JP3888417B2 - 両面原稿搬送装置 - Google Patents

両面原稿搬送装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3888417B2
JP3888417B2 JP2000072421A JP2000072421A JP3888417B2 JP 3888417 B2 JP3888417 B2 JP 3888417B2 JP 2000072421 A JP2000072421 A JP 2000072421A JP 2000072421 A JP2000072421 A JP 2000072421A JP 3888417 B2 JP3888417 B2 JP 3888417B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
document
conveyance path
discharge
original
roll
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000072421A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001253646A (ja
Inventor
康太 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd, Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2000072421A priority Critical patent/JP3888417B2/ja
Publication of JP2001253646A publication Critical patent/JP2001253646A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3888417B2 publication Critical patent/JP3888417B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Conveyance By Endless Belt Conveyors (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機やファクシミリ等の画像形成装置に組み付けられて原稿を自動搬送する原稿搬送装置に係り、特に、両面原稿の生産効率を向上させる上で好適な両面原稿搬送装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来における両面原稿搬送装置としては、両面読取モードを選択した場合、通常、原稿セット部に位置する原稿を原稿読取部に供給し、原稿読取部にて片面(第1面)読取り済みの原稿を反転させた後に再度原稿読取部に供給し、他の片面(第2面)の読取りを行い、その後、両面読取り済みの原稿を排出トレイの原稿排出部に排出するようにしたものがある。
この場合において、両面読取り済みの原稿(第2面読取り後の原稿)については、原稿のページ順序を揃えるために再度反転して排出トレイ上に排出する方式が一般的である(例えば特開平8−123103号公報)。
ここで、両面読取り済みの原稿を反転させる方式としては、原稿読取部の下流側に位置する排出搬送路に反転排出用の原稿パスを設ける態様や、両面読取り済みの原稿を再度反転させた後に原稿読取部へ送り、原稿読取部にて原稿の読取り動作を行わないで、そのまま排出させる態様が既に提供されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前者のタイプにあっては、反転排出用の原稿パス(反転排出搬送路)は、通常排出搬送路から上方側に略C字状に分岐形成されていたので、必然的に、反転排出搬送路の原稿排出口が通常排出搬送路の原稿排出口よりも上方に位置する構造になっていた。
このとき、両面読取り済みの原稿は、反転排出搬送路から排出トレイへと排出されるが、反転排出搬送路から排出された両面読取り済みの原稿が排出トレイに落下する前に、原稿読取部にて次原稿の読取りを開始させてしまうと、次原稿が両面読取りのために通常排出搬送路を移動しながらスイッチバックされる動作過程で、通常排出搬送路から次原稿が排出トレイ側へ一旦突出配置される状態になってしまうため、反転排出搬送路から排出された両面読取り済みの原稿と次原稿とが排出トレイの上方空間で干渉してしまう懸念がある。
このため、反転排出搬送路から排出された前原稿の排出動作が完全に完了(前原稿が排出トレイ上に完全に落下し終わることに相当)するまで、原稿読取部による原稿の読取り動作を待機させることが必要である。
【0004】
また、後者のタイプには、原稿読取部に対して両面読取り済みの原稿を再度反転通過させることから、両面読取り済み原稿が原稿読取部を通過するまで、原稿読取部の上流側で次原稿を更に待機させることが必要である。
