JP3058486B2 - 文書給紙装置 - Google Patents

文書給紙装置

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JP3058486B2
JP3058486B2 JP3204438A JP20443891A JP3058486B2 JP 3058486 B2 JP3058486 B2 JP 3058486B2 JP 3204438 A JP3204438 A JP 3204438A JP 20443891 A JP20443891 A JP 20443891A JP 3058486 B2 JP3058486 B2 JP 3058486B2
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    • GPHYSICS
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  • Manual Feeding Of Sheets (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】ここに開示されるものは、用紙が手動で挿
入される用紙処理装置、特にコピー機又は電子的画像ス
キャナのような文書画像作成システムのための半自動式
又は自動の文書給紙装置における改良である。
【0002】開示されるシステムは、オペレータが文書
を解放してしまう前に警告なしで或いは十分な位置合わ
せの時間なしで文書が効果的に把持されてオペレータか
ら引き離され得るが、それでもなお文書給紙装置の中へ
手動で挿入される先行技術のシステムに関して、改良さ
れた扱い易さを提供し、給紙ミス、ジャム又はゆがみの
低減を提供するように意図されている。そのようなこと
は、オペレータを戸惑わせ得るものであり、文書を装置
の中へ挿入することについてオペレータを神経質にさせ
てしまうかも知れない。手動で装填される先行技術の文
書処理システムは、特に文書が警告なしで或いは制限時
間の周期の後で又は表示器のディスプレイが点灯した後
でのみ把持され給紙されることをオペレータが心配して
いる場合には、入力区域即ち装填区域内における文書用
紙の位置決めミスに関して問題があるという傾向をも有
する。
【0003】ここでは、文書が先ず入力装置内に位置決
めされたことを文書入力センサが表示した後に準備され
る第1の時間遅延の後までは手動で挿入され給紙された
文書が把持され挾まれることのない文書処理装置のため
の好適な制御シーケンスが具体例として開示されてい
る。そして、第1の時間周期が過ぎた後、文書は給紙の
ために把持されるが、好ましくは小さな力で把持され、
第2の時間周期が実際の文書給紙の前における同じよう
なもう1つの計時機構として始動される。この第2の時
間周期に続いて、文書は、文書処理装置によって入力区
域から画像形成その他の所望の位置へ自動的に給紙され
る。このシステムの全体は、文書入力区域又は給紙ニッ
プ区域の中において事前に不適切に位置決めされたか又
は不適切に把持された文書がオペレータによって文書の
損傷なしに取り除かれることを許容し、ジャムあるいは
故障修復手順の必要性をも回避することになる。
【0004】この例示的に開示されるシステムは、文書
の給紙が文書用紙を内部へ挿入することによって自動的
に始動され、即ち文書を画像形成位置へ給紙するために
オペレータが独立したボタンまたはスイッチを押し込む
ことを必ずしも要求しないが、特にコンピュータ用紙の
ような大きな文書のために準備され得るスイッチを入れ
ることによっても始動される周知の形式の文書処理装置
又は給紙装置用のものとして特に適している。
【0005】以下に説明される具体例における更なる好
ましい特徴として、用紙の完全でゆがみのない挿入を促
進するために、用紙挿入の検出に続く表示器ランプその
他の信号の点灯の前にもう1つの時間遅延が準備され得
る。この後には、オペレータが挿入された用紙を再び位
置合わせするか又は取り除くことを必要とするか又は要
望する場合に、給紙ニップが用紙を把持して用紙の上に
閉じる前における試みられた用紙挿入に関するオペレー
タに対するこの視認可能な表示に続いて前述の第2の時
間遅延が続けられることが可能である。
【0006】後続の実施例において示されるように本開
示のシステムは、必要に応じて、デュアルモード式の文
書再循環処理装置(RDH)の選択的な半自動式文書処
理装置(SADHスロットとして一般的に周知である)
においても利用され得る。このようなSADHシステム
は、本文の引例においても開示されるように周知のもの
である。
【0007】本文では一般的な従来通りの用紙が第1に
言及されたが、本文において準備される手動文書挿入に
おける改良は、普通紙ではなく原稿であるコンピュータ
用紙即ち折畳みウェブ(CF)の初期装填のためにも利
用され得る。CFウェブは、把持された後、オペレータ
によって手動で挿入され解放され得るので、入力区域か
ら落ちてしまうことはない。特に、本開示のシステム
は、コンピュータ用紙ウェブのくわえはし区域の挿入及
びその後の保持における改良を提供することが可能であ
る。これは、CF文書の装填におけるオペレータのフラ
ストレーションを低減させ得ることになる。
【0008】先行技術において示されているように、ゼ
ログラフィ式その他のコピー機及び文書画像形成装置
は、速度が上昇して、より自動的なものになると、画像
形成されるべき複数の文書用紙の高速なだけではなくよ
り確実でより自動的な処理即ち画像形成装置及び/又は
コピー機への入力を準備することが益々重要になる。
【0009】従来型の光学的(電子的ではない画像形
成)コピー機の文書処理装置の一部としても有用なもの
であるが、本文において開示されるように、本開示のシ
ステムは、文書組を電子的画像形成のために給紙するシ
ステムにおいても好適に使用され得る。本開示の例示的
な文書処理装置又は文書給紙装置は、本文において開示
