JPH11171371A - 自動原稿搬送装置 - Google Patents

自動原稿搬送装置

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JPH11171371A
JPH11171371A JP33854697A JP33854697A JPH11171371A JP H11171371 A JPH11171371 A JP H11171371A JP 33854697 A JP33854697 A JP 33854697A JP 33854697 A JP33854697 A JP 33854697A JP H11171371 A JPH11171371 A JP H11171371A
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JP33854697A
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Toru Horio
徹 堀尾
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、分離・給紙手段の搬送経路以外で
ジャム原稿が発生し、このジャム原稿が排紙経路上の開
閉カバーを開放した状態で除去できる場合には、自動原
稿搬送装置本体を開放および閉塞(リフトアップ/リフ
トダウン)することなしにジャム解除信号を発生させる
ことができるようにして、ジャム除去作業の作業性を大
幅に向上させることができる自動原稿搬送装置を提供す
るものである。 【解決手段】 分離・給紙手段5の搬送経路42以外でジ
ャム原稿が発生し、このジャム原稿が排紙経路43上の排
紙カバー13bを開放した状態で除去できる場合には、A
DF3をリフトアップ/リフトダウンすることなしにジ
ャム解除信号を発生させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複写機、ファクシミ
リ装置、スキャナー装置等の画像読取装置に搭載された
自動原稿搬送装置に関し、詳しくは、少なくとも排紙手
段の搬送経路上でジャムが発生したときに、開閉カバー
の開閉状態に基づいてジャム解除信号を発生させるよう
にした自動原稿搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の複写機等に搭載された自動原稿搬
送装置(以下、単にADFという)においては、原稿の
搬送経路上で搬送不良によるジャムが発生したときに種
々の作業を行なうことにより、ジャム除去を行なうよう
になっている。特に、コンタクトガラス上でジャムが発
生した場合には、ADFを複写機に対して開放および閉
塞(リフトアップ/リフトダウン)する作業を行なうこ
とにより、ジャム解除信号を発生する動作が基本になっ
ている。
【0003】また、原稿を給紙する給紙経路上でジャム
が発生し、この給紙経路上から原稿を除去するときに
は、給紙経路上に設けられた開閉カバーを開放して給紙
経路を露出し、ジャム原稿を除去して開閉カバーを閉塞
し、かつ、ADFを複写機に対して開放および閉塞(リ
フトアップ/リフトダウン)する作業を行なったとき
に、ジャム解除信号を発生するようにしている。
【0004】ところが、このようなジャム除去作業にあ
っては、開閉カバーを開閉するだけで給紙経路上からジ
ャム原稿を除去できるのにも拘わらず、リフトアップ/
リフトダウンを行なう必要があるため、無駄な作業が発
生してしまった。このような不具合を解消するものとし
ては、例えば、特開平6−80276号公報に記載され
たようなものが知られている。このものは、給紙経路上
でジャムが発生した場合に、開閉カバーを開放してジャ
ム原稿を除去して原稿トレイ上に原稿を載置したとき
に、給紙経路以降のコンタクトガラス上に原稿がない場
合に、ジャム解除信号を発生することにより、リフトア
ップ/リフトダウンを行なうのを不要して、ジャム解除
作業の作業性を向上させるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のADFにあっては、コンタクトガラス上に原
稿がない状態で給紙手段の給紙経路上のジャム原稿を除
去する場合に限って、ADFのリフトアップ/リフトダ
ウンをせずにジャム解除信号を発生させているが、コン
タクトガラス上に原稿がない状態で排紙手段の排紙経路
上で原稿のジャムが発生したときに、このジャム原稿の
除去後にADFをリフトアップ/リフトダウンを行なっ
てジャム解除信号を発生させなければならず、やはり無
駄な作業が発生してしまった。
【0006】すなわち、排紙経路にも給紙経路と同様に
開閉カバーが設けられており、排紙経路のみにジャム原
稿がある場合には、開閉カバーを開放してジャム原稿を
除去することができるが、この場合には上述したように
ADFのリフトアップ/リフトダウンを行なわなければ
ならず、リフトアップ/リフトダウンする分だけ無駄な
作業が発生してしまったのである。
【0007】そこで本発明は、分離・給紙手段の搬送経
路以外でジャム原稿が発生し、このジャム原稿が排紙経
路上の開閉カバーを開放した状態で除去できる場合に
は、自動原稿搬送装置本体を開放および閉塞(リフトア
ップ/リフトダウン)することなしにジャム解除信号を
発生させることができるようにして、ジャム除去作業の
作業性を大幅に向上させることができる自動原稿搬送装
置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記課題を解決するために、画像読取装置の上部に搭載
され、該画像読取装置の上面に設けられた読取部を開放
および閉塞可能な自動原稿搬送装置であって、原稿載置
台に載置された原稿束から原稿を1枚ずつ分離して前記
読取部に向かって給紙する分離・給紙手段と、該分離・
給紙手段によって給紙された原稿を前記読取部に搬送す
るとともに読取後の原稿を前記読取部から搬出可能な搬
入・搬出手段と、該搬入・搬出手段によって読取部から
搬出された原稿を排紙台上に排紙する排紙手段と、備
え、前記搬入・搬出手段の搬送経路上で原稿のジャムが
発生したときに、本自動搬送装置を開放および閉塞する
動作を行なうことにより、ジャム解除信号を発生するよ
うにした自動原稿搬送装置において、前記搬入・搬出手
段の搬送経路上でジャムが発生したことを検知する第1
ジャム検知手段と、前記排紙手段の排紙経路上でジャム
が発生したことを検知する第2ジャム検知手段と、前記
排紙手段の排紙経路上を開放および閉塞するように本自