このように、いずれのタイプにあっても、前記待機時間は原稿の両面読取りの生産上非常に無駄な時間となり、両面原稿の読取り効率を著しく低下させるという技術的課題につながる。
【0005】
本発明は、以上の技術的課題を解決するためになされたものであって、排出搬送路の構造を工夫することで、排出搬送路から排出される両面読取り済みの原稿と次原稿との干渉を有効に防止し、簡単な構成で両面原稿の生産性を向上させるようにした両面原稿搬送装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、図1に示すように、原稿搬送路1の途中に原稿読取部5を配設し、原稿搬送路1には、原稿読取部5に原稿6を供給する供給搬送路2と、原稿読取部5にて読み取られた原稿6を排出する排出搬送路3と、供給搬送路2及び排出搬送路3間に連通する反転搬送路4とを設けた両面原稿搬送装置であって、原稿セット部7に位置する原稿6を供給搬送路2を通じて原稿読取部5に供給する原稿供給手段8と、原稿読取部5による読取り後の原稿6を排出搬送路3を通じて原稿排出部10に排出する原稿排出手段9と、両面原稿読取モード時に、片面読取り済みの原稿6を排出搬送路3にてスイッチバックさせた後に、反転搬送路4を通じて再び原稿読取部5に反転供給する原稿再供給手段11とを備え、排出搬送路3には、片面読取り済みの原稿6をそのまま排出する通常排出搬送路3aと、この通常排出搬送路3aから分岐し且つ通常排出搬送路3aの原稿排出口よりも下方に原稿排出口が開口する反転排出搬送路3bとを設け、原稿再供給手段11は、両面原稿読取モード時に片面読取り済みの原稿6が通常排出搬送路3aから原稿排出部10へ一時的に突出した状態を経た後に再供給可能とし、原稿排出手段9には、両面原稿読取モード時に両面読取り済みの原稿6が反転排出搬送路3bを通じて反転排出せしめられる反転排出手段9aを具備させたことを特徴とするものである。
【0007】
このような技術的手段において、原稿搬送路1は、供給搬送路2、排出搬送路3及び反転搬送路4を備えた態様を前提とする。
ここで、反転搬送路4は供給搬送路2と排出搬送路3とを連通接続し、かつ、原稿再供給手段11で原稿面が反転せしめられた原稿6を再供給する際に通過する搬送路である。
また、排出搬送路3としては、通常排出搬送路3aとこの通常排出搬送路3aから下方側に分岐する反転排出搬送路3bとを具備し、かつ、反転排出搬送路3bの原稿排出口が通常排出搬送路3aの原稿排出口よりも下方に位置するものであれば適宜選定して差し支えない。
【0008】
更に、原稿供給手段8は、原稿セット部7からの原稿6を原稿読取部5へ供給する機能部材全てを含むものである。
更にまた、原稿排出手段9は、読取り後の原稿6を排出する機能部材全てを含むものである。
特に、本件発明にあっては、原稿排出手段9には、両面原稿読取モード時に原稿6が反転排出搬送路3bを通じて反転排出せしめられる反転排出手段9aを具備することが必要である。
また、原稿再供給手段11は、両面原稿読取モード時に、反転搬送路4を通じて原稿6を反転供給する機能部材全てを含むものであり、例えば原稿供給手段8を構成する機能部材(例えばレジストレーションロールなど)を兼用する態様をも含む。
ここで、原稿再供給手段11としては、排出搬送路3にて片面読取り済みの原稿6がスイッチバックせしめられるスイッチバック手段を具備したものが挙げられる。
【0009】
このような両面原稿搬送装置において、両面原稿読取モード時には、両面原稿搬送装置は以下のように動作する。
すなわち、両面原稿読取モード時には、原稿6は、図1▲1▼〜▲8▼に示すように、供給搬送路2から原稿読取部5を通過し、片面読取りが行われた後、通常排出搬送路3aにてスイッチバックされ、反転搬送路4を通じて反転搬送された後再度原稿読取部5を通過し、他の片面読取りが行われ、しかる後、通常排出搬送路3aから反転排出搬送路3bを経て原稿排出部10へと排出される。
このとき、反転排出搬送路3bの原稿排出口は、通常排出搬送路3aの原稿排出口よりも下方に位置しているため、反転排出搬送路3bの原稿排出口から両面読取り済みの原稿6が排出される際に、例えば原稿読取部5にて片面読取り済みの次原稿が通常排出搬送路3aの原稿排出口から突出配置されたとしても、前原稿と次原稿とが相互に干渉し合うことはない。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいて本発明を詳細に説明する。
図2は本発明が適用された両面原稿搬送装置の実施の一形態を示す。
同図において、両面原稿搬送装置は、図示外の原稿がセットされる原稿セットトレイ20を具備し、この原稿セットトレイ20から原稿が搬送される原稿搬送路21を備え、この原稿搬送路21の途中に原稿読取部(プラテン)15を固定配設したものである。
本実施の形態において、原稿搬送路21は、原稿セットトレイ20から略C字状に延びて原稿読取部15に至る供給搬送路22と、原稿読取部15にて読み取られた原稿を排出する排出搬送路23と、供給搬送路22と排出搬送路23との間に跨って連通接続される反転搬送路24とを備えたものである。