されるように、従来型の光学的レンズ式コピー機用のも
のとして周知である僅かな制御機能の修正のみを備えた
所望の周知の形式のものであることも望み通りに可能で
あるが、ここでは電子的な文書スキャナ式の画像形成シ
ステムと共に示されている。
【0010】そのような電子的文書画像形成印刷システ
ムの具体例は、ラウルケ(Rourke)らに対して1988
年7月12日に発行されたゼロックスコーポレイション
の米国特許第4,757,348号と、同様に出願され
て1987年12月29日に発行された米国特許第4,
716,438号において開示されている。それは、必
要に応じて、本システムと両立して使用され得るもので
ある。プラテン走査電子画像形成システムそれ自体につ
いてのその他の多くの具体例の中では、ゼロックスコー
ポレイションの米国特許第4,295,167号又は関
連する米国特許第4,287,536号が挙げられる。
コピー及び画像形成という用語は、この特定の場合にお
いては相互に交換可能に使用される。
【0011】ここでは、具体例として周知のデュアル入
力型のRDH即ちRDH/SADHが開示されている。
RDH/SADHは、頂部文書装填トレイ式の再循環文
書処理装置(RDH)モードと、半自動式の文書処理装
置(SADH)の単一方向文書入力を準備する一体的な
選択面の文書入口即ちSADHスロットとを備えた周知
の形式の文書処理装置に関する一般的な略語である。本
開示のRDHシステムは、文書がいずれの送り込み位置
からも画像形成プラテン上に自動的に或いは半自動的に
給紙されることを許容する。関連する特許の具体例が、
以下に引用される。しかし、これは単に例示的なもので
あり、本発明は、再循環文書処理装置又は一般的なトレ
イ再スタック式の文書処理装置又は文書給紙装置に限定
されるものではない。
【0012】また本件主題の装置の固有のハードウェア
要素に関しては、通常の場合と同様に、様々なそのよう
な特殊なハードウェア要素は、本文に引用された技術に
おいて示されるものを包含して、その他の装置又は用途
において本質的に周知であるので、ここで再び説明され
る必要がない。特に敢えて具体例として開示される文書
処理システムは、ピンクニー(Pinkney) 及びサンチェス
(Sanchez) に対して1986年4月1日に発行されたゼ
ロックスコーポレイションの米国特許第4,579,4
44号(D/84074)及び/又はその中で引用され
たその他のRDH技術である。前記4,579,444
号特許(又は類似の第4,621,801号)は、開示
される文書処理装置及びプラテンの特殊な実施例の一般
的な性質を示すものとして関連する適当な背景技術であ
る。先行技術の再循環文書処理装置のその他の幾つかの
具体例が、R.B.サハイ(R. B. Sahay)に対して19
81年7月14日に発行された第4,278,344
号、T.J.ハムリン(T. J. Hamlin)に対して198
1年6月2日に発行された第4,270,746号、及
びM.G.レイド(M. G. Reid)らに対して1978年
2月28日に発行された第4,076,408号という
各々の米国特許において開示されている。同様に、第
4,176,945号、第4,330,197号、第
4,466,733号及び第4,428,667号とい
う各々の米国特許においても開示されている。
【0013】M.G.レイドらに対して1978年2月
28日に発行された前記の米国特許第4,076,40
8号は、トレイ内の文書の存在(装填)又は不在を検出
する文書トレイ内における独立した光学的エミッタ/検
出器149,151をも包含している。同様の開示は、
J.L.コニン(J. L. Connin)に対して1978年7
月11日に発行された第4,099,860号にも存在
している。更に典型的には、そのような文書トレイの
「文書存在」センサは従来型の一体的なコーナー底部の
光ビームセンサユニットであり、トレイ底部の僅かに上
の位置決め側壁における光発信器が光ビームをトレイ底
部内における隣接する受信器即ちセンサの中へ或る角度
をなして下向きに発信し、この光ビームがトレイ底部上
に存在するトレイ内の文書用紙(例え1枚であっても)
によって妨げられるのである。しかし、これまで、この
「文書存在」センサの情報は、通常は、コピー機のコン
トローラに対して、操作のRDHトレイ・モードが使用
中であるか又はジャムの解除にあって即ち除去されるべ
き文書が存在して文書トレイ内にその他のものが再装填
されていることを知らせるために使用されていた。
【0014】文書の給紙位置決め及び手動入力の検出に
おける背景技術として特に関連するものとして、ガウロ
ンスキー(Gauronski) らに対するゼロックスコーポレイ
ションの米国特許第4,132,401号(D/750
72Q)が挙げられる。
【0015】更に、予備的な特許付与性の調査が、以下
のコメント(これらは出願人又はその代理人によるコメ
ントではない)を付けて以下のような引例を挙げること
になった。
【0016】ニシカワ(Nishikawa)に対する米国特許第
4,548,401号は、用紙補給段階の後で直ちに動
作不能となる給紙ローラ又は給紙ベルト機構を含む装置
を開示している。ユーザーが用紙の位置と姿勢を修正す
ることができる時間の余裕の後で給紙操作を始動させる
ための手段が準備される。
【0017】ゼロックスコーポレイションに譲渡された
クロージング(Clausing)に対する米国特許第4,56
1,644号は、用紙が減速ニップに到達したときスタ
ックから給紙された用紙の前端を検出して、フレームに
接続されたアクチュエータを引っ張ることになり、それ
によって給紙手段を再び釣り合わせるようにしたセンサ
を含んだ装置を開示している。スタックの垂直力は、用
紙がスタックから連続して給紙されている間は低減され
る。センサが所定時間の間だけ用紙を検出しない場合、
スタックの垂直力が、高いレベルに維持されて、給紙手
順が停止されることになる。第1節の59行から68行
を参照。