動原稿搬送装置に設けられた開閉カバーと、該開閉カバ
ーの開閉状態を検知する開閉カバー検知手段と、少なく
とも前記第1および第2ジャム検知手段からの検知情報
に基づいて前記排紙手段の排紙経路上でジャムを検知し
た場合に、本自動原稿搬送装置を閉塞したままで開閉カ
バーを開放してジャム原稿を除去したときに、前記開閉
カバー検知手段により開閉カバーが閉塞されたことが検
知されたときにジャム解除信号を発生するジャム解除手
段と、を備えたことを特徴としている。
【0009】その場合、分離・給紙手段の搬送経路以外
でジャム原稿が発生し、このジャム原稿が排紙経路上の
開閉カバーを開放した状態で除去できる場合には、自動
原稿搬送装置本体を開放および閉塞(リフトアップ/リ
フトダウン)することなしにジャム解除信号を発生させ
ることができるため、ジャム除去作業の作業性を大幅に
向上させることができる。
【0010】請求項2記載の発明は、上記課題を解決す
るために、請求項1記載の発明において、前記排紙手段
が、片面原稿を本自動原稿搬送装置または画像読取装置
の側方に設けられた側面排紙台上に直線的に排紙する排
紙経路を有し、前記ジャム解除手段は、前記第1および
第2ジャム検知手段からの検知情報に基づいて直線的な
排紙経路上で原稿のジャムが発生したとき、前記開閉カ
バー検知手段からの検知情報に基づいてジャム解除信号
を発生させることを特徴としている。
【0011】その場合、片面原稿の搬送作業を行なって
いる際に、分離・給紙手段の搬送経路以外でジャム原稿
が発生し、このジャム原稿が排紙経路上の開閉カバーを
開放した状態で除去できる場合には、自動原稿搬送装置
本体を開放および閉塞(リフトアップ/リフトダウン)
することなしにジャム解除信号を発生させることができ
るため、ジャム除去作業の作業性を大幅に向上させるこ
とができる。
【0012】請求項3記載の発明は、上記課題を解決す
るために、請求項1または2記載の発明において、前記
排紙手段が、両面原稿の表裏面を反転させて前記読取部
に返送する反転返送経路および該両面原稿を本自動原稿
搬送装置の上面に設けられた上面排紙台に反転して排紙
する反転経路を有し、前記ジャム解除手段は、前記第1
および第2ジャム検知手段からの検知情報に基づいて反
転返送経路または反転経路上で原稿のジャムが発生した
とき、前記開閉カバー検知手段からの検知情報に基づい
てジャム解除信号を発生させることを特徴としている。
【0013】その場合、両面原稿の搬送作業を行なって
いる際、分離・給紙手段の搬送経路以外でジャム原稿が
発生し、このジャム原稿が排紙経路上の開閉カバーを開
放した状態で除去できる場合には、自動原稿搬送装置本
体を開放および閉塞(リフトアップ/リフトダウン)す
ることなしにジャム解除信号を発生させることができる
ため、ジャム除去作業の作業性を大幅に向上させること
ができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1〜7は本発明に係る自動原稿搬
送装置の一実施形態を示す図であり、本発明の自動原稿
搬送装置を画像読取装置としての複写機に搭載した例を
示している。なお、画像読取装置としては、複写機の他
にファクシミリ装置、スキャナー装置等に適用すること
ができる。
【0015】まず、構成を説明する。図1、2におい
て、1は複写機であり、この複写機1の上面にはコンタ
クトガラス(読取部)2が設けられている。また、複写
機1の上部には自動原稿搬送装置(以下、単にADFと
いう)3が設けられており、このADF3はコンタクト
ガラス2を開放および閉塞するように、すなわち、リフ
トアップ/リフトダウン可能なように複写機1に図示し
ないヒンジ等を介して連結されている。
【0016】このADF3は、複数の原稿からなる原稿
束Pを載置可能な原稿載置台としての原稿トレイ4と、
原稿トレイ4に載置された原稿束から原稿を1枚ずつ分
離した後、分離された原稿をコンタクトガラス2に向か
って搬送する分離・給紙手段5と、分離・給紙手段5に
よってコンタクトガラス2に向かって搬送された原稿を
コンタクトガラス2上の読取位置に搬送・停止させると
ともに、コンタクトガラス2の下方に配設された複写機
1の読取手段(公知の露光ランプ、ミラー、レンズ、C
CD等)により読取りが終了した原稿をコンタクトガラ
ス2から搬出する搬入・搬出手段6と、搬入・搬出手段
6によってコンタクトガラス2の読取位置から搬出され
た原稿を複写機1の側方から突出する第1排紙トレイ
(側面排紙台)8または原稿トレイ4の下方に配設され
た第2排紙トレイ(上面排紙台)9の何れか一方に排紙
する排紙手段7と、から構成されている。なお、第1排
紙トレイ8はADF3の側方から突出するように設けて
も良い。
【0017】分離・給紙手段5は、呼出しコロ10、給紙
コロ11、リバースコロ12、プルアウト駆動コロ13、プル
アウト従動コロ13a、ストップ爪14、レジストセンサ15
a、および原稿検出センサ15bから構成されている。こ
れら呼出しコロ10、給紙コロ11、リバースコロ12、プル
アウト駆動コロ13は給紙モータ100によって駆動され、
この給紙モータ100との間に歯車機構等の駆動系を介し
て接続されている。
【0018】給紙モータ100はコントローラ101からの出
力信号によって駆動されるようになっており、コントロ
ーラ101は複写機1のメインコントローラ111から給紙ス
タート信号が入力されると、給紙モータ100を正・逆転
駆動するようになっている。このコントローラ101はC
PU(Central Processing Unit)、RAM(RandomAcce
ss Memory)、ROM(Read Only Memory)からなり、R
OMに格納さたプログラムに従ってADF3の構成部材
を制御して各種シーケンスを実行するとともに本発明の
ジャム処理を実行するようになっている。また、RAM
には各種制御値が格納されるワークエリアを構成してい
る。
【0019】給紙モータ100が正転駆動されると、呼出
しコロ10が時計方向に回転して原稿束Pから上層に位置
する原稿が給紙されるとともに、給紙コロ11およびリバ
ースコロ12が時計方向に回転されて原稿束Pから最上位
の原稿のみが分離される。この分離された原稿は反時計
方向に回転するプルアウト駆動コロ13とこれに連れ回り
するプルアウト従動コロ13aに挟持されて給紙コロ11お
よびリバースコロ12から引抜かれてコンタクトガラス2
に向かって搬送される。