【0011】
特に、本実施の形態において、排出搬送路23は、斜め上方に向かって延びる通常排出搬送路23aと、この通常排出搬送路23aの途中で下方側に向かって略C状に分岐し且つ通常排出搬送路23aの原稿排出口よりも下方に原稿排出口が開口した反転排出搬送路23bとを備えている。
ここで、通常排出搬送路23aの出口付近は、原稿がスイッチバックせしめられるスイッチバック搬送路231として機能するようになっている。
尚、原稿読取部15に対応した部位には、例えばセルフォックレンズ系を介してCCDアレイに結像させる原稿読取デバイスなどが配設されている。
【0012】
また、原稿セットトレイ20の出口付近にはナジャーロール31が配設されており、これは図示外のソレノイドにて上下動自在に支承され且つ下降動作時に図示外の最上位原稿を捌きながら繰り出すようになっている。そして、このナジャーロール31にはナジャーロール31の上下動に連動して開閉するストッパゲート32が設けられている。
更に、ナジャーロール31の下流直後に位置する供給搬送路22にはフィードロール33が配設されると共に、このフィードロール33に対向する部位にはリタードパッド34が配設されており、これらは原稿を一枚ずつ分離するようになっている。
更にまた、フィードロール33の下流側に位置する供給搬送路22にはロール対構成のテイクアウェイロール35が配設されており、このテイクアウェイロール35の下流側には位置決め用のロール対構成のレジストレーションロール(以下、本実施の形態ではレジロールと称する)36が配設されている。
尚、符号26は原稿が停止状態のレジロール36に突き当たった際にループ変形するが、このループ変形を規制するためのガイドである。
【0013】
また、原稿搬送路21の原稿読取部15に対応した部分にはプラテンロール37が配設されており、このプラテンロール37は原稿読取部15に対して原稿を押圧搬送し、原稿の浮き上がりによる読取り不良を防止するようになっている。そして、プラテンロール37の下流側の通常排出搬送路23aにはロール対構成のアウトロール38が配設されている。
更に、反転排出搬送路23bにはロール対構成からなる第1出口ロール39が配設されており、また、スイッチバック搬送路231には正逆回転するロール対構成の第2出口ロール(スイッチバックロール)40が配設されている。
更にまた、通常排出搬送路23a及び反転排出搬送路23bの各原稿排出口に対応した箇所には排出トレイ41が設けられており、排出された原稿が表面(第1面)を下方とするフェースダウン状態にて排出されるようになっている。
また、本実施の形態では、反転搬送路24の途中に原稿を搬送するロール対構成の搬送ロール42(本例では、アウトロール38の駆動ロールを兼用)が配設されている。
【0014】
更に、原稿搬送路21(供給搬送路22,排出搬送路23,反転搬送路24)には原稿位置を確認するための位置センサ61〜67が配設されている。
本実施の形態において、位置センサ61は原稿セットトレイ20に原稿が収容されているか否かを検知するものであり、位置センサ62は原稿の先端がフィードロール33を通過したことを検知するフィードセンサであり、位置センサ63は原稿の先端がレジロール36近傍に到達していることを検知するレジセンサであり、位置センサ64は原稿の先端がアウトロール38近傍に到達していることを検知するアウトセンサであり、位置センサ65,66は原稿が第1出口ロール39あるいは第2出口ロール40近傍に到達していることを検知するものであり、位置センサ67は原稿の先端が反転搬送路24の途中に到達したことを検知するデュープセンサである。
尚、符号68は原稿セットトレイ20上にある原稿のサイズを検知する原稿サイズセンサである。
【0015】
更に、本実施の形態で用いられる両面原稿搬送装置の駆動系を図3及び図4に示す。
図3はフィードモータ71による駆動系であり、フィードモータ71は駆動伝達ベルト72及び駆動ギア列73を介して、フィードロール33、ナジャーロール31及びテイクアウェイロール35に駆動力を伝達するようになっている。
より具体的には、前記駆動ギア列73にはフィードクラッチ74を介してフィードロール33が断続可能に駆動連結され、このフィードロール33に連動してナジャーロール31が分岐ギア列75を介して回転駆動するようになっており、また、前記駆動ギア列73にはテイクアウェイロール35も駆動連結されている。
【0016】
また、図4はCVT(Constant Velocity Transportの略)モータ81による駆動系であり、CVTモータ81は駆動ベルト82を介してレジロール36、アウトロール38及びプラテンロール37に駆動力を伝達するようになっている。ここで、レジロール36はレジロールクラッチ83を介して駆動ベルト82に断続可能に駆動連結されており、また、アウトロール38及びプラテンロール37は駆動ベルト82に連動して駆動されるようになっている。
