取装置に、原稿を自動的
    に搬送して前記プラテンガラスの画像読取領域上に送り
    込むための自動原稿送り装置において、 前記プラテンガラスを覆う閉塞位置と、該プラテンガラ
    スを開放する開放位置との間で回動自在に、前記画像読
    取装置の上面に取り付けられる本体と、 この本体に取り付けられ、前記所定サイズ以下の通常サ
    イズの原稿が載置される載置手段と、 前記本体内に配設され、前記載置手段に載置された通常
    サイズの原稿を、前記画像読取領域の長手方向に沿って
    搬送して、該プラテンガラスの画像読取領域上に送り込
    むための第1の搬送手段と、 前記本体に、前記画像読取領域の長手方向に沿って延出
    するように形成され、前記所定サイズの2倍の大型サイ
    ズの原稿が、該画像読取領域の長手方向に直交する方向
    に沿って縦長状態で手差し挿入される手差し挿入口と、 この手差し挿入口を介して手差し挿入された大型サイズ
    の原稿を、前記画像読取領域の長手方向に直交する方向
    に沿って搬送して、該プラテンガラスの画像読取領域上
    に送り込むための第2の搬送手段と、 を具備することを特徴とする自動原稿送り装置。
  13. 【請求項13】前記本体は、その後端縁で、前記画像読
    取装置の上面後端縁に回動自在に軸支されていることを
    特徴とする請求項12に記載の自動原稿送り装置。
  14. 【請求項14】前記第1の搬送手段は、前記読取走査の
    終了後、前記通常サイズの原稿送り込み時の搬送方向と
    同一の搬送方向に沿って該通常サイズの原稿を搬送し、
    前記本体上に排出することを特徴とする請求項12に記
    載の自動原稿送り装置。
  15. 【請求項15】前記手差し挿入口は、前記本体の後部の
    前面に形成されていることを特徴とする請求項12に記
    載の自動原稿送り装置。
  16. 【請求項16】前記本体の前端縁には、読取走査済みの
    大型サイズの原稿が排出される排紙口が形成され、 前記第2の搬送手段は、前記読取走査の終了後、前記原
    稿送り込み時と同一の搬送方向に沿って前記大型サイズ
    の原稿を搬送し、前記排紙口を介して前記本体から排出
    することを特徴とする請求項15に記載の自動原稿送り
    装置。
  17. 【請求項17】前記載置手段は、前記本体の上面の上方
    に位置し、前記通常サイズの原稿が載置される載置位置
    と、略起立して前記本体の上面を開放する起立位置との
    間で回動自在に取り付けられた原稿台を備えていること
    を特徴とする請求項15に記載の自動原稿送り装置。
  18. 【請求項18】前記原稿が、前記通常サイズである場合
    に、前記第1の搬送手段を駆動して、該通常サイズの原
    稿を前記プラテンガラスの画像読取領域上まで送り込ま
    せ、前記大型サイズである場合には、前記第2の搬送手
    段を駆動して、該大型サイズの原稿の前半部分を前記プ
    ラテンガラスの画像読取領域上まで送り込ませ、該前半
    部分の画像読取走査の終了後、前記搬送手段を駆動し
    て、前記大型サイズの原稿の後半部分を前記プラテンガ
    ラスの画像読取領域上まで送り込ませる制御手段を更に
    具備することを特徴とする請求項17に記載の自動原稿
    送り装置。
  19. 【請求項19】前記原稿が、前記通常サイズである場合
    に、前記第1の搬送手段を駆動して、該通常サイズの原
    稿を前記プラテンガラスの画像読取領域上まで送り込ま
    せ、前記大型サイズである場合に、前記第2の搬送手段
    を駆動して、該大型サイズの原稿の前半部分を前記プラ
    テンガラスの画像読取領域上まで送り込み、前記画像読
    取装置に対して第1回目の読取走査許可信号を出力し、
    前記画像読取装置からの第1回目の読取走査完了信号を
    受けて、前記第2の搬送手段を駆動して、前記大型サイ
    ズの原稿の後半部分を前記プラテンガラスの画像読取領
    域上まで送り込み、前記画像読取装置に対して第2回目
    の読取走査許可信号を出力し、前記画像読取装置からの
    第2回目の読取走査完了信号を受けて、前記第2の搬送
    手段を駆動して、前記大型サイズの原稿を前記プラテン
    ガラス上から排紙させる制御手段を更に具備することを
    特徴とする請求項17に記載の自動原稿送り装置。
  20. 【請求項20】前記原稿台の回動位置を検出する検出手
    段を更に具備し、 前記制御手段は、この検出手段により、前記原稿台が前
    記載置位置にあることを検出された場合に、前記原稿が
    通常サイズであると判断し、前記原稿台が前記起立位置
    にあることを検出された場合に、前記原稿が大型サイズ
    であると判断することを特徴とする請求項18又は19
    に記載の自動原稿送り装置。
  21. 【請求項21】前記手差し挿入口は、前記本体の前端縁
    に形成されていることを特徴とする請求項12に記載の
    自動原稿送り装置。
  22. 【請求項22】前記プラテンガラスは、操作位置に対し