【0020】この原稿の先端がレジストセンサ15aによ
って検出されると、コントローラ101はレジストセンサ1
5aからの出力信号に基づいて給紙モータ100を逆転駆動
させる。このとき、給紙モータ100と呼出しコロ10、給
紙コロ11、リバースコロ12およびプルアウト駆動コロ13
の間に介装された駆動系により呼出しコロ10と給紙コロ
11が停止され、プルアウト駆動コロ13が反時計方向に継
続して回転されるとともにリバースコロ12が時計方向に
継続して回転されることにより、後続する原稿が給紙コ
ロ12とリバースコロ12のニップ部に進入するのを防止し
て分離されないようになっている。
【0021】また、呼出しコロ10は、図示しないベルト
を介して給紙コロ11の駆動軸に接続されており、呼出し
コロ10には給紙モータ100の駆動により給紙コロ11から
の駆動力がベルトを介して伝達されるようになってい
る。また、呼出しコロ10は駆動ソレノイド104によって
給紙コロ11の回転軸を中心にして原稿束Pに対して当
接、退避するようになっている。
【0022】また、ストッパ爪14は給紙コロ11に対して
原稿の搬送方向上流側に設けられており、このストッパ
爪14は原稿束Pの先端に当接して原稿束Pが原稿の搬送
方向下流側である給紙コロ11側に進入するのを防止する
ものである。このストッパ爪14は揺動ソレノイド105に
よって駆動されるようになっており、この揺動ソレノイ
ド105はコントローラ101からの出力信号に基づいてON
/OFFされ、ストッパ爪14を原稿載置台4に当接する
ことにより原稿束Pの先端に当接するホームポジション
位置とこの位置から上方に退避する退避位置の間で移動
させるようになっている。
【0023】また、原稿検出センサ15bはストッパ爪14
近傍に設けられており、ストッパ爪14の移動範囲内での
原稿の有無を検出してコントローラ101に信号を出力す
るようになっている。また、給紙コロ11とリバースコロ
12とコンタクトガラス2の間には湾曲した一対のガイド
板42a、42bからなる搬送経路42が設けられており、給
紙コロ11およびリバースコロ12によって分離された原稿
はガイド板42a、42bによって上下面が反転されてコン
タクトとガラス2に向かって搬送される。
【0024】一方、搬入・搬出手段6は、搬送ベルト16
と、この搬送ベルト16の両端部に設けられた搬送ベルト
駆動コロ17および搬送ベルト従動コロ18と、搬送ベルト
16の内部に設けられ、搬送ベルト16をコンタクトガラス
2に加圧する複数の加圧コロ19と、から構成されてい
る。搬送ベルト駆動コロ17は搬送ベルトモータ102によ
って駆動されるようになっており、このモータ102はレ
ジストセンサ15aによって上述したように原稿の先端が
検出されたとき、コントローラ101からの信号に基づい
て正転駆動することにより、駆動コロ17を介して搬送ベ
ルト16を駆動して原稿をコンタクトガラス2上に搬送す
るようになっている。
【0025】また、コントローラ101はレジストセンサ1
5aが原稿の後端を検出したとき、この検出時点からの
搬送ベルトモータ102の回転パルスを計数し、回転パル
スが所定値に達したときに、駆動コロ17の駆動を停止し
て搬送ベルト16を停止することにより、原稿をコンタク
トガラス2上の読取位置に停止させる。また、コントロ
ーラ101はレジストセンサ15aによって原稿の後端が検
出された時点で、給紙モータ100を再び駆動し、後続す
る原稿を上述したように分離してコンタクトガラス2に
向かって搬送し、この原稿がレジストセンサ15aによっ
て検出された時点で給紙モータ100を停止させて次原稿
を先出し待機させる。
【0026】そして、原稿がコンタクトガラス2の読取
位置に停止したとき、複写機1によって原稿の読取りお
よび露光が行なわれる。この読取りおよび露光が終了す
ると、コントローラ101には複写機1から信号が入力さ
れるため、コントローラ101はこの信号が入力すると、
搬送ベルトモータ102を正転駆動して、搬送ベルト16に
よって原稿をコンタクトガラス2から排紙手段7に搬出
する。なお、搬入・搬出手段6の搬送経路とは搬送ベル
ト16とコンタクトガラス2によって形成される経路を指
す。
【0027】排紙手段7は、反転駆動コロ20、排紙従動
コロ21、反転ガイドコロ22、反転従動コロ23、第1切換
爪24、第2切換爪25、排紙駆動コロ26、排紙従動コロ2
7、反転センサ28および排紙センサ29から構成され、反
転駆動コロ20、反転ガイドコロ22および排紙駆動コロ26
は排紙モータ103によって駆動されるようになってい
る。
【0028】第1切換爪24は第1ソレノイド106によっ
て切換駆動されるようになっており、片面原稿の排紙時
には、コンタクトガラス2と第1排紙トレイ8を連通し
て片面原稿を直線的に排紙する排紙経路43を形成するホ
ームポジション位置(切換爪24の下面が原稿の搬送経路
の一部を構成する)に待機したままの状態となってい
る。
【0029】コントローラ101は、通常の片面原稿を搬
送する片面モードのとき(複写機1に設けられた操作部
108によって片面モードを指定しなくても初期設定は片
面モードに設定されている)、第1ソレノイド106を駆
動せずに第1切換爪24をホームポジション位置に待機さ
せるとともに、原稿の読取りおよび露光の終了後に搬送
ベルトモータ102を駆動するのと同時に排紙モータ103を
駆動させる。このため、反転駆動コロ20および排紙従動
コロ21によって挟持された原稿が第1排紙トレイ8に表
裏面を反転されずに直線的に排紙される。
【0030】一方、コントローラ101は複写機1に設け
られた操作部108によって両面モードが指定されたと
き、メインコントローラ111からの信号に基づいて第1
ソレノイド106を駆動して第1切換爪24をホームポジシ
ョン位置からコンタクトガラス2と反転経路30を連通す
る位置に移動させるとともに(図1に示すように切換爪
24の上面が原稿の搬送経路の一部を構成する)、両面原
稿の片面の読取りおよび露光の終了後に搬送ベルトモー
タ102を駆動するのと同時に排紙モータ103を駆動させ
る。このため、原稿は反転駆動コロ20および排紙従動コ
ロ21によって挟持された反転経路30に案内され、反転ガ
イドコロ22によって第2切換爪25に向かって搬送され
る。
【0031】第2切換爪25は第2ソレノイド107によっ
て駆動されるようになっており、片面の読取りが終了し
た原稿がコンタクトガラス2から搬出される際には、第