【0018】ボスナー(Bothner) に対する米国特許第
4,568,075号は、位置決め部分が通路に沿って
移動する用紙を位置決め場所において捕えて停止させる
ことになる第1位置を含んだ用紙位置決め把持装置を開
示している。この段階の間、用紙把持部分及び用紙案内
部分は動作不能である。更に、用紙把持部分が位置決め
された用紙を位置決め場所に固定することになる第2位
置も準備される。更になお、把持部分が位置決めされた
用紙を解放して用紙案内部分が下向きに移動する用紙を
案内することになる第3位置も準備される。
【0019】クラッペネッカー(Klappenecker)らに対す
る米国特許第3,981,493号は、文書をスタック
からセンサによって決定される待機位置へ供給する引出
し機構を含んだ装置を開示している。制御回路に呼出信
号が送られるときにのみ、文書は引出し機構によって待
機位置から給紙機構の把持帯域の中へ前送りされる。第
1節の66行から第2節の3行を参照。
【0020】ピアット(Piatt) らに対する米国特許第
4,728,966号は、所定のスタート位置における
前方端部を検出する第1の検出器と、係合状態を検出す
る第2の検出器と、印刷通路内における文書の状態を検
出する第3の検出器と、検出器の信号を受信して故障状
態を判断する制御システムとを含んだ装置を開示してい
る。第1節の60行から68行を参照。
【0021】本文の説明において、「文書」又は「用
紙」という用語は、紙又はプラスチックその他の従来通
りの個別的な画像基質からなる普通の薄葉シートを指示
するものであり、概ね遥かに容易に処理されることにな
るマイクロフィルムや電子的な画像を指すものではな
い。「文書」とは、画像形成される用紙、即ちコピー機
において「コピー」と省略され得る「コピー用紙」の表
面にコピーされることになる用紙(原稿又は先行するコ
ピー)である。例え実際のページ順ではなくても、或る
所望の関連した配列において一団として画像形成される
複数枚の文書、又はそれらのコピーは、「組」と呼ばれ
る。「両面」文書とは、「片面」即ち1面のみが画像形
成される文書に対立するものとして、両方の面にコピー
されることが望まれる用紙である。
【0022】本願の第一の発明の特徴は、文書を手動で
挿入、すなわち、手差しし、且つ、解放、すなわち、取
り出しできる文書入力区域を備え、この文書入力区域内
には手差しした文書を検出する文書センサを備えてお
り、さらに、手差しした文書を自動的に取り出す取り出
しゲート手段と、このゲートの上流側に手差しした文書
がゲートの位置まで挿入できるように当初は相互に離れ
て配置された複数の供給ローラによって形成されてお
り、手差しした文書の前記センサーによる検知に応答し
て供給ローラが閉じて自動的に作動するようになったニ
ップ手段と、前記複数の供給ローラの中の1つを回転駆
動し、前記文書を給紙するための自動作動手段を有する
文書給紙装置において、前記文書センサによる手差し文
書の検出と前記ニップ手段の自動給紙作動開始との間に
第1の時間遅延周期を準備、すなわち、設定する制御手
段が設けられており、前記制御手段には、さらに、前記
ニップ手段の作動と前記文書を自動的に給紙する手段の
作動との間に第2の時間遅延周期が準備、すなわち、設
定されており、前記の手差し文書を自動的に把持するた
めのニップ手段の当初の把持力を十分に弱くして、手差
しした文書が、何等の損傷を受けることなしに、前記第
2の時間遅延周期の間に取り除くことができるようにし
て、オペレータが文書を安心して手差し作業ができるよ
うになった点にある。
【0023】本文に開示される更なる固有の特徴は、以
下からなるものを個別的に或いは組合せて包含するもの
であり、前記文書給紙装置は前記文書センサによる前記
手動文書挿入の検出を表示する自動的に作動可能なオペ
レータ用ディスプレイを包含するものであり、及び、前
記制御手段は前記文書センサによる前記手動で挿入され
た文書の前記検出と前記オペレータ用ディスプレイの前
記自動的な作動との間に所定の時間遅延を準備するもの
であり、及び/又は、給紙ニップ内において前記手動で
挿入された文書を自動的に把持する前記把持可能な給紙
ニップ手段は前記第2の時間遅延周期の間において文書
の損傷なしに手動による文書の引き出しを許容するに足
る十分に小さな限定された初期ニップ力によって前記文
書を把持するようにしたことから構成される。
【0024】本文に開示される更なる固有の特徴は、以
下からなるものを個別的に或いは組合せて包含するもの
であり、文書が初めは手動で文書入力区域内へ挿入され
て解放され得る文書給紙の方法であって、文書は文書セ
ンサによって前記文書入力区域内において検出され、次
に前記文書は前記文書検出に応じて自動的に作動される
文書給紙ニップ内において自動的に把持され、続いて前
記文書は自動的に給紙されるようにした前記文書給紙方
法において、前記文書センサによる前記手動で挿入され
た文書の前記検出と前記給紙ニップ内における前記文書
の前記自動的な把持との間に第1の時間遅延周期を準備
し、前記給紙ニップ内における前記文書の前記自動的な
把持と前記文書の前記自動的な給紙との間に第2の時間
遅延周期を更に準備することとを含み、文書の改良され
たオペレータ文書手動挿入機構を準備して促進するとい
う改良であり、及び/又は、前記文書検出は前記文書デ
ィスプレイの後で前記文書センサによる前記手動で挿入
された文書の前記検出を表示するオペレータ用ディスプ
レイを自動的に作動させ、及び/又は、前記自動的な把
持ニップの前記文書給紙装置は前記第2の時間遅延周期
の間において文書の損傷なしに手動による文書の引き出
しを許容するに足る十分に小さな限定された初期ニップ
力によって前記文書を把持することから構成される。
【0025】もう1つの(代替的オプション)開示され
る特徴は、文書が初めは手動で挿入され得る文書給紙装
置であって、前記文書の挿入の検出を表示する作動可能
なオペレータ用ディスプレイと効果的に接続される文書