    て左右方向横向きに設置され、 前記載置手段は、前記本体の側部に固定的に取り付けら
    れ、原稿面を下向きに原稿が載置される載置台を備える
    ことを特徴とする請求項21に記載の自動原稿送り装
    置。
  23. 【請求項23】前記本体の後部の前面には、前記本体の
    上面に臨む状態で、読取走査済みの大型サイズの原稿が
    排出される排紙口が形成され、 前記第2の搬送手段は、前記読取走査の終了後、前記大
    型サイズの原稿の原稿取込時の搬送方向と同一の搬送方
    向に沿って、前記大型サイズの原稿を搬送し、前記排紙
    口を介して前記本体上に排出することを特徴とする請求
    項21に記載の自動原稿送り装置。
  24. 【請求項24】前記手差し挿入口は、カバー部材により
    開放可能に閉塞されていることを特徴とする請求項21
    に記載の自動原稿送り装置。
  25. 【請求項25】前記原稿が、前記通常サイズである場合
    に、前記第1の搬送手段を駆動して、該通常サイズの原
    稿を前記プラテンガラスの画像読取領域上まで送り込ま
    せ、前記大型サイズである場合には、前記第2の搬送手
    段を駆動して、該大型サイズの原稿の前半部分を前記プ
    ラテンガラスの画像読取領域上まで送り込ませ、該前半
    部分の画像読取走査の終了後、前記搬送手段を駆動し
    て、前記大型サイズの原稿の後半部分を前記プラテンガ
    ラスの画像読取領域上まで送り込ませる制御手段を更に
    具備することを特徴とする請求項24に記載の自動原稿
    送り装置。
  26. 【請求項26】前記原稿が、前記通常サイズである場合
    に、前記第1の搬送手段を駆動して、該通常サイズの原
    稿を前記プラテンガラスの画像読取領域上まで送り込ま
    せ、前記大型サイズである場合に、前記第2の搬送手段
    を駆動して、該大型サイズの原稿の前半部分を前記プラ
    テンガラスの画像読取領域上まで送り込み、前記画像読
    取装置に対して第1回目の読取走査許可信号を出力し、
    前記画像読取装置からの第1回目の読取走査完了信号を
    受けて、前記第2の搬送手段を駆動して、前記大型サイ
    ズの原稿の後半部分を前記プラテンガラスの画像読取領
    域上まで送り込み、前記画像読取装置に対して第2回目
    の読取走査許可信号を出力し、前記画像読取装置からの
    第2回目の読取走査完了信号を受けて、前記第2の搬送
    手段を駆動して、前記大型サイズの原稿を前記プラテン
    ガラス上から排紙させる制御手段を更に具備することを
    特徴とする請求項24に記載の自動原稿送り装置。
  27. 【請求項27】前記カバー部材の開閉状態を検出する検
    出手段を更に具備し、 前記制御手段は、この検出手段により、前記カバー部材
    が前記手差し挿入口を閉塞していると検出された場合
    に、前記原稿が通常サイズであると判断し、前記カバー
    部材が前記手差し挿入口を開放していると検出された場
    合に、前記原稿が大型サイズであると判断することを特
    徴とする請求項25又は26に記載の自動原稿送り装
    置。
  28. 【請求項28】所定サイズの長手原稿が略全面を覆うよ
    うに載置される画像読取領域を有するプラテンガラスを
    備え、該プラテンガラスの画像読取領域上に載置された
    原稿の画像を、画像読取領域の長手方向に沿って読取走
    査するように構成された画像読取装置に、原稿を自動的
    に搬送して前記プラテンガラスの画像読取領域上に送り
    込むための自動原稿送り装置において、 前記所定サイズ以下の通常サイズの原稿を、前記画像読
    取領域の長手方向に沿って搬送して、該プラテンガラス
    の画像読取領域上に送り込むための第1の搬送手段と、 前記所定サイズより大きい大型サイズの原稿を、前記画
    像読取領域の長手方向に直交する方向に沿って搬送し
    て、該プラテンガラスの画像読取領域上に送り込むため
    の第2の搬送手段と、 前記原稿が、前記通常サイズである場合には、前記第1
    の搬送手段を連続的に駆動して、該通常サイズの原稿を
    前記プラテンガラスの画像読取領域上まで送り込ませ、
    前記大型サイズである場合には、前記第2の搬送手段を
    間欠的に駆動して、該大型サイズの原稿の複数に分割さ
    れた領域を、順次前記プラテンガラスの画像読取領域上
    まで送り込ませる制御手段と、 を具備することを特徴とする自動原稿送り装置。
  29. 【請求項29】所定サイズの長手原稿が略全面を覆うよ
    うに載置される画像読取領域を有するプラテンガラスを
    備え、該プラテンガラスの画像読取領域上に載置された
    原稿の画像を、画像読取領域の長手方向に沿って読取走
    査するように構成された画像読取装置に、原稿を自動的
    に搬送して前記プラテンガラスの画像読取領域上に送り
    込むための自動原稿送り装置において、 前記所定サイズ以下の通常サイズの原稿を、前記画像読