2ソレノイド107によって駆動されずに反転経路30とコ
ンタクトガラス2の間に設けられた反転返送経路31を開
放するホームポジション位置(図1に示すように第2切
換爪25の下面が原稿の搬送経路の一部を構成する)に切
換られるようになっている。
【0032】このため、コンタクトガラス2から搬出さ
れる原稿は、第1切換爪24によって反転経路30に搬送さ
れた後、第2切換爪25によって反転返送経路31に表裏面
が反転された状態で反転駆動コロ20および反転従動コロ
23に挟持されてコンタクトガラス2に返送される。反転
経路30上に設けられた反転センサ28によって原稿の先端
が検出されると、コントローラ101は搬送ベルトモータ1
02を逆転駆動して搬送ベルト16を逆転駆動し、反転セン
サ28によって原稿の先端が検出された時点からの搬送ベ
ルトモータ102の回転パルスが所定値に到達したときに
原稿をコンタクトガラス2上の読取位置に搬送したもの
と判断して搬送ベルトモータ102を停止させる。
【0033】読取位置で原稿の読取りおよび露光が終了
すると、コントローラ101には複写機1から信号が入力
されるため、コントローラ101はこの信号が入力する
と、搬送ベルトモータ102を正転駆動し、さらに、第1
ソレノイド106を駆動するとともに第2ソレノイド107の
駆動を停止し、第1切換爪24によってコンタクトガラス
2と反転経路30を連通させるとともに、第2切換爪25に
よって反転返送経路31と第2排紙トレイ9を連通させる
ことにより(第2切換爪25の上部が原稿の搬送経路の一
部を構成する)、コンタクトガラス2から搬出される原
稿は反転駆動コロ20および反転従動コロ21に挟持されて
搬送された後、排紙駆動コロ26および排紙従動コロ27に
よって挟持されて第2排紙トレイ9上に排紙される。
【0034】また、複写機1とADF3はインターフェ
ース109、110を介して接続されており、複写機1のメイ
ンコントローラ111からのコピースタート信号および再
スタート信号はインターフェース109、110を介してコン
トローラ101に入力されるようになっているとともに、
ADF3は複写機1から電源が供給されている。また、
コントローラ101は、レジストセンサ15a、反転センサ2
8および排紙センサ29からの検出情報に基づいて各搬送
経路上で原稿がジャム等によって滞留しているか否かを
判別するようになっている。例えば、レジストセンサ15
aが所定時間以上原稿を検出し続けた場合には、分離・
給紙手段5上で原稿がジャムしたものと判断し、レジス
トセンサ15aが所定時間以上経過しても原稿を検出しな
い場合には分離不良・給紙不良と判断する。
【0035】また、反転センサ28または排紙センサ29が
所定時間以上原稿を検出し続けた場合には、反転経路3
0、反転返送経路31または排紙経路43上で原稿がジャム
したものと判断し、さらに、原稿の露光後に反転センサ
28または排紙センサ29が所定時間以上経過しても原稿を
検出しない場合にはコンタクトガラス2上で原稿のジャ
ムが発生したものと判断する。
【0036】すなわち、本実施形態では、反転センサ2
8、排紙センサ29およびコントローラ101が第1および第
2ジャム検知手段を構成している。また、本実施形態で
は、ADF3の本体の一側面(図1中、左側)には給紙
カバー3aが開閉自在に設けられており、このカバー3
aは分離・給紙手段5の搬送経路42上で原稿のジャムが
発生したときに、搬送経路42を開放して搬送経路42上か
らジャム原稿を除去可能にしている。
【0037】また、ADF3の本体の他側面(図1中、
右側)には排紙カバー(開閉カバー)3bが開閉自在に
設けられており、このカバー3bは排紙手段7の反転経
路30、反転返送経路31または排紙経路43上で原稿のジャ
ム等が発生した場合に開放されることにより、反転経路
30、反転返送経路31または排紙経路43を外部に露出し、
これら反転経路30、反転返送経路31または排紙経路43か
らジャム原稿を除去可能にしている。
【0038】また、ADF3の本体の両端部にはそれぞ
れ給紙カバーセンサ44と排紙カバーセンサ(排紙カバー
検知手段)45が設けられており、給紙カバーセンサ44は
給紙カバー3aの開閉状態を検知してコントローラ101
に信号を出力するとともに排紙カバーセンサ45は排紙カ
バー3bの開閉状態を検知してコントローラ101に信号
を出力するようになっている。
【0039】また、本実施形態では、コントローラ101
は、レジストセンサ15a、反転センサ28、排紙センサ29
からの検知情報に基づいてコンタクトガラス2上を含ん
だ搬送経路で原稿のジャムが発生した場合には、ジャム
原稿の除去後にADF3をリフトアップ/リフトダウン
することにより、ジャム解除信号を複写機メインコント
ローラ111に出力するようになっている。なお、ADF
3のリフトアップ/リフトダウンは図示しないセンサに
よって検出されてコントローラ101に出力される。
【0040】一方、コントローラ101はコンタクトガラ
ス2上の除いた搬送経路42、反転経路30、反転返送経路
31、排紙経路43上でジャムを検知した場合に、すなわ
ち、給紙カバー3aまたは排紙カバー3bを開放してジ
ャム除去が可能な場合に、ADF3をリフトダウンした
ままで給紙カバー3aまたは排紙カバー3bを開放して
ジャム原稿を除去したときに、給紙カバーセンサ44また
は排紙カバーセンサ45により給紙カバー3aまたは排紙
カバー3bが閉塞されたことが検知されたときにメイン
コントローラ111にジャム解除信号を発生するようにな
っており、ジャム解除手段を構成している。
【0041】また、複写機1には表示パネル112が設け
られており、各搬送経路で原稿のジャムが発生したとき
に、コントローラ101がメインコントローラ111にジャム
発生信号を出力したときに、メインコントローラ111は
表示パネル112にジャムが発生した旨を表示させるよう
になっている。次に、片面原稿および両面原稿の搬送方
法を説明するが、最初に片面原稿の搬送方法について説
明する。
【0042】まず、原稿束Pを原稿トレイ4上にセット
すると、原稿束Pの先端はストッパ爪14に当接して分離
コロ11側に移動することが規制される。そして、片面原
稿の搬送モードによって原稿を搬送するには、オペレー
タが操作部108の選択スイッチを押下しない状態で原稿
トレイ4に複数の片面原稿からなる原稿束Pを載置して
複写機1の図示しないスタートスイッチを押下すると、
インターフェース109、110を介して複写機1からADF