【0017】
更に、本実施の形態では、第1出口ロール39はアウトロール38の駆動軸に駆動ベルト85を介して駆動接続されており、この第1出口ロール39と第2出口ロール40との間には駆動ギア列86が介装されると共に、この駆動ギア列86には、第1出口ロール39と第2出口ロール40との駆動断続を担う第1出口クラッチ(Exit#1 Clutch)87及び第2出口クラッチ(Exit#2 Clutch)88が設けられている。
具体的には、第1出口クラッチ87及び第2出口クラッチ88がオンすると、第2出口ロール40が逆転開始可能な状態になり、一方、両クラッチ87,88がオフであれば第2出口ロール40が正転開始可能な状態になるようになっている。
更にまた、第2出口ロール40は、図示外の出口ソレノイドにて揺動する揺動アーム40cによって一方の従動ロール40bを移動させ、駆動ロール40aと従動ロール40bとの間でニップリリースされるようになっている。
尚、本実施の形態では、第1出口ロール39及び第2出口ロール40の駆動源として、CVTモータ81を兼用しているが、これに限られるものではなく、CVTモータ81とは別に専用の出口モータを設け、この専用モータにより各出口ロール39,40を駆動するようにしても差し支えない。
【0018】
また、本実施の形態に係る両面原稿搬送装置は図示外の制御装置にて例えば図5〜図8に示すフローチャートに従って制御されるようになっている。
以下図5〜図8のフローチャートに従って両面原稿搬送装置の制御内容について説明する。
また、図9〜図14は両面原稿搬送装置による原稿の搬送動作を模式的に示す説明図である。
今、原稿セットトレイ20に所定枚数の両面原稿をセットした後、両面原稿読取モードを選択し、スタートボタンを押すと、図5に示すように、フィードモータ71及びCVTモータ81が回転動作を開始し、ナジャーソレノイドをオフすることで、ナジャーロール31を下方へ移動させ、原稿セットトレイ20の最上位原稿100上にナジャーロール31を載置する(図9(a)〜(c)参照)。
【0019】
この後、制御装置は、図5に示すように、フィードクラッチ74(図3参照)をオン動作させ、原稿フィード動作を開始する。
すると、原稿セットトレイ20上の1枚目の原稿100(1)がナジャーロール31にて繰り出され、フィードロール33及びリタードパッド34により一枚に分離され、テイクアウェイロール35を経て停止しているレジロール36位置に到達する。
そして、制御装置は、原稿100(1)の先端がレジセンサ63を通過するか否かを監視し、原稿100(1)の先端がレジセンサ63を通過した時点で、次の読み込みが第1面(Side 1)か第2面(Side 2)かを判断する。
このとき、原稿100(1)がレジロール36に突き当たると、原稿100(1)がループ変形するが、レジセンサ63がオンした条件下で原稿100(1)にループが形成された後にフィードモータ71が停止せしめられるため、原稿100(1)はループ変形した状態でレジロール36位置に一旦停止し(図10(a)参照)、原稿100(1)の先端位置合せ及び斜め送りが補正される。
【0020】
この後、制御装置は、図5に示すように、原稿読取部15に原稿読取りデバイスが移動設定されて原稿100(1)の読み込み動作が可能か否かをチェックし、可能であると判断した場合には、レジロールクラッチ83(図4参照)をオン動作させ、レジロール36の回転動作を開始させ、原稿読取部15にて原稿100(1)の第1面を読み込む(図10(b)参照)。
そして、図6に示すように、レジセンサ63がオフになるか否かを監視し、レジセンサ63がオフになった条件下でレジロールクラッチ83をオフとし、レジロール36の回転動作を停止する。
【0021】
一方、原稿読取部15を通過した原稿100(1)はアウトセンサ64を通過することになるが、制御装置は、図6に示すように、アウトセンサ64がオフになるか否かを監視し、アウトセンサ64がオフになった条件下で、所定タイマー後にCVTモータ81の回転を停止させる。
そして、制御装置は、図6に示すように、第1出口クラッチ87及び第2出口クラッチ88をオンさせ、第2出口ロール40の逆転開始動作を可能とした後に、CVTモータ81の回転動作を開始する。
このとき、図示外のゲートにて反転搬送路24のみを開放するようになっており、第1面読取り済みの原稿100(1)は、スイッチバック搬送路231にてスイッチバックされ、反転搬送路24側へと搬送される(図10(c)参照)。
【0022】
この後、制御装置は、図6に示すように、反転搬送路24に搬送された原稿100(1)がデュープセンサ67を通過するか否かを監視し、デュープセンサ67を通過した時点で、図示外の出口ソレノイドをオンさせ、第2出口ロール40のニップ状態をリリースする(解除する)と共に、フィードモータ71の回転動作を開始する。