    取領域の長手方向に沿って搬送して、該プラテンガラス
    の画像読取領域上に送り込むための第1の搬送手段と、 前記所定サイズより大きい大型サイズの原稿を、前記画
    像読取領域の長手方向に直交する方向に沿って搬送し
    て、該プラテンガラスの画像読取領域上に送り込むため
    の第2の搬送手段と、 前記原稿のサイズが前記通常サイズであることを示す通
    常サイズ情報の入力に伴い、前記第1の搬送手段を連続
    的に駆動して、該通常サイズの原稿を前記プラテンガラ
    スの画像読取領域上まで送り込ませ、前記原稿のサイズ
    が大型サイズであることを示す大型サイズ情報の入力に
    伴い、前記第2の搬送手段を間欠的に駆動して、該大型
    サイズの原稿の複数に分割された領域を、順次前記プラ
    テンガラスの画像読取領域上まで送り込ませる制御手段
    と、 を具備することを特徴とする自動原稿送り装置。
  30. 【請求項30】前記第1の搬送手段に原稿が供給される
    状態で、前記通常サイズ情報を出力し、前記第2の搬送
    手段に原稿が供給される状態で、前記大型サイズ情報を
    出力する原稿サイズ判別手段を更に具備することを特徴
    とする請求項29に記載の自動原稿送り装置。
  31. 【請求項31】前記第1の搬送手段に原稿が供給される
    状態で、前記通常サイズ情報を出力し、該第1の搬送手
    段に原稿が供給されない状態で、前記大型サイズ情報を
    出力する原稿サイズ判別手段を更に具備することを特徴
    とする請求項29に記載の自動原稿送り装置。
  32. 【請求項32】前記第1の搬送手段に供給される原稿が
    載置される原稿台を、供給可能な第1の位置と、供給不
    能な第2の位置との間で移動自在に更に具備することを
    特徴とする請求項29に記載の自動原稿送り装置。
  33. 【請求項33】前記原稿台が前記第1の位置にある状態
    で、前記通常サイズ情報を出力し、前記第2の位置にあ
    る状態で、前記大型サイズ情報を出力する原稿サイズ判
    別手段を更に具備することを特徴とする請求項32に記
    載の自動原稿送り装置。
  34. 【請求項34】前記第2の搬送手段に原稿が供給される
    状態で、前記大型サイズ情報を出力し、該第2の搬送手
    段に原稿が供給されない状態で、前記通常サイズ情報を
    出力する原稿サイズ判別手段を更に具備することを特徴
    とする請求項29に記載の自動原稿送り装置。
  35. 【請求項35】前記第2の搬送手段に供給される原稿が
    手差し挿入される手差し挿入口と、 この手差し挿入口を開閉自在に閉塞するカバー部材とを
    更に具備することを特徴とする請求項29に記載の自動
    原稿送り装置。
  36. 【請求項36】前記カバー部材が手差し挿入口を開放す
    る状態で、前記大型サイズ情報を出力し、前記カバー部
    材が手差し挿入口を閉塞する状態で、前記通常サイズ情
    報を出力する原稿サイズ判別手段を更に具備することを
    特徴とする請求項35に記載の自動原稿送り装置。
JP4247995A 1995-02-07 1995-02-07 自動原稿送り装置及び自動原稿送り方法 Pending JPH08211513A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4247995A JPH08211513A (ja) 1995-02-07 1995-02-07 自動原稿送り装置及び自動原稿送り方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4247995A JPH08211513A (ja) 1995-02-07 1995-02-07 自動原稿送り装置及び自動原稿送り方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08211513A true JPH08211513A (ja) 1996-08-20

Family

ID=12637208

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4247995A Pending JPH08211513A (ja) 1995-02-07 1995-02-07 自動原稿送り装置及び自動原稿送り方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08211513A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6002492A (en) * 1995-11-17 1999-12-14 Minolta Co., Ltd. Image reading device
GB2470446A (en) * 2009-05-19 2010-11-24 Sindoh Co Ltd A4-size scanner for A3 documents with transverse document feeding port.