3に給紙スタート信号が入力される。
【0043】このとき、コントローラ101によって揺動
ソレノイド105の駆動が停止されてストッパ爪14が原稿
束Pの先端位置から上方に退避する。次いで、コントロ
ーラ101は駆動ソレノイド104を駆動して呼出しコロ10を
原稿束Pに当接させるとともに、給紙モータ100を正転
駆動して呼出しコロ10を時計方向に回転させて原稿束P
から上層に位置する原稿を給紙し、さらに、給紙コロ11
およびリバースコロ12を時計方向に回転させて原稿束P
から最上位の原稿のみを分離する。
【0044】この分離された原稿は反時計方向に回転す
るプルアウト駆動コロ13とこれに連れ回りするプルアウ
ト従動コロ13aに挟持されて給紙コロ11およびリバース
コロ12から引抜かれてコンタクトガラス2に向かって搬
送される。次いで、レジストセンサ15aが原稿の先端を
検出すると、コントローラ101が原稿検出センサ15bか
らの検出信号に基づいて次原稿があるか否かを判別す
る。
【0045】次原稿がある場合には、コントローラ101
は駆動ソレノイド104の駆動を停止して呼出しコロ10を
原稿束Pから退避させ、さらに給紙モータ100を逆転駆
動させるとともに搬送ベルトモータ102を正転駆動させ
る。このとき、給紙モータ100と呼出しコロ10、給紙コ
ロ11、リバースコロ12およびプルアウト駆動コロ13の間
に介装された駆動系により呼出しコロ10と給紙コロ11が
停止され、プルアウト駆動コロ13が反時計方向に継続し
て回転されるとともにリバースコロ12が時計方向に継続
して回転されることにより、後続する原稿が給紙コロ11
とリバースコロ12のニップ部に進入するのを防止して分
離されないようになっている。
【0046】この搬送に際してレジストセンサ15aが原
稿の後端を検出したとき、コントローラ101はこの検出
時点からの搬送ベルトモータ102の回転パルスを計数
し、回転パルスが所定値に達したときに、駆動コロ17の
駆動を停止して搬送ベルト16を停止することにより、原
稿をコンタクトガラス2上の読取位置に停止させる。一
方、コントローラ101はレジストセンサ15aによって原
稿の後端が検出された時点で、給紙モータ100を再び駆
動し、後続する原稿を上述したように分離してコンタク
トガラス2に向かって搬送し、この原稿がレジストセン
サ15aによって検出された時点で給紙モータ100を停止
させて次原稿を先出し待機させる。
【0047】また、原稿がコンタクトガラス2の読取位
置に停止したとき、複写機1によって原稿の読取りおよ
び露光が行なわれる。この読取りおよび露光が終了する
と、インターフェース109、110を介してコントローラ10
1には複写機1から再スタート信号が入力されるため、
コントローラ101はこの信号が入力すると、搬送ベルト
モータ102を正転駆動して、搬送ベルト16によって原稿
をコンタクトガラス2から排紙手段7に搬出する。
【0048】このとき、第1切換爪24がホームポジショ
ン位置に待機しているため、コントローラ101が原稿の
読取りおよび露光の終了後に搬送ベルトモータ102を駆
動するのと同時に排紙モータ103を駆動させる。このた
め、反転駆動コロ20および排紙従動コロ21によって挟持
された原稿が表裏面を反転されずに第1排紙トレイ8に
直線的に排紙される。
【0049】また、次原稿の給紙スタート信号が入力さ
れると、駆動ソレノイド104を駆動して呼出しコロ10を
原稿束Pに当接させるとともに給紙モータ100を再び駆
動して呼出しコロ10、給紙コロ11等を駆動して後続する
原稿を上述したように分離してコンタクトガラス2に向
かって搬送して上述した処理を継続する。次に、図3〜
7のフローチャートに基づいて片面原稿の搬送時のジャ
ム処理について説明する。
【0050】なお、図3〜7はコントローラ101のRO
Mに格納され、CPUによって実行されるプログラムで
ある。まず、図3に示すように、ファクシミリ装置1の
フローは、センサ情報チェック(ステップS1)、カバ
ー開閉チェック(ステップS2)、ジャムチェック(ス
テップS3)、機内紙有りチェック(ステップS4)、ジ
ャム解除チェック(ステップS5)の順番で大きく回っ
ている。
【0051】本実施形態では、ジャム解除チェックにポ
イントがあり、このジャム解除チェックでは、ステップ
S3、S4でレジストセンサ15a、反転センサ28および排
紙センサ29からの検知情報に基づいてジャムが検出さ
れ、機内に原稿がある場合に、ステップS5でジャム解
除チェックが行なわれる。なお、ステップS3でジャム
検知が行なわれると、EM0/EM1フラグがセットさ
れ、原稿がある場合には、PAPRIN(ペーパーイ
ン)フラグがセットされるものとする。
【0052】図3において、ジャム解除チェックのステ
ップに来ると、EM0=ゼロであるか否かが判別され
(ステップS6)、EM0=ゼロの場合にはEM1=ゼ
ロであるか否かが判別される(ステップS7)。ここ
で、EM0はジャムが発生したときに(ステップS3で
示すジャムチェックでフラグがセットされたとき)、フ
ラグがセットされ、EM1はADF3の給紙モータ100
等の負荷が停止したときにフラグがセットされる。
【0053】すなわち、ステップS6でEM0=1の場
合には、給紙モータ100等のADF3の負荷を停止した
後(ステップS9)、EM0をリセットし(ステップS1
0)、次いで、EM1に1をセットする。ステップS6、
S7でEM0/EM1=ゼロにリセットされるか否かは
ステップS8のADF3の上述した片面原稿の搬送制御
で原稿の搬送時にジャムが発生したか正常に搬送された
かによってセットされるか否かが決定される。
【0054】ここで、ステップS8のADF3の上述し
た片面搬送時においては図4〜7に示すPAPINJC
(ペーパーインジェブカウンタ)のフラグを立てる制御
を含んでおり、以下、図4〜7に基づいてPAPINJ
Cについて説明する。図4において、まず、PAPIN
JCがゼロであるか否かを判別する(ステップS31)。
PAPINJCは電源がONとなったときには、ソフト
上でRAMのデータがクリアされるとともに初期化が行
なわれるので、PAPINJCにはゼロが書き込まれ、
ジャムが発生したとき以外はレジストセンサ15aがON
するのを待っている。
【0055】一方、ステップS36でEM0/EM1=ゼ
ロでなければ、レジストセンサ15aがONしたか否かを
判別し(ステップS37)、ONした場合には、PAPI
NJCに1をセットして(ステップS38)、ステップS