センサを有し、前記文書を後で自動的に給紙するために
前記手動で挿入された文書を給紙ニップ内において自動
的に把持する手段を更に包含する前記文書給紙装置にお
いて、前記手動で挿入された文書の前記検出と前記オペ
レータ用ディスプレイの前記作動との間に第1の時間遅
延を準備する制御手段を含み、前記制御手段は、前記給
紙ニップの前記自動的な把持の前における前記オペレー
タ用ディスプレイの前記作動の後に第2の時間遅延を更
に準備し、これによりオペレータによる文書の解放の前
に適切なオペレータの文書挿入のための十分な時間を準
備するという改良を提供することにある。
【0026】本開示の装置は、従来型の制御システムに
よって従来通りの様式において容易に操作され制御され
得るものである。用紙を検出するスイッチ及びセンサ等
を包含する文書処理装置を備えた様々な先行技術のコピ
ー機の制御システムの補足的な具体例が、第4,05
4,380号、第4,062,061号、第4,07
6,408号、第4,078,787号、第4,09
9,860号、第4,125,325号、第4,13
2,401号、第4,144,550号、第4,15
8,500号、第4,176,945号、第4,17
9,215号、第4,229,101号、第4,27
8,344号、第4,284,270号及び第4,47
5,156号という各々の米国特許において開示されて
いる。そのような制御機能及び制御論理を従来型のマイ
クロプロセッサに対する従来通りのソフトウェアの命令
によってプログラムして実行することは、概ね周知であ
り、望ましいことでもある。このことは、上記特許及び
その他の特許及び様々な市販のコピー機によって教示さ
れている。そのようなソフトウェアは、当然ながら、利
用される特定の機能、特定のソフトウェアシステム、及
び特定のマイクロプロセッサ又はマイクロコンピュータ
システムに依存して変化するが、当該応用分野における
熟練者によれば、過度の実験作業なくして、本文におい
て提示されたような逐語的な機能の説明、或いはソフト
ウェア及びコンピュータ技術における一般的な知識と共
に慣例的であるそれらの機能に関する従来の知識によっ
て適用され得るものであり容易にプログラムされ得るこ
とになる。コントローラは、その他の様々な周知である
か又は適当である配線による論理即ちスイッチング・シ
ステムを利用することによっても代替的に準備され得
る。上に引用した技術においても示されたように、コピ
ー機における例示的な文書及びコピー用紙処理システム
の制御は、簡単なプログラムされた命令に直接的又は間
接的に応じたコピー機のコントローラからの信号によっ
て、更に、コピー機のオペレータによる従来通りのコピ
ー機スイッチ入力の選択的な作動又は非作動からの信号
によって、それらを従来通りに作動させることによって
達成され得る。その結果としてのコントローラの信号
は、選択されたステップ又はプログラムされたような順
序において、コピー機における様々な従来型の電気的ソ
レノイド又はカム制御される用紙偏向器のフィンガ、モ
ータ、又はクラッチを従来通りに作動させ得ることにな
る。コントローラに連結される従来型の用紙通路セン
サ、スイッチ及び紙押えバーが、当該分野において周知
であるように、更に上記特許及びその他の特許及び製品
においても教示されるように、文書及びコピー用紙の位
置を検出して時間調節するために利用され得る。周知の
コピーシステムは、そのような計数及び調時のための接
続スイッチ及びセンサを備えたそのような従来通りのマ
イクロプロセッサ制御回路を利用し、それによって文書
及びコピー用紙供給装置及び逆転器等の運転を制御する
ことになる。
【0027】本明細書において引用される総ての引例及
びそれらの引例は、補足的又は代替的な細部、特徴及び
/又は技術的背景に関する適切な教示として適当である
場合には、本文に引例として組み込まれるものとする。
【0028】文書の挿入に対して開閉する自動的なニッ
プを備えた摩擦的な文書給紙装置のもう1つの具体例
は、スティーブンA.ゲプハート(StevenA. Gebhart)
らに対して1984年12月4日に発行されたゼロック
スコーポレイションの米国特許第4,485,949号
(D/82091)である。様々な上述の特徴及び更な
る特徴及び利点は、特許請求の範囲ばかりでなく、以下
の具体例において説明される特定の装置及びその機能か
らも明らかになるであろう。従って、本発明は、図面
(ほぼ一定の縮尺による)を包含している実施例の記述
から、更に明瞭に理解されるであろう。
【0029】図1は、1例としてユーザーに好都合な(u
ser-friendly) 手動文書挿入支援制御システムをSAD
H入力装置に備えた例示的なデュアルモードRDH/S
ADH文書処理装置を示している、本発明のシステムの
1実施例の概略的な正面図である。
【0030】図2は、図1の実施例の部分的な拡大図で
ある。
【0031】図3は、オペレータによる文書の除去及び
遅延される把持というオプションを介在させている2つ
の連続的な文書の装填に関する、上記の例示的なシステ
ムについての例示的なタイミング図である。
【0032】ここで、図面を参照して例示的な実施例を
更に詳細に説明すると、本開示の制御システム90は、
本件主題の文書検出及び制御システムと共に使用されお
よび/又はそれによって制御される文書処理装置の1例
として示された再循環文書処理装置20を備えた、例示
的な一体式の文書処理及び画像形成システム即ちコピー
システム10の一部として示されている。
【0033】RDH20は、概ね従来型のものであって
も構わず、いかなる従来型のコピー機即ち画像形成装置
に対してもその一部として装着され得る。更に、本シス
テム90は、多くのその他の給紙システムにも適用され
得るものであり、これは単なる1例に過ぎないのであ
る。更なる例示的な詳細は、上に引用した引例及びその
他の引例において説明されているので、ここで敢えて繰
り返す必要はない。
【0034】その他の点では従来型のこのデュアルモー