JP2010273315A (ja) * 2009-05-19 2010-12-02 Shindorico Co Ltd スキャン機能を備えた画像形成装置及びこのスキャン方法
KR101016654B1 (ko) * 2009-05-19 2011-02-25 주식회사신도리코 A3 용지 스캔 기능을 구비한 a4 스캐너 및 이의 스캔 방법
KR101016655B1 (ko) * 2009-05-19 2011-02-25 주식회사신도리코 A3 용지 스캔 기능을 구비한 a4 스캐너 및 이의 스캔 방법

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6002492A (en) * 1995-11-17 1999-12-14 Minolta Co., Ltd. Image reading device
GB2470446A (en) * 2009-05-19 2010-11-24 Sindoh Co Ltd A4-size scanner for A3 documents with transverse document feeding port.
JP2010273315A (ja) * 2009-05-19 2010-12-02 Shindorico Co Ltd スキャン機能を備えた画像形成装置及びこのスキャン方法
JP2010273314A (ja) * 2009-05-19 2010-12-02 Shindorico Co Ltd A3用紙スキャン機能を備えたa4スキャナー及びこのスキャン方法
KR101016654B1 (ko) * 2009-05-19 2011-02-25 주식회사신도리코 A3 용지 스캔 기능을 구비한 a4 스캐너 및 이의 스캔 방법
KR101016656B1 (ko) * 2009-05-19 2011-02-25 주식회사신도리코 스캔 기능을 구비한 화상 형성 장치 및 이의 스캔 방법
KR101016655B1 (ko) * 2009-05-19 2011-02-25 주식회사신도리코 A3 용지 스캔 기능을 구비한 a4 스캐너 및 이의 스캔 방법
GB2470446B (en) * 2009-05-19 2014-10-08 Sindoh Co Ltd A4-size scanner having function of scanning A3 document and scanning method thereof

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5797068A (en) Compact image formation apparatus facilitating jam removal
JP2002348052A (ja) 自動原稿搬送装置および画像形成装置
JP3907852B2 (ja) 原稿搬送装置
JPH08211513A (ja) 自動原稿送り装置及び自動原稿送り方法
JPH03197978A (ja) 自動原稿送り装置
JP3724791B2 (ja) 原稿搬送装置及び画像読取装置
US5211386A (en) Recirculation-type automatic document feeding device
JP3561025B2 (ja) 自動原稿送り装置及び自動原稿送り方法
US5931454A (en) Recycle document feeder
JP3682580B2 (ja) 自動原稿搬送装置
JP2913431B2 (ja) 画像形成装置用原稿送り装置
JP3622530B2 (ja) 自動原稿給送装置
JP3949297B2 (ja) 自動原稿送り装置
JP3578068B2 (ja) 両面画像読取装置及びその画像読取方法
JP2578724Y2 (ja) 原稿搬送装置
JPH02123069A (ja) ファクシミリ装置
JPH06263333A (ja) シート材搬送装置
JP2578725Y2 (ja) 原稿送り装置
JP2583876Y2 (ja) 原稿押さえ装置
JP2572780Y2 (ja) 原稿搬送装置
JP3517607B2 (ja) 画像読取装置
JP2905950B2 (ja) 画像形成装置用原稿送り装置
JP2866979B2 (ja) 原稿送り装置
JPH1130882A (ja) 自動原稿送り装置
JPH0585638A (ja) 画像形成装置用原稿送り装置