33に移行して図5に示すPAPINJC1の処理を実行
する。図5に示すPAPINJC1のフローでは、ま
ず、レジストセンサ15aがOFFしたか否かを判別し
(ステップS41)、レジストセンサ15aがOFFしたと
きには、原稿の後端がレジストセンサ15aを通過して原
稿が搬送経路42からコンタクトガラス2に搬送されたも
のと判断してPAPRINフラグをセットした後(ステ
ップS42)、PAPINJCに2を書き込んで(ステッ
プS43)、ステップS44に移行する。このとき、原稿が
コンタクトガラス2に搬送され、搬送経路42上にはな
い。
【0056】一方、レジストセンサ15がOFFしていな
い場合には、EM0/EM1=ゼロであるか否か、すな
わち、ジャムが発生したか否かを判別し(ステップS4
4)、EM0/EM1=1であれば原稿がレジストセン
サ15aを通り抜ける前にジャムが発生したものと判断し
てステップS1に戻る。一方、EM0/EM1がゼロで
なければ、ジャムが発生していないものと判断し、OR
GCNTが1であるか否かを判別する(ステップS4
5)。なお、このORGCNTは給紙ジョブ中に、レジ
ストセンサ15aを原稿が通過したときに+1にセットさ
れるとともに排紙ジョブ中に原稿が排紙されたときに−
1にセットされるようになっており、ADF3内の搬送
経路上に何枚の原稿があるかをカウントするものであ
る。
【0057】ORGCNTが1でないときには原稿がレ
ジストセンサ15aを通過していないため、すなわち、現
在レジストローラ15を通過中の原稿が原稿束Pから分離
された1枚目の原稿であるものと判断して処理を終了す
る。また、ORGCNTが1であるときには、すでに、
先行する原稿が搬送経路42以降にあるため、HSNCK
Fが1になったか否かを判別する(ステップS46)。こ
のHSNCKFは排紙センサ29が原稿を検知したときに
フラグがセットされる。HSNCKFが1にセットされ
ると、HSNCKFが1のときにはPAPINJCに3
をセットする(ステップS47)。
【0058】このとき、搬送通路42および排紙通路43で
ジャム原稿が発生した場合には、図6に示すPAPIN
JCのフローを実行する。図6において、まず、HSN
CKF=ゼロであるか否か(ステップS51)、すなわ
ち、排紙センサ29を原稿の後端が通り抜けたか否かを判
別し、ゼロでない場合にはステップS1に移行する。ま
た、ゼロである場合には原稿の後端が排紙センサ29を通
り抜けたものと判断してPAPRIN=1をセットした
後(ステップS52)、PAPINJCにゼロを書き込む
(ステップS53)。
【0059】一方、図5のステップS43でPAPINJ
Cに2が書き込まれると、図7に示すフローを実行す
る。図7においては、まず、ADF3の搬送経路上の全
原稿が排紙トレイ8上に排紙されたか否かを判別する
(ステップS61)。ここで全原稿が排紙されたときに
は、PAPINJCにゼロをリセットした後(ステップ
S62)、PAPINJCをリセットする(ステップS6
3)。
【0060】一方、全原稿が排紙されていないときに
は、EM0/EM1=ゼロであるか否か、すなわち、原
稿が排紙センサ29によって検知される前にジャムが発生
したか否かを判別し(ステップS64)、EM0/EM1
=1であれば原稿が排紙センサ29によって検知される前
にジャムが発生したものと判断してステップS1に戻
る。
【0061】このPAPINJC2はADF3がリフト
アップ/リフトダウンされないとジャム解除信号を発生
しないモードであるため、このときには、ADF3をリ
フトアップしてコンタクトガラス2上からジャム原稿を
除去した後、ADF3をリフトダウンすることにより、
ジャム解除信号をメインコントローラ111に出力するこ
とになる。
【0062】一方、EM0/EM1がゼロでなければ、
ジャムが発生していないものと判断し、ORGCNTが
1であるか否かを判別する(ステップS65)。ORGC
NTが1でないときには後続する原稿がレジストセンサ
15aを通過している最中、すなわち、先出し待機原稿が
あるものと判断してステップS1に戻る。また、ORG
CNTが1であるときには、先行する本原稿が搬送経路
42にあるため、HSNCKFが1になったか否かを判別
する(ステップS66)。HSNCKFが1にセットされ
ると、PAPINJCに3をセットする(ステップS6
7)。
【0063】本実施形態におけるPAPINJC1、P
APINJC2、PAPINJC3はジャムの発生箇所
を特定するものであり、ADF3による原稿の搬送時に
PAPINJCの何れにフラグが立っており、このフラ
グが立っているときのEM1の状態からジャムを判定す
る。すなわち、図5のステップS44、図7のステップS
64でEM0/EM1=1のときには、ステップS1〜S4
のないだにこれがセットされるため、ステップS5に移
行したときに、ステップS6、7の処理を実行することに
なる。
【0064】このとき、EM0/EM1=1のときには
給紙カバー3aまたは排紙カバー3bが閉じられた直後
か否かを判別する(ステップS12)。給紙カバー3aま
たは排紙カバー3bが閉じられた直後であれば、PAP
RINJCに書き込まれたフラグに基づいて搬送経路42
に原稿があるか否かを判別し(ステップS13)、搬送経
路42に原稿があれば排紙経路43に原稿があるか否かを判
別し(ステップS20)、排紙経路43に原稿がないときに
は、表示パネル112によって搬送経路42上でジャムが発
生した旨を表示する。
【0065】また、ステップS20でPAPINJCに書
き込まれたフラグに基づいて排紙経路43に原稿がある場
合には、表示パネル112によって搬送経路42および排紙
経路43上でジャムが発生した旨を表示する。ここで、給
紙経路42上のみでジャムが発生した場合には、給紙カバ
ー3aを開けてジャム原稿を除去した後、給紙カバー3
aを閉塞したとき、給紙カバーセンサ44からの検知情報
に基づいてカバーが閉じられた直後か否かを判別する
(ステップS12)。次いで、レジストセンサ15aからの
検知情報に基づいて搬送経路42上に原稿があるか否かが
判別され(ステップS13)、原稿がないものと判断した
ときに、排紙センサ29からの検知情報に基づいて排紙経
路43上に原稿があるか否かが判別され(ステップS1
4)、原稿がないものと判断したときには、PAPRI
N=0にリセットされたか否かが判別され(ステップS
15)、PAPRIN=0のときには、ジャム解除信号を