すると、制御装置は、図5〜図7に示すように、原稿100(1)の先端がレジセンサ63を通過するか否かを監視し、原稿100(1)の先端がレジセンサ63を通過した時点で、次の読み込みが第1面(Side 1)か第2面(Side 2)かを判断する。
このとき、第1面読取り済みの原稿100(1)は、図11(a)〜(c)に示すように、反転搬送路24を経て再びレジロール36へと突き当たる。
そして、原稿100(1)がレジロール36に突き当たると、原稿100(1)がループ変形するが、制御装置は、レジセンサ63がオンした条件下で原稿100(1)にループが形成された後にフィードモータ71を停止するため、原稿100(1)はループ変形した状態でレジロール36位置に一旦停止し(図10(a)参照)、原稿100(1)の先端位置合せ及び斜め送り(スキュー)が補正される。
【0023】
一方、制御装置は、原稿100(1)のループが形成された後に、CVTモータ81を停止すると共に、第1出口クラッチ87、第2出口クラッチ88をオフすることで第2出口ロール40を正転開始可能な状態にしておく。
この後、制御装置は、図7に示すように、原稿読取部15にて原稿100(1)の読み込み動作が可能であるか否かをチェックし、可能であると判断した場合には、CVTモータ81の回転動作を開始した後、レジロールクラッチ83(図4参照)をオン動作させ、レジロール36の回転動作を開始させ、原稿読取部15にて原稿100(1)の第2面を読み込む(図12(a)(b)参照)。
【0024】
そして、制御装置は、図5及び図7に示すように、レジセンサ63がオフになるか否かを監視し、レジセンサ63がオフになった条件(原稿100(1)の後端がレジセンサ63を通過した条件)下で次原稿100(2)の有無をチェックし、次原稿100(2)のフィード動作を開始する(図12(b)(c)参照)。
一方、制御装置は、図7及び図8に示すように、次原稿100(2)があることを条件に、レジロールクラッチ83をオフすることでレジロール36の回転を一旦停止させる。
この後、制御装置は、アウトセンサ64がオフになった条件下で所定タイマー経過後CVTモータ81を停止し、第1出口クラッチ87、第2出口クラッチ88をオンし、第2出口ロール40の逆転開始動作を可能とした後にCVTモータ81の回転動作を開始する。
【0025】
このとき、制御装置は、読み込みの終了したのが第2面であることを判断し、図示外のゲートにて反転排出搬送路23b側を開放するように搬送路の切換えを行い、両面読取り済みの原稿100(1)を反転排出搬送路23b側へ向かって搬送する(図13(a)(b)参照)。
この後、制御装置は、第2出口センサ66がオフになるか否かを監視し(原稿が通過したか否かを監視し)、第2出口センサ66がオフになったことを条件として、所定タイマー後に出口ソレノイドをオンさせ、第2出口ロール40のニップ状態をリリースし、1枚目の原稿100(1)の排出動作を完了する(図13(a)〜(c)〜図14参照)。尚、この段階では、第1出口クラッチ87及び第2出口クラッチ88をオフにする。
そして、次原稿100(2)の有無をチェックし、次原稿100(2)があれば次原稿100(2)のフィード動作を開始し、一方、次原稿100(2)がなければCVTモータ81を停止し、一連の処理を終了する。
【0026】
ところで、制御装置は、両面読取り済みの前原稿100(1)の後端がレジセンサ63を通過した条件下で、次原稿100(2)のフィード動作を開始しているため、次原稿100(2)は、図12(b)〜図14に示すように、レジロール36にて先端位置合わせ及び斜め送りが補正された後に、原稿読取部15にて第1面の読み込み動作が行われ、通常排出搬送路23aに沿って搬送されていき、スイッチバック搬送路231へ到達する。
このとき、図13及び図14に示すように、次原稿100(2)は、通常排出搬送路23aの原稿排出口から排出トレイ41の上方空間に突出配置されているが、反転排出搬送路23bの原稿排出口は前記通常排出搬送路23aの原稿排出口よりも下方に配置されているため、前記次原稿100(2)が前原稿100(1)の排出動作を邪魔するという懸念は全くない。
このため、前原稿100(1)の排出動作と同時に次原稿100(2)の読み込み動作を並行して行うことが可能となり、前原稿100(1)の排出動作が完了するまで次原稿100(2)の読み込み動作を一時的に待機させる必要はなくなり、その分、両面原稿の読み込み生産性が向上する。
【0027】
ここで、本実施の形態に係る両面原稿搬送装置の性能を評価する上で比較の形態を例示する。
今、比較の形態に係る両面原稿搬送装置として図15に示す態様のものを挙げる。
同図において、比較の形態に係る両面原稿搬送装置は、実施の形態と略同様であるが、実施の形態と異なり、反転排出搬送路23b’の原稿排出口を通常排出搬送路23a’の原稿排出口よりも上方に配置したものである。尚、実施の形態と同様な構成要素については実施の形態と同様な符号を付してここではその詳細な説明を省略する。また、比較の形態に係る動作タイミングについては、実施の形態と同様とする。
【0028】