ド文書用紙処理装置20は一方のモードにおいて事前照
合コピーに関連して使用され得るものであり、個々の薄
い文書用紙のスタック14は、示されているように両方
ともスタック14の前部即ち下流端部に隣接しているよ
うにしたエアナイフによって支援される真空ベルト又は
その他の個々の用紙出力給紙装置17によってスタック
14の底部から順次給紙されるように、再スタックトレ
イ16の概ね水平で平面状の底面に装填される。各々の
用紙は、コピー機のプラテンから送り出されてコピーさ
れた後、用紙をスタックの後部からスタック14の頂部
に戻るように送って、解放し、位置合わせ端部ガイドの
間においてスタックの頂部に降ろすことによって再度積
重ねるようにした再スタック給紙装置即ち搬送機構を介
して送り返される。従って、文書用紙は、しばしば望ま
れるように同じ順番において連続的に再循環され得るの
である。
【0035】しかし、本開示のデュアルモード文書位置
決め式の文書処理装置20は、本件主題の具体例におい
て示された手動で挿入される文書のための運転モード及
び特殊な異なったSADH入力装置22をも有する。こ
の入力装置は、コンピュータ用紙ウェブ(CF)及び例
えば11インチ×17インチ(28cm×43.2c
m)即ちA3文書というような大きい文書を収容するこ
とも可能である。この文書処理装置即ち給紙装置20に
おいて、手動で挿入される単独の文書はオペレータによ
って初めに文書処理装置20の選択面入口即ちSADH
スロット22の中へ送り込まれることが望ましく、これ
に対して、普通サイズの文書はそこへも挿入され得る
が、より一般的には頂部即ちRDHスタックトレイ21
の中に積重ねられることになる。しかし、これは単なる
例示的なものであり、本発明は文書処理装置又は文書給
紙装置のいかなる特定の形式にも限定されるものではな
い。
【0036】示されている例示的な文書処理装置20
は、上に引用した1986年4月1日に発行されたゼロ
ックスの米国特許第4,579,444号において示さ
れたものと非常に良く似たデュアル入力RDH/SAD
H装置であるが、その図1には、ここでの図1に対して
逆転された鏡像又は後部図面が示されている。従って、
その例示的な側面即ちSADH入口22を包含するこの
RDH/SADH20は、本文において説明される新規
な特徴に関するものを除けば、基本的にはその特許にお
いて説明されたようなものであり得る。同様に、RDH
/SADH20及びその駆動機構及びセンサは、本文に
おいて更に説明されるようにプログラムされる従来型の
プログラマブルコントローラ100に対して概ね従来通
りに接続され、それによって制御されるのである。
【0037】通常は、引用された技術及びその他の技術
において説明されたように、一旦、文書が初めにSAD
H文書入力区域22の中に装填されてしまうと、自動的
な給紙ニップの閉鎖があり、その後、この選択的なSA
DH文書入口22通路は、文書をそこからプラテン搬送
ベルト24の上流端部及び送り込み位置25におけるプ
ラテン30上へ自動的に給紙することになる。
【0038】この文書送り込み位置25の直ぐ上流に
は、ここでは、もう1つの従来型の文書端部光学センサ
29(引用した第4,579,444号における参照番
号31に対応する)が存在している。[この特定のRD
H20では、好ましくはソレノイド28によって持ち上
げ可能である、下敷きとなる旋回可能な送り込み区域の
光反射バッフル26が、プラテンの上流端部30aから
送り込み位置25まで延在する区域においてプラテン3
0の上に接近して載置される。]
【0039】本開示の電子的な文書画像形成システム1
1は、従来型の光レンズ画像形成システムの代わりに利
用され得るものであり、後続するか又は一体的な印刷機
のために電子的な文書の画像形成を行うことになる。電
子的な光学的走査システム11が、画像形成プラテン3
0の上の文書画像を読み取る。ここでは図1において概
略的に示されるように、例示的な電子的画像走査システ
ム11は、典型的な水平の光学的走査キャリッジの上に
装着されて往復運動可能に駆動され得るスキャナ40に
よるプラテン30の下からの走査を準備されることが可
能である。電子的画像走査システム11は、ここでは、
プラテン30の上部表面に取付けられ得るいかなるサイ
ズの文書をも画像形成できるように、端部30aから端
部30bまで(運動の矢印を参照)のプラテン30の全
長即ち区域全体に渡る走査を提供している。慣例的に、
文書照射ランプ及び反射鏡光源は、同じ走査キャリッジ
上に配置され得る。
【0040】電子的な画像形成部材40は、従来型の画
像形成バー又は走査ヘッドCCDセンサアレイであり得
る。このような文書画像の電子的なデジタル化は、一体
的か又は分離したデジタル式のコピー、印刷、ファクシ
ミリ送信、及び/又はその他のデジタル画像処理、画質
向上、及び/又は操作性に関連して周知のものである。
これは、「EFE」即ち「電子的フロントエンド(elect
ronic front end)」と呼ばれることがある。上に引用し
た具体例には、第4,757,348号、第4,29
5,167号及び第4,287,536号という各々の
ゼロックスコーポレイションの米国特許が包含されてい
た。電子的な画像走査は、例えばG.ダリ(G. Dali) に
対して1979年4月24日に発行されたイーストマン
・コダック(Eastman Kodak) の米国特許第4,150,
873号及びゼロックスコーポレイションの米国特許第
4,205,350号から理解されるように、両方向の
ものであり得る。更に、様々な電子的バッファ及びペー
ジ照合システムも、上に引用した引例、第4,099,
254号又は第4,213,694号という各々のIB
Mコーポレイションの米国特許、イーストマン・コダッ
クのカナダ特許第1,086,231号又は英国特許第
1,531,401号及びゼロックスコーポレイション
の「1200」印刷機及び「9700」印刷機等におい
て開示されているように、EFEに対して接続されるか