メインコントローラ111に出力した後、負荷の停止を解
除するとともに全てのフラグをリセットする(ステップ
S17)。次いで、EM1=0にリセットしてリターンす
る(ステップS18)。
【0066】一方、ステップS22で搬送通路42および排
紙通路43でジャム原稿が発生した場合には、給紙カバー
3aを開放して搬送経路42からジャム原稿を除去した
後、排紙カバー3bを開放して排紙経路43からジャム原
稿を取り除く。この後、排紙カバーセンサ45からの検知
情報に基づいてカバーが閉じられた直後か否かを判別す
る(ステップS12)。
【0067】次いで、レジストセンサ15aからの検知情
報に基づいて搬送経路42上に原稿があるか否かが判別さ
れ(ステップS13)、原稿がないものと判断したとき
に、排紙センサ29からの検知情報に基づいて排紙経路43
上に原稿があるか否かが判別され(ステップS14)、原
稿がないものと判断したときには、PAPRIN=0に
リセットされたか否かが判別され(ステップS15)、P
APRIN=0のときには、ジャム解除信号をメインコ
ントローラ111に出力した後、負荷の停止を解除すると
ともに全てのフラグをリセットする(ステップS17)。
次いで、EM1=0にリセットしてリターンする(ステ
ップS18)。
【0068】一方、PAPINJCに2が書き込まれて
いるときに、ステップS14で搬送経路43上に原稿がある
か否かを判別し、原稿があるものと判断したときには、
表示パネル112によって排紙経路43上でジャムが発生し
た旨を表示する。このとき、排紙カバー3bを開放して
もジャムが除去できない場合には、ADF3をリフトア
ップして原稿を除去した後、ADF3をリフトダウンす
る。
【0069】次いで、排紙センサ29からの検知情報に基
づいて排紙経路43上に原稿があるか否かが判別され(ス
テップS14)、原稿がないものと判断したときには、P
APRIN=0にリセットされたか否かが判別され(ス
テップS15)、PAPRIN=0のときには、ジャム解
除信号をメインコントローラ111に出力した後、負荷の
停止を解除するとともに全てのフラグをリセットする
(ステップS17)。次いで、EM1=0にリセットして
リターンする(ステップS18)。
【0070】一方、ステップS19において、PAPIN
JCに3が書き込まれて排紙カバー3bを開放してジャ
ムを除去できる場合には、排紙経路43からジャム原稿を
除去した後、排紙カバー3bを閉塞したとき、排紙カバ
ーセンサ45からの検知情報に基づいてカバーが閉じられ
た直後か否かを判別する(ステップS12)。次いで、排
紙センサ29からの検知情報に基づいて排紙経路43上に原
稿があるか否かが判別され(ステップS13)、以後、上
述したようなジャム解除処理を実行する。
【0071】このように本実施形態では、片面原稿の搬
送時に、分離・給紙手段5の搬送経路42以外でジャム原
稿が発生し、このジャム原稿が排紙経路43上の排紙カバ
ー13bを開放した状態で除去できる場合には、ADF3
をリフトアップ/リフトダウンすることなしにジャム解
除信号を発生させることができるため、ジャム除去作業
の作業性を大幅に向上させることができる。
【0072】次に、両面原稿の搬送方法を説明する。な
お、両面原稿の搬送に際しては、コンタクトガラス2か
ら搬出された原稿の排紙方法および返送方法が異なるの
で、コンタクトガラス2から搬出される原稿の搬送方法
を説明する。コンタクトガラス2上で両面原稿の表面の
読取り終了し、メインコントローラ111から再給紙スタ
ート信号が入力すると、第1ソレノイド106によって第
1切換え爪31がホームポジション位置からコンタクトガ
ラス2と反転経路30を連通する位置に移動され、搬送ベ
ルトモータ102が駆動されるのと同時に排紙モータ103が
駆動される。
【0073】このため、両面原稿は反転駆動コロ20およ
び排紙従動コロ21によって挟持された反転経路30に案内
され、反転ガイドコロ22によって第2切換爪25に向かっ
て搬送される。このとき、原稿の先端が反転センサ28に
よって検知されると、第2切換爪25が第2ソレノイド10
7によってコンタクトガラス2と反転返送経路31を連通
する位置に切換られ、コンタクトガラス2から搬出され
る原稿は、第1切換爪24によって反転経路30に搬送され
た後、第2切換爪25によって反転返送経路31に表裏面が
反転された状態で反転駆動コロ20および反転従動コロ23
に挟持されてコンタクトガラス2に返送される。
【0074】また、反転センサ28によって原稿の先端が
検出されるのと同時に、搬送ベルトモータ102が逆転駆
動されて搬送ベルト16が逆転駆動され、反転センサ28に
よって原稿の先端が検出された時点からの搬送ベルトモ
ータ102の回転パルスが所定値に到達したときに原稿を
コンタクトガラス2上の読取位置に搬送したものと判断
して搬送ベルトモータ102を停止させる。
【0075】コンタクトガラス2上で原稿の読取りおよ
び露光が終了すると、メインコントローラ111から再給
紙スタート信号が入力される。このとき、搬送ベルトモ
ータ102が正転駆動され、さらに、第1ソレノイド106が
駆動されるとともに第2ソレノイド107の駆動が停止さ
れ、第1切換爪24によってコンタクトガラス2と反転経
路30が連通されるとともに、第2切換爪25によって反転
返送経路31と第2排紙トレイ9が連通されることによ
り、コンタクトガラス2から搬出される原稿が反転駆動
コロ20および反転従動コロ21に挟持されて搬送された
後、排紙駆動コロ26および排紙従動コロ27によって挟持
されて第2排紙トレイ9上に排紙される。
【0076】本実施形態にあっても、ジャム検知フロー
は図3〜7に示すものと同様である。すなわち、PAP
INJCが1に書き込まれたときには、給紙カバー3a
を開放してジャム原稿を除去した後、給紙カバー3aを
閉塞してADF3をリフトアップ/リフトダウンさせず
にジャム除去信号を発生し、PAPINJCに2が書き
込まれたときには、ADF3をリフトアップしてコンタ
クトガラス2上からジャム原稿を除去した後、ADF3
をリフトダウンしてジャム解除信号を発生し、さらに、
PAPINJCに3が書き込まれたときには、排紙カバ
ー3bの開放してジャム原稿を除去した後、排紙カバー
3bを閉塞してADF3をリフトアップ/リフトダウン
させずにジャム除去信号を発生する。
【0077】但し、両面原稿のジャム検知の場合には、
排紙センサ29のセンサ情報に加えて反転返送経路31上の
原稿の有無を検知する反転センサ28からの検知情報も加