比較の形態において、片面読取り済みの原稿100(1)が反転搬送路24を経て再び原稿読取部15に至り、原稿読取部15にて原稿100(1)の第2面の読み込み動作が行われ、この原稿100(1)の後端がレジセンサ63を通過すると、次原稿100(2)のフィード動作が開始される。
この後、両面読取り済みの原稿100(1)は、原稿読取部15を通過した後に、通常排出搬送路23a’のスイッチバック搬送路231’部分に到達した後、反転排出搬送路23b’から排出される(図16〜図17参照)。
一方、次原稿100(2)は、前原稿100(1)が反転排出搬送路23b’から排出される動作過程において、通常排出搬送路23a’のスイッチバック搬送路231’に到達する(図16〜図17参照)。
【0029】
この状態において、次原稿100(2)は、図18(a)又は(b)に示すように、通常排出搬送路23a’の原稿排出口から突出配置されるため、次原稿100(2)が反転排出搬送路23b’の原稿排出口から排出されてきた前原稿100(1)を押したり、あるいは、次原稿100(2)が前原稿100(1)と重合配置されてしまい、次原稿100(2)をスイッチバック(インバート)する際に前原稿100(1)が引きずり込まれる、というような懸念がある。
従って、比較の形態にあっては、上述したような懸念を回避するために、次原稿の読み込みタイミングを一時待機させることが必要不可欠になり、その分、両面原稿の読み込み生産性が低下するが、本実施の形態では、このような一時待機処理が不要になる分、両面原稿の読み込み生産性が向上するのである。
【0030】
【発明の効果】
以上説明してきたように、本発明によれば、排出搬送路には、片面読取り済みの原稿をそのまま排出する通常排出搬送路と、この通常排出搬送路から分岐し且つ通常排出搬送路の原稿排出口よりも下方に原稿排出口が開口する反転排出搬送路とを設け、両面原稿読取モード時に片面読取り済みの原稿が通常排出搬送路の原稿排出口から一時的に突出した状態を経た後に再供給可能とし、原稿排出手段には、両面原稿読取モード時に両面読取り済みの原稿が反転排出搬送路を通じて反転排出せしめられる反転排出手段を具備させるようにしたので、反転排出搬送路を通じて排出される両面読取り済みの原稿と、通常排出搬送路の原稿排出口から突出配置された原稿との間で干渉し合う事態を有効に防止することが可能になり、その分、反転排出搬送路から両面読取り済みの原稿を排出しながら、原稿読取部にて次原稿の読取り動作を行うことができる。
このため、両面読取り済み原稿の排出動作が完了するまで次原稿の読取り動作の開始動作を待機させる必要がなくなり、その分、簡単な構成で両面原稿の生産性を向上させる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る両面原稿搬送装置の概要を示す説明図である。
【図2】 本発明が適用された両面原稿搬送装置の実施の一形態を示す説明図である。
【図3】 本実施の形態に係る両面原稿搬送装置の駆動系(1)を示す説明図である。
【図4】 本実施の形態に係る両面原稿搬送装置の駆動系(2)を示す説明図である。
【図5】 本実施の形態に係る両面原稿搬送装置の制御処理内容を示すフローチャート(1)である。
【図6】 本実施の形態に係る両面原稿搬送装置の制御処理内容を示すフローチャート(2)である。
【図7】 本実施の形態に係る両面原稿搬送装置の制御処理内容を示すフローチャート(3)である。
【図8】 本実施の形態に係る両面原稿搬送装置の制御処理内容を示すフローチャート(4)である。
【図9】 (a)〜(c)は本実施の形態に係る両面原稿搬送装置の原稿の搬送過程を示す模式図(1)である。
【図10】 (a)〜(c)は本実施の形態に係る両面原稿搬送装置の原稿の搬送過程を示す模式図(2)である。
【図11】 (a)〜(c)は本実施の形態に係る両面原稿搬送装置の原稿の搬送過程を示す模式図(3)である。
【図12】 (a)〜(c)は本実施の形態に係る両面原稿搬送装置の原稿の搬送過程を示す模式図(4)である。
【図13】 (a)〜(c)は本実施の形態に係る両面原稿搬送装置の原稿の搬送過程を示す模式図(5)である。
【図14】 本実施の形態に係る両面原稿搬送装置の原稿の搬送過程を示す模式図(6)である。
【図15】 比較の形態に係る両面原稿搬送装置の概要を示す説明図である。
【図16】 (a)〜(c)は比較の形態に係る両面原稿搬送装置の原稿の搬送過程を示す模式図(1)である。
【図17】 (a)〜(b)は比較の形態に係る両面原稿搬送装置の原稿の搬送過程を示す模式図(2)である。
【図18】 (a)〜(b)は比較の形態に係る両面原稿搬送装置の原稿の搬送過程を示す模式図(3)である。
【符号の説明】
1…原稿搬送路,2…供給搬送路,3…排出搬送路,3a…通常排出搬送路,3b…反転排出搬送路,4…反転搬送路,5…原稿読取部,6…原稿,7…原稿セット部,8…原稿供給手段,9…原稿排出手段,9a…反転排出手段,10…原稿排出部,11…原稿再供給手段