又はその一部として形成され得る。
【0041】文書処理装置20によれば、普通サイズの
文書は、サーボ駆動されるノンスリップ式のプラテン搬
送ベルト24によって、概ね従来通りの様式において、
プラテン30上における全くの単一方向に、給紙され、
位置決めされ、排出される。従って、自動的に給紙され
る普通サイズの文書は、バッフル26から下流におい
て、プラテン搬送ベルト24の下における位置決め個所
に全体が位置決めされることになる。
【0042】しかし、この特定の文書処理装置20によ
ると、大きな特大文書(だけ)は、先ず同じ様式及び方
向においてプラテン30の上に給紙されるが、続いて、
送り込まれるときに特大であることを検出されるのに応
じて、自動的に異なって処理されることになる。大きな
文書の給紙は、大きな文書の下流区域即ち前端区域がプ
ラテンの下流端部30bを通り過ぎて給紙されるまで
(その結果、文書の前端区域は文書出口即ちプラテン通
過後の排出区域31の中へ効果的に簡単に進入する)継
続するのである。この時点において、特大文書の尾端
は、上流文書端部センサ29及びバッフル26の下流端
部26bを通り過ぎて、送り込み位置25を通過中であ
るので、当該文書の長さ及び特大であるという性質はコ
ピー機のコントローラ100によって認知されることに
なる。特大文書には、送り込み位置25から出て行く送
り込み個所において、プラテン30の下流端部30bを
越えて延在する部分を有し、普通の文書として処理され
るならばそのままで画像形成されてしまうことになるい
かなる文書も包含される。その特大であるという情報に
応じて、文書プラテン搬送機構は自動的に逆転され(但
し、前進速度より遥かに遅い後退速度において操作され
ることが望ましい)、文書は上流プラテン端部30aに
対して位置決めされた所望のコピー位置へ「後退」させ
られる。大きな文書のコピー位置への文書後退運動は、
大きな文書の尾端区域を、送り込みバッフル26の下に
おいて、プラテンの上流端部30aに向かって戻るよう
に移動させる。文書のこの後退、及び本文において説明
されたようなソレノイド28による下流端部26bにお
けるバッフル26の調整される持ち上げは、特大である
と検出された文書に関してのみ自動的に行われる。総て
の文書は、入力区域25に通じている通常のSADH入
力通路案内バッフル又はRDH入力通路案内バッフルを
介してプラテン30の上へ給紙されることになり、それ
らのバッフルは示されているようにバッフル26の上に
配されている。
【0043】この具体例において、ソレノイド28はバ
ッフル26の上流端部26aに連結されており、ソレノ
イド28の作動によるバッフル26の水平下流方向運動
はバッフル26の下流リップ26bをプラテン30から
引き離してプラテン搬送ベルト24下段の平面の上に持
ち上げる。その持ち上げられた位置において、バッフル
・リップ26b及び連動する(ここでは傾斜される)バ
ッフル26の下側表面は、実質的に剥離ゲートないし偏
向器となって、ここでは後退運動されている大きな文書
の先行する尾端がバッフル26の上ではなく下において
後退することを保証するのである。
【0044】ソレノイド28が作動されていないとき、
バッフル26は、実質的にプラテンの平面に降ろされる
ことによって、プラテン30の上に直接的に載置される
その通常の略水平位置へ引き下げられ降下している。バ
ッフル26の下側表面は、通常は、ソレノイド28が解
放されているとき重力によってプラテン30の上部表面
に対して直接的に平面状に載置されることを許容されて
いることが望ましいものであり、即ち、ここでは、普通
の文書ばかりでなく大きな文書の入力通路もバッフル2
6の頂部の上にあって、先に述べたようにバッフルがそ
の降下位置にあることが望ましいのである。普通サイズ
の文書の場合には、ソレノイド28は作動される必要が
全くないので、バッフル26は、それが常に覆っている
プラテンの区域の頂部に対して直接に平坦に降ろされた
まま留まっていることが可能である。
【0045】本発明の固有のシステム90に関して開示
された具体例に注目すると、本システム90には、コン
トローラ100に対して接続されたSADH文書入力存
在センサ80が包含される。同様に、センサ80によっ
て活性化されるディスプレイ・ランプ82も包含され
る。センサ80は、ソレノイド把持可能な給紙ローラ8
6のクランプ即ちニップ84内に位置するためには十分
なほどにSADH文書入力区域22の内部において初め
に大雑把に位置合わせされゆがみ補正された文書端部区
域によって活性化されるように配置され、コントローラ
100によっても制御されることになる。
【0046】本開示の実施例90は、特に文書が用紙給
紙装置86へ完全に委ねられる前におけるニップ84の
把持作用の前に所定の時間が経過することを許容するよ
うにして、文書処理装置20の閉鎖運転及び給紙運転を
行うニップ84を制御する標準的アルゴリズムの修正を
準備している。これが、必要に応じて、無理なく文書に
損傷を与えることもなく、文書を取り除き或いは再度位
置合わせするためのオプション及び時間周期をオペレー
タに提供することになる。クランプ作用84の遅延に加
えて、文書が挿入されたことを示す従来型のオペレータ
LED又は後のランプ82その他の信号もまた遅延さ
れ、オペレータによる文書の完全な手動挿入及びゆがみ
補正を許容して促進するように為すことも望まれる。こ
の手動による初期の位置合わせ及びゆがみ補正は、周知
のように、文書給紙装置内における位置決めゲート即ち
位置決め線への文書の前端の十分な挿入に加えて、横方
向側面端部ガイドに対しても為されることが可能であ
り、給紙ローラ(又はベルト)86のニップ84が文書
と係合するように閉じられた後の確実な給紙を保証する
ことになる。クランプ作用と呼ばれるものは、第1の給
紙ニップ84の単独の閉鎖であっても良いが、特に1枚
以上の文書が1度に装填される場合、即ち個別の文書で
はなく文書のスタックが文書給紙装置に装填されるとき
には、更に、垂直力紙押え又はパッドその他の部材の文
書用紙に対する閉鎖を包含することも可能である。
【0047】図示されたSADH入力装置即ちバイパス
・スロット22には、文書が初めに手動で予め位置決め
された後、文書の前端区域を効果的に「把持」する従来
型の入力給紙ニップ84が包含される。その後、文書
は、従来型の適切なクラッチ及び給紙ローラ86を駆動
する駆動モータを使用してシステムの中へ前送りされ
る。
【0048】慣例的には、この入力給紙ニップは文書が
入力区域内の従来型のセンサによって「確認」された後
で閉じられ、その後、文書は直ちに給紙されることにな
る。慣例的には、一旦このニップが閉じられると、その
後オペレータに文書を取り出すチャンスは与えられな
い。即ち、例えオペレータが入力スロット内における文
書の位置決め又はそのプロセスに関連して起こり得るそ
の他の問題に満足できない場合であっても、或いはその
他の理由で単に文書を取り出そうと決心しても、それは
間に合わないことになり、用紙通路に委ねられた文書に
は、その拘束を中断させるための簡単な方法がないので
ある。即ち、従来、文書は初期のニップ閉鎖プロセスの
時点において拘束され、文書の取出し、改めての挿入、
又は手動による更なる押込みに関するいかなる試みも、
その時点の後は、文書の上に閉じられたままのニップの
故に、文書に損傷をもたらすかも知れなかったのであ
る。このようなこと、即ちオペレータが文書を抑え続け
て給紙に抵抗することは、文書処理障害(ジャム信号)
に通じ得ることになる。これは、一般的には、その後、
オペレータが相当に面倒であり得る故障修復シナリオ命
令を遂行することを必要とする可能性がある。更に、文
書が自動的な給紙装置によってオペレータの手から強く
引き抜かれるならば、稀には用紙の縁がオペレータの手
を切ってしまうようなことも起こり得るのである。
【0049】これに対して、本システムでは、このSA
DHその他の文書入力装置に対する入力は、ニップ区域
内において不適切に手動で予め位置決めされた文書が文
書の損傷又は故障修復手順の必要性なしにオペレータに
よって取り出され得るという意味において、オペレータ
への遥かに大きな「許容性」をもって為されることが可
能である。
【0050】ニップ力即ち把持力84は、ここでは、例
え重量のあるCF文書の場合であっても文書をスロット
内に保持するに足る十分なものであるが、文書がニップ
区域から強制的に取り除かれる場合も文書の損傷を引き
起こすには足らない程度のものである。
【0051】SADH文書入力装置22のための好適な
制御シーケンスは、以下の通りである。文書は、入力セ
ンサ80が初めにSADH即ちバイパス・スロット22
入力装置の中に大雑把に位置決めされた文書を確認する
まで、所定の時間周期の間は把持されない。この第1の
時間周期が終了すると、文書は把持され、第2の時間周
期(遅延)が開始される。第2の時間周期が経過した
後、文書は、給紙プロセスに委ねられたものと判断され
て、86において自動的に給紙される。しかし、オペレ
ータは、文書の把持とその給紙の間における第2の時間
周期において、上述の比較的小さいニップ把持力の故
に、未だ最小限の労力で文書をニップ区域から取り出し
てその給紙を回避することが可能である。その場合、ニ
ップ区域のセンサは、入力スロット内における文書をも
はや確認しないことになる。ここで、ニップ84は続い
て自動的に解放され、文書捕獲プロセスは文書処理装置
の故障が宣告されることなくリセットされる。オペレー
タは、文書が適切に把持されかつ/又は初めに適切に位
置決めされていることに納得して、給紙のために文書を
解放することを望むまで、そのようなプロセスを必要な
だけ或いは好きなだけ繰り返すことが可能なのである。
【0052】本システムは、装置が信頼性の高いもので
あるというオペレータの認識を高める。実際に給紙しよ
うとする前に文書が適切に位置決めされるという高い蓋
然性の故に、文書給紙の故障の機会は最小限となる。こ
のことは、文書の有効な処理量を増大させ、オペレータ
のフラストレーションを低減させるのである。指摘され
たように、オペレータの大きな融通性及びニップ区域内
の小さな垂直力即ち把持力の故に、即ち、ニップ力が、
オペレータが把持の後も文書を抑え続け、或いは入力装
置から文書を引き戻すことさえしても、文書が損傷され
ない程度に最小限であるので、文書の損傷もまた最小限
となる。
【0053】更に、説明した本システムが、文書の給紙
におけるオペレータの習熟レベルに対して自動的に適合
することも理解され得るであろう。即ち、それは、習熟
したオペレータが文書を迅速に装填して解放することを
許容するが、その一方で文書給紙装置に不馴れな初心者
のオペレータが再給紙又は再装填の試みを好きなだけ利
用することも許容するのである。
【0054】各々の時間遅延が、両方とも、コピー機コ
ントローラ100のクロック・パルス逐次入力を利用す
る、従来通りのバッファにおける簡単なソフトウェア・
カウンタその他のものであり得ることも認識されるであ
ろう。当然ながら、これには、必要に応じて、文書処理
装置それ自体において独立した従来型の時間遅延回路が
備えられることも可能である。本文に説明されたような
ユーザーに好都合な最適の第1及び第2の時間遅延は、
特定の文書給紙装置について実験される「ヒューマン・
ファクター」に基づいて予め選択されることが可能であ
る。それらのセンサ及びディスプレイは、総て従来通り
のものであっても良い。
【0055】用紙が閉じたニップから損傷なしに引き出
され得ることになる比較的小さな力の適切なニップそれ
自体は、様々なその他の出願において周知のものであ
る。代替案には、発泡体ローラ、柔軟なエラストマー、
小さな力即ち小重量で旋回可能な給紙ローラ又は給紙ベ
ルト軸、給紙ローラ軸における摩擦的又は磁気的な小さ
な力で逆転(摺動)可能なクラッチ等が包含される。様
々な給紙装置及び位置決め又は位置合わせのシステム及
び入力センサが、既に引用した特許又は様々なその他の
文書給紙技術において示されている。
【0056】コントローラ100による文書入力センサ
80の出力の「ポーリング」即ち電子的な問合せは、一
定の時間周期の比率で複数回行われることが望ましい。
これは、センサのノイズ即ち外乱異常による誤った読取
り値を回避するためのフィルタとして機能する。
【0057】本文において開示された実施例は好適なも
のであるが、本件の教示からは当該分野における熟練者
によって様々な代替案、修正、変更、又は改良が為され
得ることになり、それらは添付した特許請求の範囲に含
まれるものと意図されていることが認識されるであろ
う。
【図面の簡単な説明】
【図1】 1例としてユーザーに好都合な手動文書挿入
支援制御システムをSADH入力装置に備えた例示的な
デュアルモードRDH/SADH文書処理装置を示して
いる、本発明のシステムの1実施例の概略的な正面図で
ある。
【図2】 図1の実施例の部分的な拡大図である。
【図3】 オペレータによる文書の除去及び遅延される
把持というオプションを介在させている2つの連続的な
文書の装填に関する、上記の例示的なシステムについて
の例示的なタイミング図である。
【符号の説明】
10 コピーシステム、11 電子的画像走査システ
ム、20 再循環文書処理装置(RDH)、21 RD
Hスタックトレイ、22 バイパス・スロット、24
プラテン搬送ベルト、25 送り込み位置(入力区
域)、26 バッフル、28 ソレノイド、29 上流
文書端部センサ、30 プラテン、31 排出区域、4
0 スキャナ、80 センサ、82 ディスプレイ・ラ
ンプ、84 ニップ、86 給紙ローラ、90 制御シ
ステム、100 コントローラ

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文書を手差しし、且つ、給紙する文書の
    入力区域を備えこの文書入力区域内には手差しした文
    書を検出する文書センサを備えており、さらに、手差し
    した文書を自動的に給紙する際の位置決めゲートと、 このゲートの上流側に設けられた、手差しした文書がゲ
    ートの位置まで挿入できるように当初は相互に離れて配
    置された複数の供給ローラによって形成されており、手
    差しした文書の前記センサによる検知に応答してローラ
    が閉じて自動的に把持作動するようになったニップ手段
    と、 前記複数の供給ローラの中の1つを回転駆動し、前記文
    書を給紙するための作動手段を有する文書給紙装置にお
    いて、 前記文書センサによる手差し文書の検出と前記ニップ手
    段による把持作動開始との間に第1の時間遅延周期が設
    定された制御手段が設けられており、 この制御手段には、さらに、前記ニップ手段の把持作動
    開始と前記文書を給紙する手段の作動開始との間に第2
    の時間遅延周期が設定されており、 前記の手差し文書を自動的に把持するための前記ニップ
    手段の当初の把持力を十分に弱くして、手差しした文書
    が、何等の損傷を受けることなしに、前記第2の時間遅
    延周期の間に取り除くことができるようにして、オペレ
    ータが文書を安心して手差し作業ができるようになっ
    いることを特徴とする文書給紙装置。
  2. 【請求項2】 センサによる手差し文書の挿入の検出を
    表示するオペレータ用ディスプレイを有し、 且つ、 制御手段には、センサによる手差し文書の検出とオペレ
    ータ用ディスプレイの作動との間に遅延時間が設定され
    ていることを特徴とする請求項1に記載の文書給紙装
    置。
  3. 【請求項3】 センサが、第2の時間遅延期間の終了の
    前に、文書が挿入されていないことを検出すると、制御
    手段は、次の手差し文書挿入のために、その作働開始が
    自動的にリセットされるものであることを特徴とする請
    求項1に記載の文書給紙装置。
  4. 【請求項4】 文書を手差しで挿入でき、その文書
    は、文書を自動的に給紙 するための位置決めゲートの上
    流側に位置するそれぞれが相対する複数の給紙ローラか
    らなる開放状態のニップ手段を通って、前記ゲートに当
    たって整列されるようになっており、 前記開放状態の前記ニップ手段を通る前記文書の挿入状
    態を表示するオペレータディスプレイと操作的に連結さ
    れたセンサを有し、 手差しした文書を、相対する複数の給紙ローラを接触状
    態にして前記ニップ手段を開状態から閉状態にし、前記
    複数の供給ローラの中の少なくとも一つを回転駆動する
    ことによって文書を供給するために前記ゲートを外す文
    書給紙装置であって、 前記センサによる手差しした文書の検知と前記オペレー
    ディスプレイの操作との間に第1の時間遅延を設定す
    る制御手段を有し、 この制御手段には、前記オペレータディスプレイの操作
    の後であって、且つ、ニップ手段による文書の自動把持
    の前に第2の時間遅延と、前記ローラの回転駆動による
    給紙の前の第3の時間遅延設定されており、 この第3の時間遅延は、前記の手差し文書を自動的に把
    持するためのニップ手段の当初の把持力十分に弱い状
    態で、手差しした文書が、何等の損傷を受けることなし
    に取り除くことができ、オペレータが文書を安心して手
    差し作業ができる充分な時間となるように設定されてい
    ことを特徴とする文書給紙装置。
  5. 【請求項5】 センサが第3の時間遅延の終了の前、
    書が挿入されていないことを示すと、次の文書の手差し
    のために、制御手段による第3の時間遅延の作働は自動
    的にリセットされるものであることを特徴とする請求項
    4に記載の文書給紙装置。
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