えられる。以上のように、両面原稿の搬送時にも片面原
稿の搬送時と同様の効果を得ることができる。
【0078】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、分離・給
紙手段の搬送経路以外でジャム原稿が発生し、このジャ
ム原稿が排紙経路上の開閉カバーを開放した状態で除去
できる場合には、自動原稿搬送装置本体を開放および閉
塞(リフトアップ/リフトダウン)することなしにジャ
ム解除信号を発生させることができるため、ジャム除去
作業の作業性を大幅に向上させることができる。
【0079】請求項2記載の発明によれば、片面原稿の
搬送作業を行なっている際に、分離・給紙手段の搬送経
路以外でジャム原稿が発生し、このジャム原稿が排紙経
路上の開閉カバーを開放した状態で除去できる場合に
は、自動原稿搬送装置本体を開放および閉塞(リフトア
ップ/リフトダウン)することなしにジャム解除信号を
発生させることができるため、ジャム除去作業の作業性
を大幅に向上させることができる。
【0080】請求項3記載の発明によれば、両面原稿の
搬送作業を行なっている際、分離・給紙手段の搬送経路
以外でジャム原稿が発生し、このジャム原稿が排紙経路
上の開閉カバーを開放した状態で除去できる場合には、
自動原稿搬送装置本体を開放および閉塞(リフトアップ
/リフトダウン)することなしにジャム解除信号を発生
させることができるため、ジャム除去作業の作業性を大
幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動原稿搬送装置の一実施形態を
示す概略図である。
【図2】一実施形態の制御系のブロック図である。
【図3】一実施形態のジャム処理を示すフローチャート
である。
【図4】一実施形態のジャム処理を示すフローチャート
である。
【図5】一実施形態のPAPINJC1のジャム処理の
フローチャートである。
【図6】一実施形態のPAPINJC3のジャム処理の
フローチャートである。
【図7】一実施形態のPAPINJC2のジャム処理の
フローチャートである。
【符号の説明】
1 複写機(画像読取装置) 2 コンタクトガラス(読取部) 3 ADF(自動原稿搬送装置) 3b 排紙カバー(開閉カバー) 4 原稿トレイ(原稿載置台) 5 分離・給紙手段 6 搬入・搬出手段 7 排紙手段 8 第1排紙トレイ(側面排紙台) 9 第2排紙トレイ(上面排紙台) 28 反転センサ(第1ジャム検知手段、第2ジャム検
知手段) 29 排紙センサ(第1ジャム検知手段、第2ジャム検
知手段) 30 反転経路 31 反転返送経路 43 排紙経路 45 排紙カバーセンサ(開閉カバー検知手段) 101 コントローラ(第1ジャム検知手段、第2ジャ
ム検知手段、ジャム解除手段) 112 表示パネル(表示手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像読取装置の上部に搭載され、該画像読
    取装置の上面に設けられた読取部を開放および閉塞可能
    な自動原稿搬送装置であって、 原稿載置台に載置された原稿束から原稿を1枚ずつ分離
    して前記読取部に向かって給紙する分離・給紙手段と、 該分離・給紙手段によって給紙された原稿を前記読取部
    に搬送するとともに読取後の原稿を前記読取部から搬出
    可能な搬入・搬出手段と、 該搬入・搬出手段によって読取部から搬出された原稿を
    排紙台上に排紙する排紙手段と、備え、 前記搬入・搬出手段の搬送経路上で原稿のジャムが発生
    したときに、本自動搬送装置を開放および閉塞する動作
    を行なうことにより、ジャム解除信号を発生するように
    した自動原稿搬送装置において、 前記搬入・搬出手段の搬送経路上でジャムが発生したこ
    とを検知する第1ジャム検知手段と、 前記排紙手段の排紙経路上でジャムが発生したことを検
    知する第2ジャム検知手段と、 前記排紙手段の排紙経路上を開放および閉塞するように
    本自動原稿搬送装置に設けられた開閉カバーと、 該開閉カバーの開閉状態を検知する開閉カバー検知手段
    と、 少なくとも前記第1および第2ジャム検知手段からの検
    知情報に基づいて前記排紙手段の排紙経路上でジャムを
    検知した場合に、本自動原稿搬送装置を閉塞したままで
    開閉カバーを開放してジャム原稿を除去したときに、前
    記開閉カバー検知手段により開閉カバーが閉塞されたこ
    とが検知されたときにジャム解除信号を発生するジャム
    解除手段と、を備えたことを特徴とする自動原稿搬送装
    置。
  2. 【請求項2】前記排紙手段が、片面原稿を本自動原稿搬
    送装置または画像読取装置の側方に設けられた側面排紙
    台上に直線的に排紙する排紙経路を有し、 前記ジャム解除手段は、前記第1および第2ジャム検知
    手段からの検知情報に基づいて直線的な排紙経路上で原
    稿のジャムが発生したとき、前記開閉カバー検知手段か
    らの検知情報に基づいてジャム解除信号を発生させるこ
    とを特徴とする請求項1記載の自動原稿搬送装置。
  3. 【請求項3】前記排紙手段が、両面原稿の表裏面を反転
    させて前記読取部に返送する反転返送経路および該両面
    原稿を本自動原稿搬送装置の上面に設けられた上面排紙
    台に反転して排紙する反転経路を有し、 前記ジャム解除手段は、前記第1および第2ジャム検知
    手段からの検知情報に基づいて反転返送経路または反転
    経路上で原稿のジャムが発生したとき、前記開閉カバー
    検知手段からの検知情報に基づいてジャム解除信号を発
    生させることを特徴とする請求項1または2記載の自動
    原稿搬送装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1243982A2 (en) * 2001-03-21 2002-09-25 Ricoh Company, Ltd. Automatic document feeder and image forming apparatus including the same
JP2012030945A (ja) * 2010-07-30 2012-02-16 Brother Industries Ltd 用紙搬送装置及び画像読取装置

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