Claims (1)

  1. 原稿搬送路の途中に原稿読取部を配設し、原稿搬送路には、原稿読取部に原稿を供給する供給搬送路と、原稿読取部にて読み取られた原稿を排出する排出搬送路と、供給搬送路及び排出搬送路間に連通する反転搬送路とを設けた両面原稿搬送装置であって、
    原稿セット部に位置する原稿を供給搬送路を通じて原稿読取部に供給する原稿供給手段と、
    原稿読取部による読取り後の原稿を排出搬送路を通じて原稿排出部に排出する原稿排出手段と、
    両面原稿読取モード時に、片面読取り済みの原稿を排出搬送路にてスイッチバックさせた後に、反転搬送路を通じて再び原稿読取部に反転供給する原稿再供給手段とを備え、
    排出搬送路には、片面読取り済みの原稿をそのまま排出する通常排出搬送路と、この通常排出搬送路から分岐し且つ通常排出搬送路の原稿排出口よりも下方に原稿排出口が開口する反転排出搬送路とを設け、
    原稿再供給手段は、両面原稿読取モード時に片面読取り済みの原稿が通常排出搬送路から原稿排出部へ一時的に突出した状態を経た後に再供給可能とし、
    原稿排出手段には、両面原稿読取モード時に両面読取り済みの原稿が反転排出搬送路を通じて反転排出せしめられる反転排出手段を具備させたことを特徴とする両面原稿搬送装置。
JP2000072421A 2000-03-15 2000-03-15 両面原稿搬送装置 Expired - Fee Related JP3888417B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000072421A JP3888417B2 (ja) 2000-03-15 2000-03-15 両面原稿搬送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000072421A JP3888417B2 (ja) 2000-03-15 2000-03-15 両面原稿搬送装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001253646A JP2001253646A (ja) 2001-09-18
JP3888417B2 true JP3888417B2 (ja) 2007-03-07

Family

ID=18590835

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000072421A Expired - Fee Related JP3888417B2 (ja) 2000-03-15 2000-03-15 両面原稿搬送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3888417B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001253646A (ja) 2001-09-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5784680A (en) Compact auto-document feeder for an image forming apparatus
JP3889188B2 (ja) 自動原稿搬送装置
JP3587382B2 (ja) 画像情報処理機の原稿移送装置
US6215976B1 (en) Automatic document conveyance apparatus
JP3888417B2 (ja) 両面原稿搬送装置
JP2000086019A (ja) 画像形成装置の給紙装置
JP4006563B2 (ja) 両面原稿搬送装置
JPH01105971A (ja) 複数モード自動原稿取扱装置
JP2004299872A (ja) 原稿搬送装置及び原稿搬送方法、並びに画像読取装置
JP2992715B2 (ja) 原稿搬送装置
JP3479671B2 (ja) 自動原稿送り装置
JP2011173716A (ja) 原稿搬送装置
JP4050177B2 (ja) 自動原稿搬送装置
JP2939847B2 (ja) 用紙反転装置
JP3636269B2 (ja) 自動原稿搬送装置および原稿搬送方法
JP2849909B2 (ja) 自動原稿送り装置
JPH0745486Y2 (ja) 原稿給送装置
JP4503927B2 (ja) 画像形成装置
JP3678879B2 (ja) 原稿供給装置および画像形成装置
JPH05774A (ja) 原稿給送装置
JP2935581B2 (ja) 再給紙装置
JP2001088946A (ja) 画像形成装置の両面ユニット
JPH11263472A (ja) 用紙搬送装置およびそれを備えた原稿読取り装置
JP2001245107A (ja) 原稿読取装置
JP2001226046A (ja) 両面原稿搬送装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040820

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060419

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060426

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060619

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061121

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101208

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111208

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111208

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121208

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121208

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131208

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees